「お日 ひ さま・お日様 ひさま 」はこの項目 こうもく へ転送 てんそう されています。その他 た の用法 ようほう については「おひさま 」をご覧 らん ください。
太陽 たいよう (たいよう、英 えい : Sun 、羅 ら : Sol )は、銀河系 ぎんがけい (天 そら の川 かわ 銀河 ぎんが )の恒星 こうせい の一 ひと つである。地球 ちきゅう も含 ふく まれる太陽系 たいようけい の物理 ぶつり 的 てき 中心 ちゅうしん であり、太陽系 たいようけい の全 ぜん 質量 しつりょう の99.8 % を占 し め、太陽系 たいようけい の全 ぜん 天体 てんたい に重力 じゅうりょく の影響 えいきょう を与 あた える[9] 。
太陽 たいよう は属 ぞく している銀河系 ぎんがけい の中 なか ではありふれた主 しゅ 系列 けいれつ 星 ぼし の一 ひと つで、スペクトル型 がた はG2V(金色 きんいろ )である[10] 。推測 すいそく 年齢 ねんれい は約 やく 46億 おく 年 ねん で、中心 ちゅうしん 部 ぶ に存在 そんざい する水素 すいそ の50 %程度 ていど を熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう で使用 しよう し、主 しゅ 系列 けいれつ 星 ぼし として存在 そんざい できる期間 きかん の半分 はんぶん を経過 けいか しているものと考 かんが えられている。なお、内部 ないぶ の状態 じょうたい については未 み 解明 かいめい な部分 ぶぶん が多 おお く、後述 こうじゅつ する「標準 ひょうじゅん 太陽 たいよう モデル」によって求 もと められているのが現状 げんじょう である。
また、太陽 たいよう が太陽系 たいようけい の中心 ちゅうしん の恒星 こうせい であることから、任意 にんい の惑星 わくせい 系 けい の中心 ちゅうしん の恒星 こうせい を比喩 ひゆ 的 てき に「太陽 たいよう 」と呼 よ ぶこともある[12] 。
太陽 たいよう の半径 はんけい は約 やく 70万 まん km で直径 ちょっけい 約 やく 140万 まん kmとなり地球 ちきゅう の直径 ちょっけい の約 やく 109倍 ばい の大 おお きさである。質量 しつりょう (太陽 たいよう 質量 しつりょう )は地球 ちきゅう の約 やく 33.3万 まん 倍 ばい にほぼ等 ひと しい約 やく 1.989× 1030 kg であり、太陽系 たいようけい の全 ぜん 質量 しつりょう の99.86 %を占 し める[13] 。平均 へいきん 密度 みつど [3] は水 みず の1.4倍 ばい であり、地球 ちきゅう の5.5倍 ばい と比 くら べ約 やく 1/4となる。
太陽 たいよう が属 ぞく している銀河系 ぎんがけい では、その中心 ちゅうしん から太陽 たいよう までの距離 きょり は約 やく 2万 まん 5千 せん 光年 こうねん であり、オリオン腕 うで に位置 いち する。地球 ちきゅう から太陽 たいよう までの平均 へいきん 距離 きょり は約 やく 1億 おく 4960万 まん km(約 やく 8光 ひかり 分 ぶん 19光 ひかり 秒 びょう )である。この平均 へいきん 距離 きょり は地球 ちきゅう 太陽 たいよう 間 あいだ 距離 きょり の時間 じかん 平均 へいきん と考 かんが えても、地球 ちきゅう の軌道 きどう 長 ちょう 半径 はんけい と考 かんが えてもどちらでも差 さ し支 つか えない。なお、この平均 へいきん 距離 きょり のより正確 せいかく な値 ね は 149597 870 700 m (誤差 ごさ は 3 m)で、これを1天文 てんもん 単位 たんい (au) と定義 ていぎ する[15] [17] 。なお、2012年 ねん 8月 がつ の国際 こくさい 天文学 てんもんがく 連合 れんごう (IAU) の決議 けつぎ で 1 au の値 ね は誤差 ごさ ±3 m を除 のぞ いて正確 せいかく に 149597 870 700 m であると再 さい 定義 ていぎ された[18] 。この距離 きょり を光 ひかり が届 とど くのに要 よう する時間 じかん は8.3分 ぶん であるので、8.3光 ひかり 分 ぶん とも表 あらわ せる。太陽 たいよう は銀河系 ぎんがけい 内 ない の軌道 きどう を一周 いっしゅう するのに約 やく 2億 おく 2500万 まん から2億 おく 5000万 まん 年 ねん ほどかかるとされており、それを太陽 たいよう の公転 こうてん 軌道 きどう とするならば、太陽 たいよう の自転 じてん 軸 じく はおよそ60度 ど 傾 かたむ いている。公転 こうてん 運動 うんどう ではこと座 ざ 、ヘルクレス座 ざ の方向 ほうこう に向 む かって移動 いどう している。[要 よう 出典 しゅってん ]
太陽 たいよう の数値 すうち を単位 たんい に用 もち いるような場合 ばあい 、それらは太陽 たいよう を表 あらわ す記号 きごう ☉をつけて表 あらわ す。例 たと えば太陽 たいよう 質量 しつりょう ならばM☉ 、太陽光 たいようこう 度 ど ならばL☉ で表示 ひょうじ する[6] 。時間 じかん の基準 きじゅん も、現在 げんざい は原子 げんし 時計 とけい で決 き まる1秒 びょう を基底 きてい にしているが、かつては地球 ちきゅう の自転 じてん と公転 こうてん 、人間 にんげん の視点 してん からすると日 ひ の出 で や日 ひ の入 い り や季 き 節 ぶし の一巡 いちじゅん を基準 きじゅん に「日 ひ 」や「年 とし 」を決 き める太陽暦 たいようれき ・太陰 たいいん 太陽暦 たいようれき が使 つか われた。
太陽 たいよう の構造 こうぞう
太陽 たいよう はほぼ完全 かんぜん な球体 きゅうたい であり、その扁平 へんぺい 率 りつ は0.01 %以下 いか である。太陽 たいよう には、地球 ちきゅう 型 がた 惑星 わくせい や衛星 えいせい などと異 こと なり、はっきりした表面 ひょうめん が存在 そんざい しない。
太陽 たいよう は、中心 ちゅうしん 核 かく (太陽 たいよう 核 かく )・放射 ほうしゃ 層 そう ・対流 たいりゅう 層 そう ・光 ひかり 球 だま ・彩 いろどり 層 そう ・遷移 せんい 層 そう ・コロナ からなる[20] 。可視 かし 光 こう にて地球 ちきゅう 周辺 しゅうへん から太陽 たいよう を観察 かんさつ した場合 ばあい の視野 しや 角 かく と概 おおむ ね一致 いっち するため、このうち光 ひかり 球 だま を便宜上 べんぎじょう 太陽 たいよう の表面 ひょうめん としている[9] 。また、それより内側 うちがわ を光学 こうがく 的 てき に観測 かんそく する手段 しゅだん がない。太陽 たいよう 半径 はんけい を太陽 たいよう 中心 ちゅうしん から光 ひかり 球 だま までの距離 きょり として定義 ていぎ する。光 ひかり 球 だま には周囲 しゅうい よりも温度 おんど の低 ひく い太陽 たいよう 黒点 こくてん や、まわりの明 あか るい部分 ぶぶん であるプラージュと呼 よ ばれる領域 りょういき が存在 そんざい することが多 おお い[9] 。光 ひかり 球 だま より上層 じょうそう の、光 ひかり の透過 とうか 性 せい の高 たか い部分 ぶぶん を太陽 たいよう 大気 たいき と呼 よ ぶ。プラズマ化 か した太陽 たいよう 大気 たいき の上層 じょうそう 部 ぶ は太陽 たいよう 重力 じゅうりょく による束縛 そくばく を受 う けにくい。このため惑星 わくせい 間 あいだ 空間 くうかん に漏 も れ出 だ し海王星 かいおうせい 軌道 きどう まで及 およ んでいる。これを太陽 たいよう 風 ふう と呼 よ び、オーロラの原因 げんいん ともなる[23] 。
太陽 たいよう は光 ひかり 球 だま より内側 うちがわ が電磁波 でんじは に対 たい して不透明 ふとうめい であるため、内部 ないぶ を電磁波 でんじは によって直接 ちょくせつ 見 み ることができない。太陽 たいよう 内部 ないぶ についての知識 ちしき は、太陽 たいよう の大 おお きさ、質量 しつりょう 、総 そう 輻射 ふくしゃ 量 りょう 、表面 ひょうめん 組成 そせい ・表面 ひょうめん 振動 しんどう (5分 ふん 振動 しんどう )などの観測 かんそく データを基 もと にした理論 りろん 解析 かいせき (日 ひ 震 ふるえ 学 がく )によって得 え るしか方法 ほうほう がないのが現実 げんじつ である。理論 りろん 解析 かいせき においては、太陽 たいよう 内部 ないぶ の不透明 ふとうめい 度 ど と熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう を量子力学 りょうしりきがく により推定 すいてい し、観測 かんそく データによる制限 せいげん を境界 きょうかい 条件 じょうけん とした数値 すうち 解析 かいせき を行 おこな う。よって、太陽 たいよう 中心 ちゅうしん 部 ぶ の温度 おんど 、密度 みつど などはこのような解析 かいせき によって得 え られた数値 すうち でありなおかつ推定 すいてい 値 ち でもある。
太陽 たいよう の中心 ちゅうしん には半径 はんけい 10万 まん キロメートルの核 かく (中心 ちゅうしん 核 かく )があり[20] 、これは太陽 たいよう 半径 はんけい の約 やく 2割 わり に相当 そうとう する。密度 みつど が156 g/cm3 (およそ水 みず の156倍 ばい )であり、このため太陽 たいよう 全体 ぜんたい の2 %ほどの体積 たいせき の中 なか に約 やく 50 %の質量 しつりょう が詰 つ まった状態 じょうたい になっている。その環境 かんきょう は2500億 おく 気圧 きあつ 、温度 おんど が1500万 まん K に達 たっ するため物質 ぶっしつ は固体 こたい や液体 えきたい ではなく理想 りそう 気体 きたい 的 てき な性質 せいしつ を持 も つ、結合 けつごう が比較的 ひかくてき 低 ひく い量子 りょうし 論 ろん 的 てき な縮退 しゅくたい したプラズマ (電離 でんり 気体 きたい )状態 じょうたい にある。
太陽 たいよう が発 はっ する光 ひかり のエネルギー は、この中心 ちゅうしん 核 かく においてつくられる。ここでは熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう によって物質 ぶっしつ からエネルギーを取 と り出 だ す熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう が起 お こり、水素 すいそ がヘリウム に変換 へんかん されている。1秒 びょう 当 あ たりでは約 やく 3.6× 10 38 個 こ の陽子 ようし (水素 すいそ 原子核 げんしかく )がヘリウム原子核 げんしかく に変化 へんか しており、これによって1秒間 びょうかん に430万 まん トンの質量 しつりょう が3.8× 10 26 Jのエネルギー (TNT 火薬 かやく 換算 かんさん で9.1× 10 16 トンに相当 そうとう する)に変換 へんかん されている。このエネルギーの大 だい 部分 ぶぶん はガンマ線 がんません に変 か わり、一部 いちぶ がニュートリノ に変 か わる。ガンマ線 がんません は周囲 しゅうい のプラズマと衝突 しょうとつ ・吸収 きゅうしゅう ・屈折 くっせつ ・再 さい 放射 ほうしゃ などの相互 そうご 作用 さよう を起 お こしながら次第 しだい に「穏 おだ やかな」電磁波 でんじは に変換 へんかん され、数 すう 十 じゅう 万 まん 年 ねん かけて太陽 たいよう 表面 ひょうめん にまで達 たっ し、宇宙 うちゅう 空間 くうかん に放出 ほうしゅつ される。一方 いっぽう 、ニュートリノは物質 ぶっしつ との反応 はんのう 率 りつ が非常 ひじょう に低 ひく いため、太陽 たいよう 内部 ないぶ で物質 ぶっしつ と相互 そうご 作用 さよう することなく宇宙 うちゅう 空間 くうかん に放出 ほうしゅつ される[注 ちゅう 2] 。それ故 こ 、太陽 たいよう ニュートリノ の観測 かんそく は、現在 げんざい の太陽 たいよう 中心 ちゅうしん 部 ぶ での熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう を知 し る有効 ゆうこう な手段 しゅだん となっている。
太陽 たいよう 内部 ないぶ の放射 ほうしゃ 層 そう と対流 たいりゅう 層 そう 放射 ほうしゃ 層 そう は太陽 たいよう 半径 はんけい の20–70 %の所 ところ にあり、対流 たいりゅう 層 そう は70–100 %の所 ところ にある。
太陽 たいよう 半径 はんけい の0.2倍 ばい から0.7倍 ばい まで、中心 ちゅうしん 核 かく を厚 あつ さ40万 まん キロメートルで覆 おお う[20] 層 そう では、放射 ほうしゃ (輻射 ふくしゃ )による熱 ねつ 輸送 ゆそう を妨 さまた げる程 ほど には物質 ぶっしつ の不透明 ふとうめい 度 ど が大 おお きくない。したがって、この領域 りょういき では対流 たいりゅう は起 お こらず、輻射 ふくしゃ による熱 ねつ 輸送 ゆそう によって中心 ちゅうしん 核 かく で生 しょう じたエネルギーが外側 そとがわ へ運 はこ ばれている[20] 。放射 ほうしゃ 層 そう をエネルギーが通過 つうか するには長 なが い時間 じかん がかかり、近年 きんねん の研究 けんきゅう では約 やく 17万 まん 年 ねん が必要 ひつよう とも言 い われる。
0.7太陽 たいよう 半径 はんけい から1太陽 たいよう 半径 はんけい まで、厚 あつ さにして20万 まん キロメートルの層 そう [20] では、ベナール対流 たいりゅう 現象 げんしょう でエネルギーが外層 がいそう へ伝 つた わる。ここでは微量 びりょう イオン が原因 げんいん となって不透明 ふとうめい 度 ど が増 ま し、輻射 ふくしゃ によるエネルギー輸送 ゆそう よりも効率 こうりつ が高 たか い対流 たいりゅう による熱 ねつ 伝導 でんどう を行 おこな う。
太陽 たいよう の表面 ひょうめん はガスの対流 たいりゅう により粒状 りゅうじょう 斑 まだら になっている[31] 。
光 ひかり 球 だま とは、可視 かし 光 こう を放出 ほうしゅつ する、太陽 たいよう の見 み かけの縁 えん を形成 けいせい する層 そう である[9] 。光 ひかり 球 だま より下 した の層 そう では密度 みつど が急上昇 きゅうじょうしょう するため電磁波 でんじは に対 たい して不透明 ふとうめい になり、上 うえ の層 そう では太陽光 たいようあきら は散乱 さんらん されることなく宇宙 うちゅう 空間 くうかん を直進 ちょくしん するためこのように見 み える。厚 あつ さ約 やく 300–600 kmと薄 うす い。
光 ひかり 球 だま 表面 ひょうめん から放射 ほうしゃ される太陽光 たいようこう のスペクトル は約 やく 5800 K の黒 くろ 体 たい 放射 ほうしゃ に近 ちか く、これに太陽 たいよう 大気 たいき の物質 ぶっしつ による約 やく 600本 ほん もの吸収 きゅうしゅう 線 せん (フラウンホーファー線 せん )が多数 たすう 乗 の っている。比較的 ひかくてき 温度 おんど が低 ひく いため水素 すいそ は原子 げんし 状態 じょうたい となり、これに電子 でんし が付着 ふちゃく した負 ふ 水素 すいそ イオンになる。これが対流 たいりゅう 層 そう からのエネルギーを吸収 きゅうしゅう し、可視 かし 光 こう を含 ふく む光 ひかり の放射 ほうしゃ を行 おこな う。光 ひかり 球 だま の粒子 りゅうし 密度 みつど は約 やく 1023 個 こ /m3 である。これは地球 ちきゅう 大気 たいき の海面 かいめん 上 じょう での密度 みつど の約 やく 1 %に相当 そうとう する。光 ひかり 球 だま よりも上 うえ の部分 ぶぶん を総称 そうしょう して太陽 たいよう 大気 たいき と呼 よ ぶ。太陽 たいよう 大気 たいき は電波 でんぱ から可視 かし 光線 こうせん 、ガンマ線 がんません に至 いた る様々 さまざま な波長 はちょう の電磁波 でんじは で観測 かんそく 可能 かのう である。
光 ひかり 球 だま の表面 ひょうめん には、太陽 たいよう 大気 たいき ガスの対流 たいりゅう 運動 うんどう がもたらす湧 わ き上 あ がる渦 うず がつくる粒状 りゅうじょう 斑 まだら ・超 ちょう 粒状 りゅうじょう 斑 まだら [32] や、しばしば黒点 こくてん と呼 よ ばれる暗 くら い斑点 はんてん 状 じょう や白斑 はくはん という明 あか るい模様 もよう が観察 かんさつ できる。黒点 こくてん 部分 ぶぶん の温度 おんど は約 やく 4000 K、中心 ちゅうしん 部分 ぶぶん は約 やく 3200 Kと相対 そうたい 的 てき に低 ひく いために黒 くろ く見 み える。また、スペクトル解析 かいせき からこの黒点 こくてん 部分 ぶぶん には水 みず 分子 ぶんし が観測 かんそく された[33] 。
光 ひかり 球 だま 表面 ひょうめん の上 うえ には厚 あつ さ約 やく 2000 kmの密度 みつど が薄 うす く温度 おんど が約 やく 7000–10000 K のプラズマ大気 たいき 層 そう があり、この層 そう から来 く る光 ひかり には様々 さまざま な輝線 きせん や吸収 きゅうしゅう 線 せん が見 み られる。この領域 りょういき を彩 いろどり 層 そう と呼 よ ぶ。皆既 かいき 日食 にっしょく の始 はじ まりと終 お わりには紅色 こうしょく の彩 いろどり 層 そう を見 み ることができる。この彩 いろどり 層 そう ではさまざまな活発 かっぱつ な太陽 たいよう 活動 かつどう が観察 かんさつ できる[9] 。
皆既 かいき 日食 にっしょく では、光 ひかり 球 だま が完全 かんぜん に隠 かく れたときに、真珠 しんじゅ 色 しょく に輝 かがや くコロナ を肉眼 にくがん でも見 み ることができる。
STEREOBの紫外線 しがいせん イメージングカメラのキャリブレーション中 ちゅう にキャプチャされた太陽 たいよう の月 つき の通過 つうか [34]
2007年 ねん 1月 がつ 12日 にち に人工 じんこう 衛星 えいせい 「ひので」がコロナ放出 ほうしゅつ の瞬間 しゅんかん を撮影 さつえい した貴重 きちょう な画像 がぞう
彩 いろどり 層 そう のさらに外側 そとがわ にはコロナ と呼 よ ばれる約 やく 200万 まん Kのプラズマ大気 たいき 層 そう があり、太陽 たいよう 半径 はんけい の10倍 ばい 以上 いじょう の距離 きょり まで広 ひろ がっている。彩 いろどり 層 そう とコロナの間 あいだ には遷移 せんい 層 そう と呼 よ ばれる薄 うす い層 そう があり、これを境界 きょうかい に温度 おんど や密度 みつど が急激 きゅうげき に変化 へんか する[35] 。コロナがなぜ太陽 たいよう 表面 ひょうめん より温度 おんど が高 たか いのかはわかっていない 。
コロナからは太陽 たいよう 引力 いんりょく から逃 のが れたプラズマの流 なが れである太陽 たいよう 風 ふう が出 で ており、太陽系 たいようけい と太陽 たいよう 圏 けん (heliosphere) を満 み たしている。コロナの太陽 たいよう 表面 ひょうめん に近 ちか い低層 ていそう 部分 ぶぶん では、粒子 りゅうし の密度 みつど は 1011 個 こ /m3 程度 ていど である。自由 じゆう 電子 でんし が光 ひかり 球 だま の光 ひかり を散乱 さんらん しており、輝度 きど は光 ひかり 球 だま の1/100万 まん と低 ひく いため普段 ふだん は見 み えないが、皆既 かいき 日食 にっしょく の際 さい に白 しろ いリング状 じょう (またはアーチ状 じょう とも表現 ひょうげん できる[23] )に輝 かがや くコロナが観察 かんさつ できる。
かつてコロナのスペクトル線 せん を分析 ぶんせき した際 さい に、既知 きち の元素 げんそ に見 み られないスペクトルが発見 はっけん されたため、地上 ちじょう に存在 そんざい しない元素 げんそ 「コロニウム」が提唱 ていしょう されたことがある[36] 。しかしこれはコロナの温度 おんど がもっと低温 ていおん と考 かんが えられていたためであり、このスペクトルは一般 いっぱん 的 てき な元素 げんそ が高階 たかしな 電離 でんり 状態 じょうたい で発 はっ するものであった。例 たと えば最 もっと も強 つよ い波長 はちょう 530.3 nmの緑 みどり 線 せん は13階 かい 電離 でんり (軌道 きどう 電子 でんし を13個 こ 失 うしな った)鉄 てつ 元素 げんそ と判明 はんめい した。
コロナの領域 りょういき では、X線 せん が観測 かんそく されない領域 りょういき が発生 はっせい することがある。これは「コロナホール」と呼 よ ばれ、磁力 じりょく 線 せん が宇宙 うちゅう 空間 くうかん に向 む けて開 ひら いている箇所 かしょ であり、ここはコロナガスが希薄 きはく で太陽 たいよう 風 ふう を発生 はっせい させる原因 げんいん のひとつである[37] 。
光輝 ひかりかがや く太陽 たいよう はどのようなエネルギーを源 みなもと にしているかという問題 もんだい は、19世紀 せいき 頃 ごろ までに続々 ぞくぞく と発見 はっけん された化学 かがく 反応 はんのう ではとうてい解明 かいめい できず、大 おお きな疑問 ぎもん となっていた。当初 とうしょ は重力 じゅうりょく ポテンシャル エネルギーという想像 そうぞう もあったが、19世紀 せいき 末 まつ に放射能 ほうしゃのう が発見 はっけん されると原子核 げんしかく 反応 はんのう が候補 こうほ となった。そして1938年 ねん に核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう が発見 はっけん されると、これが太陽 たいよう 活動 かつどう のエネルギー源 げん と考 かんが えられるようになった。
太陽 たいよう の内部 ないぶ 構造 こうぞう は直接 ちょくせつ 観測 かんそく できない。そのため、1950年代 ねんだい –1960年代 ねんだい にかけてこれを理論 りろん 的 てき に構築 こうちく する試 こころ みが行 おこな われた。これにより、熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう にて水素 すいそ をヘリウムへ変換 へんかん することでエネルギーを生 う み出 だ す太陽 たいよう 46億 おく 年 ねん の歴史 れきし 過程 かてい を求 もと め、熱 ねつ 伝導 でんどう や重力 じゅうりょく バランスを説明 せつめい する[20] 現在 げんざい の構造 こうぞう を試算 しさん した結果 けっか が「標準 ひょうじゅん 太陽 たいよう モデル」と呼 よ ばれる。このモデルによって、太陽 たいよう 中心 ちゅうしん 温度 おんど や密度 みつど が計算 けいさん された。
この偽 にせ 色彩 しきさい 法 ほう の紫外線 しがいせん のイメージでは、太陽 たいよう は星 ほし の表面 ひょうめん から立 た ち上 あ がって、磁界 じかい に続 つづ くプラズマ のC3クラス太陽 たいよう フレア (上部 じょうぶ の左上 ひだりうえ の白 しろ い部分 ぶぶん ) 、太陽 たいよう の津波 つなみ (波 なみ のような構造 こうぞう 、上部 じょうぶ の右 みぎ ) および多数 たすう のフィラメントを示 しめ している。
太陽 たいよう 内部 ないぶ の物質 ぶっしつ は極端 きょくたん な高温 こうおん のために全 すべ てプラズマの状態 じょうたい にあるとされる。このように剛体 ごうたい でないため、太陽 たいよう は赤道 せきどう 付近 ふきん の方 ほう が高緯度 こういど の領域 りょういき よりも速 はや く自転 じてん し、周期 しゅうき は赤道 せきどう 部分 ぶぶん で約 やく 25日 にち (地球 ちきゅう 上 じょう の観測 かんそく では地球 ちきゅう 公転 こうてん 運動 うんどう の影響 えいきょう から27日 にち となる[40] )、極 ごく 近 ちか くでは約 やく 30日 にち である。この太陽 たいよう の赤道 せきどう 加速 かそく 型 がた 「差 さ 動 どう 回転 かいてん 」(または「微分 びぶん 回転 かいてん 」)のために、太陽 たいよう の磁力 じりょく 線 せん は時間 じかん とともにねじれていくことになる。ねじれて変形 へんけい した磁力 じりょく 線 せん はやがて磁場 じば のループを作 つく って太陽 たいよう 表面 ひょうめん から外 そと へ飛 と び出 だ して、太陽 たいよう 黒点 こくてん や紅 べに 炎 えん (プロミネンス)を作 つく ったり、太陽 たいよう フレア と呼 よ ばれる爆発 ばくはつ 現象 げんしょう を引 ひ き起 お こしたりする。この天体 てんたい 現象 げんしょう については地球 ちきゅう からの観察 かんさつ に限 かぎ って言 い うと、日食 にっしょく の間 あいだ であれば比較的 ひかくてき 観察 かんさつ しやすい条件下 じょうけんか にある。
太陽 たいよう 圏 けん 電流 でんりゅう シート は惑星 わくせい 軌道 きどう を越 こ えて広 ひろ がり、らせん状 じょう に展開 てんかい する。このもようは、しばしばバレリーナのスカートに例 たと えられる[41] 。
太陽 たいよう は固有 こゆう 磁場 じば を持 も っているが、その様相 ようそう は地球 ちきゅう 磁場 じば と大 おお きく異 こと なる。磁力 じりょく 線 せん は太陽 たいよう 風 ふう によって放射状 ほうしゃじょう に広 ひろ がり、しかも自転 じてん の影響 えいきょう を受 う けてらせん状 じょう に展開 てんかい する。宇宙 うちゅう 空間 くうかん の一般 いっぱん 磁場 じば は1ガウスに満 み たないが、黒点 こくてん 部分 ぶぶん では数 すう 千 せん ガウスと強 つよ さもまちまちである。太陽 たいよう 付近 ふきん の強 つよ い磁場 じば がプラズマを拘束 こうそく する際 さい にX線 せん が生 しょう じる[43] 。
このような磁場 じば は地球 ちきゅう 同様 どうよう にダイナモ効果 こうか によると考 かんが えられるが、差 さ 動 どう 回転 かいてん の影響 えいきょう で単純 たんじゅん な双極 そうきょく 磁場 じば とならず緯度 いど によって差 さ が生 う まれて、やがて水平 すいへい 方向 ほうこう のトロイダル磁場 じば を作 つく る。しかし磁力 じりょく 線 せん は反発 はんぱつ し合 あ うために浮 う き上 あ がりやループなどが生 しょう じ、黒点 こくてん を生 う む原因 げんいん となる。ここにコリオリの力 ちから が影響 えいきょう すると、磁力 じりょく 線 せん の繋 つな ぎ変 か えやねじれができ水平 すいへい 方向 ほうこう の電流 でんりゅう (トロイダル電流 でんりゅう )が誘 さそえ 起 おこ され、磁場 じば はNS極 きょく が逆転 ぎゃくてん した緯度 いど 方向 ほうこう のポロイダル磁場 じば となり、上下 じょうげ 逆 ぎゃく の双極 そうきょく 磁場 じば に戻 もど る。この変動 へんどう は11年 ねん を周期 しゅうき に起 お こり、これは太陽 たいよう 周期 しゅうき と呼 よ ばれる。
過去 かこ 250年間 ねんかん の黒点 こくてん 数 すう 調査 ちょうさ を描 えが いた件数 けんすう グラフ。11年 ねん 周期 しゅうき で増減 ぞうげん している。
太陽 たいよう 黒点 こくてん は太陽 たいよう 周期 しゅうき で増減 ぞうげん する。これは黒点 こくてん の数 かず で観測 かんそく され、多 おお くなれば活発 かっぱつ な極大 きょくだい 期 き へ向 む かう。このサイクルは古 ふる い磁場 じば が一方 いっぽう の極 きょく から引 ひ き剥 は がされてもう一方 いっぽう の極 きょく まで達 たっ する周期 しゅうき に対応 たいおう しており、1周期 しゅうき ごとに太陽 たいよう 磁場 じば は反転 はんてん する。太陽 たいよう 活動 かつどう の周期 しゅうき には1755年 ねん から始 はじ まった周期 しゅうき を第 だい 1周期 しゅうき とする通 とお し番号 ばんごう が付 つ けられており、2008年 ねん 1月 がつ から第 だい 24周期 しゅうき に入 はい っている。この他 ほか 、マウンダー極小 きょくしょう 期 き のようなさらに長 なが い周期 しゅうき での変化 へんか もある。なお、11年 ねん 周期 しゅうき は磁場 じば 極性 きょくせい 変動 へんどう が片方 かたがた (例 たと えば北 きた から南 みなみ )へ動 うご く期間 きかん であり、一周 いっしゅう する期間 きかん で考 かんが えれば22年 ねん 周期 しゅうき とも言 い える。
この周期 しゅうき は、太陽 たいよう 磁場 じば ・差 さ 動 どう 回転 かいてん ・対流 たいりゅう の3つが対流 たいりゅう 層 そう で相互 そうご 作用 さよう を起 お こした結果 けっか という説明 せつめい が1950年代 ねんだい にアメリカ のユージン・パーカーが提唱 ていしょう した「ダイナモ 機構 きこう 」で行 おこな われた。ただし太陽 たいよう 周期 しゅうき を正確 せいかく に説明 せつめい するダイナモモデルは完成 かんせい しておらず、これには対流 たいりゅう 層 そう での差 さ 動 どう 回転 かいてん の様子 ようす を解明 かいめい しなければならない。
SDOが捕 と らえたように、2012年 ねん 8月 がつ に紅 べに 炎 えん が発生 はっせい した。
2007年 ねん 1月 がつ 12日 にち にひので の可視 かし 光 こう 磁場 じば 望遠鏡 ぼうえんきょう によって撮影 さつえい された。この太陽 たいよう の画像 がぞう は異 こと なる磁気 じき 両極 りょうきょく 性 せい の地域 ちいき を繋 つな いでいるプラズマの繊維状 せんいじょう の性質 せいしつ を明 あき らかにしている。
太陽 たいよう 表面 ひょうめん には、数時間 すうじかん から数 すう ヶ月 かげつ にかけて現 あらわ れては消 き えるしみのような太陽 たいよう 黒点 こくてん などさまざまな現象 げんしょう が生 しょう じる。また爆発 ばくはつ 現象 げんしょう である太陽 たいよう フレア や紅 べに 炎 えん (プロミネンス)、CME(コロナ質量 しつりょう 放出 ほうしゅつ )なども観察 かんさつ できる[43] 。これらを発生 はっせい させる原因 げんいん は太陽 たいよう 磁場 じば の磁力 じりょく 線 せん 管 かん である。黒点 こくてん は磁力 じりょく 線 せん 管 かん が浮 う き上 あ がり[35] 光 ひかり 球面 きゅうめん と交 まじ わる部分 ぶぶん に2つが対 たい になって生 しょう じ、太陽 たいよう エネルギー放出 ほうしゅつ を阻害 そがい するためにその領域 りょういき の温度 おんど は相対 そうたい 的 てき に低 ひく くなる。
太陽 たいよう フレアは黒点 こくてん 上 じょう のコロナ部分 ぶぶん 周辺 しゅうへん で数 すう 分 ふん から数 すう 十 じゅう 分 ふん 発生 はっせい する強力 きょうりょく な爆発 ばくはつ 現象 げんしょう で、高 たか さ1–10万 まん キロメートルのフレアリボンという明 あか るい帯状 おびじょう の光 ひかり と強 つよ いX線 せん [37] を放 はな ちながら、10× 10 22 –10× 10 25 ジュールの高 こう エネルギー粒子 りゅうし が宇宙 うちゅう 空間 くうかん に放 はな たれる[35] [43] 。紅 べに 炎 えん は黒点 こくてん 形成 けいせい に関 かか わる磁力 じりょく 線 せん 管 かん に蓄積 ちくせき された2000–3000 Kの高温 こうおん プラズマに耐 た えられず、付 つ け根 ね 部分 ぶぶん が破壊 はかい する現象 げんしょう で、これも高 こう エネルギー粒子 りゅうし の放出 ほうしゅつ が伴 ともな う[43] 。
コロナ質量 しつりょう 放出 ほうしゅつ (コロナガス放出 ほうしゅつ 、Coronal mass ejection, CME)[ 編集 へんしゅう ]
コロナ内 ない でもコロナ質量 しつりょう 放出 ほうしゅつ (コロナガス放出 ほうしゅつ 、Coronal mass ejection, CME)という現象 げんしょう がある。これはコロナ下層 かそう から湧 わ き上 あ がる電離 でんり 高温 こうおん ガスの塊 かたまり であり、質量 しつりょう 1012 kg程度 ていど 、速度 そくど 10–1000 km/s 、エネルギーは 1026 J程度 ていど にもなる。かつては太陽 たいよう フレア発生 はっせい による副 ふく 次 つぎ 作用 さよう と思 おも われていたが、観測 かんそく の結果 けっか CMEがフレアよりも先 さき に起 お こることもあると判明 はんめい しており[46] 、CME発生 はっせい の根本 こんぽん 原因 げんいん は解明 かいめい されていない[37] 。
コロナ内部 ないぶ でプラズマのガス圧力 あつりょく が高 たか まり、太陽 たいよう の引力 いんりょく を超 こ える状態 じょうたい になると宇宙 うちゅう 空間 くうかん へ吹 ふ き出 だ す現象 げんしょう が起 お こる。これは太陽 たいよう 風 ふう と呼 よ ばれ、1951年 ねん にドイツ のルートヴィヒ・ビーアマンが彗星 すいせい の尾 お が太陽光 たいようこう の圧力 あつりょく 以外 いがい に何 なに かしらの力 ちから を受 う けていることから予測 よそく し、1962年 ねん にマリナー2号 ごう の観測 かんそく で実証 じっしょう された[41] 。
太陽 たいよう 風 ふう の密度 みつど は粒子 りゅうし が1 cm2 当 あ たり5個 こ 程度 ていど 、通常 つうじょう 速度 そくど は300–500 km/s[47] 。成分 せいぶん は主 おも にプロトン (H+ )次 つ いでアルファ粒子 りゅうし (He++ )などイオン[41] と電子 でんし などの荷電 かでん 粒子 りゅうし である[47] 。これが太陽 たいよう から磁力 じりょく 線 せん に沿 そ ったスパイラル状 じょう に吹 ふ き出 だ している[48] 。温度 おんど は地球 ちきゅう 付近 ふきん でも10万 まん 度 ど を維持 いじ している[49] 。この太陽 たいよう 風 ふう は110–160 au まで届 とど き、銀河系 ぎんがけい の恒星 こうせい 間 あいだ ガスと衝突 しょうとつ するところまで到達 とうたつ する。この衝突 しょうとつ 面 めん はヘリオポーズ と呼 よ ばれ、これより内側 うちがわ が太陽 たいよう 圏 けん (ヘリオスフェア)と定義 ていぎ される[50] 。この太陽 たいよう 風 ふう が地球 ちきゅう 磁場 じば の南北 なんぼく 極 ごく 域 いき に達 たっ し、オーロラ が発生 はっせい する[47] 。
太陽 たいよう 風 ふう は発生 はっせい 元 もと によって特徴 とくちょう があり、太陽 たいよう フレアから生 しょう じる場合 ばあい は1000 km/sの高速 こうそく [37] ・高密度 こうみつど となる。CMEからは高密度 こうみつど だが速度 そくど は中 ちゅう 程度 ていど となり、コロナホールからは高速 こうそく だが密度 みつど が低 ひく い太陽 たいよう 風 ふう が発生 はっせい する[41] 。
これは太陽 たいよう だけでなく他 ほか の恒星 こうせい にも言 い えるが、太陽 たいよう には固体 こたい からなる地球 ちきゅう 型 がた 惑星 わくせい や衛星 えいせい 、液体 えきたい が大半 たいはん を占 し める木星 もくせい 型 がた 惑星 わくせい や天王星 てんのうせい 型 がた 惑星 わくせい などと異 こと なり、はっきりした表面 ひょうめん が存在 そんざい しない。かつては、太陽 たいよう を始 はじ めとする主 しゅ 系列 けいれつ 星 ぼし や未来 みらい の太陽 たいよう の姿 すがた とされる赤色 あかいろ 巨星 きょせい は、気体 きたい で構成 こうせい される、という説 せつ が有力 ゆうりょく であった。しかしながら、内部 ないぶ の重力 じゅうりょく の影響 えいきょう で、表面 ひょうめん は気体 きたい だが、内部 ないぶ は液体 えきたい ならびに固体 こたい で構成 こうせい されている、とする説 せつ もある(前述 ぜんじゅつ の通 とお り、核 かく ではかなりの高温 こうおん 高 だか 圧 あつ になっているため、密度 みつど も非常 ひじょう に高 たか くなっている)。21世紀 せいき 初頭 しょとう では、太陽 たいよう の内部 ないぶ はプラズマ や超 ちょう 臨界 りんかい 流体 りゅうたい といった、固体 こたい でも液体 えきたい でも気体 きたい でもない第 だい 四 よん の状態 じょうたい となっている、とする説 せつ が最 もっと も有力 ゆうりょく となっている(中 なか でも、既 すんで 述 じゅつ したプラズマ説 せつ が最 もっと も有力 ゆうりょく )。このため、太陽 たいよう の内部 ないぶ 構造 こうぞう が三 さん 態 たい のいずれかに該当 がいとう するかについては結論 けつろん は出 で ておらず、いまだにわかっていない。
太陽 たいよう の表面 ひょうめん 温度 おんど は約 やく 6000 °Cであるのに対 たい し、太陽 たいよう を取 と り囲 かこ むコロナは約 やく 200万 まん °Cという超 ちょう 高温 こうおん であることが分 わ かっているが、それをもたらす要因 よういん は太陽 たいよう 最大 さいだい の謎 なぞ とされた。1960年代 ねんだい までは太陽 たいよう の対流 たいりゅう 運動 うんどう で生 しょう じた音波 おんぱ が衝撃波 しょうげきは へ成長 せいちょう し、これが熱 ねつ エネルギーへ変換 へんかん されてコロナを加熱 かねつ するという「音波 おんぱ 加熱 かねつ 説 せつ 」が主流 しゅりゅう の考 かんが えだった。
1970年代 ねんだい からスカイラブ計画 けいかく を通 つう じてコロナのX線 せん 観測 かんそく が行 おこな われたところ、太陽 たいよう の磁場 じば がつくるループに影響 えいきょう を受 う けていることが判明 はんめい し、ここから太陽 たいよう 磁場 じば の影響 えいきょう による加熱 かねつ が提唱 ていしょう された。しかし他 ほか にも磁場 じば に伴 ともな うアルベーン波 なみ 説 せつ や、フレアによる加熱 かねつ 説 せつ などもあり、結論 けつろん には至 いた っていない。
太陽 たいよう 内部 ないぶ の核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう に伴 ともな って、太陽 たいよう からはニュートリノ が常時 じょうじ 放出 ほうしゅつ されている。これは可視 かし 光 こう で調査 ちょうさ 不能 ふのう な太陽 たいよう 内部 ないぶ を直接 ちょくせつ 知 し る手段 しゅだん として注目 ちゅうもく された。標準 ひょうじゅん 太陽 たいよう モデルで求 もと められた陽子 ようこ -陽子 ようし 連鎖 れんさ 反応 はんのう による太陽 たいよう ニュートリノは、以下 いか の4種類 しゅるい が想定 そうてい された。
(
1
-
1
)
p
+
p
→
D
+
e
+
+
ν にゅー
e
{\displaystyle (1{\text{-}}1)\quad \mathrm {p+p} \to \mathrm {D+e^{+}} +\nu _{\mathrm {e} }}
(
1
-
2
)
p
+
e
−
+
p
→
D
+
ν にゅー
e
{\displaystyle (1{\text{-}}2)\quad \mathrm {p+e^{-}+p} \to \mathrm {D} +\nu _{\mathrm {e} }}
(
6
)
7
B
e
+
e
−
→
7
L
i
+
ν にゅー
e
{\displaystyle (6)\ \ \quad {}^{7}\mathrm {Be} +\mathrm {e^{-}} \to {}^{7}\mathrm {Li} +\nu _{\mathrm {e} }}
(
9
)
8
B
→
8
B
e
∗
+
e
+
+
ν にゅー
e
{\displaystyle (9)\ \ \quad {}^{8}\mathrm {B} \to {}^{8}\mathrm {Be} ^{*}+\mathrm {e^{+}} +\nu _{\mathrm {e} }}
これらの名称 めいしょう およびエネルギー値 ち は上 うえ から、p-pニュートリノ (0.42MeV)、pepニュートリノ (1.44MeV)、ベリリウム・ニュートリノ(0.38MeVおよび0.86MeV)、ボロン・ニュートリノ (6.7MeV) である。
太陽 たいよう ニュートリノ観測 かんそく は1960年代 ねんだい にアメリカ、1985年 ねん から日本 にっぽん でそれぞれ行 おこな われたが、その結果 けっか は、恒星 こうせい 内部 ないぶ の核 かく 反応 はんのう の理論 りろん から予測 よそく される値 ね の半分 はんぶん 程度 ていど しかないことが分 わ かった。その後 ご 行 おこな われた高 こう 精度 せいど が期待 きたい される手法 しゅほう による観測 かんそく でも理論 りろん 値 ち よりも測定 そくてい 値 ち が低 ひく い結果 けっか が再現 さいげん された。複数 ふくすう の観測 かんそく 法 ほう で同 おな じ傾向 けいこう の結果 けっか が出 で たために、方法 ほうほう 的 てき 欠陥 けっかん とは考 かんが えられなくなった。
1990年代 ねんだい に複数 ふくすう の仮説 かせつ が提案 ていあん された。ひとつは素粒子 そりゅうし 物理 ぶつり 学 がく におけるニュートリノ振動 しんどう が影響 えいきょう するというものであった。ニュートリノが質量 しつりょう を持 も つと仮定 かてい すると、そのフレーバー (電子 でんし 型 がた 、ミュー型 がた 、タウ型 がた )が宇宙 うちゅう 空間 くうかん を飛来 ひらい する間 あいだ に変化 へんか する可能 かのう 性 せい があり、過去 かこ の電子 でんし 型 がた ニュートリノのみを測定 そくてい する手法 しゅほう では太陽 たいよう ニュートリノが減衰 げんすい したように見 み えるというものだった。他 ほか にも標準 ひょうじゅん 太陽 たいよう モデルにおけるニュートリノ発生 はっせい 比率 ひりつ への疑問 ぎもん も呈 てい され、過去 かこ の実験 じっけん では高 こう エネルギーのボロン・ニュートリノを捉 とら えやすい性質 せいしつ があったため、仮 かり に太陽 たいよう 中心 ちゅうしん の温度 おんど が想定 そうてい よりも低 ひく いとするとp-pIII反応 はんのう の比率 ひりつ は低 ひく くなり、結果 けっか として太陽 たいよう ニュートリノの観測 かんそく 値 ち が低 ひく くなるという考 かんが えが提案 ていあん された。他 ほか にも「太陽 たいよう では核 かく 反応 はんのう が起 お こっていない」という極端 きょくたん な説 せつ が飛 と び出 で る中 なか 、新 あら たな観測 かんそく 方法 ほうほう が求 もと められた。
21世紀 せいき に入 はい り稼動 かどう したスーパーカミオカンデ は、同 どう 時期 じき に開始 かいし されたカナダ の観測 かんそく 法 ほう よりも比較的 ひかくてき 電子 でんし 型 がた 以外 いがい のニュートリノも捉 とら えることが可能 かのう だった。太陽 たいよう ニュートリノを観測 かんそく した結果 けっか は、理論 りろん 値 ち よりも低 ひく いながらもスーパーカミオカンデの実測 じっそく 値 ち はカナダのそれを上回 うわまわ り、太陽 たいよう ニュートリノ問題 もんだい はフレーバーの変化 へんか という説 せつ で決着 けっちゃく した。スーパーカミオカンデは別 べつ な観測 かんそく でニュートリノ振動 しんどう を実証 じっしょう し、これを受 う けて「太陽 たいよう ニュートリノ問題 もんだい 」提唱 ていしょう 者 しゃ レイモンド・デイビス とカミオカンデ実験 じっけん を主導 しゅどう した小柴 こしば 昌俊 まさとし は2002年度 ねんど のノーベル賞 しょう を授与 じゅよ された。
1966年 ねん 11月12日 にち に観測 かんそく された日食 にっしょく の際 さい 、アメリカの科学 かがく 者 しゃ が赤外線 せきがいせん 観測 かんそく によって、太陽 たいよう から約 やく 300万 まん キロメートル離 はな れた地点 ちてん で数 かず µm 程度 ていど の微細 びさい な塵 ちり がリング状 じょう に広 ひろ がっていることを発見 はっけん した。次 つ いで1993年 ねん 11月13日 にち にインドネシア において観測 かんそく された日食 にっしょく の際 さい に京都大学 きょうとだいがく の研究 けんきゅう チームが環 たまき を確認 かくにん したが、それ以来 いらい 、環 たまき は見 み えなくなっており、今後 こんご の研究 けんきゅう が待 ま たれている[51] 。
太陽 たいよう は過去 かこ の超新星 ちょうしんせい の残骸 ざんがい である星 ほし 間 あいだ 物質 ぶっしつ から作 つく られた種族 しゅぞく Ⅰの星 ほし であり[52] 、太陽 たいよう は超新星 ちょうしんせい 爆発 ばくはつ で四方八方 しほうはっぽう に散 ち らばった星 ほし 間 あいだ 物質 ぶっしつ が何 なん らかの影響 えいきょう によってふたたび集 あつ まって形成 けいせい されたと考 かんが えられている。この根拠 こんきょ は、主 おも に質量 しつりょう の大 おお きな高温 こうおん の星 ほし の内部 ないぶ で元素 げんそ 合成 ごうせい によって作 つく られる鉄 てつ や金 きむ 、ウラン といった重 じゅう 元素 げんそ が太陽系 たいようけい に多 おお く存在 そんざい していることにある[53] 。このとき同 おな じ星雲 せいうん からは1000から2000個 こ 程度 ていど の星 ほし が生 う まれ星団 せいだん を形成 けいせい したが、重力 じゅうりょく 的 てき な束縛 そくばく がない散開 さんかい 星団 せいだん は45億 おく 年 ねん の間 あいだ に散逸 さんいつ したと考 かんが えられている。HD 162826 や HD 186302 はこのときに同 おな じ星雲 せいうん から生 う まれた「太陽 たいよう の兄弟 きょうだい 星 ぼし (solar sibling) 」とされている[54] [55] 。
太陽 たいよう の中心 ちゅうしん 核 かく では水素 すいそ 原子 げんし 4個 こ がヘリウム原子 げんし 1個 いっこ に変換 へんかん される熱 ねつ 核 かく 融合 ゆうごう が起 お きるが、この反応 はんのう で圧力 あつりょく がわずかに下 さ がり、それを補 おぎな うために中心 ちゅうしん 部 ぶ は収縮 しゅうしゅく し、温度 おんど が上 あ がる。その結果 けっか 核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう の効率 こうりつ が上昇 じょうしょう し、明 あか るさを増 ま していく。45億 おく 年 ねん 前 まえ (太陽 たいよう 誕生 たんじょう から1億 おく 年 ねん 後 ご )に主 しゅ 系列 けいれつ 星 ぼし の段階 だんかい に入 はい った太陽 たいよう は、現在 げんざい までに30 %ほど明 あか るさを増 ま してきたとされている[56] [注 ちゅう 3] 。今後 こんご も太陽 たいよう は光度 こうど を増 ま し続 つづ け、主 しゅ 系列 けいれつ 段階 だんかい の末期 まっき には現在 げんざい の2倍 ばい ほどの明 あか るさになると予想 よそう されている。
中心 ちゅうしん 核 かく の水素 すいそ の消耗 しょうもう 後 ご [ 編集 へんしゅう ]
赤色 あかいろ 巨星 きょせい となって地球 ちきゅう の公転 こうてん 軌道 きどう 近 ちか くにまで表層 ひょうそう が膨張 ぼうちょう した太陽 たいよう の想像 そうぞう 図 ず
太陽 たいよう は超新星 ちょうしんせい 爆発 ばくはつ を起 お こすのに十分 じゅうぶん なほど質量 しつりょう が大 おお きくない。20世紀 せいき 末 まつ –21世紀 せいき 初頭 しょとう の研究 けんきゅう では太陽 たいよう の主 しゅ 系列 けいれつ 段階 だんかい は約 やく 109億 おく 年 ねん 続 つづ くとされており、63億 おく 年 ねん 後 ご [57] には中心 ちゅうしん 核 かく で燃料 ねんりょう となる水素 すいそ が使 つか い果 は たされ、中心 ちゅうしん 核 かく ではなくその周囲 しゅうい で水素 すいそ の核 かく 融合 ゆうごう が始 はじ まるとされる。その結果 けっか 、重力 じゅうりょく により収縮 しゅうしゅく しようとする力 ちから と核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう により膨張 ぼうちょう しようとする力 ちから の均衡 きんこう が崩 くず れ、太陽 たいよう は膨張 ぼうちょう を開始 かいし して赤色 あかいろ 巨星 きょせい の段階 だんかい に入 はい る。外層 がいそう は現在 げんざい の11倍 ばい から170倍 ばい 程度 ていど にまで[57] 膨張 ぼうちょう する一方 いっぽう 、核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう の起 お きていない中心 ちゅうしん 核 かく は収縮 しゅうしゅく を続 つづ ける。この時点 じてん で水星 すいせい と金星 かなぼし は太陽 たいよう に飲 の み込 こ まれ、高温 こうおん のために融解 ゆうかい し蒸発 じょうはつ するだろうと予想 よそう されている。
76億 おく 年 ねん 後 ご には[57] 中心 ちゅうしん 核 かく の温度 おんど は約 やく 3億 おく Kにまで上昇 じょうしょう し、ヘリウムの燃焼 ねんしょう が始 はじ まる[57] 。すると太陽 たいよう は主 しゅ 系列 けいれつ 時代 じだい のような力 ちから の均衡 きんこう を取 と り戻 もど し、現在 げんざい の11–19倍 ばい 程度 ていど にまで一旦 いったん 小 ちい さくなる[57] 。中心 ちゅうしん 核 かく では水素 すいそ とヘリウムが2層 そう 構造 こうぞう で核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう を始 はじ める結果 けっか 、主 しゅ 系列 けいれつ 段階 だんかい よりも多 おお くの水素 すいそ とヘリウムが消費 しょうひ されるようになる。この安定 あんてい した時期 じき はおよそ1億 おく 年 ねん 程度 ていど 続 つづ くとされるが、主 しゅ 系列 けいれつ 期 き の109億 おく 年 ねん に比 くら べれば1パーセントにも満 み たない[57] 。やがて中心 ちゅうしん 核 かく がヘリウムの燃 も えかすである炭素 たんそ や酸素 さんそ で満 み たされると、水素 すいそ とヘリウムの2層 そう 燃焼 ねんしょう が外層 がいそう 部 ぶ へと移動 いどう し、太陽 たいよう は再 ふたた び膨張 ぼうちょう を開始 かいし する[57] 。最終 さいしゅう 的 てき に太陽 たいよう は現在 げんざい の200倍 ばい から800倍 ばい にまで巨大 きょだい 化 か し[57] 、膨張 ぼうちょう した外層 がいそう は現在 げんざい の地球 ちきゅう 軌道 きどう 近 ちか くにまで達 たっ すると考 かんが えられる[59] 。このため、かつては地球 ちきゅう も太陽 たいよう に飲 の み込 こ まれるか蒸発 じょうはつ してしまうと予測 よそく されていたが、20世紀 せいき 末 まつ –21世紀 せいき 初頭 しょとう の研究 けんきゅう では赤色 あかいろ 巨星 きょせい 段階 だんかい の初期 しょき に起 お こる質量 しつりょう 放出 ほうしゅつ によって重力 じゅうりょく が弱 よわ まり、惑星 わくせい の公転 こうてん 軌道 きどう が外側 そとがわ に移動 いどう するため地球 ちきゅう が太陽 たいよう に飲 の み込 こ まれることはないだろうとされている[59] 。ただし、太陽 たいよう がどのように膨張 ぼうちょう し地球 ちきゅう がどのような影響 えいきょう を与 あた えるのか正確 せいかく に予測 よそく するのは困難 こんなん とされる場合 ばあい もある[61] 。
赤色 あかいろ 巨星 きょせい の段階 だんかい に続 つづ いて太陽 たいよう は脈動 みゃくどう 変光星 へんこうせい へと進化 しんか し、これによって外層 がいそう の物質 ぶっしつ が四方八方 しほうはっぽう へと放出 ほうしゅつ されて惑星 わくせい 状 じょう 星雲 せいうん を作 つく り、10–50万 まん 年 ねん にわたってガスを放出 ほうしゅつ する[62] 。その後 ご 、太陽 たいよう は白色 はくしょく 矮星 となり、何 なん 十 じゅう 億 おく 年 ねん にもわたってゆっくりと冷 ひ えていき、123億 おく 年 ねん 後 ご には収縮 しゅうしゅく も止 と まる[63] 。この進化 しんか モデルは質量 しつりょう の小 ちい さな恒星 こうせい の典型 てんけい 的 てき な一生 いっしょう であり、恒星 こうせい としての太陽 たいよう は非常 ひじょう にありふれた星 ほし であると言 い える。
人類 じんるい の太陽 たいよう 認識 にんしき と観測 かんそく [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん 神話 しんわ における太陽 たいよう 神 しん ・天 てん 照 あきら 大神 おおがみ
太古 たいこ の時代 じだい から、太陽 たいよう を人格 じんかく として捉 とら えた太陽 たいよう 神 しん は世界 せかい の多 おお くの神話 しんわ ・伝承 でんしょう などで最高 さいこう 神 しん などとして描 えが かれることが多 おお く、太陽 たいよう 崇拝 すうはい の対象 たいしょう であることも多 おお い。その性質 せいしつ も、昼夜 ちゅうや を分 わ け世界 せかい を統治 とうち する男性 だんせい 神 しん でもあれば、植物 しょくぶつ を育 そだ て恵 めぐ みを与 あた える女性 じょせい 神 しん として考 かんが えられることもあった。月 つき とともに普遍 ふへん 的 てき な太陽 たいよう 神 しん についての誕生 たんじょう や成立 せいりつ に関 かん する説話 せつわ は世界 せかい 各地 かくち に伝記 でんき および伝承 でんしょう などの形 かたち で残 のこ されている[65] 。
アナクサゴラス
太陽 たいよう を天文学 てんもんがく 的 てき に観測 かんそく した初期 しょき の例 れい は、古代 こだい ギリシア のアナクサゴラス (紀元前 きげんぜん 500年 ねん 頃 ごろ – 紀元前 きげんぜん 428年 ねん 頃 ごろ )が800キロメートル離 はな れたシエネ(アスワン )とアレキサンドリア で同 どう 時刻 じこく の太陽 たいよう 視差 しさ を測定 そくてい し、三角 さんかく 法 ほう で距離 きょり と大 おお きさを求 もと めた。これは、地球 ちきゅう は平面 へいめん という前提 ぜんてい でなされたもので、距離 きょり を6400キロメートル、直径 ちょっけい を56キロメートルと算出 さんしゅつ し「太陽 たいよう はペロポネソス半島 はんとう ほどの大 おお きさ」と述 の べた。実際 じっさい とはかけ離 はな れた数字 すうじ だが、当時 とうじ のギリシア 人 ひと はあまりの大 おお きさに誰 だれ も信 しん じなかったという。
地球 ちきゅう が球体 きゅうたい という前提 ぜんてい で距離 きょり を計算 けいさん したアリスタルコス (紀元前 きげんぜん 310年 ねん –紀元前 きげんぜん 230年 ねん )が日食 にっしょく 時 とき に月 つき と太陽 たいよう の視差 しさ がほぼ同 おな じという観察 かんさつ を根拠 こんきょ に三角 さんかく 関数 かんすう を用 もち いて月 つき と太陽 たいよう までの距離 きょり を計算 けいさん した[67] 。さらにヒッパルコス (紀元前 きげんぜん 160年 ねん –紀元前 きげんぜん 125年 ねん )が精度 せいど を高 たか めた計算 けいさん を行 おこな った。
歴史 れきし に残 のこ る最初 さいしょ の地動説 ちどうせつ は、紀元前 きげんぜん 500年 ねん 頃 ごろ のフィロラオス だが、彼 かれ の唱 とな える宇宙 うちゅう の中心 ちゅうしん は太陽 たいよう ではなく仮想 かそう 的 てき な「火 ひ 」だった。太陽 たいよう 中心 ちゅうしん の地動説 ちどうせつ はサモス島 とう のアリスタルコス (紀元前 きげんぜん 310年 ねん –紀元前 きげんぜん )が観測 かんそく を元 もと に唱 とな えた。
しかし、クラウディオス・プトレマイオス (83年 ねん 頃 ごろ –168年 ねん 頃 ごろ )が確立 かくりつ した天動説 てんどうせつ 型 かた 太陽系 たいようけい モデルの体系 たいけい 化 か を成 な し遂 と げた。これを含 ふく む古代 こだい ギリシア学問 がくもん はアラビア世界 せかい を経 へ て12世紀 せいき にヨーロッパ が取 と り入 い れ、キリスト教 きょう 的 てき 世界 せかい 観 かん に組 く み込 こ まれた[70] 。
中世 ちゅうせい ヨーロッパで地動説 ちどうせつ は、ニコラウス・コペルニクス (1473年 ねん –1543年 ねん )によって唱 とな えられ、ガリレオ・ガリレイ (1564年 ねん –1642年 ねん )が望遠鏡 ぼうえんきょう を用 もち いた天体 てんたい 観測 かんそく を重 かさ ね、木星 もくせい の衛星 えいせい (ガリレオ衛星 えいせい )軌道 きどう から地動説 ちどうせつ を提唱 ていしょう したが、二 に 度 ど の宗教 しゅうきょう 裁判 さいばん の末 すえ に敗 やぶ れた。しかし地動説 ちどうせつ はヨハネス・ケプラー (1571年 ねん –1630年 ねん )が堅持 けんじ し、アイザック・ニュートン (1642年 ねん –1727年 ねん )が万有引力 ばんゆういんりょく の法則 ほうそく で理論 りろん 的 てき に説明 せつめい したことで広 ひろ く受 う け入 い れられるようになった。
太陽 たいよう の観察 かんさつ は古代 こだい から行 おこな われ、皆既 かいき 日食 にっしょく から彩 いろどり 層 そう やコロナは観察 かんさつ されていたことが観察 かんさつ 記録 きろく から判明 はんめい している。ガリレオは黒点 こくてん の観察 かんさつ を記録 きろく し、1859年 ねん にはリチャード・キャリントン が太陽 たいよう フレアのスケッチを描 えが いた[35] [73] 。太陽光 たいようこう をプリズム で分析 ぶんせき する観察 かんさつ はニュートンも行 おこな ったが、ヨゼフ・フォン・フラウンホーファー (1787年 ねん –1826年 ねん )が分光 ぶんこう の中 なか に黒 くろ い線 せん を発見 はっけん した。1850年代 ねんだい に、グスタフ・キルヒホフ (1824年 ねん – 1887年 ねん )とロベルト・ブンゼン (1811年 ねん –1899年 ねん )がこの黒 くろ 線 せん が特定 とくてい の元素 げんそ によって吸収 きゅうしゅう された光 ひかり の波長 はちょう であることを突 つ き止 と め、これによって太陽 たいよう 大気 たいき の元素 げんそ 成分 せいぶん が判明 はんめい した[75] 。分光 ぶんこう による輝線 きせん と元素 げんそ の関連 かんれん が判明 はんめい した後 のち の1868年 ねん に、ピエール・ジャンサン (1824年 ねん –1907年 ねん )が日食 にっしょく 時 じ の太陽光 たいようこう スペクトルを観察 かんさつ していた際 さい に未知 みち の元素 げんそ を示 しめ す輝線 きせん が発見 はっけん され、後 のち にこれは太陽 たいよう のギリシア語 ご にちなみ「ヘリウム 」と名 な づけられた[75] 。ゼーマン効果 こうか による黒点 こくてん 磁場 じば は1908年 ねん に発見 はっけん された。
溶接 ようせつ 用 よう の遮光 しゃこう 面 めん で日食 にっしょく を観測 かんそく する人 ひと 。
木漏 こも れ日 び も太陽 たいよう 像 ぞう を呈 てい する[77] 。
日光 にっこう には可視 かし 光線 こうせん の青色 あおいろ 光 こう 、紫外線 しがいせん 、赤外線 せきがいせん が含 ふく まれるため、肉眼 にくがん で直接 ちょくせつ 太陽 たいよう を観測 かんそく すると日食 にっしょく 網膜 もうまく 症 しょう を引 ひ き起 お こし、網膜 もうまく のやけど や後遺症 こういしょう 、失明 しつめい の危険 きけん がある[78] [79] 。観察 かんさつ には日食 にっしょく グラスや太陽 たいよう 観測 かんそく 専用 せんよう の遮光 しゃこう フィルターなどの専用 せんよう の器具 きぐ を使用 しよう する(すすのついたガラスや黒 くろ い下敷 したじ き、カラーネガフィルムによる減 げん 光 こう では不十分 ふじゅうぶん とされている)。太陽 たいよう の位置 いち を瞬間 しゅんかん 的 てき に肉眼 にくがん で確認 かくにん してから、グラスやフィルターを目 め に当 あ てる方法 ほうほう では、網膜 もうまく のやけどによる影響 えいきょう が蓄積 ちくせき される(そのため、先 さき にフィルターに目 め を当 あ ててから、観測 かんそく をはじめるように勧告 かんこく されている)[80] 。
望遠鏡 ぼうえんきょう や双眼鏡 そうがんきょう を使用 しよう する場合 ばあい には、太陽 たいよう 投射 とうしゃ 板 ばん に太陽 たいよう 像 ぞう を投射 とうしゃ する方法 ほうほう 、対物 たいぶつ レンズの前 まえ にフィルターを装着 そうちゃく する方法 ほうほう の他 ほか [77] 、(不適切 ふてきせつ な導入 どうにゅう によって事故 じこ の危険 きけん があるが)接眼 せつがん レンズに専用 せんよう のサングラスを装着 そうちゃく する方法 ほうほう や、サンプリズムで減 げん 光 ひから した後 のち に接眼 せつがん レンズに専用 せんよう のサングラスを装着 そうちゃく する方法 ほうほう もある[81] 。
上記 じょうき のように適切 てきせつ な専用 せんよう 機器 きき を使 つか って正 ただ しい観測 かんそく 方法 ほうほう を行 おこな ったとしても、長時間 ちょうじかん の観測 かんそく によって日食 にっしょく 網膜 もうまく 症 しょう を引 ひ き起 お こすこともあり、1分 ふん 観測 かんそく するごとに2〜3分 ふん 程度 ていど の休憩 きゅうけい を取 と ることが最良 さいりょう かつ最適 さいてき だとされており、市販 しはん されている日食 にっしょく グラスにもその旨 むね の警告 けいこく が記 しる されている[77] 。
太陽光 たいようこう は赤外線 せきがいせん もかなり強力 きょうりょく で、分厚 ぶあつ い雲 くも に覆 おお われて肉眼 にくがん では太陽 たいよう が見 み えない場合 ばあい でも、デジタルカメラ などでは雲 くも 越 ご しに写 うつ る事 こと が多 おお い。黒点 こくてん の極大 きょくだい 期 き にはピンホールカメラ で黒点 こくてん 観測 かんそく ができる事 こと もある。ピンホールカメラと同 おな じ理屈 りくつ で、日食 にっしょく 時 じ の木漏 こも れ日 び は欠 か けた太陽 たいよう の形 かたち になる。
光量 ひかりりょう が非常 ひじょう に多 おお く、しかも観測 かんそく 目標 もくひょう が光 ひかり 球 だま 表面 ひょうめん の見 み かけ上 じょう 微細 びさい かつ変化 へんか が激 はげ しい現象 げんしょう である太陽 たいよう 観察 かんさつ には、特別 とくべつ な望遠鏡 ぼうえんきょう が開発 かいはつ された。一般 いっぱん 的 てき には、焦点 しょうてん 距離 きょり が長 なが く拡大 かくだい 率 りつ を高 たか められ、収差 しゅうさ を小 ちい さくするためにF値 ね が30以上 いじょう のものに、分散 ぶんさん 性能 せいのう が高 たか い分光 ぶんこう 器 き が求 もと められる。これらを満 み たす装置 そうち は大型 おおがた になるため、太陽 たいよう を追尾 ついび する部分 ぶぶん ・集 あつまり 光 こう 部分 ぶぶん ・分光 ぶんこう 部分 ぶぶん が独立 どくりつ していることが必須 ひっす となる。
これらを満 み たすものとして、追尾 ついび 部分 ぶぶん は「シーロスタット式 しき 」や「ヘリオスタット 式 しき 」、反 はん 真空 しんくう 望遠鏡 ぼうえんきょう では「タロット式 しき 」が採用 さいよう される。太陽 たいよう 観測 かんそく は日 ひ 中 ちゅう であるため夜間 やかん より大気 たいき の揺 ゆ らぎが大 おお きく、シーイング 向上 こうじょう を目指 めざ した設置 せっち 場所 ばしょ や方法 ほうほう も工夫 くふう が必要 ひつよう となる。高地 こうち や、海 うみ や森林 しんりん などで囲 かこ まれた場所 ばしょ がよく選 えら ばれるが、初期 しょき には太陽 たいよう 塔 とう 望遠鏡 ぼうえんきょう のような構造 こうぞう 物 ぶつ の上 うえ に設置 せっち された。太陽 たいよう 観測 かんそく 用 よう では、1998年 ねん にサクラメントピーク天文台 てんもんだい で初 はじ めて設置 せっち された補償 ほしょう 光学 こうがく も、シーイングに成果 せいか をもたらしている。
太陽 たいよう 内部 ないぶ の定 てい 在 ざい 波 なみ 。太陽 たいよう 内部 ないぶ では音速 おんそく が場所 ばしょ により変化 へんか することから音波 おんぱ は屈折 くっせつ し、光 ひかり 球面 きゅうめん 近 ちか くで反射 はんしゃ するため内部 ないぶ に閉 と じ込 こ められて定 てい 在 ざい 波 なみ となる。
太陽 たいよう 内部 ないぶ では乱 らん 流 りゅう 的 てき 対流 たいりゅう とともに音波 おんぱ 的 てき 波動 はどう (太陽 たいよう の固有 こゆう 振動 しんどう )が存在 そんざい し、この2つが表面 ひょうめん の運動 うんどう 速度 そくど 場 じょう を決定 けってい している。太陽光 たいようこう 、特 とく に吸収 きゅうしゅう 線 せん のドップラー効果 こうか から、光 ひかり 球 だま 表面 ひょうめん の各 かく 部分 ぶぶん についてこれを知 し ることができる。これは1960年 ねん にアメリカのロバート・レイトンらが粒状 りゅうじょう 斑 まだら を観察 かんさつ する中 なか で発見 はっけん したもので、「5分 ふん 振動 しんどう 」と呼 よ ばれる。これは当初 とうしょ 、太陽 たいよう 大気 たいき の局在 きょくざい が原因 げんいん と思 おも われたが、1970年代 ねんだい にpモードと呼 よ ばれる太陽 たいよう が持 も つ固有 こゆう の振動 しんどう が原因 げんいん と判明 はんめい した。太陽光 たいようこう 球 だま 上 じょう で非常 ひじょう に目立 めだ つ[20] 5分 ふん 振動 しんどう は、量子力学 りょうしりきがく で扱 あつか われる球面 きゅうめん 調和 ちょうわ 関数 かんすう で記述 きじゅつ できる、量子 りょうし 数 すう が異 こと なる様々 さまざま な音波 おんぱ の固有 こゆう 振動 しんどう が重 かさ なり合 あ った結果 けっか だった。この理論 りろん は可視 かし 光 こう で観察 かんさつ 不能 ふのう な太陽 たいよう 内部 ないぶ を調査 ちょうさ できるために注目 ちゅうもく され、また地球 ちきゅう 内部 ないぶ を地震 じしん 波 は で調査 ちょうさ する手段 しゅだん と基本 きほん 的 てき に同 おな じであるため、「日 ひ 震 ふるえ 学 がく 」(helioseismology) と呼 よ ばれる。
日 ひ 震 ふるえ 学 がく は、対流 たいりゅう 層 そう の深 ふか さを明 あき らかにした。外部 がいぶ から対流 たいりゅう を観察 かんさつ するだけでは不明瞭 ふめいりょう だった対流 たいりゅう の深 ふか さが固有 こゆう 振動 しんどう の分析 ぶんせき で判明 はんめい し、それまで考 かんが えられていたよりも対流 たいりゅう 層 そう は厚 あつ かった。また、音波 おんぱ が伝 つた わる速度 そくど が温度 おんど に依存 いぞん する点 てん から、太陽 たいよう 内部 ないぶ の温度 おんど 分布 ぶんぷ が計算 けいさん 可能 かのう となった。これは、後述 こうじゅつ する「太陽 たいよう ニュートリノ問題 もんだい 」が解決 かいけつ される前 まえ に提示 ていじ された中心 ちゅうしん 温度 おんど への疑問 ぎもん に対 たい し、計算 けいさん 値 ち は標準 ひょうじゅん 太陽 たいよう モデルに近 ちか いことを示 しめ した。さらに太陽 たいよう 内部 ないぶ の自転 じてん 速度 そくど 分析 ぶんせき にも回答 かいとう を与 あた え、表面 ひょうめん のような差 さ 動 どう 回転 かいてん は内部 ないぶ には大 おお きく見 み られないことが解明 かいめい された。
太陽 たいよう 観測 かんそく 衛星 えいせい ひので 。可視 かし 光 こう 、紫外線 しがいせん 、X線 せん と複数 ふくすう の観測 かんそく 手段 しゅだん を搭載 とうさい した。
地球 ちきゅう 周回 しゅうかい 軌道 きどう から太陽 たいよう を観測 かんそく する探査 たんさ 機 き と、太陽 たいよう 周回 しゅうかい 軌道 きどう を目指 めざ す探査 たんさ 機 き では求 もと められる性能 せいのう が大 おお きく異 こと なる。
特 とく に太陽 たいよう 周回 しゅうかい 軌道 きどう を目指 めざ す探査 たんさ 機 き については、恒星 こうせい である太陽 たいよう の接近 せっきん 探査 たんさ は他 た の惑星 わくせい 探査 たんさ とは大 おお きく異 こと なる課題 かだい が多 おお く、地球 ちきゅう からの距離 きょり 、強力 きょうりょく な引力 いんりょく 、超 ちょう 高熱 こうねつ 、強力 きょうりょく で多種 たしゅ な宇宙 うちゅう 線 せん などを考慮 こうりょ しなければならない。
X線 せん による太陽 たいよう 観測 かんそく は1970年代 ねんだい から活発 かっぱつ に行 おこな われ、アメリカの「スカイラブ 」や「ソーラーマックス 」、ESA と NASA が共同 きょうどう で「SOHO 」、日本 にっぽん の「ひのとり 」や「ようこう 」および「ひので 」などが打 う ち上 あ げられた。「スカイラブ」はコロナの詳細 しょうさい な像 ぞう をもたらし、さらに「ようこう」は空間 くうかん 分解能 ぶんかいのう の高 たか いコロナ像 ぞう を提供 ていきょう した。
光 ひかり 球 だま の基本 きほん 的 てき な組成 そせい は分光 ぶんこう 観測 かんそく によってよく知 し られているが、太陽 たいよう 内部 ないぶ の組成 そせい についてはあまりよく分 わ かっていない。そこで太陽 たいよう 風 ふう に含 ふく まれる粒子 りゅうし のサンプルリターンミッションである「ジェネシス 」は、研究 けんきゅう 者 しゃ が太陽 たいよう の物質 ぶっしつ を直接 ちょくせつ 測定 そくてい することを目的 もくてき に計画 けいかく された。このミッションでは2004年 ねん に機体 きたい が地球 ちきゅう に帰還 きかん し、サンプルの解析 かいせき が現在 げんざい も進行 しんこう 中 ちゅう だが、試料 しりょう カプセルが大気圏 たいきけん へ再 さい 突入 とつにゅう する際 さい にパラシュートが何 なん らかの原因 げんいん で正常 せいじょう に作動 さどう せず、カプセルが地表 ちひょう に激突 げきとつ したために、サンプルの一部 いちぶ が損傷 そんしょう を受 う けた。
^ a b c d e f g h Williams, David R. (2016年 ねん 12月16日 にち ). “Sun Fact Sheet ” (英語 えいご ). NASA . 2010年 ねん 7月 がつ 15日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2017年 ねん 3月 がつ 26日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d e f “By the Numbers - Sun - Solar System Exploration: NASA Science ”. Solar System Exploration: NASA Science . 2019年 ねん 5月 がつ 23日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2018年 ねん 10月 がつ 15日 にち 閲覧 えつらん 。
^ Elert, G.: “The Physics Factbook ” (英語 えいご ). 2010年 ねん 11月25日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 16日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b “君 きみ が天文学 てんもんがく 者 しゃ になる4日間 にちかん 予習 よしゅう テキスト 第 だい 8章 しょう 知 し っておくべき事 こと 、知 し っておくと便利 べんり な事 こと ” (PDF). 国立 こくりつ 天文台 てんもんだい . pp. 55. 2012年 ねん 5月 がつ 25日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “The Sun's Vital Statistics ” (英語 えいご ). Stanford Solar Center. 2011年 ねん 1月 がつ 5日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d e ニュートン (別 べつ 2009)、2章 しょう 太陽 たいよう と地球 ちきゅう 、そして月 がつ 、pp. 30–31 太陽 たいよう とは何 なに か
^ “君 きみ が天文学 てんもんがく 者 しゃ になる4日間 にちかん 予習 よしゅう テキスト 第 だい 2章 しょう 星 ぼし の色 いろ と分類 ぶんるい ” (PDF). 国立 こくりつ 天文台 てんもんだい . p. 10. 2012年 ねん 5月 がつ 25日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “最 さい 軽量 けいりょう の系 けい 外 がい 惑星 わくせい を発見 はっけん ”. sorae.jp (2006年 ねん 1月 がつ 26日 にち ). 2015年 ねん 9月 がつ 24日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “Sun: Facts & Figures ”. NASA. 2008年 ねん 1月 がつ 2日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2018年 ねん 6月 がつ 17日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “Table 1.1: IERS numerical standards 1 General definitions and numerical standards ” (英語 えいご ). 2012年 ねん 6月 がつ 24日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “君 きみ が天文学 てんもんがく 者 しゃ になる4日間 にちかん 予習 よしゅう テキスト 第 だい 8章 しょう 知 し っておくべき事 こと 、知 し っておくと便利 べんり な事 こと ” (PDF). 大学 だいがく 共同 きょうどう 利用 りよう 機関 きかん 法人 ほうじん 自然 しぜん 科学 かがく 研究 けんきゅう 機構 きこう 国立 こくりつ 天文台 てんもんだい . p. 52. 2012年 ねん 5月 がつ 25日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “第 だい 28回 かい 国際 こくさい 天文学 てんもんがく 連合 れんごう 総会 そうかい 決議 けつぎ B2 ”. 2013年 ねん 8月 がつ 16日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2013年 ねん 6月 がつ 30日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d e f g ニュートン (別 べつ 2009)、2章 しょう 太陽 たいよう と地球 ちきゅう 、そして月 がつ 、pp. 32–33 太陽 たいよう は超 ちょう 高温 こうおん 超 ちょう 高圧 こうあつ の核 かく 融合 ゆうごう 反応 はんのう 炉 ろ
^ a b ニュートン (別 べつ 2009)、2章 しょう 太陽 たいよう と地球 ちきゅう 、そして月 がつ 、pp. 34–36 海王星 かいおうせい の先 さき まで届 とど く太陽 たいよう の風 ふう
^ “太陽 たいよう の表面 ひょうめん 。高 こう 解像度 かいぞうど 画像 がぞう と動画 どうが 【今日 きょう の宇宙 うちゅう 画像 がぞう 】 ”. sorae. 2024年 ねん 5月 がつ 7日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “THE SUN DOES THE WAVE ” (英語 えいご ). NASA (2003年 ねん ). 2010年 ねん 3月 がつ 11日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 広報 こうほう 普及 ふきゅう 室 しつ (1997年 ねん ). “天文 てんもん ニュース(118) 太陽 たいよう 表面 ひょうめん で水 みず を検出 けんしゅつ ”. 国立 こくりつ 天文台 てんもんだい . 2011年 ねん 10月 がつ 6日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ Phillips, T. (2007年 ねん ). “Stereo Eclipse ”. Science@NASA . NASA. 2008年 ねん 6月 がつ 10日 とおか 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2008年 ねん 6月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d 浅井 あさい 歩 あゆみ . “太陽 たいよう 観測 かんそく による最近 さいきん の磁気 じき プラズマ研究 けんきゅう の進展 しんてん ” (PDF). 社団 しゃだん 法人 ほうじん 日本 にっぽん 流 りゅう 体力 たいりょく 学会 がっかい . 2011年 ねん 10月 がつ 6日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 黒河 くろかわ 宏 ひろし 企 くわだて . “7月 がつ 22日 にち の日食 にっしょく が世紀 せいき の日食 にっしょく と云 い われるわけ ” (PDF). 京都大学 きょうとだいがく 大学院 だいがくいん 理学 りがく 研究 けんきゅう 科 か 付属 ふぞく 天文台 てんもんだい NPO法人 ほうじん 花山 はなやま 星空 ほしぞら ネットワーク. 2012年 ねん 10月 がつ 19日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d “用語 ようご 解説 かいせつ ” (PDF). 文部 もんぶ 科学 かがく 省 しょう . 2013年 ねん 1月 がつ 28日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “2018年 ねん 5月 がつ 11日 にち ニュース「太陽 たいよう の自転 じてん が日本 にっぽん の雷 かみなり に影響 えいきょう を与 あた えている」 ”. SciencePortal (2018年 ねん 5月 がつ 11日 にち ). 2019年 ねん 12月18日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d 町田 まちだ 忍 しのぶ . “太陽 たいよう 風 ふう (Solar Wind) ”. 京都大学 きょうとだいがく 大学院 だいがくいん 理学 りがく 研究 けんきゅう 科 か 地球 ちきゅう 惑星 わくせい 科学 かがく 専攻 せんこう 太陽 たいよう 惑星 わくせい 系 けい 電磁気 でんじき 学 がく 講座 こうざ . 2011年 ねん 8月 がつ 17日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c d 太田 おおた 善久 よしひさ (2003年 ねん ). “2003年 ねん 5月 がつ 12日 にち 福田 ふくだ 研 けん 輪講 りんこう 資料 しりょう 太陽 たいよう ” (PDF). 電気通信大学 でんきつうしんだいがく 情報 じょうほう 理工 りこう 学 がく 研究 けんきゅう 科 か 情報 じょうほう ・通信 つうしん 工学 こうがく 専攻 せんこう 田口 たぐち 研究 けんきゅう 室 しつ . 2005年 ねん 5月 がつ 5日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “3.太陽 たいよう の活動 かつどう 現象 げんしょう ” (PDF). 山口大学 やまぐちだいがく 教育 きょういく 学部 がくぶ 数理 すうり 情報 じょうほう コース. 2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。 [リンク切 き れ ]
^ a b c “南極 なんきょく 豆 まめ 事典 じてん Lesson.4オーロラ 太陽 たいよう 風 ふう と磁気圏 じきけん ”. 国立 こくりつ 極地 きょくち 研究所 けんきゅうじょ . 2011年 ねん 5月 がつ 31日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 向井 むかい 利典 としのり . “太陽 たいよう 風 ふう ”. 東京大学 とうきょうだいがく 地球 ちきゅう 惑星 わくせい 科学 かがく 専攻 せんこう 宇宙 うちゅう 惑星 わくせい 科学 かがく 講座 こうざ . 2014年 ねん 3月 がつ 18日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “太陽 たいよう 風 ふう ”. 名古屋大学 なごやだいがく 太陽 たいよう 地球 ちきゅう 環境 かんきょう 研究所 けんきゅうじょ . 2012年 ねん 1月 がつ 12日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “ヘリオポーズって何 なに ? ”. 名古屋大学 なごやだいがく 太陽 たいよう 地球 ちきゅう 環境 かんきょう 研究所 けんきゅうじょ , りくべつ宇宙 うちゅう 地球 ちきゅう 科学 かがく 館 かん , 豊川 とよかわ 市 し ジオスペース館 かん . 2012年 ねん 1月 がつ 14日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 読売新聞 よみうりしんぶん 2009年 ねん 7月 がつ 18日 にち 夕刊 ゆうかん 記事 きじ 、参照 さんしょう 部分 ぶぶん 日食 にっしょく …少 すこ しは体感 たいかん できた? 。他 た Dust particles dynamics in the solar ring An explanation for time dependent variability of the solar dust ring
^ 西尾 にしお 正則 まさのり . “宇宙 うちゅう 科学 かがく 入門 にゅうもん 第 だい 7回 かい 資料 しりょう 恒星 こうせい の誕生 たんじょう と進化 しんか ” (PDF). 鹿児島大学 かごしまだいがく 理学部 りがくぶ . 2011年 ねん 9月 がつ 22日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。
^ ニュートン (別 べつ 2009)、6章 しょう 太陽系 たいようけい のなりたち、p134 私 わたし たちの体 からだ は星 ほし の死 し からつくりだされた?
^ Ramírez, I. et al. (2014). “Elemental Abundances of Solar Sibling Candidates”. The Astrophysical Journal 787 (2): 154. arXiv :1405.1723 . Bibcode : 2014ApJ...787..154R . doi :10.1088/0004-637X/787/2/154 . ISSN 0004-637X .
^ Adibekyan, V. et al. (2018). “The AMBRE project: searching for the closest solar siblings”. Astronomy & Astrophysics 619 : A130. arXiv :1810.01813v2 . Bibcode : 2018A&A...619A.130A . doi :10.1051/0004-6361/201834285 . ISSN 0004-6361 .
^ ニュートン (別 べつ 2009)、6章 しょう 太陽系 たいようけい のなりたち、pp. 130–131 太陽系 たいようけい は現在 げんざい の秩序 ちつじょ ある姿 すがた となった
^ a b c d e f g h ニュートン (別 べつ 2009)、7章 しょう 太陽系 たいようけい の最後 さいご 、pp. 140–141 太陽 たいよう は超 ちょう 巨大 きょだい な赤 あか い星 ほし に変化 へんか するという
^ a b ニュートン (別 べつ 2009)、7章 しょう 太陽系 たいようけい の最後 さいご 、pp. 142–143 太陽 たいよう が膨 ふく らむと地球 ちきゅう はどうなる?
^ ニュートン2016年 ねん 4月 がつ 号 ごう p. 134
^ ニュートン (別 べつ 2009)、7章 しょう 太陽系 たいようけい の最後 さいご 、pp. 144–145 太陽 たいよう の外側 そとがわ がはがれてなくなる?
^ ニュートン (別 べつ 2009)、7章 しょう 太陽系 たいようけい の最後 さいご 、pp. 146–147 太陽 たいよう の最後 さいご の姿 すがた を想像 そうぞう してみると…
^ 大林 おおばやし 太良 たら 大林 おおばやし 太良 たら 、伊藤 いとう , 清司 せいじ 、吉田 よしだ , 敦彦 あつひこ ほか 編 へん 『世界 せかい 神話 しんわ 事典 じてん 』角川書店 かどかわしょてん 、2005年 ねん 、297頁 ぺーじ 。ISBN 4-04-703375-8 。
^ 中村 なかむら 滋 しげる . “古代 こだい ギリシアの数学 すうがく 者 しゃ たちの新 あたら しい姿 すがた ” (PDF). 学習院大学 がくしゅういんだいがく . 2010年 ねん 10月 がつ 19日 にち 閲覧 えつらん 。[リンク切 き れ ]
^ 村上 むらかみ 陽一郎 よういちろう 『宇宙 うちゅう 像 ぞう の変遷 へんせん 』(第 だい 一 いち 刷 さつ )講談社 こうだんしゃ 、1996年 ねん 、97–98頁 ぺーじ 。ISBN 4-06-159235-1 。
^ Carrington, R. C. (1859). “Description of a Singular Appearance seen in the Sun on September 1, 1859”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 20 (1): 13-15. Bibcode : 1859MNRAS..20...13C . doi :10.1093/mnras/20.1.13 . ISSN 0035-8711 .
^ a b アイザック・アシモフ 著 しる 、玉虫 たまむし 文一 ぶんいち 、竹内 たけうち 敬人 よしと 訳 やく 「第 だい 8章 しょう 周期 しゅうき 表 ひょう 」『化学 かがく の歴史 れきし 』(第 だい 一 いち 刷 さつ )ちくま学芸 がくげい 文庫 ぶんこ 、2010年 ねん 、172–173, 179頁 ぺーじ 。ISBN 978-4-480-09282-3 。
^ a b c 日本 にっぽん 天文 てんもん 協議 きょうぎ 会 かい 、日本眼科学会 にほんがんかがっかい 、日本 にっぽん 眼科 がんか 医 い 会 かい 、2012 「別紙 べっし 2012年 ねん 5月 がつ 21日 にち (月曜日 げつようび ) 日食 にっしょく を安全 あんぜん に観察 かんさつ するために アーカイブ 2016年 ねん 3月 がつ 4日 にち - ウェイバックマシン 」『平成 へいせい 24年 ねん 5月 がつ 21日 にち の日食 にっしょく の観察 かんさつ における幼児 ようじ ・児童 じどう ・生徒 せいと の安全 あんぜん 確保 かくほ に係 かか る注意 ちゅうい 事項 じこう について(平成 へいせい 24年 ねん 4月 がつ 18日 にち 文部 もんぶ 科学 かがく 省 しょう 研究 けんきゅう 開発 かいはつ 局 きょく 参事官 さんじかん (宇宙 うちゅう 航空 こうくう 政策 せいさく 担当 たんとう )付 づけ 事務 じむ 連絡 れんらく ) アーカイブ 2012年 ねん 6月 がつ 19日 にち - ウェイバックマシン 』2012年 ねん 2月 がつ
^ “日食 にっしょく 網膜 もうまく 症 しょう eclipse retinopathy、日光 にっこう 網膜 もうまく 症 しょう solar retinopathy 聖隷浜松病院 せいれいはままつびょういん 眼科 がんか 尾花 おばな 明 あきら ”. 2012年 ねん 5月 がつ 28日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2013年 ねん 6月 がつ 30日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “世界 せかい 天文 てんもん 年 ねん 2009 日 にち 食 しょく 観察 かんさつ ガイド ”. www.astronomy2009.jp . 2012年 ねん 10月 がつ 23日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2013年 ねん 6月 がつ 30日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “財団 ざいだん 法人 ほうじん 日本眼科学会 にほんがんかがっかい 『日食 にっしょく 観察 かんさつ で目 め を痛 いた めないために』 ”. 2012年 ねん 5月 がつ 23日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2013年 ねん 6月 がつ 30日 にち 閲覧 えつらん 。
^ “株式会社 かぶしきがいしゃ ビクセン サポート情報 じょうほう ”. 2013年 ねん 7月 がつ 27日 にち 時点 じてん のオリジナル よりアーカイブ。2013年 ねん 6月 がつ 30日 にち 閲覧 えつらん 。