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きむ無双むそう

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         ろく
    なな
    きむきむたま  はち
      ぎんかつらこうきゅう
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    きむきむたまぎん はち
       かつらこうきゅう

きむ無双むそう(きんむそう)は、将棋しょうぎあい飛車ひしゃもちいられるがこいである。別名べつめいまいきん(にまいきん)ともばれる[2]

概要がいよう

先手せんてでいえば、たまを3はちに、ひだりきむを5はちに、みぎきんを4はちうごかしてつくられる。かねよこに2まいならんだかたち最大さいだい特徴とくちょうであり、きむ無双むそうおよまいきんという名称めいしょう由来ゆらいとなっている。この特徴とくちょうゆえに、飛車ひしゃを5すじちゅう飛車ひしゃひだりきんうごかす位置いち飛車ひしゃがあるため、ひだりきんかこいに参加さんかさせにくいと欠点けってんがある。一般いっぱんてきには、上部じょうぶからの主体しゅたいあい飛車ひしゃでの採用さいようおおいことから、上部じょうぶまもりを優先ゆうせんするためにみぎぎんを2はち位置いちがることがおおい。ただし、側面そくめんからのめにたいしては「かべぎん」となりだまみちがなくなってしまうため、みぎぎんは2はちがらないほうい。

がこいとの比較ひかく

きむ無双むそう美濃みのがこくらべて上部じょうぶからのめ(とくに1・2すじ)につよい。しかし側面そくめんからのめにたいしては若干じゃっかんよわい。また4すじからのめにもよわく、4すじは「うさぎみみ」ともばれている。

たいきょ飛車ひしゃ飛車ひしゃ場合ばあい側面そくめんからのめが主体しゅたいとなるので、美濃みのがこいでい。それにたいしてあい飛車ひしゃでは、上部じょうぶからのめが主体しゅたいとなるので、きむ無双むそうほうい。しかし最近さいきんでは「かべぎん」などがきらわれ、矢倉やくらがこにしたり、あい飛車ひしゃでも美濃みのがこいにする場合ばあいおおい。美濃みのがこいは1・2すじとくよわいため、かい飛車ひしゃたいしては危険きけんであるが、よんあいだ飛車ひしゃさんあいだ飛車ひしゃには優秀ゆうしゅうなようである。

そのちがいとして、ぎんげないかたち場合ばあい美濃みのがこいより1はやめるため(あい飛車ひしゃでは美濃みのがこいもたまを3きゅうめる場合ばあいおおい)、急戦きゅうせん仕掛しかける場合ばあいにもきむ無双むそう有効ゆうこうである。また、矢倉やくらがこいにえる場合ばあいきむ無双むそうだとかた矢倉やぐらすきなくえられるが、きむ矢倉やぐらまでむと1そんをする。美濃みのがこいだとえる途中とちゅう、どうしてもすきしょうじる。きむ無双むそうだと1ななぎんがる手順てじゅんもありえやすい、などのちがいがある。

脚注きゃくちゅう

  1. ^ 日本にっぽん将棋しょうぎ用語ようご事典じてん』p.67
  2. ^ 原田はらだ泰夫やすお (監修かんしゅう)、荒木あらき一郎いちろう (プロデュース)、森内もりうち俊之としゆきら(へん)、2004、『日本にっぽん将棋しょうぎ用語ようご事典じてん』、東京とうきょうどう出版しゅっぱん ISBN 4-490-10660-2

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