ポケモンの一覧いちらん (441-493)

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ポケモンの一覧いちらん（ポケモンのいちらん）は、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの生物せいぶつ「ポケットモンスター（ポケモン）」の一覧いちらん。本ほん項こうでは全ぜん1025種しゅのうち、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場とうじょうし、シリーズ共通きょうつうの全国ぜんこくポケモン図鑑ずかんにおいて441から493までの番号ばんごうを付与ふよされている種たねを掲載けいさいする。

目次もくじ

387-440 << 441-493 >> 494-545

No. 名前なまえ 441 ペラップ 442 ミカルゲ 443 フカマル 444 ガバイト 445 ガブリアス 446 ゴンベ 447 リオル 448 ルカリオ 449 ヒポポタス 450 カバルドン

No. 名前なまえ 451 スコルピ 452 ドラピオン 453 グレッグル 454 ドクロッグ 455 マスキッパ 456 ケイコウオ 457 ネオラント 458 タマンタ 459 ユキカブリ 460 ユキノオー

No. 名前なまえ 461 マニューラ 462 ジバコイル 463 ベロベルト 464 ドサイドン 465 モジャンボ 466 エレキブル 467 ブーバーン 468 トゲキッス 469 メガヤンマ 470 リーフィア

No. 名前なまえ 471 グレイシア 472 グライオン 473 マンムー 474 ポリゴンZ 475 エルレイド 476 ダイノーズ 477 ヨノワール 478 ユキメノコ 479 ロトム 480 ユクシー

No. 名前なまえ 481 エムリット 482 アグノム 483 ディアルガ 484 パルキア 485 ヒードラン 486 レジギガス 487 ギラティナ 488 クレセリア 489 フィオネ 490 マナフィ

No. 名前なまえ 491 ダークライ 492 シェイミ 493 アルセウス 脚注きゃくちゅう

ペラップ

ペラップ No. 441

分類ぶんるい: おんぷポケモン	タイプ: ノーマル/ ひこう	高たかさ: 0.5m	重おもさ: 1.9kg
特性とくせい: するどいめ/ ちどりあし	かくれ特性とくせい: はとむね	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

頭あたまの形状けいじょうが音符おんぷ（八はち分ふん音符おんぷ）のようになったオウムのようなポケモン。

尾羽おはをメトロノームのようにふってリズムを刻きざむ。最大さいだいの特徴とくちょうは人ひとの言葉ことばを覚おぼえて口真似くちまねすること。口真似くちまねが得意とくいなのは舌したの形状けいじょうが人間にんげんのものと似にているためと言いわれている。年齢ねんれいを重かさね経験けいけんを積つんだ個体こたいは言葉ことばの意味いみも理解りかいするとされる。仲間なかま同士どうしが集あつまると、全部ぜんぶのペラップが一斉いっせいに同おなじ言葉ことばを覚おぼえる。 「おしゃべり」という専用せんよう技わざを持もち、DS本体ほんたいのマイクを使つかいプレイヤーの音声おんせいを録音ろくおんして技わざにすることができ、追加ついか効果こうかで相手あいてを混乱こんらんさせる確かく率りつは音量おんりょうによって変化へんかする（『第だい五ご世代せだい』まで）。一方いっぽう、その録音ろくおん機能きのうによる対戦たいせん相手あいてへの誹謗ひぼう中傷ちゅうしょうなどを懸念けねんしてWi-Fiランダムマッチや公式こうしき大会たいかいには『第だい六ろく世代せだい』で録音ろくおん機能きのうが廃止はいしされるまで参加さんかが禁止きんしされていた。以降いこう、追加ついか効果こうかは相手あいてを“必かならず”混乱こんらんさせるものに変かわる。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』ではプクリンのギルドの副ふくリーダーとしてまとめ役やくをやっている。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい184話わにゲームに先駆さきがけて登場とうじょう。アンリという少女しょうじょと『北海ほっかいペラッパーズ』という漫才まんざいコンビを組くんでいて、漫才まんざいグランプリ出場しゅつじょうを目指めざして旅立たびだつことになっていた。『ダイヤモンド&パール』ではワイルドジュンサーの相棒あいぼうとして登場とうじょう。

劇場げきじょう版ばんでは『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじマナフィ』に、ファントム船長せんちょうのポケモンとして登場とうじょう。ファントム船長せんちょうの周まわりを飛とび回まわりながら、その語尾ごびを真似まねしていた。最終さいしゅう的てきにはサトシ達いたる側がわに寝返ねがえり、ジャッキーに保護ほごされた模様もよう。声優せいゆうはモノマネ芸人げいにんのホリ。

ミカルゲ

ミカルゲ No. 442

分類ぶんるい: ふういんポケモン	タイプ: ゴースト/ あく	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 108.0kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: すりぬけ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

108の魂たましいが集あつまり誕生たんじょうした、怨霊おんりょうの集合しゅうごう体たいともいえるゴーストポケモン。大昔おおむかし（シンオウ地方ちほうのものは約やく500年ねん前まえ）に悪事あくじを繰くり返かえしたため、不思議ふしぎな術じゅつを使つかう旅人たびびとによって石いし（要よう石いし）に封印ふういん・固着こちゃくされている。封ふうじ込こまれた石いしのひび割われから紫色むらさきいろの霊魂れいこんが浮うき出でたような姿すがたをしている。霊魂れいこん部ぶを横よこから見みると、人魂ひとだまの厚あつみがある。中心ちゅうしん部ぶには顔かおが浮うかび上あがっており、その周まわりには緑色みどりいろの人魂ひとだまのようなものを纏まつわっている。なお、悪意あくいある存在そんざいになってしまったのは108個こある魂たましいの中なかに性悪せいあくの魂たましいが混まざりこんでしまったから。

「ダイヤモンド・パール」ではアイテム「かなめいし」を使用しようして「みたまのとう」を修復しゅうふくしたのち、ワイヤレス通信つうしんを利用りようし、地下ちか通路つうろで延のべ32人にん以上いじょうのプレイヤーと会話かいわした後のち、「みたまのとう」を調しらべると出現しゅつげんする。「オメガルビー・アルファサファイア」ではシーキンセツの一室いっしつに潜ひそんでおり、この部屋へやの始末しまつ書しょを読よんでをXボタンを押おし、図鑑ずかんなどを開ひらくと背後はいごから襲おそってくる。この始末しまつ書しょには、ソライシ・ライゾウがシンオウのクロガネ炭鉱たんこうから寄贈きぞうされたかなめいしを紛失ふんしつしたことが書かかれているが、そのかなめいしがミカルゲだったかどうかは不明ふめいとなっている。

ヤミラミと同様どうように「ブラック2・ホワイト2」までは弱点じゃくてんの存在そんざいしないポケモンであったが、「X・Y」から新規しんきで追加ついかされたフェアリータイプが弱点じゃくてんとなってしまい、弱点じゃくてんの無ないポケモンではなくなった。

トレーナーでは「ダイヤモンド・パール・プラチナ・ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール・ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2」でシンオウ地方ちほうのポケモンリーグチャンピオン、シロナが先発せんぱつで繰くり出だしてくる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではカントーのジムを全すべて制覇せいはした後のちに四天王してんのうのカリンが使用しようするようになる。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのライムが再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい56話わに初はつ登場とうじょう。500年ねん前まえにピカチュウを連つれた波動はどう使つかいによって御霊みたまの塔とうに封印ふういんされていたが、ブイゼルの「ソニックブーム」によって御霊みたまの塔とうが破壊はかいされ結界けっかいが消きえ要よう石いしから蘇よみがえり、近隣きんりんの村むらを襲おそったが、最後さいごはサトシのピカチュウに敗やぶれ要よう石いしに戻もどり、修復しゅうふくされた御霊みたまの塔とうに再さい封印ふういんされた。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。それ以降いこうは登場とうじょうしていなかったが、第だい7シリーズ（『新しん無印むじるし編へん』）で別べつ個体こたいが再さい登場とうじょうを果はたす。シロナのポケモンとしても登場とうじょうしており、サトシのカイリュー、ゲンガーを破やぶり、ピカチュウを「みちづれ」で相討あいうちにした。

フカマル

フカマル No. 443

分類ぶんるい: りくザメポケモン	タイプ: ドラゴン/ じめん	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 20.5kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: さめはだ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ガバイト

極端きょくたんな寸詰すんづまり体型たいけいにデフォルメされたシュモクザメから短みじかい手足てあしの生はえたような外見がいけんをしており、鋭するどいキバが生はえ揃そろった大型おおがたの口くちを持もつ。口くちは体からだのサイズと比較ひかくしてかなりの大おおきさ。その割わりに胃袋いぶくろは小ちいさい。キバは摩耗まもうや弾はずみで抜ぬけ落おちるが数日すうじつで生はえ変かわる。動うごくものには見境みさかいなく襲おそい掛かかる。かつては熱帯ねったいに生息せいそくしていたが、現在げんざいは主おもに地熱じねつで暖あたたかい洞窟どうくつ内部ないぶで外そとの寒さむさを凌しのぐように生息せいそくする。雄ゆうは背鰭せびれに切きれ込こみが入はいり、進化しんか後ごのガバイトやガブリアスにも同おなじ特徴とくちょうが見みられる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい145話わに登場とうじょう（声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき）し、サトシとカズナリが争奪そうだつ戦せんを繰くり広ひろげた結果けっか、カズナリがゲットした。サトシも後のちに別べつ個体こたい（声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ）をゲットし、アイリスもBW特別とくべつ編へんにて別べつ個体こたい（声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか）をゲット。アニメでのゲットシーンが最もっとも多おおいポケモンとなっている。

ガバイト

ガバイト No. 444

分類ぶんるい: ほらあなポケモン	タイプ: ドラゴン/ じめん	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 56.0kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: さめはだ	進化しんか前まえ: フカマル	進化しんか後ご: ガブリアス

フカマルの進化しんか形がた。サメの頭あたまから短みじかい手足てあしが生はえたような姿すがたのフカマルから、小型こがたの肉食にくしょく恐竜きょうりゅうのような姿すがたに成長せいちょうする。背中せなかや腕うでにはサメの鰭ひれのような器官きかんを持もち、頭部とうぶはシュモクザメのような形状けいじょうをしている。雄ゆうの背中せなかの鰭ひれには切きれ込こみが存在そんざいする。棲家には掘ほり出だした宝石ほうせきを集あつめており、稀まれにメレシーも捕とらえられている。ヤミラミを始はじめとする、宝石ほうせきを狙ねらう泥棒どろぼうが後ごを絶たたない。また、その鱗うろこから作つくった薬くすりは、不治ふじの病やまいを治なおすと言いわれる。棲家に入はいった侵入しんにゅう者しゃに対たいしては牙きばと爪つめでズタズタにする程ほどの荒あらい気質きしつをしているが、興味きょうみを示しめした宝石ほうせきやガラス玉だまを与あたえると途端とたんに従順じゅうじゅんになる。頭あたまの左右さゆうの突起とっきからは超ちょう音波おんぱを出だして真まっ暗くらな洞穴どうけつの内部ないぶの様子ようすを調しらべる（ただしゲームでは「ちょうおんぱ」を覚おぼえられない）。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』の『闇やみ』のパッケージに描えがかれていて、ゲーム中ちゅうイベントキャラクターとしては登場とうじょうしないが、それを意識いしきした後述こうじゅつのアニメ版ばんが制作せいさくされ、更さらにそのアニメ版ばんを意識いしきした配信はいしんイベントも行おこなわれた。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい114話わにてコーディネーターのウララのパートナーポケモンとして初はつ登場とうじょう。また、『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』のアニメ版ばんでは迷宮めいきゅうの洞窟どうくつのボスとして登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。口くちは悪わるいが、素直すなおに負まけを認みとめるなど、戦たたかいに対たいしては紳士しんし的てきな性格せいかくをしている。

ガブリアス

ガブリアス No. 445

分類ぶんるい: マッハポケモン	タイプ: ドラゴン/ じめん	高たかさ: 1.9m	重おもさ: 95.0kg
特性とくせい: すながくれ	かくれ特性とくせい: さめはだ	進化しんか前まえ: ガバイト	進化しんか後ご: なし

ガバイトの進化しんか形がた。細身ほそみの肉食にくしょく恐竜きょうりゅうのような体型たいけいをしている。背中せなかや腕うでにはサメの鰭ひれのような形状けいじょうの翼つばさを持もち、頭部とうぶの形状けいじょうはシュモクザメに似にる。二にの腕うでと腿ももには牙きばのような突起とっきが存在そんざいする。体からだを折おり畳たたみ、翼つばさを伸のばすことでジェット機じぇっときのようなフォルムとなり、音速おんそくでの飛行ひこうが可能かのうで、獲物えものを巡めぐってボーマンダと空中くうちゅう戦せんを繰くり広ひろげることもあり、狙ねらった獲物えものは逃にがさない。特とくに鳥とりポケモンの群むれに突つっ込こんで迂闊うかつにそれと認識にんしきすると、その群むれのポケモンを丸まる飲のみにするという。また、微細びさいなうろこ状じょうの皮膚ひふは現実げんじつの鮫肌さめはだと同様どうように移動いどう時じの抵抗ていこうを軽減けいげんさせる役割やくわりもあり、スピードの維持いじに役立やくだっている。スピードは強力きょうりょくな攻撃こうげき能力のうりょくにも転化てんかされ、高速こうそく移動いどう中ちゅうは衝撃しょうげきによって翼つばさにソニックブームを生うみ出だし、周囲しゅういの木きを両断りょうだんしてしまうほどの威力いりょくを持もつ。本来ほんらいの生息せいそく地ちは火山かざん地帯ちたいなのだが、砂漠さばく地帯ちたいどころか何故なぜか雪山ゆきやまに生息せいそくしている事ことがある。雪山ゆきやまのガブリアスは身体しんたいが冷ひえ切きる前まえに素早すばやく獲物えものを仕留しとめてその勢いきおいで棲すみ処しょに戻もどってしまう。

『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方ちほうのチャンピオン・シロナが切きり札ふだとして使用しようし、『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』においてシロナがゲスト出演しゅつえんした際さいも引ひき続つづき切きり札ふだとなっているなど、彼女かのじょのシンボル的てきな存在そんざいとなっている。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、一定いっていの条件じょうけんを満みたした後のちはカントー地方ちほうのチャンピオン・ワタルも使用しようしている。『ブラック2・ホワイト2』のPWTでは、チャンピオンズトーナメントでシロナが切きり札ふだとして使用しようするほか、ワールドリーダーズトーナメントで元もとトキワジムリーダーのサカキやフスベジムリーダーのイブキが使用しようする。他たには「オメガルビー・アルファサファイア」でミツル、「サン・ムーン」でリーグ防衛ぼうえい戦せんに挑戦ちょうせんしてくるリュウキが使用しようする。強つよさは折おり紙付がみつきで、人気にんきは非常ひじょうに高たかい。公式こうしきには「きあいのタスキ」を持もたせて、「つるぎのまい」で攻撃こうげきを高たかめて速攻そっこうを仕掛しかけるタイプのガブリアスが紹介しょうかいされている。対戦たいせんでは、きあいのタスキを持もたせたガブリアスはステルスロックを撒まく型かたが多おおく、アタッカーは少すくない。他たには「こだわりスカーフ」で素早すばやさを上あげて奇襲きしゅうするものや、「命いのちの珠たま」を持もたせた王道おうどうのアタッカーなどがいる。

レーティングバトルXYリーグ、ORASリーグシングルバトルでは各かくリーグのすべてのシーズンで使用しよう率りつ1位いを記録きろくし、使用しよう率りつ1位いを特等とくとう席せきとしていた。

『X・Y』では「メガガブリアス」へとメガシンカを遂とげる。

メガガブリアス

両翼りょうよくが巨大きょだいな刃はになり、下しも顎あごや両りょう肩かたが角かくばった形状けいじょうになる。手足てあしに生はえていたトゲが胴体どうたいにも生はえている。どちらの性別せいべつも、背鰭せびれには切きれ込こみが2ヵ所かしょ生しょうじる。自慢じまんの翼つばさが溶とけ鎌かまに変化へんかしたことで怒いかり狂くるっている。その鎌かまのパワー・切きれ味あじは大地だいちを切きり刻きざむほど。メガシンカ中ちゅうは特性とくせいが「すなのちから」に変かわり、バトル中ちゅうの天気てんきが砂嵐すなあらしの時とき、いわ・はがね・タイプ一致いっちのじめん技わざの威力いりょくがさらに増ます。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい40話わで、シンオウチャンピオンリーグマスター・シロナのポケモンとして登場とうじょう。以後いごもシロナの主力しゅりょくとして活躍かつやくし、『ベストウイッシュ シーズン2』にて再さい登場とうじょうした際さいにも健在けんざいぶりを見みせつけた。移動いどう時じは原作げんさくの図鑑ずかんで書かかれた飛行ひこう能力のうりょくを見みせており、高速こうそくの滑空かっくうを行おこなう場面ばめんが多おおい。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。『XY』2話わではプラターヌ博士はかせのポケモンとして登場とうじょう。ヒレに切きれ込こみが無ないので性別せいべつは♀。68話わでメガガブリアスにメガシンカした。また、ルイ（声こえ - 山寺やまでら宏一こういち）のガブリアスもメガガブリアスにメガシンカする。ニックネームは「ガブの字じ」。これ以外いがいにもゲストポケモンとして何なん度どか登場とうじょうしている。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。共鳴きょうめいバースト時じはメガガブリアスに進化しんかする。パワフルでなおかつクリティカルが発生はっせいすると大おおきくリターンを得えられる性質せいしつを持もつ。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。バランスの取とれた能力のうりょくを持もち、接近せっきん戦せんが得意とくい。ユナイトわざは「どはつてんラッシュ」。

ゴンベ

ゴンベ No. 446

分類ぶんるい: おおぐいポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.6m	重おもさ: 105.0kg
特性とくせい: ものひろい/ あついしぼう	かくれ特性とくせい: くいしんぼう	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: カビゴン

カビゴンの進化しんか前まえ。カビゴンを小こぶりにしたような外見がいけんである。体長たいちょう約やく60cmと小柄こがらながら体重たいじゅうは100kgを超こえる。カビゴンと同様どうように大だい食ぐいであり1日にちに1度ど、自身じしんの体重たいじゅうと同どう量りょうの餌えさを食たべる。長ながい体毛たいもうの下したに食たべ物ものを隠かくして持もち運はこぶ習性しゅうせいがあるが、隠かくしたことを忘わすれてしまうこともある。その際さい、長期間ちょうきかん隠かくし続つづけた食たべ物ものから異臭いしゅうが放はなち、周囲しゅういで異臭いしゅう騒さわぎになることもある。

ゴンベは『ダイヤモンド・パール』発売はつばいに先駆さきがけて、『ポケモンダッシュ』、『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 青あおの救助きゅうじょ隊たい・赤あかの救助きゅうじょ隊たい』、『ポケモンXD 闇やみの旋風せんぷうダーク・ルギア』といった派生はせい作品さくひんに登場とうじょうした。ただし、その時点じてんではまだゴンベの詳細しょうさいな設定せっていが決きまっていなかったこともあり、戦闘せんとうなどでは登場とうじょうしなかった。そのため、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では没ぼつポケモンとなっている。

TVアニメ版ばんも『ダイヤモンド・パール』の前作ぜんさく『ルビー・サファイア』に相当そうとうする『アドバンスジェネレーション』からハルカのポケモンとして登場とうじょうさせている。声優せいゆうは佐藤さとう智恵ちえ。『ダイヤモンド&パール』では第だい76話わに「レストラン七ななつ星ぼし」のチナツ（声こえ - 高垣たかがき彩あや陽ひ）のゴンベも登場とうじょうしている。

上述じょうじゅつのようにゲーム、アニメ双方そうほうで登場とうじょうが早はやかったゴンベだが、最もっとも早はやく公開こうかいされたのか劇場げきじょう版ばんで、『裂きれ空そらの訪問ほうもん者しゃ デオキシス』にて野生やせいのゴンベが登場とうじょうしている（声優せいゆうは山本やまもと圭子けいこ）。また、このゴンベは物語ものがたり終盤しゅうばんでカビゴンへと進化しんかする。

『ポケモン☆サンデー』ではゴンベの着きぐるみが登場とうじょうし、2006年ねん10月から情報じょうほう部ぶ部員ぶいんとしてルカリオとともにナビゲーターを務つとめていたが、2007年ねん10月に、28代だい続つづく家業かぎょうのふとん屋やを継つぐことになった為ため、ポケサンカンパニーを辞やめ、ヒコザルと代かわることになった。

ポケモンセンターヨコハマのロゴマークに2008年ねん10月までピカチュウ・キモリとともに描えがかれていた。

2018年ねん2月がつにポケモンだいすきクラブに寄稿きこうされた『ウルトラサン・ウルトラムーン』の記事きじには、技わざ「ゆびをふる」を使つかったゴンベについて、「みかづきのまい」や「だいばくはつ」などの使つかったポケモンがひんしになるデメリットの技わざが出でて狼狽うろたえる、という趣旨しゅしの絵日記えにっき風ふうのイラストが掲載けいさいされている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから出現しゅつげんする。普段ふだんはのんびり歩あるき回まわるだけだが、「ものひろい」の特性とくせいにより、アイテムを見みつけると駆かけ寄よって食たべてしまう。

リオル

リオル No. 447

分類ぶんるい: はもんポケモン	タイプ: かくとう	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 20.2kg
特性とくせい: せいしんりょく/ ふくつのこころ	かくれ特性とくせい: いたずらごころ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ルカリオ

ルカリオの進化しんか前まえであり、小型こがたの獣人じゅうじんに近ちかい容姿ようしをしている。体からだ中ちゅうから波なみ導しるべを発はっする事ことができる。この波なみ導しるべは恐怖きょうふや悲かなしみを感かんじた時ときに強つよまる傾向けいこうにあり、これにより自身じしんの危機ききを仲間なかまに伝つたえる。小柄こがらながらしなやかで強靭きょうじんな体からだをしており、一いち晩ばんで山やま3つ、谷たに2つを超こえるほどの運動うんどう神経しんけいを持もつ。

『ダイヤモンド・パール』ではゲンというトレーナーと共ともにこうてつじまのギンガ団だんを倒たおし、お礼れいに貰もらえるタマゴを孵かえすことで手てに入はいる。最高さいこうになつかせた状態じょうたいで、朝ちょうか昼ひるにレベルアップするとルカリオに進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい71・72話わに登場とうじょうする。本来ほんらいはルカリオに進化しんかしなければ使つかえない「はどうだん」を使つかえるリオルであり、ポケモンハンターJに狙ねらわれたが、サトシに助たすけられた。その後ご、安全あんぜんな施設しせつに保護ほごされた。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。後のちにゲーム『ポケモンレンジャー バトナージ』にこの話はなしを意識いしきしたエピソードが配信はいしんされ、そのエピソードをクリアするとダイヤモンド・パールに「はどうだん」を覚おぼえたリオルを送おくる事ことが可能かのう。別べつ個体こたいとしてはサトシのライバル・コテツのポケモンとしても登場とうじょうし、イッシュリーグでのサトシのツタージャとのバトル中ちゅうにルカリオに進化しんかした。声優せいゆうは愛あい河かわ里さと花子はなこ（進化しんか後ごも同様どうよう）。サトシのポケモンとしても登場とうじょう。性格せいかくは負まけず嫌ぎらいで頑固がんこ。声優せいゆうは真堂しんどう圭けい。

ルカリオ

ルカリオ No. 0448

分類ぶんるい: はどうポケモン	タイプ: かくとう/ はがね	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 54.0kg
特性とくせい: せいしんりょく/ ふくつのこころ	かくれ特性とくせい: せいぎのこころ	進化しんか前まえ: リオル	進化しんか後ご: なし

リオルの進化しんか形がたで、リオルがそのまま大おおきくなったような外見がいけん。獣人じゅうじんのような姿すがたをしたポケモンで、イヌ科かに似にた頭部とうぶを持もち、体形たいけいはほぼ人間にんげんに近ちかい。体からだ色しょくは青あおで目めはマスクのような黒くろい模様もように覆おおわれている。手ての甲こうと胸むねにトゲ状じょうの爪つめがそれぞれ1本ほんずつ付ついており、後頭部こうとうぶには4つの房ぼうを持もつ。足あしの裏うらには肉にく球だまが3つある。あらゆるものが発はっするはどうを感かんじ取とる能力のうりょくを持もち、これで1km先さきにいる相手あいてでも行動こうどうや考かんがえを読よみ取とることができる。また、人間にんげんの言葉ことばを理解りかいすることも可能かのう。

リオルが十分じゅうぶんになついた状態じょうたいで、朝ちょうか昼ひるの時間じかん帯たいにレベルアップすることで進化しんかする。

トレーナーでは『ダイヤモンド・パール・プラチナ・ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のトバリシティジムリーダー・スモモが最後さいごの切きり札ふだとして使つかってくる。またチャンピオンのシロナも使用しようし、こちらは弱点じゃくてんとしているタイプに対たいして強つよいわざを持もっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごの四天王してんのう・シバが使つかってくる。『ブラック2・ホワイト2』ではシロナが引ひき続つづき使用しようする他ほか、強化きょうか後ごの四天王してんのう・レンブが使つかってくる。『X・Y』ではシャラシティジムリーダー・コルニが2体たい所持しょじしており、このうち1体たいが主人公しゅじんこうになついたため譲ゆずり受うけ、コルニのもとに残のこった方ほうはバトルシャトーでの戦闘せんとう時じに使用しようする(メガシンカも行おこなう)。「サン・ムーン」は元もとスカル団だんのグラジオ、「スカーレット・バイオレット」ではスター団だんのビワがそれぞれ使用しようする。

「こんげんのはどう」を除のぞく波動はどう系けいの技わざを全すべて覚おぼえる。

『X・Y』では「メガルカリオ」へとメガシンカを遂とげる。

メガルカリオ

一回ひとまわり大おおきくなり体重たいじゅう、身長しんちょうがそれぞれ57.5kg、1.3mになる。後頭部こうとうぶの房ぼうが伸のび、手足てあしには黒くろい模様もようが浮うかび、更さらに房ぼうと手足てあしの先端せんたんは赤あか茶色ちゃいろになった。手ての甲こうの爪つめは前方ぜんぽうに尖とがり、足あしの甲かぶとからも爪つめが伸のびる。メガシンカのエネルギーが膨張ぼうちょうし、本能ほんのうのままに戦たたかう。戦闘せんとう中ちゅうは全ぜん神経しんけいを集中しゅうちゅうし、戦たたかいの事ことのみを考かんがえる。メガシンカ中ちゅうは特性とくせいが「てきおうりょく」に変化へんかする。「はどうだん」「ドレインパンチ」「ラスターカノン」の他ほかに、『ウルトラサン・ウルトラムーン』で新あらたに「コメットパンチ」も覚おぼえるようになり、物理ぶつり・特殊とくしゅ両方りょうほうのタイプ一致いっち技わざを存分ぞんぶんに発揮はっきしやすくなった。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ』シリーズでは第だい3作さく目め『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』からプレイヤーキャラクターとして参戦さんせんしている（『X』では隠かくれキャラ扱あつかい）。第だい4・5作さく目め『for Nintendo 3DS / Wii U』、第だい6作さく目め『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズSPECIAL』でも参戦さんせんすることが発表はっぴょうされた。声優せいゆうは後述こうじゅつの劇場げきじょう版ばん「ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ」と同おなじく浪なみ川がわ大輔だいすけが担当たんとうしており、劇場げきじょう版ばんを意識いしきした台詞せりふを話はなす。

また、『亜あ空そらの使者ししゃ』のデモムービーでは波動はどうで善悪ぜんあくの区別くべつを判断はんだんするシーン（善ぜんは青あお、悪あくは赤あか）があり、戦艦せんかんハルバードに潜入せんにゅうしていたソリッド・スネークを敵てきと解釈かいしゃくしたメタナイトを制止せいしさせている。この直前ちょくぜんに、スネークがダンボール箱はこに入はいって隠かくれていたところ、箱はこの中なかからスネークの波なみ導しるべを察知さっちし、スネークの偽装ぎそうをあっさり見破みやぶっている。

自身じしんのダメージが蓄積ちくせきすると波なみ導しるべが昂のぼるぶって、波なみ導しるべを用もちいた攻撃こうげきが強化きょうかされるというキャラクター（代かわりに波なみ導しるべパワー最低さいてい時じの攻撃こうげき力りょくは全ぜんキャラ中ちゅう最さい弱じゃく）。蓄積ちくせきダメージが大おおきくなった際さいの「はどうだん」「はっけい」は魅力みりょく的てきで、一発いっぱつ逆転ぎゃくてんもあり得える（同時どうじに相手あいてへの牽制けんせいにもなる）。飛とび道具どうぐ・カウンター系けいの技わざなども揃そろっており、上うえ必殺ひっさつワザ「しんそく」による復帰ふっき距離きょりも長ながい。一方いっぽう、それぞれの動作どうさに隙すきが大おおきく、スピードキャラや反射はんしゃ系けいの技わざには弱よわい。ある程度ていどのダメージがないと本領ほんりょうが発揮はっきされないため、相手あいての動うごきを読よむことが露骨ろこつに求もとめられる（必殺ひっさつワザは適度てきどに使つかう・適度てきどに相手あいてからダメージを受うける・適度てきどに逃にげる、という使つかい分わけが必至ひっし）。

各かくキャラクター固有こゆうの大技おおわざ「最後さいごの切きりふだ」は、『X』では空中くうちゅうからビーム状じょうの波なみ導しるべを放出ほうしゅつする「はどうのあらし」、『for』では一定いってい時間じかんメガルカリオとなり、波なみ導しるべ強化きょうかを常つねに最大さいだい化かする「メガシンカ」。最後さいごの切きりふだが変更へんこうになったのは新作しんさくの要素ようその導入どうにゅうによるものである。『SP』では再度さいど「はどうのあらし」となったが、メガシンカをする演出えんしゅつは継承けいしょうされた。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。共鳴きょうめいバースト時じはメガルカリオに進化しんかする。作中さくちゅうではトレーニングモードの相手あいてとして固定こていされている。

『Pokémon UNITE』では操作そうさポケモンとして登場とうじょう。攻防こうぼうやスピードとバランスの取とれたタイプでヒット&アウェイ戦法せんぽうが最もっとも使つかいやすい。ユナイトわざは「フルフォースブラスト」。

劇場げきじょう版ばん『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』ではゲーム版ばん・TVアニメ版ばんに先駆さきがけてアーロンのポケモンとして初はじめて登場とうじょうした。波なみ導しるべを用もちいることによって、自みずからの意思いしを人間にんげんの言葉ことばに訳やくして伝つたえることが可能かのう。声優せいゆうは浪なみ川がわ大輔だいすけ。『キミにきめた!』にも登場とうじょう。こちらはソウジ（声こえ：本郷ほんごう奏そう多おお）が使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい66話わでトバリシティジムリーダー・スモモのポケモンとして初はつ登場とうじょうし、第だい69話わまで登場とうじょう。劇場げきじょう版ばんのようにテレパシーは使つかわず言葉ことばを発はっすることはないがスモモはルカリオの言いっている事ことがわかる様子ようす。第だい110・111話わでは波なみ導しるべ使づかい・ゲンのルカリオが登場とうじょう。鋼はがねポケモンに影響えいきょうする低てい周波しゅうはから身みを守まもれるほどに波なみ導しるべを駆使くしできる。声優せいゆうはともに阪口さかぐち大助だいすけ。

以降いこうのアニメでもコテツのパートナー、コルニのパートナー、ククイ博士はかせのポケモンなど様々さまざまな役やくで登場とうじょうすることもある。サトシのリオルもルカリオに進化しんかしている。声優せいゆうは劇場げきじょう版ばんと同様どうように浪なみ川がわ大輔だいすけ。

『ポケモン☆サンデー』では2006年ねん10月よりルカリオの着きぐるみが登場とうじょうし、ポケサンカンパニー調査ちょうさ部ぶ部長ぶちょうとしてヒコザルとともにナビゲーターを務つとめている。声優せいゆうは石野いしの竜三りゅうぞうが担当たんとう。

ヒポポタス

ヒポポタス No. 449

分類ぶんるい: カバポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 49.5kg
特性とくせい: すなおこし	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: カバルドン

カバのような姿すがたをしたポケモン。頭あたまが大おおきく、上うえに突つき出でた目もくと砲ほう口こうのような鼻はなの穴あなが特徴とくちょうである。茶色ちゃいろまたは、黄土おうど色しょくの体からだ色しょくで、体からだは迷彩めいさい塗装とそうのような模様もようをしている。雄ゆうよりも雌めすの方ほうが濃こい茶色ちゃいろとなっている。乾燥かんそうした土地とちに生息せいそくし、砂すなの中なかを泳およぐように潜くぐる。砂すなを全身ぜんしんに纏まとい体からだに付着ふちゃくした細菌さいきんを洗あらい流ながす。水みずに濡ぬれることを苦手にがてとしており、体からだからは汗あせの代かわりに砂粒さりゅうが分泌ぶんぴつされる。性別せいべつによる違ちがいが体からだ色しょくであるので、進化しんか系けいのカバルドンと合あわせて最もっとも区別くべつしやすい。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい44話わに登場とうじょう。木この実みを取とろうとしてガケから落おちて身動みうごきが取とれなくなっていた所ところをナエトルに発見はっけんされ、サトシ達いたるに救出きゅうしゅつされる。第だい65話わにも再さい登場とうじょうし、サトシ達たちがカバルドンに飲のまれたパチリスを救出きゅうしゅつしようとカバルドンを探さがしていた時ときに再会さいかいした。

カバルドン

カバルドン No. 450

分類ぶんるい: じゅうりょうポケモン	タイプ: じめん	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 300.0kg
特性とくせい: すなおこし	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: ヒポポタス	進化しんか後ご: なし

ヒポポタスの進化しんか形がた。♂と♀では体からだの色いろが違ちがう（♂は茶色ちゃいろ、♀は灰色はいいろ）。ヒポポタスがおっとりとした外見がいけんだったのに対たいし、こちらは大おおきく開ひらかれた口くちや赤あかく染そまった眼球がんきゅうなど、一転いってんして攻撃こうげき的てきな外見がいけんとなっている。自動車じどうしゃをスクラップにするほど強力きょうりょくなアゴを持もち、最大さいだい直径ちょっけい2メートルまで開あけられる。また、アゴには実際じっさいのカバと同様どうように巨大きょだいな歯はを持もつようになった。背中せなかにはクレーターのような穴あなが複数ふくすう存在そんざいし、そこから体内たいないに溜ためた砂すなを吹ふき上あげて竜巻たつまき（砂嵐すなあらし）を起おこして攻撃こうげきする。穴あなには石いしが詰つまることもあり、イシズマイに石いしを取とり除のぞいてもらうために穴あなに住すまわせ大切たいせつに守まもっている。

『ダイヤモンド・パール』では四天王してんのうのキクノが切きり札ふだとして使用しよう。ゲームでは後うしろ足あしが砂すなで隠かくれてしまっているが、足あしはちゃんと四よん本ほん存在そんざいする。また、登場とうじょう時じ前足まえあしで地面じめんを叩たたいて「バン!バン!」と音おとを立たてながら登場とうじょうするが、この地面じめんを叩たたく音おとも鳴なき声ごえとして入はいってしまっている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい65話わに登場とうじょう。ヒカリのパチリスが口くちの中なかに入はいってしまう事件じけんが起おきた。性別せいべつは♂。また第だい170話わでは四天王してんのうキクノのポケモンとして登場とうじょうし、相性あいしょうの悪わるいドダイトス相手あいてに実力じつりょく差さで勝利しょうりしている。

スコルピ

スコルピ No. 451

分類ぶんるい: さそりポケモン	タイプ: どく/ むし	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 12.0kg
特性とくせい: カブトアーマー/ スナイパー	かくれ特性とくせい: するどいめ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドラピオン

サソリのような姿すがたをしたポケモン。紫色むらさきいろの体からだ色しょくをしており、極端きょくたんに吊つり上あがった目めを持もつ。尻尾しっぽの先端せんたんの爪つめで相手あいてを挟はさみ込こむことで相手あいての全身ぜんしんに毒どくを送おくり込こみ、その毒どくが回まわるまで絶対ぜったいに獲物えものを放はなさない執念深しゅうねんぶかい性格せいかくを持もつ。寒さむさに弱よわく、主おもに乾燥かんそうした土地とちに数多かずおおく生息せいそくしている。ヤクデとは祖先そせんが近ちかい。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてシンオウ四天王してんのう・リョウの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。

ドラピオン

ドラピオン No. 452

分類ぶんるい: ばけさそりポケモン	タイプ: どく/ あく	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 61.5kg
特性とくせい: カブトアーマー/ スナイパー	かくれ特性とくせい: するどいめ	進化しんか前まえ: スコルピ	進化しんか後ご: なし

スコルピの進化しんか形がた。サソリのような姿すがたをしているが、実際じっさいのサソリは頭あたま胸部きょうぶと腹部ふくぶがくびれずに繋つながっているのに対たいし、こちらは上半身じょうはんしんと下半身かはんしんが独立どくりつし、長ながく伸のびた蛇腹じゃばら状じょうの関節かんせつで繋つながっている。自動車じどうしゃすら自慢じまんの破壊はかい力りょくで容易たやすくスクラップにするほどの強大きょうだいな威力いりょくを持もつ両りょう腕うでの爪つめで敵てきをバラバラに解体かいたいし、最後さいごは爪つめや尻尾しっぽの先端せんたん部ぶから分泌ぶんぴつしている猛毒もうどくでトドメを刺さすが、その猛毒もうどくは滅多めったに使つかわない。全身ぜんしんを強固きょうこな外そと骨格こっかくで覆おおわれているものの、首くびの関節かんせつは柔軟じゅうなんに出来できており頭部とうぶを180度ど回転かいてんさせて視界しかいを確保かくほする。人々ひとびとからは砂漠さばくの悪魔あくまと呼よばれ恐おそれられており、砂漠さばくを横切よこぎろうとする人間にんげんやポケモンに襲おそい掛かかる獰猛どうもうな性格せいかくの持もち主ぬしだが、カバルドンには一いち切手きってを出ださない。

『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方ちほうのポケモンリーグ四天王してんのう・リョウが切きり札ふだとして使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジムリーダー・アンズが再戦さいせんで使用しよう。『ブラック・ホワイト』ではイッシュ地方ちほうのポケモンリーグの四天王してんのうのギーマが、『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団だんのゲーチスが、『X・Y』ではフレア団だんの科学かがく者しゃ・コレア、「ソード」でライバルのクララがそれぞれ使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてポケモンハンターのJのポケモンとして登場とうじょう。主おもに戦闘せんとう要員よういんとして活躍かつやくした。シンジも持もっており、「どくびし」の毒どくや強烈きょうれつな「ミサイルばり」でサトシのブイゼル、ムクホーク、ドダイトスを連続れんぞくで倒たおすが、ゴウカザルの地中ちちゅうからの「フレアドライブ」で「どくびし」を打うち消けされ、グライオンの「ほのおのキバ」でやけど状態じょうたいにされ敗やぶれる。他ほかにもレイジや四天王してんのうのリョウ、フレア団だんなどが所持しょじしている。

グレッグル

グレッグル No. 453

分類ぶんるい: どくづきポケモン	タイプ: どく/ かくとう	高たかさ: 0.7m	重おもさ: 23.0kg
特性とくせい: きけんよち/ かんそうはだ	かくれ特性とくせい: どくしゅ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ドクロッグ

コバルトヤドクガエルやイチゴヤドクガエルをモチーフにしたポケモン。どく・かくとうという珍めずらしいタイプの組くみ合あわせを持もつ。頬ほおに毒どく袋ぶくろをもち、それを「ゴボゴボ」という不気味ぶきみな音おとを立たてて膨ふくらませて威嚇いかくしたり、猛毒もうどくをにじませた指ゆびを相手あいての隙すきを突ついて突つき刺さしてきたりする。ヒネたような目めつきをしていて、シシシシッと嫌味いやみな笑わらいを浮うかべる。胸部きょうぶには包帯ほうたいが巻まかれたような白しろい模様もようが存在そんざいし、♂と♀で模様もようの高たかさが異ことなる。

ダイヤモンド・パールではだいしつげんに生息せいそく。ノモセシティではマスコットとして親したしまれているほか、記念きねん写真しゃしんの顔かおハメ看板かんばんが設置せっちされ、フレンドリーショップのカウンターに木彫きぼりの置物おきものが置おかれる（この置物おきものは後のちに予よ約やく受注じゅちゅう生産せいさんにて実際じっさいに商品しょうひん化かされた）。ギンガ団だんのしたっぱの手持てもちで多用たようされる。『プラチナ』では、ハンサムの使用しようポケモンとしても登場とうじょう。ヒードランを悪用あくようしようとしたプルートからかざんのおきいしを奪うばい返かえした。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてタケシのポケモンとして登場とうじょう。タケシが大人おとなの女性じょせいに惚ほれるたびに「どくづき」をするというコミカルかつユニークなポケモンとして描えがかれた。声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき。また、TVアニメ版ばんのノモセシティではグレッグルを湿原しつげんの守まもり神がみとして扱あつかっており、各かく家庭かていで一体いったいずつ持もつほど大切たいせつにされ、ノモセ大だい湿原しつげんでグレッグル祭まつりなるものが開催かいさいされている。また、この祭まつりの参加さんか者しゃの少年しょうねんトレーナー・ヒロキ（ど根性こんじょうガエルのひろしが元もとネタ。海外かいがい版ばんやレンタルDVD版ばんではタクヤと呼よばれている）のシャツに張はり付ついているグレ吉よし（こちらもど根性こんじょうガエルのピョン吉きちが元もとネタになっている）が登場とうじょうしている。『新しん無印むじるし』ではトレーナー・ミサキ（声こえ - 飯豊いいとよまりえ）のポケモンとして登場とうじょう、声こえはタケシのグレッグル同様どうよう小西こにしが担当たんとう。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。バトルポケモンに選出せんしゅつされるよりも先さきにサポートポケモンとして使用しよう可能かのうであった。非常ひじょうに運うん要素ようその高たかいキャラクター。

ドクロッグ

ドクロッグ No. 454

分類ぶんるい: どくづきポケモン	タイプ: どく/ かくとう	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 44.4kg
特性とくせい: きけんよち/ かんそうはだ	かくれ特性とくせい: どくしゅ	進化しんか前まえ: グレッグル	進化しんか後ご: なし

グレッグルの進化しんか形がた。進化しんか前まえと比くらべて体形たいけいがスマートになり、色いろも若干じゃっかん薄うすくなっている。4本ほん指ゆびの1本ほんから伸のびる鋭するどいトゲから、たとえ掠かすり傷きずでも死しに至いたるほどの強力きょうりょくな毒どくを分泌ぶんぴつする。この毒どくはドクロッグの喉元のどもとにある巨大きょだいな毒どく袋ぶくろで作つくられ、腕うでの中なかの管かんを通とおって拳こぶしのトゲまで送おくられる。♀は♂に比くらべ、やや毒どく袋ぶくろが小ちいさい。また、ガマゲロゲと近ちかい種類しゅるいと言いわれている。

『ダイヤモンド・パール』ではギンガ団だんの幹部かんぶ、サターンが使用しようする。また『ハートゴールド・ソウルシルバー』では四天王してんのうのキョウと、その娘むすめであるセキチクジムリーダーのアンズが共ともに強化きょうか後ごに使用しようしてくるほか、『ブラック・ホワイト』では強化きょうか後ごの四天王してんのうのレンブが使用しようしてくる。また、『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団だんのゲーチスも使用しようする。「ソード・シールド」ではライバルのマリィ、「スカーレット・バイオレット」ではスター団だんのビワが使用しようする。

TVアニメ版ばんでもギンガ団だん幹部かんぶのサターンがドクロッグを所持しょじしており、『ダイヤモンド&パール』（以下いかDP）第だい69話わで初はつ登場とうじょう。このドクロッグは色いろ違ちがいな上うえに通常つうじょうよりかなり大柄おおがらの個体こたいである。「あくのはどう」でサトシ達いたるを攻撃こうげきしたり、タケシのグレッグルと睨にらみ合あいのバトルを繰くり広ひろげた。他ほかにも別べつ個体こたいが登場とうじょうしているが、こちらはゲーム版ばんと違ちがい薄うすめの青あお緑みどりになっている。

マスキッパ

マスキッパ No. 455

分類ぶんるい: むしとりポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 27.0kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

ハエトリグサのような姿すがたをしたポケモン。大おおきな口くちと上下じょうげに生はえたキバが特徴とくちょう。大おおきな口くちをあけて甘あまい匂においを出だし、獲物えものが近ちかづいてきたら飲のみ込こむなど、ウツドンなどに近ちかい特徴とくちょうを持もつ。食虫植物しょくちゅうしょくぶつではあるが、タイプ的てきにむしタイプに弱よわい。空中くうちゅうに浮うかんで移動いどうするが、下半身かはんしんの蔦つたを木きの幹みきに巻まき付つけたり、根ねのように地面じめんの中なかに埋うめたりする事こともある。

TVアニメ版ばんではロケット団だんのコジロウの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。バトルとかでボールから出でてくるたびにコジロウに抱だき着ついていた。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。

『ポケモン☆サンデー』ではゴルゴ所長しょちょうの手持てもちとして登場とうじょう。パワーウイップでパルキアを倒たおした。オクタンからきあいのハチマキを借かりていたが肝心かんじんなところで発動はつどうしなかった。

ケイコウオ

ケイコウオ No. 456

分類ぶんるい: はねうおポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 7.0kg
特性とくせい: すいすい/ よびみず	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ネオラント

ネオンテトラのような姿すがたをしたポケモン。チョウの翅（はね）のような形状けいじょうをした2枚まいの尾鰭おびれを持もつ。目めの高たかさにピンクのラインが走はしっており、このラインを境さかいに上下じょうげで体からだ色しょくが分わかれている。このラインは昼間ひるまに太陽光たいようあきらを溜ためたものでカモフラージュの役割やくわりとなっており、ラインより上うえは深ふかい青あお、ラインより下したはやや緑みどりがかった水色みずいろをしている。夜よるになるとラインは鮮あざやかに光ひかる。尾鰭おびれを羽はばたかせるように泳およぐことから、「海うみのアゲハント」とも呼よばれる。水面すいめんから飛とびあがったところをキャモメに捕食ほしょくされる。ダイバーに人気にんきなのでリゾート地ちでは餌付えづけされる事こともある。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にノゾミのポケモンとして登場とうじょう。

ネオラント

ネオラント No. 457

分類ぶんるい: ネオンポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 24.0kg
特性とくせい: すいすい/ よびみず	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: ケイコウオ	進化しんか後ご: なし

ケイコウオの進化しんか形がた。チョウの翅のような大おおきな胸むね鰭ひれのほか、小ちいさな腹はら鰭ひれと尾鰭おびれを持もつ。全身ぜんしんは深ふかい青色あおいろ、鰭ひれの縁えんや口元くちもとなどは緑みどりがかった水色みずいろをしている。深海しんかいの海底かいていに生息せいそくし、ランターンと獲物えものを巡めぐって奪うばい合あいになることがある。2枚まいの胸むね鰭ひれで地面じめんを這はうように移動いどうする。獲物えものを誘おびき寄よせるときも4枚まいの鰭ひれを光ひからせながら誘導ゆうどうするが、天敵てんてきである獰猛どうもうな魚さかなポケモンまで引ひき寄よせてしまう。雌めすは下したの胸むね鰭ひれ（チョウの後翅こうしにあたる）が雄ゆうのものより長ながく伸のびる。好物こうぶつはスターミー。

「スカーレット・バイオレット」ではアカデミー教師きょうしのレホールが使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい89話わに登場とうじょうしたほか、ノゾミが所有しょゆうしている。

タマンタ

タマンタ No. 458

分類ぶんるい: カイトポケモン	タイプ: みず/ ひこう	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 65.0kg
特性とくせい: すいすい/ ちょすい	かくれ特性とくせい: みずのベール	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: マンタイン

マンタインの進化しんか前まえ。小型こがたのエイのような姿すがたをしている。背中せなかには顔かおのような模様もようがあり、この模様もようは生息せいそくする地域ちいきによって異ことなることが判明はんめいしている。頭部とうぶの2本ほんの触角しょっかくは海水かいすいの微妙びみょうな動うごきを察知さっちするために用もちいられる。人懐ひとなつっこい性格せいかくを持もつ。

マンタインの系譜けいふらしくテッポウオとは密接みっせつな関係かんけいにあり、テッポウオが手持てもちにいる状態じょうたいでレベルアップすることでマンタインに進化しんかする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい91話わに初はつ登場とうじょうし、サトシがポケモントライアスロンで池いけを渡わたるときにスクールから借かりて使用しようした。

また、「ポケットモンスター」では、第だい9話わにおいて、ゴウが流氷りゅうひょうレースに出場しゅつじょうさせている。

劇場げきじょう版ばんでは2006年ねん公開こうかいの映画えいが『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』に、ゲームに先行せんこうして登場とうじょうしている。

ユキカブリ

ユキカブリ No. 459

分類ぶんるい: じゅひょうポケモン	タイプ: くさ/ こおり	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 50.5kg
特性とくせい: ゆきふらし	かくれ特性とくせい: ぼうおん	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: ユキノオー

植物しょくぶつの一種いっしゅ。「じゅひょう（樹氷じゅひょう）」の分類ぶんるいどおり、春はるになるとアイスキャンディーのような食しょく感かんの木この実みがなる。♂と♀ではお腹なかの茶色ちゃいろい部分ぶぶんが異ことなっている。普段ふだんは雪山ゆきやまに生息せいそくしており、山やまのふもとにも雪ゆきが残のこる季き節ぶしになると山やまから下おりてくる。雪山ゆきやまではめったに出会であわない人間にんげんに興味きょうみがあり、人間にんげんの存在そんざいやその足跡あしあとを見みると近寄ちかよってくる習性しゅうせいがある。

TVアニメ版ばんには『ダイヤモンド&パール』第だい121話わに登場とうじょう。独ひとりぼっちだったためか、最初さいしょはサトシ達いたるに構かまってほしいあまりに色々いろいろとちょっかいを出だす。人懐ひとなつっこく、首くびに生はえているアイスキャンディーのような木この実みを快こころよく分わけてくれる。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。また、キッサキジムではジムリーダー・スズナの手持てもちポケモンとして3番手ばんてで登場とうじょう（ゲーム版ばんの『ダイヤモンド・パール』では1番手ばんて）。なお、ゲーム版ばんの『プラチナ』では後述こうじゅつのユキメノコに差さし替かえられている。

ユキノオー

ユキノオー No. 460

分類ぶんるい: じゅひょうポケモン	タイプ: くさ/ こおり	高たかさ: 2.2m	重おもさ: 135.5kg
特性とくせい: ゆきふらし	かくれ特性とくせい: ぼうおん	進化しんか前まえ: ユキカブリ	進化しんか後ご: なし

ユキカブリの進化しんか形がた。ブリザードを巻まき起おこしてあたりを真まっ白しろにし、姿すがたを隠かくす。アイスモンスターとも呼よばれ、雪男ゆきおとこの正体しょうたいとされる。万年雪まんねんゆきの降ふり積つもる雪山ゆきやまに生息せいそくしており、雪ゆきの花はなが咲さく頃ころに姿すがたを現あらわし、花はなが散ちると再ふたたび姿すがたを隠かくす。また、大木たいぼくのような剛腕ごうわんも強力きょうりょくで、一いち振ふりしただけでユキカブリの木この実みを狙ねらうダルマッカ（ガラルのすがた）や他たのポケモンたちを追おい払はらい、巨岩きょがんもたやすくかち割わるほど。

キッサキシティジムのジムリーダー・スズナの手持てもちとして登場とうじょう。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギ（再戦さいせん時じのみ）が先発せんぱつとして使用しようしている。『X・Y』ではエイセツシティジムリーダーのウルップが、『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王してんのうのプリムが強化きょうか後ごに、それぞれ先発せんぱつとして使用しよう。他たに「スカーレット・バイオレット」でアカデミー校長こうちょうのクラベルが使用しようする。

ほのお・どく・いわ・かくとう・ひこう・はがねと、ナッシーと同おなじくポケモンの中なかで弱点じゃくてんの多おおいポケモンで、特とくにほのお技わざは4倍ばいの弱点じゃくてんである。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてジムリーダー・スズナの手持てもちとして登場とうじょう。

『X・Y』以降いこうは「メガユキノオー」へとメガシンカを遂とげる一方いっぽう、サトシとの再戦さいせんでジムリーダーのウルップが最後さいごの切きり札ふだとしてメガシンカさせた。

メガユキノオー

全ぜん身みの毛けが逆立さかだち、背中せなかから巨大きょだいな二に本ほんの氷柱つららが突つき出だしている。背中せなかの氷柱つららが重おもいためか、常つねに四よつん這ばい。氷柱つららからマイナス30℃の冷気れいきを吹ふき出だす。特性とくせいは変かわらず、素早すばやさが下さがるが、そのほかの能力のうりょくがパワーアップし、くさタイプの中なかで最もっとも攻撃こうげきのステータスが高たかい。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズSPECIAL』では、「モンスターボール」から登場とうじょう。その場ばで「ふぶき」を使用しようしてファイターを引ひき寄よせ、「れいとうパンチ」で凍こおり状態じょうたいにする。

マニューラ

マニューラ No. 461

分類ぶんるい: かぎつめポケモン	タイプ: あく/ こおり	高たかさ: 1.1m	重おもさ: 34.0kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: わるいてぐせ	進化しんか前まえ: ニューラ	進化しんか後ご: なし

ニューラの進化しんか形がた。ニューラに「するどいツメ」を持もたせて夜よるの時間じかん帯たいにレベルアップすると進化しんかする。手足てあしの爪つめが2本ほんから3本ほんに増ふえ、より攻撃こうげき的てきな姿すがたへと変化へんかしている。頭部とうぶからは赤あかい鳥とりの羽はねのような突起とっき物ぶつが扇状せんじょうに広ひろがっている。寒冷かんれい地ちに4、5匹ひきの群むれで生息せいそくし、連携れんけいして獲物えものを追おい詰つめるという、ネコよりもオオカミに近ちかい生態せいたいを持もつ。進化しんかして知能ちのうが発達はったつして更さらにずる賢かしこくなった他ほか、仲間なかまと喧嘩けんかする事ことはなくなった。周囲しゅういの石いし、樹木じゅもく、氷こおりの表面ひょうめんにツメで模様もようを刻きざんで、群むれの仲間なかまに合図あいずを送おくる。その数かずは500種類しゅるい以上いじょうあるとされる。また、チームプレーでマンムー等ひとしの大物おおものを仕留しとめる連携れんけい力りょくを持もつとされる他ほか、アローラ地方ちほうではロコンやサンドが好物こうぶつで、餌えさを仲間なかまと分わけ合あうようになった。サンドを食たべる時ときは一いち匹ひきが脚あしを掬すくいひっくり返かえした後のちにもう一いち匹ひきがとどめを刺さすとされる。

後述こうじゅつのようにTVアニメ版ばんおよび劇場げきじょう版ばんでは、ルカリオやマネネなどともにゲーム本編ほんぺんに先行せんこうして登場とうじょうしていた。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、ギンガ団だんのボス・アカギの最後さいごの切きり札ふだとして登場とうじょうする。なお、『プラチナ』に限かぎってジムリーダーのスズナも再戦さいせんで先発せんぱつで繰くり出だしてくる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化きょうか後ごの四天王してんのう・カリンが先発せんぱつとして使用しようする。『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団だんのヴィオ、『X・Y』ではフレア団だんの科学かがく者しゃモミジ、「サン・ムーン」では元もとスカル団だんのグラジオ、「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのグルーシャ（再戦さいせん時じ）がそれぞれ使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』第だい185話わに登場とうじょう。流ながれ者もののマニューラとのリーダー同士どうしの争あらそいに敗やぶれ、自みずからを鍛きたえるため「はぐれマニューラ」となったマニューラが、サトシたちを襲撃しゅうげきした。はぐれマニューラの声優せいゆうは小西こにし克幸かつゆき、流ながれ者ものマニューラの声優せいゆうは飛田ひだ展てん男おとこ。『ダイヤモンド&パール』ではシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。

劇場げきじょう版ばんでは『ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ』に、キッド・サマーズのパートナーとして2匹ひき登場とうじょうした。2匹ひきとも実力じつりょくは高たかいようだが怒おこるとすぐに熱あつくなってしまうのが欠点けってん。声優せいゆうは福島ふくしま潤じゅんと阪口さかぐち大助だいすけ。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。プレイヤーの応援おうえんを行おこなう「ニア」というトレーナーのパートナーでもあるが、作中さくちゅうでは登場とうじょうしない。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』では、「モンスターボール」から登場とうじょう。左右さゆうに往復おうふくしつつ「みねうち」を繰くり出だす。威力いりょく・吹ふっ飛とばし力ちから共どもにかなり低ひくいが、攻撃こうげきした敵てきファイターをふらつかせて動うごけなくする。

ジバコイル

ジバコイル No. 462

分類ぶんるい: じばポケモン	タイプ: でんき/ はがね	高たかさ: 1.2m	重おもさ: 180.0kg
特性とくせい: がんじょう/ じりょく	かくれ特性とくせい: アナライズ	進化しんか前まえ: レアコイル	進化しんか後ご: なし

レアコイルの進化しんか形がた。特殊とくしゅな磁場じばを浴あびた影響えいきょうで、体からだの分子ぶんし構造こうぞうが組くみ替かえられた。レアコイルの時ときは半はん連結れんけつ状態じょうたいだった3匹ひきのコイルがジバコイルと化かしたことで完全かんぜんに連結れんけつしている。真まん中なかのコイルがUFOのような外見がいけんとなり、残のこり2匹ひきのコイルはあまり姿すがたを変かえずにアームのような役割やくわりになる。ジバコイルに対たいして人工じんこう的てきに同様どうようの現象げんしょうを起おこし、さらに進化しんかさせようと試こころみた集団しゅうだんも存在そんざいしたが、失敗しっぱいに終おわっている。U字じ磁石じしゃくのようなユニットが、2つは前側まえがわ左右さゆう、1つは後うしろに合計ごうけい3つあり、普段ふだんは全体ぜんたい的てきに黒くろっぽいが攻撃こうげき時じなどに両りょう端はしが赤あかと青あおに光ひかる。真まん中なかに赤あかい目めがあるが、これは両側りょうがわの目めと違ちがい表情ひょうじょうを変かえることができず、寝ねる時ときも開ひらいている。この赤あかい目めは暗くら視しスコープのような機能きのうを持もつ。頭あたまのアンテナは何なんらかの電波でんぱを送受信そうじゅしんしているらしい。強力きょうりょくな磁力じりょくを持もつため、ジバコイル同士どうしが引ひき寄よせられ合あうと身動みうごきがとれなくなる。夜空よぞらを飛とぶジバコイルを実際じっさいにUFOと見み間違まちがえる報告ほうこくが多発たはつしており、未いまだに宇宙うちゅうからやって来きたと信しんじる者ものもいるとされる。縄張なわばり意識いしきが強つよく、頭あたまのアンテナによるレーダーで縄張なわばりを監視かんししており、侵入しんにゅう者しゃは破壊はかい光線こうせんで直ただちに処分しょぶんする。

レアコイルを『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではテンガン山やまで、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では電気でんき石せきの洞穴どうけつで、『X・Y』では13番ばん道路どうろで、『オメガルビー・アルファサファイア』ではニューキンセツで、『サン・ムーン』ではポニの大だい峡谷きょうこくで、『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではポニの大だい峡谷きょうこく又またはホテリ山やまでレベルアップさせると進化しんかする。『ソード・シールド』ではクワガノンと同おなじく「かみなりのいし」を使つかうと進化しんかする。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられている。

トレーナーでは『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、アサギジムリーダー・ミカンとクチバジムリーダー・マチスがそれぞれ再戦さいせん時じに使用しようするが、ゲーム内ないでは進化しんかさせるための場所ばしょがなく、一度いちど『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に送おくらないと進化しんかさせることができない。『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団だんの科学かがく者しゃアクロマが、『オメガルビー・アルファサファイア』ではミツルがそれぞれ使用しようする。『サン・ムーン』ではククイ博士はかせとキャプテンのマーマネ、元もとキャプテンのマーレイン、『スカーレット・バイオレット』では四天王してんのうのポピーがそれぞれ使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい158話わに登場とうじょう。メタグロスとぶつかり稽古けいこしていた場所ばしょが水みずで埋うまってしまっていた為ため、体内たいないの磁場じばが溜たまり、ロケット団だんのニャースも何なにを言いっているのか分わからないほど興奮こうふんし、暴あばれまわっていた。

劇場げきじょう版ばんでは『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』にゼロのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんしたTIMのゴルゴ松本まつもと。

ベロベルト

ベロベルト No. 463

分類ぶんるい: なめまわしポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 140.0kg
特性とくせい: マイペース/ どんかん	かくれ特性とくせい: ノーてんき	進化しんか前まえ: ベロリンガ	進化しんか後ご: なし

ベロリンガの進化しんか形がた。ベロリンガをそのまま太ふとらせたような外見がいけんで、体重たいじゅうはベロリンガの2倍ばい以上いじょうとなっている。ベロリンガよりも舌したが長ながく、唾液だえきの分泌ぶんぴつ量りょうも多おおい。ベロリンガよりも大おおきな獲物えものは勿論もちろん、小ちいさな豆まめ1粒つぶだけを器用きように捕食ほしょくすることができる。その代かわり、指先ゆびさきは不器用ぶきようになってしまっている。食くいしん坊ぼうなところは、ベロリンガと変かわらない。頭部とうぶは前髪まえがみが上向うわむきにカールしたような形状けいじょうをしている。また、首筋くびすじから胸元むなもとにかけて白しろい模様もようがあり、あたかもナプキンを首くびから垂たらしているようにも見みえる。唾液だえきにはあらゆる物ものを溶とかす成分せいぶんが含ふくまれており、触さわると痺しびれる。喉のどの奥おくに唾液だえきを溜ためる場所ばしょがあり舌したを巻まき取とってしまう事ことができる。舌したの長ながさを競きそうコンテストも有あり、現在げんざいの最高さいこう記録きろくは25mと判明はんめいしている。

ベロリンガが「ころがる」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップすることで進化しんかする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑ずかんに加くわえられており、全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ前まえに手てに入いれることができる。コガネジムリーダーのアカネも再戦さいせん時じに使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい98話わに登場とうじょう。ズイタウンにある育そだて屋やの娘むすめ・アオイが、両親りょうしんが留守るすの間あいだ世話ぜわを任まかされていたベロリンガを誤あやまって進化しんかさせてしまう。また、シンオウリーグにてコウヘイの手持てもちとして登場とうじょう、長ながい舌したを生いかした遠距離えんきょり攻撃こうげきでサトシのフカマルを苦くるしめるも、空中くうちゅうが得意とくいなヨルノズクには舌したが届とどかず最後さいごは「じんつうりき」で叩たたきつけられ敗北はいぼく。

劇場げきじょう版ばんでは『ディアルガVSパルキアVSダークライ』にてアルベルト男爵だんしゃくの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。アルベルト男爵だんしゃくの命令めいれいでダークライを攻撃こうげきするが、逆ぎゃくに「ダークホール」を受うけ眠ねむりに落おちてしまう。その後ご、ポケモン達たちの悪夢あくむが実体じったい化かするという怪かい現象げんしょうが発生はっせいするが、このときベロベルトが見みていた悪夢あくむの影響えいきょうでアルベルト男爵だんしゃくがベロベルトになってしまう。

ドサイドン

ドサイドン No. 464

分類ぶんるい: ドリルポケモン	タイプ: じめん/ いわ	高たかさ: 2.4m	重おもさ: 282.8kg
特性とくせい: ひらいしん/ ハードロック	かくれ特性とくせい: すてみ	進化しんか前まえ: サイドン	進化しんか後ご: なし

サイドンの進化しんか形がた。鼻はなから生はえているドリルの角かくと、全身ぜんしんを覆おおう赤あか茶色ちゃいろのプロテクターが特徴とくちょうであり、このプロテクターは火山かざんの噴火ふんかにも耐たえられるほどの強度きょうど・耐たい熱性ねっせいを持もつ。名刀めいとうの一いち振ふりでも傷きず一ひとつ付つかないほどの頑丈がんじょうが取とり柄えだが、イワパレスの硬かたい爪つめに粉々こなごなに砕くだかれることもある。鼻先はなさきのドリルの角かくは縦たてに生はえていたものが正面しょうめんに倒たおれ、背中せなかや頭部とうぶの突起とっきがプロテクターで隠かくれたようなデザインに加くわえ、プロテクターに覆おおわれていない部分ぶぶんもやや黒くろっぽい灰色はいいろになり、尻尾しっぽの先端せんたんがごつごつとした球体きゅうたい状じょうに変化へんかしているため、進化しんか前まえと大おおきくイメージが変かわっていて、サイのような姿すがたから鎧よろい竜りゅう科かのアンキロサウルス科かに近ちかくなっている。手てのひらには穴あなが開ひらいており、この穴あなに岩いわやイシツブテ(生息せいそくしていないガラル地方ちほうではダンゴロ)を入いれ、筋肉きんにくに力ちからを込こめて瞬間しゅんかん的てきに腕うでを膨ふくらませることで、噴出ふんしゅつすることができる。最大さいだい装填そうてん数すうは片手かたてに3発はつずつ。また、サイドンの頃ころよりも脳のうみそが小ちいさくなっており、その分ぶんを戦たたかいのエネルギーに回まわしているため強つよい。

「プロテクター」をサイドンに持もたせて通信つうしんすると進化しんかする。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』のタワータイクーン・クロツグが使用しようする。また、『プラチナ』ではカバルドンに代かわり、四天王してんのうのキクノの切きり札ふだとなっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダーのグリーンが初戦しょせん時じに使用しようしたサイドンが進化しんかした形かたちで、再戦さいせん時じに使用しようしてくる。『ブラック2・ホワイト2』では、PWTで元もとトキワジムリーダーのサカキが切きり札ふだ（先鋒せんぽう）として使用しようする。また、『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい141話わにて、シンオウバトルフロンティア・タワータイクーンのクロツグのポケモンとして登場とうじょう。フタバ祭まつりのバトル大会たいかいでサトシのハヤシガメと対決たいけつし、勝利しょうりした。このほか、第だい164話わにはトレーナーに捨すてられたと誤解ごかいして自棄じきになって暴あばれまわるドサイドンが登場とうじょうする。『XY』ではアランのライバル、歌舞伎かぶきトレーナー・ルイ（声こえ - 山寺やまでら宏一こういち）のポケモンとして登場とうじょう。ニックネームは「ドンの助すけ」。相性あいしょうで有利ゆうりなアランのリザードンとバトルし、敗やぶれる。声優せいゆうは最上もがみ嗣生。

モジャンボ

モジャンボ No. 465

分類ぶんるい: ツルじょうポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 128.6kg
特性とくせい: ようりょくそ/ リーフガード	かくれ特性とくせい: さいせいりょく	進化しんか前まえ: モンジャラ	進化しんか後ご: なし

モンジャラの進化しんか形がた。その体長たいちょうはモンジャラの2.0 倍ばい・体重たいじゅうは約やく3.67 倍ばいにまで成長せいちょうしており、全身ぜんしんを覆おおう蔓づるもさらに伸のび続つづけ、暖あたたかい季き節ぶしには目玉めだまも隠かくれてしまうほど。動うごかずにいることで大おおきな茂しげみに擬態ぎたい、近ちかづいてきた獲物えものをツルで絡からめとり捕獲ほかくする。全身ぜんしんを覆おおうツルの一部いちぶが伸のびて腕うでとなっており、これにより獲物えものを絡からめとる。腕うでを切断せつだんされても特とくにダメージはなく、短時間たんじかんで再生さいせいする。長ながく伸のびすぎたツルが邪魔じゃまな時ときは自みずから切きり落おとすこともある。また、ツルを伸のばしてその巨体きょたいを遠とおくまで運はこぶ事こともある。オスとメスでは指ゆびの赤あかい模様もようの長ながさが違ちがっており、メスの方ほうが模様もようが長ながい。

モンジャラが「げんしのちから」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップすることで進化しんかする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑ずかんに加くわえられており、全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ前まえに手てに入いれることができる。また、タマムシジムリーダー・エリカ（再戦さいせん時じのみ）の手持てもちにも加くわえられている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい134 話はなしに登場とうじょう。裂さけてしまった樹きを元通もとどおりにするために他たのポケモン、特とくに大おおきな体からだをしたポケモンから「すいとる」でパワーを奪うばっていた。

エレキブル

エレキブル No. 466

分類ぶんるい: らいでんポケモン	タイプ: でんき	高たかさ: 1.8m	重おもさ: 138.6kg
特性とくせい: でんきエンジン	かくれ特性とくせい: やるき	進化しんか前まえ: エレブー	進化しんか後ご: なし

エレブーの進化しんか形がた。2 本ほんの尻尾しっぽを押おしつけながら2 万まんボルトを超こえる電気でんきを流ながして相手あいてを仕留しとめる。また、この尻尾しっぽを掴つかんで拳こぶしに電気でんきを貯ため、そのまま「かみなりパンチ」を繰くり出だすこともある。パンチは強力きょうりょくだが、繰くり出だす前まえに腕うでを回まわして振ふりかぶる動作どうさをするため、大抵たいていの相手あいてはその隙すきに逃にげる。エレブーに比くらべてずんぐりとした体型たいけいになり、体重たいじゅうは4 倍ばい以上いじょうになる。背中せなかにはコンセントの差込さしこみ口こうのような模様もようがある。発電はつでん量りょうは心拍しんぱく数すうと比例ひれいし、戦闘せんとうになると一気いっきに増加ぞうかする。発電はつでん量りょうはでんきタイプのポケモンの中なかでも最高さいこうクラスで有あり、エレキブル1匹ひきで大都市だいとしの建物たてもの全すべての電力でんりょくを1年ねん分ぶん賄まかなう事ことが可能かのう。

エレブーにエレキブースターを持もたせて通信つうしん交換こうかんすると進化しんかできる。『ダイヤモンド・パール』の発売はつばい前まえの画像がぞうや体験たいけん版ばんにおいてルカリオなどとともに初はつ登場とうじょうポケモンとして登場とうじょうしていたが、エレキブルは唯一ゆいいつ当時とうじのシンオウ図鑑ずかんに含ふくまれておらず、実質じっしつクリア後ごに全国ぜんこく図鑑ずかんにバージョンアップされるまで入手にゅうしゅできなかった。『プラチナ』ではシンオウ図鑑ずかんに追加ついかされ、ナギサジムリーダーのデンジのポケモンとして登場とうじょうする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、クチバジムリーダーのマチスが初戦しょせん時じのエレブーが進化しんかした形かたちとして、強化きょうか後ごに使用しようしてくる。「サン・ムーン」ではキャプテンのマーマネが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのナンジャモが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『アドバンスジェネレーション』、『ダイヤモンド&パール』にてシゲルの手持てもちポケモンとして初はつ登場とうじょうした。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼり→三宅みやけ健太けんた。

『ダイヤモンド&パール』ではサトシのライバル・シンジのポケモンとして登場とうじょう。シンオウリーグではサトシのゴウカザルと熱あついバトルを繰くり広ひろげた。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。他ほかにもジムリーダー・デンジのポケモンとしても登場とうじょう、サトシのドダイトスを「ほのおのパンチ」「れいとうパンチ」で負まかし、ピカチュウも電気でんき技わざを特性とくせい「でんきエンジン」で受うけ流ながしつつ素早すばやさを上あげたものの、ピカチュウの特性とくせい「せいでんき」の麻痺まひで動うごきが鈍にぶった隙すきを突つかれ「アイアンテール」に敗やぶれる。ワールドチャンピオンシップスでもピカチュウと対決たいけつするが、Zワザ「1000まんボルト」を吸収きゅうしゅうしきれずに敗やぶれる。

『サン&ムーン』ではリゾートカンパニーの大だい会社かいしゃの社長しゃちょう・ブルガン（声こえ - 水内みずうち清光きよみつ）のポケモンとして登場とうじょう。カキのバクガメスやガラガラを一いち度どは負まかすものの、再戦さいせん時じにガラガラのZワザに敗やぶれた。使用しよう技わざは「かみなりパンチ」「かみなり」「あまごい」。声優せいゆうは櫻井さくらいトオル。

ブーバーン

ブーバーン No. 467

分類ぶんるい: ばくえんポケモン	タイプ: ほのお	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 68.0kg
特性とくせい: ほのおのからだ	かくれ特性とくせい: やるき	進化しんか前まえ: ブーバー	進化しんか後ご: なし

ブーバーの進化しんか形がた。体形たいけいは大おおきな卵たまご型がたとなり、貫禄かんろくが増ましているが、ブーバーと体重たいじゅうは1.5倍ばいほどしか差さはない。嘴くちばしのように突つき出だしていた口くちは頬ほおまで裂さけ、タラコ唇くちびるのようになっている。ブーバー同様どうよう、火山かざんの火口かこう付近ふきんに生息せいそくするが、1つの火山かざんにはひとつがいのブーバーンしかいないらしい。腕うでの先さきは大砲たいほうの砲ほう口こうのような円筒えんとう形かたちをしており、ここから摂氏せっし2000度どの火ひ球だまを放はなつことが可能かのうであり、撃うち出だす瞬間しゅんかんは発生はっせいする熱ねつのために身体しんたいがほのかに白しろくなる。手てには爪つめがあるが、火ひ球だまを撃うつ時ときは引ひっ込こめる。なお、この火ひ球だまはあくまでも敵てきを仕留しとめる為ために使つかい、丸まる焦こげになってしまうので獲物えものを仕留しとめる時ときには使つかわない。今いまもなお多おおくの工場こうじょうで、この炎ほのおを利用りようして金属きんぞくを加工かこうする昔むかしながらの技法ぎほうが使つかわれている。炎ほのおは手て以外いがいにも進化しんか前ぜん同様どうよう口こうから発射はっしゃすることがある。

ブーバーに「マグマブースター」を持もたせた状態じょうたいで通信つうしん交換こうかんすることで進化しんかする。『プラチナ』ではシンオウ図鑑ずかんに追加ついかされ、四天王してんのうのオーバが切きり札ふだとして使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではグレンジムリーダーのカツラが初戦しょせん時じに使用しようするブーバーが進化しんかした形かたちで、強化きょうか後ごに使用しようしてくる。『スカーレット・バイオレット』ではブルベリーグ四天王してんのうのアカマツが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてシンジの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。第だい189話わのシンオウリーグ決勝けっしょう戦せんではタクトの対戦たいせん相手あいてが使用しようしていたが、ダークライに倒たおされた。

トゲキッス

トゲキッス No. 468

分類ぶんるい: しゅくふくポケモン	タイプ: フェアリー/ ひこう	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 38.0kg
特性とくせい: はりきり/ てんのめぐみ	かくれ特性とくせい: きょううん	進化しんか前まえ: トゲチック	進化しんか後ご: なし

トゲチックの進化しんか形がた。卵たまご型がたに近ちかい体型たいけいを持もつ。トゲチックは首くびが長ながく、手てとは別べつに背中せなかに羽はねを持もつが、こちらは首くびが短みじかくなり、手てと羽はねが一体いったいとなっている。互たがいの存在そんざいを認みとめ合あい、無駄むだな争あらそいを行おこなわない人間にんげんのもとに姿すがたを現あらわし、さまざまな恵めぐみを分わけ与あたえる。一方いっぽうで揉もめ事ごとがある場所ばしょには決けっして姿すがたを現あらわさず、近頃ちかごろでは滅多めったにその姿すがたを現あらわさなくなった、と云いわれている。

トゲチックに「ひかりのいし」を使つかうことで進化しんかする。『プラチナ』『ブラック2・ホワイト2』では、チャンピオンのシロナがトリトドンに代かわって使用しようする（性別せいべつは♂）。WEBサイト「ポケモンだいすきクラブ」で自分じぶんの誕生たんじょう月がつにマイページをチェックすると、隠かくれ特性とくせい「きょううん」を持もったトゲキッスを『ブラック・ホワイト』に送おくることができる。そのほか「ソード・シールド」でジムリーダーのポプラやマスター道場どうじょうの女将おかみのミツバが使用しようする。

第だい5世代せだい（ブラック2・ホワイト2）まではノーマル・ひこうタイプだったが、第だい6世代せだい（X・Y）からは、フェアリー・ひこうタイプに変更へんこうされた。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい171話わでサルビア王女おうじょ（声こえ - かかずゆみ）のポケモンとして登場とうじょうし、ヒカリに譲ゆずられ彼女かのじょの手持てもちとなる。声優せいゆうは井上いのうえ喜久子きくこ。シロナの手持てもちとしても登場とうじょうし、高たかい耐久たいきゅう力りょくを見みせつけた。こちらの声優せいゆうは武田たけだ華はな。

メガヤンマ

メガヤンマ No. 469

分類ぶんるい: オニトンボポケモン	タイプ: むし/ ひこう	高たかさ: 1.9m	重おもさ: 51.5kg
特性とくせい: かそく/ いろめがね	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: ヤンヤンマ	進化しんか後ご: なし

ヤンヤンマの進化しんか形がた。古代こだいに生息せいそくしていた原始げんしトンボであるメガネウラやステノディクティアのような原はらトンボ目めのような姿すがたとなり、背中せなかや尾おには薄うすい羽根はねと鋭するどい突起とっきを持もつ。体からだ色しょくは赤あかから緑色みどりいろに変化へんかしている。飛とび立たつ際さいに周囲しゅういの大木たいぼくさえも薙なぎ倒たおしてしまうほど羽はばたく力ちからが非常ひじょうに強つよく、その発生はっせいした衝撃しょうげきだけで相手あいての体からだの内部ないぶにダメージを与あたえることもできる。背中せなかの羽根はねで空中くうちゅうを高速こうそくで飛行ひこうし、尻尾しっぽの小ちいさな羽根はねを使つかってバランスをとる。アゴや脚あしの力ちからも発達はったつしており、高速こうそく飛行ひこうしてすれ違ちがいざまに対象たいしょうの首くびを噛かみちぎり、6本ほんの脚あしで大人おとなでさえも軽々かるがると抱かかえて飛行ひこうすることができる。羽根はねを休やすめる時ときは逆さかさまになって木きに掴つかまる。

ヤンヤンマが技わざ「げんしのちから」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップすることで進化しんかする。『プラチナ』では、四天王してんのうのリョウが先鋒せんぽうで使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑ずかん102番ばんに加くわえられており、全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ前まえに手てに入いれることができる。また、ヒワダジムリーダーのツクシも再戦さいせん時じに使用しようしている。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありゼイユの弟おとうとでもあるスグリがクリア前まえの5戦せん目めおよびクリア後ごの4戦せん目めでヤンヤンマから進化しんかする形かたちで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてロケット団だんのムサシの手持てもちポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。性別せいべつはメスで、理由りゆうはトゲピーのメロメロが効きかなかったから（自分じぶんのポケモンだというのに、初はじめてメスだと知しったムサシは隠かくし切きれないほど本気ほんきで驚おどろいていた）。

リーフィア

指宿いぶすき市しに設置せっちされたリーフィアのマンホール

リーフィア No. 470

分類ぶんるい: しんりょくポケモン	タイプ: くさ	高たかさ: 1.0m	重おもさ: 25.5kg
特性とくせい: リーフガード	かくれ特性とくせい: ようりょくそ	進化しんか前まえ: イーブイ	進化しんか後ご: なし

イーブイの進化しんか形がたの1匹ひき。タイプはくさ。体からだ色しょくはクリーム色しょくに変かわり、首くび周まわりを覆おおう毛けが無なくなりスマートな体型たいけいとなる。体からだの各所かくしょから草くさが生はえ、緑色みどりいろの耳みみや尾おの先さきには葉はのような切きれ込こみや葉脈ようみゃくが存在そんざいする。哺乳類ほにゅうるいに近ちかい姿すがたをしているが細胞さいぼうは植物しょくぶつに近ちかく、光合成こうごうせいを行おこなう。イーブイの進化しんか形がたの中なかでは、最もっとも争あらそいごとを好このまない温和おんわな性格せいかくだが、仲間なかまを守まもるためならば尻尾しっぽの葉はを尖とがらせて大木たいぼくすらも切断せつだん可能かのうな切きれ味あじの刃はに変かえて戦たたかう。野生やせいの個体こたいは綺麗きれいな川かわが流ながれる森もりの奥深おくふかくで静しずかに暮くらしている。葉はからはツンとした癖くせのある匂においが漂ただよい、香水こうすいとして加工かこうされる事こともある。年老としおいたリーフィアからは落おち葉ばのような匂においが漂ただよう。

『ダイヤモンド・パール』では、「ハクタイのもり」にある苔こけむした岩いわ周辺しゅうへんでイーブイをレベルアップさせることで進化しんかする。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』では「ヤグルマの森もり」に同おなじ岩がんが存在そんざいし、進化しんかさせることができる。その後ごのシリーズでも、『X・Y』では20番ばん道路どうろ(迷まよいの森もり)、『オメガルビー・アルファサファイア』ではトウカの森もり、『サン・ムーン』ではシェードジャングルといった森もり系けいのダンジョンに同様どうようの岩いわがあり、それがあるエリアで進化しんかできる。『ソード・シールド』ではそのような岩いわがない代かわりに、新あらたにリーフのいしを使つかうことで進化しんかできるようになった。

トレーナーでは、『サン・ムーン』でライバルのハウがアシマリを選えらんだ場合ばあいに使用しようしてくる。「スカーレット・バイオレット」ではポケモントレーナーのボタンが使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』に登場とうじょうしたノゾミや『ベストウイッシュ シーズン2』に登場とうじょうしたバージルが所有しょゆうしている。

グレイシア

指宿いぶすき市しに設置せっちされたグレイシアのマンホール

グレイシア No. 471

分類ぶんるい: しんせつポケモン	タイプ: こおり	高たかさ: 0.8m	重おもさ: 25.9kg
特性とくせい: ゆきがくれ	かくれ特性とくせい: アイスボディ	進化しんか前まえ: イーブイ	進化しんか後ご: なし

イーブイの進化しんか形がたの1匹ひき。こおりタイプとなり、体からだ色しょくが水色みずいろとなったほか、首くび周まわりを覆おおう毛もうがなくなり、耳元みみもとからはもみあげのような毛けが垂たれ下さがっている。また、体からだの各所かくしょには氷こおりの結晶けっしょうを連想れんそうさせる菱形ひしがたの模様もようを持もつ。体温たいおんを－60℃までコントロールすることで周囲しゅういの空気くうきを冷ひやし、細こまかな氷こおりの結晶けっしょうを作つくり出だす能力のうりょくを持もち、ダイヤモンドダストを降ふらせたり、氷こおりの粒つぶを発射はっしゃする事ことで獲物えものを狩かる。全ぜん身みの毛けを凍こおらせて氷柱つららのように尖とがらせ、それを逆立さかだてることで身みを守まもる他ほか、タックルする事ことで獲物えものを狩かる際さいに利用りようされる。パウダースノーを作つくり出だす事ことが出来できるのでスキー場じょうには重宝ちょうほうされている。

『ダイヤモンド・パール』では、217番ばん道路どうろにある凍結とうけつした岩いわ周辺しゅうへんでイーブイをレベルアップさせることで進化しんかする。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』ではネジ山やまに同おなじ岩がんが存在そんざいし、進化しんかさせることができる。その後ごのシリーズでも、『X・Y』のフロストケイブ内部ないぶや『オメガルビー・アルファサファイア』の浅瀬あさせの洞穴どうけつの最奥さいおう部ぶの氷こおりの部屋へや、『サン・ムーン』のラナキラマウンテンなどの氷雪ひょうせつ系けいの道みちやダンジョンに同様どうようの岩いわがあり、そこで進化しんかできる。『ソード・シールド』ではそのような岩いわがない代かわりに、新あらたにこおりのいしを使つかうことで進化しんかできるようになった。なお『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではこのこおりのいしが入手にゅうしゅできず、凍結とうけつした岩いわ周辺しゅうへんでの進化しんかしかできない（リーフィアの場合ばあいはリーフのいしが入手にゅうしゅ可能かのうなため、苔こけむした岩いわ周辺しゅうへんでの進化しんかと石いし進化しんか両方りょうほうが可能かのう）。

トレーナーでは『プラチナ』では、キッサキシティのジムリーダー・スズナが「しょうぶどころ」での再戦さいせん時じに使用しようする。『ブラック2・ホワイト2』ではシロナとN（冬ふゆ限定げんてい）も使用しようしている。「スカーレット・バイオレット」ではアカデミー教師きょうしのセイジが使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてハルカのイーブイが進化しんかした姿すがたとして登場とうじょう。声優せいゆうは林原はやしばらめぐみ。『ベストウイッシュ シーズン2』ではバージルのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは大原おおはら桃子ももこ。

グライオン

グライオン No. 472

分類ぶんるい: キバさそりポケモン	タイプ: じめん/ ひこう	高たかさ: 2.0m	重おもさ: 42.5kg
特性とくせい: かいりきバサミ/ すながくれ	かくれ特性とくせい: ポイズンヒール	進化しんか前まえ: グライガー	進化しんか後ご: なし

グライガーの進化しんか形がた。グライガーに「するどいキバ」を持もたせて夜よるの時間じかん帯たいにレベルアップすると進化しんかする。体からだと翼つばさが大おおきくなったが、より軽かるくなっている。また、「キバさそりポケモン」という分類ぶんるいどおり牙きばも大おおきくなった。羽はばたくことなく滑空かっくうする事ことを得意とくいとし、わずかな風ふうの流ながれに乗のるだけで、一いち度ども羽はばたかずに地球ちきゅうを一周いっしゅうする事ことも可能かのう。長ながい尻尾しっぽも発達はったつしており、獲物えものを捕とらえる際さいは、尻尾しっぽを使つかって木きの枝えだにぶら下さがり、隙すきを見みて上空じょうくうから羽音はおとさえ立たてずに襲撃しゅうげきし、長ながい尻尾しっぽで獲物えものを捉とらえ、大おおきく鋭するどい牙きばで急所きゅうしょを一いち突とっきしてとどめを刺さす。

『プラチナ』ではシンオウ図鑑ずかんに追加ついかされたことにより、四天王してんのうキクノの手持てもちポケモンとして登場とうじょうする。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありゼイユの弟おとうとでもあるスグリが5戦せん目めでグライガーを進化しんかする形かたちで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは、グライガーの群むれのリーダーで住すみかに帰きそうとしたが、シンジにゲットされた。サトシのグライガーもグライオンに進化しんかしており、エアバトルマスターのミツゾーの元もとでしばらく修行しゅぎょうするため離脱りだつするが、ミツゾーは修行しゅぎょう後ごにグライオンをサトシに返かえした。声優せいゆうはグライガー同様どうよう小西こにし克幸かつゆき。四天王してんのうのキクノも手持てもちにしている。

かくれ特性とくせいのポイズンヒールとどくどくだまのコンボによる持久じきゅう戦せんを得意とくいとするポケモンとして知しられる。持久じきゅう戦せんを延々えんえんと続つづける戦法せんぽう「受うけループ」は2018年ねん1月がつに有名ゆうめいなプレイヤーによって寄稿きこうされたポケモンだいすきクラブの記事きじにも名前なまえが出でて半なかば公式こうしき用語ようごになるほど有名ゆうめいな単語たんごである。

マンムー

マンムー No. 473

分類ぶんるい: 2ほんキバポケモン	タイプ: こおり/ じめん	高たかさ: 2.5m	重おもさ: 291.0kg
特性とくせい: どんかん/ ゆきがくれ	かくれ特性とくせい: あついしぼう	進化しんか前まえ: イノムー	進化しんか後ご: なし

イノムーの進化しんか形がた。イノシシから一転いってんしマンモスのような姿すがたとなり、長ながい体毛たいもうに覆おおわれて外そとからは目めが見みえなかったイノムーと比くらべ、眼めがはっきり見みえるようになり体格たいかくや顔付かおつきも立派りっぱになった。鼻はなは短みじかい。また、氷こおりでできた巨大きょだいな2本ほんの牙きばが生はえているが、雌めすの牙きばは雄ゆうのものより短みじかい。氷河期ひょうがきに数多かずおおく存在そんざいしていたらしく、1万まん年ねん前まえの地面じめんからマンムーがコールドスリープ状態じょうたいで発見はっけんされ、さらに目覚めざめてしまったために騒さわがれたという事例じれいが報告ほうこくされている。現在げんざいでは氷河期ひょうがきが終おわって暖あたたかくなってしまったために、絶滅ぜつめつはしなかったまでも数かずが大おおきく減少げんしょうしてしまった。 カロス地方ちほうでは17番ばん道路どうろの深ふかい雪ゆき道どうを吹雪ふぶきの中なかで安全あんぜんに進すすむためにライドポケモンとして貸かし出だされており、このため17番ばん道路どうろは「マンムーロード」と呼よばれている。

イノムーが「げんしのちから」を覚おぼえた状態じょうたいでレベルアップすると進化しんかする。

『プラチナ』では、キッサキシティのジムリーダー・スズナが「しょうぶどころ」での再戦さいせん時じに使用しようする。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑ずかんに加くわえられており、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギも再戦さいせん時じにイノムーから進化しんかする形かたちで使用しようしている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』では第だい106話わでヒカリのイノムーがマンムーに進化しんかしているが、当初とうしょは進化しんか前まえと同様どうように指示しじを聞きかなかったが、第だい119話わから心しんを開ひらき指示しじを聞きくようになる。声優せいゆうは石塚いしづか運はこぶ昇のぼりだったが、石塚いしづかの死去しきょ後ごは中村なかむら悠一ゆういちが担当たんとうした。

ポリゴンZ

ポリゴンZ No. 474

分類ぶんるい: バーチャルポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 0.9m	重おもさ: 34.0kg
特性とくせい: てきおうりょく/ ダウンロード	かくれ特性とくせい: アナライズ	進化しんか前まえ: ポリゴン2	進化しんか後ご: なし

ポリゴン2の進化しんか形がた。異い次元じげん空間くうかんでも自由じゆうに行動こうどう可能かのうとなることを目的もくてきとして、性能せいのうの向上こうじょうを図はかりパッチプログラムを当あてられプログラムを修正しゅうせいされたが、プログラムにミスが存在そんざいし本来ほんらいの行動こうどうプログラムにもバグを生しょうじさせ、不審ふしんな動作どうさをするようになった。その為ため、学界がっかいでも本当ほんとうに進化しんかと言いえるのか意見いけんが分わかれている。ポリゴン2と比較ひかくして大小だいしょうなりに変化へんかが発生はっせいしており、身体しんたい構造こうぞう的てきな変化へんかとして尻尾しっぽが一本いっぽん足あしに、足あしに当あたる部分ぶぶんが手てのようになり、頭部とうぶは上下じょうげ逆さかさまとなって首くびだった部位ぶいがアンテナのような形態けいたいに変化へんかしている。ポリゴンおよびポリゴン2同様どうよう、性別せいべつは存在そんざいしない。鳴なき声ごえはポリゴンとポリゴン2のものとは大おおきく異ことなり、甲高かんだかい電子でんし音おんのような奇妙きみょうなものである。

ポリゴン2にアイテム「あやしいパッチ」を持もたせて通信つうしん交換こうかんを行おこなうことで進化しんかする。2023年ねん現在げんざい、最終さいしゅう進化しんかする為ために2度どの通信つうしん交換こうかんを要求ようきゅうされる唯一ゆいいつのポケモンである。

ゲーム『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、ポケモンリーグの再さい再戦さいせん（2度目どめの強化きょうか）において、チャンピオンのシロナがロズレイドに代かわって新あらたに使用しようするポケモンとなっている。他たに「ウルトラサン・ウルトラムーン」でライバルのグラジオ、「スカーレット・バイオレット」でブルベリーグチャンピオンのスグリが使用しようする。

2018年ねん3月がつにポケモンだいすきクラブに寄稿きこうされた『ウルトラサン・ウルトラムーン』の記事きじとしては、ポリゴンZとメガガルーラの破壊はかい力りょくを活いかしつつ、困こまったらメタモンの特性とくせいかわりもので対処たいしょするという、ノーマルタイプのみを持もつ3匹ひきを活いかしたパーティが掲載けいさいされた。

アニメ版ばんでは進化しんか前まえのポリゴンおよびポリゴン2共々ともども「ポリゴンショック」が原因げんいんで未み登場とうじょうだが、『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖せい剣士けんしケルディオ』で一瞬いっしゅんだけ登場とうじょうしている。

ゲーム『ポケパークWii 〜ピカチュウの大だい冒険ぼうけん〜』ではストーンゾーンで登場とうじょうする。一人称いちにんしょうは「オレ」。声優せいゆうは三木みき眞一郎しんいちろう。

エルレイド

エルレイド No. 475

分類ぶんるい: やいばポケモン	タイプ: エスパー/ かくとう	高たかさ: 1.6m	重おもさ: 52.0kg
特性とくせい: ふくつのこころ/ きれあじ	かくれ特性とくせい: せいぎのこころ	進化しんか前まえ: キルリア	進化しんか後ご: なし

♂のキルリアの進化しんか形がた。キルリアのもう一ひとつの分岐ぶんき進化しんか形がたサーナイトは女性じょせい的てきでエレガントな姿すがたを強調きょうちょうしているのに対たいし、エルレイドは男性だんせい的てきなシャープさを彷彿ほうふつとさせており、サーナイトと共ともにほぼ人間にんげんのような外観がいかんを持もっている。また頭部とうぶや両りょう肘ひじには鋭利えいりな刃はが備そなわっている。肘ひじの刃はは伸縮しんしゅく自在じざいであり、伸のばすとともに性質せいしつを刀かたなのように変化へんかさせることで武器ぶきとして使用しよう、これによる居合いあい戦法せんぽうを得意とくいとしている。相手あいての考かんがえを敏感びんかんにキャッチする能力のうりょくを備そなえ、この能力のうりょくを生いかして相手あいてより先さきに行動こうどうすることができる。礼節れいせつを重おもんじる性格せいかくの持もち主ぬしで、誰だれかを守まもろうとする時ときに肘ひじの刀かたなを使つかい激はげしく戦たたかうと言いわれている。

キルリアの♂に「めざめいし」を使用しようすることで進化しんかする。『プラチナ』では、四天王してんのうであるゴヨウが使用しようする手持てもちポケモンの1体たいであるほか、『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルキャッスルでは、フロンティアブレーンであるコクラン、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ヤマブキジムリーダー・ナツメ（再戦さいせん時じ）、『ブラック2・ホワイト2』では、四天王してんのうカトレアが手持てもちポケモンの1体たいとして使用しようする。「LEGENDS アルセウス」ではギンガ団だんのムベ、「スカーレット・バイオレット」ではジムリーダーのリップが再戦さいせん時じに使用しようする。

『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられ、サーナイトにかわってミツルのポケモンとなった。同どう作さくから「メガエルレイド」にメガシンカできるようになった。

メガエルレイド

胸むねにあったプレートが小ちいさくなり、代かわりに両りょう腕うでに発生はっせい、緑色みどりいろだった腕うでと胴体どうたいが白しろく変色へんしょく。さらに背中せなかにマントのようなものが生はえて、騎士きしのようないでたちになった。特性とくせいは「せいしんりょく」に変化へんかする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』にてノゾミのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは雪野ゆきの五月さつき。XY第だい51話わでも別個べっこ体たいが登場とうじょう。声優せいゆうは寺崎てらさき裕香ゆか。2019年版ねんばんではリントのポケモンとして登場とうじょう。声優せいゆうは浪なみ川がわ大輔だいすけ。

ダイノーズ

ダイノーズ No. 476

分類ぶんるい: コンパスポケモン	タイプ: いわ/ はがね	高たかさ: 1.4m	重おもさ: 340.0kg
特性とくせい: がんじょう/ じりょく	かくれ特性とくせい: すなのちから	進化しんか前まえ: ノズパス	進化しんか後ご: なし

ノズパスの進化しんか形がた。鼻はなが大おおきくなり、全身ぜんしんから強力きょうりょくな磁力じりょくを放出ほうしゅつしている。ノズパスにあった手足てあしはなくなり、目めも一般いっぱん的てきな瞳ひとみへと変化へんかした。この目めは杭くいのような頭部とうぶにより引ひっ込こめることが可能かのう。まばたきするときも、頭部とうぶが同時どうじに引ひっ込こむ。背中せなかと両りょう側部そくぶにはチビノーズと呼よばれる小ちいさなユニットが3体たい装備そうびされており、磁力じりょくによって本体ほんたいであるダイノーズの意思いしで自由じゆうに操あやつることが可能かのうで、これを用もちいて3方向ほうこうから標的ひょうてきをしとめる。まれに、遠とおくへ飛とばしたチビノーズがどこかに引ひっ掛かかるなどして戻もどってこなくなり、ピンチに陥おちいることもある。ひげのように見みえるものは、実際じっさいは鼻はなの強力きょうりょくな磁力じりょくに引ひき寄よせられた砂鉄さてつである。

ノズパスがシンオウ地方ちほうのテンガン山さんやイッシュ地方ちほうの電気でんき石せきの洞穴どうけつ内部ないぶ、カロス地方ちほうの13番ばん道路どうろ、ホウエン地方ちほうのニューキンセツ、アローラ地方ちほうのポニの大だい峡谷きょうこくやホテリ山さんといった特殊とくしゅな磁場じばを受うけてレベルアップすると、ダイノーズに進化しんかする。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられている。『LEGENDS アルセウス』では新あらたに「かみなりのいし」を使つかう事ことでも進化しんかできるようになった。なお、カントー地方ちほうやジョウト地方ちほうにはこの特殊とくしゅな磁場じばがある場所ばしょが存在そんざいせず、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では進化しんかさせることができない。

トレーナーでは『ブラック2・ホワイト2』ではPWTでツツジが、『X・Y』では四天王してんのうのガンピが、「サン・ムーン」ではしまクイーン兼けん四天王してんのうのライチがそれぞれ使用しようする。『スカーレット・バイオレット』の有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ「ゼロの秘宝ひほう 前編ぜんぺん・碧あおの仮面かめん」ではブルーベリー学園がくえんの生徒せいとでありゼイユの弟おとうとでもあるスグリが5戦せん目めで使用しよう。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい58話わに登場とうじょう。アツオのノズパスがサトシのナエトルとのバトル中ちゅうにテンガンざんの特殊とくしゅな磁場じばを受うけて進化しんかした。第だい112話わにも登場とうじょうし、イースター島とうのモアイのように並ならんでいた。

ヨノワール

ヨノワール No. 477

分類ぶんるい: てづかみポケモン	タイプ: ゴースト	高たかさ: 2.2m	重おもさ: 106.6kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: おみとおし	進化しんか前まえ: サマヨール	進化しんか後ご: なし

サマヨールの進化しんか形がた。死神しにがみのような姿すがたをしたポケモン。サマヨールは頭部とうぶと胴体どうたいが一体化いったいかした体型たいけいをしていたが、こちらは頭部とうぶと胴体どうたいが区別くべつできる。全身ぜんしんは暗くら褐色かっしょくをしており、黄色きいろいラインが走はしっている。胴体どうたい部分ぶぶんには恐おそろしげな顔かおのような模様もようがあり、この口くちは実際じっさいに開ひらくこともある。サマヨールにあった足あしはなくなり、ヨマワルのように宙ちゅうに浮ういているが、特性とくせいはふゆうではない。現世げんせいと霊界れいかいを行いき来きでき、頭部とうぶのアンテナで霊界れいかいからの指示しじを電波でんぱとして受信じゅしんし、それに従したがって人ひとを長ながい腕うでで掴つかみ霊界れいかいへと連つれ去さっていくとされる。一方いっぽうで間違まちがえて余命よめいがある人間にんげんも連つれて去さってしまう場合ばあいもあるとされる。

サマヨールに「れいかいのぬの」を持もたせて通信つうしん交換こうかんすることで進化しんかする。

トレーナーでは『プラチナ』におけるジムリーダー・メリッサと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のジムリーダー・マツバがそれぞれ再戦さいせん時じに使用しようしてきて、それらの作品さくひんにおけるバトルフロンティアのバトルルーレットのフロンティアブレーンであるダリアも1回かい目めの戦たたかいで使用しようしてくる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられ、四天王してんのうのフヨウが使用しようする。「シールド」ではジムリーダーのオニオンが使用しようする。「スカーレット・バイオレット」では主人公しゅじんこうがクワッスを選択せんたくした場合ばあいにチャンピオンのネモが使用しようする。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では、豊富ほうふな知識ちしきを持もつ凄腕すごうでの探検たんけん家かとして登場とうじょうする。未来みらいからやって来きたポケモンで、同おなじく未来みらいから来きたジュプトルを捕とらえるべく主人公しゅじんこうたちに協力きょうりょくを求もとめてくるが、その正体しょうたいは闇やみに染そまった未来みらいのディアルガの手先てさきで、歴史れきしを変かえようとするジュプトルを消けそうと暗躍あんやくした。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい90話わで霊界れいかいへの穴あなの番人ばんにんとして初はつ登場とうじょう。シンオウリーグではコウヘイのポケモンとして登場とうじょう。鈍にぶい動うごきを利用りようした「トリックルーム」による戦法せんぽうでヨルノズクとドンファンを倒たおすも、フカマルには「シャドーパンチ」ごと「りゅうせいぐん」を食くらい敗北はいぼくする。

テレビアニメ第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）ではエクスプローラーズのメンバーであるハンベル（声こえ - 近藤こんどう浩徳ひろのり）のパートナーとして第だい24話わから登場とうじょう。ボールに入はいっておらず、影かげの中なかに潜もぐり込こんでいる。かなりの実力じつりょくの持もち主ぬしで、アメジオのソウブレイズですら圧倒あっとうするパワーを持もっている。ゴーストテラスタルにテラスタイプが可能かのう。その他たには第だい9話わにてリコの父ちちであるアレックスが描えがいた絵本えほんの表紙ひょうしで登場とうじょう。

『不思議ふしぎのダンジョン 時じ・闇やみの探検たんけん隊たい』のアニメ版ばん2作さく目め『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 空そらの探検たんけん隊たい 時じと闇やみをめぐる最後さいごの冒険ぼうけん』では原作げんさくゲーム通どおり敵役かたきやくとして登場とうじょうし、ヤミラミを引ひき連つれてポッチャマとヒコザル、ジュプトルに立たち塞ふさがった。声優せいゆうはドゴームの他ほかに1作さく目めでガバイトを担当たんとうした三宅みやけ健太けんた。

ユキメノコ

ユキメノコ No. 478

分類ぶんるい: ゆきぐにポケモン	タイプ: こおり/ ゴースト	高たかさ: 1.3m	重おもさ: 26.6kg
特性とくせい: ゆきがくれ	かくれ特性とくせい: のろわれボディ	進化しんか前まえ: ユキワラシ	進化しんか後ご: なし

♀のユキワラシの進化しんか形がたで振袖ふりそでを纏まつわった雪女ゆきおんなのような姿すがたをしたポケモン。ユキワラシのもう一ひとつの分岐ぶんき進化しんか系けいのオニゴーリとは印象いんしょうが大おおきく異ことなる。振袖ふりそでの袖そでに当あたる部分ぶぶんは頭部とうぶから直接ちょくせつ垂たれ下さがっており、胴体どうたいに見みえる部分ぶぶんは空洞くうどうになっている。雪ゆきの多おおい土地とちでは、恨うらみを抱かかえ雪山ゆきやまで遭難そうなんした女性じょせいの生うまれ変かわりという伝承でんしょうが残のこっている。マイナス50℃の冷気れいきを吹ふきかけて相手あいてを凍こおらせる能力のうりょくを持もち、氷こおり漬づけにした獲物えものは秘密ひみつの場所ばしょに飾かざられると言いわれている。人間にんげんの場合ばあい、好このんで美男びなん子このみを狙ねらう。猛もう吹雪ふぶきの夜よる、人里ひとざとに降おり民家みんかの玄関げんかんをノックすることがあるため、雪国ゆきぐになどでは「夜よるはノックされても玄関げんかんを開あけてはいけない」というい伝いつたえがある。また、悪わるい行おこないをした男おとこを呪まじない殺ころすという伝承でんしょうも伝つたわっている。名前なまえの“メノコ”はアイヌ語ごで“乙女おとめ”という意味いみで、名前なまえにアイヌ語ごが使つかわれる初はつの例れいである。

ユキワラシの♀に「めざめいし」を使用しようすることで進化しんかする。『プラチナ』では、シンオウ図鑑ずかんに加くわえられており、キッサキシティのジムリーダー・スズナが切きり札ふだとして使用しようしている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギが「かくとうどうじょう」での再戦さいせんで使用しようする。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』では、一定いっていの条件じょうけんを満みたすと四天王してんのうのシキミが使用しようしてくる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑ずかんに加くわえられ、四天王してんのうのプリムが『ルビー・サファイア』の2体たいのトドグラーに代かわって使用しようする。「サン・ムーン」ではキャプテン兼けん四天王してんのうのアセロラが使用しよう。『スカーレット・バイオレット』ではアカデミー教師きょうしのサワロが使用しようする。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい116話わに初はつ登場とうじょう。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。このほか、シンジが手持てもちポケモンの一いち匹ひきとしている。こちらの声優せいゆうは雪野ゆきの五月さつき。

ロトム

ロトム No. 479

分類ぶんるい: プラズマポケモン	タイプ: でんき/ 本文ほんぶん参照さんしょう	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 0.3kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

電化でんか製品せいひんに潜もぐり込こみ取とり付ついた機械きかいを自由じゆうに操あやつり悪わるさをするという、妖精ようせい「グレムリン」のような性質せいしつを持もつ。その能力のうりょくから特殊とくしゅなモーターを動うごかす動力どうりょく源げんとして長ながい間あいだ研究けんきゅうされており、それを活いかした後述こうじゅつのフォルムチェンジのほか、『サン・ムーン』以降いこうの作品さくひんではロトムを動力どうりょく源げんおよび生いきたインターフェイスとした電子でんし機器きき（スマートフォン、パソコン、ドローンなど）が実用じつよう化かされている。電球でんきゅうのような形かたちのオレンジ色しょくの小ちいさな身体しんたいの周囲しゅういに青白あおじろいプラズマを纏まつわっており、頭部とうぶにはアンテナのような突起とっきが存在そんざいする。手足てあしは持もたないが、本体ほんたい周囲しゅういのプラズマの一部いちぶが手てのように伸のびている。

『ダイヤモンド・パール』では全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ後ご、夜よるの時間じかん帯たいに「もりのようかん」内ないのテレビを調しらべることで出現しゅつげんする。捕獲ほかくしない限かぎりは逃にげたり倒たおしたりしても毎晩まいばん出現しゅつげんする。『プラチナ』では殿堂でんどう入いり前まえにも出現しゅつげんするようになり、新あらたに5種しゅのフォルムが登場とうじょうした。『プラチナ』以降いこうの作品さくひんでは、5つの電化でんか製品せいひん（あるいはそれが入はいったダンボール箱ばこ）が置おかれている場所ばしょにロトムを連つれていくことで、『ソード・シールド』ではアイテム「ロトムのカタログ」を使つかうことでフォルムチェンジ（形態けいたい変化へんか）ができる。この時とき、図鑑ずかんのロトムの画像がぞうもそれぞれのフォルムのものが記録きろくされる。また、『サン・ムーン』では専用せんように開発かいはつされた「ロトム図鑑ずかん」に入はいり込こみ、冒険ぼうけんをサポートする。

特殊とくしゅフォルムは以下いかの形態けいたいが確認かくにんされており、それぞれでんきタイプと複ふく合ごうするタイプが異ことなる（通常つうじょう時じはゴースト）。ロトム図鑑ずかんなど一部いちぶを除のぞき体からだ色しょくは変化へんかしないが、纏まつわっているプラズマの色いろが変化へんかする。いずれも特性とくせいは「ふゆう」のまま。タイプは『ブラック・ホワイト』以降いこうのもので、それ以前いぜんは変化へんかしなかった。なお、ゲーム本編ほんぺんでは大おおきさはチェンジ前まえと変かわらないが、アニメ版ばんやスマホ版ばん『Pokémon HOME』の高たかさ比較ひかくではそれぞれチェンジした電化でんか製品せいひんと同おなじ大おおきさをしている。

ヒートロトム (Heat Rotom)

赤あかい電流でんりゅうをまとった電子でんしレンジのような形状けいじょうで、でんき・ほのおタイプである。フォルムチェンジ時じに「オーバーヒート」を覚おぼえる。家電かでん「でんしレンジ」に入はいると姿すがたが変かわる。炎ほのおを操あやつって服ふくを黒焦くろこげにするイタズラが大好だいすき。電子でんしレンジ自体じたいが不調ふちょうになると、電子でんしレンジ内ないのロトムも元気げんきが無なくなる。

ウォッシュロトム (Wash Rotom)

青あおい電流でんりゅうをまとった洗濯せんたく機きのような形状けいじょうで、でんき・みずタイプである。フォルムチェンジ時じに「ハイドロポンプ」を覚おぼえる。家電かでん「せんたくき」に入はいると姿すがたが変かわる。手てに持もったホースから放水ほうすいをまき散ちらして部屋へや中ちゅうを水浸みずびたしにする。ロトムが入はいる洗濯せんたく機きは既すでに生産せいさん中止ちゅうしとなっているため、高値たかねで取引とりひきされる。

フロストロトム (Frost Rotom)

紫色むらさきいろの電流でんりゅうをまとった冷蔵庫れいぞうこのような形状けいじょうで、でんき・こおりタイプである。フォルムチェンジ時じに「ふぶき」を覚おぼえる。家電かでん「れいぞうこ」に入はいると姿すがたが変かわる。冷気れいきを操あやつり、風呂ふろを凍こおらせる悪わるさを得意とくいとする。

スピンロトム (Fan Rotom)

黄色きいろい電流でんりゅうをまとった扇風機せんぷうきのような形状けいじょうで、でんき・ひこうタイプである。フォルムチェンジ時じに「エアスラッシュ」を覚おぼえる。家電かでん「せんぷうき」に入はいると姿すがたが変かわる。突風とっぷうを巻まき起おこして相手あいてや書類しょるいなどを吹ふき飛とばすイタズラを好このむ。ロトムが入はいる電化でんか製品せいひんの中なかで一番いちばん最初さいしょに開発かいはつされたものは扇風機せんぷうきとされている。

カットロトム (Mow Rotom)

緑色みどりいろの電流でんりゅうをまとった芝刈しばかり機きのような形状けいじょうで、でんき・くさタイプである。フォルムチェンジ時じに「リーフストーム」を覚おぼえる。家電かでん「しばかりき」に入はいると姿すがたが変かわる。刈かり取とった草くさをまき散ちらし、せっかく育そだてた花はなまで刈かり取とるイタズラをする。ロトム図鑑ずかんが誕生たんじょうするきっかけとなったフォルムとされる。

ロトム図鑑ずかん (Rotom Pokédex)

『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』に登場とうじょうする形態けいたい。正式せいしき名称めいしょうは「ロトム・ポケデックスフォルム」。ポケモン図鑑ずかんに入はいり込こんだ姿すがた。他たのフォルムとは違ちがって電流でんりゅうをまとわず、体からだ色しょくも変化へんかしている。人間にんげんの言葉ことばも話はなせ、冒険ぼうけんのサポートを行おこなう協力きょうりょく者しゃポジションで、戦闘せんとうは行おこなわない。

スマホロトム

『ソード・シールド』および『スカーレット・バイオレット』に登場とうじょうする形態けいたい。スマートフォンに入はいり込こんだ姿すがた。主人公しゅじんこうたちの電子でんしデバイスとして機能きのうし、ロトム図鑑ずかんと同おなじく会話かいわも可能かのう。アプリケーションとしてポケモン図鑑ずかん機能きのうも持もつ。

ロトミ

『ソード・シールド』におけるポケモンセンター内ないのパソコンに入はいり込こんだ姿すがた。パソコンのインターフェイスとして機能きのうし、ロトム図鑑ずかんやスマホロトムなどと同おなじく会話かいわも可能かのう。

ドローンロトム

『ソード・シールド』のみに登場とうじょうする形態けいたい。ライブカメラを内蔵ないぞうしたドローンに入はいり込こんだ姿すがた。ジム戦せんやリーグ戦せんなど戦闘せんとう中ちゅう、周囲しゅういを飛とび回まわりながら試合しあいの様子ようすを撮影さつえいしライブ中継ちゅうけいする。

ロトムじてんしゃ

『ソード・シールド』のみ登場とうじょうする形態けいたい。自転車じてんしゃのアシストモーターにロトムを入いり込こませる事ことで、走行そうこう中ちゅうにBボタンを押おすと一時いちじ的てきに加速かそくする。しばらくすると通常つうじょうの速度そくどに戻もどり、そのまま走はしり続つづけると充電じゅうでんされ、再ふたたび加速かそくできるようになる。後のちに水陸すいりく両用りょうように性能せいのうが拡張かくちょうされる。ヨロイ島とうではカスタマイズにより「ぴかぴかホワイト」や「ギラギラブラック」へのカラーチェンジも可能かのう。走行そうこう時じのエフェクトも異ことなるが走行そうこう性能せいのうは変かわらず、元もとの色いろに戻もどすこともできる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい105話わに登場とうじょう。アニメではミオシティに森もりの洋館ようかんがホテルとして存在そんざいし、ロトムが住すみ着ついていた。声優せいゆうは阪口さかぐち大助だいすけ。『ベストウイッシュ シーズン2』ではムトロ島とうに大量たいりょうに生息せいそくしており、オーキド博士はかせに捕獲ほかくされた。声優せいゆうは古島こじま清孝きよたか。『2019年版ねんばん』第だい18話わからはポケモンワールドチャンピオンシップスの試合しあいの審査しんさ役やくとしてドローンロトムも登場とうじょうし、声こえはマックスウェル・パワーズが担当たんとう。第だい77話わではデンジのポケモンとして登場とうじょう。第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）では第だい1にてでポケモン図鑑ずかんをダウンロードする際さいに通常つうじょうのロトムの姿すがたが映うつっていた他ほか、第だい8話わにて町まちにいたポケモンとして登場とうじょう。ゲーム『ソード・シールド』のストーリーを基もとにしたWEBアニメ『薄明はくめいの翼つばさ』ではキバナがスマホロトムとして連つれ歩あるいている個体こたいが登場とうじょうする他ほか、第だい5話わにて野生やせいの個体こたいが登場とうじょうし、マクロコスモス本社ほんしゃのコンピュータを乗のっ取とりトラブルを発生はっせいさせるも、駆かけ付つけたオリーヴの手てによって排除はいじょされた。

『サン&ムーン』のロトム図鑑ずかんの声こえは浪なみ川がわ大輔だいすけ、『2019年版ねんばん』のサトシのスマホロトムは堀内ほりうち賢雄けんゆう、ゴウのスマホロトムはマリナ・アイコルツ、コハルのスマホロトムを浪なみ川がわ大輔だいすけ、ロケット団だんのスマホロトムを大谷おおや育江いくえがそれぞれ担当たんとうしている。第だい8シリーズ（『リコとロイの旅たびシリーズ』）のリコのスマホロトムは山下やました大輝だいきが担当たんとう。

「ロトム」の由来ゆらいはモーターの英語えいご表記ひょうき「Motor」の逆さかさ読よみ (Rotom) である。

ユクシー

ユクシー No. 480

分類ぶんるい: ちしきポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 0.3kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

知識ちしきの神かみと呼よばれるポケモン。遥はるか昔むかしアルセウスが生うみ出だした1つのタマゴから、エムリット、アグノムとともに誕生たんじょうしたと伝つたえられる。ユクシーが誕生たんじょうし飛とび回まわったことで、人々ひとびとに様々さまざまな問題もんだいを解決かいけつするための「知恵ちえ」が生うまれたといわれる。小人こどもや妖精ようせいのような姿すがたをしており、2本ほんの尻尾しっぽを持もち、頭あたまはメロンパンのような形状けいじょうをしている。瞼まぶたを開ひらき目めを合あわせた者ものや悪あしき者ものの記憶きおくを一瞬いっしゅんで消けしてしまう能力のうりょくを持もつと言いわれている。

シンオウ地方ちほうにある3つの湖みずうみのうち、エイチ湖こに生息せいそくしている伝説でんせつのポケモン。『プラチナ』では、シロナと主人公しゅじんこうがギラティナの存在そんざいする「やぶれたせかい」に行いく際さいに、足場あしばを出現しゅつげんさせる時ときのヒントとなる3つの石いしを落おとす正ただしい場所ばしょを示しめすポケモンとして重要じゅうような役割やくわりを果はたす。『ブラック2・ホワイト2』にも登場とうじょうし、殿堂でんどう入いり後ごに心しんの空洞くうどうに行いくとエムリットとアグノムと出現しゅつげんし、イッシュ地方ちほうを飛とび回まわる。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場とうじょうし、みちのどうくつにて20時じ～20時じ59分ふんに出現しゅつげん。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい133話わにてエイチ湖こに来きたタケシが魂たましいの状態じょうたいのユクシーと遭遇そうぐうした。第だい151・152話わで、ギンガ団だんとの決戦けっせんで実質じっしつ的てきに姿すがたを現あらわす。このときタケシとシンクロした。声優せいゆうは雪野ゆきの五月さつき。

開発かいはつ者しゃの増田ますだ順一じゅんいちはユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ（UMA：未み確認かくにん動物どうぶつ）」と呼よんでおり、3匹ひきそれぞれのアルファベット表記ひょうきの頭文字かしらもじがUMAに対応たいおうしていて（ユクシー：Uxie、エムリット：Mesprit、アグノム：Agnome）、下部かぶの名前なまえは妖精ようせいを意味いみする言葉ことば（ユクシーの場合ばあいは「Pixie：ピクシー」）となっている。

エムリット

エムリット No. 481

分類ぶんるい: かんじょうポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 0.3kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

感情かんじょうの神かみと呼よばれるポケモン。遥はるか昔むかしアルセウスが生うみ出だした1つのタマゴから、ユクシー、アグノムとともに誕生たんじょうしたと伝つたえられる。エムリットが誕生たんじょうし飛とび回まわったことで、生いきる時ときの悲かなしみの苦くるしさ、そして喜よろこびの尊とうとさが、人々ひとびとにもたらされたといわれている。他たの2匹ひきとともに、エムリットたちより先さきにアルセウスが生うみ出だしたドラゴンポケモン（ディアルガ、パルキア、ギラティナ）をつなぐ存在そんざいと言いわれている。シンオウ地方ちほうのミオシティの図書館としょかんにある「おそろしい神話しんわ」に書かかれた伝承でんしょうによれば、もし、エムリットに触ふれてしまった場合ばあい、3日にち後ごにして感情かんじょうがなくなるという。また、不敬ふけいな者ものの感情かんじょうを狂くるわすとの伝承でんしょうが残のこされている。

普段ふだんは湖みずうみの底そこで眠ねむりについているのだが、時折ときおり魂たましいだけが肉体にくたいを抜ぬけ出だし飛とび回まわるという。外見がいけんはユクシー、アグノムとほぼ同様どうようで妖精ようせいのような姿すがただが、頭部とうぶの形状けいじょうが異ことなり、頭あたまは桃色ももいろで四よっつの突起とっきのようなものがあり、額がくに赤あかい結晶けっしょうがついている。

シンオウ地方ちほうにある三みっつの湖みずうみのうち、シンジ湖みずうみに生息せいそくしている伝説でんせつのポケモン。ユクシー、アグノムとは異ことなり、イベント後ごはシンオウ地方ちほうの道路どうろや水道すいどうを飛とび回まわる。『ブラック2・ホワイト2』にも登場とうじょうし、殿堂でんどう入いり後ごに心しんの空洞くうどうに行いくとユクシーとアグノムと出現しゅつげんし、イッシュ地方ちほうを飛とび回まわる。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場とうじょうし、みちのどうくつに昼ひるに出現しゅつげん。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

TVアニメ版ばんではヒカリがシンジ湖みずうみに着ついた時とき、姿すがたが透明とうめいでシルエットだけのエムリットと遭遇そうぐう。第だい151・152話わで、ギンガ団だんとの決戦けっせんで実質じっしつ的てきに姿すがたを現げんわす。このときヒカリとシンクロした。

開発かいはつ者しゃの増田ますだ順一じゅんいちはユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ（UMA：未み確認かくにん動物どうぶつ）」と呼よんでおり、3匹ひきそれぞれのアルファベット表記ひょうきの頭文字かしらもじがUMAに対応たいおうしていて（ユクシー：Uxie、エムリット：Mesprit、アグノム：Agnome）、下部かぶの名前なまえは妖精ようせいを意味いみする言葉ことば（エムリットの場合ばあいは「Esprit：エスプリット（エスプリ。聖霊せいれいを意味いみする）」）となっている。

アグノム

アグノム No. 482

分類ぶんるい: いしポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 0.3kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

意志いしの神かみと呼よばれるポケモン。遥はるか昔むかしアルセウスが生うみ出だした1つのタマゴから、ユクシー、エムリットとともに誕生たんじょうしたと伝つたえられる。アグノムが世界せかいを飛とび回まわったことで、人々ひとびとに困難こんなんに立たち向むかい何なにかをするための「決意けつい」がもたらされたとい伝いつたえられている。妖精ようせいのような姿すがたで、胴どうは他たの二に匹ひきとほぼ同おなじ形状けいじょうだが、頭あたまは三角形さんかっけいをしており青色あおいろである。額がくには他たの二に匹ひきと同おなじように赤あかい結晶けっしょうが付ついている。普段ふだんは湖みずうみの底そこで眠ねむりについており、そこで世界せかいのバランスを保たもっていると言いわれている。アグノムを傷付きずつけた者ものは7日にち後ごにして、たちまち何なにも出来できなくなるという伝説でんせつがミオシティの図書館としょかん、「おそろしい神話しんわ」に残のこされている。また、敵対てきたいする者ものの意思いしを操あやつり傀儡かいらいに変かえるとの伝説でんせつが残のこされている。

シンオウ地方ちほうにある三みっつの湖みずうみのうち、リッシ湖みずうみに生息せいそくしている伝説でんせつのポケモン。『ブラック2・ホワイト2』にも登場とうじょうし、殿堂でんどう入いり後ごに心しんの空洞くうどうに行いくとユクシーとエムリットと出現しゅつげんし、イッシュ地方ちほうを飛とび回まわる。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場とうじょうし、みちのどうくつに夜よるに出現しゅつげん。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 水みずの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい78話わでサトシとピカチュウが、リッシ湖みずうみで姿すがたが透明とうめいのアグノムと遭遇そうぐうした。第だい151・152話わで、ギンガ団だんとの決戦けっせんで実質じっしつ的てきに姿すがたを現あらわす。このときサトシとシンクロした。声優せいゆうは真堂しんどう圭けい。

開発かいはつ者しゃの増田ますだ順一じゅんいちはユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ（UMA：未み確認かくにん動物どうぶつ）」と呼よんでおり、3匹ひきそれぞれのアルファベット表記ひょうきの頭文字かしらもじがUMAに対応たいおうしていて（ユクシー：Uxie、エムリット：Mesprit、アグノム：Agnome）、下部かぶの名前なまえは妖精ようせいを意味いみする言葉ことば（アグノムの場合ばあいは「Gnome：グノーム（ノーム）」、英語えいご名めいは「Elf：エルフ」）となっている。

ディアルガ

ディアルガ No. 483

分類ぶんるい: じかんポケモン	タイプ: はがね/ ドラゴン	高たかさ: 5.4m	重おもさ: 683.0kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

時ときを司つかさどる神かみと呼よばれるポケモン。シンオウ神話しんわにおいて、パルキア、ギラティナとともにアルセウスの3体たいの分身ぶんしんの1体たいとして生うまれたとされている。時間じかんの流ながれを自在じざいに操あやつる能力のうりょくを持もち、ディアルガの心臓しんぞうが動うごくごとに時間じかんが流ながれると言いわれている。その能力のうりょくによって、セレビィと同おなじように過去かこや未来みらいへ移動いどうすることが可能かのう。神話しんわでは時じの流ながれを生うみ出だし、シンオウ地方ちほうを創造そうぞうしたと語かたられている。胸部きょうぶの中心ちゅうしんに輝かがやくダイヤモンドのような結晶けっしょうが特徴とくちょう。深ふかい藍色あいいろの全身ぜんしんに青白あおじろく輝かがやくラインが走はしっているほか、頬ほおや胸部きょうぶ、背中せなかには銀色ぎんいろの装甲そうこうを持もつ。背中せなかの装甲そうこうは「ときのほうこう」を放はなつ際さいに一時いちじ的てきに肥大ひだい化かする。後頭部こうとうぶは結晶けっしょうのように大おおきく突つき出だした形状けいじょうをしている。

パルキアとは『ダイヤモンド・パール』をはじめとした様々さまざまなメディアで対たいをなす存在そんざいとして扱あつかわれることが多おおい。『ダイヤモンド』ではジャケットを飾かざっており、劇げき中ちゅうではその時間じかんを操あやつる力ちからをギンガ団だんのボス、アカギに狙ねらわれる。『パール』では出現しゅつげんせず、古ふるい書物しょもつでその姿すがたが確認かくにんできるのみである。『プラチナ』では、殿堂でんどう入いり後ごにカンナギタウンの長老ちょうろうの話はなしを聞きいて「こんごうだま」を手てに入いれることで、「テンガンざん」の「やりのはしら」に出現しゅつげんする。『アルファサファイア』ではユクシー、エムリット、アグノムの3匹ひきを手持てもちに入いれて「おおぞらをとぶ」を使つかうと出現しゅつげんし捕つかまえられるようになる。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 平地ひらちの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年ねん公開こうかいの映画えいが『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』の上映じょうえい劇場げきじょうで配布はいふされたアルセウスを手持てもちに入いれることで行いけるようになる「シントいせき」で、ディアルガ、パルキア、ギラティナのうち1匹ひきを入手にゅうしゅすることができる。

専用せんよう技わざは「ときのほうこう」。時間じかんが歪いがむほどの凄すさまじい力ちからを放はなつ攻撃こうげき技わざだが、反動はんどうにより次つぎのターンは行動こうどうできなくなる。

『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』ではラストボスとして闇やみのディアルガが登場とうじょうする。未来みらいの世界せかいで時ときが壊こわれた影響えいきょうから闇やみに染そまり、理性りせいを失うしなって暴走ぼうそうしてしまう。闇やみのディアルガは通常つうじょうのディアルガとは異ことなり、全身ぜんしんのラインがオレンジ色しょくへ、胸むねの結晶けっしょうが赤色あかいろへと禍々まがまがしい姿すがたに変化へんかしている。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい152話わに登場とうじょう。赤あかい鎖くさりでパルキアと共ともにアカギに操あやつられ、異い空間くうかんを生うみ出だしかけるが、サトシ達いたるとシンクロしたユクシー、エムリット、アグノムによって鎮しずめられ、本来ほんらいの世界せかいに戻もどる。

劇場げきじょう版ばんでは『神かみ々の戦たたかい』三さん部ぶ作さく全すべてに登場とうじょう。

初はつ登場とうじょうである第だい1章しょう『ディアルガVSパルキアVSダークライ』（2007年ねん）では、アラモスタウンへ逃にげ込こんだパルキアを追おって街まちに現あらわれ、パルキアとの戦たたかいの影響えいきょうで街まちは消滅しょうめつの危機ききに晒さらされることになる。

第だい2章しょう『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』（2008年ねん）では、前作ぜんさくのパルキアとの戦たたかいの影響えいきょうで、反転はんてん世界せかいに黒くろい瘴気しょうきと呼よばれる雲くもを発生はっせいさせたことから、その世界せかいの主おもであるギラティナの襲撃しゅうげきにより反転はんてん世界せかいへ引ひきずり込こまれるが、あまり戦たたかおうとせず、一撃いちげきをギラティナに当あてて脱出だっしゅつし、ギラティナを反転はんてん世界せかいから出でられないように仕掛しかけた。

最終さいしゅう章あきら『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』（2009年ねん）でも冒頭ぼうとうで再ふたたびギラティナに攻撃こうげきされるが、サトシとピカチュウがギラティナを説得せっとくしたことで確執かくしつはようやく解消かいしょうされた。ミチーナの湖みずうみで発生はっせいした竜巻たつまきにピカチュウとポッチャマが巻まき込こまれそうになった時ときには彼かれらを助たすけている。その後ご、人間にんげんへの復讐ふくしゅうのために現あらわれたアルセウスに勝かち目めがないと踏ふみ、サトシ達たちを過去かこに転送てんそうし事態じたいの解決かいけつを願ねがう。自身じしんは、パルキア、ギラティナと共ともにアルセウスに戦たたかいを挑いどんでいった。

2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうし、当時とうじの前売まえうり券けんの特典とくてんの引換ひきかえ券けんでも入手にゅうしゅできた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではステージ「テンガンざん やりのはしら」に登場とうじょう。時間じかんを操あやつり、動作どうさをスローモーションにさせて各かくファイターを困惑こんわくさせる。

オリジンフォルム

『LEGENDS アルセウス』より登場とうじょう。ディアルガにだいこんごうだまを使つかうことでフォルムチェンジする。側がわ頭部とうぶの甲殻こうかくは自身じしんの口元くちもとを覆おおう顎あご当あてに変化へんかし、胸部きょうぶの甲殻こうかくは首くびの中なかほどに移動いどうしたと共ともに、宝珠ほうしゅをレンズにしたビーム砲ほうのような形かたちに変化へんか。カギ爪つめを生はやした前足まえあしと奇妙きみょうな後うしろ足あし、アルセウスに似にているが時計とけいの針はりのようなリングを持もった、麒麟きりんやエイリアンじみた外見がいけんをしている。ディアルガの本来ほんらいの姿すがた。時間じかんを歪ゆがめ、破壊はかい・再生さいせいする能力のうりょくを持もち、オリジンフォルムのディアルガが存在そんざいする世界せかいでは、時ときの流ながれの方向ほうこうが絶たえず、その速度そくども一定いっていではないという。

パルキア

パルキア No. 484

分類ぶんるい: くうかんポケモン	タイプ: みず/ ドラゴン	高たかさ: 4.2m	重おもさ: 336.0kg
特性とくせい: プレッシャー	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

空間くうかんを司つかさどる神かみと呼よばれるポケモン。シンオウ神話しんわにおいて、ディアルガ、ギラティナとともにアルセウスの3体たいの分身ぶんしんの1体たいとして生うまれたとされている。空間くうかんのつながりを自在じざいに操あやつる能力のうりょくを持もち、パルキアが呼吸こきゅうをするたびに空間くうかんは安定あんていするといわれている。普段ふだんは並行へいこうして並ならぶ空間くうかんの狭間はざまに住すんでおり、空間くうかんを歪ゆがめる事ことで、遠とおく離はなれた場所ばしょや異い空間くうかんへと移動いどうすることができる。神話しんわでは空間くうかんを拡ひろげ、シンオウ地方ちほうを創造そうぞうしたと語かたられる。両りょう肩かたの真珠しんじゅを思おもわせる球体きゅうたいが特徴とくちょうである。紫むらさきがかった白色はくしょくの体からだには紫色むらさきいろのラインが走はしっている。背中せなかには翼つばさのような2対ついの鰭ひれを持もち、この鰭ひれは「あくうせつだん」を放はなつ際さいに一時いちじ的てきに肥大ひだい化かする。

専用せんよう技わざは「あくうせつだん」。相手あいてを周囲しゅういの空間くうかんごと切きり裂さく攻撃こうげき技わざで、急所きゅうしょ率りつが高たかい。

ディアルガとは『ダイヤモンド・パール』をはじめとした様々さまざまなメディアで対たいをなす存在そんざいとして扱あつかわれることが多おおい。『パール』ではジャケットを飾かざっており、劇げき中ちゅうではその空間くうかんを操あやつる力ちからをギンガ団だんのボス、アカギに狙ねらわれる。『ダイヤモンド』では出現しゅつげんせず、古ふるい書物しょもつでその姿すがたが確認かくにんできるのみである。『プラチナ』では、殿堂でんどう入いり後ごにカンナギタウンの長老ちょうろうの話はなしを聞きいて「しらたま」を手てに入いれることで、「テンガンざん」の「やりのはしら」に出現しゅつげんする。『オメガルビー』ではユクシー、エムリット、アグノムの3匹ひきを手持てもちに入いれて「おおぞらをとぶ」を使つかうと出現しゅつげんし捕つかまえられるようになる。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年ねん公開こうかいの映画えいが『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』の上映じょうえい劇場げきじょうで配布はいふされたアルセウスを手持てもちに入いれることで行いけるようになる「シントいせき」で、パルキア、ディアルガ、ギラティナのうち1匹ひきを入手にゅうしゅすることができる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい152話わに登場とうじょう。赤あかい鎖くさりでディアルガと共ともにアカギに操あやつられ、異い空間くうかんを生うみ出だしかけるが、ユクシー、エムリット、アグノムによって鎮しずめられた後のちは本来ほんらいの世界せかいに戻もどる。

劇場げきじょう版ばんでは『神かみ々の戦たたかい』三さん部ぶ作さくにおいて重要じゅうような役割やくわりを担になうポケモンの一いち匹ひき。

初はつ登場とうじょうである第だい1章しょう『ディアルガVSパルキアVSダークライ』（2007年ねん）では、時空じくうの狭間はざまで出会であったディアルガとの戦たたかいで傷きずつき、アラモスタウンへ逃にげ込こむ。街まちを異い空間くうかんへ引ひき込こみ、追おってきたディアルガと再ふたたび戦たたかいを始はじめる。オラシオンにより怒いかりが静しずまった後のち、街まちを元もとに戻もどした。

第だい2章しょう『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』（2008年ねん）では、回想かいそうシーンのみの登場とうじょうとなっている。

最終さいしゅう章あきら『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』（2009年ねん）では、ディアルガが竜巻たつまきに巻まき込こまれ、サトシ達たちも危あぶない時ときにサトシ達たちの目めの前まえに現あらわれ、「しんぴのまもり」でサトシ達たちを守まもり、「あくうせつだん」で竜巻たつまきを消滅しょうめつさせ、空間くうかんを操あやつる力ちからでディアルガを助たすけた。その後ご、ディアルガ、ギラティナと共ともにアルセウスに立たち向むかっていった。

2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうし、当時とうじの前売まえうり券けんの特典とくてんの引換ひきかえ券けんでも入手にゅうしゅできた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』ではステージ「テンガンざん やりのはしら」に登場とうじょう。空間くうかんを狂くるわせ、画面がめんを天地てんち逆転ぎゃくてん・左右さゆう反転はんてんさせて各かくファイターを困惑こんわくさせる。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』ではアイテム「モンスターボール」から出現しゅつげんするポケモンの一体いったいとして登場とうじょう。「あくうせつだん」を使用しようし、画面がめんの上下じょうげを反転はんてんさせる。

オリジンフォルム

『LEGENDS アルセウス』より登場とうじょう。パルキアにだいしらたまを使つかうことでフォルムチェンジする。腕うでが前足まえあしに変化へんかし、尻尾しっぽも毛羽立けばだったものに変化へんかしたことでペガサスやケンタウロスのような風貌ふうぼうへと変化へんかした。パルキアの本来ほんらいの姿すがた。空間くうかんを歪ゆがめ、破壊はかい・再生さいせいする能力のうりょくを持もつ。オリジンフォルムのパルキアが存在そんざいする世界せかいでは、空間くうかんがズタズタに引ひき裂さかれてしまうという。

ヒードラン

ヒードラン No. 485

分類ぶんるい: かこうポケモン	タイプ: ほのお/ はがね	高たかさ: 1.7m	重おもさ: 430.0kg
特性とくせい: もらいび	かくれ特性とくせい: ほのおのからだ	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

シンオウ地方ちほうができた際さいにこぼれおちた火ひの球たまから、ハードマウンテンとともに生うまれたとされる伝説でんせつのポケモン。ハードマウンテンをむやみに噴火ふんかさせないために、「かざんのおきいし」で封印ふういんされたと言いわれている。胴どうの短みじかいトカゲやサンショウウオのような姿すがたをしている。溶岩ようがんのような体からだ色しょくを持もち、頭部とうぶや足首あしくびは金属きんぞく的てきな装甲そうこうに覆おおわれている。火山かざんのほら穴あなに生息せいそくするといわれている。マグマのように燃もえたぎる高熱こうねつの血液けつえきが全身ぜんしんを循環じゅんかんしており、それゆえ身体しんたいからは高熱こうねつが発生はっせい、身体しんたいを覆おおう装甲そうこうもそれによりところどころ溶とけてしまっている。四肢ししには十字じゅうじ型がたの爪つめを備そなえ、これを食くい込こませることで壁かべや天井てんじょうを這はい回まわることができる。目めはあるが瞼まぶたを閉とじることができないため、寝ねる時ときでも目めは開あけたまま。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではハードマウンテンに出現しゅつげんし、『プラチナ』ではギンガ団だんの幹部かんぶ、プルートが悪用あくようしようとするがハンサムに阻止そしされ未遂みすいに終おわる。『ブラック2・ホワイト2』では殿堂でんどう入いり後ごに「かざんのおきいし」を入手にゅうしゅしてリバースマウンテン最深さいしん部ぶに行いくと出現しゅつげんする。トレーナーでは『ダイヤモンド・パール』および『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルタワーに登場とうじょうするタワータイクーン・クロツグが使用しようする。『オメガルビー・アルファサファイア』ではひでりのいわとに出現しゅつげんする。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

専用せんよう技わざは「マグマストーム」。ほのおのうずと同おなじく、2~5ターン連続れんぞくでダメージを与あたえ、さらにその間あいだは逃にげられなくする。何なん回かい攻撃こうげきされるかはランダム。

TVアニメ版ばん・劇場げきじょう版ばんでは伝説でんせつのポケモンとして扱あつかわれておらず、強大きょうだいな力ちからを持もつポケモンの一種いっしゅと目めされている。TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい169話わに登場とうじょうし、ポケモンレンジャーのナツヤが自然しぜん公園こうえんへ保護ほごするためにロケット団だんからヒードランを守まもり、キャプチャに成功せいこうした。劇場げきじょう版ばんでは2009年ねん公開こうかいの映画えいが『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』に登場とうじょう。過去かこのミチーナにおいて、ミチーナの重役じゅうやくギシン配下はいかの魔ま獣じゅう（大昔おおむかしにポケモンはこう呼よばれており、ポケモントレーナーは“魔ま獣じゅう使つかい”と呼よばれていた）となっていた。ドータクンとともに魔ま獣じゅう装具そうぐを着つけられて操あやつられている。当初とうしょはギシンの指示しじに動うごいていたがやがて本性ほんしょうを知しったことで彼かれの命令めいれいを無視むしし、最終さいしゅう的てきには装具そうぐを破壊はかいされたことで解放かいほうされサトシたちの味方みかたとして寝返ねがえった。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。

レジギガス

レジギガス No. 486

分類ぶんるい: きょだいポケモン	タイプ: ノーマル	高たかさ: 3.7m	重おもさ: 420.0kg
特性とくせい: スロースタート	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

巨人きょじんのような姿すがたをした伝説でんせつのポケモン。白しろと黄色おうしょくの体からだ色しょくを持もち、体からだ中ちゅうの随所ずいしょに黒くろいボディラインが走はしり、両りょう肩かたと両脚りょうきゃくには植物しょくぶつのような緑色みどりいろの物体ぶったいが付着ふちゃくしている。また、胸部きょうぶから腹部ふくぶにかけて3色しょくの模様もようが存在そんざいする。特殊とくしゅな岩石がんせきと粘土ねんどからレジロックを、氷山ひょうざんの氷こおりからレジアイスを、マグマからレジスチルを、電気でんきエネルギーからレジエレキを、ドラゴンエネルギーからレジドラゴを創つくり出だした創造そうぞう主ぬしにして、この5体たいの上うえに君臨くんりんする王おうだという伝説でんせつがあり、5体たい同様どうように顔かおにあたる部分ぶぶんに点字てんじを模もしたと思おもわれる7つの目めがある。普段ふだんは石像せきぞうのようにじっとしているが、レジロック・レジアイス・レジスチルの3匹ひき（またはレジエレキ・レジドラゴも含ふくめた5匹ひき）の存在そんざいを感かんじると動うごき出だす。凄すさまじい怪力かいりきを持もち、大陸たいりくを縄なわで縛しばりそのまま引ひっ張ぱり動うごかしたという伝説でんせつが残のこっている。

シンオウ地方ちほう各地かくちに散ちらばるプレートに刻きざまれた文ぶんによると、かつてはノーマルタイプ以外いがいの巨人きょじん型がたポケモンも存在そんざいしたのだが、アルセウスと思おぼしき存在そんざいによって倒たおされプレートへと姿すがたを変かえられて、レジギガスだけが残のこったのだという。それを示しめすかのように、ノーマルタイプのプレートは存在そんざいしていない。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、キッサキ神殿しんでんの最深さいしん部ぶに1匹ひきだけ存在そんざいする。捕つかまえるには、レジロック・レジアイス・レジスチルの3匹ひきが全すべて手持てもちにいなければならない。3匹ひきが手持てもちにいないとただの巨きょ像ぞうであるが、いると動うごき出だして戦闘せんとうになる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルタワーでは、タワータイクーンのクロツグが使用しようする。『ブラック2・ホワイト2』ではネジ山やまの地下ちか深ふかくに封印ふういんされており、レジロック・レジアイス・レジスチルが手持てもちにいると動うごき出だして戦闘せんとうとなる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではレジロック・レジアイス・レジスチル捕獲ほかく後ごに条件じょうけんを満みたすと「こじまのよこあな」に出現しゅつげんする。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。こちらは手持てもちにレジロック・レジアイス・レジスチルを入いれているという条件じょうけんは不要ふよう。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」において、巨人きょじんの寝床ねどこの光ひからない巣す穴あなを調しらべることで戦闘せんとう、捕獲ほかくが可能かのう（こちらはレジロック・レジアイス・レジスチルの他ほかにレジエレキ・レジドラゴの合計ごうけい5匹ひきが全すべて手持てもちに入いれているという条件じょうけんが必要ひつよう）。

2008年ねんの映画えいが『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』では、前売まえうり券けんの特典とくてんとして、レベル100のレジギガスが配布はいふされた。親おやは「テンイむら」。また、このレジギガスを『プラチナ』に連つれて行いくとイベントが起おこり、レジロック・レジアイス・レジスチルを捕獲ほかくすることができる。通常つうじょうプレイで入手にゅうしゅした（キッサキ神殿しんでんで捕つかまえた）レジギガスではこのイベントは起おこらない。

専用せんよう技わざは相手あいての体力たいりょくが多おおいほど威力いりょくが上あがる「にぎりつぶす」。「しぼりとる」の物理ぶつり版ばんである。しかし専用せんよう特性とくせい「スロースタート」により最初さいしょ5ターンの間あいだ、こうげきとすばやさが半減はんげんされるため、本領ほんりょうを発揮はっきさせるまでに長期ちょうき戦せんを強しいられる（相手あいてや味方みかたに特性とくせいを変化へんか・無効むこう化かしてもらう事ことは可能かのう）。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい129話わに登場とうじょう。普段ふだんはキッサキ神殿しんでんの奥おくで青あおい光ひかりの玉たまとなって眠ねむりについているが、ポケモンハンターJのボーマンダの攻撃こうげきで無理矢理むりやり目覚めざめさせられ、怒いかり狂くるって「はかいこうせん」を撃うちまくる。

劇場げきじょう版ばんでは2008年ねん公開こうかいの『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』で初はつ登場とうじょう。テンイ村むら近ちかくにある氷河ひょうがの奥おくの祠ほこらで眠ねむりについていた。反転はんてん世界せかいが傷きずついたことによって氷河ひょうがが動うごきだし、村むらや花畑はなはたが危機ききに陥おちいった時ときに登場とうじょう。数かず十じゅう匹ひきのマンムーとともに氷河ひょうがを食くい止とめるべく奮闘ふんとうする。声優せいゆうは相馬そうま幸人ゆきと。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうした。

ギラティナ

ギラティナ No. 487

分類ぶんるい: はんこつポケモン	タイプ: ゴースト/ ドラゴン	高たかさ: 4.5m	重おもさ: 750.0kg
特性とくせい: 本文ほんぶん参照さんしょう	かくれ特性とくせい: テレパシー	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

この世よの裏側うらがわに存在そんざいする、重力じゅうりょくが不安定ふあんていで時空じくうのねじれたもう1つの世界せかい（破やぶれた世界せかい・反転はんてん世界せかい）に棲すむとされる伝説でんせつのポケモン。古代こだいの墓場はかばに姿すがたを現あらわすことがあるという。元々もともとはディアルガ、パルキアとともにアルセウスの3体たいの分身ぶんしんの1体たいとして生うまれた「神かみ」の一ひとつであったのだが、暴あばれ者しゃだったためにこの世よから追放ついほうされ、歴史れきしからもその存在そんざいを消けされたため、シンオウ地方ちほうに伝つたわる神話しんわでもほとんど語かたられることがなかった。数少かずすくない残のこされた資料しりょうによれば、世界せかいが生うまれて間あいだもない時空じくうが安定あんていしていない時代じだいに、世界せかいの裏うらから時空じくうを補完ほかんし安定あんていさせる役割やくわりを担になうようになったとされている。現実げんじつ世界せかいでは古代こだいの墓場はかばに現あらわれるとされる。

『ダイヤモンド・パール』ではもどりのどうくつの最深さいしん部ぶに出現しゅつげんする。『プラチナ』においては「影かげのギラティナ」という呼称こしょうが使つかわれている。また『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、「破やぶれた世界せかいの王おう」という呼称こしょうが加くわわっている。『プラチナ』ではオリジンフォルムの姿すがたでジャケットを飾かざっており、シナリオ中ちゅうでも重要じゅうような役割やくわりを担になう。

「アナザーフォルム」「オリジンフォルム」と呼よばれる2つの姿すがたを持もつ。

アナザーフォルム

現実げんじつ世界せかいにおいてギラティナがとる姿すがたがこのフォルムである。とくせいは「プレッシャー」。6本ほんの足あしを持もったドラゴンの骨格こっかくのような姿すがたをしており、各かく3本ほんの赤あかいトゲのようなものが突出とっしゅつした黒くろい1対ついの翼つばさを持もつ。体からだ色しょくは銀色ぎんいろで、頭部とうぶや脚あしの爪つめ、首くびや脚あし部ぶには金色きんいろのリング状じょうの装飾そうしょくのような部分ぶぶんがみられる。翼つばさは首くびに3つある装飾そうしょくの、中央ちゅうおうの装飾そうしょくが背中せなかで少すこし伸のびており、そこから生はえている。オリジンフォルムと比較ひかくすると、体形たいけいの変化へんかにより体長たいちょうが短みじかくなり、赤あかと黒くろの縞しま模様もようは首くび前面ぜんめんのみになり、尾おの円錐えんすい状じょうの突起とっきも無なくなっている。なお、翼つばさの形状けいじょうやトゲの位置いちは変かえることができ、翼つばさを腕うでのように変化へんかさせ、トゲをツメのように扱あつかいそのまま切きり裂さく攻撃こうげきもできる。

当初とうしょ発表はっぴょうされたのはこのフォルムだけだったが、本来ほんらいの姿すがたとされるオリジンフォルムの登場とうじょうに伴ともない、「アナザーフォルム」の呼称こしょうとともに、この姿すがたは本来ほんらいとは異ことなるものという設定せっていが明あかされた。変身へんしんの理由りゆうは、2008年ねんの劇場げきじょう版ばんや書籍しょせきにおいて「重力じゅうりょくの変化へんかと関係かんけいがあるらしい」という説明せつめいがされている。

オリジンフォルム

『プラチナ』より登場とうじょうした、もう一ひとつの世界せかいにおける、ギラティナ本来ほんらいの姿すがた。とくせいは「ふゆう」。2008年ねん2月がつ15日にちにシェイミと同時どうじにその存在そんざいが発表はっぴょうされた。これに伴ともない、既出きしゅつの姿すがたには前述ぜんじゅつの「アナザーフォルム」の呼称こしょうが与あたえられた。

東洋とうようの龍りゅうや大蛇おろちのような長大ちょうだいな胴体どうたいに3対つい、尾おに2対ついの円錐えんすい状じょうの突起とっきを持もち、その部分ぶぶんに黒くろと赤あかの横縞よこじまを持もつ。顔かおの装飾そうしょく部分ぶぶんは三日月みかづき状じょうの鋭するどい形状けいじょうとなっている。この装飾そうしょくは口くちを開ひらく際さいに中央ちゅうおうを境さかいに両りょうサイドにスライドする。翼つばさは首くびに3つある装飾そうしょくの各々おのおのから独立どくりつし、6つの翼つばさが細長ほそながく伸のびている。このフォルムになると図鑑ずかんのギラティナの画像がぞうもオリジンフォルムの画像がぞうに変かわる。重力じゅうりょくが不安定ふあんていな反転はんてん世界せかいをこの姿すがたで飛とび回まわる。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年ねん公開こうかいの映画えいが『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』の上映じょうえい劇場げきじょうで配布はいふされたアルセウスを手持てもちに入いれることで行いけるようになる「シントいせき」で、ギラティナ、ディアルガ、パルキアのうち1匹ひきを入手にゅうしゅすることができる。このイベントでギラティナを選えらんだ場合ばあいのみ、同どう作さくでも「はっきんだま」を入手にゅうしゅしてオリジンフォルムにすることが可能かのう。『オメガルビー・アルファサファイア』では同おなじソフトで捕つかまえたディアルガとパルキアを手持てもちに入いれて「おおぞらをとぶ」を使つかうと出現しゅつげんし捕つかまえられるようになる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 洞窟どうくつの世界せかい」に出現しゅつげん。こちらも手持てもちにディアルガとパルキアを入いれているという条件じょうけんが必要ひつよう。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いけるハマナスパークにも出現しゅつげん（やぶれたせきばんが必要ひつよう、捕獲ほかくは不可ふかで倒たおすとはっきんだまが入手にゅうしゅできる）。

専用せんよう技わざは「シャドーダイブ」。ゴーストダイブの強化きょうか版ばんであり、1ターン無敵むてきになり、次つぎのターンで攻撃こうげきするゴーストタイプの技わざ。

劇場げきじょう版ばんでは『神かみ々の戦たたかい』三さん部ぶ作さくにおいて重要じゅうような役割やくわりを担になうポケモンの一いち匹ひき。

第だい2章しょう『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』（2008年ねん）で初はつ登場とうじょう。第だい1章しょう『ディアルガVSパルキアVSダークライ』（2007年ねん）におけるディアルガとパルキアの戦たたかいの影響えいきょうで、現実げんじつ世界せかいを支ささえるもう1つの世界せかい「反転はんてん世界せかい」に黒くろい雲くもが大量たいりょうに発生はっせいし、その原因げんいんを作つくったディアルガに対たいして激怒げきど。ディアルガを反転はんてん世界せかいへ引ひきずり込こもうとする。

最終さいしゅう章あきら『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』（2009年ねん）では、未いまだにディアルガのことを許ゆるしておらず、冒頭ぼうとうでディアルガが現あらわれたミチーナに現あらわれて攻撃こうげきを仕掛しかけたが、ギラティナはサトシとピカチュウの姿すがたを見みて怒いかりを静しずめ、シーナの力ちからでディアルガを誤解ごかいしていたと理解りかいする。その後ご、人間にんげんに激怒げきどしているアルセウスに、ディアルガ・パルキアとともに戦たたかいを挑いどむ。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、「モンスターボール」からアナザーフォルムで登場とうじょう。その場ばで「りゅうのいぶき」を使用しようし、前方ぜんぽうのファイターを攻撃こうげきする。

2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうし、当時とうじの前売まえうり券けんの特典とくてんの引換ひきかえ券けんでも入手にゅうしゅできた。

ギラティナの「反対はんたいの存在そんざい」、「現在げんざいの宇宙うちゅうでは姿すがたを消けした」といった設定せっていは反はん物質ぶっしつをイメージソースとしている。

クレセリア

クレセリア No. 488

分類ぶんるい: みかづきポケモン	タイプ: エスパー	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 85.6kg
特性とくせい: ふゆう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

「三日月みかづきの化身けしん」と呼よばれるポケモンで、頭部とうぶをはじめとして全身ぜんしんに三日月みかづき型がたの意匠いしょうが取とり入いれられた流線型りゅうせんけいの体からだを持もつ。ベールや羽衣はごろものような薄うすい紫色むらさきいろの羽はねを持もち、飛行ひこうする時ときには羽はねから光ひかりの粒子りゅうしを放はなつ。宙ちゅうに浮ういているようなデザインがなされており、脚あし部ぶを持もたない。三日月みかづきに近ちかい夜よるほど尻尾しっぽから伸のびるオーロラは長ながく美うつくしくなる。また、クレセリアが落おとす「みかづきのはね」を持もって寝ねると楽たのしい夢ゆめが見みられるとされる。

性別せいべつ（メス）があるためオス相手あいてに「メロメロ」をしかけることも可能かのう。

『ダイヤモンド・パール』では殿堂でんどう入いり後ごに行いける「まんげつじま」で出会であった後のちは、シンオウ地方ちほう各地かくちを飛とび回まわる。トレーナーではタワータイクーンのクロツグが使用しようする。『ブラック2・ホワイト2』ではリバースマウンテンのストレンジャーハウスで「みかづきのはね」を入手にゅうしゅし、殿堂でんどう入いり後ごに行いけるようになるワンダーブリッジに行いくと出現しゅつげんする。『オメガルビー・アルファサファイア』ではまれに出現しゅつげんするマボロシのばしょのひとつ、『ゆみなりのしま』に出現しゅつげんする。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」（「がちりんのさいだん」）からウルトラワープライドで行いける「ウルトラスペースゼロ 崖がけの世界せかい」に出現しゅつげん。『ソード・シールド』では有料ゆうりょう追加ついかコンテンツ(エキスパンション・パス)「冠かんむりの雪原せつげん」のマックスダイ巣す穴あなを調査ちょうさする『ダイマックスアドベンチャー』に出現しゅつげん。

専用せんよう技わざは「みかづきのまい」。いやしのねがいの強化きょうか版ばんで、自分じぶんをひんしにする代かわりに後続こうぞくの味方みかたポケモンのHP、PPを全ぜん回復かいふくするほか、状態じょうたい異常いじょうも回復かいふくさせる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい104話わに登場とうじょう。ダークライがミオシティにやってくる時期じきがくるとクレセリアがやってきてダークライの悪夢あくむから町まちの人々ひとびとを救すくうらしいが、時期じき外はずれでダークライが現あらわれたことにより、クレセリアもその異変いへんに気きづきまんげつじまにやってきていた。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズX』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では、ステージ「テンガンざん やりのはしら」の仕掛しかけとして登場とうじょう。三日月みかづき型がたのサイコカッターを飛とばして攻撃こうげきしてくる。

フィオネ

フィオネ No. 489

分類ぶんるい: かいようポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.4m	重おもさ: 3.1kg
特性とくせい: うるおいボディ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

クリオネのような姿すがたをしたポケモン。姿すがたはマナフィに酷似こくじしているが、マナフィに進化しんかすることはない。体からだはマナフィよりもやや大おおきいが、マナフィと違ちがい足あしが存在そんざいしない。全身ぜんしんは水色みずいろをしており、瞳ひとみと目めの上うえのまつ毛げのような模様もようは体からだ色しょくよりやや深ふかい水色みずいろである。胸元むなもとには赤あかい宝石ほうせきのような器官きかんを持もつ。また、頭頂とうちょう部ぶには一本いっぽんの触手しょくしゅを持もち、触手しょくしゅの付つけ根ねには丸まるい浮うき袋ぶくろを持もつ。暖あたたかい海うみに生息せいそくし、頭あたまの浮うき袋ぶくろを膨ふくらませて、集団しゅうだんで海うみを泳およぐ。体からだ色しょくは海中かいちゅうにてカモフラージュの役割やくわりとなり、天敵てんてきから身みを守まもる。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。シナリオ内ないでマナフィと一緒いっしょに入手にゅうしゅできる『Pokémon LEGENDS アルセウス』を除のぞく、通常つうじょうのプレイには出現しゅつげんせず、マナフィまたはフィオネをメタモンと一緒いっしょに育そだて屋やに預あづけることでフィオネのタマゴでの入手にゅうしゅとなる（そのため、マナフィの入手にゅうしゅがフィオネの入手にゅうしゅの前提ぜんてい条件じょうけんとなる）。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい113話わに登場とうじょう。見みかけると幸運こううんが訪おとずれるとい伝いつたえられている。声優せいゆうはかないみか。

マナフィ

マナフィ No. 490

分類ぶんるい: かいゆうポケモン	タイプ: みず	高たかさ: 0.3m	重おもさ: 1.4kg
特性とくせい: うるおいボディ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

クリオネと似にた特徴とくちょうを持もつ、幻まぼろしのポケモン。全身ぜんしんは水色みずいろをしており、目めの上うえには黄色きいろいまつ毛げのような模様もようがあるほか、胸元むなもとには赤あかい宝石ほうせきのような器官きかんを持もつ。手てはクリオネの足あしと同様どうよう、翼つばさのように長ながく広ひろがっている。頭頂とうちょう部ぶには一対いっついの触手しょくしゅを持もち、先端せんたん部ぶの玉たまは赤あかく発光はっこうする。帰巣きそう本能ほんのうを持もち、長距離ちょうきょりを回遊かいゆうして自みずからが生うまれた海うみへ帰かえる。先天的せんてんてきに、どんなポケモンとも心しんを通かよわせることができる、不思議ふしぎな力ちからが備そなわっている。青あおい水晶すいしょうやビーチボールのようなタマゴから生うまれる。

また、育そだて屋やに預あづけることでフィオネのタマゴを発見はっけんできる。勘違かんちがいされやすいがフィオネとの進化しんか関係かんけいはなく、どのような種族しゅぞく関係かんけいなのかは現在げんざいもわかっていないが、少すくなくともかつての時代じだいでは共ともに過すごしていたとされる。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅで、劇場げきじょう版ばん『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』の前売まえうり券けんに付属ふぞくした引換ひきかえ券けんを使つかって『ポケモンレンジャー』にミッションを出現しゅつげんさせ、そこで手てに入いれたマナフィを『ダイヤモンド・パール』へ転送てんそうすることで入手にゅうしゅできた。また、劇場げきじょう版ばんDVDの初回しょかい封入ふうにゅう特典とくてんとして『ダイヤモンド・パール』にマナフィを転送てんそうできる引換ひきかえ券けんが付属ふぞくしたり、『ポケモンレンジャー』のシリーズ作品さくひんである『ポケモンレンジャー バトナージ』や『ポケモンレンジャー 光こうの軌跡きせき』でも、『ポケモンレンジャー』と同様どうようにミッションを通とおして『ダイヤモンド・パール』などへマナフィを転送てんそうすることができたりと、当時とうじの幻まぼろしのポケモンの中なかでは比較的ひかくてき入手にゅうしゅ機会きかいが多おおかった。また、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では早期そうき購入こうにゅう特典とくてんとしてマナフィが入手にゅうしゅ可能かのうの「マナフィのタマゴ」が付属ふぞくしている。『Pokémon LEGENDS アルセウス』では通常つうじょうのプレイでも入手にゅうしゅできるが、特定とくていの手順てじゅんを踏ふむ必要ひつようがある。

専用せんよう技わざは自分じぶんと相手あいての能力のうりょくランクの補正ほせいを入いれ替かえる「ハートスワップ」。この技わざは『サン・ムーン』のみマギアナも覚おぼえられる。

劇場げきじょう版ばんでは上述じょうじゅつのように『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ』で初はつ登場とうじょうし、重要じゅうような役割やくわりを担になう。タマゴから孵かえって最初さいしょに目めにしたハルカを母親ははおやと思おもい込こんでいる。「ハートスワップ」により人ひとやポケモンの心しんを一時いちじ的てきに入いれ替かえる力ちからを持もつ。声優せいゆうは白鳥しらとり由里ゆり。短編たんぺん映画えいが『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再さい登場とうじょう。声優せいゆうは伊い瀬せら茉莉まり也。

ダークライ

ダークライ No. 491

分類ぶんるい: あんこくポケモン	タイプ: あく	高たかさ: 1.5m	重おもさ: 50.5kg
特性とくせい: ナイトメア	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

魔法使まほうつかいを思おもわせる黒くろい衣ころもを纏まつわった幽霊ゆうれいのような姿すがたをした幻まぼろしのポケモン。頭部とうぶからは白しろい髪かみのようなものが伸のびており、首くびの周まわりには赤あかい牙きばのような突起とっきを持もつ。細長ほそながい脚あしを持もつが、普段ふだんは収納しゅうのうした状態じょうたいで宙ちゅうに浮ういている。他者たしゃを深ふかい眠ねむりに誘さそい、恐おそろしい悪夢あくむを見みせる能力のうりょくを持もつ。新月しんげつの夜よるに出現しゅつげんし、周まわりの人ひとやポケモンに悪夢あくむを見みせるが、この行為こういは自分じぶんの縄張なわばりから外敵がいてきを追おい出だし身みを守まもるためであり、ダークライ自身じしんに悪意あくいはない。また、ダークライ自身じしんもこの力ちからを制御せいぎょする事ことが出来できず、自分じぶんの意思いしとは無関係むかんけいに悪夢あくむを見みせてしまう為ために、自みずから他者たしゃを避さけて孤独こどくに生いきている。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。2007年ねん2月がつ15日にちにその存在そんざいが発表はっぴょうされた。通常つうじょうのプレイでは出現しゅつげんせず、悪夢あくむを見みていたミオシティの少年しょうねんのうわごとからその存在そんざいを予見よけんできるのみである。

2007年ねん7月がつ14日にちから9月9日にちの間あいだ、映画えいが『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の上映じょうえい期間きかん中ちゅうに、各かく映画えいが館かんで『ダイヤモンド・パール』向むけにワイヤレス通信つうしんによりダークライが配布はいふされた。

『プラチナ』では2008年ねん12月1日にちから2009年ねん1月がつ15日にちまでの期間きかん限定げんていで、ニンテンドーWi-Fiコネクション（ふしぎなおくりもの）で「メンバーズカード」が配信はいしんされた。ミオシティの少年しょうねんを悪夢あくむから解放かいほうした状態じょうたいでこれを持もっているとミオシティにある「はとばのやど」に入はいる事ことができ、そこから「しんげつじま」へ行いきダークライを捕獲ほかくすることができるようになる。『プラチナ』の図鑑ずかんでは「悪夢あくむを見みせるのはダークライが悪意あくいを持もって行いったことではない」と説明せつめいされ、このイベントの最後さいごに入はいる謎なぞの声こえも「ダークライは悪夢あくむを見みせたくないため（無人島むじんとうである）「しんげつじま」に自みずからの意思いしでいる」と語かたっている。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、2022年ねん4月がつ1日にちから5月1日にちまでの期間きかん限定げんていで「メンバーズカード」が配信はいしんされた。

『ブラック・ホワイト』では冬休ふゆやすみプレゼントとして、2010年ねん12月27日にちから2011年ねん1月がつ11日にちまで全国ぜんこくの総合そうごうスーパーやポケモンセンターなどで配信はいしんされた。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』では『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のセーブデータがあった状態じょうたいでエンディングを迎むかえることでシナリオ内ないで入手にゅうしゅ可能かのう。

専用せんよう技わざは、相手あいて全体ぜんたいをねむり状態じょうたいにする事ことができるあくタイプの技わざ「ダークホール」。第だい6世代せだいまでは他たのねむり状態じょうたいにする技わざよりも命中めいちゅう率りつが高たかかったが、第だい7世代せだい以降いこうはダークライ以外いがいが使用しようする事ことができなくなり、命中めいちゅう率りつも大おおきく下さげられた。

『ポケモンレンジャー バトナージ』では本編ほんぺんのラスボスとして登場とうじょうする。また、『ポケモン不思議ふしぎのダンジョン 時じの探検たんけん隊たい・闇やみの探検たんけん隊たい』では世界せかいを暗黒あんこくに変かえようとする真しんの黒幕くろまくとして登場とうじょう。ディアルガが司つかさどる時限じげんの塔とうに細工ざいくをして星ほしの停止ていしに向むかうように仕向しむけた張本人ちょうほんにんである。

『ポッ拳けん POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹ひき。ナイトメアシフトという独自どくじの自己じこ強化きょうかを持もつ極きわめてテクニカルなキャラクター。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい104話わに登場とうじょう。声優せいゆうは三宅みやけ健太けんた。第だい183話わではシンオウリーグ・スズラン大会たいかいに出場しゅつじょうしたトレーナーであるタクトのパートナーポケモンとして登場とうじょう。その強つよさは凄すさまじく、唯一ゆいいつの敗北はいぼくはサトシのジュカイン戦せんだった。『XY&Z』では第だい5話わに登場とうじょう。第だい7シリーズ（新しん無印むじるし編へん）では第だい74話わ・第だい75話わに登場とうじょう。こちらの声優せいゆうは光ひかり部ぶ樹じゅ。

劇場げきじょう版ばんでは『ディアルガVSパルキアVSダークライ』で初はつ登場とうじょう。ゲームなどでは悪役あくやくとして描えがかれることの多おおいダークライだが、この映画えいがでは悪わるいポケモンと誤解ごかいされているだけで、人々ひとびとに警告けいこくを送おくったり、かつて助たすけてくれたアリシアの孫まごであるアリスと庭園ていえんを守まもるポケモンとして描えがかれている。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんの石坂いしざか浩二こうじ。2014年ねん公開こうかい『破壊はかいの繭まゆとディアンシー』では、投票とうひょうの結果けっか、前売まえうり券けんの特典とくてんポケモンがダークライに決定けっていし、『X・Y』で受うけ取とることができた。短編たんぺん映画えいが『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再さい登場とうじょう。

『ポケモン☆サンデー』内ない『ポケモンゲームアリーナ』でしょこたん部長ぶちょうが使用しようするポケモンのうちの1体たいである。このダークライは劇場げきじょう版ばんのポケモン配布はいふ企画きかく発表はっぴょうで入手にゅうしゅしたもので、彼女かのじょが世界せかいで最初さいしょに正規せいきの方法ほうほうでダークライをゲットした。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では「モンスターボール」から登場とうじょう。その場ばで「ダークホール」を使用しようし、範囲はんい内ないのファイターを眠ねむり状態じょうたいにしつつダメージを与あたえ続つづける。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールにおいて、四天王してんのうであるリョウの部屋へやの入いり口くちからなみのりを使用しようするなどの手段しゅだんによってなぞのばしょに侵入しんにゅうし、特定とくていの操作そうさを行おこなうことによってしんげつじまに侵入しんにゅうして入手にゅうしゅできることが判明はんめいした。しかし、この行為こういはアルセウスやシェイミの場合ばあいと同様どうようにデータを破損はそんさせる恐おそれのある危険きけん行為こういであり、更さらにはゲーム価値かちを下さげてしまう行為こういにもなるため実行じっこうすることは推奨すいしょうされていない。

シェイミ

シェイミ No. 492

分類ぶんるい: かんしゃポケモン	タイプ: くさ/ 本文ほんぶん参照さんしょう	高たかさ: 0.2m	重おもさ: 2.1kg
特性とくせい: 本文ほんぶん参照さんしょう	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

大気たいき中ちゅうの毒素どくそを分解ぶんかいする能力のうりょくを持もち、その効果こうかは荒廃こうはいした土地とちを一瞬いっしゅんにして花畑はなばたけに変かえるほどだという。その時ときの力ちからを利用りようした「シードフレア」という技わざが存在そんざいする。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。2008年ねん2月がつ15日にちにその存在そんざいが発表はっぴょうされた。発見はっけんが難むずかしいことから幻まぼろしのポケモンに数かぞえられているが、ゲームなどの作品さくひん中ちゅうでは比較的ひかくてき身近みぢかなポケモンとして描えがかれている。「ランドフォルム」「スカイフォルム」と呼よばれる2種類しゅるいの姿すがたを持もつ。

ランドフォルム

緑色みどりいろのハリネズミのような姿すがたで、側がわ頭部とうぶには赤あかい花はなが髪かみ飾かざりのように咲さいている。とても小ちいさく、花畑はなばたけにまぎれると視認しにんできなくなる。ある地方ちほうでは感謝かんしゃの意思いしを込こめ、シェイミを模もしたブーケを贈おくる風習ふうしゅうがある。当初とうしょ発表はっぴょうされたのはこのフォルムである。「グラシデアの花はな」の花粉かふんを浴あびることで下記かきのスカイフォルムへとフォルムチェンジする。とくせいはしぜんかいふく。

スカイフォルム

『プラチナ』より登場とうじょうしたフォルムで、2008年ねん6月13日にちにその存在そんざいが発表はっぴょうされた。耳みみ・四肢ししが伸のび小型こがた犬けんのような姿すがたになり、表情ひょうじょうも精悍せいかんなものとなる。赤あかい花はなは首筋くびすじに移動いどうし、スカーフのような形状けいじょうへと変化へんかしている。飛行ひこう能力のうりょくを有ゆうし、「グラシデアの花はな」の種たねを遠方えんぽうへと運はこぶ「花はなはこび」と呼よばれる習性しゅうせいを持もつ。このフォルムでいられるのは日ひ中ちゅうのみで、夜よるにはランドフォルムへと戻もどる。このフォルムになると図鑑ずかんのシェイミの画像がぞうもスカイフォルムとなる。スカイフォルムの存在そんざいの発表はっぴょうに伴ともない、既出きしゅつの姿すがたには前述ぜんじゅつの「ランドフォルム」の呼称こしょうが与あたえられた。このフォルムだと鳴なき声ごえが異ことなる。とくせいはてんのめぐみ。スカイフォルム時じのみひこうタイプが付加ふかされる。

通常つうじょうのプレイでは出現しゅつげんせず、『ダイヤモンド・パール』ではソノオタウンの民家みんかで聞きける伝説でんせつやタッグパートナーのマイの言葉ことばなどからその存在そんざいが予見よけんできる。2008年ねんの映画えいが『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』を上映じょうえいする映画えいが館かんで、ワイヤレス通信つうしんにより配布はいふされた。

『プラチナ』では2009年ねん4月がつ18日にちから5月がつ15日にちまでの期間きかん限定げんていで、ニンテンドーWi-Fiコネクション（ふしぎなおくりもの）で「オーキドのてがみ」が配信はいしんされた。これを入手にゅうしゅした後のち224番ばん道路どうろに行いくと新あらたな道みちが開あけ、その先さきの「はなのらくえん」でシェイミが出現しゅつげんする。『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では2022年ねん2月がつ27日にちから3月がつ27日にちまでの期間きかん限定げんていイベントでは「オーキドのてがみ」の配信はいしんによって『プラチナ』と同様どうように入手にゅうしゅ可能かのう。『Pokémon LEGENDS アルセウス』では『ソード・シールド』のセーブデータがあった状態じょうたいでエンディングを迎むかえることでシナリオ内ないで入手にゅうしゅ可能かのう。

『プラチナ』以降いこうの作品さくひんでは、道具どうぐ「グラシデアのはな」を使用しようすることで、シェイミをスカイフォルムにフォルムチェンジさせることができる。ランドフォルムに戻もどる条件じょうけんは、シェイミが「こおり」状態じょうたいの場合ばあい、ゲーム中ちゅうの夜よるにあたる時間じかん帯たいの場合ばあい、シェイミをボックスに預あづけた場合ばあい、シェイミを通信つうしん交換こうかんした場合ばあいの4つ。

専用せんよう技わざの「シードフレア」は威力いりょく120を誇ほこるくさタイプの技わざで、攻撃こうげき後ごは40％の確かく率りつで相手あいての特とく防ぼうランクを二に段階だんかい下さげる。

『ポケモンレンジャー 光こうの軌跡きせき』では、2010年ねん3月18日にちから5月17日にちまでの期間きかん限定げんていで配信はいしんされたスペシャルミッション「まよえるシェイミをほごせよ！」に登場とうじょうする。このミッションをクリアすると、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』へシェイミを転送てんそうできる。

TVアニメ版ばんでは『ダイヤモンド&パール』第だい168話わに登場とうじょう。ロケット団だんに追おわれていた所ところをマイに保護ほごされる。声優せいゆうは西村にしむらちなみ。『サン&ムーン』ではマオがゲットしたが、最終さいしゅう話ばなしでスカイフォルムとなり仲間なかまと共ともに飛とび立たつためにマオと別わかれた。

劇場げきじょう版ばんでは2008年ねん公開こうかいの『ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ』に登場とうじょう。グラシデアの花畑はなばたけに向むかう途中とちゅう、ディアルガとギラティナのバトルに巻まき込こまれてしまう。辛かろうじて逃にげてきたところサトシらと出会であい、共ともにグラシデアの花畑はなばたけを目指めざすこととなる。声優せいゆうは山崎やまざきバニラ。作中さくちゅうに登場とうじょうする「グラシデアの花はな」は、シェイミの姿すがたを模もしてデザインされている。

2008年ねんに行おこなわれたYahoo!きっずのポケモン人気にんき投票とうひょうでは1位いを獲得かくとくし、2位いのコイル、3位いのギラティナと共ともに描えがかれた壁紙かべがみが期間きかん限定げんていで配布はいふされた。

アルセウス

アルセウス No. 493

分類ぶんるい: そうぞうポケモン	タイプ: 本文ほんぶん参照さんしょう	高たかさ: 3.2m	重おもさ: 320.0kg
特性とくせい: マルチタイプ	かくれ特性とくせい: なし	進化しんか前まえ: なし	進化しんか後ご: なし

何なにもないゼロの状態じょうたいから生命せいめいを生うみ出だす力ちからを持もつとされる幻まぼろしのポケモン。細ほそくしなやかな純白じゅんぱくの身体しんたい、宝石ほうせきのようなパーツが埋うめ込こまれた金属きんぞく的てきな質感しつかんの装飾そうしょく状じょう部位ぶい、たてがみ状じょうのパーツが頭部とうぶにあり4足そく歩行ほこうで白馬はくばを思おもわせるシルエットなど、神々こうごうしい姿すがたを持もつ。

アルセウスという名前なまえこそ風化ふうかしてしまっているが、シンオウ地方ちほう（ヒスイ地方ちほう）ではアルセウスは“千本せんぼんの腕うでで世界せかいの総すべてを創造そうぞうした存在そんざい”と語かたり継つがれており、アルセウス自身じしんはまだ宇宙うちゅうが生うまれていない、混沌こんとんのうねりの中なかに現あらわれたタマゴの中なかから出現しゅつげんした最初さいしょの生命せいめいと言いわれている。神話しんわではアルセウスから生うみ出だされた3つの分身ぶんしんがディアルガ・パルキア・ギラティナになり、さらにその後ご生うみ出だされたタマゴからユクシー・エムリット・アグノムが誕生たんじょうしたと伝つたえられている。

その本体ほんたいはあらゆる宇宙うちゅうを観測かんそくする、多元たげん宇宙うちゅう規模きぼの高次こうじ元もと存在そんざいで、人語じんごを操あやつることは勿論もちろん、時空じくうを超こえ、生命せいめいや物体ぶったいを自在じざいに創造そうぞうし、現実げんじつや夢ゆめにすら干渉かんしょうが可能かのうなど、全知全能ぜんちぜんのうの神かみに近ちかい存在そんざいである。同時どうじにポケモンの概念がいねんに属ぞくするアルセウスは高こう次元じげんの宇宙うちゅうに座ざす本体ほんたいとは別べつに存在そんざいし、本体ほんたいにとっては下位かいの分霊ぶんれい(分身ぶんしん)である事ことが示しめされている。その為ため、本質ほんしつ的てきにはポケモンではなく、本体ほんたいから分わかたれた端はし末まつがそう認識にんしきされているに過すぎない。

エーテル財団ざいだんによって作つくられた人工じんこうポケモン・シルヴァディはアルセウスを参考さんこうに作つくられたとされる。

幻まぼろしのポケモンの一種いっしゅ。2009年ねん2月がつ14日にちにその存在そんざいが発表はっぴょうされた。通常つうじょうプレイでは出現しゅつげんせず、『プラチナ』におけるシロナの会話かいわから、それらしき存在そんざいを予見よけんできるのみである。『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』を上映じょうえいする映画えいが館かんで、ワイヤレス通信つうしんにより初はじめて配布はいふされた。また、『ブラック・ホワイト』では、発売はつばい日びから約やく1カ月かげつ半はんにわたって実施じっしされた人気にんき投票とうひょうの結果けっかアルセウスが1位いになり、期間きかん限定げんていでポケモングローバルリンクで入手にゅうしゅ可能かのうとなった。2015年ねん公開こうかい『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』の前売まえうり券けんの特典とくてんにもなった。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』では作中さくちゅうのキーポケモンとして登場とうじょう。全すべての「メイン任務にんむ」が達成たっせいするときに上記じょうきのアルセウスの分身ぶんしんを入手にゅうしゅする。この作品さくひんに限かぎり通常つうじょうのプレイでは入手にゅうしゅでき図鑑ずかんの完成かんせい条件じょうけんの一部いちぶでもあるという、『オメガルビー・アルファサファイア』のデオキシス、『ソード・シールド』のケルディオのような伝説でんせつのポケモンと似にた扱あつかいとなる。

『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、更新こうしんデータ（Ver. 1.3.0）をダウンロードした上うえで、上記じょうきの『LEGENDS アルセウス』で全すべての「メイン任務にんむ」が達成たっせいしたセーブデータがあれば、主人公しゅじんこうの部屋へやのNintendo Switchの隣となりに置おかれた「てんかいのふえ」を入手にゅうしゅでき、それをディアルガ又またはパルキアを入手にゅうしゅした状態じょうたいで全国ぜんこく図鑑ずかん入手にゅうしゅ後ごにやりのはしらで使用しようすると行いくことができる「はじまりのま」でアルセウスを入手にゅうしゅすることができる。このてんかいのふえは、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』にも内部ないぶデータ上じょうには存在そんざいしていたが、実際じっさいには配布はいふされず没ぼっイベントとなった経緯けいいがあり、約やく15年ねん半はん越ごしに日ひの目めを見みることとなった。

専用せんよう特性とくせい「マルチタイプ」はゲーム中ちゅうで手てに入はいるプレートを持もたせることによって、タイプを様々さまざまなものに変化へんかさせることができる（どうぐを何なにも持もたない、プレート以外いがいのどうぐを持もっている場合ばあいのタイプはノーマル）。また、タイプが変かわると体からだの色いろや専用せんようわざ「さばきのつぶて」のタイプも変化へんかする。この特性とくせいは、「いえき」や「ミイラ」などで無効むこう化か・変化へんかさせる事ことは出来できず、「トレース」や「スキルスワップ」でコピー・入いれ替かえも不可能ふかのうで、「はたきおとす」や「どろぼう」などでプレートを失うしなってもタイプと姿すがたはそのままである。

劇場げきじょう版ばんでは『アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ』で初はつ登場とうじょう。圧倒的あっとうてきな強つよさだけでなく非常ひじょうに高たかい知性ちせいを持もち、人間にんげんの言葉ことばも普通ふつうに話はなす事ことができ、更さらにプレートが全すべて揃そろっている限かぎりは不死身ふじみであるとされている。声優せいゆうは特別とくべつ出演しゅつえんの美輪みわ明宏あきひろ。上記じょうきの『光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ』にも登場とうじょうした。

開発かいはつスタッフによると、コンセプトは「すべてを超越ちょうえつした神かみ」とされ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のイベントで登場とうじょうしたテーマ曲きょくは畏怖いふの雰囲気ふんいきを織おり交まぜたものとなっている。

『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズ SPECIAL』では「モンスターボール」「マスターボール」から登場とうじょう。その場ばで「じゅうりょく」を使用しようし、空中くうちゅうのファイターを落下らっかさせる。地上ちじょうのファイターには一切いっさい効果こうかが無ないものの、威力いりょくは絶大ぜつだい。