(Translated by https://www.hiragana.jp/)
東寺真言宗 - Wikipedia コンテンツにスキップ

東寺とうじ真言宗しんごんしゅう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

東寺とうじ真言宗しんごんしゅう(とうじしんごんしゅう)は、日本にっぽんにおける真言しんごんけい仏教ぶっきょう宗派しゅうはのひとつで、真言宗しんごんしゅうぞくする。総本山そうほんざん教王護国寺きょうおうごこくじ東寺とうじ)。宗祖しゅうそ空海くうかい弘法大師こうぼうだいし)。なお、真言宗しんごんしゅう東寺とうじとは、ことなる宗派しゅうはである。

そうもん

[編集へんしゅう]
  • 雲形くもがた東寺とうじくも

寺格じかく順不同じゅんふどう

[編集へんしゅう]

沿革えんかく

[編集へんしゅう]

東寺とうじ真言宗しんごんしゅう歴史れきしは、教王護国寺きょうおうごこくじ東寺とうじ)のひらきそうはじまる。ひろしひとし14ねん823ねん)に教王護国寺きょうおうごこくじ嵯峨天皇さがてんのうから空海くうかい下賜かしされ、真言しんごん密教みっきょう根本こんぽん道場どうじょうとなった。

以降いこう江戸えど時代じだいまで、教王護国寺きょうおうごこくじ真言宗しんごんしゅう長者ちょうじゃてらとしてその役割やくわりたしてきたが、明治めいじ時代じだいはいると、明治めいじ政府せいふ宗教しゅうきょう政策せいさくにより、真言宗しんごんしゅうは、真言宗しんごんしゅうしん真言宗しんごんしゅう各派かくは合同ごうどうすることとなり、1879ねん明治めいじ12ねん)に教王護国寺きょうおうごこくじ総本山そうほんざんとして合同ごうどうする。

管長かんちょう教王護国寺きょうおうごこくじ金剛峯寺こんごうぶじ)としん智積ちしゃくいん長谷寺はせでら)の4寺院じいんから互選ごせんすることとなり、教王護国寺きょうおうごこくじ管長かんちょう選出せんしゅつするよん本山ほんざんひとつとなった。

しかし反発はんぱつおおく、多数たすう寺院じいん離脱りだつしていくなかで1901ねん明治めいじ34ねん)に教王護国寺きょうおうごこくじは、真言宗しんごんしゅう山階やましな真言宗しんごんしゅう小野おの真言宗しんごんしゅう泉涌寺せんにゅうじとともによん聯合れんごう形成けいせいしていたものの、最終さいしゅうてきにはそれも分裂ぶんれつし、1907ねん明治めいじ40ねん)、教王護国寺きょうおうごこくじ総本山そうほんざんとする真言宗しんごんしゅう東寺とうじとして独立どくりつし、真言宗しんごんしゅう解体かいたいされた。

1941ねん昭和しょうわ16ねん)3がつ真言宗しんごんしゅうしん真言宗しんごんしゅうけい宗派しゅうは政府せいふ政策せいさくによって合同ごうどうし、だい真言宗しんごんしゅう成立せいりつする。

戦後せんごだい真言宗しんごんしゅうから、1946ねん昭和しょうわ21ねん)2がつ真言宗しんごんしゅう東寺とうじ旧称きゅうしょうふくして独立どくりつした。1952ねん昭和しょうわ27ねん)9がつ3にち宗教しゅうきょう法人ほうじん認証にんしょう

しかし1963ねん昭和しょうわ38ねん)に、教王護国寺きょうおうごこくじ中心ちゅうしんとした宗派しゅうは形態けいたい復帰ふっきすることを目的もくてきに、真言宗しんごんしゅう東寺とうじから、東寺とうじ真言宗しんごんしゅう分派ぶんぱ独立どくりつすることとなった。1974ねん昭和しょうわ49ねん)10がつ25にち認証にんしょうされた。

教王護国寺きょうおうごこくじ長者ちょうじゃ東寺とうじ真言宗しんごんしゅう管長かんちょう歴代れきだい

[編集へんしゅう]
  1. 空海くうかい
  2. じつめぐみ
  3. 真済しんぜい
  4. みやび
  5. そうあきら
  6. しんしか
  7. えきしん
  8. せいたから
  9. かんけん
  10. のべ
  11. かん宿やど
  12. すみだか
  13. さだたかし
  14. やすししゅん
  15. ひろしそら
  16. 救世きゅうせい
  17. ひろしせい
  18. ていあきら
  19. ひろしあさ
  20. まさけい
  21. ふかさとし
  22. すみしん
  23. ふかさとし
  24. 仁海にんかい
  25. ふかさとし
  26. 仁海にんかい
  27. ふかかん
  28. さとしげん
  29. 長信ながのぶ
  30. なりみこと
  31. ふか
  32. しんじさとし
  33. ていけん
  34. よりゆきかん
  35. けいはん
  36. はんしゅん
  37. ひろしすけ
  38. かつさとし
  39. しんしょう
  40. ていうみ
  41. ていうみ
  42. ひろししん
  43. ひろしへん
  44. ひろししん
  45. ひろしへん
  46. ただし
  47. ていあまね
  48. しゅんしょう
  49. さとしなり
  50. のべ
  51. しるしせい
  52. みちみこと
  53. なりたから
  54. みちみこと
  55. しんげん
  56. ていごう
  57. めぐみ
  58. さとしきょう
  59. 良恵よしえ
  60. いむうみ
  61. 良恵よしえ
  62. くだりあまね
  63. じつけん
  64. 良恵よしえ
  65. みちじょう
  66. ぼうえん
  67. じつ
  68. ていおや
  69. みちしょう
  70. 隆澄たかすみ
  71. みちとおる
  72. みちたから
  73. 奝助
  74. ていすみ
  75. 勝信かつのぶ
  76. みち耀
  77. りょうあまね
  78. もりすけ
  79. せいげん
  80. ひろしずみ
  81. じつたから
  82. ぜんすけ
  83. みちしゅん
  84. 勝恵かつえ
  85. まもりめぐみ
  86. まもりほまれ
  87. ふかこころよ
  88. きょうすけ
  89. まもり
  90. まもりほまれ
  91. 信忠のぶただ
  92. いむ
  93. きょうすけ
  94. しんげん
  95. ぜんすけ
  96. ひじりただし
  97. なりめぐみ
  98. ていすけ
  99. のうすけ
  100. じつうみ
  101. あらわほまれ
  102. おおやけ
  103. ぜんすけ
  104. 道順みちじゅん
  105. じつひろし
  106. ひろししゅん
  107. きょうひろし
  108. ひかりほまれ
  109. ゆうすけ
  110. 道意どうい
  111. きょうひろし
  112. せいひろ
  113. 賢助けんすけ
  114. せいひろ
  115. 道意どうい
  116. えきもり
  117. なりすけ
  118. 道意どうい
  119. えきもり
  120. ひろしん
  121. なりすけ
  122. ゆうすけ
  123. けんしゅん
  124. けいげん
  125. けんしゅん
  126. さかえかい
  127. けんしゅん
  128. 隆俊たかとし
  129. 道意どうい
  130. せいちん
  131. よりゆき
  132. 定憲さだのり
  133. さとしゆう
  134. ひかりずみ
  135. 定憲さだのり
  136. ひかりずみ
  137. 定憲さだのり
  138. ひかりずみ
  139. そうすけ
  140. せいこころよ
  141. そうすけ
  142. しゅんみこと
  143. まんすみ
  144. まもりとおる
  145. りゅうはじめ
  146. まもりとおる
  147. ぜんもり
  148. ゆういむ
  149. ちょうすみ
  150. まんすみ
  151. ひかりちょう
  152. ぼうきょう
  153. 義昭よしあき
  154. じつじゅん
  155. ぼうきょう
  156. 義賢よしかた
  157. ぜんしん
  158. 義昭よしあき
  159. ゆういむ
  160. 成基せいき
  161. むねかん
  162. もちえん
  163. ぜんしん
  164. けんこころよ
  165. ぜんしん
  166. ひろつぎ
  167. ぼうなか
  168. なりあつし
  169. ゆういむ
  170. てい
  171. まもりあまね
  172. りょうすけ
  173. けんせい
  174. ぜんしん
  175. ぜんしん
  176. そうわたる
  177. 義賢よしかた
  178. 定昭さだあき
  179. いむたから
  180. りゅうわたる
  181. おおやけげん
  182. まもり
  183. せいふか
  184. けんふか
  185. もちげん
  186. みなもとみやび
  187. 堯雅
  188. えんじ
  189. 堯円
  190. ぞうこう
  191. みことせい
  192. ひろしうみ
  193. ひろしずみ
  194. しんじあまね
  195. こうけん
  196. せいえんじ
  197. えいすなお
  198. ゆうみやび
  199. こうげん
  200. たよあまね
  201. りょううみ
  202. りゅうしょう
  203. ぼうえんじ
  204. ひろしじゅん
  205. みちじょ
  206. 堯観
  207. みちじょ
  208. りょうじょ
  209. こうなだめ
  210. 隆幸たかゆき
  211. さかえあまね
  212. じつみやび
  213. もとみやび
  214. ひろしふか
  215. みちみやび
  216. なだめしょう
  217. みことあつし
  218. 杲観
  219. ひろししょう
  220. なだめしょう
  221. みことあつし
  222. ぜんしょう
  223. ひろしあつし
  224. ぜんしょう
  225. 堯観
  226. こうえんじ
  227. ぜんごう
  228. 杲助
  229. あきらふか
  230. ぜんにん
  231. ふかとおる
  232. 良助りょうすけ
  233. あつしこころ
  234. こうえんじ
  235. 寛恕かんじょ
  236. ぞうまもる
  237. 冷泉れいせんもとほまれ
  238. 大宮おおみやさとしたから
  239. 三条西さんじょうにしじょうぜん
  240. 別所べっしょさかえいむ
  241. 松平まつだいらみのるいん
  242. くすのきたまたい
  243. はらこころたけし
  244. 高志こうしだいりょう
  245. かなえりゅうあかつき
  246. 三神みかみかいうん
  247. ちょうなだめただし
  248. こう幢龍とおる
  249. むべほうりゅう
  250. 鎌田かまたかんおう
  251. 松永まつながのぼるどう
  252. 日下くさかよしぜん
  253. 山本やまもとしのぶはり
  254. 木村きむらきよしさとし
  255. 鷲尾わしお隆輝たかてる(1)
  256. 砂原すなはらしげるへん(2)
  257. たかちょんたかし(3)
  258. 橋本はしもと尚信なおのぶ(4)

( )ないは、東寺とうじ真言宗しんごんしゅう管長かんちょう

宗務しゅうむ組織そしき

[編集へんしゅう]
  • 管長かんちょう東寺とうじ真言宗しんごんしゅう管長かんちょう教王護国寺きょうおうごこくじ長者ちょうじゃ
  • 東寺とうじ真言宗しんごんしゅうむね議会ぎかい
    • 予算よさん委員いいんかい
    • 決算けっさん委員いいんかい
    • そう議員ぎいん(15めい
    • 議長ぎちょう
    • ふく議長ぎちょう
  • 宗務しゅうむ総長そうちょうそう議会ぎかい指名しめい
  • 庶務しょむ
  • 財務ざいむ
  • 法会ほうえ
  • 教学きょうがく

庶務しょむ財務ざいむ法会ほうえ教学きょうがく各部かくぶ部長ぶちょう主事しゅじ書記しょき設置せっち

僧階そうかい僧籍そうせき

[編集へんしゅう]
  • 1きゅう  大僧正だいそうじょう
  • 2きゅう  けん大僧正だいそうじょう
  • 3きゅう  ちゅう僧正そうじょう
  • 4きゅう  けんちゅう僧正そうじょう
  • 5きゅう  しょう僧正そうじょう
  • 6きゅう  けんしょう僧正そうじょう
  • 7きゅう  だい僧都そうず
  • 8きゅう  けんだい僧都そうず
  • 9きゅう  ちゅう僧都そうず
  • 10きゅう  けんちゅう僧都そうず
  • 11きゅう  しょう僧都そうず
  • 12きゅう  けんしょう僧都そうず
  • 13きゅう  だい律師りっし
  • 14きゅう  律師りっし
  • 15きゅう  けん律師りっし

年中ねんじゅう行事ぎょうじ

[編集へんしゅう]
  • 初詣はつもうで(1がつ1にち~3にち教王護国寺きょうおうごこくじ境内けいだいにある五重塔ごじゅうのとうはつそう公開こうかい
  • 修正しゅうせいかい(1がつ3にち厄除やくよ護符ごふおふなごう』・『うしおうたからしるし授与じゅよ
  • こうななにち修法しゅほう(1がつ8にちから14にち真言宗しんごんしゅうじゅうはち本山ほんざんかい共同きょうどう
  • 講堂こうどう修正しゅうせいかい(1がつ28にち
  • ほしきょう(2がつ3にち
  • 涅槃ねはんかい(2がつ15にち
  • 春季しゅんき彼岸ひがんかい(3がつ18にちから)
  • 八幡宮はちまんぐう春季しゅんきき(3がつ15にち鎮守ちんじゅ八幡宮はちまんぐうにて護摩ごまきょう
  • けんじまい法要ほうよう(4がつだい2日曜日にちようび
  • せい御影みかげきょう(4がつ21にち
  • 稲荷いなり還幸かんこうさい(5がつ3にち教王護国寺きょうおうごこくじ慶賀けいがもんにて稲荷いなり大明神だいみょうじん接待せったい供養くよう
  • 弘法大師こうぼうだいし降誕こうたんかい(6がつ15にち
  • 盂蘭盆会うらぼんえ(8がつ13にちから15にち
  • 萬燈会まんどうえ盆踊ぼんおどり(8がつ15にち
  • 秋季しゅうき彼岸会ひがんえ(9がつ20日はつかから)
  • 八幡宮はちまんぐう秋季しゅうきき(11月15にち鎮守ちんじゅ八幡宮はちまんぐうにて護摩ごまきょう

毎日まいにち月並つきなみ行事ぎょうじ

[編集へんしゅう]
  • 生身なまみきょう毎日まいにち午前ごぜん6から) 御影堂ごえどう
  • だい般若はんにゃかい毎月まいつき1にち
  • ぬの薩会(15にち・4がつ・5月・7がつ・9月・10月・12月にかぎる)
  • 逮夜たいや毎月まいつき20にち御影堂ごえどう
  • 御影みかげきょう毎月まいつき21にち御影堂ごえどう

関連かんれん組織そしき

[編集へんしゅう]
  • 東寺とうじ真言宗しんごんしゅう青年せいねんかい
  • 東寺とうじ真言宗しんごんしゅう布教ふきょうかい
  • てらぞく女性じょせいかい

教育きょういく機関きかん

[編集へんしゅう]

施設しせつ

[編集へんしゅう]
  • 東寺とうじ宝物ほうもつかん教王護国寺きょうおうごこくじない
    春季しゅんき(3がつ20日はつかから5がつ25にち)・秋季しゅうき(9がつ20日はつかから11月25にち)に開館かいかん
  • 東寺とうじらくみなみ会館かいかん宿坊しゅくぼう
    2022ねん12がつ20日はつか閉館へいかん[1]

教義きょうぎ

[編集へんしゅう]

真言宗しんごんしゅう教義きょうぎじゅんじる。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]