コーヒー

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コーヒー 浸出液しんしゅつえき[1]
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 17 kJ (4.1 kcal)
0.7 g
0.2 g
ビタミン
リボフラビン (B2)
(1%)
0.01 mg
ナイアシン (B3)
(5%)
0.8 mg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(1%)
65 mg
カルシウム
(0%)
2 mg
マグネシウム
(2%)
6 mg
リン
(1%)
7 mg
成分せいぶん
水分すいぶん 98.6 g
ビオチン(B7 1.7 µg
カフェイン 0.06 g
タンニン 0.25 g

浸出しんしゅつほう:コーヒー粉末ふんまつ 10 g/熱湯ねっとう150 mL
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい
さまざまなコーヒー飲料いんりょう

コーヒーオランダ: koffie[2] /ˈkɔfi/ Nl-koffie.ogg コフィ[ヘルプ/ファイル]英語えいご: coffee)は、コーヒーまめばれるコーヒーノキ種子しゅしあぶせんじしてくだいた粉末ふんまつから、またはみず成分せいぶん抽出ちゅうしゅつした飲料いんりょうである。日本語にほんごでの漢字かんじ表記ひょうきは「珈琲こーひー[3]

歴史れきしへの登場とうじょうさけちゃにはおくれるが、世界せかい各地かくちでよくまれている飲料いんりょうである[4][5]家庭かてい飲食いんしょくてん職場しょくばなどおおくの場面ばめん飲用いんようされる[6]。コーヒーちゅうカフェインなどの興奮こうふん作用さようから知的ちてき労働ろうどうしゃには最適さいてき嗜好しこうひんとされている[7]世界せかい各国かっこくにおいて、コーヒーを提供ていきょうするコーヒー・ハウスカフェなどの喫茶店きっさてん近代きんだい知識ちしきじん文学ぶんがく美術びじゅつなど様々さまざま分野ぶんや芸術げいじゅつあつまるとして、文化ぶんかてきにもおおきな役割やくわりたしてきた[8]。カフェインに代表だいひょうされる薬理やくり活性かっせい成分せいぶんふくむことから医学いがく薬学やくがくめんから研究けんきゅう対象たいしょうとなっている[9]。さらに、貿易ぼうえき規模きぼおおきいいち産品さんぴんとされるため、経済けいざいめんでも重要じゅうようされている[10][11]

コーヒーはコーヒーベルトばれる北回帰線きたかいきせん南回帰線みなみかいきせんあいだやく70カ国かこく生産せいさんされており、そのコーヒー農園のうえんでコーヒーノキの栽培さいばい果実かじつ収穫しゅうかくおこなわれる[12]。さらにつづいて、なままめコーヒーまめ精製せいせい英語えいごばんばれる加工かこう作業さぎょうまでが、コーヒー農園のうえんおこなわれることがおお[13]精製せいせいされたなままめ生産せいさんこく集積しゅうせきされ、選別せんべつ等級とうきゅうけされてから消費しょうひこく輸出ゆしゅつされる[13]なままめ消費しょうひにおいてコーヒー独特どくとく香味こうみすためにあぶせんじされる[13]。また、場合ばあいによっては複数ふくすうあぶせんじまめぜる[13]。これはブレンドとわれ、風味ふうみもとめておこなわれる[13]。その粉砕ふんさいによりこまかいこなじょうにされてから、みず抽出ちゅうしゅつ英語えいごばんされて、飲用いんようきょうされるコーヒーが出来上できあがる[13]

コーヒー加工かこう工程こうてい
コーヒーができるまで

歴史れきし[編集へんしゅう]

コーヒーの伝播でんぱ[編集へんしゅう]

コーヒーがいつごろから人間にんげん利用りようされていたかは、様々さまざませつがあり、はっきりしていない[14]。しかし、エチオピアがコーヒーの原産地げんさんちとするせつもっと有力ゆうりょくで、自生じせいするコーヒーノキもおお[15]あぶせんじしたまめから抽出ちゅうしゅつしたコーヒーが登場とうじょうしたのは13世紀せいき以降いこうられる[16]

最初さいしょ一部いちぶのイスラム修道しゅうどうしゃだけがもちいる宗教しゅうきょうてき秘薬ひやくであり、せいまめしたしるもちいられていた[17]。しかし、あぶせんじによって嗜好しこうひんとしての特長とくちょうそなえると[18]一般いっぱん民衆みんしゅうへもひろがった[19]1454ねんには一般いっぱん民衆みんしゅう飲用いんよう正式せいしきみとめられ、中東ちゅうとうイスラム世界せかい全域ぜんいき拡大かくだいした[20]

伝播でんぱルートはエチオピアイエメンメッカ(アラビアコーヒー)→オスマントルコ帝国ていこく(トルココーヒー)→ヨーロッパ→世界中せかいじゅうひろまったと推定すいていされるがはっきりはしていない。かくあいだ伝播でんぱには「直接ちょくせつつたわった」のか「記録きろくいだけで、そのあいだなに中継ちゅうけいがあったのか」もはっきりしていない。アラビアコーヒーで最古さいこ記録きろくはイエメンの修道院しゅうどういんで15世紀せいきなかばである[21]。だが、記録きろくのこっていないだけでアラビアコーヒーの歴史れきしはそれよりずっとふるいと推測すいそくされている[21]。メッカからレバント地方ちほうおよびアラビア全域ぜんいきひろまった。また、オスマン帝国ていこくにはどう帝国ていこくイエメン総督そうとくだったオズデミール・パシャ(en:Özdemir Pasha)ともつたわったとのせつもあるが、パシャ提督ていとく経由けいゆなのか、メッカ経由けいゆなのか、レバント経由けいゆかもはっきりしない。

オスマン帝国ていこくからはバルカン諸国しょこく[22]ヨーロッパには16世紀せいき存在そんざいられるようになり[23]、17世紀せいきちゅうにヨーロッパ全土ぜんど伝播でんぱした[24]北米ほくべいには1668ねん、ヨーロッパからの移民いみんによってつたわった[25]

日本にっぽんへは18世紀せいきまつオランダひと長崎ながさき出島でじまんでつたわった[16]最初さいしょ記録きろくは、1804ねん大田おおた南畝なんぽによる随筆ずいひつ『瓊浦またつづり』(けいほゆうてつ)[26][ちゅう 1]

コーヒー文化ぶんかひろまりと形成けいせい[編集へんしゅう]

コーヒー文化ぶんかひろまるにつれ、抽出ちゅうしゅつほう工夫くふうされはじめた。いたコーヒーまめして上澄うわずみをトルココーヒーしきかたからフランスで、まず1711ねんぬの方法ほうほう開発かいはつされ、ネルドリップの原型げんけいとなった[27]。これにそそ器具きぐとして、1800ねんころにドゥ・ベロワのポットが考案こうあんされ、現在げんざいのドリップポットにいた[28]。このほかにも、フランスでパーコレータ[29]ドイツコーヒーサイフォン[30]ペーパードリップ[31]エスプレッソ発祥はっしょうイタリアエスプレッソマシン[32]などが開発かいはつされた。

ヨーロッパ[編集へんしゅう]

イギリスでは1650ねんオックスフォード最初さいしょのコーヒーハウスが開業かいぎょうしたのち、17世紀せいきにはロンドン中心ちゅうしんにコーヒーハウスが社交しゃこう議論ぎろん情報じょうほう交換こうかんとして隆盛りゅうせいきわめた[33]ロイズ前身ぜんしんもコーヒーハウスである[34]。しかし、18世紀せいきなかばにイギリスのコーヒーハウスの隆盛りゅうせい紅茶こうちゃ普及ふきゅうによりすたれた[35]

フランスでは1669ねんにはちゅうトルコ大使たいしルイ14せい献上けんじょうしたことがきっかけになって上流じょうりゅう社会しゃかい流行りゅうこうし、さらに一般いっぱんにもひろまっておおくのカフェがつくられた。1867ねんごろには、朝食ちょうしょくにミルクと砂糖さとうれたコーヒーを習慣しゅうかんがあった[36]

ウィーンでは、1683ねん、オスマン帝国ていこくによるだいウィーン包囲ほうい失敗しっぱいしたさいに、オスマンぐん塹壕ざんごうのこしていったコーヒーまめゲオルク・フランツ・コルシツキー英語えいごばん戦利せんりひんとして拝領はいりょうし、ウィーンはつのコーヒーハウスを開業かいぎょうしたのがはじまりといわれている[37]

中近東ちゅうきんとう[編集へんしゅう]

イスラム世界せかいでは、ながらくイスラム教いすらむきょう戒律かいりつとのかかわりから一般いっぱん民衆みんしゅう飲用いんようみとめない主張しゅちょうつづいた[38]。1454ねんファトワされたのちも、反対はんたい意見いけん根強ねづよかった[39]。そのため、1511ねん厳格げんかくなイスラム戒律かいりつ主義しゅぎしゃだったメッカ総督そうとくがコーヒーを「大衆たいしゅう堕落だらくさせるどく」として飲用いんようきんじ、すててをめいじたメッカ事件じけんきている[40]

メッカからコーヒーがつたわったオスマン帝国ていこくでは、17世紀せいき初頭しょとう世界せかいはつ近代きんだいてきコーヒー・ハウス首都しゅとコンスタンティノープル開業かいぎょうした[41]。コーヒーハウスはちゅう上流じょうりゅう階級かいきゅう社交しゃこうじょうとなり、コーヒーがつたわったさきヴェネツィアでも同様どうようなコーヒーハウスが開業かいぎょうして[42]、ヨーロッパちゅうひろまった[43]

アジア[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは江戸えど時代じだいから長崎ながさきとおして貿易ぼうえきひんとして輸入ゆにゅうされていたが、ビタミンの効用こうようもとめてくすりとしての効果こうか期待きたいされたもので、水腫すいしゅ効果こうかがあるとされていた[44]1807ねん樺太からふと出兵しゅっぺいでは野菜やさい摂取せっしゅできないことによるへい水腫すいしゅびょう問題もんだいになり、幕府ばくふから貴重きちょうなコーヒーまめ支給しきゅうされたという[44]。1867ねん万国博覧会ばんこくはくらんかい出席しゅっせきする徳川とくがわ昭武あきたけ随員ずいいんとしてパリをおとずれた渋沢しぶさわ栄一えいいちは「食後しょくごカッフへエーというまめせんじたる砂糖さとう牛乳ぎゅうにゅうやわしてこれすこぶ胸中きょうちゅうさわやかにす」と『こう西にし日記にっき』にしるしており、これが嗜好しこうひんとしてまれたコーヒーのもっとふる記述きじゅつとされる[36]。また昭武あきたけしるした『徳川とくがわ昭武あきたけ幕末ばくまつ滞欧たいおう日記にっき』には複数ふくすうのコーヒーをんだ記述きじゅつや、紅海こうかい移動いどうちゅうモカまちについて「すぐれたコーヒーの産地さんちである」といた箇所かしょがある[36]1888ねん4がつ13にち東京とうきょう下谷しもたに最初さいしょ喫茶店きっさてん可否かひちゃかん」が開店かいてんした[45]

中国ちゅうごくでは西洋せいようより比較的ひかくてきコーヒー文化ぶんかひろまるのがおそかった。大衆たいしゅうがコーヒーを体系たいけいてき認識にんしきしたのは1980年代ねんだい以降いこうであり、また急速きゅうそくひろまったのは2020年代ねんだいである[46]。しかし、2021ねん都市としまれた1人ひとりたりのコーヒーのはいすう年間ねんかんやく4はいたっしている[47]

20世紀せいき以降いこう[編集へんしゅう]

1990ねんから2019ねんにかけて消費しょうひりょう生産せいさんりょうやく500まんトンえている[12]。2017ねんにおける1人ひとりたりどしあいだ消費しょうひりょう上位じょういこくアイスランド(9.26 kg)、ノルウェー(8.84 kg)、スイスボスニア・ヘルツェゴヴィナ(ともに6.33 kg)、カナダ(6.29 kg)、ブラジル(6.26 kg)のじゅんで、日本にっぽんは3.64 kg(12)である[48]

2014ねん国際こくさいコーヒー機関きかんは2015ねんから10月1にちを「国際こくさいコーヒーの」とすることをめた[49]

語源ごげん[編集へんしゅう]

「コーヒー」はアラビアでコーヒーを意味いみするカフワアラビア: قهوة‎:qahwa)が転訛てんかしたものである。元々もともとワイン意味いみしていたカフワのかたりが、ワインに覚醒かくせい作用さようのあるコーヒーにてられたのがその語源ごげんである[50]一説いっせつにはエチオピアにあったコーヒーの産地さんちカッファ(Kaffa)がアラビアれられたものともいわれている[51]

このかたりがコーヒーの伝播でんぱともなって、トルコ(トルコ: kahve)、イタリア(イタリア: caffè)を経由けいゆし、ヨーロッパ(フランス語ふらんすご: caféドイツ: Kaffee英語えいご: coffee)から世界せかい各地かくちひろまった。日本語にほんごの「コーヒー」は、江戸えど時代じだいオランダからもたらされたさいの、オランダ: koffie(コーフィー)に由来ゆらいする[2]。かつては前述ぜんじゅつの『こう西にし日記にっき』のように現地げんち(フランス)の発音はつおんをそのままった記述きじゅつもあった[36]

中国ちゅうごく現在げんざい使つかわれている「咖啡」の現在げんざいられているもっとふる記録きろくは『はなえい辞典じてん』(1819ねん)である[52]中国ちゅうごく文献ぶんけんでのおうへんの「珈琲こーひー」の現在げんざいられているもっとふる記録きろくは『海国かいこくこころざし』50かんほん(1844ねん)である[52]。なお、中国ちゅうごくにおいても、訳語やくごかんして19世紀せいき試行錯誤しこうさくごがあったとされるが[53]現在げんざいでは口偏くちへんの「咖啡」(kāfēi)とよく表記ひょうきされる[54]

日本にっぽんでは漢字かんじで「珈琲こーひー」のほか「可否かひ」「」「」「咖啡」などのてられてきた[3][55]珈琲こーひー」のられているもっとふる日本にっぽん資料しりょうは、江戸えど時代じだい末期まっきらんしゃ宇田川うだがわよう(1798ねん - 1846ねん自筆じひつの『らん和語わご彙集』(年代ねんだいしょう[56])である[52]。これ以外いがいにも、「可否かひ」(可否かひちゃかん)、「カウヒイ」(大田おおた南畝なんぽ『瓊浦またつづり(けいほゆうてつ)』)、「哥非おつ」(宇田川うだがわよう『哥非おつせつ』)[57]などの表記ひょうき過去かこにはもちいられた。「珈琲こーひー」が宇田川うだがわよう菴による造語ぞうごとする俗説ぞくせつがある。この俗説ぞくせつ初出しょしゅつ奥山おくやまただし八郎はちろうへん日本にっぽん珈琲こーひー文献ぶんけん略解りゃっかいなな)」『長崎ながさきだんくさむらだい27輯(長崎ながさき史談しだんかい)(1940ねん)である[52]。「珈琲こーひーというはコーヒーノキのえだ女性じょせいかみかざりにたとえたものである」という解釈かいしゃくもまた、奥山おくやまによるものである[52]

生産せいさん[編集へんしゅう]

世界せかいのコーヒー生産せいさんまめ名称めいしょう

コーヒーまめブラジルコロンビアなどの中南米ちゅうなんべいや、ベトナムインドネシアなどの東南とうなんアジアエチオピアタンザニアケニアなどのアフリカ諸国しょこくおも生産せいさんされている[4][5]。また有名ゆうめい銘柄めいがら産地さんちとしてハワイイエメンなどでも生産せいさんされている[58]。また、インド中国ちゅうごくなどでも生産せいさんされている[10]。また日本にっぽんでも九州きゅうしゅう鹿児島かごしまけん徳之島とくのしま沖永良部島おきのえらぶしま沖縄おきなわ小笠原諸島おがさわらしょとうでは個人こじん農園のうえん栽培さいばいしている[59][60][61][62]

コーヒーまめ種類しゅるいは、おも生産せいさん分類ぶんるいされている。品種ひんしゅめいは、国名こくめい(コロンビア、ケニア、コスタリカひとし)、やまいき(キリマンジャロ、ブルーマウンテン、エメラルドマウンテンとう)、せき出港しゅっこう(モカ、サントスひとし)、栽培さいばい地名ちめい(コナ、マンデリン、ジャワとう)などにちなむ。このほかたねめい栽培さいばい品種ひんしゅ付加ふかした名称めいしょう(ジャワ・ロブスタ、ブルボン・サントス)や、選別せんべつ等級とうきゅう付加ふかした名称めいしょう(ブラジル No.2、タンザニアAA)などももちいられている[63]

スペシャルティーコーヒーの概念がいねん普及ふきゅうしつつある。日本にっぽんスペシャルコーヒー協会きょうかいによると、スペシャルコーヒーとは生産せいさん生産せいさんしゃ収穫しゅうかく生産せいさん処理しょり方法ほうほう流通りゅうつう経路けいろあぶせんじ抽出ちゅうしゅつ提供ていきょう一連いちれんながれが品質ひんしつ管理かんりされているコーヒーのことを[64]。アメリカなどの審査しんさ機関きかんからこう評価ひょうかけ、生産せいさんしゃから直輸入ちょくゆにゅうがされているものがおお[65]

コーヒーノキ[編集へんしゅう]

コーヒーの原料げんりょうとなるコーヒーまめは、3メートルから3.5メートルほどの常緑じょうりょく低木ていぼくで、ジャスミンかおりのしろはなかせるコーヒーノキ果実かじつからられる。

コーヒーチェリーとばれる果実かじつあかまたはむらさき品種ひんしゅによっては黄色おうしょくかたで、成熟せいじゅくに9ヶ月かげつほどかかる。通常つうじょうは1果実かじつに2つぶ種子しゅしはいっている。まれに1果実かじつに1つぶ種子しゅしはいっている「ピーベリー」とばれる種子しゅしがありこれは珍重ちんちょうされる。コーヒーまめとなる種子しゅしだけでなく、果肉かにく部分ぶぶんにも若干じゃっかんカフェインふくまれており、食用しょくようにされることがある。

コーヒーノキは、エチオピア原産げんさんのティピカしゅ(Tipica)に由来ゆらいするアラビカしゅCoffea arabica)と、コンゴ原産げんさんロブスタしゅ(カネフォーラしゅC. canephora)、リベリカしゅC. liberica)があり、わせて「コーヒーの3原種げんしゅ」とばれる。

このうち現在げんざい栽培さいばいされているコーヒーノキはアラビカしゅとロブスタしゅがほとんどで、なかでも生産せいさんりょうの7-8わりはアラビカしゅめる。20世紀せいき前半ぜんはんまではリベリカしゅ栽培さいばいさかんだったが、病害びょうがいよわ品質ひんしつめんでもおとるため、21世紀せいき前半ぜんはん現在げんざいでは生産せいさんりょうも1わり以下いかとなっている。 なお、ロブスタしゅについてはコンゴより1ねんはやく1897ねんにガボンで発見はっけんされ、正式せいしき学名がくめい由来ゆらいとなった。

コーヒーの3原種げんしゅ[編集へんしゅう]

あぶせんじまえのロブスタコーヒーまめ

コーヒーはおおきく、アラビカ、ロブスタ、リベリカの3原種げんしゅ分類ぶんるいされ、それぞれに特徴とくちょうがある[66]

アラビカしゅ
病害虫びょうがいちゅうしも少雨しょううとうよわ栽培さいばい困難こんなんだが、風味ふうみとコクにすぐれ、レギュラーコーヒーよう主体しゅたいとして多様たよう品種ひんしゅがある。そう生産せいさんりょうやく70%をめる[67]
ティピカしゅやブルポンしゅ、ゲイシャしゅなどが代表だいひょうてきで、風味ふうみがそれぞれすこしずつことなっている[68]
ロブスタしゅ
アラビカしゅくらべてたいびょうせいたかく、少雨しょうう高温こうおん多湿たしつ土地とちでも栽培さいばいできる。また安定あんてい収穫しゅうかくまでにかかる期間きかんが3ねんみじかい。栽培さいばい容易よういなので収量しゅうりょうおおく、生産せいさんりょう2ベトナム主力しゅりょくとなっている[67]
にがみとふかいコクが特徴とくちょうとされる[69]。アラビカしゅより相対そうたいてきやすく、基本きほんてきにインスタントコーヒーやブレンドに使つかわれる[70]。また、イタリアやフランスで愛飲あいいんされるエスプレッソコーヒーにはロブスタしゅ主体しゅたいとしたブレンドが使つかわれ、独特どくとくのコクとにがみをもたらすとされる[71]
リベリカしゅ
温暖おんだん土地とちたいせいがありさびびょうつよ[72]果実かじつのサイズのムラがおおきくあつかいづらいため、ほとんど輸出ゆしゅつされることはない[72][69]

代表だいひょうてきなコーヒーまめ[編集へんしゅう]

代表だいひょうてきなコーヒーまめあじ特徴とくちょうげる。産地さんちこくとしないものは括弧かっこきで産地さんちこく付記ふきする。なおレギュラーコーヒーに使つかわれるものはアラビカしゅまたはロブスタしゅ主流しゅりゅう雑種ざっしゅである[ちゅう 2]

ブルーマウンテンジャマイカ
ブルーマウンテン地区ちく生産せいさんされる品種ひんしゅ甘味あまみ酸味さんみすべてのバランスがれ、風味ふうみかおりがすぐれている[69]
ハワイアメリカ
コナハワイとう
バランスのい、ゆたかな酸味さんみあまかおりがある[69]
モロカイモロカイとう
酸味さんみすくなく、ふかみのあるあじ[73]
キリマンジャロ(タンザニア)
ゆたかな酸味さんみあまかおり、上品じょうひんあじわいがある[69]
モカ・マタリ(イエメン、エチオピア)
個性こせいてきかおりとなめらかな酸味さんみふかみがある[69]
グアテマラ
あまかおり、洗練せんれんされた酸味さんみ風味ふうみ[69]
コロンビア
あまかおりとやわらかな酸味さんみとまろやかであり、またふかみもある[69]
トラジャ・カロシ(インドネシア)
スラウェシとうさん。キレのよい上品じょうひんにがみと甘味あまみがある[69]
ブラジル
供給きょうきゅう安定あんていしている。ざつあじすくなく、調和ちょうわれたストレートな風味ふうみ[74]

ほかにもマンデリンジャワコーヒーインドコーヒーなどの品種ひんしゅ存在そんざいしている。アジア地域ちいきでも、ひがしアジアや日本にっぽん沖縄おきなわけん小笠原おがさわら鹿児島かごしまけんで、少量しょうりょうだが栽培さいばいおこなわれている[75]

加工かこう[編集へんしゅう]

精製せいせい[編集へんしゅう]

コーヒーの果実かじつ種子しゅし(コーヒーまめ)の構造こうぞう

収穫しゅうかくされたコーヒーの果実かじつからコーヒーまめ工程こうていをコーヒーの精製せいせいぶ。コーヒーの精製せいせいにはおも乾式かんしき乾燥かんそうしき水洗すいせんしき)と湿式しっしき水洗すいせんしき)の2種類しゅるいがある。単純たんじゅん作業さぎょうのため、コーヒーの精製せいせい生産せいさんおこなわれる。精製せいせいませたコーヒーまめなままめばれ、カビなどの発生はっせいふせぐために水分すいぶん含量が10 - 12%になるよう乾燥かんそうして保管ほかんされ、消費しょうひ輸出ゆしゅつされる。

乾式かんしき乾燥かんそうしき水洗すいせんしき
収穫しゅうかくした果実かじつ乾燥かんそうじょうたいらにひろげて天日てんじつし、完全かんぜん乾燥かんそうした果肉かにく機械きかいてきのぞく。モカおよびマンデリンの産地さんちとブラジルでおこなわれることがおおい。
湿式しっしき水洗すいせんしき
外皮がいひ果肉かにく機械きかいてきのぞいたのちで、水槽すいそうに1、2にちつけて発酵はっこうさせて種子しゅし(パーチメントコーヒー)を方法ほうほう。コロンビアなど、ブラジル以外いがい産地さんちおこなわれることがおおい。

このほか乾式かんしき湿式しっしきわせたはん湿式しっしきはん水洗すいせんしき)や、ジャコウネコなどの動物どうぶつべさせて、そのくそからすもの(コピ・ルアク)などがある。

あぶせんじ[編集へんしゅう]

精製せいせいされたせいコーヒーまめつぎあぶせんじされて、はじめて実際じっさい我々われわれくちにするコーヒーのかおりとあじす。おおくの場合ばあい、この工程こうてい消費しょうひこくでなされ、ロースターとばれる大手おおてのコーヒーまめ卸業者おろしぎょうしゃおこなうほか、コーヒーまめ小売こうりをおこな販売はんばいてん喫茶店きっさてんなどで自家じかあぶせんじされる。また家庭かていなままめからあぶせんじすることも可能かのうであり、日本にっぽんでは新型しんがたコロナウイルスによって家庭かていないでの「おうちカフェ」ブームがひろがった[76]

日本にっぽん家庭かていではフライパンや焙烙ほうろく(ほうろく)、ギンナンりにもちいる金属きんぞくせいもうなどであぶせんじすることがあるが、プロのおおくはあぶせんじコーヒーロースター)とばれる専用せんよう機械きかいおこなわれる。これらのあぶせんじ方法ほうほう加熱かねつ原理げんり熱源ねつげんちがいによって以下いかのように分類ぶんるいされる。

  • ちょくあぶせんじ
  • 熱風ねっぷうあぶせんじ
  • とお赤外線せきがいせんあぶせんじ
  • マイクロあぶせんじ
  • 過熱かねつ水蒸気すいじょうきあぶせんじ日本にっぽん独自どくじのものである)

上記じょうき同時どうじ進行しんこうするようなあぶせんじ方法ほうほうもある。

  • はんちょくあぶせんじ熱風ねっぷうあぶせんじちょくあぶせんじ
  • 炭火すみびあぶせんじ日本にっぽん独自どくじ)…熱風ねっぷうあぶせんじどお赤外線せきがいせんあぶせんじ
  • セラミックあぶせんじ日本にっぽん独自どくじ)…ちょくあぶせんじどお赤外線せきがいせんあぶせんじ

コーヒーがあぶせんじされるときまめ温度おんどやく200 °C程度ていどまで到達とうたつする。一般いっぱんてきあぶせんじ方法ほうほうではおよそ10 - 20ふん程度ていど加熱かねつ時間じかん必要ひつようとする。

あぶせんじ度合どあいのことをあぶせんじたびといい、あぶせんじひくいものをあさたかいものをふかぶ。あさりされたコーヒーまめうす褐色かっしょくで、ふかりへと進行しんこうするにつれて黒褐色こっかっしょくへと変化へんか表面ひょうめんあぶらがにじみてくる。あさりとふかりの中間ちゅうかんにあたるものをなかりとぶこともあるが、これらは相対そうたいてきであって明確めいかくさだめられているものではなく、販売はんばい店舗てんぽなどによってもことなる。また、日本にっぽんでは以下いかの8段階だんかいあさり→ふかりのじゅん)のあぶせんじもちいる場合ばあいもある。

  1. ライト (light)
  2. シナモン (cinnamon)
  3. ミディアム (medium)
  4. ハイ (high)
  5. シティ (city)
  6. フルシティ (Full city)
  7. フレンチ (French)
  8. イタリアン (Italian)

一般いっぱんに、あさりはかおりや酸味さんみすぐふかりは苦味にがみすぐれるとわれているが、嗜好しこう問題もんだいであるため、総合そうごうてきてどちらかがすぐれているということはとくにない。通常つうじょう使つかわれるあぶせんじは、ミディアムからイタリアンである。

ブレンドとストレート[編集へんしゅう]

コーヒーまめはその消費しょうひ目的もくてきおうじて数種類すうしゅるい混合こんごうされることがある。これをブレンドぶ。ブレンドされたコーヒーはブレンドコーヒーばれ、これにたいしていち種類しゅるいあぶせんじまめのみからなるコーヒーをストレートコーヒーぶ。

ブレンドはあぶせんじまえまめ混合こんごうするプレミックスあぶせんじ混合こんごうするアフターミックスがある。プレミックスは調和ちょうわれたあじになり大量たいりょう生産せいさんにもいている[77]一方いっぽうで、個々ここまめあぶせんじ加減かげん調整ちょうせいしづらい。それにたいしてアフターミックスはまめあぶせんじ状態じょうたい最良さいりょうにしやすいが、別々べつべつあぶせんじするぶん手間てまかる[78]

ブレンドは複数ふくすうちがったあじつコーヒーをぜることにより、ストレートコーヒー単品たんぴんだけではなしないあじを、提供ていきょうしゃがわ意図いとにあわせてつくげるための工程こうていである。しかしながらその法則ほうそくにはさだまったものがあるわけではなく、かくロースターが独自どくじ考案こうあんしたブレンドのレシピしたがっておこなわれる。インスタントコーヒーなど工業こうぎょうてき生産せいさんでは、香味こうみとう品質ひんしつたもつため8つ以上いじょうのタイプのまめ混合こんごうされる。

一方いっぽうでストレートは使つかうコーヒーまめ生産せいさんこくだけでなく、地域ちいき農園のうえん単位たんい限定げんていして、それをものにすることもある。産地さんちごとにことなるコーヒーのあじかおりを、相性あいしょう菓子かし料理りょうりわせてたのしむ「フードペアリング」というかたおこなわれている[79]

粉砕ふんさい[編集へんしゅう]

手動しゅどうミル

あぶせんじされたコーヒーまめは、抽出ちゅうしゅつされるまえこなじょうこまかくかれる。この工程こうていコーヒーの粉砕ふんさい(グラインド)という。粉砕ふんさいにはコーヒーミルあるいはグラインダーもちいる。場合ばあいによっては乳鉢にゅうばち石臼いしうすなどがもちいられる。コーヒーはあぶせんじされたまめのままで販売はんばいされるか、工場こうじょう粉砕ふんさいされたのち販売はんばいされる。粉砕ふんさいされると表面積ひょうめんせき増加ぞうかから空気くうき酸化さんかによる品質ひんしつ低下ていかはやまるとわれているため、家庭かていようのコーヒーミルで抽出ちゅうしゅつ直前ちょくぜんいているひともいる。

粉砕ふんさいされたコーヒーはこなおおきさにおうじて、ほそちゅうほぼばれる。粉砕ふんさい粒子りゅうし度合どあいと抽出ちゅうしゅつほうについては、アメリカ商務省しょうむしょう推奨すいしょう規格きかくやそれを規定きていした専門せんもんしょ具体ぐたいてき数値すうちコーヒーミル参照さんしょう)などがある。しかしおおくの場合ばあいはそれらに直接ちょくせつしたがうことはすくなく、当事とうじしゃ経験けいけんおおまかな伝聞でんぶんによって粒子りゅうし度合どあいをめているとかんがえられる。これらの具合ぐあいは、そのコーヒーがどのように抽出ちゅうしゅつされるか、またどのようなあじにすることをのぞむかによって調整ちょうせいされる。たとえばエスプレッソではほとんど微粉びふんちかこなじょうになるよう極細ごくぼそきにしてもちいられる。このためエスプレッソようのコーヒーミルはうすしきもちいられる。

コーヒー飲料いんりょう[編集へんしゅう]

コーヒーは、コーヒーせいまめあぶせんじしたまめとこれをいたものの両方りょうほうレギュラーコーヒーと、レギュラーコーヒーの抽出ちゅうしゅつえき乾燥かんそうさせた水溶すいようせい固形こけいぶつであるインスタントコーヒー大別たいべつできる。コーヒーのかたかた地域ちいきによって多様たようであり、また個人こじん嗜好しこうによってもおおきくことなる。

レギュラーコーヒー[編集へんしゅう]

あぶせんじされて粉砕ふんさいされたコーヒーのこな(レギュラーコーヒー)に、またはみずくわえることでなか成分せいぶん抽出ちゅうしゅつし、飲用いんようのコーヒーが出来上できあがる。このとき抽出ちゅうしゅつ方法ほうほう、すなわちコーヒーのかたには様々さまざま方法ほうほう器材きざい存在そんざいする。それぞれのかたもちいる器具きぐ名前なまえばれることがおおい。

コーヒーの風味ふうみは、あぶせんじ度合どあいや加減かげんこまかく、あらとう)、かたもちいる器具きぐなどによりことなる。それぞれのあじ嗜好しこう問題もんだいであるため、まんにんにとっての最善さいぜん方法ほうほう存在そんざいしない。ただし一般いっぱんに、あぶせんじいたこな保管ほかん抽出ちゅうしゅつのいずれの段階だんかいでも酸化さんかすすむので、かく段階だんかいでの時間じかん経過けいかみじかほうかおりもあじわいもすぐれている。

濾過ろか[編集へんしゅう]

ドリップ
ウォータードリップ(みずし)
専用せんよう器材きざいもちいてみずでコーヒーを抽出ちゅうしゅつする方法ほうほう点滴てんてきのようにすこしずつみずとして抽出ちゅうしゅつするため、1はいたり8あいだ程度ていど目安めやすとする。抽出ちゅうしゅつする器具きぐもインテリアとして活用かつようされる。近年きんねん安価あんか器具きぐ登場とうじょうし、一般いっぱん家庭かていでもたのしめる。オランダりょう時代じだいのインドネシアで、ドリップしきではにがみがつよてしまうロブスタしゅのコーヒーまめから抽出ちゅうしゅつするために考案こうあんされたことから「ダッチコーヒー」ともう。現在げんざいではアラビカしゅまめにももちいられており、繊細せんさい風味ふうみかすための方法ほうほうである。
ペーパードリップ
メリタのドリッパーとペーパーフィルタ
ドリッパー(一種いっしゅ漏斗ろうと)にフィルタ(漉紙)をセットし、こな適量てきりょうそそぎ、30びょう程度ていどらしたのち抽出ちゅうしゅつ開始かいしする。ドリッパーの完全かんぜんれるまえはずすとざつあじおさえられたコーヒーとなる。
前述ぜんじゅつ手順てじゅんさえまもればだれでも一定いってい水準すいじゅんのコーヒーがれられるのがこの方式ほうしき最大さいだい利点りてんである。温度おんどげることで苦味にがみが、また温度おんどげることであまみがえるなど、風味ふうみ調節ちょうせつできる。欠点けってんとしてフィルタは1かいごとに使つかてとなる。またフィルタのにおいや成分せいぶんざること、油分ゆぶんかみわれるためアロマがよわくなることがあるが、いずれも抽出ちゅうしゅつまえにペーパーを湯通ゆどおしすることで軽減けいげんできる。
ペーパードリップの方法ほうほうは、1908ねんにドイツじんのメリタ・ベンツ(Melitta Bentz)が考案こうあんした。彼女かのじょはペーパードリップシステムの特許とっきょ取得しゅとくし、メリタ創業そうぎょうした。
メリタしき抽出ちゅうしゅつあな1つ)とカリタしきどう3つ)が存在そんざいし、最適さいてきなメッシュ(具合ぐあい)がことなるとされているが、どのかた最適さいてきかは様々さまざま意見いけんがある。抽出ちゅうしゅつほうちがいは、メリタしきはいすうぶん全量ぜんりょうフィルタに投入とうにゅう滴下てきかするのをつのにたいし、カリタしきすうかいけて投入とうにゅうつづけるので、あじがぶれる要素ようそおおきい。
ドリッパーの形状けいじょうはメリタが開発かいはつした台形だいけい主流しゅりゅうであるが、近年きんねんでは円錐えんすいがた登場とうじょうしている。台形だいけいうで左右さゆうされず安定あんていしたあじかおりがしゅっ[80]円錐えんすいがたこなそうたてあつくなりよりネルドリップにちかくなるとされる。台形だいけい円錐えんすいがたではフィルタの互換ごかんせいく、HARIO両方りょうほうのドリッパーとフィルタを販売はんばいしているが円錐えんすいがたほう若干じゃっかん高価こうかである。メリタとカリタは台形だいけいのみ、珈琲こーひーサイフォン株式会社かぶしきがいしゃ円錐えんすいがたのみ販売はんばいしている。
その抽出ちゅうしゅつほうとして、松屋まつやしきやコーヒーバネットとう螺旋らせんじょう金属きんぞくわくにペーパーをセットして抽出ちゅうしゅつする方法ほうほうや、とコーヒー容器ようき混合こんごうし、いてくる灰汁あくのぞいたのちにペーパーでして方法ほうほう、あるいは一端いったんにフィルタのセットされたそととうなかとコーヒー混合こんごうし、ゴムシールのついたうちつつむことで空気圧くうきあつをかけてろする(エアロプレス)もある。
ネルドリップ
フィルタとしてぬのフランネル)を使用しようする抽出ちゅうしゅつほうぬのかみ材質ざいしつちがいからペーパードリップよりもコーヒーにふくまれる油分ゆぶんがより抽出ちゅうしゅつされる。ペーパーでの抽出ちゅうしゅつくらべてまろやかでボディかんのあるあじとなる傾向けいこうがあり、またペーパードリップのようにかみ影響えいきょうけない。あじかおりは、温度おんどそそかたなどの抽出ちゅうしゅつ方法ほうほうおおきく左右さゆうされる。
ネルのあつかいには注意ちゅういようする。使用しようのネルはコーヒーの油膜ゆまく酸化さんかけるため、ただちに洗浄せんじょうし、冷水れいすいけて保存ほぞんする。においがうつるのをけるため、洗浄せんじょうさい洗剤せんざいるい使用しようしない。新品しんぴんのネルは抽出ちゅうしゅつみのコーヒーれた煮沸しゃふつし、洗浄せんじょう使用しようする。
その濾過ろかざい
濾過ろかざい水分すいぶん透過とうかせいのある岩石がんせき溶岩ようがんなど)やセラミックス合成ごうせい繊維せんいナイロンなど)や金属きんぞくステンレスこうなど)のあみなど洗浄せんじょうすればさい利用りようできるもの登場とうじょうしている。ペーパーフィルタようのドリッパーにセットできる製品せいひんもあり、より経済けいざいてきとされる。また濾過ろかざい種類しゅるいによって様々さまざまなドリップほう考案こうあんされている。
エスプレッソ/マキネッタ
高温こうおんこうあつをもって一気いっき抽出ちゅうしゅつするエスプレッソマシンと、飽和ほうわ水蒸気すいじょうきによる圧力あつりょく使用しようするちょくしきのマキネッタがある。詳細しょうさいエスプレッソこう参照さんしょうのこと。イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルといった南欧なんおう諸国しょこくでは一般いっぱんにコーヒーといえばこのエスプレッソをす。一杯いっぱいぶんまめから30ml程度ていどしか抽出ちゅうしゅつせずきわめて濃厚のうこう風味ふうみつよにがみをち、通常つうじょう砂糖さとうれてむ。また各種かくしゅミルクりコーヒードリンクのベースともなっている。

煮沸しゃふつ濾過ろか[編集へんしゅう]

コーヒーサイフォン
サーバと漏斗ろうとから構成こうせいされ、漏斗ろうとにネルまたはペーパーフィルタをセットし、こなれる。サーバみずをいれ、加熱かねつし、漏斗ろうとがったら頃合ころあいを見計みはからってからろす。
近年きんねんアルコールランプガスコンロひとし使用しようするちょくしき以外いがい電熱でんねつしき普及ふきゅうしつつある。
パーコレータ
コーヒーはいったかごじょう部分ぶぶん循環じゅんかんさせ、抽出ちゅうしゅつする。機材きざい構造こうぞう単純たんじゅんであるため、メンテナンスは非常ひじょう容易よういキャンプとうもちいられるが、美味おいしく抽出ちゅうしゅつするのには熟練じゅくれんようする。

煮沸しゃふつ[編集へんしゅう]

トルココーヒー
ジェズヴェ(イブリック)というどうせいまたは真鍮しんちゅうせいの、柄杓ひしゃくのようなかたちをしたふかしょうなべに、ふかぼそきのこなみず砂糖さとうちょくにかける。かきぜながら煮沸しゃふつし、煮立にた直前ちょくぜんからはないたら再度さいどにかける。これを2、3かいかえし、表面ひょうめんあわさないようにカップにそそぐ。
まずあわあじたのしみ、こな沈殿ちんでん上澄うわずみのみを飲用いんようする。カップのそここなのこることから、この模様もよう運勢うんせいうらなう「コーヒーうらない」という習慣しゅうかんもある。
おおむふかりのまめを、ターキッシュミルという専用せんようのミルで微粉びふんまつじょうにしたものを使用しようする。砂糖さとう以外いがいにもカルダモンクローブシナモンコショウひとしのスパイスをれることもある。
ボイル
単純たんじゅん煮沸しゃふつほうほぼきしたコーヒーみずなべ薬缶やかんれて煮出にだし、上澄うわずみだけをむ。岩塩がんえんくわえることもある。スウェーデン伝統でんとうてきなコーヒー休憩きゅうけいフィーカ)など北欧ほくおうアフリカ[81]ギリシャられるかた。トルココーヒーに影響えいきょうけたか、コーヒー専用せんよう器材きざいたない住民じゅうみんかただとかんがえられる。

浸漬しんせき(しんせき、しんし)[編集へんしゅう]

フレンチ・プレス
スーパーにならんだコールドブリュー飲料いんりょう
コーヒープレス
こなをプランジャーポットとばれる器具きぐほかにもティーサーバー、カフェティエール、ボナポット、フレンチプレス、メリオールなど様々さまざま呼称こしょうがある)に一緒いっしょれて抽出ちゅうしゅつする。プランジャーとばれるじく先端せんたんには金属きんぞくやナイロンせいのフィルタがいており、このプランジャーをげて抽出ちゅうしゅつみのコーヒーかすをしずめ、上澄うわず部分ぶぶんをカップにうつす。イギリスではコーヒーをれるのにペーパーフィルタしきよりもこのプランジャーが普及ふきゅうしている。スティーピングにちかいものとなっている。
コールドブリュー
コールドブリューは、冷水れいすい抽出ちゅうしゅつ、コールドプレスともばれ、いたコーヒーを低温ていおんみず長期間ちょうきかんひた手法しゅほうである。ほぼきしたまめを、やく12〜24あいだすいひた[82][83]。コールドブリューコーヒーは日本にっぽん発祥はっしょうであり、かず世紀せいきにもわたって伝統でんとうてきなコーヒー醸造じょうぞうほうとしてしたしまれてきた[84]。 スロードリップしきのコールドブリューは、京都きょうとしき、またはひがしアジアのダッチコーヒー(オランダじんがアジアにんだコーヒーエッセンスの名前なまえ由来ゆらい[85])ともばれ、常温じょうおんなんあいだもかけてコーヒーのこなみず滴下てきかするプロセスである[86]。コールドブリューに窒素ちっそ注入ちゅうにゅうし、ニトロコールドブリューコーヒーをつくることもできる。
スティーピング
単純たんじゅん浸漬しんせきほう。カップにコーヒーのこなくわえてしばらくち、上澄うわずみだけをむ。コーヒーのテイスティングをするときにこの方法ほうほうもちいられる。

さまざまなかた[編集へんしゅう]

温度おんどべつ
コーヒーは熱湯ねっとう抽出ちゅうしゅつされることがおおく、抽出ちゅうしゅつされたそのままを、あるいはあたたなおされたものがホット・コーヒーとしてまれる。夏場なつばなどには、専用せんよう抽出ちゅうしゅつしたコーヒーをやしてアイス・コーヒーとしてまれることもおおい。
ブラックコーヒー
抽出ちゅうしゅつされたコーヒーになにくわえずそのままむものをブラック・コーヒー[87]、あるいはたんにブラックとぶ。おおくの場合ばあいは、これに砂糖さとうクリームなどの乳製品にゅうせいひんべつえてされる。この場合ばあい砂糖さとうグラニューとうしろ砂糖さとうなど)やクリームはひと自分じぶんこのみにおうじてくわえる。
英語えいごblackとは日本にっぽん同様どうようなにくわえないことをすこともあれば、砂糖さとう有無うむについてはわずに乳製品にゅうせいひんくわえないコーヒーをすこともある。
バリエーション・コーヒー
また、上記じょうきした以外いがいにも、牛乳ぎゅうにゅうアルコール香料こうりょうなどをくわえてまれることがある。これらはバリエーション・コーヒー(アレンジ・コーヒー)とばれる。エスプレッソダッチ・コーヒーなど特殊とくしゅかたをするコーヒーも、もっと普及ふきゅうしているドリップしきのコーヒーと区別くべつする目的もくてきでバリエーション・コーヒーにふくめることがおおい。

コーヒーのバリエーション[編集へんしゅう]

アイスコーヒー
やしたコーヒー。関西かんさい方面ほうめんではレーコーとばれることもある。
カフェ・オ・レ
いコーヒーと牛乳ぎゅうにゅうぜた飲料いんりょう
アイス・カフェ・オ・レ
カフェ・オ・レをやした飲料いんりょう
エスプレッソ
加圧かあつ状態じょうたいでコーヒーまめ沸騰ふっとうしたみずした飲料いんりょう
カフェ・ラッテ
エスプレッソと牛乳ぎゅうにゅうぜた飲料いんりょう
カプチーノ
エスプレッソに泡立あわだてたクリームじょう牛乳ぎゅうにゅうくわえた飲料いんりょう
ウィンナ・コーヒー
コーヒーのうえホイップクリームかべた飲料いんりょう
アイリッシュ・コーヒー
ウィスキーりのコーヒー飲料いんりょう
ダッチ・コーヒー
みず抽出ちゅうしゅつしたコーヒー。
カフェ・ロワイヤル
ブランデーのかおりとあおほのおをたしなむかたひとつ。
アラビア・コーヒー
あさりのまめ小鍋こなべ煮出にだし、砂糖さとうなしでむ。
トルココーヒー
こまかくいたまめを(このみによって砂糖さとうとともに)煮出にだし、さずにカップにちゅういだものから上澄うわずみだけをむ。
ベトナムコーヒー
カップのそこ練乳れんにゅうれたうえにフレンチローストコーヒーをそそいだもの。まめふかりしたロブスタしゅもちいる。
コロンビアしきコーヒー
ティントともばれる、黒砂糖くろざとうくわえた沸騰ふっとうしたもちい、おとしてからこなくわえ、すうふんしずかおけしてこなしずんだところで上澄うわずみだけむ。
インディアンコーヒー
みなみインドこのまれるインドふうカフェ・オ・レ。インドせいのコーヒー・フィルターを使つかう。なべにミルクをれてあたため、ミルクが沸騰ふっとう直前ちょくぜんふかせんじれたコーヒーと、砂糖さとうしお少々しょうしょうれる。2つのカップをさせて、泡立あわだててむ。
アメリカン・コーヒー
うすめたコーヒーとの認識にんしき一般いっぱんてきであるためにバリエーション・コーヒーとがたいが、本来ほんらいあさまめからうすめに抽出ちゅうしゅつしたコーヒーのこと。アメリカでいち時期じきコーヒーまめ高騰こうとうによりすくないりょうでもおいしくめるようにあさりをもちいていたことが起源きげん
グリーンコーヒーはコーヒーまめあぶせんじまえなままめをさすが、近年きんねんスマカフェなどのメーカーが独自どくじ手法しゅほう成分せいぶん抽出ちゅうしゅつ商品しょうひんした。
グリーン・コーヒー
あぶせんじするまえなままめ状態じょうたいから成分せいぶん抽出ちゅうしゅつしたコーヒーで、加熱かねつこわれやすいクロロゲンさん効率こうりつてき摂取せっしゅできることから、2011ねんインドMallya HospitalのM.V.Nagendranらによる研究けんきゅう結果けっか以降いこうアメリカ中心ちゅうしんブームこる。研究けんきゅう結果けっかでは血糖けっとう減少げんしょう効果こうかダイエットからだ脂肪しぼう平均へいきん15.8%、BMI10.3%の大幅おおはば減少げんしょうなどが確認かくにんされた。これにともななままめ成分せいぶん手軽てがるめるように商品しょうひんもされており、植物しょくぶつ抽出ちゅうしゅつ技術ぎじゅつつスマカフェなどの会社かいしゃによる販売はんばいおこなわれている[88][89]
サルタナコーヒー
コーヒーまめではなく、コーヒーの乾燥かんそうさせたものをすこあぶってからしたもの。イエメンではギシルとばれる。
コーヒーぜんざい
小豆あずきあんくわえたコーヒー。なまクリームやアイスクリームを同時どうじえることもおおい。あんコーヒー、あずきコーヒーとも。
鴛鴦えんおうちゃ(コーヒー紅茶こうちゃ
香港ほんこんしきで、別途べっとれた紅茶こうちゃぜて、砂糖さとう練乳れんにゅうくわえ、ホットまたはアイスでむ。
レモンコーヒー
レモンティーようレモンスライスをかべ、アイスまたはホットでむ。イタリア南部なんぶ香港ほんこんられる。
フラッペ
ギリシャまれているアイスコーヒーの一種いっしゅで、グラスのなかにインスタント・コーヒーのこなみず練乳れんにゅうくわえ、シェイカーでかきぜてから、こおりれてむ。かきぜる段階だんかいあわがグラスの半分はんぶん以上いじょうになるのが特徴とくちょう。また練乳れんにゅうはいため、かなりあまい。
しおコーヒー
通常つうじょうのコーヒーに少量しょうりょうしおくわえたもの。コーヒーに塩味しおあじけるのではなく、にがみや酸味さんみおさえて口当くちあたりをまろやかにするのが目的もくてきのため、しおりょうはひとつまみ程度ていどにとどめる。しおコーヒーはコーヒー発祥はっしょうとしてられるエチオピアにおける伝統でんとうてきなコーヒーのかたひとつである。エチオピアだけでなく、ほかにもコーヒーにしおれる風習ふうしゅうのあるくに多数たすうある[90]しお食塩しょくえん)をあついコーヒーにくわえることは、しおちゅう塩素えんそ揮発きはつ発生はっせいさせるとともにコーヒーの有機ゆうきさん中和ちゅうわをもたらし、口当くちあたりがまろやかになるとともに、しおちゅうのミネラルぶんによってコーヒーがアルカリ性あるかりせい食品しょくひん性質せいしつつようになりたいアシドーシス傾向けいこう改善かいぜんはかこと出来できるというにかなったかたである。[よう出典しゅってん]
海軍かいぐんふうコーヒー
アメリカ海軍かいぐんつたわるしおコーヒーの一種いっしゅ通常つうじょうの1.5倍量ばいりょうのレギュラーコーヒー食塩しょくえん少々しょうしょうぜ、ドリップする。
ドラフトコーヒー
アイスコーヒーをなま(ドラフト)ビールようサーバーにとおして窒素ちっそれてそそぎ、あわたせてむ。くろビールのようなかけになる[91]

レギュラーコーヒー以外いがいのコーヒー[編集へんしゅう]

抽出ちゅうしゅつ手間てまけずに手軽てがるにコーヒーをむためのものとして、インスタントコーヒー、かんコーヒー、リキッドコーヒーが工業こうぎょうてき生産せいさんされている。

日本にっぽんにおける、かんコーヒー製品せいひんなどの「コーヒー」表示ひょうじは、「コーヒー飲料いんりょうなどの表示ひょうじかんする公正こうせい競争きょうそう規約きやく」にもとづく区分くぶんにより、製品せいひんない容量ようりょう100グラムちゅうなままめ使用しようりょうによって、つぎの3種類しゅるい区分くぶんされる。

コーヒー
5グラム以上いじょう
コーヒー飲料いんりょう
2.5グラム以上いじょう5グラム未満みまん
コーヒー清涼せいりょう飲料いんりょう
1グラム以上いじょう2.5グラム未満みまん

製品せいひんちち固形こけいぶんを3%以上いじょうふくむものは「ちちおよ乳製品にゅうせいひん成分せいぶん規格きかくとうかんする省令しょうれいちちとう省令しょうれい)」にもとづき「ちち飲料いんりょう」となる(カフェ・オ・レカフェ・ラッテコーヒー牛乳ぎゅうにゅうなど)。

インスタントコーヒー[編集へんしゅう]

かしてむタイプのコーヒー。公正こうせい競争きょうそう規約きやくじょうなかにコーヒーまめふくまず、コーヒー抽出ちゅうしゅつえきのみを原料げんりょうとする製品せいひんかぎられる(なかにコーヒーまめふくむと「レギュラーコーヒー」あつかいになる)。このため、2010年代ねんだいはいちゅうにコーヒーまめふく製品せいひんふくんだ総称そうしょうとして(とくネスレ他社たしゃとの差別さべつのため、2013ねん9がつ出荷しゅっかぶんから)「ソリュブルコーヒー」という呼称こしょう使つかわれるようになった。「ソリュブル」とは“やすい”の

かんコーヒー[編集へんしゅう]

抽出ちゅうしゅつ調味ちょうみされたコーヒーをかん充填じゅうてんしたタイプのコーヒー。しばしば貯蔵ちょぞうちゅうのコーヒーの劣化れっか問題もんだいとなってきた[92]

リキッドコーヒー[編集へんしゅう]

ペットボトルかみパックなどの容器ようき充填じゅうてんしたタイプのコーヒー。ボトルりのものはボトルコーヒーともいう。日本にっぽんのデスクワークなどのにおいては、ぶためなおしてすうかいけてめるペットボトルりの需要じゅようえている[93]。コーヒーをいちはいぶんずつ小分こわけにしたものとしてポーションコーヒーがある。

代用だいようコーヒーとコーヒー類似るいじ飲料いんりょう[編集へんしゅう]

代用だいようコーヒー[編集へんしゅう]

代用だいようコーヒーとは、コーヒーまめ以外いがい原料げんりょう使つかってつくられたコーヒーをした飲料いんりょうである。

代用だいようコーヒーについての最古さいこ記録きろくフリードリヒ2せい統治とうちプロイセンられる。コーヒーまめ輸入ゆにゅう超過ちょうか抑制よくせいし、国内こくないビール産業さんぎょう保護ほご目的もくてきとした1777ねんのビール・コーヒー条例じょうれいによって、コーヒーにたか関税かんぜいけられることになった。その結果けっか庶民しょみんがコーヒーのだい用品ようひんようになったとしるされている。また、南北戦争なんぼくせんそうなか米国べいこくや、だいいちだい世界せかい大戦たいせんときにコーヒーまめ輸入ゆにゅうとどこおった地域ちいき日本にっぽんなど)、冷戦れいせんどき東欧とうおう諸国しょこくでも代用だいようコーヒーがまれた。

日本にっぽんにおける代用だいようコーヒーの登場とうじょうにちちゅう戦争せんそう激化げきかしていた1939ねんごろであり、輸入ゆにゅうりょうったコーヒーを増量ぞうりょうするためにひろまった。日本にっぽんでは代用だいようコーヒー(コーヒーに増量ぞうりょうするためにコーヒー以外いがい原料げんりょう追加ついかしたもの)とイミテーションコーヒー(コーヒー以外いがい原料げんりょうおも材料ざいりょうとしてコーヒーにせてつくられたもの)を区別くべつすることがある[94]

代用だいようコーヒーは、各種かくしゅ食用しょくよう植物しょくぶつって粉末ふんまつにして、抽出ちゅうしゅつしたものがおもまれた。原料げんりょうタンポポゴボウジャガイモサツマイモひゃくごうサクラカボチャたねブドウたねピーナッツ大豆だいずドングリアーモンド大麦おおむぎトウモロコシチコリ玄米げんまいセロリパンみみ綿めんオクラ種子しゅしなどがげられる。

代用だいようコーヒーはあくまでだい用品ようひんとして考案こうあんされたものなので、コーヒーの安定あんてい供給きょうきゅうつづいている地域ちいき時代じだいではその消費しょうひりょうすくない。しかし、代用だいようコーヒーのほとんどはカフェインふくんでいないため、カフェインの摂取せっしゅけているひとがコーヒーのわりに場合ばあいがある。また大豆だいずコーヒーなどは大豆だいず栄養えいよう評価ひょうかされ、健康けんこう食品しょくひんとして販売はんばいされている。価格かかくについては、代用だいよう食品しょくひんではあるものの、本物ほんもののコーヒーよりもかなり高額こうがく場合ばあいおおい。

コーヒーまめ容易ようい入手にゅうしゅできる地域ちいき時代じだいであっても、コーヒーまめ使つかわない類似るいじ飲料いんりょうたのしむしょく文化ぶんか存在そんざいする。れいとしては、大麦おおむぎ原料げんりょうとするカッフェ・ドルゾなどがある。現代げんだい日本にっぽんでも、大豆だいずコーヒーやスペインふうのコーヒーふう大麦おおむぎ飲料いんりょう[95]などが商品しょうひんされている。

人工じんこうコーヒー[編集へんしゅう]

2020年代ねんだいからは、合成ごうせい生物せいぶつがくによりコーヒーとおな分子ぶんし組成そせい人工じんこうコーヒーの開発かいはつプロジェクトが進行しんこうしている[96]

コーヒーノキを培養ばいようしコーヒーを製造せいぞうするプロジェクトもある[97]

飲料いんりょう以外いがい用途ようと[編集へんしゅう]

コーヒーには以外いがい様々さまざま用途ようとがある。

食品しょくひん原料げんりょう
ハイカロずみ
その
  • 染料せんりょう
  • 脱臭だっしゅうざい - コーヒーまめがら使つかう。
  • 成形せいけい木炭もくたん - コーヒーまめがら木炭もくたん成形せいけいしたもの。ハイカロずみなどの商品しょうひんめい流通りゅうつうしている。
  • コーヒー風呂ふろ - あぶせんじしたまめあらきにして酵素こうそもちいて自然しぜん発熱はつねつさせた砂風呂すなぶろ形式けいしき風呂ふろ、または抽出ちゅうしゅつした飲用いんようコーヒーをそのままもちいる風呂ふろ家庭かていようにコーヒー粉末ふんまつをティーバッグじょうにして浴槽よくそうれる製品せいひんがある。
  • カタツムリナメクジよけ - これらのたねにはカフェイン成分せいぶん微量びりょうでも毒性どくせいとしてはたら[98]ため、コーヒーならびにコーヒーから有効ゆうこうである。
  • コーヒー浣腸かんちょう - コーヒーを成分せいぶんとする溶液ようえき肛門こうもんから注入ちゅうにゅう直腸ちょくちょう洗浄せんじょうすることで「はだ改善かいぜん」などとうた健康けんこう療法りょうほうがあるが医学いがくてき根拠こんきょい。

このほか、コーヒーのじつ自体じたいをスープにれたり、かゆのようにしたりしてべるという行為こういが、10世紀せいきごろにはおこなわれていたことがある。この方法ほうほうでコーヒーを摂取せっしゅしても眠気覚ねむけざましなどに効果こうかがあったとわれている。

経済けいざい[編集へんしゅう]

コーヒーの世界せかい市場いちば規模きぼは2018ねん小売こうり金額きんがくで880おくドルと推計すいけいされている(イギリス調査ちょうさ会社かいしゃユーロモニターインターナショナルによる)。ネスレが24.9%のシェアを最大手さいおおてで、オランダのヤコブ・ダウ・エグバーツ(10.2%)などがつづ[99]

日本にっぽん丸紅まるべに総合そうごう商社しょうしゃ)の予測よそくでは、2021~2022年度ねんど世界せかい生産せいさんりょう1おく6681まんふくろ(60キログラムり)を消費しょうひりょう(1おく7849まんふくろ)が上回うわまわる。コーヒーまめ相場そうば下落げらくちゅうべいなどにおおつま農家のうかキャッサバ果実かじつコカなどに転作てんさくした影響えいきょうつつある。また気候きこう変動へんどう地球ちきゅう温暖おんだん)で2050ねんごろにアラビカしゅ生産せいさん半減はんげんする懸念けねんがある「2050ねん問題もんだい」が指摘してきされる一方いっぽうで、現在げんざい気温きおんひく高地こうちなどでコーヒー栽培さいばい可能かのうになるめんもある[100]

生産せいさんりょう[編集へんしゅう]

2019ねん現在げんざいぜん世界せかいではコーヒーまめ世界せかい70かこく以上いじょうで1000まんトンちか生産せいさんされている[12]。1990ねんから2019ねんにかけて、コーヒー生産せいさんりょうやく450まんトンえた[12]。しかし、2050ねんには環境かんきょう人的じんてき問題もんだいもあり、世界せかいコーヒー研究所けんきゅうじょ(WCR)によるとやく1090まんトン生産せいさん見通みとお[12]2009ねんから2012ねんにかけて、エチオピアやウガンダ、タンザニアなどのアフリカ地域ちいきでのコーヒー生産せいさん増加ぞうかしている[101]とくにエチオピアは3年間ねんかんやく80トン増加ぞうかし、2012ねん現在げんざいやく559トンとアフリカ主要しゅようこくなかでは最多さいたである[101]。2020ねん現在げんざいのコーヒーまめ生産せいさんりょう上位じょうい10かこく以下いかしめ[102]

  1. ブラジル – 370まんトン
  2. ベトナム – 176まんトン
  3. コロンビア – 83まんトン
  4. インドネシア – 77まんトン
  5. エチオピア – 58まんトン
  6. ペルー – 38まんトン
  7. ホンジュラス – 36まんトン
  8. インド – 30まんトン
  9. ウガンダ – 29まんトン
  10. グアテマラ – 23まんトン

消費しょうひりょう[編集へんしゅう]

2010年代ねんだいなか以降いこう新興しんこうこく所得しょとく向上こうじょう食生活しょくせいかつ欧米おうべいにより世界せかいのコーヒーまめ消費しょうひりょう右肩みぎかたがりである。今後こんご増加ぞうか傾向けいこうつづくと予想よそうされている[100]北欧ほくおう諸国しょこくはコーヒー消費しょうひりょうおおくにであり、フィンランド消費しょうひりょう世界せかい最大さいだいで、10のカナダの2ばいせまり、アメリカの3ばいせま[103]一人ひとりたりどしあいだ消費しょうひようトップ10を以下いかしめ[104]

人口じんこうたりの年間ねんかんコーヒー消費しょうひりょう(kg、2007ねん
  1. フィンランド – 12 kg (26 lb)
  2. ノルウェー – 9.9 kg (21 lb 13 oz)
  3. アイスランド – 9 kg (20 lb)
  4. デンマーク – 8.7 kg (19 lb 3 oz)
  5. オランダ – 8.4 kg (18 lb 8 oz)
  6. スウェーデン – 8.2 kg (18 lb 1 oz)
  7. スイス – 7.9 kg (17 lb 7 oz)
  8. ベルギー – 6.8 kg (15 lb 0 oz)
  9. ルクセンブルク – 6.5 kg (14 lb 5 oz)
  10. カナダ – 6.5 kg (14 lb 5 oz)

成分せいぶん[編集へんしゅう]

コーヒーの成分せいぶん

コーヒーのなままめにはとう中心ちゅうしんとする糖類とうるいアミノ酸あみのさんタンパク質たんぱくしつ脂質ししつほか、コーヒーにふくまれるポリフェノールであるクロロゲンさんアルカロイドであるカフェインまめ重量じゅうりょうの1%程度ていど)やトリゴネリンジテルペンであるカフェストールやカーウェオールなど、特徴とくちょうてき成分せいぶんふくまれている。コーヒーの脂質ししつの75%は中性ちゅうせい脂肪しぼう結合けつごうしている脂肪酸しぼうさん種類しゅるいは、リノールさんパルミチンさんステアリンさんオレインさんなどがその主成分しゅせいぶんで、植物しょくぶつとのおおきなちがいはない。

これらの成分せいぶんあぶせんじされることによって化学かがく変化へんかこし、その結果けっかすうひゃく種類しゅるいにのぼる成分せいぶんあぶせんじまめふくまれる。あぶせんじ初期しょきにまずなままめちゅう水分すいぶん蒸発じょうはつし、その一連いちれんあぶこげ反応はんのうばれる反応はんのうきる。とうタンパク質たんぱくしつはこの過程かてい加熱かねつ分解ぶんかいされ、それぞれてい分子ぶんし糖類とうるいアミノ酸あみのさんしょうじ、様々さまざまなコーヒーのあじかおりをす。クロロゲンさんがこれらの分子ぶんしとも加熱かねつされることで褐色かっしょく色素しきそしょうじ、コーヒーのいろす。このほか糖類とうるいのみの加熱かねつによりしょうじるカラメルや、糖類とうるいアミノ酸あみのさんによるメイラード反応はんのうなども色素しきそ生成せいせい関与かんよする。これらの色素しきそコーヒーメラノイジン総称そうしょうされる。コーヒーの揮発きはつせい成分せいぶんとしてはやく900種類しゅるい化合かごうぶつ同定どうていされており、にがみをあたえる成分せいぶんとなるフェニルインダンあぶせんじずみのコーヒーないふくまれるそののどの化合かごうぶつよりも、アミロイドβべーたタウのうへの蓄積ちくせき阻害そがいするはたらきをつことが判明はんめいしている。

なかでもコーヒーのかおりにおおきな寄与きよをしている成分せいぶんとしては以下いかのものがられている。あまみつさまかおりをβべーた-ダマセノン、コーヒーの特徴とくちょうてきかおりを2-フリルメタンチオール、トロピカルフルーツてきかおりをギ酸ぎさん3-メチル-3-スルファニルブチル、カラメルさま香気こうきフラネオール、ホモフラネオール、ソトロン、ホモソトロン、クレオソートさまかおりをグアイアコール、4-ビニルグアイアコール、4-エチルグアイアコール、醤油じょうゆようかおりをメチオナール英語えいごばんナッツようのローストつ2-エチル-3,5-ジメチルピラジン、2,3-ジエチル-5-メチルピラジン、バニラさまかおりをバニリンなどである。ダマセノンはカロチノイド分解ぶんかいにより、グアイアコールるいとバニリンはリグニン分解ぶんかいにより、カラメルさまかおりの化合かごうぶつ糖類とうるい分解ぶんかいにより、ピラジンなどその化合かごうぶつ糖類とうるいアミノ酸あみのさんからメイラード反応はんのうしょうじるとされている。これらの分子ぶんしはすべて、苦味にがみ酸味さんみ甘味あまみなどのコーヒーのあじ決定けっていするじょうでも重要じゅうようである。

最終さいしゅうてきものであるコーヒーの抽出ちゅうしゅつえきには、これらのうち水溶すいようせい比較的ひかくてきたか成分せいぶん溶出ようしゅつされる。抽出ちゅうしゅつされたコーヒーは0.04%程度ていどのカフェインをふくむが、それ以外いがいおおくの成分せいぶんについては詳細しょうさい不明ふめいなため研究けんきゅうおこなわれている[96]

これらの成分せいぶんはコーヒーの複雑ふくざつあじかおりをすだけでなく、覚醒かくせい作用さよう代表だいひょうされるようなコーヒーのさまざまな作用さよう原因げんいんにもなる。

過剰かじょう摂取せっしゅ[編集へんしゅう]

コーヒーを摂取せっしゅすうふんから数時間すうじかんてくる代表だいひょうてき作用さようとしてつぎのものがげられる。これらの急性きゅうせい作用さようおそくともいちにち以内いないには消失しょうしつするものであり、健常けんじょうにはとく健康けんこうじょう問題もんだいこすことはないとかんがえられている。しかしながら過度かど摂取せっしゅした場合ばあいやそのときの体調たいちょうによっては、一過いっかせい問題もんだいこすことがある。また、とく消化しょうか疾患しっかん高血圧こうけつあつパニック障害しょうがいなどの疾患しっかんがある場合ばあいなど、特定とくてい患者かんじゃ病態びょうたいによっては、これらの通常つうじょう無害むがい作用さよう有害ゆうがいはたらくことがある。

  • 中枢ちゅうすう神経しんけい興奮こうふん作用さよう精神せいしん高揚こうよう眠気ねむけ防止ぼうし/不安ふあん不眠ふみん
  • 骨格こっかくすじ運動うんどう亢進こうしん作用さよう筋肉きんにく疲労ひろうる/ふるえ)
  • 血圧けつあつ上昇じょうしょう
  • 利尿りにょう作用さよう
  • 胃液いえき分泌ぶんぴつ促進そくしん消化しょうか促進そくしん/胃炎いえん悪化あっかさせる)
  • ちゅうコレステロール(LDL, TC)増加ぞうか
  • 大腸だいちょうぜんどう運動うんどう亢進こうしんなるしも作用さよう/下痢げり

健康けんこう一般いっぱん成人せいじん場合ばあいカフェインを1にちたり400mg以上いじょう摂取せっしゅしないようカナダ保健ほけんしょう勧告かんこくしている[105]

過剰かじょう摂取せっしゅによる認知にんちしょう[編集へんしゅう]

2021ねん6月24にちNutritional Neuroscience によって発表はっぴょうされた研究けんきゅうでは、コーヒーをみすぎると(カフェインの有無うむにかかわらず認知にんちしょうのリスクがたかまる可能かのうせいがあることがわかった。ハーバード大学だいがく医学部いがくぶでは、1にちあたり最大さいだい1.2リットルで停止ていしすることを推奨すいしょうしている。 1.4リットル以上いじょうむとのうがいおよぼす可能かのうせいがある。 研究けんきゅうしゃたちは、コレステロール増加ぞうかさせる可能かのうせいのあるカフェストール原因げんいんである可能かのうせいがあると指摘してきしている[106]

精神せいしんへの作用さよう[編集へんしゅう]

コーヒーは発見はっけん当初とうしょから眠気ねむけ防止ぼうし眠気覚ねむけざまし、疲労ひろう回復かいふくなどの作用さようつことに注目ちゅうもくされてきた薬用やくよう植物しょくぶつ精神せいしん刺激しげきやくである[ちゅう 3]一方いっぽうで、コーヒーが過度かど刺激しげきざい興奮こうふんざいとしてはたら可能かのうせい指摘してきし、敬遠けいえんするひと存在そんざいしている。

コーヒーには軽度けいど習慣しゅうかんせいがあるとされる。これはカフェインによる作用さようだとわれている。カフェインにはそのにがみにたいする感受性かんじゅせいたか人間にんげんかる依存いぞんしょうこすはたらきがあるという。ノースウェスタン大学だいがく研究けんきゅうチームによれば、苦味にがみ成分せいぶん一種いっしゅであるキニーネプロピルチオウラシルたいする感受性かんじゅせいたか遺伝子いでんしひとたちには、コーヒーの摂取せっしゅりょうすくない傾向けいこうがみられており、研究けんきゅうチームは「コーヒーをひとたちは、カフェインによってこされる肯定こうていてき影響えいきょう刺激しげき)を学習がくしゅうし、カフェインをこのむ(検知けんちできる)ようになったとかんがえられる」と説明せつめいしている[ちゅう 4]。そして研究けんきゅうチームはその習慣しゅうかんせい心理しんり現象げんしょうである可能かのうせいふくまれていることを指摘してきしている[108]くわえてどう大学だいがく遺伝いでん科学かがくしゃチームは「カフェインにたいするひとこのみはそのあじによるものではなく、摂取せっしゅ感覚かんかくからしょうじている」可能かのうせいがあるとしている[ちゅう 5][109]

またいちにちに300mg以上いじょう(コーヒー3はい相当そうとう)のカフェインを常用じょうようするひとには、カフェイン禁断きんだん頭痛ずつうばれる一種いっしゅ禁断症状きんだんしょうじょうあらわれることがある。これは最後さいごのカフェイン摂取せっしゅから24時間じかん以上いじょう経過けいかすると偏頭痛へんずつうさま症状しょうじょうあらわれるものである。このカフェイン禁断きんだん頭痛ずつう症状しょうじょうあらわれてから、カフェインを摂取せっしゅすることで30ふん以内いない消失しょうしつするが、カフェインを摂取せっしゅしない場合ばあいは2にち程度ていど継続けいぞくする。ただし、これらの症状しょうじょう麻薬まやくるいニコチンアルコール比較ひかくして、きわめて軽微けいびなものだとかんがえられており、規制きせい年齢ねんれい制限せいげんなどは必要ひつようないとかんがえられている。

健康けんこう増進ぞうしん[編集へんしゅう]

コーヒーを長期間ちょうきかんわたって飲用いんようした場合ばあいについても、おおくの疫学えきがくてき研究けんきゅうふるくから数多かずおおおこなわれてきた。1980ねんまでには「コーヒーがからだわるい」という視点してんからの報告ほうこくおおかったが、それらの研究けんきゅうおおくは1990年代ねんだいに、より精度せいどたかめた追試ついしによって否定ひていされている。一方いっぽう、1990年代ねんだいからは「コーヒーがからだい」という視点してんからの研究けんきゅうもなされている[110]

コーヒーにふくまれるクロロゲンさんマルトースグルコース分解ぶんかいする酵素こうそであるαあるふぁ-グルコシダーゼ阻害そがい活性かっせいみとめられ、ラットで食後しょくご血糖けっとう上昇じょうしょう抑制よくせい作用さようみとめられた。カフェインにはαあるふぁ-グルコシダーゼ阻害そがい活性かっせいみとめられなかった[111]。コーヒーをよくひとたちでは糖尿とうにょうびょう発症はっしょうのリスクがひくくなる傾向けいこうられた[112]

2015ねん5月7にち日本にっぽん国立こくりつがん研究けんきゅうセンターなどの研究けんきゅうチームがコーヒーおよび緑茶りょくちゃ日常にちじょうてき摂取せっしゅするひとが、そうでないひと比較ひかく病気びょうきなどで死亡しぼうするリスク大幅おおはば低減ていげんするとする調査ちょうさ結果けっかをまとめた。調査ちょうさは19年間ねんかんにわたる追跡ついせき日本にっぽん全国ぜんこくの40-69さい男女だんじょやく9まんにんたいおこなわれ、生活せいかつ習慣しゅうかんなどとわせ質問しつもんし、コーヒーおよび緑茶りょくちゃを1にちにどれだけ摂取せっしゅするか、というものであったが、その結果けっかコーヒーを1にちに3 - 4はいものはほとんどまないものたいし、死亡しぼうリスクが24%ひくかった(緑茶りょくちゃ=1にち1はい未満みまんものたいし、1にち5はい以上いじょう男性だんせいで13%、女性じょせいで17%低減ていげん死亡しぼうリスクにかかわる年齢ねんれいおよ運動うんどう習慣しゅうかんなどは影響えいきょうあたえないよう統計とうけいがくてき調整ちょうせいみ)。19年間ねんかんではやく13,000にん死亡しぼうしていた。どうチームは、調査ちょうさ結果けっか原因げんいんをコーヒーにふくまれるポリフェノール、緑茶りょくちゃふくまれるカテキンによる血圧けつあつ降下こうか作用さよう両方りょうほう含有がんゆうされるカフェインが血管けっかん呼吸こきゅうはたらきをたかめている可能かのうせい指摘してきした[113][114][115]

せいがん作用さよう[編集へんしゅう]

IARCは、従来じゅうらいコーヒーさんとコーヒー(膀胱ぼうこうがんのみ)を「グループ2B:はつがんせいがあるかもしれないもの」、としていた[116]が、2016ねん6がつはつがんせいしめ決定的けっていてき証拠しょうこはないとの発表はっぴょうおこなった。またそれと同時どうじに、65°C以上いじょうあつもの自体じたい食道しょくどうがん観点かんてんから「グループ2A:おそらくはつがんせいがあるもの」に分類ぶんるいされた[117][118][119]。これにより「コーヒー(飲用いんよう)」は、「グループ3:はつがんせい分類ぶんるいできない」に分類ぶんるいされた。評価ひょうか文書ぶんしょ準備じゅんびちゅうである。コーヒーさん評価ひょうかは2Bのままである[117]

国立こくりつがんセンターがん予防よぼう検診けんしん研究けんきゅうセンター予防よぼう研究けんきゅう津金つがね昌一郎しょういちろう田島たじま和雄かずおら)の調査ちょうさにより、はいガン抑制よくせい効果こうか確認かくにんされた。これはやく10年間ねんかんにわたる40 - 60さいだい男女だんじょやく9まんにんたいする追跡ついせき調査ちょうさで、けい334にんかん細胞さいぼうがんと診断しんだんされ、コーヒーの摂取せっしゅきも細胞さいぼうがんになるリスクの関係かんけい統計とうけいてき分析ぶんせきした。日常にちじょうてきにコーヒーをひと肝臓かんぞうがんになるりつは10まんにんたりやく214にんで、ほとんどまないひと場合ばあいやく547にん。1にちに1〜2はいひとよりも、3〜4はいひとほうがリスクがったとされ、研究けんきゅうチームはコーヒーにふくまれるこう酸化さんか作用さようをもつ成分せいぶん影響えいきょうかとしている[120]。ただし、津金つがね昌一郎しょういちろう研究けんきゅう部長ぶちょうは2008ねん、「いずれにせよまだ研究けんきゅう途上とじょう」とかたっている[121]

  • 2009ねんどう研究けんきゅう実施じっししたコーヒー摂取せっしゅきもがんとの関連かんれんかんする調査ちょうさ対象たいしょうしゃ18815にん、13ねん追跡ついせき調査ちょうさ)では、 「コーヒーをほとんどまない」にんかんがんを発生はっせいする割合わりあいを1とした場合ばあい、「1にち1はい未満みまん」の集団しゅうだんでは0.67、「1にち1〜2はいむ」集団しゅうだんは0.49、「1にち3はい以上いじょう」は0.54となり、がんになる割合わりあいがおよそ半減はんげんするというデータがられた。クロロゲンさんやカフェインなどの成分せいぶんかん機能きのう酵素こうそ活性かっせい改善かいぜんしたり、かん細胞さいぼう炎症えんしょう軽減けいげんさせたりしたのではないか、というかんがえがしめされている[122]
  • 東京農工大学とうきょうのうこうだいがく研究けんきゅうグループは、試験管しけんかんうち実験じっけんにてコーヒーにふくまれるクロロゲンガン細胞さいぼう転移てんい抑制よくせいするはたらきを発見はっけんした。
  • スウェーデンのカロリンスカ(Karolinska)研究所けんきゅうじょが、複数ふくすう研究けんきゅう成果せいかメタ解析かいせきで、毎日まいにち2はいのコーヒーの摂取せっしゅにより、かんがんの発症はっしょうリスクをやく4わり減少げんしょうさせることをあきらかにした。この予防よぼう効果こうかは、肝臓かんぞう関連かんれん既往症きおうしょうがある場合ばあいでも同等どうとうであった[123]
  • 和歌山県立医科大学わかやまけんりついかだいがく化学かがく教室きょうしつ当時とうじ)の岩橋いわはし秀夫ひでお教授きょうじゅらは実験じっけんにより、コーヒーにふくまれるクロロゲンさんフリーラジカル生成せいせい阻害そがいする仕組しくみを解明かいめいした。これはフリーラジカルの生成せいせい阻害そがいおよび、酸化さんか予防よぼうというじゅう防御ぼうぎょかべにより、ガンふせぐものとかんがえられている。
  • コーヒーは女性じょせい浸潤しんじゅん結腸けっちょうがんのリスクを低下ていかさせる[124]
  • 喫煙きつえんしゃでコーヒー、カフェイン摂取せっしゅりょうたかいほど膀胱ぼうこうがんのリスクがたかくなるとの報告ほうこくあり[125]

その[編集へんしゅう]

このほかにも、経験けいけんてきわれている効用こうよう、さらには風説ふうせつるいいまでふくめ、おおくのコーヒーの作用さようかたられている。これらのなかには、研究けんきゅう結果けっか誤解ごかいしたもの、商用しょうよう宣伝せんでん目的もくてきかんがえられるものなどもふくまれているため、健康けんこうブームった情報じょうほう同様どうよう活用かつようにあたっては注意ちゅうい必要ひつようである。

  • 麻薬まやく中毒ちゅうどくしゃタバコをやめたいひとなどが、コーヒーを飲用いんようすることにより禁断症状きんだんしょうじょうがやや緩和かんわされるという。
  • 近年きんねん研究けんきゅうではてい血圧けつあつしょう高血圧こうけつあつしょう場合ばあい血圧けつあつ正常せいじょうもどはたらきがあること指摘してきされている。また、善玉ぜんだまコレステロールやすなど心筋梗塞しんきんこうそく予防よぼうにも役立やくだほかに、「さけ(しゅさ)」とばれる炎症えんしょうせい皮膚ひふ疾患しっかん予防よぼう有用ゆうよう可能かのうせいがある[126]とも指摘してきされている[ちゅう 6]
  • カナダトロント研究所けんきゅうじょであるクレンビル・ブレイン・インスティテュート(Krembil Brain Institute)のドナルド・ウィーバー博士はかせひきいる研究けんきゅうチームによれば、アルツハイマーびょう患者かんじゃのうないられるアミロイドβべーた異常いじょうかたまり形成けいせいをコーヒーにふくまれる化合かごうぶつ抑制よくせいし、それによって神経しんけい保護ほごする効果こうかがもたらされている可能かのうせいがあるとしている[127]
  • 2007ねんにChoi Hyon K.らは[128]コーヒーを習慣しゅうかんが「痛風つうふう発症はっしょうリスクを低減ていげんする可能かのうせい指摘してきしていた。その、コーヒーを習慣しゅうかんが「痛風つうふう発症はっしょうリスク」を低減ていげんしているのは、尿にょうさんではないなにかが影響えいきょうしていると報道ほうどうされた[129]
  • コーヒーは「アルカリ性あるかりせい飲料いんりょう」だとする主張しゅちょう。これは日本にっぽんのコーヒーの業界ぎょうかい団体だんたいである 全日本ぜんにほんコーヒー協会きょうかい昭和しょうわ63ねんごろからっていたキャンペーンの影響えいきょうだとおもわれる。当時とうじはコーヒーは健康けんこうわるいとかんがえる風潮ふうちょうがあり、それに対抗たいこうするために喫茶店きっさてん経営けいえいしゃなどに配布はいふした「コーヒー&ヘルス」というしょう冊子さっしにこの記述きじゅつがあった。コーヒーはアルカリ性あるかりせいではなく酸性さんせい(pH 5 - 6)をしめす(梅干うめぼ酸性さんせいしめすがアルカリ性あるかりせい食品しょくひんであると表現ひょうげんするのと同様どうよう理由りゆうおもわれる)。
  • 酸化さんかしたコーヒーはからだわるい」という主張しゅちょうをするひとがいる。コーヒーまめ保存ほぞんするとき成分せいぶん酸化さんかとく脂質ししつ酸敗さんぱい)による品質ひんしつ低下ていか問題もんだいになること、抽出ちゅうしゅつしたコーヒーを保温ほおんしつづけると色素しきそ酸化さんか重合じゅうごう過酸化水素かさんかすいそなどのフリーラジカル生成せいせいがおきることがられているが、健康けんこうとの関係かんけいについての研究けんきゅう報告ほうこくはまだおこなわれていない[ちゅう 7]
  • コーヒーにはポリフェノール一種いっしゅであるクロロゲンさんるいはじめ、豊富ほうふこう酸化さんか物質ぶっしつふくまれており、はだりをよくし老化ろうか防止ぼうしする効果こうかがあるといわれている[130]
  • マウス、ラット実験じっけんでは、コーヒーにはストレス緩和かんわ作用さようがあるとかんがえられる[131][132]

文化ぶんか[編集へんしゅう]

コーヒーにまつわる名言めいげん[編集へんしゅう]

  • いコーヒーとは、悪魔あくまのようにくろく、地獄じごくのようにあつく、天使てんしのように純粋じゅんすいで、あいのようにあまい」 - フランスの政治せいじタレーラン=ペリゴール
  • 「コーヒーは地獄じごくのようにくろく、のようにく、こいのようにあまくなければならない」 - トルコのことわざ
  • 数学すうがくしゃはコーヒーを定理ていりえる機械きかいだ」 - ハンガリー数学すうがくしゃレーニ・アルフレード[ちゅう 8]
  • わたし自分じぶん人生じんせいをコーヒースプーンではかくした」 - 詩人しじんT・S・エリオット『J.アルフレッド・プルーフロックの恋歌こいうた

コーヒーを題材だいざいにした作品さくひん[編集へんしゅう]

音楽おんがく[編集へんしゅう]

コーヒーは歌曲かきょくなかげられることもおおく、コーヒーそのものを題名だいめいれたきょくすくなくない。

コーヒー・カンタータ作曲さっきょくヨハン・ゼバスティアン・バッハ BWV211 「そっとだまって、おしゃべりめさるな」 1732ねん
J.S.バッハによる世俗せぞくカンタータひとつで、コーヒー・マニアのむすめとコーヒーぎらいの父親ちちおやとのあらそいをうたうコミカルな作品さくひん。J.S.バッハ自身じしんもコーヒー愛飲あいいんであった。
いちはいのコーヒーからうた霧島きりしまのぼる+ミス・コロムビア作詞さくし藤浦ふじうらこう作曲さっきょく服部はっとり良一りょういち 1939ねん
日本にっぽんなつメロのきょく戦前せんぜんから日本にっぽん喫茶店きっさてん文化ぶんか根付ねついていたことを物語ものがたきょくでもある。
ブラック・コーヒー(Black coffee 作詞さくし:ポール・フランシス・ウェブスター 作曲さっきょく:ソニー・バーク 1948ねん
コーヒーと煙草たばこひた失恋しつれん倦怠けんたい絶望ぜつぼううたったブルージーなジャズ・スタンダード。1949ねんサラ・ヴォーンはつ録音ろくおんしてヒットした。日本にっぽんでは1954ねんデッカ録音ろくおんのペギー・リーばんめい唱としてられる。
コーヒールンバMoliendo Café英語えいごばん 作詞さくし作曲さっきょく:Jose Manzo Perroni 1958ねん日本語にほんご作詞さくし中沢なかざわ清二せいじ
ベネズエラのアルパ奏者そうしゃウーゴ・ブランコが録音ろくおん世界せかいてきにヒット(1961ねん)、日本にっぽんでもエキゾチックさがこのまれてなんもリバイバルしている。きょくのリズムは実際じっさいにはルンバではない。 うた西田にしだ佐知子さちこ(1961ねん)、国実くにざね百合ゆり(1991ねん 國實くにざねゆい名義めいぎ)、荻野目おぎのめ洋子ようこ(1992ねん)、井上いのうえ陽水ようすい(2001ねん)、工藤くどう静香しずか(2002ねん
コーヒーはいかが(ドイツ民謡みんよう作詞さくし花岡はなおかめぐみ
教育きょういく芸術げいじゅつしゃ音楽おんがく教科書きょうかしょ掲載けいさいされた。

映画えいが[編集へんしゅう]

コーヒーにかんする風習ふうしゅう思想しそうなど[編集へんしゅう]

  • エチオピアにはコーヒー・セレモニー(カリオモン)とばれる風習ふうしゅうがある。主催しゅさいしゃきゃくたいしてそのあぶせんじ粉砕ふんさい抽出ちゅうしゅつしたコーヒーをい、みんなでまわみをするなど、日本にっぽん茶道さどう共通きょうつうした部分ぶぶんおおい。
  • トルコやドイツでは、コーヒーをんだのち残滓ざんしがカップのそこつく模様もよう運勢うんせいうらなう、コーヒーうらなおこなうことがある。
  • 会議かいぎなどの合間あいまにとる5ふんから15ふん程度ていどしょう休止きゅうしをコーヒーブレイクとぶ。会議かいぎ参加さんかしゃらがコーヒーなどのソフトドリンクをみながら談笑だんしょうすることで気分きぶん転換てんかんはか習慣しゅうかんからまれたである。
  • 一緒いっしょ夜明よあけのコーヒー(あるいはモーニングコーヒー)をむ」という言葉ことばは、男女だんじょふか関係かんけいになることの暗喩あんゆとしてもちいられることがある。
  • アメリカでは、コーヒーのことをカップオブジョー(英語えいご: cup of Joe)とぶことがある。由来ゆらいとして、だいいち世界せかい大戦たいせんちゅう海軍かいぐん長官ちょうかんであり、アルコールを禁止きんししたジョセファス・ダニエルズからたというせつかたられる[133]
  • モルモンきょうではコーヒーは禁止きんしされている[134]
  • 朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくでは、コーヒーは資本しほん主義しゅぎ社会しゃかいものとして排除はいじょされてきた。一方いっぽう、2020ねんのテレビ映像えいぞうでは、きむただしおん委員いいんちょうのテーブルのうえにアイスコーヒーらしきものかれているなど変化へんかきざしもられる[135]
  • じゅうろく進数しんすうのC0FFEEはCOFFEE(コーヒー)にえることから、プログラミングにおけるマジックナンバー英語えいごばんとして使つかわれることがある。
  • 高温こうおんのコーヒーにクリームをれると、コーヒーにふくまれるさんによってミルクの蛋白質たんぱくしつ凝固ぎょうこし、かきたまじるのようになることがある。これをフェザーリング現象げんしょうという[136]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ しょく山人さんじんとしてられる。「本業ほんぎょう幕府ばくふ実直じっちょく役人やくにん大阪おおさか銅座どうざ長崎ながさき奉行ぶぎょうしょにも転勤てんきんした。長崎ながさきには…外国がいこくせん近海きんかいあらわはじめたころで、ロシア帝国ていこく特使とくしニコライ・レザノフ会見かいけんしている。オランダせんでコーヒーをみ、日本にっぽんはつ体験たいけんのこした。ただ、感想かんそうは「げくしてあじふるにこらえず」となかった。
  2. ^ 説明せつめいとしてしめしたあじかんする評価ひょうかは、あぶせんじ抽出ちゅうしゅつ状態じょうたいや、生産せいさんにおける栽培さいばい品種ひんしゅのトレンドの変化へんかによりおおきくわる。
  3. ^ いちれいげると、コーヒーをふく飲料いんりょう販売はんばいするダイドードリンコは、自社じしゃ昼休ひるやすにコーヒーをんでから短時間たんじかん昼寝ひるねをして、睡眠すいみんとそこから目覚めざめるころから発揮はっきされるコーヒーの作用さようで、午後ごご業務ぎょうむ効率こうりつするみを導入どうにゅうし、他社たしゃにもすすめている[107]
  4. ^ ちなみに、この研究けんきゅう結果けっか科学かがくサイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)に掲載けいさいされている。
  5. ^ この研究けんきゅう論文ろんぶん学術がくじゅつヒューマン・モレキュラー・ジェネティクスドイツばん英語えいごばん(Human Molecular Genetics)に掲載けいさいされている。
  6. ^ この研究けんきゅう詳細しょうさい医学いがくジャマ・ダーマトラジー英語えいごばんドイツばん(JAMA Dermatology)オンラインばん(10がつ17にちづけ)に掲載けいさいされている。
  7. ^ なお、コーヒーの酸化さんかと「コーヒーはアルカリ性あるかりせい飲料いんりょう」とをむすびつけて「あたらしいコーヒー=アルカリ性あるかりせいからだにいい」「ふるいコーヒー=酸化さんか=『さん=からだわるい」という図式ずしきから健康けんこうとの関係かんけい説明せつめいしようとするひともいる。
  8. ^ おなじくハンガリーの数学すうがくしゃであるポール・エルデシュがこの言葉ことばり、多用たようしていた。そのため、エルデシュがこの言葉ことばを"かんがえた"との誤解ごかい根強ねづよい。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]