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觀世音菩薩かんぜおんぼさつ

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（重定しげさだ向こう自じ觀音かんのん）
  「观音」和かず「妙みょう善ぜん」均ひとし重定しげさだ向むかい至いたる此。关于其他用法ようほう，请见「觀音かんのん (消しょう歧义)」和かず「妙みょう善ぜん (消しょう歧义)」。
觀世音菩薩かんぜおんぼさつ畫像がぞう
觀世音菩薩かんぜおんぼさつ
繁体字はんたいじ 觀世音菩薩かんぜおんぼさつ
简化字じ 观世音おん菩萨
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觀世音菩薩かんぜおんぼさつ（梵語ぼんご：अवलोकितेश्वर，Avalokiteśvara；或ある梵語ぼんご：अवलोकितस्वर，Avalokitasvara），漢語かんご音譯おんやく為ため「阿おもね婆ばば盧の吉よし低てい舍しゃ婆ばば羅ら」、「阿おもね縛ばく盧の枳からたち低濕ていしつ伐き邏」，名號みょうごう意い為ため「觀察かんさつ世間せけん音聲おんせい覺悟かくご有情うじょう」或ある者もの「觀察かんさつ自在じざい」，又また譯わけ為ため觀音かんのん菩薩ぼさつ、觀かん自在じざい菩薩ぼさつ，手持てもち蓮花れんげ的てき觀音かんのん菩薩ぼさつ也被稱たたえ爲ため蓮花れんげ手しゅ菩薩ぼさつ或ある持もち蓮はちす觀音かんのん（Padmapani）。漢かん傳でん佛教ぶっきょう自じ唐とう代だい開始かいし主要しゅよう是ぜ以蓮華はな部ぶ母はは白衣はくい觀音かんのん為ため所有しょゆう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき本尊ほんぞん[1]；在民ざいみん間あいだ信仰しんこう中ちゅう常つね被ひ尊稱そんしょう觀音かんのん佛祖ぶっそ、觀音かんのん大だい士し、觀音かんのん娘むすめ娘むすめ、觀音かんのん媽、白衣はくい大だい士し。在ざい密教みっきょう中なか，祂為蓮華れんげ部ぶ尊みこと，在ざい淨土宗じょうどしゅう則のり是ぜ西方せいほう淨土じょうど的てき大だい菩薩ぼさつ，與あずか大だい勢至菩薩せいしぼさつ分別ふんべつ為ため阿彌陀あみだ佛ほとけ的てき左ひだり、右みぎ脅おびえ侍さむらい菩薩ぼさつ，並稱へいしょう「西方せいほう三さん聖きよし」，與あずか地藏じぞう王おう菩薩ぼさつ分別ふんべつ為ため釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ的てき左ひだり、右みぎ脅おびえ侍さむらい菩薩ぼさつ，並稱へいしょう「娑婆しゃば三さん聖きよし」，同時どうじ祂也是ぜ四よん大だい菩薩ぼさつ之これ一いち。

名號みょうごう由來ゆらい[编辑]

在ざい早期そうき的てき佛經ぶっきょう中ちゅう，多た譯やく自じ梵語ぼんご「Avalokitasvara」，為ため「闚音」、「現げん音聲おんせい」，竺法護まもる和尚おしょう譯わけ為ため「光世みつよ音おと菩薩ぼさつ」，南北なんぼく朝あさ姚秦時どき的てき鳩ばと摩ま羅ら什法師ほうし譯わけ為ため「觀世音菩薩かんぜおんぼさつ」。

唐とう代だい玄げん奘法師ほうし等とう譯やく師し們則譯やく自じ梵語ぼんご「Avalokiteśvara」為ため「觀かん自在じざい菩薩ぼさつ」。「Avalokita」為ため「觀かん」，「iśvara」為ため「自在じざい」，意い為ため觀照かんしょう自身じしん本性ほんしょう皆みな空そら而得自在じざい者しゃ，故こ玄げん奘譯為ため觀かん自在じざい菩薩ぼさつ，可か見み於今日び的てき《般若心經はんにゃしんぎょう》。[2]

傳統でんとう上じょう以為，因いん唐から太ふとし宗むね李り世よ民みん的てき本名ほんみょう當とう中有ちゅうう個こ「世よ」字じ，為ため了りょう避諱，故こ當時とうじ將はた「觀世音菩薩かんぜおんぼさつ」改稱かいしょう為ため「觀音かんのん菩薩ぼさつ」，但ただし也有やゆう說法せっぽう認みとめ為ため「觀音かんのん菩薩ぼさつ」只ただ是ぜ「觀世音菩薩かんぜおんぼさつ」的てき簡稱。唐とう代だい清涼せいりょう澄きよし觀かん法師ほうし指出さしで在ざい梵文ぼんぶん古本ふるほん中ちゅう存在そんざい兩りょう種たね不同ふどう的てき名稱めいしょう，1927年ねん新しん疆出土しゅつど的てき古こ抄本しょうほん中ちゅう，以 अवलोकितस्वर（Avalokitasvara）為ため觀音かんのん菩薩ぼさつ的てき名稱めいしょう，證あかし實じつ了りょう他た的てき說法せっぽう。「娑しゃば伐き羅ら」（स्वर svara），意思いし為ため「聲音こわね」，Avalokitasvara 可か意譯いやく為ため「觀音かんのん」，鳩ばと摩ま羅ら什出生しゅっしょう在ざい西域せいいき地區ちく，所見しょけん的てき應おう該就是ぜ這個版本はんぽん。因よし此，觀音かんのん菩薩ぼさつ並なみ非ひ是ぜ因いん為ため避諱而出現しゅつげん的てき名稱めいしょう。根據こんきょ唐とう代だい玄げん應おう的てき說法せっぽう，這可能かのう是ぜ來き自じ於不同どう地區ちく方言ほうげん所ところ導しるべ致的。[3]

「觀世音菩薩かんぜおんぼさつ」從したがえ字面じめん解釋かいしゃく就是「觀察かんさつ世間せけん聲音こわね」的てき菩薩ぼさつ，出自しゅつじ《妙法みょうほう蓮華れんげ經けい》之の《觀世音菩薩かんぜおんぼさつ普ふ門もん品ひん》：「若わか有無うむ量りょう百ひゃく千せん萬まん億おく眾生，受諸苦惱くのう，聞是觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，一心いっしん稱名しょうみょう，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ即時そくじ觀かん其音聲ごえ，皆みな得とく解脫げだつ。」又また說せつ：「若わか有ゆう眾生，多た於淫慾よく，常つね念ねん恭敬きょうけい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，便びん得とく離はなれ欲よく。若わか多た瞋恚しんに，常つね念ねん恭敬きょうけい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，便びん得とく離はなれ瞋。若わか多た愚癡ぐち，常つね念ねん恭敬きょうけい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，便びん得とく離はなれ癡ち。」

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ在ざい藏ぞう文ぶん作さくསྤྱན་རས་གཟིགས་དབང་ཕྱུག（藏ぞう语拼音おん：Jänräsigwangchug），也是「觀かん自在じざい」之の意い，與あずか玄げん奘法師ほうし等とう譯やく師し們譯意い相しょう同どう。因よし為ため藏ぞう文ぶん「觀かん自在じざい」總そう共有きょうゆう五ご個こ藏ぞう語ご的てき音節おんせつ，所以ゆえん藏ぞう文書ぶんしょ面めん、口語こうご通常つうじょう略稱りゃくしょう「Jairaisig（「觀かん」、「眼め視し」）」三さん個こ音節おんせつ，而省略りゃく了りょう「wangjug（「自在じざい」）」兩個りゃんこ音節おんせつ。

在ざい大中おおなか華はな地區ちく佛教ぶっきょう與あずか道教どうきょう乃至ないし民間みんかん信仰しんこう所しょ稱しょう的てき白衣はくい觀音かんのん、白衣はくい大だい士し、觀音かんのん媽則のり取と自じ唐とう朝あさ密宗みっしゅう信仰しんこう的てきPāndara vāsinī，為ため女性じょせい觀音かんのん菩薩ぼさつ，她是觀音かんのん母はは乃為蓮華れんげ部ぶ母はは與あずか蓮華れんげ部ぶ主ぬし，在ざい不同ふどう的てき經典きょうてん有ゆう不同ふどう的てき譯名やくめい，在ざい不空ふくう所ところ翻譯ほんやく的てき《菩提ぼだい場所ばしょ說せつ一字頂輪王經》譯名やくめい為ため白衣はくい觀かん自在じざい，以及《攝と無礙むげ大悲だいひ心こころ大だい陀羅尼だらに經けい計けい一法いっぽう中出なかいで無量むりょう義ぎ南方なんぽう滿願まんがん補陀落ふだらく海うみ會かい五ご部ぶ諸しょ尊みこと等とう弘誓ぐぜい力りょく方位ほうい及威儀いぎ形がた色しょく執と持じ三摩耶幖幟曼荼羅儀軌》譯名やくめい為ため白衣はくい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ、白身しろみ觀音かんのん，在ざい善ぜん無む畏かしこ所ところ翻譯ほんやく的てき《蘇そ悉地羯羅經けい》譯名やくめい為ため觀音かんのん母はは，還かえ有ゆう善ぜん無む畏かしこ講述こうじゅつ一いち行ぎょう筆記ひっき的てき《大だい毘盧遮那るしゃな成佛じょうぶつ經けい疏》譯名やくめい為ため白しろ處しょ尊みこと、觀音かんのん母はは以及稱しょう她為蓮花れんげ部ぶ主ぬし。

到いた了りょう宋そう代だい密宗みっしゅう經典きょうてん，如施護まもる所しょ翻譯ほんやく的てき《佛說ぶっせつ一切如來金剛三業最上祕密大教王經》與あずか《一切祕密最上名義大教王儀軌》則のり譯名やくめい為ため白衣はくい菩薩ぼさつ，菩薩ぼさつ就是大だい士し這也是ぜ民間みんかん稱しょう她為白衣はくい大だい士し之の名な的てき由來ゆらい。

起源きげん[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき起源きげん說法せっぽう非常ひじょう多おお，如來にょらい、男神おかみ或ある女神めかみ都と有ゆう。

後藤ごとう大まさる用よう認みとめ為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ之の形象けいしょう，是ぜ以释迦牟尼佛ほとけ的てき人格じんかく形象けいしょう为本源げん，加か上じょう希まれ腊宗教しゅうきょう、印度いんど婆ばば罗门教きょう其他神明しんめい故事こじ的てき影かげ响，最後さいご在ざい前ぜん1世せい纪完全かんぜん形成けいせい[4]。

安やす娜希妲[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき起源きげん，或ある以為基もと於波なみ斯的てき女性じょせい水神すいじん安やす娜希妲（Anahita）[5]。

蓮華れんげ女神めがみ[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき化身けしん蓮華れんげ手しゅ菩薩ぼさつ，前身ぜんしん就是印度いんど古老ころう的てき蓮華れんげ（讀音：花はな）女神めがみ[6]。

濕しめ婆ばば神しん[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき起源きげん，或ある以為是ぜ希まれ臘的てき阿波あわ羅ら（Apolla）神かみ，與あずか印度いんど自じ在天ざいてん（Īśvara，即そく濕しめ婆ばば神しん別名べつめい）的てき混合こんごう。[5]

印度いんど婆羅門教ばらもんきょう知名ちめい的てき三さん相そう神しん濕しめ婆ばば神しん常つね被ひ認みとめ為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき起源きげん之の一いち，一般いっぱん認みとめ為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき青あお頸觀音おん化身けしん與あずか濕しめ婆ばば神有かみあり關せき。

寶馬ほうま神しん[编辑]

聖せい印しるし法師ほうし、孫まご昌あきら武ぶ稱たたえ，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ是ぜ南みなみ印度いんど的てき海神わたつみ「寶馬ほうま神しん」（又また稱たたえ「聖せい馬うま王おう」）的てき演えんじ變へん。《大乘だいじょう莊嚴しょうごん寶たから王おう經けい》中ちゅう釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ對たい除じょ蓋ぶた障さわ菩薩ぼさつ說せつ“聖せい馬うま王者おうじゃ，即そく觀かん自在じざい菩薩ぼさつ摩ま诃薩是ぜ，於是危難きなん死し怖こわ畏かしこ中なか救濟きゅうさい於我。”

雙そう馬うま童わらわ神しん[编辑]

婆羅門教ばらもんきょう的てき太陽たいよう神しん雙そう馬うま童わらわ神しん常つね被ひ認みとめ為ため是ぜ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき起源きげん之の一いち，一般いっぱん認みとめ為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき馬頭觀音ばとうかんのん化身けしん與あずか雙そう馬うま童わらわ神有かみあり關せき。

本ほん生せい[编辑]

波なみ羅ら王朝おうちょう時期じき那な爛ただれ陀寺觀音かんのん菩薩ぼさつ像ぞう（新しん德とく里さと國立こくりつ博物館はくぶつかん藏くら）

久ひさ远古佛ほとけ[编辑]

唐とう譯やく《千光眼觀自在菩薩祕密法經》：「我わが念ねん往昔おうせき時じ，觀かん自在じざい菩薩ぼさつ於我前ぜん成佛じょうぶつ，號ごう曰『正法しょうぼう明あきら』，十じゅう號ごう具足ぐそく。我わが於彼時じ為ため彼かれ佛ふつ下作げさく苦行くぎょう弟子でし，蒙こうむ其教化か，今こん得とく成佛じょうぶつ。十方如來皆由觀自在教化之力故，於妙國土こくど得とく無上むじょう道どう，轉うたて妙みょう法輪ほうりん。」

《千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經》：「觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，不可思議ふかしぎ之の神力しんりき，已やめ於過去かこ無量むりょう劫こう中ちゅう，已やめ作さく佛ふつ竟，號ごう『正法しょうぼう明あかり如來にょらい』，大慈だいじ願力がんりき，安樂あんらく眾生故こ，現げん作さく菩薩ぼさつ。」在ざい過去かこ中ちゅう，釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ還かえ是ぜ觀音かんのん菩薩ぼさつ的てき弟子でし，當時とうじ觀音かんのん菩薩ぼさつ是正ぜせい法ほう明あきら如來にょらい。

由よし於觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき大悲だいひ願力がんりき及所發はつ菩提心ぼだいしん，為ため了りょう安樂あんらく一切眾生成就一切眾生的道業，故こ仍然示現じげん為ため菩薩ぼさつ因いん祂以救すくい苦く救難きゅうなん為ため己おのれ任にん，故こ在民ざいみん間あいだ的てき影響えいきょう極ごく為ため深遠しんえん。

《楞嚴經けい》則のり認みとめ為ため過去かこ曾經有ゆう佛ふつ，名めい「觀世音かんぜおん」，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ為ため其弟子でし，故こ也稱「觀世音かんぜおん」。[7]

示現じげん[编辑]

來き自じ斯里蘭らん卡公おおやけ元もと750年ねん的てき水月すいげつ觀音かんのん青銅せいどう像ぞう，現げん藏ぞう於美國こく亚拉巴ともえ马州伯はく明あかり翰伯はく明あかり翰藝術げいじゅつ博物館はくぶつかん（英えい语：Birmingham Museum of Art）。

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ在ざい大乘だいじょう佛教ぶっきょう的てき信仰しんこう中ちゅう，稱しょう祂是阿彌陀あみだ佛ほとけ西方にしかた淨きよし土中どちゅう的てき大だい菩薩ぼさつ，如《無量むりょう壽ことぶき經けい》記載きさい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ與あずか大だい勢至菩薩せいしぼさつ同どう為ため西方せいほう極樂淨土ごくらくじょうど中なか阿彌陀あみだ佛ほとけ的てき左右さゆう脅おびえ侍さむらい菩薩ぼさつ。

據よりどころ《悲華經けい》卷まき二に記載きさい，觀世音かんぜおん本名ほんみょう「不ふ眴」，是ぜ無量むりょう劫こう前まえ轉うたて輪わ王おう無む諍いさかい念ねん的てき長子ちょうし，因いん為ため其在寶藏ほうぞう佛ほとけ前ぜん發願ほつがん：「願ねがい我わが行くだり菩薩道ぼさつどう時とき，若わか有ゆう眾生遭受種種しゅじゅ苦惱くのう恐怖きょうふ，退すさ失しつ追求ついきゅう正法しょうぼう的てき信念しんねん和わ力量りきりょう，墮落だらく到いた沒ぼっ有ゆう光明こうみょう的てき大黑だいこく暗くら處しょ，身心しんしん不安ふあん憂愁ゆうしゅう孤獨こどく貧窮ひんきゅう困苦こんく，沒ぼつ有人ゆうじん可か去さ請求せいきゅう保護ほご，沒ぼつ有ゆう依よ靠もたれ也沒有屋ありや舍しゃ。如果他た能のう夠憶念おくねん我わが，稱しょう念ねん我が的てき名號みょうごう，那な求もとめ救すくい的てき音聲おんせい被ひ我わが天てん耳みみ所しょ聞，被ひ我わが天眼てんがん所見しょけん，如是にょぜ一切いっさい苦難くなん眾生，若わか我わが不能ふのう為ため其免除めんじょ如此種種しゅじゅ痛苦つうく煩惱ぼんのう，則のり終おわり不ふ成就じょうじゅ阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提ぼだい佛果ぶっか。」

寶藏ほうぞう佛ふつ即そく為ため祂授記き：「善男ぜんなん子こ！汝なんじ觀かん人じん天てん及三惡道さんなくどう一切いっさい眾生，發はつ大悲だいひ心しん。欲よく斷だん眾生諸しょ煩惱ぼんのう故こ，欲よく令れい眾生住じゅう安樂あんらく故こ，善男ぜんなん子こ！我わが當字あてじ汝なんじ為ため觀世音かんぜおん。」此說菩薩ぼさつ因いん地ち具ぐ大悲だいひ心しん，普ひろし令れい眾生離はなれ苦く得とく樂らく，因いん此寶藏ぞう佛ふつ為ため其命名めいめい觀世音かんぜおん。

釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ在ざい宣せん講こう《法華經ほけきょう．普ひろし門もん品ひん》時じ廣こう說せつ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ之の功德くどく，令れい無盡むじん意い菩薩ぼさつ以寶珠ほうしゅ瓔珞ようらく供奉ぐぶ座中ざちゅう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，時じ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ不ふ肯接受せつじゅ，經けい釋迦牟尼しゃかむに佛ふつ勸すすむ說せつ之の下した後ご接受せつじゅ供養くよう了りょう，並なみ將はた珠たま寶たから分ぶん作さく二に份，一いち份奉釋迦牟尼しゃかむに佛ふつ，一いち份奉多た寶たから佛ふつ塔とう[8]。另在《地藏じぞう菩薩ぼさつ本願ほんがん經けい》中ちゅう，釋迦牟尼しゃかむに佛ふつ廣ひろ說せつ地藏じぞう菩薩ぼさつ之これ功德くどく，會かい中ちゅう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ亦また發言はつげん稱讚しょうさん。[9]足見たるみ釋迦牟尼しゃかむに佛ふつ在ざい娑婆しゃば演說えんぜつ佛法ぶっぽう時じ，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ則そく從したがえ旁つくり協きょう助じょ教化きょうか。

將來しょうらい[编辑]

《悲華經けい》敘述阿彌陀あみだ佛ほとけ於過去かこ生せい中ちゅう曾為轉うたて輪わ王おう無む諍いさかい念ねん，祂有一いち千せん個こ兒じ子こ，長子ちょうし名めい「不ふ眴」，祂出家か之これ後ご，即そく號ごう「觀世音かんぜおん」；在ざい久遠くおん的てき將來しょうらい，阿彌陀あみだ佛ふつ涅槃ねはん後ご，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ將しょう會かい成佛じょうぶつ，號ごう「普ひろし光こう功德くどく山王さんのう如來にょらい」。

不空ふくう三藏さんぞう所ところ譯やく《大方おおかた廣こう曼殊まんしゅ室しつ利り經けい》說せつ，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ將はた以「平等びょうどう光明こうみょう普ひろし照あきら如來にょらい」的てき名號みょうごう成佛じょうぶつ。

本ほん誓ちかい[编辑]

來き自じ山西さんせい的てき遼りょう代だい木き雕彩繪え水月すいげつ觀音かんのん菩薩ぼさつ像ぞう。現げん藏ぞう於美國こく纳尔逊艺术博物ぶつ馆。

有ゆう些人將はた〈大だい悲咒〉前面ぜんめん發願ほつがん的てき「南無なむ大悲だいひ觀世音かんぜおん，願ねがい我が速そく知ち一切いっさい法ほう；……」這個發はつ願文がんもん作為さくい觀かん自在じざい菩薩ぼさつ的てき代表だいひょう本願ほんがん，其實這個發はつ願文がんもん是ぜ〈大だい悲咒〉的てき啟けい請發願ねがい，不ふ是ぜ觀かん自在じざい菩薩ぼさつ的てき代表だいひょう本願ほんがん。應おう該是以《無量むりょう印しるし法門ほうもん經けい》、《悲華經けい》與あずか《華嚴經けごんきょう》等とう記載きさい的てき誓願せいがん，作為さくい觀かん自在じざい菩薩ぼさつ的てき代表だいひょう本願ほんがん。

  • 《無量むりょう印しるし法門ほうもん經けい》記載きさい：能のう仁作にさく大師だいし子こ吼ほえ，天人てんにん一切いっさい普あまね得え聞，我わが等ひとし今いま對たい世尊せそん前まえ，各かく發はつ誠實せいじつ最上さいじょう願ねがい：我わが等ひとし乃至ないし未來みらい際ぎわ，願ねがい我わが所行しょぎょう經けい多た劫こう，隨ずい入にゅう生死せいし輪わ迴中，救すくい度ど無數むすう眾生類るい；我わが等ひとし今いま者しゃ以此緣えん，盡未來じんみらい際ぎわ悉思念しねん，普あまね為ため利り樂たのし諸しょ眾生，於無邊べ劫こう行ぎょう無な懈たゆ；我が等とう從したがえ今日きょう已やめ去ざ，永ひさし滅ほろび貪むさぼ瞋痴等とう垢あか，十方じっぽう現在げんざい佛ふつ世尊せそん，證あかし我わが所說しょせつ誠まこと無む妄；我わが等ひとし今いま發はつ菩提心ぼだいしん，不ふ樂らく聲聞しょうもん緣えん覺さとし果はて，我わが等ひとし若わか有樂うらく小心しょうしん，決定けってい當とう招妄語ご報ほう；我が所しょ不ふ樂らく二に乘じょう果はて，但ただし以悲心こころ為ため眾生，縱たて經けい俱胝多た劫こう中ちゅう，願ねがい我わが常行つねゆき而不懈たゆ；如佛世尊せそん所しょ成就じょうじゅ，如應佛ふつ剎廣莊嚴しょうごん，願ねがい我わが當來とうらい得とく佛ふつ時じ，剎土倍ばい多た俱胝數すう；又また願ねがい當來とうらい佛ふつ剎中，無む有ゆう聲聞しょうもん緣えん覺さとし眾，純じゅん一いち菩薩ぼさつ所しょ莊嚴しょうごん，廣こう集しゅう無量むりょう諸しょ智さとし聚；願ねがい我わが得とく是ぜ莊嚴しょうごん已やめ，當とう令れい眾生得とく離はなれ垢あか，從したがえ諸しょ佛法ぶっぽう所しょ出生しゅっしょう，普ひろし使し當とう持佛じぶつ法藏ほうぞう；若わか我わが今時いまどき諸しょ所說しょせつ，真實しんじつ無む妄無別べつ異こと，願ねがい此大海たいかい及山川やまかわ，乃至ないし大地だいち皆みな震動しんどう；當とう發はつ如是にょぜ願ねがい言げん時じ，大地だいち實みのる時じ皆みな震動しんどう，不ふ鼓こ音樂おんがく自然しぜん鳴な，出で微ほろ妙音みょうおん遍へん十方じっぽう；天てん雨う眾華眾妙香が，殊こと麗うらら嚴いむ好こう極きょく可愛かわい，俱胝百ひゃく千せん妙みょう天てん衣ころも，周しゅう遍へん繽紛ひんぷん而散佈。（這是觀かん自在じざい菩薩ぼさつ、大だい勢至菩薩せいしぼさつ，在ざい「師し子こ遊戲ゆうぎ金光かねみつ王おう如來にょらい」處しょ，一起首發菩提心的誓願。）
  • 《悲華經けい》記載きさい：從前じゅうぜん過か恒つね河かわ沙すな等とう阿僧あそう祇劫之の際さい，觀かん自在じざい菩薩ぼさつ的てき本地ほんじ是ぜ無む諍いさかい念ねん轉てん輪わ聖王せいおう的てき太子たいし，在ざい當時とうじ的てき寶藏ほうぞう佛前ぶつぜん面めん回向えこう、發願ほつがん說せつ：「我わが之これ所有しょゆう一切いっさい善根ぜんこん，盡つき回向えこう阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提ぼだい。願ねがい我わが行くだり菩薩道ぼさつどう時じ，若わか有ゆう眾生受諸苦惱くのう、恐怖きょうふ等とう事ごと，退すさ失しつ正法しょうぼう，墮大暗くら處しょ，憂愁ゆうしゅう孤こ窮きゅう、無む有ゆう救護きゅうご、無む依よ無む舍しゃ，若わか能のう念ねん我わが、稱たたえ我わが名字みょうじ，若わか其為我わが天てん耳みみ所しょ聞、天眼てんがん所見しょけん，是ぜ眾生等とう，若わか不ふ得とく免めん斯苦惱くのう者しゃ，我わが終おわり不ふ成なり阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提ぼだい。」又また回向えこう、發願ほつがん說せつ：在ざい安樂あんらく世界せかい的てき無量むりょう壽ことぶき佛ふつ進入しんにゅう無む餘よ涅盤、正法しょうぼう時期じき過か後ご，成就じょうじゅ阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提ぼだい。
  • 《華嚴經けごんきょう：觀かん自在じざい菩薩ぼさつ章あきら》〈觀かん自在じざい菩薩ぼさつ常つね救護きゅうご一切眾生令離諸怖願〉：

願ねがい一切眾生離險道怖。離はなれ熱ねつ惱怖。離はなれ迷惑めいわく怖こわ。離はなれ系けい縛ばく怖こわ。離はなれ殺害さつがい怖こわ。離はなれ王おう官かん怖こわ。離はなれ貧窮ひんきゅう怖こわ。離はなれ不ふ活かつ怖こわ。離はなれ惡名あくめい怖こわ。離はなれ於死怖こわ。離はなれ諸しょ病やまい怖こわ。離はなれ黑くろ暗くら怖こわ。離はなれ遷移せんい怖こわ。離はなれ愛別あいべつ怖こわ。離はなれ怨會怖こわ。離はなれ逼迫ひっぱく身み怖こわ。離はなれ逼迫ひっぱく心こころ怖こわ。離はなれ憂ゆう悲愁ひしゅう歎怖。離はなれ所しょ求もとめ不ふ得とく怖こわ。離はなれ大だい眾威德いとく怖こわ。離はなれ流轉るてん惡趣あくしゅ怖こわ。願ねがい諸しょ眾生。若わか念ねん於我。若わか稱しょう我が名めい。若見わかみ我身わがみ。皆みな得とく免めん離はなれ一切いっさい恐怖きょうふ。滅めつ除じょ障さわ難むずかし。正念しょうねん現前げんぜん。複ふく教きょう令れい發はつ阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提心ぼだいしん。至いたり不退轉ふたいてん。

  • 《佛說ぶっせつ十じゅう一いち面めん觀世音かんぜおん神呪かんのう經けい》：世尊せそん，我わが觀世音菩薩かんぜおんぼさつ名字みょうじ難なん可か得とく聞，若わか復ふく有ゆう人稱にんしょう十じゅう萬まん億おく諸しょ佛ふつ名字みょうじ，或ある復ふく有ゆう人稱にんしょう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ名字みょうじ者しゃ，彼かれ二人ふたり福正ふくしょう等とう無む異こと。 ……爾なんじ時じ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ白しろ佛ふつ言ごと：世尊せそん！若わか善ぜん男子だんし善女ぜんにょ人じん及一切いっさい眾生，晝夜ちゅうや慇懃いんぎん稱たたえ我わが名な者しゃ皆みな得え阿おもね毘跋致地，現身うつせみ得とく離はなれ一切いっさい苦惱くのう、一切いっさい障さわ難がた、一切いっさい怖こわ畏かしこ，及三業罪悉得除滅。 
  • 《千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經》：阿おもね難なん白しろ佛ふつ言ごと：世尊せそん此菩薩摩さつま訶薩名字みょうじ何なん等とう？善ぜん能のう宣せん說せつ如是にょぜ陀羅尼だらに，佛ふつ言ごと：此菩薩ぼさつ名めい觀世音かんぜおん自在じざい、亦また名めい撚ひね索さく、亦また名めい千せん光ひかり眼め。善男ぜんなん子こ！此觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，不可思議ふかしぎ威い神しん之の力ちから，已やめ於過去かこ無量むりょう劫こう中ちゅう已やめ作さく佛ふつ竟，號ごう正法しょうぼう明あかり如來にょらい，大悲だいひ願力がんりき為ため欲よく發起ほっき一切いっさい菩薩ぼさつ、安樂あんらく成熟せいじゅく諸しょ眾生故こ現げん作さく菩薩ぼさつ。汝なんじ等とう大だい眾諸菩薩ぼさつ摩ま訶薩、梵釋龍神りゅうじん皆みな應おう恭敬きょうけい莫生輕けい慢，一切人天常須供養，專せん稱名しょうみょう號ごう得とく無量むりょう福ぶく、滅めつ無量むりょう罪ざい，命いのち終おわり往生おうじょう阿彌陀あみだ佛ふつ國こく。

應おう化か[编辑]

影響えいきょう[编辑]

大乘だいじょう佛教ぶっきょう佛ふつ经称，某ぼう些菩萨在远古已やめ成なり佛ふつ，祂們以大慈悲じひ心しん，为度众生，刻こく意い示現じげん菩薩ぼさつ形象けいしょう，倒たおせ駕が慈航、再さい輪わ迴入いれ娑婆しゃば世界せかい[10]，重じゅう入いれ世間せけん教化きょうか凡夫ぼんぷ俗ぞく子こ，救すくい苦く救難きゅうなん。观世音おん菩萨即そく是ぜ其中之の一いち，祂过去的てき佛ふつ号ごう是ぜ正法しょうぼう明あかり如来にょらい。

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ是ぜ東亞とうあ民間みんかん普遍ふへん敬仰けいぎょう崇拜すうはい的てき菩薩ぼさつ，在ざい各種かくしゅ大乘だいじょう佛教ぶっきょう圖像ずぞう或ある造みやつこ像ぞう中ちゅう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ像ぞう也最為ため常見つねみ，而且種類しゅるい繁多はんた，變化へんか極大きょくだい。觀世音菩薩かんぜおんぼさつ是ぜ民間みんかん信仰しんこう所ところ崇たかし信しん的てき「家いえ堂どう五ご神かみ」的てき首くび尊みこと，台灣たいわん民みん眾常將之まさゆき繪え製せい於家堂どう神かみ畫が「觀音かんのん漆うるし」上じょう，與あずか自家じか所しょ祀まつ神明しんめい一同いちどう，晨昏祭祀さいし。佛教ぶっきょう的てき經典きょうてん上うえ說せつ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき悲心廣大こうだい，世間せけん眾生無論むろん遭遇そうぐう何なん種しゅ災難さいなん，若わか一心稱念觀世音菩薩聖號，菩薩ぼさつ即時そくじ尋ひろ聲ごえ赴感，使つかい之の離はなれ苦く得とく樂らく，故こ人稱にんしょう「大慈大悲だいじだいひ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ」，為ため佛教ぶっきょう中ちゅう知名度ちめいど最高さいこう的てき大だい菩薩ぼさつ，有ゆう「家家いえいえ阿彌陀あみだ，戶こ戶と觀世音かんぜおん」的てき讚たたえ譽ほまれ。

觀音かんのん信仰しんこう也深入ふかいり其他宗教しゅうきょう或ある派は別べつ，或ある言げん被ひ其他宗教しゅうきょう所しょ吸收きゅうしゅう。在ざい道教どうきょう稱しょう為ため「慈航真人しんじん」、「南海なんかい碧落へきらく覺さとし明あきら悟さとる聲ごえ圓えん通どおり自在じざい天てん尊みこと」等とう；臺灣たいわん民間みんかん信仰しんこう稱たたえ「觀音かんのん佛祖ぶっそ」（「佛祖ぶっそ」）、「觀音かんのん媽」；中國ちゅうごく民間みんかん信仰しんこう稱たたえ「觀音かんのん娘むすめ娘むすめ」；一貫いっかん道どう稱たたえ「南海なんかい古こ佛ふつ」；靈山れいざん派は奉たてまつ為ため「五ご母はは」之の一いち；在ざい龍華りゅうげ教きょう、齋とき教きょう、越こし南みなみ高台たかだい教きょう中ちゅう都と是ぜ信奉しんぽう的てき對象たいしょう。

形象けいしょう[编辑]

唐から朝あさ觀音かんのん菩薩ぼさつ雕像
雲南うんなん大だい理り國こく阿おもね嵯耶觀音かんのん菩薩ぼさつ像ぞう

在ざい佛教ぶっきょう各種かくしゅ菩薩ぼさつ像ぞう中ちゅう，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき各種かくしゅ形象けいしょう種類しゅるい最多さいた，大概たいがい與あずか觀世音かんぜおん有ゆう各種かくしゅ化身けしん的てき說法せっぽう有ゆう關せき。一般いっぱん來らい說せつ，作為さくい西方せいほう三さん聖きよし之これ一いち，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ頭あたま戴寶冠ほうかん，冠かん上うえ有ゆう阿彌陀あみだ佛ほとけ像ぞう，其它形象けいしょう及衣物ぶつ、瓔珞ようらく裝飾そうしょく則そく與あずか別べつ的てき菩薩ぼさつ像ぞう沒ぼつ有ゆう顯著けんちょ差別さべつ。

在ざい佛經ぶっきょう中ちゅう，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ係がかり以「男性だんせい」形象けいしょう呈てい現げん，如《大悲だいひ蓮華れんげ經けい》中ちゅう稱呼しょうこ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ為ため「善ぜん男子だんし」、《大方おおがた廣こう佛ふつ華嚴經けごんきょう》云うん：「勇猛ゆうもう丈夫じょうぶ觀かん自在じざい，為ため利り眾生住じゅう此山」，在ざい中國ちゅうごく唐とう朝あさ時期じき觀世音菩薩かんぜおんぼさつ造づくり像ぞう多た為ため男子だんし相しょう、留とめ鬍子；後來こうらい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ慈悲じひ形象けいしょう及妙善ぜん公主こうしゅ傳說でんせつ在民ざいみん間あいだ中ちゅう流傳りゅうでん，民間みんかん喜き歡具有ぐゆう「女性じょせい」、「慈母じぼ」形象けいしょう的てき觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。觀世音菩薩かんぜおんぼさつ在民ざいみん間あいだ的てき形象けいしょう變化へんか和わ歷史れきし時間じかん、地域ちいき、風俗ふうぞく有ゆう很大關係かんけい，是ぜ百姓ひゃくしょう信仰しんこう的てき產物さんぶつ。

汉传佛教ぶっきょう的てき觀音かんのん形象けいしょう[编辑]

《法華經ほけきょう普ふ門もん品ひん》當とう中なか提ひっさげ到いた，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ有ゆう三さん十じゅう二に種しゅ化身けしん，因いん應おう眾生的てき需要じゅよう而現身うつせみ說法せっぽう。祂可以化身けしん為ため佛ふつ、辟支佛ほとけ、聲聞しょうもん、梵王、帝釋たいしゃく、自じ在天ざいてん、大だい自じ在天ざいてん、天てん大將軍だいしょうぐん、毘沙門びしゃもん、小しょう王おう、長者ちょうじゃ、居士こじ、宰おさむ官かん、婆羅門ばらもん、比丘びく、比丘尼びくに、優ゆう婆ばば塞ふさが、優ゆう婆ばば夷えびす、婦女ふじょ、童わらわ男おとこ、童女どうじょ、天てん、龍りゅう、夜叉やしゃ、乾いぬい闥婆、阿修羅あしゅら、迦樓羅ら、緊那羅ら、摩ま睺羅伽とぎ、人ひと、非人ひにん、執と金剛こんごう神しん等ひとし等ひとし。


大乘だいじょう佛教ぶっきょう記載きさい观音应化有ゆう三さん十じゅう三身みつみ

  • （1）楊柳ようりゅう
  • （4）圓光えんこう
  • （7）臥が蓮はちす
  • （10）魚籃びく
  • （13）一いち葉よう
  • （16）延命えんめい
  • （19）能のう淨きよし
  • （22）葉は衣ころも
  • （25）蛤はまぐり蜊
  • （28）馬うま郎ろう婦ふ
  • （31）不二ふじ
  • （2）龍頭りゅうず
  • （5）遊戲ゆうぎ
  • （8）瀧見たきみ
  • （11）德王とくおう
  • （14）青あお頸
  • （17）眾寶
  • （20）阿おもね耨
  • （23）琉璃
  • （26）六ろく時じ
  • （29）合掌がっしょう
  • （32）持じ蓮はちす
  • （3）持經じきょう
  • （6）白衣はくい
  • （9）施藥せやく
  • （12）水月すいげつ
  • （15）威德いとく
  • （18）巖いわお戶ど
  • （21）阿おもね摩ま提ひさげ
  • （24）多た羅ら
  • （27）普ひろし悲
  • （30）一如いちにょ
  • （33）灑水

在ざい中國ちゅうごく，對たい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき崇拜すうはい最早もはや於公元もと前ぜん一いち世紀せいき隨ずい著ちょ佛教ぶっきょう的てき傳つて入にゅう而開始かいし，並なみ於七なな世紀せいき中葉ちゅうよう傳でん入いれ朝鮮半島ちょうせんはんとう和わ日本にっぽん，然しか而顯教けんぎょう多數たすう宗派しゅうは認みとめ為ため女子じょし不能ふのう成佛じょうぶつ，唯ただ有ゆう轉てん為男ためお身み才能さいのう成佛じょうぶつ，所以ゆえん菩薩ぼさつ尊とうと不ふ論ろん此尊信仰しんこう來らい源げん皆みな成なり為ため男性だんせい尊みこと，但ただし是ぜ自じ印度いんど密教みっきょう興起こうき，密教みっきょう與あずか顯教けんぎょう主張しゅちょう的てき女おんな身み轉てん男おとこ身み成佛じょうぶつ不同ふどう，密教みっきょう主張しゅちょう女性じょせい也能以女身み成佛じょうぶつ[11]，依よ《金きむ剛つよし頂いただき瑜伽ゆが中ちゅう發はつ阿おもね耨多羅ら三さん藐三さん菩提心ぼだいしん論ろん》主張しゅちょう父母ちちはは所しょ生肉せいにく身み，能のう夠即身成佛そくしんじょうぶつ[12]，而為女性じょせい身み如來にょらい，這就是ぜ密教みっきょう承認しょうにん女おんな身み如來にょらい之の緣由えんゆ[13]。而不像ぞう歧視女性じょせい的てき顯教けんぎょう。[14]所以ゆえん才ざい開始かいし有ゆう女性じょせい尊みこと，如大悲だいひ胎藏生せい曼荼羅まんだら就有許多きょた女性じょせい佛菩薩ぶつぼさつ。

十じゅう一面观音菩萨像 - 七なな塔寺とうでら, 宁波市し, 浙江せっこう省しょう, 中国ちゅうごく

在ざい佛教ぶっきょう以外いがい，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ在ざい道教どうきょう和民かずたみ間あいだ的てき香こう火ひ也十じゅう分ふん興きょう盛もり。道教どうきょう稱しょう之の為ため「觀音かんのん大だい士し」、「白衣はくい大だい士し」、「慈航真人しんじん」、「慈航大だい士し」等とう[15]；民間みんかん則そく認みとめ為ため祂善於救助きゅうじょ婦女ふじょ兒童じどう，協きょう助じょ孕婦順じゅん利生りせい產さん，因いん此又常つね尊稱そんしょう祂為「送おく子こ觀音かんのん」[16]；在ざい一貫いっかん道どう中稱ちゅうしょう為ため「南海なんかい古こ佛ふつ」。[17]可か見み其在民間みんかん信仰しんこう的てき鼎かなえ盛もり。

六觀音ろくかんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：六觀音ろくかんのん

天台宗てんだいしゅう智者ちしゃ大師だいし認みとめ為ため，六觀音ろくかんのん指ゆび的てき是ぜ大悲だいひ觀音かんのん、大慈だいじ觀音かんのん、獅子しし無む畏かしこ觀音かんのん、大光おおみつ普ひろし照あきら觀音かんのん、天人てんにん丈夫じょうぶ觀音かんのん、大だい梵深遠しんえん觀音かんのん。在ざい真言宗しんごんしゅう，六觀音ろくかんのん指ゆび的てき是ぜ千手觀音せんじゅかんのん、聖觀音しょうかんのん、馬頭觀音ばとうかんのん、十じゅう一いち面めん觀音かんのん、準じゅん提ひさげ觀音かんのん、如意輪觀音にょいりんかんのん。此六觀音與天台六觀音相應。日本にっぽん天台宗てんだいしゅう和わ真言宗しんごんしゅう的てき差異さい在ざい於，以不空ふくう羂索觀音かんのん取と代だい準じゅん提ひさげ觀音かんのん為ため六觀音ろくかんのん。

千せん手て千せん眼め十じゅう一面观音菩萨像 - 普ひろし陀山观音法界ほうかい, 浙江せっこう, 中国ちゅうごく
善ぜん財ざい龍りゅう女おんな伴とも觀かん音像おんぞう

千せん手て千せん眼め觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：千せん手て千せん眼め觀世音菩薩かんぜおんぼさつ

《千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經》中ちゅう提ひっさげ到いた了りょう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ何なん以具有ぐゆう「千せん手て千せん眼め」：

摩利まり支ささえ觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：摩利まり支ささえ天てん菩薩ぼさつ

摩利まり支ささえ觀音かんのん，即そく摩利まり支ささえ天てん菩薩ぼさつ，梵文ぼんぶんMarici，為ため「光線こうせん」之の意い，古稱こしょう「陽ひ焰」，係かかり日光にっこう的てき神格しんかく化か。相傳そうでん源げん於古こ印度いんど民間みんかん所しょ崇拜すうはい的てき豬面人身じんしん光明こうみょう女神めがみ華はな拉ひしげ希まれ（英えい语：Varahi）（Varahi），後ご被ひ佛教ぶっきょう所しょ吸收きゅうしゅう而成為ため黎明れいめい女神めがみ，並列へいれつ於天部ぶ。能のう加持かじ信しん眾，護まもる佑たすく平安へいあん。外そと現げん天女てんにょ像ぞう，然しか並なみ非ひ天人てんにん，實際じっさい本地ほんじ是ぜ大だい菩薩ぼさつ，《一切如來大祕密王未曾有最上微妙大曼拏羅經》記載きさい衪是從したがえ觀かん自在じざい菩薩ぼさつ部ぶ所作しょさ的てき變化へんか相しょう。以摩利り支ささえ天てん菩薩ぼさつ為ため本尊ほんぞん的てき修法しゅほう，稱しょう為ため「摩利まり支ささえ天てん法ほう」，此法具ぐ有能ゆうのう夠隱身み遁形與あずか除じょ難なん消しょう災わざわい的てき神通力じんずうりき，密教みっきょう中ちゅう就是以摩利り支ささえ天てん法ほう為ため隱かくれ形がた法ほう。由よし於摩利り支ささえ天てん菩薩ぼさつ具有ぐゆう不可思議ふかしぎ的てき隱かくれ身み法力ほうりき，因いん此極受日本にっぽん武士ぶし的てき信仰しんこう，並なみ奉たてまつ為ため守護神しゅごじん。

大だい隨ずい求もとめ觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：大だい隨ずい求もとめ菩薩ぼさつ

大だい隨ずい求もとめ觀音かんのん，乃觀世音菩薩かんぜおんぼさつ之の化身けしん，略稱りゃくしょう「大だい隨ずい求もとめ菩薩ぼさつ」，密みつ號ごう「與あずか願ねがい金剛こんごう」，是ぜ以滿足まんぞく眾生心願しんがん為ため特色とくしょく的てき菩薩ぼさつ。其真言しんごん「大だい随ずい求もとめ陀罗尼あま」在ざい唐とう代だい極ごく為ため盛行せいこう。

不空ふくう羂索觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：不空ふくう羂索菩薩ぼさつ

不空ふくう羂索觀音かんのん，即そく不空ふくう羂索菩薩ぼさつ，乃能顯現けんげん十じゅう方ぽう無量むりょう佛土ぶつど聖せい眾，接せっ引無量りょう有情うじょう修得しゅうとく佛法ぶっぽう的てき大だい菩薩ぼさつ，是ぜ觀音かんのん菩薩ぼさつ的てき化身けしん。佛教ぶっきょう認みとめ為ため與あずか觀音かんのん菩薩ぼさつ所有しょゆう的てき化身けしん，本質ほんしつ皆みな是ぜ相しょう同どう。

葉は衣ころも觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：葉は衣ころも菩薩ぼさつ

葉は衣ころも觀音かんのん是ぜ佛教ぶっきょう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ、多た羅ら菩薩ぼさつ（度ど母はは）的てき化現けげん之の一いち。常つね示現じげん於山間あいだ，以樹葉は為ため衣ころも裙，故こ稱しょう葉は衣ころも菩薩ぼさつ，是能これよし除じょ疫疾、飢饉ききん、賊ぞく寇、刀かたな兵へい、水みず旱ひでり等とう。

白衣はくい觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：白衣はくい觀音かんのん

自じ唐とう密みつ觀音かんのん母はは白衣はくい觀音かんのん傳でん入にゅう中國ちゅうごく後ご，觀音かんのん菩薩ぼさつ開始かいし就有女おんな尊みこと形象けいしょう，之これ後ご又また有ゆう宋そう密ひそか的てき白衣はくい觀音かんのん信仰しんこう，自じ唐から宋そう兩りょう代だい開始かいし就以觀音かんのん母はは白衣はくい觀音かんのん為ため所有しょゆう觀音かんのん的てき本尊ほんぞん，在ざい中國ちゅうごく民間みんかん，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき慈母じぼ形象けいしょう非常ひじょう顯著けんちょ，常つね被ひ尊稱そんしょう為ため「觀音かんのん媽」、「觀音かんのん娘むすめ娘むすめ」，又また因いん為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ過去かこ早はや已やめ成佛じょうぶつ，只ただ是ぜ化現けげん為ため菩薩ぼさつ穿ほじ著しる白衣はくい，濟世さいせい救すくい人じん，故こ常つね尊稱そんしょう為ため「觀音かんのん佛祖ぶっそ」，簡稱「佛祖ぶっそ」。閩南及台灣たいわん地區ちく的てき民間みんかん信仰しんこう認みとめ為ため，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ以慈悲じひ心しん著ちょ稱たたえ，面めん燃もえ大だい士し（大だい士し爺じい）是ぜ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき屬ぞく下か（或ある化身けしん），所以ゆえん大だい士し爺じい頭頂とうちょう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ像ぞう，在ざい中元ちゅうげん節ぶし時とき，負ふ責せめ救すくい渡わたり、布施ふせ流浪るろう在ざい陽ひ間あいだ的てき亡魂ぼうこん。

送おく子こ觀音かんのん[编辑]

四川しせん省しょう丹に山やま鎮某ぼう寺てら廟びょう內的送おく子こ觀音かんのん塑像そぞう
香港ほんこん古こ巖いわお淨きよし苑えん的てき送おく子こ观音像ぞう

《法華經ほけきょう普ふ門もん品ひん》中ちゅう記載きさい祈いのり求もとめ觀かん音大おんだい士し，「設しつらえ欲求よっきゅう男おとこ。禮拜れいはい供養くよう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。便びん生せい福德ふくとく智慧ちえ之の男おとこ。設しつらえ欲求よっきゅう女おんな。便びん生せい端正たんせい有ゆう相之あいの女おんな」，善男ぜんなん信女しんにょ至誠しせい皆みな有ゆう感應かんおう。故こ許多きょた不ふ孕婦女おんな，皆みな向こう觀音かんのん菩薩ぼさつ求もとめ禱，希望きぼう能のう有子ゆうこ嗣。而廟宇びょうう也以觀音かんのん菩薩ぼさつ懷抱かいほう幼童ようどう作為さくい造づくり像ぞう，是ぜ為ため送おく子こ觀音かんのん。

鎖骨さこつ觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：鎖骨さこつ菩薩ぼさつ

民間みんかん故事こじ，唐から憲けん宗むね時とき陝右みぎ男子だんし性せい喜き騎射きしゃ，嗜殺無む度ど。一いち日にち市街しがい上じょう，忽ゆるがせ然しか出現しゅつげん一いち名めい絕世ぜっせい美女びじょ，公おおやけ開演かいえん講こう，要求ようきゅう眾人信仰しんこう佛教ぶっきょう，戒除殺生せっしょう。並なみ且發下か豪語ごうご，願ねがい嫁よめ給きゅう三さん日にち之の內熟背せ《妙法みょうほう蓮華れんげ經けい》的てき男子だんし。眾人聞說きくならく，皆みな返かえし家か背せ經けい，惟おもんみ法華ほっけ一いち書しょ，卷帙かんちつ浩ひろし繁しげる，人にん皆みな苦く之の。有一ゆういち馬うま姓せい少年しょうねん博聞強記はくぶんきょうき，三日みっか不ふ寐，遂とげ能のう背せ誦此經けい，娶めと得う美女びじょ返かえし家か，但ただし回かい家か成婚せいこん時じ，美女びじょ已やめ經けい病死びょうし。馬うま郎ろう甚哀而殮之の。啟けい棺かん時じ，美女びじょ遺體いたい不ふ見み，只ただ留とめ下か一張觀音菩薩之畫像。人稱にんしょう美女びじょ為ため觀音かんのん菩薩ぼさつ化身けしん，是ぜ謂いい「馬うま郎ろう婦ふ觀音かんのん」。《佛祖ぶっそ統すべ紀き》亦また有ゆう記載きさい。

另說屍かばね骨こつ已然いぜん不ふ見み，唯ただ鎖くさり子こ骨こつ尚なお存そん，是ぜ為ため「鎖骨さこつ觀音かんのん」。泉州せんしゅう粲つばら禪師ぜんじ作詩さくし曰：「豐ゆたか姿すがた窈窕ようちょう鬢びん欹斜，賺殺郎ろう君くん念ねん法華ほっけ。一いち把わ骨こつ頭あたま挑去後ご，不知ふち明月めいげつ落誰家か？」

魚籃びく觀音かんのん[编辑]

民間みんかん故事こじ，宋朝そうちょう蔡襄貶為泉州せんしゅう太守たいしゅ。當時とうじ泉州せんしゅう洛陽らくよう江え，時じ常つね有人ゆうじん渡江とのえ溺おぼれ斃，蔡襄不ふ忍にん，於是發願ほつがん興きょう建けん萬まん安やす橋きょう（洛陽らくよう橋きょう），觀音かんのん菩薩ぼさつ化身けしん為ため一いち位い手提てさげ魚籃びく的てき美麗びれい少女しょうじょ，向むかい公こう眾籌募建けん橋きょう經費けいひ，該化身けしん被ひ稱しょう為ため「魚籃びく觀音かんのん」。在ざい吳ご承うけたまわ恩おん的てき《西遊せいゆう記き》中ちゅう亦また曾出現しゅつげん，為ため協きょう助じょ孫まご悟空ごくう等とう人じん收おさむ服ふく由ゆかり原はら蓮れん花池はないけ中ちゅう的てき金魚きんぎょ幻まぼろし化成かせい的てき精せい怪かい。

台灣たいわん有ゆう以此主おも祀まつ的てき利洋としひろ宮みや[18]、日本にっぽん東京とうきょう都と港みなと區く三田みた則のり有ゆう魚籃びく寺てら[19]。

  • 元代画家赵孟頫笔下的鱼篮观音。
    元もと代だい画家がか赵孟頫笔下的てき鱼篮观音。
  • 村妇形象的鱼篮观音。
    村むら妇形象けいしょう的てき鱼篮观音。

引路菩薩ぼさつ[编辑]

主しゅ条目じょうもく：引路菩薩ぼさつ

最早もはや是ぜ在ざい敦煌とんこう莫高窟くつ藏ぞう经洞發現はつげん的てき一いち批絹畫が，数すう幅ぶく以此為ため題材だいざい，因いん而相信しん此信仰しんこう在ざい唐とう代だい开始流行りゅうこう[20]。

《引路菩萨图》，现藏于大だい英えい博物はくぶつ馆。

民間みんかん信仰しんこう造づくり像ぞう[编辑]

騎き龍りゅう觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：騎き龍りゅう觀かん音像おんぞう
騎き龍りゅう觀かん音像おんぞう

「騎き龍りゅう觀音かんのん」即そく慈航觀音かんのん的てき一いち種しゅ，《騎き龍りゅう觀かん音像おんぞう》攝と影かげ作品さくひん是ぜ指ゆび1959年ねん八はち七なな水みず災わざわい之これ後ご流傳りゅうでん於台灣たいわん民間みんかん，供きょう佛教ぶっきょう、道教どうきょう、儒教じゅきょう、齋とき教きょう、一貫いっかん道どう、臺灣たいわん民間みんかん信仰しんこう等とう宗教しゅうきょう信徒しんと膜まく拜はい用よう之の觀世音菩薩かんぜおんぼさつ攝と影かげ顯あらわ像ぞう。

而由2003年ねん台湾たいわん法ほう院いん判決はんけつ《台たい上じょう字じ第だい四よん二に四よん二に號ごう判決はんけつ書しょ》內容顯示けんじ，該圖像ぞう來らい源みなもと係がかり不明ふめい人士じんし以黑白しろ攝と影かげ技術ぎじゅつ翻こぼし拍はく1890年ねん（明治めいじ二に十じゅう三さん年ねん）日にち籍せき畫家がか原田はらだ直次郎なおじろう原作げんさく《彩色さいしき騎き龍りゅう觀かん音像おんぞう圖ず》油あぶら畫が之の攝と影かげ作品さくひん。據よりどころ稱たたえ，原はら收藏しゅうぞう該作品さくひん的てき日本にっぽん東京とうきょう護國寺ごこくじ現げん仍保存ほぞん這張油あぶら畫が的てき原寸げんすん照あきら片へん，而作品原しなはら件けん已やめ由ゆかり護國寺ごこくじ於1979年ねん轉てん交東京とうきょう國立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん收藏しゅうぞう。

藏ぞう传佛教ぶっきょう的てき观音形象けいしょう[编辑]

來き自じ尼あま泊はく爾なんじ的てき16世紀せいき觀世音菩薩かんぜおんぼさつ鍍金めっき青銅せいどう像ぞう

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ信仰しんこう在ざい七なな世紀せいき也傳入いれ西藏とりぞう，在ざい藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう中稱ちゅうしょう做「Chenrezigwangchug」，以四よん臂ひじ觀音かんのん的てき法相ほうしょう為ため主ぬし，達いたる賴よりゆき喇嘛被ひ認みとめ為ため是ぜ其化身けしん。馬頭ばとう明王みょうおう是ぜ其忿怒ふんど相しょう。

根據こんきょ《度ど母はは本源ほんげん記き》所載しょさい，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ見み眾生難なん以救度ど，不ふ禁きん左ひだり眼め流下りゅうか了りょう一いち滴てき眼め淚なみだ，化か為ため綠みどり度ど母はは，右みぎ眼め流下りゅうか了りょう一いち滴てき眼め淚なみだ，則のり化か為ため白しろ度ど母はは。綠みどり度ど母はは與あずか白しろ度ど母はは均ひとし被ひ視し為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき化身けしん。

又また根據こんきょ阿おもね底そこ峽かい尊者そんじゃ發現はつげん的てき書しょ《柱はしら間あいだ史し》，當とう中ちゅう記載きさい釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ將はた雪ゆき域いき的てき眾生都と交給觀世音菩薩かんぜおんぼさつ教化きょうか；觀世音菩薩かんぜおんぼさつ有ゆう一いち名めい獼猴弟子でし受了戒，在ざい雪ゆき域いき西藏にしくら修行しゅぎょう時じ，遇ぐう上じょう一名作雌猴打扮的羅ら剎女子じょし以自殺じさつ逼婚，結果けっか在ざい觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき祝福しゅくふく下か成婚せいこん（同時どうじ賜たまもの給きゅう了りょう他た五穀ごこく種子しゅし），是ぜ為ため藏ぞう族ぞく人的じんてき祖先そせん。

吐蕃國王こくおう松まつ贊さん干ひ布ぬの亦また被ひ視し為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき化身けしん，傳說でんせつ他た一いち出生しゅっしょう則そく有ゆう三さん十じゅう二に種しゅ相好そうごう，頭上ずじょう更さら有ゆう一いち尊みこと阿彌陀あみだ佛ほとけ像ぞう。他所よそ迎むかえ娶めと的てき尼あま泊はく爾なんじ赤あか尊公そんこう主ぬし則のり被ひ認みとめ為ため是ぜ白しろ度ど母はは的てき化身けしん，文成ふみなり公主こうしゅ則のり為ため綠みどり度ど母はは的てき化身けしん。

青あお頸觀音おん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：青あお頸觀音おん

相傳そうでん觀音かんのん菩薩ぼさつ為ため了りょう避免世人せじん中毒ちゅうどく，將はた惡魔あくま噴出ふんしゅつ之の毒液どくえき吞食，故こ其頸部ぶ發はつ青あお，而惡魔あくま也因此改邪よこしま歸き正ただし。此故事こじ取材しゅざい自じ溼婆吞服毒ふくどく汁じる，拯救世間せけん的てき印度いんど神話しんわ。此菩薩ぼさつ也與常つね據よりどころ利り觀音かんのん、千せん手て千せん眼め觀音かんのん、正觀音しょうかんのん也有やゆう極大きょくだい關係かんけい，或ある說せつ是ぜ同體どうたい異名いみょう。

一髻羅剎王菩薩[编辑]

主しゅ条目じょうもく：一髻羅剎王菩薩

專門せんもん護持ごじ行者ぎょうじゃ出世間しゅっせけん之の成就じょうじゅ。或ある說せつ是ぜ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ或ある普ひろし賢けん王おう如來にょらい的てき化身けしん，藏ぞう名めい阿おもね仲なか瑪或阿おもね松まつ媽（意い即そく密みつ咒護持ごじ母はは），梵名艾もぐさ嘎乍紀き（Ekadzati），即そく一髮いっぱつ髻たぶさ之の意い。藏くら文ぶん：ཨེ་ཀ་ཛ་ཊི་, རལ་གཅིག་མ་。漢かん譯やく為ため一髮いっぱつ髻たぶさ母はは、獨どく髮かみ髻たぶさ母はは。

多た羅ら觀音かんのん[编辑]

主しゅ条目じょうもく：多た羅ら菩薩ぼさつ

藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう相あい信しん多た羅ら觀音かんのん（度ど母はは、多た羅ら菩薩ぼさつ）為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ之の化身けしん，如認為ため「綠みどり度ど母はは」為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ右みぎ眼め之の淚なみだ滴しずく所しょ化か，「白しろ度ど母はは」為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ左ひだり眼め之の淚なみだ滴しずく所しょ化か，而統稱しょう「多た羅ら觀音かんのん」。

化身けしん其他神靈しんれい[编辑]

面めん燃もえ大だい士し[编辑]

主しゅ条目じょうもく：面めん燃もえ大だい士し

農のう曆れき七なな月がつ中元ちゅうげん普ひろし渡わたり時とき，民間みんかん都と先さき祭さい拜はい「面めん燃もえ大だい士し」俗稱ぞくしょう「大だい士し爺じい」或ある「普ひろし渡わたり公こう」。統みつる領りょう七なな月がつ時じ在ざい人間にんげん接受せつじゅ香こう火ひ的てき諸家しょか亡魂ぼうこん。

「面めん燃もえ大だい士し」的てき形象けいしょう一いち方面ほうめん是ぜ源げん自じ《妙法みょうほう蓮華れんげ經けい》中ちゅう，觀音かんのん大だい士し「應おう以鬼王おう身み得度とくど者しゃ，即そく現げん鬼王おにお身み而為說法せっぽう」，是ぜ觀かん音大おんだい士し教化きょうか餓鬼がき界さかい眾生的てき需要じゅよう而產生せい，另一方面是警惕人們應該積極布施ふせ僧侶そうりょ、貧民ひんみん，不ふ宜むべ動どう貪むさぼ愛あい及慳吝しわ想おもえ，以免墮入餓鬼がき心こころ識，成なり為ため「面めん燃もえ」的てき眷屬けんぞく。

民間みんかん女神めがみ[编辑]

民間みんかん信仰しんこう中なか的てき女性じょせい神祇じんぎ，有ゆう的てき出身しゅっしん由來ゆらい之の傳說でんせつ常和ときわ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ有ゆう關せき，如傳說せつ為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ之これ眼め淚なみだ或ある血ち所しょ化か，或ある賜たまもの仙丹せんたん靈れい珠たま入にゅう其母胎而誕生たんじょう。民間みんかん信仰しんこう中之なかの媽祖、臨水夫人ふじん、菁埔夫人ふじん等ひとし，皆みな有ゆう和わ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ有ゆう關せき的てき傳說でんせつ故事こじ，可視かし為ため佛道ぶつどう融合ゆうごう而產生せい之の現象げんしょう。

觀音かんのん法門ほうもん[编辑]

《普ひろし門もん品ひん》

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ與あずか娑婆しゃば眾生、末法まっぽう眾生具有ぐゆう大だい因緣いんねん，一般正信佛教徒修持與觀世音菩薩為核心的法門，方式ほうしき或ある功こう課か有ゆう如下：

持じ名めい[编辑]

念誦ねんじゅ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ名號みょうごう，即そく得とく無上むじょう功德くどく，可か尋ひろ求もとめ俗世ぞくせ的てき幫助，也可以祈求もとめ往生おうじょう淨土じょうど，由ゆかり於觀音おん菩薩ぼさつ化身けしん無量むりょう，名號みょうごう無量むりょう，念誦ねんじゅ準じゅん提ひさげ觀音かんのん、摩利まり支ささえ觀音かんのん、多た羅ら觀音かんのん、青あお頸觀音おん等ひとし亦また有ゆう，但ただし漢かん傳でん佛教ぶっきょう信徒しんと持じ念ねん觀音かんのん名號みょうごう，通常つうじょう以此幾いく種しゅ為ため主ぬし：

  1. 南無なむ西方せいほう極樂ごくらく世界せかい南海なんかい普ひろし陀洛伽とぎ山やま大慈大悲だいじだいひ救すくい苦く救難きゅうなん廣大こうだい靈感れいかん觀世音菩薩かんぜおんぼさつ摩ま訶薩
  2. 南無なむ大慈大悲だいじだいひ救すくい苦く救難きゅうなん廣大こうだい靈感れいかん觀世音菩薩かんぜおんぼさつ
  3. 南無なむ大悲だいひ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ
  4. 南無なむ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ
  5. 南無なむ觀かん自在じざい菩薩ぼさつ

持もち咒[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき咒語無數むすう，比較ひかく著名ちょめい的てき有ゆう：《大だい悲咒》、《六ろく字じ大明だいめい咒》、《准じゅん提ひさげ陀羅尼だらに》、《十じゅう一いち面めん觀音かんのん咒》、《如意輪觀音にょいりんかんのん陀羅尼だらに》、《正觀音しょうかんのん陀羅尼だらに》、《白衣はくい觀音かんのん陀羅尼だらに》等とう真言しんごん（陀羅尼だらに）。

種子しゅし字じ[编辑]

梵文ぼんぶん的てき“ह्रीः”，是ぜ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき種子しゅし字じ，代表だいひょう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき智慧ちえ。讀音“hrīḥ”（「赫利」），藏ぞう文ぶん：“ཧྲཱིཿ”。

誦經じゅきょう[编辑]

誦經じゅきょう：持もち誦《般若心經はんにゃしんぎょう》，《觀音かんのん普ふ門もん經けい》、《法華經ほけきょう》、《金きむ剛つよし經けい》、《觀音かんのん三さん經けい》、《觀音かんのん五經ごきょう》等とう經典きょうてん。

主要しゅよう道場どうじょう[编辑]

補ほ怛洛伽とぎ山さん（梵文ぼんぶん：Potalaka，又また譯わけ布ぬの怛落迦山、普ひろし陀洛迦山，簡稱為ため普ひろし陀山，義ぎ淨きよし法師ほうし譯名やくめい海うみ島山しまやま，或ある小しょう白はく華山かざん，又また名めい光明山こうみょうさん），因いん此山位い於海島とう，島上しまがみ滿まん佈小白しろ華はな，清香きよか美麗びれい，傳說でんせつ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ住じゅう此山中ちゅう，常つね放ひ光明こうみょう，表示ひょうじ大悲だいひ光明こうみょう，普ひろし門もん示現じげん，因いん而得名めい。佛經ぶっきょう所しょ指ゆび「補陀落ふだらく迦山」，乃指印度いんど補ほ怛洛伽とぎ山やま而言，而中國ちゅうごく普ひろし陀山與あずか西藏とりぞう布達ふたつ拉ひしげ宮みや等とう處しょ，皆みな是ぜ沿用「補陀落ふだらく迦山」這個名稱めいしょう。

印度いんど補ほ怛洛伽とぎ山やま[编辑]

主しゅ条目じょうもく：補ほ怛洛伽とぎ山やま

《華嚴經けごんきょう》說せつ：「於此南方なんぽう有山ありやま，名めい補ほ怛洛伽とぎ山やま，彼かれ有ゆう菩薩ぼさつ名めい觀世音かんぜおん自在じざい。」又また云うん：「海上かいじょう有山ありやま多た聖賢せいけん，聚寶所しょ成なり極きょく清淨せいじょう，華はな果樹かじゅ林りん香が遍滿へんまん，眾流池沼ちしょう悉具足ぐそく，勇猛ゆうもう丈夫じょうぶ觀かん自在じざい，為ため利り眾生住じゅう此山，汝なんじ應おう往問諸しょ功德くどく，彼かれ當とう示しめせ汝なんじ大方おおがた便びん。」善ぜん財ざい童子どうじ受教向こう南みなみ而行，漸やや至いたり此山：「見み其山巖いわお谷之やの中ちゅう，泉いずみ流りゅう縈映，樹林きばやし翡鬱，香こう草そう柔軟じゅうなん右みぎ旋布地ち，觀かん自在じざい菩薩ぼさつ，於金きむ剛つよし寶石ほうせき上じょう，結ゆい伽とぎ趺坐，無量むりょう菩薩ぼさつ，皆みな坐すわ寶石ほうせき，恭敬きょうけい圍繞いじょう，而為宣せん說せつ大だい慈悲じひ法ほう。」這裡是ぜ佛典ぶってん裡うら真正しんせい所しょ指ゆび的てき普ふ陀山。

唐から三藏さんぞう玄げん奘法師ほうし之の《大だい唐から西域せいいき記き》卷まき十じゅう秣まぐさ羅ら矩のり吒國中なか，亦また有ゆう記述きじゅつ称たたえ，秣まぐさ羅ら矩のり吒南方みなかた海濱かいひん，有座ありざ秣まぐさ剌耶山やま，「秣まぐさ剌耶山やま東ひがし，有ゆう布ぬの呾落伽とぎ山やま，山やま徑みち危險きけん，巖谷いわや敧傾。山頂さんちょう有ゆう池ち，其水きすい澄きよし鏡きょう，派出はしゅつ大河たいが，周しゅう流りゅう繞にょう山やま二に十じゅう匝，入いれ南海なんかい。池いけ側がわ有ゆう石せき天宮てんぐう，觀かん自在じざい菩薩ぼさつ往來おうらい遊ゆう舍しゃ。其有願ねがい見み菩薩ぼさつ者しゃ，不ふ顧身命いのち，厲水登山とざん，忘其艱險，能のう達之たつゆき者しゃ，蓋ぶた亦また寡矣。而山下居おりい人じん，祈いのり心こころ請見，或ある作さく自在じざい山形やまがた，或ある為ため塗ぬり灰はい外道げどう，慰喻其人，果はて遂とげ其願。」

十じゅう一いち面めん观音菩萨像ぞう - 华严寺てら, 大だい同市どうし, 山西さんせい省しょう, 中国ちゅうごく

中國ちゅうごく浙江せっこう普ふ陀山[编辑]

主しゅ条目じょうもく：普ひろし陀山

在ざい中國ちゅうごく浙江せっこう省しょう舟山ふなやま市し普ひろし陀區，舟山ふなやま群島ぐんとう之これ一いち的てき普ひろし陀山。島しま呈てい狹長きょうちょう形がた，島とう內崎嶇，由ゆかり南みなみ至いたり北きた，有ゆう錦にしき屏山へいざん，光ひかり遊ゆう峰ほう，伏ふく龍山たつやま，雪ゆき浪なみ山さん，青あお鼓山つづみやま等とう，其中最高さいこう是ぜ島とう北きた的てき白しろ華はな頂いただき，又また名めい佛頂山ぶっちょうざん。島しま之の東南とうなん有ゆう一いち小島こじま，名めい洛らく伽とぎ山やま，合ごう稱たたえ為ため普ひろし陀洛伽とぎ山さん，後人こうじん漸やや將はた普ひろし陀及洛らく伽とぎ分ぶん成なり兩個りゃんこ山名やまな。

普ひろし陀山所以ゆえん成なり為ため中國ちゅうごく四よん大だい名山めいざん之の一いち，名めい為ため觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき道場どうじょう，其原そのはら因いん在ざい普ふ陀山誌し記載きさい，中國ちゅうごく五ご代だい後こう梁はり貞明ていめい二に年ねん（公おおやけ元もと916年ねん），日本にっぽん僧そう人じん慧とし諤，遊ゆう五台山ごだいさん，見み一いち觀音かんのん像ぞう，莊嚴しょうごん殊勝しゅしょう，心こころ慕不已やめ，實行じっこう不問ふもん自じ取と，請回日本にっぽん供養くよう。豈あに料りょう船せん經けい普ひろし陀山時じ，海中かいちゅう忽ゆるがせ湧ゆう無數むすう鐵てつ蓮花れんげ，舟ふね不能ふのう行ぎょう，如是にょぜ三さん日にち三さん夜や，慧とし諤驚而禱告つげ曰：「如聖像ぞう與あずか日本にっぽん眾生無緣むえん，當とう從したがえ所しょ向むこう，弟子でし隨從ずいじゅう所しょ適てき，建けん寺てら供養くよう。」禱畢舟行しゅうこう，至いたり潮しお音おん洞ほら邊べ即そく停とま，慧とし諤捧大だい士し像ぞう離はなれ舟ぶね登とう岸がん，時じ岸邊きしべ漁民ぎょみん，聽慧諤說明せつめい來意らいい，大だい受感動かんどう。張ちょう氏し漁りょう翁おきな獻けんじ出で住宅じゅうたく，讓ゆずる慧とし諤和尚おしょう供きょう像ぞう安居あんきょ，改名かいめい為ため「不ふ肯去觀音かんのん院いん」。而慧諤和尚なお，亦また成なり為ため普ひろし陀山的てき開山かいさん始祖しそ。[21]

普ひろし陀山最さい著名ちょめい的てき山洞やまほら，是ぜ潮しお音おん洞ほら，及梵音おん洞ほら。潮しお音おん洞ほら位い在ざい沙すな岩がん之の中なか，高こう約數やくすう丈たけ，洞ほら內怪石せき磷磷，海水かいすい湧ゆう入いれ，其聲如雷，遊客ゆうかく僅可立りつ於天窗まど外がい俯視，不能ふのう入にゅう內。梵音洞ほら在ざい青あお鼓こ山下やました，高こう數すう十じゅう丈たけ，洞ほら底そこ崩くずし石せき累累るいるい，海水かいすい接せっ踵かかと而來，水みず花はな飛ひ濺，聲こえ如龍吟ぎん虎とら嘯，誠心せいしん朝山あさやま進すすむ香こう的てき有緣うえん人じん，能見のうみ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ於洞中ちゅう現身うつせみ。

中國ちゅうごく西藏にしくら布達ふたつ拉ひしげ宮みや[编辑]

主しゅ条目じょうもく：布ぬの达拉宫

中國ちゅうごく西藏にしくら的てき布達ふたつ拉ひしげ宮みや是ぜ座ざ位い於瑪布ぬの日山ひやま（紅べに山さん）上じょう的てき達いたる賴よりゆき喇嘛宮殿きゅうでん。周しゅう約やく一いち里り，普通ふつう稱しょう布達ふたつ拉ひしげ（亦また音おと補ほ陀洛）。興きょう建けん年代ねんだい，大約たいやく在ざい西曆せいれき五ご八はち一いち年ねん，當時とうじ宮殿きゅうでん規模きぼ較小，至いたり十じゅう七なな世紀せいき末葉まつよう，達いたる賴よりゆき喇嘛在位ざいい時じ，有ゆう一いち執權しっけん僧そう人じん，名めい松まつ格かく吉よし雅まさ若わか，繪畫かいが宮殿きゅうでん改あらため建けん圖ず，於十じゅう八世紀建造成今日所見雄偉莊嚴的布達拉宮。據よりどころ說せつ，布達ふたつ拉ひしげ宮みや佛殿ぶつでん之の靈れい塔とう，金きむ壁かべ輝てる煌，上段じょうだん安置あんち純金じゅんきん的てき觀音かんのん聖ひじり像ぞう。像ぞう內部封ふう存そん有ゆう傳說でんせつ出で松まつ茲堅布ぬの教きょう王おう從したがえ印度いんど迎むかい回かい佛陀ぶっだ時代じだい留とめ下か的てき觀音かんのん聖ひじり像ぞう。西藏とりぞう自じ古いにしえ，便びん以觀音おん菩薩ぼさつ為ため開國かいこく之の祖そ。而歷代だい國王こくおう，多た信仰しんこう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。因よし此：西藏にしくら人じん在ざい尊崇そんすう國王こくおう的てき同時どうじ，亦また信仰しんこう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。

主要しゅよう寺てら廟びょう[编辑]

主しゅ条目じょうもく：觀音寺かんのんじ和わ觀音かんのん殿どの

中國ちゅうごく大陸たいりく[编辑]

日本にっぽん[编辑]

参まいり见：日本にっぽん百ひゃく觀音かんのん
高崎たかさき白衣はくい大觀たいかん音おん（日にち语：高崎たかさき白衣はくい大観たいかん音おん）巨きょ像ぞう

日本にっぽん觀音かんのん信仰しんこう中心ちゅうしん為ため東京とうきょう都と台東たいとう區く的てき聖觀音しょうかんのん宗むね淺草寺せんそうじ、三重みえ県けん津つ市し津つ觀音かんのん（日にち语：津つ観音かんのん）、愛知あいち縣けん名古屋なごや市し的てき大須おおす觀音かんのん（日にち语：大須おおす観音かんのん），合ごう稱たたえ為ため「日本にっぽん三さん大觀たいかん音おん」。日本にっぽん其他祭祀さいし觀音かんのん的てき廟宇びょうう或ある殿堂でんどう尚なお有ゆう栃木とちぎ縣けん中ちゅう禪ぜん寺てら立木たちき觀音堂かんのんどう千手観音せんじゅかんのん、大谷おおや寺てら千手観音せんじゅかんのん（大谷おおや磨崖仏まがいぶつ）、寺山てらやま観音寺かんおんじ - 千手觀音及兩脇侍像、東京とうきょう護国寺ごこくじ如意輪観音にょいりんかんのん、品川しながわ寺てら水月すいげつ觀音かんのん與あずか聖觀音しょうかんのん、塩船しおぶね観音寺かんおんじ千手観音せんじゅかんのん、神奈川かながわ長谷寺はせでら十じゅう一面観いちめんかん音おん、弘明寺ぐみょうじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、大船おおぶね観音寺かんおんじ白衣はくい觀音かんのん、靜岡しずおか縣けん禮拝れいはい山さん興亞こうあ觀音かんのん、福井ふくい縣けん羽賀はが寺てら十じゅう一面觀いちめんかん音おん、馬居寺まごじ馬頭観音ばとうかんのん、滋賀しが縣けん石山寺いしやまでら如意輪観音にょいりんかんのん、向むかい源はじめ寺てら（渡岸寺とがんじ）十じゅう一面観いちめんかん音おん、櫟野いちの寺てら十じゅう一面観いちめんかん音おん、京都きょうと松尾寺まつのおでら馬頭観音ばとうかんのん、廣隆寺こうりゅうじ、清水寺きよみずでら千手観音せんじゅかんのん、三さん十じゅう三さん間あいだ堂どう千手観音せんじゅかんのん、六波羅蜜ろくはらみつ寺てら十じゅう一面観いちめんかん音おん、大雲寺だいうんじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、観音寺かんのんじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、醍醐寺だいごじ如意輪観音にょいりんかんのん與あずか准じゅん胝観音おん、京都大きょうとだい報恩寺ほうおんじ、大阪おおさか大聖たいせい観音寺かんおんじ、四天王寺してんのうじ救世観音くせかんのん、觀心寺かんしんじ如意輪觀音にょいりんかんのん、葛かずら井寺いてら千手観音せんじゅかんのん、道明寺どうみょうじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、兵庫ひょうご縣けん中山寺なかやまじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、神呪かんのう寺てら如意輪観音にょいりんかんのん與あずか聖観音しょうかんのん、斑鳩寺いかるがでら如意輪観音にょいりんかんのん、須磨寺すまでら聖観音しょうかんのん、奈良なら法隆寺ほうりゅうじ、興福寺こうふくじ、藥師寺やくしじ聖観音しょうかんのん、唐招提寺とうしょうだいじ千手観音せんじゅかんのん、法華寺ほっけじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、長谷寺はせでら十じゅう一面観いちめんかん音おん、室生寺むろうじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、東大寺とうだいじ十じゅう一面観いちめんかん音おん（二に月がつ堂どう）、不空ふくう羂索観音かんのん（法華ほっけ堂どう）、如意輪観音にょいりんかんのん（金堂こんどう）、大安寺だいあんじ、聖林寺せいりんじ十じゅう一面観いちめんかん音おん、岡寺おかでら如意輪観音にょいりんかんのん、和歌山わかやま縣けん道成寺どうじょうじ千手観音せんじゅかんのん、金きむ剛つよし三昧ざんまい院いん十じゅう一面観いちめんかん音おん、補ほ陀洛山寺やまでら千手観音せんじゅかんのん、福岡ふくおか縣けん觀世音寺かんぜおんじ等地とうち。

  • 淺草寺本堂佛龕
    淺草寺せんそうじ本堂ほんどう佛ふつ龕がん
  • 津觀音
    津つ觀音かんのん
  • 大須觀音佛龕
    大須おおす觀音かんのん佛ふつ龕がん

韓國かんこく[编辑]

韓國かんこく佛教ぶっきょう界かい曾票選出せんしゅつ“33观音圣地”，乃指以观音おん信仰しんこう为基础，拥有「圆通殿どの」和かず「观音殿どの」等とう基本きほん殿宇でんう的てき33座ざ寺てら庙：

襄じょう陽ひ洛らく山寺やまでら乾漆かんしつ觀音かんのん菩薩ぼさつ坐像ざぞう

臺灣たいわん[编辑]

参まいり见：台灣たいわん三さん十じゅう三さん觀音かんのん靈場れいじょう
基もと隆たかし中正ちゅうせい公園こうえん大佛だいぶつ禪ぜん院いん高だか七なな十じゅう四台尺的觀音大士巨型佛像
范姜觀音寺かんおんじ

臺北たいぺい市し[编辑]

新北しんきた市し[编辑]

位くらい於新北市きたいち路邊ろへん的てき小型こがた觀世音かんぜおん廟びょう

桃園ももぞの市し[编辑]

新しん竹市たけいち[编辑]

臺たい中ちゅう市し[编辑]

彰あきら化か縣けん[编辑]

南みなみ投とう市し[编辑]

雲くも林はやし縣けん[编辑]

嘉よしみ義よし縣けん[编辑]

台たい南市みなみいち[编辑]

高こう雄市ゆういち[编辑]

屏へい東ひがし縣けん[编辑]

澎湖縣けん[编辑]

連れん江え縣けん[编辑]

  • 北きた竿ざお蕭しょう王おう府ふ：位い於福おふく建馬たてうま祖そ北きた竿ざお鄉きょう塘岐村むら，廟宇びょうう二に樓ろう大殿おおいどの供奉ぐぶ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，因いん分靈ぶんれい自じ中國ちゅうごく福建ふっけん省しょう惠めぐみ安やす縣けん東ひがし周しゅう半島はんとう之の靈山りょうぜん古寺ふるでら（俗稱ぞくしょう「蓮はちす城じょう寺てら」），因いん而尊稱しょう「蓮はちす城じょう佛祖ぶっそ」。
  • 北きた竿ざお龍りゅう角かく峰ほう五ご靈れい公こう廟びょう：位い於福おふく建馬たてうま祖そ北きた竿ざお鄉きょう芹せり壁かべ村むら，廟びょう雖名為ため「五ご靈れい公こう廟びょう」，正殿せいでん主おも祀まつ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，神かみ龕がん上書うわがき「白衣はくい大だい士し」。本ほん廟びょう特有とくゆう「祈いのり夢ゆめ」文化ぶんか，相傳そうでん龍りゅう角かく峰ほう廟びょう中ちゅう供きょう有ゆう夢ゆめ神しん的てき舅しゅうと舅しゅうと，夢ゆめ神しん每年まいとし農のう曆れき正月しょうがつ29日にち來らい此訪舅しゅうと，因いん此只有ゆう這一天いってん可か以「祈いのり夢ゆめ」。

泰たい国こく[编辑]

馬うま來らい西にし亞あ[编辑]

  • 青雲せいうん亭てい：始はじめ建けん於15世紀せいき，位い於該國こく馬ば六甲ろっこう Tokong 街がい25號ごう，是ぜ馬ば來らい西にし亞あ最さい古老ころう的てき華人かじん廟宇びょうう。
  • 槟城極樂寺ごくらくじ：位くらい于槟城州しゅう，槟岛的てき亚依淡あわ（Air Itam）。建けん于1893年ねん，寺てら庙依山やま而建，占うらない地ち12公おおやけ顷。
  • 巴ともえ生なま观音亭てい：位くらい于五条ごじょう路ろ（Simpang Lima）的てきJalan Barat Daya。建けん于1892年ねん ，是ぜ巴ともえ生せい华社的てき信仰しんこう中心ちゅうしん。

新しん加か坡[编辑]

  • 萬壽山まんじゅやま觀音堂かんのんどう：創立そうりつ於1880年ねん，於2013年ねん被ひ納入のうにゅう受保留ほりゅう建築けんちく物ぶつ文化ぶんか遺產いさん。
  • 堃成堂どう：創立そうりつ於1880年ねん，位い於萬壽山まんじゅやま腳，於2013年ねん被ひ納入のうにゅう受保留ほりゅう建築けんちく物ぶつ文化ぶんか遺產いさん。
  • 觀音堂かんのんどう佛ふつ祖廟そびょう：創立そうりつ於1884年ねん，是ぜ新しん加か坡香火ひ最さい鼎かなえ盛もり的てき廟宇びょうう。
  • 東陵とうりょう同どう善ぜん堂どう：創立そうりつ於1892年ねん
  • 善德ぜんとく堂どう：創立そうりつ於1902年ねん
  • 如切觀音堂かんのんどう：創立そうりつ於1919年ねん
  • 福ふく海かい禪ぜん寺てら：創立そうりつ於1935年ねん

纪念日び[编辑]

觀世音菩薩かんぜおんぼさつ每年まいとし有ゆう三さん大だい纪念日び，為ため誕辰たんしん日び、成道じょうどう日び、出家しゅっけ日び，一般认为来自中國ちゅうごく傳奇でんき《香山かやま寶たから卷まき》中ちゅう，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき前世ぜんせい「妙みょう善ぜん公主こうしゅ」的てき生平おいだいら。每まい逢三さん大だい纪念日び，汉传佛教ぶっきょう信徒しんと便びん会かい雲集うんしゅう寺院じいん中ちゅう或ある燒香しょうこう、禮れい佛ほとけ，或ある誦經じゅきょう、坐禪ざぜん，或ある祈いのり禱、還かえ願ねがい，热闹有ゆう如三さん節せつ。[22]有ゆう些地区ちく会かい将はた三大纪念日笼统地称爲“观音菩萨的てき三さん次じ生せい日び”。分ぶん别为：

文學ぶんがく形象けいしょう[编辑]

  • 中国ちゅうごく古典こてん小しょう说名著ちょ《西遊せいゆう記き》中ちゅう，觀音かんのん多た次つぎ出場しゅつじょう。
    • 在ざい大だい鬧天宮てんぐう時じ，觀音かんのん推薦すいせん二に郎ろう神來かみく降服こうふく孫まご悟空ごくう。
    • 觀音かんのん自薦じせん去さ唐から朝あさ尋ひろ找取經けい人じん，路上ろじょう指ゆび點てん孫まご悟空ごくう、豬八戒はっかい、沙悟淨さごじょう作さく唐から僧そう的てき徒弟とてい，指ゆび點てん小しょう白はく龍作りゅうさく唐から僧そう的てき腳力，最後さいご找到唐から玄げん奘。
    • 取と經けい中ちゅう多た次つぎ幫助唐から僧そう等とう人じん。
    • 取と經けい後ご，觀音かんのん發現はつげん唐から僧そう只ただ受了80難なん，還かえ少しょう一難いちなん，便びん叫さけべ金剛こんごう加か了りょう一難いちなん。
  • 中國ちゅうごく古典こてん小說しょうせつ《封ふう神しん演義えんぎ》中ちゅう，以慈航こう道人どうじん的てき身み份出場しゅつじょう。

参考さんこう文献ぶんけん[编辑]

引用いんよう[编辑]

  1. ^ 德とく國こく宗教しゅうきょう社會しゃかい學者がくしゃ韋伯認みとめ為ため這是中國ちゅうごく受佛教ぶっきょう密宗みっしゅう性せい力りょく女神めがみ信仰しんこう的てき影響えいきょう 參さん見み韋伯著ちょ 康やすし樂らく 簡惠美び譯やく. 印度いんど的てき宗教しゅうきょう:印度いんど教きょう與あずか佛教ぶっきょう. 台北たいぺい市し: 新橋しんばし譯やく叢くさむら. 119: 433. ISBN 957-32-2877-7 （中ちゅう文ぶん）. 
  2. ^ 玄げん奘法師し《大だい唐から西域せいいき記き》：「阿おもね縛ばく盧の枳からたち低濕ていしつ伐き邏，唐から言げん『觀かん自在じざい』，合ごう字じ連聲れんじょう，梵語ぼんご如上じょじょう。分ぶん文ぶん散ち音おと，即そく『阿おもね縛ばく盧の枳からたち多た』，譯わけ曰『觀かん』，『伊い濕しめ伐き邏』，譯わけ曰『自在じざい』。舊譯きゅうやく為ため『光世みつよ音おん』或ある『觀世音かんぜおん』，皆みな訛なまり謬也。」
  3. ^ 玄げん應おう《一切經いっさいきょう音義おんぎ》卷まき五ご：「舊譯きゅうやく觀世音かんぜおん，或ある言げん光世みつよ音おん，並なみ訛なまり。又また尋ひろ天竺てんじく多た羅ら葉よう本ほん，皆みな云うん舍しゃ婆ばば羅ら，則のり譯やく為ため自在じざい。雪山ゆきやま以來いらい經けい本ほん，皆みな云うん娑婆しゃば羅ら，則のり譯やく為ため音おん。當とう以舍、娑しゃば兩りょう聲こえ相近すけちか，遂とげ致訛失しつ。」
  4. ^ 後藤ごとう大用おおゆう. 觀世音菩薩かんぜおんぼさつ本ほん事ごと. 天てん華はな出版しゅっぱん事業じぎょう股また份有限げん公司こうし. 1987-07-01. ISBN 9789579397056. 
  5. ^ 5.0 5.1 印しるし順法じゅんぽう師し《初期しょき大乘だいじょう佛教ぶっきょう之の起源きげん與あずか開ひらき展てん》
  6. ^ 無上むじょう瑜伽ゆが的てき《佛說ぶっせつ秘密ひみつ相しょう經けい 》. 爾しか時世じせい尊大そんだい毘盧遮那るしゃな如來にょらい。告つげ聖ひじり觀かん自在じざい菩薩ぼさつ摩ま訶薩言ごと。即そく汝なんじ蓮華れんげ手しゅ是ぜ名めい為ため蓮華れんげ 
  7. ^ 《楞嚴經けい》：“憶念おくねん我わが昔むかし，無量むりょう恆つね河かわ沙すな劫こう，於時有ゆう佛ふつ，出現しゅつげん於世，名めい『觀世音かんぜおん』。我わが於彼佛ほとけ，發はつ菩提心ぼだいしん，彼かれ佛教ぶっきょう我わが，從したがえ聞、思おもえ、修おさむ，入いれ三さん摩ま地ち。”
  8. ^ 《普ひろし門もん品ひん》：無盡むじん意い菩薩ぼさつ白しろ佛ふつ言ごと：「世尊せそん！我わが今いま當とう供養くよう觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。」即そく解かい頸眾寶珠ほうしゅ瓔珞ようらく，價か值百ひゃく千せん兩りょう金きん，而以與之の，作さく是ぜ言ごと：「仁者じんしゃ！受此法ほう施ほどこせ珍寶ちんぽう瓔珞ようらく。」時じ，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ不ふ肯受之の。無盡むじん意い復ふく白しろ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ言ごと：「仁者じんしゃ！愍我等とう故こ，受此瓔珞ようらく。」爾なんじ時じ，佛ふつ告つげ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ：「當とう愍此無盡むじん意い菩薩ぼさつ及四眾，天てん、龍りゅう、夜叉やしゃ、乾いぬい闥婆、阿修羅あしゅら、迦樓羅ら、緊那羅ら、摩ま睺羅伽とぎ、人非人にんぴにん等とう故こ，受是瓔珞ようらく。」即時そくじ，觀世音菩薩かんぜおんぼさつ愍諸四よん眾及於天、龍りゅう、人非人にんぴにん等とう，受其瓔珞ようらく；分ぶん作さく二に分ふん，一分奉釋迦牟尼佛，一分奉多寶佛塔。「無盡むじん意い！觀世音菩薩かんぜおんぼさつ有ゆう如是にょぜ自在じざい神力しんりき，遊ゆう於娑婆しゃば世界せかい。」
  9. ^ 《地藏じぞう菩薩ぼさつ本願ほんがん經けい．見聞けんぶん利益りえき品ひん第だい十じゅう二に》：說せつ是ぜ語ご時じ，會かい中有ちゅうう一いち菩薩ぼさつ摩ま訶薩，名めい觀世音かんぜおん，從したがえ座ざ而起，胡えびす跪合掌がっしょう白しろ佛ふつ言ごと：世尊せそん，是ぜ地藏じぞう菩薩ぼさつ摩ま訶薩具ぐ大だい慈悲じひ，憐愍れんびん罪ざい苦く眾生，於千萬まん億おく世界せかい，化か千せん萬まん億おく身み。所有しょゆう功德くどく及不思議ふしぎ威い神しん之の力ちから。我聞がもん世尊せそん，與あずか十方じっぽう無量むりょう諸佛しょぶつ，異口同音いくどうおん，讚歎さんたん地藏じぞう菩薩ぼさつ云うん：正使せいし過去かこ現在げんざい未來みらい諸佛しょぶつ，說せつ其功德くどく，猶なお不能ふのう盡つき。向むこう者しゃ，又また蒙こうむ世尊せそん，普ひろし告つげ大だい眾：欲よく稱揚しょうよう地藏じぞう利益りえき等とう事ごと。唯ただ願ねがい世尊せそん，為ため現在げんざい未來みらい一切いっさい眾生，稱揚しょうよう地藏じぞう不思議ふしぎ事ごと，令れい天龍てんりゅう八はち部ぶ，瞻禮獲え福ぶく。
  10. ^ 人間にんげん福ぶく報ほう : 【佛典ぶってん語錄ごろく】倒たおせ駕が慈航. www.merit-times.com.tw. [2019-07-14]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2019-09-28）. 
  11. ^ 藤岡ふじおか勝二しょうじ原著げんちょ 王おう宏ひろし願ねがい譯註やくちゅう. 密宗みっしゅう綱要こうよう. 台北たいぺい市し: 天てん華はな出版しゅっぱん社しゃ. 1987: 70 （中ちゅう文ぶん）. 小乘しょうじょう論ろん女人にょにん具ぐ五障ごしょう，故こ女おんな身み不能ふのう成佛じょうぶつ，三さん乘じょう教きょう者しゃ，權けん方便ほうべん之の教きょう也。其說法ほう多た隨ずい於小乘しょうじょう，故こ立たて女人にょにん變成へんせい男子だんし而成佛じょうぶつ之の義よし，此亦不ふ許女ゆな身み之の成佛じょうぶつ也。阿彌陀あみだ佛ほとけ四よん十じゅう八はち願ねがい，其第三さん十じゅう五願立變成男子之願，故こ果はて上之うえの安やす養やしなえ界かい不ふ置おけ女人にょにん，蓋ぶた其本願ねがい之の所以ゆえん立りつ者しゃ，由ゆかり於三さん乘じょう教きょう也，豈あに別べつ有ゆう深ふか旨むね歟!若わか一いち乘じょう教之のりゆき天台てんだい，以法華はな提ひさげ婆ばば品ひん說せつ龍りゅう女おんな變成へんせい男子だんし於南方かた無垢むく世界せかい成なり正覺しょうがく故ゆえ。女おんな身み不ふ許もと成佛じょうぶつ，經けい有ゆう顯あらわ證しょう，或ある有ゆう欲ほし立たて女おんな身み成佛じょうぶつ義ぎ而為種種しゅじゅ解釋かいしゃく者しゃ，皆みな曲解きょっかい也。若わか華嚴經けごんきょう雖未明みめい女おんな身み之の不能ふのう成佛じょうぶつ，而亦未み說せつ女おんな身み之の成佛じょうぶつ也。此皆顯教けんぎょう隨ずい機き隨ずい他意たい之の說法せっぽう，所以ゆえん不能ふのう盡つき佛教ぶっきょう之の真髓しんずい也。密教みっきょう者しゃ，佛ふつ隨ずい自じ意い說せつ自じ內證之の法ほう也，故こ其於佛教ぶっきょう之の真髓しんずい，即そく一切いっさい法ほう之の真理しんり，顯あらわ豁呈露ろ而無餘あまり。且夫法ほう性せい不ふ緣起えんぎ而開天てん闢地也，斯亦已やめ耳みみ。若わか緣起えんぎ而成天てん以覆，成なり地ち以載，則のり位い於其中間ちゅうかん之の人類じんるい動物どうぶつ，其男女だんじょ雌雄しゆう者しゃ，法ほう性せい緣起えんぎ自然しぜん之の理り也。且男子だんし與あずか女人にょにん皆みな六ろく大だい之の所ところ成しげる，故こ得とく以男子だんし之の身成みなり男おとこ佛ふつ，亦また得とく以女子じょし之の身成みなり女おんな佛ほとけ。何なに以故?同どう六ろく大だい(地ち、水みず、火ひ、風ふう、空そら、識)之の所ところ成しげる故こ，六大即本有本覺之毘廬遮那身故 。夫おっと何なん變成へんせい男子だんし之の云うん也?男女だんじょ者しゃ，法ほう性せい真理しんり所しょ具ぐ之の功こう德也とくや，夫おっと又また將はた何なに取と何なに捨哉!故こ毘廬遮さえぎ那な如來にょらい之の密みつ嚴げん淨土じょうど，有ゆう四波羅蜜多之定女菩薩，內外八はち供養くよう之の天女てんにょ使し，鈎かぎ索さく鎖くさり鈴すず之の四攝天女菩薩者，示しめせ男女だんじょ之の皆みな得とく以父母ちちはは所しょ生肉せいにく身み成佛じょうぶつ也 ，斯真男女だんじょ平等びょうどう之の玄げん旨むね也，斯教之の所以ゆえん稱しょう『密ひそか』也。 " 
  12. ^ 釋しゃく惟おもんみ勵. 菩提心ぼだいしん論ろん注疏ちゅうそ. 台北たいぺい市し: 八はち正せい文化ぶんか. 2007.1: 223. ISBN 978-986-82500-0-0 （中ちゅう文ぶん）. 「住じゅう法ほう但ただし觀かん菩提心ぼだいしん。佛說ぶっせつ此中具ぐ萬まん行ぎょう 。漸やや足あし清白すずしろ純じゅん淨きよし法ほう也。此菩提心ぼだいしん。能のう包藏ほうぞう一切諸佛功德法故。若わか修おさむ證しょう出現しゅつげん。則のり為ため一切いっさい導師どうし。若わか歸き本則ほんそく是ぜ密みつ嚴げん國土こくど不ふ起おこり于座能成よしなり一切いっさい事ごと。讚たたえ菩提心ぼだいしん曰：若人わこうど求もとめ佛ふつ慧とし，通達つうたつ菩提心ぼだいしん，父母ちちはは所しょ生身なまみ，速そく證しょう大覺だいかく位い。」。 
  13. ^ 李り南みなみ. 梵學探さがせ幽かそけ印度いんど文化ぶんか論集ろんしゅう. 北京ぺきん: 中國ちゅうごく大だい百科全書ひゃっかぜんしょ出版しゅっぱん社しゃ. 2017.5: 116. ISBN 978-7-5202-0086-8 （中ちゅう文ぶん）. 密教みっきょう的てき學說がくせつ主張しゅちょう即身成佛そくしんじょうぶつ，鑑かん於身體しんたい可か為男ためお身み，也可為ため女體にょたい，若わか否定ひてい女性じょせい佛ふつ的てき存在そんざい，即身成佛そくしんじょうぶつ的てき理論りろん就顯得とく不ふ夠完滿まん。 
  14. ^ 達いたる賴よりゆき喇嘛、圖ず丹に・卻准. 達いたる賴よりゆき喇嘛說せつ佛教ぶっきょう：探索たんさく南みなみ傳でん、漢かん傳でん、藏ぞう傳でん的てき佛陀ぶっだ教義きょうぎ. 台北たいぺい市し: 橡とち實じつ文化ぶんか. 2017.8: 324. ISBN 978-986-5623-69-2 （中ちゅう文ぶん）. 根據こんきょ巴ともえ利とし語ご傳統でんとう，人にん可か以女相成あいな為ため聖者せいじゃ和わ阿羅漢あらかん，但ただし無法むほう成佛じょうぶつ。根據こんきょ密みつ續ぞく乘じょう的てき說法せっぽう，一個人也可以女身相成佛 
  15. ^ 慈航真人しんじん. [2010-06-24]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2010-06-07）. 
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  17. ^ 中華民國ちゅうかみんこく一貫いっかん道どう總會そうかい. [2010-06-24]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2015-04-13）. 
  18. ^ 吳ご孟はじめ芳よし. 新北しんきた貢みつぎ寮りょう 遊ゆう訪おとずれ卯う澳聚落しゅうらく. 《蘋果日報にっぽう》. 2015-07-07 [2017-05-17] （中ちゅう文ぶん（臺灣たいわん））. 
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  22. ^ 艋舺龍りゅう山寺やまでら官かん網もう - 認識にんしき奉祀ほうし神祇じんぎ. [2015-11-01]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2015-11-20）. 

来らい源みなもと[编辑]

书籍
  • 于君方かた 著ちょ，陳ちん懷ふところ宇 等とう 譯やく：《觀音かんのん——菩薩ぼさつ中國ちゅうごく化か的てき演えんじ變へん》（北京ぺきん：商務しょうむ印しるし書しょ館かん，2012年ねん）.
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外部がいぶ連結れんけつ[编辑]

维基共ども享とおる资源上うえ的てき相しょう关多媒体ばいたい资源：觀世音菩薩かんぜおんぼさつ

参まいり见[编辑]

歷史れきし和わ傳播でんぱ
宗派しゅうは
聖者せいじゃ與あずか神祇じんぎ
重要じゅうよう人物じんぶつ
典籍てんせき
聖地せいち
重要じゅうよう教義きょうぎ
文化ぶんか
西方にしかた諸しょ聖きよし
經典きょうてん論述ろんじゅつ
其他
重要じゅうよう教きょう义
祖そ师大德だいとく
印度いんど
中國ちゅうごく
日本にっぽん
宗派しゅうは分ぶん支ささえ
中國ちゅうごく
日本にっぽん
净土宗むね
净土真宗しんしゅう
時宗じしゅう
朝鮮半島ちょうせんはんとう
越こし南みなみ
祖そ庭にわ圣地
中國ちゅうごく
日本にっぽん
净土宗むね
淨土真宗じょうどしんしゅう
融通ゆうずう念佛宗ねんぶつしゅう
總本山そうほんざん大だい念佛ねんぶつ寺てら
時宗じしゅう
其他淨土じょうど
弥勒みろく菩萨
药师佛ほとけ
阿おもね閦佛
大日如來だいにちにょらい
藏ぞう传佛教ぶっきょう香こう巴ともえ拉ひしげ
 
国くに际
各地かくち
人物じんぶつ
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