朝鮮ちょうせん」のはんあいだ差分さぶん

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日本にっぽんでは、伝統でんとうてきに「朝鮮半島ちょうせんはんとう」や「朝鮮ちょうせん民族みんぞく」などと同様どうように「朝鮮ちょうせん」のかんした「'''朝鮮ちょうせん'''」という呼称こしょうもちいられている。しかし、朝鮮半島ちょうせんはんとう南北なんぼくかれ、日本にっぽん韓国かんこくとしか国交こっこうがない現状げんじょう反映はんえいし、とくに21世紀せいきになってからは「'''韓国かんこく'''」とぶことがおおくなっている<ref>編集へんしゅう委員いいん「まえがき」『小学館しょうがくかん かんにち辞典じてん』[[油谷あぶらや幸利ゆきとし]]・門脇かどわき誠一せいいち・[[松尾まつおいさむ]]・高島たかしま淑郎よしろう へん、[[小学館しょうがくかん]]、2018ねん。</ref><ref>[[ちょう義成よしなり]]「[https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/bibimbab/siru/siru01.html 総論そうろん]」『朝鮮ちょうせんる』。2024ねん5がつ9にち閲覧えつらん。</ref>。そのほか、「コリア」<ref>{{Cite web|title=アジア地域ちいき言語げんご紹介しょうかい・コリア|url=http://www.daito.ac.jp/gakubu/kokusai/language/korean.html|website=www.daito.ac.jp|accessdate=2021-05-07}}</ref>「韓国かんこく朝鮮ちょうせん」<ref>{{Cite web|title=東大とうだいではこれだけの外国がいこくまなべます—特集とくしゅう 東大とうだいせい語学ごがくたのしむ。(1){{!}} キミの東大とうだい 高校生こうこうせい受験生じゅけんせい東京とうきょう大学だいがくをもっとるためのサイト|url=https://kimino.ct.u-tokyo.ac.jp/3720/|website=キミの東大とうだい|date=2019-11-28|accessdate=2021-05-07|language=ja}}</ref>などの呼称こしょう存在そんざいする<ref>{{Cite journal|和書わしょ|author=きむ泰虎やすとら(キム・タエホ)|year=2004|title=日本にっぽんにおける「朝鮮ちょうせん」の名称めいしょう|url=https://doi.org/10.14990/00000402|journal=言語げんご文化ぶんか|issue=8|pages=183-204|publisher=甲南大学こうなんだいがく国際こくさい言語げんご文化ぶんかセンター|doi=10.14990/00000402|issn=13476610|naid=110002556782}}</ref>。また、本来ほんらい[[ハングル]]は文字もじ名前なまえであり言語げんご名前なまえではないが、言語げんごめいとして「ハングル」をもちいることもあり、[[日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい]](NHK)は「[[ハングル講座こうざ]]」を放送ほうそうしている。ハングル能力のうりょく検定けんてい試験しけん協会きょうかいは「『韓国かんこく朝鮮ちょうせん』を統括とうかつする意味いみで『ハングル』をもちいて」いると説明せつめいしている<ref>{{Cite web|title=ごあいさつ・協会きょうかい概要がいよう|url=https://hangul.or.jp/about/outline/|website=ハングル能力のうりょく検定けんてい協会きょうかい|accessdate=2021-05-07|language=ja}}</ref>。
日本にっぽんでは、伝統でんとうてきに「朝鮮半島ちょうせんはんとう」や「朝鮮ちょうせん民族みんぞく」などと同様どうように「朝鮮ちょうせん」のかんした「'''朝鮮ちょうせん'''」という呼称こしょうもちいられている。しかし、朝鮮半島ちょうせんはんとう南北なんぼくかれ、日本にっぽん韓国かんこくとしか国交こっこうがない現状げんじょう反映はんえいし、とくに21世紀せいきになってからは「'''韓国かんこく'''」とぶことがおおくなっている<ref>編集へんしゅう委員いいん「まえがき」『小学館しょうがくかん かんにち辞典じてん』[[油谷あぶらや幸利ゆきとし]]・門脇かどわき誠一せいいち・[[松尾まつおいさむ]]・高島たかしま淑郎よしろう へん、[[小学館しょうがくかん]]、2018ねん。</ref><ref>[[ちょう義成よしなり]]「[https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/bibimbab/siru/siru01.html 総論そうろん]」『朝鮮ちょうせんる』。2024ねん5がつ9にち閲覧えつらん。</ref>。そのほか、「コリア」<ref>{{Cite web|title=アジア地域ちいき言語げんご紹介しょうかい・コリア|url=http://www.daito.ac.jp/gakubu/kokusai/language/korean.html|website=www.daito.ac.jp|accessdate=2021-05-07}}</ref>「韓国かんこく朝鮮ちょうせん」<ref>{{Cite web|title=東大とうだいではこれだけの外国がいこくまなべます—特集とくしゅう 東大とうだいせい語学ごがくたのしむ。(1){{!}} キミの東大とうだい 高校生こうこうせい受験生じゅけんせい東京とうきょう大学だいがくをもっとるためのサイト|url=https://kimino.ct.u-tokyo.ac.jp/3720/|website=キミの東大とうだい|date=2019-11-28|accessdate=2021-05-07|language=ja}}</ref>などの呼称こしょう存在そんざいする<ref>{{Cite journal|和書わしょ|author=きむ泰虎やすとら(キム・ホ)|year=2004|title=日本にっぽんにおける「朝鮮ちょうせん」の名称めいしょう|url=https://doi.org/10.14990/00000402|journal=言語げんご文化ぶんか|issue=8|pages=183-204|publisher=甲南大学こうなんだいがく国際こくさい言語げんご文化ぶんかセンター|doi=10.14990/00000402|issn=13476610|naid=110002556782}}</ref>。また、本来ほんらい[[ハングル]]は文字もじ名前なまえであり言語げんご名前なまえではないが、言語げんごめいとして「ハングル」をもちいることもあり、[[日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい]](NHK)は「[[ハングル講座こうざ]]」を放送ほうそうしている。ハングル能力のうりょく検定けんてい試験しけん協会きょうかいは「『韓国かんこく朝鮮ちょうせん』を統括とうかつする意味いみで『ハングル』をもちいて」いると説明せつめいしている<ref>{{Cite web|title=ごあいさつ・協会きょうかい概要がいよう|url=https://hangul.or.jp/about/outline/|website=ハングル能力のうりょく検定けんてい協会きょうかい|accessdate=2021-05-07|language=ja}}</ref>。


一方いっぽう、[[大韓民国だいかんみんこく|韓国かんこく]]では「韓国かんこく」に相当そうとうする「{{仮名がな|'''{{lang|ko|한국어}}'''|{{lang|ko-Hani|韓國かんこく}}|ハングゴ}}」「{{仮名がな|'''{{lang|ko|한국말}}'''|{{lang|ko-Hani|韓國かんこく말}}|ハングンマル}}」という呼称こしょうもちいられており、[[朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく|北朝鮮きたちょうせん]]においては「朝鮮ちょうせん」に相当そうとうする「{{仮名がな|'''{{lang|ko|조선말}}'''|{{lang|ko-Hani|朝鮮ちょうせん말}}|チョソンマル}}」「{{仮名がな|'''{{lang|ko|조선어}}'''|{{lang|ko-Hani|朝鮮ちょうせん}}|チョソノ}}」という呼称こしょうもちいられている。このほか朝鮮ちょうせん民族みんぞくどうしの表現ひょうげんとして「国語こくご」に相当そうとうする「'''{{lang|ko|국어}}'''({{lang|ko-Hani|國語こくご}}、クゴ)」や、朝鮮ちょうせん固有こゆうで「我々われわれ言葉ことば」を意味いみする「'''{{lang|ko|우리말}}'''(ウリマル)」という表現ひょうげんもちいられる。
一方いっぽう、[[大韓民国だいかんみんこく|韓国かんこく]]では「韓国かんこく」に相当そうとうする「{{仮名がな|'''{{lang|ko|한국어}}'''|{{lang|ko-Hani|韓國かんこく}}|ハングゴ}}」「{{仮名がな|'''{{lang|ko|한국말}}'''|{{lang|ko-Hani|韓國かんこく말}}|ハングンマル}}」という呼称こしょうもちいられており、[[朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく|北朝鮮きたちょうせん]]においては「朝鮮ちょうせん」に相当そうとうする「{{仮名がな|'''{{lang|ko|조선말}}'''|{{lang|ko-Hani|朝鮮ちょうせん말}}|チョソンマル}}」「{{仮名がな|'''{{lang|ko|조선어}}'''|{{lang|ko-Hani|朝鮮ちょうせん}}|チョソノ}}」という呼称こしょうもちいられている。このほか朝鮮ちょうせん民族みんぞくどうしの表現ひょうげんとして「国語こくご」に相当そうとうする「'''{{lang|ko|국어}}'''({{lang|ko-Hani|國語こくご}}、クゴ)」や、朝鮮ちょうせん固有こゆうで「我々われわれ言葉ことば」を意味いみする「'''{{lang|ko|우리말}}'''(ウリマル)」という表現ひょうげんもちいられる。

2024ねん5がつ9にち (木)もく 18:34時点じてんにおけるはん

朝鮮ちょうせん (조선어)
조선말朝鮮ちょうせん)・한국어韓國かんこく
発音はつおん IPA:
はなされるくに 大韓民国の旗 大韓民国だいかんみんこく
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく
地域ちいき 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくちょうしろ朝鮮ちょうせんぞく自治じちけん
民族みんぞく 朝鮮ちょうせん民族みんぞく
話者わしゃすう やく8,000まんにん[1]
言語げんご系統けいとう
朝鮮ちょうせん語族ごぞく孤立こりつした言語げんご論争ろんそうあり。詳細しょうさい#系統けいとう参照さんしょう。)
初期しょき形式けいしき
標準ひょうじゅん
標準ひょうじゅん韓国かんこく
文化ぶんか北朝鮮きたちょうせん
方言ほうげん 朝鮮ちょうせん方言ほうげん参照さんしょう
表記ひょうき体系たいけい
公的こうてき地位ちい
公用こうよう 大韓民国の旗 大韓民国だいかんみんこく
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく
中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくのべ朝鮮ちょうせんぞく自治じちしゅうちょうしろ朝鮮ちょうせんぞく自治じちけん
統制とうせい機関きかん
言語げんごコード
ISO 639-1 ko
ISO 639-2 kor
ISO 639-3 kor
Linguist List kor
Glottolog kore1280[2]
Linguasphere 45-AAA-a

朝鮮ちょうせん韓国かんこくおも使用しよう地域ちいき
 
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大韓民国の旗 韓国かんこく
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル 한국어
漢字かんじ 韓國かんこく
発音はつおん ハングゴ
日本語にほんごみ: かんこくご
RRしき Hangugeo
MRしき Han'gugŏ
英語えいご表記ひょうき Korean
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朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮ちょうせん
各種かくしゅ表記ひょうき
チョソングル 조선말
漢字かんじ 朝鮮ちょうせん
発音はつおん チョソンマル
RRしき Joseonmal
MRしき Chosŏnmal
英語えいご表記ひょうき Korean
テンプレートを表示ひょうじ

朝鮮ちょうせんちょうせんごあさ: 조선어, 조선말えい: Korean)または韓国かんこくかんこくごあさ: 한국어[3]は、おも朝鮮半島ちょうせんはんとう使用しようされている言語げんごで、大韓民国だいかんみんこく韓国かんこく)と朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく北朝鮮きたちょうせん)の国語こくごである。

この言語げんご名称めいしょうについては議論ぎろんがあるが(後述こうじゅつ)、日本にっぽん言語げんごがく音韻おんいんろんなど学術がくじゅつてきには、表記ひょうきとして「朝鮮ちょうせん」がもちいられてきたことから、ほん項目こうもくでは「朝鮮ちょうせん」に統一とういつ記述きじゅつする(詳細しょうさいは「朝鮮ちょうせん呼称こしょう問題もんだい」を参照さんしょう)。

概要がいよう

最古さいこ朝鮮ちょうせん辞書じしょ、『朝鮮ちょうせん辞典じてん

やく5,200まん韓国かんこくじん、2,500まん以上いじょう北朝鮮きたちょうせんじん[4]やく280まんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくやカナダの韓国かんこくけいアメリカじん韓国かんこくけいカナダじんやく190まん中国ちゅうごくせきである朝鮮ちょうせんぞくやく80まん在日ざいにち韓国かんこく朝鮮ちょうせんじん朝鮮ちょうせんけい日本人にっぽんじんやく70まんのロシアや中央ちゅうおうアジア、ヨーロッパのこう麗人れいじん韓国かんこくじんあいだはなされる[5]。ただし、これらのうちウズベキスタン・カザフスタンなど、中央ちゅうおうアジアはなされている言語げんごは「高麗こうらい(コリョマル)」として、べつ言語げんごあつかいとされる場合ばあいもある。

現在げんざい大韓民国だいかんみんこく韓国かんこく)の標準ひょうじゅんおよ朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく北朝鮮きたちょうせん)の文化ぶんかは、朝鮮ちょうせん王朝おうちょう首都しゅと一定いっていしてかん城府じょうふげんソウル)であったことから、ソウル特別とくべつ方言ほうげんがベースとなっている。もっとも、北朝鮮きたちょうせんでは、文化ぶんか平壌ぴょんやん直轄ちょっかつ言葉ことば基準きじゅんとしている建前たてまえである[6][7][8]

音韻おんいんめんでは、子音しいんゆうおんおん対立たいりつがある。れんおんフランス語ふらんすごもちいられる用語ようごリエゾンとしばしば混同こんどうされるが、実際じっさいにはそれにわせれば「アンシェヌマン」である[9])がこることも特徴とくちょうである。音節おんせつ構造こうぞうにおいては、ほとんどが母音ぼいんわるひらき音節おんせつ日本語にほんごとはことなり、子音しいんわる閉音ぶしおおあらわれる。ただし、在日ざいにち朝鮮ちょうせんでは日本語にほんご影響えいきょう閉音ぶし発音はつおんはほぼ崩壊ほうかいしている。

言語げんご類型るいけいろん観点かんてんからると、日本語にほんごおな膠着こうちゃくであり、修飾しゅうしょく修飾しゅうしょく先行せんこうし、前置詞ぜんちしではなくこうおけもちいる。歴史れきしてき日本語にほんごベトナム同様どうよう漢字かんじ文化ぶんか影響えいきょうがあるが、現在げんざい表記ひょうきにはおもハングルもちいられる。

韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんでそれぞれ規範きはんがたさだめられている複数ふくすう中心地ちゅうしんち言語げんごでもある。言語げんごがくてき基準きじゅんからすると韓国かんこくはなされている言語げんご北朝鮮きたちょうせんはなされている言語げんご同一どういつ言語げんごである(つまり、韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんとも双方そうほう言語げんご同一どういつ言語げんごなしている)が、南北なんぼくには発音はつおん語彙ごい文法ぶんぽう正書法せいしょほうなどにちがいが存在そんざいする[10][11]

ISO 639による言語げんごコードは2ではko、3ではkorあらわされる。

言語げんごめい

日本にっぽんでは、伝統でんとうてきに「朝鮮半島ちょうせんはんとう」や「朝鮮ちょうせん民族みんぞく」などと同様どうように「朝鮮ちょうせん」のかんした「朝鮮ちょうせん」という呼称こしょうもちいられている。しかし、朝鮮半島ちょうせんはんとう南北なんぼくかれ、日本にっぽん韓国かんこくとしか国交こっこうがない現状げんじょう反映はんえいし、とくに21世紀せいきになってからは「韓国かんこく」とぶことがおおくなっている[12][13]。そのほか、「コリア[14]韓国かんこく朝鮮ちょうせん[15]などの呼称こしょう存在そんざいする[16]。また、本来ほんらいハングル文字もじ名前なまえであり言語げんご名前なまえではないが、言語げんごめいとして「ハングル」をもちいることもあり、日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい(NHK)は「ハングル講座こうざ」を放送ほうそうしている。ハングル能力のうりょく検定けんてい試験しけん協会きょうかいは「『韓国かんこく朝鮮ちょうせん』を統括とうかつする意味いみで『ハングル』をもちいて」いると説明せつめいしている[17]

一方いっぽう韓国かんこくでは「韓国かんこく」に相当そうとうする「한국어韓國かんこくハングゴ)」「한국말韓國かんこくハングンマル)」という呼称こしょうもちいられており、北朝鮮きたちょうせんにおいては「朝鮮ちょうせん」に相当そうとうする「조선말朝鮮ちょうせんチョソンマル)」「조선어朝鮮ちょうせんチョソノ)」という呼称こしょうもちいられている。このほか朝鮮ちょうせん民族みんぞくどうしの表現ひょうげんとして「国語こくご」に相当そうとうする「국어國語こくご、クゴ)」や、朝鮮ちょうせん固有こゆうで「我々われわれ言葉ことば」を意味いみする「우리말(ウリマル)」という表現ひょうげんもちいられる。

また、中国ちゅうごくでは、1949ねん建国けんこくから社会しゃかい主義しゅぎ陣営じんえい所属しょぞくしており、当初とうしょから北朝鮮きたちょうせん朝鮮半島ちょうせんはんとう全体ぜんたい唯一ゆいいつ正統せいとう政府せいふとしていた立場たちばから、朝鮮ちょうせん民族みんぞく国家こっか民族みんぞく言語げんご文化ぶんかかんする呼称こしょうに「朝鮮ちょうせん」(簡体字かんたいじで「あさ」)を使用しようし、中国ちゅうごく国民こくみん構成こうせいする朝鮮ちょうせんけい集団しゅうだんやその言語げんごたいしてもこの名称めいしょうもちいて、「朝鮮ちょうせんぞく」や「朝鮮ちょうせん」と呼称こしょうしてきた。

しかし、1992ねん韓国かんこく中国ちゅうごく国交こっこう樹立じゅりつしてからは、韓国かんこくとの直接ちょくせつ交流こうりゅう進展しんてんし、韓国かんこく資本しほん裏付うらづけにより、韓国かんこくしき語彙ごい文字もじ配列はいれつをそのまま移植いしょくした語学ごがくテキストや辞典じてんるいが「韓国かんこく」の名称めいしょうかんして発行はっこうされるようになった。その結果けっか韓国かんこく朝鮮ちょうせんす「韓国かんこく」「かん」は、中国ちゅうごくのべ朝鮮ちょうせん北朝鮮きたちょうせん朝鮮ちょうせんす「朝鮮ちょうせん」とともに併用へいようされるようになってきている。

日本にっぽん外務省がいむしょうおよび中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく外交がいこう公式こうしきウェブサイトにおいてはくにおうじてべつ呼称こしょう使用しようしている(韓国かんこく公用こうよう韓国かんこく[18][19]北朝鮮きたちょうせん公用こうよう朝鮮ちょうせんとされる[20][21])。

中国ちゅうごく本土ほんどのぞ中華ちゅうかけん香港ほんこん[22]マカオ[23]台湾たいわん[24])では政治せいじてき理由りゆうで「かん」としかばない。

また、中央ちゅうおうアジアの朝鮮ちょうせんじんあいだでは「高麗こうらい」(고려말こううららКорё маль、コリョマル)という呼称こしょうもちいられている。おおくのヨーロッパ言語げんごではこううらら由来ゆらいする Korean英語えいご)などの名称めいしょうもちいており、中立ちゅうりつせい問題もんだい提起ていきされていない。

系統けいとう

一般いっぱんてきには分類ぶんるいじょうアルタイ諸語しょご孤立こりつした言語げんごなされるが、済州さいしゅうべつ言語げんごとして、両者りょうしゃ朝鮮ちょうせん語族ごぞくにまとめることもある。

アルタイ諸語しょごとの関係かんけい、また日本語にほんごとの関係かんけいもしばしば議論ぎろんまととなる。学者がくしゃによっては、日本語にほんごともにアルタイ諸語しょごふくめる場合ばあいもある。

日本語にほんごとの比較ひかく

統語とうごめんでは、基本きほん語順ごじゅんSOVがたであり、日本語にほんご類型るいけいろんてきおな語順ごじゅんつ(なお、語順ごじゅんはそれ単独たんどくではどういち系統けいとう言語げんごであることをしめ証拠しょうこにはなりない。なぜなら、SOVがた世界せかい言語げんごやく50%がぞく普遍ふへんてき語順ごじゅんであり、またどういち系統けいとうであっても言語げんごによって、さらにはどういち言語げんごであっても時代じだいによって基本きほん語順ごじゅんことなることがあるため)。否定ひていほう表現ひょうげんではぎゃくとなる場合ばあいやいわゆる「かばん」によって否定ひてい表現ひょうげん一語いちごとなっているものがある。助詞じょし主題しゅだい表示ひょうじするてん日本語にほんご共通きょうつうしている。

音韻おんいんてきめんでは、ふる時代じだいでは語頭ごとうながれおん(ラぎょう)・ゆうごえ阻害そがいおん濁音だくおん)がたないてん母音ぼいん調和ちょうわられるてん母音ぼいん連続れんぞくけるてんなどが日本語にほんご共通きょうつうする。これらはアルタイ諸語しょご共通きょうつうしてられる特徴とくちょうでもあり、朝鮮ちょうせんおよ日本語にほんごがアルタイ語族ごぞくであるという論拠ろんきょひとつになっている。ただ朝鮮ちょうせん音節おんせつが閉音ぶし(CVC)を基本きほんとしているのにたいし、日本語にほんごひらけ音節おんせつ(CV)を基本きほんとしているなど、相違そういてんられる。

その一方いっぽう語彙ごいは、漢字かんじあるいは字音じおんのぞき、一定いってい音韻おんいん対応たいおうによって系統的けいとうてき同一どういつがたてはまるものは見出みいだされていない。

江戸えど時代じだいから、様々さまざま側面そくめんから日本語にほんご朝鮮ちょうせん類似るいじせい指摘してきする研究けんきゅうしゃはたびたびあらわれている(金澤かなざわ庄三郎しょうざぶろうなど)。小倉おぐら進平しんぺい対馬つしま方言ほうげん朝鮮ちょうせん関係かんけい研究けんきゅうしたが、対馬つしま方言ほうげんへの朝鮮ちょうせん借用しゃくよう以上いじょうのものは見出みいだしていない。漢字かんじ呉音ごおんふるくは「対馬つしまおん」とばれ、研究けんきゅうしゃなかには朝鮮ちょうせん字音じおんから直接ちょくせつ輸入ゆにゅうされたとかんがえるものもあったが、河野こうの六郎ろくろう研究けんきゅうなどによりその重層じゅうそうせいあきらかにされていった。

かつてのような単純たんじゅんせつされることはなくなったが、現在げんざいでも様々さまざま資料しりょう方法ほうほうによって親族しんぞく関係かんけい見出みいだそうとする研究けんきゅうつづけられている。共通きょうつうてんについては言語げんご連合れんごうSprachbund, language unionれい:バルカン言語げんご連合れんごう)の可能かのうせいもある。

アルタイ語族ごぞく

朝鮮ちょうせん孤立こりつした言語げんごでないとしたらアルタイ語族ごぞくぞくすであろうという意見いけんもある。ただし、テュルクぐん、モンゴルぐん、ツングースぐんには文法ぶんぽうてき非常ひじょうていて類似るいじせいがあるものの、それらが共通きょうつう祖語そごつアルタイ語族ごぞくであるということはいまのところ証明しょうめいされるめどはっていない。

歴史れきしがく見地けんちからかんがえると、百済くだらしん高句麗こうくりでは言語げんご体系たいけいことなるというせつもある。しかし、日本にっぽん大和やまと民族みんぞく政権せいけん支配しはいそうとしてつづいているように百済くだらしん高句麗こうくりから高麗こうらい王朝おうちょう朝鮮ちょうせん王朝おうちょうまで朝鮮ちょうせん民族みんぞく王朝おうちょうがずっと支配しはいそうとしてつづいており、むかし現代げんだい言語げんご体系たいけいはほとんどわっていないというせつもある[25]朝鮮ちょうせんはアルタイのうち、ツングース語族ごぞくとの関係かんけいもっとふかいとかんがえられており、唯一ゆいいつまとまった文字もじ資料しりょうをもつ満州まんしゅうとの比較ひかく研究けんきゅうおこなわれている。

方言ほうげん変種へんしゅ

標準ひょうじゅん

朝鮮ちょうせん公用こうようさだめている韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんは、それぞれ別々べつべつ標準ひょうじゅん変種へんしゅ規定きていしている。韓国かんこくにおける標準ひょうじゅん変種へんしゅは「標準ひょうじゅん」(표준어)であり、「ソウル教養きょうようある人々ひとびと使用しようする言語げんご」と規定きていされる。また、北朝鮮きたちょうせんにおける標準ひょうじゅん変種へんしゅは「文化ぶんか」(문화어)であり、「平壌ぴょんやん労働ろうどうしゃ階級かいきゅう使用しようする言語げんご」と規定きていされる。ただし、北朝鮮きたちょうせん標準ひょうじゅん実際じっさいには伝来でんらいソウル方言ほうげん基礎きそとしており、元来がんらい南北なんぼく方言ほうげん由来ゆらいする標準ひょうじゅん差異さいは、皆無かいむではないもののかなり限定げんていてきである。また、中国ちゅうごく領内りょうないのべ朝鮮ちょうせんは、基本きほんてき北朝鮮きたちょうせん標準ひょうじゅん規範きはんとしている。

日本にっぽん統治とうちまえは、朝鮮半島ちょうせんはんとう南部なんぶ北部ほくぶ出身しゅっしんしゃ会話かいわした場合ばあい地域ちいきあいだ訛音かおんからはなしつうじないことがあった。学校がっこう教育きょういく推進すいしんのために一定いってい指針ししんとなる標準ひょうじゅんもとめた朝鮮ちょうせん総督そうとくは、普通ふつう学校がっこうにおける標準ひょうじゅん規範きはんなが首都しゅととされてきたきょう城府じょうふげんソウル特別とくべつ)の中流ちゅうりゅう階級かいきゅう使用しようする言語げんごとした[26]。これにより南北なんぼく双方そうほう言語げんごとも20世紀せいき前半ぜんはんのソウル方言ほうげん基礎きそとなったが、韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんがそれぞれ独自どくじ言語げんご政策せいさくもとづいて標準ひょうじゅん発展はってんさせていった結果けっか語彙ごい正書法せいしょほう辞典じてんにおける文字もじ配列はいれつ順序じゅんじょなどで、韓国かんこくにおける「한국어」「한국말」と北朝鮮きたちょうせんにおける「조선말」「조선어」のあいだあいことている[ちゅう 2]。たとえば韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんでは、独立どくりつ漢字かんじ表記ひょうき廃止はいし日本語にほんご語彙ごいえが着手ちゃくしゅされたが、それぞれが個別こべつった結果けっか韓国かんこくにおける「韓国かんこく」と北朝鮮きたちょうせんにおける「朝鮮ちょうせん」の相違そうい拡大かくだいすることになった。

韓国かんこく北朝鮮きたちょうせん言葉ことばちがいにかんしては朝鮮ちょうせん南北なんぼく参照さんしょう

方言ほうげん

小倉おぐら進平しんぺいによる方言ほうげん区分くぶん(1940)

朝鮮ちょうせん方言ほうげんおおきく本土ほんど方言ほうげん済州さいしゅう方言ほうげんけられ、そのうちの本土ほんど方言ほうげん西北せいほく方言ほうげん平安へいあんどう方言ほうげん)、東北とうほく方言ほうげん(咸鏡どう方言ほうげん)、中部ちゅうぶ方言ほうげん黄海こうかいどう江原えばらみち京畿けいきどう忠清ただきよどう方言ほうげん)、西南せいなん方言ほうげん全羅道ぜんらどう方言ほうげん)、東南とうなん方言ほうげんけい尚道なおみち方言ほうげん)の5つに分類ぶんるいされる。韓国かんこく標準ひょうじゅん基礎きそになったソウル方言ほうげん中部ちゅうぶ方言ほうげんぞくし、日本にっぽんにおいても比較的ひかくてきられている釜山ぷさん方言ほうげん大邱たいきゅう方言ほうげん東南とうなん方言ほうげんぞくする。

言語げんごとの接触せっしょくによってしょうじた朝鮮ちょうせん変種へんしゅ

在日ざいにち朝鮮ちょうせん
在日ざいにち韓国かんこく朝鮮ちょうせんじん家庭かていない仲間なかまないもちいる朝鮮ちょうせん語彙ごい発音はつおんめん日本語にほんご影響えいきょうつよけている。したがって、日本人にっぽんじん朝鮮ちょうせん学習がくしゅうしゃおなじような発音はつおんとなる傾向けいこう非常ひじょうおおく、また日本語にほんごからの借用しゃくようきわめておおい。また、在日ざいにち朝鮮ちょうせん使用しようするのはオールドカマーである特別とくべつ永住えいじゅうしゃ中心ちゅうしんけい尚道なおみち全羅道ぜんらどう済州さいしゅうどうなどの南部なんぶ地方ちほう出身しゅっしんしゃおおいため、中部ちゅうぶ方言ほうげんであるソウル方言ほうげんとは相違そういがある場合ばあいおおい。
ざいべい朝鮮ちょうせん
韓国かんこくけいアメリカじんがコリアン・スクールとうなら韓国かんこく。こちらは英語えいごなまりの韓国かんこくになる場合ばあいおおく、英語えいごからの借用しゃくようおお使つか傾向けいこうがある。
中国ちゅうごく朝鮮ちょうせん
中国ちゅうごく居住きょじゅうする朝鮮ちょうせんぞくあいだ使用しようされる朝鮮ちょうせん
コリョマル
こう麗人れいじんきゅうソ連それん中央ちゅうおうアジアに朝鮮ちょうせん民族みんぞく)がもちいる朝鮮ちょうせん中国ちゅうごく朝鮮ちょうせん同様どうよう、ベースは近代きんだい以前いぜん地方ちほう方言ほうげんであり、音韻おんいん語彙ごい統語とうごすべてのめんロシア影響えいきょうつよけている。現在げんざいでは若年じゃくねんそう習得しゅうとくすることのほとんどい、絶滅ぜつめつ危機ききひんした言語げんご変種へんしゅである。

音韻おんいん

朝鮮ちょうせん音節おんせつは (C) V (C) の構造こうぞうつ。

たん母音ぼいん本土ほんど方言ほうげん /a//ɛ//e//i//ɔ//o//u//ɯ/やっつであり、ソウル方言ほうげんでは /ɛ//e/区別くべつはなくなり(融合ゆうごう合流ごうりゅう)、母音ぼいん音素おんそが7つになっている。重母音じゅうぼいん/ɰi/のみである。母音ぼいん調和ちょうわ中期ちゅうき朝鮮ちょうせんには存在そんざいしたが、現代げんだいではその痕跡こんせきのこすだけにとどまる。

子音しいん破裂はれつおん /p//pʻ//pʰ//t//tʻ//tʰ//k//kʻ//kʰ/やぶおと /ʨ, ʨʻ, ʨʰ/摩擦音まさつおん/s//sʻ//h/鼻音びおん /m//n//ŋ/ながれおん /l/存在そんざいする。破裂はれつおんおよやぶおとひらおとおんげきおん対立たいりつし、摩擦音まさつおん/s/ひらおとおん対立たいりつする。

語頭ごとうにおいては /l//ŋ/つことができず、/i//j/まえ/n/つこともできない(外来がいらい除外じょがい)。音節おんせつまつにおいてはたいらおん/おん/げきおん対立たいりつ中和ちゅうわされ、またやぶおとおよ摩擦音まさつおん/t/中和ちゅうわされるため、/p//t//k//m//n//ŋ//l/ しかあらわれることがない。また音節おんせつまつ破裂はれつおん /p//t//k/うちやぶおと開放かいほう閉鎖へいさおん)として発音はつおんされ、おおくの日本語にほんご母語ぼご話者わしゃにとってりのむずかしいものである。

また、さまざまな同化どうか規則きそく存在そんざいする。

表記ひょうき

朝鮮半島ちょうせんはんとう漢字かんじつたえられて以来いらい吏読りとさとさつ口訣くけつなど漢字かんじおとくんもちいて朝鮮ちょうせん表記ひょうきする方法ほうほうがいくつかこころみられた。しかし朝鮮ちょうせん中国ちゅうごく言語げんご構造こうぞうちがいや朝鮮ちょうせん音韻おんいん複雑ふくざつさから普及ふきゅうちいさかった。本格ほんかくてき表記ひょうきはじまったのは1443ねんくんみんせいおと制定せいてい以降いこうである。最初さいしょ表記ひょうきほう一部いちぶ例外れいがいのぞいて文字もじ発音はつおんどおりにつづ表音ひょうおん主義しゅぎてき表記ひょうきほうであった。16世紀せいきからは形態けいたい主義しゅぎてき表記ひょうきほう徐々じょじょれられはじめたが、知識ちしきじん文章ぶんしょうでは形態けいたい主義しゅぎてきつづり、庶民しょみん文章ぶんしょうでは表音ひょうおん主義しゅぎてきつづりがおおられた。

19世紀せいき末期まっきには福沢ふくさわ諭吉ゆきち発案はつあんによって日本語にほんご漢字かんじかなじり表記ひょうき漢字かんじハングルじりでかれた朝鮮ちょうせん文言もんごん漢文かんぶん)となら行政ぎょうせい地位ちい獲得かくとくし、1883ねん井上いのうえ角五郎つのごろう創刊そうかんしたかんじょう旬報じゅんぽうが1886ねんかんじょうしゅうほうかみめい改名かいめいしたのち採用さいようした。

正書法せいしょほう徐々じょじょかたまりつつあったが、それらが根付ねつまえ朝鮮ちょうせん日本にっぽん統治とうち時代じだいへと突入とつにゅうすることになる。漢字かんじハングルじり表記ひょうき時代じだいにも新聞しんぶん見出みだしや書物しょもつ表題ひょうだい序文じょぶんなどにられるが、それによって本文ほんぶんかれた書物しょもつ[ちゅう 3]はほとんど存在そんざいしない。

にちかん合邦がっぽうに、金沢かなざわ庄三郎しょうざぶろう小倉おぐら進平しんぺいりょう博士はかせ中心ちゅうしんとする日本人にっぽんじん言語げんご学者がくしゃは、近代きんだい朝鮮ちょうせん表記ひょうき科学かがくてき体系たいけいして言語げんごとして完成かんせいさせた。

小倉おぐら博士はかせの「朝鮮ちょうせん語学ごがく」によれば、朝鮮ちょうせんきよし文化ぶんかから離脱りだつ独自どくじせい強調きょうちょうするために国学こくがく国文こくぶん使用しよう鼓舞こぶしハングルを奨励しょうれいしはじめたのは、1897ねんにちしん戦争せんそうからで、朝鮮ちょうせん大韓たいかん帝国ていこくとしてしんから独立どくりつしてからであった[27]

朝鮮ちょうせん総督そうとく併合へいごう初期しょき1911ねんに、「諺文おんもん綴字ていじほう研究けんきゅうかい」を発足ほっそくさせて、1912ねんに「普通ふつう学校がっこうよう諺文おんもん綴字ていじほう」をさだめたが、これはそれまでの民間みんかん慣習かんしゅうてき表記ひょうきほう整理せいり成文せいぶんしたものである。

正書法せいしょほうは「朝鮮ちょうせん綴字ていじ法統ほうとう一案いちあん」(1933ねん)などさらすう修正しゅうせいて、2008ねん現在げんざい韓国かんこくでは「ハングル正書法せいしょほう」(1988ねん)、北朝鮮きたちょうせんでは「朝鮮ちょうせん規範きはんしゅう」(1966ねん制定せいてい、1987ねん改正かいせい)がもちいられている。南北なんぼく正書法せいしょほう共通きょうつう最大さいだい特徴とくちょうは、形態けいたい主義しゅぎることとかちをすることである。

朝鮮ちょうせんにはれんおん同化どうかなどの音韻おんいん規則きそく豊富ほうふであり、ひとつの形態素けいたいそ音韻おんいんてき環境かんきょうによって別々べつべつ音声おんせいとしてあらわれることが多々たたある。音声おんせいことなっていてもおな形態素けいたいそであれば、可能かのうかぎおな文字もじ表記ひょうきしようというのが形態けいたい主義しゅぎである。かちきの単位たんい日本語にほんごにおける文節ぶんせつちかいが、南北なんぼく現行げんこう正書法せいしょほうではかちきの規定きていたがいに若干じゃっかんことなる。がいしてみなみかちきを多用たようする傾向けいこうにあり、きたかちきがすくない傾向けいこうにある。

また、朝鮮ちょうせんラテン文字もじ表記ひょうきする方法ほうほうについては朝鮮ちょうせんマ字まじ表記ひょうきほう参照さんしょう

文法ぶんぽう

形態けいたいろん

インド・ヨーロッパ語族ごぞくアフロ・アジア語族ごぞくられるせいかず概念がいねんはなく、せいかずかく一致いっち概念がいねんもない。

  • 名詞めいしかくかく助詞じょしによってあらわされる。はな言葉ことばではかく明示めいじしなくても文脈ぶんみゃくじょうあきらかであれば省略しょうりゃくする。
  • ひとつの名詞めいし複数ふくすうかく助詞じょしをとることができる。ふたつのかく助詞じょしわさってあたらしい意味いみつこともある。
  • 動詞どうし語幹ごかんのみでは文節ぶんせつ形成けいせいすることができず、かなら終結しゅうけつ語尾ごび必要ひつようとする。
  • 動詞どうし終結しゅうけつ語尾ごびあいだには時制じせいアスペクト主体しゅたい敬語けいごあらわさき語末ごまつ語尾ごび挿入そうにゅうすることができる。
  • 形容詞けいようし動詞どうしとほぼおな活用かつようをする。また、日本語にほんごことなり形容詞けいようし形容動詞けいようどうし分化ぶんかはない。
  • かんむりがた名詞めいし修飾しゅうしょくする変化へんかで、日本語にほんご連体詞れんたいし相当そうとうする。
  • 敬語けいごにはたいしゃ敬語けいご主体しゅたい敬語けいご客体かくたい敬語けいごみっつがあり、日本語にほんご丁寧ていねい謙譲けんじょう尊敬そんけいにほぼ相当そうとうする。
  • 名詞めいし助詞じょし動詞どうしには敬語けいごあらわ特別とくべつ語彙ごい補充ほじゅうがた)があり、敬語けいごあらわ名詞めいし接尾せつびやめ敬語けいごあらわ動詞どうし主体しゅたい敬語けいごあらわ語尾ごびさき語末ごまつ語尾ごびたいしゃ敬語けいごあらわ終結しゅうけつ語尾ごび)がある。
  • たいしゃ敬語けいごあらわ終結しゅうけつ語尾ごび敬意けいい程度ていどが6段階だんかいかれるが、そのうちよく使つかわれるのは4段階だんかいのみである。
  • 標準ひょうじゅん日本語にほんご敬語けいごはウチとソトの概念がいねんかんして相対そうたいてきであるが、朝鮮ちょうせん敬語けいご序列じょれつ血縁けつえんてきなものもふくむ)にかんして相対そうたいてきである。
    • ははたいして)아버지께서 오셨어요.(おとうさんがいらっしゃいました)
    • 祖父そふたいして)아버지가 왔어요.(おとうさんがました)

語彙ごい

朝鮮ちょうせん語彙ごいおおきくけて固有こゆう漢字かんじ古典こてん中国語ちゅうごくごけい語彙ごい)、外来がいらいの3つの階層かいそうからっている。とく韓国かんこくにおける朝鮮ちょうせん外来がいらいのほとんどは英語えいごであり、固有こゆううえ漢字かんじ古典こてん中国語ちゅうごくごけい語彙ごい)と英語えいごなどの欧米おうべいけい借用しゃくようの2つの上層じょうそうつという意味いみにおいて日本語にほんご語彙ごい構造こうぞうっているということができる。それぞれの階層かいそうかたり語彙ごい全体ぜんたいなかめる割合わりあい日本語にほんごくらべた場合ばあい固有こゆう外来がいらい割合わりあいがややすくなく、漢字かんじ割合わりあいがややたかい。

1そう固有こゆう古来こらい朝鮮ちょうせんである。すべての品詞ひんしひろ分布ぶんぷしており、朝鮮ちょうせん語彙ごいかくであるが、日本語にほんご同様どうよう基本きほん語彙ごいなかにも漢字かんじ侵食しんしょくされているものがあり、その比率ひりつ日本語にほんごよりもたかめである。たとえば、やまあらわ/san/かわあらわ/gaŋ/はそれぞれ「やま」、「こう」であり、元々もともとあったやまかわあらわ固有こゆう, 가람)は残存ざんそんしているものの、意味いみ縮小しゅくしょう日常にちじょう余儀よぎなくされた。

近代きんだい以降いこう日本にっぽん留学生りゅうがくせい和製わせい漢語かんごはじめ、和製わせい漢語かんご翻訳ほんやくされた西洋せいよう近代きんだい用語ようご中心ちゅうしん漢字かんじ表記ひょうき借用しゃくようおこなわれた。日本語にほんごから流入りゅうにゅうした漢字かんじ表記ひょうきには、日本語にほんごにおいても音読おんよみの「漢語かんご」として存在そんざいしたものだけでなく、「取扱とりあつかい」(とりあつかい)→취급/chwigɯp/、「引下ひきさげ(げ)」(ひきさげ)→인하/inha/のように日本語にほんごでは訓読くんよみをしたものもふくまれる。

漢字かんじ名詞めいし動詞どうし形容詞けいようしられる。名詞めいしはそのまままれたが、動詞どうし形容詞けいようし朝鮮ちょうせん活用かつよう体系たいけいわせるため、-하다/hada/けてまれた。これは日本語にほんごにおけるサ変さへん動詞どうし形容動詞けいようどうしがそれぞれ語幹ごかんに「~する」、「〜だ・な」をけて活用かつようするのとおなじである。

漢字かんじの読音は日本語にほんご場合ばあいとはことなり、1たいしてほぼ1つに統一とういつされている。まれに1つの漢字かんじ複数ふくすうおと場合ばあいがあるが、それは日本語にほんご漢音かんおん呉音ごおんのように複数ふくすう時代じだい中国ちゅうごくおん反映はんえいしているのではなく、中国ちゅうごくにおけるいちおと反映はんえいしていることがおお[ちゅう 4]。たとえば、あくには/ak//o/の2つの読音があるが、/ak/は「わるい」という意味いみであり、/o/は「にくむ」という意味いみであり、もともと中国ちゅうごくにおいて存在そんざいした区別くべつ反映はんえいしている。なおこの場合ばあい日本語にほんごではアク・オ、普通ふつうばなしでは è ・ wù に、それぞれ対応たいおうする。

さんそうは(漢字かんじ以外いがいの)外来がいらいである。韓国かんこくにおいては英語えいご北朝鮮きたちょうせんにおいてはロシアおも輸入ゆにゅうげんとなった。外来がいらい方法ほうほう漢字かんじじゅんずる(名詞めいしはそのまま、動詞どうし形容詞けいようし하다ける)。

その外来がいらい要素ようそとしては、おも植民しょくみん時代じだい流入りゅうにゅうした日本語にほんご高麗こうらい末期まっき元朝がんちょうから流入りゅうにゅうしたモンゴルがある。ここでいう日本語にほんごとは、朝鮮ちょうせんかん字音じおんみでれられた和製わせい漢語かんごのぞき、和語わごおよび日本語にほんごみの漢語かんご外来がいらい日本語にほんご発音はつおんちかかたちれたものである。たとえば「勝負しょうぶ」は古典こてん中国語ちゅうごくご由来ゆらい朝鮮ちょうせんかん字音じおん승부/sɯŋbu/というかたち朝鮮ちょうせん定着ていちゃくしている単語たんごであるが、日本にっぽんかん字音じおん「ショウブ」に由来ゆらいする쇼부/sjobu/というかたちでも流入りゅうにゅうした。このようにして日本語にほんごからまれた語彙ごいには、「弁当べんとう벤또/bentto/、「うどん」우동/udoŋ/、「バケツ」바께쓰/bakkessɯ/などがあるが、韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんりょう政府せいふはこのような日本語にほんごからの借用しゃくよう排除はいじょする政策せいさくったため、現在げんざいでは高齢こうれいしゃ中心ちゅうしんかぎられた範囲はんい俗語ぞくごとしてあつかわれていることがおおい。品詞ひんし名詞めいし副詞ふくしおおく、副詞ふくし本来ほんらい日本語にほんごっているニュアンスとは微妙びみょうことなることがおおい。これらの語彙ごい朝鮮ちょうせん語彙ごい全体ぜんたいからして非常ひじょうひく割合わりあいでしかないが、日本にっぽん統治とうち時代じだい残滓ざんしかんがえられたため問題もんだいされたのである。モンゴル当時とうじはかなりの影響えいきょうりょくがあったとする学説がくせつもあるが、現代げんだいではごくわずかな特殊とくしゅ語彙ごい痕跡こんせきをとどめるのみである。

韓国かんこく北朝鮮きたちょうせんではそれぞれ別々べつべつ言語げんご政策せいさくったため、2つの地域ちいきでは語彙ごいにもられる(詳細しょうさいは「朝鮮ちょうせん南北なんぼく」を参照さんしょう)。また、中国ちゅうごく朝鮮ちょうせんぞくによってはなされている中国ちゅうごく朝鮮ちょうせん中国語ちゅうごくごつよ影響えいきょうけている。中国ちゅうごく朝鮮ちょうせんおんんでれる場合ばあいもあれば、中国ちゅうごくおんをそのままれる場合ばあいもある。たとえば、「卒業そつぎょう」は韓国かんこくにおいてはおな漢字かんじ朝鮮ちょうせんみで졸업/chorɔp/というが、中国ちゅうごくでは「毕业(畢業)」を朝鮮ちょうせんみして필업/pirɔp/という。また、「コンピューター」は韓国かんこくでは英語えいご由来ゆらいする컴퓨터/kɔmpjutɔ/だが、中国ちゅうごくでは「电脑電脳でんのう)」の中国語ちゅうごくごおん由来ゆらいする뗀노/ttenno/である。中央ちゅうおうアジアにおいてもロシア動詞どうし стрoйтьてる)から不定ふてい語尾ごび -тьってわりに-하다けて 스트레이하다/sɯtɯreihada/[よう出典しゅってん]とするなどのロシア流入りゅうにゅうおこなわれている。 また、朝鮮ちょうせん輸入ゆにゅうした英語えいごであるコングリッシュにはもと英語えいごにない独自どくじ英語えいご語彙ごい存在そんざいする。

使用しよう国家こっか

朝鮮ちょうせん公用こうようとする地域ちいき

使用しようする人口じんこうおおじゅん

朝鮮ちょうせん主要しゅよう外国がいこくとするくに

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 北朝鮮きたちょうせんでは、漢字かんじ廃止はいししている(朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくにおける漢字かんじ教育きょういく ―1990年代ねんだい中心ちゅうしんに―)。また、韓国かんこくでも、公文書こうぶんしょとうについては、国語こくご基本きほんほうだい14じょうだいこうにより一定いってい場合ばあいかぎ漢字かんじ併記へいきみとめられている。詳細しょうさいは、朝鮮ちょうせんにおける漢字かんじ#漢字かんじ教育きょういく廃止はいし参照さんしょう
  2. ^ ドイツ場合ばあいドイツオーストリアスイスさんカ国かこく文部省もんぶしょう共同きょうどう正書法せいしょほう改訂かいていたずさわる制度せいどがあり、すくなくとも書面しょめんにおけるドイツ一体いったいせい国境こっきょうをこえて保持ほじされている[よう出典しゅってん]
  3. ^ たとえば朝鮮ちょうせん総督そうとく発行はっこうした朝鮮ちょうせん教科書きょうかしょがある。
  4. ^ なお、例外れいがいてき場合ばあいとして、一部いちぶ熟語じゅくごでのみことなる発音はつおんになるもの(れい: 識の通常つうじょう発音はつおんは식であるが、熟語じゅくご標識ひょうしき」においては지と発音はつおんされる。)やせいもちいられる場合ばあいにのみことなる発音はつおんになるもの(かね通常つうじょう発音はつおんは금であるが、せいかね」においては김と発音はつおんされる。)がある。[よう出典しゅってん]

出典しゅってん

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  3. ^ 朝鮮半島ちょうせんはんとう使つかわれてきた言語げんごについて日本にっぽんでは韓国かんこく, 朝鮮ちょうせん, かんなどさまざまな呼称こしょうもちいられてきた」
    福井ふくいれい韓国かんこく音韻おんいん探求たんきゅう三省堂さんせいどう、2013ねん、1.2.1。 
  4. ^ 北朝鮮きたちょうせん人口じんこうが2500まんにん突破とっぱ 高齢こうれいすすむ”. 聯合れんごうニュース. (2016ねん9がつ18にち). https://jp.yna.co.kr/view/AJP20160916001600882 2022ねん8がつ20日はつか閲覧えつらん 
  5. ^ 大江おおえ孝男たかお「ちょうせんご|朝鮮ちょうせん」【監修かんしゅう伊藤いとうじん+大村おおむら益夫ますお+高崎たかさきそうつかさ+武田たけだ幸男ゆきお+吉田よしだ光男みつお+かじむら秀樹ひでき『[新版しんぱん] 韓国かんこく 朝鮮ちょうせん事典じてん平凡社へいぼんしゃ、2014ねん3がつ19にち 新版しんぱんだい1さつ発行はっこうISBN 978-4-582-12647-1、352ぺーじ
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  7. ^ 北朝鮮きたちょうせんでは, (中略ちゅうりゃく)ピョンヤンの言葉ことば基準きじゅんにするとはっても, 本来ほんらい土着どちゃくのピョンヤン方言ほうげん基礎きそとしているのではなくて, 基本きほんてきには, すでに1933ねん以来いらい確立かくりつされ普及ふきゅうされてきた標準ひょうじゅんされた朝鮮ちょうせんがその基礎きそとなっており, それに, 正書法せいしょほう改編かいへん若干じゃっかん方言ほうげんけい浸透しんとうくわわったものということができる.」
    梅田うめだ博之ひろゆきちょ)「朝鮮ちょうせん」。亀井かめいたかし河野こうの六郎ろくろう千野ちの栄一えいいちへん)『言語げんごがくだい辞典じてんだい2かん世界せかい言語げんごへん】、三省堂さんせいどう、1993ねん原著げんちょ1989ねん)、950–980ぺーじ
  8. ^ “In North Korea much the same is true. There the government claims that the standard (called “Cultured Language” 문화어) is based upon speech in Pyongyang, but that statement is only partially true. Until 1945 Seoul speech was the standard there as well, and what is spoken today in the north has yet to diverge significantly, except in the official vocabulary used by the state.”
    Lee, Ki-Moon; Ramsey, S. Robert (2011). A History of the Korean language. Cambridge: Cambridge University Press. 7.2. ISBN 978-0-521-66189-8 
  9. ^ 野間のま秀樹ひでき(2010)『ハングルの誕生たんじょう平凡社へいぼんしゃ新書しんしょ、165ページ。
  10. ^ 現在げんざい, 朝鮮半島ちょうせんはんとうには, みなみきたにそれぞれことなる政治せいじてき権威けんい存在そんざいし, 相互そうごのあらゆる交流こうりゅう断絶だんぜつしており, それぞれの国語こくご韓国かんこくでは韓国かんこく, 北朝鮮きたちょうせんでは朝鮮ちょうせん名称めいしょうことなる. しかしながら, この両者りょうしゃは、地域ちいきてき方言ほうげんや, それぞれの政治せいじ体制たいせい, 国語こくご政策せいさく相違そういもとづく, 語彙ごい, 発音はつおん, 正書法せいしょほうなどのちがいがあるにせよ, 言語げんごてきには, 本来ほんらい, 同一どういつのものである.」
    梅田うめだ博之ひろゆきちょ)「朝鮮ちょうせん」。亀井かめいたかし河野こうの六郎ろくろう千野ちの栄一えいいちへん)『言語げんごがくだい辞典じてんだい2かん世界せかい言語げんごへん】、三省堂さんせいどう、1993ねん原著げんちょ1989ねん)、950–980ぺーじ
  11. ^ 「ソウルおよびその周辺しゅうへんはなされる種類しゅるい韓国かんこくは, 朝鮮半島ちょうせんはんとう標準ひょうじゅんとしてひろみとめられている. ただし, 北朝鮮きたちょうせんのピョンヤンのことばとは, 母音ぼいん死因しいん音質おんしつ, 母音ぼいんながさ, アクセント, リズム, イントネーションとう音声おんせいてき特徴とくちょうにおいてことなる。」
    Hyun Bok Lee ちょ韓国かんこく」、国際こくさい音声おんせい学会がっかい へん国際こくさい音声おんせい記号きごうガイドブック』大修館書店たいしゅうかんしょてん、2003ねん 
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参考さんこう文献ぶんけん

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク