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川村 晃(かわむら あきら、1927年12月3日 - 1996年1月4日)は日本の小説家。
日本統治時代の台湾・嘉義市出身で静岡県沼津市育ち。静岡県立沼津中学校(現・静岡県立沼津東高等学校)在学中、1941年小説を書いて停学処分となり、以後奇矯な振る舞いのため放校となりかけ、陸軍航空通信学校に入学、大阪の飛行場に配属されていた際に敗戦を迎える。
文学書を耽読するが定職なく、自殺を企て後遺症を残す。1949年日本共産党に入る。筆耕職人として働く。58年離党、59年より『文学四季』に作品を発表、子持ちの女性と同居する。60年より『文学街』に小説を発表。
「美談の出発」(「文學街」1962年3月号)が同人雑誌優秀作として『文學界』に転載され、1962年上半期第47回芥川賞を受賞。
小説執筆のかたわら70年より毎日新聞の人生相談を担当しテレビにも出演、レポーターなどを務める。76―78年『週刊新潮』に「黒い報告書」を執筆。『高1コース』『蛍雪時代』などに小説を連載する。(『芥川賞全集』年譜より)
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