堀江ほりえ敏幸としゆき

堀江ほりえ敏幸としゆき
（ほりえとしゆき）
堀江ほりえ敏幸としゆき; （ほりえとしゆき）
誕生たんじょう	1964年ねん1月がつ3日にち（60歳さい）; 日本にっぽん・岐阜ぎふ県けん多治見たじみ市し
職業しょくぎょう	小説しょうせつ家か
言語げんご	日本語にほんご
国籍こくせき	日本にっぽん
教育きょういく	修士しゅうし（文学ぶんがく）
最終さいしゅう学歴がくれき	東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん人文じんぶん科学かがく研究けんきゅう科かフランス文学ぶんがく専攻せんこう博士はかせ課程かてい単位たんい取得しゅとく退学たいがく
活動かつどう期間きかん	1995年ねん -
ジャンル	小説しょうせつ・随筆ずいひつ
代表だいひょう作さく	『熊くまの敷石しきいし』（2001年ねん）; 『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』（2003年ねん）; 『河岸かわぎし忘日抄しょう』（2005年ねん）; 『なずな』（2011年ねん）; 『その姿すがたの消けし方かた』（2016年ねん）
主おもな受賞じゅしょう歴れき	三島みしま由紀夫ゆきお賞しょう（1999年ねん）; 芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ賞しょう（2001年ねん）; 川端かわばた康成やすなり文学ぶんがく賞しょう（2003年ねん）; 木山きやま捷平しょうへい文学ぶんがく賞しょう（2004年ねん）; 谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう賞しょう（2004年ねん）; 読売よみうり文学ぶんがく賞しょう（2006年ねん・2010年ねん）; 伊藤いとう整せい文学ぶんがく賞しょう（2012年ねん）; 毎日まいにち書評しょひょう賞しょう（2013年ねん）; 中日ちゅうにち文化ぶんか賞しょう（2013年ねん）; 野間のま文芸ぶんげい賞しょう（2016年ねん）
デビュー作さく	『郊外こうがいへ』（1995年ねん）
	影響えいきょうを受うけたものジャック・レダ; W・G・ゼーバルト; 平岡ひらおか篤あつし頼よりゆき; 小島こじま信夫しのぶ; 須賀すか敦子あつこ;
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堀江ほりえ敏幸としゆき（ほりえとしゆき、1964年ねん 1月がつ3日にち - ）は、日本にっぽんの小説しょうせつ家か、フランス文学ぶんがく者しゃ、早稲田大学わせだだいがく文学ぶんがく学術がくじゅつ院いん教授きょうじゅ。

『郊外こうがいへ』（1995年ねん）でデビュー。『熊くまの敷石しきいし』（2001年ねん）で芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう。日常にちじょう生活せいかつに潜ひそむ哀歓あいかんを静しずかな筆致ひっちで描えがく。作品さくひんに『おぱらばん』（1998年ねん）、『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』（2003年ねん）、『河岸かわぎし忘日抄しょう』（2005年ねん）など。

来歴らいれき・人物じんぶつ

岐阜ぎふ県けん多治見たじみ市し生うまれ。岐阜ぎふ県立けんりつ多治見たじみ北きた高等こうとう学校がっこうを経へて、早稲田大学わせだだいがく第だい一いち文学部ぶんがくぶフランス文学ぶんがく専修せんしゅう卒業そつぎょう^[1]。東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん人文じんぶん科学かがく研究けんきゅう科かフランス文学ぶんがく専攻せんこう博士はかせ課程かてい単位たんい取得しゅとく退学たいがく。修士しゅうし論文ろんぶんの主査しゅさに菅野かんの昭あきら正ただし。その間あいだにパリ第だい3大学だいがく博士はかせ課程かてい留学りゅうがく^[1]。

1994年ねんより、フランス留学りゅうがく経験けいけんを随筆ずいひつ風ふうに綴つづった『郊外こうがいへ』を白水しろみず社しゃの雑誌ざっし『ふらんす』に連載れんさい。1995年ねんに単行本たんこうぼん化かされ、小説しょうせつ家かデビューを果はたす。 2001年ねん、『熊くまの敷石しきいし』で第だい124回かい芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ賞しょう受賞じゅしょう。2004年ねんより明治大学めいじだいがく理工学部りこうがくぶ教授きょうじゅ、2007年ねんに早稲田大学わせだだいがく文学ぶんがく学術がくじゅつ院いん教授きょうじゅに就任しゅうにん^[1]。2009年ねんより早稲田大学わせだだいがく短歌たんか会かい会長かいちょうを務つとめる。

堀江ほりえゼミの出身しゅっしん者しゃには朝井あさいリョウやカニササレアヤコなどがいる^[2]^[3]。2007年ねんに自身じしんの作品さくひん「送おくり火び」（『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』所収しょしゅう）がセンター試験しけん国語こくごの問題もんだいに出題しゅつだいされた際さいに、試験しけん監督かんとくとしてその様子ようすを見守みまもっていたというエピソードがある。

受賞じゅしょう歴れき

1999年ねん - 第だい12回かい三島みしま由紀夫ゆきお賞しょう（『おぱらばん』）^[4]
2001年ねん - 第だい124回かい芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ賞しょう（『熊くまの敷石しきいし』）^[4]
2003年ねん - 第だい29回かい川端かわばた康成やすなり文学ぶんがく賞しょう（『スタンス・ドット』）^[4]
2004年ねん - 第だい8回かい木山きやま捷平しょうへい文学ぶんがく賞しょう（『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』）^[4]、第だい40回かい谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう賞しょう（『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』）^[4]
2006年ねん - 第だい57回かい読売よみうり文学ぶんがく賞しょう小説しょうせつ賞しょう（『河岸かわぎし忘日抄しょう』）^[4]
2010年ねん - 第だい61回かい読売よみうり文学ぶんがく賞しょう随筆ずいひつ・紀行きこう賞しょう（『正弦せいげん曲線きょくせん』）^[4]
2012年ねん - 第だい23回かい伊藤いとう整せい文学ぶんがく賞しょう（『なずな』）^[4]
2013年ねん - 第だい11回かい毎日まいにち書評しょひょう賞しょう（『振ふり子こで言葉ことばを探さぐるように』）
2013年ねん - 第だい66回かい中日ちゅうにち文化ぶんか賞しょう
2016年ねん - 第だい69回かい野間のま文芸ぶんげい賞しょう（『その姿すがたの消けし方かた』）^[4]

選考せんこう委員いいん歴れき

小林こばやし秀雄ひでお賞しょう（2002年ねん - ）^[1]
群像ぐんぞう新人しんじん文学ぶんがく賞しょう（2004年ねん - 2008年ねん）
野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう（2008年ねん - 2013年ねん）
ちよだ文学ぶんがく賞しょう（2009年ねん - 2015年ねん）
Bunkamuraドゥマゴ文学ぶんがく賞しょう（2010年ねん）
谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう賞しょう（2010年ねん - ）
川端かわばた康成やすなり文学ぶんがく賞しょう（2011年ねん - ）
すばる文学ぶんがく賞しょう（2012年ねん - 2023年ねん）
芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ賞しょう（2012年ねん -2024年ねん）
吉田よしだ秀和ひでかず賞しょう（2023年ねん - ）

作品さくひん一覧いちらん

小説しょうせつ・随筆ずいひつ

『郊外こうがいへ』1995年ねん　白水しろみず社しゃ、のち白水しろみずUブックス、ISBN 9784560073476
『おぱらばん』1998年ねん、青土おうづち社しゃ、のち新潮しんちょう文庫ぶんこ、ISBN 9784101294742
『子午線しごせんを求もとめて』2000年ねん、思潮しちょう社しゃ、のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ、講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ
『書かかれる手て』2000年ねん、平凡社へいぼんしゃ、のちライブラリー講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ
『熊くまの敷石しきいし』2001年ねん、講談社こうだんしゃ、のち文庫ぶんこ、ISBN 9784062739580
- 熊くまの敷石しきいし（『群像ぐんぞう』2000年ねん12月がつ号ごう）
- 砂すな売うりが通とおる（『新潮しんちょう』2000年ねん7月がつ号ごう）
- 城址じょうしにて
『回送かいそう電車でんしゃ』2001年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ、のち文庫ぶんこ、ISBN 9784122049895
『いつか王子おうじ駅えきで』 2001年ねん、新潮社しんちょうしゃ、のち文庫ぶんこ、ISBN 9784101294711
『ゼラニウム』（2002年ねん、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ）のち中ちゅう公文こうぶん庫こ　
『本ほんの音おと』（2002年ねん、晶文社しょうぶんしゃ）のち中ちゅう公文こうぶん庫こ
『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』2003年ねん、新潮社しんちょうしゃ、のち文庫ぶんこ
- スタンス・ドット（『新潮しんちょう』2002年ねん1月がつ号ごう）
- イラクサの庭にわ
- 河岸かわぎし段丘だんきゅう
- 送おくり火び
- レンガを積つむ
- ピラニア
- 緩なる斜面しゃめん
『魔法まほうの石板せきばん　ジョルジュ・ペロスの方ほうへ』（2003年ねん、青土おうづち社しゃ）
『一いち階かいでも二に階かいでもない夜よる　回送かいそう電車でんしゃ2』（2004年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）のち文庫ぶんこ　
『河岸かわぎし忘日抄しょう』2005年ねん、新潮社しんちょうしゃ、のち文庫ぶんこ、ISBN 9784101294735
- 初出しょしゅつ:『新潮しんちょう』2002年ねん8月がつ号ごう - 2004年ねん11月がつ号ごう
『もののはずみ』2005年ねん、角川書店かどかわしょてん、のち文庫ぶんこ
『めぐらし屋や』（2007年ねん、毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ）のち新潮しんちょう文庫ぶんこ　
『バン・マリーへの手紙てがみ』（2007年ねん、岩波書店いわなみしょてん）のち中公ちゅうこう文庫ぶんこ　
『アイロンと朝あさの詩人しじん―回送かいそう電車でんしゃ3』（2007年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）のち文庫ぶんこ　
『未見みけん坂ざか』2008年ねん、新潮社しんちょうしゃ　のち文庫ぶんこ
- 滑走かっそう路ろへ（『新潮しんちょう』2007年ねん1月がつ号ごう）
- 苦にがい手て（『すばる』2007年ねん10月がつ号ごう）
- なつめ球だま（『考かんがえる人ひと』2006年ねん夏なつ号ごう）
- 方向ほうこう指示しじ（『群像ぐんぞう』2006年ねん10月がつ号ごう）
- 戸との池いけ一いち丁目ちょうめ（「夏なつの蠅はえ」改題かいだい）（『考かんがえる人ひと』2007年ねん冬ふゆ号ごう）
- プリン（『考かんがえる人ひと』2007年ねん春はる号ごう）
- 消毒しょうどく液えき（『考かんがえる人ひと』2008年ねん冬ふゆ号ごう）
- 未見みけん坂ざか（『考かんがえる人ひと』2007年ねん冬ふゆ号ごう）
- トンネルのおじさん（『新潮しんちょう』2004年ねん6月がつ号ごう）
『彼女かのじょのいる背せ表紙ひょうし』（2009年ねん、マガジンハウス）
『正弦せいげん曲線きょくせん』（2009年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）のち文庫ぶんこ　
『象ぞうが踏ふんでも- 回送かいそう電車でんしゃIV』(2011年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ) のち文庫ぶんこ　
『なずな』（2011年ねん、集英社しゅうえいしゃ）のち文庫ぶんこ　
『振ふり子こで言葉ことばを探さぐるように』(2012年ねん、毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ)
『時計とけいまわりで迂回うかいすること- 回送かいそう電車でんしゃV』(2012年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ)
『目めざめて腕時計うでどけいをみると』(2012年ねん、サンクチュアリ出版しゅっぱん)
『燃焼ねんしょうのための習作しゅうさく』（2012年ねん、講談社こうだんしゃ）のち文庫ぶんこ
『余あまりの風ふう』（2012年ねん、みすず書房しょぼう)
『戸惑とまどう窓まど』（2014年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）のち文庫ぶんこ
『その姿すがたの消けし方かた』（2016年ねん、新潮社しんちょうしゃ）のち文庫ぶんこ
『音おとの糸いと』（2017年ねん、小学館しょうがくかん）
『坂さかを見みあげて』（2018年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）
『曇天どんてん記き』（2018年ねん、都市とし出版しゅっぱん）
『オールドレンズの神かみのもとで』（2018年ねん、文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）のち文庫ぶんこ　
『傍かたわらにいた人ひと』（2018年ねん、日本経済新聞にほんけいざいしんぶん出版しゅっぱん社しゃ）
『定形ていけい外がい郵便ゆうびん』（2021年ねん、新潮社しんちょうしゃ）
『中継ちゅうけい地ちにて (回送かいそう電車でんしゃ 6)』中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ、2023.10

翻訳ほんやく

エルヴェ・ギベール『赤あかい帽子ぼうしの男おとこ』（1993年ねん、集英社しゅうえいしゃ）
ミシェル・リオ（フランス語ふらんすご版ばん）『踏ふみはずし』（1994年ねん、白水しろみず社しゃ／2001年ねん、白水しろみずUブックス）
エルヴェ・ギベール『幻まぼろしのイマージュ』（1995年ねん、集英社しゅうえいしゃ）
フランカン・ジェラール『つきにでかけたおんなのこ』（1999年ねん、フレふれーベル館べるかん）
ジャック・レダ（フランス語ふらんすご版ばん）『パリの廃墟はいきょ』（2001年ねん、みすず書房しょぼう）、ISBN 9784622048077
パトリック・モディアノ『八はち月がつの日曜日にちようび』（2003年ねん、水声すいせい社しゃ）
フィリップ・ソレルス『神秘しんぴのモーツァルト』（2006年ねん12月、集英社しゅうえいしゃ）、ISBN 9784087734393
ロベール・ドアノー『不完全ふかんぜんなレンズで　回想かいそうと肖像しょうぞう』（2010年ねん9月がつ、月曜げつよう社しゃ）
マルグリット・ユルスナール『なにが? 永遠えいえんが　世界せかいの迷路めいろIII』（2015年ねん8月がつ、白水しろみず社しゃ）
『土ど左ひだり日記にっき』（2016年ねん1月がつ、「池澤いけざわ夏樹なつき=個人こじん編集へんしゅう日本にっぽん文学ぶんがく全集ぜんしゅう03」河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ／2024年ねん7月がつ、河出かわで文庫ぶんこ）
- 『作家さっかと楽たのしむ古典こてん2 土ど左ひだり日記にっき』（2018年ねん、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ）、作品さくひん論ろん

共著きょうちょ・編へん・解説かいせつ

『明治めいじの文学ぶんがく第だい16巻かん　島崎しまざき藤村とうそん　北村きたむら透谷とうこく』（2002年ねん、筑摩書房ちくましょぼう）。編へん・解説かいせつ、ISBN 9784480101563
『SIX STRATA:ROPPONGI HILLS DEFINED』（2006年ねん2月がつ、平凡社へいぼんしゃ）、ISBN 9784582277593
- ホンマタカシが六本木ろっぽんぎヒルズを題材だいざいとした写真しゃしん集しゅう。書かき下おろしエッセイ「生命せいめいの柱状ちゅうじょう図ず」収録しゅうろく
『菊池きくち伶司　版はんと言葉ことば』（2007年ねん5月がつ、平凡社へいぼんしゃ）、ISBN 9784582702699
- 版画はんが家か・菊池きくち伶司作品さくひん集しゅう。加藤かとう清美きよみ、柄澤からさわ齊ひとしとの共著きょうちょ
『記憶きおくに残のこっていること』（2008年ねん8月がつ、新潮社しんちょうしゃ「新潮しんちょうクレスト・ブックス」）。短篇たんぺん小説しょうせつ10作品さくひん
『誰だれも知しらないラファエッロ　とんぼの本ほん』（2013年ねん、新潮社しんちょうしゃ）。石鍋いしなべ真澄ますみとの解説かいせつ共著きょうちょ
西尾にしお維新いしん対談たいだん集しゅう本題ほんだい（2014年ねん9月がつ、ISBN 978-4-06-219107-4）。西尾にしお維新いしんとの対談たいだんを収録しゅうろく。
『凪なぎ-nagi-』（2014年ねん10月がつ、新しん日本にっぽん出版しゅっぱん社しゃ）、ISBN 978-4-406-05813-1
- 木村きむら尚樹なおきがイタリアを舞台ぶたいに「凪なぎ」をテーマとした写真しゃしん集しゅう。書かき下おろしエッセイ「凪なぎと爆風ばくふう」収録しゅうろく
『私的してき読食録ろく』（2015年ねん、プレジデント社しゃ）。角田つのだ光代みつよとの共著きょうちょ
『フローベール　ポケットマスターピース07』（2016年ねん、集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこヘリテージシリーズ）。解説かいせつ、編集へんしゅう協力きょうりょく・菅谷すがや憲けん興きょう
『あとは切手きってを、一いち枚まい貼はるだけ』（2019年ねん、中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ）。小川おがわ洋子ようことの共著きょうちょ

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b ^c ^d “小説しょうせつとも随筆ずいひつともつかない―― ただ自分じぶんの書かきたい文章ぶんしょうを綴つづる（堀江ほりえ敏幸としゆき）”. WASEDA ONLINE. 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ. 2023年ねん5月がつ30日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2023年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。
^ 「投稿とうこう時代じだいは挫折ざせつすら感かんじられるレベルにいなかった。いまも小説しょうせつ家かとして根ねを張はれた感覚かんかくがない」朝井あさいリョウ（小説しょうせつ家か）
^ “雅楽ががく芸人げいにんカニササレアヤコお笑わらいを続つづけるためにエンジニアの道みちへ”. 早稲田わせだウィークリー. 2021年ねん1月がつ12日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ “堀江ほりえ敏幸としゆき | 著者ちょしゃプロフィール”. 新潮社しんちょうしゃ. 2023年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

早稲田大学わせだだいがく研究けんきゅう者しゃデータベース
堀江ほりえ敏幸としゆき教授きょうじゅのレミントン・ポータブル - ウェイバックマシン（2023年ねん8月がつ1日にちアーカイブ分ぶん） - 鹿島かしま茂しげる教授きょうじゅの仕事しごと部屋へやと合同ごうどう運営うんえい
書誌しょしデータベース（非公式ひこうしきサイト）
ブックショート堀江ほりえ敏幸としゆきさんインタビュー

[:0-1] “小説しょうせつとも随筆ずいひつともつかない―― ただ自分じぶんの書かきたい文章ぶんしょうを綴つづる（堀江ほりえ敏幸としゆき）”. WASEDA ONLINE. 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ. 2023年ねん5月がつ30日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2023年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。

[2] 「投稿とうこう時代じだいは挫折ざせつすら感かんじられるレベルにいなかった。いまも小説しょうせつ家かとして根ねを張はれた感覚かんかくがない」朝井あさいリョウ（小説しょうせつ家か）

[3] “雅楽ががく芸人げいにんカニササレアヤコお笑わらいを続つづけるためにエンジニアの道みちへ”. 早稲田わせだウィークリー. 2021年ねん1月がつ12日にち閲覧えつらん。

[:1-4] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ “堀江ほりえ敏幸としゆき | 著者ちょしゃプロフィール”. 新潮社しんちょうしゃ. 2023年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。

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[4]

表ひょう話はなし編へん歴れき第だい12回かい三島みしま由紀夫ゆきお賞しょう
1980年代ねんだい	第だい1回かい高橋たかはし源一郎げんいちろう『優雅ゆうがで感傷かんしょう的てきな日本にっぽん野球やきゅう』第だい2回かい大岡おおおか玲れい『黄昏たそがれのストーム・シーディング』
1990年代ねんだい	第だい3回かい久間くま十じゅう義ぎ『世紀せいき末まつ鯨くじら鯢さんしょううお記き』第だい4回かい佐伯さえき一いち麦むぎ『ア・ルース・ボーイ』第だい5回かい該当がいとう作品さくひんなし第だい6回かい車谷くるまだに長吉ちょうきち『塩しお壺つぼの匙さじ』 / 福田ふくだ和也かずや『日本にっぽんの家郷かきょう』第だい7回かい笙野しょうの頼子よりこ『二に百ひゃく回忌かいき』第だい8回かい山本やまもと昌代まさよ『緑色みどりいろの濁にごったお茶ちゃあるいは幸福こうふくの散歩道さんぽみち』第だい9回かい松浦まつうら寿ことぶき輝あきら『折口おりぐち信夫しのぶ論ろん』第だい10回かい樋口ひぐち覚さとし『三絃さんげんの誘惑ゆうわく近代きんだい日本にっぽん精神せいしん史し覚おぼえ書がき』第だい11回かい小林こばやし恭二きょうじ『カブキの日ひ』第だい12回かい鈴木すずき清きよし剛つよし『ロックンロールミシン』 / 堀江ほりえ敏幸としゆき『おぱらばん』
2000年代ねんだい	第だい13回かい星野ほしの智幸ともゆき『目覚めざめよと人魚にんぎょは歌うたう』第だい14回かい青山あおやま真治しんじ『ユリイカ EUREKA』 / 中原なかはら昌也まさや『あらゆる場所ばしょに花束はなたばが……』第だい15回かい小野おの正嗣まさつぐ『にぎやかな湾わんに背負しょわれた船ふね』第だい16回かい舞まい城じょう王おう太郎たろう『阿修羅あしゅらガール』第だい17回かい矢作やさく俊彦としひこ『ららら科學かがくの子こ』第だい18回かい鹿島田かしまだ真希まき『六ろく〇〇〇度どの愛あい』第だい19回かい古川ふるかわ日出男ひでお『LOVE』第だい20回かい佐藤さとう友とも哉『1000の小説しょうせつとバックベアード』第だい21回かい田中たなか慎まき弥わたる『切きれた鎖くさり』第だい22回かい前田まえだ司郎しろう『夏なつの水みずの半はん魚さかな人じん』
2010年代ねんだい	第だい23回かい東あずま浩ひろし紀き『クォンタム・ファミリーズ』第だい24回かい今村いまむら夏子なつこ『こちらあみ子こ』第だい25回かい青木あおき淳あつし悟さとる『わたしのいない高校こうこう』第だい26回かい村田むらた沙耶さや香が『しろいろの街まちの、その骨ほねの体温たいおんの』第だい27回かい本谷ほんや有希子ゆきこ『自分じぶんを好すきになる方法ほうほう』第だい28回かい上田うえだ岳たけし弘ひろし『私わたしの恋人こいびと』第だい29回かい蓮實はすみ重彦しげひこ『伯爵はくしゃく夫人ふじん』第だい30回かい宮内みやうち悠ゆう介かい『カブールの園えん』第だい31回かい古こ谷田たにだ奈月なつき『無限むげんの玄げん』第だい32回かい三国みくに美千子みちこ『いかれころ』
2020年代ねんだい	第だい33回かい宇佐見うさみりん『かか』第だい34回かい乗の代だい雄介ゆうすけ『旅たびする練習れんしゅう』第だい35回かい岡田おかだ利とし規ぶんまわし『ブロッコリー・レボリューション』第だい36回かい朝比奈あさひな秋あき『植物しょくぶつ少女しょうじょ』第だい37回かい大田おおたステファニー歓人『みどりいせき』

表ひょう話はなし編へん歴れき第だい40回かい谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう賞しょう
1960年代ねんだい	第だい1回かい小島こじま信夫しのぶ『抱擁ほうよう家族かぞく』第だい2回かい遠藤えんどう周作しゅうさく『沈黙ちんもく』第だい3回かい安部あべ公房こうぼう『友達ともだち』/大江おおえ健三郎けんざぶろう『万延まんえん元年がんねんのフットボール』第だい4回かい受賞じゅしょう作さくなし第だい5回かい円地えんち文子ふみこ『朱しゅを奪うばうもの』『傷きずある翼つばさ』『虹にじと修羅しゅら』
1970年代ねんだい	第だい6回かい埴谷はにや雄ゆう高だか『闇やみのなかの黒くろい馬うま』/吉行よしゆき淳之介じゅんのすけ『暗室あんしつ』第だい7回かい野間のま宏ひろし『青年せいねんの環たまき』第だい8回かい丸谷まるや才一さいいち『たった一人ひとりの反乱はんらん』第だい9回かい加賀かが乙彦おとひこ『帰かえらざる夏なつ』第だい10回かい臼井うすい吉見よしみ『安曇あずみ野の』第だい11回かい水上みずかみ勉つとむ『一休いっきゅう』第だい12回かい藤枝ふじえだ静男しずお『田紳でんしん有楽うらく』第だい13回かい島尾しまお敏雄としお『日にちの移うつろい』第だい14回かい中村なかむら真一郎しんいちろう『夏なつ』第だい15回かい田中たなか小しょう実じつ昌あきら『ポロポロ』
1980年代ねんだい	第だい16回かい河野こうの多惠子たえこ『一いち年ねんの牧歌ぼっか』第だい17回かい後藤ごとう明生あきお『吉野よしの大夫たいふ』/深沢ふかざわ七郎しちろう『みちのくの人形にんぎょうたち』第だい18回かい大庭おおばみな子こ『寂さび兮寥兮』第だい19回かい古井ふるい由吉よしきち『槿むくげ』第だい20回かい黒井くろい千次せんじ『群棲ぐんせい』/高井たかい有一ゆういち『この国くにの空そら』第だい21回かい村上むらかみ春樹はるき『世界せかいの終おわりとハードボイルド・ワンダーランド』第だい22回かい日野ひの啓三けいぞう『砂丘さきゅうが動うごくように』第だい23回かい筒井つつい康隆やすたか『夢ゆめの木坂きさか分岐ぶんき点てん』第だい24回かい受賞じゅしょう作さくなし第だい25回かい受賞じゅしょう作さくなし
1990年代ねんだい	第だい26回かい林はやし京子きょうこ『やすらかに今いまはねむり給たまえ』第だい27回かい井上いのうえひさし『シャンハイムーン』第だい28回かい瀬戸内せとうち寂聴じゃくちょう『花はなに問とえ』第だい29回かい池澤いけざわ夏樹なつき『マシアス・ギリの失脚しっきゃく』第だい30回かい辻井つじい喬たかし『虹にじの岬みさき』第だい31回かい辻つじ邦生くにお『西行さいぎょう花はな伝でん』第だい32回かい受賞じゅしょう作さくなし第だい33回かい保坂ほさか和志かずし『季き節ぶしの記憶きおく』/三木みき卓たく『路地ろじ』第だい34回かい津島つしま佑子ゆうこ『火ひの山やま―山猿やまざる記き』第だい35回かい高樹たかぎのぶ子こ『透とおる光こうの樹き』
2000年代ねんだい	第だい36回かい辻つじ原はら登のぼる『遊ゆう動どう亭てい円えん木き』/村上むらかみ龍りゅう『共生きょうせい虫ちゅう』第だい37回かい川上かわかみ弘美ひろみ『センセイの鞄かばん』第だい38回かい受賞じゅしょう作さくなし第だい39回かい多和田たわだ葉子ようこ『容疑ようぎ者しゃの夜行やこう列車れっしゃ』第だい40回かい堀江ほりえ敏幸としゆき『雪ゆき沼ぬまとその周辺しゅうへん』第だい41回かい町田まちだ康やすし『告白こくはく』/山田やまだ詠美えいみ『風味ふうみ絶佳ぜっか』第だい42回かい小川おがわ洋子ようこ『ミーナの行進こうしん』第だい43回かい青あお来らい有一ゆういち『爆ばく心しん』第だい44回かい桐野きりの夏生なつき『東京とうきょう島とう』第だい45回かい受賞じゅしょう作さくなし
2010年代ねんだい	第だい46回かい阿部あべ和重かずえ『ピストルズ』第だい47回かい稲葉いなば真弓まゆみ『半島はんとうへ』第だい48回かい高橋たかはし源一郎げんいちろう『さよならクリストファー・ロビン』第だい49回かい川上かわかみ未み映子えいこ『愛あいの夢ゆめとか』第だい50回かい奥泉おくいずみ光ひかり『東京とうきょう自叙伝じじょでん』第だい51回かい江こう國こく香織かおり『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』第だい52回かい絲いと山さん秋子あきこ『薄情はくじょう』/長嶋ながしま有ゆう『三さんの隣となりは五ご号ごう室しつ』第だい53回かい松浦まつうら寿ことぶき輝あきら『名誉めいよと恍惚こうこつ』第だい54回かい星野ほしの智幸ともゆき『焰』第だい55回かい村田むらた喜代子きよこ『飛ひ族ぞく』
2020年代ねんだい	第だい56回かい磯いそ﨑憲一郎いちろう『日本にっぽん蒙昧もうまい前史ぜんし』第だい57回かい金原かなはらひとみ『アンソーシャルディスタンス』第だい58回かい吉本よしもとばなな『ミトンとふびん』第だい59回かい津村つむら記き久子ひさこ『水車みずぐるま小屋こやのネネ』

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