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古山ふるやま高麗こうらいゆう

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古山ふるやま 高麗こうらいゆう(ふるやま こまお、1920ねん大正たいしょう9ねん8がつ6にち - 2002ねん平成へいせい14ねん3月11にち)は、日本にっぽん小説しょうせつ随筆ずいひつ編集へんしゅうしゃ芥川賞あくたがわしょう作家さっか

しゅとして太平洋戦争たいへいようせんそうでの従軍じゅうぐん体験たいけん戦後せんご生活せいかつ舞台ぶたいにした小説しょうせつ発表はっぴょうし、いかなるにおいてもわることのない人間にんげんのありかたをえがした。

略歴りゃくれき

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評価ひょうか

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PL教団きょうだん主宰しゅさいの『芸術げいじゅつ生活せいかつでは編集へんしゅう専従せんじゅうのデスク(ふく編集へんしゅうちょう)として入社にゅうしゃし、のち編集へんしゅうちょう[5]。『季刊きかん藝術げいじゅつでは、音楽おんがく担当たんとうする遠山とおやま一行いっこう文学ぶんがく担当たんとうする江藤えとうあつし美術びじゅつ担当たんとうする高階たかしな秀爾ひでじともに、編集へんしゅうちょうとして同人どうじんんだ[6]

編集へんしゅうしゃとして、もりあつし見出みいだすなど、ひろ識見しきけんたか評価ひょうかされる。また人脈じんみゃくひろく、予備校よびこう時代じだい安岡やすおか章太郎しょうたろうをはじめ、遠藤えんどう周作しゅうさく寺山てらやま修司しゅうじ田中たなかしょうじつあきら吉田よしだみつる小島こじま信夫しのぶ円地えんち文子ふみこらとふか交流こうりゅうった。安岡やすおか章太郎しょうたろうの『わる仲間なかま』の「藤井ふじい高麗こうらい彦」のモデルでもある。

だいさん高等こうとう学校がっこう時代じだい同級生どうきゅうせい新潮社しんちょうしゃ編集へんしゅうしゃであった野平のだい健一けんいちがいた。

中上なかがみ健次けんじ芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう直後ちょくご文壇ぶんだんバーにて乾杯かんぱい音頭おんどをとったのも古山ふるやまであった(中上なかがみ健次けんじゆめちから所収しょしゅう古山ふるやまさんのあじ参照さんしょう)。中上なかがみおな文章ぶんしょうのなかで「古山ふるやまさんは、ホロにがくて、ホロかなしい小説しょうせつあじそのものである。『今夜こんやぬ』『あり自由じゆう』、戦争せんそう徴用ちょうようされた青年せいねん主人公しゅじんこうにした小説しょうせつむと、戦後せんごうまれたわたしは、古山ふるやまさんの小説しょうせつもとに、戦争せんそう人間にんげん戦争せんそう大衆たいしゅう組織そしき個人こじん歴史れきし青年せいねんというだい論文ろんぶんきたいになるということをいておく。それは古山ふるやまさんが一等いっとうかんがえていることだが。」ともいている。

河出かわで書房しょぼう編集へんしゅうしゃだった時代じだいに、晩年ばんねん岸田きしだ國士くにお取材しゅざいし、全集ぜんしゅう年譜ねんぷ古山ふるやまこまを名義めいぎ制作せいさくしており、岸田きしだ國士くにお最後さいご発作ほっさ見舞みまわれたさいには、救急きゅうきゅうしゃ同乗どうじょうした。

山口やまぐちひとみとは河出かわで時代じだい同僚どうりょうで、山口やまぐちの『男性だんせい自身じしん』シリーズには度々たびたび古山ふるやま名前なまえてくる。

古山ふるやま私小説ししょうせつ自伝じでんエッセイでは、河出かわで書房しょぼう時代じだい自身じしんを、ひたすらウダツのあがらない社員しゃいんとしてえがいているが、実際じっさい労働ろうどう組合くみあい委員いいんちょうつとめていた。この当時とうじ書記しょきちょうを、のち詩人しじんとなる清水しみず哲男てつお担当たんとうしていた。

遠藤えんどう周作しゅうさくは、古山ふるやまを「競馬けいば師匠ししょう」としてあおいでいた。古山ふるやま著書ちょしょめいにもかんされ、『報知ほうち新聞しんぶん』に不定期ふていき連載れんさいされていた古山ふるやま競馬けいば予想よそうコラムのタイトルでもあった「悪魔あくまささやき」とは、古山ふるやま馬券ばけん指南しなんについて、遠藤えんどう命名めいめいしたものである。

遠藤えんどう主宰しゅさいした素人しろうと演劇えんげき集団しゅうだん劇団げきだんじゅ参加さんかし、オリジナル脚本きゃくほんいたこともある。遠藤えんどうんだ『日本にっぽんめい随筆ずいひつ 13 しん』には、古山ふるやまの『非人情ひにんじょう』が収録しゅうろくされている[7]

古山ふるやま自伝じでんてきたん編集へんしゅう日本にっぽん好戦こうせん詩集ししゅう』には、『戦艦せんかん大和やまと最期さいご』で著名ちょめい吉田よしだみつるとの交流こうりゅうえがかれている[8]講談社こうだんしゃからの『戦艦せんかん大和やまと最期さいご文庫ぶんこさい古山ふるやま作家さっか案内あんないこう担当たんとうした。

もと週刊文春しゅうかんぶんしゅん』の編集へんしゅうしゃ作家さっか白石しらいし一文かずふみは、『不自由ふじゆうしん』と『ぼくのなかのこわれていない部分ぶぶん』で古山ふるやま文章ぶんしょう引用いんようしている。

長寿ちょうじゅTV番組ばんぐみパネルクイズ アタック25」の司会しかいつとめた児玉こだまきよしとも手紙てがみわすなかであった。

実弟じってい編集へんしゅうしゃ小島こじま信夫しのぶなどを担当たんとうしていた。この兄弟きょうだいについて小島こじまは「あまりていない」といている。

作家さっか志望しぼうく、編集へんしゅうしゃとして一生いっしょうおくるつもりであったが、円地えんち文子ふみこ原稿げんこうとしたさいに、江藤えとうあつしすすめられて発表はっぴょうした『墓地ぼちにて』が評価ひょうかされ、寺田てらだひろし依頼いらいにより『文藝ぶんげい』に発表はっぴょうした2さく作品さくひん『プレオー8の夜明よあけ』が芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう編集へんしゅうしゃ作家さっかたばのわらじとなったが、主軸しゅじくはあくまで編集へんしゅうしゃかれていた。

緻密ちみつ描写びょうしゃ批判ひはんてき視点してんち、戦史せんしだけではなく教育きょういくにも精通せいつうしていた。阿川あがわ弘之ひろゆきは、「兵隊へいたい生活せいかつ観念かんねんてきでなく、いち兵卒へいそつとしてえがける素晴すばらしい作家さっかでした」と追悼ついとうしている。

あたらしい歴史れきし教科書きょうかしょをつくるかい賛同さんどうじんであったが、それは「憲兵けんぺいにもやつはいたし、一等いっとうへいにもいややつはいた。また、将校しょうこう結婚けっこんしあわせになった慰安いあんもいる」という認識にんしきのもと、従来じゅうらいのステレオタイプな戦争せんそう史観しかんへの反発はんぱつからであった。

著書ちょしょ

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たんちょ

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  • 『プレオー8(ユイット)の夜明よあけ』講談社こうだんしゃ、1970ねん 
  • タンポにビールをれて』講談社こうだんしゃ、1971ねん 
    • タンポにビールをれて』講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ〉、1975ねん 
  • わたし競馬けいばどう文和ふみかず書房しょぼう、1971ねん 
  • 小説しょうせつだい 古山ふるさん高麗こうらいゆう随想ずいそうしゅう冬樹ふゆきしゃ、1972ねん 
  • ちいさな市街しがい河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、1972ねん 
    • ちいさな市街しがい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ〉、1974ねん 
  • 古山ふるさん高麗こうらいゆうしゅう河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ新鋭しんえい作家さっか叢書そうしょ〉、1972ねん 
  • 風景ふうけいのないたび文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1973ねん 
  • あり自由じゆう文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1974ねん 
  • 三枚目さんまいめ幸福こうふく河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、1974ねん 
  • 悪魔あくまささやき ユーモアエッセイしゅうばんまち書房しょぼう、1975ねん 
  • かた紀行きこう文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1975ねん 
    • かた紀行きこう中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、1979ねん11月。 
  • 立見たちみせききゃく講談社こうだんしゃ、1975ねん 
  • 岸田きしだ国士くにおわたし新潮社しんちょうしゃ、1976ねん 
  • 今朝けさ太郎たろう渡世とせいたび講談社こうだんしゃ、1976ねん 
    • 今朝けさ太郎たろう渡世とせいたび講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ〉、1979ねん7がつ 
  • わたしがヒッピーだったころ』角川書店かどかわしょてん角川かどかわ文庫ぶんこ〉、1976ねん 
  • 『わがはなまち実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1977ねん2がつ 
  • 兵隊へいたいありあるいた』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1977ねん5がつ 
    • 兵隊へいたいありあるいた』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、1982ねん8がつISBN 4-16-729101-0 
  • はちめんのサイコロ』北洋ほくようしゃ、1977ねん6がつ 
  • はんちくはんじょ捕物とりものばなし』新潮社しんちょうしゃ、1977ねん9がつ 
  • 点鬼簿てんきぼ講談社こうだんしゃ、1979ねん3がつ 
  • 他人たにんいたみ』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1979ねん9がつ 
    • 他人たにんいたみ』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、1984ねん4がつISBN 4-12-201113-2 
  • かくごとだらけ』作品社さくひんしゃ、1979ねん10がつ 
  • 『サインは薔薇ばらいろ 長編ちょうへん小説しょうせつ実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1980ねん1がつ 
  • ぼたる宿やど新潮社しんちょうしゃ、1980ねん4がつ 
  • すず中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1980ねん9がつ 
  • 日本にっぽん好戦こうせん詩集ししゅう新潮社しんちょうしゃ、1980ねん11月。 
  • 古里ふるさと街道かいどうすじ実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1981ねん3がつ 
  • たびはじまり』作品社さくひんしゃ、1981ねん4がつISBN 4-87893-061-6 
  • 『やばい関係かんけい集英社しゅうえいしゃ、1981ねん9がつ 
  • はんちくはんじょ捕物とりものばなし』集英社しゅうえいしゃ集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ〉、1981ねん10がつ 
  • カル線かるせんままたび潮出版社うしおしゅっぱんしゃ、1981ねん11月。 
  • おおかみたぞ』日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ、1982ねん8がつISBN 4-532-09769-X 
  • だん作戦さくせん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1982ねん11月。 
    • だん作戦さくせん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2003ねん2がつISBN 4-16-729104-5 
  • ひとがまめし小沢おざわ書店しょてん、1984ねん5がつ 
  • 水蜜すいみつのある風景ふうけい 長編ちょうへん小説しょうせつ実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1984ねん6がつ 
  • おんなともだち』集英社しゅうえいしゃ、1984ねん7がつISBN 4-08-772491-3 
  • りゅうりょう会戦かいせん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1985ねん11月。 
    • りゅうりょう会戦かいせん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2003ねん3がつISBN 4-16-729105-3 
  • 『ロバはニンジンをって』実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1985ねん11月。ISBN 4-408-53061-1 
  • 『わたしの濹東あやぎぬたん小沢おざわ書店しょてん、1989ねん3がつ 
  • ふねちながら』福武書店ふくたけしょてん、1990ねん10がつISBN 4-8288-2358-1 
  • そですりあうも』小沢おざわ書店しょてん、1993ねん12月。 
  • 窮鳥きゅうちょういて 長編ちょうへん小説しょうせつ実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1994ねん1がつISBN 4-408-53212-6 
  • たびにしあれば』小沢おざわ書店しょてん、1994ねん2がつ 
  • 『セミの追憶ついおく新潮社しんちょうしゃ、1994ねん9がつISBN 4-10-319305-0 
  • われ恋人こいびと新潮社しんちょうしゃ、1996ねん6がつISBN 4-10-319306-9 
  • 『フーコン戦記せんき文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1999ねん11月。ISBN 4-16-318850-9 
    • 『フーコン戦記せんき文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2003ねん4がつISBN 4-16-729103-7 
  • はん時代じだいてきはん教養きょうようてきはん叙情じょじょうてき かならず、なにか、いいものがある』ベストセラーズ〈ベスト新書しんしょ〉、2001ねん7がつISBN 4-584-12001-3 
  • 『プレオー8の夜明よあけ 古山ふるさん高麗こうらいゆう作品さくひんせん講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ〉、2001ねん7がつISBN 4-06-198271-0 
  • じゅうさん戦争せんそう短編たんぺん小説しょうせつ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2001ねん5がつISBN 4-16-320030-4 
    • じゅうさん戦争せんそう短編たんぺん小説しょうせつ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2004ねん3がつISBN 4-16-729106-1 
  • つま部屋へや 遺作いさくじゅうへん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2002ねん9がつISBN 4-16-321240-X 
    • つま部屋へや 遺作いさくじゅうへん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ〉、2005ねん10がつISBN 4-16-729107-X 
  • 人生じんせい、しょせんうん不運ふうんくさおもえしゃ、2004ねん4がつISBN 4-7942-1301-8 
  • 編集へんしゅうしゃ冥利みょうり生活せいかつ中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、2018ねん8がつISBN 978-4-12-206630-4 
  • 『プレオー8の夜明よあけ』小学館しょうがくかん〈P+D BOOKS〉、2018ねん8がつISBN 978-4-09-352345-5 

短編たんぺん

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  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんしろ田圃たんぼ」『文学ぶんがく選集せんしゅう』 36(昭和しょうわ46年版ねんばん)、講談社こうだんしゃ、1971ねん 
  • 平野ひらのけんほか へん「プレオー8の夜明よあけ」『戦争せんそう文学ぶんがく全集ぜんしゅう』 6かん毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、1972ねん 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんあり自由じゆう」『文学ぶんがく選集せんしゅう』 37(昭和しょうわ47年版ねんばん)、講談社こうだんしゃ、1972ねん 
  • 古山ふるさん高麗こうらいゆう清岡きよおかたくぎょう阿部あべあきら坂上さかがみひろし講談社こうだんしゃ現代げんだい文学ぶんがく 35〉、1973ねん  - 「墓地ぼちで」、「しろ田圃たんぼ」、「プレオー8の夜明よあけ」、「タンポにビールをれて」収録しゅうろく小島こじま信夫しのぶ巻末かんまつ作家さっかろん収録しゅうろく
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へん金色きんいろはな」『文学ぶんがく 1974』講談社こうだんしゃ、1974ねん 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんゆきよるかたり」『代表だいひょうさく時代じだい小説しょうせつ 昭和しょうわ50年度ねんど東京とうきょう文芸ぶんげいしゃ、1975ねん 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へん名無ななしのけんおも」『文学ぶんがく 1975』講談社こうだんしゃ、1975ねん 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんあつ」『現代げんだい小説しょうせつ 1975年度ねんど後期こうき代表だいひょうさくさんいち書房しょぼう、1976ねん 
  • 柏原かしわばら兵三ひょうぞう坂上さかがみひろし高井たかい有一ゆういち古山ふるさん高麗こうらいゆうしゅう筑摩書房ちくましょぼう筑摩ちくま現代げんだい文学ぶんがく大系たいけい 94〉、1977ねん8がつ  - 「プレオー8の夜明よあけ」、「墓地ぼちで」、「さんちゃんもさんちゃんや」、「あり自由じゆう」、「金色きんいろはな」、「無口むくちつまとうたううた収録しゅうろく
  • 五木いつき寛之ひろゆきほか編集へんしゅう へん「チェーホフとわたし」『チェーホフ』学習がくしゅう研究けんきゅうしゃ世界せかい文学ぶんがく全集ぜんしゅう 39〉、1979ねん9がつ 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へん点鬼簿てんきぼ-知人ちじん」『文学ぶんがく 1979』講談社こうだんしゃ、1979ねん4がつ 
  • 保護ほごわり」『自伝じでんしょう』 8かん読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、1980ねん2がつ 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんあり自由じゆう」『現代げんだい短編たんぺん名作めいさくせん 1969~1973』 9かん講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ〉、1980ねん4がつ 
  • 吉行よしゆき淳之介じゅんのすけほか編集へんしゅう へん「サチむとひとう」『現代げんだい日本にっぽんのユーモア文学ぶんがく』 4かんたてふう書房しょぼう、1980ねん12月。 
  • 「プレオー8の夜明よあけ」『芥川賞あくたがわしょう全集ぜんしゅうだい8かん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、1982ねん9がつ 
  • 遠藤えんどう周作しゅうさく へん非人情ひにんじょう」『しん作品社さくひんしゃ日本にっぽんめい随筆ずいひつ 13〉、1984ねん2がつ 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へんゆきよるかたり-今朝けさ太郎たろう渡世とせいたび」『代表だいひょうさく時代じだい小説しょうせつだい21かん東京とうきょう文芸ぶんげいしゃ、1984ねん2がつISBN 4-8088-3111-2 
  • 日本にっぽんペンクラブ へん最新さいしん韓国かんこく競馬けいば紀行きこう」『競馬けいば読本とくほん山口やまぐちひとみえらべ福武書店ふくたけしょてん福武ふくたけ文庫ぶんこ〉、1988ねん11月。ISBN 4-8288-3088-X 
  • 日本にっぽん文芸ぶんげい協会きょうかい へん「セミの追憶ついおく」『文学ぶんがく 1994』講談社こうだんしゃ、1994ねん4がつISBN 4-06-117094-5 
  • 新潮社しんちょうしゃ へん幽霊ゆうれいのようなおんな」『時代じだい小説しょうせつじゅうにんしゅうじょう新潮社しんちょうしゃ、1995ねん11月。ISBN 4-10-354009-5 
  • 日本にっぽん文藝ぶんげい協会きょうかい編纂へんさん へんゆきよるかたり」『けんおに無明むみょうり』光風こうふうしゃ出版しゅっぱん光風こうふうしゃ文庫ぶんこ 新選しんせん代表だいひょうさく時代じだい小説しょうせつ 11〉、1997ねん10がつISBN 4-415-08715-9 
  • 新潮社しんちょうしゃ へん幽霊ゆうれいのようなおんな」『勝者しょうしゃにざま 時代じだい小説しょうせつ選手権せんしゅけん新潮社しんちょうしゃ新潮しんちょう文庫ぶんこ〉、1998ねん10がつISBN 4-10-120819-0 
  • 「セミの追憶ついおく」『川端かわばた康成やすなり文学ぶんがくしょうぜん作品さくひん』 2(1987-1998)、新潮社しんちょうしゃ、1999ねん6がつISBN 4-10-305822-6 
  • 日本にっぽん文藝ぶんげい協会きょうかい へんつま部屋へや」『文学ぶんがく 2001』講談社こうだんしゃ、2001ねん5がつISBN 4-06-117101-1 
  • 講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ へん「セミの追憶ついおく」『せい根源こんげんへ』 戦後せんご短篇たんぺん小説しょうせつさい発見はっけん 2、講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ〉、2001ねん6がつISBN 4-06-198262-1 
  • さわただしひろしほか へんタンポにビールをれて」『福島ふくしまけん文学ぶんがく全集ぜんしゅうだい1(小説しょうせつへん) だい5かん(現代げんだいへん 1)、木村きむら幸雄ゆきお監修かんしゅう郷土きょうど出版しゅっぱんしゃ、2001ねん10がつISBN 4-87663-536-6 
  • さわただしひろしほか へん「ローカル競馬けいば旅情りょじょう」『福島ふくしまけん文学ぶんがく全集ぜんしゅうだい2(随筆ずいひつ紀行きこう詩編しへん) だい3かん(昭和しょうわへん2)、木村きむら幸雄ゆきお監修かんしゅう郷土きょうど出版しゅっぱんしゃ、2002ねん11月。ISBN 4-87663-586-2 
  • 日本にっぽん文藝ぶんげい協会きょうかい へんものみな物申ものもうこう」『文学ぶんがく 2003』講談社こうだんしゃ、2003ねん4がつISBN 4-06-211811-4 
  • 日本にっぽんエッセイスト・クラブ へん本物ほんもののヤモメ」『ははのキャラメル』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ ベスト・エッセイしゅう 2001年版ねんばん〉、2004ねん7がつISBN 4-16-743419-9 
  • 日本にっぽんエッセイスト・クラブ へん「ヤモメのゴルフ」『ぞうあるいた』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう文春ぶんしゅん文庫ぶんこ ベスト・エッセイしゅう 2002年版ねんばん〉、2005ねん7がつISBN 4-16-743420-2 
  • 丹羽にわ文雄ふみお舟橋ふなばし聖一せいいち古山ふるさん高麗こうらいゆう金色きんいろはな」『はだポプラ社ぽぷらしゃひゃくねん文庫ぶんこ 60〉、2011ねん1がつISBN 978-4-591-12148-1 

共著きょうちょ

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編著へんちょ

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  • 韓国かんこく現代げんだい文学ぶんがく13にんしゅう新潮社しんちょうしゃ、1981ねん11月。 

解説かいせつ

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  • 微笑びしょう変貌へんぼう」『安岡やすおか章太郎しょうたろう全集ぜんしゅう』 5かん講談社こうだんしゃ、1971ねん 
  • 巻末かんまつ作家さっかろん」『江藤えとうあつし講談社こうだんしゃ現代げんだい文学ぶんがく 27〉、1972ねん 
  • 作品さくひんろん非人情ひにんじょう」『夏目なつめ漱石そうせき全集ぜんしゅう』 3かん角川書店かどかわしょてん、1974ねん 
  • りゅう慶一郎けいいちろうとその世界せかい」『りゅう慶一郎けいいちろう全集ぜんしゅうだい8かん新潮社しんちょうしゃ、2010ねん1がつISBN 978-4-10-647008-0 

翻訳ほんやく

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  • スターリング・ノース『エブラハム・リンカーン』古山ふるやまこまをわけ緑地りょくちしゃ物語ものがたり伝記でんき選書せんしょ〉、1959ねん 
  • 今昔こんじゃく物語ものがたりしゅうまき1、世界文化社せかいぶんかしゃ週刊しゅうかん日本にっぽん古典こてんる16〉、2002ねん8がつ 
  • 今昔こんじゃく物語ものがたりしゅうまき2、世界文化社せかいぶんかしゃ週刊しゅうかん日本にっぽん古典こてんる17〉、2002ねん8がつ 

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 古山ふるやま (2004)P.49-50
  2. ^ 古山ふるやま (2004)P.123-124
  3. ^ 古山ふるやま (2004)P.145
  4. ^ ノーベル書房しょぼう編集へんしゅうへん陸軍りくぐん郷土きょうど歩兵ほへい聯隊れんたい写真しゃしんしゅう わが聯隊れんたいノーベル書房しょぼう、1979ねん。p80
  5. ^ 編集へんしゅうしゃ冥利みょうり生活せいかつ』(中公ちゅうこう文庫ぶんこ)P.74
  6. ^ 編集へんしゅうしゃ冥利みょうり生活せいかつ』(中公ちゅうこう文庫ぶんこ)P.77
  7. ^ 遠藤えんどう (1984)
  8. ^ 古山ふるやま (1980)d[ようページ番号ばんごう]

評伝ひょうでん文献ぶんけん

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  • たまきょせいひろし戦争せんそう小説しょうせつ 古山ふるやま高麗こうらいゆうでん』(平凡社へいぼんしゃ、2015ねん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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