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ゼノタルソサウルス

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ゼノタルソサウルス
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 爬虫つな Reptilia
つな : そうゆみつな Diapsida
下綱しもつな : しゅりゅうがた下綱しもつな Archosauromorpha
上目うわめ : 恐竜きょうりゅう上目うわめ Dinosauria
: りゅうばん Saurischia
: ししあし Theropoda
下目しため : ケラトサウルス下目しため
Ceratosauria
: アベリサウルス
Abelisauridae
: カルノタウルス
Carnotaurinae
ぞく : ゼノタルソウルス
Xenotarsosaurus
たね
  • X. bonapartei Martínez et al., 1986

ゼノタルソサウルス Xenotarsosaurusししあしるいアベリサウルス恐竜きょうりゅうで、後期こうきはく亜紀あきアルゼンチン生息せいそくした。

1980ねん地質ちしつ学者がくしゃフアン・カルロス・シュットー Juan Carlos Sciutto はアルゼンチン・チュブけんからきたに6kmのオチョ・ヘルマノス放牧ほうぼくじょう化石かせき発見はっけんした。それはししあしるいのものとおもわれた。のち生物せいぶつ学者がくしゃホセ・フェルナンド・ボナパルテ指導しどうしたおそらくおな個体こたいのものとおもわれるいくつかのよりおおくの標本ひょうほん発掘はっくつされた。

1986ねん、リカルド・マルティネス、オルガ・ヒメネス、ホルヘ・ロドリゲス、そしてグラシエラ・ボチャテイはそのししあしるいしんぞく新種しんしゅとし、ゼノタルソサウルス・ボナパルテイと命名めいめいした。ぞくめいは、脛骨けいこつ下端かたん異常いじょう構造こうぞうちな古代こだいギリシャxenos奇妙きみょうな)とtarsos足首あしくび)とsauros(トカゲ)のわせで、「奇妙きみょう足首あしくびのトカゲ」を意味いみする。たね小名しょうみょうはホセ・フェルナンド・ボナパルテへのけんじめいなのだ。全長ぜんちょうは5.4mと推定すいていされた[1]

しき標本ひょうほん (そして既知きち唯一ゆいいつのゼノタルソサウルスの化石かせきでもある)はバホバレアルるいそうつかった。1986ねん、この地層ちそうカンパニアンのものとられていたが、現在げんざいセノマニアン前期ぜんきからチューロニアンかんがえられている。ほねは2つのコタイプ構成こうせいする。UNPSJB PV 184,は2つのうしがわ腰椎ようついで、PVL 612, はながさ611mmの大腿だいたいこつ脛骨けいこつちゅうあしこつかかとほね要素ようそふくみぎ後肢あとあし。つまさきの要素ようそいことをのぞけば完全かんぜんみぎあしだった。ひろがった脛骨けいこつ下端かたんふたた癒合ゆごうされる(足首あしくびうごかないようになっている)要素ようそ形成けいせいしており、そのことぞくめいのもととなった。大腿だいたい下腿かたいちゅうあしのプロポーションから、はしるのがはやかったとおもわれる。後肢あとあしつかっていないカルノタウルスあしはやかったとされることがあるのも、ゼノタルソサウルスとの類縁るいえんせいだけが根拠こんきょである[2]

一般いっぱんてきにゼノタルソサウルスはアベリサウルスふくめられることがおおく、しばしばカルノタウルスとおなじような姿すがた復元ふくげんされる。しかし不確ふたしかなネオケラトサウルスるいかそのきんえんしゅとすること提案ていあんされている[3]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ R.N. Martínez, O. Giménez, J. Rodríguez & G. Bochatey, 1986, "Xenotarsosaurus bonapartei nov. gen. et sp. (Carnosauria, Abelisauridae), un nuevo Theropoda de la Formacion Bajo Barreal, Chubut, Argentina", IV Congreso Argentino de Paleontologia y Bioestratigrafia 1: 23-31
  2. ^ Grillo, O. N.; Delcourt, R. (2016). “Allometry and body length of abelisauroid theropods: Pycnonemosaurus nevesi is the new king”. Cretaceous Research. doi:10.1016/j.cretres.2016.09.001. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0195667116301902. 
  3. ^ R.A. Coria and J. Rodríguez, 1993, "Sobre Xenotarsosaurus bonapartei Martínez, Giménez, Rodríguez y Bochatey, 1986; un problematico Neoceratosauria (Novas, 1989) del Cretácico de Chubut", Ameghiniana 30(3): 326-327