スピノサウルス亜あ科か

スピノサウルス亜あ科か
	生息せいそく年代ねんだい: 中生代ちゅうせいだい前期ぜんき白はく亜紀あきバレミアン期き-後期こうき白はく亜紀あきセノマニアン期き,129.4–93.5 Ma PreЄ Є O S D C P T J K Pg N
	スピノサウルスの全身ぜんしん骨格こっかく
地質ちしつ時代じだい
	中生代ちゅうせいだい前期ぜんき白はく亜紀あきバレミアン期き～後期こうき白はく亜紀あきセノマニアン期き
分類ぶんるい
学名がくめい
	Spinosaurinae; Sereno et al, 1998
属ぞく、族ぞく
	イリタトル属ぞく Irritator; オキサライア属ぞく Oxalaia; カマリラサウルス属ぞく Camarillasaurus; シアモサウルス属ぞく Siamosaurus; スピノサウルス族ぞく Arden et al.,2018 スピノサウルス属ぞく Spinosaurus; シギルマッササウルス属ぞく Sigilmassasaurus; ;

スピノサウルス亜あ科か (スピノサウルスあか、学名がくめい:Spinosaurinae）は、恐竜きょうりゅうの一いち分類ぶんるい群ぐんで、獣しし脚あし亜あ目めスピノサウルス科かに分類ぶんるいされる亜あ科か。イリタトル、オキサライア、スピノサウルス、シギルマッササウルス等ひとしを含ふくむ。帆ほが小型こがたであったか、あるいは帆ほを持もっていなかったバリオニクス亜あ科かと違ちがい、ほとんどの属ぞくが大型おおがたの帆ほを持もっていた。

概要がいよう

スピノサウルス亜あ科かの円錐えんすい形がたの長ながい歯はは鋸歯きょし状じょうの縁えんを持もたず、獲物えものを刺さして確保かくほするのに適てきしていた。これらの歯はは、肉にくを切きり裂さくのに向むいた他ほかの獣しし脚あし類るいのものとは異ことなった。スピノサウルス科かは既すでに前期ぜんき白はく亜紀あきの間あいだに拡散かくさんを遂とげていた。セレノらは1998年ねんに、テチス海うみが開ひらいたためスピノサウルス亜あ科かが南みなみで、バリオニクス亜あ科かが北きたで進化しんかしたと提唱ていしょうした^[1]。これに続つづき、2005年ねんにはマカドとケルナーがスピノサウルス亜あ科かはアフリカから南みなみアメリカへ広ひろがったと仮説かせつを立たてた。バリオニクス亜あ科かにはバリオニクスとスコミムス、スピノサウルス亜あ科かにはスピノサウルスやシギルマッササウルスおよびオキサライア、シアモサウルス、イクチオヴェナトル、イリタトル、アンガトラマが分類ぶんるいされている。スピノサウルス亜あ科かは鋸歯きょしを持もたない真まっ直すぐな歯はが広ひろく間あいだを開あけて並ならんでいる点てんが共通きょうつうしており、これは上顎じょうがく骨こつの片側かたがわに鋸歯きょしのある曲まがった歯はが密みつに並ならぶバリオニクス亜あ科かと異ことなる。