ネオヴェナトル科か

ネオヴェナトル科か
	生息せいそく年代ねんだい: 130–94 Ma PreЄ Є O S D C P T J K Pg N
	ネオヴェナトルの復元ふくげん骨格こっかく
地質ちしつ時代じだい
	後期こうき白はく亜紀あき
分類ぶんるい
学名がくめい
	Neovenatoridae; Benson, Carrano & Brusatte, 1996
下位かい分類ぶんるい群ぐん
	キランタイサウルス?; グアリコ?; シアッツ?; ネオヴェナトル; メガラプトル類るい?;

ネオヴェナトル科か（ネオヴェナトルか、学名がくめい：Neovenatoridae）は、アロサウルス上うえ科かに属ぞくする獣しし脚あし類るいの恐竜きょうりゅうの系統けいとう群ぐん^[1]。他たのアロサウルス上うえ科かと比くらべ、ネオヴェナトル科かは肩かた甲かぶと骨こつが短みじかく幅広はばひろで、腸ちょう骨こつの空洞くうどう化かが進すすんでいる^[2]。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

Benson, Carrano and Brusatte (2010) や Benson and Sampson (2012) による系統けいとう学がく的てき研究けんきゅうでは、メガラプトル類るいはネオヴェナトル科かの下位かい分類ぶんるい群ぐんとされ、ネオヴェナトル科かは少すくなくとも1属ぞくに代表だいひょうされる形かたちでアロサウルス上うえ科かの最後さいごの生いき残のこりとされた。その1属ぞくとはオルコラプトルであり、当該とうがいの属ぞくは約やく7000万まん年ねん前まえにあたる後期こうき白はく亜紀あきのマーストリヒチアン期きごろに生息せいそくしていた^[2]^[3]。一方いっぽうで、 Novas et al. (2012) はネオヴェナトル科かをカルカロドントサウルス科かを近きん縁えんな位置いちに置おくと共ともに、メガラプトル類るいをティラノサウルス科かと近きん縁えんなコエルロサウルス類るいに位置付いちづけた^[4]。しかしNovas et al. (2016) は、グアンロンやデイノニクスを含ふくむ派生はせい的てきコエルロサウルス類るいの前肢ぜんしに見みられる主要しゅような形質けいしつをメガラプトル類るいが欠かいており、代かわりにアロサウルスのような基盤きばん的てきテタヌラ類るいに見みられる原始げんし的てき形質けいしつを多おおく持もつことを発見はっけんした。しかし、メガラプトル類るいがコエルロサウルス類るいのメンバーであることを支持しじする他ほかの特徴とくちょうは依然いぜんとして多おおく存在そんざいする^[5]。