音楽おんがく理論りろん

音楽おんがく理論りろん（おんがくりろん、英語えいご：music theory）とは、音楽おんがく学がくの一いち分野ぶんやで、音楽おんがくの構造こうぞうや手法しゅほうを理論りろん立たてて説明せつめいするもの、またその論ろん。

西洋せいよう音楽おんがくの音楽おんがく理論りろんのうち一般いっぱん的てきな事柄ことがらをまとめたものを音楽おんがく通論つうろんといい、楽譜がくふの読よみ書かきに用もちいる規則きそくをまとめたものを楽典がくてんという。

古代こだいから中世ちゅうせいにかけてのヨーロッパでは、音楽おんがくは自由じゆう七なな科かの一いち科目かもくとして取とり上あげられ、文法ぶんぽう学がく・修辞しゅうじ学がく・論理ろんり学がくなどと同おなじように数学すうがく的てき・哲学てつがく的てきに理論りろん立たてられ説とかれてきた。

歴史れきし的てきに知しられた音楽おんがく理論りろん家かには、音おとの協和きょうわを説といたピタゴラス学派がくはや逍遙しょうよう学派がくはアリストクセノス、古代こだい音楽おんがく理論りろんを編纂へんさんし中世ちゅうせいヨーロッパにもたらしたボエティウス、旋法せんぽうを説といたフクバルドやグラレアヌス、譜表ふひょうによる記き譜ふ法ほうを編あみ出だしたグイード・ダレッツォ、対位法たいいほうを説といたジョゼッフォ・ツァルリーノやヨハン・ヨーゼフ・フックス、平均へいきん律りつを数学すうがく的てきに示しめしたマラン・メルセンヌがいる。近代きんだいには機能きのう和声わせいを説といたジャン＝フィリップ・ラモー、管弦楽かんげんがく法ほうを説といたエクトル・ベルリオーズがいる。

関連かんれん項目こうもく

• Category:音楽おんがく理論りろん家か