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TOI-700 c

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
TOI-700 c[1]
かり符号ふごう別名べつめい TOI 700 c[2][3]
星座せいざ かじき[2][3]
分類ぶんるい 太陽系たいようけいがい惑星わくせい
海王星かいおうせいがた惑星わくせい
発見はっけん
発見はっけんねん 2020ねん[4]
発見はっけんしゃ TESS
発見はっけん方法ほうほう トランジットほう[4]
位置いち
もと:J2000.0[5]
あかけい (RA, αあるふぁ)  06h 28m 23.2287828000s[5]
あかぬき (Dec, δでるた) −65° 34′ 45.521569925″[5]
固有こゆう運動うんどう (μみゅー) あかけい: -102.750 ミリびょう/とし[5]
あかぬき: 161.805 ミリびょう/とし[5]
とししゅう視差しさ (πぱい) 32.0980 ± 0.0211ミリびょう[5]
誤差ごさ0.1%)
距離きょり 101.61 ± 0.07 光年こうねん[ちゅう 1]
(31.15 ± 0.02 パーセク[ちゅう 1]
軌道きどう要素ようそ性質せいしつ
軌道きどう種類しゅるい 周回しゅうかい軌道きどう
軌道きどうちょう半径はんけい (a) 0.0925+0.0088
−0.0083
au[1]
(13,838,000+1,316,480
−1,241,680
km
はなれしんりつ (e) 0.033+0.063
−0.025
[1]
公転こうてん周期しゅうき (P) 16.051098+0.000089
−0.000092
[1]
軌道きどう傾斜けいしゃかく (i) 88.90+0.08
−0.11
°[1]
きんてん引数ひきすう (ωおめが) 22.9183+103.132
−137.510
°[1][ちゅう 2]
通過つうか時刻じこく 2458340.0887+0.0011
−0.0010
BJD[1]
TOI-700[4]惑星わくせい
物理ぶつりてき性質せいしつ
直径ちょっけい 33,548.3 km
半径はんけい 2.63+0.24
−0.23
R[1]
表面積ひょうめんせき 3.528×109 km2
体積たいせき 1.971×1013 km3
質量しつりょう 7.48+5.89
−3.30
M推定すいてい[1]
表面ひょうめん温度おんど 356 ± 10 K[6]
(83 ± 10
年齢ねんれい >15 おくねん[1]
カタログでの名称めいしょう
TOI-700.02
TIC 150428135 c
Template (ノート 解説かいせつ■Project
TOI-700の惑星わくせいけいハビタブルゾーン位置いち

TOI-700 cとは、かじき方向ほうこうやく101.5光年こうねんはなれた場所ばしょ位置いちする、恒星こうせいTOI-700公転こうてんする太陽系たいようけいがい惑星わくせいである[1]TOI 700 c表記ひょうきされることもある[2][3]

2020ねん1がつハワイホノルル開催かいさいされた「アメリカ天文てんもん学会がっかいだい235かい会合かいごう」にて、アメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく(NASA)がげた太陽系たいようけいがい惑星わくせい探索たんさく衛星えいせいTESSによる観測かんそくデータから、TOI-700 cをふくむTOI-700を公転こうてんする3つの惑星わくせい発見はっけんしたと発表はっぴょうされた[1][2][3]。TOI-700 cは惑星わくせいしゅほし手前てまえ通過つうか(トランジット)することによる定期ていきてきしゅほしかけのあかるさのげんこうから惑星わくせい発見はっけんするトランジットほうによって発見はっけんされた[1][4]

特徴とくちょう

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おおきさの比較ひかく
海王星かいおうせい TOI-700 c
海王星 Exoplanet

地球ちきゅうの2.63ばいおおきさをつ、海王星かいおうせいよりやや小規模しょうきぼ海王星かいおうせいがた惑星わくせいす「サブ・ネプチューン(sub-Neptune)」に分類ぶんるいされている[1]軌道きどうハビタブルゾーンより内側うちがわ位置いちする。表面ひょうめん温度おんどは83 推定すいていされている[6]。2017ねん発表はっぴょうされた「Forecaster」とばれるモデルをもちいたところ、地球ちきゅうの7.48ばい質量しつりょうつと推測すいそくされているが、上限じょうげんでは地球ちきゅうの13ばい以上いじょう下限かげんではやく4ばいとかなりおおきな誤差ごさ存在そんざいしている[1]

公転こうてん周期しゅうきやく16にちで、TOI-700けい公転こうてんする惑星わくせいなかでは内側うちがわから2番目ばんめ公転こうてんしている。TOI-700 cをふくむTOI-700けいの3つの惑星わくせいはすべて潮汐ちょうせき固定こていされている可能かのうせいがある[3]。TOI-700 cの内側うちがわ外側そとがわにはとも地球ちきゅう程度ていど規模きぼTOI-700 bTOI-700 dばれるべつ惑星わくせい公転こうてんしているが、その中間ちゅうかんにあるTOI-700 cのみおおきさや推定すいていされる質量しつりょうおおきいことから、TOI-700けい長期ちょうきてき惑星わくせい移動いどう発生はっせいしていた可能かのうせいがあるとされる[1]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ とししゅう視差しさびょう)より計算けいさん光年こうねんは1÷とししゅう視差しさびょう)×3.2615638より計算けいさん
  2. ^ 出典しゅってんではほう表記ひょうき

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Gilbert, Emily A.; Barclay, Thomas; Schlieder, Joshua E.; et al. "The First Habitable Zone Earth-sized Planet from TESS. I: Validation of the TOI-700 System". arXiv:2001.00952v1 [astro-ph.EP]。
  2. ^ a b c d NASA Planet Hunter Finds its 1st Earth-size Habitable-zone World”. NASA. 2020ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e Mike Wall (2020ねん1がつ7にち). “NASA's TESS Planet Hunter Finds Its 1st Earth-Size World in 'Habitable Zone'”. Space.com. 2020ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  4. ^ a b c d Jean Schneider. “Planet TOI-700 c”. The Extrasolar Planet Encyclopaedia. Paris Observatory. 2020ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c d e f Results for UCAC3 49-21611”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2020ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  6. ^ a b Rodriguez, Joseph E.; Vanderburg, Andrew; Zieba, Sebastian; et al. "The First Habitable Zone Earth-Sized Planet From TESS II: Spitzer Confirms TOI-700 d". arXiv:2001.00954v1 [astro-ph.EP]。

関連かんれん項目こうもく 

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外部がいぶリンク

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