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国際こくさい宇宙うちゅうステーション

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ISSから転送てんそう
国際こくさい宇宙うちゅうステーション
250px
2021ねん11月
国際こくさい宇宙うちゅうステーションの記章きしょう
詳細しょうさい
COSPAR ID1998-067A
SATCAT番号ばんごう25544
コールサインAlpha, Station
乗員じょういんすう7にん
打上うちあ日時にちじ1998ねん–2011ねん
発射はっしゃだいケネディ宇宙うちゅうセンター LC-39,
バイコヌール宇宙うちゅう基地きち LC-1/5およびLC-81/23
質量しつりょう344,378 kg
(759,222 lb)
全長ぜんちょう73 m (240 ft)
PMA-2からZvezdaまで
全幅ぜんぷく108.5 m (356 ft)
ぜんこうやく20 m (やく66 ft)
居住きょじゅう空間くうかんやく373 m3
(やく13,172 ft3)
気圧きあつ101.3 kPa (29.91 inHg)
きん地点ちてん413 km(2013ねん8がつ17にち[1]
遠地点えんちてん418 km(2013ねん8がつ17にち[1]
軌道きどう傾斜けいしゃかく51.6419 
平均へいきん速度そくど27,743.8 km/h
(17,239.2 mph, 7,706.6 m/s)
公転こうてん周期しゅうきやく91 ぶん
周回しゅうかい日数にっすう9361にち
(2024ねん7がつ07にち
滞在たいざい日数にっすう8650にち
(2024ねん7がつ07にち
そう周回しゅうかいすうやく147737かい
(2024ねん7がつ07にち
軌道きどう減衰げんすい2 km/つき
2009ねん11月27にち現在げんざい
脚注きゃくちゅう: [2][3][4][5][6][7]
詳細しょうさい
The components of the ISS in an exploded diagram, with modules on-orbit highlighted in orange, and those still awaiting launch in blue or pink.
2021ねん7がつ現在げんざいのモジュール構成こうせい
分解ぶんかい組立くみたて
CGによる完成かんせい予想よそう

国際こくさい宇宙うちゅうステーション(こくさいうちゅうステーション、えい: International Space Station、略称りゃくしょうISSふつ: Station spatiale internationale、略称りゃくしょうSSI: Междунаро́дная косми́ческая ста́нция、略称りゃくしょうМКС)は、てい軌道きどうにあるモジュールしき宇宙うちゅうステーション居住きょじゅう可能かのう人工じんこう衛星えいせい)である。これは、NASA米国べいこく)、ロスコスモスロシア)、JAXA日本にっぽん)、ESAヨーロッパ)、CSA(カナダ)の5つの宇宙うちゅう機関きかん参加さんかする国籍こくせき共同きょうどうプロジェクトである[8][9]宇宙うちゅうステーションの所有しょゆうけん使用しようは、政府せいふあいだ条約じょうやく協定きょうていによって確立かくりつされている[10]。この宇宙うちゅうステーションは宇宙うちゅう生物せいぶつがく天文学てんもんがく気象きしょうがく物理ぶつりがくなどの分野ぶんや科学かがく研究けんきゅうおこな微小びしょう重力じゅうりょく宇宙うちゅう環境かんきょう研究所けんきゅうじょとして機能きのうする[11][12][13]。ISSは、つき火星かせいへの将来しょうらい長期ちょうきミッションに必要ひつよう宇宙船うちゅうせんシステムと機器ききのテストにてきしている[14][15][16]

ISSプログラムは、1984ねん恒久こうきゅうてき有人ゆうじん地球ちきゅう周回しゅうかいステーションを建設けんせつするために考案こうあんされたアメリカの提案ていあんである宇宙うちゅうステーションフリーダム[17]と、1976ねんからの同様どうよう目的もくてきどう時期じきソビエト/ロシアのミール2提案ていあんから発展はってんした。ISSは、ソビエト、のちにロシアのサリュートアルマースミールかくステーションとアメリカのスカイラブつづいて、乗組のりくみいん居住きょじゅうする9番目ばんめ宇宙うちゅうステーションである。これは、宇宙うちゅう最大さいだい人工じんこう衛星えいせいであり、てい軌道きどう最大さいだい衛星えいせいであり、地球ちきゅう表面ひょうめんから肉眼にくがん定期ていきてきることができる[18][19]ズヴェズダサービスモジュールまたは訪問ほうもんしている宇宙船うちゅうせんのエンジンを使用しようしたさいブースト操作そうさにより平均へいきん高度こうど400 km(250マイル)の軌道きどう維持いじする[20]。ISSはやく91ふん地球ちきゅう一周いっしゅうし、1にちあたり地球ちきゅうを15.5周回しゅうかいする[21]

ステーションは2つのセクションにかれている。ロシア軌道きどうセグメント (ROS) はロシアによって運営うんえいされており、米国べいこく軌道きどうセグメント (USOS) は米国べいこくくにによって運営うんえいされている。ロシアセグメントには6つのモジュールがふくまれている。米国べいこくのセグメントには10のモジュールがふくまれており、そのサポートサービスはNASAで76.6%、JAXAで12.8%、ESAで8.3%、CSAで2.3%に分散ぶんさんされている[よう出典しゅってん]

ロスコスモスは、2024ねんまでROSの継続けいぞくてき運用うんよう承認しょうにんしており[22]以前いぜんはセグメントを使用しようしてOPSEKばれるあたらしいロシアの宇宙うちゅうステーションを建設けんせつすることを提案ていあんしていた[23]最初さいしょのISSコンポーネントは1998ねんげられ、最初さいしょ長期ちょうき居住きょじゅうしゃは2000ねん10がつ31にちバイコヌール宇宙うちゅう基地きちからげられたのち、2000ねん11月2にち到着とうちゃくした[24]。それ以来いらい、このステーションは21ねん118日間にちかん継続けいぞくして使用しようされており[24]、ミール宇宙うちゅうステーションが保持ほじしていた過去かこ記録きろくである9ねん357にちえて、てい軌道きどうもっとなが継続けいぞくてき人工じんこう存在そんざいとなっている。最新さいしん主要しゅよう加圧かあつモジュールであるNaukaは、前回ぜんかい主要しゅよう追加ついかである2011ねんLeonardoから10ねんあまの2021ねんけられた。宇宙うちゅうステーションの開発かいはつては継続けいぞくされ、2016ねん実験じっけんてき膨張ぼうちょうしき宇宙うちゅう居住きょじゅう施設しせつ追加ついかされ、いくつかの主要しゅようあたらしいロシアのモジュールは2021ねんげが予定よていされている。2022ねん1がつ、ステーションの運用うんよう許可きょかは2030ねんまで延長えんちょうされ、そのとしつうじて資金しきん確保かくほされた[25][26]。その将来しょうらいつき火星かせいのミッションを追求ついきゅうするためにISSの運用うんよう民営みんえいするようもとめられており、もとNASA長官ちょうかんのジム・ブライデンスティンは「現在げんざい予算よさん制約せいやくかんがえると、つききたい、火星かせいきたいのであれば、てい軌道きどう商業しょうぎょうしてつぎのステップにすす必要ひつようがある。」とべている[27]

ISSは、加圧かあつされた居住きょじゅうモジュール、構造こうぞうトラス、太陽光たいようこう発電はつでんソーラーアレイ、ねつラジエーター、ドッキングポート実験じっけんベイ、ロボットアームで構成こうせいされている。主要しゅようなISSモジュールは、ロシアのプロトンロケットソユーズロケット、および米国べいこくスペースシャトルによってげられた[28]宇宙うちゅうステーションは、さまざまな訪問ほうもんする宇宙船うちゅうせんによって整備せいびされている(ロシアのソユーズプログレス、スペースXドラゴン2ノースロップグラマン宇宙うちゅうシステムシグナス[29]、そして以前いぜんはヨーロッパのATV日本にっぽんH-II補給ほきゅう[30]、スペースXドラゴン1)。ドラゴン宇宙船うちゅうせんは、加圧かあつされた貨物かもつ地球ちきゅうもどすことを可能かのうにする。これは、たとえばさらなる分析ぶんせきのために科学かがく実験じっけん帰還きかんさせるために使用しようされる。2021ねん12月の時点じてんで、19かこくから251にん宇宙うちゅう飛行ひこう宇宙うちゅう旅行りょこうしゃ宇宙うちゅうステーションをおとずれた。そのおおくはなんおとずれている。これには、155にんのアメリカじん、52にんのロシアじん、11にん日本人にっぽんじん、8にんのカナダじん、5にんのイタリアじん、4にんのフランスじんおなじく4にんのドイツじんとそれぞれ1にんのベルギーじん、オランダじん、スウェーデンじん、ブラジルじん、デンマークじん、カザフスタンじん、スペインじん、イギリスじん、マレーシアじんみなみアフリカじん韓国かんこくじんUAEひとふくまれる[31]

参加さんかこく関係かんけいこく[編集へんしゅう]

国際こくさい宇宙うちゅうステーションの開発かいはつは、1988ねん9月に締結ていけつされた日米にちべいおう政府せいふあいだ協定きょうていにより着手ちゃくしゅされた。1998ねんにはロシア、スウェーデン、スイスをくわえた国際こくさい宇宙うちゅうステーション協定きょうてい[32]署名しょめいされ、これによりISS計画けいかく参加さんかこくは、アメリカ、ロシア、カナダ、日本にっぽん欧州おうしゅう宇宙うちゅう機関きかん (ESA) 加盟かめい各国かっこく(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス)の15カ国かこくとなっている[33]。これとはべつに、ブラジル宇宙うちゅう機関きかんがアメリカとこくあいだ協定きょうていむすんで参加さんかしている。また、イタリア宇宙うちゅう機関きかんはESAをつうじてだけでなく、NASAとの直接ちょくせつ契約けいやく多目的たもくてき補給ほきゅうモジュール開発かいはつしている[よう出典しゅってん]

中国ちゅうごく2007ねんにISSへの参加さんか打診だしんしたが[34]、アメリカの反対はんたいによりみとめられず[35]独自どくじ宇宙うちゅうステーションである「中国ちゅうごく宇宙うちゅうステーション」を運用うんようちゅうである。インドもISSへの参加さんか希望きぼうするも参加さんかこく反対はんたいったため、独自どくじ宇宙うちゅうステーションの建設けんせつ決定けっていした[36]

ロシア2021ねんに、2025ねん独自どくじ宇宙うちゅうステーションをげ、ISSから撤退てったいすると発表はっぴょうした[37]よく2022ねんウクライナ侵攻しんこうに、2024ねん以降いこう撤退てったいすることも表明ひょうめいする[38]。しかし自前じまえ宇宙うちゅうステーションの建設けんせつ開始かいしおくれるとの見込みこみから、最終さいしゅうてきには2028ねんまでの参加さんか延長えんちょう決定けっていしている[39]

計画けいかく推移すいい[編集へんしゅう]

国際こくさい宇宙うちゅうステーション計画けいかく最初さいしょがったのは、1980年代ねんだい初期しょきべい大統領だいとうりょうレーガンによる冷戦れいせんにおける西側にしがわ諸国しょこく宇宙うちゅうステーション「フリーダム計画けいかく」である。この計画けいかくは、西側にしがわ結束けっそくりょくをアピールしてソビエト連邦れんぽう対抗たいこうする政治せいじてき意図いと非常ひじょうつよいものであった。搭乗とうじょう人数にんずう出資しゅっし比率ひりつによってさだめられたが、米国べいこく欧州おうしゅう、カナダ、日本にっぽん飛行ひこうがそれぞれ、かなら年間ねんかんとおして滞在たいざいできることになっていた。しかし、米国べいこく欧州おうしゅう財政難ざいせいなんスペースシャトルチャレンジャー」の爆発ばくはつ事故じこつづ冷戦れいせん終結しゅうけつによる政治せいじてきアピールの必要ひつようせい低下ていかによって計画けいかく遅々ちちとしてすすまなかった。計画けいかくは「アルファ」に変更へんこう、ステーションの規模きぼ大幅おおはば縮小しゅくしょうされ、米国べいこくふくめて搭乗とうじょう人数にんずう削減さくげんし、各国かっこく滞在たいざい期間きかん短縮たんしゅくした[よう出典しゅってん]

一方いっぽうソ連それんは「サリュート」につづ宇宙うちゅうステーション「ミール」による宇宙うちゅう滞在たいざい実現じつげんしていたが、1991ねんまつソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいによる混乱こんらん財政難ざいせいなんで、ミールは宇宙うちゅう空間くうかん劣化れっかした。米国べいこくはロシアを目的もくてきもあって、アルファとミール(ミール2)を統合とうごうする計画けいかくちかけたが、ロシアはあたらしいモジュール「ザーリャげる意欲いよくしめしたため完全かんぜん新型しんがた宇宙うちゅうステーションとしてISS計画けいかく開始かいしされた。しかし、ISS計画けいかくではロシアの発言はつげんりょく非常ひじょうおおきくなり、常時じょうじロシアじん飛行ひこう滞在たいざいすることとなったためにちおう飛行ひこう滞在たいざい期間きかん搭乗とうじょう人数にんずう増加ぞうかしなかった[よう出典しゅってん]

1998ねんにロシアが製造せいぞうしたザーリャモジュールがげられてISSの建設けんせつ開始かいしされたが、2003ねんにスペースシャトル「コロンビア」の空中くうちゅう分解ぶんかいによって建設けんせつ一時いちじ中断ちゅうだんし、その調整ちょうせい建設けんせつ規模きぼ縮小しゅくしょうべいはともかく、にちおう飛行ひこうがどれだけ滞在たいざいできるかは未知数みちすうとなった[よう出典しゅってん]

宇宙うちゅう飛行ひこう滞在たいざい[編集へんしゅう]

ISSに滞在たいざいするクルーは当初とうしょは3にん、2003ねん2がつのコロンビアごう事故じこしばらくは2人ふたりであった。2009ねん5がつ29にちからは6にん増加ぞうかされた。

ISSに滞在たいざいする正式せいしきクルーは政府せいふあいだ協定きょうてい締結ていけつこくかぎられている(滞在たいざいけんについて各国かっこく機関きかんごとわくがある)。一方いっぽうで、参加さんかこく機関きかん別途べっと民間みんかんじん商業しょうぎょう契約けいやくむすび、自国じこくわく提供ていきょうしISSに滞在たいざいさせる宇宙うちゅう飛行ひこう関係かんけいしゃという区分くぶんがあり、これまでロシアのみが商業しょうぎょう契約けいやくむすび、民間みんかんじん滞在たいざいさせている[ちゅう 1]

建設けんせつ[編集へんしゅう]

国際こくさい宇宙うちゅうステーションの構造こうぞうぶつはこぶエンデバー。

ISSの建設けんせつ組立くみたて部品ぶひんおよ作業さぎょうのため、50かい以上いじょうげが要求ようきゅうされた。それらのげの39かいスペースシャトルによるげである。比較的ひかくてき小型こがた部品ぶひんプログレス補給ほきゅうせんといった無人むじん宇宙うちゅう補給ほきゅうによってはこばれる。組立くみたて完了かんりょうした時点じてんのISSは、体積たいせき1,200立方りっぽうメートル、重量じゅうりょう419トン、最大さいだい発生はっせい電力でんりょく110キロワット、トラスよこ方向ほうこう)のながさ108.4メートル、進行しんこう方向ほうこうながさ74メートル、最大さいだい滞在たいざい人数にんずうは6めいとなった[よう出典しゅってん]

ステーションはいくつかのモジュールおよ要素ようそ構成こうせいされる。

すでにげられたもの
  • ザーリャ」 (FGB) 基本きほん機能きのうモジュール まい製造せいぞう)1998ねん11月20にち
  • ユニティ」 (Node 1) 結合けつごうモジュール1 まい 1998ねん12月4にち
  • ズヴェズダ居住きょじゅうモジュール つゆ 2000ねん7がつ12にち
  • デスティニー」(LAB) 米国べいこく実験じっけんとう まい 2001ねん2がつ
  • クエスト」 エアロック まい 2001ねん7がつ
  • ピアース」 (DC-1) ロシアのドッキングしつ・エアロック 2001ねん9がつ
  • カナダアーム2」 (SSRMS) カナダ 2001ねん4がつ
  • トラス
    • Z1トラス まい 2000ねん10がつ
    • P6トラス まい 2000ねん12月
    • S0トラス まい 2002ねん7がつ
    • S1トラス まい 2002ねん10がつ
    • P1トラス まい 2002ねん11月
    • P3/P4トラス まい 2006ねん9がつ
    • P5トラス まい 2006ねん12月
    • S3/S4トラス まい 2007ねん6がつ
    • S5トラス まい 2007ねん8がつ
    • S6トラス まい 2009ねん3がつ
  • ハーモニー」 (Node 2) 結合けつごうモジュール2 まい製造せいぞうおう)2007ねん11月
  • コロンバス欧州おうしゅう実験じっけんとう おう 2008ねん2がつ
  • きぼう」 (JEM) 日本にっぽん実験じっけんとう船内せんない保管ほかんしつ 2008ねん3がつ
    • 船内せんない実験じっけんしつとロボットアーム 2008ねん5がつ
    • ふねがい実験じっけんプラットフォームとふねがいパレット - にち、2009ねん7がつふねがいパレットは輸送ゆそうのみに使つか回収かいしゅう
  • ポイスク」 (MRM-2) ミニ・リサーチ・モジュール2 、2009ねん11月
  • トランクウィリティ」(Node 3) 結合けつごうモジュール3 まい製造せいぞうおう)2010ねん2がつ
  • キューポラおう 2010ねん2がつ
  • ラスヴェット」 (MRM-1) ミニ・リサーチ・モジュール1 つゆ 2010ねん5がつ
  • 恒久こうきゅうてき多目的たもくてきモジュール」 (PMM) : MPLM「レオナルド」を改造かいぞう - おう 2011ねん2がつ
  • アルファ磁気じき分光ぶんこう」 (AMS-02) - 大型おおがた実験じっけん装置そうちべい 2011ねん5がつ
  • ナウカ」 (MLM) 多目的たもくてき実験じっけんモジュール つゆ 2021ねん7がつ[40][41] プロトン-Mロケットにより[42]
  • 欧州おうしゅうロボットアーム」 (ERA) おう 2021ねん7がつ ナウカ (MLM) に装着そうちゃくされ同時どうじ[42]
定期ていきてき補給ほきゅうミッションで使用しよう
「レオナルド」、「ラファエロ」の2使用しよう
キャンセルされたモジュールや構成こうせい要素ようそ
多目的たもくてき実験じっけんモジュールと統合とうごう
ズヴェズダ成功せいこうにより不要ふようとなった
現在げんざいソユーズ宇宙船うちゅうせん代替だいたい 将来しょうらいドラゴン2CST-100交代こうたいする方針ほうしん
主要しゅようなシステム

基本きほん構造こうぞう[編集へんしゅう]

そう体積たいせきやく935立方りっぽうメートル、質量しつりょうやく420トン[43][44]

ISSの構成こうせいは、アメリカがわあずかあつモジュール、ロシアがわあずかあつモジュール、トラスによる3つの部分ぶぶん区分くぶんすることができる。ISSの中央ちゅうおうには、進行しんこう方向ほうこうあずかあつモジュールが直列ちょくれつ連結れんけつしており、さらにえだじょうにもモジュールがけられている。これと直交ちょっこうして、左右さゆう方向ほうこうにトラス構造こうぞうぶつけられている。あずかあつモジュールとトラスの交点こうてんは、それぞれデスティニーS0トラスで、ここ以外いがいあずかあつモジュールとトラスの結合けつごうはない。

あずかあつモジュール[編集へんしゅう]

滞在たいざいする宇宙うちゅう飛行ひこう居住きょじゅう作業さぎょう空間くうかんで、内部ないぶ地球ちきゅう海抜かいばつ0メートルじょうおなじ1,013hPa空気くうきたされるように制御せいぎょされている。温度おんど湿度しつど成分せいぶん調節ちょうせつされ、乗員じょういん地上ちじょうわらない軽装けいそう活動かつどうすることができる。生活せいかつ必要ひつよう生命せいめい維持いじシステムや居住きょじゅうのための装置そうち、ISSの目的もくてきである様々さまざま実験じっけん装置そうちのほか、ISSの運用うんよう必要ひつようなシステム機器ききなども設置せっちされており、おおくの機器ききはモジュールないでメンテナンスや交換こうかん可能かのうである[よう出典しゅってん]

基本きほんてき機能きのうゆうするモジュールは、列車れっしゃのように1れつ連結れんけつされている。先頭せんとうからハーモニーデスティニーユニティザーリャズヴェズダナウカじゅんである。これらのモジュールのうち、ズヴェズダ以外いがいはアメリカの資金しきん製造せいぞうされ、アメリカが所有しょゆうけんゆうしているが、ザーリャはロシアに開発かいはつ製造せいぞう運用うんよう委託いたくしている。ズヴェズダはロシアのモジュールである。一般いっぱんに、ユニティより前側まえがわを「アメリカがわ」、ザーリャよりこうがわを「ロシアがわ」と[よう出典しゅってん]

アメリカがわモジュールとロシアがわモジュールは、設計せっけいまったことなっている。ユニティとザーリャは直接ちょくせつ結合けつごうすることができないため、あずかあつ結合けつごうアダプタ (PMA-1) をかいして接続せつぞくされている。電力でんりょく通信つうしんも、PMA-1をつうじて接続せつぞくされている。

アメリカがわモジュール[編集へんしゅう]

代表だいひょうてきなアメリカがわモジュール、デスティニー。

ユニティより前方ぜんぽうのモジュールは、フリーダム計画けいかくから流用りゅうようされたもので、NASAの標準ひょうじゅん設計せっけい安全あんぜん基準きじゅん適用てきようしているため、一般いっぱんに「アメリカがわ」とばれる。にちおう実験じっけんモジュールも、アメリカがわふくまれる。これらのモジュールはいずれも直径ちょっけい4.4メートルの円筒えんとうがただが、これはスペースシャトルのペイロードベイの寸法すんぽうわせたためである。内部ないぶは、国際こくさい標準ひょうじゅん実験じっけんラック (ISPR) を4めんける設計せっけい標準ひょうじゅんされており、日米にちべいおうのモジュールあいだでラックを移設いせつできる互換ごかんせいそなえている[よう出典しゅってん]

モジュール同士どうし結合けつごうには共通きょうつう結合けつごう機構きこう (CBM) をもちいているため、モジュールを任意にんい移設いせつすることができる。また、HTVドラゴン宇宙船うちゅうせんもCBMを使用しようして結合けつごうする。CBMは大型おおがた高機能こうきのう結合けつごう機構きこうだが、自動じどうドッキングには対応たいおうしておらず、ロボットアームを使用しようして接触せっしょくさせたあと、電動でんどう結合けつごう装置そうち結合けつごうする構造こうぞうである。

なお、アメリカがわでもスペースシャトルのドッキングだけは、ロシアが開発かいはつしたアンドロジナスドッキング機構きこう使用しようしているため、ユニティ(ノード3「トランクウィリテイー設置せっちはトランクウィリテイーに移設いせつされた。2015ねんにはハーモニーに移設いせつ予定よてい)とハーモニーにスペースシャトルようのPMAが設置せっちされており、最終さいしゅうてきにはハーモニーのPMA-2のみを使用しようしていた。このPMA-2にはISSからスペースシャトルに電力でんりょく供給きょうきゅうする配線はいせんほどこされており、ISS係留けいりゅうちゅうのスペースシャトルの電力でんりょく節約せつやくすることができた[ちゅう 2]

アメリカがわモジュールは発電はつでん機構きこう推進すいしん装置そうちをそれぞれに設置せっちされておらず、ロシアがわのモジュールのようには単体たんたいでは機能きのうできない。スペースシャトルで輸送ゆそうされてISSのシステムにれられてはじめて、稼働かどうすることができる[よう出典しゅってん]

ロシアがわモジュール[編集へんしゅう]

ロシアがわ主体しゅたいとした、組立くみたて初期しょきのISS。
気圧きあつ変化へんかから空気くうきれが指摘してきされ、ちょう音波おんぱ空気くうき検知けんち英語えいごばん使用しようしている宇宙うちゅう飛行ひこうクリストファー・キャシディ英語えいごばん

ザーリャより後方こうほうのモジュールは、ミール2計画けいかくから流用りゅうようされたもので、ロシアの標準ひょうじゅん設計せっけい安全あんぜん基準きじゅん適用てきようしているため、一般いっぱんに「ロシアがわ」とばれる。アメリカが所有しょゆうするザーリャ、ロシアが独自どくじ資金しきん設置せっちするズヴェズダが該当がいとうする。ロシアセグメントの開発かいはつにはESAも協力きょうりょくしており、ズヴェズダのコンピュータや、欧州おうしゅうロボットアーム (ERA) を開発かいはつしている。日本にっぽんはロシアがわモジュールも実験じっけん利用りようしているが、基本きほんてきにはアメリカがわふくまれるきぼうを使用しようする[よう出典しゅってん]

ロシアがわ特徴とくちょうは、主要しゅようなモジュールが単独たんどく宇宙船うちゅうせんとしての機能きのうそなえていることである。それぞれのモジュールにエンジンや自動じどう操縦そうじゅう装置そうち通信つうしんシステム、太陽たいよう電池でんちパネルをそなえており、単独たんどく飛行ひこうして、自力じりきでドッキングすることができる。これは、ロシアの宇宙うちゅうステーションの伝統でんとうてき手法しゅほうである。このため、相当そうとう規模きぼまでてなければ「自立じりつ」できないアメリカがわ先立さきだって、まずロシアがわげて単独たんどく宇宙うちゅうステーション(事実じじつじょうはミール2そのもの)を稼働かどうさせ、そこにアメリカがわ増設ぞうせつする手法しゅほうをとることで、ISS初期しょき費用ひよう削減さくげん貢献こうけんした[よう出典しゅってん]

ザーリャとズヴェズダは段階だんかいてきにアメリカがわモジュールに機能きのうゆずり、ザーリャは後年こうねんには通路つうろけん荷物にもつになった。たいしてズヴェズダは、ISSの軌道きどう高度こうど姿勢しせい維持いじする役割やくわりになっているほか、米国べいこく分担ぶんたんして環境かんきょう制御せいぎょ役割やくわりになっている。また宇宙うちゅう旅行りょこうしゃもズヴェズダに滞在たいざいする[45]

ロシアがわモジュールのドッキングには、アンドロジナスばれるドッキング装置そうち使用しようする。アンドロジナスはCBMより小型こがただが、鉄道てつどう車両しゃりょうのように「衝突しょうとつ」させるだけでドッキング可能かのうであり、自動じどうドッキングするロシアがわモジュールにはかせない装置そうちである。また、緊急きんきゅう退避たいひ使用しようされるソユーズ宇宙船うちゅうせんや、ロシアのプログレス補給ほきゅうせん、ESAのATVも、アンドロジナスを使用しようしてロシアがわにドッキングする[よう出典しゅってん]

ロシアがわにも、単独たんどく太陽たいよう電池でんちパネル(科学かがく電力でんりょくプラットフォーム)を増設ぞうせつする計画けいかくがあったが、費用ひよう削減さくげんのため中止ちゅうしになった。不足ふそくする電力でんりょくは、アメリカがわ太陽たいよう電池でんちから供給きょうきゅうされている[よう出典しゅってん]

2021ねん7がつ、ピアースを分離ぶんりし、ナウカがドッキングした。これまでピアースはドッキングモジュール、あるいはふねがい活動かつどうのためのエアロックとしての用途ようとであったが、ナウカへのえによってもともとのドッキングモジュールとしての機能きのうくわえて実験じっけんとう作業場さぎょうば生命せいめい維持いじ装置そうち推進すいしんとしての機能きのうった。また、ピアースとことなりナウカはあずかあつモジュールとしてあつかわれる[よう出典しゅってん]

ズヴェズダは2019ねんごろから老朽ろうきゅうによる空気くうきれなど不具合ふぐあい指摘してきされている[45]

トラス[編集へんしゅう]

トラスとふねがい活動かつどうちゅう宇宙うちゅう飛行ひこう

フリーダム計画けいかくではふねがい作業さぎょう基盤きばんとしてだい規模きぼなものが計画けいかくされていたが、縮小しゅくしょうかさねた結果けっか、ISSのインフラ機能きのうになふねがい機器きき設置せっち場所ばしょとして使用しようされている。主要しゅよう機能きのうは、太陽たいよう電池でんちパドルをはじめとする電源でんげん機器きき、ラジエーターなどはいねつシステム、姿勢しせい制御せいぎょのためのコントロールモーメントジャイロ、アンテナなどの通信つうしん機器きき設置せっち場所ばしょである。フリーダム計画けいかくでは軌道きどう維持いじのためのエンジンも設置せっちする予定よていだったが、この機能きのうはロシアがわうつされたため、エンジンをそなえる予定よていだったトラスは欠番けつばんになった。

トラスはISSのなかでもおおきな寸法すんぽうめるため、初期しょきにはたたんだ状態じょうたいげて、軌道きどうじょう展開てんかいすることが検討けんとうされていた。しかし、展開てんかいしたトラスに各種かくしゅ機器ききける手間てまかんがえれば、地上ちじょう機器きき配管はいかん配線はいせん完成かんせいさせた状態じょうたいのトラスをげたほう効率こうりつがよいことがわかり、そのような設計せっけいいた[よう出典しゅってん]

長大ちょうだいなトラスじょうでの作業さぎょうにおけるカナダアーム2移動いどうふねがい作業さぎょういん物資ぶっし運搬うんぱんにはモバイルベースシステム (MBS) とばれる運搬うんぱんベースが使用しようされ、トラスに沿ってガイドレールが設置せっちされている。

トラスじょうには、ふねがい機器きき備品びひんや、故障こしょうしてはずされた機器きき保管ほかんスペースもあり、これをふねがい実験じっけん利用りようすることもできる。しかし、はいねつよう冷媒れいばい供給きょうきゅうすることはできないため、小型こがた実験じっけんにしか使つかわれない(例外れいがいてきにAMS-02は大型おおがたであるが、独自どくじねつ制御せいぎょけいゆうしている)。本格ほんかくてきふねがい実験じっけん装置そうち宇宙うちゅう観測かんそく装置そうち設置せっちできるのは、日本にっぽんのきぼうせんがい実験じっけんプラットフォームだけである。また、ヨーロッパのコロンバスにも、小型こがた実験じっけん装置そうち設置せっちする機能きのう設置せっちされているが、きぼうよりは簡易かんいである。

主要しゅようなシステム[編集へんしゅう]

2001ねんよるのグライダーモードで飛行ひこうするISS。

電力でんりょく供給きょうきゅう[編集へんしゅう]

ISSの電力でんりょくげんは、太陽光たいようこう電気でんき変換へんかんする太陽たいよう電池でんちである。組立くみたてフライト4A(2000ねん11月30にちSTS-97以前いぜんは、ザーリャズヴェズダ装備そうびされたロシアの太陽たいよう電池でんち唯一ゆいいつ電源でんげんだった。ISSのロシアの部分ぶぶんは、スペースシャトルおなじ28ボルトの直流ちょくりゅう電力でんりょく使用しようする。ISSのほか部分ぶぶんには、トラス設置せっちされた太陽たいよう電池でんちから、130 - 180ボルトの直流ちょくりゅう電力でんりょく供給きょうきゅうされる。電力でんりょく直流ちょくりゅう160ボルトに安定あんていされて分配ぶんぱいされ、さらにユーザーが必要ひつようとする124ボルトの直流ちょくりゅう変換へんかんされる。電力でんりょくはコンバータによってISSのべいのセグメントに分配ぶんぱいされる。ロシアの科学かがく電力でんりょくプラットフォームがキャンセルされ、ロシア区画くかくもアメリカが設置せっちした太陽たいよう電池でんち電力でんりょく供給きょうきゅう依存いぞんすることになったため、この電力でんりょく分配ぶんぱい機構きこう重要じゅうようである。

ISSのアメリカ区画くかくでは、こうあつ(130-160ボルト)配電はいでんおこなうことで電流でんりゅうちいさくし、電線でんせんをよりほそくすることができて、軽量けいりょうできた[よう出典しゅってん]

太陽たいよう電池でんちパドルは、太陽たいようエネルギーを最大さいだいにするために、つね太陽たいよう追尾ついびする。パドルは、面積めんせき375平方へいほうメートル、ながさ58メートル。完全かんぜん完成かんせいした構成こうせいでは、太陽たいよう電池でんちパドルはS3とP3トラスに装備そうびされたアルファジンバル (SARJ) を軌道きどう1周回しゅうかいにあわせて1回転かいてんさせることによって太陽たいよう追跡ついせきする。ベータジンバル (BGA) は軌道きどうめん太陽たいよう角度かくどわせて角度かくど調整ちょうせいするもので、このアルファじくとベータじくの2じくうごきをわせることで発生はっせい電力でんりょく最適さいてきしている(発生はっせい電力でんりょくおおすぎる場合ばあい角度かくど調節ちょうせつすることで対処たいしょ)。米国べいこくセグメントの太陽たいよう電池でんちによる最大さいだい発電はつでん電力でんりょくやく120kW。

しかし、主要しゅようなトラス構造こうぞうげられるまで、パドルは最終さいしゅうてき設置せっち場所ばしょとは垂直すいちょく位置いちであったP6トラスのみに設置せっちされていた。この構成こうせいでは、みぎじょう写真しゃしんしめすように、太陽たいよう追尾ついびにはベータジンバルしか使つかえなかった。「よるのグライダー」モードとばれる方法ほうほうは、夜間やかん使つかみちのない太陽たいよう電池でんちパドルを進行しんこう方向ほうこう水平すいへいけて調整ちょうせいすることで、空気くうき抵抗ていこうらすことができ、高度こうど低下ていかおさえること出来できた。

太陽たいよう電池でんち発電はつでんした電力でんりょく一旦いったんトラスない充電じゅうでんたくわえられてから給電きゅうでんされる。当初とうしょニッケル・水素すいそ充電じゅうでん48使用しようされていたが老朽ろうきゅう目立めだってきたため、2016ねんより随時ずいじGSユアサせいリチウムイオン電池でんち24交換こうかんされる[46]交換こうかんよう充電じゅうでんすべ日本にっぽん宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV) にて1かいに6ずつ輸送ゆそう、2020ねん7がつ交換こうかん完了かんりょうした[47][48]

生命せいめい維持いじ[編集へんしゅう]

環境かんきょう制御せいぎょ生命せいめい維持いじシステム (ECLSS)

ISSの環境かんきょう制御せいぎょ生命せいめい維持いじシステム (ECLSS) は、気圧きあつ酸素さんそ二酸化炭素にさんかたんそ濃度のうどみず火災かさい消火しょうか、その要素ようそ提供ていきょうもしくは制御せいぎょする。

生命せいめい維持いじかんしてつね注意ちゅういはらわれるのはISSない空気くうきである。酸素さんそ供給きょうきゅうは、ロシアのエレクトロン米国べいこくのOGS (Oxygen Generation System) でおこなわれている。みず電気でんき分解ぶんかいして酸素さんそつくるエレクトロンやOGSが故障こしょうしたり、交代こうたい宇宙うちゅう飛行ひこうえたりすると、「Vika酸素さんそ発生はっせい(キャンドル)」とばれる円筒えんとうがたのSFOG(Solid Fuel Oxygen Generator、固体こたい燃料ねんりょう酸素さんそ発生はっせい装置そうち)を使用しようする[ちゅう 3]。これらの装置そうちほかにもロシアのプログレスやESAのATVによって酸素さんそ空気くうきはこばれる。2015ねんはじめでATVは退役たいえきするため、2014ねん10がつ(このシグナス補給ほきゅうせん3号機ごうきげに失敗しっぱいしたため、つぎのドラゴン5号機ごうきから運搬うんぱん開始かいし)からは商業しょうぎょう補給ほきゅうせんでも運搬うんぱんできるNORS (Nitrogen/Oxygen Recharge System) が利用りようされるようになった[49]二酸化炭素にさんかたんそ除去じょきょは、一度いちどゼオライトに吸着きゅうちゃくさせてからふねがい放出ほうしゅつすることで再生さいせいかえすロシアの「ヴォズドーク」(Vozdoch) とばれる装置そうち米国べいこくの「シードラ」(CDRA) によっておこなわれる。また、一時いちじてき宇宙うちゅう飛行ひこうえた場合ばあい装置そうち故障こしょうには、水酸化すいさんかリチウムのはいったかん基地きちない空気くうきとおして二酸化炭素にさんかたんそ除去じょきょする、スペースシャトルとおなじしくみの予備よび装置そうち使つかうことができる。

つぎ重要じゅうようなのは乗員じょういん体内たいないから排出はいしゅつしたり洗浄せんじょうなどで使用しようしたみず装置そうち由来ゆらいみずなど、みず収集しゅうしゅう再生さいせい処理しょりである。みずはこれまでロシアの「エスエルベーカー」(SRVK) とばれる装置そうち基地きち空気くうきちゅう湿気しっけ凝結ぎょうけつさせて回収かいしゅうされていて、スペースシャトルの燃料ねんりょう電池でんちみず最大さいだい11キログラム/時間じかんくわえても飲料いんりょうよう酸素さんそ発生はっせい装置そうちよう不足ふそくするぶんは、従来じゅうらい年間ねんかんやく6800キログラムが地上ちじょうから補給ほきゅうされていた[ちゅう 4]。これを改善かいぜんするためにSTS-126はこばれた米国べいこくみず再生さいせいシステム (Water Recovery System, WRS) は、空気くうきちゅう凝結ぎょうけつすいだけでなく尿にょうからもみず再生さいせいすることで[ちゅう 5][ちゅう 6]地上ちじょうからのみず補給ほきゅうをほとんど必要ひつようとしなくなった[50]有害ゆうがい物質ぶっしつにおいを除去じょきょするには、おも活性炭かっせいたんフィルタを使用しようしておりロシアのBMPと米国べいこくのTCCSが使つかわれている[51]将来しょうらいてきつき着陸ちゃくりく飛行ひこうなどを考慮こうりょしたメンテナンスフリーのみず処理しょり装置そうち開発かいはつすすめられており、2019ねんにはJAXAと栗田工業くりたこうぎょう開発かいはつした実証じっしょう試験しけんがISSにはこばれ試験しけん運用うんようされた[52]

トイレは、ロシアがわのモジュール「ズヴェズダ」とアメリカがわのモジュール「トランクウィリティー」にそれぞれあるが、いずれもロシアせいである。2019ねんには両方りょうほう故障こしょうしたこともある[53]。2020ねんにはNASAがあらたに開発かいはつした小型こがたトイレがISSにはこばれ試験しけん運用うんようはいっている[54]

姿勢しせい制御せいぎょ[編集へんしゅう]

ISSの姿勢しせい方向ほうこう)は、2つのメカニズム(推進すいしんしき推進すいしんしき)で維持いじされる。通常つうじょうは、Z1トラスに設置せっちされている米国べいこくのコントロール・モーメント・ジャイロ (CMG) 4使つかってISSをただしい方向ほうこう、すなわちデスティニーユニティ前方ぜんぽうに、P(ポートがわの)トラスを左舷さげんがわに、ピアース地球ちきゅうがわそこがわ)にける。CMGシステムが飽和ほうわすると、ISSの姿勢しせいをコントロールすることができなくなってしまうため、その場合ばあいは、ロシアの姿勢しせい制御せいぎょシステムが自動的じどうてきに(外乱がいらんくわわる方向ほうこう反対はんたい方向ほうこうに)スラスタを噴射ふんしゃして、CMGの飽和ほうわをクリアできるように制御せいぎょしているほか、CMGが使用しようできない期間きかんのISSの姿勢しせい制御せいぎょ担当たんとうする。スペースシャトルオービタがISSにドッキングしていたときは、おもにオービタのスラスタ(とCMG)が姿勢しせい制御せいぎょ使つかわれていた。

高度こうど制御せいぎょ[編集へんしゅう]

ISS高度こうど推移すいいグラフ。
とくに1999ねんから2000ねん前半ぜんはんにおいて、400kmから333kmまで急激きゅうげき低下ていかしているのがわかる。

ISSの軌道きどう最低さいてい高度こうど278 kmから最高さいこう高度こうど460 kmの範囲はんい維持いじされる。最高さいこう高度こうど制限せいげんは、ソユーズ宇宙船うちゅうせんのランデブーが可能かのうな425 kmであり、最低さいてい高度こうどは、リブーストとう制御せいぎょができなくなった状態じょうたいでも一定いってい期間きかん落下らっかふせいで対応たいおうするときあいだかせぐための高度こうど設定せっていされる(このため太陽たいよう活動かつどうともなって最低さいてい高度こうど制限せいげん変動へんどうする)。

ISSの高度こうど大気たいき抵抗ていこうによってえず低下ていかしているので、毎年まいとしすうかい、よりたか高度こうど上昇じょうしょう(リブースト)させる必要ひつようがある。高度こうどのグラフは、毎月まいつきやく2.5 kmずつ徐々じょじょ低下ていかすることをしめしている[ちゅう 7]。リブーストはズヴェズダ後方こうほうの2のエンジン、ドッキングちゅうのスペースシャトル・プログレス補給ほきゅうせん・あるいはESAATV実行じっこうすることができる。

高度こうど上昇じょうしょうは、今後こんご飛行ひこう計画けいかくや、スペースデブリ接近せっきんじょうきょうなどを考慮こうりょして実施じっしされる。このためまれにではあるが、高度こうど若干じゃっかんげたりもしている。ISSの段階だんかいでは、スペースシャトルができるだけおおくのペイロードをISSへはこべるように、高度こうど比較的ひかくてきひくおさえられていたが、スペースシャトル退役たいえきはおおむね高度こうど400km以上いじょう運用うんようされるようになった。

2022ねん2がつロシアによるウクライナ侵攻しんこうともない、高度こうど制御せいぎょになうロシアがわ区画くかく運用うんようしてきたロスコスモス経済けいざい制裁せいさいくわえられた。このさい、ロスコスモスの社長しゃちょう宇宙うちゅうごみの回避かいひなどをふくめ、ISSの軌道きどう修正しゅうせいとし平均へいきん11かい実施じっしされていると具体ぐたいてき回数かいすう主張しゅちょうし、経済けいざい制裁せいさい解除かいじょもとめたことがあった[55]。 こうした発言はつげんけてアメリカがわ無人むじん補給ほきゅうせんシグナスでもISSの軌道きどう修正しゅうせい可能かのうであることを説明せつめい。2022ねん6がつ27にちには実際じっさいにISSの軌道きどう上昇じょうしょうさせることに成功せいこうさせた[56]

装甲そうこう放射線ほうしゃせん防護ぼうご[編集へんしゅう]

大型おおがたスペースデブリは、つね地上ちじょうからかんされており、衝突しょうとつ可能かのうせいがある場合ばあいは、前述ぜんじゅつ高度こうど制御せいぎょにより回避かいひすることができる。しかしながらかんされていない小規模しょうきぼなデブリと衝突しょうとつする可能かのうせいはあるので、対策たいさくとしてモジュールには装甲そうこうほどこされている。装甲そうこうアルミニウムによる空間くうかん装甲そうこうと、衝突しょうとつにより発生はっせいした破片はへんめるためのケブラー繊維せんいせい内張うちば構成こうせいされる。

放射線ほうしゃせんたいしても多少たしょう考慮こうりょはされている。あたらしい居住きょじゅう区画くかくヒト被曝ひばくりょうすくなくなるように、それまでよりも緩衝かんしょうざいあつくなっている。太陽たいようフレア放射線ほうしゃせんりょうすとわかっている場合ばあいには、ロシアがわのドッキングポートがもっとかべあついため、滞在たいざいしゃはここに避難ひなんすることになっている[50]

軌道きどう[編集へんしゅう]

軌道きどう高度こうどは、地上ちじょうとの輸送ゆそう往復おうふく考慮こうりょして、てい軌道きどう運用うんようされている。そのため地球ちきゅうやく90ふんで1しゅう、24あいだやく16しゅうする。

軌道きどう傾斜けいしゃかくは、地球ちきゅう赤道あかみちたいして51.6かたむいている。そのため、一般いっぱんてきメルカトル図法ずほう世界せかい地図ちずじょう軌道きどう描画びょうがすると、北緯ほくい南緯なんい51.6上下じょうげはしとする波線はせんになるが、地球ちきゅう自転じてんしているために、90ふんかけて「地球ちきゅう1しゅう」したさいにはまえ周回しゅうかいした地点ちてんよりも、地上ちじょう経度けいどで22.5ずれることになる。

24あいだ飛行ひこうし、地球ちきゅうがちょうど1かい自転じてんした場合ばあいおな地点ちてん上空じょうくうもどることになるが、地球ちきゅうがやや楕円だえん球体きゅうたいであること、重力じゅうりょくかたよりなどの外乱がいらんによって、わずかにことなる。

地球ちきゅうたいするきは、地球ちきゅう中心ちゅうしんかってつね変化へんかしないように制御せいぎょされている。これは通信つうしん設備せつび指向しこうせい補給ほきゅう経路けいろのためであり、ほかは人工じんこう衛星えいせい同様どうようである。つまりISSから地球ちきゅうながめると、ある1てん回転かいてんつづけているようにえる。

輸送ゆそう[編集へんしゅう]

スペースシャトル退役たいえきまで[編集へんしゅう]

当初とうしょのNASAの宇宙うちゅうステーション建設けんせつ構想こうそうは、スペースシャトルの全面ぜんめんてき利用りよう想定そうていしていた。このため、モジュールや機材きざいおおくはスペースシャトルでの輸送ゆそう前提ぜんていとして設計せっけいされている。しかし予算よさんじょう理由りゆうからロシアが参加さんかすることになり、人員じんいん輸送ゆそうには緊急きんきゅう脱出だっしゅつようねてソユーズ宇宙船うちゅうせんを、貨物かもつ輸送ゆそうにはプログレス補給ほきゅうせんわせて利用りようすることになった。ロシアの建設けんせつ資材しざいは、大半たいはんがロシア独自どくじげられる。ロシアはあずかあつモジュールを独立どくりつ宇宙船うちゅうせんとして設計せっけいしており、プロトンロケットでげられるとモジュール自体じたい機能きのうでISSに自動じどうドッキングする。一部いちぶ小型こがたモジュール(ピアースなど)は、プログレス補給ほきゅうせんのペイロードとして輸送ゆそうされる。

2003ねん2がつ1にちべつミッションで飛行ひこうちゅうのスペースシャトル「コロンビア」が大気圏たいきけんさい突入とつにゅう空中くうちゅう分解ぶんかいうしなわれる事故じこ発生はっせいし、運行うんこう安全あんぜん確認かくにんされるまでスペースシャトルのげが期限きげん停止ていしとなったため、ISSの作業さぎょうは、2002ねん11月におこなわれた「STS-113/ISS組立くみたてミッション11A」を最後さいご一時いちじ停止ていしした。これによりISSへの輸送ゆそうりょく大幅おおはば低下ていかしたため、ISSにおける宇宙うちゅう飛行ひこうの3にん常駐じょうちゅう体制たいせい一時いちじてき2人ふたりらされた。2005ねん7がつ26にち午後ごご1139ふん日本にっぽん時間じかん)に、事故じこはつとなるディスカバリー (STS-114) のげがおこなわれ、ISS組立くみたて再開さいかいミッションとなる「ミッション/LF-1」がおこなわれた。このミッションには日本にっぽんから野口のぐちさとしいち飛行ひこう参加さんかした。

2008ねんには欧州おうしゅうのESAが欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV) の運用うんよう開始かいしし、2009ねんには日本にっぽんのJAXAが宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV) の運用うんよう開始かいしした。スペースシャトルによる宇宙うちゅう飛行ひこう交代こうたいは2009ねん11月で終了しゅうりょうし、以後いご宇宙うちゅう飛行ひこう交代こうたいにはもっぱらソユーズ宇宙船うちゅうせん使つかわれるようになった。

2010ねんにはNASAがスペースシャトルを退役たいえきさせることを決定けっていした。ISSのロシア以外いがい建設けんせつ資材しざいは、大半たいはんがスペースシャトルでのげを前提ぜんてい設計せっけいされており代替だいたい輸送ゆそう困難こんなんであるため、かりにスペースシャトルの運航うんこうおくれればすべての資材しざいげることなくISSの建設けんせつ可能かのうせいもあると懸念けねんされた。また、スペースシャトル退役たいえき以後いごコンステレーション計画けいかく一環いっかんとして、スペースシャトルの後継こうけいとなるアレスロケットとオリオン宇宙船うちゅうせんによってISSに人員じんいん貨物かもつ輸送ゆそうする計画けいかくがあったが、2010ねんバラク・オバマ政権せいけんによりコンステレーション計画けいかく中止ちゅうし決定けっていされた[57]。アメリカはスペースシャトルの退役たいえきによりドラゴン宇宙船うちゅうせん運用うんよう開始かいしまでのあいだ、ISSへの独自どくじ輸送ゆそう手段しゅだん一時いちじてきうしなうことになった。

スペースシャトル退役たいえき以降いこう[編集へんしゅう]

無人むじん宇宙うちゅう補給ほきゅう比較ひかくひだりからプログレスATVHTV構想こうそう検討けんとうちゅうのHTV-X、ドラゴン標準ひょうじゅんがた拡張かくちょうがたシグナス標準ひょうじゅんがた拡張かくちょうがたてんぶねあかあずかあつ区画くかくだいだいあずかあつ区画くかくあお燃料ねんりょう区画くかく

2011ねん7がつにスペースシャトルが退役たいえきしたのちしばらくは、ISSへの人員じんいん輸送ゆそうにはソユーズ宇宙船うちゅうせん貨物かもつ輸送ゆそうにはプログレス補給ほきゅうせん欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV)、宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV) のみが使用しようされていたが、プログレス補給ほきゅうせん、ATV、HTVには貨物かもつ回収かいしゅう能力のうりょくはなく、ソユーズはわずか60kgの手荷物てにもつしか回収かいしゅうできないため、ISSから地球ちきゅう貨物かもつかえ能力のうりょく最小さいしょうとなった。

スペースシャトル退役たいえきのアメリカのISSへの人員じんいん貨物かもつ輸送ゆそう手段しゅだんとしては、商業しょうぎょう軌道きどう輸送ゆそうサービス (COTS) により開発かいはつされた、民間みんかん企業きぎょうスペースXしゃファルコン9ドラゴン補給ほきゅうオービタル・サイエンシズしゃアンタレスシグナス補給ほきゅう使用しようした商業しょうぎょう補給ほきゅうサービス (CRS) を活用かつようする。ドラゴン宇宙船うちゅうせんは2012ねん5がつ26にち民間みんかん宇宙船うちゅうせんとしてはじめてISSにドッキングして補給ほきゅう成功せいこうし、5月31にち (UTC) に太平洋たいへいよう着水ちゃくすい帰還きかんした。これによりISSからの貨物かもつ回収かいしゅうふたた可能かのうとなった。10月10にちにははつ商業しょうぎょう補給ほきゅうサービス (CRS) ミッションに成功せいこうした。

NASAは2011ねん5がつに、コンステレーション計画けいかく使用しようされる予定よていだったオリオン宇宙船うちゅうせん設計せっけい流用りゅうようしたあらたなオリオン宇宙船うちゅうせん (Orion Multi-Purpose Crew Vehicle, MPCV) の開発かいはつ発表はっぴょうした。あらたなオリオン宇宙船うちゅうせん無人むじんテストEFT-1は2014ねん12月にデルタIV Heavyロケットでげられた。また2011ねん9がつに、スペースシャトルの後継こうけいとしてオリオン宇宙船うちゅうせんげることになるNASA独自どくじげロケットとして、サターンVロケットをえる規模きぼスペース・ローンチ・システム開発かいはつ発表はっぴょうされた。しかし、オリオン宇宙船うちゅうせんによるISSへの宇宙うちゅう飛行ひこう輸送ゆそう任務にんむはそのキャンセルされ、商業しょうぎょうクルー輸送ゆそう(スペースXしゃドラゴン2とボーイングしゃCST-100)にまかせることになり、オリオン宇宙船うちゅうせん有人ゆうじんでのふか宇宙うちゅう探査たんさ商業しょうぎょうクルー輸送ゆそう計画けいかく上手うまくいかなかったときのバックアップの位置いちづけとなっている。

2015ねん2がつ欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV) の5号機ごうき大気圏たいきけんさい突入とつにゅうし、欧州おうしゅう補給ほきゅうぜん運用うんよう終了しゅうりょうした。2020ねんには宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV) とドラゴンの初期しょきがた相次あいついで運用うんよう終了しゅうりょうし、一方いっぽうでそれぞれ新型しんがたわるなど、再度さいど世代せだい交代こうたいむかえている。

運用うんようちゅう輸送ゆそう[編集へんしゅう]

ソユーズ[編集へんしゅう]

ロシアが運用うんようちゅうの3にん有人ゆうじん宇宙船うちゅうせんである。ISSに非常ひじょう事態じたいきたさい脱出だっしゅつよう救命きゅうめいボートの役割やくわりたしている。この用途ようとたいしては、アメリカが乗員じょういん帰還きかん (X-38 CRV) を開発かいはつしてえる計画けいかくだったが、こちらは中止ちゅうしされた。2009ねん5がつまでは、ISS長期ちょうき滞在たいざいクルーは3めい体制たいせいだったので、ソユーズが常時じょうじ1そなけられていたが、2009ねん5がつからは6めい体制たいせい拡張かくちょうされたため、ソユーズも2常備じょうびされることになった。緊急きんきゅう利用りようしやすいよう、ISSの中央ちゅうおうちかザーリャ前方ぜんぽう地球ちきゅうがわにドッキングするが、2えた場合ばあいはさらにズヴェズダ前方ぜんぽう(に結合けつごうしているピアース)も利用りようする。ズヴェズダの後方こうほうはISSの末端まったんにあたるので、プログレス、ATVの結合けつごう優先ゆうせんするため出来できるだけけてはいるが、ズヴェズダ後方こうほう必要ひつようおうじて使用しようすることもある。なお、2010ねん1がつからは、MRM-2のドッキングポートも利用りようできるようになる。

ソユーズの軌道きどうじょうでの寿命じゅみょうは6ヵ月かげつなので、6ヵ月かげつごとにあたらしいソユーズをげて交換こうかんする。このさい滞在たいざい3めいちゅう2めいから3めいがソユーズとともに交代こうたいするが、ソユーズは3にんりなので、ロシアじんよう1人ひとりぶん空席くうせき場合ばあいもある、その場合ばあいはISSへの短期たんき訪問ほうもんあたらしいソユーズでISSへかい、ふるいソユーズで帰還きかんする)に利用りようされる。このような便乗びんじょうしゃをタクシークルーとび、ロシアが利用りようけん販売はんばいしている。私的してき宇宙うちゅう旅行りょこうでのISS訪問ほうもんや、マレーシア韓国かんこくによるISS訪問ほうもんはこのわく利用りようしたものである。ただし、シャトルでのクルーの交代こうたい2009ねん11月のSTS-129を最後さいごになくなり、滞在たいざい人数にんずうも6めい増加ぞうかしたため、タクシークルーの搭乗とうじょう機会きかいはなくなった。

プログレス補給ほきゅうせん[編集へんしゅう]

ロシアが運用うんようちゅう無人むじん貨物かもつせんあずかあつ貨物かもつとして食料しょくりょう衣類いるい実験じっけん機材きざい補修ほしゅうよう部品ぶひんなどを輸送ゆそうするほか、酸素さんそみず液体えきたい推進すいしんざいをISSに補給ほきゅうするタンクとパイプも装備そうびしている。プログレスはズヴェズダの後方こうほうにドッキングすることがおおい(その、ザーリャとピアースにもドッキングする)。ここはISSの後方こうほうはしにあたるので、プログレスは自身じしんのエンジンを使用しようしてISSを推進すいしんリブースト)し、高度こうどげることができる。スペースシャトルが事故じこ影響えいきょう運用うんよう不能ふのうおちいっていたさいには、強力きょうりょくなピンチヒッターやくつとめ、ISSを維持いじした。スペースシャトル復帰ふっき物資ぶっし輸送ゆそう活躍かつやくしているが、後述こうじゅつのATVとHTVの運用うんよう開始かいしされてからは役割やくわり分担ぶんたんすることになった。

シグナス[編集へんしゅう]

シグナスはドラゴンとおなじくNASAのCOTS計画けいかく開発かいはつされた民間みんかん無人むじん宇宙うちゅう補給ほきゅう。シグナスはアンタレスによりげられ、2013ねん9がつはじめてISSとのドッキングに成功せいこうして補給ほきゅう成功せいこうさせた。

ドラゴン2[編集へんしゅう]

NASAの商業しょうぎょう乗員じょういん輸送ゆそう開発かいはつ (CCDev) にもとづきスペースXしゃ開発かいはつする有人ゆうじん宇宙船うちゅうせん。ドラゴン2も初期しょきがたドラゴン同様どうようファルコン9によりげられ、2019ねん3がつ無人むじんでのISSドッキングを、いでよく2020ねん5月に有人ゆうじんでのドッキングを成功せいこうさせた。

過去かこ運用うんようされた輸送ゆそう[編集へんしゅう]

スペースシャトル[編集へんしゅう]

トラスを輸送ゆそうちゅうのスペースシャトル。

2011ねん7がつ退役たいえきするまでNASAがISSへの人員じんいん建設けんせつ資材しざい補給ほきゅう物資ぶっし輸送ゆそうのために運用うんようしていた輸送ゆそう。ISS建設けんせつ資材しざい大半たいはん輸送ゆそうしたほか、7めい人員じんいんとロボットアームを搭載とうさいでき、とく建設けんせつ初期しょき段階だんかいでは作業さぎょう基地きち役割やくわりたした。人員じんいん交代こうたいにも使つかわれるが、ソユーズ宇宙船うちゅうせんを6ヶ月かげつごとに交換こうかんするさい人員じんいん交代こうたいおこなえるため、補助ほじょてき役割やくわりにとどまった。

日米にちべいおう実験じっけんモジュールなど、ロシア以外いがいあずかあつモジュールはスペースシャトルで輸送ゆそうされた。このため、これらのモジュールはすべてスペースシャトルのペイロードベイにわせた寸法すんぽう形状けいじょう重量じゅうりょうになっている。ただし、スペースシャトルの度重たびかさなる改良かいりょうおも安全あんぜんせい向上こうじょう)により搭載とうさい可能かのう重量じゅうりょう計画けいかく当初とうしょより減少げんしょうしているため、一部いちぶ大型おおがたモジュール(デスティニーきぼう船内せんない実験じっけんしつ)は船内せんない機器きき一部いちぶ別便べつびん輸送ゆそうせざるをなくなった。

補給ほきゅうには、おおきくけて4つの方法ほうほうもちいた。ひとつは、スペースシャトルの船内せんない補給ほきゅうひん搭載とうさいし、ドッキング装置そうちとおして運搬うんぱんする方法ほうほうである。ドッキング装置そうち通路つうろ直径ちょっけい60センチメートル程度ていどせまく、船内せんないスペースを使用しようするため輸送ゆそうりょくちいさいが、補助ほじょてき毎回まいかい使つかわれていた方法ほうほうである。

2つめは、ペイロードベイにスペースハブ輸送ゆそうモジュールを搭載とうさいする方法ほうほうである。船内せんないよりおおくの補給ほきゅうひん搭載とうさいできるが、やはりおおきな物資ぶっし輸送ゆそうできない。つぎのMPLMが導入どうにゅうされると使つかわれなくなった。

3つめは、ペイロードベイに多目的たもくてき補給ほきゅうモジュール (MPLM) を搭載とうさいする方法ほうほうである。MPLMはペイロードベイからされ、ユニティまたはハーモニーに直接ちょくせつ結合けつごうされる。サイズがおおきい共通きょうつう結合けつごう機構きこう (CBM) を使つかうため、ISPRなど大型おおがた機材きざい輸送ゆそうできるほか、小型こがた物資ぶっしひろ通路つうろ利用りようして効率こうりつよく搬入はんにゅうできた。作業さぎょう終了しゅうりょうのMPLMはペイロードベイにもどされてかえられた(くわしくはMPLM参照さんしょう)。

4つめは、ペイロードベイない露出ろしゅつしたかたち輸送ゆそうする方法ほうほうである。ISSの外部がいぶ設置せっちするバッテリーやタンクなどの部品ぶひん交換こうかんするさいには、アダプターを使用しようして搭載とうさいした。

欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV)[編集へんしゅう]

欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV) はESAが2008ねんから2015ねんまで運用うんようした無人むじん貨物かもつせん機能きのう利用りよう方法ほうほうはプログレスとほぼおなじで、ロシアがわのドッキング装置そうち使用しようし、補給ほきゅうようのタンクやパイプも装備そうびしている。大型おおがたアリアンVロケットでげられるためプログレスよりもかなり大型おおがたで、リブーストよう推進すいしんざいふく輸送ゆそうりょくはプログレスのやく3ばいである。ただし、ドッキング装置そうちもプログレスとおなじなので大型おおがた物資ぶっし輸送ゆそうはできない。

ドラゴン[編集へんしゅう]

NASAの商業しょうぎょう軌道きどう輸送ゆそうサービス (COTS) 計画けいかく開発かいはつされたはつ民間みんかん無人むじん宇宙うちゅう補給ほきゅう。ドラゴンはファルコン9によりげられ、2010ねん12月にはじめて地球ちきゅうてい軌道きどう周回しゅうかい大気圏たいきけんさい突入とつにゅうして太平洋たいへいよう着水ちゃくすいし、2012ねん5がつはじめてISSのドッキングに成功せいこうして補給ほきゅう成功せいこうさせた。2020ねん4がつの20かい補給ほきゅうミッションを最後さいご運用うんよう終了しゅうりょうし、後継こうけいとなるドラゴン2移行いこうした。

宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV)[編集へんしゅう]

宇宙うちゅうステーション補給ほきゅう (HTV)、愛称あいしょう「こうのとり」は、日本にっぽんのJAXAが2009ねんから2020ねんまで運用うんようした無人むじん貨物かもつせん。プログレスやATVとことなり、ISSの先頭せんとうにあたるハーモニー結合けつごうするため、リブーストにもちいることはできない。しかし、MPLM同様どうようにサイズがおおきい共通きょうつう結合けつごう機構きこう (CBM) で結合けつごうするため、ISPRをまるごと搭載とうさいするなど、大型おおがた貨物かもつ輸送ゆそうすることができる。またあずかあつがあり、ISSのふねがい装着そうちゃくされるバッテリーなども輸送ゆそうすることができる。スペースシャトル退役たいえき後述こうじゅつ民間みんかん運用うんよう開始かいしされるまでは、これらの物資ぶっし輸送ゆそう可能かのう輸送ゆそうはHTVのみだった。2021年度ねんど以降いこうにコストを半減はんげんしたHTV-X運用うんよう移行いこうする予定よていであったが、2022ねん2がつ現在げんざい未定みていである[58]

開発かいはつちゅう輸送ゆそう[編集へんしゅう]

オリオン宇宙船うちゅうせん[編集へんしゅう]

NASAは2011ねん5がつにオリオン宇宙船うちゅうせん (Orion Multi-Purpose Crew Vehicle, MPCV) の開発かいはつ発表はっぴょうした。オリオン宇宙船うちゅうせん無人むじんテストは2013ねん7がつにデルタIV Heavyロケットでげられる予定よていである。また2011ねん9がつに、スペースシャトル後継こうけいのSLSの開発かいはつとオリオン宇宙船うちゅうせん搭載とうさいした初号しょごうを2017ねんげることが発表はっぴょうされた。

当初とうしょのオリオン宇宙船うちゅうせんは、NASAがコンステレーション計画けいかく使用しようするために2014ねん運用うんよう開始かいし目標もくひょう開発かいはつしていたが、2010ねんにコンステレーション計画けいかく中止ちゅうしされると計画けいかく現在げんざいのものに変更へんこうされた。コンステレーション計画けいかくにおいては、6めい搭乗とうじょう可能かのうで、ソユーズをえて緊急きんきゅう帰還きかんせんとしても使つかわれる模様もようであった。また、詳細しょうさい発表はっぴょうされていないが無人むじん貨物かもつ船型せんけい開発かいはつ予定よていされており、有人ゆうじんがた同様どうよう物資ぶっし回収かいしゅうカプセルをそなえたかたと、HTVのような回収かいしゅうカプセル(大気圏たいきけんさい突入とつにゅう廃棄はいきぶつ処理しょりなど)をそなえたかたのイラストが公表こうひょうされていた。まずISSに対応たいおうしたかた(ブロック1)が開発かいはつされ、つづいてつき飛行ひこう使用しよう可能かのうなブロック2、火星かせい小惑星しょうわくせいへの飛行ひこう使用しよう可能かのうなブロック3を開発かいはつする予定よていであった。

オリョール[編集へんしゅう]

ロシアが2023ねん現在げんざい開発かいはつちゅうのソユーズ代替だいたい有人ゆうじん宇宙船うちゅうせん。ISSへ6にん輸送ゆそうすることが可能かのうであるほか無人むじん輸送ゆそうとしての運用うんよう考慮こうりょされており、2tの貨物かもつをISSへ輸送ゆそうし500kgの貨物かもつ地上ちじょうかえることが可能かのうとなる予定よていである。RKKエネルギア開発かいはつ担当たんとうする。

HTV-X[編集へんしゅう]

JAXAが開発かいはつちゅう宇宙船うちゅうせんで、2021年度ねんど以降いこうH3ロケット予定よていであるが、2022ねん2がつ現在げんざいはHTV-Xを運搬うんぱんするH3ロケットのメインエンジンLE-9完成かんせい目処めどたず未定みていである[58]現行げんこうのHTVとくらべて太陽たいよう電池でんちのパドルはかられるとともに、これまで分割ぶんかつされていた推進すいしんけい電気でんきけいモジュールがサービスモジュールに集約しゅうやくされるなど、構造こうぞう設計せっけい大幅おおはば見直みなおされている。こうしたシステムの効率こうりつ軽量けいりょうにより、輸送ゆそう能力のうりょくたもったまま製造せいぞう費用ひよう半減はんげんする。

CST-100[編集へんしゅう]

NASAの商業しょうぎょう乗員じょういん輸送ゆそう開発かいはつ (CCDev) にもとづきボーイングしゃ開発かいはつする有人ゆうじん宇宙船うちゅうせん

ドリームチェイサー[編集へんしゅう]

NASAの商業しょうぎょう補給ほきゅうサービス (CRS-2) にもとづきシエラ・ネヴァダ・コーポレーションしゃ開発かいはつする無人むじん補給ほきゅう

計画けいかく中止ちゅうしになった輸送ゆそう[編集へんしゅう]

X-38 CRV[編集へんしゅう]

乗員じょういん帰還きかん (CRV) としてNASAが開発かいはつすすめていた宇宙船うちゅうせんである。X-24実験じっけんリフティングボディ形状けいじょう機体きたいであり、6めい搭乗とうじょうすることができる予定よていだった。大気圏たいきけんないでの滑空かっくう実験じっけんなどがおこなわれたが、コロンビアごう事故じこ計画けいかく見直みなおしで2002ねん開発かいはつがキャンセルされた。

クリーペル[編集へんしゅう]

ロシアが開発かいはつ検討けんとうしていた有人ゆうじん宇宙船うちゅうせんでソユーズを代替だいたいする予定よていだった。がねがたのカプセルだがちいさなつばさけたあんもあった。エンジン部分ぶぶん宇宙うちゅうにとどまってかえ使つかわれ、げにはソユーズ3ロケットを使用しようする予定よていだった。ESAやJAXAに共同きょうどう開発かいはつ打診だしんしたが、2007ねんまつにESAとのあいだでCSTS計画けいかくげ、これにともな計画けいかく中止ちゅうしされた。

ACTS/CSTS[編集へんしゅう]

ESAとロシアが開発かいはつ検討けんとうしていた有人ゆうじん宇宙船うちゅうせんでソユーズを代替だいたいする予定よていだった。有人ゆうじんカプセルと脱出だっしゅつ装置そうちげロケットはロシアが、推進すいしんはESAが開発かいはつし、2014ねん実用じつよう目標もくひょうとしていた。ESAでは、つぎのATV発展はってんがたとどちらが採用さいようされるかは最終さいしゅう決定けっていされず、JAXAにも共同きょうどう開発かいはつ打診だしんしたが、共同きょうどう開発かいはつにはいたらなかった。この計画けいかく中止ちゅうしされ、2009ねんはじめにロシアは独自どくじ有人ゆうじん宇宙船うちゅうせんPPTSを開発かいはつすることを決定けっていした。

アレス[編集へんしゅう]

つき探査たんさ計画けいかくコンステレーション計画けいかくよう大型おおがた貨物かもつロケットであるアレスロケットシリーズを、ISSに利用りようするあんもあった。アレスVは地球ちきゅうてい軌道きどうに130tもの貨物かもつ輸送ゆそう可能かのうであり、過去かこサターンVスカイラブげたように、アルタイル着陸ちゃくりくせん改造かいぞうした軌道きどう変更へんこうユニットをけることで大型おおがたのモジュールをISSにとどけることが可能かのう計画けいかくだった。しかし開発かいはつ大幅おおはばおくれ、2010ねんにコンステレーション計画けいかく自体じたい中止ちゅうし決定けっていされた。

ATV発展はってんがた[編集へんしゅう]

ESAが開発かいはつ検討けんとうしていた宇宙船うちゅうせんで、まず貨物かもつ回収かいしゅうカプセルを搭載とうさいした無人むじんがたを、つづいて有人ゆうじんカプセルと脱出だっしゅつ装置そうちそなえた有人ゆうじんがた開発かいはつする計画けいかくだった。げにはアリアン5を使用しよう。ACTS/PPTSとはことなりヨーロッパ独自どくじ計画けいかくだが、ESAはACTS/PPTSと比較ひかく検討けんとうしていた。ATVは2015ねんのATV-5ミッションの終了しゅうりょうをもって退役たいえきし、ESAはオリオン宇宙船うちゅうせんにATVのサービスモジュールの技術ぎじゅつ派生はせいさせたESM (European Service Module) を提供ていきょうする計画けいかく変更へんこうした。

費用ひよう[編集へんしゅう]

2010ねんまでの国際こくさい宇宙うちゅうステーション計画けいかくにおける各国かっこく支出ししゅつは、アメリカが6ちょう4400おくえん(585おくドル)、日本にっぽんが7100おくえん欧州おうしゅうが4600おくえん(35おくユーロ)、カナダが1400おくえん(17おくカナダドル)である[59]。2011ねんから2015ねんまでの5年間ねんかん各国かっこく予想よそう支出ししゅつは、アメリカが1ちょう8900おくえん(172おくドル)、日本にっぽんが2000おくえん欧州おうしゅうが2500おくえん(19おくユーロ)、カナダが250おくえん(3おくカナダドル)である[59]。(日本にっぽん支出ししゅつ内訳うちわけきぼう参照さんしょう) なお、ロシアは自国じこく管轄かんかつ部分ぶぶん費用ひようをすべて負担ふたんし、同時どうじにそのすべての利用りようけん所有しょゆうしている。

Googleストリートビューによる公開こうかい[編集へんしゅう]

2017ねん7がつには、ISSの主要しゅよう部分ぶぶんの360画像がぞうが、Google ストリートビューにより公開こうかいされた[60][61]

このプロジェクトはNASA宇宙うちゅう飛行ひこうペギー・ウィットソンひきい、ESA宇宙うちゅう飛行ひこうトマ・ペスケ英語えいごばんにより撮影さつえいされた。360カメラではなく、NASAの協力きょうりょくにより、ISSに搭載とうさいずみニコンせいいちレフにより撮影さつえいした複数ふくすう画像がぞう合成ごうせいすることにより360画像がぞう生成せいせいする手法しゅほうがとられた[62]

ペスケ飛行ひこうがISSに滞在たいざいしただい50/だい51長期ちょうき滞在たいざい期間きかんにおいては、ドラゴン宇宙船うちゅうせんのSpX-10、シグナス宇宙船うちゅうせんのOA-7がドッキングしており、ISSにくわえ、りょう宇宙船うちゅうせん内部ないぶおとずれることもできる。

備考びこう[編集へんしゅう]

  • トラスの名称めいしょうS1」のSや「P1」のPは、それぞれ船舶せんぱく用語ようごの「右舷うげん」(starboard side)、「左舷さげん」(port side) からきている。また、「Z1トラス」のZは「天頂てんちょう」(zenith) からきている。
  • 国際こくさい宇宙うちゅうステーションからアマチュア無線むせん運用うんようされている。各国かっこく宇宙うちゅう飛行ひこうは、ISS搭乗とうじょうまえ日本にっぽんアマチュア無線むせん技士ぎし相当そうとう資格しかくアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく取得しゅとくし、ISSの余暇よか時間じかん使つかって、地上ちじょうアマチュア無線むせんきょく交信こうしんしている。コールサインNA1SSRS0ISS使用しようされている。また、青少年せいしょうねん宇宙うちゅうたいして関心かんしんってもらうため、スクールコンタクト(日時にちじをステーションがわ地上ちじょうがわわせ、地上ちじょうがわアマチュア無線むせん監督かんとくした学校がっこう児童じどう生徒せいと乗員じょういんたち通信つうしんする)が実施じっしされている[63]
  • 2010ねん1がつより、ISSからのインターネット直接ちょくせつ接続せつぞく可能かのうとなった。野口のぐちさとしいちがISS滞在たいざいちゅうTwitterに1200かい以上いじょうつぶやき、宇宙うちゅうからもっとおおくTwitterに投稿とうこうした飛行ひこうとされている[64]
  • 2011ねん1がつ28にち日本にっぽんHTV-2号機ごうき「こうのとり」が国際こくさい宇宙うちゅうステーションにドッキングした。その、2がつ24にち欧州おうしゅう補給ほきゅう (ATV) 2号機ごうき「ヨハネス・ケプラー」が、さらに2がつ26にちスペースシャトル「ディスカバリー」(STS-133) が国際こくさい宇宙うちゅうステーションにドッキングした。さきにドッキングちゅうのプログレス、ソユーズをくわえ、この時点じてん上記じょうきの5機種きしゅ6一堂いちどうかいし、ISS計画けいかく参加さんかしている各国かっこくぜん宇宙船うちゅうせんが、はじめて同時どうじ国際こくさい宇宙うちゅうステーションにドッキングした状態じょうたいとなった。スペースシャトルが退役たいえきすることがまっていることから、現役げんえき宇宙うちゅうせいぞろいは、このSTS-133最初さいしょ最後さいご機会きかいとなり、宇宙うちゅう開発かいはつ国際こくさい協力きょうりょく象徴しょうちょうするイベントとなった。また、このSTS-133ミッションでは、恒久こうきゅうてき多目的たもくてきモジュール (PMM) が、最後さいごのアメリカがわモジュールとしてけられ、国際こくさい宇宙うちゅうステーションのあずかあつ区画くかくが、ほぼ完成かんせい状態じょうたいとなった。
  • 地上ちじょうにおける構成こうせい要素ようそ運搬うんぱんには、NASAが所有しょゆうするスーパーグッピー使用しようされた[65]
  • 宇宙うちゅう飛行ひこう船内せんない作業さぎょうおこなさいには記録きろくのこすため撮影さつえいおこなっているが、カメラの設置せっちなど撮影さつえい準備じゅんびぜん作業さぎょう時間じかんの10%がついやされていた。日本にっぽんでは推進すいしんようのファンを搭載とうさいした球形きゅうけい撮影さつえいドローン「Int-Ball」を開発かいはつし、撮影さつえい自動じどうする予定よてい[66]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ これまでに商業しょうぎょう契約けいやくむすんでISSに滞在たいざいしたものは、自費じひ費用ひよう支弁しべんしたデニス・チトーマーク・シャトルワースグレゴリー・オルセンアニューシャ・アンサリチャールズ・シモニーリチャード・ギャリオットギー・ラリベルテ前澤まえさわ友作ともさく平野ひらの陽三ようぞう宇宙うちゅう旅行りょこうしゃ9にんと、ロシアとの国家こっかあいだ協定きょうていもとづき宇宙うちゅうったマレーシアのシェイク・ムザファ・シュコア国家こっか商用しょうよう旅行りょこう権利けんり購入こうにゅうしたことにより宇宙うちゅうった韓国かんこくイ・ソヨン2人ふたりけい11めいである。
  2. ^ スペースシャトルの電源でんげんには燃料ねんりょう電池でんち使用しようしているため、ISSから電力でんりょく供給きょうきゅうければ燃料ねんりょう液体えきたい酸素さんそ液体えきたい水素すいそ)を節約せつやくできる。これにより係留けいりゅう期間きかん延長えんちょうして、シャトル搭乗とうじょういんによる作業さぎょうやすことができるようになった。
  3. ^ SFOGは、塩素えんそさんカリウム (KClO4) や塩素えんそさんリチウム (LiClO4) のまったカートリッジをかんれて点火てんかピンをくと、1かんたり600リットルとヒト1にんが1にち必要ひつようぶん酸素さんそ加熱かねつによって発生はっせいするしくみになっている。
  4. ^ コップ1はいぶんみず運賃うんちん計算けいさんすると30-40まんえん相当そうとうするため、6800キログラムものみず地上ちじょうから補給ほきゅうしなくて方法ほうほうもとめられた。
  5. ^ WRSはノード3に設置せっちされた米国べいこくのトイレ (WHC) からあつめた尿にょう蒸留じょうりゅうしてから、空気くうきちゅうからの凝結ぎょうけつすい一緒いっしょにろ浄化じょうかして飲用いんようふく清浄せいじょうすいえる。
  6. ^ トイレは当初とうしょの8年間ねんかんはロシアの実験じっけんとう「ズヴェズダ」にあるロシアせいのものを共同きょうどう使用しようしていたが、米国べいこくはSTS-126でWHC (Waste and Hygiene Compartment) とぶトイレを新設しんせつした。NASAはすでにスペースシャトルで比較的ひかくてき使用しよう回数かいすうすくない使つかしきのトイレを開発かいはつしていたが、ステーションようのものを新規しんき開発かいはつすると高価こうかになることから、ズヴェズダにあるものと同様どうようのロシアせいトイレを購入こうにゅうしたものである。このロシアせい液体えきたいぶん固体こたいぶんけてタンクに格納かくのうしておき、これらがいちはいになれば、補給ほきゅうせんプログレスにうつしてふねごと大気たいきちゅう焼却しょうきゃく処分しょぶんされる。無重力むじゅうりょくであるため液体えきたい固体こたいのいずれも空気くうき気流きりゅうによってピニールバッグと液体えきたいタンクに吸入きゅうにゅうされて、んだ空気くうき厳重げんじゅうなフィルタでにおいがのぞかれる。液体えきたい吸引きゅういん各自かくじ個人こじん専用せんようぐちをホースにけて使用しようする。臭気しゅうきひろがるのをけるために、ファンが起動きどうするまえには便座べんざぶたひらかないなど、こまかな配慮はいりょがなされている。
  7. ^ 高度こうど低下ていかりつは、太陽たいよう活動かつどうによる大気たいきそう膨張ぼうちょう度合どあいにより変化へんかするため変動へんどうする。また高度こうどひくくなれば大気たいき密度みつどえるため、低下ていかりつえる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]