賀が齊ひとし

賀が齊ひとし
後こう將軍しょうぐん
國家こっか	孫吳そんご
時代じだい	孫吳そんご
主君しゅくん	孫まご策さく→孫まご權けん
姓せい	賀が
名な	齊ひとし
姓名せいめい	賀が齊ひとし
字じ	公おおやけ苗なえ
封ふう爵	山陰さんいん侯こう
出生しゅっしょう	？
逝世	227年ねん
親おや屬ぞく 子こ 賀が達たち、賀が景けい

賀が齊ひとし（2世紀せいき？—227年ねん），字じ公おおやけ苗なえ，漢かん末まつ會かい稽郡山陰さんいん人じん，三さん国こく東ひがし吴將領しょうりょう，會かい稽士族ぞく賀が氏し的てき家主やぬし，在ざい江東こうとう內部平定へいてい山越やまごえ所しょ戰せん披靡，期間きかん也有やゆう參與さんよ前線ぜんせん作戰さくせん。

本ほん為ため「慶けい」姓せい，賀が齊ひとし的てき伯父おじ慶けい純じゅん，在ざい儒學じゅがく界かい有ゆう很大的てき聲望せいぼう。漢かん安やす帝みかど在位ざいい時じ擔任たんにん侍さむらい中ちゅう、江夏えなつ太守たいしゅ。不ふ過か慶けい純じゅん辭去じきょ官職かんしょく，曾經與あずか江夏えなつ黃き瓊、廣こう漢かん的てき楊厚同どう被ひ徵ちょう任にん為ため「公おおやけ車しゃ」署しょ。但ただし是ぜ後來こうらい避漢安やす帝みかど生せい父ちち孝德たかのり皇すめらぎ的まと名めい諱いみな，所以ゆえん改あらため為ため「賀が」姓せい。

生平おいだいら

少しょう有ゆう威名いめい

賀が齊ひとし年少ねんしょう是ぜ郡ぐん吏守剡县，而當地ち縣けん吏斯從像ぞう輕けい俠一樣放蕩結交，賀が齊ひとし打算ださん把わ他た懲治。而主薄うすき勸すすむ諫賀齊ひとし：「斯從是ぜ縣けん裡うら頭あたま的てき大だい族ぞく，也有やゆう山越やまごえ依よ附ふ他た，今日きょう如果把わ他た懲治，明日あした賊ぞく寇就會かい來らい」。賀が齊ひとし聽後憤怒ふんぬ，立たて刻こく把わ斯從斬殺ざんさつ。斯從的てき族ぞく人じん黨とう寇陸續ぞく集結しゅうけつ，率りつ千餘人舉兵攻擊賀齊所在的縣所。賀が齊ひとし便びん率りつ郡ぐん吏平民へいみん打開だかい城門じょうもん進行しんこう突擊とつげき，隨ずい即そく大破たいは叛亂はんらん者しゃ，威い震ふるえ山越やまごえ。後來こうらい太ふとし末まつ、豐浦とようら兩りょう縣けん的てき平民へいみん造反ぞうはん，賀が齊ひとし轉うたて到いた太ふと末すえ為ため縣けん長ちょう，在ざい當地とうち誅殺ちゅうさつ奸惡かんあく安やす養やしなえ善ぜん好こう，在任ざいにん期き當月とうげつ把わ叛亂はんらん平たいら盡つき。

培つちかえ旋律せんりつ動どう

主しゅ条目じょうもく：侯ほう官かん之の战

建たて安やすし元年がんねん（196年ねん），賀が齊ひとし被ひ孙策察举为孝こう廉れん，當時とうじ王おう朗あきら逃跑到東ひがし治ち，侯ほう官かん的てき商しょう升ます為ため王おう朗あきら起おこり兵へい。孫まご策さく派は永えい寧やすし長ちょう韩晏領りょう兵へい討伐とうばつ，而賀齊ひとし代替だいたい其為永ためなが寧やすし縣けん長ちょう鎮守ちんじゅ。不ふ久ひさ韩晏败于商しょう升ます，贺齐随ずい之の又また代だい其成为南部なんぶ都と尉じょう，商しょう升ます畏かしこ懼賀齊ひとし的てき威名いめい，派遣はけん使者ししゃ乞討結盟けつめい。賀が齊ひとし陳ひね說せつ其利害りがい禍福かふく，商しょう升ます隨ずい即そく送おく上うわ印綬いんじゅ出で門もん投降とうこう。但ただし是ぜ賊將ぞくしょう統帥とうすい張ちょう雅みやび、詹强等とう人じん并不願意がんい商しょう升ます投降とうこう，所以ゆえん合あい謀はかりごと將はた商しょう升ます反はん殺ころせ，之これ後ご張ちょう雅みやび並なみ自稱じしょう無上むじょう將軍しょうぐん，詹强自稱じしょう會かい稽太守もり。當時とうじ賊ぞく眾氣勢きせい高だか漲みなぎ，賀が齊ひとし兵へい少しょう不足ふそく以去討伐とうばつ，所以ゆえん屯たむろ軍ぐん休戰きゅうせん。張ちょう雅みやび與あずか何なに雄お因いん為ため有ゆう爭そう地ち而分離ぶんり，賀が齊ひとし派は越人えつじん從したがえ中ちゅう挑撥ちょうはつ，令れい兩方りょうほう更さら深ふか猜疑さいぎ，並なみ出兵しゅっぺい相互そうご吞併。賀が齊ひとし於是出兵しゅっぺい前ぜん往討伐とうばつ，在ざい一戰裡頭大破張雅，詹强黨とう眾被賀が齊ひとし震ふるえ嚇而畏かしこ懼，便びん率りつ眾出城じょう投降とうこう。

迅勢逆襲ぎゃくしゅう

主しゅ条目じょうもく：建たて安やすし、汉兴、南平みなみだいら之の乱みだれ

贺齐平定へいてい侯こう官かん后きさき的てき建けん安やす八はち年ねん（203年ねん），建たて安やすし、漢かん興きょう、南みなみ平等びょうどう县的豪ごう强きょう再さい次つぎ发动叛乱はんらん，賀が齊ひとし於是進しん兵へい建けん安やす，設立せつりつ都と尉じょう府ふ，這一年是建安八年也就是203年ねん。郡ぐん調ちょう發はつ五ご千せん兵へい，而且讓ゆずる各かく縣けん縣けん長ちょう帶たい領りょう自己じこ的てき部將ぶしょう，並なみ統一とういつ歸き由よし賀が齊ひとし調節ちょうせつ差遣さけん。賊將ぞくしょう洪ひろし明あきら、洪ひろし進すすむ、苑えん御ご、吳ご免めん、華はな當とう五人各率領了萬戶人眾，連れん營相駐在ちゅうざい漢かん興きょう，吳ご五的六千戶人眾另屯營在大潭，鄒臨的てき六ろく千戶人眾就屯在蓋竹，一同いちどう進軍しんぐん出で餘あまり汗あせ，音おと幹みき。賀が齊ひとし軍ぐん討伐とうばつ漢かん興きょう，經過けいか餘あまり汗あせ。賀が齊ひとし認みとめ為ため賊ぞく多た自己じこ兵へい少しょう，若わか然しか孤軍こぐん深入ふかいり則そく沒ぼつ有ゆう後繼こうけい支援しえん，擔心容易ようい被ひ敵てき人じん切斷せつだん退路たいろ，於是令れい松陽しょうよう縣けん縣けん長ちょう丁ちょう蕃しげる留とめ在ざい餘あまり汗あせ防備ぼうび。丁ちょう蕃しげる本來ほんらい與賀よか齊ひとし同どう為相ためすけ鄰縣城じょう的てき縣けん長ちょう，但ただし他た恥はじ於在賀が齊ひとし的てき部隊ぶたい指揮しき之の下した，所以ゆえん推辭不ふ肯留下か。賀が齊ひとし立たて斬き了りょう丁ちょう蕃しげる，軍ぐん中ちゅう被ひ賀が齊ひとし的てき舉動震ふるえ慄，沒ぼつ有人ゆうじん不ふ從したがえ命いのち。於是分ぶん兵へい留とめ餘あまり汗あせ防備ぼうび，自己じこ則そく進軍しんぐん討伐とうばつ洪ひろし明あきら，連續れんぞく大破たいは敵てき人じん。臨陣斬殺ざんさつ洪ひろし明あきら，洪ひろし進すすむ、苑えん御ご、吳ご免めん、華はな當とう四よん人にん均ひとし投降とうこう。然しか後ご轉うたて攻おさむ蓋ぶた竹ちく，向むかい大だい潭進軍ぐん，吳ご五ご、鄒臨再さい次つぎ投降とうこう。在ざい討伐とうばつ懲治中ちゅう斬殺ざんさつ六ろく千せん首級しゅきゅう，賊ぞく中ちゅう的てき名將めいしょう全部ぜんぶ被ひ擒とりこ獲え，賀が齊ひとし再さい次つぎ整頓せいとん縣けん邑，從したがえ中ちゅう得え到いた兵卒へいそつ萬まん人にん，被ひ拜はい為平ためひら東ひがし校こう尉じょう。建けん安やす十じゅう年ねん（205年ねん），賀が齊ひとし轉戰てんせん到いた上うえ饒にょう進行しんこう討伐とうばつ，分ふん出で建けん安やす桐きり鄉地ごうじ，設しつらえ為ため建けん平たいら縣けん。

克かつ敵てき寧やすし內

建けん安やす十じゅう三さん年ねん（208年ねん），赤あか壁かべ之の戰たたかえ發生はっせい的てき同どう一いち年ねん，賀が齊ひとし遷升為ため威武いぶ中ちゅう郎ろう將はた，並なみ與あずか率りつ領りょう萬まん人にん的てき蔣欽共同きょうどう討伐とうばつ丹陽たんよう郡ぐん的てき黟縣、歙縣。當時とうじ武たけ彊つよし、葉は郷きょう、東陽とうよう、豐浦とようら四よん個こ郷きょう的てき賊將ぞくしょう率先そっせん投降とうこう，賀が齊ひとし上表じょうひょう將はた葉は郷きょう改あらため為ため始はじめ新しん縣けん。而歙縣けん的てき賊ぞく帥そち金きん奇き率りつ領りょう萬戶人屯駐在安勒山，毛もう甘あま的てき萬戶人則屯在烏聊山，黟縣賊ぞく帥そち陳ひね僕ぼく、祖山そやま等とう人的じんてき二に萬戶人就屯在林歴山。林はやし歴れき山地さんち形がた是ぜ四よん面めん山やま壁かべ聳立しょうりつ，有數ゆうすう十じゅう丈たけ高だか，山やま徑みち危險きけん狹隘きょうあい，刀かたな盾たて無法むほう施ほどこせ展てん，賊將ぞくしょう居きょ高だか臨下投石とうせき，無法むほう反擊はんげき進攻しんこう。吳くれ軍ぐん屯たむろ駐在ちゅうざい山さん徑みち多おお日ひ，將官しょうかん兵へい吏為之の憂慮ゆうりょ。賀が齊ひとし親したし自じ出山でやま間あいだ四よん周しゅう瀏りゅう覽らん，觀察かんさつ地形ちけい分析ぶんせき便利べんり，暗中あんちゅう募集ぼしゅう身輕みがる敏捷びんしょう的てき兵士へいし，給きゅう他た們製作せいさく鐵てつ戈ほこ，潛入せんにゅう賊ぞく眾不防備ぼうび的てき隱密おんみつ險要けんよう地方ちほう，用よう鐵てつ戈ほこ鑿山壁かべ開ひらき挖攀爬前進ぜんしん的てき道路どうろ，乘じょう夜よる令れい士し兵へい偷偷爬上去さ，然しか後こう捆綁數多すうた的てき垂たれ布ぬの供給きょうきゅう下方かほう的てき人じん攀よじ爬，上うえ壁かべ者しゃ有數ゆうすう百ひゃく人にん，並なみ在ざい四面しめん佈置，一齊いっせい擂す鼓吹こすい號ごう，賀が齊ひとし已やめ經けい部署ぶしょ了りょう兵へい眾待命たいめい。賊ぞく眾在夜よる晚ばん聽到鼓こ聲ごえ四よん嚮，山下やました不ふ見み吳くれ軍ぐん便びん以為他た們已經けい上うえ了りょう山さん，於是驚おどろき慌失措陷入にゅう混亂こんらん，不知ふち如何いか是ぜ好このみ，本來ほんらい把わ守もり險要けんよう的てき賊ぞく者しゃ也逃跑回巢す。吳くれ軍ぐん才ざい得う以上いじょう山やま，於是大破たいは陳ひね僕ぼく等とう人じん，其他餘あまり黨とう都と投降とうこう了りょう，此戰共ども斬殺ざんさつ首級しゅきゅう七なな千せん人にん，賀が齊ひとし與あずか蔣欽平定へいてい了りょう黟縣及歙縣けん。賀が齊ひとし再さい次つぎ上表じょうひょう把わ歙縣分ぶん為ため新定しんじょう縣けん、黎はじむ陽ひ縣けん、休きゅう陽ひ縣けん，并與黟縣、歙縣、始はじめ新しん為ため六ろく縣けん，孫まご權けん於是分ぶん出で為ため六ろく縣けん並なみ為ため新都しんと郡ぐん，以賀齊ひとし為ため太守たいしゅ，立たて府ふ於始新しん，加か偏へん將軍しょうぐん。

绥静邦くに域いき

建けん安やす十じゅう六ろく年ねん（211年ねん），吳くれ郡ぐん餘あまり杭くい縣けん百姓郎稚與宗族起兵作賊，又また有數ゆうすう千せん人にん響ひびき應おう，賀が齊ひとし出兵しゅっぺい進しん討，隨ずい刻こく打破だは郎ろう稚やや，賀が齊ひとし上表じょうひょう分ぶん餘あまり杭くい縣けん新設しんせつ臨水縣けん。賀が齊ひとし接せっ到いた命令めいれい他た要よう返かえし回かい到いた所ところ治おさむ理り的てき始はじめ新しん郡ぐん，在ざい返かえし郡ぐん的てき時候じこう，孫まご權けん在ざい路上ろじょう出現しゅつげん，以樂舞まい大だい象ぞう之の宴席えんせき為ため他た餞はなむけ行ぎょう。孫まご權けん問とい賀が齊ひとし：“如今平定へいてい天下でんか，在ざい都城みやこのじょう立國りっこく，使つかい遠地おんち上うえ貢みつぐ珍品ちんぴん，令れい兇猛きょうもう的てき野獸やじゅう停止ていし揮舞銳するど爪つま，若わか不ふ是ぜ你的功勞こうろう那な會かい是ぜ誰だれ呢？”賀が齊ひとし說せつ：“殿下でんか以神武之たけゆき姿すがた得え到いた應おう得とく的てき期き望もち，開拓かいたく帝王ていおう基もと業ぎょう，臣しん我わが幸こう好こう因緣いんねん際會さいかい，才さい得とく以驅馬ば在ざい風塵ふうじん之の下した，說せつ輔佐ほさ的てき還かえ算さん不ふ上うえ，若わか果はて是ぜ作為さくい鷹たか犬いぬ的てき效用こうよう，我わが們臣下か是非ぜひ常つね願意がんい。若わか說せつ是ぜ使し遠地おんち上うえ貢みつぐ珍品ちんぴん，令れい兇猛きょうもう的てき野獸やじゅう停止ていし揮舞銳するど爪つま，應おう是ぜ至尊しそん的てき聖德せいとく所為しょい，而不是ぜ臣しん我が所しょ能のう做到的てき。”之これ後ご孫まご權けん賞賜しょうし賀が齊ひとし獲え贈おく車くるま和わ駿馬しゅんめ，宴席えんせき結束けっそく孫まご權けん請賀齊ひとし上うわ自己じこ的てき御ご駕が一いち起おこり坐すわ，賀が齊ひとし辭じ讓ゆずる不ふ敢，孫まご權けん命いのち左右さゆう扶賀齊ひとし上うえ車しゃ，令れい兵へい吏以騎兵きへい開ひらき路ろ，如同郡中ぐんちゅう舉行儀式ぎしき一いち樣よう。孫まご權けん望のぞむ著ちょ這個情景じょうけい笑わらい說せつ：“人ひと應おう當とう努力どりょく，不ふ積せき累るい勤勉きんべん的てき功績こうせき，這樣的てき榮耀えいよう是ぜ不可能ふかのう得え到いた的てき。”車くるま走はし了りょう百餘步才轉走。

建けん安やす十じゅう八はち年ねん（213年ねん），豫よ章あきら郡ぐん東部とうぶ平民へいみん彭材、李り玉たま、王おう海うみ等とう率りつ領りょう眾萬餘人起兵為賊作亂，賀が齊ひとし前ぜん往討伐とうばつ平定へいてい，誅殺ちゅうさつ其首領りょう，餘よ黨とう全部ぜんぶ降服こうふく。在ざい賊黨ぞくとう中ちゅう挑選健けん壯者そうしゃ為ため軍兵ぐんびょう，差さ一些的歸為縣民，遂とげ遷升為ため奮武將軍しょうぐん。

攻おさむ敵てき必援

建けん安やす二に十じゅう年ねん（215年ねん），跟從孫まご權けん進攻しんこう合あい肥こえ。當時とうじ張ちょう遼りょう從したがえ城じょう中出なかで戰せん偷襲，作為さくい先頭せんとう部隊ぶたい一員的徐盛被重創遺失了旗矛，賀が齊ひとし和かず潘はん璋あきら從したがえ後方こうほう趕到，賀が齊ひとし率りつ領りょう中ちゅう軍ぐん部隊ぶたい攻撃こうげき，期間きかん拾ひろえ回まわ徐じょ盛もり遺失いしつ的てき旗はた矛ほこ。孫まご權けん在ざい逍遙しょうよう津つ受到張ちょう遼りょう偷襲，駕が馬ば躍おど橋はし成功せいこう撤退てったい，賀が齊ひとし以三さん千せん水軍すいぐん在ざい南岸なんがん接せっ應おう。孫まご權けん回かい到いた船上せんじょう，設しつらえ宴えん慰勞いろう大家たいか，賀が齊ひとし跪下哭泣說せつ：“至尊しそん是ぜ眾人的てき君主くんしゅ，應おう當とう保持ほじ謹慎きんしん莊重そうちょう，今日きょう的てき事こと幾いく乎造成ぞうせい禍か敗はい。群臣ぐんしん都みやこ為之ためゆき驚おどろき恐おそれ，如同天地てんち崩くずし塌，希望きぼう你以此為終身しゅうしん的てき警誡！”孫まご權けん親おや自じ擦こす拭ぬぐえ賀が齊ひとし的てき眼め淚なみだ說せつ：“非常ひじょう慚愧ざんき！我が會かい謹記於心，還かえ不ふ只ただ寫うつし在ざい腰帶こしおび上じょう。”

以戰養やしなえ戰せん

建けん安やす二に十じゅう一いち年ねん（216年ねん），曹操そうそう進攻しんこう濡須口こう，鄱陽郡ぐん平民へいみん尤ゆう突受曹操そうそう授予印綬いんじゅ，而同時じ丹に楊賊帥そち費ひ棧也受曹操みさお授予印綬いんじゅ作為さくい內應，把わ平民へいみん轉てん為ため賊ぞく，陵りょう陽ひ縣けん、始はじめ安やす縣けん、涇縣都と與あずか尤ゆう突呼應おう。孫まご權けん派は賀が齊ひとし與あずか陸りく遜へりくだ討伐とうばつ尤ゆう突和費ひ棧，賀が齊ひとし大破たいは尤ゆう突，並なみ斬き數すう千せん首級しゅきゅう，剩あま下した的てき餘あまり黨とう被ひ震ふるえ驚おどろき降服こうふく，丹に楊三さん縣けん皆みな投降とうこう，從したがえ中ちゅう得え到いた精兵せいびょう八はち千せん人にん。而另一方面費棧的黨羽眾多，相反あいはん陸りく遜へりくだ前ぜん往的兵へい少しょう，於是陸りく遜へりくだ增設ぞうせつ不ふ少しょう旗はた旌，分ふん置おけ戰せん鼓こ、號ごう角かく，深夜しんや潛伏せんぷく山さん谷之やの間あいだ，剩あま著しる鼓こ聲ごえ躁動進擊しんげき，費ひ棧人馬ば瞬間しゅんかん被ひ打破だは四散しさん。於是陸りく遜へりくだ整せい編へん東三ひがしさん郡ぐん的てき部隊ぶたい，健けん壯たけし強者きょうしゃ為ため兵へい，老弱ろうじゃく者しゃ作為さくい國民こくみん安戶やすど，得とく精兵せいびょう幾いく萬まん人にん，將はた留とめ有ゆう的てき惡あく賊ぞく舊きゅう患全部ぶ消滅しょうめつ，軍隊ぐんたい所しょ過か之これ地ち社會しゃかい即そく得とく安寧あんねい。賀が齊ひとし拜はい為ため安東あんどう將軍しょうぐん，封ふう山陰さんいん侯こう，出で任にん鎮守ちんじゅ長江ちょうこう江面えづら，督とく扶州以上いじょう地方ちほう至いたり皖城的てき水域すいいき。

倚憑軍ぐん异

黄き武ぶ初年しょねん（222年ねん），曹丕以不送おく子こ為ため藉口しゃこう對たい孫まご權けん發起ほっき三方面伐吳攻勢，並なみ派遣はけん曹休作為さくい指揮しき官かん攻擊こうげき洞口ほらぐち。賀が齊ひとし因いん為ため路ろ遠どお原因げんいん而隨後ご才ざい到いた，並なみ駐ちゅう扎新市し抗こう擊げき魏ぎ軍ぐん。當時とうじ呂りょ範はん作為さくい指揮しき官かん防衛ぼうえい曹休，但ただし諸しょ將しょう在ざい出だし戰せん途中とちゅう遇ぐう上じょう暴風ぼうふう溺死できし者しゃ眾多，亡者もうじゃ有ゆう一半いっぱん，眾將士し士氣しき低落ていらく，可か謂いい出師すいし不利ふり。唯ただ獨どく賀が齊ひとし後のち到いた而避過か了りょう這次的てき天災てんさい海難かいなん，這支軍隊ぐんたい得とく以保存ほぞん軍ぐん力りょく，諸しょ將しょう全ちょん賴よりゆき賀が齊ひとし軍ぐん才ざい穩住態勢たいせい。

賀が齊ひとし性格せいかく喜き歡奢侈しゃし綺麗きれい，尤ゆう其是軍事ぐんじ方面ほうめん，兵器へいき盔甲器械きかい都と是ぜ極ごく其精良せいりょう，所しょ乘じょう坐すわ的てき戰せん船ふな都と雕刻上じょう赤色あかいろ彩繪さえ紋もん理り，青色あおいろ羽わ蓋ぶた，深紅しんく色しょく的てき帷とばり幔。大小だいしょう盾たて牌ぱい和わ戈ほこ矛ほこ，都と繪え製せい上じょう花はな爪つま文ぶん畫が，弓ゆみ弩いしゆみ箭や矢や都と是ぜ取材しゅざい於上乘じょうじょう材料ざいりょう，其所屬しょぞく的てき蒙こうむ衝鬥艦かん，遙はるか望のぞむ猶なお如山群ぐん一いち樣よう連綿れんめん不斷ふだん。曹休等とう人じん對たい賀が齊ひとし非常ひじょう忌憚きたん，隨ずい即そく引大軍ぐん撤退てったい。後來こうらい遣や升ます後ご將軍しょうぐん，假かり節ふし領りょう徐じょ州しゅう牧まき。

出で其不意ふい

當初とうしょ，晉すすむ宗むね為ため戲おどけ口こう守將しゅしょう，率りつ眾投魏ぎ背叛はいはん吳ご，並なみ還かえ駐ちゅう蕲春太守たいしゅ，打算ださん圖ず取と襲擊しゅうげき安樂あんらく救すくい回かい自己じこ做人质的家か属ぞく。孫まご權けん對たい此感到いた恥辱ちじょく憤いきどお恨，藉著223年ねん三さん方面ほうめん戰爭せんそう剛ごう結束けっそく，在ざい六ろく月がつ盛夏せいか，出で其不意地いじ派は賀が齊ひとし督とく糜芳、鮮於丹に，與あずか胡えびす綜一起かずき襲擊しゅうげき蕲春，隨ずい即そく晉すすむ宗そう被ひ生なま擒とりこ捕獲ほかく。四よん年ねん之の後こう就是227年ねん，賀が齊ひとし去さ世よ，兒じ子こ都と有ゆう令名れいめい，也是佳よ將はた。

攻おさむ其無備

曾經，吳くれ國こく派遣はけん賀が齊ひとし討伐とうばつ山越やまごえ，賊ぞく中有ちゅうう擅長符ふ咒禁術じゅつ的てき人じん，每まい當とう兩方りょうほう交戰こうせん的てき時候じこう，官軍かんぐん的てき刀劍とうけん都と不能ふのう拔出ぬけで，弓ゆみ弩いしゆみ射出しゃしゅつ的てき箭や矢や還かえ會かい倒たおせ射い回かい自己じこ，總そう使つかい吳くれ官軍かんぐん交戰こうせん不利ふり。賀が齊ひとし經過けいか長ちょう思おもえ摸索もさく之の後こう說せつ：“我わが曾經聽聞ちょうもん金上かながみ有ゆう鐵てつ刃は可か以禁的てき人じん，蟲むし有毒ゆうどく可か以禁的てき人じん，如果沒ぼつ有ゆう刃は沒ぼつ有毒ゆうどく則そく不能ふのう禁きん。他た一定是能夠禁我們兵器的人，但ただし一定不能禁沒有鐵刃的物件。”於是用よう強硬きょうこう的てき木頭きとう製作せいさく多た支ささえ木き棍，挑選強健きょうけん有力ゆうりょく氣き的てき五千名兵卒為先頭部隊，全部ぜんぶ拿起特製とくせい木き棍。那な群ぐん山賊さんぞく以為自じ以為是ぜ擅使禁きん術じゅつ，完全かんぜん不ふ進行しんこう嚴密げんみつ準備じゅんび。於是賀が齊ひとし指揮しき的てき官軍かんぐん以特製せい木き棍揮擊げき，那な些山賊さんぞく無法むほう再さい施ほどこせ展てん禁きん術じゅつ，被ひ擊げき殺ころせ者しゃ數すう以萬まん計けい。

逸聞いつぶん

有人ゆうじん狀じょう告つげ呂りょ範はん與賀よか齊ひとし二人在衣著方面過份奢華綺麗，服飾ふくしょく甚至有ゆう僭越せんえつ王者おうじゃ的てき嫌疑けんぎ，孫まご權けん回かい應おう說せつ：「當年とうねん管かん仲なか亦また曾做過か逾禮的てき行為こうい，但ただし齊ひとし桓公かんこう能のう加か以包容ほうよう，結果けっか亦また不ふ損そん其霸業ぎょう。如今子こ衡（呂りょ範はん）、公おおやけ苗なえ（賀が齊ひとし）二に人にん，根本こんぽん沒ぼつ有ゆう犯はん上じょう管かん仲なか那な種しゅ程度ていど的てき過失かしつ，他た們只是ぜ精しらげ好こう於器械きかい，在ざい舟ふね車しゃ用よう物ぶつ方面ほうめん追求ついきゅう嚴いむ整せい而已，這能建立こんりゅう出で強きょう悍的軍ぐん容よう，對たい其治軍ぐん又また有ゆう何なん損失そんしつ呢？」，聽到孫まご權けん對たい二に人にん信任しんにん的てき回かい應おう後ご，狀じょう告つげ者しゃ再さい也不敢說二に人にん是非ぜひ。

評價ひょうか

• 《三國志さんごくし》總評そうひょう曰：「山越やまこし好こう為ため叛亂はんらん，難なん安易あんい動どう，是ぜ以孫權けん不ふ遑外御ご，卑詞魏たかし氏し。凡此諸しょ臣しん，皆みな克かつ寧やすし內難，綏靜邦くに域いき者しゃ也。呂りょ岱清せい恪つとむ在ざい公おおやけ；周しゅう魴譎略多た奇き；鍾離牧まき蹈長者しゃ之の規ぶんまわし；全ぜん琮有ゆう當世とうせい之の才ざい，貴重きちょう於時，然しか不ふ檢けん奸子，獲え譏そし毀名雲くも。」
• 朱しゅ育いく：其雄姿ゆうし武たけ毅あつし，立たて功こう当世とうせい，则后きさき将はた军贺齐，勋成绩著。（《三國志さんごくし·虞おそれ翻こぼし傳でん》注ちゅう引《會かい稽典錄ろく》）

家いえ屬ぞく

主しゅ条目じょうもく：会かい稽贺氏し世よ系けい图

• 父ちち輩やから
  • 賀が純じゅん，字じ仲なか真しん，伯父おじ（《元和がんわ姓せい纂》作さく祖父そふ），名めい儒，漢かん安やす帝みかど時じ曾任侍さむらい中ちゅう、江夏えなつ郡ぐん太守たいしゅ，後ご辭じ官かん。
  • 賀が輔，官かん至いたり永えい寧やすし縣けん長ちょう。
• 長子ちょうし賀が達たち，吳ご嘉よしみ禾二に年ねん（233年ねん）去さ遣や使つかい公孫こうそん淵ふち，但ただし慘むご遭殺害さつがい。
  • 贺质，賀が達子たっこ，位い至いたり虎とら牙きば将はた军。
• 次子じし賀が景けい，位い至いたり灭贼校こう尉じょう。
  • 贺邵，東ひがし吳くれ末まつ年ねん重臣じゅうしん，另有傳でん。
    • 賀が循，字じ彥先，晉すすむ朝あさ名めい儒，於唐《晉すすむ書しょ》有ゆう傳でん。
  • 賀が惠めぐみ，賀が邵弟，曾任宛あて陵りょう令れい。

三さん國こく演義えんぎ

• 小說しょうせつ中ちゅう的てき吳くれ國こく不ふ存在そんざい山越やまごえ困こま擾，是ぜ發達はったつ繁榮はんえい和平わへい的てき地方ちほう，賀が齊ひとし也被羅ら貫中かんちゅう刪除沒ぼつ有ゆう登場とうじょう。正史せいし南方みなかた是ただし相對そうたい落後らくご的てき地方ちほう，與あずか中原なかはら對比たいひ是ぜ較為不ふ發達はったつ，其山阻險地ち也是山越やまごえ族ぞく的てき溫床おんしょう，不定期ふていき大だい規模きぼ侵おかせ擾吳國境こっきょう地ち，故こ此孫權けん對外たいがい作戰さくせん的てき同時どうじ也要兼けん顧內部ぶ山越やまごえ問題もんだい。而揚州しゅう本土ほんど豪族ごうぞく也與當地とうち的てき山越やまごえ族ぞく有ゆう聯れん繫，越えつ族ぞく能のう夠就地ち取と鐵てつ鑄造ちゅうぞう兵器へいき，潛伏せんぷく在ざい山やま阻險地ち進行しんこう游ゆう擊げき戰せん，軍ぐん力りょく數すう以萬まん計けい以上いじょう，相等そうとう於一批正ひせい規ぶんまわし軍ぐん。孫まご權けん每次まいじ出征しゅっせい都と非常ひじょう煩惱ぼんのう，所以ゆえん會かい派出はしゅつ大量たいりょう家臣かしん進行しんこう平定へいてい，而賀齊ひとし是これ當とう中なか的てき佼佼者しゃ，對たい孫まご權けん開發かいはつ南方みなかた有ゆう很大的てき貢獻こうけん。

延伸えんしん阅读

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《三國志さんごくし·卷まき60》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》