孙綝

孫まご綝
孫吳そんご永えい寧やすし縣けん侯こう
孫吳そんご丞相じょうしょう、大將軍だいしょうぐん、荊州牧まき
國家こっか	孫吳そんご
時代じだい	三さん國こく
主君しゅくん	吳ご大帝たいてい→吳ご少しょう帝みかど→吳ご景けい帝みかど
姓せい	孫まご姓せい
名な	綝
字じ	子こ通どおり
封ふう爵	永えい寧やすし縣けん侯こう（256年ねん）
氏族しぞく	孫吳そんご宗室そうしつ→後こう被ひ除籍じょせき（259年ねん）
籍せき貫ぬき	吳くれ郡ぐん富とみ春はる縣けん（今いま浙江せっこう省しょう杭州こうしゅう市し富とみ陽ひ區く）人にん
出生しゅっしょう	孫吳そんご大帝たいてい黃き龍りゅう四よん年ねん（231年ねん）
逝世	孫吳そんご景けい帝みかど永安えいあん元年がんねん十じゅう二に月がつ戊つちのえ辰たつ日び 259年ねん1月がつ18日にち(259歲さい—01—18)（27—28歲さい） 孫吳そんご都城みやこのじょう建けん業ぎょう
親おや屬ぞく 父親ちちおや 孫吳そんご安やす民みん都と尉じょう孫まご綽 兄弟きょうだい 孫吳そんご縣けん侯こう、右みぎ將軍しょうぐん孫まご據よりどころ 孫吳そんご縣けん侯こう、御ご史し大夫たいふ、衛まもる將軍しょうぐん、侍さむらい中ちゅう孫まご恩おん 孫吳そんご亭ちん侯こう、雜ざつ號ごう將軍しょうぐん孫まご干ひ 孫吳そんご亭てい侯こう、將軍しょうぐん孫まご闓

孫まご綝（chēn）（231年ねん—259年ねん1月がつ18日にち），字じ子こ通どおり。三さん國こく東ひがし吳くれ的てき皇族こうぞく、权臣。孫まご堅けん弟おとうと弟おとうと孫まご靜せい的てき曾孫そうそん，孫まご暠的てき孫子まごこ，孫まご綽的まと兒じ子こ，孫まご據よりどころ、孫まご恩おん、孫まご幹みき、孫まご闓的てき哥哥、孫まご峻たかし的まと堂どう弟おとうと。

生平おいだいら

掌握しょうあく大權たいけん

孫まご綝一開始かいし擔任たんにん偏へん將軍しょうぐん，太平たいへい元年がんねん（256年ねん）孫まご峻たかし過か世よ後ご，擔任たんにん侍さむらい中ちゅう與あずか武たけ衛まもる將軍しょうぐん，掌てのひら控ひかえ了りょう東ひがし吳くれ實質じっしつ的てき權力けんりょく。呂りょ據よりどころ害がい怕他的てき權力けんりょく過大かだい，上書うわがき推薦すいせん滕胤為ため丞相じょうしょう，想そう要よう與あずか滕胤合作がっさく廢はい掉孫綝。孫まご綝知道之みちゆき後ご，派遣はけん孫まご慮おもんばか（有ゆう一說いっせつ為ため孫まご憲けん）、文ぶん欽、劉りゅう纂與あずか唐から咨等とう人ひと攻擊こうげき呂りょ據よりどころ。滕胤召喚しょうかん典てん軍ぐん楊崇與あずか將軍しょうぐん孫まご咨，跟他們說孫まご綝作亂みだれ，楊孫二人卻不與滕胤合作。孫まご綝則上書うわがき說せつ滕胤謀反ぼうほん，滕胤本ほん以為呂りょ據よりどころ會かい帶たい兵助へいすけ他た，但ただし他た卻音訊全無む。於是孫まご綝便派は將軍しょうぐん劉りゅう丞すすむ帶たい兵へい攻擊こうげき滕胤，滅めつ其三族ぞく。死後しご其妻與あずか其妻兄けい孫まご壹いち投とう魏ぎ。

孫まご綝受封ふう為ため永えい寧やすし侯こう，擔任たんにん大將軍だいしょうぐん。其行事ぎょうじ傲慢ごうまん無禮ぶれい而惹怒孫まご慮おもんばか（有ゆう一說いっせつ為ため孫まご憲けん），因いん此與將軍しょうぐん王おう惇あつし共謀きょうぼう殺害さつがい孫まご綝。而最後ご孫まご綝殺掉王惇あつし，孫まご慮おもんばか則のり被ひ迫せり服藥ふくやく自殺じさつ。

嗜殺無道むどう

曹魏大將軍だいしょうぐん諸しょ葛かずら誕於壽ことぶき春はる起おこり事ごと叛變，並なみ表ひょう態たい投降とうこう東ひがし吳くれ。孙綝率りつ文ぶん欽、唐から咨、全ぜん端はし與あずか全ぜん懌等とう人ひと帶たい領りょう三さん萬まん人にん去さ拯救，而曹魏ぎ則そく派出はしゅつ二に十多萬軍隊包圍諸葛誕的壽春。朱しゅ異こと率りつ領りょう三さん萬まん人にん屯たむろ居きょ安あん豐ゆたか，曹魏兗州刺史しし州しゅう泰やすし與あずか朱しゅ異い大戰たいせん於陽ひ淵ふち，朱しゅ異い大敗たいはい。孫まご綝又派遣はけん朱しゅ異こと率りつ領りょう丁ひのと奉たてまつ、黎はじむ斐等人的じんてき五萬軍隊攻打曹魏，但ただし自己じこ却畏敌，驻扎在ざい巢す湖みずうみ舟ぶね中ちゅう，不ふ敢亲临前线，孙亮命いのち他た上岸かみきし援助えんじょ唐から咨，他た也不动。朱しゅ異あや又また被ひ曹魏監かん軍ぐん石いし苞つと、州しゅう泰やすし與あずか胡えびす烈れつ所ところ打だ敗はい，損失そんしつ無數むすう資し糧かて。孫まご綝再派兵はへい三さん萬まん命令めいれい朱しゅ異い死し戰せん，朱しゅ異い不ふ從したがえ，孫まご綝就下か令れい處しょ死し朱しゅ異こと，更さら因いん此认为诸葛かずら诞无望もち抗こう魏ぎ而返回かい建けん业。孫まご綝沒有ゆう成功せいこう拯救諸しょ葛かずら誕，還かえ將はた自己じこ的てき重要じゅうよう將領しょうりょう朱しゅ異い殺ころせ死し，使つかい大家たいか都と感かん到いた憤いきどお恨不平ふへい。

擅行廢立はいりつ

太平たいへい二に年ねん（257年ねん），孫まご亮あきら正式せいしき親政しんせい，孫まご綝害怕會對たい自己じこ不利ふり，回かい到いた建けん業ぎょう並稱へいしょう病びょう不ふ上うえ朝あさ。然しか後こう在ざい朱雀すざく橋きょう南みなみ邊べ建たて房子ふさこ，命令めいれい其弟孫まご據よりどころ、孫まご恩おん、孫まご幹みき、孫まご闓分別べつ駐ちゅう守もり各個かっこ營地。孫まご亮あきら與あずか魯班公主こうしゅ、太ふとし常つね国くに丈たけ全ぜん尚なお、將軍しょうぐん劉りゅう承うけたまわ討論とうろん誅殺ちゅうさつ孫まご綝。但ただし孫まご亮あきら的てき皇后こうごう全ちょん氏し卻向孫まご綝密報ほう（一说密报者系孙綝堂姐、全ちょん氏し之の母はは），孫まご綝便帶たい兵へい於晚上じょう偷襲全ぜん尚なお，並なみ派遣はけん其弟孫まご恩おん殺害さつがい劉りゅう承うけたまわ，然しか後こう包圍ほうい皇宮こうぐう。命令めいれい光ひかり祿ろく勳くん孟宗もうそう廢はい掉孫亮あきら，大家たいか聽到十じゅう分ふん驚おどろき嚇。孫まご綝派遣はけん中書ちゅうしょ郎ろう李り崇たかし去さ爭奪そうだつ玉だま璽，尚書しょうしょ桓彝不ふ服從ふくじゅう命令めいれい，則のり被ひ孫まご綝殺害さつがい。典てん軍ぐん施ほどこせ正ただし勸すすむ孫まご綝立琅邪王おう孫まご休きゅう為ため皇帝こうてい。孫まご綝同意どうい後ご就寫了りょう信しん給きゅう孫まご休きゅう，即そく《孫まご綝立孫まご休きゅう令れい》。

孫まご綝對於民間あいだ信仰しんこう相當そうとう不ふ與あずか尊重そんちょう，燒しょう掉伍ご子こ胥廟びょう，又また破壞はかい各地かくち的てき祠ほこら廟びょう，斬殺ざんさつ道士どうし。孫まご休きゅう即位そくい後ご，孫まご綝上疏給孫まご休きゅう，自称じしょう“草莽そうもう臣しん”，來らい表示ひょうじ自己じこ的てき忠心ちゅうしん，即そく《孫まご綝上孫まご休きゅう疏》。孫まご休きゅう則そく下か詔みことのり封ふう孫まご綝為丞相じょうしょう與あずか荊州牧まき，即そく《孫まご休きゅう與あずか孫まご綝詔》。孫まご綝與其兄弟きょうだい五ご人にん，皆みな管理かんり禁きん軍ぐん部隊ぶたい，權力けんりょく遠とお遠とお超過ちょうか皇帝こうてい，是ぜ東ひがし吳ご未み曾出現しゅつげん的てき現象げんしょう。

夷えびす滅めつ三さん族ぞく

有ゆう一次孫綝奉酒給孫休，孫まご休きゅう沒ぼつ有ゆう接受せつじゅ，孫まご綝就口こう出で怨言えんげん。左ひだり將軍しょうぐん張ちょう布ぬの將はた這件事情じじょう告訴こくそ孫まご休きゅう，孫まご休きゅう虽然討厭孫まご綝，但ただし害がい怕出問題もんだい，反はん而將告つげ密みつ者しゃ交給孫まご綝。还加孙綝弟おとうと孙恩为侍中ちゅう，与あずか孙綝同どう理り政せい务。孙綝请求出で镇武昌あきら，孙休也同意どうい。大夫たいふ魏ぎ邈與あずか施ほどこせ朔ついたち等とう人ひと告訴こくそ孫まご休きゅう說せつ，孫まご綝長久下くげ來らい一定いってい會かい謀反ぼうほん，孙休意い识到孙綝一旦去武昌就可能割据兵变。

孫まご休きゅう則そく秘密ひみつ詢問張ちょう布ぬの解決かいけつ的てき辦法，張ちょう布ぬの就和丁ひのと奉たてまつ設しつらえ宴えん來らい謀殺ぼうさつ孫まご綝。孙綝本ほん称しょう病びょう不ふ想そう前ぜん往，但ただし孙休十余次派人来请，孙綝只ただ得とく起行きぎょう，众人阻止そし，孙綝让他们在官邸かんてい内ない放火ほうか，这样自己じこ便びん可か提ひさげ前ぜん退席たいせき。入にゅう席せき不ふ久ひさ，孫まご綝官邸てい果然かぜん起おこり火ひ，孙綝便びん要よう離はなれ席せき回かい家か，孙休劝止，孙綝仍起身み离席，丁ちょう奉たてまつ與あずか張ちょう布ぬの便びん一左一右將他綁起來。孫まご綝向孫まご休きゅう叩頭こうとう求もとめ情じょう說せつ：「我わが願ねがい流りゅう放ひ到いた交州。」孫まご休きゅう則そく回答かいとう說せつ：「那な你當年ねん為ため什麼いんも不ふ將しょう滕胤和わ呂りょ據よりどころ流ながれ放ひ呢？」孫まご綝又說せつ：「我わが願意がんい當とう官かん奴やつ。」孫まご休きゅう則そく回答かいとう說せつ：「你又有給ゆうきゅう滕胤和わ呂りょ據よりどころ當とう奴僕どぼく的てき機會きかい了りょう？」當とう場ば下か令れい誅滅ちゅうめつ其三族ぞく。孫まご綝死時じ28歲さい。孙休以孙綝首级示众，说和孙綝同どう谋的都と赦免しゃめん，放下ほうか武器ぶき的てき达五千せん人にん。

孫まご休きゅう耻于和わ孙峻、孙綝同族どうぞく，除じょ其宗籍せき，称しょう之の为“故こ峻たかし”“故こ綝”。又また下しも詔みことのり說せつ：「諸しょ葛かずら恪つとむ、滕胤與あずか呂りょ據よりどころ原はら來らい是ぜ無罪むざい，而是受到孫まご峻たかし與あずか孫まご綝兄弟きょうだい所しょ殘害ざんがい，朕ちん為ため此感到いた痛心つうしん，希望きぼう都と能のう為ため他た們改葬そう，並なみ加か以祭祀さいし。因よし為ため他た們而牽連被ひ流ながれ放ひ者しゃ，都と可か以回來らい。」

部下ぶか

刘丞，即そく刘承，256年ねん，孙綝许将军刘丞すすむ以封爵，令れい劉りゅう丞すすむ帶たい兵へい攻擊こうげき滕胤，滅めつ其三族ぞく。258年ねん，孙亮与あずか刘丞谋划诛杀执掌朝政ちょうせい的てき孙綝。谋泄，被ひ孙綝之の弟おとうと孙恩杀于苍龙门外。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《三國志さんごくし卷まき64·吳くれ書しょ十じゅう九きゅう·諸しょ葛かずら滕二に孫まご濮陽傳でん》

延伸えんしん阅读

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《三國志さんごくし·卷まき64》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》

官かん衔
前任ぜんにん： 孫まご峻たかし	孫吳そんご丞相じょうしょう 256年ねん—258年ねん （256年ねん—258年ねん執政しっせい）	繼つぎ任にん： 濮陽興きょう （皇帝こうてい孫まご休きゅう執政しっせい）
	孫吳そんご大將軍だいしょうぐん 256年ねん—258年ねん	繼つぎ任にん： 丁ひのと奉たてまつ