薛綜

薛綜（208年ねん前まえ—243年ねん），字じ敬けい文ぶん，沛郡竹たけ邑人ひと，戰國せんごく時とき齊ひとし國こく孟はじめ嘗君後代こうだい。三さん國こく時とき東ひがし吳くれ官員かんいん，文學ぶんがく家か。

生平おいだいら

薛綜年ねん少時しょうじ就跟隨ずい族ぞく人じん到いた交州避亂，於交州しゅう跟隨劉りゅう熙學習がくしゅう。建たて安やすし十じゅう五ご年ねん（210年ねん），步ふ騭到いた交州出で任にん交州刺史しし，交趾太守たいしゅ士し燮向東むかいひがし吳くれ歸き附ふ，孫まご權けん徵しるし召薛綜為五官ごかん中ちゅう郎ろう將はた，先後せんご就任しゅうにん合浦がつぽ和わ交趾太守たいしゅ。延のべ康やすし元年がんねん（220年ねん），呂りょ岱代替だいたい步ふ騭任交州刺史しし，薛綜隨したがえ同どう呂りょ岱討伐とうばつ當時とうじ數すう個こ作さく亂らん的てき賊ぞく匪兵團だん，平定へいてい交州全ぜん境さかい，又また進攻しんこう九きゅう真しん。戰せん事ごと完結かんけつ後任こうにん謁者僕ぼく射しゃ。

黃き龍りゅう三さん年ねん（231年ねん），孫まご權けん任命にんめい建たて昌あきら侯こう孫まご慮おもんばか當とう鎮軍大將軍だいしょうぐん，駐屯ちゅうとん半はん州しゅう，同時どうじ任命にんめい薛綜為ため鎮軍長ちょう史ふみ，對外たいがい掌てのひら軍ぐん眾之事ごと，對たい內以書しょ教授きょうじゅ孫まご慮おもんばか。嘉よしみ禾元年がんねん（232年ねん），孫まご慮おもんばか逝世，薛綜轉任てんにん賊ぞく曹尚書しょ，後任こうにん尚書しょうしょ僕ぼく射しゃ。

赤あか烏がらす三さん年ねん（240年ねん），轉任てんにん選せん曹尚書しょ。赤あか烏がらす五ご年ねん（242年ねん），加か任にん太子たいし少しょう傅でん。（既すんで為ため太子たいし老師ろうし，但ただし仍然擔任たんにん選せん曹尚書しょ，這種待遇たいぐう是ぜ相當そうとう厚あつ待まち和わ重視じゅうし的てき表現ひょうげん。）翌年よくねん（243年ねん）逝世。

特徵とくちょう

• 有ゆう一いち次じ，孫まご權けん命いのち薛綜寫うつし祝しゅく祖そ文ぶん，指定してい不能ふのう用よう常用じょうよう的てき文辭ぶんじ，但ただし薛綜仍可寫うつし出で言辭げんじ燦爛さんらん的てき文章ぶんしょう。孫まご權けん要よう他た再さい作さく一いち篇へん，薛綜又また能のう夠作一篇用辭全新的，眾人都と大だい為ため讚たたえ賞しょう。可か見み薛綜語ご文ぶん及寫作さく的てき造詣ぞうけい極きょく高だか。
• 蜀しょく使し張ちょう奉たてまつ奉たてまつ命いのち出で使し東ひがし吳くれ，曾和そわ吳くれ臣しん闞澤辯論べんろん，闞澤無法むほう應對おうたい張はり奉たてまつ的てき言論げんろん。薛綜見み狀じょう對たい張ちょう奉たてまつ嘲あざけ諷說:「蜀しょく者しゃ何なん也？有ゆう犬いぬ為ため獨どく，無む犬いぬ為ため蜀しょく，橫目よこめ苟身，虫むし入にゅう其腹。」（蜀しょく算さん什麼いんも?蜀しょく字じ旁つくり邊べ有ゆう個こ「犬いぬ」字じ即そく「獨どく」字じ，沒ぼつ有ゆう「犬いぬ」字じ就是「蜀しょく字じ」，蜀しょく就只是ぜ「橫目よこめ苟身，虫むし入にゅう其腹罷やめ了りょう。」）張ちょう奉たてまつ聽罷不滿ふまん向こう薛綜質問しつもん那な「吳ご」字じ該如何なん解釋かいしゃく，薛綜答こたえ:「無口むくち為ため天てん，有ゆう口こう為ため吳くれ，君臨くんりん萬邦ばんぽう，天子てんし之の都と。」（「吳ご」則のり是ぜ「無口むくち為ため天てん，有ゆう口こう為ため吳くれ，這是君臨くんりん萬邦ばんぽう，天子てんし之の都と啊。」）張ちょう奉たてまつ聽罷啞口無言むごん，在ざい場じょう眾吳臣しん皆みな大だい笑わらい。，裴松之の引《江こう表ひょう傳でん》則のり稱しょう此事是ぜ蜀しょく使し費ひ禕和わ諸しょ葛かずら恪つとむ辯論べんろん。

后きさき代だい

子こ

• 薛珝，薛綜長子ちょうし，官かん至いたり威い南みなみ將軍しょうぐん。
• 薛瑩，薛綜次子じし，東ひがし吳くれ末期まっき大臣だいじん，官かん至いたり光ひかり祿ろく勳くん，後來こうらい為ため孫まご皓あきら撰せん寫うつし降くだ書しょ。投降とうこう西にし晉すすむ後任こうにん散ち騎き常つね侍さむらい。

孫まご

• 薛兼，薛莹子こ

曾孙辈

• 孫まご晷母はは

參考さんこう資料しりょう

• 《三國志さんごくし·吳ご書しょ·薛綜傳でん》
• 《全ぜん三さん國文こくぶん·卷まき六ろく十じゅう六ろく·薛綜傳でん》

延伸えんしん阅读

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《三國志さんごくし/卷まき53》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》