(Translated by https://www.hiragana.jp/)
「日野家」の版間の差分 - Wikipedia コンテンツにスキップ

「日野ひの家か」の版はん間あいだの差分さぶん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴りれきの双方向そうほうこう閲覧えつらん
← 古ふるい編集へんしゅう新あたらしい編集へんしゅう →
削除さくじょされた内容ないよう 追加ついかされた内容ないよう
ビジュアルウィキテキスト
Rt25aryIf (会話かいわ | 投稿とうこう記録きろく)
128 回かい編集へんしゅう
タグ: モバイル編集へんしゅう モバイルウェブ編集へんしゅう
m編集へんしゅうの要約ようやくなし
67行ぎょう目め: 67行ぎょう目め:
江戸えど後期こうきの[[日野ひの資し愛あい]]は平ひら堂上どうじょうとしては最高さいこう位いの[[従したがえ一いち位い]][[准じゅん大臣だいじん]]まで登のぼっている<ref>{{Cite Kotobank|word=日野ひの資し愛あい|encyclopedia=デジタル版ばん 日本人にっぽんじん名めい大だい辞典じてん+Plus|accessdate=2022-11-16}}</ref>。
江戸えど後期こうきの[[日野ひの資し愛あい]]は平ひら堂上どうじょうとしては最高さいこう位いの[[従したがえ一いち位い]][[准じゅん大臣だいじん]]まで登のぼっている<ref>{{Cite Kotobank|word=日野ひの資し愛あい|encyclopedia=デジタル版ばん 日本人にっぽんじん名めい大だい辞典じてん+Plus|accessdate=2022-11-16}}</ref>。


[[江戸えど時代じだい]]の日野ひの家かの家いえ禄ろくは、名家めいかとしては破格はかくの1,034石せきだった{{#tag:ref|[[国立こくりつ歴史れきし民俗みんぞく博物館はくぶつかん]]の『[[旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょう]]データベース』によれば[[幕末ばくまつ]]期きの日野ひの家か領りょうは、[[山城やましろ国こく]][[愛宕あたご郡ぐん]]田中たなか村むらのうち40石せき5斗と2升しょう6合ごう、山城やましろ国こく[[葛野かずらの郡ぐん]]下津林しもつばやし村むらのうち253石せき、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん東梅とうばい津つ村むらのうち219石せき3斗と7升しょう3合ごう、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん西にし梅津うめづ村むらのうち78石せき7斗と2升しょう7合ごう、山城やましろ国こく[[紀伊きい郡ぐん]]吉祥院きっしょういん村むらのうち304石せき、[[摂津せっつ国こく]][[島上しまがみ郡ぐん]]大塚おおつか村むらのうち12石せき1斗と3升しょう、摂津せっつ国こく島上しまがみ郡ぐん磯島いそじま村むらのうち243石せき2斗と1升しょう7合ごうであり、合計ごうけい7村むら、1,150石せき9斗と7升しょう3合ごう。|group="注ちゅう釈しゃく"}}。家臣かしんとして雑ざつ掌てのひらに山中さんちゅう家か、辻つじ家か、吉田よしだ家かがあった{{Sfn|太田おおた|1934|p=5033}}。
[[江戸えど時代じだい]]の日野ひの家かの家いえ禄ろくは、名家めいかとしては破格はかくの1,034石せきだった{{#tag:ref|[[国立こくりつ歴史れきし民俗みんぞく博物館はくぶつかん]]の『[[旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょう]]データベース』によれば[[幕末ばくまつ]]期きの日野ひの家か領りょうは、[[山城やましろ国こく]][[愛宕あたご郡ぐん]]田中たなか村むらのうち40石せき5斗と2升しょう6合ごう、山城やましろ国こく[[葛野かずらの郡ぐん]]下津林しもつばやし村むらのうち253石せき、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん東梅とうばい津つ村むらのうち219石せき3斗と7升しょう3合ごう、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん西にし梅津うめづ村むらのうち78石せき7斗と2升しょう7合ごう、山城やましろ国こく[[紀伊きい郡ぐん]]吉祥院きっしょういん村むらのうち304石せき、[[摂津せっつ国こく]][[島上しまがみ郡ぐん]]大塚おおつか村むらのうち12石せき1斗と3升しょう、摂津せっつ国こく島上しまがみ郡ぐん磯島いそじま村むらのうち243石せき2斗と1升しょう7合ごうであり、合計ごうけい7村むら、1,150石せき9斗と7升しょう3合ごう。|group="注ちゅう"}}。家臣かしんとして雑ざつ掌てのひらに山中さんちゅう家か、辻つじ家か、吉田よしだ家かがあった{{Sfn|太田おおた|1934|p=5033}}。


=== 明治めいじ以降いこう ===
=== 明治めいじ以降いこう ===
[[明治維新めいじいしん]]後ごの明治めいじ2年ねん（1869年ねん）6月がつ17日にちの行政ぎょうせい官かん達たちで公家くげと[[大名だいみょう]]家かが統合とうごうされて[[華族かぞく]]制度せいどが誕生たんじょうすると日野ひの家かも旧きゅう公家くげとして華族かぞくに列れっし、明治めいじ17年ねん（1884年ねん）7月がつ7日にちの[[華族かぞく令れい]]の施行しこうで華族かぞくが五ご爵制になると大納言だいなごん宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう家か{{#tag:ref|日野ひの家かの大納言だいなごん直ちょく任にん（中納言ちゅうなごんからそのまま大納言だいなごんになることを直ちょく任にんといい、直じき任まかされる家いえは中納言ちゅうなごんを一度いちど辞じしてから大納言だいなごんになる家いえより格かく上じょうと見みなされていた）の回数かいすうは15回かいなので叙爵じょしゃく内規ないきの伯爵はくしゃくの基準きじゅんである「大納言だいなごんまで宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう」に該当がいとう{{sfn|浅見あさみ雅男まさお|1994|p=118}}。|group="注ちゅう釈しゃく"}}として[[日野ひの資し秀しゅう|資し秀しゅう]]が[[伯爵はくしゃく]]位いを授さづけられた{{sfn|小田部おたべ雄次ゆうじ|2006|p=325}}。
[[明治維新めいじいしん]]後ごの明治めいじ2年ねん（1869年ねん）6月がつ17日にちの行政ぎょうせい官かん達たちで公家くげと[[大名だいみょう]]家かが統合とうごうされて[[華族かぞく]]制度せいどが誕生たんじょうすると日野ひの家かも旧きゅう公家くげとして華族かぞくに列れっし、明治めいじ17年ねん（1884年ねん）7月がつ7日にちの[[華族かぞく令れい]]の施行しこうで華族かぞくが五ご爵制になると大納言だいなごん宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう家か{{#tag:ref|日野ひの家かの大納言だいなごん直ちょく任にん（中納言ちゅうなごんからそのまま大納言だいなごんになることを直ちょく任にんといい、直じき任まかされる家いえは中納言ちゅうなごんを一度いちど辞じしてから大納言だいなごんになる家いえより格かく上じょうと見みなされていた）の回数かいすうは15回かいなので叙爵じょしゃく内規ないきの伯爵はくしゃくの基準きじゅんである「大納言だいなごんまで宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう」に該当がいとう{{sfn|浅見あさみ雅男まさお|1994|p=118}}。|group="注ちゅう"}}として[[日野ひの資し秀しゅう|資し秀しゅう]]が[[伯爵はくしゃく]]位いを授さづけられた{{sfn|小田部おたべ雄次ゆうじ|2006|p=325}}。


初代しょだい伯爵はくしゃく[[日野ひの資し秀しゅう]]は[[柳原やぎわら家か|柳原やなぎはら伯爵はくしゃく家か]]からの養子ようしであり、[[東宮とうぐう侍従じじゅう]]を務つとめた{{sfn|華族かぞく大鑑たいかん刊行かんこう会かい|1990|p=156}}。資し秀しゅうから伯爵はくしゃく位いを継ついだ資し謙けんが若わかくして死しんだあと、資し秀しゅうの娘むすめと結婚けっこんしていた[[大正たいしょう]]から[[昭和しょうわ]]期きのドイツ文学ぶんがく者しゃ<ref>{{Cite Kotobank|word=実吉さねよし 捷郎はやお|encyclopedia=20世紀せいき日本人にっぽんじん名めい事典じてん|accessdate=2022-11-16}}</ref>の[[実吉さねよし捷郎はやお|日野ひの捷郎はやお]]（海軍かいぐん軍医ぐんい中将ちゅうじょう[[実吉さねよし安あん純じゅん]]子爵ししゃく六ろく男なん）が3代だい伯爵はくしゃくを継ついだが、昭和しょうわ6年ねん（1931年ねん）に妻つまと離婚りこんしたため実吉さねよし姓せいに戻もどって息子むすこの[[日野ひの資し純じゅん]]に家督かとくと伯爵はくしゃく位いを譲ゆずった{{sfn|華族かぞく大鑑たいかん刊行かんこう会かい|1990|p=156}}。
初代しょだい伯爵はくしゃく[[日野ひの資し秀しゅう]]は[[柳原やぎわら家か|柳原やなぎはら伯爵はくしゃく家か]]からの養子ようしであり、[[東宮とうぐう侍従じじゅう]]を務つとめた{{sfn|華族かぞく大鑑たいかん刊行かんこう会かい|1990|p=156}}。資し秀しゅうから伯爵はくしゃく位いを継ついだ資し謙けんが若わかくして死しんだあと、資し秀しゅうの娘むすめと結婚けっこんしていた[[大正たいしょう]]から[[昭和しょうわ]]期きのドイツ文学ぶんがく者しゃ<ref>{{Cite Kotobank|word=実吉さねよし 捷郎はやお|encyclopedia=20世紀せいき日本人にっぽんじん名めい事典じてん|accessdate=2022-11-16}}</ref>の[[実吉さねよし捷郎はやお|日野ひの捷郎はやお]]（海軍かいぐん軍医ぐんい中将ちゅうじょう[[実吉さねよし安あん純じゅん]]子爵ししゃく六ろく男なん）が3代だい伯爵はくしゃくを継ついだが、昭和しょうわ6年ねん（1931年ねん）に妻つまと離婚りこんしたため実吉さねよし姓せいに戻もどって息子むすこの[[日野ひの資し純じゅん]]に家督かとくと伯爵はくしゃく位いを譲ゆずった{{sfn|華族かぞく大鑑たいかん刊行かんこう会かい|1990|p=156}}。
443行ぎょう目め: 443行ぎょう目め:
{{familytree |border=0|01|02|||||||03|||||||04| 01=家綱いえつな|02=[[藤原ふじわら俊信としのぶ|俊信としのぶ]]|03=有ゆう隆たかし|04=[[藤原ふじわら利永としなが|俊しゅん長ちょう]]}}
{{familytree |border=0|01|02|||||||03|||||||04| 01=家綱いえつな|02=[[藤原ふじわら俊信としのぶ|俊信としのぶ]]|03=有ゆう隆たかし|04=[[藤原ふじわら利永としなが|俊しゅん長ちょう]]}}
{{familytree |border=0| |!|||!||||||||||||||||||!|}}
{{familytree |border=0| |!|||!||||||||||||||||||!|}}
{{familytree |border=0|01|02||||||||||||||||03| 01=家いえ兼けん|02=[[藤原ふじわら顕あらわ業ぎょう|顕あらわ業ぎょう]]|03=[[藤原ふじわら孝たかし範はん|孝こう範はん]]<ref>[[藤原ふじわら永ひさし範はん]]の養子ようし。一説いっせつには[[藤原ふじわら良仁よしひと]]7世せい孫まごである斎宮いつき次官じかん・[[藤原ふじわら利永としなが]]の子ことも。</ref>}}
{{familytree |border=0|01|02||||||||||||||||03| 01=家いえ兼けん|02=[[藤原ふじわら顕あらわ業ぎょう|顕あらわ業ぎょう]]|03=[[藤原ふじわら孝たかし範はん|孝こう範はん]]<ref group="注ちゅう">[[藤原ふじわら永ひさし範はん]]の養子ようし。一説いっせつには[[藤原ふじわら良仁よしひと]]7世せい孫まごである斎宮いつき次官じかん・[[藤原ふじわら利永としなが]]の子ことも。</ref>}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0||||01||| 01=[[藤原ふじわら俊しゅん経けい|俊しゅん経けい]]}}
{{familytree |border=0||||01||| 01=[[藤原ふじわら俊しゅん経けい|俊しゅん経けい]]}}
469行ぎょう目め: 469行ぎょう目め:
{{familytree |border=0|01|02|03|||||||||||||04|05| 01=[[藤原ふじわら有ゆう綱つな|有ゆう綱つな]]|02=[[藤原ふじわら有信ありのぶ|有信ありのぶ]]<sup>10</sup>|03=[[藤原ふじわら有定ありさだ|有定ありさだ]]|04=[[藤原ふじわら敦あつし宗むね|敦あつし宗むね]]|05=勝かつ源はじめ}}
{{familytree |border=0|01|02|03|||||||||||||04|05| 01=[[藤原ふじわら有ゆう綱つな|有ゆう綱つな]]|02=[[藤原ふじわら有信ありのぶ|有信ありのぶ]]<sup>10</sup>|03=[[藤原ふじわら有定ありさだ|有定ありさだ]]|04=[[藤原ふじわら敦あつし宗むね|敦あつし宗むね]]|05=勝かつ源はじめ}}
{{familytree |border=0| |,|-|-|^|-|-|v|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|.|||!||:}}
{{familytree |border=0| |,|-|-|^|-|-|v|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|-|.|||!||:}}
{{familytree |border=0|01||||02||||||||||03|04|05| 01=[[藤原ふじわら実みのる光こう|実じつ光ひかり]]<sup>11</sup>|02=[[日野ひの有ゆう範はん|有ゆう範はん]]|03=[[藤原ふじわら範はん綱つな|範はん綱つな]]|04=[[藤原ふじわら有ゆう成しげる|有ゆう成なり]]|05=忠ただ玄げん<ref>[[藤原ふじわら実みのる光こう]]の末子まっし。</ref>}}
{{familytree |border=0|01||||02||||||||||03|04|05| 01=[[藤原ふじわら実みのる光こう|実じつ光ひかり]]<sup>11</sup>|02=[[日野ひの有ゆう範はん|有ゆう範はん]]|03=[[藤原ふじわら範はん綱つな|範はん綱つな]]|04=[[藤原ふじわら有ゆう成しげる|有ゆう成なり]]|05=忠ただ玄げん<ref group="注ちゅう">[[藤原ふじわら実みのる光こう]]の末子まっし。</ref>}}
{{familytree |border=0| |)|-|-|.|||)|-|-|-|-|-|-|-|-|.|||!|||!||!}}
{{familytree |border=0| |)|-|-|.|||)|-|-|-|-|-|-|-|-|.|||!|||!||!}}
{{familytree |border=0|01|02|03|~|y|~|04|05||!||06|07| 01=[[日野ひの資し憲けん|資し憲けん]]|02=[[藤原ふじわら資長すけなが|資長すけなが]]<sup>12</sup>|03=[[親鸞しんらん]]|04=[[恵信えしん尼あま]]<ref>[[三善さんぜん為ため教きょう]]の子こ。</ref>|05=[[尋ひろ有ゆう]]|06=政せい業ぎょう|07=慶けい真しん}}
{{familytree |border=0|01|02|03|~|y|~|04|05||!||06|07| 01=[[日野ひの資し憲けん|資し憲けん]]|02=[[藤原ふじわら資長すけなが|資長すけなが]]<sup>12</sup>|03=[[親鸞しんらん]]|04=[[恵信えしん尼あま]]<ref group="注ちゅう">[[三善さんぜん為ため教きょう]]の子こ。</ref>|05=[[尋ひろ有ゆう]]|06=政せい業ぎょう|07=慶けい真しん}}
{{familytree |border=0| |!|||!||||||)|-|-|.||||||!|||!||!}}
{{familytree |border=0| |!|||!||||||)|-|-|.||||||!|||!||!}}
{{familytree |border=0|01|02||||03|04|~|y|~|05|06|07| 01=基もと光こう|02=[[藤原ふじわら兼光かねみつ|兼光かねみつ]]<sup>13</sup>|03=[[善ぜん鸞]]|04=[[覚さとし信しん尼あま]]|05=[[日野ひの広ひろ綱つな|広こう綱つな]]|06=[[藤原ふじわら能のう業ぎょう|能のう業ぎょう]]|07=行くだり有ゆう}}
{{familytree |border=0|01|02||||03|04|~|y|~|05|06|07| 01=基もと光こう|02=[[藤原ふじわら兼光かねみつ|兼光かねみつ]]<sup>13</sup>|03=[[善ぜん鸞]]|04=[[覚さとし信しん尼あま]]|05=[[日野ひの広ひろ綱つな|広こう綱つな]]|06=[[藤原ふじわら能のう業ぎょう|能のう業ぎょう]]|07=行くだり有ゆう}}
491行ぎょう目め: 491行ぎょう目め:
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|||||||06| 01=[[日野ひの重光しげみつ|重光しげみつ]]|02=[[烏丸からすま豊光とよみつ]]<br/>〔[[烏丸からすま家か]]〕|03=[[日野ひの康子やすこ|康子やすこ]]|04=[[日野ひの有光ありみつ|有光ありみつ]]<sup>21</sup>|05=[[日野ひの秀光ひでみつ|秀光ひでみつ]]<sup>22</sup>|06=快かい玄げん}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|||||||06| 01=[[日野ひの重光しげみつ|重光しげみつ]]|02=[[烏丸からすま豊光とよみつ]]<br/>〔[[烏丸からすま家か]]〕|03=[[日野ひの康子やすこ|康子やすこ]]|04=[[日野ひの有光ありみつ|有光ありみつ]]<sup>21</sup>|05=[[日野ひの秀光ひでみつ|秀光ひでみつ]]<sup>22</sup>|06=快かい玄げん}}
{{familytree |border=0| |)|-|-|v|-|-|.|||!|||:|||||||||!}}
{{familytree |border=0| |)|-|-|v|-|-|.|||!|||:|||||||||!}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|||||||06| 01=[[日野ひの義よし資し|義ぎ資し]]|02=[[日野ひの宗子むねこ|宗子むねこ]]|03=[[日野ひの重子しげこ|重子しげこ]]|04=[[日野ひの資し親おや|資し親おや]]|05=[[日野ひの春はる龍りゅう丸まる|春はる龍りゅう丸まる]]<sup>23</sup><ref>[[広橋ひろはし兼けん郷さと]]の子こ。</ref>|06=宗そう快かい}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|||||||06| 01=[[日野ひの義よし資し|義ぎ資し]]|02=[[日野ひの宗子むねこ|宗子むねこ]]|03=[[日野ひの重子しげこ|重子しげこ]]|04=[[日野ひの資し親おや|資し親おや]]|05=[[日野ひの春はる龍りゅう丸まる|春はる龍りゅう丸まる]]<sup>23</sup><ref group="注ちゅう">[[広橋ひろはし兼けん郷さと]]の子こ。</ref>|06=宗そう快かい}}
{{familytree |border=0| |]|~|~|~|~|~|~|~|~|~|~|~|7|01||||||!| 01=（再興さいこう）}}
{{familytree |border=0| |]|~|~|~|~|~|~|~|~|~|~|~|7|01||||||!| 01=（再興さいこう）}}
{{familytree |border=0|01||||||||||02|||||||03| 01=[[日野ひの重政しげまさ|重政しげまさ]]|02=[[日野ひの勝光かつみつ|勝光かつみつ]]<sup>24</sup>|03=井脇いわき長ちょう輿こし}}
{{familytree |border=0|01||||||||||02|||||||03| 01=[[日野ひの重政しげまさ|重政しげまさ]]|02=[[日野ひの勝光かつみつ|勝光かつみつ]]<sup>24</sup>|03=井脇いわき長ちょう輿こし}}
497行ぎょう目め: 497行ぎょう目め:
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|06|07| 01=[[日野ひの勝光かつみつ|勝光かつみつ]]|02=永えい俊しゅん|03=[[日野ひの富子とみこ|富子とみこ]]|04=[[日野ひの良子りょうこ|良子りょうこ]]|05=[[日野ひの政まさし資し|政せい資し]]<sup>25</sup>|06=[[烏丸からすま冬ふゆ光こう]]|07=[[祥さち雲くも院いん]]}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|06|07| 01=[[日野ひの勝光かつみつ|勝光かつみつ]]|02=永えい俊しゅん|03=[[日野ひの富子とみこ|富子とみこ]]|04=[[日野ひの良子りょうこ|良子りょうこ]]|05=[[日野ひの政まさし資し|政せい資し]]<sup>25</sup>|06=[[烏丸からすま冬ふゆ光こう]]|07=[[祥さち雲くも院いん]]}}
{{familytree |border=0| ||||!|||||||||:}}
{{familytree |border=0| ||||!|||||||||:}}
{{familytree |border=0||||01|||||||02| 01=[[日野ひの阿おもね子こ|阿おもね子こ]]|02=[[日野ひの内光うちみつ|内光うちみつ]]<sup>26</sup><ref>[[徳大寺とくだいじ実淳さねあつ]]の次男じなん。初はじめは将軍しょうぐん[[足利あしかが義澄よしずみ|足利あしかが義高よしたか（義澄よしずみ）]]の偏へん諱いみなを賜たまわって高光たかみつ、澄きよし光こうを名乗なのっていた。</ref>|}}
{{familytree |border=0||||01|||||||02| 01=[[日野ひの阿おもね子こ|阿おもね子こ]]|02=[[日野ひの内光うちみつ|内光うちみつ]]<sup>26</sup><ref group="注ちゅう">[[徳大寺とくだいじ実淳さねあつ]]の次男じなん。初はじめは将軍しょうぐん[[足利あしかが義澄よしずみ|足利あしかが義高よしたか（義澄よしずみ）]]の偏へん諱いみなを賜たまわって高光たかみつ、澄きよし光こうを名乗なのっていた。</ref>|}}
{{familytree |border=0| |||||||||||||!}}
{{familytree |border=0| |||||||||||||!}}
{{familytree |border=0|||||||||||||01| 01=[[日野ひの晴光はるみつ|晴はれ光ひかり]]<sup>27</sup>|}}
{{familytree |border=0|||||||||||||01| 01=[[日野ひの晴光はるみつ|晴はれ光ひかり]]<sup>27</sup>|}}
{{familytree |border=0| |||||||||||||:|01| 01=（再興さいこう）}}
{{familytree |border=0| |||||||||||||:|01| 01=（再興さいこう）}}
{{familytree |border=0|||||||||||||01| 01=[[日野ひの輝あきら資し|輝てる資し]]<sup>28</sup><ref>[[広橋ひろはし国光くにみつ]]の子こ。</ref>|}}
{{familytree |border=0|||||||||||||01| 01=[[日野ひの輝あきら資し|輝てる資し]]<sup>28</sup><ref group="注ちゅう">[[広橋ひろはし国光くにみつ]]の子こ。</ref>|}}
{{familytree |border=0| ||||,|-|-|v|-|-|-|-|-|^|-|-|v|~|~|7}}
{{familytree |border=0| ||||,|-|-|v|-|-|-|-|-|^|-|-|v|~|~|7}}
{{familytree |border=0||||01|02|||||||03|~|%|~|04| 01=[[日野ひの資し勝しょう|資し勝しょう]]<sup>29</sup>|02=[[日野ひの輝子てるこ|輝子てるこ]]|03=女おんな|04=[[花房はなふさ正栄しょうえい]]<ref>[[旗本はたもと寄合よりあい席せき]]5,000石せき・[[花房はなふさ正成まさしげ]]の子こ。</ref>|}}
{{familytree |border=0||||01|02|||||||03|~|%|~|04| 01=[[日野ひの資し勝しょう|資し勝しょう]]<sup>29</sup>|02=[[日野ひの輝子てるこ|輝子てるこ]]|03=女おんな|04=[[花房はなふさ正栄しょうえい]]<ref group="注ちゅう">[[旗本はたもと寄合よりあい席せき]]5,000石せき・[[花房はなふさ正成まさしげ]]の子こ。</ref>|}}
{{familytree |border=0| ||||!|||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0| ||||!|||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0||||01|||||||||||||02|| 01=[[日野ひの光ひかり慶けい|光ひかり慶けい]]<sup>30</sup>|02=[[日野ひの資し栄さかえ]]<sup>''1''</sup>|}}
{{familytree |border=0||||01|||||||||||||02|| 01=[[日野ひの光ひかり慶けい|光ひかり慶けい]]<sup>30</sup>|02=[[日野ひの資し栄さかえ]]<sup>''1''</sup>|}}
509行ぎょう目め: 509行ぎょう目め:
{{familytree |border=0||||01|||||||||||||02| 01=[[日野ひの弘ひろし資し|弘ひろ資し]]<sup>31</sup>|02=[[日野ひの資し成なり|資し成なり]]<sup>''2''</sup>|}}
{{familytree |border=0||||01|||||||||||||02| 01=[[日野ひの弘ひろし資し|弘ひろ資し]]<sup>31</sup>|02=[[日野ひの資し成なり|資し成なり]]<sup>''2''</sup>|}}
{{familytree |border=0| |,|-|-|+|-|-|v|-|-|v|-|-|v|~|~|7|||:}}
{{familytree |border=0| |,|-|-|+|-|-|v|-|-|v|-|-|v|~|~|7|||:}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|06|07||| 01=[[日野ひの資し茂しげる|資し茂しげる]]<sup>32</sup>|02=[[外山とやま光ひかり顕あらわ]]<br/>〔[[外山とやま家か]]〕|03=[[豊岡とよおか有ゆう尚なお]]<br/>〔[[豊岡とよおか家か]]〕|04=[[豊岡とよおか弘昌ひろまさ]]|05=[[日野ひの輝光てるみつ|輝光てるみつ]]|06=[[清心せいしん院いん]]|07=[[日野ひの資し鋪しき|資し鋪しき]]<ref>[[安芸あき国こく]][[広島ひろしま藩はん]]浅野あさの氏し家老がろうの[[上田うえだ重次しげつぐ]]の子こ</ref><sup>''3''</sup>|}}
{{familytree |border=0|01|02|03|04|05|06|07||| 01=[[日野ひの資し茂しげる|資し茂しげる]]<sup>32</sup>|02=[[外山とやま光ひかり顕あらわ]]<br/>〔[[外山とやま家か]]〕|03=[[豊岡とよおか有ゆう尚なお]]<br/>〔[[豊岡とよおか家か]]〕|04=[[豊岡とよおか弘昌ひろまさ]]|05=[[日野ひの輝光てるみつ|輝光てるみつ]]|06=[[清心せいしん院いん]]|07=[[日野ひの資し鋪しき|資し鋪しき]]<ref group="注ちゅう">[[安芸あき国こく]][[広島ひろしま藩はん]]浅野あさの氏し家老がろうの[[上田うえだ重次しげつぐ]]の子こ</ref><sup>''3''</sup>|}}
{{familytree |border=0| |:||||||]|~|~|7|||||||||)|-|-|.}}
{{familytree |border=0| |:||||||]|~|~|7|||||||||)|-|-|.}}
{{familytree |border=0|01||||02|03|||||||04|05| 01=[[日野ひの輝光てるみつ|輝光てるみつ]]<sup>33</sup>|02=[[清心せいしん院いん]]|03=[[豊岡とよおか弘昌ひろまさ|弘昌ひろまさ]]|04=[[日野ひの資し陽ひ|資し陽ひ]]<sup>''4''</sup>|05=[[六角ろっかく広ひろ満まん]]}}
{{familytree |border=0|01||||02|03|||||||04|05| 01=[[日野ひの輝光てるみつ|輝光てるみつ]]<sup>33</sup>|02=[[清心せいしん院いん]]|03=[[豊岡とよおか弘昌ひろまさ|弘昌ひろまさ]]|04=[[日野ひの資し陽ひ|資し陽ひ]]<sup>''4''</sup>|05=[[六角ろっかく広ひろ満まん]]}}
{{familytree |border=0| |]|~|~|7||||||!|||||||||!}}
{{familytree |border=0| |]|~|~|7||||||!|||||||||!}}
{{familytree |border=0|01|02||||03|||||||04| 01=[[日野ひの永ひさし資し|永えい資し]]<sup>34</sup>|02=光ひかり繁しげる<ref>[[冷泉れいせん為ため綱つな]]の次男じなん。</ref>|03=[[日野ひの資し時じ]]|04=[[日野ひの資し直じき|資し直じき]]<sup>''5''</sup>|}}
{{familytree |border=0|01|02||||03|||||||04| 01=[[日野ひの永ひさし資し|永えい資し]]<sup>34</sup>|02=光ひかり繁しげる<ref group="注ちゅう">[[冷泉れいせん為ため綱つな]]の次男じなん。</ref>|03=[[日野ひの資し時じ]]|04=[[日野ひの資し直じき|資し直じき]]<sup>''5''</sup>|}}
{{familytree |border=0| |:||||||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0| |:||||||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0|01||||||||||||||||02| 01=[[日野ひの資し時じ|資し時じ]]<sup>35</sup>|02=[[日野ひの資し施ほどこせ|資し施ほどこせ]]<ref>婿養子むこようし。高家こうか旗本はたもと[[畠山はたけやま義紀よしのり]]の次男じなん</ref><sup>''6''</sup>|}}
{{familytree |border=0|01||||||||||||||||02| 01=[[日野ひの資し時じ|資し時じ]]<sup>35</sup>|02=[[日野ひの資し施ほどこせ|資し施ほどこせ]]<ref group="注ちゅう">婿養子むこようし。高家こうか旗本はたもと[[畠山はたけやま義紀よしのり]]の次男じなん</ref><sup>''6''</sup>|}}
{{familytree |border=0| |D|~|~|7|||||||||||||||!}}
{{familytree |border=0| |D|~|~|7|||||||||||||||!}}
{{familytree |border=0|01|02|||||||||||||03| 01=[[日野ひの資し総そう|資し総そう]]<ref name="光栄こうえい">[[烏丸からすま光栄みつえ]]の子こ。</ref>|02=[[日野ひの資し枝えだ|資し枝えだ]]<sup>36</sup><ref name="光栄こうえい"/>|03=[[日野ひの資し盈みつる|資し盈みつる]]}}
{{familytree |border=0|01|02|||||||||||||03| 01=[[日野ひの資し総そう|資し総そう]]<ref name="光栄こうえい" group="注ちゅう">[[烏丸からすま光栄みつえ]]の子こ。</ref>|02=[[日野ひの資し枝えだ|資し枝えだ]]<sup>36</sup><ref name="光栄こうえい" group="注ちゅう"/>|03=[[日野ひの資し盈みつる|資し盈みつる]]}}
{{familytree |border=0| ||||)|-|-|.||||||||||||!}}
{{familytree |border=0| ||||)|-|-|.||||||||||||!}}
{{familytree |border=0||||01|02||||||||||03| 01=[[日野ひの資し矩のり|資し矩のり]]<sup>37</sup>|02=[[北きた小路しょうじ祥さち光こう]]|03=[[日野ひの資し邦くに|資し邦くに]]<sup>'7''</sup>|}}
{{familytree |border=0||||01|02||||||||||03| 01=[[日野ひの資し矩のり|資し矩のり]]<sup>37</sup>|02=[[北きた小路しょうじ祥さち光こう]]|03=[[日野ひの資し邦くに|資し邦くに]]<sup>'7''</sup>|}}
{{familytree |border=0| ||||)|-|-|.||||||||||||]|~|~|7}}
{{familytree |border=0| ||||)|-|-|.||||||||||||]|~|~|7}}
{{familytree |border=0||||01|02||||||||||03|04|| 01=[[日野ひの資し愛あい|資し愛あい]]<sup>38</sup>|02=[[大宮おおみや良りょう季き]]|03=[[日野ひの資し訓くん|資し訓くん]]|04=[[日野ひの資し敬けい|資し敬けい]]<sup>''8''</sup><ref>[[丹波たんば国こく|丹波たんば]][[篠山しのやま藩はん|篠山しのやま藩主はんしゅ]]・[[青山あおやま忠裕ただみち]]の子こ。</ref>}}
{{familytree |border=0||||01|02||||||||||03|04|| 01=[[日野ひの資し愛あい|資し愛あい]]<sup>38</sup>|02=[[大宮おおみや良りょう季き]]|03=[[日野ひの資し訓くん|資し訓くん]]|04=[[日野ひの資し敬けい|資し敬けい]]<sup>''8''</sup><ref group="注ちゅう">[[丹波たんば国こく|丹波たんば]][[篠山しのやま藩はん|篠山しのやま藩主はんしゅ]]・[[青山あおやま忠裕ただみち]]の子こ。</ref>}}
{{familytree |border=0| ||||:||||||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0| ||||:||||||||||||||||||:}}
{{familytree |border=0||||01||||||||||||||||02| 01=[[日野ひの資し宗むね|資し宗むね]]<sup>39</sup><ref>[[広橋ひろはし胤たね定じょう]]の七なな男なん。</ref>|02=[[日野ひの資し訓くん|資し訓くん]]<sup>''9''</sup>}}
{{familytree |border=0||||01||||||||||||||||02| 01=[[日野ひの資し宗むね|資し宗むね]]<sup>39</sup><ref group="注ちゅう">[[広橋ひろはし胤たね定じょう]]の七なな男なん。</ref>|02=[[日野ひの資し訓くん|資し訓くん]]<sup>''9''</sup>}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し貴たか|資し貴たか]]<sup>40</sup>}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し貴たか|資し貴たか]]<sup>40</sup>}}
{{familytree |border=0| ||||:}}
{{familytree |border=0| ||||:}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し秀しゅう|資し秀しゅう]]<sup>41</sup><ref>[[柳原やなぎはら光ひかり愛あい]]の五ご男なん。</ref>|}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し秀しゅう|資し秀しゅう]]<sup>41</sup><ref group="注ちゅう">[[柳原やなぎはら光ひかり愛あい]]の五ご男なん。</ref>|}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し謙けん|資し謙けん]]<sup>42</sup>|}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し謙けん|資し謙けん]]<sup>42</sup>|}}
{{familytree |border=0| ||||:}}
{{familytree |border=0| ||||:}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[実吉さねよし捷郎はやお|捷郎はやお]]<sup>43</sup><ref>[[実吉さねよし安あん純じゅん]]の六ろく男なん。</ref>|}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[実吉さねよし捷郎はやお|捷郎はやお]]<sup>43</sup><ref group="注ちゅう">[[実吉さねよし安あん純じゅん]]の六ろく男なん。</ref>|}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0| ||||!}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し純じゅん|資し純じゅん]]<sup>44</sup>|}}
{{familytree |border=0||||01||||||| 01=[[日野ひの資し純じゅん|資し純じゅん]]<sup>44</sup>|}}
549行ぎょう目め: 549行ぎょう目め:
{{脚注きゃくちゅうヘルプ}}
{{脚注きゃくちゅうヘルプ}}
=== 注釈ちゅうしゃく ===
=== 注釈ちゅうしゃく ===
{{Notelist}}
{{Notelist2}}
=== 出典しゅってん ===
=== 出典しゅってん ===
{{Reflist}}
{{Reflist|30em}}


== 参考さんこう文献ぶんけん ==
== 参考さんこう文献ぶんけん ==

2024年ねん6月がつ27日にち (木)もく 00:48時点じてんにおける版はん

日野ひの家か
家紋
鶴丸つるまる（つるのまる）
本姓ほんせい 藤原ふじわら北きた家か真夏まなつ流りゅう（日野ひの流りゅう）嫡流ちゃくりゅう
家いえ祖そ 日野ひの資し業ぎょう
種別しゅべつ 公家くげ（名家めいか）
華族かぞく（伯爵はくしゃく）
出身しゅっしん地ち 山城やましろ国こく宇治うじ郡ぐん日野ひの
主おもな根拠地こんきょち 山城やましろ国こく平安京へいあんきょう
神奈川かながわ県けん大磯おおいそ町まち堀之内ほりのうち
著名ちょめいな人物じんぶつ 親鸞しんらん
日野ひの俊光としみつ
日野ひの資し朝あさ
三宝さんぼう院いん賢けん俊しゅん
日野ひの有光ありみつ
日野ひの勝光かつみつ
日野ひの富子とみこ
日野ひの輝あきら資し
日野ひの捷郎はやお(実吉さねよし捷郎はやお)
支流しりゅう、分家ぶんけ 広橋ひろはし家か(名家めいか・伯爵はくしゃく)
柳原やなぎはら家か(名家めいか・伯爵はくしゃく)
烏丸からすま家か(名家めいか・伯爵はくしゃく)
外山とやま家か(名家めいか・子爵ししゃく)
豊岡とよおか家か(名家めいか・子爵ししゃく)
竹屋たけや家か(名家めいか・子爵ししゃく)
日野西ひのにし家か(名家めいか・子爵ししゃく)
勘解由小路かげゆこうじ家か(名家めいか・子爵ししゃく)
裏うら松まつ家か(名家めいか・子爵ししゃく)
三さん室しつ戸と家か(名家めいか・子爵ししゃく)
北小路きたこうじ家か(名家めいか・子爵ししゃく)
大谷おおや家か(本願寺ほんがんじ門跡もんぜき家か・伯爵はくしゃく)
松波まつなみ家か(地下ちか家か・士族しぞく)
世よ続ぞく家いえ(地下ちか家か・士族しぞく)
土御門つちみかど家か(地下ちか家か・士族しぞく)
日野ひの氏し(武家ぶけ)
六角ろっかく氏し(武家ぶけ・士族しぞく)
寺村てらむら氏し(武家ぶけ)
凡例はんれい / Category:日本にっぽんの氏族しぞく

日野ひの家か（ひのけ）は、藤原ふじわら北きた家か真夏まなつ流りゅう（日野ひの流りゅう）の嫡流ちゃくりゅうにあたる公家くげ・華族かぞくの家いえ。公家くげとしての家格かかくは名家めいか、華族かぞくとしての家格かかくは伯爵はくしゃく家いえ[1]。

歴史れきし

平安へいあん時代じだい

日野ひの家かは右大臣うだいじん藤原ふじわら内ない麿まろの長子ちょうしである参議さんぎ藤原ふじわら真夏まなつの子孫しそんにあたる[2][3]。真夏まなつの孫まごにあたる参議さんぎ藤原ふじわら家か宗むねは、弘ひろし仁ひとし12年ねん（822年ねん）に延暦寺えんりゃくじに戒壇かいだんを設もうけることを許ゆるした嵯峨天皇さがてんのうの勅許ちょっきょ状じょうを最澄さいちょうに届とどけた際さい、感謝かんしゃした最澄さいちょうから宋そうより持もち帰かえった薬師如来像やくしにょらいぞうをもらった[4]。家いえ宗むねは山城やましろ国こく宇治うじ郡ぐん日野ひの（京都きょうと市し伏見ふしみ区く日野西大道ひのにしだいどう町まち）に法界寺ほうかいじを建立こんりゅうし[3]、この薬師如来像やくしにょらいぞうを安置あんちした[4]。

家いえ宗むねから5世せい後ごの子孫しそん資し業ぎょうが11世紀せいき半なかばに日野ひの法界寺ほうかいじのうちに薬師堂やくしどうを建立こんりゅうし[3]、薬師如来像やくしにょらいぞうをここに移うつした[4]。これを機きに資し業ぎょうは「日野ひの三さん位い」を名乗なのるようになり[4]、これ以降いこう日野ひのが家名かめいとなった[3]。

日野ひの家かは儒学じゅがくと文章ぶんしょうを家業かぎょうとして代々だいだい朝廷ちょうていに仕つかえ、大学だいがく頭あたまに任にんじられることが多おおかった[3]。また歌道かどうの家いえでもあったが、日野ひの家かからは名なのある歌人かじんは出でていない[5]。院政いんせい期き以降いこう弁べん官かんを経へて中納言ちゅうなごん・大納言だいなごんに至いたる名家めいかの家格かかくを確立かくりつし[5][3]、後世こうせいには旧家きゅうか、内々うちうちの家格かかくも確立かくりつした[6]。

鎌倉かまくら時代ときよ

平安へいあん時代じだい末すえから鎌倉かまくら時代ときよ初期しょきの日野ひの兼光かねみつは鎌倉かまくら幕府ばくふの源みなもと頼朝よりともに近ちかい立場たちばをとった親おや幕まく派はの公家くげであり、文治ぶんじ元年がんねん（1185年ねん）に頼朝よりともが後こう白河しらかわ法皇ほうおうに迫せまって議ぎ奏そう10人にんを設置せっちさせた際さいにも頼朝よりともの推挙すいきょでその一人ひとりに加くわえられている[5]。

鎌倉かまくら前期ぜんきの僧侶そうりょで浄土真宗じょうどしんしゅう開祖かいその親鸞しんらんは、日野ひの一族いちぞくの有ゆう範はんの子こと伝つたわる。親鸞しんらんは娘むすめ覚さとし信しん尼あまを同族どうぞくの広こう綱つなに嫁とつがせているが、その子孫しそんが代々だいだい門主もんしゅとして本願寺ほんがんじを率ひきいた大谷おおや家かである。

鎌倉かまくら末まつまで日野ひの家か当主とうしゅの極官きょっかんは権けん中納言ちゅうなごんであったが、持明院じみょういん統みつる派はの公卿くぎょう日野ひの俊光としみつが嘉よしみ暦れき元年がんねん（1326年ねん）4月がつ28日にちに持明院じみょういん統みつるの後こう伏見ふしみ上皇じょうこうから鎌倉かまくらへの使者ししゃに建たてられた際さいに権けん大納言だいなごんに任にんじられ、これ以降いこう持明院じみょういん統みつるでは日野ひの家かを代々だいだい権けん大納言だいなごんとするのが佳よ例れいとなり、日野ひの家かの極官きょっかんは権けん大納言だいなごんに上あがった[7]。

しかし日野ひの家か一族いちぞく全員ぜんいんが持明院じみょういん統みつる派はだったわけではなく、俊光としみつの次男じなん資し朝あさと庶流の日野ひの俊しゅん基もとは、大覚寺だいかくじ統みつる派はであり、彼かれらは元げん亨とおる2年ねん（1324年ねん）に後醍醐天皇ごだいごてんのうの倒幕とうばく計画けいかくに参加さんかしたことで幕府ばくふに捕とらえられている（正中せいちゅうの変へん）[8]。さらに元弘もとひろの変へん後のちには二に人にんとも幕府ばくふに処刑しょけいされている[3]。

建たて武たけし新政しんせい～南北なんぼく朝あさ時代じだい

鎌倉かまくら幕府ばくふ滅亡めつぼう後ご、後醍醐天皇ごだいごてんのうの建たて武たけし新政しんせい下したで持明院じみょういん統みつる派はの日野ひの資し名めいは出家しゅっけ隠棲いんせいしたが、その次男じなん日野ひの氏し光こうは建たて武たけし2年ねん（1335年ねん）に西園寺さいおんじ公こう宗むねや北条ほうじょう氏し残党ざんとう（北条ほうじょう高だか時じの弟おとうと泰たい家か、高こう時じの次男じなん時どき行ぎょう、名越なごし時じ兼けんら）とともに後醍醐天皇ごだいごてんのうを暗殺あんさつしてその混乱こんらんに乗じょうじて京都きょうとと鎌倉かまくらを占領せんりょうする計画けいかくを企くわだてた。しかしこの陰謀いんぼうは事前じぜんに露見ろけんして西園寺さいおんじ公こう宗むねとともに捕とらえられて処刑しょけいされた[9]。

その後ご鎌倉かまくら幕府ばくふ再興さいこうを掲かかげる北条ほうじょう残党ざんとうが鎌倉かまくらを占領せんりょうしたが、これを追おった足利尊氏あしかがたかうじが突如とつじょ後醍醐天皇ごだいごてんのうに弓ゆみを引ひきはじめ、建たて武たけし3年ねん（1336年ねん）正月しょうがつに京都きょうとを占領せんりょうするも翌よく2月がつには楠木くすのき正成まさしげに京きょうを追おわれた。朝敵ちょうてきになっては勝かつことができないことを思おもい知しらされた尊たかし氏しは、資し名めいの弟おとうと大僧正だいそうじょう賢けん俊しゅん（狙ねらっていた醍醐寺だいごじ座主ざすの地位ちいを認みとめられなかった件けんで後醍醐天皇ごだいごてんのうを恨うらんでいた）を仲介ちゅうかい役やくに持明院じみょういん統みつるの光ひかり厳げん上皇じょうこうに接近せっきんしてその院宣いんぜんを拝受はいじゅ。これにより足利あしかが軍ぐんが優勢ゆうせいとなり、京都きょうとを再さい占領せんりょうして持明院じみょういん統みつるの光明こうみょう天皇てんのうを北朝ほくちょうの天皇てんのうとして即位そくいさせるとともに自みずからを征夷大将軍せいいたいしょうぐんに任命にんめいさせて室町むろまち幕府ばくふを興おこした[10]。

足利あしかが将軍家しょうぐんけとの縁戚えんせき関係かんけい

資し名めいの娘むすめ日野ひの宣子のぶこは後光ごこう厳げん天皇てんのうの典侍てんじとなって後宮こうきゅうの第一人者だいいちにんしゃとなり[11]、資し名めいの子こで日野ひの宗家そうけを継ついだ日野ひの資し教きょうは後こう小松こまつ天皇てんのうの乳人めのととなり、後こう円融えんゆう上皇じょうこうの院いん執権しっけんをつとめるなど朝廷ちょうていにおいても重要じゅうような地位ちいを占しめるようになった[12]。以降いこう日野ひの家かは後光ごこう厳げん側近そっきんでありつつ室町むろまち将軍家しょうぐんけにも仕つかえることで、室町むろまち将軍しょうぐんの公家くげ化かを強つよく推おし進すすめるようになる[12]。資し名めいの子こ時どき光こうの娘むすめ業ごう子こは3代だい将軍しょうぐん足利あしかが義満よしみつに嫁とつぎ、その没後ぼつごには時どき光こうの次男じなん裏うら松まつ資し康やすしの娘むすめ康子やすこが継室けいしつとなった。康子やすこは後こう小松こまつ天皇てんのうの准じゅん母ははとなり、北山きたやま院いんの女院にょいん号ごうを受うけた。これ以降いこう室町むろまち時代じだいを通つうじて日野ひの家かは歴代れきだい足利あしかが将軍しょうぐんと婚姻こんいん・外戚がいせき関係かんけいをもち権勢けんせいをふるうこととなった[13]。

康子やすこの妹いもうと栄子えいこは、4代だい将軍しょうぐん足利あしかが義持よしもちに嫁とつぎ、5代だい将軍しょうぐん足利あしかが義量よしかずを儲もうけた。資し康やすしの子こ裏うら松重まつしげ光ひかりの娘むすめである宗子むねこと重子しげこは、いずれも6代だい将軍しょうぐん足利あしかが義教よしのりに嫁とついでいる[14]。特とくに重子しげこは7代だい将軍しょうぐん足利あしかが義勝よしかつと8代だい将軍しょうぐん足利あしかが義政よしまさ兄弟きょうだいの生母せいぼとなった[15]。

しかし資し教きょうの子こであった有光ありみつは義持よしもち・義教よしのりと対立たいりつして失脚しっきゃくし、跡あとを継ついだ弟おとうとの家いえ秀しゅうも永えい享とおる4年ねん（1432年ねん）に子こを儲もうけないまま没ぼっした。このため日野ひの家かの家督かとくは日野ひの家か庶流の広橋ひろはし兼けん郷さとの子こ春はる龍りゅう丸まるが継つぐこととなったが[16]、まもなく没ぼっしたため兼けん郷さとが日野ひの兼けん郷さとを名乗なのって日野ひの宗家そうけを継つぐこととなった[17]。

永えい享とおる6年ねん（1434年ねん）には義教よしのりの不興ふきょうを買かった裏うら松まつ義よし資しが殺害さつがいされた[14]。また、一旦いったん赦免しゃめんされていた有光ありみつも再ふたたび所領しょりょうを没収ぼっしゅうされている[18]。

日野ひの富子とみこの登場とうじょう

足利あしかが義教よしのりが嘉吉よしきちの乱らんで殺害さつがいされた嘉吉よしきち元年がんねん（1441年ねん）10月がつ、義ぎ資しの孫まご勝光かつみつが元服げんぷくして日野ひの宗家そうけを相続そうぞくし、兼けん郷さとは広橋ひろはし家かに戻もどった[17]。一方いっぽうで進退しんたい窮きわまった有光ありみつは、嘉吉よしきち3年ねん（1443年ねん）9月がつに後こう南朝なんちょうの尊みこと秀王ひでおと共ともに朝廷ちょうていを襲撃しゅうげきして神璽しんじ・宝剣ほうけんを奪取だっしゅし、比叡山ひえいざん延暦寺えんりゃくじに立たて籠こもったが、結局けっきょく幕府ばくふ軍ぐんや延暦寺えんりゃくじ僧徒そうとに攻せめ殺ころされ、その子こ日野ひの資し親おやも六ろく条じょう河原かわはらで斬首ざんしゅされた[18]。


康正こうせい元年がんねん（1455年ねん）、足利あしかが義政よしまさ生母せいぼ日野ひの重子しげこの協力きょうりょくで、勝光かつみつの妹いもうとである日野ひの富子とみこを義政よしまさの室しつに入いれたことで日野ひの家かは権勢けんせいを復活ふっかつさせることに成功せいこうする[14]。勝光かつみつは将軍しょうぐんの義兄ぎけいとして幕政ばくせいに介入かいにゅうして権勢けんせいをふるい、官位かんいも日野ひの家かの当主とうしゅとしては異例いれいの従したがえ一いち位い左大臣さだいじんまで登のぼった。その権勢けんせいから押おし大臣だいじんと称しょうされた[19]。

富子とみこは寛ひろし正せい6年ねん（1465年ねん）に実子じっし足利あしかが義尚よしなおを設もうけると、それまで義政よしまさの後継こうけい者しゃに擬ぎせられていた義政よしまさ弟おとうと足利あしかが義視よしみを追おい払はらうため山名やまな宗全そうぜんと結託けったくし、細川ほそかわ勝元かつもとと結託けったくした義視よしみと争あらそって応仁おうにんの乱らんを引ひき起おこした[20]。

文明ぶんめい5年ねん（1473年ねん）に息子むすこ義尚よしなおが9代だい将軍しょうぐんに就任しゅうにんした後のち、富子とみこは夫おっと義政よしまさが政治せいじを嫌きらって隠遁いんとん生活せいかつを送おくったのと対照たいしょう的てきに政治せいじに深ふかく関与かんよするようになり、特とくに1476年ねん（文明ぶんめい8年ねん）に兄あに勝光かつみつが死去しきょした後のちには幕政ばくせいを一いち手てに掌握しょうあくする立場たちばとなった[20]。文明ぶんめい12年ねん（1480年ねん）に富子とみこは兄あに勝光かつみつの娘むすめ祥さち雲くも院いんを息子むすこ義尚よしなおの正室せいしつにさせたが、義尚よしなおはこの妻つまを好このまず男子だんしができなかった[21]。

権勢けんせいをふるう富子とみこは関所せきしょの設置せっちによる関せき銭ぜにの徴収ちょうしゅう、米べいの投機とうき的てき売買ばいばい、高利貸こうりかしなどによって私腹しふくを肥こやし、「天下てんかの料足りょうそく（お金かね）はみな富子とみこのもとに集あつまる」と称しょうされた[20]。文明ぶんめい10年ねん（1478年ねん）には内裏だいり修理しゅうり料りょうの名目めいもくに京都きょうと七なな口くち関せきを設置せっちして関せき銭ぜにを徴収ちょうしゅうするようになり、一時いちじ廃はいされるも文明ぶんめい12年ねん（1480年ねん）に再さい設置せっちさせた。その収益しゅうえきはすべて富子とみこにより着服ちゃくふくされていたため、反発はんぱつが広ひろがり、1480年ねん（文明ぶんめい12年ねん）には関せき打うちこわしの土ど一揆いっきが発生はっせいしている[20][22]。

延徳えんとく元年がんねん（1489年ねん）に男子だんしのない義尚よしなおが死去しきょした後のちには富子とみこも義視よしみの息子むすこ義ぎ材ざい（後ごの義稙よしたね）を10代将軍しょうぐんに就つけることを余儀よぎなくされ、幕政ばくせいの実権じっけんは細川ほそかわ政まさし元もとが掌握しょうあくするところとなり、富子とみこの権勢けんせいは衰おとろえたが[20]、明あきら応おう2年ねん（1493年ねん）には政せい元もとと謀はかって義ぎ材ざいを将軍しょうぐんの座ざから追おい払はらい、堀越ほりこし公方くぼう家いえの義澄よしずみを後継こうけいの11代だい将軍しょうぐんに擁立ようりつし、富子とみこの弟おとうと日野ひの永えい俊しゅんの娘むすめ阿おもね子こをその正室せいしつに迎むかえさせた[23]。しかし実権じっけんは政せい元もとが握にぎり続つづけ[24]、権勢けんせいを落おとしていく富子とみこは明あかり応おう元年がんねん（1496年ねん）に死去しきょした[20]。

戦国せんごく時代じだい～江戸えど時代じだい

応仁おうにんの乱らん後ごには足利あしかが将軍家しょうぐんけや室町むろまち幕府ばくふ自体じたいが衰退すいたいの一途いっとをたどり、日野ひの家かの家運かうんも衰退すいたいする。勝光かつみつの子こ政せい資しの跡あとは徳大寺とくだいじ実淳さねあつの次男じなん日野ひの内光うちみつが継まましいだが、大だい永なが7年ねん(1527年ねん)に足利あしかが義晴よしはる方かたの細川ほそかわ高だか国こく・武田たけだ元もと光ひかりらと、柳本やなぎもと賢治けんじ・三好みよし元長もとなが・政長まさながらが桂かつら川原かわらの戦たたかいで激突げきとつした際さい、敗北はいぼくする高こう国こく側がわで参戦さんせんしたため敗走はいそう中ちゅうに戦死せんしした[25]。

内光うちみつの息子むすこの権けん大納言だいなごん日野ひの晴光はるみつは周防すおう国こく守護しゅご大内おおうち氏しを頼たよって周防すおう山口やまぐちに下向げこうした[6]。

広橋ひろはし国光くにみつの子こで晴はれ光ひかりの養子ようしとして跡あとを継ついだ輝てる資しは正せい二に位い権けん大納言だいなごんまで登のぼったが、慶長けいちょう7年ねん（1602年ねん）に息子むすこ資し勝しょうとともに出仕しゅっしを止とめられ、慶長けいちょう12年ねん（1607年ねん）に出家しゅっけして唯心ゆいしん院いんと号ごうしたが、徳川とくがわ家康いえやすの知遇ちぐうを得えてしばしば駿府すんぷに下向げこうしてはその諮問しもんに預あずかっていた[26]。旗本はたもと花房はなふさ正栄しょうえいの息子むすこで外祖父がいそふにあたる日野ひの輝あきら資しの養子ようしに入はいった日野ひの資し栄さかえは分家ぶんけして江戸えど幕府ばくふの高家こうか旗本はたもととなり、1533石せき余あまりを知行ちぎょうして明治維新めいじいしんまで続つづいた[27]。

江戸えど後期こうきの日野ひの資し愛あいは平ひら堂上どうじょうとしては最高さいこう位いの従したがえ一いち位い准じゅん大臣だいじんまで登のぼっている[28]。

江戸えど時代じだいの日野ひの家かの家いえ禄ろくは、名家めいかとしては破格はかくの1,034石せきだった[注ちゅう 1]。家臣かしんとして雑ざつ掌てのひらに山中さんちゅう家か、辻つじ家か、吉田よしだ家かがあった[6]。

明治めいじ以降いこう

明治維新めいじいしん後ごの明治めいじ2年ねん（1869年ねん）6月がつ17日にちの行政ぎょうせい官かん達たちで公家くげと大名だいみょう家いえが統合とうごうされて華族かぞく制度せいどが誕生たんじょうすると日野ひの家かも旧きゅう公家くげとして華族かぞくに列れっし、明治めいじ17年ねん（1884年ねん）7月がつ7日にちの華族かぞく令れいの施行しこうで華族かぞくが五ご爵制になると大納言だいなごん宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう家か[注ちゅう 2]として資し秀しゅうが伯爵はくしゃく位いを授さづけられた[1]。

初代しょだい伯爵はくしゃく日野ひの資し秀しゅうは柳原やなぎはら伯爵はくしゃく家かからの養子ようしであり、東宮とうぐう侍従じじゅうを務つとめた[30]。資し秀しゅうから伯爵はくしゃく位いを継ついだ資し謙けんが若わかくして死しんだあと、資し秀しゅうの娘むすめと結婚けっこんしていた大正たいしょうから昭和しょうわ期きのドイツ文学ぶんがく者しゃ[31]の日野ひの捷郎はやお（海軍かいぐん軍医ぐんい中将ちゅうじょう実吉さねよし安あん純じゅん子爵ししゃく六ろく男なん）が3代だい伯爵はくしゃくを継ついだが、昭和しょうわ6年ねん（1931年ねん）に妻つまと離婚りこんしたため実吉さねよし姓せいに戻もどって息子むすこの日野ひの資し純じゅんに家督かとくと伯爵はくしゃく位いを譲ゆずった[30]。

資し純じゅんの代だいの昭和しょうわ前期ぜんきに日野ひの伯爵はくしゃく家かの邸宅ていたくは神奈川かながわ県けん大磯おおいそ町まち堀之内ほりのうちにあった[30]。

分家ぶんけだった旧きゅう高家こうか日野ひの家かの方ほうは王政おうせい復古ふっこ後ごの慶応けいおう4年ねん（1868年ねん）3月がつには江戸えどを引ひき払はらって上京じょうきょうし、同年どうねん4月がつに新しん政府せいふに勤王きんのう誓詞せいしを提出ていしゅつ。これにより本領ほんりょうを安堵あんどされて朝臣あそんに列れつして旧きゅう高こう家かとして中ちゅう大夫たいふ席せきに列れっせられた。明治めいじ2年ねん（1869年ねん）に中ちゅう大夫たいふ以下いかの称しょうが廃はいされると士族しぞくに編入へんにゅうされた。華族かぞく令れいで華族かぞくが五ご爵制になった際さいに定さだめられた『叙爵じょしゃく内規ないき』の前まえの案あんである『華族かぞく令れい』案あんや『叙爵じょしゃく規則きそく』案あん（『爵位しゃくい発行はっこう順序じゅんじょ』所収しょしゅう）では元高もとだか家かが男爵だんしゃくに含ふくまれており、旧きゅう高家こうか日野ひの家かも男爵だんしゃく家かの候補こうほとして挙あげられていたが、最終さいしゅう的てきな『叙爵じょしゃく内規ないき』では元高もとだか家かは対象たいしょう外がいとなったため結局けっきょく同家どうけは士族しぞくのままだった[27]。

歴代れきだい当主とうしゅ

藤原ふじわら北きた家か真夏まなつ流りゅう

代数だいすう 肖像しょうぞう 名前なまえ
(生なま没年ぼつねん) 		続柄つづきがら 位階いかい 備考びこう
1 藤原ふじわら真夏まなつ
(774年ねん-830年ねん) 		藤原ふじわら内ない麻呂まろの長男ちょうなん 従したがえ三さん位い 参議さんぎ
2 藤原ふじわら濱雄はまお
(826年ねん-840年ねん) 		先代せんだいの三男さんなん 従したがえ五ご位い下か
3 藤原ふじわら家か宗むね
(817年ねん-877年ねん) 		先代せんだいの長男ちょうなん 従したがえ三さん位い 参議さんぎ
4 藤原ふじわら弘ひろし蔭かげ
(不ふ詳しょう-904年ねん) 		先代せんだいの長男ちょうなん 従したがえ五ご位い上じょう
5 藤原ふじわら繁しげる時とき
(不ふ詳しょう-943年ねん) 		先代せんだいの長男ちょうなん 正せい五ご位い下か
6 藤原ふじわら輔道
(生なま没年ぼつねん不ふ詳しょう) 		先代せんだいの長男ちょうなん 正せい五ご位い下か
7 藤原ふじわら有ゆう国こく
(943年ねん-1011年ねん) 		先代せんだいの四よん男なん 従したがえ二に位い 参議さんぎ

日野ひの家か

代数だいすう 肖像しょうぞう 名前なまえ
(生なま没年ぼつねん) 		続柄つづきがら 位階いかい 備考びこう
8 日野ひの資し業ぎょう
(988年ねん-1070年ねん) 		藤原ふじわら有ゆう国こくの七なな男なん 従したがえ三さん位い
9 日野ひの実みのる綱つな
(不ふ詳しょう-1082年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 正せい四よん位い下か
10 日野ひの有信ありのぶ
(1040年ねん-1090年ねん) 		先代せんだいの三男さんなん 従したがえ四よん位い下か
11 日野ひの実みのる光こう
(1069年ねん-1147年ねん) 		先代せんだいの長男ちょうなん 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
12 日野ひの資長すけなが
(1119年ねん-1195年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 正せい二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
13 日野ひの兼光かねみつ
(1145年ねん-1196年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
14 日野ひの資し実み
(1162年ねん-1223年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 正せい二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
15 日野ひの家光いえみつ
(1199年ねん-1237年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
16 日野ひの資し宣せん
(1224年ねん-1292年ねん) 		先代せんだいの次男じなん 正せい二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
17 日野ひの俊光としみつ
(1260年ねん-1326年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
18 日野ひの資し名めい
(1286年ねん-1338年ねん) 		先代せんだいの長男ちょうなん 正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
19 日野ひの時じ光ひかり
(1328年ねん-1367年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい三さん位い 権けん大納言だいなごん
20 日野ひの資し教きょう
(1356年ねん-1428年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ一いち位い 准じゅん大臣だいじん(1425年ねん-1428年ねん)
21 日野ひの有光ありみつ
(1387年ねん-1443年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ一いち位い 権けん大納言だいなごん
院いん執権しっけん
後こう南朝なんちょう派は。三種さんしゅの神器じんぎを奪取だっしゅ。
比叡山ひえいざんで戦死せんし
22 日野ひの家か秀しゅう
(1401年ねん-1432年ねん) 		先代せんだいの弟おとうと
(20代だい資し教きょうの子こ) 		従したがえ三さん位い 権けん大納言だいなごん。初はつ名めい秀光ひでみつ。
23 日野ひの春はる龍りゅう丸まる
(1425年ねん-1432年ねん) 		広橋ひろはし兼けん郷さとの子こ
- 日野ひの兼けん郷さと
(1401年ねん-1446年ねん) 		広橋ひろはし兼けん宣せんの子こ、春はる龍りゅう丸まるの父ちち 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
24 日野ひの勝光かつみつ
(1429年ねん-1476年ねん) 		裏うら松まつ義よし資しの子こ 従したがえ一いち位い 左大臣さだいじん(1476年ねん5月がつ-6月がつ)
院いん執権しっけん
日野ひの富子とみこの兄あに
25 日野ひの政まさし資し
(1469年ねん-1495年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい三さん位い 権けん中納言ちゅうなごん
26 日野ひの内光うちみつ
(1489年ねん-1527年ねん) 		先代せんだいの養子ようし
(徳大寺とくだいじ実淳さねあつの子こ) 		正せい三さん位い
（追贈ついぞう従したがえ一いち位い） 		権けん中納言ちゅうなごん（追贈ついぞう左大臣さだいじん）
桂かつら川原かわらの戦たたかいで戦死せんし
27 日野ひの晴光はるみつ
(1518年ねん-1555年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
28 日野ひの輝あきら資し
(1555年ねん-1623年ねん) 		先代せんだいの養子ようし
(広橋ひろはし国光くにみつの子こ) 		正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
29 日野ひの資し勝しょう
(1577年ねん-1639年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
30 日野ひの光ひかり慶けい
(1591年ねん-1630年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
31 日野ひの弘ひろし資し
(1617年ねん-1687年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
32 日野ひの資し茂しげる
(1650年ねん-1687年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ二に位い 権けん中納言ちゅうなごん
33 日野ひの輝光てるみつ
(1670年ねん-1717年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ二に位い 権けん大納言だいなごん
34 日野ひの永ひさし資し
(1694年ねん-1712年ねん) 		先代せんだいの子こ 正せい五ご位い下か 右みぎ小しょう弁べん
35 日野ひの資し時じ
(1690年ねん-1742年ねん) 		先代せんだいの養子ようし
(豊岡とよおか弘昌ひろまさの子こ) 		従したがえ一いち位い 権けん大納言だいなごん
36 日野ひの資し枝えだ
(1737年ねん-1801年ねん) 		先代せんだいの養子ようし
(烏丸からすま光栄みつえの子こ) 		従したがえ一いち位い 権けん大納言だいなごん
37 日野ひの資し矩のり
(1756年ねん-1830年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ一いち位い 権けん大納言だいなごん
38 日野ひの資し愛あい
(1780年ねん-1846年ねん) 		先代せんだいの子こ 従したがえ一いち位い 准じゅん大臣だいじん(1845年ねん-1846年ねん)
39 日野ひの資し宗むね
(1815年ねん-1878年ねん) 		先代せんだいの養子ようし
(広橋ひろはし胤たね定じょうの子こ) 		正せい二に位い 権けん大納言だいなごん
40 日野ひの資し貴とうと
(1861年ねん-1921年ねん) 		先代せんだいの子こ
41 日野ひの資し秀しゅう
(1863年ねん-1903年ねん) 		39代だい資し宗むねの養子ようし
(柳原やなぎはら光ひかり愛あいの子こ) 		正せい三さん位い 伯爵はくしゃく
宮みや内省ないせい官僚かんりょう
貴族きぞく院いん議員ぎいん(1900年ねん-1903年ねん)
42 日野ひの資し謙けん
(1903年ねん-1925年ねん) 		先代せんだいの子こ 伯爵はくしゃく
43 日野ひの捷郎はやお
(1895年ねん-1962年ねん) 		41代だい資し秀しゅうの婿養子むこようし
(実吉さねよし安あん純じゅんの子こ) 		伯爵はくしゃく
ドイツ文学ぶんがく者しゃ
妻つまと離縁りえんし実吉さねよしに復姓ふくせい
44 日野ひの資し純じゅん
(1926年ねん-2019年ねん) 		先代せんだいの子こ 伯爵はくしゃく
国語こくご学者がくしゃ

系図けいず

実線じっせんは実子じっし、点線てんせん（縦たて）は養子ようし、点線てんせん（横よこ）は婚姻こんいん関係かんけい。
真夏まなつ流りゅう（日野ひの家か流りゅう）
藤原ふじわら真夏まなつ1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
是ぜ雄ゆう濱雄はまお2竹雄たけお関せき雄つよし
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家いえ宗むね3貞さだ則のり弘ひろ材ざい貞さだ幹みき
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
弘ひろ蔭かげ4継つぎ蔭かげ遂とげ業ぎょう博文ひろぶみ
 
 
 
 
 
 
 
繁しげ時とき5伊勢いせ篤あつ茂しげる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
輔道6輔忠光ひかり業ぎょう
 
 
 
 
 
 
 
有ゆう国こく7高こう材ざい範はん綱つな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
貞さだ嗣広業こうぎょう公おおやけ業ぎょう資し業ぎょう8範はん義よし
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家業かぎょう家いえ経けい経けい衡日野ひの家か光憲みつのり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
章あきら経けい正せい家か行くだり家か長ちょう済わたる業ごう綱つな盛もり仲なか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家綱いえつな俊信としのぶ有ゆう隆たかし俊しゅん長ちょう
 
 
 
 
 
 
 
家いえ兼けん顕あらわ業ぎょう孝こう範はん[注ちゅう 3]
 
 
 
俊しゅん経けい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
六角ろっかく親ちかし経けい盛もり経けい
 
 
 
信しん盛もり
 
 
 
経けい業ぎょう
 
 
 
坊門ぼうもん信しん経けい
日野ひの家か
藤原ふじわら有ゆう国こく7
 
 
 
資し業ぎょう8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実じつ綱つな9実じつ政せい良りょう覚さとし
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
有ゆう綱つな有信ありのぶ10有定ありさだ敦あつし宗むね勝かつ源はじめ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実じつ光ひかり11有ゆう範はん範はん綱つな有ゆう成なり忠ちゅう玄げん[注ちゅう 4]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し憲けん資長すけなが12親鸞しんらん
 
 
 
恵信えしん尼に[注ちゅう 5]尋ひろ有ゆう
 
 
政せい業ぎょう慶けい真しん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
基もと光こう兼光かねみつ13善ぜん鸞覚さとし信しん尼あま
 
 
 
広こう綱つな能のう業ぎょう行くだり有ゆう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
基もと定じょう日野ひの資し実み14広橋ひろはし頼よりゆき資し
（勘解由小路かげゆこうじ頼よりゆき資し）
〔広橋ひろはし家か〕		覚さとし恵めぐみ大だい上野うえの業ぎょう家か朝ちょう源げん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
邦俊くにとし家宣いえのぶ家光いえみつ15光国みつくに大谷おおや家か（本願寺ほんがんじ）覚さとし源げん
 
 
 
 
 
 
 
邦行くにゆき資し宣せん16祐ゆう寛ひろし
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
種たね範はん俊光としみつ17頼宣よりのぶ藤原ふじわら教成のりなり祐ゆう算さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俊しゅん基もと資し名めい18資し朝あさ柳やなぎ原資げんし明あきら
〔柳原やなぎはら家か〕		三宝さんぼう院いん賢けん俊しゅん松波まつなみ忠俊ただとし某ぼう
 
 
 
女おんな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
時どき光こう19名子なご邦光くにみつ快かい祐ゆう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
裏うら松まつ資し康やすし資し教きょう20日野西ひのにし資し国こく
〔日野西ひのにし家か〕		業ごう子こ増ぞう秀しゅう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
重光しげみつ烏丸からすま豊光とよみつ
〔烏丸からすま家か〕		康子やすこ有光ありみつ21秀光ひでみつ22快かい玄げん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
義ぎ資し宗子むねこ重子しげこ資し親おや春はる龍りゅう丸まる23[注ちゅう 6]宗そう快かい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
（再興さいこう）
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
重政しげまさ勝光かつみつ24井脇いわき長ちょう輿こし
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
勝光かつみつ永えい俊しゅん富子とみこ良子りょうこ政せい資し25烏丸からすま冬ふゆ光こう祥さち雲くも院いん
 
 
 
 
 
阿おもね子こ内光うちみつ26[注ちゅう 7]
 
 
 
晴はれ光ひかり27
 
 
 
（再興さいこう）
輝てる資し28[注ちゅう 8]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し勝しょう29輝子てるこ女おんな
 
 
 
 
花房はなふさ正栄しょうえい[注ちゅう 9]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
光ひかり慶けい30日野ひの資し栄さかえ1
 
 
 
 
 
弘ひろ資し31資し成なり2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し茂しげる32外山とやま光ひかり顕あきら
〔外山とやま家か〕		豊岡とよおか有ゆう尚なお
〔豊岡とよおか家か〕		豊岡とよおか弘昌ひろまさ輝光てるみつ清心せいしん院いん資し鋪しき[注ちゅう 10]3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
輝光てるみつ33清心せいしん院いん弘昌ひろまさ資し陽ひ4六角ろっかく広ひろ満みつる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永えい資し34光ひかり繁しげる[注ちゅう 11]日野ひの資し時じ資し直じき5
 
 
 
 
 
資し時じ35資し施ほどこせ[注ちゅう 12]6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し総そう[注ちゅう 13]資し枝えだ36[注ちゅう 13]資し盈みつる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し矩のり37北きた小路しょうじ祥さち光こう資し邦くに'7
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
資し愛あい38大宮おおみや良りょう季き資し訓くん資し敬けい8[注ちゅう 14]
 
 
 
 
 
資し宗むね39[注ちゅう 15]資し訓くん9
 
 
 
資し貴とうと40
 
 
 
資し秀しゅう41[注ちゅう 16]
 
 
 
資し謙けん42
 
 
 
捷郎はやお43[注ちゅう 17]
 
 
 
資し純じゅん44

分家ぶんけ

同おなじ藤原ふじわら北きた家か真夏まなつ流りゅうの堂上どうじょう家かには、広橋ひろはし家か・柳原やなぎはら家か・烏丸からすま家か・竹屋たけや家か・日野西ひのにし家か・勘解由小路かげゆこうじ家か・裏うら松まつ家か・外山とやま家か・豊岡とよおか家か・三さん室しつ戸と家か・北小路きたこうじ家かの12家いえがある。また親鸞しんらんの末裔まつえいである本願寺ほんがんじ門主もんしゅの大谷おおや家かは、堂上どうじょう家かではないが、繁栄はんえいする教団きょうだんの政治せいじ力りょくと財力ざいりょくを背景はいけいにして堂上どうじょう家かと同格どうかくの准じゅん門跡もんぜきの格式かくしきを獲得かくとくした。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 国立こくりつ歴史れきし民俗みんぞく博物館はくぶつかんの『旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょうデータベース』によれば幕末ばくまつ期きの日野ひの家か領りょうは、山城やましろ国こく愛宕あたご郡ぐん田中たなか村むらのうち40石せき5斗と2升しょう6合ごう、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん下津林しもつばやし村むらのうち253石せき、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん東梅とうばい津つ村むらのうち219石せき3斗と7升しょう3合ごう、山城やましろ国こく葛野かずらの郡ぐん西にし梅津うめづ村むらのうち78石せき7斗と2升しょう7合ごう、山城やましろ国こく紀伊きい郡ぐん吉祥院きっしょういん村むらのうち304石せき、摂津せっつ国こく島上しまがみ郡ぐん大塚おおつか村むらのうち12石せき1斗と3升しょう、摂津せっつ国こく島上しまがみ郡ぐん磯島いそじま村むらのうち243石せき2斗と1升しょう7合ごうであり、合計ごうけい7村むら、1,150石せき9斗と7升しょう3合ごう。
  2. ^ 日野ひの家かの大納言だいなごん直ちょく任にん（中納言ちゅうなごんからそのまま大納言だいなごんになることを直ちょく任にんといい、直じき任まかされる家いえは中納言ちゅうなごんを一度いちど辞じしてから大納言だいなごんになる家いえより格かく上じょうと見みなされていた）の回数かいすうは15回かいなので叙爵じょしゃく内規ないきの伯爵はくしゃくの基準きじゅんである「大納言だいなごんまで宣せん任にんの例れい多おおき旧きゅう堂上どうじょう」に該当がいとう[29]。
  3. ^ 藤原ふじわら永ひさし範はんの養子ようし。一説いっせつには藤原ふじわら良仁よしひと7世せい孫まごである斎宮いつき次官じかん・藤原ふじわら利永としながの子ことも。
  4. ^ 藤原ふじわら実みのる光こうの末子まっし。
  5. ^ 三善さんぜん為ため教きょうの子こ。
  6. ^ 広橋ひろはし兼けん郷さとの子こ。
  7. ^ 徳大寺とくだいじ実淳さねあつの次男じなん。初はじめは将軍しょうぐん足利あしかが義高よしたか（義澄よしずみ）の偏へん諱いみなを賜たまわって高光たかみつ、澄きよし光こうを名乗なのっていた。
  8. ^ 広橋ひろはし国光くにみつの子こ。
  9. ^ 旗本はたもと寄合よりあい席せき5,000石せき・花房はなふさ正成まさしげの子こ。
  10. ^ 安芸あき国こく広島ひろしま藩はん浅野あさの氏し家老がろうの上田うえだ重次しげつぐの子こ
  11. ^ 冷泉れいせん為ため綱つなの次男じなん。
  12. ^ 婿養子むこようし。高家こうか旗本はたもと畠山はたけやま義紀よしのりの次男じなん
  13. ^ a b 烏丸からすま光栄みつえの子こ。
  14. ^ 丹波たんば篠山しのやま藩主はんしゅ・青山あおやま忠裕ただみちの子こ。
  15. ^ 広橋ひろはし胤たね定じょうの七なな男なん。
  16. ^ 柳原やなぎはら光ひかり愛あいの五ご男なん。
  17. ^ 実吉さねよし安あん純じゅんの六ろく男なん。

出典しゅってん

  1. ^ a b 小田部おたべ雄次ゆうじ 2006, p. 325.
  2. ^ 太田おおた 1934, p. 5031.
  3. ^ a b c d e f g "日び野家のや". 日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)、百科ひゃっか事典じてんマイペディア、ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん、旺文社おうぶんしゃ日本にっぽん史し事典じてん 三さん訂てい版ばん、世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b c d 吉見よしみ 1994, p. 39.
  5. ^ a b c 吉見よしみ 1994, p. 42.
  6. ^ a b c 太田おおた 1934, p. 5033.
  7. ^ 吉見よしみ 1994, p. 42-47.
  8. ^ 吉見よしみ 1994, p. 43.
  9. ^ 吉見よしみ 1994, p. 52.
  10. ^ 吉見よしみ 1994, p. 52-54.
  11. ^ 家永いえなが遵嗣 2013, p. 47.
  12. ^ a b 家永いえなが遵嗣 2013, p. 55.
  13. ^ 吉見よしみ 1994, p. 54.
  14. ^ a b c 吉見よしみ 1994, p. 55.
  15. ^ 吉見よしみ 1994, p. 52-55.
  16. ^ 八木やぎ聖きよし弥わたる「『看み聞日記にっき』における病やまいと死し（4）」『Studia humana et naturalia = Studia humana et naturalia』第だい40巻かん、京都府立医科大学きょうとふりついかだいがく医学部いがくぶ医学いがく科か （教養きょうよう教育きょういく）、2006年ねん、13頁ぺーじ、ISSN 03856755、NAID 110006459480。 
  17. ^ a b 家永いえなが遵嗣 2013, p. 75.
  18. ^ a b "日野ひの有光ありみつ". 朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  19. ^ "日野ひの勝光かつみつ". 朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん、日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)、ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  20. ^ a b c d e f "日野ひの富子とみこ". 朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん、日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)、ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  21. ^ 吉見よしみ 1994, p. 122.
  22. ^ 吉見よしみ 1994, p. 201.
  23. ^ 吉見よしみ 1994, p. 172-173.
  24. ^ 吉見よしみ 1994, p. 173.
  25. ^ "日野ひの内光うちみつ". 朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  26. ^ "日野ひの輝あきら資し". 朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん、世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 第だい２版はん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  27. ^ a b 松田まつだ敬之たかゆき 2015, p. 601.
  28. ^ "日野ひの資し愛あい". デジタル版ばん 日本人にっぽんじん名めい大だい辞典じてん+Plus. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。
  29. ^ 浅見あさみ雅男まさお 1994, p. 118.
  30. ^ a b c 華族かぞく大鑑たいかん刊行かんこう会かい 1990, p. 156.
  31. ^ "実吉さねよし 捷郎はやお". 20世紀せいき日本人にっぽんじん名めい事典じてん. コトバンクより2022年ねん11月16日にち閲覧えつらん。

参考さんこう文献ぶんけん

摂関せっかん家か
清華せいか家か
大臣だいじん家か
羽林はばやし家か
名家めいか
半家はげ
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=日野ひの家か&oldid=100866296」から取得しゅとく