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注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい

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ADHDから転送てんそう
注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい
概要がいよう
診療しんりょう 精神せいしん医学いがく, 児童じどう精神せいしん医学いがく
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 F90
ICD-9-CM 314.00, 314.01
OMIM 143465
DiseasesDB 6158
MedlinePlus 001551
eMedicine med/3103 ped/177
Patient UK 注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい
MeSH D001289

(ちゅういけっかん・たどうせいしょうがい、えい: attention deficit hyperactivity disorderADHD)は、どうせい衝動しょうどうせい不注意ふちゅうい症状しょうじょう特徴とくちょうとする神経しんけい発達はったつしょう発達はったつ障害しょうがい)もしくは行動こうどう障害しょうがいである[1]。こうした症状しょうじょう教室きょうしつない最年少さいねんしょうだとか[2]正常せいじょうもの精神せいしん障害しょうがい薬物やくぶつ影響えいきょうでも一般いっぱんてきであるため、機能きのう障害しょうがい苦痛くつうかんじるなど重症じゅうしょうで、おさなころから症状しょうじょうがあるなどの鑑別かんべつ必要ひつようとされる[3]発達はったつ障害しょうがいしゃ支援しえんほうもとづき、一人ひとりいちにんおうじた様々さまざま支援しえんと、社会しゃかいてき障壁しょうへき除去じょきょ適切てきせつ環境かんきょう調整ちょうせい)がおこなわれる[4]個々ここ状態じょうたいわせて、様々さまざま支援しえん機関きかん連携れんけいのもと、環境かんきょう調整ちょうせい心理しんり社会しゃかいてき支援しえん薬物やくぶつ療法りょうほうわせた包括ほうかつてき支援しえんおこなうことが有効ゆうこうとされる(「ADHD#治療ちりょう」を参照さんしょう[5]。ただし「くすりけ」と形容けいようされる、この疾患しっかん過剰かじょう診断しんだん薬物やくぶつ投与とうよにはつよ批判ひはんがあり、薬物やくぶつ療法りょうほうによらない治療ちりょうほう模索もさくされている[6]

名称めいしょう[編集へんしゅう]

精神せいしん医学いがくてき障害しょうがい一種いっしゅである。「注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい」という診断しんだんめいは、1994ねんからのDSM-IVのものである。以前いぜんのDSM-IIIの注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがいADD[ちゅう 1])や、ICD-10どうせい障害しょうがい[ちゅう 2]継承けいしょうするもので、口語こうごてきにはどうしょう[ちゅう 3]などとばれてきた。一般いっぱんアスペルガー症候群しょうこうぐん混同こんどうされがちだが、アスペルガー症候群しょうこうぐん自閉症じへいしょう一種いっしゅ自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがい)である[7]。ただし、アスペルガー症候群しょうこうぐんにはADHDの併存へいそんすくなくない[8]

2013ねんDSM-5では、ADHDは訳語やくごとして、欠陥けっかんから欠如けつじょわった注意ちゅうい欠如けつじょどうせい障害しょうがいと、注意ちゅうい欠如けつじょどうしょう併記へいきされている。注意ちゅうい欠如けつじょどうせい障害しょうがいは、日本にっぽん精神せいしん神経しんけい学会がっかいが2008ねんしめしたもので、注意ちゅうい欠如けつじょどうしょう小児しょうに精神せいしん神経しんけい学会がっかい日本にっぽん児童じどう青年せいねん精神せいしん学会がっかいしめしたDSM-5の翻訳ほんやくあんである[9][10]。またDSM-5で成人せいじんへの診断しんだん追加ついかされた。

診断しんだん[編集へんしゅう]

その症状しょうじょうが、正常せいじょう機能きのう学習がくしゅう影響えいきょうおよぼしている場合ばあいのみに診断しんだんする[1]症状しょうじょうはや時期じき(6さい未満みまんごろ)から発症はっしょうし、すくなくとも6かげつ以上いじょう継続けいぞくしている必要ひつようがある[1]。DSM-5はそれまでの7さいまでの発症はっしょうを12さいとし、おそはつせい発症はっしょうふくめたがこのことは誤診ごしん可能かのうせいやしている[3]。また、小児しょうに発症はっしょう成人せいじんADHD重要じゅうよう診断しんだん基準きじゅんであったが、小児しょうにADHDと成人せいじんADHDことなる経過けいか症候群しょうこうぐんだと示唆しさした研究けんきゅうれい[11]もあり、まだ明確めいかくとなっていない部分ぶぶんがある。診断しんだんは、おおくの精神せいしん障害しょうがい発達はったつ障害しょうがい同様どうよう問診もんしん中心ちゅうしんおこなわれる。また評価ひょうか尺度しゃくど診断しんだん補助ほじょとして利用りようできる[12]生物せいぶつがくてき指標しひょうがないため、誤診ごしんおおいとかんがえられている。アメリカでは推定すいていゆうびょうりつすうばい上回うわまわ診断しんだんすうのため過剰かじょう診断しんだん指摘してきされている。医学いがくてき定義ていぎ投薬とうやくたいする議論ぎろんのため、ADHDにかんする論争ろんそうがある。

性別せいべつによる発症はっしょうりつ比較ひかくでは、学童がくどうまでを比較ひかくした場合ばあいは1-6%で男子だんしほう女子じょしよりもたか[13]とく男子だんしではどうせい衝動しょうどうせいしかみられず、とく女子じょしでは不注意ふちゅういしかみられない場合ばあいがある[3]

ICD-10でのどうせい障害しょうがい発症はっしょうりつ学齢がくれいで3-7%であり、そのうち30%は青年せいねんにはどう不注意ふちゅうい目立めだたたなくなり、40%は青年せいねん以降いこう支障ししょうとなる行動こうどう持続じぞくし、のこりの30%は感情かんじょう障害しょうがいアルコール依存いぞんしょうなどのよりおもあつ精神せいしん障害しょうがい合併がっぺいする[14]。ある調査ちょうさでは、やく3わり大人おとなになっても症状しょうじょうつづいていた[15]。また、べつ調査ちょうさでは、ADHD症状しょうじょう深刻しんこく通常つうじょうよわいとともに低下ていかするが、やく90%のADHD患者かんじゃはいくつかの症状しょうじょう成人せいじんまで持続じぞくつづける[16]

症状しょうじょう[編集へんしゅう]

衝動しょうどうせい[17]活動かつどう[18]不注意ふちゅうい[19]などの症状しょうじょう確認かくにんされる[20]典型てんけいてきにはまれつき症状しょうじょう存在そんざいする[3]通常つうじょう人々ひとびとにもひろ一般いっぱんてきにみられる症状しょうじょうであるため、症状しょうじょう合致がっちするだけでは不十分ふじゅうぶんであり、幼年ようねんから症状しょうじょう継続けいぞくし、発達はったつ過程かていにおいて不適切ふてきせつ持続じぞくしており、特定とくてい状況じょうきょうだけでられないことがある[3]

子供こどもではICD-10による(たどうせいしょうがい)[21]診断しんだんめい適用てきようされることもある。

不注意ふちゅうい[22]には、以下いか症状しょうじょうなどがある[23][24]

  • 簡単かんたんをそらされる、ケアレスミスする、物事ものごとわすれる
  • ひとつの作業さぎょう集中しゅうちゅうつづけるのがむずかしい
  • その作業さぎょうたのしくないと、すうふんにはすぐに退屈たいくつになる

活動かつどう[18]衝動しょうどうせい[17]には、以下いか症状しょうじょうなどがある[24]

  • じっとすわっていることができない
  • なくしゃべつづける
  • だまってじっとしつづけられない
  • 目的もくてきなくしゃべりつづける
  • ひとさえぎってしゃべ
  • 自分じぶんはな順番じゅんばんつことが出来できない

年齢ねんれいがるにつれてかけじょうの「どうきがない、イライラしているようにえるなど)」は減少げんしょうするため、かつては子供こどもだけの症状しょうじょうであり、成人せいじんになるにしたがって改善かいぜんされるとかんがえられていたが、近年きんねん大人おとなになってものこ可能かのうせいがあると理解りかいされている[20]。その場合ばあい大抵たいてい一見いっけんしてかるような症状しょうじょうよわくなっており[3]えるどうよりも、感情かんじょうてき精神せいしんてき衝動しょうどうせい言動げんどう安定あんていせいがない、順序じゅんじょてたかんがえよりも感情かんじょう先行せんこうしがち、会話かいわはなし飛躍ひやくしやすい)や注意ちゅういりょく集中しゅうちゅうりょく欠如けつじょ(シャツをズボンからしゅっわすれる、シャツをズボンにわすれる、ファスナーをわすれるといったミスが日常にちじょう生活せいかつ頻発ひんぱつする、など)などが目立めだつようになるとされる[25]

幼少ようしょうにおいて、男子だんしではどうせい衝動しょうどうせいのみ、とく女子じょしでは不注意ふちゅういのみの症状しょうじょう目立めだ問題もんだいされやすいがぎゃくにそれ以外いがい症状しょうじょう見過みすごされやすいため、問題もんだいされにくい場合ばあいがある[3]活動かつどう衝動しょうどうせい顕著けんちょでないADHDであって、不注意ふちゅういのみが目立めだ場合ばあい幼少ようしょうには周囲しゅうい、または自分じぶんがADHDであることに気付きづかない場合ばあいおおい。

原因げんいん[編集へんしゅう]

2023ねん現在げんざい決定的けっていてき原因げんいん不明ふめいとされている。双子ふたご研究けんきゅうにより、原因げんいん遺伝いでん要因よういん環境かんきょう要因よういんけることができるが、ADHDの遺伝いでん要因よういん遺伝いでんりつ)はやく76%である[26][27]。ADHDの子供こども兄弟きょうだいは、そうでない子供こども兄弟きょうだいより3ばいから4ばいADHDになりやすい[28]のう神経しんけい回路かいろ一部いちぶ健常けんじょうしゃことなる症状しょうじょうかかえていることまではたしからしいが、その部位ぶい仮説かせついきない[25]遺伝いでん以外いがい重要じゅうよう環境かんきょう要因よういんは、胎児たいじ薬物やくぶつ、アルコールおよびタバコの暴露ばくろしゅうさん問題もんだい、そして頭部とうぶ外傷がいしょうである[29]。2020ねん発表はっぴょうされたADHDの環境かんきょう危険きけん因子いんし保護ほご因子いんしバイオマーカーかんするメタ分析ぶんせきによると、危険きけん因子いんしとして確実かくじつせいたかいのは妊娠にんしんまえ肥満ひまん皮膚ひふえん子癇しかんまえしょう妊娠にんしんアセトアミノフェン暴露ばくろであった[30]危険きけん因子いんしうたがいがつよいものは、妊娠にんしん喫煙きつえん小児しょうに喘息ぜんそく妊娠にんしん体重たいじゅう超過ちょうかビタミンD不足ふそくなどであった[30]。それら以外いがいにも貧困ひんこん教育きょういく様式ようしき社会しゃかい福祉ふくし性的せいてき虐待ぎゃくたい睡眠すいみん不足ふそく食品しょくひん添加てんかぶつ携帯けいたい電話でんわ使用しようなど様々さまざま要因よういん相互そうご作用さようしているという仮説かせつ提示ていじされている[31]

のう部位ぶい[編集へんしゅう]

機能きのう不全ふぜんうたがわれているのう部位ぶいは、おおきく3箇所かしょである。ADHDの子供こどもたち定型ていけい発達はったつ子供こどもくらべてこれらの部位ぶい縮小しゅくしょうしていることがある。

  • みぎ前頭まえがしらぜん皮質ひしつ - 注意ちゅういをそらさずに我慢がまんすること、自意識じいしき時間じかん意識いしき関連かんれんしている
  • 大脳だいのう基底きていかくじょうかくあわあおだま - 反射はんしゃてき反応はんのうおさえる、皮質ひしつ領域りょういきへの神経しんけい入力にゅうりょく調節ちょうせつする
  • 小脳しょうのうむし - 動機付どうきず

おおくの研究けんきゅうしゃが、複数ふくすう遺伝子いでんし異常いじょうがこれらの部位ぶい萎縮いしゅく関係かんけいしているのではないかとかんがえている[25]

2018ねん福井大学ふくいだいがく研究けんきゅうグループはADHDと診断しんだんされた120にん男児だんじのう調査ちょうさしたところ、7わり男児だんじのう眼窩がんか前頭まえがしら皮質ひしつあつみがして表面積ひょうめんせきちいさくなるなど、のうやく20かしょ形態けいたい特徴とくちょうをみつけた[32]

神経しんけい基盤きばんせつ[編集へんしゅう]

1990ねん米国べいこくのNIMHのザメトキン (Zametkin) らのグループは、PETスキャンをもちいて、ADHDの成人せいじん25にんのう代謝たいしゃ活性かっせい測定そくていし、対象たいしょうしゃぐんより低下ていかしていることをあきらかにして、ADHDが神経しんけいがくてき基盤きばんっていることをえるかたちで証明しょうめいした。具体ぐたいてきには、健康けんこう前頭まえがしら前野まえの行動こうどう注意深ちゅういぶか選定せんていし、大脳だいのう基底きていかく衝動しょうどうせいおさえるはたらきをつが、ADHDのケースではそれがうまくはたらいていない。

食事しょくじせつ[編集へんしゅう]

食事しょくじとADHDとの関連かんれんせいについて指摘してきする報告ほうこくがあり、アメリカやイギリスでは食品しょくひん添加てんかぶつなどを除去じょきょした食事しょくじ比較ひかくおこなわれている。2007ねんにイギリス政府せいふは、食品しょくひん添加てんかぶつ合成ごうせい保存ほぞんりょう安息香あんそくこうさんナトリウムと数種類すうしゅるい合成ごうせい着色ちゃくしょくりょう子供こどもにADHDをこすという研究けんきゅうけ、これらをふくむことがおおいドリンクやお菓子かし注意ちゅういうながしている[33]。2008ねん4がつには、英国えいこく食品しょくひん基準きじゅんちょう (FSA) はADHDと関連かんれんうたがわれる合成ごうせい着色ちゃくしょくりょうタール色素しきそについて2009ねんまつまでにメーカーが自主じしゅ規制きせいするよう勧告かんこくした[34]大手おおてメーカーは2008ねんちゅうにそれらを除去じょきょするとほうじられた[35]

2006ねん、5000にん以上いじょう規模きぼおおきい研究けんきゅう砂糖さとうおおいソフトドリンクの摂取せっしゅりょうどうとの相関そうかん関係かんけい観察かんさつされた[36]

睡眠すいみん[編集へんしゅう]

最近さいきん睡眠すいみん科学かがくでは、睡眠すいみんがADHDの増加ぞうかおおきくかかわっているとわれている[37]

有機ゆうきリンけい化合かごうぶつ影響えいきょう[編集へんしゅう]

米国べいこく子供こども調査ちょうさした結果けっか因果いんが関係かんけい不明ふめいであるものの、尿にょうちゅうジアルキルリンさんしお英語えいごばん濃度のうどとく代謝たいしゃぶつのジメチルアルキルホスフェート (DMAP) 濃度のうどとADHDの診断しんだんりつ関連かんれんしめされた[38][39]

診断しんだん[編集へんしゅう]

よく使つかわれている診断しんだん基準きじゅん統計とうけい調査ちょうさよう)は、アメリカ精神せいしん医学いがく協会きょうかいさだめたDSM-IV (1994) とその改訂かいていばんのDSM-IV-TR (2000) のAD/HDであり、不注意ふちゅうい優勢ゆうせいがたどう衝動しょうどうせい優勢ゆうせいがたと、その混合こんごうがたという3つのタイプにけられる。2013ねんにはDSM-5が出版しゅっぱんされている。

1994ねん改訂かいていされたWHOの診断しんだん基準きじゅんのICD-10は、「どうせい障害しょうがい」の診断しんだんめいであり、注意ちゅうい障害しょうがいどう基本きほんてき特徴とくちょうで、この両者りょうしゃ診断しんだん必要ひつよう条件じょうけんとしている。ICD-10の「どうせい障害しょうがい」は、細部さいぶでは若干じゃっかんちがいがあるものの、DSM-IVのADHDの「混合こんごうがた」に匹敵ひってきする。

DSM-IV-TRの診断しんだん基準きじゅん

  1. 注意ちゅうい活動かつどう集中しゅうちゅうできない、りやすい、ものをなくしやすい、順序じゅんじょだてて活動かつどうめないなど)とどう-衝動しょうどうせい(ジッとしていられない、しずかにあそべない、つことが苦手にがてで、他人たにん邪魔じゃまをしてしまうひとし)がどう程度ていど年齢ねんれい発達はったつ水準すいじゅんくらべてより頻繁ひんぱんに、つよみとめられること
  2. 症状しょうじょうのいくつかが7さい以前いぜんよりみとめられること
  3. 2つ以上いじょう状況じょうきょうにおいて(家庭かてい学校がっこうなど)障害しょうがいとなっていること
  4. 発達はったつおうじた対人たいじん関係かんけい学業がくぎょうてき職業しょくぎょうてき機能きのういちじるしく障害しょうがいされていること
  5. 広汎こうはんせい発達はったつ障害しょうがい統合とうごう失調しっちょうしょうなど発達はったつ障害しょうがい精神せいしん障害しょうがいによる不注意ふちゅういどう-衝動しょうどうせいではないこと

上記じょうきすべてがたされたときに診断しんだんされる。DSM-IVではMRIや血液けつえき検査けんさとう生物せいぶつがくてきデータを診断しんだん項目こうもくにしていない。

DSM-5(2013) の診断しんだん基準きじゅんも、ほぼ踏襲とうしゅうしているが、一部いちぶ変更へんこうがあった。

  • 破壊はかいてき行動こうどう障害しょうがい反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがい並列へいれつされた分類ぶんるいから神経しんけい発達はったつ障害しょうがい先天的せんてんてきのう神経しんけい発達はったつ異常いじょう)のカテゴリーに移行いこう先行せんこうして日本にっぽんで「発達はったつ障害しょうがいしゃ支援しえんほう」(2005)が採用さいようする分類ぶんるい同等どうとうになる。
  • 子供こどもだけの障害しょうがいという印象いんしょううすめ、年齢ねんれいわず発症はっしょうする障害しょうがいとの視点してん
  • 7さい以前いぜんから12さい以前いぜんへと兆候ちょうこうられた年齢ねんれいげた。
  • 自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがいとの合併がっぺい併存へいそんみとめた。
  • 不注意ふちゅうい優勢ゆうせいがたどう衝動しょうどうせい優勢ゆうせいがた混合こんごうがたのタイプけを廃止はいし
  • 過去かこ半年はんとし症状しょうじょうから、混合こんごう状態じょうたい不注意ふちゅうい優勢ゆうせい状態じょうたいどうせい衝動しょうどうせい優勢ゆうせい状態じょうたい評価ひょうかし、部分ぶぶん寛解かんかいもありうるとした。
  • 重症じゅうしょう軽度けいどちゅう重度じゅうどの3段階だんかい評価ひょうかするようになった。

一方いっぽう、フランスの児童じどう精神せいしん生物せいぶつがくてき医学いがく支配しはいされたかんがえではなく、DSMに対抗たいこうする診断しんだん分類ぶんるいであるCFTMEA(ふつ: Classification Françaisedes Troubles Mentaux de L'Enfant et de L'Adolescent)をもちい、症状しょうじょう背景はいけい心理しんり社会しゃかいてき原因げんいん[40]

成人せいじんADHD[編集へんしゅう]

ADHDが報告ほうこくされたころは、ADHDは子供こども特有とくゆう病気びょうきかんがえられており、成長せいちょうしたがってどう目立めだたなくなることから、ADHDの特徴とくちょう消失しょうしつするものとかんがえられていた。しかしADHDの児童じどう追跡ついせき調査ちょうさから、成人せいじんたっしてもおおくの患者かんじゃでは不注意ふちゅういなどの症状しょうじょうのこることがあきらかになった[41]。このことは医学いがくかいでも論争ろんそうんだが、現在げんざいでは発達はったつ障害しょうがい特性とくせいはおおむね生涯しょうがいわたって持続じぞくするものであるということがれられている。ただし、うつびょうなどでADHDに症状しょうじょうこることがあるので、発達はったつ障害しょうがいとの鑑別かんべつには注意ちゅうい必要ひつようである。

評価ひょうか尺度しゃくど[編集へんしゅう]

診断しんだん補完ほかんするための評価ひょうか尺度しゃくどには、ADHD Rating Scale-IVやその日本語にほんごばんADHD-RSなどがある[42]

成人せいじんADHDでは22%に症状しょうじょう誇張こちょうがあり、誤診ごしんけるために、90%以上いじょう感度かんどのある尺度しゃくど使用しよう必要ひつようである[12]

ほかの障害しょうがいとの併存へいそん鑑別かんべつ[編集へんしゅう]

あきらかな機能きのう障害しょうがい苦痛くつうこしていなければ、症状しょうじょう正常せいじょう範囲はんいである可能かのうせいがある[3]。4さいでは正常せいじょう未熟みじゅくである[3]。DSM-5では、発症はっしょう年齢ねんれいを12さいおそくしたが、典型てんけいてきには症状しょうじょうまれつきであるため、同様どうよう症状しょうじょうこすほか原因げんいん誤解ごかいしょうじる可能かのうせいがあり、成人せいじんではとく慎重しんちょうであるべきで、おそはつせいでは薬物やくぶつ原因げんいん症状しょうじょうだということもうたがえる[3]。あるいは精神せいしん障害しょうがい原因げんいんとなっていることもある[3]とく成人せいじんでは、くすり娯楽ごらく目的もくてき転売てんばい目的もくてき受診じゅしんしている場合ばあいがある[3]。マイケル・ムーアは、映画えいが『シッコ』において、じゅうあつし疾患しっかんかかえた大勢おおぜい国民こくみん治療ちりょうけられずに放置ほうちされているなか、あなたは不安ふあんしょうではないか、注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがいではないか、とメディアが国民こくみん不安ふあんあお現状げんじょうにもれている。

適応てきおう障害しょうがいでは、混乱こんらんした学校がっこう環境かんきょう家庭かていのストレスなどへのはんおうであるなど、特定とくてい状況じょうきょうしょうじている[3]両親りょうしん教師きょうしなど周囲しゅうい大人おとな完璧かんぺき主義しゅぎ、あるいは子供こども過剰かじょう期待きたいをしており、そうした環境かんきょう破壊はかいてき場合ばあいにADHDが過剰かじょう診断しんだんされやすいが、大人おとな期待きたいさい構築こうちく環境かんきょう調整ちょうせい必要ひつようとなる[3]

ADHDをもつ児童じどうは、精神せいしん障害しょうがい並存へいそんするかくりつが66%増加ぞうかする[43]関連かんれん障害しょうがいとして特異とくいてき発達はったつ障害しょうがい学習がくしゅう障害しょうがい)や、軽症けいしょうアスペルガー障害しょうがいとの合併がっぺいしめすことがある。またその特性とくせいじょう周囲しゅういからの同調どうちょう圧力あつりょくなどによりネガティブな打撃だげきけやすく、てき情緒じょうちょ障害しょうがいこす傾向けいこうがあり、行為こうい障害しょうがい反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがい登校とうこうひきこもりまねきやすい[44]

不眠症ふみんしょう閉塞へいそくせい睡眠すいみん呼吸こきゅう症候群しょうこうぐんのような睡眠すいみん障害しょうがいは、ADHDに症状しょうじょうこすことがあり、疼痛とうつう睡眠すいみん問題もんだいこすことがある[45]。ADHDにおける睡眠すいみん障害しょうがい併存へいそんりつは25 - 50%とされる[46]

発達はったつ障害しょうがい
  • 学習がくしゅう障害しょうがい (LD) はADHDを子供こどもやく20-30%にられる。学習がくしゅう障害しょうがい発音はつおん言語げんご発達はったつ学習がくしゅうスキルの障害しょうがいふくまれる[47]
情緒じょうちょ障害しょうがい
  • トゥレット障害しょうがいは、ADHDをひとにおいてさらに一般いっぱんてきである[48]
  • 反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがい (ODD) と 素行そこう障害しょうがい (CD) は、ADHD患者かんじゃにおいては、てきにそれを併発へいはつすることがある[49]障害しょうがいへの理解りかいなどによって周囲しゅういからネガティブな打撃だげきけることなどに起因きいんする。素行そこう障害しょうがいでは規則きそく違反いはんこし、反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがいでは権力けんりょくさからう[3]
  • 夜尿症やにょうしょう - 一般いっぱんの15さい以上いじょうよる尿にょうこす割合わりあいは1%程度ていどとされているが、ADHDで夜尿症やにょうしょう発症はっしょうする割合わりあいやく3わりにものぼるとされる。
気分きぶん障害しょうがい
  • うつびょうおもまわりのネガティブな反応はんのうたいして障害しょうがいとして併発へいはつする。そもそもうつによる注意ちゅういりょく散漫さんまん鑑別かんべつする必要ひつようがある。
  • 双極そうきょくせい障害しょうがいはうつ状態じょうたいにおける注意ちゅういりょく散漫さんまん状態じょうたいにおけるえきいかせい衝動しょうどうせい気分きぶんなみなど表面ひょうめんじょう症状しょうじょう類似るいじしている。またADHD患者かんじゃの11%は双極そうきょくせい障害しょうがい併発へいはつしている。
  • じゅうあつし気分きぶん調節ちょうせつしょうおも子供こどもたいする双極そうきょくせい障害しょうがい過剰かじょう診断しんだんらす目的もくてきでDSM-5に掲載けいさいされた気分きぶん障害しょうがいである。ADHD、双極そうきょくせい障害しょうがい反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがい症状しょうじょう類似るいじしている。

パーソナリティ障害しょうがい[編集へんしゅう]

境界きょうかいせいパーソナリティ障害しょうがい
短時間たんじかん気分きぶん急速きゅうそく変化へんかする、対人たいじん関係かんけい障害しょうがいつよ衝動しょうどうせい自己じこ破壊はかい行動こうどうといったてん類似るいじしている。鑑別かんべつ方法ほうほうとしてはADHDの場合ばあい幼少ようしょうから特徴とくちょうがみられる、見捨みすてられ不安ふあん目立めだたないなどのちがいがある[50]境界きょうかいせいパーソナリティ障害しょうがい患者かんじゃの16.1%に成人せいじんADHDがられたとの報告ほうこくもある[51]境界きょうかいせいパーソナリティ障害しょうがい患者かんじゃおおくは虐待ぎゃくたい経験けいけんしており、ADHDであることをらずにおや抑圧よくあつてき教育きょういくけていることが原因げんいんひとつともいえる。一方いっぽうでは併存へいそんしているとおもわれたれいにADHDにたいする薬物やくぶつ治療ちりょう開始かいししたところ、敵意てきい猜疑心さいぎしん消失しょうしつしたとの報告ほうこくもあり[52]実際じっさいには誤診ごしんだんされているケースもままあるとみられる。
はん社会しゃかいせいパーソナリティ障害しょうがい
反抗はんこう挑戦ちょうせんせい障害しょうがい (ODD) を併発へいはつしたADHD患者かんじゃのうち、それの改善かいぜんがなされず、また適切てきせつ治療ちりょうけなかったもの一部いちぶは、寛解かんかいせずにはん社会しゃかいせいパーソナリティ障害しょうがい移行いこうすることがある[53]

その疾患しっかん[編集へんしゅう]

過剰かじょう診断しんだん問題もんだい[編集へんしゅう]

製薬せいやく会社かいしゃによる広報こうほう活動かつどう影響えいきょうもあって診断しんだんすう年々ねんねん増加ぞうかしている[3]

正常せいじょうひと原因げんいんによって症状しょうじょうているひとは、精神せいしん刺激しげきやくによる治療ちりょうによって問題もんだい悪化あっかしかねない[56]

DSM-IVアレン・フランセス編纂へんさん委員いいんちょうは、製薬せいやく会社かいしゃ利用りようされるような診断しんだんめい追加ついかけたとおもっていたが、マーケティングは容易たやすくこれを突破とっぱしてしまい[56]、DSM-IV発表はっぴょう以降いこう米国べいこく注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがいが3ばい増加ぞうかしたことについて「注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがい過小かしょう評価ひょうかされていると小児科しょうにか小児しょうに精神せいしん保護ほごしゃ教師きょうしたちにおもませた製薬せいやく会社かいしゃちからと、それまでは正常せいじょうかんがえられていたおおくの子供こども注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがい診断しんだんされたことによるもの」と指摘してきしている[57][58]

早生はやうまれの子供こども学級がっきゅうにおけるかない行動こうどう異常いじょう判断はんだんされるなど[57][58]たんなる未熟みじゅくせい病気びょうきのようにあつかわれる場合ばあいもある[2]詳細しょうさいは「相対そうたい年齢ねんれい効果こうか」を参照さんしょう

子供こどもの15%がADHDの診断しんだんけているアメリカでは、2010ねんに、ADHDと診断しんだんされた児童じどう450まんのうち100まんにん誤診ごしんである可能かのうせい指摘してきされており[59][60] フランセスは「米国べいこくでは、病気びょうきではない子供こどもたちが過剰かじょう診断しんだんされて薬物やくぶつ治療ちりょうけている」とべた[58][57]

注意ちゅうい障害しょうがい雑誌ざっし創刊そうかんし、またMTA研究けんきゅう主導しゅどうしたキース・コナーズも、過剰かじょう診断しんだん過剰かじょう処方しょほう注意ちゅういうながした[61]

児童じどう権利けんりかんする条約じょうやくは、注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい(ADHD)が、薬物やくぶつ治療ちりょうによって治療ちりょうされるべき疾患しっかんであるとみなされていることを懸念けねんし、診断しんだんすう推移すいいかん調査ちょうさ研究けんきゅう製薬せいやく会社かいしゃ独立どくりつしておこなわれるようにと提言ていげんしている[62]

アメリカ疾病しっぺい管理かんり予防よぼうセンター (CDC) は、行動こうどう療法りょうほう優先ゆうせんされるが、75%が投薬とうやくけていることに注意ちゅういうながしている[63]

過度かど従順じゅうじゅん強制きょうせいすることへの批判ひはん[編集へんしゅう]

アメリカでは児童じどうすこしでも問題もんだい行動こうどうがあったり、かん癪持しゃくもちだったりすると注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい行為こうい障害しょうがいなどの精神せいしん疾患しっかん診断しんだんされ、リタリンによる薬物やくぶつ治療ちりょう継続けいぞくしておこなわれること(「くすりけ」と形容けいようされる)が問題もんだいになっている[6]ナラティヴ・アプローチ普及ふきゅう目指めざ医療いりょうソーシャルワーカーのデイヴィッド゠ナイランドは、安易あんい児童じどう精神せいしん疾患しっかん診断しんだんすることで、周囲しゅうい色眼鏡いろめがねでその児童じどうるようになり、児童じどう自身じしん自己じこ暗示あんじでその精神せいしん疾患しっかん特徴とくちょうとされる行動こうどう規則きそくからのがれられなくなり、自己じこ肯定こうていかんがることを批判ひはんしている[64]。それらの治療ちりょうでは反抗はんこうてき行動こうどうなされる行為こういおさむことがとりわけ強調きょうちょうされるが、ナイランドは一概いちがい従順じゅうじゅんもとめることでその人物じんぶつ個性こせいつぶすことになることを憂慮ゆうりょしている。ナイランドは、既成きせい社会しゃかい価値かちかん法律ほうりつ逃亡とうぼう奴隷どれいほう)にさからって、黒人こくじん奴隷どれいのジムととも奴隷どれいせい廃止はいしした自由じゆうしゅうかうハックルベリー・フィン(『ハックルベリー・フィンの冒険ぼうけん』の主人公しゅじんこう)が現代げんだいきていれば不適切ふてきせつ治療ちりょう個性こせいつぶされることになるだろうとべている[65]。ナイランドによれば、一昔ひとむかしまえのアメリカ社会しゃかいでは児童じどうがそれらの問題もんだい行動こうどうこしても、いたって「普通ふつう」だとなされていたという[66]。ナイランドのかんがえは医学いがく博士はかせジーン゠コムズも賛成さんせいしている[67]

治療ちりょう[編集へんしゅう]

世界せかい保健ほけん機関きかん日本にっぽんのガイドラインでは、児童じどう青年せいねんのADHDへのだいいち選択肢せんたくし心理しんり療法りょうほう心理しんり教育きょういくペアレント・トレーニング認知にんち行動こうどう療法りょうほうなど)であり[42][55]薬物やくぶつ療法りょうほう児童じどう青年せいねん精神せいしん管理かんりでのみおこなうことができ、かつ6さい未満みまんたいしては投与とうよしてはならない[68]心理しんり療法りょうほうでは認知にんち行動こうどう療法りょうほうソーシャルスキルトレーニング、またおやせっかた練習れんしゅうであるペアレント・トレーニングといったものがある。児童じどうにおけるだい規模きぼなMTA研究けんきゅうにて1ねん時点じてんられた投薬とうやく優位ゆういせいは、2ねん以上いじょう投薬とうやくでは行動こうどう療法りょうほうなどとられず疑問ぎもんていされており[69]長期ちょうき研究けんきゅうでも長期ちょうき投薬とうやくによる利益りえき報告ほうこくされていない[31]

アメリカ疾病しっぺい予防よぼう管理かんりセンター(CDC)は、4-5さいのADHDにたいしては、薬物やくぶつ療法りょうほうまえにまず心理しんり療法りょうほう実施じっしするよう勧告かんこくしている[70]一方いっぽうでCDCは、6-17さいのADHDにたいしては、薬物やくぶつ療法りょうほう心理しんり療法りょうほう両者りょうしゃ実施じっしするよう勧告かんこくしている[71]

一方いっぽう英国えいこく国立こくりつ医療いりょう技術ぎじゅつ評価ひょうか機構きこう(NICE)は、就学しゅうがくにおいては薬物やくぶつ療法りょうほう推奨すいしょうしておらず[72]就学しゅうがく児童じどうおよび青年せいねんにおいてはだいいち選択せんたくではなく重症じゅうしょう場合ばあい選択せんたくとしている[73]

日本にっぽんでの2016ねんのADHDの治療ちりょうガイドライン4はんは、薬物やくぶつ療法りょうほう中心ちゅうしんとなっていた以前いぜんの2008ねん3はん比較ひかくして、心理しんり社会しゃかいてき治療ちりょう大幅おおはば充足じゅうそくされた[74]子供こどもへのソーシャルスキルトレーニング (SST)、おやへのペアレント・トレーニングなど心理しんり社会しゃかいてき治療ちりょうや、学校がっこうとの連携れんけいなど環境かんきょう調整ちょうせい優先ゆうせんされ、薬物やくぶつ療法りょうほうありきの姿勢しせい推奨すいしょうされない[42]

アメリカ国立こくりつ精神せいしん衛生えいせい研究所けんきゅうじょ (NIMH) が出資しゅっしした、7さいから9さいの600にんちか子供こども追跡ついせきしただい規模きぼ研究けんきゅうであるMTA研究けんきゅう実施じっしされた。それまでの研究けんきゅう一般いっぱんてきな4かげつ以内いない研究けんきゅうより長期ちょうきであり、行動こうどう療法りょうほう薬物やくぶつ療法りょうほう、またその併用へいよう比較ひかくするための試験しけんであった[75]。14かげつ時点じてんでは薬物やくぶつ療法りょうほう併用へいようでは、方法ほうほうよりも症状しょうじょう改善かいぜんしており、またこの時点じてん薬物やくぶつ療法りょうほうの4%に精神せいしん刺激しげきやくじゅうあつし副作用ふくさようによる中止ちゅうしがあり、食欲しょくよく喪失そうしつ睡眠すいみん問題もんだいさけぶ、反復はんぷく運動うんどうといったもので、さらに薬物やくぶつ療法りょうほうでは身長しんちょう体重たいじゅう成長せいちょうおくれがあった[75]。3ねんでは、ほとんどの人々ひとびと改善かいぜん維持いじされていたものの、行動こうどう療法りょうほうなどとの治療ちりょう利益りえきにはがみられなくなっていた[69]並存へいそん疾患しっかん発生はっせいりつも3ねんではがない[76]

8ねんでも投薬とうやくしたぐん恩恵おんけいあったというわけではなかった[77]。8ねんでは医薬品いやくひんもちいなかったひと同様どうよう機能きのう水準すいじゅんがあったため2ねん以上いじょう薬物やくぶつ療法りょうほうには疑問ぎもんたれた[69]医薬品いやくひんもちいたひと医薬品いやくひん種類しゅるいは91%が精神せいしん刺激しげきやく(メチルフェニデートなど)をふく治療ちりょうである[77]。14かげつ時点じてん投薬とうやくけていたひとの61.5%は、8ねんあいだ投薬とうやく中止ちゅうししていた[69]。16ねんでは長期ちょうきてき投薬とうやく症状しょうじょう重症じゅうしょう低下ていかむすびついておらず、1-2センチの身長しんちょう成長せいちょう抑制よくせい関連かんれんしていることがかった[78]投薬とうやく教育きょういくサービスはむしろ不利ふり傾向けいこうしめしており、問題もんだい悪化あっかした子供こどもではよりおおくの治療ちりょうほどこされたのではという議論ぎろんしょうじている[77]時間じかんともぜん被験者ひけんしゃ改善かいぜん傾向けいこうられた[77]。(#経過けいか参照さんしょう

フランスでは、心理しんり療法りょうほう家族かぞくカウンセリングを実施じっしし、実際じっさい問題もんだい解決かいけつするとしんにADHDに診断しんだんされる児童じどうすくない(0.5%)ということである[40]。フランスでの心理しんり社会しゃかいてき手法しゅほう包括ほうかつてきまれ、食事しょくじでは合成ごうせい着色ちゃくしょくりょう保存ほぞんりょう食物しょくもつアレルギー症状しょうじょう悪化あっかさせていないかといったことにも着目ちゃくもくし、子育こそだての方針ほうしんにおいても子供こども管理かんりするためにくすり使つかうのではなく、はっきりとしたルールのなかえることをまなばせることが定着ていちゃくしている[40]

心理しんり療法りょうほう[編集へんしゅう]

家族かぞくには心理しんり教育きょういく、ペアレント・トレーニングをおこな[55]本人ほんにん症状しょうじょうをコントロールすることよりも本人ほんにん特性とくせいにあった環境かんきょうととのえることが重要じゅうようである。ペアレント・トレーニングは、症状しょうじょう児童じどうへのせっかたおやまなぶということである。

児童じどう青年せいねんのADHDには、WHOおよびNICEのガイドラインでは認知にんち行動こうどう療法りょうほう(CBT)およびソーシャルスキルトレーニング (SST) を提案ていあんしている[55][79]。また成人せいじんにおいては、NICEは患者かんじゃ薬物やくぶつ療法りょうほう希望きぼうしない、または薬物やくぶつ療法りょうほう効果こうかとぼしいさいにCBTを検討けんとうするとしている[80]

認知にんち行動こうどう療法りょうほうかんしてはセルフヘルプのできるワークブックも利用りようできる。SSTはこまっていることを、上手じょうずにこなせるように実際じっさい練習れんしゅうしてみるということである。

さらに、ADHDを子供こどもへは、Summer Treatment Program (STP) などの治療ちりょうプログラムの実施じっし有効ゆうこうであり、参加さんかしたすべての子供こども行動こうどう改善かいぜんみとめられ、ADHDの症状しょうじょう有意ゆうい改善かいぜんするとされている[81][82]。また、ADHDを成人せいじんへも、薬物やくぶつ療法りょうほう並行へいこうして、心理しんり教育きょういく動機付どうきず面接めんせつ技法ぎほう認知にんち行動こうどう療法りょうほう活動かつどうスケジュールひょう利用りよう問題もんだい解決かいけつほう認知にんちさい構成こうせいほうなどをふくむ)・ソーシャルスキルトレーニング (SST) などから構成こうせいされる、ヤング・ブランハム・プログラムなどの治療ちりょうプログラムを実施じっしすることが、症状しょうじょう改善かいぜん有効ゆうこうであるとされている[83]

なお、てき症状しょうじょうとして、不安ふあん障害しょうがいうつびょう不眠症ふみんしょうなどの症状しょうじょうしょうじる場合ばあいおおく、その場合ばあいはADHDの治療ちりょう並行へいこうしてそれらの症状しょうじょうへの治療ちりょうおこな本人ほんにんをサポートする(「不安ふあん障害しょうがい#治療ちりょう」、「うつびょう#治療ちりょう」、「不眠症ふみんしょう#治療ちりょう」などを参照さんしょう。これらの治療ちりょうも、本人ほんにんみやすいようADHDの特性とくせいまえて工夫くふうしておこなうことが重要じゅうようである)[84]

認知にんち行動こうどう療法りょうほう[編集へんしゅう]

ADHDの認知にんち行動こうどう療法りょうほうでは、下記かき技法ぎほうなどがもちいられる[83][85]治療ちりょう支援しえんおこなさいには、本人ほんにん症状しょうじょう年齢ねんれい環境かんきょう併存へいそんしょう有無うむとうおうじて、下記かき技法ぎほうなどを統合とうごうして包括ほうかつてきかつ効果こうかてき介入かいにゅうプログラムをてることが重要じゅうようである[85]

なお、認知にんち行動こうどう療法りょうほう実施じっしとセットで、ADHDしゃ特性とくせいおうじた合理ごうりてき配慮はいりょ環境かんきょう調整ちょうせいおこなわれることも大切たいせつである[86]

社会しゃかいてき方法ほうほう[編集へんしゅう]

環境かんきょうじょう配慮はいりょ仕方しかたや、まわりのひとかかわりかたによって、本人ほんにんこまかんちがってくる。したがって、問題もんだい原因げんいん本人ほんにんなかもとめるのではなく、周囲しゅういかかわりかた環境かんきょうじょう配慮はいりょ仕方しかた改善かいぜんし、支援しえんをしていくことが大切たいせつである[87]

環境かんきょう変容へんようほう

注意ちゅういをそらすものまわりにかない。

文化ぶんかてき配慮はいりょ

医学いがく博士はかせジーン゠コムズは、文化ぶんかがく博士はかせ医療いりょう福祉ふくし医療いりょうソーシャルワーカー)のデイヴィッド゠ナイランドによる療法りょうほうたか評価ひょうかし、重要じゅうようなのは「なに疑問ぎもんおもわずに従順じゅうじゅんそだつこと」ではなく、「勇気ゆうき文化ぶんかたいする反抗はんこうしんってそだつこと」であるとべている[88]

薬物やくぶつ療法りょうほう[編集へんしゅう]

WHOは、まさしく診断しんだんされたADHDにたいしてはメチルフェニデート製剤せいざい薬物やくぶつ療法りょうほうもちいるとするが、薬物やくぶつ療法りょうほう対症療法たいしょうりょうほうであり根治こんじ目指めざすものではなく、専門医せんもんい指示しじしたおこなうべきであり、相談そうだんなくプライマリケアでは処方しょほうしてはならないとしている[68]薬物やくぶつ療法りょうほう継続けいぞくてき心理しんり行動こうどうへの包括ほうかつてき介入かいにゅう一部いちぶでなければならない[68]、とくに子供こども場合ばあいは6さい以上いじょう心理しんり行動こうどう療法りょうほう効果こうかがなかった場合ばあい慎重しんちょう使つかう、としている[1]

成人せいじんのADHDについては、NICEは薬物やくぶつ療法りょうほうだいいち選択肢せんたくしとするべきだと勧告かんこくしている(患者かんじゃ心理しんり療法りょうほうこのんだ場合ばあいのぞく)[ちゅう 4]薬物やくぶつ乱用らんようポテンシャルのある患者かんじゃについてはアトモキセチン提案ていあんしている[80]

MTA研究けんきゅう以外いがい長期ちょうきてき研究けんきゅう長期ちょうきてき医薬品いやくひん利益りえき報告ほうこくしておらず[31]、3-5さい子供こどもを6ねん追跡ついせきしたPATS研究けんきゅうでは、投薬とうやく恩恵おんけいいだせなかった[89]

コクラン共同きょうどう計画けいかくによる小児しょうにADHDにおけるメチルフェニデートの効果こうかかんするシステマティックレビューでは、治療ちりょう期間きかん平均へいきん75にち非常ひじょうみじかく、証拠しょうこ品質ひんしつひくいので医薬品いやくひん影響えいきょうおおきさを特定とくていできなかった(有益ゆうえきなのかあきらかとならなかった)[90]死亡しぼう致死ちしてき副作用ふくさよう増加ぞうかしていないが、睡眠すいみん障害しょうがいが1.6ばい食欲しょくよく低下ていかが3.6ばいであり、副作用ふくさよう評価ひょうかのためにはより堅牢けんろう試験しけん必要ひつようとされることが結論けつろんされている。成人せいじんADHDでのメチルフェニデートのシステマティックレビューは批判ひはんのため2016ねん撤回てっかいされており、不明ふめいかくのリスク評価ひょうかたいして信頼しんらいせいたかいとしたり、11研究けんきゅううち2つだけがそもそもうつなど並存へいそん疾患しっかんのある被験者ひけんしゃをはっきりとのこしていたため一般いっぱんてき効果こうかであるかの妥当だとうせいそこなわれており、試験しけん期間きかんは1-7週間しゅうかんであり小児しょうに研究けんきゅう観察かんさつされているように効果こうか時間じかんとも減少げんしょうしてもよく証拠しょうこ格下かくさげにつながってもよかったといった理由りゆうがあり、評価ひょうかのためにかたよりのない長期ちょうき研究けんきゅう必要ひつようとされる[91]

子供こどものためのADHD治療ちりょうやく承認しょうにんのための試験しけんでは、精神病せいしんびょう躁病そうびょうは1.48%に出現しゅつげんし、むし昆虫こんちゅう、ヘビの幻覚げんかく一般いっぱんてきであった[78]ことなる条件じょうけんである、うつびょう双極そうきょくせい障害しょうがい統合とうごう失調しっちょうしょう両親りょうしん子供こどもでは、精神せいしん刺激しげきやく使用しようぐん(メチルフェニデートが83%)では62.5%が精神病せいしんびょう症状しょうじょうていし、服用ふくようしていないぐんでは27.4%であった[92]

ADHDの治療ちりょうやく使用しようほね密度みつど低下ていか報告ほうこくされており[93]、この懸念けねんから実施じっしされた動物どうぶつ研究けんきゅうではメチルフェニデートが悪影響あくえいきょうあたえることが観察かんさつされた[94]成長せいちょう抑制よくせい以外いがい長期ちょうきてきがいがよくられていないため、2017ねん動物どうぶつ試験しけんにおけるシステマティックレビューを実施じっししたところ、αあるふぁ2受容じゅようたい作動さどうやくクロニジンと、メチルフェニデートで生殖せいしょく機能きのうそこなっている形跡けいせきられた[95]

精神せいしん医療いりょうにおける大麻たいま有効ゆうこうせいひろ認知にんちされるようになった最近さいきんでは、医療いりょう大麻たいまのADHDにたいする有効ゆうこうせいについて現在げんざい多数たすう研究けんきゅうおこなわれている[96]規制きせい緩和かんわされた米国べいこくやカナダ、英国えいこくとう精神せいしん医療いりょう大麻たいま大麻たいま有効ゆうこう成分せいぶんであるテトラヒドロカンナビノール(THC)けい製剤せいざい患者かんじゃ処方しょほうする場合ばあいえており、中枢ちゅうすう神経しんけい興奮こうふんやくくら副作用ふくさよう依存いぞんすくない有力ゆうりょく代替だいたいやくとして使用しようされている[97][98][99]

北米ほくべい小児しょうに薬物やくぶつ有害ゆうがい反応はんのう報告ほうこくもっとおおかったのは、ADHDの治療ちりょうやくと、にきび治療ちりょうやくイソトレチノインであり、北米ほくべいでのADHD治療ちりょうやく使用しようりょう関係かんけいしている可能かのうせいがある[100]

ADHDについてひかりトポグラフィー薬物やくぶつ治療ちりょう効果こうか確認かくにんできることがしめされた[101][102]。(途上とじょう技術ぎじゅつである、ひかりトポグラフィー参照さんしょう。)

薬物やくぶつ療法りょうほう実施じっしにあたっては、継続けいぞくてき服薬ふくやくすることでどのようなメリットや効果こうかがあるのかを、本人ほんにん視点してんわせてわかりやすくつたえていく[103]。そのうえで、服薬ふくやく支援しえんアプリなど定期ていきてき服薬ふくやくにつながる工夫くふうについても紹介しょうかいし、本人ほんにんをサポートする[103]

医薬品いやくひん[編集へんしゅう]

医薬品いやくひんでは、覚醒かくせい水準すいじゅんげるくすりもちいられる。

日本にっぽんでADHDに適応てきおうがあるくすりは、2007ねんよりメチルフェニデートじょざい(コンサータ)、アトモキセチン(ストラテラ)、グアンファシン(インチュニブ)、リスデキサンフェタミン(ビバンセ)の4種類しゅるい

日本にっぽんでADHDに適応てきおうのある製薬せいやく[104]
コンサータ ストラテラ インチュニブ ビバンセ
一般いっぱんめい メチルフェニデート アトモキセチン グアンファシン リスデキサンフェタミン
種類しゅるい 中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげき薬剤やくざい 中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきざい選択せんたくてきノルアドレナリンさい阻害そがいざい 中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきざい選択せんたくてきαあるふぁ2Aアドレナリン受容じゅようたい作動さどうやく 中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきざい
形状けいじょう 浸透しんとうあつ利用りようした放出ほうしゅつ制御せいぎょじょカプセル カプセル、えき錠剤じょうざい じょじょう カプセル
作用さよう ドーパミン・ノルアドレナリンさいこみ阻害そがい ノルアドレナリンさいこみ阻害そがい アドレナリンαあるふぁ2A受容じゅようたい刺激しげき ドーパミン・ノルアドレナリンさいこみ阻害そがい遊離ゆうり促進そくしん
効果こうか発現はつげん 比較的ひかくてきはや ゆっくり 比較的ひかくてきはや 比較的ひかくてきはや
効果こうか持続じぞく やく12あいだ効果こうかがある 終日しゅうじつ 終日しゅうじつ やく12あいだ効果こうかがある
1にち服薬ふくやく 1かいあさ 2かい 1かい 1かいあさ
副作用ふくさよう 食欲しょくよくげん不眠ふみん体重たいじゅうげん、など 頭痛ずつう食欲しょくよくげん眠気ねむけ、など かたぶけねむり血圧けつあつ低下ていか頭痛ずつう、など 食欲しょくよくげん不眠ふみん頭痛ずつう、など
適応てきおう年齢ねんれい 6さいから 6さいから 6さいから 6さいから17さい(2023ねん現在げんざい
流通りゅうつう規制きせい あり なし なし あり
開発かいはつメーカー ヤンセンファーマ(、ジョンソン・エンド・ジョンソン イーライリリー他社たしゃジェネリックあり 武田薬品工業たけだやくひんこうぎょう(←シャイアー[ちゅう 5][105] 武田薬品工業たけだやくひんこうぎょう(←シャイアー)[ちゅう 5][105]
添付てんぷ文書ぶんしょ 添付てんぷ文書ぶんしょpdf 添付てんぷ文書ぶんしょpdf 添付てんぷ文書ぶんしょpdf 添付てんぷ文書ぶんしょpdf
備考びこう そくじょう「リタリン」の成分せいぶんを、アルザしゃ買収ばいしゅうによって技術ぎじゅつじょカプセル ふる高血圧こうけつあつ治療ちりょうやく応用おうよう シャイアーはアンフェタミン製剤せいざいアデラ―ル英語えいごばん」のメーカー。

とく中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきざい効果こうかたかく、おおくの場合ばあいメチルフェニデート短時間たんじかんがた:リタリン/長時間ちょうじかんがた:コンサータ)が使用しようされる。

しかしながら、日本にっぽんでは2014ねん4がつ~2015ねん3がつにADHD治療ちりょうやく処方しょほうされた患者かんじゃのうち、メチルフェニデートが処方しょほうされた患者かんじゃは64%であり、これは英国えいこく(94%)、ノルウェー(94%)、韓国かんこく(94%)、トルコ(92%)、ドイツ(75~100%)と比較ひかくいちじるしくひくくなっている。

このような要因よういんとして、日本にっぽんでは短時間たんじかん作用さようがたメチルフェニデート(リタリン)のADHDにたいする承認しょうにんられておらず、長時間ちょうじかん作用さようがた(コンサータ)のみが承認しょうにんされていること、アトモキセチン(ストラテラ)に処方しょほう制限せいげんがない一方いっぽうで、メチルフェニデート(コンサータ)のみ医師いし登録とうろく必要ひつようであるなど処方しょほう制限せいげんがあるというアンバランスな規制きせいとなっていること、診療しんりょうガイドラインにおいてメチルフェニデート(コンサータ)とアトモキセチン(ストラテラ)の両方りょうほうだいいち選択せんたくやくとしていることが影響えいきょうしているとかんがえられる[106][107]

同様どうよう中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきざいであるリスデキサンフェタミン(ビバンセ)も日本にっぽん以外いがいではだいいち選択せんたくやくとなっている場合ばあいおおいが[108][109]日本にっぽんではメチルフェニデートと同様どうよう処方しょほう制限せいげんがあり、さらに2023ねん現在げんざい6さいから17さいたいする適応てきおうのみであり、18さい以上いじょうのADHDにたいする承認しょうにんられていない。

メチルフェニデート
かつて日本にっぽんメチルフェニデート商品しょうひんめいリタリン)が使用しようされていたが、ADHDへの使用しよう認可にんかされていなかったため、障害しょうがいのうつびょうたいして処方しょほうするというかたちをとっていた。しかし、2007ねん10がつ乱用らんようのため、リタリンの適応症てきおうしょうからうつびょう削除さくじょされた[110]わってメチルフェニデートのじょざい商品しょうひんめいコンサータ)が小児しょうににおけるADHDの適応てきおうやくとして認可にんかされ[111]、2013ねん成人せいじんへと適応てきおう拡大かくだいされた[112]
メチルフェニデートは長期ちょうき摂取せっしゅによる依存いぞんせいなんらかの副作用ふくさよう懸念けねんされるが、適正てきせい使用しようされているかぎ薬物やくぶつたいせいはつきにくい。とく思春期ししゅんき以前いぜん児童じどうかんしての投薬とうやく依存いぞん危険きけんはないとされるが、米国べいこくではあまりに安易あんい幼年ようねんにも処方しょほうするため、2-3歳児さいじへの処方しょほうでは実際じっさいにはADHDではないケースがかなりふくまれているのではとの懸念けねんがなされている[25]。メチルフェニデートは前頭まえがしら前野まえの皮質ひしつのノルアドレナリン・トランスポーター (NAT) に作用さよう細胞さいぼうがいドーパミン濃度のうど上昇じょうしょう治療ちりょう効果こうかをもたらすという仮説かせつがある[113]。リタリンは、のうないのドーパミン・トランスポーターとノルアドレナリン・トランスポーターに作用さようすることで、ドーパミンやノルアドレナリンりょうやす。セロトニン・トランスポーターにはほとんど作用さようしない[25]。コンサータじょうは12あいだ程度ていど効果こうか持続じぞくする、すぐにききめあらわれるので数日すうじつ効果こうかがみられるといった特徴とくちょうがあるが、コンサータじょう適正てきせい流通りゅうつう管理かんり委員いいんかい登録とうろくがある医師いししか処方しょほうみとめられていない[114]
短時間たんじかん作用さようがたのメチルフェニデート(リタリン)は2023ねん現在げんざい日本にっぽんではADHDにたいする承認しょうにんられていない。かつて日本にっぽんでもADHDにたいして実質じっしつてき処方しょほうされていたが、過去かこ乱用らんよう問題もんだいがあり、うつびょうへの適応てきおう削除さくじょされたため、うつびょうへの適応てきおう利用りようしたADHDへの処方しょほうができなくなった。
リスデキサンフェタミン
リスデキサンフェタミン商品しょうひんめいビバンセ)はデキストロアンフェタミンプロドラッグであり、ノルアドレナリンおよびドーパミン放出ほうしゅつ促進そくしんさい阻害そがいによって、中枢ちゅうすう神経しんけい作用さようする。2019ねん2がつ小児しょうにたいして認可にんかされた[115]
アトモキセチン
アトモキセチン商品しょうひんめいストラテラ)は、ノルアドレナリンさい阻害そがいする作用さようゆうする。2009ねん4がつ認可にんかされた。ほんざい小児しょうに限定げんていされていたが、2012ねん成人せいじんへと適応てきおう拡大かくだいされた。ノルアドレナリン・トランスポーターに作用さようすることにより、間接かんせつてきにドーパミンにも作用さようするとされる中枢ちゅうすう刺激しげきざいである[116]。メチルフェニデートとことなり乱用らんよう可能かのうせいがない。
グアンファシン
グアンファシンじょざい商品しょうひんめいインチュニブ)が、2017ねん3がつ子供こどもたいして認可にんかされた。中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきやくで、αあるふぁ-2アドレナリン作動さどうやく分類ぶんるいされ、じょはまだ解明かいめいだが、患者かんじゃ低下ていかしている前頭まえがしらぜん皮質ひしつのちシナプスせいアドレナリンαあるふぁ2受容じゅようたい作用さようし、どうせい衝動しょうどうせい改善かいぜんするとしている。延髄えんずいではアドレナリン2A受容じゅようたい刺激しげきによって、交感神経こうかんしんけい抑制よくせい血圧けつあつがることがられており、この作用さようつグアンファシンやクロニジンは高血圧こうけつあつ治療ちりょうやくであったが、以前いぜんよりADHD治療ちりょうにも使つかわれることがあった。[117][118]。2019ねん6がつより成人せいじんたいして認可にんかされた[119]


アメリカではアンフェタミン(アデロール、日本にっぽんほうにおける覚醒剤かくせいざい)、デキストロアンフェタミン(アンフェタミンのDからだ)、リスデキサンフェタミン(体内たいないでデキストロアンフェタミンになる)ももちいられる。ダソトラリン英語えいごばん臨床りんしょう試験しけん進行しんこうしており、これはセルトラリン活性かっせい代謝たいしゃぶつである。

ADHD適応てきおうがい製薬せいやく[編集へんしゅう]

DNRIのADHD治療ちりょうやくだい日本にっぽん住友製薬すみともせいやくべい子会社こがいしゃであるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インク米国べいこく治験ちけんちゅうである[120]。DNRIはおなじくノルアドレナリンドパミン作用さようする中枢ちゅうすう神経しんけい興奮こうふんやくよりもゆるやかに作用さようし、依存いぞんせいすくないという特徴とくちょうがある。

漢方薬かんぽうやく[編集へんしゅう]

ADHDなど、発達はったつ障害しょうがいにはそもそもきもそもそもきもひねがわはんなつあまむぎだいなつめれん解毒げどくこうしばえびす竜骨りゅうこつ牡蛎かきとう芍薬しゃくやくなどをそのひとあかしにあわせて使つかける[121]。また、西洋せいようやく補助ほじょとして併用へいようすることもある[122]そもそもきもそもそもきもひねがわはんなつかんしては、ADHDに効果こうかがあることが日本にっぽん東洋とうよう学会がっかいでもしめされている[123][124][125]。Shanghai Journal of Acupunctureにおける研究けんきゅうによれば、子供こども592めいを、鍼灸しんきゅうグループと漢方薬かんぽうやくグループ、比較ひかくグループにけ、鍼灸しんきゅうで84.45%の効果こうかりつ漢方薬かんぽうやくで78.77%の効果こうかりつとなりどちらも、症状しょうじょう脳波のうは改善かいぜんられ、また患者かんじゃ年齢ねんれいひくいほど良好りょうこう結果けっかられた[126]。」とのことである。

治療ちりょう[編集へんしゅう]

ADHDには、鍼治療ちりょう有効ゆうこうという意見いけんがあり[127]日本にっぽんでもADHDに鍼治療ちりょうおこな鍼灸しんきゅう治療ちりょういん存在そんざいする。また、日本にっぽん小児しょうにはり学会がっかいでも発達はったつ障害しょうがいをテーマとされたこともあり、「ADHDとかんむしどう疾患しっかんである」という意見いけん存在そんざいする。ニューイングランド鍼灸しんきゅう大学院だいがくいん大学だいがく助教授じょきょうじゅ桑原くわばらひろしさかえによれば、軽度けいどかんむししょうはいむなしかん実証じっしょう重度じゅうどのADHDはななじゅうなんがたきも実証じっしょう薬剤やくざい過剰かじょう投与とうよで脾虚きも実証じっしょうとなることがおおいという。また、治療ちりょう回数かいすう一般いっぱんてきかんむししょうで4にちから5にち連続れんぞく軽症けいしょうで2にちから4にち連続れんぞく重症じゅうしょうだがADHDやく服用ふくようしていなければ7にちから10日とおか連続れんぞく毎日まいにち服用ふくようが10mg以下いかのADHDはしゅういちかいで1ねんから3ねん毎日まいにち服用ふくようが20mg以上いじょうのADHDになるとしゅう2にちから3にちで2ねんから4ねんほどである[128][129]米国べいこくにおいて、ADHDへの鍼治療ちりょう認知にんちたかまりつつある[130][131]一方いっぽう中国ちゅうごく四川しせん大学だいがく調査ちょうさではADHDへの効果こうか不明ふめいとされている[132][133]

研究けんきゅう事例じれい

ワーキングメモリの訓練くんれん[編集へんしゅう]

21世紀せいきとなりワーキングメモリにおける障害しょうがいは、ADHDの主要しゅよう障害しょうがいまたは中間ちゅうかん表現ひょうげんがたであることがあきらかにされた。神経しんけい生理学せいりがくてきにはADHDはのう前頭葉ぜんとうようとドーパミン・システムの機能きのう変化へんか関係かんけいがありえる。(Castellanos and Tannock, 2002[136]; Martinussen et al., 2005[137])

スウェーデン、カロリンスカ医科いか大学だいがくのクリングバーグらは、コンピュータによる訓練くんれん方法ほうほう開発かいはつし、2つの研究けんきゅう (Klingberg et al. 2002[138], Klingberg et al., 2005[139]) においてワーキングメモリーが訓練くんれんにより改善かいぜん可能かのうであり、ADHDの症状しょうじょうを、精神せいしん刺激しげきやく匹敵ひってきする効果こうかりょうにて軽減けいげんすることをあきらかにした。当時とうじどう大学だいがく学長がくちょうであり、世界せかいてきなエイズ研究けんきゅうしゃであるハンス・ウィグゼルは、医学いがく専門せんもんとするどう大学だいがくベンチャー・ファンドとしてははじめて新薬しんやく以外いがい分野ぶんやとして事業じぎょう支援しえんし、2009ねん現在げんざいスウェーデンではやく1000こう小学校しょうがっこうやく15%)において、米国べいこくではやく100クリニックにて、それぞれ年間ねんかん3000にん以上いじょう児童じどう成人せいじんのADHD改善かいぜんトレーニングがおこなわれている[140]

日本にっぽんでは、2007ねんなつよりやく半年はんとしあいだのえじそんくらぶ[141]によるワーキングメモリートレーニング評価ひょうかプロジェクトとして開始かいしされた。2008ねん日本にっぽん発達はったつ障害しょうがいネットワーク年次ねんじ大会たいかいにブース出展しゅってんがあり、関係かんけい方面ほうめんへの紹介しょうかいがされた。日本にっぽんでは2009ねん、コグメド・ジャパンがワーキングメモリトレーニングを提供ていきょうしている[142]

えいヨーク大学だいがくのギャザコール、えいノーザンブリア大学だいがくのホームズらは、コグメドのワーキングメモリ訓練くんれん使つかい、訓練くんれんプログラムと、精神せいしん刺激しげきやくによる薬物やくぶつ療法りょうほうの2しゅ介入かいにゅうにて、ADHDをもつ児童じどうのワーキングメモリ機能きのうへの影響えいきょう評価ひょうかした。薬物やくぶつ療法りょうほう空間くうかんのワーキングメモリだけ改善かいぜんした一方いっぽうで、訓練くんれんはすべてのワーキングメモリ要素ようそ言語げんごくわえたワーキングメモリと短期たんき記憶きおく)で大幅おおはば改善かいぜんをもたらし効果こうかは6ヶ月かげつ持続じぞくした。IQ成績せいせきはいずれの介入かいにゅうでも変化へんかしなかった。議論ぎろんのなかで、「断然だんぜんもっともドラマティックなワーキングメモリの改善かいぜんはワーキングメモリトレーニングで観察かんさつされた。測定そくていされたワーキングメモリのすべての構成こうせい要素ようそ有意ゆうい大幅おおはば改善かいぜんられ、それぞれにおいて、グループの児童じどう同年代どうねんだい平均へいきん以下いかのレベルから平均へいきん以内いないのレベルにもっていった」と報告ほうこくし、トレーニングによる空間くうかん言語げんごすべての要素ようそのワーキングメモリへの全体ぜんたいてき改善かいぜんが、教室きょうしつ言語げんご中心ちゅうしん環境かんきょうにおけるおおくの学習がくしゅう活動かつどうでワーキングメモリへのおも負荷ふかにしばしばえられない児童じどうにとって重要じゅうよう実用じつようてき利益りえきとなろう、としている (Joni Holmes, Susan E. Gathercole 2009[143])。

食事しょくじ療法りょうほう[編集へんしゅう]

ランダム比較ひかく試験しけんで、ビタミンミネラルは、感情かんじょう調節ちょうせつ攻撃こうげきせい不注意ふちゅうい改善かいぜんしたが、活動かつどう衝動しょうどうせいには変化へんかがなかった[144]

フィンランド調査ちょうさで、ちょうないフローラがADHDを予防よぼうする効果こうかがある可能かのうせい示唆しさされている[145][146][よういち資料しりょう]

経過けいか[編集へんしゅう]

367れい小児しょうにADHDでは、29.3%が成人せいじんまで症状しょうじょう継続けいぞくした[15]

疫学えきがく[編集へんしゅう]

ADHDの子供こどもだい部分ぶぶん正常せいじょう知能ちのうである[31]

ゆうびょうりつ[編集へんしゅう]

ゆうびょうりつは、DSM-5(2013)ではほとんどの文化ぶんかけん子供こどもやく5%、成人せいじんやく2.5%、おとこ:おんなでは子供こどもで2:1、成人せいじんで1.6:1という記載きさいがある[ちゅう 6]。WHOの調査ちょうさでは、成人せいじんでは世界せかい全体ぜんたいで3.4%(くにによって1.2% - 7.3%とおおきくことなる)。しゅ症状しょうじょうのうち、どうは9さいから11さい衝動しょうどうせいは12さいから14さい診断しんだんてき寛解かんかいとなることがおおく、不注意ふちゅうい成人せいじん継続けいぞくすることおおいという報告ほうこくがある[147][148][149]

米国べいこくCDCの統計とうけいでは、4-17さい児童じどうやく11%(640まんにん)がADHDと診断しんだんされており(2011ねん)、男児だんじが13.2%、女児じょじが5.6%と男児だんじおお[150]ニューヨーク・タイムズは、古典こてんてきなADHDのゆうびょうりつ児童じどうの5%であるが、しかしいま米国べいこくではADHDは喘息ぜんそくについて番目ばんめおお小児しょうに疾患しっかんであり、それには過剰かじょう診断しんだん製薬せいやく会社かいしゃによる病気びょうき喧伝けんでんがあるとべている[151]英国えいこく統計とうけいでは、狭義きょうぎのICD-10によるhyperkinetic については児童じどう青年せいねんの1-2%ほどであり、広義こうぎのDSM-IVによるADHDについては児童じどう青年せいねんの3-9%ほどであった[152]一方いっぽうフランスでは症状しょうじょうてい心理しんり社会しゃかいてき原因げんいん解消かいしょうこころみておりしんにADHDと診断しんだんされる子供こどもは0.5%である[40]

日本にっぽんゆうびょうりつは、成人せいじんでは浜松はままつだい規模きぼ調査ちょうさより1.65%と推定すいていされている[ちゅう 7][153]

双生児そうせいじでの研究けんきゅう[編集へんしゅう]

コロラド大学だいがくのジャクリン・J・ジリス[154]らの研究けんきゅうでは、ADHDを発症はっしょうした一卵性双生児いちらんせいそうせいじにんとも発症はっしょうするリスクは、ADHDを発症はっしょうしたいちたまごせいではない兄弟きょうだい姉妹しまい場合ばあいの11ばい - 18ばいになると報告ほうこくされた。ノルウェーのオスロ大学だいがくのグヨーネ[ちゅう 8]とサンデット[ちゅう 9]英国えいこくサウサンプトン大学だいがくのジム・スティーブンソン[ちゅう 10]らの研究けんきゅうでは、526くみ一卵性双生児いちらんせいそうせいじと389くみたまごせい双生児そうせいじ調しらべた結果けっかとして、最大さいだいで80%までADHDを遺伝いでんてき要因よういん説明せつめいできると発表はっぴょうした[25]

生活せいかつへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

日常にちじょう生活せいかつにおいて[編集へんしゅう]

2005ねん発表はっぴょうされた研究けんきゅうによると、ADHDをかかえる人物じんぶつ健常けんじょう人物じんぶつくらべて、学歴がくれきかかわらず就業しゅうぎょうりつひくく(失業しつぎょうりつたかく)、またてい収入しゅうにゅうであった[155]日本にっぽんでは発達はったつ障害しょうがいしゃ支援しえんほうによって、発達はったつ障害しょうがい特性とくせいへの理解りかい発達はったつ障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんかへの協力きょうりょく国民こくみん責務せきむとされ、ADHDをかかえる人物じんぶつ就学しゅうがく就労しゅうろうのための環境かんきょう整備せいびつづけられている。

ADHDの人物じんぶつインターネット依存いぞんしょうになりやすい。2019ねん発表はっぴょうされた日本にっぽん研究けんきゅうによると、インターネットの依存いぞんをテストするYIAT(Young's Internet Addiction Test)において、70てん以上いじょうをインターネット依存いぞんしょうとしたとき一般いっぱん人口じんこう比較ひかくしてADHDのみの場合ばあいやく4.31ばいで、ADHDにくわえてアスペルガー症候群しょうこうぐん診断しんだんされたものではやく6.89ばいもその割合わりあいおおきかった[156]。なお、アスペルガー症候群しょうこうぐんのみの場合ばあいは、やく3.72ばいであった[156]米国べいこく医師いしかい雑誌ざっし(JAMA)に2018ねん7がつ17にち掲載けいさいされた2500にんの10代の若者わかものを2年間ねんかんにわたって追跡ついせきした調査ちょうさによると、10代の若者わかものによるソーシャルネットワーク(SNS)サイトやビデオゲーム、ストリーミング配信はいしんサービスの利用りようえればえるほど、ADHDの症状しょうじょうこすリスクがたかまることがわかった[157]。デジタルメディアを1にちふくすうかい使つかうことはないとこたえたやく500にんのティーンのうち、ADHDの症状しょうじょう作業さぎょう最後さいごまでつづけられない、静止せいししているのが困難こんなんなど)がられる比率ひりつは4.6%だった一方いっぽうで、質問しつもんした14種類しゅるいのデジタルメディアのすべてを毎日まいにち使つかうとこたえたやく50にんでは、その比率ひりつが10.5%だった[157]

アングリアラスキン大学だいがくのシャロン・モレインらは、ADHDクリニックにかよ患者かんじゃ88にん対象たいしょう調査ちょうさをした結果けっか、ADHDの人々ひとびと一般いっぱんひとくらべてためしょう傾向けいこうをよりつよしめし、対照たいしょうぐんの2%にたいし、やく20%がいだめ障害しょうがい有意ゆうい症状しょうじょうしめしたという[158]

学業がくぎょうなど[編集へんしゅう]

ADHDをかかえていたとられるトーマス・エジソン幼少ようしょう学校がっこうになじむことができず、また学校がっこうがわ配慮はいりょもあって、学校がっこう退学たいがくホームスクーリングそだった[159]

フランスのある研究けんきゅうによるとADHDの子供こどもは、一般いっぱん子供こどもくらべて3.58ばい留年りゅうねんしやすく、日本にっぽんでの高校こうこう相当そうとうするセカンダリ・スクールでは中退ちゅうたいが2.41ばいおおいという[160]。またCDCによると、ADHDおやは、一般いっぱんくらべて親子おやこ関係かんけいがトラブルとなるかくりつやく3ばいであるという(21.1%と7.3%)[150]

学習がくしゅうめんにおいては、計算けいさんなどの単純たんじゅん作業さぎょうにおいて障害しょうがい原因げんいん健常けんじょう比較ひかくしてミスがおおくなる傾向けいこうはあるが、周囲しゅうい人間にんげん適切てきせつなフォローや本人ほんにん意識いしきによってミスをらすことは可能かのうであるとされている。ADHDだからという理由りゆうでレッテルをったり、あま評価ひょうかするなどは不適切ふてきせつ対応たいおうであるという意見いけんもある[13]。かといって、現在げんざいでは一般いっぱん教諭きょうゆがADHDたいしてつね適切てきせつ対応たいおうることは容易よういだというわけではない。

学習がくしゅう機能きのうめん以外いがい問題もんだいとして、ADHD授業じゅぎょうちゅうあるく、生徒せいととずっとおしゃべりをしつづけるなど、教諭きょうゆ生徒せいとにとって迷惑めいわく存在そんざいになるケースもおおい。またノートをる、宿題しゅくだいをする、提出ていしゅつぶつすなどの行為こういをADHDの児童じどう苦手にがてとする傾向けいこうがある(あるいは興味きょうみのある教科きょうかしか勉強べんきょうしないなど)。そもそも、教育きょういく現場げんばでADHDが注目ちゅうもくされるのは、学級がっきゅう崩壊ほうかい原因げんいんになるような問題児もんだいじ発生はっせいすることへの説明せつめいとしてADHDが槍玉やりだまにあがったことという構造こうぞうがある。2014ねんには京都きょうと市立しりつ小学校しょうがっこうで、ADHDの傾向けいこうがある男子だんし児童じどうたいし、女性じょせい教諭きょうゆ粘着ねんちゃくテープをしめしてくちけていたことが判明はんめいし、児童じどう保護ほごしゃが「ADHDたいする差別さべつてきあつかいだ」と抗議こうぎする事態じたいとなった。これについては、有識者ゆうしきしゃからは「教諭きょうゆいちにん問題もんだいでなく、学校がっこう児童じどういちにん一人ひとり教育きょういく機会きかい十分じゅうぶん保障ほしょうしていないためだ」という意見いけんがある[161]

教育きょういくでの配慮はいりょとしては、勉強べんきょうをしているとき外的がいてき刺激しげきらしたり、子供こども注意ちゅういがそれてしまったとき適切てきせつみちびきをあたえてやったり、頃合ころあいを見計みはからって課題かだいあたえる、めることを中心ちゅうしんにする、などがげられる。いちれいとして「勉強べんきょうしなさい」とうよりも、つくえうえにその子供こども注意ちゅういきそうな学習がくしゅう意欲いよく向上こうじょうさせるほんをさりげなくいておくとうである。

日本にっぽん公立こうりつ学校がっこうには、発達はったつ障害しょうがいかかえる児童じどう普通ふつう学級がっきゅうまなべるよう、それをかかえる児童じどうへの「合理ごうりてき配慮はいりょ」をする義務ぎむ学校がっこうされている。しかし対人たいじん関係かんけい苦手にがてとする、それをかかえる児童じどうきこもりになり、フリースクールや特別とくべつ支援しえん学校がっこうへの進学しんがくなどを選択せんたくすると、(高校こうこう卒業そつぎょう資格しかくられず進学しんがく就職しゅうしょくでハンデになる[162][163]。しかし近年きんねん設置せっちすすめられているまなびの多様たよう学校がっこう学校がっこう教育きょういくほう施行しこう規則きそくもとづいて設置せっちされているので、卒業そつぎょう資格しかくられるメリットがある[164]

犯罪はんざい行動こうどうとの関係かんけい[編集へんしゅう]

ADHDの人物じんぶつ犯罪はんざい行為こうい相関そうかん関係かんけいは、一般いっぱんひとより高率こうりつであるという研究けんきゅうと、ほぼ同等どうとうであるという研究けんきゅうがある[165]現在げんざい精神せいしん医学いがくかいでは、ADHDや広汎こうはんせい発達はったつ障害しょうがいなど発達はったつ障害しょうがいそのものが触法しょくほう行為こうい原因げんいんになるとかんがえる見解けんかいよりも、その人物じんぶつめぐ周囲しゅうい環境かんきょうとの相互そうご作用さよう結果けっかとして触法しょくほう行為こういいたったとかんがえる見解けんかい優位ゆういになっている[166]

ADHDの人物じんぶつ犯罪はんざいりつ健常けんじょうしゃよりたかいとかんがえる研究けんきゅうでは、ADHDの人物じんぶつセルフコントロール能力のうりょくひくいことが原因げんいん分析ぶんせき[167]世界せかい少年しょうねん鑑別かんべつしょ留置とめおきしょ刑務所けいむしょ収容しゅうようしゃで、ADHDの人物じんぶつめる割合わりあいたかいと指摘してきする[168]日本にっぽんでの2022ねん調査ちょうさでは、新規しんき受刑じゅけいしゃ700めいたいして調査ちょうさ実施じっししたところやく12%がADHDとの判定はんていで、一般いっぱん成人せいじん集団しゅうだんめるADHDの割合わりあいよりもたか割合わりあいだった。ADHD陽性ようせいしゃのうち治療ちりょう必要ひつよう不可欠ふかけつかんがえられる受刑じゅけいしゃで、治療ちりょう希望きぼうする人物じんぶつに、薬物やくぶつ療法りょうほうメチルフェニデート投与とうよ)などをふくめた治療ちりょう実施じっししたところ、やく7わり症状しょうじょう改善かいぜんられた。網走あばしり刑務所けいむしょ矯正きょうせいかん富田とみたたくは、適切てきせつ治療ちりょうけていたADHDの人物じんぶつは、そうでないADHDの人物じんぶつよりも犯罪はんざいりつひくいとする海外かいがい研究けんきゅう結果けっかれいげ、刑務所けいむしょでのADHDを受刑じゅけいしゃ治療ちりょう体制たいせい構築こうちくと、出所しゅっしょのバックアップ体制たいせい構築こうちく必要ひつようだと主張しゅちょうする[169]

まちさわ静夫しずおはADHDの特徴とくちょう攻撃こうげきせいであるとべている[170]。それによると注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい症状しょうじょう攻撃こうげきせい非行ひこうであり、いろいろなちいさな悪事あくじかさね、慢性まんせいすると行為こうい障害しょうがいとなり、18さい以上いじょうになるとはん社会しゃかいせいパーソナリティ障害しょうがいになることがおおいという[171]。しかし、まちさわがADHDと診断しんだんした患者かんじゃのうち、メチルフェニデート効果こうかがあったのは5%[172]である。これは研究けんきゅうによって一般いっぱんに60% - 80%とされる結果けっかとかけはなれており、まちさわ診断しんだんしたADHDは、典型てんけいてきなADHDではない可能かのうせいがある。これについて、まちさわ米国べいこくじん日本人にっぽんじん特性とくせいちがいから薬物やくぶつかたがあると説明せつめいしている。

日本にっぽんでは1997ねん11月、朝日新聞あさひしんぶん神戸こうべ連続れんぞく児童じどう殺傷さっしょう事件じけんかんし、ADHDが犯罪はんざい関連かんれんするかのような印象いんしょうあたえたと、精神せいしん発達はったつ指導しどう教育きょういく協会きょうかいなどから謝罪しゃざいもとめられ、紙面しめん謝罪しゃざいした。

社会しゃかい活動かつどうもと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん山本やまもとゆずるは、自身じしん政治せいじ資金しきん規正きせいほう違反いはん逮捕たいほされ服役ふくえきしていたころの体験たいけんをもとに、著書ちょしょ累犯るいはん障害しょうがいしゃ』で社会しゃかい福祉ふくし制度せいど不十分ふじゅうぶんさによって精神せいしん障害しょうがいしゃ刑務所けいむしょ多数たすうめ、福祉ふくし代替だいたい施設しせつのようになっていることを報告ほうこくした。山本やまもと自著じちょについてのインタビューで「知的ちてき障害しょうがいしゃ発達はったつ障害しょうがいのある受刑じゅけいしゃのほとんどが、福祉ふくし家族かぞくから見放みはなされ、なんにち食事しょくじがとれないほどの困窮こんきゅう状態じょうたいにおちいり、窃盗せっとうぜに飲食いんしょくなどにめることになっている」「おもつみおかしたひと場合ばあいは、社会しゃかい蔓延まんえんする同調どうちょう圧力あつりょくえられず、空気くうきめないとしいたげられつづけてきたつらさが、なんらかの刺激しげきによって犯罪はんざいむすびついている」「障害しょうがいがあるからといって、つみおかしやすいというわけではけっしてない」とべた[173]山本やまもとによれば、障害しょうがいかかえた受刑じゅけいしゃおおくは実社会じっしゃかいでの差別さべつからのがれるために刑務所けいむしょ故意こい入所にゅうしょしたりとどまったりすることをのぞ人物じんぶつおお[174]裁判官さいばんかん精神せいしん疾患しっかんかかえた被告人ひこくにんたいする同情どうじょうから、三食さんしょく提供ていきょうされる刑務所けいむしょはいったほう本人ほんにんのためだろうとかんがえて実刑じっけい判決はんけつくだすことがおおいという[175]山本やまもといずみぼうらととも精神せいしん疾患しっかんかかえた出所しゅっしょしゃ福祉ふくしのありかた研究けんきゅう委員いいんかい発足ほっそくさせた。明石あかし市長しちょう就任しゅうにんしたいずみ精神せいしん疾患しっかんかかえた出所しゅっしょしゃ支援しえんする行政ぎょうせい部署ぶしょ設置せっちし、また「明石あかし更生こうせい支援しえんおよ再犯さいはん防止ぼうしとうかんする条例じょうれい」を制定せいていした[176]

日本にっぽん診断しんだん治療ちりょう環境かんきょう[編集へんしゅう]

ADHDという分類ぶんるい妥当だとうであるのかということはADHDの概念がいねん確立かくりつしたアメリカでも論争ろんそうつづいている状況じょうきょうである。日本にっぽんにおいては、ADHDの特徴とくちょうについてはいま明確めいかく定義ていぎされていない[177]近年きんねん一般いっぱん書籍しょせき増大ぞうだいやテレビ番組ばんぐみにおける報道ほうどうによる認知にんち上昇じょうしょう影響えいきょうで、「自分じぶんがADHDではないか」と受診じゅしんしてくる患者かんじゃえた[177]

2013ねん日本にっぽん精神せいしん神経しんけい学会がっかい学術がくじゅつ総会そうかい静岡しずおかけん浜松はままつおこなった調査ちょうさによれば、調査ちょうさ対象たいしょう10000にんのうち196にん結果けっかADHDの「うたがいがある」と認定にんていをされた[177]

文部もんぶ科学かがくしょうは、ADHDの特徴とくちょうとして、「年齢ねんれいあるいは発達はったついな注意ちゅういりょく衝動しょうどうせいどうせい」と定義ていぎづけている[178]文部もんぶ科学かがくしょうは、平成へいせい15ねん3がつおこなわれた、「特別とくべつ支援しえん教育きょういくかたかんする調査ちょうさ研究けんきゅう協力きょうりょくしゃ会議かいぎ」において、判断はんだん基準きじゅん指導しどう方法ほうほうについて提示ていじした[178]。また、同年どうねんより、高機能こうきのう自閉症じへいしょう学習がくしゅう障害しょうがいふくめて、支援しえん目的もくてきとした、「特別とくべつ支援しえん教育きょういく推進すいしん体制たいせいモデル事業じぎょう」を開始かいしした[178]

病名びょうめい概念がいねん変遷へんせん[編集へんしゅう]

どうきのない子供こどもふるくからられており、ADHDの疾患しっかん概念がいねん最近さいきんになってあらわれたものではない。のち小児しょうに神経しんけい医学いがくなどの分野ぶんや注意ちゅういはらわれるようになる。

1775ねん、ドイツの医師いし、メルヒオール・ヴァイカルドは医学いがく教科書きょうかしょにADHDてき行動こうどう記載きさいし、現在げんざいのADHDの「不注意ふちゅうい側面そくめんとの一致いっちから、おそらく医学いがく文献ぶんけんじょうのADHD初出しょしゅつとされる[179]

1902ねん小児科しょうにかスティルが、王立おうりつ内科ないか協会きょうかい講演こうえんで、「道徳どうとくてき統制とうせい欠損けっそん」という概念がいねんもちいながら、攻撃こうげきてき反抗はんこうてきになりやすく、注意ちゅうい機能きのう異常いじょうがある43児童じどう症例しょうれい分析ぶんせきし、講義こうぎろくがランセット掲載けいさいされる。これらのなかには現在げんざいのADHD「混合こんごうがた」に合致がっちするれいられるという[180]。1908ねん、トレッドゴールドが、早期そうき発生はっせいした未検出みけんしゅつ軽度けいどのう損傷そんしょうのう微細びさい損傷そんしょう(MBD,minimal brain damage)」という原因げんいん仮説かせつ発表はっぴょうする。くわえて北米ほくべいでエコノモ脳炎のうえん(1917-18ねん)の流行りゅうこうがあり、その後遺症こういしょう脳炎のうえん行動こうどう障害しょうがい)との類似るいじせいが、なんらかののう損傷そんしょう背景はいけい病態びょうたいという推測すいそくむ。

このながれから「のう損傷そんしょう(brain-injured child)」(1947ねん)の概念がいねん提唱ていしょうされたが、50-60年代ねんだいは、かくたる損傷そんしょう痕跡こんせきつからないため、ADHDをあらわ概念がいねんとして「のう微細びさい損傷そんしょう(MBD,minimal brain damage)」から、やや表現ひょうげんおさえた「のう微細びさい機能きのう障害しょうがい(MBD,minimal brain dysfunction)」が提唱ていしょうされた。70年代ねんだいには、MBD概念がいねん原因げんいんとなるのう機能きのう障害しょうがい特定とくていできず、疑問ぎもんたれ次第しだい使つかわれなくなる。

行動こうどう異常いじょうのう形態けいたいてき異常いじょうつけようとするなかで、1937ねんチャールズ・ブラッドリー英語えいごばん薬物やくぶつ療法りょうほう発見はっけんした。かれ腰椎ようついからのう脊髄せきずいえきいて気体きたいのう撮影さつえいする手法しゅほうのう造影ぞうえい)をもちいたが、子供こどもには大変たいへん頭痛ずつうのこった。緩和かんわのため中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきやくアンフェタミン)をこころみたところ、頭痛ずつうには無効むこうだったが異常いじょう行動こうどう学力がくりょく劇的げきてき改善かいぜんおどろく。研究けんきゅうすすめ、治療ちりょうほうとしての中枢ちゅうすう刺激しげきやく発見はっけんし、くすり性質せいしつとはぎゃくきが子供こどもがいることの理由りゆう考察こうさつした。またかれ中枢ちゅうすう刺激しげきざい有効ゆうこう子供こどもぐん特徴とくちょう[ちゅう 11]指摘してきした。それはほぼ今日きょうのADHDの病態びょうたいであった。

先駆せんくてき薬物やくぶつ療法りょうほう研究けんきゅうであったが、精神せいしん分析ぶんせき影響えいきょうひろまり心理しんり療法りょうほう重視じゅうしされたことなどから、かえりみられなかった。ようやく1950年代ねんだいになって、障害しょうがい生物せいぶつがくてき特定とくていはまだ出来できなかったが、発症はっしょうメカニズムの理解りかいそうやくのために応用おうようされはじめる。これとはべつに1954ねんにアンフェタミンに中枢ちゅうすう刺激しげきざいメチルフェニデート(リタリン)が発売はつばいされ、当初とうしょはうつやナルコレプシーの症状しょうじょうもちいられたが、もっと驚異きょういてき効果こうかしめしたのはADHDの症状しょうじょうであり、かつ副作用ふくさようはよりすくなかったため使つかわれるようになった。現在げんざいのADHDの治療ちりょうおもにこのようなながれをもつ中枢ちゅうすう神経しんけい刺激しげきやくによる薬物やくぶつ療法りょうほうっており、メチルフェニデートはもっと頻繁ひんぱん処方しょほうされている[181][182]

のう損傷そんしょう原因げんいんとするMBDのながれとはべつに、50-60年代ねんだい原因げんいんわずしゅ症状しょうじょうがある障害しょうがいとらえて「どう活動かつどう」、「どう衝動しょうどうせい障害しょうがい」という概念がいねん提案ていあんされた(操作そうさてき診断しんだん先駆さきがけ)。 DSM-II(1968ねん)で、診断しんだん概念がいねんとして「どうせい」がはじめてあらわれ「子供こども活動かつどうせい反応はんのう」が記載きさいされる。この延長えんちょうじょうでWHOもICD-9(1977ねん)で「どう症候群しょうこうぐん活動かつどう症候群しょうこうぐん)」が記載きさいされた。

1971ねん、ウェンダーは、MBDの症状しょうじょうに「みじかとぼしい注意ちゅうい集中しゅうちゅう」という、のちに「注意ちゅうい欠如けつじょ」とばれる障害しょうがい特徴とくちょう見出みいだした。DSM-III(1980ねん)は、ウェンダーらの成果せいかれ、「注意ちゅうい欠陥けっかん障害しょうがいどうり・しの)」(Attention Deficit Disorder with and without Hyperactivity)と記載きさいし、あくまで不注意ふちゅうい中心ちゅうしん症状しょうじょうていた。

DSM-III-R(1987ねん)では「どうともなう」障害しょうがい限定げんていし「注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがい」に変更へんこうしやや重点じゅうてんを「どう」にもどす。

DSM-IV(1994ねん)は、不注意ふちゅうい衝動しょうどうせいどうせいかならずしもそろわない障害しょうがいふたたみとめて、下位かい分類ぶんるい優勢ゆうせい混合こんごう診断しんだんするように変更へんこうした。成人せいじんとく不注意ふちゅういめん見過みすごされがちな女児じょじなどの障害しょうがい理解りかい反映はんえいし、ふたたび「どう偏重へんちょうおさえた。

成人せいじん女性じょせいのADHDをあつかった洋書ようしょ翻訳ほんやくで、はしてき病態びょうたい邦題ほうだい使つかった『かたづけられないおんなたち』(2000ねん)が発売はつばいされると、これを契機けいき成人せいじんADHDをうたが本人ほんにん専門せんもん医療いりょう機関きかんせ、日本にっぽんにおけるだい1大人おとなのADHDブームのような状況じょうきょうがおこった。この邦題ほうだいつよ印象いんしょうあたえ、片付かたづけられるならADHDではない、ゴミ屋敷やしきそくADHDなどの誤解ごかいつづいている[183]

日本にっぽん発達はったつ障害しょうがいしゃ支援しえんほう(2005ねん)で、発達はったつ障害しょうがいとは「自閉症じへいしょう、アスペルガー症候群しょうこうぐんその広汎こうはんせい発達はったつ障害しょうがい学習がくしゅう障害しょうがい注意ちゅうい欠陥けっかんどうせい障害しょうがいそのこれにるいするのう機能きのう障害しょうがいであってその症状しょうじょう通常つうじょうてい年齢ねんれいにおいて発現はつげんするものとして政令せいれいさだめるもの」[184]定義ていぎし、ADHDを代表だいひょうてき発達はったつ障害しょうがいのひとつにげた。世界せかいでは、この時期じき発達はったつ障害しょうがい」についての正式せいしき医学いがくてき定義ていぎさだまっておらず、ADHDは、行動こうどう衝動しょうどうせいの(DSM)あるいは情緒じょうちょ行動こうどうの(ICD)の障害しょうがいとされていた。一方いっぽう日本にっぽんでは、とく福祉ふくし領域りょういきではDSM-5の分類ぶんるい先取さきどりするように、ADHDも発達はったつ障害しょうがいとして認知にんちされており、法律ほうりつにも反映はんえいされた。

DSM-5(2013ねん)では用語ようご診断しんだん基準きじゅん骨格こっかくはDSM-IVをほぼ踏襲とうしゅうしている。近年きんねんのう機能きのう研究けんきゅう知見ちけんまえ、DSM-III以来いらい一貫いっかんしつづけた反抗はんこうせい挑戦ちょうせんせい障害しょうがい素行そこう障害しょうがいのグループという分類ぶんるいから、はじめて神経しんけい発達はったつ障害しょうがいのグループに位置いちづけられた[185][186]

2013ねんごろより来院らいいんしゃ日本にっぽんではだい2大人おとなのADHDブームの状況じょうきょうとなった。以前いぜんちがいは、コミュニケーションの不調ふちょうめんから、集団しゅうだんなかであぶりだされ診察しんさつもとめるひと企業きぎょう不調ふちょう受診じゅしんすすめられるひとおおいことである[183]

公表こうひょうしている著名ちょめいじん[編集へんしゅう]

歴史れきしじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

ADHDらしいとかんがえられている歴史れきしじょう人物じんぶつとして、下記かきのような人々ひとびとられている[213]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ えい: attention-deficit disorder
  2. ^ えい: hyperkinetic disorder
  3. ^ えい: hyperactivity
  4. ^ 原文げんぶん:For adults with ADHD, drug treatment should be the first-line treatment unless the person would prefer a psychological approach. (英国えいこく国立こくりつ医療いりょう技術ぎじゅつ評価ひょうか機構きこう 2008, Chapt.1.7.1)
  5. ^ a b インチュニブとビバンセは販売はんばい開始かいし以来いらいシャイアーとライセンス契約けいやく締結ていけつした塩野義製薬しおのぎせいやく両者りょうしゃによるプロモーションがおこなわれており、2019ねんにシャイアーが武田薬品工業たけだやくひんこうぎょう買収ばいしゅうされたのち塩野しおのよし武田たけだ両者りょうしゃによるプロモーションが継続けいぞくされていたが、2023ねん4がつ以降いこう武田たけだ単独たんどくプロモーションに移行いこう塩野しおのよし取得しゅとくしていた製造せいぞう販売はんばい承認しょうにんについても武田たけだ承継しょうけいされている。
  6. ^ DSM-IV-TR(2000)では学童がくどうの3% - 7%と記載きさいしていた
  7. ^ 疫学えきがく調査ちょうさ静岡しずおかけん浜松はままつの18さいから49さい男女だんじょ10000にん対象たいしょうとし、うち3910にんから調査ちょうさ協力きょうりょくがあり、うち196にんがスクリーニングにおいてADHDのうたがいがある陽性ようせいぐんとなる。2調査ちょうさでこの陽性ようせいぐんちゅうで41にん診断しんだん面接めんせつおこない14にん成人せいじんADHDと診断しんだんされた。この結果けっかから算出さんしゅつされるゆうびょうりつ推定すいていは、1.65%(95%信頼しんらい区間くかん=1.25 - 2.05)。スクリーニングでADHDのうたがいがあった陽性ようせいぐん196にん陰性いんせいぐんくらべ、男性だんせいおおい、20だいおおく40 だい後半こうはんすくない、未婚みこん一人暮ひとりぐらし/夫婦ふうふおや同居どうきょおおい、未婚みこんゆえなし、無職むしょく収入しゅうにゅう200まんえん未満みまんおおい、不健康ふけんこう通院つういんちゅうなやみやストレスがおおいという特徴とくちょうられた。
  8. ^ ノルウェー: Helene Gjone
  9. ^ ノルウェー: Jon M. Sundet
  10. ^ えい: Jim Stevenson
  11. ^ みじか集中しゅうちゅうりょく計算けいさん出来できない、気分きぶんわりやすい、活動かつどう衝動しょうどうせいよわ記憶きおくりょく
  12. ^ なお、木下きのしたけたというADHDの診断しんだん日本にっぽん精神せいしん学会がっかいなどにおいて、みとめられた方法ほうほうではく、木下きのした自身じしんも「正式せいしき診断しんだんけた」と明言めいげんしていないことに留意りゅういする必要ひつようがある[190]
  13. ^ 診断しんだんめいと、つよいこだわり・聴覚ちょうかく過敏かびんなどをうったえるが今日きょうのADHDのしゅ症状しょうじょううったえないことに一定いってい注意ちゅうい[192]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

診療しんりょうガイドライン
その

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]