国鉄こくてつC12かたち蒸気じょうき機関きかんしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄こくてつC12かたち蒸気じょうき機関きかんしゃ
足尾線で貨物列車を牽引するC12 41、神土 - 草木間、1970年
足尾線あしおせん貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんするC12 41、神土かんど - 草木くさきあいだ1970ねん
基本きほん情報じょうほう
運用うんようしゃ 鉄道てつどうしょう日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう
大井川鐵道おおいがわてつどう
真岡もおか鐵道てつどう
製造せいぞうしょ 日立製作所ひたちせいさくしょ
三菱重工業みつびしじゅうこうぎょう
川崎かわさき車輛しゃりょう
汽車きしゃ製造せいぞう
日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう
製造せいぞうねん 1932ねん - 1947ねん
製造せいぞうすう 282りょう
主要しゅようしょもと
じく配置はいち 1C1
軌間きかん 1,067 mm
全長ぜんちょう 11,350 mm
ぜんこう 3,900 mm
機関きかんしゃ重量じゅうりょう 50.00 (50.05) t運転うんてん整備せいび
39.50 (39.55) t(空車くうしゃ
動輪どうりんじょう重量じゅうりょう 32.00 (32.02) t(運転うんてん整備せいび
28.40 (28.42) t(空車くうしゃ
固定こていじく 3,800 mm
さきみち 860 mm
動輪どうりんみち 1,400 mm
したがえみち 860 mm
じくおも 最大さいだい10.90 (10.92) t(運転うんてん整備せいびだい3動輪どうりん
最大さいだい9.70 (9.70) t(空車くうしゃだい1動輪どうりん
シリンダすう 単式たんしき2気筒きとう
シリンダ
直径ちょっけい×行程こうてい
400 mm × 610 mm
べん装置そうち ワルシャートしき
だい煙管きせる
直径ちょっけい×ながさ×かず
127 mm × 3,200 mm × 16ほん
しょう煙管きせる
直径ちょっけい×ながさ×かず
45 mm × 3,200 mm × 68ほん
格子こうし面積めんせき 1.30 m2
ぜんつてねつ面積めんせき 73.3 (74.2) m2
過熱かねつでんねつ面積めんせき 19.8 m2
ぜん蒸発じょうはつでんねつ面積めんせき 53.5 (54.4) m2
煙管きせる蒸発じょうはつでんねつ面積めんせき 46.1 m2
だい煙管きせる18.8/しょう煙管きせる27.3 m2
しつ蒸発じょうはつでんねつ面積めんせき 7.4 m2
燃料ねんりょう 石炭せきたん
燃料ねんりょう搭載とうさいりょう 1.50 t
みずタンク容量ようりょう 5.5 m3
制動せいどう装置そうち ET6自動じどう空気くうきブレーキ
最高さいこう運転うんてん速度そくど 70 km/h[1]
最大さいだい出力しゅつりょく 435 kW[よう出典しゅってん]
動輪どうりんしゅう出力しゅつりょく やく310 kW[1]
シリンダ引張ひっぱちから 81.3 kN
粘着ねんちゃく引張ひっぱちから 78.4 kN[2]
備考びこう ( ) ないはC12 38 - 275( ( ) なしはC12 1 - 37と同一どういつ)、『鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.209のしょもとひょうのC12 1 - 37のデータ[3]基本きほんに、必要ひつようおうじて『国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 pp.109 - 110[4]その文献ぶんけんより補足ほそく
テンプレートを表示ひょうじ

国鉄こくてつC12かたち蒸気じょうき機関きかんしゃ(こくてつC12がたじょうききかんしゃ)は、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう国鉄こくてつ)の前身ぜんしんである鉄道てつどうしょう製造せいぞうした、過熱かねつしきタンクしき蒸気じょうき機関きかんしゃ(タンク機関きかんしゃ)である。

じくおも制限せいげんきびしい簡易かんいせんよう小型こがた軽量けいりょう機関きかんしゃとして設計せっけいされ、ほん形式けいしきテンダーしきC56かたち並行へいこうして生産せいさんされた。

導入どうにゅう経緯けいい[編集へんしゅう]

昭和しょうわ時代じだいはい主要しゅよう幹線かんせん整備せいびいちとおわると、おおきな需要じゅよう見込みこめない閑散かんさん支線しせん建設けんせつすすめられた。しかしおりからの経済けいざい恐慌きょうこう深刻しんこくし、建設けんせつひくおさえるため簡易かんいせん数多かずおお建設けんせつされた。このような路線ろせんにはじくじゅうかるく、運転うんてんコストのひく新形しんがた小型こがた機関きかんしゃ要求ようきゅうされたため、C12かたち製造せいぞうされることになった。

鉄道てつどういん鉄道てつどうしょう鉄道てつどう路線ろせん1900ねん明治めいじ33ねん)の逓信ていしんしょうれいによる『鉄道てつどう建設けんせつ規程きてい制定せいてい以降いこう路線ろせん規格きかくはすべて同一どういつであった[5]が、その輸送ゆそうりょう増加ぞうか鉄道てつどう電化でんか鉄道てつどうもう発達はったつ列車れっしゃ速度そくど向上こうじょう対応たいおうしつつ合理ごうりはかるため、輸送ゆそうじょう重要じゅうよう程度ていどおうじた線路せんろ等級とうきゅうさだめて適切てきせつ施設しせつ規格きかくさだめた[6]1929ねん昭和しょうわ4ねん改定かいてい鉄道てつどう省令しょうれいによる『国有こくゆう鉄道てつどう建設けんせつ規程きてい』により、主要しゅよう幹線かんせんその重要じゅうよう路線ろせんを「かぶとせん」、地方ちほうせんおよびこれにじゅんじた路線ろせんを「へいせん」、両者りょうしゃなかあいだ程度ていど路線ろせんを「おつせん」とし、とく主要しゅよう線区せんくかぶとせんのうちの「とく主要しゅようなる線路せんろ」としている[6]。さらに、1932ねん昭和しょうわ7ねん)に『国有こくゆう鉄道てつどう簡易かんいせん建設けんせつ規程きてい[7]制定せいていされて「簡易かんいせん」が設定せっていされており[注釈ちゅうしゃく 1][8]、この簡易かんいせん運転うんてんかんしても同時どうじ制定せいていされた『国有こくゆう鉄道てつどう簡易かんいせん運転うんてん規程きてい[7]もとづきおこなわれることとなり、これらの規程きてい制定せいていとともに『鉄道てつどうしょう告示こくじだい376ごう』により全国ぜんこく既存きそん66の路線ろせん区間くかん簡易かんいせん設定せっていされている[9]

この簡易かんいせん関東大震災かんとうだいしんさい昭和しょうわ恐慌きょうこうともな財政ざいせい圧迫あっぱくなかでもすくない予算よさんおおくの路線ろせん建設けんせつする目的もくてき[10]輸送ゆそうりょうすくない路線ろせんについて、線路せんろ規格きかく(勾配こうばい曲線きょくせん半径はんけい停車場ていしゃじょう有効ゆうこうちょう構造こうぞうとう)[注釈ちゅうしゃく 2]信号しんごう設備せつびえき停車場ていしゃじょうとう営業えいぎょう設備せつび簡易かんいによる建設けんせつ低下ていかと、営業えいぎょうかた簡易かんいによる営業えいぎょう減少げんしょうはかったものである[10]。このなか機関きかんしゃ関連かんれんして以下いか条文じょうぶんその規程きていがなされている。

  • 軌道きどう負担ふたんりょく最大さいだいじくじゅう11 t最少さいしょうじく距1,500 mm機関きかんしゃじゅうれん牽引けんいんして直線ちょくせんで45 km/hで運転うんてんすることにえるものとする(建設けんせつ規程きていだいろくじょう
  • 機関きかんしゃ車輪しゃりんいちつい軌条きじょうたいする圧力あつりょく停車ていしゃちゅうにおいて11 t以下いかとする(建設けんせつ規程きていだいじゅうじょう
  • 列車れっしゃは45 km/hをえる速度そくど運転うんてんしてはならない、ただし、軌道きどう橋梁きょうりょう影響えいきょうあたえない場合ばあいは65 km/hまで可能かのう気動車きどうしゃ運転うんてん考慮こうりょ)(運転うんてん規程きていだいじゅういちじょう

しかし、タンク機関きかんしゃ特殊とくしゅ用途ようとのぞき、1930ねん昭和しょうわ5ねん以降いこうC10かたち製造せいぞうまでの21年間ねんかんしんせいされておらず[12]、それまでの機関きかんしゃ老朽ろうきゅうすすんでいたため[13]、そのなかでもじくじゅう11 tを下回したまわ機関きかんしゃ230かたち私鉄してつ買収ばいしゅう一部いちぶなどごくわずかという状況じょうきょうであった。

そういった状況じょうきょうなか、C10かたちをベースとして、「旅客りょかくようタンク機関きかんしゃ[14]」のC11かたち並行へいこうして設計せっけいされた簡易かんいせんようの「旅客りょかく貨物かもつようタンク機関きかんしゃ[14]」がC12かたちであり、すこおくれてC12かたちをテンダーしき機関きかんしゃとした「旅客りょかく貨物かもつようテンダー機関きかんしゃ[15]C56かたち計画けいかくされている[16]

ほん形式けいしきじくじゅうはじ簡易かんいせんでの運用うんよう対応たいおうした仕様しようとなっているほか、タンクしきほん形式けいしきとテンダーしきのC56かたち共通きょうつう設計せっけいとなっていることと、ボイラーへの溶接ようせつ工法こうほう拡大かくだいたいわくへの大型おおがた鋳鋼ちゅうこう部品ぶひん採用さいようなどのしん技術ぎじゅつ導入どうにゅう特徴とくちょうとなっている。タンクしき機関きかんしゃとテンダーしき機関きかんしゃおおくの部品ぶひん共通きょうつうした標準ひょうじゅん設計せっけいとした事例じれい日本にっぽん鉄道てつどうDb3/6かたち鉄道てつどうしょう3800かたち)とDbt2/4かたち(5830かたち)、山陽さんよう鉄道てつどう28かたち(3380かたち)と27かたち(8500かたち)に事例じれいられ[17]国外こくがいにおいてはドイツ国営こくえい鉄道てつどう64かたちドイツばん(タンクしき車軸しゃじく配置はいち1C1)と24かたちドイツばん(テンダーしき車軸しゃじく配置はいち1C)およびイギリス国鉄こくてつ2かたちテンダー2かたちタンク事例じれいがみられる[16]ものであり、ほん形式けいしきとC56がた場合ばあい基本きほん寸法すんぽう共通きょうつうであるほか、ボイラーシリンダーロッドるいべん装置そうち動輪どうりんなどにどういち部品ぶひん使用しよう[18]していた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ボイラー[編集へんしゅう]

しつふか設計せっけいされ焚火たきびしやすく、C12 38以降いこうは、アーチかん増設ぞうせつしてつてねつ面積めんせき増加ぞうかし、蒸発じょうはつりょうやす改良かいりょうおこなわれている。また、給水きゅうすいインジェクタにより、給水きゅうすいポンプ給水きゅうすい加熱かねつ装備そうびしていない。

だい1ロットのC12 1 - 37のボイラーは格子こうし面積めんせきは1.30 m2だい2かんどう内径ないけいはC11かたちより160 mmちいさい1200 mm、煙管きせるちょうはC11かたちおなじ3200 mm、ぜんつてねつ面積めんせき73.3 m3過熱かねつ面積めんせき19.8 m2ぜん蒸発じょうはつでんねつ面積めんせき53.5 m2使用しよう圧力あつりょく14.0 m2である[3]だい煙管きせるは4れつ、6れつ、6れつの3だんけい16ほん配置はいちとなっており、過熱かねつ面積めんせきぜんつてねつ面積めんせきはC10かたち同様どうようやく0.27、かんすい容量ようりょうは2.9 m3、ボイラー中心ちゅうしんだかはC10かたちおなじ2450 mmとなっている[14]ほか、かんどう鋼板こうはんあつはC11かたちより2 mmうすい12 mmのものを使用しようしている[19]

そのだい2ロットのC12 38以降いこうは、室内しつないつてねつ面積めんせき0.9 m3のアーチかん設置せっちしてぜんつてねつ面積めんせき74.2 m3過熱かねつ面積めんせき19.8 m2ぜん蒸発じょうはつでんねつ面積めんせき54.4 m2となっている[4]。アーチかん設置せっち改造かいぞう施工しこうした9600かたち[注釈ちゅうしゃく 3]C51かたち実績じっせきをもとにほん形式けいしきのような小形こがたにも設置せっちされることとなったものである[20]

ほん形式けいしきのボイラーは溶接ようせつ組立くみたて部分ぶぶん長手ながて継手つぎて部分ぶぶん拡大かくだいしたことが特徴とくちょうとなっている。C10がたではリベット組立くみたてであったそとしついたそとしついたとのあいだをC11がたでは突合溶接ようせつとしていた[21]。さらに、ほん形式けいしきとC56がたではボイラかんどう長手ながて(レール方向ほうこう継手つぎて従来じゅうらいとういたかいしたリベット接合せつごうから、あらたに溶接ようせつでの接合せつごうとし、当初とうしょ補強ほきょうのため短冊たんざくがたとういた長手ながて継手つぎて部分ぶぶんすみにく溶接ようせつしていた。しかし、のちにはこのとういたはむしろこのましくないとされ、すうねん廃止はいしされた[22]。また、蒸気じょうきためフランジ溶接ようせつとされており、これらの溶接ようせつ範囲はんい拡大かくだい1933ねん昭和しょうわ8ねんせい以降いこうのC11かたちにも適用てきようされ、さらに、これらの機関きかんしゃやく10ねん使用しよう実績じっせきもと1943ねん昭和しょうわ18ねん)から製造せいぞうされた貨物かもつよう大型おおがたD52かたちのボイラかんどう長手ながて継手つぎて溶接ようせつ組立くみたて採用さいようされている[22]

走行そうこう装置そうち[編集へんしゅう]

車軸しゃじく配置はいち前進ぜんしん後進こうしんともに走行そうこう性能せいのういと定評ていひょうがある[23]1C1(日本にっぽん国鉄こくてつしき)、2-6-2ホワイトしき)もしくは通称つうしょうプレーリーもしくはダブル・エンダー[14]ばれる配列はいれつで、動輪どうりん直径ちょっけい1400 mmのものを3じく装備そうびして、直径ちょっけい860 mmのさきもしくはしたがえゆうする1じくさき台車だいしゃおよび1じくしたがえ台車だいしゃ装備そうびしている。じく距離きょりさき - だい1動輪どうりんあいだ2450 mm、だい1 - だい2 - だい3動輪どうりんあいだかく1900 mm、だい3動輪どうりんあいだ - したがえあいだ2450 mmと、だい2動輪どうりん基準きじゅんとして前後ぜんご対称たいしょうになっている[1]ほか、さき台車だいしゃしたがえ台車だいしゃよこどうりょう左右さゆうかく100 mmとする[24]とともに、C10かたち・C11かたちおなじくだい2動輪どうりんのフランジを6 mmうすくして[25]曲線きょくせん通過つうか性能せいのう確保かくほしている。かく車軸しゃじくのばね装置そうちだい3動輪どうりんしもばねしき、そのうえばねしきであり、さきだい1・だい2動輪どうりん左右さゆうじくばねぐんおよびイコライザー、だい3動輪どうりんしたがえ左右さゆうじくばねぐんおよびイコライザーのけい4てん支持しじしきである[1]。また、さき台車だいしゃしたがえ台車だいしゃはともにLT125[注釈ちゅうしゃく 4][注釈ちゅうしゃく 5][26]装備そうびしており、復元ふくげん装置そうち方式ほうしきはコロしき復元ふくげん装置そうちこころこうぼうながさは1600 mmとなっている[28]

たいわく鋼板こうはん切抜きりぬきしきぼうだいわくで、C50かたちC58かたちなどの中型ちゅうがた以上いじょう機関きかんしゃあつさ90 mmの鋼板こうはん使用しようしている[29][30]が、ほん形式けいしきはC11かたちおなあつさ80 mmの鋼板こうはん使用しようしている[1]。また、ほん形式けいしきぜんたいわくをボイラーだい一体いったいの、おなじく後台ごだいわく後部こうぶすいタンクだい一体いったいのそれぞれ大型おおがた鋳鋼ちゅうこう部品ぶひんあらたに採用さいようしていることが特徴とくちょうであり[1]大型おおがた鋳鋼ちゅうこうせいぜんたいわくC55かたち以降いこう大型おおがた旅客りょかくよう機関きかんしゃD52かたち採用さいようされている。

シリンダーは直径ちょっけい400 mm、行程こうてい610 mmで2120がたの406 mm × 610 mmと同等どうとうとなっており[14]C53かたち中央ちゅうおうシリンダとおなじくピストンしりぼう先棒さきぼうともしょうする)を省略しょうりゃくしていることが特徴とくちょうとなっている[31]。この方式ほうしきアメリカイギリス機体きたいでは一般いっぱんてき方式ほうしき[31]一般いっぱんてき日本にっぽん機体きたい鋳鋼ちゅうこうせいであったピストンたいは、アメリカから輸入ゆにゅうしたC52かたちでは鋳鋼ちゅうこうせいのピストンたい本体ほんたい周囲しゅうい鋳鉄ちゅうてつつつみとしたものとしていたが、C53がたではピストンたい本体ほんたい鋳鋼ちゅうこうせい、リムを鋳鉄ちゅうてつせいとした組立くみたてしきほん形式けいしきではピストンたい全体ぜんたい鋳鉄ちゅうてつせいとしている[32]。また、ピストンべんはC10かたち・C11かたちおな直径ちょっけい220 mmで、おなじく自動じどうバイパスべん装備そうびしている[33]べん装置そうち一般いっぱんてきワルシャートしきであるが、加減かげんリンクをおおきくし最大さいだいべん行程こうていを154 mmとして最大さいだいカットオフをC10かたち・C11がたの78 %から83 %に拡大かくだいしている[28][1]

ブレーキ装置そうち[編集へんしゅう]

ブレーキ装置そうち自動じどう空気くうきブレーキブレーキ装備そうびしており、たいわくないだい1・2動輪どうりんあいだ内側うちがわにブレーキシリンダ2搭載とうさいし、基礎きそブレーキ装置そうち動輪どうりん3じく作用さようするかた押式の踏面ブレーキとなっている。せい当初とうしょせいせいつるし直接ちょくせつ取付とりつけられる甲種こうしゅのうちかぶと-5ごう使用しようしていたが、1933ねん昭和しょうわ8ねん製造せいぞうぶんからせいつるしせいホルダーがき、そこにせい取付とりつける乙種おつしゅのうち、おつ-65ごうせいホルダーは5ごう)を使用しようするようになり、従来じゅうらい機体きたい順次じゅんじ乙種おつしゅ使用しようするように改造かいぞうされている[34]

空気くうきブレーキ装置そうちアメリカウェスティングハウス・エア・ブレーキ[注釈ちゅうしゃく 6]開発かいはつしたET6を採用さいようしており、この方式ほうしきはH6自動じどうブレーキべん、S6単独たんどくブレーキべん、6ばん分配ぶんぱいべん、C6減圧げんあつべん、B6きゅうべんなどで構成こうせいされるもので、その特徴とくちょう以下いかのとおりとなっている[35]

  • 構造こうぞう簡単かんたん取付とりつけおよび保守ほしゅ容易ようい
  • 非常ひじょうブレーキが使用しよう可能かのう
  • ブレーキべん連動れんどうしてもと空気くうきダメ圧力あつりょくを2段階だんかい設定せってい可能かのう
  • 後部こうぶ 補助ほじょ機関きかんしゃ)もしくは無火むか回送かいそうにおいても客車きゃくしゃ貨車かしゃ同様どうようにブレーキが作用さようする。

その[編集へんしゅう]

ほん形式けいしき基本きほんてきにはじょけむりばん装備そうびしていないが、C56かたち同型どうけいのものを装備そうびしたC12 28[36], 75[37]や、C11かたち同型どうけいのものを装備そうびしたC12 198[38], 199[39]など、じょけむりばん装備そうびした車両しゃりょう少数しょうすう存在そんざいした[注釈ちゅうしゃく 7]

ほん形式けいしきぞう備中びっちゅう設計せっけい変更へんこう事項じこうすくなく、主要しゅよう変更へんこう事項じこう前述ぜんじゅつのアーチかん装備そうび(C12 38以降いこう)、せい変更へんこう(1933ねん製造せいぞうぶん以降いこう)のほか、さきおよびしたがえスポークしんからディスクしんへの変更へんこう(C12 276以降いこう)のみとなっている[15]。ボイラー上部じょうぶ蒸気じょうきためすなばこ配置はいち並行へいこうして設計せっけいされて、おなじ1932ねん昭和しょうわ7ねん)から製造せいぞうされていたC11がたでは当初とうしょ蒸気じょうきためまえすなばこうしろであったものをC11 24以降いこうこれを前後ぜんごぎゃく配置はいち変更へんこうしている[40]が、ほん形式けいしきにおいては当初とうしょからすなばこまえ蒸気じょうきためうしろの配置はいちとなっている。

製造せいぞう[編集へんしゅう]

鉄道てつどうしょう国鉄こくてつ[編集へんしゅう]

鉄道てつどうしょう国鉄こくてつけとしては1932ねん昭和しょうわ7ねん)から1940ねん昭和しょうわ15ねん)まで、および1947ねん昭和しょうわ22ねん)にけい282りょう製造せいぞうされている。製造せいぞうメーカーは川崎かわさき車輛しゃりょう汽車きしゃ製造せいぞう会社かいしゃ日立製作所ひたちせいさくしょ日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう三菱重工業みつびしじゅうこうぎょうの5しゃである。だい世界せかい大戦たいせんの1947ねん昭和しょうわ22ねん)、日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞうでは60りょうのうち、42りょう未成みせいで18りょうのみが竣工しゅんこうした[15]一方いっぽうで、鉄道てつどうしょう以外いがい納入のうにゅうされて戦時せんじ買収ばいしゅうなどにより鉄道てつどうしょう引継ひきつがれ、C12かたち編入へんにゅうされた同形どうけいが11りょう (C12 265 - 275) あるため、最終さいしゅう番号ばんごうはC12 293となっている[41]

製造せいぞう年次ねんじごとの番号ばんごうりょうかずつぎのとおり。 竣工しゅんこう年度ねんど製造せいぞうしょごとの番号ばんごうせいばんりょうかず下表かひょうのとおり。

C12かたち製造せいぞう一覧いちらん[42]
上段じょうだん番号ばんごう 下段げだん ( ) ない:メーカー製造せいぞう番号ばんごう斜体しゃたい 編入へんにゅう
年度ねんど 日本にっぽん車輌しゃりょう 川崎かわさき車輛しゃりょう 日立製作所ひたちせいさくしょ 汽車きしゃ製造せいぞう 三菱みつびし造船ぞうせんしょ 合計ごうけい
番号ばんごう りょうかず
1932年度ねんど C12 32 - 34
(270 - 272)
C12 12-26
(1417 - 1431)
C12 27 - 31
(468 - 472)
C12 1 - 11
(1182 - 1192)
C12 35 - 37
(120 - 122)
C12 1 - 37 37りょう
1933年度ねんど C12 42 - 43
(286 - 287)
C12 46 - 53
(1488 - 1493)
C12 38 - 41, 66 - 68
(496 - 499, 517 - 519)
C12 54 - 65
(1213 - 1224)
C12 44 - 45, 73 - 77
(129 - 130, 136 - 140)
C12 38 - 68, 73 - 77 36りょう
1934年度ねんど C12 69 - 72
(296 - 299)
C12 78 - 83
(1488 - 1493)
C12 90 - 94, 99
(567 - 571, 625)
C12 84 - 89
(1248 - 1253)
C12 95 - 98
(151 - 154)
C12 69 - 72, 78 - 99 26りょう
1935年度ねんど C12 100 - 102
(339 - 341)
C12 106, 114 - 127
(1610 - 1614, 1618 - 1627)
C12 110 - 113
(683 - 686)
C12 107 - 109
(1337 - 1339)
C12 103 - 105
(158 - 160)
C12 100 - 127 28りょう
1936年度ねんど C12 139 - 143, 155 - 156
(470 - 474, 480 - 481)
C12 128 - 135, 144 - 147
(1689 - 1696, 1771-1774)
C12 136 - 138
(734 - 736)
C12 148 - 154
(1463 - 1469)
C12 128 - 156 29りょう
1937年度ねんど C12 162 - 178
(482 - 485, 568 - 580)
C12 157 - 161
(1485 - 1489)
C12 157 - 178 22りょう
1938年度ねんど C12 179 - 204
(581 - 593, 649 - 661)
C12 179 - 204 26りょう
1939年度ねんど C12 205 - 234
(724 - 753)
C12 205 - 234 30りょう
1940年度ねんど C12 235 - 264
(1262 - 1291)
C12 235 - 264 30りょう
1941年度ねんど C12 267 - 270[ひょうちゅう 1]
(959, 968 - 970)
C12 265 [ひょうちゅう 2]
( 1411)
C12 265, 267 - 270 5りょう
1942年度ねんど C12 273[ひょうちゅう 3], 274 - 275 [ひょうちゅう 4]
(1068, 1070 - 1071)
C12 271 - 272[ひょうちゅう 5]
(1556 - 1557)
C12 271 - 275 5りょう
1943年度ねんど C12 266[ひょうちゅう 6]
(1782)
C12 266 1りょう
1944年度ねんど 0りょう
1945年度ねんど 0りょう
1946年度ねんど 0りょう
1947年度ねんど C12 276 - 293
(1478 - 1495)
C12 276 - 293 18りょう
けい 110りょう 56りょう 55りょう 44りょう 17りょう C12 235 - 264, 276 - 293
C12 265 - 275
282+11りょう
  1. ^ 小倉おぐら鉄道てつどうC1211 - 14 → 鉄道てつどうしょうC12 - C15 → あらためばんC12 266 - 270
  2. ^ 鉄道てつどうしょうC12 265予定よていめぐみ須取鉄道てつどうC121予定よてい樺太からふとちょう鉄道てつどうC121 → 鉄道てつどうしょうC12 265
  3. ^ めぐみ須取鉄道てつどうC124予定よてい鉄道てつどうしょうC12 273
  4. ^ 相模鉄道さがみてつどう21 - 22 → 鉄道てつどうしょうC1201 - 02 → あらためばんC12 274 - 275
  5. ^ めぐみ須取鉄道てつどうC122 - 3予定よてい鉄道てつどうしょうC12 271 - 272
  6. ^ 鉄道てつどうしょうC12 266予定よてい → 播但鉄道てつどう20予定よてい鉄道てつどうしょうC12 266

また、発注はっちゅう年度ねんど製造せいぞうしょごとの、発注はっちゅうりょうかず下表かひょうのとおり。

C12かたち発注はっちゅう年度ねんどべつ製造せいぞうりょうすう一覧いちらん[15]
年度ねんど 日本にっぽん車輌しゃりょう 川崎かわさき車輛しゃりょう 日立製作所ひたちせいさくしょ 汽車きしゃ製造せいぞう 三菱みつびし造船ぞうせんしょ 合計ごうけい
1932年度ねんど 3りょう 15りょう 5りょう 11りょう 3りょう 37りょう
1933年度ねんど 6りょう 8りょう 7りょう 12りょう 7りょう 40りょう
1934年度ねんど 3りょう 6りょう 6りょう 6りょう 4りょう 25りょう
1935年度ねんど 15りょう 4りょう 3りょう 3りょう 25りょう
1936年度ねんど 7りょう 12りょう 3りょう 7りょう 29りょう
1937年度ねんど 17りょう 5りょう 22りょう
1938年度ねんど 26りょう 26りょう
1939年度ねんど 30りょう 30りょう
1940年度ねんど 30りょう 30りょう
1941年度ねんど 0りょう
1942年度ねんど 0りょう
1943年度ねんど 0りょう
1944年度ねんど 0りょう
1945年度ねんど 0りょう
1946年度ねんど 0りょう
1947年度ねんど 18 (60) りょう[ひょうちゅう 1] 18 (60) りょう
けい 147りょう 56りょう 55りょう 44りょう 17りょう 282りょう
  1. ^ 60りょう発注はっちゅうされたうち竣工しゅんこう18りょう

鉄道てつどうしょう以外いがいけの同形どうけい[編集へんしゅう]

小型こがた軽量けいりょうじくじゅうかるいC12かたちは、国鉄こくてつ規格きかくくるまはば特認とくにんようするものの地方ちほう私鉄してつ産業さんぎょうよう鉄道てつどうけにも最適さいてきで、同形どうけい外地がいちふく全国ぜんこく各地かくち私鉄してつ専用せんよう鉄道てつどうなどに37りょう製造せいぞう供給きょうきゅうされている。このうち11りょうは、台湾たいわん総督そうとく鉄道てつどうおよび樺太からふとちょう鉄道てつどうけに製造せいぞうされたものである。鉄道てつどうしょうけの製造せいぞうは1940ねん昭和しょうわ15ねん)で一旦いったん終了しゅうりょうしているが、民間みんかんけの製造せいぞうはそれ以後いごおこなわれたものがおおい。

これらのうち、樺太からふとちょう鉄道てつどうけに製造せいぞうされた4りょうみなみ樺太からふと内地ないちにより、播丹鉄道てつどうげん加古川線かこがわせん)に納入のうにゅうされた1りょう相模鉄道さがみてつどうげん相模さがみせん部分ぶぶん)に納入のうにゅうされた2りょうおよび小倉おぐら鉄道てつどうげん日田彦山線ひたひこさんせん)に納入のうにゅうされた4りょうけい7りょう戦時せんじ買収ばいしゅうにより、それぞれ鉄道てつどうしょうのC12かたち編入へんにゅうされた。

  • 小倉おぐら鉄道てつどう - 4りょう(1943ねん国有こくゆう[46]
    • C1211 - 1941ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 959) → 鉄道てつどうしょうC12 → あらためばんC12 267
    • C1212 - 1941ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 968) → 鉄道てつどうしょうC13 → あらためばんC12 268
    • C1213 - 1941ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 969) → 鉄道てつどうしょうC14 → あらためばんC12 269
    • C1214 - 1941ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 970) → 鉄道てつどうしょうC15 → あらためばんC12 270
  • つねそう鉄道てつどう - 1りょう[50]
    • 51 - 1942ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1175[51])(1964ねん廃車はいしゃ
      • ほんはボイラーが飽和ほうわしきだい煙管きせる装備そうびせずしょう煙管きせるのみでぜんつてねつ面積めんせきが64.9 m2自重じちょう49 tであるほか、発電はつでん装備そうびしていない[52]
  • 播丹鉄道てつどう - 1りょう(1943ねん国有こくゆう[53]
    • 鉄道てつどうしょうC12 266予定よてい製造せいぞうちゅう譲渡じょうと20予定よてい) → 鉄道てつどうしょうC12 266 - 1944ねん日立製作所ひたちせいさくしょ製造せいぞう番号ばんごう 1782)
      • 鉄道てつどうしょうけのものを播但鉄道てつどう割譲かつじょうしたものの、竣工しゅんこう買収ばいしゅうとなったため直接ちょくせつしょうせき編入へんにゅう
  • みなみ鉄道てつどう - 3りょう[54]
    • 12 - 1944ねん汽車きしゃ製造せいぞう製造せいぞう番号ばんごう 2352)(1963ねん廃車はいしゃ
    • 13 - 1948ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1499)(1963ねん廃車はいしゃ
    • 14 - 1949ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1522)(1963ねん廃車はいしゃ
      • このうち12号機ごうき角形かくがた蒸気じょうきドームおおい、すなばこ装備そうびしており、これはC12かたちおよび同形どうけいでは唯一ゆいいつ事例じれいとなっている[55]
  • 島原しまばら鉄道てつどう - 5りょう[注釈ちゅうしゃく 10][58]
    • C1201 - 1948ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1497)(1968ねん廃車はいしゃ
    • C1202 - 1948ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1498)(1963ねん廃車はいしゃ
    • C1203 - 1949ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1519)(1968ねん廃車はいしゃ
    • C1205 - 1949ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1520)(1968ねん廃車はいしゃ
    • C1206 - 1949ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1532)(1968ねん廃車はいしゃ
  • 日本にっぽん炭鉱たんこう遠賀おんが砿業こうぎょうしょ - 2りょう[59]
    • C1201 - 1949ねん日立製作所ひたちせいさくしょ製造せいぞう番号ばんごう 1859)(1960ねん廃車はいしゃ
    • C1202 - 1952ねん日立製作所ひたちせいさくしょ製造せいぞう番号ばんごう 12071)(1965ねん廃車はいしゃ
  • めぐみ須取鉄道てつどう樺太からふと未成みせい路線ろせん) - 4りょう(1943ねん鉄道てつどうしょう編入へんにゅう[60]
    • 鉄道てつどうしょうC12 265予定よてい製造せいぞうちゅう譲渡じょうとめぐみ須取鉄道てつどうC12 1予定よてい) - 1941ねん日立製作所ひたちせいさくしょ製造せいぞう番号ばんごう 1411) → 樺太からふとちょう鉄道てつどうC12 1 → 1943ねん鉄道てつどうしょうC12 265(げんくるまはC12 1のまま)
    • めぐみ須取鉄道てつどうC12 2 - C12 3予定よてい) - 1943ねん日立製作所ひたちせいさくしょ製造せいぞう番号ばんごう 1556 - 1557) → 1943ねん鉄道てつどうしょうC12 271 - C12 272(配置はいち不明ふめい
    • めぐみ須取鉄道てつどうC12 4予定よてい) - 1942ねん日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞう番号ばんごう 1068) → 1943ねん鉄道てつどうしょうC12 273(配置はいち不明ふめい

運行うんこう[編集へんしゅう]

初号しょごうであるC12 1の実質じっしつてき最初さいしょ配属はいぞく赤谷線あかたにせんで、そのぶんくらちゅうはくしょへの配置はいち目立めだっていた[2]いちれいとして、初回しょかい製造せいぞうロットである1928ねん昭和しょうわ3ねん発注はっちゅうのC12 1 - 37の製造せいぞう当初とうしょ配属はいぞくさき以下いかのとおり。

C12 1 - 37配置はいち一覧いちらん[42]
鉄道てつどうきょく 機関きかん ばん りょうかず
札幌さっぽろ鉄道てつどうきょく 長万部おしゃまんべ機関きかん C12 4, 15, 16, 33 4りょう
野付のつけうし機関きかん C12 23, 24 2りょう
深川ふかがわ機関きかん C12 30, 31, 36 3りょう
遠軽えんがる機関きかん渚滑しょこつぶん[ひょうちゅう 1] C12 9, 10 2りょう
仙台せんだい鉄道てつどうきょく 会津若松あいづわかまつ機関きかん C12 1, 2, 3, 7, 12, 13, 20 7りょう
福島ふくしま機関きかん C12 14, 21 2りょう
新津にいつ機関きかん新発田しばたちゅうはくしょ[ひょうちゅう 2] C12 22 1りょう
東京とうきょう鉄道てつどうきょく 宇都宮うつのみや機関きかん C12 5, 17 2りょう
名古屋なごや鉄道てつどうきょく 名古屋なごや機関きかん C12 6, 18 2りょう
大阪おおさか鉄道てつどうきょく 山田やまだ機関きかん相可しょうかこうちゅうはくしょ[ひょうちゅう 3] C12 32 1りょう
梅小路うめこうじ機関きかん C12 26 1りょう
鳥取とっとり機関きかん C12 35 1りょう
米子よなご機関きかん出雲いずも三成みつなりぶんくら[ひょうちゅう 4] C12 8, 19, 29 3りょう
門司もじ鉄道てつどうきょく 熊本くまもと機関きかん C12 25, 27 2りょう
宮崎みやざき機関きかん C12 11 1りょう
宮崎みやざき機関きかんすぎやすしちゅうはくしょ[ひょうちゅう 5] C12 34 1りょう
吉松よしまつ機関きかん C12 28, 37 2りょう

戦後せんご国内こくないのこった残存ざんそん、および戦後せんご製造せいぞうされたしんせい戦前せんぜんから引続ひきつづ全国ぜんこく各地かくち比較的ひかくてき短距離たんきょり閑散かんさん線区せんく使用しようされていたほか、おおくがにゅうかわよう転用てんよう[2]されて使用しようされた。使用しよう路線ろせん軌道きどう強化きょうかによるC11がたへの代替だいたい[62]や、気動車きどうしゃ導入どうにゅう拡大かくだいとそれにともなきゃく分離ぶんりおよび1958ねん昭和しょうわ33ねん以降いこうにゅうかわようディーゼル機関きかんしゃDD13かたち導入どうにゅう拡大かくだいにより、1959ねん昭和しょうわ34ねん)から廃車はいしゃはじまった[42]が、貨物かもつ輸送ゆそうのある簡易かんいせんでの需要じゅようがあり、簡易かんいせん使用しよう可能かのうじくじゅう12 t未満みまんDD16かたちディーゼル機関きかんしゃ導入どうにゅう1971ねん昭和しょうわ46ねん)から1975ねん昭和しょうわ50ねん)となった関係かんけいで、蒸気じょうき機関きかんしゃ末期まっきの1975ねん昭和しょうわ50ねん)まで使用しようされた。ほん形式けいしきについて、鉄道てつどう車両しゃりょう研究けんきゅう臼井うすい茂信しげのぶは「構造こうぞう外観がいかんちどころのなき安定あんていした小型こがた」とひょうしており[63]おなじく髙木宏之ひろゆきは「基本きほん設計せっけいには構造こうぞう外観がいかんともおおきな欠点けってんがない」とひょうしている[15]

1968ねん昭和しょうわ43ねん10月時点じてんでのほん形式けいしき配置はいちおよび用途ようと下表かひょうのとおりであった。

1968ねん10がつ時点じてんのC12かたち配置はいち用途ようと一覧いちらん[64]
鉄道てつどう管理かんりきょく 機関きかんなど 配置はいちりょうかず 用途ようと
札幌さっぽろ鉄道てつどう管理かんりきょく 小樽築港おたるちっこう機関きかん 3りょう 手宮線てみやせん貨物かもつ列車れっしゃおよびいれかわよう
仙台せんだい鉄道てつどう管理かんりきょく 会津若松あいづわかまつ運転うんてん 2りょう にちちゅうせんよう
高崎たかさき鉄道てつどう管理かんりきょく 桐生きりゅう機関きかん 4りょう 足尾線あしおせん貨物かもつ列車れっしゃよう
その関東かんとう甲信こうしん地方ちほう配置はいち 22りょう おもにゅうかわよう
名古屋なごや管理かんり鉄道てつどうきょく 稲沢いなざわ機関きかん稲沢いなざわだいいち機関きかん 2りょう にゅうかわよう
中津川なかつがわ機関きかん 4りょう 明知線あけちせん貨物かもつ列車れっしゃおよびいれかわよう
金沢かなざわ鉄道てつどう管理かんりきょく 糸魚川いといがわ機関きかん 2りょう おもにゅうかわよう
天王寺てんのうじ鉄道てつどう管理かんりきょく 奈良なら運転うんてんしょ 1りょう にゅうかわよう
大阪おおさか鉄道てつどう管理かんりきょく 加古川線かこがわせん管理かんりしょ 3りょう 加古川線かこがわせん貨物かもつ列車れっしゃおよびいれかわよう
福知山ふくちやま鉄道てつどう管理かんりきょく 西舞鶴にしまいづる機関きかん 5りょう 小浜線おばません貨物かもつ列車れっしゃおよびいれかわよう
岡山おかやま鉄道てつどう管理かんりきょく 岡山おかやま機関きかん 1りょう にゅうかわよう
中国ちゅうごく支社ししゃ 小郡おごおり機関きかん 1りょう にゅうかわよう
厚狭あさちゅうはくしょ厚狭あさ機関きかん 5りょう 宇部線うべせん貨物かもつ列車れっしゃおよびいれかわよう
四国しこく支社ししゃ 宇和島うわじま機関きかん 5りょう 宇和島うわじません予土線よどせん)の貨客列車れっしゃおよび予讃線よさんせん宇和島うわじま - 伊予大洲いよおおずあいだよう
大分おおいた鉄道てつどう管理かんりきょく 南延岡みなみのべおか機関きかん 2りょう 日ノ影線ひのかげせん高千穂線たかちほせん)の貨物かもつ列車れっしゃよう
熊本くまもと鉄道てつどう管理かんりきょく 熊本くまもと機関きかん 2りょう 高森線たかもりせんの貨客列車れっしゃよう
鹿児島かごしま鉄道てつどう管理かんりきょく 鹿児島かごしま機関きかん 3りょう 指宿枕崎線いぶすきまくらざきせん貨物かもつ列車れっしゃよう
工場こうじょう内入うちいりかわとうよう 6りょう
けい 73りょう

そのも、1969ねん昭和しょうわ44ねん)ごろには、会津若松あいづわかまつ運転うんてん配置はいちのC12かたち使用しようされていたにちちゅうせん列車れっしゃに、C11かたちおも使用しようされるようになる[65]など置換おきかえがすすみ、1972年度ねんどまつには33りょう、1973年度ねんどまつには20りょう残存ざんそんとなっていた[64]。1975ねん昭和しょうわ50ねん3月9にち高森線たかもりせん立野たての - 高森たかもりあいだで、当時とうじ熊本くまもと機関きかん配置はいちされていたC12 208による貨物かもつ列車れっしゃ牽引けんいんが、最終さいしゅう営業えいぎょう運転うんてんとなっている。よく10日とおかから同機どうききゅうしゃとなり、どう31にちづけ廃車はいしゃとなっている[66]。また、1974ねん昭和しょうわ49ねん5月吉松よしまつ機関きかん配置はいちされ、同年どうねん12月まで運行うんこうされたのちきゅうしゃとなったC12 64, 225[注釈ちゅうしゃく 12]が、おなじく1975ねん昭和しょうわ50ねん)に廃車はいしゃとなっている[67]ほか、その前年ぜんねんの1974ねん昭和しょうわ49ねん)に廃車はいしゃとなった機体きたい小樽築港おたるちっこう機関きかんのC12 38、木曽福島きそふくしま機関きかんのC12 69, 199, 230, 南延岡みなみのべおか機関きかんのC12 167, 287、熊本くまもと機関きかんのC12 241のけい7りょうである[42]

国鉄こくてつのC12かたちには列車れっしゃ牽引けんいん記録きろくがないが、島原しまばら鉄道てつどうのC1205が1949ねん昭和しょうわ24ねん5月25にち牽引けんいんしている。

C12がた年代ねんだいごとの配置はいちりょうかず変遷へんせん以下いかのとおり。

C12かたち配置はいち変遷へんせん(1938ねん - 1969ねん
鉄道てつどうきょく(1950ねんまで) 鉄道てつどう管理かんりきょく(1950ねん以降いこう 機関きかんささえちゅうはくしょ 1938ねん
4がつ30にち[68]
1944ねん
1がつ31にち[69]
1949ねん
1 - 7がつ[ひょうちゅう 1][70]
1955ねん
2がつ1にち[71]
1959ねん
4がつ1にち[72]
1965ねん
4がつ1にち
1969ねん
3月31にち[73]
備考びこうおも使用しよう線区せんくほか)
樺太からふと鉄道てつどうきょく - じき機関きかん - 1りょう - - - - -
札幌さっぽろ鉄道てつどうきょく 釧路くしろ鉄道てつどう管理かんりきょく 釧路くしろ機関きかん 2りょう
標茶しべちゃささえ 4りょう 4りょう 1りょう - - 標津線しべつせん、C11かたちおよびキハ05がた代替だいたい
厚岸あっけしちゅうはくしょ 1りょう - - 根室本線ねむろほんせん
厚床あっとこささえ 5りょう 4りょう 2りょう - - 根室本線ねむろほんせん
帯広おびひろささえ帯広おびひろ管理かんりしょ 2りょう
旭川あさひかわ鉄道てつどう管理かんりきょく 名寄なよろ機関きかん 2りょう 深名線しんめいせん
幌延ほろのべささえ 2りょう 2りょう 2りょう - - - 羽幌線はぼろせん
浜頓別はまとんべつささえ運輸うんゆ 2りょう 2りょう 2りょう 興浜北線こうひんほくせん、キハ03がた代替だいたい
野付のつけうし機関きかん北見きたみ機関きかん 2りょう
はま網走あばしりちゅうはくしょ 3りょう 2りょう 2りょう - - -
遠軽えんがる機関きかん 1りょう 石北本線せきほくほんせん
中湧別なかゆうべつちゅうはくしょ 3りょう 3りょう 3りょう - - - ゆうもうせん、C11がた代替だいたい
渚滑しょこつささえ 1りょう 2りょう 3りょう - - - 渚滑線しょこつせん名寄本線なよろほんせん
雄武おうむちゅうはくしょ 2りょう 2りょう 2りょう - - - 興浜南線こうひんなんせん
旭川あさひかわ機関きかん 2りょう
深川ふかがわ機関きかん 7りょう
札幌さっぽろ鉄道てつどう管理かんりきょく 滝川たきがわささえ機関きかん 11りょう 4りょう 1りょう
小樽築港おたるちっこう機関きかん 2りょう 2りょう 3[ひょうちゅう 2]りょう 3りょう 3[ひょうちゅう 2]りょう
手宮てみやささえちゅうはくしょ 3りょう - - -
苗穂なえぼ機関きかん 4りょう
岩見沢いわみざわ機関きかん 3りょう
室蘭むろらん機関きかん 3りょう 1[ひょうちゅう 2]りょう
苫小牧とまこまいささえ 3りょう 4りょう
長万部おしゃまんべ機関きかん 4りょう
青函せいかん鉄道てつどう管理かんりきょく
青函せいかん船舶せんぱく鉄道てつどう管理かんりきょく
函館はこだて機関きかん 4りょう 1りょう
もりささえ - - 2りょう - -
- 札幌さっぽろ鉄道てつどうきょくその 4りょう - - -りょう - - - 華北かほく交通こうつうへの供出きょうしゅつ準備じゅんびちゅう[74]
仙台せんだい鉄道てつどうきょく 秋田あきた鉄道てつどう管理かんりきょく 弘前ひろさき機関きかん 6りょう 3りょう
盛岡もりおか鉄道てつどう管理かんりきょく 大湊おおみなと機関きかん - 1りょう
花巻はなまきささえ 1りょう - - - -
宮古みやこ機関きかん 7りょう 2りょう 1りょう 2りょう
釜石かまいし機関きかん - 1りょう
運転うんてん以外いがい使用しようしゃ 1りょう
仙台せんだい鉄道てつどう管理かんりきょく 仙台せんだい機関きかん運転うんてんしょ 2りょう 4りょう
長町ながまち機関きかん 1りょう 1りょう
小牛田こごた機関きかん 2りょう 7りょう 3りょう 2りょう - -
福島ふくしま機関きかん福島ふくしまだいいち機関きかん 1りょう 2りょう 5りょう 3りょう 2りょう
磐越西線ばんえつさいせん管理かんりしょ - - - - - 2りょう -
会津若松あいづわかまつ機関きかん運転うんてん 4りょう 11りょう 8りょう 6りょう 2りょう 2りょう
- 仙台せんだい鉄道てつどうきょくその 3りょう - - - - - -
水戸みと鉄道てつどう管理かんりきょく 原ノ町はらのまち機関きかん運転うんてん 1[ひょうちゅう 2]りょう 1りょう
東京とうきょう鉄道てつどうきょく 水戸みと機関きかん 1りょう 2りょう
真岡もおかささえ - - 3りょう
千葉ちば鉄道てつどう管理かんりきょく 千葉ちば機関きかん 2りょう 2りょう - -
木更津きさらづささえ 2りょう 3りょう 3りょう 久留里線くるりせん
大原おおはらちゅうはくしょ 2りょう 2りょう 2りょう - - - 木原線きはらせん
高崎たかさき鉄道てつどう管理かんりきょく 桐生きりゅう機関きかん 7りょう 7りょう 8りょう 8りょう 6[ひょうちゅう 2]りょう 4りょう 足尾線あしおせん
高崎たかさき機関きかん高崎たかさきだいいち機関きかん 5りょう
軽井沢かるいざわささえ 2りょう 2りょう
高崎たかさき鉄道てつどう管理かんりきょく
東京とうきょうきた鉄道てつどう管理かんりきょく
宇都宮うつのみや機関きかん運転うんてんしょ 2りょう 3りょう 3りょう 2りょう 1りょう
白河しらかわ機関きかん支所ししょ 1りょう 3りょう 3りょう 3りょう
小山こやま機関きかん 2りょう 2りょう 2りょう 2りょう にゅうかわよう
田端たばた機関きかん 2りょう 11[ひょうちゅう 3]りょう 1りょう 2りょう にゅうかわよう
東京とうきょう鉄道てつどう管理かんりきょく
東京とうきょう西にし鉄道てつどう管理かんりきょく
飯田いいだまちささえ機関きかん 2[ひょうちゅう 3]りょう にゅうかわよう
武蔵むさしにちささえ - - 1りょう - -
東京とうきょう鉄道てつどう管理かんりきょく
東京とうきょうみなみ鉄道てつどう管理かんりきょく
高島たかしま機関きかん横浜よこはま機関きかん 3りょう にゅうかわよう
浜川崎はまかわさきささえ 4りょう 3りょう 2りょう にゅうかわよう
矢向やこうささえ - - 3りょう - - にゅうかわよう
国府津こうづ機関きかん 2りょう 2りょう にゅうかわよう
久里浜くりはまささえ - - 4りょう 2[ひょうちゅう 3]りょう にゅうかわよう
茅ヶ崎ちがさき機関きかん - - - 2りょう 2りょう にゅうかわよう
新潟にいがた鉄道てつどうきょく 秋田あきた鉄道てつどう管理かんりきょく 秋田あきた機関きかん 3りょう
羽後矢島うごやしまささえ 3りょう 2りょう 2りょう 2りょう 1りょう -
東能代ひがしのしろささえ機関きかん 1りょう
大館おおだて機関きかん 4りょう 3りょう 2りょう
米沢よねざわ機関きかん 1りょう 5りょう 2[ひょうちゅう 2]りょう
山形やまがた機関きかん 3りょう 1りょう 1[ひょうちゅう 2]りょう
新潟にいがた鉄道てつどう管理かんりきょく 酒田さかた機関きかん 2りょう
新津にいつ機関きかん 1りょう
新発田しばたちゅうはくしょ 1りょう - - 赤谷線あかたにせん、C11かたち代替だいたい
新潟にいがた機関きかん 3りょう 5りょう 4りょう -
東新潟港ひがしにいがたこうささえ機関きかん - 1りょう 2りょう 4りょう - -
西吉田にしよしだささえ機関きかん
越後えちごせん弥彦線やひこせん管理かんりしょ
2りょう 4りょう 5りょう 3りょう 1[ひょうちゅう 2]りょう
柏崎かしわざきささえ 2[ひょうちゅう 2]りょう
直江津なおえつ機関きかん 2[ひょうちゅう 2]りょう 3りょう 3[ひょうちゅう 2]りょう
- 新潟にいがた鉄道てつどうきょくその 2りょう - - - - - - 華北かほく交通こうつうへの供出きょうしゅつ準備じゅんびちゅう[74]
金沢かなざわ鉄道てつどう管理かんりきょく 糸魚川いといがわ機関きかん 2りょう 3りょう 3りょう 1 3りょう 2りょう 2りょう
長野ながの鉄道てつどう管理かんりきょく 長野ながの機関きかん 1りょう
信濃大町しなのおおまちささえ 2りょう 2りょう 2りょう 3りょう -
飯山いいやま機関きかん - - 6りょう 4りょう 1りょう -
松本まつもと機関きかん 1りょう 3りょう 1りょう
名古屋なごや鉄道てつどうきょく 木曽福島きそふくしま機関きかん 2りょう 2りょう 3りょう
上諏訪かみすわ機関きかん 3りょう 4りょう 3りょう 3りょう 3りょう 3りょう 3りょう
東京とうきょう鉄道てつどう管理かんりきょく
東京とうきょう西にし鉄道てつどう管理かんりきょく
甲府こうふ機関きかん 3りょう 3りょう
静岡鉄道しずおかてつどう管理かんりきょく 浜松はままつ機関きかん 1[ひょうちゅう 2]りょう
名古屋なごや管理かんり鉄道てつどうきょく 美濃太田みのおおた機関きかん 1りょう
稲沢いなざわ機関きかん稲沢いなざわだいいち機関きかん 1[ひょうちゅう 2]りょう 1りょう
中津川なかつがわ機関きかん 3りょう 3りょう 5りょう 4りょう 4りょう 4りょう 明知線あけちせん
- 名古屋なごや鉄道てつどうきょくその 1りょう - - - - - -
金沢かなざわ鉄道てつどう管理かんりきょく 敦賀つるが機関きかん 2りょう
福井ふくい機関きかん 2りょう 2りょう 2りょう
高岡たかおか機関きかん 3りょう
七尾ななお機関きかん 2りょう
大阪おおさか鉄道てつどうきょく 天王寺てんのうじ鉄道てつどう管理かんりきょく 相可しょうかこうちゅうはくしょ 2りょう 2りょう - - - -
奈良なら機関きかん気動車きどうしゃ運転うんてんしょ 1りょう
運転うんてん以外いがい使用しようしゃ 1りょう
貴生川きぶかわちゅうはくしょ 2りょう - -
大阪おおさか鉄道てつどう管理かんりきょく 梅田うめだささえ梅田うめだ機関きかん 7りょう 11りょう 12りょう 9りょう 8りょう
宮原みやはら機関きかん 4りょう 5りょう
池田いけだささえ - 1りょう - - -
鷹取たかとり機関きかん 1りょう 3りょう 2りょう
加古川かこがわ機関きかん気動車きどうしゃ管理かんりしょ 3りょう 16りょう 10りょう 7[ひょうちゅう 3]りょう 4りょう - 加古川線かこがわせん
運転うんてん以外いがい使用しようしゃ 2りょう
- 大阪おおさか鉄道てつどうきょくその 5りょう - - - - - - 華北かほく交通こうつうへの供出きょうしゅつ準備じゅんびちゅう[75]
福知山ふくちやま鉄道てつどう管理かんりきょく 舞鶴まいづるささえ 8りょう - - - - -
西舞鶴にしまいづる機関きかん - - 4りょう 6りょう 5りょう 5りょう 4りょう 小浜線おばません
米子よなご鉄道てつどう管理かんりきょく 鳥取とっとり機関きかん 1りょう 4りょう 5りょう 4りょう 3りょう
上井かみいささえ 2りょう
米子よなご機関きかん 1りょう 5りょう 2りょう 1りょう
出雲いずも今市いまいちささえ出雲いずもささえ 1りょう 2りょう
広島ひろしま鉄道てつどうきょく 浜田はまだ機関きかん 1りょう 4りょう 5りょう 5りょう 3[ひょうちゅう 2]りょう
石見いわみ益田ますだちゅうはくしょ機関きかん益田ますだ機関きかん - 1りょう
岡山おかやま鉄道てつどう管理かんりきょく 岡山おかやま機関きかん 1[ひょうちゅう 2]りょう 1りょう
岡山おかやまささえ - - 2りょう - -
運転うんてん以外いがい使用しようしゃ 1りょう
広島ひろしま鉄道てつどう管理かんりきょく
中国ちゅうごく支社ししゃ
下関しものせき機関きかん 1りょう 1りょう
厚狭あさちゅうはくしょ厚狭あさ機関きかん 5りょう 5りょう 宇部線うべせん
宇部うべささえちゅうはくしょ宇部港うべこうちゅうはくしょ 9りょう 10りょう 9りょう 宇部線うべせん
小野田おのだちゅうはくしょ 3りょう - - -
小郡おごおり機関きかん 1りょう 1りょう 1りょう 1りょう
広島ひろしま機関きかん広島ひろしまだいいち機関きかん 3りょう 3りょう 1りょう 1りょう
広島ひろしま鉄道てつどうきょく四国しこく鉄道てつどうきょく 四国しこく鉄道てつどう管理かんりきょく
四国しこく支社ししゃ
松山まつやま機関きかん 1りょう 1りょう
伊予大洲いよおおずちゅうはくしょ 1りょう 1りょう - - - - -
宇和島うわじま機関きかん 7りょう 6りょう 7りょう 7りょう 6りょう 1りょう 宇和島うわじません予土線よどせん
小松島こまつしま機関きかんささえ 2りょう
徳島とくしまささえ 7りょう 11りょう 14りょう 8[ひょうちゅう 2]りょう 3りょう - - 牟岐線むぎせん
門司もじ鉄道てつどうきょく 門司もじ鉄道てつどう管理かんりきょく 門司もじささえ門司もじこう機関きかん 5りょう 9りょう 8りょう
東小倉ひがしこくら機関きかん 6[ひょうちゅう 4]りょう 9[ひょうちゅう 3]りょう 6りょう 4[ひょうちゅう 2]りょう
後藤ごとうてら機関きかん 2りょう
鳥栖とす機関きかん 2りょう
佐賀さがささえ佐賀さが機関きかん 2りょう
吉塚よしづかささえ吉塚よしづか機関きかん 4りょう 7りょう 3りょう -
西戸崎さいとざき機関きかんささえ 10りょう 10りょう
東唐津ひがしからつ機関きかん管理かんりしょ 9りょう
西唐津にしからつ機関きかん 2りょう 1りょう 1りょう
運転うんてん以外いがい使用しようしゃ 3りょう 2りょう
熊本くまもと鉄道てつどう管理かんりきょく 熊本くまもと機関きかん 1[ひょうちゅう 2]りょう 2りょう 2りょう 高森線たかもりせん
高森たかもりちゅうはくしょ 2りょう 2りょう 2りょう 2りょう 2りょう - - 高森線たかもりせん
大分おおいた鉄道てつどう管理かんりきょく 南延岡みなみのべおか機関きかん 2りょう 3りょう 3りょう 4りょう 3りょう 2りょう 2りょう 日ノ影線ひのかげせん高千穂線たかちほせん
豊後ぶんごもり機関きかん 1りょう 2りょう 宮原線みやのはるせん、C11がた代替だいたい
鹿児島かごしま鉄道てつどう管理かんりきょく 鹿児島かごしま機関きかん 3りょう 5りょう 5りょう 5りょう 3りょう 3りょう 3りょう
すぎやすしちゅうはくしょ 2りょう 2りょう - - - - つません
宮崎みやざき機関きかん - - 2りょう 2りょう 2りょう 1りょう 指宿枕崎線いぶすきまくらざきせん
- 門司もじ鉄道てつどうきょくその 4りょう - - - - - -
けい 129りょう 171りょう 180[ひょうちゅう 5]りょう 194りょう 123りょう 81りょう 46りょう
  1. ^ 札幌さっぽろ鉄道てつどうきょく1がつ1にち東京とうきょう鉄道てつどうきょく7がつ1にち、その6月1にち
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r うち1りょうだい一種いっしゅきゅうしゃ
  3. ^ a b c d e うち2りょうだい一種いっしゅきゅうしゃ
  4. ^ 小倉おぐら鉄道てつどうから編入へんにゅうされたC12 - C15(あらためばんはC12 267 - 270)をふくむ。
  5. ^ 1 - 7がつ各区かっく配置はいちりょうかず合計ごうけい

譲渡じょうと[編集へんしゅう]

ほん形式けいしき鉄道てつどうしょう国鉄こくてつからの譲渡じょうとは、つぎの5りょうである。

外地がいちにおけるC12かたち[編集へんしゅう]

おなじく外地がいちわたったC56がたについてはタイ数多かずおお保存ほぞんされ、日本にっぽんもどってきたものもあるのにたいして、C12がたについては日本にっぽんもどってきたれいはない。

ぐん要請ようせいによる供出きょうしゅつ[編集へんしゅう]

C12かたちはC56がたとともに軽量けいりょう小型こがたわれ、戦時せんじちゅう作戦さくせんもちいるためぐん供出きょうしゅつされた。ほん形式けいしき供出きょうしゅつともな特別とくべつ廃車はいしゃ状況じょうきょうつぎのとおり[2]

  • 華北かほく交通こうつう
  • ジャワ島じゃわとう
    • 1943ねん(2りょう) - C12 94, 168(11月および12月にかく1りょう

なお、C12 109, 159, 160が陸軍りくぐん供出きょうしゅつされたのち、海軍かいぐん転換てんかんされたとする文献ぶんけんもある[42]

華北かほく交通こうつう[編集へんしゅう]

1938ねん昭和しょうわ13ねん)から1939ねん昭和しょうわ14ねん)にかけて60りょう陸軍りくぐん供出きょうしゅつされ、1m軌間きかん改造かいぞうされて中国ちゅうごく華北かほく地方ちほうにちちゅう合弁ごうべん会社かいしゃである華北かほく交通こうつういし太線ふとせんおくられてプレAかたち[注釈ちゅうしゃく 14][83]となり、同線どうせん標準軌ひょうじゅんきあらため軌されたのちどうがません[注釈ちゅうしゃく 15]使用しようされている。1945ねん昭和しょうわ20ねん)に華北かほく交通こうつう路線ろせん終戦しゅうせんともな国民こくみん政府せいふ交通こうつう接収せっしゅうされ、その中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく鉄道てつどうではほん形式けいしきPL51かたち改称かいしょうされている。華北かほく交通こうつうへの供出きょうしゅつにあたっての改造かいぞう内容ないよう以下いかのとおり[84]

  • 動輪どうりんのタイヤを幅広はばひろ特殊とくしゅがたのものに交換こうかんし、1000 mm軌間きかん対応たいおう
  • さきおよびしたがえ動輪どうりん同様どうようのタイヤの交換こうかんもしくは車軸しゃじく交換こうかんにより、1000 mm軌間きかん対応たいおう
  • 上記じょうきにより左右さゆう間隔かんかくせばまった動輪どうりんとの干渉かんしょうけるため、だい1・だい2動輪どうりんの担ばねをうえばねしきからしもばねしき改造かいぞうするとともに、しつ下部かぶおよびそとしつ一部いちぶせつき。
  • はいさわうつわおよび基礎きそブレーキ装置そうち改造かいぞうして1000 mm軌間きかん対応たいおう
  • 連結れんけつを、中央ちゅうおう緩衝かんしょう、その左右さゆうにフックとリングをはいしたねじしき連結れんけつ交換こうかん
  • 炭庫たんこ上部じょうぶし、石炭せきたん搭載とうさいりょうやく2.8 tに拡大かくだい

PL51かたち1956ねん昭和しょうわ31ねん)にどうがません標準軌ひょうじゅんきあらため軌されるまで使用しようされた。その、うち9りょうが1958ねん昭和しょうわ33ねん)に1000 mm期間きかん路線ろせんおおベトナム譲渡ゆずりわたされ[85]ベトナム国鉄こくてつ131かたちとして使用しようされている。その2002ねん平成へいせい14ねん)まで131-436(もとC12 106)[86]タイグエンしょう鉱山こうざん製鉄せいてつしょあいだ専用せんようせん使用しようされている。また、131-428(もとC12 119)がベトナム南部なんぶ避暑ひしょラムドンしょうダラット山岳さんがく鉄道てつどう観光かんこうよう使用しようされ、現在げんざいでは静態せいたい保存ほぞんされている[87]

ジャワ島じゃわとう[編集へんしゅう]

1943ねん昭和しょうわ18ねん)には海軍かいぐんに2りょう供出きょうしゅつされ、1067 mm軌間きかんのままジャワ島じゃわとうおくられている。戦後せんごはインドネシア国鉄こくてつ編入へんにゅうされ、C32かたち (C3201 - 02) となって、1970年代ねんだいまで使用しようされた。

樺太からふと[編集へんしゅう]

めぐみ須取鉄道てつどう未成みせいせんめぐみ須取 - とうあいだ)の建設けんせつように1941ねん昭和しょうわ16ねん)に用意よういされたC12 1 - 4のうち、導入どうにゅう樺太からふとちょう鉄道てつどう譲渡ゆずりわたされたC12 1は1943ねん昭和しょうわ18ねん4がつ1にち樺太からふと内地ないち編入へんにゅうともな樺太からふとちょう鉄道てつどう鉄道てつどうしょう編入へんにゅうされたためC12 265となり、のこりの3りょう (C12 2 - 4) は1944ねん昭和しょうわ19ねん9月1にちめぐみ須取鉄道てつどう鉄道てつどうしょうへの譲渡じょうとともな買収ばいしゅうされてC12 271 - 273となった[60]。このほか、大谷おおや - うちふちあいだ樺太からふと人造じんぞう石油せきゆないふち鉄道てつどうに1りょう製造せいぞうされてC1211となり、のちにC121にあらためばんされている[61]。これらは1945ねん昭和しょうわ20ねん)、日本にっぽん太平洋戦争たいへいようせんそう敗戦はいせんするとともにソビエト連邦れんぽう接収せっしゅうされ、以後いご消息しょうそくあきらかでなく、C12 265, 271 - 273は書類しょるいじょう1946ねん昭和しょうわ21ねん)3がつ31にちづけ廃車はいしゃとなっている。

台湾たいわん[編集へんしゅう]

日本にっぽん領有りょうゆうしていた台湾たいわん台湾たいわん総督そうとく鉄道てつどうけに1936ねん昭和しょうわ11ねん)と1942ねん昭和しょうわ17ねん)にけい7りょう日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう製造せいぞうされ、C12がた (C12 1 - 7) として使用しようされた。台湾たいわんのC12かたちには日本にっぽんのC56かたち同様どうようじょけむりばん装備そうびされている。

太平洋戦争たいへいようせんそう台湾たいわん鉄路てつろ管理かんりきょく接収せっしゅうし、CK120かたち (CK121 - 127) と改称かいしょうされ、引続ひきつづ支線しせん使用しようされていたが、1979ねん昭和しょうわ54ねん6がつ西部せいぶ幹線かんせん電化でんかともな廃車はいしゃされ、CK124動態どうたい保存ほぞんされている(後述こうじゅつ)。

海南かいなんとう[編集へんしゅう]

日本にっぽん窒素肥料ちっそひりょう開発かいはつしたいしみどりてつ鉱山こうざんから、せき出港しゅっこうであるはちしょみなとにあった海南かいなん原鉄はらてつ原鉄はらてつ工場こうじょうまで58.9 kmの専用せんよう鉄道てつどうである日本にっぽん窒素ちっそ海南かいなん興業こうぎょうせきろく鉄道てつどうにおいて、建設けんせつ工事こうじころから2りょう使用しようされていた。1942ねん昭和しょうわ17ねん)から1944ねん昭和しょうわ19ねん)にかけて陸軍りくぐん供出きょうしゅつされ、どう鉄道てつどう使用しようされていた5りょう D51かたち (D51 621, 632 - 635) とともに[88]太平洋戦争たいへいようせんそう消息しょうそく不明ふめいである[47]。なお、1945ねん昭和しょうわ20ねん)の海南かいなんとうにおける日本にっぽんぐんから国民こくみん政府せいふぐんへの引継ひきつぎ資料しりょうにはC12かたち軍用ぐんよう鉄道てつどうに1りょう石原産業いしはらさんぎょうどく鉄道てつどうに7りょう日本にっぽん窒素ちっそせきろく鉄道てつどうに2りょうけい10りょう残存ざんそんしていたむね掲載けいさいされている[注釈ちゅうしゃく 16][89]

保存ほぞん[編集へんしゅう]

蒸気じょうき機関きかんしゃ末期まっきまで使用しようされた形式けいしきであるが梅小路うめこうじ蒸気じょうき機関きかんしゃかんには収蔵しゅうぞうされなかった一方いっぽうで、各地かくち静態せいたい保存ほぞんされ、そのうちの2りょう動態どうたい復元ふくげんされた。現在げんざい動態どうたい保存ほぞんされているのは1りょうである。

動態どうたい保存ほぞん[編集へんしゅう]

C12 66[編集へんしゅう]

真岡もおか鐵道てつどうC12 66動態どうたい保存ほぞんされている。1933ねん昭和しょうわ8ねん11月29にち日立製作所ひたちせいさくしょかさ工場こうじょう落成らくせい製造せいぞう番号ばんごう 517)。同年どうねん12月8にち鹿児島かごしま機関きかんしんせい配置はいちされてからは、指宿線いぶすきせんげん指宿枕崎線いぶすきまくらざきせん)で使用しようされた。1937ねん昭和しょうわ12ねん)12月に小牛田こごた運転うんてん、1938ねん昭和しょうわ13ねん2がつ8にち宮古みやこ機関きかん、1939ねん昭和しょうわ14ねん9月17にち釜石かまいし機関きかん同年どうねん11月12にち弘前ひろさき機関きかん転属てんぞくした。1944ねん昭和しょうわ19ねん10月3にち上諏訪かみすわ機関きかん転属てんぞくしてからは、上諏訪かみすわえき岡谷おかやえき辰野たつのえきなどの構内こうないにゅうかわ作業さぎょうや、辰野たつのせんでの善知鳥峠うとうとうげ走行そうこうする列車れっしゃ使用しようされたほか、飯山線いいやませんにもれた。そのディーゼル機関きかんしゃ普及ふきゅうともない、1972ねん昭和しょうわ47ねん3月22にち会津若松あいづわかまつ機関きかん転属てんぞくうえ郡山こおりやま工場こうじょうげん郡山こおりやま総合そうごう車両しゃりょうセンター)で静態せいたい保存ほぞんよう整備せいびされた。同年どうねん5月13にち川俣線かわまたせんで、岩代いわしろ飯野いいのえきまではC12 60とじゅうれんで、その岩代いわしろ川俣かわまたえきまで単機たんき走行そうこうした。よく14にちづけ廃車はいしゃとなり、同日どうじつから岩代いわしろ川俣かわまたえき跡地あとち(その団地だんち移動いどう)で静態せいたい保存ほぞんされていた。1991ねん平成へいせい3ねん)ごろ、観光かんこうよう蒸気じょうき機関きかんしゃ牽引けんいん列車れっしゃ運行うんこう計画けいかくしていた真岡もおか鐵道てつどうほん選定せんてい同年どうねん9月7にち芳賀はが地区ちく広域こういき行政ぎょうせい事務じむ組合くみあい真岡線もおかせんSL運行うんこう協議きょうぎかい)がゆずけ、真岡もおか鐵道てつどうけるかたちとなり、どう10月5にちからは真岡しんおかえき静態せいたい保存ほぞんされていた。1992ねん平成へいせい4ねん12月18にち大宮おおみや工場こうじょうげん大宮おおみや総合そうごう車両しゃりょうセンター)へ入場にゅうじょうし、1993ねん平成へいせい5ねん2がつ16にち動態どうたい復元ふくげん工事こうじ開始かいしされた。同年どうねん11月17にち火入ひいしきおこなわれ[90]どう12月7にちどう工場こうじょう構内こうない試運転しうんてんおこなわれた。1994ねん平成へいせい6ねん1がつ14にちづけくるませき編入へんにゅうし、同年どうねん2がつ7にち真岡もおか鐵道てつどう入線にゅうせんし、同月どうげつ16にち試運転しうんてん開始かいしよく3月27にち下館しもだて - 茂木もきあいだの「SLもおか」として営業えいぎょう運転うんてん開始かいしした。

JR東日本ひがしにっぽん乗入のりいようATS-SN装備そうびし、定期ていき検査けんさ大宮おおみや総合そうごう車両しゃりょうセンターにおいて、例年れいねん5がつ開催かいさい鉄道てつどうのまち大宮おおみや 鉄道てつどうふれあいフェアのイベントに貸出かしだされており、2014ねん平成へいせい26ねん)のどうセンターの創業そうぎょう120周年しゅうねんさいしては、試験しけんせん旧型きゅうがた客車きゃくしゃ3りょうおよびDE10かたち連結れんけつし、体験たいけん乗車じょうしゃおこなった。また、1998ねん平成へいせい10ねん11月24にちからやく1かげつあいだJR北海道ほっかいどうされ、NHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつすずらん』の撮影さつえいよう列車れっしゃとして、同時どうじされた高崎たかさき運転うんてんしょげんぐんま車両しゃりょうセンター)の旧型きゅうがた客車きゃくしゃ2りょうとともに留萌るもい本線ほんせん運転うんてんされた。

上記じょうき以外いがい動態どうたい保存ほぞん[編集へんしゅう]

台湾たいわんではCK124動態どうたい保存ほぞんされている。かつては新北しんきたとうせん新北しんきたとうえき静態せいたい保存ほぞんされており、1988ねん昭和しょうわ63ねん)の新北しんきたとうせん廃止はいし台北たいぺいとしうん淡水たんすいせん工事こうじ開始かいしともない、きたとうえき隣接りんせつしていた職員しょくいん訓練くんれん施設しせつ移設いせつされた。その2000ねん平成へいせい12ねん)に台北たいぺい工場こうじょう動態どうたい復元ふくげんののち、同年どうねん6月9にち運転うんてん開始かいしされ、現在げんざいあきら扇形せんけい基地きちとして台湾たいわん各地かくち不定期ふていき運転うんてんされている。

鳥取とっとりけん若桜わかさ鉄道てつどう若桜わかさえきかれているC12 167は、圧縮あっしゅく空気くうき動力どうりょくとして構内こうない自力じりき走行そうこうおこなうための整備せいび実施じっしされ、えき構内こうない展示てんじせん運転うんてんされており、将来しょうらいてき本来ほんらい動態どうたい保存ほぞんとしての復元ふくげんするための募金ぼきん活動かつどうおこなわれている[91]

明知めいち鉄道てつどう明智あけちえき展示てんじC12 244リニア中央ちゅうおう新幹線しんかんせん開業かいぎょうわせて営業えいぎょう運転うんてんおこなうために復元ふくげんする計画けいかくがあり、2015ねん平成へいせい27ねん8がつ10日とおかには明智あけちえき構内こうない圧縮あっしゅく空気くうき使用しようしてデモ走行そうこうおこない、以降いこう車掌しゃしょうしゃヨ8000かたち(ヨ18080)を牽引けんいんする体験たいけん乗車じょうしゃおこなっている[92]

過去かこ動態どうたい保存ほぞん[編集へんしゅう]

大井川鐵道おおいがわてつどうC12 164動態どうたい保存ほぞんされていた。1937ねん昭和しょうわ12ねん)9がつ日本車輌製造にっぽんしゃりょうせいぞう落成らくせい製造せいぞう番号ばんごう 484)。同年どうねん9月12にち上諏訪かみすわ機関きかんしんせい配置はいちされた。1949ねん昭和しょうわ24ねん3月1にち岡山おかやま機関きかん転属てんぞくしてからは、にゅうかわ作業さぎょう貨物かもつ列車れっしゃ使用しようされ、1961ねん昭和しょうわ36ねん)3がつ31にち厚狭あさ機関きかん転属てんぞくしてからは、宇部線うべせんひとし石灰石せっかいせき輸送ゆそう列車れっしゃ使用しようされ、1973ねん昭和しょうわ48ねん)3がつ31にち運用うんよう終了しゅうりょうした。同年どうねん9がつ20日はつか木曽福島きそふくしま機関きかん廃車はいしゃとなり、同月どうげつ24にち本川根ほんかわねまちげん川根かわね本町ほんまち)に無償むしょう貸与たいよされた。同日どうじつ大井川鉄道おおいがわてつどうげん大井川鐵道おおいがわてつどう)へ入線にゅうせんし、同年どうねん10がつから千頭せんずえき構内こうない静態せいたい保存ほぞんされていたが、のちに動態どうたい復元ふくげん工事こうじけ、走行そうこう可能かのうとなった。1976ねん昭和しょうわ51ねん7がつ9にちからSL急行きゅうこうかわねみちごう」として営業えいぎょう運転うんてんされているC11 227予備よびとなった。単機たんき運用うんようされたほか、どう鉄道てつどう保有ほゆう蒸気じょうき機関きかんしゃとのじゅうれん運転うんてん一部いちぶ区間くかん後部こうぶにも使用しようされた。検査けんさ期限切きげんぎれのため、1984ねん昭和しょうわ59ねん)5がつきゅうしゃとなり、千頭せんずえき構内こうない保管ほかんされたが、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんナショナルトラスト[注釈ちゅうしゃく 17]」がほん購入こうにゅうすることが1985ねん昭和しょうわ60ねん11月15にち決定けっていされ、1986ねん昭和しょうわ61ねん)ごろから募金ぼきん活動かつどうおこなわれた。市民しみん募金ぼきん1987ねん昭和しょうわ62ねん2がつ購入こうにゅうし、同月どうげつ25にち国鉄こくてつとの車両しゃりょう取得しゅとく手続てつづきが完了かんりょうした。同年どうねん4がつ28にち新金谷しんかなや車両しゃりょう回送かいそうされ、どう5がつ14にち再度さいど動態どうたい復元ふくげん工事こうじ開始かいし7がつ24にち労働省ろうどうしょうげん厚生こうせい労働省ろうどうしょう)からボイラーの認可にんかを、運輸省うんゆしょうげん国土こくど交通省こうつうしょう)から車両しゃりょう設計せっけい認可にんかけたほんは、同日どうじつ試運転しうんてん実施じっしよく25にち運行うんこう開始かいしした臨時りんじSL急行きゅうこう「トラストトレイン」の牽引けんいんで、運用うんよう再開さいかいした。どう列車れっしゃとしての運用うんようは1かげつに1かいであったが、かわねみちごうとうにも使用しようされたこともある。しかし、2005ねん平成へいせい17ねん)からのATS設置せっち義務ぎむ対応たいおうしていなかったため、同年どうねん4がつ23にちのトラストトレインをもって運用うんよう終了しゅうりょうよく24にちからきゅうしゃとなった。日本にっぽんナショナルトラストは、ATS設置せっち費用ひよう確保かくほのための募金ぼきん活動かつどうどう6がつから実施じっししたが、必要ひつようがく半分はんぶん程度ていどしかあつまらず、その検査けんさでボイラーの不具合ふぐあい判明はんめいしたため、静態せいたい保存ほぞん変更へんこう[注釈ちゅうしゃく 18]することを募金ぼきん協力きょうりょくしゃ通知つうちした。大井川鐵道おおいがわてつどう塗装とそう整備せいびされ、2011ねん平成へいせい23ねん10月7にちからは新金谷しんかなやえき構内こうないうたて車台しゃだいでの展示てんじとなっている。2016ねん平成へいせい28ねん9月28にちに、大井川鐵道おおいがわてつどう日本にっぽんナショナルトラストと同年どうねん9がつ1にちづけ寄託きたく契約けいやく締結ていけつし、ふたた動態どうたい保存ほぞん目指めざ方向ほうこう調整ちょうせいすることについて合意ごういをした[93]

静態せいたい保存ほぞん[編集へんしゅう]

各地かくち静態せいたい保存ほぞんされている機体きたい下表かひょうのとおり。当初とうしょは30りょう以上いじょう保存ほぞんされており、2018ねん平成へいせい30ねん時点じてんでも23りょう静態せいたい保存ほぞんされている[64]

C12かたち静態せいたい保存ほぞん一覧いちらん
画像がぞう 番号ばんごう 所在地しょざいち 備考びこう
C12 2 北海道ほっかいどう三笠みかさ幌内ほろないまち2丁目ちょうめ287
三笠みかさ鉄道てつどう記念きねんかん
現存げんそんするC12がたなかさいわか
C12 6 北海道ほっかいどう小樽おたる手宮てみや1丁目ちょうめ3-6
小樽おたる総合そうごう博物館はくぶつかん
C12 60 福島ふくしまけん福島ふくしま飯野いいのまち境川さかいがわ19-2
福島ふくしま飯野いいの学習がくしゅうセンター
C12 187 茨城いばらきけん久慈くじぐん大子だいごまち大字だいじ大子だいご
常陸ひたち大子だいごえきまえ
1938ねん日本にっぽん車輌しゃりょう株式会社かぶしきがいしゃ名古屋なごや工場こうじょう製造せいぞう

最初さいしょ配属はいぞくは、 門司もじ鉄道てつどう管理かんりきょく西唐津にしからつ機関きかん 豊後ぶんごもり機関きかん宮崎みやざき機関きかん鹿児島かごしま機関きかん指宿枕崎線いぶすきまくらざきせんはしる。後部こうぶライトは変形へんけいふた通風つうふうあな片側かたがわにライトを設置せっち炭庫たんこはキャブ屋根やねちかくまで延長えんちょう

1967ねん7がつ鹿児島かごしま機関きかんから、 水戸みと機関きかんうつった。

C12 49 群馬ぐんまけん桐生きりゅう宮本みやもとまち4丁目ちょうめ1-1
桐生きりゅうおか公園こうえんゆう園地えんち
国内こくない唯一ゆいいつ川崎かわさき車両しゃりょうせいC12

1934ねん桐生きりゅうしんせい配置はいちされて以来いらい、1968ねん廃車はいしゃになるまで終始しゅうし桐生きりゅうはなれなかった。 足尾線あしおせん無煙むえんより一足早ひとあしはや廃車はいしゃになり、桐生きりゅう市内しない公園こうえん保存ほぞんされた。 46~48までの足尾線あしおせんのC12はいずれも無煙むえん前後ぜんご廃車はいしゃとなったが、残念ざんねんながら保存ほぞんはされなかった。

C12 29 埼玉さいたまけんさいたま大宮おおみや吉敷よしきまち1丁目ちょうめ118
やままる児童じどう公園こうえん
しんせい配置はいち横浜よこはまだが、米子よなごぶんくら出雲いずも三成みつなりうつった。のち北海道ほっかいどうわた滝川たきかわ渚滑しょこつなどに所属しょぞく

内地ないちもどり、大宮おおみや工場こうじょうにゅうかわとなった。44ねん廃車はいしゃ鉄道てつどう工場こうじょう専用せんようで、晩年ばんねん事故じこ防止ぼうしのためにエンドビームや背面はいめんなどにゼブラ塗装とそうがなされ、炭庫たんこみずタンクの上面うわつら黄色きいろいラインがはいっていた。C12 66復元ふくげん整備せいび一部いちぶ部品ぶひん交換こうかん実施じっし汽笛きてき欠落けつらくしている

C12 85 埼玉さいたまけん和光わこう諏訪すわ3-20
和光わこう市立しりつだいよん小学校しょうがっこう
戦前せんぜんから30年代ねんだいはじめまで木更津きさらづにいて、久留里線くるりせんなどをはしり、その大宮おおみや工場こうじょうにゅうかわとしてC11 322号機ごうきやC12 29号機ごうきとともにはたらいた。大宮おおみや工場こうじょう専用せんよう特有とくゆうの「かね」を装備そうびしており、つかぼうこまかい装備そうび特徴とくちょうてき
C12 287 千葉ちばけん君津きみつ末吉すえきち128
しょうひつ公民館こうみんかん
九州きゅうしゅうはたらき、晩年ばんねん鹿児島かごしま南延岡みなみのべおか廃車はいしゃ

高千穂線たかちほせん貨物かもつ南延岡みなみのべおかにゅうかわ担当たんとうした。 バック通風つうふうあななどが特徴とくちょう鹿児島本線かごしまほんせん轢死れきしたい発見はっけんして遅延ちえん指宿線いぶすきせん西にし鹿児島かごしまえき発進はっしんした直後ちょくご客車きゃくしゃから発煙はつえんしたり、前之浜まえのはまえきにてにゅうかわなか車掌しゃしょう機関きかんしゃからあしすべらせて胸部きょうぶ打撲だぼくするなど、事故じこ見舞みまわれた。

C12 88 新潟にいがたけん糸魚川いといがわ中央ちゅうおう2
糸魚川いといがわC12SLパーク
2014ねん平成へいせい26ねん)12月に北陸ほくりく新幹線しんかんせん開通かいつう先立さきだ周囲しゅうい公園こうえんとしてさい整備せいびしたさい糸魚川いといがわ小学校しょうがっこうより移設いせつ
C12 5 山梨やまなしけん韮崎にらさき藤井ふじい町北まちきた下条げじょう2531
韮崎にらさき中央ちゅうおう公園こうえん
1933ねん汽車きしゃ製造せいぞう落成らくせい

シリンダ排水はいすいべん折損せっそんさき台車だいしゃ補強ほきょう亀裂きれつなど、初期しょき不良ふりょうあり。 北海道ほっかいどう各地かくち軽井沢かるいざわ甲府こうふいれかわ専用せんようとしてはたらく。さよなら列車れっしゃ信玄しんげんごう担当たんとう廃車はいしゃ当初とうしょ甲府こうふじょう公園こうえん保存ほぞんされていたが、整備せいびともない2000ねん平成へいせい12ねん)に現在地げんざいち移転いてん

C12 67 長野ながのけん茅野ちの仲町なかまち12
茅野ちのえき東口ひがしぐち広場ひろば
C12 66ごうやC12 171ごうとも信濃大町しなのおおまち松本まつもとなど信州しんしゅうはたらいた機関きかんしゃ

諏訪すわ地区ちく無煙むえんすると中津川なかつがわへと移動いどうする。にゅう作業さぎょう明知めいちせんきゅう勾配こうばい貨物かもつ担当たんとうした。

C12 171 長野ながのけん諏訪すわぐん下諏訪しもすわまち清水しみずまち2
あすなろ公園こうえん
上諏訪かみすわ木曽福島きそふくしまはたらく。

けむりしつ前面ぜんめんやフロントデッキ、背面はいめんをゼブラ塗装とそうほどこす。 C12 66ごうやC12 164ごう D51 1ごうやC56 160ごう、D51 200ごうともはたら

C12 199 長野ながのけん塩尻しおじり奈良井ならい2
奈良井ならい宿やど駐車ちゅうしゃじょう権兵衛ごんべえきょうたもと)
じょけむりいた
C12 164 静岡しずおかけん島田しまだ金谷かなやひがし2丁目ちょうめ1112-2
大井川鐵道おおいがわてつどう新金谷しんかなやえき
日本にっぽんナショナルトラスト所有しょゆうもと動態どうたい保存ほぞん上記じょうき参照さんしょう
C12 208 静岡しずおかけん榛原はいばらぐん川根かわね本町ほんちょうせんとう1216-5
大井川鐵道おおいがわてつどう千頭せんずえき
廃車はいしゃ養老ようろうランドで静態せいたい保存ほぞんされていたが、1994ねん平成へいせい6ねん)2がつ8にち同所どうしょから搬出はんしゅつされ、よく9にち大井川鉄道おおいがわてつどう搬入はんにゅうされた。どう鉄道てつどう部品ぶひんとして購入こうにゅうしたもので、2000ねん平成へいせい12ねん)と2007ねん平成へいせい19ねん)にC56 44への部品ぶひん転用てんようえたのちは、新金谷しんかなやえき構外こうがい側線そくせん留置りゅうちされていた。
2015ねん平成へいせい27ねん1がつ千頭せんずえき移動いどう。『きかんしゃトーマス』のキャラクター「パーシー」の姿すがた改装かいそうされ、同年どうねん4がつ21にちからは展示てんじとなった。
C12 74 岐阜ぎふけん恵那えな長島町中野おさじまちょうなかの2丁目ちょうめ2-5
恵那えな中央ちゅうおう図書館としょかん
現存げんそん唯一ゆいいつ三菱みつびし造船ぞうせんしょせいC12
C12 163 岐阜ぎふけん加茂かもぐん七宗ひちそうまち2
蒸気じょうき機関きかんしゃ展示てんじかん高山本線たかやまほんせん上麻生かみあさおえきまえ
建物たてものない保存ほぞんされており非公開ひこうかいであるが、
平日へいじつの9から16までのあいだかぎり、七宗ひちそうまち役場やくば申込もうしこみしょ提出ていしゅつすることで見学けんがくできる[94]
C12 244 岐阜ぎふけん恵那えな明智あけちまち445-2
明智あけちえき
2013ねん平成へいせい25ねん)12月に明智めいち小学校しょうがっこうより移設いせつされた。
くるませきはないが、圧縮あっしゅく空気くうき使用しよう明智あけちえき構内こうない線路せんろ走行そうこうすることが可能かのうで、としすうかい乗車じょうしゃ体験たいけん開催かいさいしている。
C12 69 愛知あいちけん安城あき新田にったまち池田上いけだうえ1
安城あき総合そうごう運動公園うんどうこうえん
C12 230 愛知あいちけん西尾にしお山下やましたまちあわばら70
西尾にしお公園こうえん
西日本にしにほん中心ちゅうしんはたら

加古川かこがわ中津川なかつがわ移動いどう明知線あけちせん活躍かつやく木曽福島きそふくしま廃車はいしゃ。 キャブ背面はいめんにあるケ所かしょのルーバーが特徴とくちょう。 バック運転うんてんさいふう取入とりいれるのもので、すこおくまった運転うんてんしつつまめんにある。 鉄道てつどう100ねん記念きねんして制作せいさくされた国鉄こくてつ映画えいが出演しゅつえんした。

C12 38 大阪おおさか大阪おおさか住之江すみのえ南港南なんこうみなみ5丁目ちょうめ4-88
共栄きょうえい興業こうぎょう大阪おおさか南港なんこう物流ぶつりゅう加工かこう基地きち
非公開ひこうかい
公道こうどうよりガラスしに見学けんがく可能かのう
C12 167 鳥取とっとりけん八頭やつがしらぐん若桜わかさまち大字だいじわかさくら
若桜わかさ鉄道てつどう若桜わかさえき
2007ねん平成へいせい19ねん8がつ7にちまでは、兵庫ひょうごけん多可たかぐん多可たかまち加美かみ多可たかまち加美かみ地域ちいききょくきゅう加美かみまち役場やくば)に保存ほぞんされていた。
くるませきはないが、圧縮あっしゅく空気くうき使用しよう若桜わかさえき構内こうない線路せんろ走行そうこうすることが可能かのうで、としすうかい展示てんじ運転うんてんおこなっている。
C12 280 徳島とくしまけん小松島こまつしま小松島こまつしままち1-13
小松島こまつしまステーションパーク
小松島こまつしまきゃく貨車かしゃあと現在地げんざいち客車きゃくしゃオハフ50 272連結れんけつして保存ほぞんされている。
C12 231 愛媛えひめけん喜多きたぐん内子うちこまち内子うちこ
内子うちこえきまえ
2014ねん平成へいせい26ねん)12月にある鉄道てつどう愛好あいこうにより修復しゅうふくされた。
C12 259 愛媛えひめけん宇和島うわじま和霊公園われいこうえん
和霊公園われいこうえん

左側ひだりがわ
C12 222 福岡ふくおかけん北九州きたきゅうしゅう小倉北こくらきた金田かねだ3丁目ちょうめ1-1
九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう小倉おぐら総合そうごう車両しゃりょうセンター
かつては福岡ふくおかひがし和白わじろ小学校しょうがっこうない保存ほぞんされていたが、
老朽ろうきゅう進行しんこうしたため2003ねん平成へいせい15ねん7がつ1にち搬出はんしゅつされ、小倉おぐら総合そうごう車両しゃりょうセンターで修復しゅうふくののちに保存ほぞんされている。
島原しまばら鉄道てつどう
C1201
長崎ながさきけん島原しまばら弁天べんてんまち2丁目ちょうめ7341
れいおか神社じんじゃ
現存げんそん唯一ゆいいつ私鉄してつけC12かたちじょけむりいたき。C1206にC1201のナンバープレートを取付とりつけたものとするせつ[95]がある[注釈ちゅうしゃく 19]
C12 241 熊本くまもとけん阿蘇あそぐん高森たかもりまち大字だいじ高森たかもり
みなみ阿蘇あそ鉄道てつどう高森たかもりえきまえ
保存ほぞん開始かいしC57 65より移設いせつしたもんてつしきじょけむりばんK-5がたあらため装備そうびする[96]
C12 64 C12 64 宮崎みやざきけん都城みやこのじょう今町いままち7492-6
今町いままち鉄道てつどう記念きねん公園こうえん
きゅう志布志しぶしせん今町いままちえきあと
C12 225 鹿児島かごしまけん霧島きりしま
霧島きりしま高原こうげん国民こくみん保養ほようセンター
解体かいたいすみ
2008ねん平成へいせい20ねんれに解体かいたい撤去てっきょ解体かいたいにプレートのみをJR九州きゅうしゅう鹿児島かごしま総合そうごう車両しゃりょうしょ返却へんきゃく
ベトナム国鉄こくてつ
131-428[97]
 ベトナム
ラムドンしょうダラットダラットえき
もと鉄道てつどうしょうC12 119[87][注釈ちゅうしゃく 20]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 国有こくゆう鉄道てつどう簡易かんいせん建設けんせつ規程きてい当初とうしょ国有こくゆう鉄道てつどう建設けんせつ規定きてい例外れいがい条項じょうこうであり、建設けんせつ規程きていだいいちじょう付記ふきされた「とく簡易かんいナル構造こうぞう鉄道てつどうニシテべつていムル規程きていルトキ」 にもとづいて簡易かんいせん建設けんせつ規程きていによる簡易かんいせん設定せっていしていたが、同年どうねん9月にはこの「とく簡易かんいナル構造こうぞう鉄道てつどう」を「へいせんちゅうとく簡易かんいナル構造こうぞう鉄道てつどう」にあらためることで簡易かんいせんへいせんのうちのいち分類ぶんるい変更へんこうしている
  2. ^ 簡易かんいせん規格きかくは1900ねん明治めいじ33ねん)から1921ねん大正たいしょう10ねん)のあいだにあった軽便鉄道けいべんてつどうほうもとづく軽便鉄道けいべんてつどう類似るいじ規格きかくであった[11]
  3. ^ 9600かたちはボイラがあさくアーチかん下部かぶ焚火たきび支障ししょう成績せいせきがよくなかったので改造かいぞう工事こうじ中止ちゅうしされた。
  4. ^ C56のさき台車だいしゃはD51の一部いちぶおなじLT126を使用しようしており[26]、C12がたのLT125とはじくじゅう支持しじ方式ほうしきが1てんしきであるてんことなっており、このためまえだいわく鋳物いものもC12かたちとC56かたちとでことなっている[18]
  5. ^ LTはLocomotive truckのりゃくひゃくじくすうじゅう復元ふくげん装置そうち方式ほうしきで1:エコノミーしき、2:コロしき、3:傾斜けいしゃめんしき、4:リンクしき、5:バネしきいち製造せいぞうじゅんをそれぞれあらわしている[27]
  6. ^ Westinghouse Air Brake Company, Pittsburgh (WABCO)
  7. ^ ドイツ国鉄こくてつの64かたちと24かたちにおいてもタンクしきの64かたちじょけむりいたなし、テンダーしきの24かたちじょけむりばんゆう基本きほんとしている。
  8. ^ うちほろ炭砿たんこう鉄道てつどうみなみ樺太からふと炭鉱たんこう鉄道てつどう → 三菱石炭油化工業内幌工場 → 帝国ていこく燃料ねんりょう興業こうぎょう
  9. ^ 1921ねん大正たいしょう10ねん9月4にち運行うんこう開始かいし[44]
  10. ^ 当初とうしょC1 - C6として導入どうにゅうされ、のちにC1201 - 06にあらためばんされたとするせつがある。
  11. ^ 樺太からふと人造じんぞう石油せきゆ帝国ていこく燃料ねんりょう興業こうぎょう
  12. ^ 山野線やまのせん使用しようされていたC56かたち検査けんさ期限切きげんぎれとなったさい補充ほじゅうとして転入てんにゅうしたもの。
  13. ^ げんトクヤマ船舶せんぱく不足ふそくにより海上かいじょう輸送ゆそう困難こんなんなため専用せんようせん周防富田すおうとみた - セメント工場こうじょうあいだ)を1944ねん昭和しょうわ19ねん)10がつ開通かいつう[78]
  14. ^ 華北かほく交通こうつう形式けいしきみなみまんしゅう鉄道てつどう形式けいしき称号しょうごう規定きてい使用しようしており、アメリカしき略称りゃくしょういちさん…の頭文字かしらもじのイ、ニ、サ…を組合くみあわせたものとなっているが、狭軌きょうきようはA、B…を使用しようしてほん形式けいしきはプレAかたち陸軍りくぐん鉄道てつどうから華北かほく交通こうつう移管いかんされたもと鉄道てつどうしょう3040かたちはプレBかたちおなじくもと鉄道てつどうしょう9050かたちはソリAかたち[82]となっている。
  15. ^ いし太線ふとせん河北かほくしょういししょういしそうきた山西さんせいしょうふと原市はらいちふとげんきたあいだの243 km路線ろせんどうがません大同だいどう - かばのしゅうあいだ路線ろせん
  16. ^ このほか、D51かたちいしろく鉄道てつどうに2りょう1150かたち4りょう230かたち870かたち2800かたちかく1りょう掲載けいさいされている。
  17. ^ 日本にっぽんうつくしい自然しぜん景観けいかん建造けんぞうぶつ町並まちなみなどの歴史れきしてき環境かんきょう国民こくみんてき財産ざいさんとして後世こうせい継承けいしょうするために、1968ねん昭和しょうわ43ねん)に英国えいこく環境かんきょう保全ほぜん団体だんたい「ザ・ナショナル・トラスト」を模範もはんとして設立せつりつされた。
  18. ^ ただし、くるませき抹消まっしょうされていない。
  19. ^ 島原しまばら鉄道てつどうのC12がたのうちじょけむりばんけられていたのはC1205, 06。
  20. ^ ダラットえき説明せつめいきには1936ねん製造せいぞうかれている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.173
  2. ^ a b c d 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.548
  3. ^ a b 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.209
  4. ^ a b 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 pp.109 - 110
  5. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.279
  6. ^ a b 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい5へん』 p.62
  7. ^ a b 官報かんぽうだい1620ごう国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  8. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい1へん』 p.65
  9. ^ 官報かんぽうだい1726ごう国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  10. ^ a b 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい2へん』 p.284
  11. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい2へん』 p.425
  12. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.530
  13. ^ 形式けいしきべつ 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃII』 p.247
  14. ^ a b c d e 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.108
  15. ^ a b c d e 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.111
  16. ^ a b 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.541
  17. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 pp.540 - 541
  18. ^ a b 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.112
  19. ^ 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 p.72
  20. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 pp.321 - 322
  21. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.174
  22. ^ a b 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.339
  23. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.540
  24. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.544
  25. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.288
  26. ^ a b 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.91
  27. ^ しんてい 機関きかんしゃ基礎きそ工学こうがく』 p.105
  28. ^ a b 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.110
  29. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.179
  30. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.606
  31. ^ a b 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.109
  32. ^ 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 p.74
  33. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.372
  34. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 pp.421 - 422
  35. ^ 鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん』 p.115
  36. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1538
  37. ^ 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 p.83
  38. ^ 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 p.81
  39. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1541
  40. ^ 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.107
  41. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.542
  42. ^ a b c d e 機関きかんしゃひょう』 pp.1543 - 1581
  43. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.10226
  44. ^ 地方ちほう鉄道てつどう及軌どう一覧いちらん昭和しょうわ18ねん4がつ1にち現在げんざい国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん近代きんだいデジタルライブラリー)
  45. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.14701
  46. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.12632
  47. ^ a b 機関きかんしゃひょう』 p.19101
  48. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.5446
  49. ^ a b 機関きかんしゃひょう』 p.9067
  50. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.7143
  51. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.19115
  52. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 pp.547 - 548
  53. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1577
  54. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.13500
  55. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.543
  56. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.12151
  57. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.12521
  58. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.13237-13238
  59. ^ 機関きかんしゃひょう』 pp.19658, 19675
  60. ^ a b 機関きかんしゃひょう』 p.14669
  61. ^ a b 機関きかんしゃひょう』 p.14683
  62. ^ 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 pp.75 - 77
  63. ^ 機関きかんしゃ系譜けいふ 4』 p.498
  64. ^ a b c 『ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1』 p.77
  65. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 p.337
  66. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1570
  67. ^ 機関きかんしゃひょう』 pp.1553, 1572
  68. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.33 - 49
  69. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.61 - 79
  70. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.89 - 110
  71. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.119 - 173
  72. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.183 - 237
  73. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 pp.247 - 305
  74. ^ a b 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 p.317
  75. ^ 全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう』 p.319
  76. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.12708
  77. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1557
  78. ^ 徳山とくやま曹達そうだ70ねん 道標どうひょうはるかに』 p.85写真しゃしん掲載けいさい電子でんしブック)
  79. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.5634
  80. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1545
  81. ^ 澤内さわうち一晃かずあきほし良助りょうすけ北海道ほっかいどう専用せんよう鉄道てつどう車両しゃりょう」『鉄道てつどう史料しりょう』No.120、高井たかいかおるひらめ小型こがた蒸気じょうき機関きかんしゃぜん記録きろく東日本ひがしにっぽんへん講談社こうだんしゃ、2012ねん、p.40
  82. ^ 機関きかんしゃひょう』 pp.1260 - 1265
  83. ^ 編集へんしゅうちょう敬白けいはくアーカイブ 大連たいれん埠頭ふとうの「プレニ」。(なか”. NEKO PUBLISHING (2006ねん6がつ28にち). 2020ねん5がつ5にち閲覧えつらん
  84. ^ 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』 p.113
  85. ^ 機関きかんしゃひょう』 pp.1558 - 1562
  86. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1558
  87. ^ a b 随時ずいじアップ えた車輌しゃりょう写真しゃしんかん 131-428(きゅうC12 119)”. NEKO PUBLISHING (2018ねん3がつ14にち). 2020ねん5がつ5にち閲覧えつらん
  88. ^ 機関きかんしゃひょう』 pp.2062 - 2063
  89. ^ 海南かいなん警備けいび引渡目録もくろく 26/33 だい2復員ふくいんきょく ( (1) -引渡目録もくろく-46)」『しゅう39ごう 海南かいなんとう鉄道てつどう関係かんけい調書ちょうしょ提出ていしゅつけん
  90. ^ “C12かたちSLが自力じりき走行そうこうOK JR大宮おおみや工場こうじょうで「火入ひいしき」”. 交通こうつう新聞しんぶん (交通こうつう新聞しんぶんしゃ): p. 2. (1993ねん11月20にち) 
  91. ^ SL運行うんこうをめざしています(若桜わかさ鉄道てつどうHP)”. 若桜わかさ鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃ. 2020ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  92. ^ SL体験たいけん一覧いちらん明智あけち鉄道てつどうHP)”. 明智めいち鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃ. 2020ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  93. ^ 鉄道てつどう文化財ぶんかざい動態どうたい復元ふくげんけて合意ごういのおらせ (PDF) 大井川鐵道おおいがわてつどう 2016ねん9がつ28にち
  94. ^ 蒸気じょうき機関きかんしゃ展示てんじかん 蒸気じょうき機関きかんしゃ 「C12163」を展示てんじしています”. 七宗ひちそうまち. 2020ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  95. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.13237
  96. ^ 機関きかんしゃひょう』 p.1574
  97. ^ しょう牟田むた哲彦てつひこ 「ダラット高原こうげんのミニ列車れっしゃ——はやし芙美子ふみこ小説しょうせつ浮雲うきぐも』の舞台ぶたい」『 鉄道てつどうジャーナル』2005ねん9がつごう pp.124, 125

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

書籍しょせき

  • 機関きかんしゃこう学会がっかいしんてい 機関きかんしゃ基礎きそ工学こうがく交友こうゆうしゃ、1931ねん 
  • 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい2へん日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう、1958ねん 
  • 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい4へん日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう、1958ねん 
  • 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう鉄道てつどう技術ぎじゅつ発達はったつ だい5へん日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう、1958ねん 
  • 臼井うすい茂信しげのぶ日本にっぽん蒸気じょうき機関きかんしゃ形式けいしき集成しゅうせい 2』まことぶんどう新光しんこうしゃ、1969ねん 
  • 臼井うすい茂信しげのぶ機関きかんしゃ系譜けいふ 4』交友こうゆうしゃ、1978ねん 
  • 川上かわかみ幸義ゆきよしわたし蒸気じょうき機関きかんしゃ 交友こうゆうしゃ、1981ねん 
  • 高田たかだ隆雄たかお蒸気じょうき機関きかんしゃ 日本にっぽんへん小学館しょうがくかん万有ばんゆうガイドシリーズ 12〉、1981ねん 
  • 金田かねだしげるひろし形式けいしきべつ 国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃII』機関きかんしゃ研究けんきゅうかい、1985ねん 
  • 大井川鉄道おおいがわてつどう 蒸気じょうき機関きかんしゃ運転うんてん10周年しゅうねん記念きねん 写真しゃしんしゅう 川根かわねけむり川根かわねごううつしともかい、1986ねん 
  • 大井川鉄道おおいがわてつどう 蒸気じょうき機関きかんしゃ運転うんてん20周年しゅうねん記念きねん 写真しゃしんしゅう 川根かわねけむり川根かわねごううつしともかい、1996ねん 
  • 大井川鐵道おおいがわてつどう 蒸気じょうき機関きかんしゃ運転うんてん25周年しゅうねん記念きねん 写真しゃしんしゅう 川根かわねけむり川根かわねごううつしともかい、2001ねん 
  • 日本にっぽん鉄道てつどう保存ほぞん協会きょうかい『SL復活ふっかつ物語ものがたりJTBパブリッシング、2003ねん 
  • 白川しらかわあつし現役げんえき蒸気じょうき機関きかんしゃのすべて』JTBパブリッシング、2005ねん 
  • ゆいかいがく『SLダイヤ情報じょうほう21』交通こうつう新聞しんぶんしゃ、2012ねん 
  • 沖田おきたゆうさく機関きかんしゃひょうネコ・パブリッシング、2014ねんISBN 9784777053629 
  • 高木たかぎ宏之ひろゆき国鉄こくてつ蒸気じょうき機関きかんしゃ』ネコ・パブリッシング、2015ねんISBN 9784777053797 
  • 浅原あさはら信彦のぶひこ「ガイドブック 最盛さいせい国鉄こくてつ車輌しゃりょう 13 蒸気じょうき機関きかんしゃ 1」『NEKO MOOK』だい2682かん、ネコ・パブリッシング、2018ねんISBN 9784777021826 
  • 徳永とくなが益男ますお松本まつもと謙一けんいち全国ぜんこく蒸気じょうき機関きかんしゃ配置はいちひょう」、イカロス出版いかろすしゅっぱん、2018ねんISBN 9784802204354 


雑誌ざっし

  • 寺島てらしま京一きょういち台湾たいわん鉄道てつどう蒸気じょうき機関きかんしゃについて」『レイル』だい23かん、エリエイ出版しゅっぱん、1988ねん 
  • よりゆきとく湘・曹志あきら台湾たいわん鉄路てつろ管理かんりきょくのCK 120かたちタンク機関きかんしゃ交友こうゆうしゃ鉄道てつどうファン』2001ねん1がつごう No.477 pp.130 - 131
  • 都築つづき雅人まさと「ベトナム最後さいごのC12かたち交友こうゆうしゃ鉄道てつどうファン』2002ねん5がつごう No.493 pp.128 - 131

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]