バーンバレル

畑はたけに設置せっちされた典型てんけい的てきなバーンバレル

底部ていぶの排出はいしゅつ口こうのクローズアップ。作物さくもつ残ざん渣である藁わらの燃もえカスが見みえる

バーンバレル（英えい: burn barrels）とは、ゴミを焼却しょうきゃくするための簡易かんい的てきな焼却しょうきゃく炉ろを指さす。一般いっぱん的てきにドラム缶どらむかんを改造かいぞうして、あるいは無む改造かいぞうでドラム缶どらむかんそのものが焼却しょうきゃく炉ろとして用もちいられる。バーンバレルという言葉ことばは主おもにアメリカで使用しようされるものであるが、同様どうようのものは各国かっこくに存在そんざいする。

概要がいよう

最もっともよく見みられるものはドラム缶どらむかんの底部ていぶに空気くうき穴あなおよび灰はいの排出はいしゅつ孔あなを空あけただけのものがある。 また、ドラム缶どらむかんを一切いっさい改造かいぞうせずそのまま焼却しょうきゃく炉ろとする場合ばあいもある。 いずれにせよ燃焼ねんしょう効率こうりつが悪わるく不完全ふかんぜん燃焼ねんしょうを起おこし、有害ゆうがいな煙けむりが大量たいりょうに発生はっせいさせ周囲しゅういに大気たいき汚染おせんと悪臭あくしゅうをもたらすため、保健ほけん当局とうきょくから使用しようを制限せいげんされていることが多おおい。 本来ほんらい焼却しょうきゃく炉ろではないドラム缶どらむかんを流用りゅうようしているため、使用しように伴ともなう高熱こうねつや風雨ふううにさらされ金属きんぞくが酸化さんかしていき、ボロボロに朽くち果はててゆくことになる。

規制きせい

バーンバレルに詰つめられたゴミ

バーンバレルの使用しようは野焼のやき（野外やがい焼却しょうきゃく）と同列どうれつに扱あつかわれ、禁止きんしもしくは条件じょうけんを満みたした上うえでの許可きょか制せいとなっている。 アメリカでは大気たいき汚染おせんや山やま火事かじの原因げんいんとして使用しようが制限せいげんされ、ワシントン州しゅうやニューヨーク州しゅうのようなエリアでは全面ぜんめん的てきに禁止きんしされている。日本にっぽんでは廃棄はいき物ぶつ処理しょり法ほうにより規制きせいされており、原則げんそく的てきに禁止きんしとなっている。

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