雷電らいでんしょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

雷電らいでんしょう(らいでんしょう)は、かつて存在そんざいした、大相撲おおずもう優秀ゆうしゅう力士りきし表彰ひょうしょうしたしょうである。

1955ねん読売新聞社よみうりしんぶんしゃは、雑誌ざっし大相撲おおずもう」の刊行かんこうと、雷電らいでんためみぎもん主人公しゅじんこうとする尾崎おざき士郎しろう小説しょうせつ雷電らいでん」を「週刊しゅうかん読売よみうり」において連載れんさい開始かいしした。その宣伝せんでんねて、1955ねん3がつ場所ばしょから制定せいていされ、1965ねん11月場所ばしょまでつづいた[1]大相撲おおずもう様々さまざま表彰ひょうしょうなかで、力士りきしかんしたものは雷電らいでんしょう唯一ゆいいつである[2][3]

選考せんこう委員いいんかい決議けつぎまるさんしょうとはことなり、関脇せきわけ以下いか最高さいこう成績せいせきをあげた力士りきし自動的じどうてき受賞じゅしょうする。またどう成績せいせき場合ばあい決定けっていせんおこなわず番付ばんづけ上位じょういもの受賞じゅしょうとなる。最初さいしょ受賞じゅしょうしゃ関脇せきわけ大内山おおうちやま(1955ねん3がつ、13しょう2はい)、最後さいご受賞じゅしょうしゃ前頭まえがしら6まいだいごう1965ねん11月、12しょう3はい)、最多さいた受賞じゅしょうしゃ時津とぎつさん羽黒山はぐろさん豊山とよやまつるみねの4かい

この表彰ひょうしょうは、権威けんいあるものとしてめられ、さんしょう受賞じゅしょうしゃ記念きねん撮影さつえいのときにも、さんしょう受賞じゅしょうしゃのなかで雷電らいでんしょう受賞じゅしょうしたものは、軍配ぐんばいをかたどり、そのうえ雷電らいでん手形てがたりにした記念きねんだて歴代れきだい受賞じゅしょうしゃきざまれたプレートがられる、まわりのもの)をならべて撮影さつえいすることがならわしとなっていた。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 読売新聞よみうりしんぶん2023ねん9がつ6にちづけ朝刊ちょうかんスポーツめん
  2. ^ 雷電らいでんためみぎ衛門えもん寛政かんせい大相撲おおずもう日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい
  3. ^ には協会きょうかい非公式ひこうしきのものとしてきた富士ふじ勝昭かつあき個人こじんてきおくきた富士ふじしょうがある。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]