七なな日にち市し藩はん

七なな日にち市し藩はん（なのかいちはん）は、上野うえの国こく甘楽かんら郡ぐん七日なのか市し（現在げんざいの群馬ぐんま県けん富岡とみおか市し七日なのか市し）を居所きょしょとした藩はん。藩はん庁ちょうは七なな日にち市し陣屋じんやに置おかれた。1616年ねんに前田まえだ利家としいえの五男いつお・前田まえだ利孝としたかが1万まん石せき余あまりで入にゅう封ふうし、以来いらい前田まえだ家かが12代だい250年ねんあまり続つづいて廃藩置県はいはんちけんを迎むかえた^[1]。加賀かが藩はん前田まえだ家か一族いちぞくの外様とざま大名だいみょうではあるが、徳川とくがわ秀忠ひでただの小姓こしょうを務つとめていた利孝としたかが大坂おおさかの陣じんの武功ぶこうにより新知しんちを受うけるという譜代ふだい大名だいみょう的てきな成なり立たちを持もつ^[2]。江戸えど時代じだい中期ちゅうき以降いこう^{[注釈ちゅうしゃく 1]}は上野うえの国こくで唯一ゆいいつの外様とざま大名だいみょうであった。

歴史れきし

前橋まえばし

高崎たかさき

安中あんなか

小幡おばた

↑
下仁田しもにた

藤岡ふじおか

七なな日にち市し

関連かんれん地図ちず（群馬ぐんま県けん）^{[注釈ちゅうしゃく 2]}

七なな日にち市し藩はんの初代しょだい藩主はんしゅは、加賀かが藩はん祖そ前田まえだ利家としいえの五ご男なんの利孝としたかである。

利孝としたかは慶長けいちょう9年ねん（1604年ねん）より江戸えどで芳春よしはる院いん（前田まえだ利家としいえ正室せいしつ・まつ）に養育よういくされた^[2]^{[注釈ちゅうしゃく 3]}。徳川とくがわ秀忠ひでただに小姓こしょうとして仕つかえ、大坂おおさかの陣じんで利孝としたかは徳川とくがわ家かの旗本はたもととして参戦さんせんして武功ぶこうを挙あげたことから、元和がんわ2年ねん（1616年ねん）12月26日にち、七なな日にち市しに1万まん石せき余あまり^{[注釈ちゅうしゃく 4]}の所領しょりょうを与あたえた^[2]。これが七なな日にち市し藩はんの立たて藩はんである。兄あにたちが立たてた富山とやま藩はん（前田まえだ利次としつぐ）や大聖寺だいしょうじ藩はん（前田まえだ利治としはる）とは異ことなり、加賀かが藩はん前田まえだ家かからの分ぶん知ちではなく幕府ばくふからの新しん知ちである。

小しょう藩はんであったため、また天保てんぽうの大だい飢饉ききんなどの天災てんさいも相次あいついだため、本家ほんけである加賀かが藩はんの財政ざいせい的てき援助えんじょを受うけてようやく存続そんぞくするというような状況じょうきょうであった^[2]。歴代れきだい藩主はんしゅの多おおくは駿府すんぷ城じょう・大だい坂城さかきの守備しゅび役やくを務つとめている。

第だい11代だい藩主はんしゅ・利り豁の代だいである天保てんぽう13年ねん（1842年ねん）、藩校はんこう・成なり器き館かんが創設そうせつされた。しかしこの頃ころには七なな日にち市し藩邸はんていが焼失しょうしつするなど、治世ちせいは多難たなんを極きわめた。

慶応けいおう4年ねん（1868年ねん）の戊辰戦争ぼしんせんそうでは新しん政府せいふ側がわに与くみし、会津あいづ藩はんの討伐とうばつに参加さんかした。翌年よくねんの版籍はんせき奉還ほうかんで最後さいごの藩主はんしゅの利昭としあきは知ち藩はん事ごととなる。利昭としあきは成なり器き館かんを文武ぶんぶ学校がっこうと改称かいしょうし、さらに軍務ぐんむ局きょくをはじめとする藩政はんせい改革かいかくを行おこなった。明治めいじ4年ねん（1871年ねん）の廃藩置県はいはんちけんで七なな日にち市し藩はんは廃はい藩はんとなる。その後ご、七日市なぬかいち県けんを経へて、群馬ぐんま県けんに編入へんにゅうされた。

歴代れきだい藩主はんしゅ

前田まえだ家か

外様とざま 1万まん石せき

代だい	氏名しめい	官位かんい	在職ざいしょく期間きかん	享年きょうねん	備考びこう
1	前田まえだ利孝としたかまえだとしたか	従したがえ五ご位い下か大和やまと守まもる	元和がんわ2年ねん - 寛永かんえい14年ねん 1616年ねん - 1637年ねん	44	父ちちは前田まえだ利家としいえ。
2	前田まえだ利とし意いまえだとしもと	従したがえ五ご位い下か右近うこん大夫たいふ	寛永かんえい14年ねん - 貞享ていきょう2年ねん 1637年ねん - 1685年ねん	61
3	前田まえだ利広としひろまえだとしひろ	―	貞享ていきょう2年ねん - 元禄げんろく6年ねん 1685年ねん - 1693年ねん	49
4	前田まえだ利とし慶けいまえだとしよし	―	元禄げんろく6年ねん - 元禄げんろく8年ねん 1693年ねん - 1695年ねん	26
5	前田まえだ利英としひでまえだとしふさ	―	元禄げんろく8年ねん - 宝永ほうえい5年ねん 1695年ねん - 1708年ねん	18	前ぜん藩主はんしゅ利り慶けいの同母どうぼ弟おとうと。
6	前田まえだ利とし理りまえだとしただ	従したがえ五ご位い下か丹後たんご守もり	宝永ほうえい5年ねん - 宝たから暦れき6年ねん 1708年ねん - 1756年ねん	58	実父じっぷは旗本はたもと・前田まえだ孝たかし始はじめ（初代しょだい藩主はんしゅ利孝としたかの孫まご）、実母じつぼは前田まえだ利とし意いの三さん女じょ。
7	前田まえだ利とし尚なおまえだとしひさ	従したがえ五ご位い下か大和やまと守まもる	宝たから暦れき6年ねん - 天明てんめい2年ねん 1756年ねん - 1782年ねん	61
8	前田まえだ利とし見みまえだとしあきら	従したがえ五ご位い下か右近うこん将監しょうげん	天明てんめい2年ねん - 天明てんめい6年ねん 1782年ねん - 1786年ねん	23
9	前田まえだ利とし以まえだとしもち	従したがえ五ご位い下か大和やまと守まもる	天明てんめい6年ねん - 文化ぶんか5年ねん 1786年ねん - 1808年ねん	61	実父じっぷは加賀かが大聖寺だいしょうじ藩はん5代だい藩主はんしゅの前田まえだ利道としみち。
10	前田まえだ利和としかずまえだとしよし	従したがえ五ご位い下か大和やまと守まもる	文化ぶんか5年ねん - 天保てんぽう10年ねん 1808年ねん - 1839年ねん	49	実父じっぷは旗本はたもと・前田まえだ武たけし宣せん（7代だい藩主はんしゅ利り尚ひさしの弟おとうと）。
11	前田まえだ利とし豁まえだとしあきら	従したがえ五ご位い下か丹後たんご守もり	天保てんぽう11年ねん - 明治めいじ2年ねん 1840年ねん - 1869年ねん	55	実父じっぷは越中えっちゅう富山とやま藩はん9代だい藩主はんしゅの前田まえだ利とし幹みき。
12	前田まえだ利昭としあきまえだとしあき	―	明治めいじ2年ねん - 明治めいじ4年ねん 1869年ねん - 1871年ねん	47

陣屋じんやと陣屋じんや町まち

詳細しょうさいは「七なな日にち市し陣屋じんや」を参照さんしょう

七なな日にち市しの陣屋じんや町まちは、前田まえだ家かの入部にゅうぶ間あいだもない時期じきに整備せいびされたとされる^[5]。東西とうざいに走はしる中山道なかせんどう脇わき往還おうかん（下仁田しもにた街道かいどう）を中心ちゅうしんに^[6]、西にしから陣屋じんや・武家ぶけ屋敷やしき・町屋まちやが計画けいかく的てきに配置はいちされた^[7]。武家ぶけ屋敷やしきと町屋まちやの間あいだには石垣いしがきが設もうけられて両者りょうしゃは明確めいかくに区別くべつされた^[6]。土地とちの計測けいそくでも町屋まちやでは曲尺かねじゃくを、武家ぶけ屋敷やしきでは鯨尺くじらじゃくを使つかっていたという^[6]。東ひがし隣となりは富岡とみおか町まち（旗はた本領ほんりょう^[8]）で、境界きょうかいには「一ノ木いちのき戸ど」が設もうけられた^[6]^[9]。

町場ちょうばは5つの町まちからなり、街路がいろも広ひろくとられ^[6]、「七日なのか市し」の名なにふさわしい市場いちば町まちとしての繁栄はんえいが企図きととされたとされる^[10]。しかし、東ひがし隣となりの富岡とみおか町まち（下仁田しもにた街道かいどう富岡とみおか宿やど）が商業しょうぎょう中心ちゅうしん地ちであったために七なな日にち市しの商家しょうかは少数しょうすうにとどまり^[6]、農家のうかの並ならぶ「非ひ都市とし的てき集落しゅうらく^[8]」になった^[5]。1874年ねん（明治めいじ7年ねん）時点じてんで七なな日にち市しには260戸こがあり、職業しょくぎょうの記載きさいがある中なかでは商業しょうぎょう2戸こ・工業こうぎょう7戸こに対たいし農業のうぎょう175戸こであった（なお、士族しぞくが61戸こあった）^[11]。1889年ねん（明治めいじ22年ねん）に七なな日にち市村いちむらは富岡とみおか町まちなどと合併がっぺいし、町村ちょうそん制せいに基もとづく富岡とみおか町まちを発足ほっそくさせている。

政治せいじ

家臣かしん団だん

弘ひろし化か5年ねん（1848年ねん）の分限ぶげん帳ちょうによれば士分しぶんは54家いえである^[12]。知行ちぎょう取とはそのうち8家いえで、200石せき取とりの1家いえを筆頭ひっとうに、150石せき取とり3家いえ、80石せき取とり1家いえ、70石せき取とり3家いえが続つづく^[12]。ほかの46家いえは扶持ふち取とであり^[12]、その下したに足軽あしがるなどがいた^[12]。家老がろう職しょくは保坂ほさか家かが勤つとめ、北きた保坂ほさか家か・南保なんぼ坂さか家かと呼よばれた^[9]。

幕末ばくまつの領地りょうち

上野うえの国こく
- 甘楽かんら郡ぐんのうち - 21村むら

備考びこう

七なな日にち市し藩主はんしゅ家かから加賀かが藩はんの上級じょうきゅう藩士はんし（人ひと持じ組ぐみ）となる事例じれいもあった。前田まえだ利孝としたかの三男さんなん・前田まえだ寄よせ孝こうは「前田まえだ大膳だいぜん家か」、前田まえだ利とし意いの子こ・前田まえだ誠まこと明あきら（のぶあきら）は「前田まえだ兵部ひょうぶ家か」、同おなじく利り意いの子こ・前田まえだ孝たかし效こう（たかのり）は「前田まえだ式部しきぶ家か」を興おこした^[2]。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

^ 明和めいわ4年ねん（1767年ねん）に小幡おばた藩はん織田おだ家かが転出てんしゅつし、譜代ふだいの奥平おくだいら家かに交替こうたい。
^ 赤丸あかまるは本文ほんぶん内ないで藩はん領りょうとして言及げんきゅうする土地とち。青あお丸まるはそれ以外いがい。
^ 利孝としたかの生母せいぼは側室そくしつの明あかり運うん尼あま（明あきら運うん院いん。父ちちは加賀かが一向いっこう一揆いっきの指導しどう者しゃの一人ひとりで石浦いしうらに拠よった山本やまもと家か芸げい^[3]）で、慶安けいあん元年がんねん（1648年ねん）に七なな日にち市しで没ぼっしている^[4]。
^ 寛文ひろふみ4年ねんの調査ちょうさでは12036石せき、貞享ていきょう元年がんねんの調査ちょうさでは13135石せき^{[要よう出典しゅってん]}。

出典しゅってん

^ “七なな日にち市し藩はん”. 日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ). 2022年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 金沢かなざわ市立しりつ玉川たまがわ図書館としょかん 2019, p. 1.
^ “明あかり運うん尼あま”. デジタル版ばん日本人にっぽんじん名めい大だい辞典じてん+Plus. 2022年ねん10月がつ閲覧えつらん。
^ ふるさと歴史れきしウォーク富岡とみおか・七日市なぬかいちコース 2017, p. 9.
^ ^a ^b 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 13.
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 12.
^ 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 11.
^ ^a ^b 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 7.
^ ^a ^b ふるさと歴史れきしウォーク富岡とみおか・七日市なぬかいちコース 2017, p. 3.
^ 中島なかじま義一ぎいち 1962, pp. 12–13.
^ 中島なかじま義一ぎいち 1962, pp. 6–7.
^ ^a ^b ^c ^d 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 6.

参考さんこう文献ぶんけん

中島なかじま義一ぎいち「一いち万まん石せき大名だいみょうの城下町じょうかまち (第だい1報ほう)」『新しん地理ちり』第だい10巻かん、第だい2号ごう、日本にっぽん地理ちり教育きょういく学会がっかい、1962年ねん。doi:10.5996/newgeo.10.2_1。
「ふるさと歴史れきしウォーク富岡とみおか・七日市なぬかいちコース」『ふるさと歴史れきしウォーク』、富岡とみおか市し教育きょういく委員いいん会かい文化財ぶんかざい保護ほご課か、2017年ねん。2022年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。 ^{[信頼しんらい性せい要よう検証けんしょう]}
『平成へいせい29年ねん春季しゅんき展てん七なな日にち市し藩はんと加賀かが藩はん』金沢かなざわ市立しりつ玉川たまがわ図書館としょかん近世きんせい史料しりょう館かん。2022年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。 ^{[信頼しんらい性せい要よう検証けんしょう]}

外部がいぶリンク

日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)『七なな日にち市し藩はん』 - コトバンク
七日なのか市し（前田まえだ大和やまと守利もりとし以） | 大名だいみょう家か情報じょうほう - 武鑑ぶかん全集ぜんしゅう

先代せんだい（上野うえの国こく）	行政ぎょうせい区くの変遷へんせん 1616年ねん - 1871年ねん（七なな日にち市し藩はん→七日市なぬかいち県けん）	次代じだい群馬ぐんま県けん（第だい1次じ）

[3] 明和めいわ4年ねん（1767年ねん）に小幡おばた藩はん織田おだ家かが転出てんしゅつし、譜代ふだいの奥平おくだいら家かに交替こうたい。

[4] 赤丸あかまるは本文ほんぶん内ないで藩はん領りょうとして言及げんきゅうする土地とち。青あお丸まるはそれ以外いがい。

[7] 利孝としたかの生母せいぼは側室そくしつの明あかり運うん尼あま（明あきら運うん院いん。父ちちは加賀かが一向いっこう一揆いっきの指導しどう者しゃの一人ひとりで石浦いしうらに拠よった山本やまもと家か芸げい^[3]）で、慶安けいあん元年がんねん（1648年ねん）に七なな日にち市しで没ぼっしている^[4]。

[8] 寛文ひろふみ4年ねんの調査ちょうさでは12036石せき、貞享ていきょう元年がんねんの調査ちょうさでは13135石せき^{[要よう出典しゅってん]}。

[nipponica_1383212-1] “七なな日にち市し藩はん”. 日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ). 2022年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。

[FOOTNOTE金沢市立玉川図書館20191-2] 金沢かなざわ市立しりつ玉川たまがわ図書館としょかん 2019, p. 1.

[5] “明あかり運うん尼あま”. デジタル版ばん日本人にっぽんじん名めい大だい辞典じてん+Plus. 2022年ねん10月がつ閲覧えつらん。

[FOOTNOTEふるさと歴史ウォーク_富岡・七日市コース20179-6] ふるさと歴史れきしウォーク富岡とみおか・七日市なぬかいちコース 2017, p. 9.

[FOOTNOTE中島義一196213-9] 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 13.

[FOOTNOTE中島義一196212-10] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 12.

[FOOTNOTE中島義一196211-11] 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 11.

[FOOTNOTE中島義一19627-12] 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 7.

[FOOTNOTEふるさと歴史ウォーク_富岡・七日市コース20173-13] ふるさと歴史れきしウォーク富岡とみおか・七日市なぬかいちコース 2017, p. 3.

[FOOTNOTE中島義一196212–13-14] 中島なかじま義一ぎいち 1962, pp. 12–13.

[FOOTNOTE中島義一19626–7-15] 中島なかじま義一ぎいち 1962, pp. 6–7.

[FOOTNOTE中島義一19626-16] 中島なかじま義一ぎいち 1962, p. 6.

[1]

[2]

[注釈ちゅうしゃく 1]

[注釈ちゅうしゃく 2]

[注釈ちゅうしゃく 3]

[注釈ちゅうしゃく 4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[3]

[4]

表ひょう話はなし編へん歴れき大政奉還たいせいほうかんから廃藩置県はいはんちけんまでの間あいだに存在そんざいした藩はん慶応けいおう3年ねん（1867年ねん）旧暦きゅうれき10月がつ - 明治めいじ4年ねん（1871年ねん）旧暦きゅうれき7月がつ
北海道ほっかいどう地方ちほう	松前まさき藩はん（館かん藩はん）
東北とうほく地方ちほう	黒石くろいし藩はん弘前ひろさき藩はん八戸はちのへ藩はん ●○盛岡もりおか藩はん（白石しらいし藩はん → 盛岡もりおか藩はん）盛岡もりおか新田にった藩はん（七なな戸こ藩はん）一関いちのせき藩はん久保田くぼた藩はん（秋田あきた藩はん）秋田あきた新田にった藩はん（岩崎いわさき藩はん）亀田かめだ藩はん本荘ほんじょう藩はん ★矢島やじま藩はん出羽でわ松山まつやま藩はん（松嶺まつみね藩はん）仙台せんだい藩はん鶴岡つるおか藩はん（大泉おおいずみ藩はん）新庄しんじょう藩はん ○長瀞ながとろ藩はん（大網おおあみ藩はん → 龍ヶ崎りゅうがさき藩はん）天童てんどう藩はん ○山形やまがた藩はん（朝日山あさひやま藩はん）上山うえやま藩はん米沢よねざわ藩はん ▲米沢よねざわ新田しんでん藩はん（米沢よねざわ藩はん） ○福島ふくしま藩はん（重原しげはら藩はん）下手渡しもてど藩はん二本松にほんまつ藩はん ○会津あいづ藩はん（斗と南みなみ藩はん）中村なかむら藩はん三春みはる藩はん ○守山もりやま藩はん（松川まつかわ藩はん）磐城いわき平ひら藩はん湯ゆ長谷ながたに藩はん泉いずみ藩はん ○白河しらかわ藩はん（棚倉たなぐら藩はん）
関東かんとう地方ちほう	沼田ぬまた藩はん館林たてばやし藩はん伊勢崎いせざき藩はん前橋まえばし藩はん高崎たかさき藩はん安中あんなか藩はん ●吉井よしい藩はん七なな日にち市し藩はん小幡おばた藩はん大田原おおたわら藩はん黒羽くろは藩はん ○高徳こうとく藩はん（曾我そが野の藩はん） ●喜連川きつれがわ藩はん烏山からすやま藩はん宇都宮うつのみや藩はん壬生みぶ藩はん吹上ふきあげ藩はん佐野さの藩はん足利あしかが藩はん水戸みと藩はん宍戸ししど藩はん笠間かさま藩はん ★松岡まつおか藩はん下館しもだて藩はん下妻しもづま藩はん常陸ひたち府中ふちゅう藩はん（石岡いしおか藩はん） ★志筑しづき藩はん土浦つちうら藩はん ○谷田部やたべ藩はん（茂木もき藩はん）牛久うしく藩はん麻生あそう藩はん結城ゆうき藩はん古河ふるかわ藩はん関宿せきやど藩はん高岡たかおか藩はん小見川おみがわ藩はん多古たこ藩はん佐倉さくら藩はん生実いくみ藩はん鶴牧つるまき藩はん ●請西じょうざい藩はん一宮いちのみや藩はん大多喜おおたき藩はん久留里くるり藩はん飯野いいの藩はん佐貫さぬき藩はん安房あわ勝山かちやま藩はん（加知かち山やま藩はん）館山たてやま藩はん ●船形ふながた藩はん ○岡部おかべ藩はん（半原はばら藩はん）忍にん藩はん岩槻いわつき藩はん川越かわごえ藩はん金沢かなざわ藩はん（六浦むつうら藩はん）荻野おぎの山中さんちゅう藩はん小田原おだわら藩はん
北陸ほくりく・甲信こうしん地方ちほう	村上むらかみ藩はん黒川くろかわ藩はん三日市みっかいち藩はん新発田しばた藩はん村松むらまつ藩はん三根みつね山さん藩はん（峰岡みねおか藩はん）与板よいた藩はん ●長岡ながおか藩はん椎谷しいや藩はん高田たかだ藩はん糸魚川いといがわ藩はん（清崎きよさき藩はん）飯山いいやま藩はん須坂すざか藩はん松代まつだい藩はん上田うえだ藩はん小諸こもろ藩はん岩村田いわむらた藩はん ●田野口たのくち藩はん（竜岡たつおか藩はん）松本まつもと藩はん諏訪すわ藩はん高遠こうえん藩はん飯田いいだ藩はん富山とやま藩はん加賀かが藩はん（金沢かなざわ藩はん）大聖寺だいしょうじ藩はん越前えちぜん勝山かつやま藩はん大野おおの藩はん丸岡まるおか藩はん福井ふくい藩はん鯖江さばえ藩はん ●敦賀つるが藩はん（鞠山まるやま藩はん → 小浜おばま藩はん）小浜おばま藩はん
中部ちゅうぶ地方ちほう	○沼津ぬまづ藩はん（菊間きくま藩はん） ○小島こじま藩はん（桜井さくらい藩はん） ★駿河するが府中ふちゅう藩はん（静岡しずおか藩はん） ○田中たなか藩はん（長尾ちょうび藩はん） ○相良さがら藩はん（小久保こくぼ藩はん） ○掛川かけがわ藩はん（柴山しばやま藩はん → 松尾まつお藩はん） ○横須賀よこすか藩はん（花房はなぶさ藩はん） ○浜松はままつ藩はん（鶴舞つるまい藩はん） ★堀江ほりえ藩はん三河みかわ吉田よしだ藩はん（豊橋とよはし藩はん）田原たはら藩はん岡崎おかざき藩はん西にし大平おおひら藩はん挙母ころも藩はん刈谷かりや藩はん西端せいたん藩はん西尾にしお藩はん ★犬山いぬやま藩はん尾張おわり藩はん（名古屋なごや藩はん）苗木なえぎ藩はん岩村いわむら藩はん郡上ぐじょう藩はん高富たかとみ藩はん加納かのう藩はん大垣おおがき藩はん大垣おおがき新田にった藩はん（野村のむら藩はん） ★今尾いまお藩はん ●高須たかす藩はん（名古屋なごや藩はん）
近畿きんき地方ちほう	長島ながしま藩はん桑名くわな藩はん菰野こもの藩はん神戸こうべ藩はん伊勢いせ亀山かめやま藩はん津つ藩はん久居ひさい藩はん鳥羽とば藩はん宮川みやがわ藩はん彦根ひこね藩はん山上さんじょう藩はん西大路にしおおじ藩はん水口みずぐち藩はん ○三上みかみ藩はん（吉見よしみ藩はん）膳所ぜぜ藩はん ●大溝おおみぞ藩はん淀よどみ藩はん柳生やぎゅう藩はん郡山こおりやま藩はん小泉こいずみ藩はん柳本やなぎもと藩はん芝しば村むら藩はん ★田原本たわらもと藩はん櫛羅くじら藩はん高取たかとり藩はん紀州きしゅう藩はん（和歌山わかやま藩はん） ★紀伊田辺きいたなべ藩はん ★紀伊きい新宮しんぐう藩はん峰山みねやま藩はん宮津みやづ藩はん丹後たんご田辺たなべ藩はん（舞鶴まいづる藩はん）綾部あやべ藩はん山家やまが藩はん福知山ふくちやま藩はん柏原かしわばら藩はん篠山しのやま藩はん園部そのべ藩はん丹波たんば亀山かめやま藩はん（亀岡かめおか藩はん）三田みた藩はん高槻たかつき藩はん麻田あさだ藩はん尼崎あまがさき藩はん丹南たんなん藩はん ●狭山さやま藩はん伯太はくた藩はん岸和田きしわだ藩はん豊岡とよおか藩はん出石いずし藩はん ★村岡むらおか藩はん ★●福本ふくもと藩はん（鳥取とっとり藩はん）三さん草くさ藩はん小野おの藩はん明石あかし藩はん安志あんじ藩はん山崎やまざき藩はん三日月みかづき藩はん林田はやしだ藩はん龍野たつの藩はん姫路ひめじ藩はん赤穂あこう藩はん
中国ちゅうごく地方ちほう	鳥取とっとり藩はん ▲鹿しか奴やつ藩はん（鳥取とっとり藩はん） ▲若わか桜さくら藩はん（鳥取とっとり藩はん）松江まつえ藩はん広瀬ひろせ藩はん母里もり藩はん ●津和野つわの藩はん岡山おかやま藩はん津山つやま藩はん勝山かつやま藩はん（真島ましま藩はん）鶴田つるた藩はん浅尾あさお藩はん庭瀬にわせ藩はん岡田おかだ藩はん足守あしもり藩はん新見にいみ藩はん備中びっちゅう松山まつやま藩はん（高梁たかはし藩はん） ★成羽なりわ藩はん岡山おかやま新田にった藩はん（鴨方かもがた藩はん）岡山おかやま新田にった藩はん（生坂いくさか藩はん）福山ふくやま藩はん広島ひろしま藩はん ▲広島ひろしま新田にった藩はん（広島ひろしま藩はん）長州ちょうしゅう藩はん ★岩国いわくに藩はん ●徳山とくやま藩はん（山口やまぐち藩はん）清末きよすえ藩はん長門ながと府中ふちゅう藩はん（豊浦とようら藩はん）
四国しこく地方ちほう	高松たかまつ藩はん ●丸亀まるがめ藩はん ●多度津たどつ藩はん徳島とくしま藩はん土佐とさ藩はん（高知こうち藩はん） ▲土佐とさ新田にった藩はん（高知こうち藩はん）西条さいじょう藩はん小松こまつ藩はん今治いまばり藩はん伊予いよ松山まつやま藩はん新谷しんたに藩はん大洲おおす藩はん伊予いよ吉田よしだ藩はん宇和島うわじま藩はん
九州きゅうしゅう地方ちほう	○小倉こくら藩はん（香春かわら藩はん → 豊津とよつ藩はん）小倉おぐら新田しんでん藩はん（千束せんそく藩はん）中津なかつ藩はん杵築きつき藩はん日出にっしゅつ藩はん森もり藩はん府内ふない藩はん臼杵きゅうしょ藩はん佐伯さえき藩はん岡おか藩はん延岡のべおか藩はん高鍋たかなべ藩はん佐土原さどわら藩はん飫肥おび藩はん福岡ふくおか藩はん秋月しゅうげつ藩はん久留くる米べい藩はん柳河やなかわ藩はん三池みいけ藩はん蓮池はすいけ藩はん佐賀さが藩はん小城おぎ藩はん唐津からつ藩はん平戸ひらど藩はん ▲平戸ひらど新田にった藩はん（平戸ひらど藩はん）鹿島かしま藩はん大村おおむら藩はん島原しまばら藩はん福江ふくえ藩はん ▲富江とみえ藩はん（福江ふくえ藩はん）対馬つしま府中ふちゅう藩はん（厳原ごんばら藩はん） ○▲肥後ひご新田しんでん藩はん（高瀬たかせ藩はん → 熊本くまもと藩はん）熊本くまもと藩はん ▲宇土うと藩はん（熊本くまもと藩はん）人吉ひとよし藩はん薩摩さつま藩はん（鹿児島かごしま藩はん）
関連かんれん項目こうもく	藩はんの一覧いちらん - 廃藩置県はいはんちけん - ★琉球りゅうきゅう藩はん
藩はん庁ちょうの置おかれた地域ちいきを基準きじゅんに分類ぶんるいしているが、他たの地方ちほうに移転いてんしている藩はんもある。順番じゅんばんは『三さん百ひゃく藩はん戊辰戦争ぼしんせんそう事典じてん』による。明治めいじ期きの変更へんこう: ★＝新設しんせつ、●＝廃止はいし、○＝移転いてん・改称かいしょう、▲＝任にん知ち藩はん事前じぜんに本ほん藩はんに併合へいごう。（）内ないは移転いてん・改称かいしょう・併合へいごう後ごの藩はん名めい。（）のないものは県けんに編入へんにゅう。