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岩田 正巳(いわた まさみ、1893年(明治28年)8月11日[1] - 1988年(昭和63年)3月9日[1])は、日本画家、日本芸術院会員。
新潟県三条市出身[1]。1918年(大正7年)東京美術学校日本画科卒業[1]、東京美術学校日本画研究科入学[1]。松岡映丘に師事する[1]。1921年(大正10年)新興大和絵会を結成し[1]、新興大和絵運動に参加する。1924年(大正13年)第5回帝展に「手向の花」が初入選[1]、1930年(昭和5年)第11回帝展で「高野創世」が特選[1]。1937年(昭和12年)国画院に参加し[1]、新文展にも複数回出品する[1]。1939年(昭和14年)川崎小虎らと日本画院を設立する[1]。1952年(昭和27年)第8回日展運営会参事[1]、1958年(昭和33年)同評議員[1]を務める。1961年(昭和36年)「石仏」により日本芸術院賞受賞[1]。1971年(昭和46年)勲四等旭日小綬章[1]。1977年(昭和52年)日本芸術院会員[1]、1978年(昭和53年)日展顧問[1]。1979年(昭和54年)勲三等瑞宝章受章[1]。1984年(昭和59年)三条市名誉市民[2]。
歴史画を得意とし挿画も手がけた。
- 『花鳥春秋 岩田正巳オリジナル石版画集』毎日新聞社、1979年(昭和54年)
- 『岩田正巳画集』美術出版協会、1983年(昭和58年)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “岩田正巳|東文研アーカイブデータベース”. www.tobunken.go.jp. 国立文化財機構 東京文化財研究所. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “岩田正巳|名誉市民”. www.city.sanjo.niigata.jp. 三条市. 2023年1月18日閲覧。
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太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |