吉田よしだ五十八いそや

吉田よしだ五十八いそや
生誕せいたん	1894年ねん12月19日にち 東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し日本橋にほんばし区く （現在げんざいの東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く日本橋にほんばし）
死没しぼつ	(1974-03-24) 1974年ねん3月24日にち（79歳さい没ぼつ） 東京とうきょう都と
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん校こう	東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこう
職業しょくぎょう	建築けんちく家か
受賞じゅしょう	日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん賞しょう（1952年ねん） 文化ぶんか勲章くんしょう（1964年ねん） 贈おく従したがえ三さん位い、贈おく勲一等くんいっとう瑞宝章ずいほうしょう（1974年ねん、没ぼつ時じ叙位じょい叙勲じょくん）
所属しょぞく	吉田よしだ五十八いそや研究けんきゅう室しつ
建築けんちく物ぶつ	日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん会館かいかん 五島ごしま美術館びじゅつかん 大だい和文わぶん華はな館かん 中宮なかみや寺てら本堂ほんどう 梅原うめはら竜三郎りゅうさぶろう邸やしき

吉田よしだ 五十八いそや（よしだ いそや、1894年ねん（明治めいじ27年ねん）12月19日にち - 1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）3月24日にち）は、昭和しょうわ期きに活躍かつやくし、和風わふうの意匠いしょうである数寄屋すきや建築けんちくを独自どくじに近代きんだい化かした建築けんちく家かである。 東京とうきょう生うまれ。東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこう（現げん・東京芸術大学とうきょうげいじゅつだいがく美術びじゅつ学部がくぶ）卒業そつぎょう。母校ぼこうで教壇きょうだんに立たち、多おおくの後進こうしんを育そだてた。

生涯しょうがい

1894年ねん、東京とうきょう日本橋にほんばしに太田おおた信義のぶよし（太田おおた胃散いさんの創業そうぎょう者しゃ）とトウ（銅どう）の間あいだの5男なん第だい8子しとして生うまれた。父ちちが58歳さいのときの子こだからということで五ご十じゅう八はちと命名めいめいされた。その後ご4歳さいの時ときに父ちちを、中学生ちゅうがくせいの時ときに母ははを亡なくしたため、長兄ちょうけいの妻つまの下したで育そだてられた。1909年ねん、母方ははかたの姓せいが絶たえるのを防ふせぐため養子ようしとして吉田よしだ姓せいを継ついだ。

常盤ときわ尋常じんじょう小学校しょうがっこう、東京とうきょう開成かいせい中学校ちゅうがっこう（現げん・開成かいせい学園がくえん）を卒業そつぎょう。中学ちゅうがく在学ざいがく中ちゅうの同級生どうきゅうせい、久保寺くぼでら保久やすひさ（のち教育きょういく者しゃ）の強つよい勧すすめで建築けんちくを志こころざし、1915年ねん、東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこう図案ずあん科か第だい2部ぶに入学にゅうがくし、岡田おかだ信一郎しんいちろうに学まなぶ。大学だいがくには八はち年ねん在籍ざいせきし、在学ざいがく中ちゅうから住宅じゅうたくや店舗てんぽの設計せっけいを手てがけた。1923年ねんに卒業そつぎょうすると、麻布まふの自宅じたくに「吉田よしだ建築けんちく事務所じむしょ」を開設かいせつした。

1925年ねん、学生がくせい時代じだいから心しん惹ひかれていたドイツ、オランダのモダニズム建築けんちくを見みるため、兄あにの援助えんじょを受うけ、ヨーロッパ、アメリカを廻まわった。この旅行りょこう留学りゅうがくでモダニズム建築けんちくよりも、ヨーロッパ各地かくちに残のこるルネサンス建築けんちく、ゴシック建築けんちくといった古典こてん建築けんちくの方ほうに強つよい感銘かんめいを受うけた。これが吉田よしだの建築けんちく観かんを大おおきく変かえることになる。吉田よしだはヨーロッパの古典こてん建築けんちくについて、その伝統でんとうや民族みんぞく性せいが前提ぜんていにあるからこそ出来でき得えたものであり、日本人にっぽんじんである自みずからには到底とうてい出来でき得えるものではないと考かんがえた。そのことから、日本人にっぽんじんである自みずからにしか作つくり得えない建築けんちくとは何なにかを考かんがえるうち、当時とうじは過去かこの建築けんちく様式ようしきでしかなかった数寄屋造すきやづくりの近代きんだい化かに着目ちゃくもくした。自みずからの建築けんちくの方向ほうこう性せいを定さだめた吉田よしだは中断ちゅうだんしていた設計せっけい業務ぎょうむを再開さいかいすると、縁故えんこ関係かんけいの依頼いらいによる仕事しごとなどをこなしつつ、日本にっぽんの伝統でんとう的てき建築けんちくについて勉強べんきょうを始はじめる。

1930年代ねんだい半なかばから吉田よしだ独自どくじに近代きんだい化かした数寄屋造すきやづくりの住宅じゅうたくを発表はっぴょうし始はじめた（1930年代ねんだいの建築けんちくを参照さんしょう）。吉田よしだの手法しゅほうの主おもなものとして、大壁おおかべ造づくりの採用さいよう、吊つるし束たばと欄間らんまの省略しょうりゃく、荒あら組ぐみ障子しょうじと横よこ棧の障子しょうじの採用さいよう、押込おしごめ戸どの発明はつめい、リシン吹付ふきつけ壁かべ、アルミパイプの下地したじ窓まど等とうの工業こうぎょう生産せいさん材料ざいりょうの採用さいよう、座ざ式しきと椅子いす式しき生活せいかつのレベル差さによる融合ゆうごうなどが挙あげられる。

奇くしくも同どう時期じきに来日らいにち滞在たいざいしたドイツ人じん建築けんちく家かのブルーノ・タウトは、桂かつら離宮りきゅう等とうの数寄屋造すきやづくりの中なかに、モダニズム建築けんちくに通つうじる近代きんだい性せいがあることを評価ひょうかした。これにより、日本にっぽんの建築けんちく界かいにおいても数寄屋すきや建築けんちくが注目ちゅうもくされ始はじめ、その流ながれで吉田よしだの数寄屋すきや建築けんちくも近代きんだい数寄屋すきや建築けんちくと評ひょうされ、広ひろく注目ちゅうもくを集あつめた。1937年ねん結婚けっこん。

1940年代ねんだい以後いごも作品さくひん毎ごとに数寄屋造すきやづくりの近代きんだい化かの手法しゅほうを発展はってんさせ、仕事しごと量りょうも比例ひれいし増ふえていった。1941年ねん、母校ぼこうの東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこうの講師こうしに就任しゅうにん。1944年ねん、東京とうきょうに戦火せんかが及およぶことを恐おそれ、神奈川かながわ県けん二宮にのみや町まちに疎開そかいし、自邸じていを建たてる。

戦後せんごは住宅じゅうたく以外いがいの劇場げきじょう、美術館びじゅつかん、寺院じいんなど、公共こうきょう建築けんちく・大だい規模きぼ建造けんぞう物ぶつの依頼いらい設計せっけいが多おおくなり、自身じしんの手法しゅほうをさらに進展しんてんさせた。1946年ねんから1961年ねんまで東京とうきょう美術びじゅつ学校がっこう教授きょうじゅ（1949年ねんより東京芸術大学とうきょうげいじゅつだいがく）を務つとめた。

1964年ねん秋あきに文化ぶんか勲章くんしょうを受章じゅしょう（建築けんちく家かでは伊東いとう忠太ちゅうたに次つぎ2人にん目め）。1963年ねんから68年ねんまで皇居こうきょ新しん宮殿きゅうでんの造営ぞうえい顧問こもんを務つとめた。

1974年ねんに結腸けっちょうがんにより死去しきょ。享年きょうねん79。ワシントンの日本にっぽん大使たいし公邸こうていが遺作いさくとなった。没後ぼつごの1976年ねんより、功績こうせきを記念きねんし吉田よしだ五十八いそや賞しょうが設もうけられた。墓所はかしょは多磨たま霊園れいえん。

受賞じゅしょう等とう

• 1952年ねん　日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん賞しょう
• 1954年ねん　日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん会員かいいん
• 1960年ねん　メキシコ建築けんちく家か協会きょうかい名誉めいよ会員かいいん
• 1964年ねん　文化ぶんか勲章くんしょう
• 1968年ねん　アメリカ建築けんちく家か協会きょうかい名誉めいよ会員かいいん
• 1974年ねん　贈おく従したがえ三さん位い、贈おく勲一等くんいっとう瑞宝章ずいほうしょう（没ぼつ時じ叙位じょい叙勲じょくん）

建築けんちく作品さくひん

• 
  歌舞伎座かぶきざ
  現在げんざいは解体かいたい・改築かいちく
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  日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん会館かいかん
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  五島ごしま美術館びじゅつかん
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  大だい和文わぶん華はな館かん
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  成田山新勝寺なりたさんしんしょうじ本堂ほんどう
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  中宮なかみや寺てら本堂ほんどう
• 
  満願寺まんがんじ
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  外務省がいむしょう飯倉いいくら公館こうかん

• 1919年ねん　吉井よしい邸てい 現存げんそんせず
• 1922年ねん　大木たいぼく邸てい 現存げんそんせず
• 1925年ねん　志水しみず邸てい 現存げんそんせず
• 1925年ねん　渡辺わたなべ邸てい 現存げんそんせず
• 1927年ねん　遠山とおやま商店しょうてん 現存げんそんせず
• 1928年ねん　今井いまい邸てい増築ぞうちく 現存げんそんせず
• 1928年ねん　吉住よしずみ小しょう三蔵さんぞう邸てい 現存げんそんせず
• 1928年ねん　丹たん平ひら商会しょうかい東京とうきょう支店してん 現存げんそんせず
• 1929年ねん　藤澤ふじさわ商店しょうてん東京とうきょう支店してん 現存げんそんせず
• 1930年ねん　黒田くろだ邸てい 現存げんそんせず
• 1931年ねん　関谷せきや邸てい 現存げんそんせず
• 1932年ねん　太田おおた信義のぶよし薬やく房ぼう工場こうじょう 現存げんそんせず
• 1932年ねん　鏑木かぶらき清方きよかた邸やしき 現存げんそんせず
• 1932年ねん　吉住よしずみ小しょう三蔵さんぞう別邸べってい 現存げんそんせず
• 1933年ねん　稀まれ音おん家か六ろく四よん郎ろう邸やしき 現存げんそんせず
• 1934年ねん　小林こばやし古径こけい邸てい・画室がしつ （小林こばやし古径こけい記念きねん美術館びじゅつかんに移築いちく／新潟にいがた県けん上越じょうえつ市し）
• 1936年ねん　山川やまかわ秀峰しゅうほう画室がしつ（東京とうきょう都と品川しながわ区く／現存げんそんせず）
• 1936年ねん　川合かわい玉堂きょくどう邸やしき・画室がしつ（東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く／現存げんそんせず）
• 1936年ねん　杵きね屋や六ろく左衛門さえもん別邸べってい （静岡しずおか県けん熱海あたみ市し）
• 1939年ねん　松島まつしまニューパークホテル（宮城みやぎ県けん松島まつしま町まち／1940年ねんに焼失しょうしつし、現存げんそんせず）
• 1940年ねん　料亭りょうてい 新喜楽しんきらく （東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く築地つきじ／1962年ねんほか度々たびたび改修かいしゅう）
• 1940年ねん　惜櫟荘そう 岩波いわなみ茂雄しげお別邸べってい （熱海あたみ市し）
• 1943年ねん　旧きゅう山川やまかわ秀峰しゅうほう邸やしき （神奈川かながわ県けん中郡なかぐん二宮にのみや町まち）
• 1944年ねん　料亭りょうてい 浮月（静岡しずおか市し葵あおい区く／焼失しょうしつ、現存げんそんせず）
• 1944年ねん　自邸じてい （神奈川かながわ県けん二宮にのみや町まち）
• 1951年ねん　歌舞伎座かぶきざ復興ふっこう修築しゅうちく （中央ちゅうおう区く銀座ぎんざ／2010年ねんに解体かいたい、外観がいかんのみ現存げんそん）
• 1952年ねん　梅原うめはら龍三郎りゅうさぶろう画室がしつ（新宿しんじゅく区く市ヶ谷いちがや／山梨やまなし県けん清春きよはる芸術げいじゅつ村むらに移築いちく）
• 1952年ねん　料亭りょうてい 政せい林りん（港みなと区く赤坂あかさか／現存げんそんせず）
• 1954年ねん　山口やまぐち蓬春ほうしゅん画室がしつ （現げん・山口やまぐち蓬春ほうしゅん記念きねん館かん／神奈川かながわ県けん葉山はやま町まち）
• 1955年ねん　大阪おおさか文楽ぶんらく座ざ （大阪おおさか市し／現存げんそんせず）
• 1955年ねん　吉住よしずみ小三郎こさぶろう邸やしき（千代田ちよだ区く／現存げんそんせず）
• 1957年ねん　大だい東亜とうあ戦争せんそう戦没せんぼつ者しゃ慰霊いれい塔とう （長崎ながさき県けん佐世保させぼ市し）
• 1958年ねん　明治めいじ座ざ復興ふっこう増ぞう改築かいちく（中央ちゅうおう区く日本橋にほんばし浜町はまちょう／1990年ねんに解体かいたい）
• 1958年ねん　梅原うめはら龍三郎りゅうさぶろう邸てい （新宿しんじゅく区く／現存げんそんせず）
• 1958年ねん　日本にっぽん芸術げいじゅつ院いん会館かいかん （台東たいとう区く上野公園うえのこうえん）
• 1959年ねん　清水しみず市し忠霊ちゅうれい塔とう（静岡しずおか市し清水しみず区く）
• 1960年ねん　五島ごしま美術館びじゅつかん （世田谷せたがや区く上野毛かみのげ）
• 1961年ねん　大だい和文わぶん華はな館かん （奈良なら市し学園南がくえんみなみ）
• 1961年ねん　新橋しんばし演舞えんぶ場じょう増築ぞうちく （東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く／1979年ねんに解体かいたい）
• 1961年ねん　玉堂きょくどう美術館びじゅつかん （東京とうきょう都と青梅おうめ市し）
• 1961年ねん　料亭りょうてい吉兆きっちょう 改築かいちく （中央ちゅうおう区く銀座ぎんざ）
• 1961年ねん　吉田よしだ茂しげる邸やしき （神奈川かながわ県けん大磯おおいそ町まち／度々たびたび増ぞう改築かいちく、焼失しょうしつ後ごに大磯おおいそ城山しろやま公園こうえん・大磯おおいそ町まち郷土きょうど資料しりょう館かんで再建さいけん）
• 1962年ねん　吉屋よしや信子のぶこ邸やしき （現げん・吉屋よしや信子のぶこ記念きねん館かん／鎌倉かまくら市し長谷ながたに）
• 1962年ねん　北澤きたざわ会館かいかん （現げん・諏訪すわ市し文化ぶんかセンター／長野ながの県けん諏訪すわ市し）
• 1963年ねん　ローマ日本にっぽん文化ぶんか会館かいかん（イタリア・ローマ）
• 1963年ねん　東京とうきょうヒルトンホテル（千代田ちよだ区く永田町ながたちょう、2006年ねん解体かいたい）
• 1964年ねん　国立こくりつ教育きょういく会館かいかん （千代田ちよだ区く霞かすみが関せき、2004年ねん解体かいたい）
• 1964年ねん　太融寺たいゆうじ正門せいもん （大阪おおさか市し北きた区く）
• 1964年ねん　料亭りょうてい 岡崎おかざきつる家か （京都きょうと市し左京さきょう区く／2021年ねん休業きゅうぎょう解体かいたい）
• 1965年ねん　北村きたむら邸てい （京都きょうと市し上京かみぎょう区く／北村きたむら美術館びじゅつかん隣接りんせつ）
• 1965年ねん　大阪おおさかロイヤルホテル(大阪おおさか市し北きた区く中之島なかのしま、度々たびたび増ぞう改築かいちく）
• 1966年ねん　村上むらかみ開ひらく新堂しんどう （東京とうきょう都と千代田ちよだ区く）
• 1966年ねん　S・Tビル （東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く）
• 1967年ねん　善光寺ぜんこうじ燈籠とうろう （長野ながの県けん長野ながの市し）
• 1967年ねん　猪俣いのまた邸てい （現げん・猪俣いのまた庭園ていえん／世田谷せたがや区く成城せいじょう）
• 1968年ねん　成田山新勝寺なりたさんしんしょうじ本堂ほんどう （千葉ちば県けん成田なりた市し）
• 1968年ねん　中宮なかみや寺てら本堂ほんどう （奈良なら県けん斑鳩いかるが町まち）
• 1969年ねん　岸きし信介しんすけ邸やしき （現げん・東山ひがしやま旧きゅう岸きし邸てい／静岡しずおか県けん御殿場ごてんば市し）
• 1970年ねん　満願寺まんがんじ （世田谷せたがや区く等々力とどろき）
• 1970年ねん　日本にっぽん万国博覧会ばんこくはくらんかい松下まつした館かん （大阪おおさか府ふ吹田すいた市し／現存げんそんせず）
• 1972年ねん　外務省がいむしょう飯倉いいくら公館こうかん・外交がいこう史料しりょう館かん （港みなと区く麻布台あざぶだい）
• 1972年ねん　旧きゅう三越みつこしシルバーハウス（現げん・駒澤大学こまざわだいがく深沢ふかさわ校舎こうしゃ／世田谷せたがや区く）
• 1972年ねん　秩父宮ちちぶのみや邸やしき（港みなと区く元赤坂もとあかさか／現在げんざいの秋篠宮あきしののみや邸やしき表ひょう公おおやけ室しつ棟とう）
• 1973年ねん　大阪おおさかロイヤルホテル新館しんかん （現げん・リーガロイヤルホテルタワーウイング／大阪おおさか市し）
• 1973年ねん　霊友会れいゆうかい弥勒みろく山さん廟びょう （静岡しずおか県けん東伊豆ひがしいず町まち）
• 1977年ねん　在ざい米べい日本国にっぽんこく大使たいし公邸こうてい（アメリカ・ワシントン）

著書ちょしょ

• 『饒舌じょうぜつ抄しょう』作品さくひん集しゅう編集へんしゅう委員いいん会かい編へん、新建築社しんけんちくしゃ、1980年ねん
  • 『饒舌じょうぜつ抄しょう』中公ちゅうこう文庫ぶんこ、2016年ねん。解説かいせつ佐伯さえき泰やすし英えい

作品さくひん集しゅう・評伝ひょうでん

• 『現代げんだい日本にっぽん建築けんちく家か全集ぜんしゅう3　吉田よしだ五十八いそや』三さん一いち書房しょぼう、1978年ねん
• 『吉田よしだ五十八いそや作品さくひん集しゅう』編集へんしゅう委員いいん会かい編へん、新建築社しんけんちくしゃ、改訂かいてい版ばん1980年ねん・1987年ねん
• 砂川すなかわ幸雄ゆきお 『建築けんちく家か 吉田よしだ五十八いそや』晶文社しょうぶんしゃ、1991年ねん
• 『吉田よしだ五十八いそやとその流ながれ』和風わふう建築けんちく社しゃ企画きかく・編へん、学芸がくげい出版しゅっぱん社しゃ、1993年ねん
• 富永とみなが讓ゆずる 『吉田よしだ五十八いそや自邸じてい／吉田よしだ五十八いそや』東京書籍とうきょうしょせき、2014年ねん
• 藤森ふじもり照あきら信しん・田野たの倉くら徹也てつや『五十八いそやさんの数寄屋すきや』鹿島かしま出版しゅっぱん会かい、2020年ねん

余談よだん

• 長唄ながうたは玄人くろうとはだしであった。「建築けんちくは凍こおれる音楽おんがく」という言葉ことばをもじり「日本にっぽん建築けんちくは凍こおれる長唄ながうた」と言いったという。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『吉田よしだ五十八いそや作品さくひん集しゅう』新建築社しんけんちくしゃ、1980年ねん
• 砂川すなかわ幸雄ゆきお『建築けんちく家か 吉田よしだ五十八いそや』晶文社しょうぶんしゃ、1991年ねん