シカ
シカ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アカシカ Cervus elaphus
| ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
Cervidae Goldfuss, 1820 |
シカ(
特徴
[オスは
分類
[シカ
- シカ
亜 科 Cervinae Goldfuss, 1820- ホエジカ
族 Muntiacini Pocock, 1923 - シカ
族 Cervini Goldfuss, 1820
- ホエジカ
- オジロジカ
亜 科 Capreolinae Brookes, 1828- ヘラジカ
族 Alceini Brookes, 1828 - ノロジカ
族 Capreolini Brookes, 1828 - オジロジカ
族 Odocoileini Pocock, 1923- †Pavlodaria
- トナカイ
属 Rangifer - トナカイのみ - オジロジカ
属 Odocoileus - オジロジカ、ミュールジカなど - アメリカヌマジカ
属 Blastocerus - アメリカヌマジカのみ - ゲマルジカ
属 Hippocamelus - マザマ
属 Mazama - アカマザマ等 - パンパスジカ
属 Ozotoceros - パンパスジカのみ - プーズー
属 Pudu - プーズー、オナシプーズー
- ヘラジカ
なお、カモシカはウシ
ニホンジカ
[なお、ニホンジカは、
関連 する文化
[伝説 ・逸話
[- ギリシア
神話 では、月 の女神 アルテミスの水浴 を見 たアクタイオーンが鹿 に姿 を変 えられている。 道教 の伝承 に登場 する仙人 がしばしば乗 騎 とするのが白 鹿 である。太 上 老 君 は青 牛 を乗 騎 とするが、白 鹿 を乗 騎 としたという伝承 もある。- トナカイは
古来 ソリを引 く使役 や荷役 にも利用 され、クリスマスにサンタクロースのソリを引 く『赤鼻 のトナカイ』の伝説 にもなった。 鹿島 神宮 ・春日大社 などで神 使 とされる。古事記 において、オオクニヌシに国 譲 りをさせる際 、アマテラスは使者 としてアメノオハバリを選 び、その伝令 にアメノカク(天 迦久)を派遣 したとあり、このアメノカクが鹿 の神 とされる(「迦久」は鹿児 を意味 する)[2]。アメノオハバリは自分 の代 わりに息子 のタケミカヅチをオオクニヌシのもとに差 し向 け国 譲 りを承諾 させるが、このタケミカヅチが鹿島 神宮 の祭神 であり、その後 平城京 鎮護 のために春日大社 にも分霊 された。鵯越 :12世紀 末 、治 承 ・寿 永 の乱 (源平 合戦 )の折 りに一ノ谷 に陣 を構 えた平家 の軍 を攻 めるため源 氏 は、海岸 沿 いから正面 を攻 める軍勢 と背後 の山地 から奇襲 を行 う軍勢 の二 手 に分 かれた。源義経 率 いる奇襲 部隊 が目指 した平 氏 の背後 の山 は「鵯越 (ひよどりごえ)」と呼 ばれる崖 のごとき急坂 で、とても軍 の主軸 である騎馬 を下 ろせるルートではないと思 われた。しかし現地 の者 からこの鵯越 をシカが通 っていることを聞 いた義経 は「鹿 も四 つ足 、馬 も四 つ足 、鹿 が越 す坂 ならば、馬 も越 せぬ道理 はない」とこの急坂 を駆 け下 りるよう軍勢 に指示 した。これが「鵯越 の逆 落 とし」である。このルートからの奇襲 など全 く念頭 になかった平家 は3千 騎 とも言 われる源氏 の奇襲 に慌 てふためき、一気 に総崩 れとなった。ただし現在 の六甲山 には鹿 は生息 していない。また過去 に生息 していたかどうかも不明 。児玉 党 の武士 である富田 親 家 は、和田 合戦 時 、和田 氏 軍 に味方 し、幕府 軍 に捕 えられるも、源実朝 の御前 で奥州 産 の大鹿 の角 を一 度 に2本 へし折 る力 芸 を見 せたことで、助命 され、領地 まで与 えられている。鹿 の遠音 :古来 。鹿 の遠音 を愛 でるのは、文化 人 ・風流 人 の嗜 みであった。1835年 (天保 6)刊行 の『鳩翁 道話 』(柴田 鳩翁 口述 )にはこんな逸話 が載 る。ある秋 の夜 、男 数 人 が連 れ立 って知 り合 いの和尚 のいる山寺 を訪 ね、鹿 の音 を愛 でる酒宴 を催 した。和歌 を詠 んだり詩 を作 ったりして待 ち侘 びたが、その夜 に限 って鹿 が一向 に鳴 かない。そのうち、ひとりが「ウチの二 十 二 歳 の息子 ときたら、遊 所 通 いばかりして商売 は上 の空 。先行 きが心配 で、今宵 の酒 は飲 んでも飲 んでもちっとも酔 えない」と愚痴 った。すると別 の男 は「あなたの稼 いだ銭 金 を実 の息子 さんがお使 いになる、大 いに結構 じゃございませんか。あたしなぞは長年 、信 をおいてきた使用人 に、つい先 ごろ店 の金 を持 ち逃 げされました」と嘆 いた。これを聞 いた別 のひとりは「所詮 カネで解決 できるんだから、お二 人 はまだマシですよ。ウチは嫁 姑 の仲 が悪 く、間 に立 たされた私 は毎日 辛 くて・・・」と号泣 した。やがて、ある人 がはっと我 に返 り「皆 さん、私 たちはこんな話 をするために今宵 ここへ集 まったのではありません。それにしても、いつになったら鹿 が鳴 いてくれるのか」とぼやきながら障子 を開 けると、庭 には一 頭 の大鹿 がぬっと立 っていた。驚 いた男 が「お前 さん、ここで一体 何 をしておる?」と訊 ねると、大鹿 が言 うには「人間 がなくのを聴 いておりました。」本多 忠勝 -鹿 の角 を象 った「鹿角 脇立 兜 」で知 られる。
創作 等
[- 『バンビ』- フェーリックス・ザルテン
作 の童話 およびディズニーのアニメ。転 じて、仔 鹿 の俗称 としても用 いられる。 - 『
子鹿 物語 』- マージョリー・キナン・ローリングス作 の児童 文学 および1946年 のアメリカ映画 、1983年 (昭和 58年 )の日本 のアニメ - 『
仔 鹿 物語 』-釧路 湿原 を舞台 とした1991年 (平成 3年 )の日本 映画 - 『
片耳 の大 シカ』(椋 鳩 十 ) - 『シートン
動物 記 -サンドヒル・スタッグ-』(谷口 ジロー/シートン) - しかお、しかこ、アントン - Jリーグ・
鹿島 アントラーズのマスコット - 『
鹿 男 あをによし』 -万城目 学 作 のファンタジー小説 およびそれを基 にした2008年 (平成 20年 )のテレビドラマ - 『しかのこのこのここしたんたん』(おしおしお
作 の漫画 作品 および2024年 のテレビアニメ) - CI-CA -
奈良交通 で使用 できるIC交通 カード - 『
奈良 の春日野 』 -吉永 小百合 が歌唱 した楽曲 。 - しずてつジャストライン
小鹿 営業 所 -営業 所 の所在地 の知名 に因 み、営業 所 のペットマークに鹿 が描 かれている 日本 の道路 標識 では警戒 標識 として「動物 が飛 び出 すおそれあり」の標識 にシカのシルエットがデザインされている。
派生 した俗語
[利用
[鹿 肉
[皮革
[また、
鹿角
[見 ることのできる名所
[衝突 事故
[シカと
シカと
出典
[
- ^ Gilbert, Clément and Ropiquet, Anne and Hassanin, Alexandre (2006). “Mitochondrial and nuclear phylogenies of Cervidae (Mammalia, Ruminantia): systematics, morphology, and biogeography”. Molecular Phylogenetics and Evolution 40 (1): 101-117. doi:10.1016/j.ympev.2006.02.017.
- ^ デジタル
版 日本人 名 大 辞典 +Plus『天 迦久神 』 - コトバンク。2017年 5月 16日 閲覧 。 - ^ a b c d
宮坂 敦子 著 、竹内 健 監修 『増補 改訂 レザークラフトの便利 帳 』誠 文 堂 新光 社 、2019年 、26頁 。 - ^ “
誘 鹿 材 [ユクル]”.受賞 対象 一覧 . Good Design Award.公益 財団 法人 日本 デザイン振興 会 . 2018年 11月28日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2018年 11月28日 閲覧 。 - ^ “
線路 内 侵入 防止 システム「シカ踏切 」がグッドデザイン賞 を受賞 ”.乗 り物 ニュース. (2017年 11月4日 ) 2020年 6月 27日 閲覧 。
関連 項目
[外部 リンク
[- 『
芸術 資料 .第 三 期 第 十 册 「鹿 」金井 紫雲 編 (芸 艸 堂 , 1941)』 -国立 国会図書館 デジタルコレクション - 『シカ』 - コトバンク