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太平御覽 : 時序部十四 - Chinese Text Project
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ときじょじゅうよん

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元日がんじつ

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1 元日がんじつ:
しょ》曰:正月しょうがつうえ,受終于文うえ朔日さくじつ也。おわりいい堯終帝位ていいことぶんしゃ,堯,文德ふみのり祖廟そびょう
また曰:正月しょうがつ元日がんじつ,受格于文つきただし正月しょうがつ元日がんじつうえ也。しゅんふく堯喪さんねん畢即せいふく至文しぶん祖廟そびょうつげ
また曰:正月しょうがつついたちだん受命じゅめい于神むね受舜おわりごとめいじかみはじめぶん宗廟そうびょうげんしんみこと也。りつ百官若帝之初。じゅんしゅんはつ帝位ていい故事こじ奉行ぶぎょう

2 元日がんじつ:
漢書かんしょ正月しょうがつついたちさいくび立春りっしゅんよんくび
また曰:あいみかどあわびせん以正だん日蝕にっしょく地震じしんせん上書うわがき曰:「陛下へいかちちごとてんははごとやしなえ庶人。こんちち虧明,はは震動しんどうなまりごと三朝みささはじめしょうみん正月しょうがつ朔日さくじつぞくうつわやぶなおあくきょう虧缺乎?」さんあさにちつきとし也。

3 元日がんじつ:
ひがしかんかん》曰:戴憑,なかためさむらいちゅうせいだん朝賀ちょうがひゃく僚畢かいみかどれい群臣ぐんしんのう說經せっきょうさらしょう難詰なんきつよしゆう不通ふつう,輒奪其席,以益どおりしゃ。憑遂おもすわじゅうせき

4 元日がんじつ:
こう漢書かんしょ》曰:ちんしょうはいさむらい時正ときまさだん朝賀ちょうが大將軍だいしょうぐんはり威儀いぎ不整ふせいしょうそう冀恃不敬ふけい,請收ざい時人じじん

5 元日がんじつ:
ぞく漢書かんしょ》曰:えいひらよんねんみことのり曰:「らいみずひでり饑饉ききんゆう軍旅ぐんりょせいだんひね朝賀ちょうが。」
また曰:とし正日じょんいるため大朝おおあさしゃ受賀,其儀よるつきななこくかね受賀及贄,おおやけこう璧,ちゅうせんせき羔,せんろくひゃくせきかりよんひゃくせきやめ以下いか雉。百官ひゃっかん賀正がしょうがつせんせき已上いじょう上殿かみどのたたえまんさい,舉觴御座ぎょざまえつかさそらたてまつあつものだいつかさみのりたてまつめしそうしょく舉之らく百官ひゃっかん受賜,うたげいん大作たいさくらく

6 元日がんじつ:
しょりゃく》曰:たて安中あんなかりゅう邵為けい吏詣もとふとしげんせいだんとう日蝕にっしょく。邵時ざい荀彧しょすわしゃすうじゅうにんあるうんとう廢朝はいちょうあるうんむべ卻會,邵曰:「あずさまこと、禆灶,いにしえりょうなおうらない水火すいか,錯失てんしかのり聖人せいじんたれせい不為ふためへん廢朝はいちょう禮者れいしゃあるわざわいきえふくある推術謬誤也。」彧善其言,敕朝かい如故。またしょく

7 元日がんじつ:
臧榮いとぐちすすむしょ》曰:くまどお曰:くつはし元日がんじつせいはじめはつ有識ゆうしき於是かん禮樂れいがくさかえ耳目じもくたかし玩弄がんろうこう
また曰:すすむもとかいしつらえしろじゅうだる於殿じょうたるぶたじょうほどこせしろじゅうわか有能ゆうのうけんじ直言ちょくげんしゃのりはつ此樽飲酒いんしゅあんれいしろじゅうだる乃杜舉之のこしき也。ためしろじゅうかんきさきだい所為しょいしめせ忌憚きたん也。

8 元日がんじつ:
すすむ》曰:みなみつばめ慕容ちょうまつねんせいかい群臣ぐんしん于正殿どのぽう奏樂そうがくちょう嘆,きょくおわりやめ。其年ためそう高祖こうそしょとりこ

9 元日がんじつ:
沈約《そうしょ》曰:舊時きゅうじさいついたち常設じょうせつあし茭、もも梗、はりつけ雞于みやひゃくてらもん,以禳惡氣わるぎ
また曰:こうたけみかど大明だいめいねんただし月旦げったんゆき江夏えなつおうよしきょう以衣うけたまわゆきさくろく出花でばなしん以為みずみかどだいえつ
また曰:げん嘉三よしぞうじゅうねんただし月旦げったんうえあさ萬國ばんこくひら旦東だんひがしみなみゆう青黑あおぐろ雲氣うんき非常ひじょうこうすうたけきたくつがえうつ宮上みやうえ

10 元日がんじつ:
きたひとししょ》曰:神武じんむすんでひら并州,しかしゅちょうきた保秀やすひで營,かみ武揚ぶようごえ討兆,既出きしゅつ而止しゃすうよんちょうだる神武じんむ揣其としくびとう宴會えんかい竇泰以精かさねいちにちいち夜行やこうさんひゃく神武じんむつぎいたり。兆軍人因宴饗休息驚走,とげやぶこれちょう自殺じさつ
また曰:ちょう華原かはらため兗州刺史ししごくゆうけいしゅう,乃謂曰:さんげんはじめねんきょう幽閉ゆうへいこんきゅうかりにちあしとくてん謁親ぞくつきとうかえ也。しゅうはておう而至。

11 元日がんじつ:
はりしょ》曰:てんかんじゅうよんねん正月しょうがつついたちだんこう臨軒かんむり太子たいし太極たいきょく殿どの舊制きゅうせい太子たいしちょとおゆうかんむりきむ蟬翠緌纓,いたりべつ昭明しょうめい太子たいしかんむりきむひろし山冠やまかんむり,以太子たいし姿容しようぜん舉止也。

12 元日がんじつ:
とうしょ》曰:貞元さだもとろくねん正月しょうがつつちのえいぬついたちさき有司ゆうしそう元日がんじつ太陽たいよう虧,とげやめ朝會ちょうかい至時よしときしょくひゃく僚稱
また曰:てんきさきあさおうかたけいつげさくただし曰:「こん每歲まいさいくび元日がんじつつう天宮てんぐう受朝,讀時れいぬの政事せいじきょうかん九品以上諸州朝集使等,咸列于庭,此聽ついたちれい畢,而合於《しゅうあや》《玉藻たまもぶん矣。
また曰:しんぞく以元はい日月じつげつしん

13 元日がんじつ:
えきどおりけん》曰:正月しょうがつ五更ごこうにんせい衣冠いかん,于家庭かていちゅうばくちくじょう雞子,あるちりばめしょく于戶じょういや不祥ふしょう也。

14 元日がんじつ:
尚書しょうしょ大傳だいでん》曰:正月しょうがつうえ,受終于文ざい璇璣だま衡,以齊ななせい。璇璣しゃなに也?つて曰,璇者,かえ也,璣者,いく也,ほろ也,其變微微びび,而所どうしゃだいいい璇璣。璇璣いい北極ほっきょく。受謂しゅん也;じょう元日がんじつ也。
また曰:なつ孟春もうしゅんためただしいん季冬きとうためただししゅう仲冬ちゅうとうためただしなつ以平いたいらだんためついたちいん以雞鳴ためついたちしゅう夜半やはんためついたちさんがつためせいしゃ萬物ばんぶつひとし,莫適しょりつ必以うし三微月三正之相承若連環也。
また曰:しゅう以至どういん以萌,なつ以芽。いいさんおう正也まさやいたりいい冬至とうじぶつどう也。ものゆうさんへんせいしょく有三ゆうぞうてんゆうさんせいさんあやとき生者しょうじゃ,怕異しゅう以日いたりためただしいん以日いたりさんじゅうにちためただしなつ以日いたりろくじゅうにちためただしてんゆうさんすべゆうさんせいすべみず也。すべしゃ所以ゆえんじょせい也。さんせいしゃ所以ゆえんすべてん也。さん統三とうぞう正也まさやわか連環れんかんしゅうそくまたはじめきゅうそくはんほん也。なつ孟春もうしゅんためせいしゃかたち也。

15 元日がんじつ:
春秋しゅんじゅうかんせい》曰:ひとみつるがつたてとらものせいはしいいこれにんすべなつ以為ただし漢書かんしょうん,於律ふとしまぶしためじんみつる也。

16 元日がんじつ:
白虎びゃっこどおり》曰:せいさく有三ゆうぞうなにいいおっとてんゆうさんほろこれがつ也。さんほろしゃなにげん陽氣ようきはじめほどこせ黃泉よみ而未じょう也。じゅう一月陽氣始養黃泉之下,萬物皆赫赫然感陽之氣也。しゅうため天正てんしょういろなおあか十二月じゅうにがつこれ萬物ばんぶつきば而白,いんためせいしょくなおしろ正月しょうがつとき,萬物始達孚甲而出,みなくろにんとくりょくなつためじんせいしょくなおくろ也。きさきひとさんがつためせいしゃ,以其萬物ばんぶつひとし,莫有しょりつ必以さんほろつき也。

17 元日がんじつ:
かんかん》曰:せい月旦げったん天子てんし德陽とくよう殿どの臨軒,公卿くぎょう大夫たいふ百官ひゃっかんかく陪位朝賀ちょうが,蠻貊えびす朝貢ちょうこう必見ひっけんぞくぐんけい吏皆陛覲。
また曰:元日がんじつ朝賀ちょうが三公みつきみはい璧,殿上てんじょうけんじことぶき觴。
また曰:正月しょうがつついたち,三公奉璧上殿向御面北。ふとつねさん曰:皇帝こうていためさんおおやけきょう三公みつきみふく皇帝こうていすわ,乃前進ぜんしん璧。古語こご曰,すわのりおこり,此之いい也。

18 元日がんじつ:
りゃく》曰:せいはじめ元年がんねん南風みなみかぜ大起だいきすうじゅうにちはつおりじゅどう太極たいきょく殿どのひがしかくせいだん大會たいかいまた甚,かたぶけはいあん,曹爽はた誅之せい也。

19 元日がんじつ:
てんりゃく》曰:あかりみかど使博士はかせうまひとしさくみなみしゃみずてんひゃくおどけ正月しょうがつあさみやつこきょじゅうさかなりゅう曼延,ろうたおせ,備如かん西京にしぎょう故事こじ

20 元日がんじつ:
すすむ起居ききょちゅう》曰:ふとしはじめ元年がんねんみことのり曰:「ちん遭憫きょうたてまつうけたまわひろしぎょう追慕ついぼ罔極,正日じょんいる雖當受朝,其伎たのし一切いっさい,勿有しょしつらえまた殿しんがりぜんはん宇及文武ぶんぶなるとばりちょうぞくみな須施。
また曰:ふとしはじめよんねん正月しょうがつうえ臨軒あさ群臣ぐんしん于太ごくぜん殿しんがりみことのり安平あびらおう輿こししゃます殿どのうえむかえはい于阼かいおうすわうえおやたてまつ上壽じょうじゅみな如家じんれいおうはいうえみな跪而どめ
また曰:永和えいわ元年がんねん正月しょうがつからしついたちあめかいかぶといぬ皇太后こうたいごうとう太極たいきょくまえ殿どのほどこせしゃ幃鄣,あずかうわ臨向群臣ぐんしん
また曰:咸康よんねん尚書しょうしょ倉部くらべそうあげしゅう調ちょうえびすまいいちしょういたり五斗正旦進御,みことのりとま
また曰:十二月じゅうにがつへいせいだんかいひゃく僚,ぞうたまものみどり醽酒,にんしょう
また曰:咸康ななねん十二月じゅうにがつ尚書しょうしょらく謨奏,はちねんせいかいちゅうおもんみさくがね,其余伎樂ぎがくつきとま不作ふさくみことのり曰:わかもと日大にちだいきょう萬國ばんこく朝宗ともむねにわはい鐘鼓しょうこかなでちん起居ききょふしあさかおるおりおとまろうど蹈履これ,其於ごとまた闕乎?きょう諸人もろびととうりょう輕重けいちょう,以制ごとちゅうのりじょうてん并隨,くにとどこお矣。
また曰:永和えいわちゅう,廷尉おうぴょうあずかあげしゅう刺史ししいんひろししょ曰:ふとし史上しじょう元日がんじつつげついたちだんしゃあるゆううたぐおう卻會あずかいやむかしけんもと元年がんねんまたもとにちつげついたち,庾車うつしりゅうあなざい所論しょろんためとくれい,茍令したがえこれかちじんいちしつ何者なにもの?《れいうん諸侯しょこうたび天子てんし入門にゅうもんとくおわりれい而廢しゃよんふとしびょう大饗おわい日蝕にっしょくあめ沾服しつようひろ此四ごとゆびいい諸侯しょこう雖已入門にゅうもん,而卒暴有のりとくおわりれいためさきそん其事而僥倖ぎょうこう史官しかん推術錯謬,はい朝禮ちょうれい也。おっとさんたつゆうわざわい莫大ばくだい日蝕にっしょく史官しかんつげ譴而懼容,おさむ豫防よぼうれい,而廢しょうすくいじゅつかた大饗おわいはなえびす君臣くんしんしょうけい,此豈ため敬虔けいけん天災てんさいざいおのれいい。且檢事實じじつおもんみあいついたち至尊しそんせい躬殿どう政事せいじ。冕服すわもん闥之せいあずかもとかいれいこととく兼行けんこうとうけん其事よろしごうついたちれいけい於元かいげんかい有可ゆか卻之れいおもんみあいついたちはいいいおうけんもと故事こじ,卻元かい。「ひろししたがえこれ,竟卻かい
また曰:咸和ねん正月しょうがつきょう萬國ばんこくゆう鷗鳥しゅう殿どの明年みょうねんたかしはん

21 元日がんじつ:
さんひとしりゃく》曰:滎陽ゆうめんかん沛公避項おい,逃于井中いなかゆうそうばとしゅう其上,にんうん,沛公逃入はね曰:「井中いなか有人ゆうじんばとしゅう其上」。とげ下道げどう,沛公とげめんなんきさきかんもと日放にっぽうばとぶたため此也。

22 元日がんじつ:
れつ》曰:邯鄲かんたんみん以正がつだんけんじばと於簡,簡子だいえつあつしょうきゃくとい其故。簡子曰:「せいだん放生ほうじょうしめせゆうおん也。」きゃく曰:「みんともくんほしこれきおい而捕死者ししゃ眾矣。くん而欲せいわかきんみん勿捕。而放おんあまねあい矣。」簡子曰:「ぜん。」

23 元日がんじつ:
あなくさむら》曰:邯鄲かんたんみん以正月旦げったんけんじすずめ于趙おう而綴以五彩ごさいおうだいえつさる叔告じゅんじゅん曰:「おうなん以為也?」たい曰:「せいだんこれもとめ有生ゆうせい也」。じゅん曰:「此委ちまたひなびごと先王せんおうほう,且又不順ふじゅんおっとすずめしゃ其名そくむべ授之於上,むべこれ於下おした。一國之主受民雀,はたなにえつ焉?」

24 元日がんじつ:
淮南ワイナン》曰:以日冬至とうじすういたりらいとし正月しょうがつ朔日さくじつじゅうにちしゃみんしょくあし不滿ふまんじゅうにちにちげんいちしょう有余ゆうよにちえきいちしょうよん纂要》曰:此占さいゆうよりどころ也。

25 元日がんじつ:
せつ》曰:もとみかどせいかい,引王丞相じょうしょうとう御床みとこ王公おうこう固辭こじちゅうむね引之わたる文獻ぶんけん曰:文獻ぶんけんおうしるべ謚。「太陽たいようあずか萬物ばんぶつどうてる臣下しんかなん以瞻おおせ!」乃止。
また曰:とうこうさく荊州,敕船かん使のこ木屑きくずきり多少たしょう悉藏咸不かい此意。こうせいかい值積ゆきかいはじめはれちょう事前じぜん除雪じょせつ甚潤しめ,於是悉用木屑きくずくつがえこれしょさまたげ

26 元日がんじつ:
かつらようれつせんでん》曰:なりたけちょうただしだん大會たいかい,以酒沃庭ちゅう有司ゆうしとい其故。たい曰:「臨武けん失火しっか,以酒すくい。」けん果然かぜん
また曰:えいやすし元年がんねん西南せいなんえびすけんじらく及幻じんのう吐火,ささえかいえきうし馬頭めずときもとかいさく於庭,やすみかどあずか群臣ぐんしんかんだいおもんみひねぜんどくはなれせき,曰:「帝王ていおうにわよろしさく夷狄いてき伎。」

27 元日がんじつ:
《荊楚歲時記さいじき》曰:元日がんじつ庭前ていぜんばくちく,以辟やま惡鬼あっき也。やま魈,按《かみけいざい西方せいほう深山みやまちゅうちょうしゃくあまり犯人はんにんそくびょうかしこ爆竹ばくちくごえまたぞくばくちくもえくさおこり于庭燎。
また曰:元日がんじついたり於月みそみん并為醵酺飲食いんしょくめいまた矣。出錢でせんため醵,しょくため酺竟分明ふんみょう。擲樗めいためはく,《げいけいため擲博。
また曰:元日がんじつちりばめがかあしずみももぼう門戶もんこじょう,卻癘疫也。
また曰:元日がんじつふくももももしゃぎょうしらげいやふく邪氣じゃきせいひゃくおにこんひとしん屠蘇とそしゅにかわきば餳,ぶた其遺ごと也。
また曰:正月しょうがついちにちさんげんにち也,もとはじめ也。雞鳴而起。あんしゅうしょぬきどおりうん:「雞,とり也,以為じんこうよん使つかいじんとく以翹くびゆいたいせいころもつね也。ちゅううんあんれい·內則》うんごと父母ちちははごとしゅうとしゅうと,雞初,咸盥潄櫛纚笄,のりおもんみ其常,どく此日,ただし元正がんしょうあさ存亡そんぼうけいつるし官有かんゆう朝賀ちょうが私有しゆうさいとおるけんきょうむべはやとくじゅう于余たつ所以ゆえんしるべ而異焉。さき於庭ぜんばくちくじょう雞或斫鏤五彩及土雞于戶上。

28 元日がんじつ:
そうしゅううんゆうかけ雞于かかあしずみ于其じょうもも其旁而鬼かしここれ

29 元日がんじつ:
くく地圖ちず》曰:ももやまゆう大桃おおももいつきばんさん千里せんりうえ有金ありかね雞,日照ひでり此則したゆうかみいちめいいくいちめいるい,并執あしさく以伺不祥ふしょうおにとくそくころせこれ
また曰:《ちぇがつれいうんいちにちいいしょうとし拜賀はいがくんおやしんはじかみしゅしたがえしょうおこり。按成子安こやすはじかみはなめい》曰:「はじめおもんみとしくびがつただし元日がんじつ,厥味おもんみしん,蠲除ひゃくやまし。」しょうとしよう

30 元日がんじつ:
しゅうしょ風土記ふどき》曰:元日がんじつづくりからしばんせい元日がんじつ葷煉がたちゅう曰:五辛所以發五藏氣。

31 元日がんじつ:
そう》曰:春月しゅんげつ飲酒いんしゅ茹蔥,以通ぞう
また曰:乃有雞子,葷練がたせいだんみなとうなま吞雞いちまいいいねりがたまた晨食からしさい,以助はつぞう
また曰:《げんちゅう》曰:「こんひとせいちょうさくりょうももじんりつもんつくり,以雄雞毛おけさくちゅうぶたのこぞう也。」

32 元日がんじつ:
おう劭《風俗ふうぞくどおり》曰:ゆうももじんあしすみとらいくるい,以此おにしょくとらいまあるとら於門,此并其事。猛獸もうじゅうこえゆう如爆ちく

33 元日がんじつ:
かみけいうん西方にしかたふかし山中さんちゅう有人ゆうじん焉,其長じゃくあまりせいかしこじんはんれいひとかんねつめい曰山魈。以竹ちょかけ熚,おと必,なぐ也。而山魈驚はばか。《玄黃げんこうけいうんいい此鬼是也これや俗人ぞくじん以爆ちくおこり于庭燎,おう濫於王者おうじゃ時人じじんといろうただし勛云:こんせい臘月ろうげつもん前作ぜんさく煙火えんかももじんしぼさく松柏しょうはくころせ雞著門戶もんこ逐疫,れい也?勛答うんれいじゅう二月索室逐疫釁門戶磔雞。かんぎょうさくすけぎょうももおにしょあくかくさくじんくび以有所收しょしゅうばく不死ふしさち。勛又曰:正月しょうがついちにちため雞,にちためいぬさんにちためひつじ四日よっかため豬,五日いつかためうしろくにちためななにちためじんせいだん雞於もんななにちじょうじん於帳,當為とうい此日。いまいちにちころせ雞,二日ふつかころせいぬ三日みっかころせひつじ四日よっかころせ豬,五日いつかころせうし六日むいかころせ七日なのか行刑ぎょうけいまた此義。ただし乃磔雞今かしこおにこんのりころせ未知みち孰是。きたあいだじん于此日向ひなたたついたり門前もんぜんよび牛馬ぎゅうば雞畜れいらい,乃置あわまめ于灰これたく內,うん以招牛馬ぎゅうば未知みち所出しょしゅつ也。於是,長幼ちょうよう悉正衣冠いかん,以次拜賀はいがしんはじかみしゅいんもも及柏,以桃柏葉はくようためしゅただし勛云,ぞく以歲くびようはじかみしゅはじかみせい芬香,人中ひとなかためやく,咒而いんまた一時いちじれい于此さいはじかみはな以貢尊者そんじゃすすむうみ西にしれいまたといただし勛曰:俗人ぞくじん正日じょんいる飲酒いんしゅさきいん小者こものなん也?勛云:俗人ぞくじん小者こものとくとしさきしゅろうしゃしつとしきさきあずかさけしかのりしたがえしょうおこりざい于斯乎?其敷かずらひろしねりへん》,ぽうよう柏子はくこじんあさじんほそからしきょう附子ふし等分とうぶんため花水はなみずふくまたかた江夏えなつりゅうきょう受彈鬼丸おにまるかたたけおんどりすなりょうぜにごう搗凈五兩蠟和令調如彈丸。正月しょうがつだんれいおとこひだりおんなみぎたいまたうんじきえびすあまねかた於是,したからしさいにかわきばとうかく進一しんいち雞子。りょうゆう天下でんかしょく葷,荊自此不ふくしょく雞子,以從つねのりしゅうしょ風土記ふどきうんせいだんとうなま吞雞いちまいいいねりがたまた晨啖五辛菜以助發五藏氣,則行のりゆきひさ矣。にかわきばしゃぶた以使牢固ろうこ不動ふどう今北いまきたじんまた如之,麻子あさこ大豆だいずけんとうこれあんねりへんうんせい月旦げったん吞雞あかまめかくななまい辟溫またひじきさきかたうん:且及ななにち吞麻小豆あずきかくななまいけしやまし疫。ちょうなかけいかたうんとしゆう惡氣わるぎちゅうじん不幸ふこう便びん大豆だいずななまい,雞子しろあさ并酒吞之,しかあさまめしつらえとうおこり於此,こんのりこれ未知みちしょよりどころ也。また以錢ぬきけいゆか腳。かい以投くそ掃上,うんれい如愿。

34 元日がんじつ:
ろくうんゆう商人あきんどあかりしゃ彭澤ゆう車馬しゃば自稱じしょうあおひろしくんようあきらあつれいもんなんしょ須,有人ゆうじんきょうただし乞如すなお,及問,以此げんこたえあおひろしくん甚惜如愿,とくやめもと,乃其婢也。すんで送出そうしゅつなんじ商人しょうにんあるゆうしょもとめ,如愿并為そくとくきさきいたりせいだん,如愿おこりばん,乃打如愿,如愿走入はしりくそちゅう商人しょうにん以杖くそ掃,喚如すなお,竟不かえ也。此如すなおのここと今北いまきたじん正月しょうがつじゅう五日夜立于糞掃邊,れいじんつえくそうずたかじょううん以治腰痛ようつうしゃまたため如愿故事こじ

35 元日がんじつ:
鄧德あきらみなみやすし》曰:むかしゆう躭仕しゅうためちゅうしょうがく仙術せんじゅつのう奮飛,每夕まいゆう輒凌きょあかつきそくかえしゅう。嘗赴もとかいいたりあかつき及預あされつためしろくぐいいたりかく前回ぜんかいしょうよく威儀いぎ以筆擲之,とくいちただくつ,躭乃おどろきかえ就列,內外左右さゆう,莫不駭異。とき騭為廣州こうしゅう刺史しし甚惡便びん以狀聞,とげいたり誅滅ちゅうめつ

36 元日がんじつ:
王子おうじねん拾遺しゅうい》曰:堯在位ざいいななねんゆう鸞鳳而來集らいしゅう麒麟きりんゆう於藪さわみみずくふくろう逃於ぜっばくゆう祗友くにけんじ重明しげあきとりいちめいじゅうしらげそう睛在じょう如雞,おおとりかい落毛,以肉翮而のう搏逐猛虎もうこ使つかい妖惡不能ふのうためがいしょく以瓊あぶらあるいちさいすうらいあるすうさいいたり國人くにびと莫不掃灑門戶もんこ以望じゅうせいしゅう。其來いたりとき國人くにびとあるこく鑄金ちゅうきんたからため此鳥じょうおけ於戶牖之あいだのり魑魅すだまおにるい自然しぜん退すさふくこんひと每歲まいさい元日がんじつこくため雞于牖之うえしゃぶたじゅうせいのこぞう也。

37 元日がんじつ:
西京にしぎょう雜記ざっき》曰:かんおけ宗廟そうびょういん酎,ようきゅうじゅうふとしろう皇帝こうていさむらいほこら。以正月旦げったんさくしゅはちがつなりめい曰酎,いち曰醖。

38 元日がんじつ:
《鄴中》曰:いしとらせいかいとら於正殿どの南面なんめん臨軒,ほどこせりゅうちょうみな竊擬れいせいせい法服ほうふくかんどおりてん,佩玉璽,げんころも纁裳,かく月山がっさんりゅう黼黻はなちゅう粉米こごめひろあらためしゃふくしるとおゆうかんむりぜんやすきむひろしさん,蟬翼しゃさとふくふとし昕行れいおおやけ珪,きょう羔,大夫たいふかり雉,一如いちにょきゅうれいたかしにわ車馬しゃば金銀きんぎんだま輅,かわ輅數せん

39 元日がんじつ:
ただし勛《こたえとい》曰:としくびしゅくはじかみしゅ而飲,以椒せい芬芳,またこらえためやくまたおり松枝まつえおとこななじょななまたどう此義。

40 元日がんじつ:
また:《ざつ修養しゅうようしょ》曰:正月しょうがついちにち五木香作湯以浴,れいじんいたりろう須發くろあん道家どうかいい青木あおきかおりため五木いつきまたうん五木いつき道家みちや以此よく義也よしや

41 元日がんじつ:
ざつぎょうしょ》曰:つね以正月旦げったん正月しょうがつはん,以麻あかまめなな顆置水中すいちゅう,辟瘟びょう甚效。

42 元日がんじつ:
萬歲ばんざいれき》曰:かんなりみかどみことのりじょせいだんころせ雞與すずめいいじん用心ようじんいいせいだんそくきんころせ

43 元日がんじつ:
ちぇまことよん人月にんげつれい》曰:もと日進にっしんはじかみかしわしゅはじかみだま衡星しらげふくれいじん身輕みがるのうおと柰。おいかしわただし仙藥せんやくまたうんすすむしゅ次第しだいとうしたがえしょうおこり,以年少ねんしょうしゃためさき
また曰:正月しょうがつついたちいい正日じょんいる,躬率つま孥絜祀禰,及祀日進にっしんしゅくだかみ畢,乃室尊卑そんぴだいしょう,以次れつ先祖せんぞまえ曾孫そうそんかくうえはじかみしゅ於家ちょうしょう觴舉ことぶき欣欣きんきん如也。

44 元日がんじつ:
たましょく寶典ほうてん》曰:正月しょうがつためはし春秋しゅんじゅうでん》曰:くつはし于始也。いちにちため元日がんじつもとしゃ善之よしゆきちょう也,先王せんおうたいもと以居ただしまたもとしゃ元也もとなりはじめ也,一也かずやくび也。またうんうえまたうんただしあさまたうんさんげん歲之としゆきもともとにちもとまたうんさんついたち尚書しょうしょ大傳だいでん》曰:なつ以平いたいらあかりためついたちいん以雞鳴ためついたちしゅう以半よるためついたち
また曰:元日がんじつづくりももばんちょいいせんぞういくるい山桃やまももじゅひゃくおにかしここれ

45 元日がんじつ:
王羲之おうぎしつきしょ》曰:にち往月らい元正がんしょうくび祚,だいまぶしつげたつほろはじめぬの,罄無よろしかずかみようもと

46 元日がんじつ:
膺《いえろく》曰:膺坐とうごとあずかもりみつ、荀翊同系どうけいしん汲縣ごくときとし,翊引はい曰:「せいあさしたがえしょうおこり。」膺謂翊云:「死者ししゃ人情にんじょうしょあく今子いまこしわしょくしゃなに?」翊曰:「もとめじんとくひとしまただれ恨也?」膺乃嘆曰:「かん其亡矣!かん其亡矣!善人ぜんにん天地てんちきの,而多がいなに以存こく!」

47 元日がんじつ:
裴玄《新書しんしょ》曰:せいだんけんかんころせひつじかか其頭於門,またはりつけ雞以覆俗說ぞくせついや癘氣。こん以問河南かなんふくくんふくくん曰:也,土氣つちけじょうます草木くさきもえどうひつじども百草もぐさ,雞啄たに故殺こさつじょ生氣せいき

48 元日がんじつ:
古史こしこう》曰:元日がんじつふとし乃占氣象きしょう,以知すいひでり吉凶きっきょうずい分野ぶんやしょ

49 元日がんじつ:
おう渾集》曰:みことのりとい明正めいせいだんかい四方しほうけい吏入,臨朝とうなんしょむべ?渾奏:きゅうせいかいまえけい吏軒さむらいちゅう讀詔しょけい吏跪そうしん以詔とうつぎたいうけたまわ陛下へいかとめしん訪問ほうもんれい中書ちゅうしょつねみことのりとえかた所有しょゆう士人しじん賢才けんさいかくれふくひつじたち風俗ふうぞく好尚こうしょうれいきょうむべすすむ農務のうむほん,以盡墾殖けいごくきよし枉濫しつぐんもりちょう吏,つとむこころせいためみんきょうじょがいくん績,授以ひつつきひね聞,以明聖旨せいし垂心すいしんよんとお

50 元日がんじつ:
りゅう臻妻せいだんけんじはじかみはな頌》曰:ひろし周回しゅうかい三朝みささはじめけんあおあきらきよしけい煥。此靈はな,爰采爰獻。ひじりひろしうつこれ永壽えいじゅ於萬。

51 元日がんじつ:
きさきかんちょう衡《東京とうきょう》曰:於是孟春もうしゅん元日がんじつぐんきさきつくりもどひゃく僚師,于斯胥洎,孟春もうしゅん元日がんじつせいだん也。つくり四方しほう也。もどいたり也。しげるこくたてまつ聘,ようあららいしつおと致。ときおもんみみかどしんけんじ琛執にえとう覲於殿下でんかしゃぶたすうまん以計。しか乃九まろうどじゅういいあさおおやけいたりこうきょうせんせき以上いじょうろくひゃくせき以下いか,及郎吏匈やつさむらい,凡九とう臚人れつおおとり臚所ぬし羌胡ひとみな臚列也。たかしきばちょう,鏞鼓しつらえろう將司まさしかいとら戟交鎩。とら賁中ろうはたしゅ夾階而立じりつとら賁,ある戟殺しょう對立たいりつ也。

52 元日がんじつ:
すすむでんげん元日がんじつ朝會ちょうかい》曰:ぜんさんあさ夜中よなかよる燎晃以舒こうはなとうわか乎火じゅおきひゃくえだ煌煌こうこう。六鐘隱其駭奮,鼓吹こすいさく乎云ちゅう

53 元日がんじつ:
すすむ庾闡《楊都》曰:としおもんみ元辰もととき陰陽いんようだいくつはしあまり三朝みささつげはじめ皇帝こうてい乃坐つゆくみとばりかんむりはな冕,戴翠蕤,かさね日月じつげつ,佩玉緌,ふところろく璽,紉文かめ

54 元日がんじつ:
曹植《せいかい》曰:はつとしもと祚,吉日きちじつおもんみ。乃為よしみかいうたげ此高どう尊卑そんぴれつ敘,てん而有あきら衣裳いしょう鮮潔,黼黻玄黃げんこうきよし酤盈爵,ちゅうすわあがひかりちんぜん雜沓ざっとう充溢じゅういつえんかたしょうかおる既設きせつそう瑟俱はり悲歌ひか厲響,咀嚼そしゃくしんしょう。俯視ぶんのき,瞻仰はなはりすなお茲善,千載せんざいためつね。歡笑つき娛,らく哉未ひさし家室かむろさかえたかことぶきわかひがしおう

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