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太平御覽 : 百穀部二 - Chinese Text Project
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ひゃくこく

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べい

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1 べい:
こう漢書かんしょ》曰:みかどいん西にしせい隗囂いたりうるしうるしけんぞくみぎ扶風。しょしょう以王おもむべとおにゅう險阻けんそけい猶豫ゆうよ未決みけつかい召馬援夜いたりみかど大喜だいぎ,引入,群議ぐんぎしつ。援因せつ隗囂將帥しょうすいゆうくずしいきおいへいすすむゆう必破じょうまた於帝ぜん聚米ため山谷さんやゆび形勢けいせい開示かいじ眾軍しょ從道つぐみちみち往來おうらい分析ぶんせきあきらしかあかつきみかど曰:「とりこざいわれちゅう矣!」あきらだんとげ進軍しんぐん,囂眾だいつぶせ
また曰:けんじみかどさん輔大ひでりみかど避正殿どの請雨,使者ししゃあらい囚徒しゅうとはらけいけいあらいいいとろけ滌也。たにいち斛五じゅうまんまめむぎいちじゅうまん人相にんそうしょく啖,白骨はっこつせきみかど使こう汶出ふとしくらまいまめためひだるじんさくおうしかかゆけい而死しゃ無數むすうみかどうたぐ賑恤しんじゅつゆうきょ,乃親於御すわぜんりょう試作しさくおうしか,乃知袁宏《かん》曰:とき敕侍ちゅうりゅうもぐさべいまめしょう,於御前作ぜんさく糜,とく滿まんさんはじめ。於是いい尚書しょうしょ曰:「べいまめしょうとくおうしかさんはじめ兩人りょうにんひたすらなに也?」使つかいさむらいちゅうりゅうあいいずるゆずる有司ゆうし。於是尚書しょうしょれい以下いかみなまいしょうかくしゃそうおさむこう汶考みことのり曰:「にん致汶于理,つえじゅう。」これとくぜんすみ

2 べい:
そうしょ》曰:晉平しんぺいおうきゅうゆうもと才能さいのうつよりょうよう大明だいめいねんなおしょう未得みとくせんいたりむさぼいんこうざいしょくざい荊州裒刻所在しょざい財貨ざいか。以短ぜにいちひゃくみんとう就求白米はくまいいち斛,べいつぶみなれいてっしろわかゆうやぶおりしゃ,悉刪簡不受。民間みんかん糴此まいいちしょういちひゃくいたりまた受米,ひょうまいせめぜに。凡諸もとめみな悉如此。
また曰:じょひとしたがやせすすむりょうじん也。げんよしみじゅういちねん大旱たいかんじんひだるたがやせまいけんひねやめ,以米千斛助官振貸。けんため言上ごんじょう當時とうじ以耕かんぼくしき詔書しょうしょ褒美ほうびむくい以縣れい大明だいめいはちねんひがしひだる東海とうかいいむしげるひがしふとい王道おうどうえきかく以私だに五百餘斛助官振恤。

3 べい:
はりしょ》曰:にん昉為しんやす太守たいしゅ為政いせいきよししょう,吏民便びんそつ於官,おもんみゆうももはなまいじゅう斛,以為斂。遺言ゆいごん:「もとはたしんやす一物いちもつかえ。」

4 べい:
みなみ》曰:あな覬后ためひだりちょうおとうとどうそんだい覬為きさきぐんちょう江夏えなつ內史。ときひがし大旱たいかん都邑とゆうまいいちしょうしょうひゃくぜにみちそんおもんばか覬甚とぼし使つかいひゃく斛米餉之。覬呼使いい曰:「わがざいかれさんかんにち辦有かてきょういたりかれいくのう便びんとく此米?そくかえかれ。」吏曰:「やめらいゆうべい上水じょうすいしゃ都下とかまいたか,乞於此貨。」聽,吏乃載まい而去。

5 べい:
はりしょ》曰:庾詵嘗乘ぶねしたがえ𣸭中山なかやましゃかえべいいちひゃくじゅうせき有人ゆうじんよせよんじゅうせき。及至たくよせしゃ曰:「くんよんじゅう斛,わがひゃくじゅう斛。」詵嘿しか不言ふげんほしいまま其取あし。鄰人ゆうためぬすめ劾,妄疑詵。詵矜,乃以しょしつぜにまんれい門生もんせいいつわりため其親,だいむくい備。鄰人まぬかれしゃ詵,曰:「矜天無辜むこあにしゃ也!」
また曰:ちょうりつ嗜酒こと,於家つとむゆう忘懷。ざいしんやすいえ僮載まいさんせんせきかえくれたく。及至,耗太りつとい其故,とう曰:「すずめねずみ耗。」りつわらい而言曰:「たけし哉,すずめねずみ!」竟不けんとい

6 べい:
みなみ·隱逸いんいつでん》曰:とうせんため彭澤れいぐんとく郵至けん,吏白おう束帶そくたいこれせん嘆曰:「わが不能ふのうため五斗米ごとべいおりこしこう鄉里きょうり小人こども。」即日そくじつかいしるし綬去しょく歸去來ききょらい》,以遂其志。

7 べい:
しょ》曰:ちぇひろし饌《しょくけいじょ,曰:「備位だい鉉,あずかまいだいはかりごとしょうゆたかあつしうしひつじぶたさわ,貨累きょまんころもそくじゅうにしきしょく必粱にくとおおもんみ平生へいぜいおもえまけまいときふくとく乎?じょぶん垂示すいし來世らいせ。」

8 べい:
きた》曰:ひとし文宣ふみのぶみかどくずれとうあさ文士ぶんしかくさく挽歌ばんかじゅうしゅ其善しゃ而用おさむきゅうこうせいとうとくいちしゅおもんみおもえどうどくゆうはちへん時人じじんしょうためはちろう」。

9 べい:
とうしょ》曰:峴為きょうちょういん所在しょざいみなちょごえ績。天寶てんぽうじゅうさんれんろくじゅうにちおさむしん楊國ただしあく其不おのれ,以雨わざわいとがめきょうちょういん,乃為ちょうすなぐん太守たいしゅとき京師けいしまいむぎ踴貴,百姓ひゃくしょう謠言ようげん曰:「欲得よくとくまいあわ賤,つい峴。」ため其政とく人心じんしん如此。
また曰:ちょう萬福ばんぷくため泗州刺史しししゅうひだる父子ふししょううり餓死がししゃせっどう萬福ばんぷく曰:「しゅう吾鄉あごうさと也,やすすくい?」れい兄子せこしょうまいひゃくしゃ往餧また使つかいじん於汴こうもとめじんうれしゃきゅうしゃうし贖而遣
また曰:じょう嘗約其二そのじおとうとうん:「われ所得しょとく月俸げっぽうなんじわれゆういくくち月食げっしょくまいとう幾何きかかいたきぎさいしおまい凡用いくせんさき,其餘悉以づけしゅおうなとめ也!」嘗有しょ蓄積ちくせき

10 べい:
せつえん》曰:曰:「重道しげみちとおしゃ而休;ひんおやろうしゃ祿ろく而仕。むかししゃよしごとおやとき常食じょうしょくあかざ藿之,而為おやまけまいひゃくそとおやぼつこれみなみゆう於楚,したがえしゃひゃくじょうせきあわまん鍾,るいしとね而坐,れつかなえ而食。すなおしょくあかざ藿、ためおやまけまいとき不可ふかふくとく也!枯魚銜索,幾何きか蠹?二親ふたおやことぶきゆるがせ如過すき草木くさきほっちょうしもとま賢者けんじゃよくやしなえ二親ふたおやまち曰家ひんおやおい祿ろく而仕也!」

11 べい:
りょ春秋しゅんじゅう》曰:孔子こうしきゅう於陳、蔡之あいだあかざあつもの糝,七日なのか嘗粒。晝寢ひるねかおかいさくまい而而らい,爨之いくじゅく孔子こうし望見ぼうけんがおかい攫其こしきちゅう而飯せん間食かんしょくじゅく,謁孔而進しょく孔子こうしおこり曰:「いましゃ夢見ゆめみ先君せんくんしょくきよしよく饋。」かい曰:「不可ふかむこうしゃ矣煤にゅうこしきちゅうかい以為棄之そく不可ふかおけこれそく不潔ふけついん攫而しょく。」孔子こうし嘆曰:「ひとしょ信者しんじゃ也,而目なお不可ふかしんしょ恃者こころ也,而心なお不足ふそく恃。弟子でし知人ちじんかた不易ふえき。」

12 べい:
みずけい》曰:かい稽有射的しゃてきさん遠望えんぼうじょうわかこういい射的しゃてきてき西にしゆう石室いしむろめいためしゃどうとしとういなつねうらない射的しゃてき,以為賤之じゅんてき明則あきのりべい賤,てきくらすなわちまいとうとことわざうん射的しゃてきしろ,斛米ひゃく射的しゃてきげん,斛米せん

むぎ

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1 むぎ:
もう·鄘·かしわぶね·くわちゅう》曰:爰采むぎ矣,あわきた矣。

2 むぎ:
またはせ》曰:わがくだり其野,芃芃其麥。

3 むぎ:
またおもえぶん》曰:おもえぶんきさききびかつはいかれてんだてわがふけみん,莫匪しかごく,貽我らい牟。牟,むぎ也。

4 むぎ:
れい·がつれい》曰:孟夏もうかこれがつ天子てんし以彘嘗麥。孟春もうしゅんぎょうふゆれいのりくびしゅ不入ふにゅう蔡邕《章句しょうく》曰:くびしゅため宿やどむぎ也。

5 むぎ:
ひだりでん·桓公かんこう》曰:なつよんがつていさいあしぬるこれむぎあつししゅう

6 むぎ:
また文下ほうだし》曰:魯襄なか如鄭,はい谷之やのめいふく曰:「しん聞齊じんはたしょく魯之むぎ。」

7 むぎ:
また成上なりかみ》曰:すすむほうゆめだい厲,おおやけ桑田くわたみこみこ曰:「しょくしんむぎ矣!」ろくがつ丙午ひのえうますすむこうよくむぎ使つかい甸人けんじむぎ,召桑田くわたみこしめせ而殺はたくえちょう,如廁,おちい而卒。

8 むぎ:
春秋しゅんじゅう佐助さすけ》曰:むぎしんめい含福,せい習。

9 むぎ:
春秋しゅんじゅうせつ題辭だいじ》曰:むぎためげんふえ也。せいさわこお而不いきせいしゃとげじきむぎ含芒,なま且立也。

10 むぎ:
尚書しょうしょ大傳だいでん》曰:あき昏,きょぼしちゅう以種むぎ

11 むぎ:
こうけい援神ちぎり》曰:くろふんむべきびむぎ

12 むぎ:
しゅうしょ》曰:よんがつ孟夏もうかおうはついのり禱于岱宗,乃嘗むぎ于廟。

13 むぎ:
史記しき》曰:ちょうしゅういん墟,咸生禾黍。きずよく哭則不可ふかよく泣為其近婦人ふじん。乃作《むぎしゅう,以歌えい。其詩曰:「むぎしゅうやややや兮,禾黍あぶら。」

14 むぎ:
漢書かんしょ》曰:たけみかど外事がいじよんえびす,而民ほんただしなか舒說じょう曰:「《春秋しゅんじゅうたにしょいたり於麥禾不なりそくしょ。以此聖人せいじん於五だにさいじゅう宿やどむぎ今關いまぜきちゅうぞくこうたねむぎすなお陛下へいかこうみことのりだいつかさみのり使つかいせきちゅうみんえきしゅ宿やどむぎれいきさき。」

15 むぎ:
ひがしかんかん》曰:こうおおとり文通ぶんつう南陽なんようえんじん。誦讀晝夜ちゅうやぜっつま嘗之,暴麥於地,以竿授鳳,れいまもるとりすずめおおとり受竿,誦經じゅきょう如故。てんだいかみなり暴雨ぼううりゅうにわたずみおおとり留意りゅういざいけいゆるがせむぎむぎずいすい漂去。
また曰:だい五倫ごりんめんでん,躬與やつどもはつかぶとげしゅむぎ
また曰:ただしせんため洛陽らくようれいそつかんみことのり使つかいおもんみぬの被覆ひふくしかばね妻子さいしたい哭,ゆう大麥おおむぎすう斛。
また曰:鄧禹ひらめさん輔,かてとぼしおう丹上たんじょうむぎせん斛。禹高其節義せつぎおもてりょうひだり馮翊。
また曰:ちょうこらえためりょう太守たいしゅすすむみんこうしゅ,以致いんとみ百姓ひゃくしょう曰:「くわえだむぎりょう歧。ちょうくん為政いせいらく不可ふかささえ。」

16 むぎ:
ぞく漢書かんしょ》曰:ひつじぞくため南陽なんよう太守たいしゅつまあずか往郡しゃぞく閉門へいもん不納ふのうつましょうぎょう其資ぞうおもんみぬのふすまへい裯,しおむぎすう斛。
また曰:桓帝童謠どうよう曰:「小麥こむぎ青青あおあお大麥おおむぎ枯,だれとうしゃあずかしゅうと丈夫じょうぶなんざい西にしげきえびす。」きさき西にし羌大いたり,抽丁以征

17 むぎ:
袁山まつこう漢書かんしょ》曰:范丹,くもそとじん使つかい捃麥,とく斛。さとじんいんだいのここれいち斛,ぞく莫道。きさきそくれい并送ろく斛。げんむぎやめざつとげちかい

18 むぎ:
おうかくれすすむしょ》曰:おう褒,えらもとしょなまゆうみつため褒刈むぎしゃ,褒遂棄之。於是莫敢ふく

19 むぎ:
すすむしょ·》曰:きょう兆杜洪竊據長安,自稱じしょうすすむせいきた將軍しょうぐん,雍州刺史ししえびすなつけんみつせきちゅう,懼洪知之ともゆき,乃偽あいせき祗宮しつ,於枋あたま所部ところぶしゅむぎしめせ西にしゆう而不こうしゅしゃけんころせ以徇。

20 むぎ:
すすむ起居ききょちゅう》曰:咸康さんねん河北かわきたうたい曰:「むぎにゅうころせせきとら。」
また曰:ふとしかんじゅうねんよしみ麥生むぎう扶風郿,いちくきよんおさむじつさんばい

21 むぎ:
ちぇひろしじゅうろくこく春秋しゅんじゅう·ぜんりょうろく》曰:ちょう駿しゅんきゅうねんあめ五稼谷于武威、敦煌とんこう種之たねゆきみなせいいんめいてんむぎ

22 むぎ:
またぜんしんろく》曰:はつけん聞桓ゆたか也,芟麥以待あつしかすめ所得しょとく軍人ぐんじんだいひだる
また曰:しんおう使つかいみつぎ其方ぶつざい百濟くだらひがし長安ながやすきゅうせんはちひゃく,其人しょくむぎ

23 むぎ:
またぜんりょうろく》曰:えいよしみ元年がんねんよしみむぎいちくききゅうなましゅうと臧。

24 むぎ:
さん國典こくてんりゃく》曰:たけしひとしかんいたりちゅう散大さんだいおっと。嘗為もんきゃく所說しょせつ,舉錢營生,こうおさむ大麥おおむぎ赴晉こう其寒しょく,以求高價こうか清明せいめいにち,其車かたたちまたしたがえすすむ化生かせいこう鄴城,みち逢大,并化ためどろいきすんでしょう乃至ないしひんせり當世とうせい人士じんし莫不わらい

25 むぎ:
ひねしょ》曰:ほうけいらんあきらとおるゆうあわむぎさんせんあまり斛,而鄰さとひだる餒,乃白のしら諸兄しょけい曰:「こんひとひさし奈何いかんあずか鄉里きょうりども此?」於是けいくち平分へいぶんどう其豐儉。群盜ぐんとう聞而避焉,よりゆき以存しゃ甚眾。

26 むぎ:
こうしゅうしょ》曰:だいぞうまつゆうきょうねり以無そこ囊歷長安ながやすつげ乞。じん以米むぎのここれずいそくひとあるとい其故,つよねり曰:「ただしれいしょ人見ひとみもり空耳そらみみ!」及隋はつ遷都せんとりゅうくびさん長安ながやすとげそら矣。

27 むぎ:
ずいしょ》曰:ちょうぶん隱居いんきょ,嘗有じん夜中よなか竊刈其麥しゃ而避ぬすめいんかんさとる,棄麥而謝。慰諭ちかい不言ふげんかたれい持去もちさけいすうねんとうしゃ向鄉むかいごうじんろんはじめため遠近えんきんしょ悉。鄰家筑墻,しんゆうじきぶん詡因毀舊以應

28 むぎ:
とうしょ》曰:ひらけもとじゅうさんねん河南かなんことぶきやす縣人けんじんりゅうふところゆう大麥おおむぎろくうねさきじゅくあずか眾麥ことしょく,其中有ちゅううりょう歧、さん歧、よん歧、ろく歧者。
また曰:元和げんなきゅうねんろくがつさんにちおさむしんたけもと衡為ぬすめしょがいさき長安ながやすうたい曰:「むぎむぎさんさんさん。」すんで而旋其袖,曰:「まいりょう也。」かいしゃいいむぎしゃむぎ也;むぎ打者だしゃぶたいい暗中あんちゅう突擊とつげき也;さんさんさんいいろくがつさんにち也。まいりょうしゃいいもと衡之そつ也。
また曰:西安しーあんこくまいじゅうがつれいみこしゃ赍肴まい山中さんちゅうかすむぎ於空,いぬ咒呼とりにわか而鳥如雞飛入とびいりみこしゃふところよし割腹かっぷく而視まいゆういちたにらいとし必登;わかゆう霜雪そうせつ,必有わざわいこと。其俗信之のぶゆきめいためとりぼく
また曰:吐谷渾,地氣ちき大寒だいかんなま秔稻,ゆうむぎ稞麥,まめ小麥こむぎ蕎麥そば

29 むぎ:
そう》曰:だい儒以《》、《れいはつ冢,しょう儒曰:「口中くちじゅう有珠うす。《》曰:青青あおあおこれむぎなま於陵陂。なま布施ふせなん含珠ため?」

30 むぎ:
淮南ワイナン》曰:すみ水通すいどう而宜むぎ
また曰:三春みはるこれがつ天子てんしころもあおころもじょうあおりゅうしょくむぎあずかひつじ

31 むぎ:
はた》曰:あなぶん舉為北海ほっかいしょう有人ゆうじんははびょうおもえしょくしんむぎいえ,乃盜鄰熟むぎ而進ぶん舉聞,とくつぐなえこれ

32 むぎ:
いえ》曰:宓子賤為たんちちおさむ百姓ひゃくしょうひとしじんおさむ魯,みちゆかりたんちち父老ふろういい曰:「むぎやめじゅく矣,いまひとし寇至,及人じんおさむ其麥,請放みんみな使でんかくむぎ以益かて,且不寇。」三請而宓子不聽。にわか而寇逮于むぎまご聞之いか使つかいじんゆずるみつ于蹵しか曰:「こん茲無むぎ明年みょうねんじゅわか使つかいこうしゃとくみんらくゆう寇也。且單ちちいちさいむぎ,於魯きょうじゃく使つかい民有みんゆうこれこころ,其瘡必すうせいいよいよ。」まご聞之,赧然愧曰:「わかいれわれあににん宓子哉!」

33 むぎ:
こうみやび》曰:大麥おおむぎ,麰也;小麥こむぎ,麳也。

34 むぎ:
りょ春秋しゅんじゅう》曰:とくむぎちょう禾向而頸すみなな以為ぎょう西にしふくうす而赤しょくしょうじゅうしょく致香以息,使つかいじんこえ且有りょく

35 むぎ:
《范子けいしか》曰:東方とうほうむぎ南方みなかたきび西方せいほう多麻たま北方ほっぽうまめ中央ちゅうおう禾,五土之所宜也。

36 むぎ:
せつぶん》曰:むぎすすきだにあきたねあつしうめいいむぎむぎ金也きんやかねおう而生,おう而死。したがえ」,有穗ありほしゃしたがえ「攵」;思惟しいきりしゅうしょ受來牟也。いちむぎぬいぞう其芒剌之がたてんしょらい也;麧,おとけんむぎ也;𪍕,おと小麥こむぎくずかく也;䴾,すりむぎ也;䵂,むぎかくくず也,じゅうさんきんためさんしたがえむぎ」,「啇」こえ;麷,むぎ也;麮,むぎしろ也;ややむぎくき也。

37 むぎ:
廣志ひろし》曰:とりこ小麥こむぎ,其實だい麰,大麥おおむぎがたゆうぬい,𥟶むぎ大麥おおむぎりょうしゅう;旋麥,さんがつしゅはちがつこなせ出西しゅつさいかたあかむぎあか而肥,ていけん有半ゆうはんなつ小麥こむぎゆうしゅうすすき大麥おおむぎゆうくろ穬麥。

38 むぎ:
本草ほんぞう》曰:大麥おおむぎいちめい穬麥,五谷ごたにもり無毒むどく消渴しょうかちじょねつえきしょくみつため使むぎしゅいちめい小麥こむぎ無毒むどく治利はるとし而不ちゅう

39 むぎ:
《氾勝これしょ》曰:凡田六道ろくどうしゅむぎためくび。「よくとみ黃金おうごんくつがえ」,いい曳柴壅麥也。夏至げしななじゅうにちかんしゅ宿やどむぎ
また曰:むぎはやしゅきょう而有ぶしばんしゅしょう而少づけむぎしゅ酢漿かたばみむしふゆゆきどめ,掩其ゆき,勿從ふうとべのりむぎたいひでり

40 むぎ:
ちぇまこと四民しみんがつれい》曰:六月ろくがつはつふくこもむぎふり於祖禰。

41 むぎ:
ひねとめ耆舊でん》曰:こうじゅんこうちちあつしあつししょうはなしき至孝しこう。蝝蝗ためわざわいしょくしきむぎ

42 むぎ:
英雄えいゆう》曰:りょ布令ふれいかん暹、楊奉りゅう備地むぎ,以為軍資ぐんし

43 むぎ:
《曹瞞でん》曰:ふとし曾行むぎちゅうれい士卒しそつ無敗むはいむぎはんしゃ騎士きしみな下馬げばもちむぎ以相づけふとしあがにゅうむぎちゅうふとし曰:「ためぐんそち不可ふかころせ,請自けい。」いん援劍わりはつ以置

44 むぎ:
しょかずらつとむ別傳べつでん》曰:まごけん嘗饗しょく使祎,祎停しょく䴵,さくひつさくむぎ》,つとむまた請筆さくすり》咸稱ぜん

45 むぎ:
西域せいいき諸國しょこくこころざし》曰:天竺てんじくじゅういちがつろくにちため冬至とうじのりむぎしゅうじゅうがつじゅうろくにちため臘,のりむぎじゅく

46 むぎ:
博物はくぶつこころざし》曰:啖麥れいじんりょく
また曰:近世きんせい有田ありたおっといたりたくみそぎためむぎいりせり。糴者うたぐかえりすり乃覺むぎ

47 むぎ:
さがせかみ》曰:むぎため蛺蝶,よししめ也,しかのり萬物之變皆有也。農夫のうふとめむぎこれしゃ以灰;聖人せいじん萬物ばんぶつこれしゃすみ以道。

48 むぎ:
あなとおるきょう高密こうみつれい》曰:高密こうみつこうこく箋言:ていこくぞうもんたかしれいようだかしゃゆいみちむぎ斛,以酬執事しつじしゃろう

URN: ctp:taiping-yulan/838