前原まえはら誠司せいじ

日本にっぽんの政治せいじ家か 前原まえはら 誠司せいじ（まえはら せいじ）
2022年ねん撮影さつえい
生年月日せいねんがっぴ	(1962-04-30) 1962年ねん4月がつ30日にち（62歳さい）
出生しゅっしょう地ち	日本にっぽん 京都きょうと府ふ京都きょうと市し左京さきょう区く
出身しゅっしん校こう	京都大学きょうとだいがく法学部ほうがくぶ卒業そつぎょう
所属しょぞく政党せいとう	（日本新党にほんしんとう→） （無所属むしょぞく（民主みんしゅの風ふう）→） （新党しんとうさきがけ→） （旧きゅう民主党みんしゅとう→） （民主党みんしゅとう→） （民進党みんしんとう→） （希望きぼうの党とう→） （旧きゅう国民こくみん民主党みんしゅとう→） （国民こくみん民主党みんしゅとう（前原まえはらG）→） 教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かい
称号しょうごう	法学ほうがく士し（京都大学きょうとだいがく、1987年ねん）
公式こうしきサイト	前原まえはら誠司せいじ（まえはらせいじ） -ホームページ-
内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん （経済けいざい財政ざいせい政策せいさく、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく、原子力げんしりょく行政ぎょうせい、 宇宙うちゅう政策せいさく）
内閣ないかく	野田のだ第だい3次じ改造かいぞう内ない閣かく
在任ざいにん期間きかん	2012年ねん10月1日にち - 2012年ねん12月26日にち
第だい139代だい 外務がいむ大臣だいじん
内閣ないかく	菅かん直人なおと第だい1次じ改造かいぞう内ない閣かく 菅かん直人なおと第だい2次じ改造かいぞう内ない閣かく
在任ざいにん期間きかん	2010年ねん9月17日にち - 2011年ねん3月7日にち
第だい12-13代だい 国土こくど交通こうつう大臣だいじん 内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく）
内閣ないかく	鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかく 菅かん直人なおと内閣ないかく
在任ざいにん期間きかん	2009年ねん9月16日にち - 2010年ねん9月17日にち
内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（防災ぼうさい）
内閣ないかく	鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかく
在任ざいにん期間きかん	2009年ねん9月16日にち - 2010年ねん1月がつ12日にち
衆議院しゅうぎいん議員ぎいん
選挙せんきょ区く	（旧きゅう京都きょうと1区く→） （比例ひれい近畿きんきブロック→） 京都きょうと2区く
当選とうせん回数かいすう	10回かい
在任ざいにん期間きかん	1993年ねん7月がつ18日にち - 現職げんしょく
その他たの職歴しょくれき
京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん （1991年ねん - 1993年ねん）
教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かい代表だいひょう （2023年ねん11月30日にち - 現職げんしょく）
第だい3代だい 民進党みんしんとう代表だいひょう （2017年ねん9月1日にち - 2017年ねん10月30日にち）
第だい5代だい 民主党みんしゅとう代表だいひょう （2005年ねん9月17日にち - 2006年ねん4月がつ7日にち）
国民こくみん民主党みんしゅとう代表だいひょう代行だいこう （2020年ねん9月11日にち - 2023年ねん11月30日にち）
第だい2代だい 国民こくみん民主党みんしゅとう選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょう （2021年ねん12月21日にち - 2022年ねん8月がつ31日にち）

前原まえはら 誠司せいじ（まえはら せいじ、1962年ねん〈昭和しょうわ37年ねん〉4月がつ30日にち - ）は、日本にっぽんの政治せいじ家か。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん（10期き）、教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かい代表だいひょう。

京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん（1期き）、民主党みんしゅとう代表だいひょう（第だい5代だい）、国土こくど交通こうつう大臣だいじん（第だい12、13代だい）、外務がいむ大臣だいじん（第だい139代だい）、国家こっか戦略せんりゃく担当たんとう大臣だいじん（第だい6代だい）、民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会長かいちょう（第だい11代だい）、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（防災ぼうさい、沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく、経済けいざい財政ざいせい政策せいさく、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく、原子力げんしりょく行政ぎょうせい、宇宙うちゅう政策せいさく）、民進党みんしんとう代表だいひょう（第だい3代だい）を歴任れきにん。

生おい立たち

京都きょうと市し左京さきょう区く生うまれ。両親りょうしんは鳥取とっとり県けん出身しゅっしん（父親ちちおやは境港さかいみなと市し、母親ははおやは日野ひの郡ぐん日南にちなん町まち）である。前原まえはらによれば「根ねっからの京都きょうとの人ひとというのは三さん代だい百ひゃく年ねん住すんでいないとなかなか認みとめてくれないんです。…昔むかしの人ひとから言いうと、まだ「入いり人じん（いりびと）」という範疇はんちゅう（はんちゅう）に入はいります。」という。

少年しょうねん時代じだい

両親りょうしんが山陰さんいん出身しゅっしんということで、幼少ようしょう時じから夏なつには墓参はかまいり等とうで列車れっしゃに乗のって出でかけていて、SLも走はしっていたため、自然しぜんに鉄道てつどうが好すきになった。

小学校しょうがっこうの五ご、六ろく年ねんのあるとき、「失踪しっそう事件じけん」があった。

一人ひとりで行いくことになったんですが、米子よなごで境線さかいせんに乗のり換かえるという行程こうていで、当然とうぜんおじさんとおばさんが迎むかえに来きてくれていたわけです。でもいつまでたっても誠司せいじが降おりてこないということで大騒おおさわぎになった。私わたしはといえば、せっかくなので、米子よなごで降おりず玉造温泉たまつくりおんせんまで行いったんです。玉造温泉たまつくりおんせんでSLの交換こうかんがあるというダイヤを調しらべていたので、それを撮影さつえいしてから境港さかいみなとに行いきましたから。4時じ間あいだぐらい遅おくれたのでしょうか。えらく怒おこられましたね（笑）。

—前原まえはら誠司せいじ、

中学ちゅうがく時代じだい

中学ちゅうがく受験じゅけんでは、奈良ならの東大寺とうだいじ学園中がくえんなか学校がっこうと、姉あねも通かよう京都教育大きょうときょういくだい附属ふぞく中ちゅうに合格ごうかくした。本人ほんにんは私立しりつの男子校だんしこうである東大寺とうだいじ学園がくえんに進学しんがく希望きぼうだったというが、家計かけいの事情じじょうで私立しりつより国公立こっこうりつを望のぞむ母親ははおやの意向いこうや、男子校だんしこうよりも共きょう学校がっこうに進学しんがくさせたいという希望きぼうもあり男女だんじょ共学きょうがくで国立こくりつの京都教育大きょうときょういくだい附属ふぞく中ちゅうに進学しんがくした。

中学ちゅうがく2年ねんの時とき、京都きょうと家裁かさいの総務そうむ課か庶務しょむ係長かかりちょうだった父ちちが自殺じさつ。母親ははおやは勤つとめに出でた。母子ぼし家庭かていで苦労くろうしたという。

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高校こうこう時代じだい

京都教育大きょうときょういくだい附属ふぞく高だか1年ねんから大学だいがくを卒業そつぎょうするまで奨学しょうがく金きんを受うけながら勉強べんきょうする。高校こうこう時代じだいは野球やきゅう部ぶに所属しょぞくしていた。

父親ちちおやが生前せいぜん裁判所さいばんしょに勤つとめていたため、家いえに法律ほうりつの本ほんが沢山たくさんあったことがきっかけで、京都大学きょうとだいがく法学部ほうがくぶを受験じゅけんするが失敗しっぱい。母親ははおやから許ゆるされた1年ねんの浪人ろうにん時代じだいに手てにした高坂こうさか正ただし堯の『国際こくさい政治せいじ』を読よむ。同どう時期じきに読よんだイマニュエル・カントや坂本さかもと義和よしかずの著作ちょさくに違和感いわかんを覚おぼえ、高坂こうさかのほうに惹ひかれたことが、自身じしんの分岐ぶんき点てんだったことを述懐じゅっかいしている。

大学だいがく時代じだい

一浪いちろうの末すえ、京都きょうと大学だいがく法学部ほうがくぶに入学にゅうがく後ごは、学費がくひ、生活せいかつ費ひ捻出ねんしゅつのため、バスの添乗てんじょう員いんから魚さかなの卸売おろしうり市場いちば、喫茶店きっさてんのウエーター、塾じゅくの講師こうし等とう、ほとんど寝ねないで働ばたらきつつ、高坂こうさか正ただし堯の下したで国際こくさい政治せいじ学がくを学まなぶ。卒業そつぎょうにあたり、外交がいこう官かんの道みちに進すすむか大学だいがくに残のこるか、あとは漠然ばくぜんと政治せいじ家かにと考かんがえ高だか坂ざかに相談そうだんしたところ、「学者がくしゃは天才てんさいでなければならない、外交がいこう官かんは東大とうだいが羽振はぶりを利きかせているし、おまえはおやじがいないからどうか。山田やまだ宏ひろしを紹介しょうかいしてやるから」との助言じょげんを得えて松下まつした政経せいけい塾じゅくへの入塾にゅうじゅくを決断けつだんした。

松下まつした政経せいけい塾じゅく時代じだい

1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）、松下まつした政経せいけい塾じゅくへ第だい8期生きせいとして入塾にゅうじゅくする。山田やまだによれば当時とうじから凄すさまじい野心やしんに燃もえており、「外務がいむ大臣だいじんになって国くにの役やくに立たちたい」と語かたっていたという。同期生どうきせいに玄葉げんば光一郎こういちろうや勝又かつまた恒ひさし一郎いちろうがいる。

政界せいかいへ

京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん

1991年ねん（平成へいせい3年ねん）4月がつ、松下まつした政経せいけい塾じゅくを卒そつ塾じゅく。被選挙権ひせんきょけんを得えた最初さいしょの京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん選挙せんきょ（左京さきょう区く選出せんしゅつ）に立候補りっこうほし、後のちに同おなじ京都きょうと出身しゅっしんの衆議院しゅうぎいん議員ぎいんとなる北きた神かみ圭けい朗ろうら学生がくせいボランティアの支援しえんにより府議会ふぎかい史上しじょう最年少さいねんしょうの28歳さいで初はつ当選とうせんした。

前原まえはらによると「左京さきょう区くというのは、ぼくの生うまれた場所ばしょですが、親父おやじが死しんでからは、山科やましな区くに引越ひっこしたんです。ですから中学ちゅうがく2年生ねんせいからずっと離はなれていたので、そのとき住すんでいた山科やましなで出馬しゅつばするか、生うまれ育そだった左京さきょうで出馬しゅつばするかずっと迷まよったんです。結局けっきょく、生うまれ育そだったところということで、左京さきょうで立候補りっこうほして、今いまに至いたるんですけれども。」という。

京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん時代じだいは、厚生こうせい労働ろうどう、環境かんきょう対策たいさく、同和どうわ推進すいしん副ふく委員いいん長ちょう、文教ぶんきょう委員いいんを歴任れきにん。

日本新党にほんしんとう・民主党みんしゅとう

2001年ねん6月9日にち、山井やまい和則かずのりと共ともに街頭がいとう演説えんぜつを行おこなう前原まえはら

1992年ねん（平成へいせい4年ねん）に野田のだ佳彦よしひこ・小池こいけ百合子ゆりこ・山田やまだ宏ひろし・樽床たるとこ伸二しんじ・中田なかた宏ひろしらとともに日本新党にほんしんとうへ参画さんかく。

1993年ねん（平成へいせい5年ねん）の第だい40回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで京都きょうと1区くにおいて日本新党にほんしんとう公認こうにん・新党しんとうさきがけ推薦すいせんで立候補りっこうほして初はつ当選とうせん。しかし東京とうきょう佐川急便さがわきゅうびん事件じけんでの細川ほそかわ護まもる熙の借入かりいれ問題もんだいに端はしを発はっした連立れんりつ政権せいけん崩壊ほうかいによって、細川ほそかわ内閣ないかくが総そう辞職じしょく。その後ご、枝野えだの幸男ゆきお・荒井あらい聰さとし・高見たかみ裕一ひろいちらとともに日本新党にほんしんとうを離党りとうし、民主みんしゅの風ふう（院内いんない会派かいは）を結成けっせいする。この離党りとうについて、細川ほそかわ夫人ふじんが前原まえはらを「恩おんを仇かたきで返かえす薄情はくじょうな男おとこ」と怒おこっていたと週刊しゅうかん現代げんだいは報ほうじている。その2ヵ月かげつ後ごには「民主みんしゅの風ふう」メンバーとともに新党しんとうさきがけに合流ごうりゅうし、菅かん直人なおと政調せいちょう会長かいちょう（当時とうじ）のもとで政調せいちょう副ふく会長かいちょう、院内いんない幹事かんじ（国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょう）渡海とかい紀きの三朗さぶろうの下したで院内いんない副ふく幹事かんじ（国対こくたい副ふく委員いいん長ちょう）をそれぞれ歴任れきにんする。

1995年ねん（平成へいせい7年ねん）第だい17回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは与野党よやとうを超こえ民改連みんかいれん現職げんしょく笹野ささの貞子さだこを支援しえん。1996年ねん（平成へいせい8年ねん）の総そう選挙せんきょ直前ちょくぜんに旧きゅう民主党みんしゅとう、1998年ねん（平成へいせい10年ねん）の民主党みんしゅとうの結党けっとうに参加さんか。

2002年ねん（平成へいせい14年ねん）9月がつの代表だいひょう選挙せんきょでは、鳩山はとやま・菅かんの二に枚まい看板かんばん（いわゆる「鳩ばと菅かん体制たいせい」）に危機きき感かんを覚おぼえ、世代せだい交代こうたいを図はかるため「第だい二に期き民主党みんしゅとうをつくる有志ゆうしの会かい」を結成けっせいする。

党内とうないでは幹事かんじ長ちょう代理だいり、「次つぎの内閣ないかく」ネクスト外務がいむ大臣だいじん、ネクスト防衛庁ぼうえいちょう長官ちょうかんなども務つとめた。

民主党みんしゅとう代表だいひょう

党とう代表だいひょう選挙せんきょ

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）9月11日にちの第だい44回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょにおいて、政経せいけい塾じゅくの後輩こうはいで自民党じみんとう新人しんじんの山本やまもと朋広ともひろを破やぶり、小しょう選挙せんきょ区く勝利しょうりで再選さいせん（政経せいけい塾じゅくの先輩せんぱい後輩こうはいが定数ていすう1対決たいけつは96年ねん東京とうきょう3区くさきがけ現職げんしょく宇佐美うさみ登のぼるVS新進党しんしんとう新人しんじん松原まつばら仁ひとし以来いらい）。岡田おかだ克也かつや代表だいひょうが民主党みんしゅとう敗北はいぼくの責任せきにんをとって辞任じにんを表明ひょうめいしたことを受うけて前原まえはらは同年どうねん9月17日にちに行おこなわれる代表だいひょう選せんに立候補りっこうほし、菅かん直人なおとを2票ひょうの僅差きんさで破やぶって第だい5代だい代表だいひょうに選出せんしゅつされた。朝日新聞あさひしんぶんは、「目指めざせ、日本にっぽんのブレア」と題だいした社説しゃせつを載のせた。

内政ないせいと外交がいこう

民主党みんしゅとう代表だいひょう時代じだい（2005年ねん11月18日にち）

2006年ねん

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）12月2日にちに東京とうきょうの大学だいがくで講演こうえんした際さい、「日米にちべい安保あんぽと防衛ぼうえいの一方いっぽう的てきな依存いぞんは、アメリカに対たいする過度かどの甘あまえである」として、自由民主党じゆうみんしゅとうの対たい米べい追従ついしょうを批判ひはんした。同どう8日にちにアメリカで講演こうえんし、中国ちゅうごくの軍事ぐんじ力りょく拡大かくだいなどについて「現実げんじつ的てき脅威きょういに毅然きぜんとした対応たいおうが重要じゅうよう」と述のべてシーレーン（海上かいじょう交通こうつう路ろ）防衛ぼうえいのために集団しゅうだん的てき自衛じえい権けんを行使こうしできるよう憲法けんぽう改正かいせいの必要ひつよう性せいを主張しゅちょうした。さらに同どう12日にちに中国ちゅうごくで講演こうえんし「中国ちゅうごくを軍事ぐんじ的てきな脅威きょういであると見みなす声こえが増ふえています」と述のべたことから、反発はんぱつした中国ちゅうごく側がわが胡錦濤こきんとう国家こっか主席しゅせきとの会談かいだんをキャンセルする事態じたいとなった。この件けんについて、前原まえはらは訪問ほうもん先さきの北京ぺきんで記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、中国ちゅうごく脅威きょうい論ろんの主張しゅちょうを根拠こんきょに要人ようじんとの会談かいだんを拒否きょひした中国ちゅうごく政府せいふの対応たいおうを批判ひはんして、「（率直そっちょくに物ものを言いわぬ上辺うわべでの）友好ゆうこうは砂上さじょうの楼閣ろうかくになってしまう」と指摘してきした。前原まえはらは帰国きこく後ご、中国ちゅうごく脅威きょうい論ろんに基もとづく自身じしんの発言はつげんを撤回てっかいする意思いしが無ないことを表明ひょうめいした。また、「言いうべきことを言いったことに自信じしんと誇ほこりを持もっている。口くちだけで『友好ゆうこう』『友好ゆうこう』と言いってきた親中しんちゅう派はとは違ちがう」と述のべた。

この「現実げんじつ的てき脅威きょうい」発言はつげんに対たいしては、「中国ちゅうごくが脅威きょうい、不安ふあんをあおっているというのは確たしかだ」（麻生あそう太郎たろう）、「党とうの方針ほうしんではそのような考かんがえはとっていない」（鳩山はとやま由紀夫ゆきお）などの声こえが上あがった。

メール問題もんだい

詳細しょうさいは「堀江ほりえメール問題もんだい」を参照さんしょう

2006年ねん（平成へいせい18年ねん）の第だい164回かい国会こっかいは冒頭ぼうとうから耐震たいしん偽装ぎそう問題もんだい、米国べいこく産さん牛肉ぎゅうにくの輸入ゆにゅう問題もんだい、ライブドア事件じけん、防衛施設庁ぼうえいしせつちょうの官製かんせい談合だんごう事件じけんなどいわゆる「4点てんセット」により民主党みんしゅとうは与党よとうを追おい詰つめる立場たちばにあった。しかし同年どうねん2月がつ、衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいで永田ながた寿ことぶき康やすしの質問しつもんに端はしを発はっした堀江ほりえメール問題もんだいに関連かんれんして前原まえはらはひとまずメールの真偽しんぎ論争ろんそうは避さけて、国政こくせい調査ちょうさ権けん行使こうしによって武部たけべ勤つとむ自民党じみんとう幹事かんじ長ちょうの息子むすこの金融きんゆう機関きかんの口座こうざを調査ちょうさするよう党首とうしゅ討論とうろんで小泉こいずみ純一郎じゅんいちろう首相しゅしょうに要求ようきゅうした。同時どうじに、自民党じみんとうが国政こくせい調査ちょうさ権けんの行使こうしを確約かくやくするならば、これを担保たんぽに金融きんゆう機関きかんの口座こうざ番号ばんごうも含ふくめた情報じょうほうを民主党みんしゅとうも提示ていじするとしたが、この追及ついきゅうは騒動そうどうの発端ほったんとなったメールの信憑しんぴょう性せいが低ひくかったことから逆ぎゃくに批判ひはんを浴あび、前原まえはらや民主党みんしゅとうの立場たちばを弱よわめることになった。自民党じみんとうからは非難ひなんの声こえが上あがり、民主党みんしゅとうへは抗議こうぎ電話でんわが殺到さっとうした。

前原まえはらは2月がつ28日にちに謝罪しゃざい会見かいけんを行おこない、同時どうじに代表だいひょう続投ぞくとうを宣言せんげんしたが、代表だいひょう選挙せんきょで前原まえはら陣営じんえいの選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうとして票ひょうを取とりまとめ、前原まえはらの意思いしを尊重そんちょうして国会こっかい運営うんえいに当あたっていた野田のだ佳彦よしひこ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうの引責いんせき辞任じにんを余儀よぎなくされ、執行しっこう部ぶの右腕うわんを失うしなう結果けっかとなった。前原まえはらの代表だいひょう続投ぞくとう宣言せんげんのあとも、民主党みんしゅとうの堀江ほりえメール問題もんだいはマスメディアで取とり上あげられ続つづけ、前原まえはらは3月31日にちに代表だいひょう辞任じにんを表明ひょうめいした。この表明ひょうめいを受うけて鳩山はとやま由紀夫ゆきおも幹事かんじ長ちょう辞任じにんを表明ひょうめい、永田ながた寿ことぶき康やすしも代議士だいぎし辞職じしょくを表明ひょうめいした。4月がつ7日にち、民主党みんしゅとう代表だいひょう選せんで小沢おざわ一郎いちろうが菅かん直人なおとを破やぶって当選とうせんし、前原まえはら体制たいせいは半年はんとし余あまりで終焉しゅうえんした。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）に刊行かんこうされた民主党みんしゅとう秘書ひしょらによる『民主党みんしゅとう10年ねん史し』（第だい一いち書林しょりん）では、メール問題もんだいについて「普通ふつうの企業きぎょうなら当然とうぜん備そなわっているはずの危機きき管理かんりと統治とうち能力のうりょくがなかった」「党とう執行しっこう部ぶの仲良なかよしグループ化かが生うんだ情報じょうほう囲かこい込こみ」と指摘してきし、前原まえはらと（事件じけんから半年はんとし後ごに内閣ないかく総理そうり大臣だいじん・自由民主党じゆうみんしゅとう総裁そうさいに就任しゅうにんした）安倍晋三あべしんぞうを「タカ派は的てき体質たいしつ、自信じしん過剰かじょうという点てんで共通きょうつう点てんが多おおい」とした上うえで「両りょう若手わかて指導しどう者しゃが短命たんめいで終おわった点てんは興味深きょうみぶかい」と述のべている。

民主党みんしゅとう代表だいひょう辞任じにん後ご

2007年ねん5月1日にち、第だい31回かい日米にちべい安全あんぜん保障ほしょう専門せんもん議員ぎいん交流こうりゅうにて

小沢おざわのISAF構想こうそうや国連こくれん中心ちゅうしん主義しゅぎには賛同さんどうしつつも、「日本にっぽん外交がいこうの基本きほんは日米にちべい同盟どうめい」であり「国連こくれん至上しじょう主義しゅぎ」になってはいけないと説明せつめい。同年どうねん9月がつに小沢おざわ一郎いちろうが民主党みんしゅとう代表だいひょうに再選さいせんされた際さいには、党とう副ふく代表だいひょう就任しゅうにんを要請ようせいされたが、これを固辞こじした。最終さいしゅう的てきに、前原まえはらグループから新あらたに執行しっこう部ぶ入いりする議員ぎいんが出でることは無なかった（ただし、本人ほんにんは新あらたに常任じょうにん幹事かんじとなり、党とう常任じょうにん幹事かんじ会かいにも参加さんかしている）。

2007年ねん（平成へいせい19年ねん）、秋あきの臨時りんじ国会こっかいを前まえにした8月がつ31日にちの民主党みんしゅとう改造かいぞう人事じんじで、岡田おかだ克也かつや、石井いしい一はじめ、髙木義明よしあき、川端かわばた達夫たつおら主要しゅよう幹部かんぶとともに党とう副ふく代表だいひょうに就任しゅうにんした。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）6月がつ、前原まえはらは、『中央公論ちゅうおうこうろん』7月がつ号ごうでの自民党じみんとうの与謝野よさの馨かおるとの対談たいだんで、農家のうかへの戸別こべつ所得しょとく補償ほしょうや子こども手当てあてなどを始はじめとする2007年ねん（平成へいせい19年ねん）7月がつの参院さんいん選せんマニフェストについて、これらの公約こうやくの必要ひつよう経費けいひを18兆ちょう円えんと試算しさんしたうえで「行革ぎょうかくだけでは財源ざいげんを捻出ねんしゅつするのは絶対ぜったい無理むり」「私わたしは、（民主党みんしゅとうは）『君子くんし豹変ひょうへん』しないかぎり、まともな政権せいけん運営うんえいはできないと思おもいますよ」と持論じろんを展開てんかいした。財源ざいげん論ろんについても、党内とうないの政策せいさく責任せきにん者しゃの間あいだで疑問ぎもんが強つよかったにもかかわらず、最後さいごは小沢おざわの「エイヤ！」の決断けつだんで押おし切きられたことを明あきらかにした。これに対たいし、民主党みんしゅとう「次つぎの内閣ないかく」の現げん・前ぜん・元げんの農林のうりん水産すいさん大臣だいじんである筒井つつい信隆のぶたか・篠原しのはら孝たかし・山田やまだ正彦まさひこらは、この前原まえはらの主張しゅちょうは、前原まえはら自身じしんが代表だいひょう時代じだいに提出ていしゅつした民主党みんしゅとうの食料しょくりょうの国内こくない生産せいさん及および安全あんぜん性せいの確保かくほ等とうのための農政のうせい等とうの改革かいかくに関かんする基本きほん法案ほうあんを自みずから不可能ふかのうなばら撒まきとして否定ひていしたことになるとして抗議こうぎと説明せつめいの電子でんしメールを党とう所属しょぞく国会こっかい議員ぎいん全員ぜんいんに向むけて一斉いっせい送信そうしんした。

このメールでは週刊文春しゅうかんぶんしゅんに掲載けいさいされた"前原まえはら氏しが菓子かしパンをごみ箱ばこに投なげ捨すてた"とする記事きじに触ふれ、「生命せいめいの維持いじに欠かくことのできない食料しょくりょうを粗末そまつにするような人間にんげんに食料しょくりょう・農業のうぎょうについて論ろんずる資格しかくはなく、議員ぎいんとしての資質ししつばかりか、その人間にんげん性せいに重大じゅうだいな問題もんだいがあると言いわざるを得えない」と非難ひなんしているが、週刊しゅうかん誌しネタを理由りゆうにした指弾しだんには疑問ぎもんの声こえも多おおく、連名れんめいで加くわわった篠原しのはら孝たかし自身じしんも、後のちに「菓子かしパンについての記述きじゅつは削除さくじょするように進言しんげんしたがき入きいれられなかった」「配信はいしん直前ちょくぜんに穏便おんびんに事態じたいを収拾しゅうしゅうしようとしたが都合つごうがつかなかった」「菓子かしパンの記述きじゅつが（この文書ぶんしょの）品格ひんかくを下さげたという人ひとが大半たいはんだった」と釈明しゃくめいしている。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）9月がつに実施じっしされた民主党みんしゅとう代表だいひょう選せんに関かんして、「小沢おざわ執行しっこう部ぶは及第きゅうだい点てん」と評価ひょうかしているがマニフェストを進化しんかさせるために無む投票とうひょうを避さけるべきだと主張しゅちょうした。これについて鳩山はとやま由紀夫ゆきおから、前原まえはらが小沢おざわ代表だいひょうに採点さいてんを下くだすのは「おこがましい話はなしだ」と批判ひはんされ、以後いご前原まえはらは沈黙ちんもくした。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）2月がつ4日にち、衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいの質疑しつぎにおいて、道路どうろ特定とくてい財源ざいげんの一般いっぱん財源ざいげん化かに伴ともない新設しんせつされた「地域ちいき活力かつりょく基盤きばん創造そうぞう交付こうふ金きん」の使途しとが主おもに公共こうきょう工事こうじにあてられることを強調きょうちょうし、「首相しゅしょうは“やるやる”詐欺さぎの常習犯じょうしゅうはんだ。選挙せんきょをやるといってやらない。一般いっぱん財源ざいげん化かもやるといってやっていない」と批判ひはんした。これに「無礼ぶれいな言論げんろんをしてはいけない」と注意ちゅういした衛藤えとう征士郎せいしろう委員いいん長ちょうに対たいして前原まえはらは「事実じじつを言いったまで。委員いいん長ちょうが文句もんくを言いうのはおかしい」と反論はんろん。続つづいて答弁とうべんに立たった麻生あそうは「詐欺さぎというのは犯罪はんざい。これは犯罪はんざいですか」と反論はんろんした。また公益こうえき法人ほうじんの在あり方かたについて麻生あそうが「事前じぜん通告つうこくがない」と答こたえると、前原まえはらは「事前じぜん通告つうこくはしている。そんな答弁とうべんするなら家いえで寝ねていた方ほうがましだ。一いち国こくの総理そうりとして恥はずかしくないのか。税金ぜいきん泥棒どろぼうだ」と述のべた。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）3月がつ、小沢おざわ代表だいひょうの資金しきん管理かんり団体だんたいをめぐる違法いほう献金けんきん事件じけんについて「あれだけの献金けんきんを（西松建設にしまつけんせつから）もらうと、『それが合法ごうほうであったっていいのか』という問題もんだいがある。私わたしからすると考かんがえられない数字すうじ」と疑問ぎもんを呈ていした。また、民主党みんしゅとうのマニフェストから「公共こうきょう事業じぎょう受注じゅちゅう企業きぎょうからの献金けんきん全面ぜんめん禁止きんし」の文言もんごんが小沢おざわ就任しゅうにん以降いこう消きえていることに対たいし、「復活ふっかつさせてしっかり書かき込こむ。国民こくみんに疑念ぎねんを持もたれないようにするのが大事だいじ」との認識にんしきを示しめした。

前原まえはらと、同おなじく民主党みんしゅとう副ふく代表だいひょう（当時とうじ）の岡田おかだ克也かつやがアメリカのワシントンを個別こべつに訪おとずれた際さいに、アメリカ側がわに「今いまの日本にっぽんは拉致らち解決かいけつに固執こしつしすぎて北朝鮮きたちょうせんの核かく放棄ほうきへの障害しょうがいとなっている」と発言はつげんした、と報ほうじられた。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）5月がつ、財団ざいだん法人ほうじん日本漢字能力検定協会にほんかんじのうりょくけんていきょうかいの関連かんれん会社かいしゃなどから受うけていた政治せいじ献金けんきんを返還へんかんすると発表はっぴょう。この関連かんれん会社かいしゃには同どう協会きょうかいからの資産しさんが流出りゅうしゅつしたと報道ほうどうされた。前原まえはらは報道ほうどう各社かくしゃに対たいし、「公益こうえき法人ほうじんのあり方かたが問題もんだいになっていることにかんがみ、けじめをつける。」などとする書面しょめんを送付そうふし、支部しぶ長ちょうを務つとめる政党せいとう支部しぶで受うけた献金けんきんを返かえす意向いこうを示しめした。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）5月がつの党とう代表だいひょう選挙せんきょでは事前じぜんに有力ゆうりょく候補こうほと見みられていたが、出馬しゅつばを見送みおくり、政策せいさく的てきに近ちかい野田のだ佳彦よしひこ広報こうほう委員いいん長ちょうとともに自身じしんのグループをまとめて岡田おかだ克也かつやを支持しじした。

国土こくど交通こうつう大臣だいじん

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）8月がつ30日にち、第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょが行おこなわれ、民主党みんしゅとうは総そう議席ぎせきの3分ぶんの2に迫せまる308議席ぎせきを獲得かくとく。結党けっとう以来いらいの悲願ひがんであった政権せいけん交代こうたいを成なし遂とげた。それによって2009年ねん（平成へいせい21年ねん）9月16日にちに発足ほっそくした鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかくにおいて、前原まえはらは第だい12代だい国土こくど交通こうつう大臣だいじんに就任しゅうにんした。沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく担当たんとう大臣だいじん、防災ぼうさい担当たんとう大臣だいじんも兼務けんむ（防災ぼうさい担当たんとうについては、後のちに閣かく内ないの役割やくわり分担ぶんたんの見直みなおしに伴ともない中井なかい洽ひろし国家こっか公安こうあん委員いいん会かい委員いいん長ちょうが兼務けんむすることとなり、2010年ねん1月がつに兼務けんむを解とかれた）。

ダム事業じぎょう

前原まえはらは国土こくど交通こうつう大臣だいじんに就任しゅうにん直後ちょくごの2009年ねん（平成へいせい21年ねん）9月17日にち未明みめい、記者きしゃ団だんの取材しゅざいに対たいして、国くにが進すすめていた八はちッ場じょうダム（群馬ぐんま県けん）と川辺川かわべがわダム（熊本くまもと県けん）の建設けんせつ事業じぎょうについて「（第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょにおける民主党みんしゅとうの）マニフェストに書かいてあることなので（事業じぎょうを）中止ちゅうしします」と明言めいげん。これに対たいし、国くにの直轄ちょっかつ事業じぎょうであるとはいえ地元じもとの意向いこうを直接ちょくせつ確認かくにんしないままの大型おおがた事業じぎょう休止きゅうしの方針ほうしん発表はっぴょうは、とくに八はちッ場じょうダムについては共同きょうどう事業じぎょう者しゃである関東かんとう各かく都県とけんの知事ちじを始はじめとする地元じもと関係かんけい者しゃの反発はんぱつを招まねいた（詳細しょうさいは八はちッ場じょうダム#民主党みんしゅとう政権せいけんによる事業じぎょう計画けいかくの転換てんかんを参照さんしょう）。また前原まえはらは、ダム建設けんせつ事業じぎょうについては10月9日にちに国土こくど交通省こうつうしょう直轄ちょっかつダム建設けんせつ事業じぎょうの56事業じぎょうのうち、改修かいしゅう事業じぎょうを除のぞく48事業じぎょうについて「2009年度ねんどは（ダム事業じぎょうを“調査ちょうさ・設計せっけい”→“用地ようち買収ばいしゅう”→“生活せいかつ再建さいけん工事こうじ”→“転てん流りゅう工こう工事こうじ”→“本体ほんたい工事こうじ”という段階だんかいに区切くぎった場合ばあいにおける）新あらたな段階だんかいに入はいらない」ことを表明ひょうめい、ダム建設けんせつ事業じぎょうを全面ぜんめん的てきに見直みなおす立場たちばを示しめした。完成かんせい寸前すんぜんのダムも存在そんざいしており（長井ながいダム、胆沢いさわダムなど）、各地かくちで反対はんたいの声こえが上あがっている。

航空こうくう行政ぎょうせい

日本にっぽんの空港くうこうにかかる施策しさくについて、政策せいさくの大幅おおはばな転換てんかんを示しめし、全国ぜんこくの空港くうこう整備せいび事業じぎょうの予算よさん的てき裏付うらづけとなっており、空港くうこう使用しよう料りょう・着陸ちゃくりく料りょうの高こう止とまりの原因げんいんと指摘してきされている社会しゃかい資本しほん整備せいび事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい空港くうこう整備せいび勘定かんじょう（旧きゅう空港くうこう整備せいび特別とくべつ会計かいけい）について抜本ばっぽん的てきに見直みなおすことを表明ひょうめいした。

成田空港なりたくうこうでハブ運航うんこうを行おこなうデルタ航空こうくう（2010年ねん）

事実じじつ上じょう国内線こくないせん優先ゆうせんとなっていた東京とうきょう国際こくさい空港くうこう（羽田はた）については、2010年ねんの再さい拡張かくちょう事業じぎょうを機きに、第だい1次じ安倍あべ内閣ないかくのアジア・ゲートウェイ構想こうそうで推進すいしんされた再さい国際こくさい化かだけでなく、成田なりた国際こくさい空港くうこう（成田なりた）との時間じかん帯たい・路線ろせんの棲すみ分わけを撤廃てっぱいし、24時じ間あいだ運用うんようによる拠点きょてん空港くうこう（ハブ空港くうこう）化かを目指めざす方針ほうしんを、2009年ねん（平成へいせい21年ねん）10月がつ12日にちに明あきらかにした。

羽田はたのハブ空港くうこう化かについては、立地りっち上じょう地元じもとへの恩恵おんけい享受きょうじゅが期待きたいできる石原いしはら慎太郎しんたろう東京とうきょう都知事とちじや松沢まつざわ成文せいぶん神奈川かながわ県知事けんちじらが歓迎かんげいの意向いこうを表明ひょうめいした。

一方いっぽう、構想こうそうの表明ひょうめいは事前じぜんの相談そうだんなく行おこなわれたものであり、成田なりたの地位ちい低下ていかを懸念けねんする森田もりた健作けんさく千葉ちば県知事けんちじ・小泉こいずみ一成いっせい成田なりた市長しちょうらや、関西国際空港かんさいこくさいくうこう（関空かんくう）のハブ空港くうこう化かが事実じじつ上じょう後回あとまわしとされた格好かっこうとなった橋下はしもと徹とおる大阪おおさか府知事ふちじらが異議いぎを唱となえる場面ばめんも見みられた（ただし、両りょう知事ちじとも羽田はたの再さい国際こくさい化かそのものについては一定いっていの理解りかいを示しめしている）。

特とくに成田なりたでは、国くに・県けん・空港くうこう周辺しゅうへんの9市町しちょう・成田なりた国際こくさい空港くうこう株式会社かぶしきがいしゃ（四よん者しゃ協議きょうぎ会かい）の長年ながねんの対話たいわがようやく成果せいかを結むすび、年間ねんかん30万まん回かいへの発着はっちゃく枠わく増強ぞうきょうについて前向まえむきな議論ぎろんが交かわされていたところであり、さらには開港かいこう以来いらいの念願ねんがんであった2500メートル平行へいこう滑走かっそう路ろの供用きょうようを10日とおか後ごに控ひかえていたにも関かかわらず、過去かこの経緯けいいを踏ふまえずになされた前原まえはらの発言はつげんで、完全かんぜんに水みずを差さされた格好かっこうであった。したがって地元じもとからは、「歴史れきしを知しらない発言はつげんだ」「乱暴らんぼうで虫むしが良よすぎる。歴史れきし的てきな経緯けいいを踏ふまえて理解りかいを求もとめるべきではなかったか」と怒いかりの声こえが上あがった。

2010年ねん10月がつに羽田はたが再さい国際こくさい化かすると、地方ちほうでの国際線こくさいせん利用りようが韓国かんこくの仁川にがわ国際こくさい空港くうこうから羽田はたへ回帰かいきする傾向けいこうが見みられたが、この効果こうか自体じたいは従来じゅうらいのアジア・ゲートウェイ構想こうそうでの棲すみ分わけと両立りょうりつした再さい国際こくさい化かであっても一定いってい程度ていど期待きたいしうるものである。

逆ぎゃくに、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふとの二に国こく間あいだ交渉こうしょうを経へて、アジア・ゲートウェイ構想こうそうの下したでは深夜しんや便びんしか認みとめられていなかった米国べいこく路線ろせんへ昼間ひるま時間じかん帯たいでの羽田はた発着はっちゃく枠わく解放かいほうが実現じつげんすると、成田なりたを拠点きょてんにハブ運航うんこう（以遠権いえんけんを利用りようした太平洋たいへいよう路線ろせんとアジア路線ろせんの乗のり継つぎ）を行おこなっていたデルタ航空こうくうが、首都しゅと圏けん空港くうこう間あいだでの旅客りょかく分散ぶんさんを嫌きらって、成田なりた発着はっちゃくの路線ろせんを減げん便びんし（デルタ航空こうくうは、日本にっぽんの航空こうくう会社かいしゃにアライアンスパートナーがいないため、羽田空港はねだくうこうでの国内線こくないせん-国際線こくさいせん乗のり継つぎの恩恵おんけいを受うけにくいという事情じじょうがある）、その代かわりに韓国かんこく路線ろせんを増便ぞうびんする動うごきを見みせるなど、日本にっぽんの空港くうこうの国際こくさいハブ機能きのう（国際線こくさいせん同士どうしの乗のり継つぎ）が低下ていかする負まけの作用さようが生しょうじている。前原まえはらの発言はつげんから約やく10年ねん後ごの2019年ねん8月がつ9日にち、デルタ航空こうくうは成田なりたから完全かんぜん撤退てったいし羽田はねだへ移管いかんすることを発表はっぴょうした。移管いかん後ごの羽田空港はねだくうこうで展開てんかいされるのは太平洋たいへいよう路線ろせんのみであり、日本にっぽんでのハブ運航うんこうは行おこなわずに国際こくさいハブ機能きのうは仁川にがわ等ひとし他たのアジア主要しゅよう空港くうこうにシフトさせるものと見みられている。

また、関西かんさい三さん空港くうこうの問題もんだいについては、大阪国際空港おおさかこくさいくうこう（伊丹いたみ）を「伊丹いたみは経営けいえい的てきにも優良ゆうりょうな空港くうこうで、存続そんぞくさせていくことが大事だいじ。現時点げんじてんで廃はい港こうは考かんがえていない」としつつ、国くに管理かんり空港くうこうであった伊丹いたみを株式会社かぶしきがいしゃ化かした上うえで関空かんくうと持株もちかぶ会社かいしゃの元もとで経営けいえい統合とうごうさせる構想こうそうを持もっており、将来しょうらい的てきな伊丹いたみ廃止はいしを謳うたう橋下はしもと府知事ふちじも同案どうあんに賛同さんどうの意いを表明ひょうめいした。なお、この構想こうそうは2012年ねん（平成へいせい24年ねん）4月がつ1日にちに新しん関西国際空港かんさいこくさいくうこう株式会社かぶしきがいしゃの設立せつりつという形かたちで、現実げんじつのものとなっている。

当時とうじ深刻しんこくな経営けいえい難なんに陥おちいっていた日本航空にほんこうくうグループに対たいしては、「飛行機ひこうきが飛とばない状態じょうたいを避さける」との意向いこうの下した、私的してきにJAL再生さいせいタスクフォースを立たち上あげ、主力しゅりょく取引とりひき行ぎょうと共ともに私的してき整理せいりの方策ほうさくを探さぐっていたが、JALの経営けいえいを託たくす予定よていだった稲いね盛もり和夫かずおや、企業きぎょう再生さいせい支援しえん機構きこうが会社かいしゃ更生こうせい法ほうの適用てきようによる事前じぜん調整ちょうせい型がたの法的ほうてき整理せいりの意向いこうを示しめしたため、これに押おし切きられる形かたちで、JALの法的ほうてき整理せいりを容認ようにんした。

JAL123便びん墜落ついらく事故じこから25年ねん目めとなる2010年ねん（平成へいせい22年ねん）8月がつ12日にち、歴代れきだいの運輸うんゆ大臣だいじん・国土こくど交通こうつう大臣だいじんで初はじめて「御巣鷹おすたかの尾根おね」への慰霊いれい登山とざんを行おこなった。

道路どうろ行政ぎょうせい

「高速こうそく道路どうろ無料むりょう化か」も参照さんしょう

民主党みんしゅとうがダム事業じぎょう見直みなおしとともに、第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょのマニフェストに掲かかげた主要しゅような高速こうそく道路どうろ料金りょうきんの原則げんそく無料むりょう化かについては、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）2月がつ2日にちに同年どうねん6月がつから全国ぜんこく37路線ろせんで無料むりょう化かの社会しゃかい実験じっけんを実施じっしすると発表はっぴょう。また、4月がつ9日にちには全国ぜんこくの主要しゅよう高速こうそく道路どうろ料金りょうきんに全ぜん時間じかん帯たい・全ぜん車種しゃしゅにおいて上限じょうげん制せい（普通ふつう車しゃ・NEXCO各社かくしゃの場合ばあい2000円えん）を導入どうにゅうするとした。

その一方いっぽうで、これらの政策せいさくを実行じっこうするための予算よさん、ならびに小沢おざわ一郎いちろうからの強つよい要望ようぼうで道路どうろ整備せいびの予算よさんを確保かくほするために、麻生あそう内閣ないかくが2009年ねん（平成へいせい21年ねん）4月がつから「当面とうめん2年間ねんかんの予定よてい」として導入どうにゅうした休日きゅうじつ特別とくべつ割引わりびきや深夜しんや割引わりびきなどのETC割引わりびき制度せいどの大半たいはんを原則げんそく廃止はいし（休日きゅうじつ特別とくべつ割引わりびきは前倒まえだおし終了しゅうりょう、深夜しんや割引わりびき等とうは段階だんかい的てき廃止はいし）するとしたため、近距離きんきょり利用りよう者しゃを中心ちゅうしんに実質じっしつ値上ねあげになるとして、政府せいふ・党とうの外部がいぶだけではなく、小沢おざわや川内かわうち博史ひろふみ衆議院しゅうぎいん国土こくど交通こうつう委員いいん長ちょう等ひとしからも異論いろんが聞きかれた。これに対たいし前原まえはらは「（小沢おざわ氏しは）道路どうろ整備せいびをしろと言いっておきながら、値段ねだんが上あがってもいけないと。二律背反にりつはいはんなことをおっしゃっている」「法律ほうりつ事項じこうではないとはいえ、変かえることはガバナンスが問とわれることで絶対ぜったいに認みとめられず、現時点げんじてんでは見直みなおすつもりはない」と反論はんろんしている。

JR不ふ採用さいよう問題もんだい

「国鉄こくてつ労働ろうどう組合くみあい#JR採用さいよう闘争とうそう」も参照さんしょう

1987年ねんの国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに反対はんたいした国鉄こくてつ労働ろうどう組合くみあいの組合くみあい員いんがJRに再さい雇用こようされなかったJR不ふ採用さいよう事件じけんは、2003年ねん12月22日にちに最高裁さいこうさい判決はんけつで組合くみあい員いん側がわの敗訴はいそが確定かくてい。2010年ねん5月がつ、前原まえはらは与党よとう3党とうと公明党こうめいとうより和解わかい案あんの提示ていじを受うけ、旧きゅう国鉄こくてつの業務ぎょうむを引ひき継ついだ鉄道てつどう建設けんせつ・運輸うんゆ施設しせつ整備せいび支援しえん機構きこうに対たいし和解わかい手続てつづきに入はいるよう指示しじ。6月28日にち、同どう機構きこうが原告げんこく904人にんに総額そうがく199億おく円えんを支払しはらうことで和解わかいが成立せいりつした。

その他た

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）12月15日にち、明仁あきひと天皇てんのうと中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく副ふく主席しゅせき・習近平ひらたが会見かいけんを行おこなったこと（いわゆる天皇てんのう特例とくれい会見かいけん）について、「元もと首相しゅしょう、自民党じみんとうの方ほうから要請ようせいが首相しゅしょう官邸かんていに届とどいたということで、我々われわれがルールを曲まげたということではないと聞きいている」と述のべた。

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）6月2日にちの鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかくの退陣たいじん表明ひょうめいに伴ともなう民主党みんしゅとう代表だいひょう選挙せんきょにおいては、かつて2005年ねん（平成へいせい17年ねん）の代表だいひょう選挙せんきょで対立たいりつ候補こうほだった菅かん直人なおとを、「小沢おざわ色しょくの払拭ふっしょく」「党とう人事じんじの刷新さっしん」「日米にちべい協調きょうちょう」の三みっつの条件じょうけんで支持しじした。その後ご、成立せいりつした菅かん直人なおと内閣ないかくでは国土こくど交通こうつう大臣だいじん、沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく担当たんとう大臣だいじんに留任りゅうにんした。

同年どうねん9月がつ、菅かん代表だいひょうの任期にんき満了まんりょうに伴ともなって行おこなわれた民主党みんしゅとう代表だいひょう選挙せんきょにおいても、前回ぜんかいの代表だいひょう選挙せんきょと同おなじく菅かん直人なおとを支持しじし、菅かんの推薦人すいせんにん名簿めいぼにも名なを連つらねた。

外務がいむ大臣だいじん

外務省がいむしょうでの大臣だいじん就任しゅうにん会見かいけんにて

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのヒラリー・クリントン国務こくむ長官ちょうかんと

2010年ねん12月6日にち、ワシントンD.C.の米国べいこく国務省こくむしょうにて、米国べいこくのヒラリー・クリントン国務こくむ長官ちょうかん、韓国かんこくの金星かなぼし煥外交がいこう通商つうしょう部ぶ長官ちょうかんらと共ともに

2011米国べいこく戦略せんりゃく国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょ

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）9月17日にち、民主党みんしゅとう代表だいひょうに再選さいせんされた菅かん直人なおとによる菅内すがうち閣かくの内閣ないかく改造かいぞう（菅かん第だい1次じ改造かいぞう内ない閣かく）に伴ともない、民主党みんしゅとう幹事かんじ長ちょうに就任しゅうにんした岡田おかだ克也かつやの後任こうにんとして、外務がいむ大臣だいじんに横滑よこすべりで就任しゅうにん。48歳さい4ヶ月かげつでの外相がいしょう就任しゅうにんは、池田いけだ内閣ないかくにおける小坂こさか善太郎ぜんたろう外相がいしょうを抜ぬいて、戦後せんご最年少さいねんしょう（当時とうじ）であった。

2011年ねん1月がつの第だい2次じ改造かいぞう内ない閣かくでも外相がいしょうに留任りゅうにんした。

尖閣諸島せんかくしょとう中国ちゅうごく漁船ぎょせん衝突しょうとつ事件じけん

「尖閣諸島せんかくしょとう中国ちゅうごく漁船ぎょせん衝突しょうとつ事件じけん」も参照さんしょう

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）9月8日にち、沖縄おきなわ県けん石垣いしがき港こう、沖縄おきなわ県けん尖閣諸島せんかくしょとう周辺しゅうへんの日本にっぽん領海りょうかい内うちで海上保安庁かいじょうほあんちょうの巡視じゅんし船せんに中国ちゅうごく漁船ぎょせんが衝突しょうとつし、中国人ちゅうごくじん船長せんちょうが逮捕たいほされた。日本にっぽんの対応たいおうについて中国ちゅうごくから抗議こうぎを受うけていることについて、前原まえはらは、「（尖閣諸島せんかくしょとうに）領土りょうど問題もんだいはない」と強調きょうちょうし、公務こうむ執行しっこう妨害ぼうがい容疑ようぎで逮捕たいほされた中国人ちゅうごくじん船長せんちょうの処遇しょぐうについて「日本にっぽんの国内こくない法ほうに基もとづき粛々しゅくしゅくと対応たいおうする。それに尽つきる」と述のべ、中国ちゅうごく側がわが求もとめる中国人ちゅうごくじん船長せんちょうの早期そうき釈放しゃくほうには応おうじないとした。前原まえはらは石垣いしがき市しの石垣いしがき海上かいじょう保安ほあん部ぶ・巡視じゅんし船せん艇ていの係留けいりゅう所しょを視察しさつして職員しょくいんを激励げきれいし、「尖閣諸島せんかくしょとうに領土りょうど問題もんだいはない」とし、逮捕たいほした漁船ぎょせんの船長せんちょうの処遇しょぐうも「日本にっぽんの国内こくない法ほうに基もとづき粛々しゅくしゅくと対応たいおうする。それに尽つきる」と、従来じゅうらいの主張しゅちょうを繰くり返かえした。公務こうむ執行しっこう妨害ぼうがい容疑ようぎで逮捕たいほされた中国人ちゅうごくじん船長せんちょうの拘置こうち延長えんちょうが決きまる前まえの2010年ねん（平成へいせい22年ねん）9月19日にちのNHKの番組ばんぐみにて、前原まえはらは「今回こんかいは偶発ぐうはつ的てきな事故じこだと思おもっている。冷静れいせいに中国ちゅうごくも対応たいおうしてほしい」「国内こくない法ほうに基もとづいて粛々しゅくしゅくと対応たいおうする」「戦略せんりゃく的てき互恵ごけい関係かんけいを強つよめるためにも、われわれの立場たちばを保たもちながら中国ちゅうごくと話はなし合あいたい」と述のべた。一方いっぽうで、この事件じけんを受うけて中国ちゅうごく国内こくないで起おこっている日本にっぽんに対たいする抗議こうぎ活動かつどうについて「中国ちゅうごく政府せいふも抑制よくせいのための努力どりょくをしている」と発言はつげんした。しかし、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）9月24日にち、船長せんちょうは「諸般しょはんの事情じじょうのため」との那覇なは地検ちけんの判断はんだんにより釈放しゃくほうされた。

これについて読売新聞よみうりしんぶんは、国連こくれん総会そうかい出席しゅっせきのためアメリカを訪問ほうもんしていた前原まえはらがアメリカ政府せいふの国務こくむ長官ちょうかんヒラリー・クリントンとの会談かいだんの中なかで、「まもなく解決かいけつしますから」と自信じしんありげに伝つたえたとし、中国人ちゅうごくじん船長せんちょうの「釈放しゃくほう」に動うごいたのは官房かんぼう長官ちょうかんの仙谷せんごく由人よしと、そして外務がいむ大臣だいじんの前原まえはらであったとされる、と報ほうじた。前原まえはら自身じしんは、「那覇なは地検ちけんが手続てつづきの中なかで決きめたので、政府せいふとして従したがうということだ」と述のべ、自みずからの政治せいじ的てきな関与かんよはなかったことを重かさねて強調きょうちょうした。

翌よく10月がつ27日にちには米こめハワイ・ホノルルにおいて、米べい国務こくむ長官ちょうかんヒラリー・クリントンと約やく2時じ間あいだに渡わたって会談かいだん。中国ちゅうごくからの輸出ゆしゅつ停滞ていたいが国際こくさい問題もんだい化かとなっているレアアースについて、供給きょうきゅう源げんを多角たかく化かさせる必要ひつようがあると認識にんしきで一致いっちするとともに、中国ちゅうごくが領有りょうゆう権けんを主張しゅちょうしている尖閣諸島せんかくしょとうは日米にちべい安保あんぽ条約じょうやく第だい5条じょうの適用てきよう対象たいしょうであるとの認識にんしきにおいても一致いっち。クリントンは前原まえはらとの会談かいだんを終おえた後のちの共同きょうどう会見かいけんで、尖閣諸島せんかくしょとうについて「米国べいこくの日本にっぽん防衛ぼうえい義務ぎむを定さだめた日米にちべい安保あんぽ条約じょうやく第だい5条じょうの適用てきよう対象たいしょうになる」旨むねを改あらためて明言めいげんした。

環太平洋かんたいへいよう戦略せんりゃく的てき経済けいざい連携れんけい協定きょうてい (TPP)

TPP交渉こうしょうを巡めぐっては、2011年ねん10月がつに「対たいGDP比ひで僅わずか1.5%に過すぎない第だい一いち次じ産業さんぎょうの保護ほごのため他たの分野ぶんやが犠牲ぎせいになるのはおかしい」と反はん保護ほご主義しゅぎ的てき主張しゅちょうを記者きしゃ会見かいけんの場ばで行おこなった。

在日ざいにち外国がいこく人じん献金けんきん問題もんだい、引責いんせき辞任じにん

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）3月4日にち、参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいにて、自民党じみんとうの西田にしだ昌司しょうじ議員ぎいんからの質問しつもんにより、前原まえはら本人ほんにんの発言はつげんから、前原まえはらが京都きょうと市し内うちの在日ざいにち外国がいこく人じん（京都きょうと新聞しんぶんが後日ごじつ、韓国かんこく籍せきの女性じょせいであることと報道ほうどうした）から政治せいじ献金けんきんを受うけ取とっていたことが判明はんめいした。西田にしだは、政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうにより前原まえはらの公民こうみん権けんは停止ていしされることを指摘してきし、前原まえはらの議員ぎいん辞職じしょくを要求ようきゅうしたが、前原まえはらは、「全体ぜんたい像ぞうを把握はあくしてから判断はんだんした方ほうが良よいと思おもいます」と述のべて、その場ばでは結論けつろんを出ださなかった。

2011年ねん3月がつ6日にち夜よる、前原まえはらは外務省がいむしょうで記者きしゃ会見かいけんし、外相がいしょうを辞任じにんする意向いこうを明あきらかにしたが、議員ぎいん辞職じしょくについては言及げんきゅうしていない。また、問題もんだいとなった人物じんぶつが旧知きゅうちの在日ざいにち外国がいこく人じんであった事ことは認みとめたものの「献金けんきんを頂いただいているという認識にんしきは無なかった」と、献金けんきん受領じゅりょうが故意こいではないと否定ひていしている。前原まえはらは3月がつ7日にち付づけで辞任じにんとなり、後任こうにんが決定けっていするまでの外相がいしょう臨時りんじ代理だいりは枝野えだの幸男ゆきおが務つとめ、3月9日にちに外務がいむ副ふく大臣だいじんだった松本まつもと剛つよし明あきらが昇格しょうかくとなった。

その他た

2010年ねん11月27日にち、参院さんいんで問責もんせき決議けつぎ案あんが可決かけつされた仙谷せんごく官房かんぼう長官ちょうかんと馬淵まぶち国土こくど交通こうつう大臣だいじんが辞任じにんしない意向いこうを示しめしたことに対たいし、自民党じみんとうなどが2人ふたりの出席しゅっせきする委員いいん会かいには出席しゅっせきしないとしたことについて「どこかの党とうは『審議しんぎ拒否きょひだ』と言いうが、国会こっかいに出でてこなかったら、あの人ひとたちは税金ぜいきん泥棒どろぼうだ」と批判ひはんした。

12月には、日にち伯はく国会こっかい議員ぎいん連盟れんめい会長かいちょうでブラジルとの関係かんけいも深ふかい自民党じみんとうの麻生あそう太郎たろう元もと首相しゅしょうに、2011年ねん1月がつにブラジルで行おこなわれるブラジル大統領だいとうりょう就任しゅうにん式しきへの日本にっぽん側がわの特使とくしとしての出席しゅっせきを打診だしんし、麻生あそうもこれを受諾じゅだくした。

民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会長かいちょう

党とう代表だいひょう選挙せんきょ

2011年ねん8月がつに行おこなわれた民主党みんしゅとう代表だいひょう選せんでは外相がいしょう辞任じにんから日ひが浅あさいこともあり、当初とうしょ野田のだ佳彦よしひこの支援しえんを検討けんとうしていたが、増税ぞうぜいを主張しゅちょうする野田のだでは勝かてないと判断はんだんし、自みずからが主催しゅさいする凌雲りょううん会かい内うちの主戦しゅせん論ろんにも押おされる形かたちで23日にちに自みずからの出馬しゅつばを表明ひょうめい。8月27日にち、立候補りっこうほを届とどけ出でた。同日どうじつの共同きょうどう記者きしゃ会見かいけんでは原発げんぱつの新規しんき建設けんせつを否定ひていし、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうとの時限じげん的てきな大だい連立れんりつなどを主張しゅちょうした。世論せろん調査ちょうさでは代表だいひょう選せんの全ぜん立候補者りっこうほしゃの中なかで圧倒的あっとうてきな人気にんきを誇ほこり、当初とうしょの下馬評げばひょうでは本命ほんめいと目めされていたが、外相がいしょう辞任じにんの原因げんいんとなった外国がいこく人じん献金けんきん問題もんだいの影響えいきょうもあって苦戦くせん。29日にちの代表だいひょう選せんでは1回かい目めの投票とうひょうで395票ひょう中ちゅう74票ひょうを獲得かくとくするが、3位いにとどまった。8月31日にち、野田のだ佳彦よしひこ代表だいひょうの下したで民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会長かいちょうに就任しゅうにん。

2011年ねん11月10日にち、仙谷せんごくに代かわって凌雲りょううん会かいの会長かいちょうに就任しゅうにん。また、政治せいじ団体だんたいとしての凌雲りょううん会かいの代表だいひょう者しゃについても、従来じゅうらいは仙谷せんごく由人よしととして届とどけ出でていたが、これを期きに前原まえはら誠司せいじに変更へんこうすることになった。

2012年ねん9月がつ、民主党みんしゅとう政調せいちょう会長かいちょうを退任たいにん。

国家こっか戦略せんりゃく・経済けいざい財政ざいせい担当たんとう大臣だいじん

内閣ないかく広報こうほう室しつより公表こうひょうされた肖像しょうぞう（2012年ねん 撮影さつえい）

2012年ねん10月がつ1日にちの野田のだ内閣ないかく改造かいぞうに際さいし、一時いちじは財務ざいむ大臣だいじんとしての入閣にゅうかくも取とり沙汰ざたされたが、最終さいしゅう的てきには国家こっか戦略せんりゃく担当たんとう大臣だいじん、海洋かいよう政策せいさく担当たんとう大臣だいじん、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（経済けいざい財政ざいせい政策せいさく、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく、原子力げんしりょく行政ぎょうせい、宇宙うちゅう政策せいさく）として、1年ねん8ヶ月かげつぶりに再さい入閣にゅうかくした。

金融きんゆう政策せいさく

2012年ねん10月がつ5日にち、経済けいざい財政ざいせい担当たんとう大臣だいじんとしては2003年ねんの竹中たけなか平蔵へいぞう以来いらい9年ねん半はんぶりに日本銀行にっぽんぎんこうの金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうに出席しゅっせき。同どう会合かいごうには在任ざいにん中ちゅう計けい3回かいに渡わたって出席しゅっせきし、日本銀行にっぽんぎんこうが掲かかげるインフレ目標もくひょう1%実現じつげんのため強力きょうりょくな金融きんゆう緩和かんわを求もとめる姿勢しせいを強つよめた。また、金融きんゆう緩和かんわ策さくの一環いっかんとして外債がいさい購入こうにゅうも有効ゆうこうな手段しゅだんである旨むねの発言はつげんを行おこなった。このような働はたらきかけもあり、日本銀行にっぽんぎんこうは9月、10月と2ヶ月かげつ連続れんぞくに渡わたる金融きんゆう緩和かんわへと踏ふみ切きった。

同年どうねん12月がつに行おこなわれた第だい46回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょでは、自身じしんは選挙せんきょ区くでの圧勝あっしょうにより7期き目めの当選とうせんを決きめたものの民主党みんしゅとうは記録きろく的てきな大だい惨敗ざんぱいを喫きっし、物価ぶっか上昇じょうしょう率りつ2%を主張しゅちょうする安倍晋三あべしんぞう率ひきいる自民党じみんとうが政権せいけん復帰ふっきを確実かくじつとした。その後ごの12月20日にちに行おこなわれた日本銀行にっぽんぎんこうの金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうにおいて、従来じゅうらいの物価ぶっか上昇じょうしょう率りつ1%を目指めざす中長期ちゅうちょうき的てきな物価ぶっか安定あんていの目途もくとの見直みなおしが決定けっていされ、さらに2%の物価ぶっか目標もくひょうについて言及げんきゅうが成なされたことについては、閣議かくぎ後こう会見かいけんで「（自身じしんが日銀にちぎんの金融きんゆう政策せいさく決定けってい会合かいごうに出席しゅっせきして、物価ぶっか目標もくひょう1%を達成たっせいするべく金融きんゆう緩和かんわを求もとめていた当時とうじは、1%達成たっせいについてすら）他たの方々かたがたが否定ひてい的てきな意見いけんを出だされた」と述のべた上うえで、総そう選挙せんきょ後ごの日銀にちぎんの動うごきについて｢（メンバーが全まったく変かわっていないにも拘かかわらず）なぜ急きゅうに、これだけ大おおきく変かわるのか。驚おどろきを持もっている」「今いままでと、どういう整合せいごう性せい、連続れんぞく性せい、継続けいぞく性せいがあるのか。国会こっかいで厳きびしくチェックしたい」と述のべ、日銀にちぎんの姿勢しせいの変化へんかに対たいして疑問ぎもんを呈ていした。

民進党みんしんとう代表だいひょう

2016年ねん3月がつに結成けっせいされた民進党みんしんとうの初代しょだい代表だいひょう・岡田おかだ克也かつやが同年どうねん9月がつに任期にんき満了まんりょうを迎むかえた。これに伴ともなって行おこなわれた民進党みんしんとう代表だいひょう選挙せんきょに立候補りっこうほしたが、蓮舫れんほうに敗やぶれ2位いに終おわった。

2017年ねん7月がつ27日にち、民進党みんしんとう代表だいひょうの蓮舫れんほうが、同月どうげつの東京とうきょう都議会とぎかい議員ぎいん選挙せんきょの結果けっかを受うけて辞任じにんを表明ひょうめい。蓮舫れんほうの辞任じにんに伴ともなう代表だいひょう選挙せんきょ（9月がつ1日にち実施じっし）に立候補りっこうほし、枝野えだの幸男ゆきおを破やぶり第だい3代だい民進党みんしんとう代表だいひょうに就任しゅうにんした。当選とうせん翌日よくじつの9月がつ2日にち、前原まえはらは山尾やまお志こころざし桜さくら里さとを幹事かんじ長ちょうに抜擢ばってきする方針ほうしんを決きめるが、9月4日にちに「週刊しゅうかん誌しが山尾やまおと弁護士べんごしの倉持くらもち麟太郎りんたろうとの交際こうさい疑惑ぎわくを取材しゅざいしている」との情報じょうほうがもたらされる。このスキャンダルにより、9月5日にちに開ひらかれた両院りょういん議員ぎいん総会そうかいで山尾やまおの幹事かんじ長ちょう人事じんじは白紙はくしとなり、前原まえはら執行しっこう部ぶは出でだしで大おおきな打撃だげきを受うけた。山尾やまおは9月8日にち付づけで離党りとうした。

同年どうねん9月がつ17日にち未明みめい、NHKが「9月がつ28日にち召集しょうしゅうの臨時りんじ国会こっかいの冒頭ぼうとうで衆議院しゅうぎいん解散かいさんの見通みとおし」と報道ほうどう。関係かんけい者しゃへの取材しゅざいにより、内閣ないかく総理そうり大臣だいじんの安倍晋三あべしんぞうが公明党こうめいとう代表だいひょうの山口やまぐち那な津つ男おとこにその旨むねを伝つたえたことが明あきらかとなった。これを受うけて前原まえはらは同日どうじつ、東京とうきょう都知事とちじの小池こいけ百合子ゆりこに連絡れんらくをとった。9月23日にち、安倍あべ首相しゅしょうは私邸していで自民党じみんとうの岸田きしだ文雄ふみお政調せいちょう会長かいちょうと会あい、「9月がつ28日にち解散かいさん」を正式せいしきに決定けっていした。9月25日にち、小池こいけは自身じしんが代表だいひょうを務つとめる新党しんとう「希望きぼうの党とう」の設立せつりつを届とどけ出でた。

同年どうねん9月がつ26日にち夜よる、前原まえはら、小池こいけ、連合れんごう会長かいちょうの神津こうづ里さと季き生せいは極秘ごくひに会談かいだん。民進党みんしんとうと希望きぼうの党とうの合流ごうりゅうが協議きょうぎされ、これについて最終さいしゅう調整ちょうせいに入はいることで合意ごういがなされた。9月28日にち午後ごご、前原まえはらは両院りょういん議員ぎいん総会そうかいで「どんな手段しゅだんを使つかっても、安倍あべ政権せいけんを止とめなければならない」と高たからかに宣言せんげん。その目的もくてきのため、党とうとして比例ひれい代表だいひょうを含ふくめ公認こうにん候補こうほを擁立ようりつせず、希望きぼうの党とうに公認こうにん申請しんせいを依頼いらいし、事実じじつ上じょう希望きぼうの党とうと合流ごうりゅうすることを提案ていあんした。前原まえはらの提案ていあんは全会ぜんかい一致いっちで承認しょうにんされた。また、同日どうじつのTBSの番組ばんぐみで、無所属むしょぞくで出馬しゅつばする意向いこうを表明ひょうめいした。

同年どうねん9月がつ29日にち午前ごぜん、前原まえはらは小池こいけと新宿しんじゅく区内くないのホテルで約やく20分間ふんかん、会談かいだんした。会談かいだんでは候補者こうほしゃ調整ちょうせいについて、希望きぼうの党とうの若狭わかさ勝まさると民進党みんしんとうの玄葉げんば光一郎こういちろう総合そうごう選対せんたい本部ほんぶ長ちょう代行だいこうが実務じつむ的てきな話はなし合あいを進すすめることが確認かくにんされた。同日どうじつ、自みずからは希望きぼうの党とうに公認こうにん申請しんせいせず当面とうめん民進党みんしんとうにとどまり、自みずからは無所属むしょぞくで出馬しゅつばする意向いこうを表明ひょうめいした。同日どうじつ、小池こいけは「リベラル派は排除はいじょ」を宣言せんげん。記者きしゃ団だんに「全員ぜんいんを受うけ入いれるということはさらさらありません」と語かたる姿すがた、記者きしゃ会見かいけんでにこやかに「排除はいじょされない、ということはございませんで、排除はいじょいたします」と答こたえる姿すがたが何なん度どもテレビに流ながれた。9月30日にちには民進党みんしんとうの前ぜん職しょく、元職げんしょく計けい15人にんの「排除はいじょリスト」が出回でまわった。

同年どうねん10月がつ3日にち、枝野えだの幸男ゆきおらによって新党しんとう「立憲りっけん民主党みんしゅとう」が結党けっとうされた。同日どうじつ、前原まえはらは記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじ、民進党みんしんとうが分裂ぶんれつしたことについて「全すべてが想定そうてい内ないだ。自分じぶんの判断はんだんは正ただしかったと思おもっている」と語かたった。

同年どうねん10月がつ22日にちの第だい48回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょにおいて、前原まえはら自身じしんは京都きょうと2区くで無所属むしょぞくで当選とうせん。しかし民進党みんしんとうは、自民党じみんとうに絶対ぜったい安定あんてい多数たすうを単独たんどくで上回うわまわる284議席ぎせき、自公じこう政権せいけんとしては定数ていすうの3分ぶんの2（310議席ぎせき）を上回うわまわる313議席ぎせきを許ゆるし、野党やとう第だい一いち党とうの座ざも立憲りっけん民主党みんしゅとうに奪うばわれた。10月27日にち、前原まえはらは衆院しゅういん選せんで党とうを分裂ぶんれつさせる形かたちで戦たたかう原因げんいんをつくったことについて陳謝ちんしゃ。民進党みんしんとう代表だいひょうを引責いんせき辞任じにんすると正式せいしきに表明ひょうめいした。前原まえはらが党とう代表だいひょうの座ざにあったのは僅わずか2カ月かげつ間あいだのことであった。

希望きぼうの党とう・国民こくみん民主党みんしゅとう

代表だいひょう辞職じしょく直後ちょくごの2017年ねん11月2日にちに民進党みんしんとうに離党りとう届とどけを提出ていしゅつし、同日どうじつ受理じゅりされた。同月どうげつ6日にちに希望きぼうの党とうに入党にゅうとう届とどけを提出ていしゅつ、14日にちに了承りょうしょうされた。11月16日にち、衆院しゅういん選せんにおける希望きぼうの党とうへの合流ごうりゅうを振ふり返かえり、「民進党みんしんとうのまま戦たたかっていたら、もっとひどいことになっていた。私わたしは一貫いっかんして間違まちがっていない。この道みちしかなかった」と述のべた。

2018年ねん5月7日にち、民進党みんしんとうと希望きぼうの党とうの合流ごうりゅうにより結党けっとうされた国民こくみん民主党みんしゅとうに参加さんかした。同年どうねん8月がつ、国民こくみん民主党みんしゅとう京都きょうと府連ふれんの会長かいちょうに就任しゅうにん。9月の国民こくみん民主党みんしゅとう代表だいひょう選挙せんきょでは、自身じしんが2度どの民進党みんしんとう代表だいひょう選挙せんきょで掲かかげた"All for All"に主張しゅちょうが近ちかかったことを理由りゆうに、津村つむら啓介けいすけに投票とうひょうした。

2020年ねん8月がつ15日にち、国民こくみん民主党みんしゅとうと立憲りっけん民主党みんしゅとうとの合流ごうりゅう新党しんとう（新しん・立憲りっけん民主党みんしゅとう）に参加さんかせず、国民こくみん残留ざんりゅう組ぐみの新党しんとうに加くわわる考かんがえを表明ひょうめいした。9月15日にちに新しん・国民こくみん民主党みんしゅとうの設立せつりつ大会たいかいが開ひらかれ、党とう代表だいひょう代行だいこうに就任しゅうにんした。

2021年ねん10月31日にち、第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで10選せん。同年どうねん12月がつより党とう選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょう兼任けんにん。

2022年ねん2月がつ21日にちの衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいでは政府せいふの当初とうしょ予算よさん案あんに賛成さんせいしたが、前原まえはらのみ「体調たいちょう不良ふりょう」を理由りゆうに国会こっかいを欠席けっせき。前原まえはらはBS-TBSの「報道ほうどう1930」に出演しゅつえんした際さい、「トリガー条項じょうこうの凍結とうけつ解除かいじょが仮かりに取とれたとしても、賛成さんせいする理由りゆうにはならないと思おもっていたし、ましてや取とれてもいない段階だんかいで賛成さんせいするのはいかがなものか。与党よとうにすり寄よったとしか見みられない」と代表だいひょうの玉木たまき雄一郎ゆういちろうの対応たいおうを批判ひはんした。

「国民こくみん民主党みんしゅとう_(日本にっぽん_2020)#2022年度ねんど予算よさん案あんへの賛成さんせい」も参照さんしょう

2022年ねんの第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょでは、京都きょうと府ふ選挙せんきょ区くにおいて長年ながねん政治せいじ行動こうどうを共ともにした立憲りっけん現職げんしょくの福山ふくやま哲郎てつろうを支援しえんせず、日本にっぽん維新いしんの会かい公認こうにんの新人しんじん候補こうほを全面ぜんめん支援しえんしたが、落選らくせんした。8月31日にち、党とう選対せんたい委員いいん長ちょうを退任たいにん。

2023年ねん8月がつ21日にち、国民こくみん民主党みんしゅとう代表だいひょう選挙せんきょへの立候補りっこうほを届とどけ出でた。選挙せんきょ戦せんでは前原まえはらと再選さいせんを目指めざす玉木たまきとの一騎打いっきうちとなり、玉木たまきが自公じこう連立れんりつ政権せいけんとの連携れんけいも排除はいじょしない考かんがえを示しめした一方いっぽう、前原まえはらは玉木たまき路線ろせんを公然こうぜんと批判ひはんし、日本にっぽん維新いしんの会かいや立憲りっけん民主党みんしゅとうの一部いちぶとの選挙せんきょ協力きょうりょくに意欲いよくを示しめしたが、9月2日にちの投開票とうかいひょうの結果けっか、玉木たまきに大差たいさで敗やぶれた。前原まえはらは「完敗かんぱいだ。現実げんじつをしっかり受うけ止とめたい」と述のべ、代表だいひょう選せん後ごの離党りとうについては否定ひていした。代表だいひょう選せん後ごの役員やくいん人事じんじで代表だいひょう代行だいこうに留任りゅうにんした。

教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かいの結成けっせい

2023年ねん11月30日にち、国民こくみん民主党みんしゅとうに離党りとう届とどけを提出ていしゅつし、教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かいを結成けっせい。自みずからが代表だいひょうに就任しゅうにんした。その後ご、同年どうねん12月がつ13日にちの国民こくみん民主党みんしゅとう両院りょういん議員ぎいん総会そうかいで、提出ていしゅつされていた離党りとう届とどけを受理じゅりせず「党とうの結束けっそくを乱みだした」事ことにより除籍じょせき処分しょぶんとなった。

政策せいさく・主張しゅちょう・理念りねん

憲法けんぽう観かん

2012年ねん、憲法けんぽう改正かいせいに賛成さんせい。「憲法けんぽうを改正かいせいするか解釈かいしゃく変更へんこうして集団しゅうだん的てき自衛じえい権けんを行使こうしできるようにすべきだ」という意見いけんに「賛成さんせい」。

2014年ねん、憲法けんぽう改正かいせいに賛成さんせい。「集団しゅうだん的てき自衛じえい権けんの行使こうしを認みとめる閣議かくぎ決定けっていが行おこなわれたことを評価ひょうかしますか」という質問しつもんには、「どちらかと言いえば評価ひょうかしない」

2017年ねん、憲法けんぽう改正かいせいに賛成さんせい。憲法けんぽう9条じょうの改正かいせいについて、「改正かいせいして、自衛隊じえいたいの役割やくわりや限界げんかいを明記めいきすべきだ」としている。「民進党みんしんとう内ないでは、他た党とうへの配慮はいりょから改憲かいけん論議ろんぎすらできない雰囲気ふんいきに」なったことを受うけ、「憲法けんぽう改正かいせいの議論ぎろん自体じたいを封印ふういんする民進党みんしんとうの『左ひだり傾かたぶけ化か』に危機きき感かんを覚おぼえ、党とう代表だいひょうとして路線ろせん変更へんこう」を断行だんこう。民進党みんしんとうを希望きぼうの党とうに流ながし込こむ。

2019年ねん、前原まえはらは、「首相しゅしょうの目指めざす方向ほうこう性せいが就任しゅうにん当初とうしょは96条じょう改正かいせいだったのに、現在げんざいは9条じょうへの自衛隊じえいたい明記めいきを含ふくむ党とう改憲かいけん案あん4項目こうもくなどへ変かわっている」と指摘してき。自民党じみんとうサイドから取とり込こみの動うごきを強つよめると見みられており、野党やとう内ないでは早はやくも「水面すいめん下かで、渡辺わたなべ周あまね元もと総務そうむ副ふく大臣だいじん、毎度まいどお騒さわがせの前原まえはら誠司せいじ元もと外相がいしょうに声こえがかかっている」と囁ささやかれている。

外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう

2011年ねん1月がつ6日にち、ワシントンD.C.の米べい国務省こくむしょうにて、米べい国務こくむ長官ちょうかんのヒラリー・クリントンと共ともに

米べい国防こくぼう長官ちょうかんのロバート・ゲーツ

2013年ねん5月2日にち、英えい外相がいしょうのウィリアム・ヘイグ（前列ぜんれつ左ひだりから1人ひとり目め）、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの塩崎しおざき恭久やすひさ（前列ぜんれつ左ひだりから2人ふたり目め）、前ぜん衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの中田なかた宏ひろし（前列ぜんれつ右みぎから1人ひとり目め）、駐ちゅう日にちイギリス特命とくめい全権ぜんけん大使たいしのティモシー・ヒッチンズ（後列こうれつ左ひだり）らと共ともに

日米にちべい同盟どうめい強化きょうか、中国ちゅうごく脅威きょうい論ろん、憲法けんぽう9条じょうの第だい1項こう、第だい2項こうは維持いじしたうえで、条文じょうぶん追加ついかによって自衛隊じえいたいの保持ほじを明記めいきすることの必要ひつよう性せい、武器ぶき輸出ゆしゅつ三さん原則げんそくの見直みなおし、北朝鮮きたちょうせんのミサイル基地きちなどを自衛隊じえいたいが攻撃こうげきすることが可能かのうになる「敵てき基地きち攻撃こうげき能力のうりょく」の保有ほゆうの検討けんとうなどを主張しゅちょうしている。

沖縄おきなわ・北方ほっぽう担当たんとう大臣だいじん在任ざいにん中ちゅうの2009年ねん（平成へいせい21年ねん）10月がつ17日にち、北方領土ほっぽうりょうど洋上ようじょう視察しさつ後ごの記者きしゃ会見かいけんで「旧きゅうソ連それんによる不法ふほう占拠せんきょと言いい続つづける」旨むねを発言はつげんし、ロシア外務省がいむしょうから抗議こうぎを受うけている。

野田のだ政権せいけんの尖閣諸島せんかくしょとう国有こくゆう化かに関かんして「都知事とちじがこういうことをい出いださなかったら、問題もんだいは起おきていない」と石原いしはら都知事とちじがいなければ国有こくゆう化かはしていないという趣旨しゅしの発言はつげんをし、石原いしはらのスタンドプレーに疑問ぎもんを呈ていしている。

内政ないせい

• 選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい制度せいどに賛意さんいを示しめす
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）7月がつに国旗こっき国歌こっか法ほうの採決さいけつで反対はんたい票ひょうを投とうじる。靖国神社やすくにじんじゃを巡めぐっては、A級きゅう戦犯せんぱんを他た神社じんじゃに「遷座せんざ」した上うえで、天皇てんのうや総理そうり大臣だいじんの参拝さんぱいを可能かのうとする環境かんきょう整備せいびを主張しゅちょうしている。自身じしんの参拝さんぱいについては、A級きゅう戦犯せんぱんが合祀ごうしされているため大臣だいじん在任ざいにん中ちゅうは行いかないとしている。

経済けいざい

経済けいざい政策せいさくにおいては改革かいかく派はに属ぞくし、経済けいざい成長せいちょうを重視じゅうしした「真しんの構造こうぞう改革かいかく」が必要ひつようの立場たちばを採とる。当時とうじ内閣ないかく総理そうり大臣だいじんだった菅かん直人なおとが「一いちに雇用こよう・二にに雇用こよう・三さんに雇用こよう」というスローガンを打うち出だしたのに対たいし異論いろんを唱となえ、脱だつ原発げんぱつの元もと「一いちに成長せいちょう・二ににも三さんに成長せいちょう」と産業さんぎょう発展はってん重視じゅうしを唱となえた。

他たに、公共こうきょう事業じぎょう改革かいかくが持論じろんで、これは恩師おんし高坂こうさか正ただし堯が前原まえはらに与あたえた遺言ゆいごんでもあるという。民主党みんしゅとうでも社会しゃかい資本しほん整備せいびネクスト大臣だいじんや「公共こうきょう事業じぎょうを見直みなおす委員いいん会かい」の事務じむ局長きょくちょうを務つとめるなど、一貫いっかんして公共こうきょう事業じぎょう問題もんだいに取とり組くんできたが、こうした活動かつどうが鳩山はとやま内閣ないかくでの国土こくど交通こうつう大臣だいじん就任しゅうにんにつながっていった。

安倍あべ政権せいけんが打うち出だした経済けいざい政策せいさく「アベノミクス」について、アベノミクスの3本ほんの矢やのうち、大胆だいたんな金融きんゆう緩和かんわと民間みんかん投資とうしを促うながす成長せいちょう戦略せんりゃくについては民間みんかん政党せいとうの立場たちばから大だい賛成さんせいと述のべるなど一定いっていの評価ひょうかをしているものの、「インフレ期待きたいだけに働はたらきかけてすべてがよくなるということはあり得えないということを国民こくみんに訴うったえる。アベノミクスの危あやうさ、問題もんだい点てんを訴うったえていく」との考かんがえを示しめしている。また「日本にっぽん経済けいざいを破綻はたんに招まねきかねないリフレ至上しじょう主義しゅぎについてはノーを言いっておくことが国益こくえきだ」と述のべている。

日本にっぽんのデフレの背景はいけいとして、日本にっぽんの人口じんこう減少げんしょうが消費しょうひの需要じゅようを全体ぜんたい的てきに押おし下さげる結果けっか、影響えいきょうしていると指摘してきしている。

社会しゃかい保障ほしょう

2014年ねんには、「社会しゃかい保障ほしょうに手てをつけないとダメです。歳出さいしゅつカットと負担ふたん増ぞうと、両方りょうほうやらないといけない。」と、社会しゃかい保障ほしょう費ひの「削減さくげん」を主張しゅちょうしていた。前原まえはらは「個人こじんの資産しさんを把握はあくできるマイナンバー制度せいどが鍵かぎだと思おもっています。高齢こうれい者しゃの方ほうでも、資産しさんがあれば医療いりょう費ひの一部いちぶ負担ふたん増ぞうをお願ねがいするとか、ある程度ていど、社会しゃかいに協力きょうりょくしていただく。若者わかものだけに負担ふたんを強しいるわけにはいきません。」としており、高齢こうれい者しゃの負担ふたんを増ふやし、その分ぶんを若者わかものにまわすべきだとしていた。

しかし、2017年ねん9月がつ民進党みんしんとう代表だいひょう選挙せんきょ以降いこうは国民こくみん負担ふたんを増加ぞうかさせて広範こうはんに社会しゃかい保障ほしょうを提供ていきょうする「All for All」政策せいさくを主張しゅちょうしている。

TPP

2013年ねん3月がつ12日にち、アメリカ政府せいふが野田のだ政権せいけん当時とうじの日本にっぽん政府せいふに、TPPの事前じぜん協議きょうぎで

• アメリカが輸入ゆにゅう乗用車じょうようしゃに2.5%、トラックに25%を課かしている関税かんぜい撤廃てっぱいに猶予ゆうよ期間きかんを設もうける
• アメリカの安全あんぜん基準きじゅんを満みたした車くるまは日本にっぽんの安全あんぜん審査しんさなしとする輸入ゆにゅう枠わくを米べい韓かんFTAと同様どうように設もうける
• かんぽ生命せいめいの学資がくし保険ほけんの内容ないよう変更へんこう

を要求ようきゅうしたと説明せつめい、内閣ないかく総理そうり大臣だいじんの安倍晋三あべしんぞうに対たいし「われわれは、あまりに日本にっぽんに不公平ふこうへいだったので妥協だきょうしなかった。」と述のべ、「安倍あべ政権せいけんは妥協だきょうして交渉こうしょう参加さんか表明ひょうめいすることはないですね」と（TPPに参加さんかしないよう）求もとめた。

人ひとづくり

政治せいじにおける様々さまざまなテーマの中なかでも特とくに教育きょういく、人ひとづくりが重要じゅうようであると主張しゅちょう。コミュニティ・スクールの成功せいこう例れいを伝道でんどう師しとして広ひろめていくことが政治せいじ家かとして大事だいじだと話はなし、ニート対策たいさくについては、ただ補助ほじょ金きんを出だすのではなく費用ひよう対たい効果こうかを分析ぶんせきしてチェックする必要ひつようがあると述のべている。

人物じんぶつ・エピソード

• 数学すうがく・物理ぶつりが好すきで、京都教育大きょうときょういくだい附属ふぞく中ちゅう・同どう高校こうこうの中なか1から高こう3まで6年間ねんかん、数学すうがく専せん門もんの塾じゅくに通とおった。俳優はいゆうの山西さんせい惇あつしは塾じゅくの同級生どうきゅうせいだった。
• 座右ざゆうの銘めいは、「至誠しせい 天命てんめいに生いきる」。尊敬そんけいする政治せいじ家かは広田ひろた弘毅こうき、好すきな歴史れきし上じょうの人物じんぶつは坂本さかもと龍馬りょうま。愛読あいどく書しょは城山しろやま三郎さぶろうの「落日らくじつ燃もえゆ」。歴史れきし小説しょうせつを好このんでよく読よむという。永田町ながたちょうを代表だいひょうするプロレスファン、格闘技かくとうぎマニアでもある。
• 公おおやけの場ばでは標準ひょうじゅん語ごを話はなすことが多おおいが、普段ふだんは典型てんけい的てきな京都きょうと弁べんを話はなすことが多おおい。
• 趣味しゅみはSL写真しゃしんの撮影さつえいならびに収集しゅうしゅう、時刻じこく表ひょうの分析ぶんせき、妻つまとの食事しょくじ、ドライブ。秩父鉄道ちちぶてつどうで動態どうたい保存ほぞんされている国鉄こくてつC58形かたち蒸気じょうき機関きかん車しゃを撮影さつえいした写真しゃしんが2008年ねん度どの秩父鉄道ちちぶてつどうSLカレンダーの表紙ひょうしに採用さいようされたり、2008年ねん（平成へいせい20年ねん）に西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）山口やまぐち鉄道てつどう部ぶで発売はつばいされたSLやまぐち号ごうオレンジカードセットの台紙だいし写真しゃしんに前原まえはらの写真しゃしんが採用さいようされたこともある。また、鉄道てつどう趣味しゅみ誌し「鉄道てつどうピクトリアル」（電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい）「国鉄こくてつ時代じだい」「レイルマガジン」（いずれもネコパブリッシング）、あるいは旅行りょこう雑誌ざっし「一個人いっこじん」（KKベストセラーズ）「旅たびの手帖てちょう」（交通こうつう新聞しんぶん社しゃ）等とうに鉄道てつどうファンとしてのインタビュー記事きじや寄稿きこうがある(「国鉄こくてつ時代じだい」は数すう回かい登場とうじょう、「旅たびの手帖てちょう」は本人ほんにん撮影さつえいの絵葉書えはがきが付録ふろく)。さらに写真しゃしん展てんの開催かいさいや撮影さつえいした写真しゃしんを絵葉書えはがきにして頒布はんぷもしている。一個人いっこじん特別とくべつ編集へんしゅう「決定けってい版ばん 個室こしつ寝台しんだい列車れっしゃを完全かんぜん乗のり比くらべ」によると愛用あいようのカメラはミノルタαあるふぁ707siである (p.24)。
• 学生がくせい時代じだいに魚市場うおいちばでバイトしていたとき、分わけてもらった牡蠣かきで食中毒しょくちゅうどくになった。このため、いまだに生なま牡蠣かきは苦手にがてである。

海外かいがい渡航とこう歴れき

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ロシア連邦れんぽう、中華民国ちゅうかみんこくに若年じゃくねん期きに渡航とこうしている。平成へいせい初期しょきの週刊しゅうかん誌しにより朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくに渡航とこうしたと報ほうじられた。

他た党とうとの交友こうゆう関係かんけい

安倍晋三あべしんぞう

安倍晋三あべしんぞうとは当選とうせんの同期どうきであり、議員ぎいん会館かいかんも隣となりの部屋へや（安倍あべの部屋へやの前まえの住人じゅうにんは安倍あべ晋すすむ太郎たろう、前原まえはらの部屋へやの2代だい前まえの住人じゅうにんは安倍あべの祖父そふ岸きし信介しんすけ）。安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくに関かんして気心きごころ知しれた仲なかであり、2期き目めあたりまでは酒さけを一緒いっしょに飲のみに行いく仲なかであった。また、砂糖さとうがなくなれば貸かし借かりしたり、通行つうこう証しょうを貸かし借かりするほどの仲なかであった。現在げんざいもお互たがいの携帯けいたい電話でんわ番号ばんごうは交換こうかんしており、安倍あべが選挙せんきょの応援おうえん演説えんぜつで前原まえはらの選挙せんきょ区くに入はいる時とき、安倍あべの方ほうから「ちょっと選挙せんきょ区くに入はいらせて貰もらいます」と挨拶あいさつが入はいることもあるという。

2007年ねん8月がつ27日にちに第だい1次じ安倍あべ改造かいぞう内ない閣かくが発足ほっそくすると、安倍あべとの交友こうゆう関係かんけいや小沢おざわ一郎いちろうとの確執かくしつ等とうの風聞ふうぶんをもとに、前原まえはらが防衛ぼうえい相しょうとして入閣にゅうかくする可能かのう性せいが御厨みくりや貴たか、宮崎みやざき哲弥てつや、与良よら正男まさおなどによって取とり沙汰ざたされたこともあった。

また、第だい1次じ安倍あべ内閣ないかくで幹事かんじ長ちょうを務つとめた中川なかがわ秀直ひでなおとも親したしいとされる。

石破いしば茂しげる

石破いしば茂しげるとの仲なかも良よい。石破いしばの出身しゅっしん地ちは鳥取とっとり県けん八頭やつがしら町まちである。前原まえはら本人ほんにんの出身しゅっしん地ちは京都きょうと市しだが、父親ちちおやは鳥取とっとり県けん境港さかいみなと市し出身しゅっしんであった。双方そうほうとも首相しゅしょうの靖国神社やすくにじんじゃ公式こうしき参拝さんぱいに反対はんたいしている他ほか、防衛ぼうえい問題もんだいでも意見いけんが一致いっち。鉄道てつどうやプラモデルの話題わだいでも話はなしが盛もり上あがることがあり、鉄道てつどう番組ばんぐみで共演きょうえんしたこともある。石破いしばは、2008年ねん（平成へいせい20年ねん）9月がつに行おこなわれた自民党じみんとう総裁そうさい選せんに立候補りっこうほしたが、これは前原まえはらとの会話かいわが間接かんせつ的てきな原因げんいんとなったとする報道ほうどうがある。

小沢おざわ一郎いちろう

マスコミの報道ほうどう等ひとしでは、小沢おざわ一郎いちろうに距離きょりを置おく議員ぎいんの一人ひとりとして上あげられることが多おおく、反はん小沢おざわ系けいの議員ぎいんグループ七なな奉行ぶぎょうの会かいにも名なを連つらねる。小沢おざわとの確執かくしつの原因げんいんは、2005年ねんの代表だいひょう選せんで、小沢おざわサイドが前原まえはら支持しじと引ひき換かえに幹事かんじ長ちょうポストを要求ようきゅうした際さい、前原まえはらが固辞こじしたことにあるとされる。小沢おざわ代表だいひょう時代じだいもマニフェストや国会こっかい対策たいさく、安保あんぽ政策せいさくを巡めぐって対立たいりつしていると言いわれたが、2009年ねん（平成へいせい21年ねん）に前原まえはらが国土こくど交通こうつう大臣だいじん、小沢おざわが幹事かんじ長ちょうに就任しゅうにんすると、道路どうろ政策せいさくを巡めぐって双方そうほうの対立たいりつがエスカレートした。また2011年ねん8月がつ29日にちに行おこなわれる民主党みんしゅとう代表だいひょう選せんで前原まえはらは小沢おざわの支援しえんを要請ようせいしたが、小沢おざわに近ちかい議員ぎいんの幹事かんじ長ちょう就任しゅうにんを拒こばんだことで小沢おざわの擁立ようりつした対立たいりつ候補こうほと争あらそうことになった。2012年ねんには当時とうじ党とう政調せいちょう会長かいちょうだった前原まえはらが消費しょうひ税ぜい増税ぞうぜいを巡めぐる党内とうない調整ちょうせいを巡めぐり野田のだ首相しゅしょうと対立たいりつし、増税ぞうぜいに反対はんたいする小沢おざわは前原まえはらと接触せっしょくしたが、その後ご前原まえはらは6月がつに党内とうない手続てつづきを打うち切きった。これに反発はんぱつした小沢おざわグループは消費しょうひ増税ぞうぜい法案ほうあんの採決さいけつで造反ぞうはんし集団しゅうだん離党りとうしたため、袂たもとを別わかつこととなった。

その後ご、前原まえはらは2016年ねんごろから小沢おざわと会合かいごうを重かさね、関係かんけい修復しゅうふくを進すすめていると報ほうじられた。

凌雲りょううん会かい

旧きゅう民主みんしゅ党内とうないでは、仙谷せんごく由人よしとや枝野えだの幸男ゆきおらと共ともに凌雲りょううん会かい（「前原まえはらグループ」）を率ひきいており、中堅ちゅうけん･若手わかて議員ぎいんを中心ちゅうしんに党内とうないで一定いっていの勢力せいりょくを有ゆうする。また、同おなじく松下まつした政経せいけい塾じゅく・日本新党にほんしんとう出身しゅっしんの野田のだ佳彦よしひこが率ひきいる花はな斉ひとし会かい（野田のだグループ）とは政治せいじ理念りねんや政策せいさくが共通きょうつうする部分ぶぶんが多おおく、共同きょうどう歩調ほちょうをとることが多おおかった。

日本にっぽん維新いしんの会かい

日本にっぽん維新いしんの会かいとは2020年ねん頃ころから接近せっきんし、前原まえはらが大阪おおさか都と構想こうそうに前向まえむきで第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょの京都きょうと府ふ選挙せんきょ区くで維新いしんの公認こうにん候補こうほに対たいして全面ぜんめん的てきな支援しえんを行おこなうなど、友好ゆうこう的てきである。2020年ねん6月がつ、前原まえはらと維新いしんの馬場ばば伸幸のぶゆき幹事かんじ長ちょう（当時とうじ）が「新あたらしい国くにのかたち（分権ぶんけん2.0）協議きょうぎ会かい」という名称めいしょうの勉強べんきょう会かいを設立せつりつし、前原まえはらは馬場ばばと共ともに代表だいひょう世話人せわにんになった。地方ちほう分権ぶんけんの推進すいしんで国くにのあり方かたを変かえるという趣旨しゅしの団体だんたいで、維新いしんや（旧きゅう）国民こくみん、（旧きゅう）立憲りっけん民主みんしゅなどの国会こっかい議員ぎいん約やく40人にんが参加さんかした。この会かいの設立せつりつ趣意しゅい書しょには、日本にっぽん維新いしんの会かいの母体ぼたいである大阪おおさか維新いしんの会かいの最さい重要じゅうよう政策せいさくの大阪おおさか都と構想こうそうの文言もんごんが盛もり込こまれた。翌月よくげつの会合かいごうでは大阪おおさか府知事ふちじの吉村よしむら洋文ひろふみが登場とうじょうし、大阪おおさか都と構想こうそうの必要ひつよう性せいを訴うったえた。2022年ねんの第だい26回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょにおいては、前原まえはらの地元じもとである京都きょうと府ふ選挙せんきょ区くで民主党みんしゅとう、民進党みんしんとうを共ともに渡わたり歩あるいた福山ふくやま哲郎てつろうが立憲りっけん民主党みんしゅとう立候補りっこうほしている中なかで福山ふくやまと袂たもとを分わかち（2016年ねんの選挙せんきょで前原まえはらは福山ふくやまを応援おうえんしていた）、維新いしん公認こうにん候補こうほの楠井くすい祐子ゆうこを全面ぜんめん的てきに支援しえん。前原まえはらの選挙せんきょ区く（京都きょうと府ふ第だい2区く）においては、国民こくみん民主党みんしゅとうの広報こうほう板ばんに前原まえはらと楠井くすいのポスターの両方りょうほうが掲かかげられていたが、約やく17,000票ひょう差さで楠井くすいは福山ふくやまに敗北はいぼくした。

日本にっぽん共産党きょうさんとう

平和へいわ安全あんぜん法制ほうせい成立せいりつ後ご日本にっぽん共産党きょうさんとうが同どう法ほう廃止はいしを目標もくひょうとした政権せいけん構想こうそう「国民こくみん連合れんごう政府せいふ」の成立せいりつを民主党みんしゅとうを含ふくむ各かく野党やとうに呼よび掛かけた際さい、前原まえはらはテレビ番組ばんぐみの中なかで「共産党きょうさんとうはシロアリのようなものだ。協力きょうりょくしたら土台どだいが崩くずれていく。」と述のべ選挙せんきょ協力きょうりょくに前向まえむきな姿勢しせいを取とる岡田おかだ克也かつや代表だいひょうら当時とうじの執行しっこう部ぶに批判ひはん的てきな見解けんかいを述のべた。この発言はつげんについて当時とうじの民主党みんしゅとう幹事かんじ長ちょう枝野えだの幸男ゆきおが当時とうじの共産党きょうさんとう書記しょき局長きょくちょうだった山下やました芳生よしおに謝罪しゃざいを行おこなう事態じたいとなった。

一方いっぽう、民進党みんしんとう結成けっせい後ごは、北海道ほっかいどう5区くの補欠ほけつ選挙せんきょにて共産党きょうさんとう幹部かんぶと並ならび野党やとう統一とういつ候補こうほの応援おうえん演説えんぜつをするようになり、第だい24回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ後こうは野党やとう共闘きょうとう（民みん共ども共闘きょうとう）がある程度ていどの功こうを制せいしたことを受うけ「政策せいさく論議ろんぎを深ふかめ、共闘きょうとうのフェイズ（局面きょくめん）をさらに進化しんかさせる。政策せいさく論議ろんぎのすえの共闘きょうとう努力どりょくこそ、私わたしたちの責任せきにんだ」と述のべ、政策せいさく論議ろんぎを重要じゅうよう視しすることを条件じょうけんに野党やとう共闘きょうとうを推進すいしんする立場たちばを明あきらかにした。

しかし、2017年ねん（平成へいせい29年ねん）9月がつに民進党みんしんとう代表だいひょうに就任しゅうにんすると共産党きょうさんとうとの野党やとう共闘きょうとうの合意ごういについて見直みなおしを含ふくめて検討けんとうすることに言及げんきゅうした。さらに希望きぼうの党とうが結成けっせいされると「非ひ自民じみん非ひ共産きょうさん」の大おおきな塊かたまりを作つくることを目的もくてきに希望きぼうの党とうとの合流ごうりゅうを決意けついし、総そう選挙せんきょに民進党みんしんとう候補こうほを立たてなかった。希望きぼうの党とうの獲得かくとく議席ぎせきが芳かんばしくなかったことから前原まえはらは代表だいひょうを辞任じにんすることになったが、後日ごじつのインタビューでこの決断けつだんについて「後悔こうかいはしていない」「共産党きょうさんとうに魂たましいを売うって惨敗ざんぱいするより、チャレンジしてよかった」と心境しんきょうを語かたった。

2018年ねん（平成へいせい30年ねん）8月がつの国民こくみん民主党みんしゅとう京都きょうと府連ふれんの結成けっせい大会たいかいや2019年ねん（平成へいせい31年ねん）1月がつの連合れんごう京都きょうとの旗はた開びらきでも「非ひ自民じみん非ひ共産きょうさん」の枠組わくぐみを維持いじしたいと訴うったえている。

不祥事ふしょうじ・騒動そうどう

外国がいこく人じん献金けんきん問題もんだい

• 2011年ねん3月4日にち、前原まえはらが京都きょうと市し内うちの韓国かんこく籍せきの女性じょせいから政治せいじ献金けんきんを受うけ取とっていたことが判明はんめいした。前原まえはらはこの女性じょせいから年とし5万まん円えん、4年間ねんかんで合計ごうけい20万まん円えんを受領じゅりょうしていた。
• 2011年ねん8月がつ27日にち、上記じょうきの外国がいこく人じん献金けんきん問題もんだい発覚はっかく後ご、2005年ねんから2010年ねんまでの6年間ねんかんを前原まえはらの事務所じむしょが調査ちょうさした結果けっか、新あらたに在日ざいにち外国がいこく人じん3人にんと、在日ざいにち外国がいこく人じんが代表だいひょう取締役とりしまりやくを務つとめる法人ほうじんからの献金けんきん、計けい34万まん円えん分ぶんの外国がいこく人じん献金けんきんが発覚はっかくした。8月27日にちの発表はっぴょう前まえにこの献金けんきんは返金へんきんされている。
• 2011年ねん9月がつ1日にち、8月がつ27日にちの発表はっぴょう分ぶんとは別べつに在日ざいにち韓国かんこく人じんが株かぶの大半たいはんを所有しょゆうする企業きぎょうから1996年ねんから2003年ねんまでの間あいだ計けい約やく100万まん円えんの献金けんきんを受うけていることが発覚はっかくした。なお、この献金けんきん問題もんだいは時効じこうの3年ねんを過すぎているので返金へんきんは議員ぎいんの寄付きふに当あたり公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはんになるのでできない。

事務所じむしょ費ひ問題もんだい

2012年ねん10月がつ29日にち、秘書ひしょ宅たくを事務所じむしょとして届とどけ出でて経費けいひ1232万まん円えんを計上けいじょうし、事務所じむしょの実態じったいがないことが明あきらかになった。自民党じみんとうの石破いしば茂しげる幹事かんじ長ちょうは、「自民党じみんとう政権せいけん時代じだいはこの問題もんだいで閣僚かくりょう辞任じにんが起おこっている」 と述のべている。閣僚かくりょう交代こうたいになれば、野田のだ第だい3次じ改造かいぞう内ない閣かくにおいて田中たなか慶けい秋あき法務大臣ほうむだいじんに次つぐ2人ふたり目めである。このことに対たいして、前原まえはら自身じしんは「れっきとした実態じったいがある。弁護士べんごしとも相談そうだんしたが問題もんだいはない」と答こたえている。この件けんに絡からみ、「まえはら誠司せいじ東京とうきょう後援こうえん会かい」の2010年ねん分ぶんの政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょのなかに、異常いじょうな額がくの会合かいごう費ひが記述きじゅつされていることが報道ほうどうされた。6月11日にちだけでも、割烹かっぽう、日本にっぽん料理りょうり店てん、中華ちゅうか料理りょうり店てん、京きょう懐石かいせきなど7件けん、100万まん円えん以上いじょう支出ししゅつしたと記しるされていた。

2012年ねん11月12日にちの衆議院しゅうぎいん予算よさん委員いいん会かいでは「領収りょうしゅう書しょを取とる時間じかんがなかったので、それに対たいする領収りょうしゅう書しょを書かいたもので偽造ぎぞうではない」などと答弁とうべんしている。

産経新聞さんけいしんぶんの排除はいじょ

2012年ねん2月がつ23日にち、前原まえはらは産経新聞さんけいしんぶんが用もちいていた「言いうだけ番長ばんちょう」という表現ひょうげんを問題もんだい視しし、取材しゅざい拒否きょひの通告つうこくと、実際じっさいに同日どうじつ夕ゆうに国会こっかい内ないで開ひらいた記者きしゃ会見かいけんで記者きしゃの出席しゅっせきを拒否きょひ、さらに民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会かいへの取材しゅざいも認みとめないと通告つうこくした。産経新聞さんけいしんぶんによれば、23日にち昼ひる、人事じんじ異動いどうのあいさつのため国会こっかい内うちで前原まえはらと接触せっしょくしたところ、前原まえはらは衆院しゅういん議員ぎいん会館かいかんの自室じしつで記者きしゃに対たいして、「ことあるごとに『言いうだけ番長ばんちょう』と書かく」理由りゆうを産経さんけい会長かいちょう名めいの文書ぶんしょで要求ようきゅうした。そして、回答かいとうがない限かぎり産経さんけいには政策せいさく調査ちょうさ会かいの取材しゅざいを認みとめないことを通告つうこくしたという。また、産経新聞さんけいしんぶんの記者きしゃが会見かいけん場じょうにいるため「（会見かいけんは）始はじめられない」とし、その後ご別室べっしつで、参加さんかする記者きしゃたちに名刺めいしの提出ていしゅつを要求ようきゅうしたという。産経新聞さんけいしんぶんの記者きしゃが名刺めいしを差さし出だしたところ、党とう職員しょくいんが「産経新聞さんけいしんぶんはお断ことわりしています」と入室にゅうしつを拒否きょひした。前原まえはらは「受容じゅよう限度げんどを超こえた。記者きしゃに批判ひはんする権利けんりはあるが、事実じじつに基もとづかなければならない」と記者きしゃ会見かいけんで述のべたという。

朝日新聞あさひしんぶんでは、2012年ねん2月がつ25日にち社説しゃせつにこの問題もんだいを取とり上あげ、政治せいじ家かは常つねに批判ひはんにさらされるものであり、取材しゅざい拒否きょひは、政治せいじ家かとしての狭量きょうりょうぶりを印象いんしょうづけると前原まえはらを批判ひはんするとともに、民主党みんしゅとうに対たいしても批判ひはんしている。政治せいじ評論ひょうろん家かの浅川あさがわ博ひろし忠ちゅうは、「総理そうりを目指めざす政治せいじ家かとしては、度量どりょうが狭せま過すぎる印象いんしょうを与あたえてしまった。批判ひはんも包つつみ込こむ『大おおきさ』をみせるべきだった」と指摘してきした。毎日新聞まいにちしんぶん論説ろんせつ副ふく委員いいん長ちょうの与良よら正男まさおは｢大人気おとなげないですよ。民主党みんしゅとう政権せいけんはすぐにメディアを選別せんべつしたがる傾向けいこうが強つよい｣と批判ひはんした。東工大とうこうだい教授きょうじゅの尾崎おざき弘之ひろゆきは｢前原まえはらさんは逆ぎゃくに宣伝せんでんしちゃいましたね。自分じぶんはこう呼よばれているんだということを。知しらない人ひともこれで注目ちゅうもくしますよ｣と批評ひひょうした。政治せいじ評論ひょうろん家かの三宅みやけ久之ひさゆきは、民主みんしゅ主義しゅぎ下したでは、与党よとうを批判ひはんするのは健全けんぜんな政治せいじのために当然とうぜんの行為こういであり、政党せいとう助成じょせい金きんを受うけ取とっている公党こうとうの要職ようしょくにある者ものが、謙虚けんきょに受うけ止とめることなく、気きに入いらない者ものを排除はいじょすることで自分じぶんの正当せいとう性せいを守まもろうとする対応たいおうは、政治せいじ家かとして幼稚ようちと批判ひはんした。政治せいじ家かの間あいだでも批判ひはんや擁護ようごの声こえがあがった。

産経新聞さんけいしんぶんは「主張しゅちょう」で、「報道ほうどう内容ないようが気きに入いらないからと特定とくていのメディアを締しめ出だして、自己じこ正当せいとう化かを図はかるような行為こういは断だんじて許ゆるされない」とした上うえで、記者きしゃの排除はいじょに対たいして、他たの報道ほうどう機関きかんも前原まえはらや民主党みんしゅとうに抗議こうぎしたことを明あかした。さらに、自衛隊じえいたい施設しせつでの行事ぎょうじで、民間みんかん人じんの政権せいけん批判ひはんを封ふうじることを目的もくてきとした防衛ぼうえい事務次官じむじかん通達つうたつを出だしたことや、新あらたな人権じんけん救済きゅうさい機関きかん「人権じんけん委員いいん会かい」の創設そうせつを目指めざしていることなどを引ひき合あいに出だし、この問題もんだいを「民主党みんしゅとうの体質たいしつ」と結むすび付つけて批判ひはんした。

「言いうだけ番長ばんちょう」は、「言葉ことばばかりで、結果けっかが伴ともなわない人ひと」との意味いみを、漫画まんが「夕ゆうやけ番長ばんちょう」をもじって表現ひょうげんしたもので、メディアの批判ひはんとして許容きょよう範囲はんいであり、公人こうじんへの人権じんけん侵害しんがいや名誉めいよ毀損きそんには当あたらない、と産経新聞さんけいしんぶんは主張しゅちょうしている。これまでも読売新聞よみうりしんぶんに「『言いうだけ番長ばんちょう』という不名誉ふめいよなあだ名なもある」（11年ねん10月がつ30日にち付づけ朝刊ちょうかん）など少すくなくとも2回かい、さらに西日本にしにほん新聞しんぶんや沖縄おきなわタイムスといった地方ちほう紙しのほか、週刊しゅうかん新潮しんちょうやサンデさんでー毎日まいにちといった週刊しゅうかん誌し、夕刊ゆうかん紙しでも同様どうようの表現ひょうげんが見受みうけられる。産経新聞さんけいしんぶんより先さきに使つかった例れいは、分わかった範囲はんいでは2011年ねん8月がつのサンケイスポーツ記事きじが見みつかっている。なお、週刊しゅうかんポスト2012年ねん3月がつ16日にち号ごうによると、産経新聞さんけいしんぶんが作つくった造語ぞうごではなく、それ以前いぜんに永田町ながたちょうでは有名ゆうめいな通とおり名なにしかすぎないという。最終さいしゅう的てきに、2012年ねん2月がつ28日にちの会見かいけんで前原まえはらは産経新聞さんけいしんぶんの出席しゅっせきを認みとめ、産経新聞さんけいしんぶんの排除はいじょを撤回てっかいした。

旧きゅう統一教会とういつきょうかいとの関係かんけい

ジャーナリストの鈴木すずきエイトが作成さくせいした「旧きゅう統一とういつ教会きょうかい関連かんれん団体だんたいと関係かんけいがあった現職げんしょく国会こっかい議員ぎいん168人にん」によれば、旧きゅう統一教会とういつきょうかい関連かんれん団体だんたいとの関係かんけいについて、2011年ねんに教団きょうだん系けいメディアの『ワシントン・タイムズ』に全面ぜんめん意見いけん広告こうこくを掲載けいさいしたとされる。

「世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごうと政界せいかいとの関係かんけい」も参照さんしょう

家族かぞく・親族しんぞく

前原まえはら家か

（鳥取とっとり県けん境港さかいみなと市し、京都きょうと府ふ京都きょうと市し）

両親りょうしんは鳥取とっとり県けん出身しゅっしん（父親ちちおやは境港さかいみなと市し、母親ははおやは日野ひの郡ぐん日南にちなん町まち）である。前原まえはらによると「私わたしは京都きょうと生うまれの京都きょうと育そだちなんですが、父親ちちおやが鳥取とっとり県けんの境港さかいみなと、母親ははおやは上石見かみいわみ、伯備線はくびせんの最もっとも岡山おかやま寄よりのところの出身しゅっしん」という。前原まえはら家かについて、前原まえはらは「普通ふつうの家庭かていだったんですね。当然とうぜん金きむもないし、祖先そせんに遡さかのぼっても政治せいじ家かはいないと思おもう家系かけいですよ。」と述のべている。

• 父ちち・博ひろし（元もと・京都きょうと家庭かてい裁判所さいばんしょ職員しょくいん）
• 母はは
• 姉あね 1959年ねん生うまれ
• 妻つま

略りゃく系図けいず

前原まえはら博ひろし

母はは

姉あね

前原まえはら誠司せいじ

妻つま

略りゃく年譜ねんぷ

• 1975年ねん
  • 京都きょうと市立しりつ修学院しゅうがくいん小学校しょうがっこう卒業そつぎょう（3月がつ）
• 1978年ねん
  • 京都教育大学きょうときょういくだいがく附属ふぞく京都きょうと中学校ちゅうがっこう卒業そつぎょう（3月がつ）
• 1981年ねん
  • 京都教育大学きょうときょういくだいがく教育きょういく学部がくぶ附属ふぞく高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう（3月がつ）
• 1987年ねん
  • 京都大学きょうとだいがく法学部ほうがくぶ卒業そつぎょう（3月がつ）
  • 松下まつした政経せいけい塾じゅく入塾にゅうじゅく（第だい8期き）（4月がつ）
• 1991年ねん
  • 京都きょうと府議会ふぎかい議員ぎいん選挙せんきょ（左京さきょう区く・無所属むしょぞく）当選とうせん（4月がつ）
• 1993年ねん
  • 第だい40回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（旧きゅう京都きょうと1区く・日本新党にほんしんとう公認こうにん）当選とうせん（7月がつ18日にち）
• 1996年ねん
  • 第だい41回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・旧きゅう民主党みんしゅとう公認こうにん）2期き目め当選とうせん（現職げんしょく文部もんぶ大臣だいじんで宏池会こうちかいの重鎮じゅうちん奥田おくだ幹生みきおや京大きょうだい法学部ほうがくぶの先輩せんぱいで日本にっぽん共産党きょうさんとう新人しんじん井上いのうえ哲士てつしに後塵こうじんを拝はいし比例ひれい復活ふっかつ）（10月がつ20日はつか）
• 2000年ねん
  • 第だい42回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）3期き目め当選とうせん（6月25日にち）
• 2003年ねん
  • 第だい43回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）4期き目め当選とうせん（11月9日にち）
• 2005年ねん
  • 第だい44回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）5期き目め当選とうせん（9月11日にち）
  • 第だい5代だい民主党みんしゅとう代表だいひょうに就任しゅうにん（9月17日にち）
• 2006年ねん
  • 堀江ほりえメール問題もんだいで民主党みんしゅとう代表だいひょうを辞任じにん（4月がつ7日にち）
• 2007年ねん
  • 第だい6代だい民主党みんしゅとう代表だいひょう小沢おざわ一郎いちろうの下した、民主党みんしゅとう副ふく代表だいひょうに就任しゅうにん（9月5日にち）
• 2008年ねん
  • 民主党みんしゅとうの農業のうぎょう政策せいさくを不可能ふかのうなバラ撒まきと雑誌ざっし『中央公論ちゅうおうこうろん』7月がつ号ごうで批判ひはん
  • 民主党みんしゅとう「次つぎの内閣ないかく」ネクスト農林のうりん水産すいさん大臣だいじん経験けいけん者しゃから上記じょうきの発言はつげんについての抗議こうぎメールを民主党みんしゅとう内ないに一斉いっせい送信そうしんされる（6月12日にち）
• 2009年ねん
  • 第だい45回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）6期き目め当選とうせん
  • 鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかくの国土こくど交通こうつう大臣だいじん、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく、防災ぼうさい）に就任しゅうにん（9月16日にち）
• 2010年ねん
  • 内閣ないかく内ないの担当たんとう異動いどうにより内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（防災ぼうさい担当たんとう）の任にんを免まぬかれる（1月がつ12日にち）
  • 社会しゃかい民主党みんしゅとうの連立れんりつ離脱りだつに伴ともない、国土こくど交通こうつう副ふく大臣だいじんを辞任じにんした辻つじ元もと清美きよみ衆議院しゅうぎいん議員ぎいんとカメラの前まえで抱擁ほうようし、話題わだいとなる。(5月31日にち)
  • 菅かん第だい1次じ改造かいぞう内ない閣かくの外務がいむ大臣だいじんに就任しゅうにん（9月17日にち）
• 2011年ねん
  • 京都きょうと市し内うちで飲食いんしょく店てんを営いとなんでいる在日ざいにち外国がいこく人じんから総額そうがく25万まん円えんの政治せいじ献金けんきんを受うけていたことが3月4日にちの参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいで明あきらかにされ責任せきにんを取とり、外務がいむ大臣だいじんを辞任じにんする意向いこうを周辺しゅうへんに伝つたえその後ご辞任じにんした（3月6日にち）。
  • 民主党みんしゅとう憲法けんぽう調査ちょうさ会かい会長かいちょうに就任しゅうにん。（5月がつ10日とおか）
  • 国会こっかいの裁判官さいばんかん訴追そつい委員いいん会かい委員いいん長ちょうに就任しゅうにん。（5月26日にち）
  • 民主党みんしゅとう代表だいひょう選挙せんきょに、2度目どめの出馬しゅつばをするが、5名めい中ちゅう3位いで敗北はいぼく。（8月がつ29日にち）
  • 民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会長かいちょうに就任しゅうにん。（8月がつ31日にち）
• 2012年ねん
  • 国家こっか戦略せんりゃく担当たんとう大臣だいじん、海洋かいよう政策せいさく担当たんとう大臣だいじん・内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（経済けいざい財政ざいせい政策せいさく、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく、原子力げんしりょく行政ぎょうせい、宇宙うちゅう政策せいさく）に就任しゅうにん。
  • 第だい46回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）7期き目め当選とうせん
  • 国家こっか戦略せんりゃく担当たんとう大臣だいじん、海洋かいよう政策せいさく担当たんとう大臣だいじん、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（経済けいざい財政ざいせい政策せいさく、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく、原子力げんしりょく行政ぎょうせい、宇宙うちゅう政策せいさく）を退任たいにん。
• 2014年ねん
  • 第だい47回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・民主党みんしゅとう公認こうにん）8期き目め当選とうせん
• 2017年ねん
  • 第だい3代だい民進党みんしんとう代表だいひょうに就任しゅうにん。（9月1日にち）
  • 第だい48回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・無所属むしょぞく）9期き目め当選とうせん
• 2020年ねん
  • 新しん国民こくみん民主党みんしゅとう代表だいひょう代行だいこうに就任しゅうにん。
• 2021年ねん
  • 第だい49回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ（京都きょうと2区く・新しん国民こくみん民主党みんしゅとう公認こうにん）10期き目め当選とうせん
  • 国民こくみん民主党みんしゅとう選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうに就任しゅうにん（12月）。

出演しゅつえん

イベント

• 国際こくさい鉄道てつどう模型もけいコンベンション 2017年ねん8月がつ20日はつか(講演こうえん)

映画えいが

• 劇場げきじょう版ばん センキョナンデス（2023年ねん2月がつ18日にち、監督かんとく：ダースレイダー、プチ鹿島かしま）

関連かんれんする団体だんたい・議員ぎいん連盟れんめい

2013年ねん5月2日にち、日にち英えい21世紀せいき委員いいん会かい第だい30回かい合同ごうどう会議かいぎの参加さんか者しゃらと

• 新しん憲法けんぽう制定せいてい議員ぎいん同盟どうめい（副ふく会長かいちょう）
• 新しん世紀せいきの安全あんぜん保障ほしょう体制たいせいを確立かくりつする若手わかて議員ぎいんの会かい（世話人せわにん）
• 日米にちべい平和へいわ・文化ぶんか交流こうりゅう協会きょうかい（元もと理事りじ、2007年ねん12月退任たいにん）
• たばこと健康けんこうを考かんがえる議員ぎいん連盟れんめい
• 国際こくさい観光かんこう産業さんぎょう振興しんこう議員ぎいん連盟れんめい（副ふく会長かいちょう）
• 有志ゆうし議員ぎいんによる建設けんせつ職人しょくにんの安全あんぜん・地位ちい向上こうじょう推進すいしん議員ぎいん連盟れんめい（最高さいこう顧問こもん）

書籍しょせき

• 『石破いしば茂しげる・前原まえはら誠司せいじほかが集中しゅうちゅう講義こうぎ!日本にっぽんの防衛ぼうえい 7つの論点ろんてん 別冊べっさつ宝島たからじまReal』（宝島社たからじましゃ） 2005年ねん ISBN 4796647899
• 『日本にっぽんを元気げんきにする地域ちいき主権しゅけん』（PHP研究所けんきゅうじょ） 2008年ねん ISBN 978-4569702285
• 『日本にっぽんの成長せいちょうの突破口とっぱこうはこれだ！国土こくど交通省こうつうしょう成長せいちょう戦略せんりゃく』（大成たいせい出版しゅっぱん社しゃ） 2010年ねん ISBN 978-4-8028-2966-3
• 『政権せいけん交代こうたいの試練しれん―ポピュリズム政治せいじを超こえて』（新潮社しんちょうしゃ）2012年ねん ISBN 978-4103331711
• 『分断ぶんだん社会しゃかいニッポン』（朝日あさひ新書しんしょ）2016年ねん ISBN 978-4022736802

関連かんれん項目こうもく

• 凌雲りょううん会かい
• ラーの会かい
• 成基せいき学園がくえん
• 日本漢字能力検定協会にほんかんじのうりょくけんていきょうかい

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
• 前原まえはら誠司せいじ (@Maehara2016) - X（旧きゅうTwitter）
• 前原まえはら誠司せいじ office (seiji.maehara21) - Facebook
• 前原まえはら誠司せいじチャンネル official - YouTubeチャンネル

公職こうしょく
先代せんだい 古川ふるかわ元久もとひさ	国務大臣こくむだいじん（国家こっか戦略せんりゃく担当たんとう） 第だい6代だい：2012年ねん	次代じだい 廃止はいし
先代せんだい 古川ふるかわ元久もとひさ	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（経済けいざい財政ざいせい政策せいさく） 第だい18代だい：2012年ねん	次代じだい 甘利あまり明あきら
先代せんだい 古川ふるかわ元久もとひさ	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく） 第だい20代だい：2012年ねん	次代じだい 山本やまもと一太かずた
先代せんだい 細野ほその豪つよし志こころざし	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（原子力げんしりょく行政ぎょうせい） 第だい2代だい：2012年ねん	次代じだい 廃止はいし
先代せんだい 古川ふるかわ元久もとひさ	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（宇宙うちゅう政策せいさく） 第だい2代だい：2012年ねん	次代じだい 山本やまもと一太かずた
先代せんだい 岡田おかだ克也かつや	外務がいむ大臣だいじん 第だい139代だい：2010年ねん - 2011年ねん	次代じだい 松本まつもと剛つよし明あきら
先代せんだい 金子かねこ一義かずよし	国土こくど交通こうつう大臣だいじん 第だい12・13代だい：2009年ねん - 2010年ねん	次代じだい 馬淵まぶち澄夫すみお
先代せんだい 林はやし幹雄みきお	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（沖縄おきなわ及および北方ほっぽう対策たいさく） 第だい14・15代だい：2009年ねん - 2010年ねん	次代じだい 馬淵まぶち澄夫すみお
先代せんだい 林はやし幹雄みきお	特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（防災ぼうさい） 第だい15代だい：2009年ねん - 2010年ねん	次代じだい 中井なかい洽ひろし
党とう職しょく
先代せんだい （結成けっせい）	教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かい代表だいひょう 初代しょだい：2023年ねん -	次代じだい （現職げんしょく）
先代せんだい （結成けっせい）	国民こくみん民主党みんしゅとう代表だいひょう代行だいこう 大塚おおつか耕平こうへいと共同きょうどう 初代しょだい：2020年ねん - 2023年ねん	次代じだい 大塚おおつか耕平こうへい
先代せんだい 岸本きしもと周平しゅうへい	国民こくみん民主党みんしゅとう選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょう 第だい2代だい：2021年ねん - 2022年ねん	次代じだい 榛はしばみ葉は賀が津つ也
先代せんだい 蓮舫れんほう	民進党みんしんとう代表だいひょう 第だい3代だい：2017年ねん	次代じだい 大塚おおつか耕平こうへい
先代せんだい 岡田おかだ克也かつや	民主党みんしゅとう代表だいひょう 第だい5代だい：2005年ねん - 2006年ねん	次代じだい 小沢おざわ一郎いちろう
先代せんだい 玄葉げんば光一郎こういちろう	民主党みんしゅとう政策せいさく調査ちょうさ会長かいちょう 第だい11代だい：2011年ねん - 2012年ねん	次代じだい 細野ほその豪つよし志こころざし
先代せんだい 仙谷せんごく由人よしと	凌雲りょううん会かい会長かいちょう 第だい2代だい：2011年ねん -	次代じだい （現職げんしょく）