吉田よしだ沙すな保里ほり

吉田よしだ 沙すな保里ほり

北京ぺきんオリンピック 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう後ご（下したはコーチの栄和えいわ人じん）
個人こじん情報じょうほう
生誕せいたん名めい	吉田よしだ 沙すな保里ほり
国籍こくせき	日本にっぽん
生誕せいたん	(1982-10-05) 1982年ねん10月5日にち（41歳さい） 三重みえ県けん一志いちし郡ぐん一志いちし町まち（現在げんざいの津つ市し）
身長しんちょう	157 cm (5 ft 2 in)
家族かぞく	吉田よしだ栄勝えいかつ（父ちち）
スポーツ
競技きょうぎ	レスリング
獲得かくとくメダル 日本にっぽん 女子じょし レスリング・フリースタイル オリンピック 金きむ 2004 アテネ 55kg級きゅう 金きむ 2008 北京ぺきん 55kg級きゅう 金きむ 2012 ロンドン 55kg級きゅう 銀ぎん 2016 リオデジャネイロ 53kg級きゅう レスリング世界せかい選手権せんしゅけん 金きむ 2002 ハルキス 55kg級きゅう 金きむ 2003 ニューヨーク 55kg級きゅう 金きむ 2005 ブダペスト 55kg級きゅう 金きむ 2006 広州こうしゅう 55kg級きゅう 金きむ 2007 バクー 55kg級きゅう 金きむ 2008 東京とうきょう 55kg級きゅう 金きむ 2009 ヘルニング 55kg級きゅう 金きむ 2010 モスクワ 55kg級きゅう 金きむ 2011 イスタンブール 55kg級きゅう 金きむ 2012 ストラスコナカントリー 55kg級きゅう 金きむ 2013 ブダペスト 55kg級きゅう 金きむ 2014　タシュケント 53kg級きゅう 金きむ 2015　ラスベガス 53kg級きゅう アジア大会たいかい 金きむ 2002 プサン 55kg級きゅう 金きむ 2006 ドーハ 55kg級きゅう 金きむ 2010 広州こうしゅう 55kg級きゅう 金きむ 2014 仁川にがわ 55kg級きゅう レスリングアジア選手権せんしゅけん 金きむ 2004 東京とうきょう 55kg級きゅう 金きむ 2005 武漢ぶかん 55kg級きゅう 金きむ 2006 アルマトイ 55kg級きゅう 金きむ 2007 ビシュケク 55kg級きゅう 金きむ 2008 済州さいしゅう 55kg級きゅう ユニバーシアード 金きむ 2005 イズミル 55kg級きゅう

吉田よしだ 沙すな保里ほり（よしだ さおり、1982年ねん〈昭和しょうわ57年ねん〉10月5日にち - ）は、日本にっぽんのレスリング指導しどう者しゃ、日本にっぽんの元もとレスリング選手せんしゅ、スポーツ科学かがく者しゃ、大府おおぶ市しレスリング協会きょうかい副ふく会長かいちょう。学位がくいは健康けんこうスポーツ科学かがく学士がくし（中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく・2005年ねん）、健康けんこうスポーツ科学かがく名誉めいよ修士しゅうし（中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく大学院だいがくいん・2008年ねん）。元もと至いたり学がく館かん大学だいがく（旧きゅう・中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく）副ふく学長がくちょう（2016年ねん-2018年ねん）。

女子じょしレスリング個人こじんで世界せかい大会たいかい16連覇れんぱ、個人こじん戦せん206連勝れんしょうを記録きろくし、「霊長れいちょう類るい最強さいきょう女子じょし」の異名いみょうを持もつ。2012年ねんには13大会たいかい連続れんぞく世界一せかいいちでギネス世界せかい記録きろく認定にんてい、国民こくみん栄誉えいよ賞しょう受賞じゅしょうを成なし遂とげた。紫綬褒章しじゅほうしょう受章じゅしょう者しゃ（2004年ねん、2008年ねん、2012年ねん）。父親ちちおやはレスリング選手せんしゅ・指導しどう者しゃの吉田よしだ栄勝えいかつ。血液けつえき型がたはO型がた。

2016年ねんリオデジャネイロオリンピックでは日本にっぽん選手せんしゅ団だん主将しゅしょうを務つとめた。また、2016年ねん9月がつには現役げんえきを続行ぞっこうしつつレスリング女子じょし日本にっぽん代表だいひょうコーチに就任しゅうにんした。

略歴りゃくれき

自宅じたくでレスリング道場どうじょうを開ひらいていた父ちちの指導しどうで3歳さいでレスリングを始はじめる。1998年ねん、1999年ねんの世界せかいカデット選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょうの後のち、2000年ねん、2001年ねんの世界せかいジュニア選手権せんしゅけんを2連覇れんぱする。2002年ねんのジャパンクイーンズカップでは前年ぜんねんの世界せかい王者おうじゃ山本やまもと聖子せいこを破やぶり、アジア大会たいかいでも優勝ゆうしょう。そのままの世界せかい選手権せんしゅけん、全日本ぜんにほん選手権せんしゅけんでも優勝ゆうしょうした。2003年ねんも世界せかい選手権せんしゅけん、ワールドカップと立たて続つづけに優勝ゆうしょう。

アテネオリンピックの代表だいひょう選考せんこう試合しあいとなった全日本ぜんにほん選手権せんしゅけんと2004年ねんのジャパンクイーンズカップでライバル山本やまもとに連勝れんしょうし、女子じょしレスリング55kg級きゅうの代表だいひょうに選出せんしゅつされる。2004年ねんのアテネオリンピックで金きんメダルを獲得かくとく。

2007年ねん5月、アジア選手権せんしゅけん優勝ゆうしょう。9月の世界せかい選手権せんしゅけんでも優勝ゆうしょうし、女子じょしとして史上しじょう初はつの5連覇れんぱを達成たっせいする。同年どうねん12月がつ5日にち、「テレビ朝日てれびあさひビッグスポーツ賞しょう」受賞じゅしょう。12月18日にち、JOCシンボルアスリートに選出せんしゅつされる（2008年ねん1月がつ1日にち - 2008年ねん12月31日にち）、12月20日にち、第だい57回かい「日本にっぽんスポーツ賞しょう」（読売新聞社よみうりしんぶんしゃ制定せいてい）のグランプリ受賞じゅしょう。12月22日にち、北京ぺきんオリンピックのレスリング女子じょし55kg級きゅうの日本にっぽん代表だいひょうに正式せいしき決定けっていした。

2008年ねん8月がつ16日にち、北京ぺきんオリンピックの55kg級きゅうに出場しゅつじょう。予選よせん・準決勝じゅんけっしょうと勝かち上あがり、決勝けっしょう戦せんでは許もと莉（中国ちゅうごく）を試合しあい開始かいしから終始しゅうし圧倒あっとう、第だい2ピリオドでフォール勝かちし、2大会たいかい連続れんぞくでオリンピックの金かねメダリストとなった。

表彰ひょうしょう式しき後ごのテレビインタビューで吉田よしだは「4年ねん後ごのロンドンも勝かちたい」と、早はやくもオリンピック3連覇れんぱを目指めざすことを明あきらかにした。2011年ねん9月がつの世界せかい選手権せんしゅけんで、アレクサンドル・カレリンの最多さいた連覇れんぱ回数かいすう記録きろくと並ならぶ大会たいかい9連覇れんぱを達成たっせいした。

2012年ねん6月がつ、JOCはロンドンオリンピック開会かいかい式しきの旗手きしゅに吉田よしだを選出せんしゅつした。吉田よしだは「旗手きしゅは熱望ねつぼうしていた。金きんメダルをとれないというジンクスを打うち破やぶる」と述のべ、8月がつ10日とおか（現地げんち時間じかん8月がつ9日にち）に行おこなわれた55kg競技きょうぎでは予選よせん・準決勝じゅんけっしょうと勝かち上あがり、決勝けっしょう戦せんではカナダのトーニャ・バービークと対戦たいせん。2-0で金きんメダルを獲得かくとくし、3大会たいかい連続れんぞく五輪ごりん金きんメダルを達成たっせい、公約こうやくどおりジンクスを打うち破やぶった。なお、ロンドンオリンピックでは閉会へいかい式しきでも旗手きしゅを務つとめた。

野田のだ佳彦よしひこ内閣ないかく総理そうり大臣だいじん（右みぎ）より国民こくみん栄誉えいよ賞しょうを授与じゅよされる吉田よしだ

2012年ねん9月がつの世界せかい選手権せんしゅけんにおいて、男女だんじょ通つうじて史上しじょう最多さいたとなる世界せかい選手権せんしゅけん10連覇れんぱ及および世界せかい大会たいかい（五輪ごりん＋世界せかい選手権せんしゅけん）13大会たいかい連続れんぞく優勝ゆうしょうを達成たっせいし、カレリンの記録きろくを更新こうしんした。この頃ころからカレリンの異名いみょう「霊長れいちょう類るい最強さいきょうの男おとこ」にちなんで「霊長れいちょう類るい最強さいきょう女子じょし」と国内こくないのマスコミ等とうで呼称こしょうされるようになる。中国ちゅうごくのSNSやメディアで「アイアンレディ（铁娘子こ）」「レスリングの女帝にょてい（女おんな皇すめらぎ）」と呼よばれることもある（Twitterで吉田よしだが中国ちゅうごくで「絶望ぜつぼう」と呼よばれているというツイートが広ひろまったが、そのような事実じじつは確認かくにんされていない）。また、「13大会たいかい連続れんぞく世界一せかいいち」を達成たっせいした事ことを受うけギネス世界せかい記録きろくに認定にんていされた。さらに、この功績こうせきを称となえ2012年ねん11月7日にちに日本にっぽん政府せいふより国民こくみん栄誉えいよ賞しょうを授与じゅよされた（個人こじん受賞じゅしょうとしては1977年ねんの栄誉えいよ賞しょう創設そうせつ以来いらい19人にん目めであり、女子じょしスポーツ界かいからの受賞じゅしょうは高橋たかはし尚子しょうこ、2011 FIFA女子じょしワールドカップ日本にっぽん女子じょし代表だいひょうに次ついで3例れい目め）。

2013年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは、全ぜん試合しあいを通とおして相手あいてに全まったくポイントを与あたえない完全かんぜん勝利しょうりで優勝ゆうしょう、世界せかい大会たいかい14連覇れんぱを達成たっせいした。新あらたに53kg級きゅうで挑いどんだ2014年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは、前年ぜんねんに続つづいて決勝けっしょうでスウェーデンのソフィア・マットソンを6-0で破やぶり、世界せかい大会たいかい15連覇れんぱを成なし遂とげた。

2015年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは決勝けっしょうで3年ねん連続れんぞくでマットソンと対戦たいせん。ポイントを先取せんしゅされタックルも封ふうじ込こめられるが、その後ご逆転ぎゃくてんして2-1で勝利しょうりを収おさめ、世界せかい大会たいかい16連覇れんぱ、個人こじん戦せん200連勝れんしょうを達成たっせいした。吉田よしだは試合しあい後ご「負まけるかと思おもった。不安ふあんで仕方しかたがなかった」と敗戦はいせんの恐怖きょうふを口くちにし、マットソンも「ほとんど差さがなかった」と打倒だとう吉田よしだへの手応てごたえを口くちにした。同年どうねん12月がつの全日本ぜんにほん選手権せんしゅけんでは55kg級きゅうで優勝ゆうしょうしリオデジャネイロオリンピック代表だいひょうを決きめた。しかし、その後ごは栄和えいわ人じんヘッドコーチに試合しあい出場しゅつじょうを促うながされながらも吉田よしだは頑かたくなに拒否きょひし、練習れんしゅうを積つむことに専念せんねん。過去かこ最長さいちょうである8ヵ月かげつの実戦じっせん無なしの空白くうはく期間きかんを経へてオリンピックに挑いどむことになった。また、同年どうねん12月がつ末まつにALSOKを退社たいしゃしてフリーになったことにより、オリンピックを控ひかえながらテレビ番組ばんぐみやイベントの出演しゅつえんが重かさなった。

亡なき父ちち、吉田よしだ栄勝えいかつと約束やくそくしたオリンピック4連覇れんぱを目指めざして挑いどんだリオデジャネイロオリンピックの決勝けっしょう戦せんでは、準決勝じゅんけっしょうで吉田よしだの最大さいだいのライバルになると目めされていたマットソンをフォふぉール勝るがちで抑おさえてきたアメリカのヘレン・マルーリスと対戦たいせん。第だい1ピリオドで吉田よしだが1ポイント先取せんしゅするも、第だい2ピリオドで4ポイントを奪うばわれ、逆転ぎゃくてん負まけ。世界せかい大会たいかい（五輪ごりん＋世界せかい選手権せんしゅけん）の連覇れんぱ記録きろくは16連覇れんぱ、個人こじん戦せんは206連勝れんしょうでストップし、15年間ねんかん守まもり続つづけた世界せかい女王じょおうの座ざから陥落かんらくした。吉田よしだは「たくさんの人ひとに応援おうえんしてもらったのに銀ぎんメダルで終おわってしまって申もうし訳わけない」「日本にっぽん選手せんしゅの主将しゅしょうとして金きんメダルを取とらないといけないところだったのに、ごめんなさい。取とり返かえしのつかないことになってしまった」と号泣ごうきゅうし、「お父とうさん、私わたしをここまで育そだててくれてありがとうっていうことを伝つたえたいです」と亡なき父ちちに感謝かんしゃの言葉ことばを贈おくった。なお、日本にっぽん選手せんしゅ団だん主将しゅしょうは過去かこ5大会たいかいメダル獲得かくとくを逃のがしており、吉田よしだは銀ぎんメダル獲得かくとくで主将しゅしょうは表彰台ひょうしょうだいに立たてないというジンクスは破やぶったものの、金きんメダルを獲得かくとくできないというジンクスは破やぶることができなかった。

帰国きこく後ご、吉田よしだは現役げんえき引退いんたいを否定ひていし、2020年ねん東京とうきょうオリンピック出場しゅつじょうを最大さいだい目標もくひょうに現役げんえき続行ぞっこうすることを表明ひょうめい。同年どうねん9月がつ26日にちには日本にっぽんレスリング協会きょうかい理事りじ会かいにおいて、吉田よしだのレスリング日本にっぽん女子じょし代表だいひょうコーチ就任しゅうにんが承認しょうにんされた。

2016年ねん11月1日にち、母校ぼこうである至いたり学がく館かん大学だいがくの副ふく学長がくちょうに就任しゅうにん（2018年ねん8月がつ辞任じにん）。11月24日にち、日本にっぽん代表だいひょうの合宿がっしゅくにコーチとしてデビューをした。

2019年ねん1月がつ8日にち、現役げんえき引退いんたいを本人ほんにん自身じしんのツイッターで発表はっぴょうした。

2019年ねん4月がつ5日にちより、日本にほんテレビ系けいの平日へいじつ朝あさ情報じょうほう番組ばんぐみ『ZIP!』金曜日きんようびメインパーソナリティーに就任しゅうにん。肩書かたがきは自みずから発案はつあんした「霊長れいちょう類るい最強さいきょうパーソナリティー」。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの中なか、吉田よしだは定期ていき的てきにPCR検査けんさを実施じっし。2020年ねん12月28日にち、31日にち、2021年ねん1月がつ4日にちの検査けんさでは陰性いんせいだったが、1月がつ7日にちの検査けんさで陽性ようせいが判明はんめいした。「無む症状しょうじょうで平熱へいねつだったので、（陽性ようせいと）聞きいた時ときはびっくりした」「その後ご熱ねつは1週間しゅうかんくらい続つづいた」という。順調じゅんちょうに回復かいふくし、1月がつ29日にち、『ZIP!』に復帰ふっきした。4月7日にち、聖火せいかリレーの津つ市し区間くかんの第だい1走者そうしゃを務つとめ、自身じしんの名なを冠かんしたサオリーナから出走しゅっそうした。なお、第だい2走者そうしゃは吉田よしだの母ははで、親子おやこで聖火せいかランナーの役目やくめを果はたした。

連勝れんしょう記録きろく

2001年ねんの全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん56kg級きゅう準決勝じゅんけっしょうで山本やまもと聖子せいこ（日本にっぽん大学だいがく＝当時とうじ）に判定はんてい(2-3)で負まけて以来いらい、公式こうしき戦せん119連勝れんしょうを記録きろく。また1996年ねんより国際こくさい大会たいかいにおける27大会たいかい連続れんぞく優勝ゆうしょうも記録きろくした。しかし、2008年ねん1月がつ19日にちに中国ちゅうごく・太たい原ばらで開催かいさいされた女子じょしワールドカップ団体だんたい戦せんにおいて、マルシー・バンデュセン（アメリカ）に判定はんていで敗やぶれて連勝れんしょう記録きろくが止とまり、また国際こくさい大会たいかいにおける初はつ黒星くろぼしを記録きろくした。その後ごは再ふたたび連勝れんしょうを続つづけて58まで継続けいぞくしたが、2012年ねん5月27日にちに東京とうきょうで開催かいさいされた女子じょしワールドカップ団体だんたい戦せん決勝けっしょうで、ロシアのワレリア・ジョロボワに2-1の逆転ぎゃくてん負まけ。2016年ねん8月がつ18日にちのリオデジャネイロオリンピックの決勝けっしょうでは15年ねんぶりに個人こじん戦せんでの敗北はいぼくを喫きっし、個人こじん戦せん連勝れんしょう記録きろくは206でストップ。この時とき勝利しょうりしたアメリカのヘレン・マルーリスは、15年ねん前まえに吉田よしだが敗北はいぼくした山本やまもとの元もと教おしえ子ごであった。

世界せかい大会たいかい（五輪ごりん+世界せかい選手権せんしゅけん）では、2012年ねん世界せかい選手権せんしゅけんで13連覇れんぱを達成たっせいし、それまでカレリンが保持ほじしていた12連覇れんぱの記録きろくを破やぶり、男女だんじょを通つうじて史上しじょう最多さいたとなった。以降いこう2015年ねん世界せかい選手権せんしゅけんの16連覇れんぱまで伸のばした。大会たいかい単体たんたいで分類ぶんるいすると、世界せかい選手権せんしゅけんで13連覇れんぱ（史上しじょう最多さいた）、五輪ごりんで3連覇れんぱを達成たっせい。

人物じんぶつ

1982年ねん10月がつ5日にち、三重みえ県けん津つ市し（旧きゅう三重みえ県けん一志いちし郡ぐん一志いちし町まち）に三さん人にん兄妹きょうだいの末すえっ子ことして生うまれる。父親ちちおやは元もとレスリング選手せんしゅの吉田よしだ栄勝えいかつ、母はは・幸代さちよ（ゆきよ）はテニスの元もと国体こくたい選手せんしゅ、兄あに2人にんもレスリング経験けいけん者しゃで特とくに次兄じけい・栄さかえ利り（ひでとし）は国際こくさい大会たいかい出場しゅつじょう経験けいけんもある。

一志いちし町立ちょうりつ一志いちし中学校ちゅうがっこう、三重みえ県立けんりつ久居ひさい高等こうとう学校がっこう、中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく（現げん・至いたり学がく館かん大学だいがく）卒業そつぎょう。綜合そうごう警備けいび保障ほしょう所属しょぞく。卒業そつぎょう後ごも中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがくを練習れんしゅう拠点きょてんとしている。

はとこ（父方ちちかた祖母そぼの姉あねの孫まご）に漫画まんが家かの羅ら川がわ真里まり茂しげるがいる。

2016年ねんには綜合そうごう警備けいび保障ほしょうを退社たいしゃしてフリーになった。マネジメントについては TAGインターナショナル と契約けいやくを結むすんだ。第だい29回かい小学館しょうがくかんDIMEトレンド大賞たいしょうでは「話題わだいの人物じんぶつ賞しょう」、「ORICON STYLE クイーン・アワード 2016」好すきなスポーツ選手せんしゅ（女性じょせい）1位いを受賞じゅしょう。

2017年ねんからは、同年どうねん設立せつりつのアスリートマネージメント事業じぎょう会社かいしゃのYSW Tokyo株式会社かぶしきがいしゃに所属しょぞく。

褒章ほうしょう、栄誉えいよ賞しょう

• 紫綬褒章しじゅほうしょう（2004年ねん、2008年ねん、2012年ねん）。
• 2004年度ねんど、アテネ五輪ごりんでの金きんメダル獲得かくとくにより、三重みえ県けん県民けんみん栄誉えいよ賞しょう・津つ市し市民しみん栄誉えいよ賞しょう
• 2008年度ねんど、北京ぺきん五輪ごりんでの金きんメダル獲得かくとくにより三重みえ県けん県民けんみん特別とくべつ栄誉えいよ賞しょう（1回かい目め）・津つ市し市民しみん特別とくべつ栄誉えいよ賞しょう
• 2012年度ねんど、ロンドン五輪ごりんでの金きんメダル獲得かくとくにより三重みえ県けんは三重みえ県けん県民けんみん特別とくべつ栄誉えいよ賞しょう（2回かい目め）を授与じゅよ

津つ市しは市内しないに建設けんせつする総合そうごうスポーツ施設しせつの名称めいしょうにその名前なまえを冠かんすることを決定けってい。

• 2016年度ねんど、リオデジャネイロオリンピック女子じょしレスリング銀ぎんメダル獲得かくとくによるオリンピック4大会たいかい連続れんぞくメダルにより、三重みえ県けんは三重みえ県けん県民けんみん特別とくべつ栄誉えいよ賞しょう（3回かい目め）を授与じゅよ。
• 2019年ねん、三重みえ県けんは、三重みえ県民けんみん栄誉えいよ特別とくべつ功労賞こうろうしょうを創設そうせつし、4月がつ13日にちの県民けんみんの日ひに授与じゅよ。
• 2019年ねん7月がつ、愛知あいち県けんは「スポーツの枠わくにとどまらず多おおくの県民けんみん・国民こくみんに明あかるい夢ゆめと希望きぼうを抱いだかせてくれた」として、愛知あいち県民けんみん栄誉えいよ賞しょうを授与じゅよ。

記念きねん品ひんは本人ほんにんが希望きぼうしたノリタケ製せいのプレートのセット（16の金きんメダルや連勝れんしょうを表あらわす206個この星ほしがデザインされている特注とくちゅう品ひん）。

• 2012年ねん、第だい60回かい菊池きくち寛ひろし賞しょう受賞じゅしょう。
• 2019年ねん8月がつ13日にち、自身じしんのTwitterで愛知あいち県民けんみん栄誉えいよ賞しょうを大村おおむら秀章ひであき愛知あいち県知事けんちじから送おくられたと発表はっぴょう。

戦績せんせき

2003年ねん世界せかい選手権せんしゅけん55kg級きゅう決勝けっしょう

• 全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん 51kg級きゅう 準じゅん優勝ゆうしょう（1998年ねん） 3位い（1997年ねん）
• 全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん 56kg級きゅう 3位い（2000年ねん、2001年ねん）
• 全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2008年ねん、2009年ねん）
• 全日本ぜんにほん選手権せんしゅけん 53kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2010年ねん、2012年ねん、2013年ねん、2014年ねん）
• 全日本ぜんにほん選手権せんしゅけん 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2002年ねん、2003年ねん、2004年ねん※、2005年ねん、2006年ねん、2007年ねん、2008年ねん※、2009年ねん※、2015年ねん）

※は男子だんしも含ふくめた大会たいかい最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ・天皇杯てんのうはい獲得かくとく

• 全日本ぜんにほん選抜せんばつ選手権せんしゅけん 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2010年ねん、2011年ねん、2013年ねん）
• 全日本ぜんにほん選抜せんばつ選手権せんしゅけん 53kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2014年ねん、2015年ねん）
• 世界せかいジュニア選手権せんしゅけん 58kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2000年ねん、2001年ねん）
• 世界せかい学生がくせい選手権せんしゅけん 59kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2002年ねん）
• ジャパンクイーンズカップ 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2002年ねん、2003年ねん、2004年ねん、2005年ねん、2006年ねん、2007年ねん）
• ワールドカップ55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2003年ねん、2004年ねん、2005年ねん、2006年ねん）
• 世界せかい女子じょし選手権せんしゅけん 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2002年ねん、2003年ねん、2005年ねん〜2015年ねん）
• アテネオリンピック 女子じょしレスリング55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2004年ねん）
• ユニバーシアード 55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2005年ねん）
• 北京ぺきんオリンピック 女子じょしレスリング55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2008年ねん）
• ロンドンオリンピック 女子じょしレスリング55kg級きゅう 優勝ゆうしょう（2012年ねん）
• リオデジャネイロオリンピック 女子じょしレスリング53kg級きゅう 準じゅん優勝ゆうしょう（2016年ねん）

通算つうさん成績せいせき：333勝しょう15敗はい（不戦勝ふせんしょう50勝しょうを含ふくまず）（1995年ねん（中学ちゅうがく1年生ねんせい）以降いこう、日本にっぽんレスリング協会きょうかい公式こうしきサイトより算出さんしゅつ）

出演しゅつえん

テレビ

• ZIP!（2019年ねん4月がつ5日にち - 2021年ねん9月がつ30日にち、2022年ねん2月がつ4日にち - 日本にほんテレビ） - 金曜日きんようび→木曜日もくようびメインパーソナリティー→スポーツパーソナリティー
• 吉田よしだ沙すな保里ほりのまるみえ検定けんてい（2019年ねん5月がつ4日にち - 2020年ねん3月がつ28日にち、中京ちゅうきょうテレビ） - MC

CM・広告こうこく

• ALSOK
• 日にち清しんオイリオ
• アサヒスーパードライ
• BBQ王おう・ホットフィール
• 明治乳業めいじにゅうぎょう 「明治めいじヨーグルトR-1」
• プロジェクト東京とうきょうドールズ
• ワコール 「デイト（Date.）」 シンクロブラ - イメージモデル
• ポケットモンスター サン・ムーン
• ストリートファイター6
• HYPER ZONe 『霊長れいちょう類るい最強さいきょうの100円えん分ぶんキャッシュバック』
• ローソン

テレビドラマ

• 東京とうきょうガードセンター 第だい7話わ（2014年ねん5月がつ22日にち、Dlife） - 監視かんし員いん 役やく。
• 掟おきて上今かみいま日子にっしの備忘録びぼうろく 第だい6話わ（2015年ねん11月14日にち、日本にほんテレビ） - 警察官けいさつかん 役やく
• 釣つりバカ日誌にっし〜新入しんにゅう社員しゃいん 浜崎はまざき伝助でんすけ〜 伊勢いせ志摩しまで大漁たいりょう! 初はじめての出張しゅっちょう編へん（2017年ねん1月がつ2日にち、テレビ東京てれびとうきょう） - 本人ほんにん 役やく
• 幕末ばくまつグルメ ブシメシ!（2017年ねん1月がつ - 2月がつ、NHK BSプレミアム） - お里さと 役やく
• ノーサイド・ゲーム 第だい5話わ（2019年ねん8月がつ4日にち、TBS） - 本人ほんにん 役やく

ゲーム

• 東京とうきょう2020オリンピック The Official Video Game（2020年ねん4月がつ17日にち） - 本人ほんにん 役やく　※無料むりょうアップデート追加ついかキャラ

CD

• 目めを覚さませ/Go My Way（2015年ねん10月がつ14日にち、avex） - 『Well stone bros.feat.吉田よしだ沙すな保里ほり』名義めいぎ

関連かんれん項目こうもく

• サオリーナ - 2017年ねん10月がつ1日にち、津つ市しに開設かいせつされた屋内おくない総合そうごうスポーツ施設しせつ。サオリーナは愛称あいしょうではなく条例じょうれいに基もとづく正式せいしき名称めいしょう。
• 至いたり学がく館かん大学だいがくの人物じんぶつ一覧いちらん
• 至いたり学がく館かん大学だいがく（旧きゅう・中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく）レスリング部ぶ
• 栄和えいわ人じん - 中京女子大学ちゅうきょうじょしだいがく（現げん至いたり学がく館かん大学だいがく）レスリング部ぶ時代じだいからの指導しどう者しゃ（監督かんとく）
• スポーツ無敗むはい記録きろく一覧いちらん
• 江頭えがしら2:50 - 長野ながのでのイベントの際さいに吉田よしだが手てを振ふってくれたとの勘違かんちがいからプライベートでオリンピックに応援おうえんに行いくほどの熱狂ねっきょう的てきファンとなる（詳細しょうさい）。

外部がいぶリンク

• 吉田よしだ沙すな保里ほり Official Website
• 吉田よしだ沙すな保里ほり 公式こうしきブログ - Ameba Blog
• さおりフォルダ 夢ゆめ追おい人じん - Ameba Blog
• 「吉田よしだ沙すな保里ほり 全ぜん成績せいせき」（日本にっぽんレスリング協会きょうかい）
• 吉田よしだ沙すな保里ほり - International Wrestling Database （英語えいご）
• 吉田よしだ沙すな保里ほり - Olympedia（英語えいご）
• 吉田よしだ沙すな保里ほり (@sao_sao53) - X（旧きゅうTwitter）
• 吉田よしだ沙すな保里ほり (@saori___yoshida) - Instagram
• 日本にっぽんオリンピアンズ協会きょうかい OAJインタビュー 伊い調ちょう千春ちはるさん 吉田よしだ沙すな保里ほりさん 伊い調ちょう馨かおるさん 浜口はまぐち京子きょうこさん