食品しょくひん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
食料しょくりょうひんから転送てんそう
日本にっぽんのさまざまな食品しょくひん

食品しょくひん(しょくひん)またはフードえい: food[1])とは、ひとべるために直接ちょくせつ使用しようできる、食用しょくよう可能かのう状態じょうたいのもの[2]人間にんげん日常にちじょうてき食物しょくもつとして摂取せっしゅするものの総称そうしょうである[3]食物しょくもつ(しょくもつ)、食料しょくりょうひん(しょくりょうひん)ともばれる。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

食糧しょくりょう」と「食品しょくひん」と「食物しょくもつ」といった近接きんせつした意味いみ用語ようごがあるが、おおむね、「食糧しょくりょう」は食品しょくひんよりも材料ざいりょうりの概念がいねんで、食物しょくもつ食品しょくひん調理ちょうりされたものとされる[2]たとえばイネから収穫しゅうかくしたこめ(イネの)はそのままでは「食糧しょくりょう」であるが、それを精米せいまいすると「食品しょくひん」という位置いちづけになり、精米せいまいされたこめ炊飯すいはんすると「ごはん」(米飯べいはん)という「食物しょくもつ」になる[2]。ただし「食物しょくもつ」という表現ひょうげんは、範囲はんいがはっきりせず、漠然ばくぜんもちいられる傾向けいこうがある[2]

食品しょくひんには、さまざまな分類ぶんるいほうがある。植物しょくぶつせい食品しょくひん動物どうぶつせい食品しょくひんといった大分おおいたるい以外いがいにも、タンパク質たんぱくしつせい食品しょくひんデンプンせい食品しょくひん脂肪しぼうせい食品しょくひんといった栄養えいようがくてき分類ぶんるい生鮮せいせん食品しょくひん加工かこう食品しょくひんという加工かこう状態じょうたいによる分類ぶんるい醸造じょうぞうしな缶詰かんづめ食品しょくひんレトルト食品しょくひん冷凍れいとう食品しょくひんといった加工かこうほうによる分類ぶんるいほうなどがある。

食品しょくひん安全あんぜん栄養えいよう経済けいざい実用じつよう嗜好しこうなどの価値かち評価ひょうか分析ぶんせきできる。食品しょくひんは、品質ひんしつ低下ていか防止ぼうし輸送ゆそう供給きょうきゅう安定あんていしょく安全あんぜん栄養えいよう保持ほじなどのために保存ほぞんおこなわれている。食品しょくひんをそのまま保存ほぞんする方法ほうほうには、冷蔵れいぞう冷凍れいとう包装ほうそう乾燥かんそうなどの方法ほうほうがあり、加工かこうしたうえ保存ほぞんする方法ほうほうとしては塩蔵えんぞう砂糖さとう酢漬すづ醤油じょうゆ味噌みそづけ瓶詰びんづめ缶詰かんづめなどがある。

食品しょくひん定義ていぎ[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

日本にっぽん食品しょくひん衛生えいせいほうだい4じょうは「この法律ほうりつ食品しょくひんとは、すべての飲食いんしょくぶつをいう。ただし、医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとう品質ひんしつ有効ゆうこうせいおよ安全あんぜんせい確保かくほとうかんする法律ほうりつ昭和しょうわさんじゅうねん法律ほうりつだいひゃくよんじゅうごう)に規定きていする医薬品いやくひん医薬いやく部外ぶがいひんおよ再生さいせい医療いりょうとう製品せいひんは、これをふくまない。」と規定きていする[4][ちゅう 1]食品しょくひん安全あんぜん基本きほんほう2じょうにおける「食品しょくひん」の定義ていぎ同様どうようである。

米国べいこく[編集へんしゅう]

米国べいこく制度せいどじょう分類ぶんるいでは「食品しょくひんおよ栄養えいよう摂取せっしゅ目的もくてきくちからはいるもの」についておも保健ほけん福祉ふくししょう(Department of Health and Human Services、HHS)のアメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく(Food and Drug Administration、FDA)の食品しょくひん安全あんぜん応用おうよう栄養えいようセンター(Center for Food Safety and Applied Nutrition、CFSAN)の所管しょかんとしている[6]

食品しょくひん分類ぶんるい[編集へんしゅう]

おも分類ぶんるい以下いかのようなものがある。

ほう制度せいどじょう分類ぶんるい[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

日本にっぽん制度せいどでは食品しょくひん医薬品いやくひんなどと区別くべつされ、食品しょくひんはさらに一般いっぱん食品しょくひん保健ほけん機能きのう食品しょくひん特定とくてい保健ほけんよう食品しょくひんおよ栄養えいよう機能きのう食品しょくひん)にけられる[6]

米国べいこく[編集へんしゅう]

米国べいこく制度せいどでは食品しょくひん一般いっぱん食品しょくひん添加てんかぶつ栄養えいよう補助ほじょ食品しょくひん医療いりょうしょく分類ぶんるいされる[6]

コーデックス食品しょくひん分類ぶんるいシステム[編集へんしゅう]

国際こくさい食品しょくひん規格きかく委員いいんかいのコーデックス食品しょくひん分類ぶんるいシステム(Food Category System: FCS)では16種類しゅるい食品しょくひん分類ぶんるいされる[7]

  1. 乳製品にゅうせいひんおよ類似るいじ製品せいひん
    うしひつじ山羊やぎ水牛すいぎゅうひとしちち由来ゆらいする乳製品にゅうせいひん[7]ちちおよちち飲料いんりょう牛乳ぎゅうにゅうなど)、発酵はっこうちち練乳れんにゅうチーズちちおも原料げんりょうとするデザート(プリン、フルーツヨーグルト、フレーバーヨーグルトひとしヨーグルト)などをふく[7]類似るいじ製品せいひんちち脂肪しぼう植物しょくぶつ油脂ゆし部分ぶぶんてきまた完全かんぜんえた製品せいひん[7]
  2. 油脂ゆしおよ脂肪しぼうエマルジョン
    植物しょくぶつ動物どうぶつまた海産物かいさんぶつげん、あるいはその混合こんごうぶつ由来ゆらいする脂肪しぼうおも原料げんりょうとする製品せいひん[7]。バターオイル、ギー植物しょくぶつせい油脂ゆしオリーブオイル綿実油めんじつゆなど)、動物どうぶつせい油脂ゆしラード魚油ぎょゆなど)をふく[7]
  3. シャーベットおよソルベふく食用しょくようごおり
    シャーベットやソルベなどみずおも原料げんりょうとする冷凍れいとうされたデザート[7]
  4. 果実かじつおよ野菜やさいキノコるい塊茎かいけい豆類まめるい・マメ植物しょくぶつおよアロエふくむ)、海藻かいそうならびに種実たねざねるい
    さらにだい分類ぶんるい果実かじつ(04.1)と野菜やさい海藻かいそうならびに種実たねざねるい(04.2)の2つに分類ぶんるいされる[7]果実かじつには生鮮せいせん果実かじつ加工かこう果実かじつ冷凍れいとう果実かじつレーズンプルーンなどの乾燥かんそう果実かじつピクルス缶詰かんづめ瓶詰びんづめジャムマーマレードチャツネなど)がある[7]野菜やさい生鮮せいせん野菜やさい加工かこう野菜やさい冷凍れいとう野菜やさい乾燥かんそう野菜やさい、ピクルス、漬物つけものなど)がある[7]
  5. 菓子かしるい
    ココアおよびチョコレートをおも原料げんりょうとするココアおよびチョコレート製品せいひん(05.1)、ハードキャンディソフトキャンディなどその菓子かし製品せいひん(05.2)、チューインガム(05.3)など[7]
  6. ベーカリー製品せいひんのぞこくつぶ塊茎かいけい豆類まめるい、マメ植物しょくぶつおよびヤシのなか果皮かひまたやわらかいしん由来ゆらいする穀物こくもつおよ穀物こくもつ製品せいひん
    穀物こくもつおよ穀物こくもつおも原料げんりょうとする加工かこう製品せいひん大麦おおむぎ、トウモロコシ、べいなどの加工かこう穀物こくもつおよこくつぶ)と加工かこう製品せいひん小麦粉こむぎこきなひとし穀物こくもつシリアル製品せいひんパスタ麺類めんるい団子だんごもち大豆だいず製品せいひん豆乳とうにゅう豆腐とうふ納豆なっとうなど))をふく[7]
  7. ベーカリー製品せいひん
    パンクラッカーベーグルマフィンケーキクッキーなどをふく[7]
  8. 家禽かきんにくおよりょうとり獣肉じゅうにくふく食肉しょくにくおよ食肉しょくにく製品せいひん
    食肉しょくにく家禽かきんにくおよりょうとり獣肉じゅうにく生鮮せいせん製品せいひん加工かこう製品せいひんベーコンコンビーフハムソーセージなど)[7]
  9. 軟体動物なんたいどうぶつ甲殻こうかくるいおよ棘皮動物きょくひどうぶつふく魚類ぎょるい水産すいさん製品せいひん
    さらにだい分類ぶんるい生鮮せいせん魚類ぎょるい加工かこう水産すいさん製品せいひん佃煮つくだに蒲鉾かまぼこ干物ひもの鰹節かつおぶしなど)に分類ぶんるいされる[7]
  10. たまごおよたまご製品せいひん
    からきのなまたまご(10.1)、なまたまごわりになる製品せいひん(10.2)、そのたまご製品せいひん(10.3および10.4)など[7]
  11. ハチミツをふく甘味あまみりょう
    規格きかくされた砂糖さとうしろ砂糖さとうさんゆたかとうなど)、規格きかくされていない製品せいひん糖蜜とうみつなど)、天然てんねん甘味あまみりょう蜂蜜はちみつなど)からなる[7]
  12. 食塩しょくえん香辛料こうしんりょう、スープ、ソース、サラダ、タンパク質たんぱくしつ製品せいひん
    食品しょくひん芳香ほうこう風味ふうみたかめるために添加てんかされる物質ぶっしつ食塩しょくえん香辛料こうしんりょう香味料こうみりょう調味ちょうみりょうマスタードソースなど)、特定とくてい調理ちょうり食品しょくひんおも大豆だいずなどの原料げんりょう由来ゆらいするタンパク質たんぱくしつ構成こうせいされる製品せいひん味噌みそ醤油じょうゆふすまなど)などをふく[7]
  13. 特殊とくしゅ栄養えいよう用途ようと食品しょくひん
    コーデックス食品しょくひん分類ぶんるいシステムでは「特定とくてい身体しんたいてきまた生理せいりてき状態じょうたいおよび/また特定とくてい疾患しっかんまた障害しょうがいつことによる特殊とくしゅ食事しょくじじょう要件ようけんたす ために、特別とくべつ加工かこうまた調整ちょうせいされた特殊とくしゅ用途ようと食品しょくひん」を「特殊とくしゅ栄養えいよう用途ようと食品しょくひん」という[7]
  14. 乳製品にゅうせいひんのぞ飲料いんりょう
    さらにだい分類ぶんるいノンアルコール飲料いんりょう(14.1)とアルコール飲料いんりょう(14.2)にけられる[7]
  15. そのままべられる香味こうみ製品せいひん
    ジャガイモ穀物こくもつ穀物こくもつこなまたはデンプンをおも原料げんりょうとするスナック(15.1)、ナッツおよびナッツミックスなどの加工かこうナッツ(15.2)、魚類ぎょるいおも原料げんりょうとするスナック(15.3)など[7]
  16. 調理ちょうり食品しょくひん
    食品しょくひん分類ぶんるいふくまれない食品しょくひん[7]

栄養えいようがくじょう分類ぶんるい[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは、栄養えいようによる食品しょくひんの6つの基礎きそ食品しょくひんぐんによる分類ぶんるいがしばしば使つかわれる。

6つの基礎きそ食品しょくひんぐんによる分類ぶんるい
ぐん 食品しょくひん 備考びこう
だい1ぐん さかなにくたまご大豆だいず大豆だいず食品しょくひん おもたんぱくしつ供給きょうきゅうげん筋肉きんにくやさまざまな組織そしきをつくるもの。
だい2ぐん 牛乳ぎゅうにゅう乳製品にゅうせいひん海藻かいそうしょう魚類ぎょるい おもカルシウム供給きょうきゅうげんほねをつくり、からだかく機能きのう調節ちょうせつするもの。
だい3ぐん 緑黄色りょくおうしょく野菜やさい おもカロチン供給きょうきゅうげん皮膚ひふ粘膜ねんまく保護ほごし、からだかく機能きのう調節ちょうせつするもの。
だい4ぐん 淡色たんしょく野菜やさい果物くだもの おもビタミンC供給きょうきゅうげんからだかく機能きのう調節ちょうせつするもの。
だい5ぐん 砂糖さとう穀類こくるいいもるい おも炭水化物たんすいかぶつ供給きょうきゅうげん。エネルギーげんとなるもの。
だい6ぐん 油脂ゆしるい脂肪しぼうおお食品しょくひん おも脂肪しぼう供給きょうきゅうげん。エネルギーげんとなるもの。

食品しょくひん価値かち[編集へんしゅう]

食品しょくひんは、以下いかのような価値かちゆうする[8]

  1. 安全あんぜんてき価値かち - 飲食いんしょくぶつ摂取せっしゅするもの健康けんこうおおきな影響えいきょうあたえるため、もっと重要じゅうようとなる[9]
  2. 栄養えいようてき価値かち - さまざまな栄養素えいようそふくまれ、容易ようい消化しょうか吸収きゅうしゅうされることがもとめられる[10]
  3. 経済けいざいてき価値かち - 日常にちじょう食品しょくひんとして常用じょうようすることの容易よういせいかかわる[11]
  4. 実用じつようてき価値かち - 保存ほぞん調理ちょうり貯蔵ちょぞう運搬うんぱんなどの簡易かんいせい[12]
  5. 嗜好しこうてき価値かち - 美感びかん美味びみかんなど。嗜好しこうひんだけでなく、すべての食品しょくひん嗜好しこうせいゆうする[12]

つまり食品しょくひん一般いっぱんに、安全あんぜんせいという見地けんち栄養素えいようそ栄養えいよう)という見地けんち経済けいざいせい価格かかく)という見地けんち実用じつようせいという見地けんち嗜好しこうせいという見地けんち から評価ひょうか分析ぶんせきすることができる。このうちもっと重要じゅうようなのは「安全あんぜんてき価値かち」である。食品しょくひん摂取せっしゅするひと健康けんこう生命せいめい影響えいきょうあたえるからである。

食品しょくひん栄養えいよう[編集へんしゅう]

人間にんげん基本きほんてき食品しょくひん摂取せっしゅすることにより活動かつどうするエネルギーや生存せいぞん必要ひつよう物質ぶっしつ獲得かくとくする[13]。このため、さまざまな栄養素えいようそふく食品しょくひん過不足かふそくなく摂取せっしゅすることが健康けんこうには不可欠ふかけつである[14]たとえば、穀物こくもつやイモるいといった炭水化物たんすいかぶつ供給きょうきゅうする主食しゅしょくだけでは栄養えいようかたよるため、おおくの文化ぶんかけんにおいて穀物こくもつタンパク質たんぱくしつおぎなうための豆類まめるいとセットで栽培さいばいされ、消費しょうひされてきた[15]。こうした栄養素えいようそ適切てきせつ摂取せっしゅするための指針ししんさだめられており、たとえば日本にっぽんでは2005ねん農林水産省のうりんすいさんしょう食事しょくじバランスガイドを公表こうひょうして、1にち摂取せっしゅすべき栄養素えいようそられる食品しょくひん種類しゅるいりょう目安めやすしめしている[13]

通常つうじょう食事しょくじ以外いがいに、おも健康けんこう維持いじ目的もくてきとして摂取せっしゅされる、いわゆる健康けんこう食品しょくひんひろ販売はんばいされている[16]各種かくしゅ栄養素えいようそ強化きょうかして栄養えいよう補給ほきゅうによる健康けんこう増進ぞうしんをうたった機能きのうせい食品しょくひん世界せかいひろ販売はんばいされ急速きゅうそく売上うりあげばしているが、日本にっぽんふくめどのくにでも明確めいかく基準きじゅんはなく、医薬品いやくひん食品しょくひんなかあいだ程度ていどあつかいとなっている。ただし、その健康けんこう機能きのう表示ひょうじかんしてはどのくにでもきびしい規制きせいかれている[17]

主食しゅしょく不作ふさくなどで食糧難しょくりょうなんこったときの代替だいたい食料しょくりょうとして、世界せかい各地かくちおもデンプン供給きょうきゅうするための救荒きゅうこう食物しょくもつ分布ぶんぷしている。こうした救荒きゅうこう食物しょくもつ普段ふだんあじ食用しょくようとするための手間てまなどのめんおとっていたり、有毒ゆうどく特殊とくしゅ処理しょりをしないと食用しょくようとできないものなどがおおく、通常つうじょうには食用しょくようとされないことがほとんどである[18]

食品しょくひん保存ほぞん[編集へんしゅう]

食品しょくひん保存ほぞん目的もくてき[編集へんしゅう]

食品しょくひん保存ほぞんとは、食品しょくひん腐敗ふはいへんはいさせることなくたもつことをいい[19]以下いかのような目的もくてきがある[20]

  1. 品質ひんしつ低下ていか防止ぼうし
  2. 食品しょくひん生産せいさんから遠隔えんかく輸送ゆそうし、供給きょうきゅう安定あんていはか
  3. 衛生えいせいじょう危害きがい防止ぼうしし、食生活しょくせいかつ安全あんぜん確保かくほする
  4. 食品しょくひん栄養えいようたも

食品しょくひん保存ほぞん方法ほうほう[編集へんしゅう]

食品しょくひんをそのままのかたち保存ほぞんする方法ほうほう[編集へんしゅう]

冷蔵庫れいぞうこなか保存ほぞんされた食品しょくひん
冷凍れいとうされたピザ
冷蔵れいぞう
食品しょくひん凍結とうけつさせず0から10℃で保存ほぞんする方法ほうほうである[20]細菌さいきん活動かつどう完全かんぜんおさえることはできないため、短期間たんきかん保存ほぞんいている[21]
冷凍れいとう
マイナス20℃からマイナス25℃の温度おんど急速きゅうそく凍結とうけつさせたのち、マイナス15℃以下いか保存ほぞんする方法ほうほう[22]長期ちょうき保存ほぞんいているが、細菌さいきん死滅しめつさせるわけではないため、解凍かいとうあつかいに注意ちゅういする必要ひつようがある[22]。また、凍結とうけつにより食品しょくひん組織そしき変化へんかこり、鮮度せんどうしなわれるという短所たんしょがある[22]
包装ほうそう
包装ほうそうにより食品しょくひん外界がいかいから遮断しゃだんすることで、異物いぶつ混入こんにゅう空気くうき流入りゅうにゅうふせ[22]様々さまざま形態けいたいがあり、包装ほうそうよう素材そざい開発かいはつすすんでいる[23]
乾燥かんそう
天日てんじつ熱風ねっぷう電気でんき凍結とうけつ(フリーズドライ)によって細菌さいきん増殖ぞうしょく酵素こうそ作用さよう必要ひつよう水分すいぶん減少げんしょうさせる[20]乾燥かんそう程度ていどは、おおむやく15%以下いかである[20]
地下ちか貯蔵ちょぞう
食品しょくひん土中どちゅうや、コンクリートあなれる方法ほうほう[20]さつまいもなどの保存ほぞんもちいられる[20]
加熱かねつ殺菌さっきん
加熱かねつにより腐敗ふはいへんはい原因げんいんとなる微生物びせいぶつ死滅しめつさせ、酵素こうそ破壊はかいする[22]具体ぐたいてき方法ほうほうとしてはふけあぶのほか、液体えきたい瓶詰びんづめ食品しょくひんもちいられる低温ていおん殺菌さっきんほう缶詰かんづめ食品しょくひんもちいられる高温こうおん殺菌さっきんほうがある[22]加熱かねつ殺菌さっきんした食品しょくひんは、開封かいふう腐敗ふはいしやすいてん注意ちゅういする必要ひつようがある[22]
保存ほぞんりょう添加てんか
保存ほぞんりょう使用しようして細菌さいきん死滅しめつ増殖ぞうしょく阻止そし実現じつげんし、酵素こうそはたらきを阻害そがいする方法ほうほう[22]添加てんかすることのできる保存ほぞんりょうりょう法律ほうりつさだめられている[22]

食品しょくひん加工かこうして保存ほぞんする方法ほうほう[編集へんしゅう]

塩蔵えんぞう
食品しょくひん食塩しょくえん添加てんかする方法ほうほう[24]食品しょくひんしおたか状態じょうたいくと浸透しんとうあつによって脱水だっすいこり、細菌さいきん増殖ぞうしょく阻止そしする[24]塩漬しおづ漬物つけもの典型てんけいで、魚介ぎょかいるい保存ほぞんにももちいられる[24]
ジャム瓶詰びんづめ
砂糖さとう
濃度のうど50%以上いじょう砂糖さとうえきけ、脱水だっすい作用さようによって細菌さいきん増殖ぞうしょくおさえる[24]れいとしてジャムゼリー羊羹ようかん加糖かとう練乳れんにゅうなど[24]
酢漬すづ
がもつ殺菌さっきん作用さようや、水素すいそイオン濃度のうど変化へんかさせる性質せいしつ利用りようして細菌さいきん増殖ぞうしょくおさえる方法ほうほう[24]
醤油じょうゆ味噌みそ
食塩しょくえん脱水だっすい作用さよう利用りようし、調味ちょうみ同時どうじ保存ほぞんせいたかめる[25]
  • 調味ちょうみ - 調味ちょうみ加工かこう過程かていにおける加熱かねつ脱水だっすいによって、保存ほぞんせいたかめられる場合ばあいがある[26]れいとして佃煮つくだになど[26]
瓶詰びんづめ缶詰かんづめ
調味ちょうみ加工かこうした食品しょくひんびんかんれ、密封みっぷうだつ加熱かねつ殺菌さっきんする[26]
しおいぬい
食塩しょくえん添加てんか乾燥かんそうによって、調味ちょうみとともに保存ほぞんはか方法ほうほう[26]塩分えんぶんおお水分すいぶんすくないほど長期ちょうき保存ほぞん[26]魚介ぎょかいるい干物ひものれいとしてげられる[26]
魚類ぎょるい燻製くんせい
いぶしけむり
塩漬しおづけにした肉類にくるい魚類ぎょるいを、木材もくざい不完全ふかんぜん燃焼ねんしょうさせて発生はっせいさせたけむりなかき、脱水だっすいにより殺菌さっきんする方法ほうほう[26]けむり成分せいぶん食品しょくひん吸収きゅうしゅうし、特有とくゆう香気こうき風味ふうみがつく[26]
細菌さいきん酵母こうぼカビなどの利用りよう
有用ゆうよう細菌さいきん酵母こうぼ・カビを増殖ぞうしょくさせることで、細菌さいきん増殖ぞうしょくおさえる方法ほうほう[26]食品しょくひん成分せいぶん変化へんかし、風味ふうみ[26]れいとして、納豆なっとうさけ味噌みそ醤油じょうゆ、チーズなど[27]

歴史れきし[編集へんしゅう]

太古たいこ人類じんるい狩猟しゅりょうによって動物どうぶつり、うみかわりょう漁労ぎょろう)をおこなってさかな海産物かいさんぶつれ、採集さいしゅうによって植物しょくぶつせい食品しょくひんれていた[28]。やがて利用りようはじまると、それまでなまではべることのできなかった穀物こくもつまめいもなどが食用しょくよう可能かのうになり、食品しょくひんはばおおきくひろがった[28]。こうして入手にゅうしゅした食品しょくひん貯蔵ちょぞうおこなわれており、氷河ひょうが時代じだい末期まっきには乾燥かんそう燻製くんせいといった保存ほぞん技術ぎじゅつ存在そんざいしていたことが確認かくにんされている[29]

その世界せかい各地かくち農耕のうこう開始かいしされると、かく地域ちいき人々ひとびとはその地域ちいき植物しょくぶつなかから食用しょくようもちいやすい植物しょくぶつ選抜せんばつし、栽培さいばいしていった。農耕のうこうのはじまった地域ちいきではおおかれすくなかれ栽培さいばいおこなわれたが、なかでも穀物こくもつ栽培さいばい地域ちいきかたよりがおおきく、中国ちゅうごく北部ほくぶ中国ちゅうごく雲南うんなんしょう東南とうなんアジアインド北部ほくぶ中央ちゅうおうアジア近東きんとうアフリカサヘル地帯ちたいおよエチオピア高原こうげん)、中央ちゅうおうアメリカ南米なんべいアンデス山脈あんですさんみゃくの7地域ちいき発祥はっしょうとしている[30]同様どうよう世界せかい各地かくち動物どうぶつ家畜かちくおこなわれ、これによりにくだけでなく持続じぞくてき入手にゅうしゅ可能かのう生産せいさんぶつ、すなわち乳製品にゅうせいひん利用りよう可能かのうとなった[31]。この農耕のうこう牧畜ぼくちくによって人類じんるいはより効率こうりつてき食糧しょくりょう生産せいさんおこなうことができるようになった。

かく地域ちいき独自どくじ家畜かちくまたは栽培さいばいされた動植物どうしょくぶつは、やがて交易こうえき交流こうりゅう増加ぞうかによって地域ちいきへと伝播でんぱしていくようになった。なかでも1492ねんクリストファー・コロンブスアメリカ大陸あめりかたいりく発見はっけんすると、きゅう大陸たいりく新大陸しんたいりくとのあいだだい規模きぼ交換こうかんコロンブス交換こうかん)がおこなわれ、「きゅう世界せかい」にトウモロコシジャガイモ、「しん世界せかい」にコムギやサトウキビなどがまれることで食品しょくひん種類しゅるい双方そうほうともに大幅おおはば増加ぞうかした[32]

19世紀せいきはいり、産業さんぎょう革命かくめいによって科学かがくおよび工業こうぎょうりょく大幅おおはば進歩しんぽすると食品しょくひんもその影響えいきょうけ、流通りゅうつうシステムの進歩しんぽわせて近代きんだいてき食品しょくひん工業こうぎょう成立せいりつ[33]食品しょくひん科学かがくおよび栄養えいようがく成立せいりつ[34]、そして食品しょくひん安全あんぜん規制きせい導入どうにゅう[35]などがおこなわれ、食品しょくひんかんする事情じじょうおおきく様変さまがわりした。農業のうぎょう社会しゃかい場合ばあいぜん近代きんだいにおいては炭水化物たんすいかぶつ供給きょうきゅうする単一たんいつ主食しゅしょくたよ食生活しょくせいかつおくっていたが、経済けいざい成長せいちょう流通りゅうつう整備せいびなどによって先進せんしんこくでは多種たしゅ多様たよう食品しょくひん食卓しょくたくならぶようになり、主食しゅしょくへの依存いぞんおおきく減少げんしょうした[36]一方いっぽう発展はってん途上とじょうこくにおいてはいまだに穀物こくもつやイモるいなどの主食しゅしょく依存いぞんする食生活しょくせいかつつづいているところがおお[36]

ある個人こじん食品しょくひんから栄養素えいようそ十分じゅうぶん摂取せっしゅできなかった場合ばあい栄養失調えいようしっちょう十分じゅうぶんカロリー摂取せっしゅできなかった場合ばあい飢餓きが、ひとつの地域ちいきにおいて食品しょくひん供給きょうきゅう不足ふそくした場合ばあい飢饉ききん発生はっせいする。世界せかい食糧しょくりょう生産せいさんりょう数字すうじだけをれば、その数字すうじつね必要ひつようりょう上回うわまわっており、さらに20世紀せいき人口じんこう爆発ばくはつにおいても、みどり革命かくめいなどの食糧しょくりょう生産せいさん技術ぎじゅつ革新かくしんによって、「1人ひとりあたりの食糧しょくりょう生産せいさんりょう」はむしろおおきく増大ぞうだいした[37]。しかし、飢餓きがは21世紀せいきにおいても消滅しょうめつしていない。その原因げんいんとして、貧困ひんこんなどによって食糧しょくりょう入手にゅうしゅできないという食糧しょくりょうさい配分はいぶんにおける問題もんだい指摘してきされており、富裕ふゆうこくから貧困ひんこんこくへの食糧しょくりょう援助えんじょ貧困ひんこん削減さくげんによる問題もんだい解決かいけつはかられている[38]。また、最低限さいていげんのカロリーを確保かくほすることができ飢餓きがおちいっていない場合ばあいにおいても、必要ひつよう栄養素えいようそをすべて確保かくほした健康けんこうてき食事しょくじるにはさらに費用ひよう必要ひつようとなるため、栄養失調えいようしっちょうとなっているひとびとはおお[39]一方いっぽう食品しょくひんロス問題もんだい深刻しんこくであり、世界せかい生産せいさんされた食品しょくひんの1/3が食用しょくようとされることなく廃棄はいきされている[40]

地域ちいき宗教しゅうきょうてき[編集へんしゅう]

あかワインアルコールるい地域ちいきによって禁忌きんきとされる地域ちいき存在そんざいする
フグ刺身さしみ。フグは有毒ゆうどくであるため食用しょくようとする地域ちいき極端きょくたんすくない

食品しょくひんとされるものは文化ぶんか地域ちいきてきてきちいさくなく、ある地域ちいきにおいて重要じゅうよう食品しょくひんとされているものが地域ちいきでは食品しょくひんとみなされていないということはめずらしくない。たとえば昆虫こんちゅうは、熱帯ねったい亜熱帯あねったい中心ちゅうしんにかなりの文化ぶんか昆虫こんちゅうしょく文化ぶんかっている一方いっぽう、ほとんど昆虫こんちゅうしょく文化ぶんかたず食品しょくひんとすることにつよ抵抗ていこうかんしめ地域ちいきおお存在そんざいする[41]

またかく宗教しゅうきょうごとに戒律かいりつなどの食物しょくもつ規定きていおおきくことなるので、かく宗教しゅうきょうけんごとにべられるものがことなっている。たとえばユダヤきょうではトーラー(モーセしょ)の規定きていによりカシュルートばれる食物しょくもつ規定きていがありその規定きてい適合てきごうしたものだけが「カシェル」(=清浄せいじょう規定きてい適合てきごうべてよいもの)とされ、反芻はんすうせず蹄がかれていない動物どうぶつにく、およびひれとうろこのないさかななどはべることをきんじられているため、豚肉ぶたにく、クラゲ、ナマズ、サメ、アワビ、ハマグリ、ホタテガイ、カニ、エビ、イカなどはそもそも「不浄ふじょうもの」とされべることをきんじられている[42]

イスラム教いすらむきょうでは『クルアーン』で「不浄ふじょう」とされるぶたべることが禁忌きんきとされ、またそのにも食肉しょくにく中心ちゅうしんイスラムほうゆるされた食材しょくざいハラール)をべることがもとめられる[43]ヒンドゥーきょうにおいては「きよしじゅう」とされるうしにくしょくすることがつよ忌避きひされているが、このほかにも肉食にくしょく全般ぜんぱんへの忌避きひかんつよく、上位じょういカースト中心ちゅうしんさかなやニワトリ、たまごさえもくちにしない厳格げんかく菜食さいしょく主義しゅぎ実践じっせんするひとびともおおい。ただしヒンドゥーきょう完全かんぜん菜食さいしょく主義しゅぎっていないため、殺生せっしょうともなわない乳製品にゅうせいひんはむしろさかんにしょくされており、ヒンドゥー教徒きょうと食生活しょくせいかつにとってなくてはならないものとなっている[44]

同様どうよう禁忌きんきとされることがおお食品しょくひんとしてはさけがある。イスラム教いすらむきょうではさけ教義きょうぎじょうきんじられている[45]。ヒンドゥーきょうではさけ禁忌きんきとされてはいないが、社会しゃかいてきには非常ひじょうこのましくないものとされている[46]一方いっぽうさけひじりせいびることもめずらしくなく、神道しんとうにおいて神酒みきそなえるようにさけかみへの供物くもつとする風習ふうしゅう世界中せかいじゅうひろられ、またキリスト教きりすときょうにおいてはパンとワインが聖餐せいさんもちいられる[47]

宗教しゅうきょう戒律かいりつ以外いがいでも、菜食さいしょく主義しゅぎしゃほか、すべての動物どうぶつせい食品しょくひん摂取せっしゅ拒否きょひするヴィーガンのように、みずからの信条しんじょうともないある食品しょくひん拒否きょひする人々ひとびと存在そんざいする[48]。また、普通ふつう流通りゅうつうしている食品しょくひんであっても、個人こじんによっては摂取せっしゅしたさいアレルギー反応はんのうこし、からだにさまざまな症状しょうじょうこす場合ばあいがある。つよ食物しょくもつアレルギーがある場合ばあい最悪さいあく場合ばあいいたることすらある[49]

さらに、世界せかいのほとんどで食用しょくようとされないものを、ある文化ぶんか人々ひとびと特殊とくしゅ処理しょり方法ほうほうによって食品しょくひんとすることもある。たとえばフグにはつよどくがあるためほとんどの文化ぶんかでは食用しょくようとしないものの、日本にっぽんにおいては有毒ゆうどく部分ぶぶんのぞいたものが美味びみとしてひろ流通りゅうつうしている。

上記じょうきのような極端きょくたんれいのぞいても、かく地域ちいきにおいておももちいられる食品しょくひんちがいはなおおおきい。かく地域ちいきはそれぞれおも炭水化物たんすいかぶつ供給きょうきゅうする主食しゅしょくつが、それにもコムギ、コメ、トウモロコシなどの穀物こくもつ主食しゅしょくとする地域ちいきから、キャッサバタロイモなどのイモるい主食しゅしょくにする地域ちいきまではばがある[50]乳製品にゅうせいひん地域ちいきてきおお食品しょくひんであり、遊牧民ゆうぼくみん中心ちゅうしんひろ範囲はんい乳製品にゅうせいひん利用りようけんひろがっている一方いっぽうで、ひがしアジアや東南とうなんアジアでは伝統でんとうてき乳製品にゅうせいひんもちいてはこなかった。しかしこうした食品しょくひん地域ちいきは、とくに1990年代ねんだい以降いこう急速きゅうそくグローバリゼーション進行しんこうによって標準ひょうじゅんすすみつつあり、全体ぜんたいとして縮小しゅくしょうする傾向けいこうにある[51]特色とくしょくある食品しょくひん料理りょうりはその地域ちいき文化ぶんかかくとなることもおおい。ヨーロッパでは19世紀せいき民族みんぞく意識いしきナショナリズム興隆こうりゅうした結果けっか各地かくちでその地域ちいき代表だいひょうするような名物めいぶつ料理りょうり成立せいりつし、民族みんぞく地域ちいき意識いしきかくのひとつとなってきた[52]

食品しょくひん祭礼さいれい年中ねんじゅう行事ぎょうじとの関連かんれんふかく、特定とくてい行事ぎょうじさいしょくされる行事ぎょうじしょく数多かずおおい。たとえば日本にっぽんにおいては土用どよううししょくされるウナギや、冬至とうじしょくされるカボチャ端午たんご節句せっくさいちまきなどがこれにあたる。中華ちゅうかけんでは中秋ちゅうしゅうぶしさい月餅げっぺいおくものとされ、きたアメリカでは感謝かんしゃさいときシチメンチョウべるのが定番ていばんとなっているなど、このような行事ぎょうじしょく世界中せかいじゅう存在そんざいする[53]

産業さんぎょう[編集へんしゅう]

食品しょくひんは、食品しょくひん生産せいさんする農業のうぎょう水産すいさんぎょう加工かこうしさまざまな加工かこう食品しょくひん生産せいさんする食品しょくひん工業こうぎょう生産せいさんされた食品しょくひん集荷しゅうか流通りゅうつうさせる運輸うんゆぎょう卸売おろしうり、そして食品しょくひん小売こうりぎょうにさまざまな料理りょうり消費しょうひしゃ提供ていきょうする外食がいしょく産業さんぎょうまで、フードシステム英語えいごばんばれる巨大きょだい産業さんぎょう構造こうぞう形作かたちづくっている[54]。1980年代ねんだい以降いこう、こうしたアグリビジネス企業きぎょう巨大きょだい農業のうぎょう生産せいさん食品しょくひん加工かこう食品しょくひん小売こうりかく部門ぶもんすすんでいる[55]一方いっぽうで、世界せかい各国かっこく無数むすう中小ちゅうしょう食品しょくひん企業きぎょう存在そんざいして生産せいさんつづけており、だい企業きぎょう中小ちゅうしょう企業きぎょう併存へいそんする構造こうぞうとなっている[56]

食品しょくひん行政ぎょうせい[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

食品しょくひん表示ひょうじ[編集へんしゅう]

日本にっぽんではおおくの食品しょくひん農林のうりん物資ぶっし規格きかくおよ品質ひんしつ表示ひょうじ適正てきせいかんする法律ほうりつ通称つうしょうJASほう)によって日本にっぽん農林のうりん規格きかくしたがった表示ひょうじ義務付ぎむづけられている。1999ねん平成へいせい11ねん)の改正かいせいによって、消費しょうひしゃ飲食料品いんしょくりょうひんへの品質ひんしつ表示ひょうじ産地さんち原料げんりょうなど)が義務ぎむされた。このほか食品しょくひん衛生えいせいほうおよび健康けんこう増進ぞうしんほうにも食品しょくひん表示ひょうじ規定きてい存在そんざいしたが、2013ねん平成へいせい25ねん)に食品しょくひん表示法ひょうじほう制定せいていされたことでこれらさんほう食品しょくひん表示ひょうじ規定きてい一本いっぽんされた[57]。また、2009ねん平成へいせい21ねん)10がつ消費しょうひしゃちょう発足ほっそくにより、食品しょくひん安全あんぜん行政ぎょうせい所管しょかん省庁しょうちょう消費しょうひしゃちょう一元化いちげんかされた[57]

食品しょくひん衛生えいせいほう[編集へんしゅう]

食品しょくひん衛生えいせいほう昭和しょうわ22ねん法律ほうりつだい233ごう)は、日本にっぽんにおいて飲食いんしょくによってしょうずる危害きがい発生はっせい防止ぼうしするための法律ほうりつ所管しょかん厚生こうせい労働省ろうどうしょう消費しょうひしゃちょう食品しょくひん添加てんかぶつ器具きぐ容器ようき規格きかく表示ひょうじ検査けんさなどの原則げんそくさだめる。食品しょくひん表示ひょうじかんしては食品しょくひん衛生えいせいほうでも基準きじゅんさだめられている。使用しようした添加てんかぶつについては表示ひょうじをさせる。また2003ねん平成へいせい15ねん)には、食品しょくひん安全あんぜん管理かんり基本きほんほうとして食品しょくひん安全あんぜん基本きほんほう制定せいていされた[58]

米国べいこく[編集へんしゅう]

FDA
米国べいこくでは「食品しょくひんおよ栄養えいよう摂取せっしゅ目的もくてきくちからはいるもの」についておも保健ほけん福祉ふくししょう(Department of Health and Human Services、HHS)のアメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく(Food and Drug Administration、FDA)がおも所管しょかんする[6]
USDA
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく農務のうむしょう(United States Department of Agriculture、USDA)は食品しょくひんのうち、果物くだもの、畜肉、家禽かきんにくたまご製品せいひん所管しょかんする[6]食品しょくひんかんする有機ゆうき(オーガニック) 査定さてい表示ひょうじ認証にんしょうもUSDAの所管しょかんである[6]
EPA
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく環境かんきょう保護ほごちょう(Environmental Protection Agency、EPA)は食物しょくもつ残留ざんりゅう農薬のうやく設定せっていなど食品しょくひん環境かんきょうによる汚染おせんたいする安全あんぜん審査しんさ所管しょかんする[6]
FTC
連邦れんぽう取引とりひき委員いいんかい(Federal Trade Commission、FTC)は食品しょくひん栄養えいよう補助ほじょ食品しょくひん表示ひょうじ健康けんこう強調きょうちょう標示ひょうじ(ヘルスクレーム)、広告こうこく内容ないようなどを所管しょかんする[6]
財務省ざいむしょう

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく財務省ざいむしょう(Department of Treasury)はアルコールるい規制きせいおこなっている[6]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ほう改正かいせいまえ食品しょくひん衛生えいせいほうだい4じょうでは、「この法律ほうりつ食品しょくひんとは、すべての飲食いんしょくぶつをいう。ただし、医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとうほう昭和しょうわ35ねん法律ほうりつだい145ごう)に規定きていする医薬品いやくひんおよ医薬いやく部外ぶがいひんは、これをふくまない。」と規定きていしていた[5]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 言語げんごでは、: alimentum どく: Lebensmittelなど。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 小学館しょうがくかん日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ』「食品しょくひん河野こうの友美ゆみ 執筆しっぴつ
  3. ^ 広辞苑こうじえんだい6はん
  4. ^ 用語ようご解説かいせつ食品しょくひんロス参照さんしょう”. 京都きょうと. 2020ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  5. ^ 食品しょくひん衛生えいせいほう昭和しょうわじゅうねん十二月じゅうにがつじゅうよんにち法律ほうりつだいひゃくさんじゅうさんごう”. e-Gov法令ほうれい検索けんさく. 総務そうむしょう行政ぎょうせい管理かんりきょく. 2009ねん11月30にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d e f g h i 健康けんこう食品しょくひん調査ちょうさ米国べいこく”. 日本にっぽん貿易ぼうえき振興しんこう機構きこうロサンゼルス事務所じむしょ農林のうりん水産すいさん食品しょくひん調査ちょうさ. 2020ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 資料しりょう 1-1. コーデックス食品しょくひん分類ぶんるいシステム(Food Category System: FCS)”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2020ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  8. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 29–31.
  9. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 29.
  10. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 29–30.
  11. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 30.
  12. ^ a b 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 31.
  13. ^ a b きになる栄養えいようがく だい3はん」p3 あさ直美なおみ塚原つかはら典子のりこ 講談社こうだんしゃ 2020ねん2がつ18にちだい1さつ発行はっこう
  14. ^ きになる栄養えいようがく だい3はん」p29-30 あさ直美なおみ塚原つかはら典子のりこ 講談社こうだんしゃ 2020ねん2がつ18にちだい1さつ発行はっこう
  15. ^ 世界せかい食用しょくよう植物しょくぶつ文化ぶんか図鑑ずかん 起源きげん歴史れきし分布ぶんぷ栽培さいばい料理りょうり」p24-25 バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアントちょ 山本やまもと紀夫のりお監訳かんやく ひいらぎふうしゃ 2010ねん1がつ20日はつかだい1さつ
  16. ^ きになる栄養えいようがく だい3はん」p16-17 あさ直美なおみ塚原つかはら典子のりこ 講談社こうだんしゃ 2020ねん2がつ18にちだい1さつ発行はっこう
  17. ^ 食料しょくりょう世界せかい地図ちず」p86-87 エリック・ミルストーン、ティム・ラングちょ 中山なかやま里美さとみ高田たかだ直也なおややく 大賀おおがけい監訳かんやく 丸善まるぜん 平成へいせい17ねん10がつ30にち発行はっこう
  18. ^ 世界せかい食用しょくよう植物しょくぶつ文化ぶんか図鑑ずかん 起源きげん歴史れきし分布ぶんぷ栽培さいばい料理りょうり」p26 バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアントちょ 山本やまもと紀夫のりお監訳かんやく ひいらぎふうしゃ 2010ねん1がつ20日はつかだい1さつ
  19. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 91–92.
  20. ^ a b c d e f 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 92.
  21. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 92–93.
  22. ^ a b c d e f g h i 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 93.
  23. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 93–94.
  24. ^ a b c d e f 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 94.
  25. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 94–95.
  26. ^ a b c d e f g h i j 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, p. 95.
  27. ^ 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへん) 1989, pp. 95–96.
  28. ^ a b 人間にんげん」p4 磯田いそだひろし 法政大学ほうせいだいがく出版しゅっぱんきょく 2004ねん平成へいせい16ねん)4がつ20日はつか初版しょはんだい1さつ
  29. ^ 図説ずせつ 人類じんるい歴史れきし 別巻べっかん 古代こだい科学かがく技術ぎじゅつ 世界せかいつくった70のだい発明はつめい」p119 ブライアン・M・フェイガンへん 西秋にしあき良宏よしひろ監訳かんやく 朝倉書店あさくらしょてん 2012ねん平成へいせい24ねん)5がつ30にち初版しょはんだい1さつ
  30. ^ しんてい 食用しょくよう作物さくもつ」p3 国分こくぶまきまもる やしなえ賢堂かしこどう 2010ねん平成へいせい22ねん)8がつ10日とおかだい1はん
  31. ^ 図説ずせつ 人類じんるい歴史れきし 別巻べっかん 古代こだい科学かがく技術ぎじゅつ 世界せかいつくった70のだい発明はつめい」p110 - 111 ブライアン・M・フェイガンへん 西秋にしあき良宏よしひろ監訳かんやく 朝倉書店あさくらしょてん 2012ねん平成へいせい24ねん)5がつ30にち初版しょはんだい1さつ
  32. ^ みなみ直人なおと『ヨーロッパのしたはどうわったか じゅうきゅう世紀せいき食卓しょくたく革命かくめい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ選書せんしょメチエ〉、1998ねん、56 - 58ぺーじISBN 4-0625-8123-X 
  33. ^ みなみ直人なおと『ヨーロッパのしたはどうわったか じゅうきゅう世紀せいき食卓しょくたく革命かくめい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ選書せんしょメチエ〉、1998ねん、98ぺーじISBN 4-0625-8123-X 
  34. ^ みなみ直人なおと『ヨーロッパのしたはどうわったか じゅうきゅう世紀せいき食卓しょくたく革命かくめい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ選書せんしょメチエ〉、1998ねん、195 - 200ぺーじISBN 4-0625-8123-X 
  35. ^ みなみ直人なおと『ヨーロッパのしたはどうわったか じゅうきゅう世紀せいき食卓しょくたく革命かくめい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ選書せんしょメチエ〉、1998ねん、209 - 212ぺーじISBN 4-0625-8123-X 
  36. ^ a b 食料しょくりょう世界せかい地図ちず」p78-81 エリック・ミルストーン、ティム・ラングちょ 中山なかやま里美さとみ高田たかだ直也なおややく 大賀おおがけい監訳かんやく 丸善まるぜん 平成へいせい17ねん10がつ30にち発行はっこう
  37. ^ しょく 90おくにんべていくために」(サイエンス・パレット025)p144-145 John Krebsちょ 伊藤いとう佑子ゆうこ伊藤いとう俊洋としひろやく 丸善まるぜん出版しゅっぱん 平成へいせい27ねん6がつ25にち発行はっこう
  38. ^ 食料しょくりょう世界せかい地図ちず」p12-13 エリック・ミルストーン、ティム・ラングちょ 中山なかやま里美さとみ高田たかだ直也なおややく 大賀おおがけい監訳かんやく 丸善まるぜん 平成へいせい17ねん10がつ30にち発行はっこう
  39. ^ https://www.unicef.or.jp/news/2020/0173.html 「世界せかい飢餓きが人口じんこう 増加ぞうかつづく 2030ねんの「飢餓きがゼロ」達成たっせい困難こんなんのおそれ ユニセフなど、国連こくれん5機関きかんしん報告ほうこくしょ公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん 日本にっぽんユニセフ協会きょうかい 2020ねん7がつ13にち 2021ねん2がつ5にち閲覧えつらん
  40. ^ [1] 鎌倉かまくら 2021ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  41. ^ しょく文化ぶんかとしての昆虫こんちゅうしょく」p43 野中のなか健一けんいち (「文化ぶんか昆虫こんちゅうがく事始ことはじめ」所収しょしゅう 三橋みつはしあつし小西こにしただしやすしへん そうもりしゃ 2014ねん平成へいせい26ねん)8がつ20日はつかだい1さつ
  42. ^ 「イスラエルのユダヤ料理りょうり」p110 かも志田しだ聡子さとこ(「イスラエルをるための62しょう だい2はん所収しょしゅう 立山たてやま良司りょうじ編著へんちょ 明石書店あかししょてん 2018ねん平成へいせい30ねん)6がつ30にちだい2はんだい1さつ
  43. ^ 『イスラームとしょく』p370 山根やまねさとし(「インド文化ぶんか事典じてん所収しょしゅう)インド文化ぶんか事典じてん製作せいさく委員いいんかいへん 丸善まるぜん出版しゅっぱん 2018ねん平成へいせい30ねん)1がつ30にち発行はっこう
  44. ^ しょく健康けんこう インドのきよし不浄ふじょうかん社会しゃかい」p107 - 109 松尾まつお瑞穂みずほ(「世界せかいしょくまなぶ 国際こくさい比較ひかくしょく文化ぶんかろん所収しょしゅう 河合かわい利光としみつへん どきしおしゃ 2011ねん平成へいせい23ねん)11月25にちだい1はんだい1さつ
  45. ^ 『イスラームとしょく』p370 山根やまねさとし(「インド文化ぶんか事典じてん所収しょしゅう)インド文化ぶんか事典じてん製作せいさく委員いいんかいへん 丸善まるぜん出版しゅっぱん 2018ねん平成へいせい30ねん)1がつ30にち発行はっこう
  46. ^ 『アルコール』p384 池亀いけがめあや(「インド文化ぶんか事典じてん所収しょしゅう)インド文化ぶんか事典じてん製作せいさく委員いいんかいへん 丸善まるぜん出版しゅっぱん 2018ねん平成へいせい30ねん)1がつ30にち発行はっこう
  47. ^ 世界せかいしょく文化ぶんか百科ひゃっか事典じてん」p304-305 野林のばやし厚志あつしへん 丸善まるぜん出版しゅっぱん れい3ねん1がつ30にち発行はっこう
  48. ^ 世界せかいしょく文化ぶんか百科ひゃっか事典じてん」p386-387 野林のばやし厚志あつしへん 丸善まるぜん出版しゅっぱん れい3ねん1がつ30にち発行はっこう
  49. ^ しょく 90おくにんべていくために」(サイエンス・パレット025)p90-91 John Krebsちょ 伊藤いとう佑子ゆうこ伊藤いとう俊洋としひろやく 丸善まるぜん出版しゅっぱん 平成へいせい27ねん6がつ25にち発行はっこう
  50. ^ しんしょく文化ぶんか入門にゅうもん」p30 - 34 もりえだ卓士たくしみなみ直人なおとへん 弘文こうぶんどう 2004ねん平成へいせい16ねん)10がつ15にち初版しょはん1さつ発行はっこう
  51. ^ しょく文化ぶんか多様たようせい標準ひょうじゅん」p79 岩間いわま信之のぶゆき(「グローバリゼーション 縮小しゅくしょうする世界せかい所収しょしゅう ヶ﨑典たかし山下やました清海きよみ加賀かがよしまさひろしへん 朝倉書店あさくらしょてん 2018ねん平成へいせい30ねん)3がつ5にち初版しょはんだい1さつ
  52. ^ しょくくヨーロッパ 地理ちり研究けんきゅう現場げんばから」p120-124 加賀美かがみ雅弘まさひろ 朝倉書店あさくらしょてん 2019ねん4がつ10日とおか初版しょはんだい1さつ
  53. ^ 世界せかいをよみとくこよみ不思議ふしぎ」p131-139 ちゅうまきひろしまこと イースト・プレス 2019ねん1がつ20日はつか初版しょはんだい1さつ発行はっこう
  54. ^ 新版しんぱん キーワードでみとく現代げんだい農業のうぎょう食料しょくりょう環境かんきょう」p218-219 「農業のうぎょう経済けいざい編集へんしゅう委員いいんかい監修かんしゅう 小池こいけ恒男つねお新山にいやま陽子ようこ秋津あきつもとてるへん 昭和堂しょうわどう 2017ねん3がつ31にち新版しんぱんだい1さつ発行はっこう
  55. ^ 新版しんぱん キーワードでみとく現代げんだい農業のうぎょう食料しょくりょう環境かんきょう」p14-15 「農業のうぎょう経済けいざい編集へんしゅう委員いいんかい監修かんしゅう 小池こいけ恒男つねお新山にいやま陽子ようこ秋津あきつもとてるへん 昭和堂しょうわどう 2017ねん3がつ31にち新版しんぱんだい1さつ発行はっこう
  56. ^ 食料しょくりょう世界せかい地図ちず」p82-83 エリック・ミルストーン、ティム・ラングちょ 大賀おおがけい監訳かんやく 中山なかやま里美さとみ高田たかだ直也なおややく 丸善まるぜん 平成へいせい17ねん10がつ30にち発行はっこう
  57. ^ a b もの健康けんこう 食品しょくひん安全あんぜん」(健康けんこう栄養えいよう科学かがくシリーズ)p13 ゆうその幸司こうじへん 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ健康けんこう栄養えいよう研究所けんきゅうじょ監修かんしゅう 南江堂なんこうどう 2013ねん平成へいせい25ねん)4がつ1にちだい1さつ
  58. ^ もの健康けんこう 食品しょくひん安全あんぜん」(健康けんこう栄養えいよう科学かがくシリーズ)p8 - 9 ゆうその幸司こうじへん 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ健康けんこう栄養えいよう研究所けんきゅうじょ監修かんしゅう 南江堂なんこうどう 2013ねん平成へいせい25ねん)4がつ1にちだい1さつ

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 食品しょくひん保健ほけん研究けんきゅうかいへんへんっておきたい食品しょくひん衛生えいせい ろくていばん厚生省こうせいしょう生活せいかつ衛生局えいせいきょく食品しょくひん保健ほけん監修かんしゅう)、大蔵省おおくらしょう印刷いんさつきょく、1989ねんISBN 978-4-17-217507-0 
  • 広辞苑こうじえんだい5はん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]