日本 にっぽん のさまざまな食品 しょくひん
食品 しょくひん (しょくひん)またはフード (英 えい : food [1] )とは、人 ひと が食 た べるために直接 ちょくせつ 使用 しよう できる、食用 しょくよう 可能 かのう な状態 じょうたい のもの[2] 。人間 にんげん が日常 にちじょう 的 てき に食物 しょくもつ として摂取 せっしゅ するものの総称 そうしょう である[3] 。食物 しょくもつ (しょくもつ)、食料 しょくりょう 品 ひん (しょくりょうひん)とも呼 よ ばれる。
「食糧 しょくりょう 」と「食品 しょくひん 」と「食物 しょくもつ 」といった近接 きんせつ した意味 いみ の用語 ようご があるが、おおむね、「食糧 しょくりょう 」は食品 しょくひん よりも材料 ざいりょう 寄 よ りの概念 がいねん で、食物 しょくもつ は食品 しょくひん が調理 ちょうり されたものとされる[2] 。例 たと えばイネから収穫 しゅうかく した米 こめ (イネの実 み )はそのままでは「食糧 しょくりょう 」であるが、それを精米 せいまい すると「食品 しょくひん 」という位置 いち づけになり、精米 せいまい された米 こめ を炊飯 すいはん すると「ご飯 はん 」(米飯 べいはん )という「食物 しょくもつ 」になる[2] 。ただし「食物 しょくもつ 」という表現 ひょうげん は、指 さ す範囲 はんい がはっきりせず、漠然 ばくぜん と用 もち いられる傾向 けいこう がある[2] 。
食品 しょくひん には、さまざまな分類 ぶんるい 法 ほう がある。植物 しょくぶつ 性 せい 食品 しょくひん ・動物 どうぶつ 性 せい 食品 しょくひん といった大分 おおいた 類 るい 以外 いがい にも、タンパク質 たんぱくしつ 性 せい 食品 しょくひん ・デンプン 性 せい 食品 しょくひん ・脂肪 しぼう 性 せい 食品 しょくひん といった栄養 えいよう 学 がく 的 てき 分類 ぶんるい 、生鮮 せいせん 食品 しょくひん ・加工 かこう 食品 しょくひん という加工 かこう 状態 じょうたい による分類 ぶんるい 、醸造 じょうぞう 品 しな ・缶詰 かんづめ 食品 しょくひん ・レトルト食品 しょくひん ・冷凍 れいとう 食品 しょくひん といった加工 かこう 法 ほう による分類 ぶんるい 法 ほう などがある。
食品 しょくひん は安全 あんぜん ・栄養 えいよう ・経済 けいざい ・実用 じつよう ・嗜好 しこう などの価値 かち で評価 ひょうか ・分析 ぶんせき できる。食品 しょくひん は、品質 ひんしつ 低下 ていか の防止 ぼうし 、輸送 ゆそう ・供給 きょうきゅう の安定 あんてい 、食 しょく の安全 あんぜん 、栄養 えいよう 価 か の保持 ほじ などのために保存 ほぞん が行 おこな われている。食品 しょくひん をそのまま保存 ほぞん する方法 ほうほう には、冷蔵 れいぞう 、冷凍 れいとう 、包装 ほうそう 、乾燥 かんそう などの方法 ほうほう があり、加工 かこう した上 うえ で保存 ほぞん する方法 ほうほう としては塩蔵 えんぞう 、砂糖 さとう 漬 づ け 、酢漬 すづ け 、醤油 じょうゆ ・味噌 みそ づけ 、瓶詰 びんづめ ・缶詰 かんづめ などがある。
食品 しょくひん の定義 ていぎ [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん 食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう 第 だい 4条 じょう は「この法律 ほうりつ で食品 しょくひん とは、全 すべ ての飲食 いんしょく 物 ぶつ をいう。ただし、医薬品 いやくひん 、医療 いりょう 機器 きき 等 とう の品質 ひんしつ 、有効 ゆうこう 性 せい 及 およ び安全 あんぜん 性 せい の確保 かくほ 等 とう に関 かん する法律 ほうりつ (昭和 しょうわ 三 さん 十 じゅう 五 ご 年 ねん 法律 ほうりつ 第 だい 百 ひゃく 四 よん 十 じゅう 五 ご 号 ごう )に規定 きてい する医薬品 いやくひん 、医薬 いやく 部外 ぶがい 品 ひん 及 およ び再生 さいせい 医療 いりょう 等 とう 製品 せいひん は、これを含 ふく まない。」と規定 きてい する[4] [注 ちゅう 1] 。食品 しょくひん 安全 あんぜん 基本 きほん 法 ほう 2条 じょう における「食品 しょくひん 」の定義 ていぎ も同様 どうよう である。
米国 べいこく の制度 せいど 上 じょう の分類 ぶんるい では「食品 しょくひん 及 およ び栄養 えいよう 摂取 せっしゅ の目的 もくてき で口 くち から入 はい るもの」について主 おも に保健 ほけん 福祉 ふくし 省 しょう (Department of Health and Human Services、HHS)のアメリカ食品 しょくひん 医薬品 いやくひん 局 きょく (Food and Drug Administration、FDA)の食品 しょくひん 安全 あんぜん ・応用 おうよう 栄養 えいよう センター(Center for Food Safety and Applied Nutrition、CFSAN)の所管 しょかん としている[6] 。
食品 しょくひん の分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
主 おも な分類 ぶんるい に以下 いか のようなものがある。
法 ほう 制度 せいど 上 じょう の分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん の制度 せいど では食品 しょくひん は医薬品 いやくひん などと区別 くべつ され、食品 しょくひん はさらに一般 いっぱん 食品 しょくひん と保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん (特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん 及 およ び栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん )に分 わ けられる[6] 。
米国 べいこく の制度 せいど では食品 しょくひん は一般 いっぱん 食品 しょくひん 、添加 てんか 物 ぶつ 、栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 、医療 いりょう 食 しょく に分類 ぶんるい される[6] 。
コーデックス食品 しょくひん 分類 ぶんるい システム [ 編集 へんしゅう ]
国際 こくさい 食品 しょくひん 規格 きかく 委員 いいん 会 かい のコーデックス食品 しょくひん 分類 ぶんるい システム(Food Category System: FCS)では16種類 しゅるい の食品 しょくひん に分類 ぶんるい される[7] 。
乳製品 にゅうせいひん 及 およ び類似 るいじ 製品 せいひん
牛 うし 、羊 ひつじ 、山羊 やぎ 、水牛 すいぎゅう 等 ひとし の乳 ちち に由来 ゆらい する乳製品 にゅうせいひん [7] 。乳 ちち 及 およ び乳 ちち 飲料 いんりょう (牛乳 ぎゅうにゅう など)、発酵 はっこう 乳 ちち 、練乳 れんにゅう 、チーズ 、乳 ちち を主 おも 原料 げんりょう とするデザート(プリン 、フルーツヨーグルト、フレーバーヨーグルト 等 ひとし のヨーグルト )などを含 ふく む[7] 。類似 るいじ 製品 せいひん は乳 ちち 脂肪 しぼう を植物 しょくぶつ 油脂 ゆし で部分 ぶぶん 的 てき 又 また は完全 かんぜん に置 お き換 か えた製品 せいひん [7] 。
油脂 ゆし 及 およ び脂肪 しぼう エマルジョン
植物 しょくぶつ 、動物 どうぶつ 、又 また は海産物 かいさんぶつ 源 げん 、あるいはその混合 こんごう 物 ぶつ に由来 ゆらい する脂肪 しぼう を主 おも 原料 げんりょう とする製品 せいひん [7] 。バターオイル、ギー 、植物 しょくぶつ 性 せい 油脂 ゆし (オリーブオイル 、綿実油 めんじつゆ など)、動物 どうぶつ 性 せい 油脂 ゆし (ラード 、魚油 ぎょゆ など)を含 ふく む[7] 。
シャーベット 及 およ びソルベ を含 ふく む食用 しょくよう 氷 ごおり
シャーベットやソルベなど水 みず を主 おも 原料 げんりょう とする冷凍 れいとう されたデザート[7] 。
果実 かじつ 及 およ び野菜 やさい (キノコ類 るい 、根 ね ・塊茎 かいけい 、豆類 まめるい ・マメ科 か 植物 しょくぶつ 、及 およ びアロエ を含 ふく む)、海藻 かいそう 、並 なら びに種実 たねざね 類 るい
さらに大 だい 分類 ぶんるい で果実 かじつ (04.1)と野菜 やさい 、海藻 かいそう 、並 なら びに種実 たねざね 類 るい (04.2)の2つに分類 ぶんるい される[7] 。果実 かじつ には生鮮 せいせん 果実 かじつ と加工 かこう 果実 かじつ (冷凍 れいとう 果実 かじつ 、レーズン やプルーン などの乾燥 かんそう 果実 かじつ 、ピクルス 、缶詰 かんづめ 、瓶詰 びんづめ 、ジャム 、マーマレード 、チャツネ など)がある[7] 。野菜 やさい も生鮮 せいせん 野菜 やさい と加工 かこう 野菜 やさい (冷凍 れいとう 野菜 やさい 、乾燥 かんそう 野菜 やさい 、ピクルス、漬物 つけもの など)がある[7] 。
菓子 かし 類 るい
ココア及 およ びチョコレートを主 おも 原料 げんりょう とするココア及 およ びチョコレート製品 せいひん (05.1)、ハードキャンディ やソフトキャンディ などその他 た の菓子 かし 製品 せいひん (05.2)、チューインガム (05.3)など[7] 。
ベーカリー製品 せいひん を除 のぞ く穀 こく 粒 つぶ 、根 ね ・塊茎 かいけい 、豆類 まめるい 、マメ科 か 植物 しょくぶつ 及 およ びヤシの中 なか 果皮 かひ 又 また は柔 やわ らかい芯 しん に由来 ゆらい する穀物 こくもつ 及 およ び穀物 こくもつ 製品 せいひん
穀物 こくもつ 及 およ び穀物 こくもつ を主 おも 原料 げんりょう とする未 み 加工 かこう 製品 せいひん (大麦 おおむぎ 、トウモロコシ、米 べい などの未 み 加工 かこう の穀物 こくもつ 及 およ び穀 こく 粒 つぶ )と加工 かこう 製品 せいひん (小麦粉 こむぎこ やきな粉 こ 等 ひとし の穀物 こくもつ 粉 こ 、シリアル製品 せいひん 、パスタ 、麺類 めんるい 、団子 だんご 、餅 もち 、大豆 だいず 製品 せいひん (豆乳 とうにゅう 、豆腐 とうふ 、納豆 なっとう など))を含 ふく む[7] 。
ベーカリー製品 せいひん
パン 、クラッカー 、ベーグル 、マフィン 、ケーキ 、クッキー などを含 ふく む[7] 。
家禽 かきん 肉 にく 及 およ び猟 りょう 鳥 とり 獣肉 じゅうにく を含 ふく む食肉 しょくにく 及 およ び食肉 しょくにく 製品 せいひん
食肉 しょくにく 、家禽 かきん 肉 にく 、及 およ び猟 りょう 鳥 とり 獣肉 じゅうにく の生鮮 せいせん 製品 せいひん や加工 かこう 製品 せいひん (ベーコン 、コンビーフ 、ハム 、ソーセージ など)[7] 。
軟体動物 なんたいどうぶつ 、甲殻 こうかく 類 るい 、及 およ び棘皮動物 きょくひどうぶつ を含 ふく む魚類 ぎょるい ・水産 すいさん 製品 せいひん
さらに大 だい 分類 ぶんるい で生鮮 せいせん 魚類 ぎょるい と加工 かこう 水産 すいさん 製品 せいひん (佃煮 つくだに 、蒲鉾 かまぼこ 、干物 ひもの 、鰹節 かつおぶし など)に分類 ぶんるい される[7] 。
卵 たまご 及 およ び卵 たまご 製品 せいひん
殻 から 付 つ きの生 なま 卵 たまご (10.1)、生 なま 卵 たまご の代 か わりになる製品 せいひん (10.2)、その他 た の卵 たまご 製品 せいひん (10.3及 およ び10.4)など[7] 。
ハチミツを含 ふく む甘味 あまみ 料 りょう
規格 きかく 化 か された砂糖 さとう (白 しろ 砂糖 さとう 、三 さん 温 ゆたか 糖 とう など)、規格 きかく 化 か されていない製品 せいひん (糖蜜 とうみつ など)、天然 てんねん 甘味 あまみ 料 りょう (蜂蜜 はちみつ など)からなる[7] 。
食塩 しょくえん 、香辛料 こうしんりょう 、スープ、ソース、サラダ、タンパク質 たんぱくしつ 製品 せいひん
食品 しょくひん の芳香 ほうこう と風味 ふうみ を高 たか めるために添加 てんか される物質 ぶっしつ (食塩 しょくえん 、香辛料 こうしんりょう 、香味料 こうみりょう 、調味 ちょうみ 料 りょう 、酢 す 、マスタード 、ソース など)、特定 とくてい の調理 ちょうり 済 ず み食品 しょくひん 、主 おも に大豆 だいず などの原料 げんりょう に由来 ゆらい するタンパク質 たんぱくしつ で構成 こうせい される製品 せいひん (味噌 みそ 、醤油 じょうゆ 、麩 ふすま など)などを含 ふく む[7] 。
特殊 とくしゅ 栄養 えいよう 用途 ようと 食品 しょくひん
コーデックス食品 しょくひん 分類 ぶんるい システムでは「特定 とくてい の身体 しんたい 的 てき 又 また は生理 せいり 的 てき 状態 じょうたい 及 およ び/又 また は特定 とくてい の疾患 しっかん 又 また は障害 しょうがい を持 も つことによる特殊 とくしゅ な食事 しょくじ 上 じょう の要件 ようけん を満 み たす ために、特別 とくべつ に加工 かこう 又 また は調整 ちょうせい された特殊 とくしゅ 用途 ようと 食品 しょくひん 」を「特殊 とくしゅ 栄養 えいよう 用途 ようと 食品 しょくひん 」という[7] 。
乳製品 にゅうせいひん を除 のぞ く飲料 いんりょう
さらに大 だい 分類 ぶんるい でノンアルコール飲料 いんりょう (14.1)とアルコール飲料 いんりょう (14.2)に分 わ けられる[7] 。
そのまま食 た べられる香味 こうみ 製品 せいひん
ジャガイモ 、穀物 こくもつ 、穀物 こくもつ 粉 こな 又 また はデンプンを主 おも 原料 げんりょう とするスナック(15.1)、ナッツ及 およ びナッツミックスなどの加工 かこう ナッツ(15.2)、魚類 ぎょるい を主 おも 原料 げんりょう とするスナック(15.3)など[7] 。
調理 ちょうり 済 ず み食品 しょくひん
他 た の食品 しょくひん 分類 ぶんるい に含 ふく まれない食品 しょくひん [7] 。
栄養 えいよう 学 がく 上 じょう の分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では、栄養 えいよう による食品 しょくひん の6つの基礎 きそ 食品 しょくひん 群 ぐん による分類 ぶんるい がしばしば使 つか われる。
食品 しょくひん は、以下 いか のような価値 かち を有 ゆう する。
安全 あんぜん 的 てき 価値 かち - 飲食 いんしょく 物 ぶつ は摂取 せっしゅ する者 もの の健康 けんこう に大 おお きな影響 えいきょう を与 あた えるため、最 もっと も重要 じゅうよう となる
栄養 えいよう 的 てき 価値 かち - さまざまな栄養素 えいようそ が含 ふく まれ、容易 ようい に消化 しょうか 、吸収 きゅうしゅう されることが求 もと められる
経済 けいざい 的 てき 価値 かち - 日常 にちじょう 食品 しょくひん として常用 じょうよう することの容易 ようい 性 せい に関 かか わる
実用 じつよう 的 てき 価値 かち - 保存 ほぞん ・調理 ちょうり ・貯蔵 ちょぞう ・運搬 うんぱん などの簡易 かんい 性 せい
嗜好 しこう 的 てき 価値 かち - 美感 びかん や美味 びみ 感 かん など。嗜好 しこう 品 ひん だけでなく、すべての食品 しょくひん が嗜好 しこう 性 せい を有 ゆう する
つまり食品 しょくひん は一般 いっぱん に、安全 あんぜん 性 せい という見地 けんち 、栄養素 えいようそ (栄養 えいよう 価 か )という見地 けんち 、経済 けいざい 性 せい (価格 かかく )という見地 けんち 、実用 じつよう 性 せい という見地 けんち 、嗜好 しこう 性 せい という見地 けんち から評価 ひょうか し分析 ぶんせき することができる。このうち最 もっと も重要 じゅうよう なのは「安全 あんぜん 的 てき 価値 かち 」である。食品 しょくひん は摂取 せっしゅ する人 ひと の健康 けんこう や生命 せいめい に影響 えいきょう を与 あた えるからである。
食品 しょくひん と栄養 えいよう [ 編集 へんしゅう ]
人間 にんげん は基本 きほん 的 てき に食品 しょくひん を摂取 せっしゅ することにより活動 かつどう するエネルギーや生存 せいぞん に必要 ひつよう な物質 ぶっしつ を獲得 かくとく する[13] 。このため、さまざまな栄養素 えいようそ を含 ふく む食品 しょくひん を過不足 かふそく なく摂取 せっしゅ することが健康 けんこう には不可欠 ふかけつ である[14] 。例 たと えば、穀物 こくもつ やイモ類 るい といった炭水化物 たんすいかぶつ を供給 きょうきゅう する主食 しゅしょく だけでは栄養 えいよう が偏 かたよ るため、多 おお くの文化 ぶんか 圏 けん において穀物 こくもつ はタンパク質 たんぱくしつ を補 おぎな うための豆類 まめるい とセットで栽培 さいばい され、消費 しょうひ されてきた[15] 。こうした栄養素 えいようそ を適切 てきせつ に摂取 せっしゅ するための指針 ししん も定 さだ められており、例 たと えば日本 にっぽん では2005年 ねん に農林水産省 のうりんすいさんしょう が食事 しょくじ バランスガイドを公表 こうひょう して、1日 にち に摂取 せっしゅ すべき栄養素 えいようそ が得 え られる食品 しょくひん の種類 しゅるい ・量 りょう の目安 めやす を示 しめ している[13] 。
通常 つうじょう の食事 しょくじ 以外 いがい に、主 おも に健康 けんこう 維持 いじ を目的 もくてき として摂取 せっしゅ される、いわゆる健康 けんこう 食品 しょくひん も広 ひろ く販売 はんばい されている[16] 。各種 かくしゅ 栄養素 えいようそ を強化 きょうか して栄養 えいよう 補給 ほきゅう による健康 けんこう 増進 ぞうしん をうたった機能 きのう 性 せい 食品 しょくひん は世界 せかい で広 ひろ く販売 はんばい され急速 きゅうそく に売上 うりあげ を伸 の ばしているが、日本 にっぽん を含 ふく めどの国 くに でも明確 めいかく な基準 きじゅん はなく、医薬品 いやくひん と食品 しょくひん の中 なか 間 あいだ 程度 ていど の扱 あつか いとなっている。ただし、その健康 けんこう 機能 きのう の表示 ひょうじ に関 かん してはどの国 くに でも厳 きび しい規制 きせい が敷 し かれている[17] 。
主食 しゅしょく の不作 ふさく などで食糧難 しょくりょうなん が起 お こったときの代替 だいたい 食料 しょくりょう として、世界 せかい 各地 かくち に主 おも にデンプン を供給 きょうきゅう するための救荒 きゅうこう 食物 しょくもつ が分布 ぶんぷ している。こうした救荒 きゅうこう 食物 しょくもつ は普段 ふだん は味 あじ や食用 しょくよう とするための手間 てま などの面 めん で劣 おと っていたり、有毒 ゆうどく で特殊 とくしゅ な処理 しょり をしないと食用 しょくよう とできないものなどが多 おお く、通常 つうじょう 時 じ には食用 しょくよう とされないことがほとんどである[18] 。
食品 しょくひん の保存 ほぞん [ 編集 へんしゅう ]
食品 しょくひん の保存 ほぞん 目的 もくてき [ 編集 へんしゅう ]
食品 しょくひん の保存 ほぞん とは、食品 しょくひん を腐敗 ふはい ・変 へん 敗 はい させることなく保 たも つことをいい、以下 いか のような目的 もくてき がある。
品質 ひんしつ 低下 ていか の防止 ぼうし
食品 しょくひん を生産 せいさん 地 ち から遠隔 えんかく 地 ち へ輸送 ゆそう し、供給 きょうきゅう の安定 あんてい を図 はか る
衛生 えいせい 上 じょう の危害 きがい を防止 ぼうし し、食生活 しょくせいかつ の安全 あんぜん を確保 かくほ する
食品 しょくひん の栄養 えいよう 価 か を保 たも つ
食品 しょくひん の保存 ほぞん 方法 ほうほう [ 編集 へんしゅう ]
食品 しょくひん をそのままの形 かたち で保存 ほぞん する方法 ほうほう [ 編集 へんしゅう ]
冷蔵庫 れいぞうこ の中 なか で保存 ほぞん された食品 しょくひん
冷凍 れいとう されたピザ
冷蔵 れいぞう
食品 しょくひん を凍結 とうけつ させず0℃ から10℃で保存 ほぞん する方法 ほうほう である。細菌 さいきん の活動 かつどう を完全 かんぜん に抑 おさ えることはできないため、短期間 たんきかん の保存 ほぞん に向 む いている。
冷凍 れいとう
マイナス20℃からマイナス25℃の温度 おんど で急速 きゅうそく に凍結 とうけつ させた後 のち 、マイナス15℃以下 いか で保存 ほぞん する方法 ほうほう 。長期 ちょうき の保存 ほぞん に向 む いているが、細菌 さいきん を死滅 しめつ させるわけではないため、解凍 かいとう 後 ご の取 と り扱 あつか いに注意 ちゅうい する必要 ひつよう がある。また、凍結 とうけつ により食品 しょくひん の組織 そしき に変化 へんか が起 お こり、鮮度 せんど が失 うしな われるという短所 たんしょ がある。
包装 ほうそう
包装 ほうそう により食品 しょくひん を外界 がいかい から遮断 しゃだん することで、異物 いぶつ の混入 こんにゅう や空気 くうき の流入 りゅうにゅう を防 ふせ ぐ。様々 さまざま な形態 けいたい があり、包装 ほうそう 用 よう の素材 そざい の開発 かいはつ も進 すす んでいる。
乾燥 かんそう
天日 てんじつ 、熱風 ねっぷう 、電気 でんき 、凍結 とうけつ (フリーズドライ)によって細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく や酵素 こうそ の作用 さよう に必要 ひつよう な水分 すいぶん を減少 げんしょう させる。乾燥 かんそう の程度 ていど は、概 おおむ ね約 やく 15% 以下 いか である。
地下 ちか 貯蔵 ちょぞう
食品 しょくひん を土中 どちゅう や、コンクリート の穴 あな に入 い れる方法 ほうほう 。さつまいも などの保存 ほぞん に用 もち いられる。
加熱 かねつ 殺菌 さっきん
加熱 かねつ により腐敗 ふはい ・変 へん 敗 はい の原因 げんいん となる微生物 びせいぶつ を死滅 しめつ させ、酵素 こうそ を破壊 はかい する。具体 ぐたい 的 てき な方法 ほうほう としては蒸 ふけ 煮 に や焙 あぶ 煮 に のほか、液体 えきたい 瓶詰 びんづめ 食品 しょくひん に用 もち いられる低温 ていおん 殺菌 さっきん 法 ほう 、缶詰 かんづめ 食品 しょくひん に用 もち いられる高温 こうおん 殺菌 さっきん 法 ほう がある。加熱 かねつ 殺菌 さっきん した食品 しょくひん は、開封 かいふう 後 ご 腐敗 ふはい しやすい点 てん に注意 ちゅうい する必要 ひつよう がある。
保存 ほぞん 料 りょう の添加 てんか
保存 ほぞん 料 りょう を使用 しよう して細菌 さいきん の死滅 しめつ や増殖 ぞうしょく 阻止 そし を実現 じつげん し、酵素 こうそ の働 はたら きを阻害 そがい する方法 ほうほう 。添加 てんか することのできる保存 ほぞん 料 りょう の量 りょう は法律 ほうりつ で定 さだ められている。
食品 しょくひん を加工 かこう して保存 ほぞん する方法 ほうほう [ 編集 へんしゅう ]
塩蔵 えんぞう
食品 しょくひん に食塩 しょくえん を添加 てんか する方法 ほうほう 。食品 しょくひん を塩 しお 度 ど の高 たか い状態 じょうたい に置 お くと浸透 しんとう 圧 あつ によって脱水 だっすい が起 お こり、細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく を阻止 そし する。塩漬 しおづ け の漬物 つけもの が典型 てんけい で、魚介 ぎょかい 類 るい の保存 ほぞん にも用 もち いられる。
ジャム の瓶詰 びんづめ 。
砂糖 さとう 漬 づ け
濃度 のうど 50%以上 いじょう の砂糖 さとう 液 えき に漬 つ け、脱水 だっすい 作用 さよう によって細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく を抑 おさ える。例 れい としてジャム 、ゼリー 、羊羹 ようかん 、加糖 かとう 練乳 れんにゅう など。
酢漬 すづ け
酢 す がもつ殺菌 さっきん 作用 さよう や、水素 すいそ イオン濃度 のうど を変化 へんか させる性質 せいしつ を利用 りよう して細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく を抑 おさ える方法 ほうほう 。
醤油 じょうゆ 漬 づ け 、味噌 みそ 漬 づ け
食塩 しょくえん の脱水 だっすい 作用 さよう を利用 りよう し、調味 ちょうみ と同時 どうじ に保存 ほぞん 性 せい を高 たか める。
調味 ちょうみ - 調味 ちょうみ 加工 かこう の過程 かてい における加熱 かねつ や脱水 だっすい によって、保存 ほぞん 性 せい が高 たか められる場合 ばあい がある。例 れい として佃煮 つくだに など。
瓶詰 びんづめ ・缶詰 かんづめ
調味 ちょうみ 加工 かこう した食品 しょくひん を瓶 びん や缶 かん に入 い れ、密封 みっぷう ・脱 だつ 気 き ・加熱 かねつ 殺菌 さっきん する。
塩 しお 乾 いぬい
食塩 しょくえん の添加 てんか と乾燥 かんそう によって、調味 ちょうみ とともに保存 ほぞん を図 はか る方法 ほうほう 。塩分 えんぶん が多 おお く水分 すいぶん が少 すく ないほど長期 ちょうき 保存 ほぞん に向 む く。魚介 ぎょかい 類 るい の干物 ひもの が例 れい として挙 あ げられる。
魚類 ぎょるい の燻製 くんせい
燻 いぶし 煙 けむり
塩漬 しおづ けにした肉類 にくるい や魚類 ぎょるい を、木材 もくざい を不完全 ふかんぜん 燃焼 ねんしょう させて発生 はっせい させた煙 けむり の中 なか に置 お き、脱水 だっすい により殺菌 さっきん する方法 ほうほう 。煙 けむり の成分 せいぶん を食品 しょくひん が吸収 きゅうしゅう し、特有 とくゆう の香気 こうき や風味 ふうみ がつく。
細菌 さいきん ・酵母 こうぼ ・カビ などの利用 りよう
有用 ゆうよう な細菌 さいきん ・酵母 こうぼ ・カビを増殖 ぞうしょく させることで、他 た の細菌 さいきん の増殖 ぞうしょく を抑 おさ える方法 ほうほう 。食品 しょくひん の成分 せいぶん が変化 へんか し、風味 ふうみ が増 ま す。例 れい として、納豆 なっとう 、酒 さけ 、味噌 みそ 、醤油 じょうゆ 、チーズなど。
太古 たいこ の人類 じんるい は狩猟 しゅりょう によって動物 どうぶつ を狩 か り、海 うみ や川 かわ で漁 りょう (漁労 ぎょろう )を行 おこな って魚 さかな や海産物 かいさんぶつ を手 て に入 い れ、採集 さいしゅう によって植物 しょくぶつ 性 せい の食品 しょくひん を手 て に入 い れていた[28] 。やがて火 ひ の利用 りよう が始 はじ まると、それまで生 なま では食 た べることのできなかった穀物 こくもつ や豆 まめ 、芋 いも などが食用 しょくよう 可能 かのう になり、食品 しょくひん の幅 はば は大 おお きく広 ひろ がった[28] 。こうして入手 にゅうしゅ した食品 しょくひん の貯蔵 ちょぞう も行 おこな われており、氷河 ひょうが 時代 じだい 末期 まっき には乾燥 かんそう や燻製 くんせい といった保存 ほぞん 技術 ぎじゅつ も存在 そんざい していたことが確認 かくにん されている[29] 。
その後 ご 、世界 せかい 各地 かくち で農耕 のうこう が開始 かいし されると、各 かく 地域 ちいき の人々 ひとびと はその地域 ちいき の植物 しょくぶつ の中 なか から食用 しょくよう に用 もち いやすい植物 しょくぶつ を選抜 せんばつ し、栽培 さいばい 化 か していった。農耕 のうこう のはじまった地域 ちいき では多 おお かれ少 すく なかれ栽培 さいばい 化 か は行 おこな われたが、なかでも穀物 こくもつ の栽培 さいばい 化 か は地域 ちいき の偏 かたよ りが大 おお きく、中国 ちゅうごく 北部 ほくぶ 、中国 ちゅうごく 雲南 うんなん 省 しょう ~東南 とうなん アジア ~インド 北部 ほくぶ 、中央 ちゅうおう アジア 、近東 きんとう 、アフリカ (サヘル 地帯 ちたい 及 およ びエチオピア高原 こうげん )、中央 ちゅうおう アメリカ 、南米 なんべい のアンデス山脈 あんですさんみゃく の7地域 ちいき を発祥 はっしょう の地 ち としている[30] 。同様 どうよう に世界 せかい の各地 かくち で動物 どうぶつ の家畜 かちく 化 か も行 おこな われ、これにより肉 にく だけでなく持続 じぞく 的 てき に入手 にゅうしゅ 可能 かのう な二 に 次 じ 生産 せいさん 物 ぶつ 、すなわち乳製品 にゅうせいひん の利用 りよう も可能 かのう となった[31] 。この農耕 のうこう と牧畜 ぼくちく によって人類 じんるい はより効率 こうりつ 的 てき に食糧 しょくりょう の生産 せいさん を行 おこな うことができるようになった。
各 かく 地域 ちいき で独自 どくじ に家畜 かちく 化 か または栽培 さいばい 化 か された動植物 どうしょくぶつ は、やがて交易 こうえき や交流 こうりゅう の増加 ぞうか によって他 た 地域 ちいき へと伝播 でんぱ していくようになった。なかでも1492年 ねん にクリストファー・コロンブス がアメリカ大陸 あめりかたいりく を発見 はっけん すると、旧 きゅう 大陸 たいりく と新大陸 しんたいりく との間 あいだ で大 だい 規模 きぼ な交換 こうかん (コロンブス交換 こうかん )が行 おこな われ、「旧 きゅう 世界 せかい 」にトウモロコシ やジャガイモ 、「新 しん 世界 せかい 」にコムギやサトウキビ などが持 も ち込 こ まれることで食品 しょくひん の種類 しゅるい は双方 そうほう ともに大幅 おおはば に増加 ぞうか した[32] 。
19世紀 せいき に入 はい り、産業 さんぎょう 革命 かくめい によって科学 かがく および工業 こうぎょう 力 りょく が大幅 おおはば に進歩 しんぽ すると食品 しょくひん もその影響 えいきょう を受 う け、流通 りゅうつう システムの進歩 しんぽ と合 あ わせて近代 きんだい 的 てき 食品 しょくひん 工業 こうぎょう の成立 せいりつ [33] や食品 しょくひん 科学 かがく および栄養 えいよう 学 がく の成立 せいりつ [34] 、そして食品 しょくひん の安全 あんぜん 規制 きせい の導入 どうにゅう [35] などが行 おこな われ、食品 しょくひん に関 かん する事情 じじょう は大 おお きく様変 さまが わりした。農業 のうぎょう 社会 しゃかい の場合 ばあい 、前 ぜん 近代 きんだい においては炭水化物 たんすいかぶつ を供給 きょうきゅう する単一 たんいつ の主食 しゅしょく に頼 たよ る食生活 しょくせいかつ を送 おく っていたが、経済 けいざい 成長 せいちょう や流通 りゅうつう の整備 せいび などによって先進 せんしん 国 こく では多種 たしゅ 多様 たよう な食品 しょくひん が食卓 しょくたく に並 なら ぶようになり、主食 しゅしょく への依存 いぞん は大 おお きく減少 げんしょう した[36] 。一方 いっぽう 、発展 はってん 途上 とじょう 国 こく においてはいまだに穀物 こくもつ やイモ類 るい などの主食 しゅしょく に依存 いぞん する食生活 しょくせいかつ が続 つづ いているところが多 おお い[36] 。
ある個人 こじん が食品 しょくひん から栄養素 えいようそ を十分 じゅうぶん に摂取 せっしゅ できなかった場合 ばあい は栄養失調 えいようしっちょう 、十分 じゅうぶん にカロリー を摂取 せっしゅ できなかった場合 ばあい は飢餓 きが 、ひとつの地域 ちいき において食品 しょくひん の供給 きょうきゅう が不足 ふそく した場合 ばあい は飢饉 ききん が発生 はっせい する。世界 せかい の食糧 しょくりょう 生産 せいさん 量 りょう の数字 すうじ だけを見 み れば、その数字 すうじ は常 つね に必要 ひつよう 量 りょう を上回 うわまわ っており、さらに20世紀 せいき の人口 じんこう 爆発 ばくはつ においても、緑 みどり の革命 かくめい などの食糧 しょくりょう 生産 せいさん 技術 ぎじゅつ の革新 かくしん によって、「1人 ひとり あたりの食糧 しょくりょう 生産 せいさん 量 りょう 」はむしろ大 おお きく増大 ぞうだい した[37] 。しかし、飢餓 きが は21世紀 せいき においても消滅 しょうめつ していない。その原因 げんいん として、貧困 ひんこん などによって食糧 しょくりょう を入手 にゅうしゅ できないという食糧 しょくりょう の再 さい 配分 はいぶん における問題 もんだい が指摘 してき されており、富裕 ふゆう 国 こく から貧困 ひんこん 国 こく への食糧 しょくりょう 援助 えんじょ や貧困 ひんこん の削減 さくげん による問題 もんだい 解決 かいけつ が図 はか られている[38] 。また、最低限 さいていげん のカロリーを確保 かくほ することができ飢餓 きが に陥 おちい っていない場合 ばあい においても、必要 ひつよう な栄養素 えいようそ をすべて確保 かくほ した健康 けんこう 的 てき な食事 しょくじ を取 と るにはさらに費用 ひよう が必要 ひつよう となるため、栄養失調 えいようしっちょう となっている人 ひと びとは多 おお い[39] 。一方 いっぽう 、食品 しょくひん ロス の問題 もんだい も深刻 しんこく であり、世界 せかい で生産 せいさん された食品 しょくひん の1/3が食用 しょくよう とされることなく廃棄 はいき されている[40] 。
地域 ちいき ・宗教 しゅうきょう 的 てき な差 さ [ 編集 へんしゅう ]
赤 あか ワイン 。アルコール 類 るい は地域 ちいき によって禁忌 きんき とされる地域 ちいき が存在 そんざい する
フグ の刺身 さしみ 。フグは有毒 ゆうどく であるため食用 しょくよう とする地域 ちいき が極端 きょくたん に少 すく ない
食品 しょくひん とされるものは文化 ぶんか ・地域 ちいき 的 てき な的 てき な差 さ が小 ちい さくなく、ある地域 ちいき において重要 じゅうよう な食品 しょくひん とされているものが他 た 地域 ちいき では食品 しょくひん とみなされていないということは珍 めずら しくない。例 たと えば昆虫 こんちゅう は、熱帯 ねったい や亜熱帯 あねったい を中心 ちゅうしん にかなりの文化 ぶんか が昆虫 こんちゅう 食 しょく の文化 ぶんか を持 も っている一方 いっぽう 、ほとんど昆虫 こんちゅう 食 しょく 文化 ぶんか を持 も たず食品 しょくひん とすることに強 つよ い抵抗 ていこう 感 かん を示 しめ す地域 ちいき も多 おお く存在 そんざい する[41] 。
また各 かく 宗教 しゅうきょう ごとに戒律 かいりつ などの食物 しょくもつ 規定 きてい が大 おお きく異 こと なるので、各 かく 宗教 しゅうきょう 圏 けん ごとに食 た べられるものが異 こと なっている。例 たと えばユダヤ教 きょう ではトーラー (モーセ五 ご 書 しょ )の規定 きてい によりカシュルート と呼 よ ばれる食物 しょくもつ 規定 きてい がありその規定 きてい に適合 てきごう したものだけが「カシェル 」(=清浄 せいじょう 規定 きてい に適合 てきごう し食 た べてよいもの)とされ、反芻 はんすう せず蹄が分 わ かれていない動物 どうぶつ の肉 にく 、およびひれと鱗 うろこ のない魚 さかな などは食 た べることを禁 きん じられているため、豚肉 ぶたにく 、クラゲ、ナマズ、サメ、アワビ、ハマグリ、ホタテガイ、カニ、エビ、イカなどはそもそも「不浄 ふじょう な生 い き物 もの 」とされ食 た べることを禁 きん じられている[42] 。
イスラム教 いすらむきょう では『クルアーン 』で「不浄 ふじょう 」とされる豚 ぶた を食 た べることが禁忌 きんき とされ、またその他 た にも食肉 しょくにく を中心 ちゅうしん にイスラム法 ほう で許 ゆる された食材 しょくざい (ハラール )を食 た べることが求 もと められる[43] 。ヒンドゥー教 きょう においては「聖 きよし 獣 じゅう 」とされる牛 うし の肉 にく を食 しょく することが強 つよ く忌避 きひ されているが、この他 ほか にも肉食 にくしょく 全般 ぜんぱん への忌避 きひ 感 かん は強 つよ く、上位 じょうい カースト を中心 ちゅうしん に魚 さかな やニワトリ、卵 たまご さえも口 くち にしない厳格 げんかく な菜食 さいしょく 主義 しゅぎ を実践 じっせん する人 ひと びとも多 おお い。ただしヒンドゥー教 きょう は完全 かんぜん 菜食 さいしょく 主義 しゅぎ は採 と っていないため、殺生 せっしょう を伴 ともな わない乳製品 にゅうせいひん はむしろ盛 さか んに食 しょく されており、ヒンドゥー教徒 きょうと の食生活 しょくせいかつ にとってなくてはならないものとなっている[44] 。
同様 どうよう に禁忌 きんき とされることが多 おお い食品 しょくひん としては酒 さけ がある。イスラム教 いすらむきょう では酒 さけ は教義 きょうぎ 上 じょう 禁 きん じられている[45] 。ヒンドゥー教 きょう では酒 さけ は禁忌 きんき とされてはいないが、社会 しゃかい 的 てき には非常 ひじょう に好 この ましくないものとされている[46] 。一方 いっぽう で酒 さけ は聖 ひじり 性 せい を帯 お びることも珍 めずら しくなく、神道 しんとう において神酒 みき を供 そな えるように酒 さけ を神 かみ への供物 くもつ とする風習 ふうしゅう は世界中 せかいじゅう に広 ひろ く見 み られ、またキリスト教 きりすときょう においてはパンとワインが聖餐 せいさん に用 もち いられる[47] 。
宗教 しゅうきょう の戒律 かいりつ 以外 いがい でも、菜食 さいしょく 主義 しゅぎ 者 しゃ の他 ほか 、すべての動物 どうぶつ 性 せい 食品 しょくひん の摂取 せっしゅ を拒否 きょひ するヴィーガン のように、みずからの信条 しんじょう に伴 ともな いある食品 しょくひん を拒否 きょひ する人々 ひとびと は存在 そんざい する[48] 。また、普通 ふつう に流通 りゅうつう している食品 しょくひん であっても、個人 こじん によっては摂取 せっしゅ した際 さい にアレルギー 反応 はんのう を起 お こし、体 からだ にさまざまな症状 しょうじょう を引 ひ き起 お こす場合 ばあい がある。強 つよ い食物 しょくもつ アレルギー がある場合 ばあい 、最悪 さいあく の場合 ばあい は死 し に至 いた ることすらある[49] 。
さらに、世界 せかい のほとんどで食用 しょくよう とされないものを、ある文化 ぶんか の人々 ひとびと が特殊 とくしゅ な処理 しょり 方法 ほうほう によって食品 しょくひん とすることもある。例 たと えばフグ には強 つよ い毒 どく があるためほとんどの文化 ぶんか では食用 しょくよう としないものの、日本 にっぽん においては有毒 ゆうどく 部分 ぶぶん を取 と り除 のぞ いたものが美味 びみ として広 ひろ く流通 りゅうつう している。
上記 じょうき のような極端 きょくたん な例 れい を除 のぞ いても、各 かく 地域 ちいき において主 おも に用 もち いられる食品 しょくひん の違 ちが いはなお大 おお きい。各 かく 地域 ちいき はそれぞれ主 おも に炭水化物 たんすいかぶつ を供給 きょうきゅう する主食 しゅしょく を持 も つが、それにもコムギ 、コメ、トウモロコシなどの穀物 こくもつ を主食 しゅしょく とする地域 ちいき から、キャッサバ やタロイモ などのイモ類 るい を主食 しゅしょく にする地域 ちいき まで幅 はば がある[50] 。乳製品 にゅうせいひん も地域 ちいき 的 てき な差 さ の多 おお い食品 しょくひん であり、遊牧民 ゆうぼくみん を中心 ちゅうしん に広 ひろ い範囲 はんい に乳製品 にゅうせいひん の利用 りよう 圏 けん が広 ひろ がっている一方 いっぽう で、東 ひがし アジアや東南 とうなん アジアでは伝統 でんとう 的 てき に乳製品 にゅうせいひん を用 もち いてはこなかった。しかしこうした食品 しょくひん の地域 ちいき 差 さ は、とくに1990年代 ねんだい 以降 いこう の急速 きゅうそく なグローバリゼーション の進行 しんこう によって標準 ひょうじゅん 化 か が進 すす みつつあり、全体 ぜんたい として縮小 しゅくしょう する傾向 けいこう にある[51] 。特色 とくしょく ある食品 しょくひん や料理 りょうり はその地域 ちいき 文化 ぶんか の核 かく となることも多 おお い。ヨーロッパでは19世紀 せいき に民族 みんぞく 意識 いしき やナショナリズム が興隆 こうりゅう した結果 けっか 、各地 かくち でその地域 ちいき を代表 だいひょう するような名物 めいぶつ 料理 りょうり が成立 せいりつ し、民族 みんぞく ・地域 ちいき 意識 いしき の核 かく のひとつとなってきた[52] 。
食品 しょくひん と祭礼 さいれい や年中 ねんじゅう 行事 ぎょうじ との関連 かんれん は深 ふか く、特定 とくてい の行事 ぎょうじ の際 さい に食 しょく される行事 ぎょうじ 食 しょく は数多 かずおお い。例 たと えば日本 にっぽん においては土用 どよう の丑 うし に食 しょく されるウナギ や、冬至 とうじ に食 しょく されるカボチャ 、端午 たんご の節句 せっく の際 さい のちまき などがこれにあたる。中華 ちゅうか 圏 けん では中秋 ちゅうしゅう 節 ぶし の際 さい に月餅 げっぺい が贈 おく り物 もの とされ、北 きた アメリカでは感謝 かんしゃ 祭 さい の時 とき にシチメンチョウ を食 た べるのが定番 ていばん となっているなど、このような行事 ぎょうじ 食 しょく は世界中 せかいじゅう に存在 そんざい する[53] 。
食品 しょくひん は、食品 しょくひん を生産 せいさん する農業 のうぎょう や水産 すいさん 業 ぎょう 、加工 かこう しさまざまな加工 かこう 食品 しょくひん を生産 せいさん する食品 しょくひん 工業 こうぎょう 、生産 せいさん された食品 しょくひん を集荷 しゅうか し流通 りゅうつう させる運輸 うんゆ 業 ぎょう 、卸売 おろしうり 、そして食品 しょくひん 小売 こうり 業 ぎょう にさまざまな料理 りょうり を消費 しょうひ 者 しゃ に提供 ていきょう する外食 がいしょく 産業 さんぎょう まで、フードシステム (英語 えいご 版 ばん ) と呼 よ ばれる巨大 きょだい な産業 さんぎょう 構造 こうぞう を形作 かたちづく っている[54] 。1980年代 ねんだい 以降 いこう 、こうしたアグリビジネス 企業 きぎょう の巨大 きょだい 化 か が農業 のうぎょう 生産 せいさん ・食品 しょくひん 加工 かこう ・食品 しょくひん 小売 こうり の各 かく 部門 ぶもん で進 すす んでいる[55] 一方 いっぽう で、世界 せかい 各国 かっこく に無数 むすう の中小 ちゅうしょう 食品 しょくひん 企業 きぎょう が存在 そんざい して生産 せいさん を続 つづ けており、大 だい 企業 きぎょう と中小 ちゅうしょう 企業 きぎょう が併存 へいそん する構造 こうぞう となっている[56] 。
食品 しょくひん 行政 ぎょうせい [ 編集 へんしゅう ]
食品 しょくひん 表示 ひょうじ [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では多 おお くの食品 しょくひん が農林 のうりん 物資 ぶっし の規格 きかく 化 か 及 およ び品質 ひんしつ 表示 ひょうじ の適正 てきせい 化 か に関 かん する法律 ほうりつ (通称 つうしょう JAS法 ほう )によって日本 にっぽん 農林 のうりん 規格 きかく に従 したが った表示 ひょうじ が義務付 ぎむづ けられている。1999年 ねん (平成 へいせい 11年 ねん )の改正 かいせい によって、消費 しょうひ 者 しゃ 向 む け飲食料品 いんしょくりょうひん への品質 ひんしつ 表示 ひょうじ (産地 さんち ・原料 げんりょう など)が義務 ぎむ 化 か された。このほか食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう および健康 けんこう 増進 ぞうしん 法 ほう にも食品 しょくひん 表示 ひょうじ の規定 きてい が存在 そんざい したが、2013年 ねん (平成 へいせい 25年 ねん )に食品 しょくひん 表示法 ひょうじほう が制定 せいてい されたことでこれら三 さん 法 ほう の食品 しょくひん 表示 ひょうじ 規定 きてい が一本 いっぽん 化 か された[57] 。また、2009年 ねん (平成 へいせい 21年 ねん )10月 がつ の消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 発足 ほっそく により、食品 しょくひん 安全 あんぜん 行政 ぎょうせい の所管 しょかん 省庁 しょうちょう が消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう に一元化 いちげんか された[57] 。
食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう [ 編集 へんしゅう ]
食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう (昭和 しょうわ 22年 ねん 法律 ほうりつ 第 だい 233号 ごう )は、日本 にっぽん において飲食 いんしょく によって生 しょう ずる危害 きがい の発生 はっせい を防止 ぼうし するための法律 ほうりつ 。所管 しょかん は厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう ・消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 。食品 しょくひん と添加 てんか 物 ぶつ と器具 きぐ 容器 ようき の規格 きかく ・表示 ひょうじ ・検査 けんさ などの原則 げんそく を定 さだ める。食品 しょくひん 表示 ひょうじ に関 かん しては食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう でも基準 きじゅん が定 さだ められている。使用 しよう した添加 てんか 物 ぶつ については表示 ひょうじ をさせる。また2003年 ねん (平成 へいせい 15年 ねん )には、食品 しょくひん 安全 あんぜん 管理 かんり の基本 きほん 法 ほう として食品 しょくひん 安全 あんぜん 基本 きほん 法 ほう が制定 せいてい された[58] 。
FDA
米国 べいこく では「食品 しょくひん 及 およ び栄養 えいよう 摂取 せっしゅ の目的 もくてき で口 くち から入 はい るもの」について主 おも に保健 ほけん 福祉 ふくし 省 しょう (Department of Health and Human Services、HHS)のアメリカ食品 しょくひん 医薬品 いやくひん 局 きょく (Food and Drug Administration、FDA)が主 おも に所管 しょかん する[6] 。
USDA
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 農務 のうむ 省 しょう (United States Department of Agriculture、USDA)は食品 しょくひん のうち、果物 くだもの 、畜肉、家禽 かきん 肉 にく 、卵 たまご 製品 せいひん を所管 しょかん する[6] 。食品 しょくひん に関 かん する有機 ゆうき (オーガニック) 査定 さてい 表示 ひょうじ 認証 にんしょう もUSDAの所管 しょかん である[6] 。
EPA
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 環境 かんきょう 保護 ほご 庁 ちょう (Environmental Protection Agency、EPA)は食物 しょくもつ の残留 ざんりゅう 農薬 のうやく 値 ち の設定 せってい など食品 しょくひん の環境 かんきょう による汚染 おせん に対 たい する安全 あんぜん 審査 しんさ を所管 しょかん する[6] 。
FTC
連邦 れんぽう 取引 とりひき 委員 いいん 会 かい (Federal Trade Commission、FTC)は食品 しょくひん や栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん の表示 ひょうじ 、健康 けんこう 強調 きょうちょう 標示 ひょうじ (ヘルスクレーム)、広告 こうこく 内容 ないよう などを所管 しょかん する[6] 。
財務省 ざいむしょう
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 財務省 ざいむしょう (Department of Treasury)はアルコール類 るい の規制 きせい を行 おこな っている[6] 。
^ 法 ほう 改正 かいせい 前 まえ の食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう 第 だい 4条 じょう では、「この法律 ほうりつ で食品 しょくひん とは、すべての飲食 いんしょく 物 ぶつ をいう。ただし、医薬品 いやくひん 医療 いりょう 機器 きき 等 とう 法 ほう (昭和 しょうわ 35年 ねん 法律 ほうりつ 第 だい 145号 ごう )に規定 きてい する医薬品 いやくひん 及 およ び医薬 いやく 部外 ぶがい 品 ひん は、これを含 ふく まない。」と規定 きてい していた[5] 。
^ 他 た 言語 げんご では、羅 ら : alimentum
独 どく : Lebensmittel など。
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^ “食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう (昭和 しょうわ 二 に 十 じゅう 二 に 年 ねん 十二月 じゅうにがつ 二 に 十 じゅう 四 よん 日 にち 法律 ほうりつ 第 だい 二 に 百 ひゃく 三 さん 十 じゅう 三 さん 号 ごう ) ”. e-Gov法令 ほうれい 検索 けんさく . 総務 そうむ 省 しょう 行政 ぎょうせい 管理 かんり 局 きょく . 2009年 ねん 11月30日 にち 閲覧 えつらん 。
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^ https://www.unicef.or.jp/news/2020/0173.html 「世界 せかい の飢餓 きが 人口 じんこう 増加 ぞうか 続 つづ く 2030年 ねん の「飢餓 きが ゼロ」達成 たっせい 困難 こんなん のおそれ ユニセフなど、国連 こくれん 5機関 きかん が新 しん 報告 ほうこく 書 しょ 」公益 こうえき 財団 ざいだん 法人 ほうじん 日本 にっぽん ユニセフ協会 きょうかい 2020年 ねん 7月 がつ 13日 にち 2021年 ねん 2月 がつ 5日 にち 閲覧 えつらん
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^ 「食 しょく 文化 ぶんか としての昆虫 こんちゅう 食 しょく 」p43 野中 のなか 健一 けんいち (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 やすし 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん (平成 へいせい 26年 ねん )8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「イスラエルのユダヤ料理 りょうり 」p110 鴨 かも 志田 しだ 聡子 さとこ (「イスラエルを知 し るための62章 しょう 第 だい 2版 はん 」所収 しょしゅう 立山 たてやま 良司 りょうじ 編著 へんちょ 明石書店 あかししょてん 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )6月 がつ 30日 にち 第 だい 2版 はん 第 だい 1刷 さつ )
^ 『イスラームと食 しょく 』p370 山根 やまね 聡 さとし (「インド文化 ぶんか 事典 じてん 」所収 しょしゅう )インド文化 ぶんか 事典 じてん 製作 せいさく 委員 いいん 会 かい 編 へん 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )1月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ 「食 しょく と健康 けんこう インドの浄 きよし ・不浄 ふじょう 観 かん と社会 しゃかい 」p107 - 109 松尾 まつお 瑞穂 みずほ (「世界 せかい の食 しょく に学 まな ぶ 国際 こくさい 化 か の比較 ひかく 食 しょく 文化 ぶんか 論 ろん 」所収 しょしゅう 河合 かわい 利光 としみつ 編 へん 時 どき 潮 しお 社 しゃ 2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )11月25日 にち 第 だい 1版 はん 第 だい 1刷 さつ
^ 『イスラームと食 しょく 』p370 山根 やまね 聡 さとし (「インド文化 ぶんか 事典 じてん 」所収 しょしゅう )インド文化 ぶんか 事典 じてん 製作 せいさく 委員 いいん 会 かい 編 へん 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )1月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ 『アルコール』p384 池亀 いけがめ 彩 あや (「インド文化 ぶんか 事典 じてん 」所収 しょしゅう )インド文化 ぶんか 事典 じてん 製作 せいさく 委員 いいん 会 かい 編 へん 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )1月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ 「世界 せかい の食 しょく 文化 ぶんか 百科 ひゃっか 事典 じてん 」p304-305 野林 のばやし 厚志 あつし 編 へん 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 令 れい 和 わ 3年 ねん 1月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ 「世界 せかい の食 しょく 文化 ぶんか 百科 ひゃっか 事典 じてん 」p386-387 野林 のばやし 厚志 あつし 編 へん 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 令 れい 和 わ 3年 ねん 1月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ 「食 しょく 90億 おく 人 にん が食 た べていくために」(サイエンス・パレット025)p90-91 John Krebs著 ちょ 伊藤 いとう 佑子 ゆうこ ・伊藤 いとう 俊洋 としひろ 訳 やく 丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 平成 へいせい 27年 ねん 6月 がつ 25日 にち 発行 はっこう
^ 「新 しん ・食 しょく 文化 ぶんか 入門 にゅうもん 」p30 - 34 森 もり 枝 えだ 卓士 たくし ・南 みなみ 直人 なおと 編 へん 弘文 こうぶん 堂 どう 2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )10月 がつ 15日 にち 初版 しょはん 1刷 さつ 発行 はっこう
^ 「食 しょく 文化 ぶんか の多様 たよう 性 せい と標準 ひょうじゅん 化 か 」p79 岩間 いわま 信之 のぶゆき (「グローバリゼーション 縮小 しゅくしょう する世界 せかい 」所収 しょしゅう 矢 や ヶ﨑典隆 たかし ・山下 やました 清海 きよみ ・加賀 かが 美 よし 雅 まさ 弘 ひろし 編 へん 朝倉書店 あさくらしょてん 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )3月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 第 だい 1刷 さつ )
^ 「食 しょく で読 よ み解 と くヨーロッパ 地理 ちり 研究 けんきゅう の現場 げんば から」p120-124 加賀美 かがみ 雅弘 まさひろ 朝倉書店 あさくらしょてん 2019年 ねん 4月 がつ 10日 とおか 初版 しょはん 第 だい 1刷 さつ
^ 「世界 せかい をよみとく暦 こよみ の不思議 ふしぎ 」p131-139 中 ちゅう 牧 まき 弘 ひろし 允 まこと イースト・プレス 2019年 ねん 1月 がつ 20日 はつか 初版 しょはん 第 だい 1刷 さつ 発行 はっこう
^ 「新版 しんぱん キーワードで読 よ みとく現代 げんだい 農業 のうぎょう と食料 しょくりょう ・環境 かんきょう 」p218-219 「農業 のうぎょう と経済 けいざい 」編集 へんしゅう 委員 いいん 会 かい 監修 かんしゅう 小池 こいけ 恒男 つねお ・新山 にいやま 陽子 ようこ ・秋津 あきつ 元 もと 輝 てる 編 へん 昭和堂 しょうわどう 2017年 ねん 3月 がつ 31日 にち 新版 しんぱん 第 だい 1刷 さつ 発行 はっこう
^ 「新版 しんぱん キーワードで読 よ みとく現代 げんだい 農業 のうぎょう と食料 しょくりょう ・環境 かんきょう 」p14-15 「農業 のうぎょう と経済 けいざい 」編集 へんしゅう 委員 いいん 会 かい 監修 かんしゅう 小池 こいけ 恒男 つねお ・新山 にいやま 陽子 ようこ ・秋津 あきつ 元 もと 輝 てる 編 へん 昭和堂 しょうわどう 2017年 ねん 3月 がつ 31日 にち 新版 しんぱん 第 だい 1刷 さつ 発行 はっこう
^ 「食料 しょくりょう の世界 せかい 地図 ちず 」p82-83 エリック・ミルストーン、ティム・ラング著 ちょ 大賀 おおが 圭 けい 治 ち 監訳 かんやく 中山 なかやま 里美 さとみ ・高田 たかだ 直也 なおや 訳 やく 丸善 まるぜん 平成 へいせい 17年 ねん 10月 がつ 30日 にち 発行 はっこう
^ a b 「食 た べ物 もの と健康 けんこう 食品 しょくひん の安全 あんぜん 」(健康 けんこう ・栄養 えいよう 科学 かがく シリーズ)p13 有 ゆう 薗 その 幸司 こうじ 編 へん 独立 どくりつ 行政 ぎょうせい 法人 ほうじん 国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ 監修 かんしゅう 南江堂 なんこうどう 2013年 ねん (平成 へいせい 25年 ねん )4月 がつ 1日 にち 第 だい 1刷 さつ
^ 「食 た べ物 もの と健康 けんこう 食品 しょくひん の安全 あんぜん 」(健康 けんこう ・栄養 えいよう 科学 かがく シリーズ)p8 - 9 有 ゆう 薗 その 幸司 こうじ 編 へん 独立 どくりつ 行政 ぎょうせい 法人 ほうじん 国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ 監修 かんしゅう 南江堂 なんこうどう 2013年 ねん (平成 へいせい 25年 ねん )4月 がつ 1日 にち 第 だい 1刷 さつ