AK-47

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
AK47から転送てんそう
AK
AK IIがた
AK
種類しゅるい 軍用ぐんよう小銃しょうじゅう
製造せいぞうこく ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう開発かいはつこく
設計せっけい製造せいぞう 設計せっけい ミハイル・カラシニコフ
製造せいぞう イジェフスク造兵ぞうへいしょうトゥーラ造兵ぞうへいしょうなど
年代ねんだい 1949ねん
仕様しよう
種別しゅべつ アサルトライフル
口径こうけい 7.62 mm
銃身じゅうしんちょう 415 mm[1]
ライフリング 4じょうみぎまわ[2]
使用しよう弾薬だんやく 7.62x39mmだん[2]
7.62x41mmだん(プロトタイプ)[3]
装弾そうだんすう 30はつ
作動さどう方式ほうしき ロングストロークピストンしき
ロータリーボルトしき
セミ/フルオート切替きりかえ射撃しゃげき
全長ぜんちょう AK
870 mm[1][2]
AKS
870 mm(銃床じゅうしょう展開てんかい
645 mm(銃床じゅうしょう折畳おりたたみ)[1]
重量じゅうりょう 3.9 kg(弾倉だんそうし、IIIがた
4.2 kg(リブそら弾倉だんそうこめ、IIIがた
4.3 kg(スラブ・サイドそら弾倉だんそうこめ、IIIがた[1]
発射はっしゃ速度そくど 600はつ/ぶん[1][2]
銃口じゅうこう初速しょそく 710 m/s[1]
有効ゆうこう射程しゃてい 300 m(たん連射れんしゃ[4]
400 m(たんしゃ[4]
歴史れきし 
設計せっけいねん 1946ねん - 1948ねん
製造せいぞう期間きかん 1949ねん - 1959ねん(ソビエト連邦れんぽう
     - 現在げんざい他国たこく
配備はいび期間きかん 1949ねん - 1974ねん(ソビエト連邦れんぽう
     - 現在げんざい他国たこく
配備はいびさき ソ連それんぐんおよびきゅう東側ひがしがわ陣営じんえい影響えいきょうけた多数たすう諸国しょこく
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう ハンガリー動乱どうらんはつ使用しよう[5][6]
ベトナム戦争せんそう以降いこうおおくの戦争せんそう/紛争ふんそう
バリエーション "バリエーション""派生はせいがた"を参照さんしょう
製造せいぞうすう 7,500まん - 1おくちょう[7]
派生はせいがたやコピーとうふく推定すいてい
テンプレートを表示ひょうじ

AK(アーカー / エーケー)は、ミハイル・カラシニコフ設計せっけい1949ねんソビエト連邦れんぽうぐん制式せいしき採用さいようした自動じどう小銃しょうじゅうである。

ほん記事きじでは、AKの生産せいさん効率こうりつ重量じゅうりょう問題もんだい解決かいけつしたAKM、その7.62x39mmだんもちいるシリーズ製品せいひん、および各国かっこく生産せいさんされた派生はせいモデルについても記述きじゅつする。

名称めいしょう[編集へんしゅう]

ほんじゅうのソビエト連邦れんぽうぐんにおける制式せいしき名称めいしょうは「7,62-мм автомат Калашникова」(ロシアラテンこぼし: 7.62mm avtomat Kalashnikova、「7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう」の)、または、 「7,62-мм автомат Калашникова с деревянным прикладом[8]」(ロシアラテンこぼし: 7.62mm avtomat Kalashnikova s derevyannym prikladom、「7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう木製もくせい銃床じゅうしょうき」の)(GAU:56-A-212)であり、制式せいしき略称りゃくしょうたんに「АК」(ロシアラテンこぼし: AK)である[9][10][11][12][13]AK-47という名称めいしょうは、制式せいしきまえのAK限定げんてい先行せんこう量産りょうさんがたたいしてのみもちいられたものであった[ちゅう 1]

一般いっぱん使用しようされるAK-47という名称めいしょうは、後年こうねんいくつものAK改良かいりょうがた登場とうじょうしたため、それらと区別くべつするために後世こうせい収集しゅうしゅう研究けんきゅうしゃによって便宜上べんぎじょうAKにけられた通称つうしょうである[17][12]後年こうねん、AKの普及ふきゅうともない、AKあるいはAK-47という名称めいしょう本来ほんらいのAKにかぎらず、その改良かいりょうがた派生はせいがたライセンス生産せいさんひんコピー製品せいひんひとしじゅうたいしても総称そうしょうてき使用しようされるようになった[12][18]

開発かいはつ[編集へんしゅう]

元々もともと赤軍せきぐん戦車せんしゃへいだったミハイル・カラシニコフは、負傷ふしょう入院にゅういんちゅう銃器じゅうき設計せっけいへの関心かんしんつよめ、1942ねんからしょう火器かき設計せっけいかかわるようになる。戦車せんしゃへい下士官かしかんだったカラシニコフは設計せっけい専門せんもん教育きょういくけていなかったため、AK設計せっけいさいただしい設計せっけい図面ずめんえがけなかった。かれわって図面ずめんえがいたのは、のちつまとなる女性じょせい技師ぎしエカチェリーナ・ヴィクトロヴナ・モイセーエワ(Ekaterina Viktorovna Moiseyeva)であった[19][20]

ソビエト連邦れんぽうは1940年代ねんだいはじごろから、アメリカからのレンドリースったM1・M2カービンや、ドイツぐんから鹵獲ろかくしたMKb42とそれらの弾薬だんやく研究けんきゅうしており、1943ねんには中間ちゅうかん弾薬だんやくとそれを使用しようするじゅう研究けんきゅう開始かいしされた[13]同年どうねんまつ新型しんがたなかあいだ弾薬だんやくである7.62x41mmだんが、「7.62mm 1943ねんしきだん」(ロシア: 7,62-мм патрон образца 1943 года)(GAU:57-N-231)として開発かいはつ採用さいようされた。その弾薬だんやく改良かいりょうつづけられ、薬莢やっきょうながさを2.5 mmほどみじかくし、なまり節約せつやくのためたましんにスチールを使用しようするひとし改良かいりょうほどこされ、1947ねんごろ現在げんざいでもられる7.62x39mm普通ふつうだん、「7.62mm PS」(ロシア: 7,62-мм ПС)(GAU:57-N-231S)が完成かんせいした[21]。なお、弾薬だんやく設計せっけい変更へんこうも「7.62mm 1943ねんしきだん」という制式せいしき名称めいしょう変更へんこうされることなくつづ使用しようされた。

一方いっぽう、1943ねんまつごろから、カラシニコフをふく複数ふくすう設計せっけいしゃは、このしん弾薬だんやく開発かいはつ並行へいこうして各種かくしゅしょう火器かき設計せっけい着手ちゃくしゅした。このときソ連それん当局とうきょくでは並行へいこうして、ナチス・ドイツどくせんにおいて投入とうにゅうしたStG44同種どうしゅの「アサルトライフル」開発かいはつ計画けいかくしていた。さい有力ゆうりょく候補こうほは、たん機関きかんじゅう設計せっけいしゃとして著名ちょめいアレクセイ・スダエフがけたAS-44ロシアばん自動じどう小銃しょうじゅうだったが、1946ねんにスダエフの死去しきょにより頓挫とんざした。1945ねんには、トカレフ、デグチャレフ、コロビンといった有名ゆうめい設計せっけいしゃによる自動じどう小銃しょうじゅう設計せっけいされ、テストがおこなわれていた[13]

終戦しゅうせんの1946ねん、カラシニコフががけたカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうロシア: автомат Калашникова)(通称つうしょう:AK-46[ちゅう 2][3]もテストに参加さんかしたが、参加さんかしたどのじゅう要求ようきゅう完全かんぜんたすことは出来できなかった。カラシニコフはさらに1ねんついやし改良かいりょうすすめ、1947ねんのテストでは、カラシニコフ、バルキン、デメンティエフの3めいによる自動じどう小銃しょうじゅう最終さいしゅう審査しんさのこり、最終さいしゅうてきにカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう[3]のみが合格ごうかくした[13]

1948ねん1がつ21にちには、最優秀さいゆうしゅう設計せっけいあんのカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうを、使用しよう弾薬だんやくを7.62x39mmだん変更へんこうして、AK-47通称つうしょう:AK-48[ちゅう 2][3]として限定げんてい先行せんこう量産りょうさんすることが決定けっていされた[14]量産りょうさん準備じゅんびちゅうの1948ねん1がつから2がつけてや、同年どうねんなつぐんでの運用うんよう試験しけんとうに、フルオート射撃しゃげき命中めいちゅう精度せいどたかめる目的もくてき複数ふくすう改良かいりょうがたカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう実験じっけんてき製作せいさくされた[3]。フロントサイト後部こうぶ銃身じゅうしん左右さゆうに3つずつあなけたコンペンセイターそなえたもの、はこがた左右さゆう開口かいこうのある2しつしき大型おおがたコンペンセイターを銃口じゅうこうそなえたもの、フロントサイトベースいち体型たいけいのコンペンセイターをそなえたもの、銃身じゅうしん先端せんたんのネジ省略しょうりゃくしたものとう製作せいさくされた[3]が、いずれもAK-47およびそののAKには反映はんえいされなかった。

1948ねんなつ最初さいしょのAK-47量産りょうさんがた部隊ぶたいおくられ、ぐんでの運用うんよう試験しけんにも合格ごうかくした。翌年よくねんの1949ねん6がつ18にちづけソビエト連邦れんぽう閣僚かくりょう会議かいぎ布告ふこくにより、ついにソビエト連邦れんぽうぐん主力しゅりょく小銃しょうじゅうとして、AKおよびAKS名称めいしょう制式せいしき採用さいようされた[22][13]

構造こうぞう[編集へんしゅう]

56しき自動じどうやり中国ちゅうごくせいAK)の断面だんめん。ガスピストン・ボルトキャリア、ボルト、げきてつ緑色みどりいろ描写びょうしゃされている。

閉鎖へいさげきはつ機構きこうには米国べいこくM1カービンなどからの影響えいきょう[ちゅう 3]けつつも、その基本きほん構造こうぞう独自どくじのものである。

AKけいライフルはロングストロークガスピストン方式ほうしきもちい、銃身じゅうしんうえにガスピストンを位置いちさせた設計せっけい継承けいしょうし、ながバナナかた弾倉だんそうと、ピストルグリップ共通きょうつうした設計せっけい構成こうせいされている。

AKの射撃しゃげきからはいさいかちまでのうごき。

AKは、7.62x39mmだん使用しようし、実包じっぽうバナナかたといわれることもある30はつりのはこがた弾倉だんそう、または75はつりのドラムがた弾倉だんそうおさめられている。弾薬だんやくめて発射はっしゃすると、弾丸だんがん銃口じゅうこうかって高圧こうあつガスを銃身じゅうしんうえ平行へいこうするガスチューブへんで、おもいピストン・ボルトキャリアーを後方こうほうげ、ふたた前進ぜんしんするさいつぎたまくすりしつし、自動的じどうてきさい装填そうてんするようになっている。この射撃しゃげきおくたま連続れんぞくてきおこなうことにより連射れんしゃ可能かのうとなり、AKはいち分間ふんかんに600はつ以上いじょう速度そくど射撃しゃげきができる。

ボルトを開放かいほう/後退こうたいさせるボルトキャリアは、ガスピストンと一体化いったいかしたデザインであり、ボルトと一緒いっしょ前後ぜんごどうするそう重量じゅうりょうおおきさは、前進ぜんしんはし後退こうたいはしまったさいつよ衝撃しょうげきをもたらすため、命中めいちゅう精度せいどには不利ふりとなる。他方たほうでその慣性かんせいりょくとあいまって、どろよごれなどにもえる確実かくじつ作動さどうせい実現じつげんしている。さらに、銃身じゅうしんくすりしつ内部ないぶ、ガスピストン、ガスシリンダー内部ないぶにはたい腐食ふしょくせいたい摩耗まもうせいすぐれたクロムメッキされ、腐食ふしょく[ちゅう 4]摩耗まもうおさえている。

ボルトは、ボルトキャリア内側うちがわカムみぞによって、その前後ぜんごどうとともにやく35回転かいてんさせられ、ボルト先端せんたん突起とっき銃身じゅうしん基部きぶきとはまごう/解除かいじょすることで、くすりしつ閉鎖へいさ/解除かいじょおこなう。ボルトキャリアを前進ぜんしんさせるリコイルスプリング後方こうほう位置いちし、分解ぶんかいして紛失ふんしつすることふせぐため、ワイヤーをげたストッパーを内蔵ないぞうさせて一定いっていなが以上いじょうびないよう工夫くふうされている。リコイルスプリングユニットはレシーバーカバーのねている[23]。レシーバーカバーはじゅう機能きのうにはかかわらない部品ぶひんであるため、はずされた状態じょうたいでも射撃しゃげき可能かのうである。

げきはつ機構きこうおおきく余裕よゆうったレシーバー(機関きかんない空間くうかん位置いちし、どろ侵入しんにゅうしても動作どうさ支障ししょうがたいよう設計せっけいされている。ハンマー(げきてつ)などを動作どうささせるスプリングは、極寒ごっかん北極圏ほっきょくけんから灼熱しゃくねつ砂漠さばく地帯ちたいまで、変化へんかんだソ連それん全域ぜんいき使用しようできるよう、MG42参考さんこうに2ほんピアノせんねじったものが使用しようされている。

レシーバー右側みぎがわめんにはダストカバーをねた大型おおがたセーフティレバーけんセレクターがあり[24]、カバーをじた状態じょうたい安全あんぜん位置いちとなり[25]てつがロックされ発射はっしゃできなくなるほか、ボルトも不完全ふかんぜん位置いちまでしか後退こうたいできなくなる。セーフティの解除かいじょには右手みぎてをグリップからはなして、ゆび使つかってげる操作そうさ必要ひつようであり[26]解除かいじょつぎぜん自動じどう位置いちとなり、さらにげるとはん自動じどう位置いちとなる[23]。グリップからはなさずにすべての操作そうさ可能かのう欧米おうべい諸国しょこくアサルトライフルくらべて、人為じんいてき暴発ぼうはつ危険きけんせいがる反面はんめんで、セーフティ解除かいじょから発射はっしゃまで時間じかんがかかり、操作そうささいおおきな金属きんぞくおん弱点じゃくてんがある。AKから派生はせいしたイスラエルせいガリルは、AKと同様どうよう大型おおがたセレクターにくわえて、おなじく連結れんけつした小型こがたレバーをレシーバー左側ひだりがわめんにももうけている。

弾倉だんそう装着そうちゃくはM16やおおくのサブマシンガン、ハンドガンにみられるような挿入そうにゅうこうにまっすぐ形式けいしきではなく、弾倉だんそう前方ぜんぽう上部じょうぶ銃口じゅうこうがわ)にあるみぞないし突起とっきじゅう本体ほんたい下面かめん開口かいこう前方ぜんぽうけ、そこを支点してん弾倉だんそう手前てまえかって回転かいてんさせるようにむと、弾倉だんそう後方こうほう上部じょうぶにある突起とっきじゅう本体ほんたいがわ固定こていレバー(トリガーガードの前方ぜんぽうにあり、リリーススイッチをねている)をしのけてみぞにはまり固定こていされる。このさい、カチンという金属きんぞくおんがする。しきくらべると弾倉だんそう装着そうちゃくにコツがいるが、不十分ふじゅうぶんによる発射はっしゃ不良ふりょうのトラブルがすくない。また挿入そうにゅうこうにゴミがまるトラブルもすくない。弾倉だんそうはずさいには、固定こていレバーをしながら弾倉だんそう銃口じゅうこうかって回転かいてんさせるようにす。

銃身じゅうしん銃身じゅうしん基部きぶ接合せつごうは、のAKM以降いこうのモデルとはことなり、AKではネジ固定こていとされている。

銃身じゅうしん途中とちゅうにはガスポートが穿うがたれ、ガスチューブをはずすと肉眼にくがん目視もくしできるため、作戦さくせん行動こうどうちゅうにガスポートがまってしまっても、兵士へいし自力じりき対処たいしょすることが可能かのうである。

上記じょうきかく作動さどう部品ぶひんは、たがいにぴったり密着みっちゃくするのではなく、隙間すきまがあるように設計せっけいされている。こうした設計せっけい射撃しゃげきほろ振動しんどうにつながるため命中めいちゅう精度せいどには不利ふりとなる一方いっぽうで、塵芥じんかいなどの異物いぶつ侵入しんにゅうしても作動さどう不良ふりょういた可能かのうせいひくく、清掃せいそう容易よういである。

リアサイト(あきらもん)は、ボルトアクションしき小銃しょうじゅう同様どうようのタンジェントサイトとばれる種類しゅるいである[23]よこ方向ほうこうへの修正しゅうせい専用せんよう工具こうぐでフロントサイト(照星しょうせい)を調節ちょうせつしておこなう。M16などの上下じょうげ左右さゆうほろ調整ちょうせいできるピープサイトにくらべて照準しょうじゅん精度せいどひくく、使用しようほろ調整ちょうせい困難こんなんだが、視界しかいひろく、素早すばや照準しょうじゅんわせられる利点りてんがある。射程しゃていは800 mまで対応たいおうしている[23]

銃床じゅうしょううちに、メンテナンス器具きぐ収納しゅうのう、バットプレート中央ちゅうおうぶたいている。

1955ねん、AK専用せんよう銃剣じゅうけんとして、SVT-40使つかわれていた56-Kh-223S銃剣じゅうけん改良かいりょうがた[27]である56-Kh-212[28][29]採用さいようされた。じゅう本体ほんたいには銃剣じゅうけんようのラグがいため、銃剣じゅうけんつばにあるリングをマズルナットにはまあわさせたのち銃剣じゅうけん後端こうたんにある開口かいこうのあるリングをバレルに直接ちょくせつはまあわさせて固定こていする。

カラシニコフは設計せっけいにあたって、開発かいはつ当時とうじ専門せんもん教育きょういく高等こうとう教育きょういくけていない新兵しんぺいたちにもあつかいが容易よういように、かれらの気持きもちになって様々さまざま工夫くふうをしたとべている[17]

AKは当初とうしょ機密きみつあつかいの武器ぶきであったため、兵士へいしおおいをかぶせてはこんでいた。

運用うんよう[編集へんしゅう]

AKは実戦じっせん苛酷かこく使用しよう環境かんきょう戦時せんじ劣悪れつあく生産せいさん施設しせつでの生産せいさん可能かのうせい考慮こうりょし、部品ぶひん公差こうさおおきくられ、卓越たくえつした信頼しんらいせい耐久たいきゅうせいたか貫通かんつうりょくたか生産せいさんせい実現じつげんした。

こうした特性とくせいから、ほんじゅうとその派生はせいがたソビエト連邦れんぽうのみならず、ぜん世界せかい普及ふきゅうした。基本きほん設計せっけいからはん世紀せいき以上いじょう今日きょうにおいても、ほんじゅうとその派生はせいがたは、砂漠さばくジャングル極地きょくちなどあらゆる世界せかい地帯ちたいにおける軍隊ぐんたい武装ぶそう勢力せいりょくにとってもっと信頼しんらいされる基本きほん装備そうびになり、『世界せかいもっとおお使つかわれた軍用ぐんようじゅう』としてギネス世界せかい記録きろく登録とうろくされている[30]現在げんざいまでにすくなくとも80の軍隊ぐんたいなんひゃくものゲリラはん政府せいふグループ民兵みんぺい組織そしきテロリスト犯罪はんざい組織そしきによって使用しようされていることから[31]テロリズム象徴しょうちょうするじゅうともわれている[32]

AKけいライフルは基本きほん設計せっけいすぐれていたため、改良かいりょうされながら50ねん以上いじょう世界せかい紛争ふんそう地域ちいき使つかわれつづけている。7.62x39mmだん対人たいじん威力いりょく非常ひじょうおおきいことから、7.62mm AK系列けいれつ(AK、AKM)はとく接近せっきんせんおお市街しがいせんなどで現役げんえき多用たようされている。また、東側ひがしがわ各国かっこくライセンス生産せいさん模造もぞうひん生産せいさんおこなわれ、種類しゅるい多岐たきわたる。報道ほうどうとうではいずれも区別くべつせずAK-47やAKと総称そうしょうされることもおおい。

バリエーション[編集へんしゅう]

西側にしがわではAKを生産せいさん時期じきとレシーバーの特徴とくちょうから、IがたからIIIがたまでの3しゅ分類ぶんるいしている。なお、これらの分類ぶんるいめい後世こうせい収集しゅうしゅう研究けんきゅうしゃによって便宜上べんぎじょうけられたもので、当時とうじのソビエト連邦れんぽうぐんおよび政府せいふではとく区別くべつおこなっていない[ちゅう 5][35]。また、レシーバー以外いがい部品ぶひん随時ずいじ改良かいりょうされたり、修理しゅうりにより既存きそん部品ぶひん改修かいしゅう交換こうかんされることがあったため、以下いかしめかくかた特徴とくちょうはあくまでも代表だいひょうてきなものであり、べつかた特徴とくちょう混在こんざいしている場合ばあいもある。

うえからAK Iがた、AK IIがた。AK IIがた56-Kh-212銃剣じゅうけん装着そうちゃくしている。
Iがた
最初さいしょのIがたでは、StG44同様どうようにレシーバー(機関きかん)をプレス加工かこう製造せいぞうした。レシーバーは1.3 mmあつのUがた鋼板こうはんからプレス加工かこうされ、強度きょうど必要ひつよう箇所かしょにはスチールパーツがリベットちでけられていた[25][36]。しかし、当時とうじソ連それんにはプレス加工かこうとリベット加工かこう必要ひつよう技術ぎじゅつりょく不足ふそくしていたため強度きょうど不足ふそく命中めいちゅう精度せいど低下ていかといった不具合ふぐあいられた[37]。これらの問題もんだいは、リベットめと熱処理ねつしょりによるレシーバーの変形へんけいや、トラニオンがレシーバーに適切てきせつ保持ほじされていなかったことに起因きいんしている[37]。また、生産せいさんコストの削減さくげん目的もくてきとしたプレス加工かこうも、技術ぎじゅつ不足ふそくにより従来じゅうらい切削せっさく加工かこう以上いじょうのコストがかったという[38]。1949ねん - 1953ねんに、50まんちょう - 100まんちょうほどが量産りょうさんされたとされる[39]
56-Kh-212銃剣じゅうけん装着そうちゃくしたAK IIがた
IIがた
1951ねん製造せいぞうはじまったIIがたでは、Iがた反省はんせいからレシーバーの製造せいぞうほう旧来きゅうらい切削せっさく加工かこう変更へんこうされた[25]十分じゅうぶん強度きょうど確保かくほされた一体いったい構造こうぞう部分ぶぶんでは、レシーバー側面そくめんのリベットがくなった。なお、切削せっさく加工かこう採用さいようしたことにより、じゅう全体ぜんたいやく0.18 kgの重量じゅうりょうぞうとなった[40]。レシーバー両側りょうがわ弾倉だんそうくちちかくにもうけられた長方形ちょうほうけいくぼみは、軽量けいりょうくわえ、暗闇くらやみなど手元てもとえない場合ばあいにも弾倉だんそうこう位置いちしめすことを目的もくてきとしている[38]。そのほか、銃床じゅうしょう方法ほうほうやピストルグリップの形状けいじょうなどが変更へんこうされている[41]。しかしながら、工数こうすうらすためにおこなった銃床じゅうしょう方法ほうほう改良かいりょう問題もんだいがあり、よこからのちからおうりょくにより破損はそんしやすいという問題もんだいがあった[42]。IIがた製造せいぞうは1955ねんまでつづけられた[42]
56-Kh-212銃剣じゅうけん装着そうちゃくしたAK IIIがた
IIIがた
1953ねんまつには、IIがたをさらに改良かいりょうしたIIIがた製造せいぞうはじまった[25]。IIIがたでは、IIがた反省はんせいから銃床じゅうしょう方式ほうしきふたた変更へんこうされ[43]、ストックとレシーバーのあいだのスチールブロック部分ぶぶん廃止はいしされ、レシーバーに直接ちょくせつ固定こていするようになった[44]。その、スリングけによる銃床じゅうしょうへの負荷ふか軽減けいげんするため、後部こうぶスリングスイベルが銃床じゅうしょう下部かぶからレシーバー左側ひだりがわめん変更へんこう。それにともない、前部ぜんぶスリングスイベルがフォアエンドひだり前部ぜんぶからガスブロック左側ひだりがわうつされた[45]。また、ストックやハンドガード、グリップは、耐久たいきゅうせい向上こうじょうのためかば無垢むくざいからかば合板ごうはん変更へんこう[45][46]、レシーバーやマガジンとう金属きんぞくせい部品ぶひん表面ひょうめん仕上しあげを酸化さんか皮膜ひまく処理しょりくろめ)からリンさんしお皮膜ひまく処理しょり(パーカライジング)変更へんこう[47]ひとし細部さいぶ改良かいりょうほどこされた。IIIがたでは切削せっさく工程こうていえたため生産せいさんコストはやすくなかったとされる[48]以後いご1959ねん生産せいさん終了しゅうりょうまでこのモデルが製造せいぞうされた。弾倉だんそうは、Iがた・IIがたでは通称つうしょう「スラブ・サイド (slab-side)」とばれる、1 mmあつ鋼板こうはんもちいた表面ひょうめんなめらかなもの(重量じゅうりょう0.42 kg[1])だったが、1955ねんから、やく0.75 mmあつ鋼板こうはんもちい、強度きょうど確保かくほためほそいリブが多数たすうほどこされたもの(重量じゅうりょう0.33 kg[49])に変更へんこうされ、若干じゃっかん軽量けいりょうされた[50][38][51]東側ひがしがわ諸国しょこく中心ちゅうしん普及ふきゅうはじまったのはIIIがたになってからで、AKとえばもっぱらこのIIIがた[52]

じゅう本体ほんたい重量じゅうりょうかくかたによってことなり、Iがたが4,085 g、IIがたが4,125 g、IIIがたが3,900 gとなっている[53][2]

生産せいさんライン拡大かくだいにつれて、IIがた以降いこうのレシーバーの生産せいさんせいわるさが問題もんだいとなった。レシーバーの切削せっさく加工かこうは、やく2.7 kgのスチールブロックが120工程こうていおよ機械きかい加工かこうて、最終さいしゅうてきにおよそ630 gのレシーバーが完成かんせいする[54]という、非常ひじょう手間てまがかかるものだった[55]。そのため、さらなる改良かいりょうおこなわれ、AKM発展はってんする。

派生はせいがた[編集へんしゅう]

kbk AKS。ポーランドせいAKSだが刻印こくいん以外いがい差異さいはない。

AKS[編集へんしゅう]

AKSは、AKの銃床じゅうしょう金属きんぞくせいたたしき変更へんこうし、携帯けいたいせいたかめたかた

ソビエト連邦れんぽうぐんにおける制式せいしき名称めいしょうは「7,62-мм автомат Калашникова с металлическим прикладом[13]」(ロシアラテンこぼし: 7.62mm avtomat Kalashnikova s metallicheskim prikladom、「7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう金属きんぞくせい銃床じゅうしょうき」の)(GAU:56-A-212M)であり、略称りゃくしょうは「АКС」(ロシアラテンこぼし: AKS)である[10][11][12][13]

AKS-47という名称めいしょうもちいられることがあるが、これは後年こうねんいくつものAK改良かいりょうがた登場とうじょうしたため、それらと区別くべつするために後世こうせい収集しゅうしゅう研究けんきゅうしゃによって便宜上べんぎじょうAKSにけられた通称つうしょうである[12]

この銃床じゅうしょうは、レシーバーはし支点してん中心ちゅうしん下方かほう回転かいてんさせてたた方式ほうしきで、ナチス・ドイツMP38/40のものとているが、バットプレート形状けいじょう弾倉だんそうたらないよう考慮こうりょされている(おおくのたたしき自動じどう小銃しょうじゅうのバットプレートは楕円だえんがたをしているが、AKSでは弾倉だんそうたらないようにUがたをしている)。銃床じゅうしょうたたんでも射撃しゃげき可能かのうだが、その状態じょうたいではじゅう側面そくめんのセレクターレバーを操作そうさしづらいなどの欠点けってんがあった。

AKSは、空挺くうてい部隊ぶたいスキー部隊ぶたいなどの特殊とくしゅ部隊ぶたい支給しきゅう車両しゃりょう部隊ぶたいヘリコプター装備そうび火器かきとしても利用りようされた。さらに、国境こっきょう警備けいびKGB部隊ぶたいにも支給しきゅうされた。

AKN[編集へんしゅう]

AKN(GAU:56-A-212N)は、AKに暗視装置あんしそうち装着そうちゃくするためのレールと、NAP1暗視装置あんしそうち(GAU:51-IK-614)またはNSP−2暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN9)をけたAKの夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[56]。なお、"N"の略号りゃくごうは、AKに上記じょうき暗視装置あんしそうち装着そうちゃくされている場合ばあいにのみ追加ついかされるもので、暗視装置あんしそうち装着そうちゃくされておらずレールのみの場合ばあいには、"N"の略号りゃくごう追加ついかされず通常つうじょうのAKとおな呼称こしょうとなる[57]

AKM[編集へんしゅう]

AKM
AKM(従来じゅうらいのAKとおなじリブきのスチールせい弾倉だんそう装着そうちゃくしている。)
AKM
種類しゅるい 軍用ぐんよう小銃しょうじゅう
製造せいぞうこく ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう開発かいはつこく
設計せっけい製造せいぞう 設計せっけい ミハイル・カラシニコフ
製造せいぞう イジェフスク造兵ぞうへいしょうトゥーラ造兵ぞうへいしょうなど
年代ねんだい 1959ねん
仕様しよう
種別しゅべつ アサルトライフル
口径こうけい 7.62 mm
銃身じゅうしんちょう 415 mm[49]
ライフリング 4じょうみぎまわり、ピッチ240 mm[49][2]
使用しよう弾薬だんやく 7.62x39mmだん[2]
装弾そうだんすう 30はつ
作動さどう方式ほうしき ロングストロークピストンしき
ロータリーボルトしき
セミ/フルオート切替きりかえ射撃しゃげき
全長ぜんちょう AKM
880 mm[49]
AKMS
880 mm(銃床じゅうしょう展開てんかい
640 mm(銃床じゅうしょう折畳おりたたみ)[49]
重量じゅうりょう AKM
3.3 kg(スチールせいそら弾倉だんそうこみ
3.1 kg(けい合金ごうきんせいそら弾倉だんそうこみ[49]
AKMS
3.5 kg(スチールせいそら弾倉だんそうこみ
3.3 kg(けい合金ごうきんせいそら弾倉だんそうこみ[49]
発射はっしゃ速度そくど 600はつ/ぶん[49][2]
銃口じゅうこう初速しょそく 715 m/s[49]
有効ゆうこう射程しゃてい 400 m[58]
歴史れきし 
設計せっけいねん 1955ねん - 1958ねん[59]
製造せいぞう期間きかん 1959ねん - 1977ねん(ソビエト連邦れんぽう
     - 現在げんざい他国たこく
配備はいび期間きかん 1959ねん - 現在げんざい
配備はいびさき ソ連それんぐんおよびきゅう東側ひがしがわ陣営じんえい影響えいきょうけた多数たすう諸国しょこく
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう ベトナム戦争せんそう以降いこうおおくの戦争せんそう/紛争ふんそう
バリエーション "AKMの派生はせいがた"を参照さんしょう
製造せいぞうすう 10,278,300ちょう[18]ソ連それんのみ)
テンプレートを表示ひょうじ

AKMは、生産せいさん効率こうりつ重量じゅうりょう問題もんだいかかえたAKの生産せいさん代替だいたいする目的もくてき開発かいはつされた。1959ねん4がつ8にち、ソビエト連邦れんぽう閣僚かくりょう会議かいぎ布告ふこくにより制式せいしき採用さいようされ、製造せいぞう開始かいしされたモデルである[60][13]

ソビエト連邦れんぽうぐんにおける制式せいしき名称めいしょうは「7,62-мм модернизированный автомат Калашникова АКМ」(ロシアラテンこぼし: 7.62mm modernizirovannyj avtomat Kalashnikova AKM、「7.62mm近代きんだいカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう AKM」の)(GRAU:6P1)である。

開発かいはつ[編集へんしゅう]

AK Iがたではプレス加工かこうのレシーバーが採用さいようされていたが、技術ぎじゅつ不足ふそくによりIIがた以降いこうはプレス加工かこうめられていた。1954ねんには十分じゅうぶん技術ぎじゅつ成熟せいじゅくしたとして、プレス加工かこうのレシーバーをもちいる新型しんがたアサルトライフルの開発かいはつはじまった。このさいにも複数ふくすう設計せっけいきょくから様々さまざま設計せっけいあん提出ていしゅつされたが、最終さいしゅうてきソ連それんぐんえらんだのはカラシニコフの設計せっけいあんだった[61]1957ねん試作しさくがたソ連それんぐん提出ていしゅつされ、トライアルの結果けっか1959ねん制式せいしきされ[62][63]、AKMの制式せいしき名称めいしょうあたえられた。それまでAKを独占どくせんてき製造せいぞうしていたイジェフスク造兵ぞうへいしょうくわえ、トゥーラ造兵ぞうへいしょうでも製造せいぞう開始かいしされた[64]

ひだりから6Kh3銃剣じゅうけん装着そうちゃくしたAKM、AKMS、6Kh4銃剣じゅうけん装着そうちゃくしたAKM。
AKMようとして採用さいようされたAG-4Sせい30連弾れんだんくら

構造こうぞう[編集へんしゅう]

基本きほん構造こうぞうはAKと同様どうようだが、おも以下いかてん変更へんこうされている。

  • レシーバー(機関きかん本体ほんたいあつやく1 mmの鋼板こうはんからプレス加工かこうされ、それにかく部品ぶひん溶接ようせつまたはリベット接合せつごうする方式ほうしき製造せいぞうされた。生産せいさんせい大幅おおはば向上こうじょうともに、重量じゅうりょう3,290 gと軽量けいりょうにも成功せいこう。プレス加工かこう弱点じゃくてんおぎな強度きょうど確保かくほするため、レシーバー各所かくしょにリブを追加ついかしている[65]
  • 弾倉だんそうこううえもうけられたくぼみは、AKでは長方形ちょうほうけいにく加工かこうだったのにたいして、横長よこなが楕円だえんがたのプレス加工かこう変更へんこうされた。これはレシーバー強度きょうど確保かくほのために、発射はっしゃされた弾丸だんがんからレシーバーにつたわる衝撃しょうげき一部いちぶ吸収きゅうしゅうして分散ぶんさんするように設計せっけいされたもので、不完全ふかんぜん閉鎖へいさによる燃焼ねんしょうガスの流出りゅうしゅつしょうじたさいにも、レシーバーが外側そとがわふくらむのをふせ効果こうかがある。また、挿入そうにゅうされた弾倉だんそう左右さゆうからささえる効果こうかもあった[66]
  • トリガー上部じょうぶ右側みぎがわにハンマー・リターダーが追加ついかされた。これはハンマーによるげきはつをミリびょう単位たんいおくらせ、ボルトが完全かんぜん閉鎖へいさ状態じょうたいになるまでの時間じかんかせぐ、つまり、ボルトがトラニオンに激突げきとつしたさいしょうじた反動はんどうによるボルトのかえ現象げんしょうきている一瞬いっしゅん時間じかん回避かいひすることで、命中めいちゅう精度せいど向上こうじょうさせるためであった。なお、副次的ふくじてき効果こうかとして、発射はっしゃ速度そくどを50 rpm程度ていど低下ていかさせる作用さようがあるため、しばしばレートリデューサーとばれることがあるが、これはあやまりである[67]
  • 銃口じゅうこう(マズル)には当初とうしょAKとどう形状けいじょうのマズルナットが装着そうちゃくされていたが、1965ねんころ発砲はっぽう燃焼ねんしょうガスがななみぎじょうげるよう竹槍たけやりじょうとした形状けいじょうコンペンセイター変更へんこうされ、発射はっしゃ反動はんどう銃口じゅうこうみぎじょうかないよう、また、伏射ふくしゃ地面じめんから砂塵さじんげにくいよう改良かいりょうされた[68][69]。これは、カラシニコフが前線ぜんせん視察しさつったさい兵士へいし意見いけん参考さんこうれたものである[65]。これによって全長ぜんちょうが898 mm、銃身じゅうしんちょう436 mmとAKより若干じゃっかんびた[68]。マズルナットとコンペンセイターには互換ごかんせいがあり、改造かいぞうえることもできる。
  • 銃身じゅうしん銃身じゅうしん基部きぶ接合せつごうは、AKではネジ固定こていとされていたが、AKMでは銃身じゅうしん圧入あつにゅうしたのち一本いっぽんのピンで固定こていする方法ほうほうあらためられた。中国ちゅうごくせい56しき自動じどうやりなどでは、ほとんどすべてがAKMとおな固定こてい方法ほうほうもちいている。
  • AKでは、銃剣じゅうけんようのラグがなかったため、不自然ふしぜん方法ほうほうけられていたが、AKMでは銃剣じゅうけんようラグがもうけられて容易ようい可能かのうになった。この銃剣じゅうけんラグには、のちに開発かいはつされたGP-25などのグレネードランチャー可能かのうとなっている。
  • AKMよう銃剣じゅうけんとして採用さいようされた6Kh3は、機能きのう銃剣じゅうけんのはしりとえるモデルで、にセレーション(のこ)があり、銃剣じゅうけん本体ほんたいさやわせて使用しようするワイヤーカッター機能きのうをもつ。なお、電気でんきしがらみにも対応たいおうできるように、銃剣じゅうけん本体ほんたい樹脂じゅしせいのグリップを使用しようし、さや一部いちぶゴムせいのスリーブでおおうことで絶縁ぜつえんしてある。1968ねんから1969ねんころに、さらにこのモデルを改良かいりょうした6Kh4採用さいようされ、のちAK74よう銃剣じゅうけんとしても採用さいようされた。
  • グリップは当初とうしょAK IIIがたのものよりはばせまくなったかば合板ごうはんせいのものであったが、1960年代ねんだい前半ぜんはんごろヴァラクニートロシア: волокнит[ちゅう 6][73][74]ばれるあか茶色ちゃいろ繊維せんい強化きょうかフェノール-ホルムアルデヒド樹脂じゅしせいのものへと変更へんこうされた(AKMSとその派生はせいがたのぞく)[73][75]
  • 初期しょき弾倉だんそうはAKとおなじリブきのスチールせいのものであったが、さらなる軽量けいりょうもとめられていた。1962ねんに、縦横じゅうおうにリブをほどこしたAMg5V[ちゅう 7][77]ばれるAl-Mgけい合金ごうきんせい6L9弾倉だんそう重量じゅうりょう0.17 kg[49])が開発かいはつされた[78][79]が、変形へんけいしやすいことから少数しょうすう生産せいさんとどまった[80]。1965ねんにはAG-4S[73][81][82]ばれるオレンジしょくガラス繊維せんい強化きょうかフェノール-ホルムアルデヒド樹脂じゅしせい6L10弾倉だんそう重量じゅうりょう0.22 kg)を採用さいようした[83][84][85]。これらの弾倉だんそうはAKと共用きょうよう可能かのうである。
  • 生産せいさんせい使用しよう環境かんきょう考慮こうりょし、銃床じゅうしょうとハンドガードはAK IIIがたおなじくかば合板ごうはんせいのものを採用さいようしている。ただし、AKでは銃身じゅうしんじくせんたいして若干じゃっかん傾斜けいしゃしていたきょく銃床じゅうしょうが、銃身じゅうしんじくせん延長線えんちょうせんじょう銃床じゅうしょう位置いちするちょく銃床じゅうしょう改良かいりょうされており、フルオート射撃しゃげきのリコイルによる銃身じゅうしんがりを抑制よくせいしている。また、AK IIIがたではうえ1ほんした2ほんネジで銃床じゅうしょうをレシーバーに固定こていしていたが、AKMでは銃床じゅうしょうをよりふかくレシーバーない挿入そうにゅうし、うえ2ほんネジで固定こていしている。下部かぶハンドガードについては、リブを追加ついかしてホールドしやすくしている。
  • リアサイトリーフ(照尺しょうしゃく)にきざまれている射程しゃてい目盛めもりは、AKの800 mから、1,000 mまでやされた。
  • ガスシステムのガス排出はいしゅつあなが、AKではガスチューブ側面そくめんいちれつけられていたのにたいし、ガスブロックとガスチューブの結合けつごう外周がいしゅう変更へんこうされた。これは、ガス排出はいしゅつあなからすなどろ侵入しんにゅうした場合ばあい、AKでは発砲はっぽうにガスピストンが後退こうたいしたさいに、ガスピストンの先端せんたんがレシーバーないすなどろんでしまうため、それをふせぐためであった[86]
  • スリングスイベルの位置いちが、AK IIIがたのガスブロック左側ひだりがわおよびレシーバー左側ひだりがわめんから、AK Iがた・IIがたようにフォアエンドひだり前部ぜんぶおよび銃床じゅうしょう下面かめんへと変更へんこうされた。1972ねんころより生産せいさんされたものは、後部こうぶスリングスイベルの位置いち銃床じゅうしょう左側ひだりがわめん下部かぶ変更へんこうされ、これはのち生産せいさんされたAK74でも踏襲とうしゅうされている。
  • レシーバーカバーはAK IIがた一部いちぶやIIIがた同様どうように、AK初期しょきがたよりうす鋼板こうはんもちいているが、補強ほきょうのために各所かくしょにリブが追加ついかされている[86]
  • 初期しょきのレシーバーや部品ぶひん表面ひょうめんにはリンさんしお皮膜ひまく処理しょり(パーカライジング)のみがほどこされていたが、後期こうきにはそのうえからさらにくろエナメル塗装とそうほどこされるようになった[ちゅう 8][88][89]

上記じょうき変更へんこうてんはあくまでソ連それんせいのものであり、他国たこくライセンス生産せいさんされたAKMについては、かならずしも踏襲とうしゅうしていない。

運用うんよう[編集へんしゅう]

プレス加工かこうのレシーバーの採用さいようは、生産せいさん効率こうりつ向上こうじょう生産せいさんコストとライフル重量じゅうりょう軽減けいげんにつながり、冷戦れいせんのために需要じゅよう増大ぞうだいしていたAK系列けいれつのアサルトライフルの増産ぞうさん容易よういとした。このAKMが、もっと多数たすう生産せいさんされ、その世界中せかいじゅうひろまったAKシリーズの中核ちゅうかくとなった[64]

現在げんざいロシア連邦れんぽうぐんではAK74などしょう口径こうけい5.45x39mmだん使用しようする小銃しょうじゅう一線いっせんきゅう部隊ぶたい主流しゅりゅうであるが、地方ちほう配置はいちされているせんきゅう部隊ぶたいではRPKけい機関きかんじゅうとも使用しようされている。むしろ、一部いちぶ部隊ぶたいではだい口径こうけい威力いりょくもとめ、あえてAKMを使用しようするれいもある[65]

AKMの派生はせいがた[編集へんしゅう]

AKMN[編集へんしゅう]

AKMN(GRAU:6P1N)は、AKMに暗視装置あんしそうち装着そうちゃくするためのレールと、NSP−2暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN9)をけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[90]。なお、"N"や"L"の略号りゃくごうは、AKMとう上記じょうき暗視装置あんしそうち装着そうちゃくされている場合ばあいにのみ追加ついかされるもので、暗視装置あんしそうち装着そうちゃくされておらずレールのみの場合ばあいには、"N"や"L"の略号りゃくごう追加ついかされず通常つうじょうのAKMとうおな呼称こしょうとなる。この命名めいめい規則きそくは、7.62mmのAK、AKM、RPKすべての夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう共通きょうつうする[57][ちゅう 9]

AKML

AKML[編集へんしゅう]

AKML(GRAU:6P1L)は、AKMにレールとNSP−3暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN27)またはNSP−3A暗視装置あんしそうちけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[92][93][ちゅう 10]。なお、NSP−3を使用しようするさいには、マズルフラッシュによる幻惑げんわく暗視装置あんしそうち現象げんしょう防止ぼうしのため、専用せんようのフラッシュサプレッサーやPBS-1サプレッサーとの併用へいよう推奨すいしょうされている。

AKMN-1[編集へんしゅう]

AKMN-1(GRAU:6P1N-1)は、AKMにレールとNSPU暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN34)をけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[94][95]のちに、AKMにNSPU-3暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN51)をけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しようにも同様どうよう呼称こしょうあたえられた[96]

AKMN2[編集へんしゅう]

AKMN2は、AKMにレールとNSPUM暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN58)をけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[97][98]

6P1V(6P1/V)[編集へんしゅう]

6P1Vあるいは6P1/Vは、AKMの戦時せんじ生産せいさん仕様しよう。1968ねんソ連それん国防省こくぼうしょう命令めいれいにより「7.62mm AKM自動じどう小銃しょうじゅうをベースにした戦時せんじ自動じどう小銃しょうじゅう開発かいはつ労働ろうどう時間じかん10標準時ひょうじゅんじあいだ」という題目だいもくで、2年間ねんかん計画けいかく開発かいはつ作業さぎょう承認しょうにんされた。AKMのじゅう本体ほんたい(6P1)・銃剣じゅうけん(6Kh4)・付属ふぞくひん(6Yu4)のかく部品ぶひん簡略かんりゃく鍛造たんぞう部品ぶひん一部いちぶ鋳造ちゅうぞう弾倉だんそうすう減少げんしょう(30はつ×4から40はつ×3へ)とうといった製造せいぞう工程こうてい省力しょうりょくにより、AKMを可能かのうかぎ短時間たんじかん大量たいりょう生産せいさんするために設計せっけい変更へんこうしたモデルである。計画けいかくは1968ねんから1970ねんけてと、1970ねんから1971ねんけてのすくなくとも2かいおこなわれたが、いずれも試作しさくのみで開発かいはつ終了しゅうりょうした。1970ねん12月にはこれらの戦時せんじ生産せいさんモデルにたいして国家こっか発明はつめい発見はっけん委員いいんかいより特許とっきょ付与ふよされており、それぞれ6P1/V6Kh4/V6Yu4/Vのインデックスでしめされている[99]

AKMS

AKMS[編集へんしゅう]

AKMS(GRAU:6P4)は、AKM銃床じゅうしょうたたしきにしたものである。1962ねん9月7にちづけ「ソビエト連邦れんぽう国防こくぼう大臣だいじん命令めいれいだい232ごう」により制式せいしき採用さいようされた[100]

ソビエト連邦れんぽうぐんにおける制式せいしき名称めいしょうは「7,62-мм модернизированный автомат Калашникова со складывающимся прикладом АКМС[100]」(ロシアラテンこぼし: 7.62mm modernizirovannyj avtomat Kalashnikova so skladyvayushchimsya prikladom AKMS、「7.62mm近代きんだいカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうたたしき銃床じゅうしょうき AKMS」の)である。

AKMSの銃床じゅうしょうたたかたはAKSとおなじであるが、AKMと同様どうようにフルオート射撃しゃげき制御せいぎょ容易よういにするため、銃床じゅうしょう展開てんかいには銃床じゅうしょう角度かくど銃身じゅうしんじくせんたいしてほぼ平行へいこうになっている。AKS同様どうよう空挺くうてい部隊ぶたい戦車せんしゃへいなどがもちいる。

ひがしドイツでは、たたときにもセレクターの操作そうさ邪魔じゃましないように形状けいじょう工夫くふうした右側みぎがわめんたたしき銃床じゅうしょう設計せっけいし、AKMSに相当そうとうするモデルであるMPi-KMS-72はじめて実装じっそうさせた。のちルーマニアポーランドどういち形状けいじょう銃床じゅうしょう装備そうび派生はせいがた生産せいさんしたほか、エジプトハンガリーでも多少たしょう形状けいじょうちが右側みぎがわめんたたしき銃床じゅうしょう装備そうび派生はせいがた生産せいさんしている。

AKMSL[編集へんしゅう]

AKMSL(GRAU:6P4L)は、AKMSにレールとNSP−3暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN27)またはNSP−3A暗視装置あんしそうちけた夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう[90][93][ちゅう 10]。なお、NSP−3を使用しようするさいには、マズルフラッシュによる幻惑げんわく暗視装置あんしそうち現象げんしょう防止ぼうしのため、専用せんようのフラッシュサプレッサーやPBS-1サプレッサーとの併用へいよう推奨すいしょうされている。

AKMSN-1[編集へんしゅう]

AKMSN-1(GRAU:6P4N-1)は、AKMSにNSPU暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN34)を装着そうちゃくしたモデル[101][95]のちに、AKMSにNSPU-3暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN51)を装着そうちゃくしたモデルにも同様どうよう呼称こしょうあたえられた[96]

AKMSN2[編集へんしゅう]

AKMSN2は、AKMSにNSPUM暗視装置あんしそうち(GRAU:1PN58)を装着そうちゃくしたモデル[101][98]

7.62/30mm SGK «ティシナー»(中央ちゅうおう

AKMSB[編集へんしゅう]

AKMSB(GRAU:6P14)は、AKMSにPBS-1サプレッサー(GRAU:6Ch12)と、音速おんそくたま7.62mm USたまおよび普通ふつうだん7.62mm PSたま両方りょうほう対応たいおうしたリアサイト[102]銃身じゅうしん後部こうぶ消音しょうおんグレネードランチャーようラグを装着そうちゃくしたモデル。このじゅうに、GSN-19BS-1)(GRAU:6G16)消音しょうおんグレネードランチャーと、GSN-19専用せんようたおせしきリアサイトおよびロアハンドガード[ちゅう 11]追加ついかした仕様しようは、7.62/30mm SGK «ティシナー»ロシア: 7,62/30-мм стрелково-гранатометный комплекс «Тишина»、「7.62/30mm自動じどう小銃しょうじゅう・擲弾発射はっしゃシステム«静寂しじま»」の)(GRAU:6P15)[103][104]あるいはSSK-1[ちゅう 12]ばれ、スペツナズなどの特殊とくしゅ部隊ぶたい運用うんようされていた[103]

AKMS(戦時せんじ生産せいさん仕様しよう[編集へんしゅう]

AKMの戦時せんじ生産せいさん仕様しようである6P1Vととも研究けんきゅうされていたAKMSの戦時せんじ生産せいさん仕様しようであるが、試作しさくのみで開発かいはつ終了しゅうりょうした。なお、このモデルの制式せいしき名称めいしょう不明ふめいであり、6P4Vあるいは6P4/Vといったモデルめいあたえられたかは不明ふめいである[99]

75れんドラムマガジンを装着そうちゃくしたRPK

RPK[編集へんしゅう]

RPK(GRAU:6P2)は、AKMのけい機関きかんじゅう仕様しよう銃身じゅうしんにくあつ延長えんちょうし、きゃく追加ついか銃床じゅうしょうなが射撃しゃげきえられるにくあつ大型おおがたのものへ変更へんこうし、ハンドガードもより保持ほじしやすい形状けいじょう変更へんこうした。その、レシーバーの鋼板こうはんあつ増加ぞうかかく部品ぶひん強化きょうかなど、フルオート射撃しゃげきをメインとするけい機関きかんじゅうけに各部かくぶ強化きょうかはかられている。RPKは1959ねんにAKMととも制式せいしき採用さいようされ、ぜん制式せいしきRPDけい機関きかんじゅう代替だいたいした。

各国かっこく生産せいさんされたAK[編集へんしゅう]

AKだけでなく、AKMRPKAK74もと開発かいはつされたものもふくむ。ただし、SVDPKMのコピーはふくめない。RPKについてくわしくは各国かっこく生産せいさんされたRPK参照さんしょうのこと。

国名こくめい 名称めいしょう 相当そうとうひん備考びこう
中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく 56しき自動じどうやり AK IIIがたコピー。スパイクバヨネット装着そうちゃく
56-1しき自動じどうやり AKS。
56-2しき自動じどうやり AKS。オリジナルの側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
56-3しき自動じどうやり AKMコピー。しょう改良かいりょうほどこされている。
56-Cしき自動じどうやり 56-2しきがベースのカービン
56-Sしき自動じどうやり 民間みんかん輸出ゆしゅつよう。セミオートのみ。
56-SSしき自動じどうやり AKMSの銃床じゅうしょうはずし、さらにたん銃身じゅうしんしたモデル。
56S-1しき自動じどうやり 56-1しき民間みんかん輸出ゆしゅつよう。セミオートのみ。
56S-7しきはんようやり 56しきがベースのRPK。
74しきけいやり 56S-7しきをベースに独自どくじ開発かいはつしたけい機関きかんじゅう
84しき自動じどうやり 56しき5.56mm NATOだん仕様しようにしたモデル。
84-2しき自動じどうやり 側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう。5.56mm NATOだん使用しよう
84-Sしき自動じどうやり 民間みんかんけ56-Sしき派生はせいがた。5.56mm NATOだん使用しよう
84SS-1しき自動じどうやり 民間みんかんけAKMS カービン。5.56mm NATOだん使用しよう
86Sしき自動じどうやり 56しきブルパップ方式ほうしき変更へんこうしたモデル。
88-Sしき自動じどうやり AK74コピー。セミオートのみ。
朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮きたちょうせん 58しき小銃しょうじゅう AK IIIがた
68しき小銃しょうじゅう AKM。
88しき小銃しょうじゅう AK74。金属きんぞくせい弾倉だんそう使用しよう
98しき小銃しょうじゅう 88しきのプラスチック部品ぶひん金属きんぞくせいかわそうしたモデル。
大韓民国の旗 韓国かんこく 茶山ちゃやま DAK-47 AK IIIがた
フィリピンの旗 フィリピン S.A.M. センチネル 84しき。5.56mm NATOだん使用しよう
ミャンマーの旗 ミャンマー Emerk-3 ガリル AR。固定こてい銃床じゅうしょう
MA-1 ガリル AR。
 ベトナム AKN AK。
STL-1A AKM。
STV-215・380 ガリルエース31・32。
STV-410・416 AK-15・AK103。
東ドイツの旗 ひがしドイツ MPi-K AK IIIがた
MPi-K SSG MPi-Kの狙撃そげきじゅうモデル。スコープと専用せんようサイドレール。
MPi-KmS AKS。
MPi-KM AKM。
MPi-KMS-72 AKMS。側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
MPi-AK-74N AK74。暗視装置あんしそうちようサイドレール。
MPi-AKS-74N AKS74。側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう暗視装置あんしそうちようサイドレール。
MPi-AKS-74NK MPi-AKS74Nのカービンモデル。
KK-MPi 69 MPi-KMをベースにした訓練くんれんようモデル。.22LRだん仕様しよう
STG AK-47 (K31.031, 910) MPi-K。
STG AKS-47 (K31.032, 910) MPi-KmS。
STG AKM (910M, 911) MPi-KM。
STG AKMS (912) MPi-KMS-72。
STG AKM-Z MPi-KMのきゃく装備そうびモデル。
STG AKMS-Z MPi-KMS-72のきゃく装備そうびモデル。
STG AKMS-K (913) MPi-KMS-72のバレル短縮たんしゅくモデル。後期こうきがたはMPi-AKS74NKにる。
LMG K 500 (914) MPi-KMのきゃく装備そうびバレル延長えんちょうモデル。
LMG K 500 S (914) MPi-KMS-72のきゃく装備そうび・バレル延長えんちょうモデル。
PG 500 (G 500) (915) MPi-KMのバレル延長えんちょうモデル。
PG 500 Spezial (915) MPi-KMのバレル延長えんちょうモデル。サムホールストック。10はつ弾倉だんそう。セミオートのみ。
SG 500 (917) PG 500 Spezialを改修かいしゅうして外観がいかんをより猟銃りょうじゅうちかづけたモデル。
シュペーガー (917) 旧称きゅうしょう:Jagdkarabiner 986。SG 500をグリップいち体型たいけい銃床じゅうしょうにした猟銃りょうじゅうモデル。5はつ弾倉だんそう
STG K 90 (921) MPi-AK-74N。
STG K 90 S (922) MPi-AKS-74N。
STG K 90 Z MPi-AK-74Nのきゃく装備そうびモデル。固定こてい側面そくめんおりたたみしき・RPKがた銃床じゅうしょうがある。
STG K 90 R (923) MPi-AKS-74NK。
LMG K 500 (924) MPi-AK-74Nのきゃく装備そうび・バレル延長えんちょうモデル。固定こてい側面そくめんおりたたみしき・RPKがた銃床じゅうしょうがある。
PG 500 (925) MPi-AK-74Nのバレル延長えんちょうモデル。
STG 985 5.56mm NATOだん仕様しよう試作しさくモデル。各部かくぶにガリル SARのパーツを使用しよう
STG 941 MPi-AK-74Nをベースに開発かいはつしたモデル。5.56mm NATOだん仕様しよう
STG 942 STG 941の側面そくめんたたしき銃床じゅうしょうモデル。
STG 943 STG 942のカービンモデル。
LMG 944 STG 941のきゃく装備そうび・バレル延長えんちょうモデル。
PG 945 STG 941のバレル延長えんちょうモデル。セミオートのみ。
STG 951 STG 941の5.45x39mmだん仕様しよう
STG 952 STG 942の5.45x39mmだん仕様しよう
STG 953 STG 943の5.45x39mmだん仕様しよう
LMG 954 LMG 944の5.45x39mmだん仕様しよう
PG 955 PG 945の5.45x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
STG 971 STG 941の7.62x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
STG 972 STG 942の7.62x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
STG 973 STG 943の7.62x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
LMG 974 LMG 944の7.62x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
PG 975 PG 945の7.62x39mmだん仕様しよう計画けいかくのみ。
アルバニアの旗 アルバニア ASh-78 tip1 AK。正式せいしきには56しきのコピー。
ASh-78 tip2 RPK。
ASh-78 tip3 AKM。
ASh-82 AKS。
ポーランドの旗 ポーランド Kbk AK(PMK) AK。
Kbk AKS(PMKS) AKS。
Kbk AKM(PMKM) AKM。
Kbk AKMS(PMKMS) AKMS。
Kbkg wz. 1960(PMK-PGN-60) AK。ライフルグレネード発射はっしゃ可能かのうモデル。
WG-GS-4 ライアット・コントロール AKの機関きかん利用りようしたネット発射はっしゃ
Kbk wz. 1988 タンタル AKS74。
Skbk wz. 1989 オニキス AKS74U。
Kbs wz. 1996 ベリル AKS74の近代きんだいモデル。5.56mm NATOだん仕様しよう
Kbk wz. 1996 ミニベリル wz. 1996の短縮たんしゅくがた。5.56mm NATOだん仕様しよう
Kbk wz. 1997 ボゾ wz. 1996のブルパップ仕様しよう。5.56mm NATOだん仕様しよう
Kbk wz. 2002 ビン wz. 1997のブルパップ仕様しよう。5.56mm NATOだん仕様しよう
Kbs wz. 2004 ベリル wz. 1996の近代きんだいモデル。5.56mm NATOだん仕様しよう
Kbk wz.2005 ジャンター wz.2002のブルパップ仕様しよう。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ M70 AK・AKM。
ツァスタバ M70A AKS・AKMS。
ツァスタバ M72 RPK。
ツァスタバ M76 M70狙撃そげきじゅう7.92x57mmだん仕様しよう
ツァスタバ M77 M70。7.62mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ M80 M70。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ M90A M70A。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ M85 AKS74U。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ M92 AKS74U。7.62x39mmだん仕様しよう
ツァスタバ M21 M70の近代きんだいカービン。側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツァスタバ マスターFLG AKベースのサブマシンガン9x19mmパラベラムだん仕様しよう
ツァスタバ マスターFLG-K マスターFLGを小型こがたしたもの。
 ルーマニア PM md.63(AIM AKM。フォアグリップ付属ふぞく
PM md.65(AIMS) AKMS。フォアグリップ付属ふぞく下面かめんたたしき銃床じゅうしょう
PA md.86(AI-74) AK74。フォアグリップ付属ふぞく
PA md.86(AIMS-74 AKS74。フォアグリップ付属ふぞく側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
PM md.90(AIMS) AKMS。フォアグリップ付属ふぞく側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
PM md.90 カービン(AIMR) PM md.90のカービンモデル。側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
PM md.97 AKS74。5.56mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
WASR AK100。木製もくせい部品ぶひん使用しようしている。
FPK(PSL 狙撃そげきじゅう7.62x54mmRだん仕様しよう
 ハンガリー AK-55 AK。
AKM-63 AKM。フォアグリップ付属ふぞく
AMD-65 AKMS カービン。フォアグリップ付属ふぞく側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
AMP-69 AMD-65の簡易かんいがた側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
FEG-NGM AKM。5.56mm NATOだん仕様しよう
 ブルガリア AKK AK IIIがた
AKKS AKS。
アーセナル AR AK。切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-F AKS。切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-1 AK。フラッシュサプレッサー装備そうび切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-1F AKS。フラッシュサプレッサー装備そうび切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-M1 AK74。切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-M1F AKS74。下面かめんたたしき銃床じゅうしょう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-M2F AK102・AK104。下面かめんたたしき銃床じゅうしょう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-M4SF AKS74U。5.56mm NATOだんと7.62x39mmだん仕様しようがある。側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-SF AKS74U。5.56mm NATOだんと7.62x39mmだん仕様しようがある。下面かめんたたしき銃床じゅうしょう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル AR-M7F AK101・AK103。切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル M9 AK74。5.56mm NATOだん仕様しよう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル M9F AKS74・5.56mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう切削せっさく加工かこうレシーバー。
アーセナル SLR-100シリーズ AK100シリーズに相当そうとう
 ウクライナ Vepr AK74のブルパップ仕様しよう5.45x39mmだん仕様しよう
Malyuk Veprの改良かいりょうばん5.45x39mmだん仕様しよう
イスラエルの旗 イスラエル カラシニコフ試作しさく小銃しょうじゅう ガリルの試作しさくひんの1つ。5.56mm NATOだん仕様しよう外観がいかんはAK。
ガリル ARM 5.56mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう。ガリルは、フィンランドのバルメをベースにしたオリジナル。
ガリル AR ARMの簡易かんいがた側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル SAR ARのカービン型びんがた側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル MAR ARの短縮たんしゅくがた側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル ARM 308 ARM。7.62mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル AR 308 AR。7.62mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル SAR 308 SAR。7.62mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
ガリル・スナイパー(ガラッツ) 狙撃そげきじゅう。7.62mm NATOだん仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
Sardius M26 ガリルベースの狙撃そげきじゅう
ガリル・エース21・22・23 5.56mm NATOだん仕様しよう改良かいりょうがたMAR・SAR・AR
ガリル・エース31・32 7.62x39mmだん仕様しよう改良かいりょうがたMAR・AR。
ガリル・エース52・53 7.62mm NATOだん仕様しよう改良かいりょうがたSAR・AR。
CAA AKアルファ 独自どくじ改良かいりょうほどこしたAK。複数ふくすう口径こうけい対応たいおう
トルコの旗 トルコ SAR-308 AKM。
イランの旗 イラン KL-7.62mm AKM・AKMS。
イラクの旗 イラク タブク M70B1(AKM)・M70AB1(AKMS)。型式けいしき番号ばんごうによる区別くべつし。
タブク狙撃そげきじゅう M70狙撃そげきじゅう。7.62x39mmだん仕様しよう
 エジプト MPi-KMS-72 ひがしドイツせいエジプト輸出ゆしゅつ仕様しよう側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
MISR AKMの近代きんだいモデル。
インドの旗 インド INSAS AKベース。5.56mm NATOだん仕様しよう
 フィンランド バルメ Rk 62 固定こてい銃床じゅうしょう
バルメ Rk 76 側面そくめんたたしき銃床じゅうしょう
バルメ M82 ブルパップ仕様しよう。5.56mm NATOだん仕様しよう
バルメ M90 近代きんだいモデル。
バルメ Rk 95 TP M90の改良かいりょうがた
南アフリカ共和国の旗 みなみアフリカ共和きょうわこく R4 ガリル AR。ベクターしゃライセンス生産せいさん
R5 ガリル SAR。ベクターしゃのライセンス生産せいさん
R6 ガリル MAR。ベクターしゃのライセンス生産せいさん
ベクター CR21 強化きょうか樹脂じゅし外装がいそう。ブルパップ仕様しよう。5.56mm NATOだん仕様しよう
ツルベロ ラプター R4ベース。ツルベロしゃ設計せっけい
イタリアの旗 イタリア イエーガーAP80 AK IIIがた。.22LRだん仕様しよう
イエーガーAP84 ガリル AR。外観がいかんことなる.22LRだん仕様しよう
ベルナルデリVB-STD M16弾倉だんそう使用しようできるようにしたガリル AR。
ベルナルデリVB-SR M16の弾倉だんそう使用しようできるようにしたガリル SAR。
 スウェーデン FFV-890C ガリル AR。ハンドガード変更へんこう
オランダの旗 オランダ NM-1 ガリル ARM。
D.NM-1・M2 NM-1をベースに開発かいはつしたオリジナル。
ドイツの旗 ドイツ GSG-AK47 AKMの外見がいけん模倣もほうしたプリンキングガン。.22LRだん仕様しよう
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく インターオーディナンス AK47 ポーランドせいPMKの民間みんかんけコピー。セミオートのみ。
BHI SOPMOD AK 軍事ぐんじインストラクター会社かいしゃによる自社じしゃブランドじゅう
センチュリオン AK39 民間みんかんけ。セミオートのみ。
KCI KTR-08 民間みんかんけ。セミオートのみ。
K-VAR AKU94 ブルパップ仕様しよう。セミオートのみ。
カラシニコフ KR103 民間みんかんけ。セミオートのみ。

AKMSU[編集へんしゅう]

AKMSU(仮称かしょう

AKMSUは、かつてAKMSを原型げんけいとしてたん銃身じゅうしんされたショートカービンであるとされていたモデル。しかしながら、ソ連それんおよびロシアで公的こうてき製造せいぞうあるいは制式せいしきされたものではなく、AKMSUという名称めいしょう自体じたいからけられたもので正式せいしきなものではない。

銃身じゅうしんを270 mmにまで短縮たんしゅく、それにわせフォアエンドぎりぎりまでガスピストンとシリンダーを短縮たんしゅくさせたことにともない、以下いか改良かいりょうほどこされていた。

  • 照準しょうじゅんせんながさを確保かくほするため、ヒンジしきにして固定こてい強化きょうかしたレシーバーカバー上面うわつらに、固定こていしきあきらもん装着そうちゃく
  • ガスあつ作動さどう機構きこう動作どうさ安定あんていさせるとともに、発射はっしゃえん射手しゃしゅくらまないように、銃口じゅうこう部分ぶぶん大型おおがたフラッシュハイダー装備そうび
  • コントロールを容易よういにするため、フォアエンドに下部かぶたたしき銃床じゅうしょう干渉かんしょうしないように形状けいじょう工夫くふうした垂直すいちょくグリップ装備そうび

経緯けいい不明ふめいだが、1986ねん6がつイギリス国防省こくぼうしょうパターン・ルームに1ちょう寄贈きぞうされたことが確認かくにんされている。パターン・ルームが閉鎖へいさされ、ロイヤル・アーマリーズ所蔵しょぞうひんとなる2005ねん9がつまでは一般いっぱん公開こうかいされていた。1991ねんごろゆか雅美まさみ著書ちょしょ『AK-47&カラシニコフ・バリエーション』のなか紹介しょうかいしたことをきっかけに、このじゅう存在そんざい世界せかい各国かっこくつたわっていった。しかし、ソビエト連邦れんぽうがAKMSUとしてられるじゅう開発かいはつ採用さいようしたとする記録きろく一切いっさい存在そんざいせず、またレシーバーが中国ちゅうごく56しき自動じどうやりのものであり、そのにも手製てせい部品ぶひんやシリアルナンバーのことなる部品ぶひんわされていること、イギリスの所蔵しょぞうひん以外いがい存在そんざい確認かくにんされていないことなどから、現在げんざいではパキスタンカイバルとうげ無名むめいガンスミスによって製造せいぞうされたいちてんぶつだと推測すいそくされている[105]

存在そんざいられるようになったのち中国ちゅうごく日本にっぽんではAKMSUをしたエアソフトガンが制作せいさくされた。アメリカでは実際じっさい射撃しゃげき可能かのうなレプリカも制作せいさくされた[105]。また、ユーゴスラビアセルビアせいツァスタバ M92ブルガリアせいのアーセナル AR-SFおよびアーセナル AR-M4SFのように、7.62x39mmだん使用しようしつつもフォアエンドの形状けいじょう以外いがいはAKMSUに類似るいじした派生はせいがた生産せいさんされている[ちゅう 13]

備品びひん[編集へんしゅう]

銃剣じゅうけん[編集へんしゅう]

AKようの56-Kh-212銃剣じゅうけん、AKMようの6Kh3銃剣じゅうけん、AKM/AK74ようの6Kh4銃剣じゅうけんがある。

擲弾発射はっしゃ[編集へんしゅう]

AKM以降いこうのAKシリーズのじゅうには、銃身じゅうしんした擲弾発射はっしゃ(グレネードランチャー)をけることができる。これは、アメリカベトナム戦争せんそうなか開発かいはつしたM16ようM203のコンセプトを参考さんこう開発かいはつされた。

GP-25/GP-30/GP-34
GP-25、GP-30、GP-34は、アメリカせいM203の対抗たいこう製品せいひんとして開発かいはつされた口径こうけい40mmのアンダーバレルしき擲弾発射はっしゃ
GSN-19(BS-1) [103]
GSN-19(BS-1)(GRAU:6G16)は、特殊とくしゅ作戦さくせんよう開発かいはつされた口径こうけい30mmのアンダーバレルしき消音しょうおん擲弾発射はっしゃ。GSN-19は、専用せんようリアサイトおよびBS-1装着そうちゃくようラグをそなえたAKMSBとわせて使用しようされることが前提ぜんていとなっており、これらをわせて「7.62/30mm SGK «ティシナー»」(GRAU:6P15)とばれるシステムを構成こうせいしていた。
GSN-19使用しようには、前方ぜんぽうから砲身ほうしんいたバネで固定こていされるまで擲弾を挿入そうにゅうし、後方こうほうのグリップないに8はつ発射はっしゃよう空包くうほうめた弾倉だんそう挿入そうにゅうする構造こうぞう採用さいようしている。そうやく燃焼ねんしょうガスによって発射はっしゃ本体ほんたい内蔵ないぞうされたピストンがし、そのちから擲弾構造こうぞうになっている。燃焼ねんしょうガスはピストンの内部ないぶ封入ふうにゅうされ、外部がいぶ噴出ふんしゅつすることはないため、発射はっしゃおんちいさい。発射はっしゃは、した発射はっしゃ本体ほんたいのピストンを手動しゅどうみ、再度さいど前方ぜんぽうから擲弾を挿入そうにゅう、ボルト操作そうさにてそら薬莢やっきょう排出はいしゅつ空包くうほう装填そうてんおこない、発射はっしゃ準備じゅんび完了かんりょうする。
アルクスせい擲弾発射はっしゃ
ブルガリアのアルクス(ARCUS)では、40x46mm グレネードだん使用しようするAKようの擲弾発射はっしゃ複数ふくすう製造せいぞうしている。40A4 EGLMや40 UBGLなどがある[106]
UBGL-M6
UBGL-M6は、ブルガリアのアーセナルしゃ製造せいぞうするM203タイプのグレネードランチャーである。40x46mm グレネードだん使用しようする[107]
RGB-1
RGB-1は、クロアチアのHSプロダクトしゃつくった40x46mm グレネードだん使用しようするグレネードランチャーである。
ZMT wz. 1974
wz. 1974 パラドは、ポーランドのZMTしゃ製造せいぞうする。40x47mm グレネードだん使用しようするグレネードランチャーである。
GPBO-40
GPBO-40は、ポーランドのデザメット(Dezametしゃあらたに設計せっけいした、40x46mm グレネードだん使用しようするグレネードランチャーである。派生はせいがたとして、単独たんどく使用しよう前提ぜんていとしたGSBO-40存在そんざいする[108]
AG-40 Md80
AG-40 Md80は、ルーマニアせいの40x47mm グレネードだん使用しようするM203タイプのグレネードランチャーである。40x46mm グレネードだん使用しようするタイプもある。

暗視装置あんしそうち[編集へんしゅう]

NAP1
NAP1(GAU:51-IK-614)は、AK、RPDRPG-2[109]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされた最初さいしょアクティブ方式ほうしき暗視装置あんしそうちで、1954ねんごろ採用さいようされた[110]。スコープの重量じゅうりょうは2.35 kg[111]倍率ばいりつは2.2ばい視野しやは9である[112][113]気象きしょう条件じょうけんぶしにもよるが、最大さいだい100 - 250 mの距離きょり目標もくひょう観察かんさつおよび射撃しゃげきできる[109]電圧でんあつ5.2 V、容量ようりょう12 Ah[114]重量じゅうりょう2.9 kgの4KNB-12とばれる充電じゅうでん可能かのうニッケル・カドミウム蓄電池ちくでんち[115]とバッテリーケースから構成こうせいされる、そう重量じゅうりょう5.15 kg[111]のバッテリーユニットをこしベルトに装着そうちゃくして使用しようする。運用うんようそう重量じゅうりょうは7.7 kgである[111]
NSP-2を装着そうちゃくしたAKMN。
NSP-2
NSP-2(GRAU:1PN9)は、AK、RPD、RPG-2[116][117]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされた初期しょきのアクティブ方式ほうしき暗視装置あんしそうちで、1956ねんごろ採用さいようされた[118]。スコープの倍率ばいりつは2.1ばい視野しやは8である[119]気象きしょう条件じょうけんぶしにもよるが、最大さいだい150 - 250 mの距離きょり目標もくひょう観察かんさつおよび射撃しゃげきできる[119][112]電圧でんあつ4.5 V、容量ようりょう25 Ah[120]の3STs-25とばれる充電じゅうでん可能かのうぎん亜鉛あえん蓄電池ちくでんち[121]とバッテリーケースから構成こうせいされる、そう重量じゅうりょう2.0 kg[119]のバッテリーユニットをこしベルトに装着そうちゃくして使用しようする。また、このバッテリーは最大さいだい3.5 - 4あいだ動作どうさ可能かのうである[119]運用うんようそう重量じゅうりょうは4.9 kgである[119]
NSP-3を装着そうちゃくしたAKML。
NSP-3
NSP-3(GRAU:1PN27)は、AKML、RPKL[93]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされただい1世代せだいパッシブ方式ほうしき暗視装置あんしそうちで、1967ねんはじめて実戦じっせん配備はいびされ、1970ねんまで製造せいぞうされた[122]。スコープの運用うんよう重量じゅうりょうは2.7 kg、倍率ばいりつは2.7ばい視野しやは7である[123]ちゅう緯度いどつきのない星空ほしぞらよる(0.003 - 0.005ルクス)では、兵士へいしなら最大さいだい250 - 300 mの距離きょり目標もくひょう観察かんさつおよび射撃しゃげきできる[124]電源でんげんとして、電圧でんあつ4.5 V、容量ようりょう1.5 Ahの3STsS-1.5とばれる充電じゅうでん可能かのうぎん亜鉛あえん蓄電池ちくでんち使用しようする。また、このバッテリーは最大さいだい7あいだ動作どうさ可能かのうである[125]。1971ねんには改良かいりょうがたNSP-3A採用さいようされ、1977ねんまで製造せいぞうされた[126]。NSP-3Aはとくに7.62x39mmだん使用しようするじゅう最適さいてきされており、ほかにも耐久たいきゅうせい向上こうじょう弾道だんどう落下らっか補正ほせい(BDC)の調整ちょうせい外部がいぶ光源こうげん影響えいきょうけにくくするひとし各種かくしゅ改良かいりょうほどこされた[126]
NSPUを装着そうちゃくしたAKS74Uプロトタイプ。
NSPU
NSPU(GRAU:1PN34)は、AKMN-1/AKMSN-1、AK74N/AKS74NRPKN-1/RPKSN-1RPK74N/RPKS74NPKMN-1/PKMSN-1SVDN-1RPG-7N1/RPG-7DN1[127]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされただい1世代せだいパッシブ方式ほうしき暗視装置あんしそうちで、1976ねん採用さいようされた[128]。スコープの運用うんよう重量じゅうりょうは2.2 kg、倍率ばいりつは3.5ばい視野しや水平すいへい方向ほうこう5垂直すいちょく方向ほうこう4である[129]電源でんげんとして、電圧でんあつ2.5 V、容量ようりょう1.5 Ahの2NKBN-1.5とばれる充電じゅうでん可能かのうなニッケル・カドミウム蓄電池ちくでんち、または、3RTs83Kh[ちゅう 14]ばれる使つかての水銀すいぎん亜鉛あえん電池でんち専用せんようケースにれて使用しようする[131]
NSPUMを装着そうちゃくしたAKMN2。
NSPUM
NSPUM(GRAU:1PN58)は、AKMN2/AKMSN2、AK74N2/AKS74N2AKS74UN2[132]RPKN2/RPKSN2RPK74N2/RPKS74N2PKMN2/PKMSN2SVDN2RPG-7N2/RPG-7DN2[98]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされただい1世代せだいパッシブ方式ほうしき暗視装置あんしそうちで、1985ねんごろ採用さいようされた[133]。スコープの運用うんよう重量じゅうりょうは2 kg、倍率ばいりつは3.5ばい視野しや水平すいへい方向ほうこう5垂直すいちょく方向ほうこう4である[134]夜間やかんおよびてい照度しょうど環境かんきょうで、兵士へいしなら最大さいだい300 m、戦車せんしゃ側面そくめんなら最大さいだい400 mの距離きょり目標もくひょう識別しきべつできる[134]電源でんげんとして、電圧でんあつ1.2 V、容量ようりょう0.55 AhのD-0.55Sとばれるニッケル・カドミウム蓄電池ちくでんちを5直列ちょくれつ接続せつぞくした充電じゅうでん可能かのう専用せんよう電池でんち[ちゅう 15]、または、5RTs83Kh[ちゅう 14]ばれる使つかての水銀すいぎん亜鉛あえん電池でんち専用せんようケースにれて使用しようする[135]
NSPU-3
NSPU-3 «Kazuar»(GRAU:1PN51)は、AKMN-1/AKMSN-1、AK74N/AKS74N、AKS74UN、ASS、RPKN-1/RPKSN-1、RPK74N/RPKS74N、PKMN-1/PKMSN-1、SVDN-1、VSS、RPG-7N1/RPG-7DN1[136]での夜間やかん使用しよう想定そうてい開発かいはつされただい2世代せだいパッシブ方式ほうしき暗視装置あんしそうち。スコープの運用うんよう重量じゅうりょうは2.1 kg、倍率ばいりつは3.46ばい視野しやは935ふんである[137]電源でんげんとして使用しようする電池でんちはNSPUMとおなじで、5のD-0.55Sの場合ばあい最大さいだい10あいだ、5RTs83Kh[ちゅう 14]場合ばあい最大さいだい20 - 25あいだ動作どうさ可能かのうである[138]
かく暗視装置あんしそうち特徴とくちょう
名称めいしょう GRAU(GAU) スコープ重量じゅうりょう そう重量じゅうりょう 倍率ばいりつ 視野しや 使用しよう電池でんち 電池でんちていかく電圧でんあつ 電池でんち容量ようりょう 最大さいだい動作どうさ時間じかん
NAP1 51-IK-614 2.35 kg 7.7 kg 2.2ばい 9 4KNB-12 5.2 V 12 Ah 不明ふめい
NSP-2 1PN9 不明ふめい 4.9 kg 2.1ばい 8 3STs-25 4.5 V 25 Ah 3.5 - 4あいだ
NSP-3 1PN27 2.7 kg 2.7ばい 7 3STsS-1.5 4.5 V 1.5 Ah 7あいだ
NSPU 1PN34 2.2 kg 3.5ばい 水平すいへい5
垂直すいちょく4
2NKBN-1.5 2.5 V 1.5 Ah 不明ふめい
3RTs83Kh 4.05 V 1.5 Ah 不明ふめい
NSPUM 1PN58 2.0 kg 3.5ばい 水平すいへい5
垂直すいちょく4
5×D-0.55S 6.0 V 0.55 Ah 不明ふめい
5RTs83Kh 6.75 V 1.5 Ah 不明ふめい
NSPU-3 1PN51 2.1 kg 3.46ばい 935ふん 5×D-0.55S 6.0 V 0.55 Ah 10あいだ
5RTs83Kh 6.75 V 1.5 Ah 20 - 25あいだ

サプレッサー[編集へんしゅう]

PBS [139][140][141]
PBSは、SKS、AK、RPDようとして開発かいはつされ、1956ねん採用さいようされたサプレッサーで、のちにAKM、AKMSにも対応たいおうした。分解ぶんかい方法ほうほうは、サプレッサーはしにあるマズルエンドキャップとオブチュレーター(GRAU:6Ch7)(閉塞へいそくようのゴムせいプラグ)をはずし、サプレッサー先端せんたんにあるヒンジを支点してんにしてサプレッサー本体ほんたい貝殻かいがらのように展開てんかいするという独特どくとく方法ほうほうである。内部ないぶのバッフル(隔壁かくへき)はサプレッサー本体ほんたい一体化いったいかしており、サプレッサー本体ほんたい展開てんかいにはバッフルもわせて展開てんかいすることになる。PBS使用しようは、通常つうじょうだん音速おんそくだん両方りょうほう対応たいおうした専用せんようリアサイトへと交換こうかんする。ただし、PBSは7.62x39mmだん音速おんそくたま仕様しようである7.62mm USたま(GAU:57-N-231U)の使用しよう前提ぜんていとして設計せっけいしてあるため、PBS装着そうちゃく通常つうじょうだん使用しよう禁止きんしされていた。オブチュレーターは弾丸だんがん通過つうかにより一時いちじてきあなくが、直後ちょくごにゴムの弾性だんせいりょくにより復元ふくげんされることで、燃焼ねんしょうガスのふうめによる消音しょうおん消炎しょうえん効果こうかとガスピストン後退こうたいのためのガスあつ維持いじ機能きのうがあった。しかしながら、発砲はっぽうごとあな徐々じょじょ拡大かくだいしていき機能きのう低下ていかするため、やく200はつごとにオブチュレーターの交換こうかん必要ひつようであった。1962ねんまでにおよそ100セットが製造せいぞうされた。
PBS-1を装着そうちゃくしたAKM。
PBS-1 [139][142][141]
PBS-1(GRAU:6Ch12)は、1962ねん採用さいようされたAKM、AKMSようサプレッサーで、PBSの改良かいりょうがたである。PBSと基本きほんてき構造こうぞうおなじだが、サプレッサーそとからつつがた一体いったい構造こうぞうとし、内部ないぶのバッフル(隔壁かくへき)をそとからとはべつ部品ぶひんしてそとからからせるようになった。これにより、PBSとくら全体ぜんたいてき耐久たいきゅうせい向上こうじょうした。また、オブチュレーターの材質ざいしつ見直みなおされ、低温ていおん耐久たいきゅうせい向上こうじょうした。その機構きこうあつかかたとうについては、PBSとおおむおなじであった。

運用うんようこく[編集へんしゅう]

いちれいのみ紹介しょうかい紛争ふんそう地帯ちたいなどにおいては56しき自動じどうやりなどの他国たこくせい混合こんごうされているものや密造みつぞうひんふくまれている。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでの運用うんよう[編集へんしゅう]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく軍隊ぐんたいでは、てき武器ぶきかんする訓練くんれん特殊とくしゅ作戦さくせん中心ちゅうしんにAKが使用しようされる(イギリスやフランスなど西欧せいおうでもこれにじゅんずる)。

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

AKけいライフルは信頼しんらいせいたかく、あつかいが多少たしょう乱暴らんぼうでも確実かくじつ動作どうさする。これは、ミハイル・カラシニコフ設計せっけい段階だんかい変化へんかんだソ連それん気候きこう想定そうていし、部品ぶひん同士どうしのクリアランスをおおきめにり、多少たしょうどろすな高温こうおんまたは寒冷かんれいにおける金属きんぞく変形へんけい生産せいさん技術ぎじゅつ不足ふそくによる部品ぶひん精度せいど低下ていかきても、問題もんだいなく動作どうさするよう考慮こうりょしたためである。ゆえ極寒ごっかん砂漠さばく地帯ちたい兵士へいしからも信頼しんらいせられている。とく機関きかんは、内側うちがわどろすななどがはいっても、かる水洗みずあらいすれば射撃しゃげきできるほどであった[143]以下いか特徴とくちょうげる。

貫通かんつうりょくたか[編集へんしゅう]

使用しようする弾薬だんやく7.62x39mmだんで、弾頭だんとう重量じゅうりょう西側にしがわ7.62x51mm NATOだん遜色そんしょくない弾頭だんとう重量じゅうりょう初速しょそくがあるため破壊はかいりょくがある。命中めいちゅう精度せいどは、パーツの精度せいど問題もんだいからしゅうだんりつはそれほどたかくないが、命中めいちゅうしたさいのストッピングパワーは充分じゅうぶんである。また破壊はかいりょくがあるため、M16の5.56mm以上いじょう壁面へきめん鉄板てっぱんなども貫通かんつうする。

ユニット故障こしょうすくなさ[編集へんしゅう]

内部ないぶ部品ぶひん極力きょくりょくユニットされており、野外やがい分解ぶんかいするさい部品ぶひん紛失ふんしつしたり、簡単かんたん故障こしょうしたりしないように工夫くふうしてある。このようなじゅう頑丈がんじょうさや簡素かんそ同時どうじ兵士へいし負担ふたんらす。じゅうあつかうのがはじめての人間にんげんでも数時間すうじかんからすう日間にちかん講習こうしゅうければ、100メートルさき標的ひょうてき命中めいちゅうさせられるようになるという。

ただし、部品ぶひん同士どうしのクリアランスがおおきいということは、わるえば「わせがタイトでない」ということの裏返うらがえしでもあり、おなじく世界せかいさんだい突撃とつげきじゅうげられるG3M16系列けいれつ比較ひかくすると、弾丸だんがん拡散かくさんりつ(MOA)はたかい(つまり射撃しゃげき精度せいどわるい)とわざるをない。

初期しょききょく銃床じゅうしょうとマズルジャンプ[編集へんしゅう]

マズルジャンプとは、弾丸だんがん銃口じゅうこうからした瞬間しゅんかん銃口じゅうこうがる現象げんしょうで、射撃しゃげき反動はんどうからしょうじる。この現象げんしょう通常つうじょうじゅうであれば程度ていどはあれかならしょうじるが、AKはきょく銃床じゅうしょうであったため、反動はんどうじかめにくく、マズルジャンプがこりやすかった。同様どうようれいアメリカぐん採用さいようされたM14でも[144]、M14はのM14A1で、AKけいライフルではAKMでいずれもちょく銃床じゅうしょう変更へんこうされ、より反動はんどうめやすく、制御せいぎょしやすい構造こうぞう[ちゅう 16]改良かいりょうされている。

逸話いつわ[編集へんしゅう]

民族みんぞく自決じけつ革命かくめい象徴しょうちょう[編集へんしゅう]

だい世界せかい大戦たいせん弾丸だんがんが7.62mm AK系列けいれつ(AK、AKM)と共通きょうつうすること以外いがい独自どくじ設計せっけいVz 58採用さいようしたチェコスロバキアのぞワルシャワ条約じょうやく機構きこう加盟かめいこく中国ちゅうごく北朝鮮きたちょうせんキューバなどで採用さいようされて、東側ひがしがわ諸国しょこく代表だいひょうする火器かきとなった[ちゅう 17]

武力ぶりょくによって独立どくりつった国家こっかや、政権せいけん奪取だっしゅした革命かくめい政府せいふにとって、AKは戦乱せんらんそよいたたのもしい戦友せんゆうであり、民族みんぞく自決じけつ自主じしゅ独立どくりつ象徴しょうちょうでもある。このため、モザンビークジンバブエひがしティモールのくにあきらにAKの図柄ずがらまれているほどである。とくにモザンビークでは、国旗こっきにもAKのデザインがれられている。国家こっか以外いがいでもレバノンヒズボラコロンビア左翼さよくゲリラコロンビア革命かくめいぐん(FARC)などが組織そしきはたにAKの図柄ずがられている。

また、アメリカ社会しゃかい主義しゅぎライフル協会きょうかい国際こくさい自由じゆう大隊だいたいのような、欧米おうべいはん資本しほん主義しゅぎ団体だんたいのエンブレムにも、AKがもちいられる。

ベトナム戦争せんそうでの活躍かつやく[編集へんしゅう]

写真しゃしんひだりのNavy SEALs隊員たいいん鹵獲ろかくした中国ちゅうごくせいAK(56しき自動じどうやり)をかかえている。

ベトナム戦争せんそうでは、ソビエト連邦れんぽう中国ちゅうごく北朝鮮きたちょうせんなどの東側ひがしがわ諸国しょこくから、きたベトナムぐん(NVA)やみなみベトナム解放かいほう民族みんぞく戦線せんせん(NLF, ベトコン)にけて、大量たいりょうのAKがおくまれた。戦場せんじょう熱帯ねったい雨林うりん沼地ぬまちなど過酷かこく環境かんきょうでも、AKは確実かくじつ動作どうさした。

アメリカ海軍かいぐん特殊とくしゅ部隊ぶたいNavy SEALs」でも、使つかものにならなくなったM16自動じどう小銃しょうじゅうて、鹵獲ろかくしな使用しようするれいがあった。

エア・アメリカでも入手にゅうしゅ経路けいろ不明ふめいであるが、自衛じえいようにAKを使用しようするれいがあった。

中東ちゅうとうやアフリカでの流通りゅうつう[編集へんしゅう]

2011ねんヨルダン川よるだんがわ西岸せいがん地区ちくにてイスラエル警察けいさつ押収おうしゅうしたAKS。細部さいぶ観察かんさつすると、複数ふくすうくに製造せいぞうされたAKSが混在こんざいしていることがかる。

中東ちゅうとうでは、中国ちゅうごくやアメリカのCIA1980年代ねんだいイラン・イラク戦争せんそうアフガニスタンムジャーヒディーンたいして中国ちゅうごくせいAKを大量たいりょう供与きょうよ[145]、この地域ちいき出回でまわ結果けっかとなった。

現在げんざいでも、イラク戦争せんそうにおける北部ほくぶクルドじん勢力せいりょくにはロシアせい装備そうび供与きょうよされているほか、治安ちあん部隊ぶたい装備そうびだい部分ぶぶん安価あんか中国ちゅうごくせいしょう火器かきであり、イランなどがイラク各地かくちシーア武装ぶそう勢力せいりょく供給きょうきゅうしている兵器へいきおおくも中国ちゅうごくせいである。

アフリカ諸国しょこくにおいては、1960年代ねんだい独立どくりつ闘争とうそうさいソ連それん中国ちゅうごく兵器へいき供与きょうよたが、とくソマリアではバーレ政権せいけん崩壊ほうかい軍隊ぐんたいから大量たいりょう武器ぶき武装ぶそう勢力せいりょくなど民間みんかんながれ、またリベリアシエラレオネなど西にしアフリカでは冷戦れいせん終結しゅうけつ1990年代ねんだいリビア政略せいりゃくによりユーゴスラビアやルーマニアといった東欧とうおう諸国しょこくなどから流入りゅうにゅうした兵器へいきしんリビア勢力せいりょく供与きょうよされた。これらのAKがあふれた状況じょうきょうは、内戦ないせん終結しゅうけつむずかしくしている一因いちいんとなっている。

現在げんざいアフガニスタンやイラクで活動かつどうしている特殊とくしゅ部隊ぶたい民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃ(PMSCs)の社員しゃいんには、M16けいではなく7.62mm口径こうけいのAKを使つかものおおい。これは、信頼しんらいせいのみならず、7.62mm口径こうけいこう威力いりょくや、弾薬だんやく部品ぶひん補給ほきゅう容易よういだからでもある。とくにPMSCsはぐんくら部品ぶひん供給きょうきゅうおそいため、故障こしょう破損はそんしても即座そくざ修理しゅうり代替だいたいできるAKの人気にんきたかい。

大量たいりょう破壊はかい兵器へいき象徴しょうちょう[編集へんしゅう]

国際こくさいテロ組織そしきアルカーイダもと指導しどうしゃウサーマ・ビン・ラーディンひだり)のあいじゅうだったAKS74U(2001ねん)。

金属きんぞく材料ざいりょうしち熱処理ねつしょり加工かこう精度せいど表面ひょうめん処理しょり多少たしょうわるくても実戦じっせん使用しようできる品質ひんしつのものが製造せいぞうできてしまうため、発展はってん途上とじょうこくにおいては海賊版かいぞくばん多数たすう出回でまわっており、アムネスティ・インターナショナルなどの団体だんたいによる『コントロール・アームズ・キャンペーン』は、生産せいさん設備せつび拡散かくさんしているために、世界せかいなか不正ふせい武器ぶき商人しょうにん武装ぶそう民兵みんぺい犯罪はんざいしゃがAK-47を容易よういに、大量たいりょう破壊はかい兵器へいきとして紛争ふんそう貧困ひんこん助長じょちょうしていると指摘してきしている。コントロール・アームズが、2006ねん発表はっぴょうした報告ほうこくしょThe AK-47: the world's favourite killing machineAK-47:世界せかい最強さいきょう殺人さつじんマシーン)』によれば、世界中せかいじゅうで 500まん - 700まんちょうほどのAKけいライフルが流通りゅうつうしている[146][147]どう報告ほうこくしょは、これらのAKが多数たすう武装ぶそう勢力せいりょくによる紛争ふんそうテロリスト使用しようされ、発展はってん途上とじょうこく多大ただい被害ひがいをもたらしていると記載きさいしている。

ソビエト連邦れんぽう冷戦れいせん東側ひがしがわ友好国ゆうこうこくたいして大量たいりょうのAKを供与きょうよした。また、一部いちぶ国々くにぐにたいしてはライセンス生産せいさんみとめた。このため、7.62mm口径こうけいのAKは莫大ばくだいかず生産せいさんされており、世界せかいもっと大量たいりょう生産せいさんされた小銃しょうじゅうとなった。とく中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくでは、ソ連それんから購入こうにゅうした生産せいさんライセンスの期限きげんれたのち製造せいぞうつづけ、第三国だいさんごく軍隊ぐんたい供与きょうよあるいは売却ばいきゃくし、中国ちゅうごくせいのAK生産せいさんりょうソ連それんせいのAKを上回うわまわることとなった[148]2004ねんに85さい誕生たんじょうまえに、開発かいはつしゃミハイル・カラシニコフは「中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくがライセンスれにもかかわらず、AK製造せいぞうつづけている。それが紛争ふんそう出回でまわり、AKの評価ひょうかとしているのはかなしいことだ」と、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ取材しゅざいべている[149]

カラシニコフは、このよう使用しよう本意ほんいではなく、「コントロール・アームズ」キャンペーンにせた声明せいめいなかで、「武器ぶき売買ばいばいかんする国際こくさいてき規制きせい欠如けつじょしているため、小型こがた武器ぶき容易ようい世界せかい拡散かくさんし、国防こくぼうのためだけでなく、侵略しんりゃくしゃテロリストなど、あらゆる犯罪はんざいしゃ使用しようされている。わたしは、テレビ犯罪はんざいしゃがカラシニコフをにしているのをとき、どうやってかれらはこの武器ぶきにしたのだろうかと、みずからにつづけている」とべている[147]。カラシニコフはAKをあくまでも国防こくぼうため設計せっけいしたのであり、犯罪はんざい紛争ふんそう使つかわれている現状げんじょうを、しばしばいていた[150]

模造もぞうひん氾濫はんらん[編集へんしゅう]

コロンビア内戦ないせん使用しようされたAK。その大半たいはん中国ちゅうごくせいである。写真しゃしんでも、手前てまえから2~11てい中国ちゅうごくせいAK特有とくゆうのフロントサイトガードやたたしき銃床じゅうしょう確認かくにんできる。

テロリスト傭兵ようへい戦闘せんとういん)が使用しようしているのは、ほとんどがAKの正規せいき・コピーひんである。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく中国ちゅうごく北方ほっぽう工業こうぎょう公司こうしは、ライセンスれのため、改造かいぞう箇所かしょ根拠こんきょ自社じしゃ製品せいひんとしてAKけい製造せいぞうつづけ、なかには民間みんかんけのスポーツ射撃しゃげきようのものまである。

2006ねん時点じてんで、AKの製造せいぞうライセンスをつのは、カラシニコフがせき後述こうじゅつイズマッシュせいのみだが、過去かこにAKのライセンス生産せいさんおこなっていた国々くにぐに大半たいはん製造せいぞう継続けいぞくしており、輸出ゆしゅつもしている。さらに、AKは構造こうぞう単純たんじゅんで、部品ぶひん誤差ごさ許容きょようする設計せっけいから密造みつぞうひんおおく、これら不正規ふせいきひんふくめたAKの総数そうすうは、1おくちょうかるえるのではないかと推測すいそくされているが、正確せいかく生産せいさん規模きぼ把握はあくされていない。

日本にっぽんにおいても、オウム真理教おうむしんりきょう発展はってんがたであるAK74もとじゅう密造みつぞうくわだてた(自動じどう小銃しょうじゅう密造みつぞう事件じけん)ことが発覚はっかくしたが、外観がいかんこそ模倣もほうしたものの、銃身じゅうしん内径ないけい正確せいかく切削せっさくできず、発射はっしゃ危険きけんともな水準すいじゅんのもので、警察けいさつ追及ついきゅうもあって量産りょうさんにはいたらなかった。

イズマッシュのウラジミル・グロデツキーは、2006ねん製品せいひん発表はっぴょうかいで「ロシアせいのAKは世界せかい全体ぜんたい流通りゅうつうしているうちの12%程度ていど」と発言はつげんしている。

パキスタン連邦れんぽう直轄ちょっかつ部族ぶぞく地域ちいきダッラむらでは、旋盤せんばんなどの簡単かんたん工作こうさく機械きかいしかたない「むら鍛冶たんや」のような工房こうぼう製造せいぞうされているが、正規せいきひんことなる材質ざいしつ鋼材こうざいもち熱処理ねつしょり表面ひょうめん処理しょり不充分ふじゅうぶんなため、耐久たいきゅうせいなんがあり、連射れんしゃ銃身じゅうしん加熱かねつすると、部材ぶざいけはじめる水準すいじゅん製品せいひんである。もと傭兵ようへい高部たかべ正樹まさきは、ルーマニアせいAKM(AIM)は弾倉だんそう着脱ちゃくだつなんがあり、またなに弾倉だんそうぶん連射れんしゃすると、銃身じゅうしんがってくると酷評こくひょうされていたことをかたっている。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける流通りゅうつう[編集へんしゅう]

信頼しんらいせいたかさから、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでも根強ねづよ需要じゅようがあり、ひろ流通りゅうつうしている。

アメリカの民生みんせい市場いちばでの流通りゅうつうは、1980年代ねんだいにエジプトせいARMが輸入ゆにゅうされたのが最初さいしょとされ、その中国ちゅうごくせい、ユーゴスラビアせいのAKが輸入ゆにゅうされた。やがてストックトンじゅう乱射らんしゃ事件じけん影響えいきょう中国ちゅうごくせいAK輸入ゆにゅう規制きせいされたが、冷戦れいせん終結しゅうけつともな東欧とうおうせいAKが大量たいりょう輸入ゆにゅうされ、以後いごはロシアせいふくむ、世界せかい各国かっこく製造せいぞうされたAKが流通りゅうつうすることとなった[151]

1995ねんには、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふがAKをアサルト・ウエポン規制きせいほう殺傷さっしょう能力のうりょくたかじゅう規制きせい時限じげん立法りっぽう)の対象たいしょうとし、アメリカ国内こくないにおいて販売はんばい禁止きんしされたものの、2004ねん時限じげんほう失効しっこうしたため、ふたた販売はんばい再開さいかいされた(詳細しょうさいは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくじゅう規制きせい参照さんしょうのこと)。

2010ねんフロリダしゅう自動車じどうしゃ販売はんばいてんでは、トラック1だいにつきAK-47の引換ひきかえけんけて販売はんばいしたところ、おおきくげをばし話題わだいとなった[152]

2014ねんウクライナ騒乱そうらんロシアのクリミア侵攻しんこうはしはっするたいロシア経済けいざい制裁せいさいでは、カラシニコフ関連かんれん製品せいひん輸入ゆにゅう規制きせいふくまれることとなったため、各地かくち銃砲じゅうほうてん需要じゅようしょうじて、AKの在庫ざいこ払底ふっていするさわぎとなった[153]

2016ねんべい企業きぎょうカラシニコフUSAがアメリカ国内こくないでAK-47の製造せいぞうはじめると報道ほうどうされた[154]にいくつのメーカーがそれを追従ついしょうし、アメリカせいAK-47を製造せいぞうはじめた。[155]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 1948ねん1がつ21にちづけ「ソビエト連邦れんぽう軍需ぐんじゅ大臣だいじん命令めいれいだい18-sごう」に、「1943ねんしきだん使用しようする試製しせい自動じどう小銃しょうじゅう」として「АК-47」という記述きじゅつがある[14]量産りょうさん開始かいしまえ種々しゅじゅ公文書こうぶんしょ通信つうしんで「АК-47」という名称めいしょう使用しようされていた[13]。また、量産りょうさん最初さいしょである1949ねんはじごろ製造せいぞうされたAKのうち、レシーバー左側ひだりがわめんにある製造せいぞうしょ記号きごう製造せいぞうねんちゅうこくあいだに、「АК-47」[15]あるいは「АК 47」[16]ちゅうこくされた個体こたい存在そんざいする。
  2. ^ a b カラシニコフによる試製しせい自動じどう小銃しょうじゅうは、テストちゅうにはたんに「カラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう」としかばれておらず、AK-46という名称めいしょう存在そんざいしない。また、AK-47という名称めいしょうは、使用しよう弾薬だんやく変更へんこうしての量産りょうさん指示しじされた1948ねん1がつから翌年よくねん6がつ制式せいしきごろまで使用しようされたものであるため、それ以外いがい期間きかんにAK-47という名称めいしょう使用しようされておらず、またAK-48という名称めいしょう存在そんざいしない[3]
  3. ^ 開発かいはつしゃのカラシニコフは『アームズマガジン』の紙面しめんで、アメリカからの援助えんじょ兵器へいきであるM1カービンから着想ちゃくそうたとかたっている。
  4. ^ ソ連それんはじめとする東側ひがしがわ諸国しょこくでは、過酷かこく環境かんきょうにおいても確実かくじつ銃弾じゅうだん発射はっしゃできるようじゅうよう雷管らいかん点火てんかやくかみなりさん水銀すいぎんもちいているが、かみなりさん水銀すいぎん燃焼ねんしょうつよ腐食ふしょくせいのガスを発生はっせいさせる。
  5. ^ AKの中規模ちゅうきぼ修理しゅうりマニュアルおよび射撃しゃげき教範きょうはん付録ふろくでは、改良かいりょうまえのIがた・IIがた初期しょきIIIがたかく特徴とくちょうをもつAKをまとめて「製造せいぞう初期しょき自動じどう小銃しょうじゅう」または「製造せいぞう初期しょきのAK自動じどう小銃しょうじゅう」と呼称こしょうしている[33][34]
  6. ^ ヴァラクニートとは、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂じゅし含浸がんしんさせたセルロースとう充填じゅうてんざいおおくは繊維状せんいじょう)からなる成形せいけい材料ざいりょう[70]し、特定とくてい物質ぶっしつすものではない。フェノプラストが一般いっぱんにヴァラクニートとばれる[71]が、広義こうぎにはAG-4プレスざいとうふくまれる[72]
  7. ^ 「AMg5V」という名称めいしょうは、アルミニウムマグネシウム合金ごうきんであることをしめす「AMg」(「A」はアルミニウム、「Mg」はマグネシウムをしめす。)と、合金ごうきんちゅうのマグネシウムの割合わりあいしめす「5」(この場合ばあい合金ごうきんちゅうにマグネシウム5 %をふくむことをしめす。)、さらにバナジウム添加てんかされていることをしめす「V」で構成こうせいされている[76]
  8. ^ 修理しゅうりとうによりさい塗装とそうする場合ばあいは、パーツ表面ひょうめんホワイトスピリット脱脂だっし、リンさんしお処理しょりプライマーVL-02にて塗装とそう自然しぜん乾燥かんそうしたのちニグロシン主剤しゅざいとした塗料とりょう塗装とそう自然しぜん乾燥かんそうすることとなっていた[87]
  9. ^ 5.45mmのAK74、AKS74U、RPK74の夜間やかん戦闘せんとう仕様しよう名称めいしょうについては、7.62mmのAK、AKM、RPKとはまたべつ命名めいめい規則きそく存在そんざいする[91]
  10. ^ a b 名称めいしょうにある「L」は、設計せっけいにNSP-3とAKMのふく合体がったいけられたコードネーム「Lavr」(ロシア: Лавр)にもとづいている[57]。「Lavr」は「月桂樹げっけいじゅ厳密げんみつにはゲッケイジュぞく樹木じゅもく)」の
  11. ^ 銃身じゅうしん後部こうぶ消音しょうおんグレネードランチャーようラグにGSN-19(BS-1)後端こうたん着脱ちゃくだつ装置そうちがアクセスできるように、専用せんようロアハンドガード下部かぶにはおおきなあなけられている。
  12. ^ 「SSK」(ロシア: ССК)は、「特殊とくしゅ小銃しょうじゅうシステム」(ロシア: стрелковый специальный комплекс)の
  13. ^ これらの3種類しゅるいじゅうには、5.56mm NATOだん仕様しようのモデルも存在そんざいする。
  14. ^ a b c 3RTs83Kh(5RTs83Kh)とは、RTs83Khを3(5)直列ちょくれつつないだ電池でんちという意味いみである。また、RTsは水銀すいぎん亜鉛あえん電気でんき化学かがくシステムをもちいている電池でんち水銀すいぎん電池でんち)であること、つづく2けた数字すうじはそれぞれセルの規格きかくじょう直径ちょっけいたかさ(83なら直径ちょっけい30.1 mm、たかさ9.4 mm)、最後さいごのKhは耐寒たいかんせい(-40 - +50 ℃まで使用しよう可能かのう)であることをしめ[130]
  15. ^ 全体ぜんたいとして、電圧でんあつ6.0 V、容量ようりょう0.55 Ahの蓄電池ちくでんち1個いっこ見做みなせる。なお、1PN58取扱とりあつかい説明せつめいしょにはこの蓄電池ちくでんちたいする名称めいしょうないが、これは現在げんざいの5D-0.55Sに相当そうとうする。
  16. ^ AKMは銃口じゅうこう先端せんたんななめにったマズルブレーキで銃口じゅうこうがりを軽減けいげんしている[68]
  17. ^ きゅう東側ひがしがわちかいとされた同盟どうめい諸国しょこくにおいても、リビアインドではFN FALが、ミャンマー(ビルマ)ではH&K G3採用さいようされるなど、AK系列けいれつ主力しゅりょく小銃しょうじゅうとしなかったくに少数しょうすうではあるが存在そんざいする。また、はん政府せいふゲリラにおいても、ミャンマーのカレン民族みんぞく解放かいほうぐん、レバノンのレバノン軍団ぐんだん、フィリピンのしん人民じんみんぐんのようにM16を使用しようしているケースもある。これらはAK系列けいれつよりもM16のほう入手にゅうしゅ容易よういであることおも理由りゆうとなっている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g AK技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1952, p. 107.
  2. ^ a b c d e f g h Gun編集へんしゅう 2004, p. 21.
  3. ^ a b c d e f g Pticin, Pavel. “От АК-46 до АК-48 через АК-47. Описание, характеристики, фотографии опытных автоматов Калашникова.” [AK-46からAK-47をてAK-48へ。 カラシニコフ試製しせい自動じどう小銃しょうじゅう解説かいせつ特徴とくちょう写真しゃしん。] (ロシア). 2023ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  4. ^ a b AK技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1952, pp. 3–4.
  5. ^ Iannamico 2016, pp. 1–2.
  6. ^ ロットマン 2018, pp. 120–121.
  7. ^ Killicoat, Phillip (2007ねん4がつ). “Weaponomics: The Global Market for Rifles” (PDF). World Bank Policy Research Working Paper 4202 (Post-Conflict Transitions Working Paper No. 10). オックスフォおっくすふぉド大学どだいがく. p. 3. 2012ねん1がつ12にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん7がつ3にち閲覧えつらん
  8. ^ Popenker, Maxim. Eldar Khanseidov: “Автомат Калашникова: 70 лет на страже мира” [カラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう平和へいわまもつづけた70ねん] (ロシア). Kalashnikov Media. 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  9. ^ AK技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1952, p. 3.
  10. ^ a b 射撃しゃげき教範きょうはん付録ふろく 1976, p. 3.
  11. ^ a b 予備よび部品ぶひん規則きそく 1974, pp. 24–31.
  12. ^ a b c d e Iannamico 2016, p. 1.
  13. ^ a b c d e f g h i Popenker.
  14. ^ a b Pticin, Pavel. “Весьма редкий документ по АК-47” [AK-47にかんする非常ひじょう貴重きちょう資料しりょう] (ロシア). 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  15. ^ Pticin 2021, p. 10.
  16. ^ Pticin, Pavel. “Клейма и маркировки автоматов и ручных пулеметов Калашникова, произведенных в СССР/России. Описания, фотографии” [ソ連それん/ロシアで製造せいぞうされたカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうおよびけい機関きかんじゅう刻印こくいんとマーキング。解説かいせつ写真しゃしん] (ロシア). 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  17. ^ a b ホビージャパン 2007, p. 70.
  18. ^ a b ロットマン 2018, p. 58.
  19. ^ ホビージャパン 2014, p. 66.
  20. ^ Biography”. M.T. Kalashnikov Museum and Exhibition Small Arms Complex. 2015ねん4がつ28にち閲覧えつらん
  21. ^ Iannamico 2016, pp. 872–873.
  22. ^ ホビージャパン 2014, p. 63-65.
  23. ^ a b c d Gun編集へんしゅう 2004, p. 11.
  24. ^ Gun編集へんしゅう 2004, pp. 10–11.
  25. ^ a b c d Gun編集へんしゅう 2004, p. 10.
  26. ^ Gun編集へんしゅう 2004, p. 16.
  27. ^ ロットマン 2018, pp. 52–53.
  28. ^ 予備よび部品ぶひん規則きそく 1974, pp. 28–31.
  29. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん付録ふろく 1976, pp. 79, 82.
  30. ^ 10 things you never knew about AK47 Kalashnikov rifle that has killed more people than any other gun”. デイリー・ミラー. 2016ねん9がつ29にち閲覧えつらん "7. The Kalashnikov rifle is in the “Guinness Book of Records” as the most common weapon in the world. Currently, there are about 100 million AK. This means that 60 adult inhabitants of our planet have on one machine."
  31. ^ ゴードン・ロットマン(Gordon L. Rottman)
  32. ^ カラシニコフ”. コトバンク. 2019ねん9がつ29にち閲覧えつらん
  33. ^ AK中規模ちゅうきぼ修理しゅうりマニュアル 1970, pp. 3–4, 17, 19–20, 22–23, 30, 34, 37, 47, 54–55, 58–59, 61–62, 68–72, 75, 77–79, 81, 83, 85, 88, 92, 96–98, 100, 109, 115, 117–118, 121, 126–129, 132, 138, 151, 153–155, 157, 165, 187–189.
  34. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん付録ふろく 1976, pp. 49, 52–53, 55–56, 94–95, 106–107, 109, 111, 137.
  35. ^ Iannamico 2016, p. 53.
  36. ^ Iannamico 2016, pp. 53, 59.
  37. ^ a b Iannamico 2016, p. 62.
  38. ^ a b c ホビージャパン 2014, p. 12.
  39. ^ ホビージャパン 2014, pp. 10–12.
  40. ^ Iannamico 2016, p. 64.
  41. ^ Gun編集へんしゅう 2004, pp. 12–13, 15.
  42. ^ a b Iannamico 2016, p. 78.
  43. ^ Gun編集へんしゅう 2004, pp. 13, 15.
  44. ^ Iannamico 2016, pp. 78–79, 91.
  45. ^ a b Iannamico 2016, p. 79.
  46. ^ ロットマン 2018, p. 56.
  47. ^ AK中規模ちゅうきぼ修理しゅうりマニュアル 1970, p. 6.
  48. ^ ホビージャパン 2014, p. 13.
  49. ^ a b c d e f g h i j 射撃しゃげき教範きょうはん:AKM/AKMS 1970, pp. 156–157.
  50. ^ Gun編集へんしゅう 2004, p. 13.
  51. ^ Iannamico 2016, pp. 791–794.
  52. ^ ホビージャパン 2014, pp. 12–13.
  53. ^ ホビージャパン 2007, pp. 94–95.
  54. ^ Iannamico 2016, p. 71.
  55. ^ ゆか 2013, p. 207.
  56. ^ Podgornov 2019, pp. 1, 2, 12.
  57. ^ a b c Podgornov 2019, p. 1.
  58. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん:AKM/AKMS 1970, pp. 3–4.
  59. ^ Iannamico 2016, pp. 104–105.
  60. ^ ゆか 2021, pp. 28–33.
  61. ^ ホビージャパン 2014, pp. 14–16.
  62. ^ ホビージャパン 2007, pp. 10–11.
  63. ^ Gun編集へんしゅう 2004, p. 12.
  64. ^ a b ゆか 2021, p. 33.
  65. ^ a b c ホビージャパン 2007, p. 10-11.
  66. ^ Iannamico 2016, pp. 108–111.
  67. ^ Iannamico 2016, p. 113.
  68. ^ a b c Gun編集へんしゅう 2004, p. 20.
  69. ^ Iannamico 2016, pp. 119–120.
  70. ^ Voloknit”. Farlex, Inc.. 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  71. ^ Фенопласт (Волокнит)” [フェノプラスト(ヴァラクニート)] (ロシア). ООО "Стайл групп". 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  72. ^ GOST 20437-89 1990, p. 1.
  73. ^ a b c Pticin, Pavel. “Ижевский штык-нож 6Х4 из полиамида-6 для АК. Описание, история, фотографии” [AKようポリアミド6せいイジェフスク銃剣じゅうけん​​6Kh4。解説かいせつ歴史れきし写真しゃしん] (ロシア). 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  74. ^ ВОЛОКНИТЫ” [ヴァラクニート] (ロシア). XuMuK.ru. 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  75. ^ Гук, Руслан (2022ねん1がつ2にち). “Боевые полимеры для АК” [AKようコンバットポリマー] (ロシア). 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  76. ^ SN 113-60 1961, p. 70.
  77. ^ SN 113-60 1961, p. 6.
  78. ^ Pticin, Pavel (2022ねん4がつ12にち). “История легких магазинов к автомату Калашникова” [カラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうようけい合金ごうきん弾倉だんそう歴史れきし] (ロシア). 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  79. ^ Pticin, Pavel (2023ねん4がつ12にち). “Магазин из легкого сплава к автомату Калашникова” [カラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうようけい合金ごうきん弾倉だんそう] (ロシア). 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  80. ^ Iannamico 2016, pp. 794–795, 798.
  81. ^ GOST 20437-89 1990, pp. 2–3.
  82. ^ Прессматериалы АГ-4В, АГ-4С” [プレスざいAG-4V、AG-4S] (ロシア). 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  83. ^ Iannamico 2016, pp. 120, 795–800.
  84. ^ Kokalis, Peter (2001). Weapons Tests And Evaluations: The Best Of Soldier Of Fortune. Paladin Press. pp. 45,49 
  85. ^ Pticin, Pavel. “Магазин пластмассовый к АКМ (6Л10). Комплект заводских чертежей. 1968 г.” [AKMようプラスチックマガジン(6L10)。工場こうじょう図面ずめん一式いっしき。1968ねん。] (ロシア). 2024ねん5がつ24にち閲覧えつらん
  86. ^ a b Iannamico 2016, p. 119.
  87. ^ 共通きょうつうマニュアルだい1 1982, pp. 482–486.
  88. ^ Iannamico 2016, pp. 84, 87.
  89. ^ ロットマン 2018, p. 60.
  90. ^ a b Podgornov 2019, pp. 2–3, 6, 12.
  91. ^ AK74/RPK74説明せつめいしょ 2001, p. 3.
  92. ^ Podgornov 2019, pp. 1–3, 6, 12.
  93. ^ a b c NSP-3取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1968, p. 4.
  94. ^ Podgornov 2019, pp. 2–3, 12.
  95. ^ a b 1PN34取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1977, p. 5.
  96. ^ a b 1PN51取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1991, p. 3.
  97. ^ Podgornov 2019, pp. 12.
  98. ^ a b c 1PN58取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1985, p. 3.
  99. ^ a b Pticin, Pavel. “Автомат военного времени 6П1В (модель 1970 г.). Статья Павла П. 2021 г.” [戦時せんじ自動じどう小銃しょうじゅう6P1V(1970ねんモデル)。Pavel P.による2021ねん記事きじ。] (ロシア). 2023ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  100. ^ a b Pticin, Pavel. “Приказ Министра обороны СССР №232 от 7 сентября 1962 г. О принятии на вооружение Советской Армии авт” [ソ連それんぐん自動じどう小銃しょうじゅう採用さいようかんする1962ねん9がつ7にちづけソビエト連邦れんぽう国防こくぼう大臣だいじん命令めいれいだい232ごう] (ロシア). 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん
  101. ^ a b Podgornov 2019, pp. 2, 6, 12.
  102. ^ PBS技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1972, pp. 10–11, 14.
  103. ^ a b c Korablin 2001, pp. 15–19.
  104. ^ NO Assoc. DEAL 2010, pp. 222–225.
  105. ^ a b The legend of AKMSU – mysterious AK that never was”. The Firearm Blog. 2022ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  106. ^ ARCUS Co. - Products”. 2015ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  107. ^ 40x46mm ARSENAL Underbarrel Grenade Launcher - UBGL-M6”. 2015ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  108. ^ 40mm granatniki jednostrzałowe”. 2015ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  109. ^ a b NAP1技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1956, p. 3.
  110. ^ Iannamico 2016, pp. 943, 947.
  111. ^ a b c NAP1技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1956, p. 6.
  112. ^ a b Iannamico 2016, p. 947.
  113. ^ NAP1技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1956, p. 10.
  114. ^ NAP1技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1956, p. 21.
  115. ^ NAP1技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1956, pp. 20–21.
  116. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん暗視装置あんしそうち 1958, p. 15.
  117. ^ 暗視装置あんしそうち説明せつめいしょ 1986, pp. 40–41.
  118. ^ Iannamico 2016, pp. 943–944, 947–948.
  119. ^ a b c d e 射撃しゃげき教範きょうはん暗視装置あんしそうち 1958, p. 123.
  120. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん暗視装置あんしそうち 1958, p. 124.
  121. ^ 射撃しゃげき教範きょうはん暗視装置あんしそうち 1958, pp. 12–13.
  122. ^ Iannamico 2016, pp. 948–949, 952.
  123. ^ NSP-3取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1968, pp. 5–7.
  124. ^ NSP-3取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1968, p. 5.
  125. ^ NSP-3取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1968, p. 23.
  126. ^ a b Iannamico 2016, p. 952.
  127. ^ 1PN34取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1981, p. 3.
  128. ^ Iannamico 2016, pp. 950, 952–954.
  129. ^ 1PN34取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1981, p. 4.
  130. ^ Элементы и батареи для малогабаритных приемопередатчиков, радиоприемников, аппаратуры связи и другой аппаратуры” [小型こがたトランシーバー、ラジオ受信じゅしん通信つうしん機器ききならびにその機器ききようのセルおよび電池でんち] (ロシア). Mashinform.ru. 2023ねん7がつ17にち閲覧えつらん
  131. ^ 1PN34取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1981, pp. 4–5, 19, 22–24.
  132. ^ AKS74U説明せつめいしょ 1992, p. 3.
  133. ^ Iannamico 2016, pp. 951–952, 955.
  134. ^ a b 1PN58取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1985, p. 4.
  135. ^ 1PN58取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1985, pp. 5, 9, 12, 30–31.
  136. ^ 1PN51取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1991, p. 5.
  137. ^ 1PN51取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1991, pp. 5–6.
  138. ^ 1PN51取扱とりあつかい説明せつめいしょ 1991, pp. 6–7, 9, 14, 28–29.
  139. ^ a b PBS技術ぎじゅつ説明せつめいしょ 1972.
  140. ^ Iannamico 2016, pp. 934–937.
  141. ^ a b Ponomarov 2010, pp. 58–62.
  142. ^ Iannamico 2016, pp. 935–940.
  143. ^ Gun編集へんしゅう 2004, p. 15.
  144. ^ 津野つのせら光男みつおまぼろし自動じどう小銃しょうじゅうろくよんしき小銃しょうじゅうのすべて』光人みつひとしゃ光人みつひとしゃNF文庫ぶんこ〉、2006ねんISBN 978-4769824909 
  145. ^ Bobi Pirseyedi (1 January 2000). The Small Arms Problem in Central Asia: Features and Implications. United Nations Publications UNIDIR. p. 16. ISBN 978-92-9045-134-1.
  146. ^ The AK-47: the world's favourite killing machine” (PDF). controlarms.org (2006ねん6がつ26にち). 2011ねん10がつ12にち閲覧えつらん
  147. ^ a b AK-47:世界せかいもっと野放のばなしになっている武器ぶき” (2006ねん6がつ27にち). 2015ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  148. ^ 中国ちゅうごくたいロシア:どちらのAKがすぐれているか”. ロシア・ビヨンド. (2019ねん4がつ5にち). https://jp.rbth.com/science/81844-chuugoku-ta-roshia-dochira-no-ak-ga-sugureteiru 2019ねん7がつ16にち閲覧えつらん 
  149. ^ “「紛争ふんそう自分じぶんじゅうかなしい」自動じどう小銃しょうじゅうAK47の開発かいはつしゃ. 朝日新聞あさひしんぶん (朝日新聞社あさひしんぶんしゃ). (2004ねん11月21にち). オリジナルの2004ねん11月23にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20041123033642/http://www.asahi.com/international/update/1121/002.html 2015ねん4がつ9にち閲覧えつらん 
  150. ^ “カラシニコフ死去しきょ 自動じどう小銃しょうじゅう「AK47」を開発かいはつ. 朝日新聞あさひしんぶん (朝日新聞社あさひしんぶんしゃ). http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312230324.html 2015ねん4がつ9にち閲覧えつらん 
  151. ^ ホビージャパン 2014, p. 28.
  152. ^ くるまのおまけは自動じどう小銃しょうじゅうべい自動車じどうしゃてん仰天ぎょうてんキャンペーン”. AFPBBNews (フランス通信つうしんしゃ). (2010ねん11月16にち). https://www.afpbb.com/articles/-/2775466?pid=6469878 2014ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん 
  153. ^ 米国べいこくでAK-47の増加ぞうか、ロシア制裁せいさいみか”. CNN (CNN). (2014ねん7がつ19にち). http://www.cnn.co.jp/usa/35051118.html?tag=top;topStories 2014ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん 
  154. ^ ロシアまれのカラシニコフ、べいフロリダしゅう製造せいぞう開始かいし”. CNN.co.jp. 2020ねん2がつ17にち閲覧えつらん
  155. ^ American-Made AK-47 Rifles Compete - Gun Tests Article”. Gun Tests. 2020ねん2がつ17にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • ゆか雅美まさみ『AK-47&カラシニコフ・バリエーション』だい日本にっぽん絵画かいが、1991ねん12月。ISBN 978-4-499-20582-5 
  • ゆか雅美まさみ最新さいしん軍用ぐんようじゅう辞典じてん並木なみき書房しょぼう、2013ねんISBN 9784890633036 
  • 松本まつもと仁一ひとかず『カラシニコフ』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2004ねん7がつ16にちISBN 978-4-02-257929-4 
  • 松本まつもと仁一ひとかず『カラシニコフ II』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2006ねん5がつ3にちISBN 978-4-02-250165-3 
    • 文庫ぶんこばん 『カラシニコフ II』朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん朝日あさひ文庫ぶんこ〉、2008ねん7がつ4にちISBN 978-4-02-261575-6 
  • ホッジス, マイケル ちょ戸田とだ裕之ひろゆき わけ『カラシニコフじゅうAK47の歴史れきし河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2009ねん6がつ30にちISBN 978-4-309-22510-4 
  • ジョリー, エレナ ちょ山本やまもと知子ともこ やく『カラシニコフ自伝じでん 世界一せかいいち有名ゆうめいじゅうつくったおとこ朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん朝日あさひ新書しんしょ106〉、2008ねん4がつ11にち、245ぺーじISBN 978-4-02-273206-4 
  • ロットマン, ゴードン ちょゆか雅美まさみ, 加藤かとうたかし やく『AK-47ライフル ―最強さいきょうのアサルト・ライフル―』並木なみき書房しょぼう、2018ねんISBN 978-4-89063-370-8 
  • 『カラシニコフ・ライフルとロシアぐん銃器じゅうきたち』ホビージャパン、2007ねんISBN 978-4894255234 
  • 『AKライフルの軌跡きせき 追悼ついとう ミハエル・カラシニコフ』ホビージャパン、2014ねんISBN 9784798607702 
  • Gun編集へんしゅう「AK 47 きゅうソ連それんせいオリジナル・モデル」『月刊げっかんGun』だい43かんだい11ごう国際こくさい出版しゅっぱん、2004ねん10がつ、8-23ぺーじ 
  • ゆか雅美まさみ「カラシニコフバリエーション Part1」『Gun Professionals』、ホビージャパン、2021ねん9がつ、22-39ぺーじ 
  • Iannamico, Frank (2016). AK-47: the Grim Reaper (2nd ed.). ISBN 978-0-9823918-5-3 
  • Russian Close Combat Weapon. NO "Association "Defense Enterprises Assistance League". (2010). ISBN 978-5-904540-04-3 
  • Pticin, Pavel (2021). AK Markings: Complete guide to AK and AK-47 markings. http://www.ak-info.ru/joomla/index.php/uses/12-spravka/94-akmarkings 
  • Korablin, Viktor (2001). “БЕСШУМНЫЙ гранатомёт [消音しょうおん擲弾発射はっしゃ]” (ロシア). МАСТЕР РУЖЬЁ (ЗАО «МДП «МААРТ») 2001 (51). 
  • Podgornov, Konstantin (2019-05). “Планки для приборов ночного видения на автоматах и ручных пулемётах Калашникова [カラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅうおよびけい機関きかんじゅう暗視装置あんしそうちようレール]” (ロシア). Оружие (Техника — молодёжи) 2019 (6). ISSN 1728-9203. 
  • Ponomarov, Yuriy (2010). “Биография ПБС [PBS伝記でんき]” (ロシア). КАЛАШНИКОВ. Оружие, боеприпасы, снаряжение (ООО «Азимут») 2010 (10). 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1952) (ロシア). 7,62-мм АВТОМАТ КАЛАШНИКОВА (АК): РУКОВОДСТВО СЛУЖБЫ [7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AK):技術ぎじゅつ説明せつめいしょ] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1956) (ロシア). НОЧНОЙ СТРЕЛКОВЫЙ ПРИЦЕЛ НАП1: РУКОВОДСТВО СЛУЖБЫ [NAP1:技術ぎじゅつ説明せつめいしょ] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1958) (ロシア). НАСТАВЛЕНИЕ ПО СТРЕЛКОВОМУ ДЕЛУ: ПРИБОРЫ НОЧНОГО ВИДЕНИЯ [射撃しゃげき教範きょうはん暗視装置あんしそうち]  - NSP-2/PPN-2の説明せつめいしょ
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1968) (ロシア). ПРИЦЕЛ НСП-3: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ [NSP-3:技術ぎじゅつてき解説かいせつおよび取扱とりあつかい説明せつめいしょ] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1970) (ロシア). 7,62-мм АВТОМАТ КАЛАШНИКОВА (АК): РУКОВОДСТВО ПО СРЕДНЕМУ РЕМОНТУ [7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AK):中規模ちゅうきぼ修理しゅうりマニュアル] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1970) (ロシア). НАСТАВЛЕНИЕ ПО СТРЕЛКОВОМУ ДЕЛУ: 7,62-мм МОДЕРНИЗИРОВАННЫЙ АВТОМАТ КАЛАШНИКОВА (АКМ и АКМС): Издание третье, исправленное и дополненное [射撃しゃげき教範きょうはん:7.62mm近代きんだいカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AKMおよびAKMS):だい3はん改訂かいてい補遺ほい] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1972) (ロシア). ПРИБОР ДЛЯ БЕЗЗВУЧНОЙ И БЕСПЛАМЕННОЙ СТРЕЛЬБЫ ИЗ 7,62-мм МОДЕРНИЗИРОВАННЫХ АВТОМАТОВ КАЛАШНИКОВА (АКМ и АКМС): РУКОВОДСТВО СЛУЖБЫ (Издание второе) [7.62mm近代きんだいカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AKMおよびAKMS)よう消音しょうおん消炎しょうえん射撃しゃげき装置そうち技術ぎじゅつ説明せつめいしょだい2はん)]  - PBS/PBS-1の説明せつめいしょ
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1974) (ロシア). СБОРНИК №1 НОРМ СОДЕРЖАНИЯ ЗИП К СТРЕЛКОВОМУ ОРУЖИЮ, ГРАНАТОМЕТАМ, БЕЗОТКАТНЫМ ОРУДИЯМ, 82-мм, 107-мм И 120-мм МИНОМЕТАМ [カタログ№1 しょう火器かき、擲弾発射はっしゃ反動はんどうほう、82mm、107mm および 120mm迫撃はくげきほう予備よび部品ぶひん内容ないようかんする規則きそく] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1976) (ロシア). 7,62-мм АВТОМАТЫ КАЛАШНИКОВА АК и АКС, 7,62-мм МОДЕРНИЗИРОВАННЫЕ АВТОМАТЫ КАЛАШНИКОВА АКМ и АКМС, 7,62-мм РУЧНЫЕ ПУЛМЕТЫ КАЛАШНИКОВА РПК и РПКС: ДОПОЛНЕНИЕ К НАСТАВЛЕНИЯМ ПО СТРЕЛКОВОМУ ДЕЛУ [7.62mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AKおよびAKS)、7.62mm近代きんだいカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう(AKMおよびAKMS)、7.62mmカラシニコフけい機関きかんじゅう(RPKおよびRPKS):射撃しゃげき教範きょうはん付録ふろく] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1981) (ロシア). ИЗДЕЛИЕ НСПУ (индекс 1ПН34): ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ: АЛ3.812.033 ТО [装置そうちNSPU(インデックス1PN34):技術ぎじゅつてき解説かいせつおよび取扱とりあつかい説明せつめいしょ:AL3.812.033 TO] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1982) (ロシア). ОБЩЕЕ РУКОВОДСТВО ПО РЕМОНТУ РАКЕТНО-АРТИЛЛЕРИЙСКОГО ВООРУЖЕНИЯ: ЧАСТЬ 1: ОБЩАЯ ЧАСТЬ [ロケット・砲兵ほうへい兵器へいき修理しゅうりかんする共通きょうつうマニュアル:だい1共通きょうつう部分ぶぶん] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1985) (ロシア). ИЗДЕЛИЕ 1ПН58: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ: АЛ3.812.106 ТО [装置そうち1PN58:技術ぎじゅつてき解説かいせつおよび取扱とりあつかい説明せつめいしょ:AL3.812.106 TO] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1986) (ロシア). РУКОВОДСТВО ПО НОЧНЫМ ПРИЦЕЛАМ К СТРЕЛКОВОМУ ОРУЖИЮ И РУЧНЫМ ГРАНАТОМЕТАМ [しょう火器かきおよび携帯けいたいしき擲弾発射はっしゃ器用きよう暗視装置あんしそうち説明せつめいしょ]  - PPN-1/NSP-2/PPN-2/NSP-3/PPN-3/PGN-1/NSPUの説明せつめいしょ
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1991) (ロシア). Изделие 1ПН51: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ: АЛ3.812.076 ТО [装置そうち1PN51:技術ぎじゅつてき解説かいせつおよび取扱とりあつかい説明せつめいしょ:AL3.812.076 TO] 
  • ソビエト連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (1992) (ロシア). РУКОВОДСТВО ПО 5,45-мм АВТОМАТУ КАЛАШНИКОВА УКОРОЧЕННОМУ АКС74У (АКС74УН2) [5.45mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう短縮たんしゅくがた AKS74U (AKS74UN2) 説明せつめいしょ] 
  • ロシア連邦れんぽう国防省こくぼうしょう (2001) (ロシア). РУКОВОДСТВО ПО 5,45-мм АВТОМАТАМ КАЛАШНИКОВА АК74, АК74М, АКС74, АКС74У, АК74Н, АК74Н1, АК74Н2, АК74Н3, АКС74Н, АКС74Н1, АКС74Н2, АКС74Н3, АКС74УН2 И 5,45-мм РУЧНЫМ ПУЛЕМЕТАМ КАЛАШНИКОВА РПК74, РПК74М, РПКС74, РПК74Н, РПК74Н1, РПК74Н2, РПК74Н3, РПКС74Н, РПКС74Н1, РПКС74Н2, РПКС74Н3 [5.45mmカラシニコフ自動じどう小銃しょうじゅう AK74, AK74M, AKS74, AKS74U, AK74N, AK74N1, AK74N2, AK74N3, AKS74N, AKS74N1, AKS74N2, AKS74N3, AKS74UN2 ならびに 5.45mmカラシニコフけい機関きかんじゅう RPK74, RPK74M, RPKS74, RPK74N, RPK74N1, RPK74N2, RPK74N3, RPKS74N, RPKS74N1, RPKS74N2, RPKS74N3 説明せつめいしょ] 
  • ソビエト連邦れんぽう国家こっか標準ひょうじゅん委員いいんかい (1990) (ロシア). ГОСУДАРСТВЕННЫЙ СТАНДАРТ СОЮЗА ССР: МАТЕРИАЛ ПРЕССОВОЧНЫЙ АГ-4 ТЕХНИЧЕСКИЕ УСЛОВИЯ: ГОСТ 20437-89 [ソビエト連邦れんぽう国家こっか規格きかく:プレスざいAG-4技術ぎじゅつてき要件ようけん:GOST 20437-89] 
  • ソ連それん閣僚かくりょう会議かいぎ国家こっか建設けんせつ委員いいんかい (1961) (ロシア). ТЕХНИЧЕСКИЕ УСЛОВИЯ ПРОЕКТИРОВАНИЯ КОНСТРУКЦИЙ ИЗ АЛЮМИНИЕВЫХ СПЛАВОВ: СН 113-60 [アルミニウム合金ごうきんせい構造こうぞうぶつ設計せっけいかんする技術ぎじゅつてき要件ようけん:SN 113-60] 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

AKの基本きほん構造こうぞうをもとにしたソ連それん・ロシアせいじゅう[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]