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象 ぞう の糞 くそ
チェコ ・プラハ の街頭 がいとう に設置 せっち された、犬 いぬ の糞 くそ を捨 す てるための紙袋 かみぶくろ と箱 はこ 。
糞 くそ (くそ 、ふん 。※「くそ」の別 べつ 表記 ひょうき :屎 )とは、動物 どうぶつ の消化 しょうか 管 かん から排出 はいしゅつ される固体 こたい 状 じょう の排泄 はいせつ 物 ぶつ (屎尿 しにょう )。
概要 がいよう
糞便 ふんべん (ふんべん)、大便 だいべん (だいべん)、便 びん (べん)、俗 ぞく にうんこ 、うんち [* 1] 、ばば や、大便 だいべん から転 てん じ大 だい などとも呼 よ ばれる。しかし、硬 かた さや大 おお きさ、成分 せいぶん などの違 ちが いで呼 よ び名 な を使 つか い分 わ けている訳 わけ ではない[1] 。
食 た べ物 もの や動物 どうぶつ の違 ちが いで、糞 くそ の形 かたち や大 おお きさ、成分 せいぶん 、臭 にお い等 とう に違 ちが いがあるが、特異 とくい な例 れい では、ウォンバット は立方体 りっぽうたい に近 ちか い形 かたち の糞 くそ をすることがある。
人間 にんげん の文化 ぶんか において、糞 くそ は多 おお くの場合 ばあい 、禁忌 きんき されるべき不浄 ふじょう の存在 そんざい として扱 あつか われる。不快 ふかい な臭 くさ い を発 はっ し、特 とく に衛生 えいせい 面 めん から見 み た場合 ばあい 、伝染 でんせん 病 びょう の病原 びょうげん 体 たい を含 ふく んだ糞 くそ は典型 てんけい 的 てき かつ危険 きけん な感染 かんせん 源 げん である。このことから、クソ など、糞便 ふんべん を指 さ す語彙 ごい やそれを含 ふく む成句 せいく は、しばしば、取 と るに足 た らない物 もの 、無意味 むいみ な物 もの 、役立 やくだ たない物 もの 、侮蔑 ぶべつ すべき物 もの などを形容 けいよう するのに用 もち いられる。
しかし一方 いっぽう で、地域 ちいき や時代 じだい によっては、糞便 ふんべん は肥料 ひりょう 、飼料 しりょう 、燃料 ねんりょう 、建築 けんちく 資材 しざい の材料 ざいりょう 、化粧 けしょう 品 ひん 、医薬品 いやくひん 原料 げんりょう などとしても利用 りよう されてきた。近年 きんねん [いつ? ] では生物 せいぶつ 学 がく 的 てき な循環 じゅんかん (リサイクル) において排泄 はいせつ 物 ぶつ を資源 しげん として捉 とら え、例 たと えば、宇宙 うちゅう ステーション などの閉鎖 へいさ 環境 かんきょう において有効 ゆうこう に活用 かつよう する手段 しゅだん などの研究 けんきゅう も広 ひろ く行 おこな われている。また、一部 いちぶ の動物 どうぶつ では自分 じぶん や親 おや の糞 くそ を食 た べたり、他 た の動物 どうぶつ の糞 くそ を栄養 えいよう 源 げん とすることが見 み られる。
糞便 ふんべん に関 かん する研究 けんきゅう ・興味 きょうみ 分野 ぶんや は、糞便 ふんべん 学 がく (スカトロジー) という。
生物 せいぶつ 学 がく 的 てき 側面 そくめん から見 み た糞 くそ
糞便 ふんべん の内容 ないよう 物 ぶつ は、水分 すいぶん 、新陳代謝 しんちんたいしゃ によってはがれた腸 ちょう 内 うち 細胞 さいぼう 、大腸菌 だいちょうきん などの腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん 、胆汁 たんじゅう などの体内 たいない 分泌 ぶんぴつ 液 えき 、摂取 せっしゅ した食物 しょくもつ のうち消化 しょうか しきれなかったもの(食物 しょくもつ 繊維 せんい など)、または体内 たいない に蓄積 ちくせき していた毒素 どくそ などである。未 み 消化 しょうか 物 ぶつ の組成 そせい は摂取 せっしゅ した食物 しょくもつ により左右 さゆう される。
人間 にんげん の場合 ばあい 、便 びん を構成 こうせい する成分 せいぶん のうち食物 しょくもつ の残滓 ざんし は重量 じゅうりょう 比 ひ にしてわずか約 やく 5%に過 す ぎない。水分 すいぶん が約 やく 60%を占 し め、次 つぎ に多 おお いのが腸 ちょう 壁 かべ 細胞 さいぼう の死骸 しがい で15-20%。また、細菌 さいきん 類 るい の死骸 しがい も食物 しょくもつ の残滓 ざんし より多 おお く10-15%である。
糞 くそ の量 りょう ・形 かたち ・色 いろ ・臭 にお い等 とう は動物 どうぶつ 種 しゅ 、また個体 こたい によって様々 さまざま であり、体調 たいちょう によっても大 おお きく変化 へんか する。人間 にんげん の場合 ばあい 、1日 にち に平均 へいきん して100‐250グラムほどを排出 はいしゅつ するが、体調 たいちょう の関係 かんけい で、大量 たいりょう に出 で たり、何 なん 日 にち も出 で ないこともある。水分 すいぶん が多 おお い場合 ばあい は液状 えきじょう になることもあり、その場合 ばあい は下痢 げり といわれる。長期間 ちょうきかん 出 で ない状態 じょうたい は便秘 べんぴ (宿便 しゅくべん )と呼 よ ばれ、中毒 ちゅうどく 症状 しょうじょう を起 お こすこともあり、極 きわ めて稀 まれ ではあるが、便秘 べんぴ による死亡 しぼう 例 れい もある。下痢 げり や便秘 べんぴ 、血便 けつべん 等 ひとし の便 びん の異常 いじょう は、特 とく に長期間 ちょうきかん 続 つづ く場合 ばあい 、病気 びょうき の兆候 ちょうこう として注意 ちゅうい される。
病気 びょうき
オストメイト用 よう トイレなどの設備 せつび があることを示 しめ すピクトグラム (オストメイトマーク)
また、排便 はいべん に支障 ししょう がでる病気 びょうき では、腹部 ふくぶ などに外科 げか 的 てき にストーマ という人工 じんこう 肛門 こうもん ・人工 じんこう 膀胱 ぼうこう を造 みやつこ 設 しつらえ する人工 じんこう 肛門 こうもん 造 づくり 設 しつらえ 術 じゅつ (英語 えいご 版 ばん ) を行 おこな う。その場合 ばあい 、腹部 ふくぶ から垂 た れ流 なが しでパウチ(ストーマ袋 ぶくろ )へ排便 はいべん を行 おこな う。このような、ストーマを持 も つ人 ひと はオストメイト と呼 よ ばれる。
形状 けいじょう
人間 にんげん の場合 ばあい 、楕円 だえん 形 かたち から棒状 ぼうじょう で、その太 ふと さや長 なが さは体調 たいちょう などによっても変化 へんか する。食物 しょくもつ 繊維 せんい 、炭水化物 たんすいかぶつ を多 おお く摂取 せっしゅ すると便 びん は太 ふと く大 おお きくなり、高 こう カロリー、高 こう 脂肪 しぼう の割 わり に食物 しょくもつ 繊維 せんい や微量 びりょう 栄養素 えいようそ の少 すく ないジャンクフード を食 た べていると、便 びん は細 ほそ くなる傾向 けいこう がある。また、幼少 ようしょう 時 じ は括約筋 かつやくきん の調節 ちょうせつ が利 き きにくいために、体格 たいかく に対 たい して便 びん は太 ふと く形成 けいせい され、年齢 ねんれい を重 かさ ねると括約筋 かつやくきん の弛緩 しかん により、相対 そうたい 的 てき に便 びん は細 ほそ くなる傾向 けいこう がある。
人 ひと のものと似 に た便 びん を出 だ す動物 どうぶつ 種 しゅ に、イヌ ・ネコ ・サル ・ウシ ・ウマ などがある。クマ などではより液体 えきたい のような便 びん をする。これらとは異 こと なった特徴 とくちょう の便 びん をするものに、ウサギ やヤギ 、シカ などがあり、いずれも固形 こけい 物 ぶつ 状 じょう の糞 くそ をする。ウサギは円盤 えんばん 状 じょう 、シカは楕円 だえん 形 がた とその形 かたち にも特徴 とくちょう がある。草食 そうしょく 性 せい の昆虫 こんちゅう も多 おお くがペレット状 じょう の糞 くそ をする。
糞 くそ は単独 たんどく で存在 そんざい するとは限 かぎ らず、ある程度 ていど 固 かた まって排出 はいしゅつ されることが多 おお い。そのまとまりを糞 くそ 塊 かたまり (ふんかい)という。例 たと えばカモシカ は両手 りょうて の掌 てのひら いっぱいくらいの糞 くそ 塊 かたまり を作 つく る。個々 ここ の糞 くそ ではシカとカモシカの区別 くべつ は非常 ひじょう に困難 こんなん であるが、糞 くそ 塊 かたまり があればそれはカモシカと判断 はんだん できる。これはシカが歩 ある きながら糞 くそ をするのに対 たい して、カモシカは立 た ち止 ど まって一気 いっき に糞 くそ をするためである。
なお、鳥類 ちょうるい ・爬虫類 はちゅうるい ・昆虫 こんちゅう の糞 くそ の中 なか に白 しろ い粘液 ねんえき が混 こん じることがあるが、これは尿 にょう である。彼 かれ らはアンモニア を尿 にょう 酸 さん の形 かたち で排出 はいしゅつ するため、糞 くそ の中 なか にそれが区別 くべつ できる。
色 いろ
人間 にんげん の便 びん の色 いろ は、通常 つうじょう 時 じ の場合 ばあい は黄土 おうど 色 しょく から茶色 ちゃいろ のあいだで、これは胆汁 たんじゅう によるものである。人 ひと の大便 だいべん の茶色 ちゃいろ のもとは胆汁 たんじゅう 中 ちゅう のビリルビン が腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん により最終 さいしゅう 的 てき に代謝 たいしゃ され生成 せいせい されたステルコビリン によるものである。摂取 せっしゅ した食物 しょくもつ の種類 しゅるい 、体調 たいちょう などにより、色調 しきちょう の濃淡 のうたん に変化 へんか を起 お こす。食生活 しょくせいかつ も関係 かんけい しており、一般 いっぱん に肉食 にくしょく など動物 どうぶつ 性 せい タンパク質 たんぱくしつ のものを多 おお く食 しょく すると褐色 かっしょく がかり、反対 はんたい に穀物 こくもつ 、豆類 まめるい 、野菜 やさい 類 るい を多 おお く食 しょく するとpHの関係 かんけい で黄色 おうしょく がかる。
黒色 こくしょく の便 びん (特 とく にタール状 じょう のもの)は上部 じょうぶ 消化 しょうか 管 かん (胃 い - 十二指腸 じゅうにしちょう )での出血 しゅっけつ を示唆 しさ し、消化 しょうか 性 せい 潰瘍 かいよう もしくは癌 がん を疑 うたが うべき所見 しょけん である[* 2] 。肉眼 にくがん 的 てき に赤 あか い血液 けつえき が確認 かくにん できる便 びん (血便 けつべん )は下部 かぶ 消化 しょうか 管 かん (大腸 だいちょう 以下 いか )での出血 しゅっけつ によるものであることが多 おお い。胆道 たんどう 閉塞 へいそく の結果 けっか として胆汁 たんじゅう の分泌 ぶんぴつ 量 りょう が少 すく ないと、白 しろ っぽい便 びん が出 で ることもある(その前 まえ に黄疸 おうだん 等 とう の症状 しょうじょう が出 で ることも多 おお いが)。この場合 ばあい は胆汁 たんじゅう の脂肪 しぼう 親和 しんわ 作用 さよう が得 え られないため脂肪 しぼう 便 びん となることが多 おお い。また、ロタウイルス などの感染 かんせん 症 しょう では白色 はくしょく の下痢 げり が特徴 とくちょう である。
臭 くさ い
一般 いっぱん に大便 だいべん の臭 にお いは食物 しょくもつ の残滓 ざんし が腐敗 ふはい して発 はっ すると思 おも われがちだが、一緒 いっしょ になって放出 ほうしゅつ される細菌 さいきん 類 るい の排泄 はいせつ 物 ぶつ によって臭 にお いが放 はな たれる。臭 にお いの原因 げんいん としては、インドール 、スカトール 、硫化 りゅうか 水素 すいそ などがあげられる。
一般 いっぱん 的 てき に、草食 そうしょく 獣 じゅう などの弱 よわ い動物 どうぶつ ほど糞 くそ の臭 にお いは少 すく なく、逆 ぎゃく に肉食 にくしょく 獣 じゅう の糞 くそ は臭気 しゅうき が強 つよ い。これは弱 よわ い動物 どうぶつ が臭 くさ い糞 くそ をすると、天敵 てんてき を集 あつ めてしまう危険 きけん が高 たか くなるために、臭 くさ い糞 くそ をする草食 そうしょく 獣 じゅう は淘汰 とうた された結果 けっか だともといわれているが、逆 ぎゃく に肉食 にくしょく 獣 じゅう などの糞 くそ は、脂質 ししつ やタンパク質 たんぱくしつ を消化 しょうか するためにさまざまな消化 しょうか 分泌 ぶんぴつ 系 けい が発達 はったつ し、より臭 くさ いが強 つよ い傾向 けいこう がある[要 よう 出典 しゅってん ] 。人間 にんげん の場合 ばあい 、健康 けんこう な便 びん からは露骨 ろこつ な悪臭 あくしゅう は発 はっ せず、発酵 はっこう 臭 しゅう に似 に た臭 にお いが放出 ほうしゅつ される。これは一般 いっぱん に善玉 ぜんだま といわれるビフィズス菌 きん や乳酸菌 にゅうさんきん の代謝 たいしゃ によって排泄 はいせつ される臭 にお いである。反面 はんめん 、ウェルシュ菌 きん などの悪玉 あくだま 菌 きん はスカトール、メルカプタン 、硫化 りゅうか 水素 すいそ など毒性 どくせい のある臭 にお いを放 はな つ。
口臭 こうしゅう が腸 ちょう 内 ない ガス由来 ゆらい の場合 ばあい がある。これは便秘 べんぴ している腸 ちょう からガス が吸収 きゅうしゅう され血管 けっかん 内 ない を運 はこ ばれ、肺 はい から放出 ほうしゅつ され口腔 こうくう に至 いた るためである。
動物 どうぶつ の糞 くそ
牛 うし - 牛糞 ぎゅうふん
ニワトリ ‐ 鶏糞 けいふん
カワウソ - Spraint (英語 えいご 版 ばん )
鳥 とり - 白色 はくしょく であるのは尿 にょう 酸 さん のせいとされていたが、X線 せん 回折 かいせつ で見 み つかったのは、尿 にょう 酸 さん アンモニウム、ストルバイト 、他 た 2種類 しゅるい の未知 みち の物質 ぶっしつ であった[2] [3] 。
ペンギン - ペンギンは巣 す に排泄 はいせつ 物 ぶつ を貯 た めないよう、射出 しゃしゅつ するように糞 くそ を出 だ す。日本 にっぽん の科学 かがく 者 しゃ の論文 ろんぶん によると、1.34メートル飛 と ばすとされる。そのため、巣 す から白 しろ やピンク色 ぴんくいろ の放射状 ほうしゃじょう の跡 あと を見 み ることができる[4] 。
虫 むし - フラス (英語 えいご 版 ばん )
蟻 あり の偽 にせ 糞 くそ ‐ シロアリが食 た べた樹木 じゅもく を巣 す 内 ない で排出 はいしゅつ したもの。オオシロアリタケ の苗床 なえどこ となり、シロアリはキノコの菌糸 きんし を摂取 せっしゅ する[5] 。
魚 さかな の糞 くそ ‐ 金魚 きんぎょ の糞 くそ と呼 よ ばれるように細長 ほそなが い糞 くそ が見 み られるが、無 む 脊椎動物 せきついどうぶつ などにも見 み られるキチン質 しつ などからなる強固 きょうこ な囲 かこえ 食 しょく 膜 まく (英語 えいご 版 ばん ) に覆 おお われていることによる[6] 。
貝 かい の擬 なずらえ 糞 くそ (英語 えいご 版 ばん ) ‐ 二枚貝 にまいがい が肛門 こうもん から出 だ す糞 くそ とは別 べつ に、繊毛 せんもう 粘液 ねんえき 摂食 せっしょく の結果 けっか 、水中 すいちゅう の懸 かか 濁 にご 物 もの を粘液 ねんえき で固 かた めて出水 しゅっすい 管 かん から排出 はいしゅつ されたもの[7] 。偽 にせ 糞 くそ とも[8] [9] 。
動物 どうぶつ による利用 りよう
防衛 ぼうえい
アジアのミツバチは、スズメバチ対策 たいさく に巣 す の入 い り口 くち に動物 どうぶつ の鶏 にわとり や水牛 すいぎゅう のふん・尿 にょう をまく[10] 。
ヤツガシラ などの鳥 とり は、敵 てき に糞便 ふんべん を吹 ふ き付 つ ける攻撃 こうげき を行 おこな う[11] 。同様 どうよう に、蛇 へび などにも防衛 ぼうえい として糞 くそ を吹 ふ きかける習性 しゅうせい が見 み られる[12] 。
一部 いちぶ の虫 むし は、糞 くそ を殻 から のように身 み にまとうFecal shield (英語 えいご 版 ばん ) という防御 ぼうぎょ 手段 しゅだん をとる。
マーキング
多 おお くの動物 どうぶつ で、自 みずか らの縄張 なわば り をほかの個体 こたい に知 し らせるマーキングに尿 にょう や糞 くそ を使 つか う行動 こうどう が見 み られる。
食料 しょくりょう
糞 くそ を餌 えさ とする糞虫 くそむし のほか、ウサギなども糞 くそ を食料 しょくりょう とする。アナホリフクロウは、糞 くそ を食料 しょくりょう とする昆虫 こんちゅう を捕 と らえて捕食 ほしょく するため、巣 す の近 ちか くに糞 くそ を持 も ってくる[13] 。
糞 くそ の利用 りよう
この
節 ふし には
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糞 くそ は、人間 にんげん や他 た の生物 せいぶつ により様々 さまざま な利用 りよう がなされている。
動物 どうぶつ の栄養 えいよう 源 げん ・食用 しょくよう
様々 さまざま な生物 せいぶつ で、栄養 えいよう 源 げん 、あるいは食用 しょくよう として糞 くそ が利用 りよう されている。排泄 はいせつ 物 ぶつ には、その動物 どうぶつ が消化 しょうか 吸収 きゅうしゅう できなかった成分 せいぶん が含 ふく まれるが、それを再 さい 吸収 きゅうしゅう するために食 く う場合 ばあい もあれば、その動物 どうぶつ が利用 りよう できない成分 せいぶん を、他 た の動物 どうぶつ が食 く う例 れい もある。さらに、糞 くそ にはもとの食物 しょくもつ に含 ふく まれていた成分 せいぶん だけでなく、酵素 こうそ ・細菌 さいきん の働 はたら きなどにより、その動物 どうぶつ の腸 ちょう 内 ない で添加 てんか されたり、分解 ぶんかい によって生 しょう じた成分 せいぶん が含 ふく まれたりすることもあり、それが重要 じゅうよう な意味 いみ を持 も つ例 れい もある場合 ばあい がある。
例 たと えばウサギ などは、自分 じぶん の糞 くそ を食 た べる。北米 ほくべい コロンビア川 がわ 渓谷 けいこく に棲息 せいそく するナキウサギ は、栄養 えいよう 価 か の乏 とぼ しいコケ 類 るい を食 た べているが、排出 はいしゅつ した盲腸 もうちょう 糞 くそ (英語 えいご 版 ばん ) はナキウサギの胃腸 いちょう の微生物 びせいぶつ によって、コケの6倍 ばい もの栄養素 えいようそ を有 ゆう しており、食 しょく 糞 くそ によって栄養 えいよう を得 え ている[14] 。また、コアラ など、親 おや が子 こ に栄養分 えいようぶん を豊富 ほうふ に含 ふく む未 み 消化 しょうか の便 びん を与 あた える動物 どうぶつ もある。これは初 はつ 乳 ちち に近 ちか い役割 やくわり を果 は たしている。草食 そうしょく 動物 どうぶつ の場合 ばあい は、腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん の働 はたら きによって草木 くさき を消化 しょうか するが、腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん の発生 はっせい が弱 よわ い場合 ばあい は消化 しょうか 不良 ふりょう を起 お こす。そのような時 とき に草食 そうしょく 動物 どうぶつ は、腸 ちょう 内 ない 細菌 さいきん の補充 ほじゅう のために、好 この んで自分 じぶん や仲間 なかま の糞 くそ を口 くち にする。
哺乳類 ほにゅうるい の中 なか には、子育 こそだ て期間 きかん 中 ちゅう に子供 こども の糞 くそ を食 た べてしまう種 たね もあるが、これは子供 こども の消化 しょうか 能力 のうりょく が弱 よわ くて、未 み 消化 しょうか 分 ぶん が多 おお いこともあるが、それ以上 いじょう に天敵 てんてき から身 み を守 まも るために、糞 くそ をできるだけ巣 す の周辺 しゅうへん に残 のこ さないようにする合理 ごうり 的 てき な行動 こうどう である。イヌ や人間 にんげん などでは、生理 せいり 的 てき 合理 ごうり 性 せい がない食 しょく 糞 くそ 行為 こうい も観察 かんさつ される。特 とく に人間 にんげん の糞尿 ふんにょう 摂取 せっしゅ については文化 ぶんか 的 てき 側面 そくめん も強 つよ い(#文化 ぶんか 面 めん から見 み た糞 くそ 参照 さんしょう )。
糞 くそ が別種 べっしゅ の動物 どうぶつ に利用 りよう される場合 ばあい もある。野性 やせい において動物 どうぶつ の糞 くそ は、よく他 た の動物 どうぶつ の餌 えさ になる。代表 だいひょう 的 てき なのは、昆虫 こんちゅう の中 なか で、糞虫 くそむし といわれるコガネムシ 類 るい である。フンコロガシ (スカラベ )がよく知 し られる。
また、糞 くそ は分解 ぶんかい を進 すす める微生物 びせいぶつ の働 はたら く場 ば でもある。糞 くそ が排出 はいしゅつ されると、すぐに細菌 さいきん 類 るい や菌類 きんるい がどんどん分解 ぶんかい をはじめる。菌類 きんるい の側 がわ から見 み ると、たとえば草食 そうしょく 動物 どうぶつ の糞 くそ には、その材料 ざいりょう である植物 しょくぶつ よりはるかに窒素 ちっそ の含有 がんゆう 量 りょう が多 おお く、基質 きしつ としてより有用 ゆうよう である。糞 くそ に生 しょう じる菌類 きんるい は糞 くそ 生 せい 菌 きん と呼 よ ばれ、古 ふる くから研究 けんきゅう の対象 たいしょう となってきた。糞 くそ だけに出現 しゅつげん する、あるいは糞 くそ での生活 せいかつ に特 とく 化 か したと見 み られる菌類 きんるい はミズタマカビ など様々 さまざま な群 ぐん の菌類 きんるい に見 み られる。ハエのウジ などは、むしろ細菌 さいきん を餌 えさ にしている可能 かのう 性 せい もある。細菌 さいきん や菌類 きんるい による分解 ぶんかい が進 すす めば、糞 くそ は土 ど に同化 どうか してゆく。
人糞 じんぷん が豚 ぶた や犬 いぬ 、魚類 ぎょるい の餌 えさ として使用 しよう される場合 ばあい もある。そのために便所 べんじょ はそれらの生物 せいぶつ の飼育 しいく 場所 ばしょ に隣接 りんせつ して作 つく られることがある。さらに手 て の込 こ んだものでは、人 ひと の便所 べんじょ の下 した に豚 ぶた 小屋 こや (豚 ぶた 便所 べんじょ )を、豚 ぶた 小屋 こや の下 した の方 ほう に養魚 ようぎょ 池 ち を造 つく る。これなどは、自然 しぜん の仕組 しく みを巧 たくみ く利用 りよう した例 れい と言 い えよう[要 よう 出典 しゅってん ] 。
アフリカ東部 とうぶ に暮 く らすマサイ族 ぞく などは、乾季 かんき のゾウ の糞 くそ を元 もと に象 ぞう 糞 くそ 茶 ちゃ (サバンナ ティー)を作 つく る。また、象 ぞう の糞 くそ をライオン に与 あた えると、獰猛 どうもう なライオンが一瞬 いっしゅん にしておとなしくなってしまうという。
コーヒー 栽培 さいばい においては、ジャコウネコ の一種 いっしゅ が、特 とく に出来 でき の良 よ いコーヒーの実 み を好 この んで食 た べることから、この糞 くそ に含 ふく まれている未 み 消化 しょうか のコーヒー種子 しゅし を取 と り出 だ したもの(コピ・ルアク )が高値 たかね で取引 とりひき されている。動物 どうぶつ の消化 しょうか 酵素 こうそ の働 はたら きで、コーヒー自身 じしん の風味 ふうみ が玄妙 げんみょう に変化 へんか し、独特 どくとく の味 あじ わいがあるという。
なお、食 しょく 糞 くそ 行為 こうい について、便秘 べんぴ ではない個体 こたい が排泄 はいせつ してすぐの糞便 ふんべん は空気 くうき に触 ふ れていないため、衛生 えいせい 上 じょう それほど問題 もんだい はないとされているが、排便 はいべん 後 ご 1時間 じかん 以上 いじょう 経 た った物 もの や、便秘 べんぴ をしている個体 こたい の糞 くそ は、有害 ゆうがい 細菌 さいきん の働 はたら きによって腐敗 ふはい している。健康 けんこう に悪影響 あくえいきょう を与 あた える毒素 どくそ が発生 はっせい するので、食 しょく 糞 くそ してはいけないと言 い われている。特 とく に排便 はいべん 後 ご 、空気 くうき に触 ふ れて一時 いちじ 間 あいだ 経過 けいか したものは毒素 どくそ を多 おお く含 ふく み、人間 にんげん が食 しょく すると急性 きゅうせい 中毒 ちゅうどく を起 お こし、強制 きょうせい 的 てき に体外 たいがい 排出 はいしゅつ しない限 かぎ り死 し に至 いた ることが多 おお いとされる[要 よう 出典 しゅってん ] 。
昆虫 こんちゅう の糞 くそ
人間 にんげん が利用 りよう する例 れい では、虫 むし 糞 くそ 茶 ちゃ 、蚕 かいこ の糞 くそ から作 つく った漢方薬 かんぽうやく の蚕 かいこ 沙 すな 、虫 むし の糞 くそ を使 つか った染色 せんしょく [15] 、ミミズなどの糞 くそ を利用 りよう した作物 さくもつ 栽培 さいばい などがある。
植物 しょくぶつ の栄養 えいよう 源 げん ・肥料 ひりょう
糞 くそ には窒素 ちっそ やリン酸 さん などが含 ふく まれており、生態 せいたい 系 けい の循環 じゅんかん の中 なか で植物 しょくぶつ の栄養 えいよう 源 げん となる。また、人間 にんげん の手 て によって、鶏糞 けいふん 、牛糞 ぎゅうふん 、人糞 じんぷん などが肥料 ひりょう として利用 りよう されている。
動物 どうぶつ ・家畜 かちく の糞 くそ
鶏 にわとり や牛 うし といった家畜 かちく の糞 くそ は肥料 ひりょう として活用 かつよう されてきた。多 おお くの場合 ばあい 、自然 しぜん に放牧 ほうぼく することによってなされる。家畜 かちく の放牧 ほうぼく 地 ち は交代 こうたい で畑 はたけ として利用 りよう され、放牧 ほうぼく 地 ち であった時 とき の家畜 かちく の糞 くそ が、そのまま肥料 ひりょう となる。放牧 ほうぼく が乏 とぼ しい今日 きょう の日本 にっぽん では、おがくず や藁 わら と混 ま ぜて、専用 せんよう の発酵 はっこう 施設 しせつ で臭気 しゅうき を抑 おさ えつつ肥料 ひりょう にして利用 りよう する。これらの有機 ゆうき 肥料 ひりょう を使 つか った農作物 のうさくもつ は、自然 しぜん 回帰 かいき のブーム などにより、近年 きんねん [いつ? ] の無 む 農薬 のうやく 栽培 さいばい や低 てい 農薬 のうやく 栽培 さいばい などと並 なら んで、高価 こうか な値段 ねだん で出回 でまわ っており、栄養 えいよう 豊富 ほうふ で味 あじ も良 よ いと好評 こうひょう を博 はく している。
南米 なんべい ペルー や太平洋 たいへいよう の島嶼 とうしょ などでは19世紀 せいき 中頃 なかごろ まで、海岸 かいがん 沿 ぞ いに生息 せいそく するグアナイウ という海鳥 うみどり の糞 くそ が堆積 たいせき し化石 かせき 化 か してできたグアノ が、窒素 ちっそ やリン を採取 さいしゅ する資源 しげん として大 おお いに利用 りよう され、ヨーロッパ に輸出 ゆしゅつ され、国 くに の収入 しゅうにゅう 源 げん になっていた。しかし、ナウル など一部 いちぶ の産地 さんち では、海鳥 うみどり 由来 ゆらい の良質 りょうしつ なグアノは採掘 さいくつ し尽 つ くされ、資源 しげん として枯渇 こかつ してしまった。近年 きんねん [いつ? ] では、洞窟 どうくつ などに密集 みっしゅう して居住 きょじゅう するコウモリ の糞 くそ のグアノ化 か したものが「バット・グアノ」などの名称 めいしょう で、観葉 かんよう 植物 しょくぶつ 用 よう 高級 こうきゅう 肥料 ひりょう として利用 りよう されている。
人糞 じんぷん
日本 にっぽん の江戸 えど 時代 じだい では、肥料 ひりょう 用 よう の人糞 じんぷん が金銭 きんせん で購入 こうにゅう され、後述 こうじゅつ のように発酵 はっこう 処理 しょり のうえで金肥 かねごえ (きんぴ、かねごえ)と称 しょう された。だが人糞 じんぷん を肥料 ひりょう として用 もち いるのは、世界 せかい 的 てき に見 み ると一般 いっぱん 的 てき なものではない。多 おお くの国 くに ・民族 みんぞく において、人糞 じんぷん を人間 にんげん の食料 しょくりょう を生産 せいさん する畑 はたけ に投下 とうか することは忌避 きひ されてきた。例 たと えば明治 めいじ 時代 じだい に北海道 ほっかいどう に住 す むアイヌ 民族 みんぞく がなかなか農業 のうぎょう に馴染 なじ まなかったとされ、その最大 さいだい の問題 もんだい は人糞 じんぷん を肥料 ひりょう に用 もち いることであったと言 い われる。
しかし他 た の東 ひがし アジア地域 ちいき では、伝統 でんとう 的 てき に人糞 じんぷん を肥料 ひりょう として利用 りよう している[16] 。人糞 じんぷん を肥料 ひりょう として用 もち いたことが確認 かくにん される最初 さいしょ の例 れい は、鎌倉 かまくら 時代 ときよ の日本 にっぽん とも言 い われる[17] 。これ以降 いこう 、都市 とし 部 ぶ の人糞 じんぷん を農家 のうか が回収 かいしゅう するシステムが生 う まれ、日本 にっぽん の都市 とし は世界 せかい 的 てき にみて、清潔 せいけつ なものとなったと言 い う。
江戸 えど 時代 じだい には、その人糞 じんぷん を出 だ す階層 かいそう により、その価値 かち が違 ちが い、栄養 えいよう 状態 じょうたい のよい階層 かいそう (最 さい 上層 じょうそう は江戸城 えどじょう )から出 だ された人糞 じんぷん は、それより下 した の階層 かいそう (最下 さいか 層 そう は罪人 ざいにん )が出 だ す物 もの より高 たか い値段 ねだん で引 ひ き取 と られた。江戸城 えどじょう から出 で る人糞 じんぷん は、葛西 かさい 村 むら の葛西 かさい 権四郎 けんしろう が独占 どくせん していた。長屋 ながや に併設 へいせつ された共同 きょうどう 便所 べんじょ は、これらの肥料 ひりょう 原料 げんりょう を効率 こうりつ 良 よ く収集 しゅうしゅう するために設置 せっち され、ここから得 え られた肥料 ひりょう で城下町 じょうかまち 周辺 しゅうへん 部 ぶ の農地 のうち は大 おお いに肥 こ え、町民 ちょうみん に食糧 しょくりょう を供給 きょうきゅう し続 つづ けた。江戸 えど 落語 らくご の中 なか に、店子 たなこ が喧嘩 けんか した大家 たいか へ「二度 にど とてめえの長屋 ながや で糞 くそ してやらねぇ!」と捨 す て台詞 せりふ を吐 は く、やや分 わ かりにくい描写 びょうしゃ があるが、こういった背景 はいけい を考 かんが えると「大家 たいか の利益 りえき になる行為 こうい を拒否 きょひ する」という真意 しんい が分 わ かりやすい。明治 めいじ 期 き 以降 いこう においても人糞 じんぷん は貴重 きちょう な肥料 ひりょう であり、高値 たかね で引 ひ き取 と られた。そのため、学生 がくせい などが下宿 げしゅく する場合 ばあい においては、部屋 へや を複数 ふくすう 人 じん 以上 いじょう (具体 ぐたい 的 てき 人数 にんずう はその時 とき の取引 とりひき 相場 そうば で異 こと なる)で共同 きょうどう で借 か りた場合 ばあい は、部屋 へや の借 か り賃 ちん が無料 むりょう になることもあった。大勢 おおぜい の壮丁 そうてい が集団 しゅうだん 生活 せいかつ を営 いとな む軍隊 ぐんたい においても、下肥 しもごえ は民間 みんかん 業者 ぎょうしゃ へ払 はら い下 さ げられた。
肥料 ひりょう として用 もち いる人糞 じんぷん は、そのまま使 つか うと作物 さくもつ が根 ね 腐 ぐさ れ するため、たいていは肥溜 こえだ め に入 い れて発酵 はっこう させて利用 りよう する。ちなみに発酵 はっこう 中 ちゅう の物 もの は非常 ひじょう に臭 にお いが強 つよ く、さらに衛生 えいせい 害虫 がいちゅう になるクロバエ 類 るい やニクバエ 類 るい 、またカ の中 なか でも最 もっと も富 とみ 栄養 えいよう 状態 じょうたい に適応 てきおう したオオクロヤブカ の発生 はっせい 源 げん となるなどの問題 もんだい があった。また、人糞 じんぷん 肥料 ひりょう を媒介 ばいかい とした寄生虫 きせいちゅう の流行 りゅうこう も問題 もんだい となった。
農民 のうみん が直接 ちょくせつ 人糞 じんぷん を引 ひ き取 と る形態 けいたい は、バキュームカー や下水道 げすいどう が普及 ふきゅう したことや、前述 ぜんじゅつ の肥溜 こえだ めや寄生虫 きせいちゅう 等 とう の衛生 えいせい 上 じょう の問題 もんだい もあり、昭和 しょうわ 後期 こうき 以降 いこう において廃 すた れることになった。しかし、現在 げんざい も下水 げすい の汚泥 おでい を醗酵 はっこう 処理 しょり した肥料 ひりょう が製造 せいぞう 販売 はんばい (自治体 じちたい によっては無償 むしょう 提供 ていきょう )され、人糞 じんぷん などを原料 げんりょう とした肥料 ひりょう は利用 りよう されている。
マーキング・行動 こうどう 調査 ちょうさ 等 とう
動物 どうぶつ の習性 しゅうせい によっては、糞 くそ をマーキング に利用 りよう する。方法 ほうほう としては、巣 す から一定 いってい 距離 きょり の場所 ばしょ にばら撒 ま いたり、縄張 なわば り主張 しゅちょう のために木 き などに擦 なす り付 つ けたり、決 き まった場所 ばしょ に排泄 はいせつ するなどさまざまである。
また、そのことから狩 か り や動物 どうぶつ の生態 せいたい 研究 けんきゅう などにおいては、糞便 ふんべん は重要 じゅうよう な資料 しりょう である。まず、糞 くそ を発見 はっけん ・調査 ちょうさ することによってその近辺 きんぺん にいる動物 どうぶつ を知 し ることができる。マーキングの習性 しゅうせい を調 しら べることも有効 ゆうこう である。また、糞 くそ を分析 ぶんせき することによって動物 どうぶつ がどのようなものを食 た べているかを知 し ることができる。例 たと えばタヌキ の糞 くそ はたいていの場合 ばあい 甲虫 かぶとむし の羽根 はね を含 ふく む。テン の糞 くそ は果実 かじつ の皮 かわ や種子 しゅし を含 ふく むことが多 おお い。沖縄 おきなわ ではマングース の糞 くそ からオキナワトゲネズミ の毛 け が発見 はっけん され、マングースの生態 せいたい 系 けい に及 およ ぼす危険 きけん 性 せい が強 つよ く指摘 してき された。
古 こ 生物 せいぶつ 学 がく や考古学 こうこがく においては、糞 くそ が化石 かせき 化 か した糞 くそ 石 せき (coprolite、コプロライト、糞 くそ 化石 かせき )が人間 にんげん や恐竜 きょうりゅう などの古 こ 生物 せいぶつ の食 しょく 性 せい を示 しめ す資料 しりょう となっており、糞 くそ 石 せき に含 ふく まれる残留 ざんりゅう 物 ぶつ や寄生虫 きせいちゅう 、細菌 さいきん 類 るい などから食 しょく 性 せい をはじめとしたさまざまなことが調 しら べられている。また、考古学 こうこがく においてはトイレ遺構 いこう のように、遺跡 いせき のトイレ跡 あと から得 え られる残留 ざんりゅう 物 ぶつ が、当時 とうじ の生活 せいかつ を推察 すいさつ する資料 しりょう ともなっている。
なお、日本 にっぽん の古墳 こふん 時代 じだい の出土 しゅつど 品 ひん として「米 べい 粒状 りゅうじょう 土 ど 製品 せいひん 」や「擬似 ぎじ 米 まい 」と呼 よ ばれ、五穀豊穣 ごこくほうじょう や子孫 しそん 繁栄 はんえい を願 ねが うために、米 べい の代 だい 用品 ようひん として使 つか われたと推測 すいそく されてきた土 ど 粒 つぶ があるが、2005年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )になって、実 じつ はカブトムシ かコガネムシ の幼虫 ようちゅう の糞 くそ であったと解明 かいめい された。これは、1999年 ねん (平成 へいせい 11年 ねん )、奈良 なら 県 けん 桜井 さくらい 市 し 教育 きょういく 委員 いいん 会 かい によって、カタハラ1号 ごう 墳 ふん から発掘 はっくつ されたもので、3-8ミリメートルの3種類 しゅるい の大 おお きさに分類 ぶんるい できる、米 べい に似 に た硬 かた い土 ど 粒 つぶ が横穴 よこあな 式 しき 石室 いしむろ の床 ゆか 面 めん から大量 たいりょう に出土 しゅつど したが、2005年 ねん になって、2回 かい 脱皮 だっぴ して成長 せいちょう するコガネムシ科 か の幼虫 ようちゅう の糞 くそ であると判明 はんめい したものである。
医療 いりょう
検便 けんべん
糞 くそ は消化 しょうか 器 き 系 けい の働 はたら きを直接 ちょくせつ に反映 はんえい するため、その状態 じょうたい は診療 しんりょう においても重視 じゅうし されることがある。これは人間 にんげん でも家畜 かちく でも同様 どうよう である。この目的 もくてき のために糞 くそ を調 しら べることを検便 けんべん と言 い う。現代 げんだい の医療 いりょう 現場 げんば では、検便 けんべん で感染 かんせん 症 しょう ・食中毒 しょくちゅうどく の原因 げんいん 菌 きん ・ウイルス や寄生虫 きせいちゅう 卵 たまご 、血液 けつえき が含 ふく まれていないかの検査 けんさ が行 おこな われる。排便 はいべん した本人 ほんにん の目視 もくし では分 わ からない便 びん 潜 せん 血 ち が検出 けんしゅつ されれば大腸 だいちょう 癌 がん や消化 しょうか 性 せい 潰瘍 かいよう などの可能 かのう 性 せい がある[18] ほか、肉眼 にくがん で血 ち が混 ま じっていると確認 かくにん できる血便 けつべん や下 しも 血 ち では上記 じょうき 疾患 しっかん のほか痔核 じかく などの可能 かのう 性 せい がある。
中国 ちゅうごく には、父親 ちちおや の病気 びょうき を心配 しんぱい する親孝行 おやこうこう の息子 むすこ が父 ちち の便 びん を嘗 な めてその状態 じょうたい を知 し ったという故事 こじ がある。これを由来 ゆらい とする嘗糞 という検便 けんべん 行為 こうい にまつわる逸話 いつわ が李 り 氏 し 朝鮮 ちょうせん などに見 み られる。
医薬品 いやくひん ・民間 みんかん 療法 りょうほう
古来 こらい 、糞 くそ は中 ちゅう 医薬 いやく や漢方薬 かんぽうやく のための生薬 きぐすり として利用 りよう されてきた。例 たと えば、明 あきら 代 だい 中国 ちゅうごく で李 り 時 じ 珍 めずらし が編纂 へんさん した『本草 ほんぞう 綱目 こうもく 』の巻 まき 52「人 ひと 部 ぶ 」には、「人糞 じんぷん 」「虫 むし 糞 くそ 茶 ちゃ 」「黄 き 龍 りゅう 湯 ゆ (zh:黃 き 龍 りゅう 湯 ゆ )」「糞 くそ 清 きよし 」「人中 ひとなか 黄 き 」などといった、糞 くそ を原料 げんりょう とする中 なか 医薬 いやく が記 しる されている。あるいは、李 り 氏 し 朝鮮 ちょうせん 時代 じだい の王 おう たちの疾病 しっぺい と治療 ちりょう 法 ほう を研究 けんきゅう したソウル大 だい 学校 がっこう 大学院 だいがくいん 医学 いがく 科 か の金 きむ 正善 しょうぜん によると、中 ちゅう 宗 むね は解熱剤 げねつざい として「野人 やじん 乾 いぬい 」(人糞 じんぷん )の水 みず を飲 の んだという[19] 。日本 にっぽん では、中国 ちゅうごく の四川 しせん 料理 りょうり には蚊 か の目玉 めだま の湯 ゆ が珍味 ちんみ であるとする説 せつ が流布 るふ している。この原料 げんりょう は夜明 よあけ 砂 すな というコウモリ の糞 くそ を洗 あら いだした生薬 きぐすり である。
日本 にっぽん では馬 うま 糞 くそ (まぐそ、ばふん)に薬効 やっこう があると信 しん じられ、戦国 せんごく 時代 じだい には「馬糞 ばふん 治療 ちりょう 」としての地位 ちい を確立 かくりつ していた。馬糞 ばふん は傷口 きずぐち に塗 ぬ る以外 いがい にも、直接 ちょくせつ 食 た べるか水 みず で溶 と いて飲 の むことによって銃創 じゅうそう (鉄砲 てっぽう 傷 きず )に効 き くとされた。武田 たけだ 信玄 しんげん 家臣 かしん の甘利 あまり 昌 あきら 忠 ただし が負傷 ふしょう した部下 ぶか に糞便 ふんべん の薬 くすり を飲 の ませる際 さい 、嫌 いや がる部下 ぶか を前 まえ に自 みずか ら飲 の んで見 み せたという話 はなし が、美談 びだん として有名 ゆうめい である[要 よう 出典 しゅってん ] 。また、傷 きず の痛 いた みが酷 ひど い時 とき には温 あたた めた人 ひと の小便 しょうべん を飲 の ませることもあった[20] 。
朝鮮半島 ちょうせんはんとう の民間 みんかん 療法 りょうほう でも、糞尿 ふんにょう を塗布 とふ したり、摂取 せっしゅ したりした[21] 。またトンスル という糞 くそ を原料 げんりょう とした薬用 やくよう 酒 しゅ があるとも言 い われる。これは日本 にっぽん や中国 ちゅうごく の人中 ひとなか 黄 き と酷似 こくじ したものである[22] [23] 。
インドにおいては牛 うし の糞尿 ふんにょう が医薬品 いやくひん から石鹸 せっけん 、シャンプー 、歯磨 はみが き粉 こ などの衛生 えいせい 用品 ようひん など非常 ひじょう に幅広 はばひろ く使 つか われており、牛 うし の尿 にょう から作 つく ったソフトドリンク「牛 うし の水 みず 」なども存在 そんざい する[24] 。
糞便 ふんべん 移植 いしょく
健康 けんこう な人 ひと の大腸菌 だいちょうきん を移植 いしょく するため便 びん 微生物 びせいぶつ 移植 いしょく として、古代 こだい から水 みず に溶 と かした便 びん を飲 の ませたり浣腸 かんちょう の形 かたち で投与 とうよ した。現代 げんだい でもクロストリジウム・ディフィシル腸 ちょう 炎 えん などの治療 ちりょう として行 おこな われる。このような移植 いしょく のため、日本 にっぽん のほか、世界中 せかいじゅう に健常 けんじょう なドナーからの便 びん を集 あつ めた便 びん バンクが設置 せっち されている[25] [26] 。
燃料 ねんりょう
おおよそ円盤 えんばん 状 じょう に成形 せいけい した牛糞 ぎゅうふん を陽 ひ 当 あ たりのよい斜面 しゃめん にたくさん並 なら べて乾燥 かんそう 牛糞 ぎゅうふん を作 つく るインド人 じん 女性 じょせい 。インド 南部 なんぶ はタミル・ナードゥ州 しゅう の都市 とし ティルッパランクンダム の近郊 きんこう にて。
乾燥 かんそう 地帯 ちたい で牧畜 ぼくちく が行 おこな われている地域 ちいき では、家畜 かちく である草食 そうしょく 動物 どうぶつ の未 み 消化 しょうか である植物 しょくぶつ 性 せい 繊維 せんい を多 おお く含 ふく む糞 くそ を乾燥 かんそう させて、燃料 ねんりょう や壁 かべ 材 ざい として利用 りよう されている。例 たと えばインド では牛糞 ぎゅうふん に藁 わら などを加 くわ えて円形 えんけい に乾燥 かんそう させて牛糞 ぎゅうふん ケーキ という燃料 ねんりょう にする。また、防虫 ぼうちゅう として壁 かべ や屋根 やね に塗 ぬ る。
糞 くそ を発酵 はっこう させると発生 はっせい するメタンガス は、燃 も やすと発電 はつでん に使用 しよう できる。現在 げんざい 、世界中 せかいじゅう で牧場 ぼくじょう の電力 でんりょく を糞 くそ 発電 はつでん により自給自足 じきゅうじそく するなどして有効 ゆうこう 活用 かつよう が広 ひろ がっている。また、日本 にっぽん 国内 こくない では家畜 かちく 排 はい せつ物 ぶつ 管理 かんり の規制 きせい 強化 きょうか に伴 ともな い、鶏糞 けいふん をボイラーの燃料 ねんりょう とする火力 かりょく 発電 はつでん 所 しょ による発電 はつでん 事業 じぎょう が宮崎 みやざき 県 けん などで行 おこな われている[27] 。
兵器 へいき ・軍事 ぐんじ 利用 りよう
糞便 ふんべん は、古 いにしえ より包囲 ほうい 戦 せん の際 さい に、攻撃 こうげき 側 がわ が敵 てき の城内 じょうない に投 な げ込 こ むことによって城内 きうち の衛生 えいせい 環境 かんきょう を悪化 あっか させ、疫病 えきびょう を発生 はっせい させたり、逆 ぎゃく に守備 しゅび 側 がわ が城内 じょうない で貯 た めたものを撒 ま きつけて退散 たいさん させたりするという目的 もくてき で用 もち いられた。ある種 しゅ の細菌 さいきん 兵器 へいき である。近代 きんだい の戦争 せんそう で、赤痢 せきり などの伝染 でんせん 病 びょう を蔓延 まんえん させるための兵器 へいき として使用 しよう されたこともある。
狼煙 のろし の語源 ごげん は狼 おおかみ の糞 くそ を使用 しよう することからとされている。
その他 た
ウグイス の糞 くそ を乾燥 かんそう させた粉 こな は化粧 けしょう 品 ひん (洗顔 せんがん 料 りょう )として利用 りよう される。これは、ここに含 ふく まれる多様 たよう な消化 しょうか 酵素 こうそ の効果 こうか によるものとされる。
象 ぞう の糞 くそ には未 み 消化 しょうか の食物 しょくもつ 繊維 せんい が多 おお く含 ふく まれていることを利用 りよう して、紙 かみ が作 つく られている。
ライオン の糞 くそ は、草食 そうしょく 動物 どうぶつ が嫌 きら う臭 にお いを出 だ すため、野生 やせい 動物 どうぶつ からの農作物 のうさくもつ 被害 ひがい を減 へ らすために忌避 きひ 剤 ざい として効果 こうか があり、JR紀勢本線 きせいほんせん では鹿 しか との接触 せっしょく 事故 じこ が多 おお く、動物 どうぶつ 園 えん から譲 ゆず り受 う けたライオンの糞 くそ を線路 せんろ 沿 ぞ いに蒔 ま いたところ接触 せっしょく 事故 じこ がなくなり、絶大 ぜつだい な効果 こうか を上 あ げたがライオンに接 せっ したことのない鹿 しか がなぜライオンの糞 くそ の臭 にお いを恐 おそ れるのかは分 わ かっていない[28] 。この対策 たいさく は悪臭 あくしゅう への苦情 くじょう や作業 さぎょう 員 いん の負担 ふたん 、環境 かんきょう への配慮 はいりょ により後 のち に行 おこな われなくなった[28] 。
文化 ぶんか 面 めん から見 み た糞 くそ
旧 きゅう 河本 かわもと 家 か 本 ほん 『餓鬼 がき 草紙 ぞうし 』第 だい 3段 だん 「食 しょく 糞 くそ 餓鬼 がき 図 ず 」 主題 しゅだい こそ餓鬼 がき であるが、平安 へいあん 時代 じだい と鎌倉 かまくら 時代 ときよ の端境期 はざかいき にあたる12世紀 せいき 後期 こうき 中葉 ちゅうよう の日本 にっぽん の都市 とし における庶民 しょみん の排便 はいべん の様子 ようす も反映 はんえい していると考 かんが えられる。描 えが かれているのは、平安京 へいあんきょう 域内 いきない (洛中 らくちゅう )の小路 こうじ で排便 はいべん する人間 にんげん 達 たち (庶民 しょみん )と、人間 にんげん の糞便 ふんべん を食 く いたくてたむろしている食 しょく 糞 くそ 餓鬼 がき じきふんがき (伺便餓鬼 がき しべんがき とも称 しょう す)である。餓鬼 がき は、髪 かみ が逆立 さかだ ち、腹 はら だけが膨 ふく れ上 あ がり、四肢 しし や胸 むね などが酷 ひど く痩 や せこけた、浅黒 あさぐろ い体 からだ の7匹 ひき 。人間 にんげん は白 しろ っぽく描 えが かれている5人 にん で、まず、画面 がめん 中央 ちゅうおう 左寄 ひだりよ りには、恥知 はじし らずなのか無 む 警戒 けいかい なのか古今 ここん の日本人 にっぽんじん に共通 きょうつう するうんこ座 すわ り (ヤンキー座 ずわ りと同様 どうよう )で小路 こうじ のおもてのほうを向 む いて用便 ようべん 中 ちゅう の若 わか い女 おんな がいる。この女 おんな は餓鬼 がき どもに好 す かれているようで、画面 がめん 手前 てまえ の2匹 ひき などは姿勢 しせい を低 ひく くして女 おんな の股 また を覗 のぞ き見 み していると思 おも われる。女 おんな の背後 はいご にも3匹 ひき が控 ひか えている。しかしそのうちの1匹 ひき は左側 ひだりがわ にいる翁 おう おきな が中腰 ちゅうごし のまま脱糞 だっぷん し始 はじ めたことにひどく驚 おどろ いて腰 こし を抜 ぬ かしたようなコミカルな表情 ひょうじょう をしている。また画面 がめん 中央 ちゅうおう には、服 ふく が汚 よご れないように全裸 ぜんら で用便 ようべん 中 ちゅう の童子 どうじ がいるが、傍 かたわ らにいるほっかむりをした用便 ようべん 中 ちゅう の女 おんな のほうへ顔 かお を向 む けている。言葉 ことば を交 か わしているのであろうか、恐 おそ らくは母子 ぼし である。最後 さいご に、左端 ひだりはし の網代 あじろ 壁 かべ [* 3] [29] の近 ちか くでは媼 おうな おうな が用便 ようべん 中 ちゅう である。人間 にんげん は全員 ぜんいん が高下駄 たかげた を履 は いているが、これは排便 はいべん 時 じ の跳 は ね返 かえ りを防 ふせ ぐためと考 かんが えられる[30] 。また、籌木 (用便 ようべん 中 ちゅう に体 からだ のバランスを取 と ったり、尻 しり に着 つ いた糞便 ふんべん を掻 か き落 お としたりするための道具 どうぐ )が、紙 かみ (反故 ほご 紙 し か)と共 とも に人々 ひとびと の足元 あしもと に散乱 さんらん している。童子 どうじ は右手 みぎて に持 も った籌木を地面 じめん に立 た てて転 ころ ぶのを防 ふせ いでいる。
糞尿 ふんにょう は人間 にんげん の文化 ぶんか においても重要 じゅうよう な位置 いち を占 し める。
糞便 ふんべん や排便 はいべん 行為 こうい に対 たい する意識 いしき や作法 さほう は、時代 じだい や地域 ちいき 、文化 ぶんか 圏 けん によって大 おお きく異 こと なる。現代 げんだい では、多 おお くの文化 ぶんか 圏 けん において排泄 はいせつ はプライベート な行為 こうい とされ、他人 たにん の排便 はいべん 行為 こうい を窺 うかが い見 み ることは、成人 せいじん のあいだでは忌避 きひ されることが多 おお い。例 たと えば、現代 げんだい の公衆 こうしゅう 便所 べんじょ では、男性 だんせい 用 よう の小便 しょうべん 器 き を別 べつ として、他人 たにん に見 み られないように個室 こしつ に仕切 しき られているものが大半 たいはん である。しかし、古代 こだい ローマ の公衆 こうしゅう 便所 べんじょ には、たくさんの穴 あな が開 ひら いた長 なが い石 いし の板 いた があるだけで、まったくプライバシーはなく、市民 しみん らは並 なら んで腰 こし かけて用 よう を足 た しながら談笑 だんしょう していた[31] 。21世紀 せいき の中国 ちゅうごく でも、個室 こしつ で仕切 しき られておらず、同時 どうじ に入 はい った利用 りよう 者 しゃ は互 たが いの排便 はいべん を見 み る形態 けいたい の公衆 こうしゅう 便所 べんじょ が広 ひろ く見 み られる。
また、排泄 はいせつ した糞尿 ふんにょう の処理 しょり も、時代 じだい や地域 ちいき によって大 おお きく異 こと なる。例 たと えば、18世紀 せいき 以前 いぜん のフランス ・パリ の街 まち は糞尿 ふんにょう まみれだったと言 い われる[32] 。当時 とうじ のフランスではトイレ が普及 ふきゅう しておらず、貴族 きぞく も庶民 しょみん もおまる で用 よう を足 た し、その汚物 おぶつ を道端 みちばた に捨 す てていた[32] 。建物 たてもの の上 うえ から「Gare à l'eau!(お水 みず に注意 ちゅうい !)」と聞 き こえたら、窓 まど から糞尿 ふんにょう が降 ふ ってくるという意味 いみ であり、通行 つうこう 者 しゃ は逃 に げた。王室 おうしつ も同 おな じことで、ヴェルサイユ宮殿 きゅうでん の庭 にわ で人々 ひとびと はところ構 かま わず糞 くそ を垂 しだ れていた。当時 とうじ の上流 じょうりゅう 夫人 ふじん のパニエ (釣鐘 つりがね 形 がた のスカート)は、一説 いっせつ には他人 たにん の目 め を余 あま り気 き にせずに楽 らく に排便 はいべん できるためであったとされる。この状況 じょうきょう を変 か えるため、1608年 ねん に国王 こくおう アンリ4世 せい が「家 いえ の窓 まど から糞尿 ふんにょう を夜 よる であっても投 な げ捨 す てない」という法律 ほうりつ を制定 せいてい した[32] 。その後 ご 1677年 ねん 、初代 しょだい パリ警察 けいさつ 警視総監 けいしそうかん ニコラ・ド・ラ・レニー (フランス語 ふらんすご 版 ばん ) が「1ヶ月 かげつ 以内 いない に街 まち 中 ちゅう の家 いえ の中 なか にトイレを設置 せっち すること」という命令 めいれい をトイレ業者 ぎょうしゃ に勧告 かんこく した[32] 。しかし状況 じょうきょう は改善 かいぜん されず、100年 ねん 後 ご の1777年 ねん にルイ16世 せい は「窓 まど からの汚物 おぶつ の投 な げ捨 すて てを禁止 きんし する」という法令 ほうれい を再度 さいど 制定 せいてい した[32] 。しかし、これも効果 こうか は薄 うす く、パリの街 まち が腐敗 ふはい 臭 しゅう から逃 のが れたのは、19世紀 せいき 半 なか ばのナポレオン3世 せい の時代 じだい になってからとされる[32] 。
こういった糞尿 ふんにょう に関 かん する意識 いしき や習慣 しゅうかん の違 ちが いは、文化 ぶんか 人類 じんるい 学 がく や社会 しゃかい 学 がく 、歴史 れきし 学 がく などの考察 こうさつ の対象 たいしょう でもある。
同 おな じ文化 ぶんか 圏内 けんない においても、年齢 ねんれい や性別 せいべつ によって便 びん に対 たい する意識 いしき は異 こと なる。哲学 てつがく や心理 しんり 学 がく においては、人格 じんかく 形成 けいせい や、人間 にんげん 心理 しんり における排便 はいべん 行為 こうい や糞尿 ふんにょう の意味付 いみづ け、機能 きのう 等 とう が主要 しゅよう な考察 こうさつ の主題 しゅだい の一 ひと つとなっている。一般 いっぱん に乳幼児 にゅうようじ は成人 せいじん より忌避 きひ 意識 いしき や羞恥心 しゅうちしん が弱 よわ く、例 たと えば糞尿 ふんにょう を題材 だいざい にした発言 はつげん をすることが成人 せいじん よりも多 おお く見 み られる。
糞尿 ふんにょう は、汚物 おぶつ として忌避 きひ の対象 たいしょう である故 ゆえ に、反 はん 社会 しゃかい 的 てき 行為 こうい や嫌 いや がらせ、派閥 はばつ の離脱 りだつ などのために利用 りよう される例 れい もある。例 たと えば、『古事記 こじき 』上巻 じょうかん 及 およ び『日本書紀 にほんしょき 』第 だい 七 なな 段 だん には、建 けん 速 そく 須佐 すさ 之 の 男 おとこ 命 いのち が姉 あね の天 てん 照 あきら 大神 おおがみ を訪 たず ねた高天原 たかまがはら で行 おこな った乱行 らんぎょう のひとつとして、御殿 ごてん に糞 くそ を撒 ま き散 ち らしたとの記載 きさい がある。あるいは蒯通 が韓 かん 信 しん のもとを離 はな れる際 さい 、発狂 はっきょう したと思 おも わせるために、彼 かれ は大便 だいべん を入 い れた器 うつわ を皆 みな に見 み せて廻 まわ ったとの伝説 でんせつ がある。また、『源氏物語 げんじものがたり 』の桐 きり 壺 つぼ の巻 まき では、帝 みかど の寵愛 ちょうあい を一 いち 手 て に受 う けた桐 きり 壺 つぼ の更衣 ころもがえ に対 たい する嫌 いや がらせとして、渡殿 わたどの (渡 わた り廊下 ろうか )に糞尿 ふんにょう が撒 ま き散 ち らされた。
また、糞 くそ を占 うらな いの対象 たいしょう とする事例 じれい や、不運 ふうん や病気 びょうき 、あるいは逆 ぎゃく に富貴 ふうき や幸運 こううん の予兆 よちょう や象徴 しょうちょう とする例 れい もある。中世 ちゅうせい の日本 にっぽん では、鳥獣 ちょうじゅう に糞 くそ をかけられた際 さい に、陰陽 いんよう 師 し に占 うらな わせていたことが『吾妻 あづま 鏡 きょう 』に見 み られる。例 たと えば、安貞 やすさだ 2年 ねん 2月 がつ 7日 にち (ユリウス暦 れき 換算 かんさん :1228年 ねん 3月14日 にち )条 じょう 、将軍 しょうぐん の衣 ころも に鳶 とんび の糞 くそ がかかったため、陰陽 いんよう 師 し に占 うらな わせたところ、病 やまい 事 ごと に注意 ちゅうい がいると伝 つた えられたと言 い う。また、寛 ひろし 喜 き 元年 がんねん 5月21日 にち (ユリウス暦 れき 1229年 ねん 6月14日 にち )条 じょう には、犬 いぬ の糞 くそ が御所 ごしょ の常 つね 御座 ぎょざ の畳 たたみ の上 うえ にかかったため占 うらな わせた、と記 しる されている。
記号 きごう 化 か された糞 くそ (うんこマーク )
一方 いっぽう で、糞尿 ふんにょう は笑 わら い や文学 ぶんがく ・芸術 げいじゅつ の題材 だいざい ・対象 たいしょう でもある。糞尿 ふんにょう に関 かん する説話 せつわ などは「糞尿 ふんにょう 譚 たん (ふんにょうたん)」と呼称 こしょう され、火野 ひの 葦平 あしへい は同名 どうめい の小説 しょうせつ で芥川賞 あくたがわしょう を受賞 じゅしょう している。演芸 えんげい において、糞尿 ふんにょう を題材 だいざい にしたものは下 しも ネタ と分類 ぶんるい される。漫画 まんが やアニメ などのサブカルチャーメディアのうちには、糞便 ふんべん を主題 しゅだい としたり、主題 しゅだい としないまでも決 き まりネタとして登場 とうじょう する作品 さくひん も多 おお く、ソフトクリーム のように円錐 えんすい 状 じょう にとぐろを巻 ま いた「記号 きごう 化 か された糞 くそ 」が用 もち いられることもある。糞 くそ を模 も した美術 びじゅつ 品 ひん や、芸術 げいじゅつ 活動 かつどう の一環 いっかん として糞 くそ そのものを使 つか った創作 そうさく 活動 かつどう も存在 そんざい する[要 よう 出典 しゅってん ] 。
糞便 ふんべん は愛着 あいちゃく や性的 せいてき 嗜好 しこう の対象 たいしょう でもあり、このような興味 きょうみ を「スカトロジー」や、「糞便 ふんべん 愛好 あいこう 」や「糞尿 ふんにょう 愛好 あいこう 」と言 い う。排泄 はいせつ する姿 すがた 、排泄 はいせつ 物 ぶつ は一般 いっぱん に他人 たにん に見 み せることが無 な いため、特殊 とくしゅ な性的 せいてき 嗜好 しこう を持 も った者 もの にとって人糞 じんぷん は鑑賞 かんしょう の対象 たいしょう となる。太 ふと さや硬 かた さ、香 かお り、色 いろ などを鑑賞 かんしょう する。排泄 はいせつ 物 ぶつ だけでなく排便 はいべん 行為 こうい や肛門 こうもん の動 うご きも愉 たの しむ。また、人糞 じんぷん を食 しょく す事 こと に性的 せいてき 興奮 こうふん を覚 おぼ える者 もの も稀 まれ に存在 そんざい する。
糞 くそ 投 な げ・糞 くそ 飛 と ばし
ゴリラやチンパンジーなどが糞 くそ を投 な げるが、これは自然 しぜん 界 かい の習性 しゅうせい ではなく、観客 かんきゃく の人間 にんげん が反応 はんのう するための暇 ひま つぶしやコミュニケーションとして行 おこな うものである[33] 。また、そういった行動 こうどう を行 おこな っていなかったチンパンジーの群 む れに、糞 くそ 投 な げを行 おこな っていたチンパンジーを入 い れた際 さい に糞 くそ 投 な げが定着 ていちゃく した[33] 。
また、インドなどではディーワーリー という祭 まつ りの締 し めにゴレハバ (英語 えいご 版 ばん ) という牛糞 ぎゅうふん を投 な げ合 あ う祭 まつ りがある[34]
アフリカでは、クーズー という草食 そうしょく 動物 どうぶつ の糞 くそ を飛 と ばすクーズーの糞 くそ 飛 と ばし (英語 えいご 版 ばん ) というイベントが行 おこな われる。
穢 けが れ・罪 つみ
大便 だいべん などによって他人 たにん の所有 しょゆう 物 ぶつ を汚 けが す行為 こうい は、器物 きぶつ 損壊 そんかい 罪 ざい となる[35] [36] 。
神道 しんとう には、古代 こだい の罪状 ざいじょう をまとめた天津 てんしん 罪 ざい に、神聖 しんせい な場所 ばしょ などを糞 くそ で汚 けが す罪 つみ に糞 くそ 戸 ど (屎戸、くそへ)とある[37] 。
その他 た
言語 げんご 表現 ひょうげん における糞 くそ
日本語 にほんご の「くそ」という語 かたり は、記紀 きき に見 み られる古 ふる い言葉 ことば である[38] 。「臭 におわ し」「腐 くさ る」と同系 どうけい と考 かんが えられているが、語 かたり の成立 せいりつ の先後 せんご 関係 かんけい は不明 ふめい とされる[39] 。
なお、排泄 はいせつ を意味 いみ する古語 こご の動詞 どうし は「まる」で、「くそまる[40] 」(排便 はいべん する)「ゆまる[41] 」(排尿 はいにょう する)のように用 もち いられた。これは、おまる という語 かたり に今 いま も残 のこ るほか、長野 ながの 県 けん 、愛知 あいち 県 けん など、一部 いちぶ の地域 ちいき の方言 ほうげん として現在 げんざい でも使 つか われる[42] 。子音 しいん 交替 こうたい によりバ行 ぎょう に転 てん じた「ばる」になると、さらに多 おお くの地方 ちほう で方言 ほうげん として残 のこ っている[43] 。たとえば、肥 こえ 筑方言 ほうげん の「ばりかぶる =排便 はいべん する(なお、「かぶる」は広 ひろ く九州 きゅうしゅう 地方 ちほう で排泄 はいせつ を意味 いみ する語 かたり 。「しかぶる 」は小便 しょうべん を漏 も らす、失禁 しっきん するの意 い [44] )」など。「ばば」の語源 ごげん にも関係 かんけい があるともといわれる。また、男児 だんじ 名 めい に付 つ く「麻呂 まろ 」、「麿 まろ 」、「丸 まる 」も、もとは「糞 くそ 」、あるいはおまるに由来 ゆらい するという説 せつ がある。これは、名 な にわざと醜悪 しゅうあく なものをつけ、幼児 ようじ が魔物 まもの などに魅入 みい られず力強 ちからづよ く成長 せいちょう することを祈 いの ったものであるという[45] 。
糞 くそ はまた、さまざまな慣用 かんよう 句 く に用 もち いられる。例 たと えば、現代 げんだい 日本語 にほんご では、強 つよ い憤 いきどお りやののしり、自分 じぶん を鼓舞 こぶ するときに、「くそ」、「くそっ」、「くそう」などと言 い うことがある。また接頭 せっとう 語 ご ・接尾 せつび 語 ご 的 てき に「くそ」を付 つ け、侮蔑 ぶべつ や、程度 ていど のはなはだしいことを否定 ひてい 的 てき に表現 ひょうげん する意図 いと で用 もち いることがある(くそ坊主 ぼうず ・くそガキ ・くそまじめ・下手 へた くそ、など)[* 4] 。同様 どうよう の例 れい は、欧米 おうべい 諸語 しょご にも見 み られ、Shit! (英語 えいご )、Scheiße!(ドイツ語 ご )、Merde! (フランス語 ふらんすご )、¡Mierda!(スペイン語 ご )、Merda!(イタリア語 ご )といったののしりや侮蔑 ぶべつ の意 い を持 も って「糞 くそ 」に相当 そうとう する語 かたり を用 もち いる慣用 かんよう 表現 ひょうげん が存在 そんざい している。英語 えいご のShit!は下品 げひん とされるので、Shoot! やSheesh!など、発音 はつおん が似 に た語 かたり をかわりに用 もち いることがある。スペイン語 ご でも、女性 じょせい などはmierda(糞 くそ )という単語 たんご を直接 ちょくせつ 口 くち にするのを嫌 きら い、最初 さいしょ のほうの発音 はつおん が同 おな じ単語 たんご であるmiércoles (水曜日 すいようび )をその代 か わりにいうことがある。
糞 くそ と名 な の付 つ く食 た べ物 もの
食材 しょくざい 名 めい
本来 ほんらい 忌避 きひ されるはずの糞 くそ の名 な を含 ふく む語 かたり が名称 めいしょう となっている食材 しょくざい がある。日本語 にほんご では、よく獲 え れる食用 しょくよう ウニ (海胆 うに )の代表 だいひょう 的 てき な2属 ぞく に「馬糞 ばふん (ばふん、まぐそ)」の名 な が付 つ いており、海鮮 かいせん 料理 りょうり や江戸前 えどまえ 寿司 ずし のネタ として供 きょう されることの多 おお い高級 こうきゅう ・高額 こうがく の海産物 かいさんぶつ におよそ相応 ふさわ しくない名称 めいしょう として、人々 ひとびと が疑問 ぎもん に思 おも うようなこととなっている。具体 ぐたい 的 てき には、「バフンウニ (馬糞 ばふん 海胆 うに )」とその古 いにしえ 名 めい である「マグソガゼ(馬糞 ばふん 甲 かぶと 贏)」、そして「エゾバフンウニ (蝦夷 えぞ 馬糞 ばふん 海胆 うに )」がそれであり、これらの名 な は、「バフンウニ」と「マグソガゼ」は形状 けいじょう が馬糞 ばふん を連想 れんそう させるウニ(ガゼはウニの古名 こみょう )であることから、「エゾバフンウニ」はバフンウニに似 に た蝦夷 えぞ (北海道 ほっかいどう )で多産 たさん の近 きん 縁 えん 属 ぞく であることから、大昔 おおむかし の庶民 しょみん によって誰彼 だれかれ となく呼 よ ばれ始 はじ めたか、あるいは、江戸 えど 時代 じだい の本草学 ほんぞうがく 者 もの もしくは近代 きんだい の分類 ぶんるい 学 がく 者 しゃ によって命名 めいめい されたものと考 かんが えられる。
タイ王国 おうこく では、トムヤムクン などに用 もち いられる大小 だいしょう さまざまな葉 は 唐辛子 とうがらし が売 う られているが、その中 なか でも一番 いちばん 小 ちい さく世界 せかい 有数 ゆうすう の辛 つら さを誇 ほこ る青 あお 唐辛子 とうがらし の一 いち 品種 ひんしゅ は、色 いろ ・形 かたち が似 に ていることから「プリック・キー・ヌー(Prik Kee Noo. 他 た の日本語 にほんご 音 おん 写 うつし 形 がた :プリッキーヌー、プリッキーヌ。意 い :ねずみ のうんこ)」と呼 よ ばれている。世界 せかい でも稀 まれ なケースである。
商品 しょうひん 名 めい
奈良 なら 市 し では、野生 やせい のニホンジカ で溢 あふ れかえる奈良公園 ならこうえん を中心 ちゅうしん とした地域 ちいき で、「鹿 しか のフン」あるいはそれに類 るい する名称 めいしょう の菓子 かし を土産 みやげ 物 もの として販売 はんばい している。これは、奈良 なら 市 し 出身 しゅっしん のお笑 わら いタレント ・明石家 あかしや さんま が、1986年 ねん (昭和 しょうわ 61年 ねん )にテレビのバラエティ番組 ばんぐみ 『笑 わら っていいとも! 』や『オレたちひょうきん族 ぞく 』の中 なか で面白 おもしろ おかしく紹介 しょうかい しながらギャグ にも取 と り入 い れて広 ひろ めたことがブーム につながった吉永 よしなが 小百合 さゆり の歌謡 かよう 曲 きょく 「奈良 なら の春日野 かすがの 」の歌詞 かし 内容 ないよう に因 ちな んで開発 かいはつ ・発売 はつばい された商品 しょうひん である。テレビ発 はつ のブームは去 さ って久 ひさ しく、この菓子 かし とその名 な の直接的 ちょくせつてき 由来 ゆらい が吉永 よしなが の歌謡 かよう 曲 きょく にある事実 じじつ を知 し らない世代 せだい も増 ふ えたが、鹿 しか の糞 くそ を模 も した形状 けいじょう の菓子 かし というのはそれ自体 じたい が面白 おもしろ く、しかも安価 あんか で、かつ、本物 ほんもの の鹿 しか の糞 くそ がそこここにある地域 ちいき を擁 よう する如何 いか にも奈良 なら らしい土産物 みやげもの であるため、修学旅行 しゅうがくりょこう 生 なま や若年 じゃくねん 層 そう を中心 ちゅうしん に人気 にんき があり、すっかり奈良 なら 土産 みやげ として定着 ていちゃく している。わざわざ糞 くそ に似 に せた食品 しょくひん を作 つく って販売 はんばい している例 れい の一 ひと つである。
沖縄 おきなわ 県 けん では、「イリオモテヤマネコ の運 うん 幸 こう ウンコ 」「ヤンバルクイナ の運 うん 幸 こう ウンコ 」「シーサー の運 うん 幸 こう ウンコ 」という“運 うん 幸 こう ウンコ ”シリーズ展開 てんかい をする一連 いちれん の菓子 かし (小 しょう 球形 きゅうけい の黒糖 こくとう 入 はい りチョコレート 菓子 かし )を、八重山 やえやま 地方 ちほう 発 はつ の土産物 みやげもの として販売 はんばい している。
鳥取 とっとり 県 けん 倉吉 くらよし 市 し の銘菓 めいか 「天女 てんにょ のわすれもの」は、商品 しょうひん 名 めい に糞 くそ のことを婉曲 えんきょく 的 てき に採用 さいよう している一 ひと つの例 れい である。これは、同市 どうし が「トイレ からのまちづくり」を謳 うた って推 お し進 すす める地域 ちいき おこし のコンセプト に適 かな う商品 しょうひん として開発 かいはつ されたもので、天女 てんにょ が浮世 うきよ に忘 わす れていった物 もの とは、すなわち「うんこ」である。ちなみに、ビデオゲームの『妖怪 ようかい 道中 どうちゅう 記 き 』にも、「天女 てんにょ のフン」と呼 よ ばれる謎 なぞ のアイテムが登場 とうじょう する。
糞 くそ と関連 かんれん する生物 せいぶつ 名 めい
オオトリノフンダマシトリノフンダマシ属 ぞく の1種 しゅ
エゾバフンウニ
トリノフンダマシ (擬 なずらえ 鳥 とり 糞 くそ 蜘蛛 くも ) - コガネグモ科 か に属 ぞく するクモ 類 るい 。鳥 とり の糞 くそ に擬態 ぎたい していると思 おも われる種 たね が多 おお いことからその名 な がある。
クソバエ(糞 くそ 蠅 はえ ) - キンバエ の別名 べつめい (俗称 ぞくしょう )。
フンバエ(糞 くそ 蠅 はえ ) - フンバエ科 か の昆虫 こんちゅう の総称 そうしょう 。
フンコロガシ (糞 くそ 転 ころ がし)
ムシクソハムシ (虫 むし 糞 くそ 金花虫 はむし ) - 学名 がくめい Chlamisus spilotus 。ハムシ科 か の昆虫 こんちゅう で、イモムシ などの糞 くそ にそっくりな形 かたち をしている。
バフンウニ (馬糞 ばふん 海胆 うに ) - 形状 けいじょう が馬糞 ばふん に似 に たウニ 。
マグソガゼ(馬糞 ばふん 甲 かぶと 贏) - バフンウニの別名 べつめい (古名 こみょう )。
エゾバフンウニ (蝦夷 えぞ 馬糞 ばふん 海胆 うに ) - バフンウニの近 きん 縁 えん 種 しゅ 。
クソトビ(糞 くそ 鳶 とんび /糞 くそ 鴟 みみずく ) - ノスリ の別名 べつめい 。
フンタマカビ(糞 くそ 玉 だま 黴 かび ) - フンタマカビ綱 つな に分類 ぶんるい されるカビ 。
マグソタケ (馬糞 ばふん 茸 だけ ) - 学名 がくめい Panaeolus fimicola 。ハラタケ目 め ヒトヨタケ科 か のキノコ 。馬糞 ばふん を菌 きん 床 ゆか として発生 はっせい することが多 おお いため、その名 な で呼 よ ばれる。
ヘクソカズラ (屁 へ 糞 くそ 葛 かずら /屁 へ 糞 くそ 蔓 づる ) - アカネ科 か のつる性 せい 多年草 たねんそう 。葉 は や茎 くき に悪臭 あくしゅう がある。
クソウリ(糞 くそ 瓜 ふり ) - キカラスウリ の別名 べつめい 。
クソニンジン (屎人参 にんじん /糞 くそ 人参 にんじん ) - キク科 か の一 いち 年 ねん 草 くさ 。薬用 やくよう 植物 しょくぶつ 。
カナクソイモ(金 きむ 糞 くそ 薯 いも ) - ヤマノイモ科 か のつる性 せい 多年草 たねんそう 。ツクネイモ の別名 べつめい 。「#糞 くそ と関連 かんれん する地名 ちめい 」節 ふし で詳説 しょうせつ しているように、「かなくそ」は鉱石 こうせき の溶錬過程 かてい で生 しょう じるスラグ (かなくそ)を意味 いみ する可能 かのう 性 せい が高 たか い。従 したが って「カナクソイモ」は、その名 な の印象 いんしょう に反 はん して生物 せいぶつ の糞 くそ とは無関係 むかんけい と考 かんが えられる。
ネズミノフン(鼠 ねずみ 糞 くそ ) - モクセイ科 か の常緑 じょうりょく 低木 ていぼく 。ネズミモチ の別名 べつめい 。
クソクサギ(糞 くそ 臭 しゅう 木 き ) - スイカズラ科 か の落葉 らくよう 低木 ていぼく 。カンボク の別名 べつめい 。
クソツキ(糞 くそ 木 き ) - スイカズラ科 か の落葉 らくよう 小 しょう 高木 たかぎ 。ムシカリ の別名 べつめい 。
ヨグソミネバリ(夜 よる 糞 くそ 峰 ほう 榛 はしばみ ) - カバノキ科 か の落葉 らくよう 高木 たかぎ 。ミズメ の別名 べつめい 。枝 えだ を折 お ると独特 どくとく の匂 にお い/臭 にお いを発散 はっさん する。実際 じっさい は悪臭 あくしゅう というより一種 いっしゅ 独特 どくとく の芳香 ほうこう である。
糞 くそ と関連 かんれん する地名 ちめい
地名 ちめい においては、「糞 くそ 」の名 な を含 ふく むからといって「(生 い き物 もの の)糞 くそ 」に由来 ゆらい しているとは限 かぎ らない。例 たと えば「かなくそ(金 きむ 糞 くそ )」という構成 こうせい 要素 ようそ を持 も つ地名 ちめい は日本 にっぽん に数多 かずおお くあるが、これらの名 な は鉄 てつ 鉱石 こうせき や砂金 さきん に代表 だいひょう される鉱石 こうせき を溶錬する際 さい に生 しょう じるスラグ を指 さ す「かなくそ(金屎 かなくそ 、鉄 てつ 屎)」から来 き ているという説 せつ が有力 ゆうりょく である。
糞 くそ 置 おけ (くそおき) - 古代 こだい 日本 にっぽん の越前 えちぜん 国 こく 足羽 あすわ 郡 ぐん にあった地名 ちめい 。
糞尿 ふんにょう に由来 ゆらい する地名 ちめい
馬糞 ばふん に由来 ゆらい する地名 ちめい
牛糞 ぎゅうふん に由来 ゆらい する地名 ちめい
鳥 とり の糞 くそ に由来 ゆらい する地名 ちめい
金 きむ 糞 くそ (かなくそ )関連 かんれん 地名 ちめい
星屑 ほしくず に近 ちか い「星 ほし の糞 くそ 」という発想 はっそう から来 く る地名 ちめい
糞 くそ 害 がい
動物 どうぶつ の糞 くそ は、糞 くそ 害 がい として社会 しゃかい 問題 もんだい 化 か することがある。
犬 いぬ の場合 ばあい
犬 いぬ の野外 やがい 排泄 はいせつ を待 ま つ人 ひと
現代 げんだい の都市 とし では、ペット の犬 いぬ の糞 くそ の放置 ほうち が社会 しゃかい 問題 もんだい となる事例 じれい が見 み られる。この問題 もんだい への対応 たいおう として、フランス のパリ 市 し では、犬 いぬ に糞 くそ をさせるための場所 ばしょ を路上 ろじょう に設置 せっち し、簡易 かんい バキューム機 き を搭載 とうさい したオートバイ による清掃 せいそう 隊 たい を配置 はいち して対応 たいおう している。また、イギリス のロンドン 市 し では、公園 こうえん などに飼 か い主 ぬし が回収 かいしゅう した糞 くそ を入 い れるための、専用 せんよう の汚物 おぶつ 入 い れを設 もう けるなどしている。日本 にっぽん においては、一般 いっぱん 的 てき に犬 いぬ の飼 か い主 ぬし は、散歩 さんぽ の際 さい にビニール袋 ぶくろ やポケットティッシュを持参 じさん するなどして、飼 か い犬 いぬ の糞 くそ を回収 かいしゅう することが求 もと められ、条例 じょうれい により、路上 ろじょう など公共 こうきょう 性 せい のある場所 ばしょ に、ゴミやタバコの吸殻 すいがら と並 なら んで、犬 いぬ の糞 くそ を放置 ほうち することに罰金 ばっきん などを設 もう ける自治体 じちたい もある。これに対 たい し、便意 べんい を催 もよお した犬 いぬ の後 うし ろから宛 あて がって、直接 ちょくせつ 器具 きぐ 内 ない に用便 ようべん させる「犬 いぬ 用 よう 携帯 けいたい トイレ」など、糞 くそ の回収 かいしゅう を便利 べんり にするケア用品 ようひん も販売 はんばい されているほか、犬 いぬ を訓練 くんれん して、散歩 さんぽ 前 まえ に用便 ようべん を済 す まさせ、散歩 さんぽ 中 ちゅう に催 もよお させない人 ひと も居 い る。
猫 ねこ の場合 ばあい
排便 はいべん するネコ
ネコ は習性 しゅうせい として、柔 やわ らかい土 ど を掘 ほ り返 かえ して排便 はいべん し、終 お わった後 のち は土 ど を掛 か けて隠 かく すことを好 この む。また、イヌとは異 こと なり、放 はな し飼 が いにされるほか、飼 か い主 ぬし のいない野良猫 のらねこ もいるため、ネコが花壇 かだん や児童 じどう が遊 あそ ぶ砂場 すなば などに用便 ようべん してしまい、衛生 えいせい 上 じょう の観点 かんてん や心情 しんじょう 的 てき な観点 かんてん から、地域 ちいき の問題 もんだい となっている例 れい が見 み られる。子供 こども の遊 あそ ぶ砂場 すなば では、ネコやイヌの持 も っている寄生虫 きせいちゅう (猫 ねこ 回虫 かいちゅう など)による被害 ひがい を防止 ぼうし するため、児童 じどう の居 い ない時 とき はビニールシートを被 かぶ せたり、定期 ていき 的 てき に加熱 かねつ 消毒 しょうどく するなどの措置 そち を行 おこな う所 ところ もある。
鳥 とり の場合 ばあい
カラスの糞 くそ 害 がい を受 う けたベンチ
カワラバト は食料 しょくりょう さえ豊富 ほうふ なら、年 とし 5・6回 かい の繁殖 はんしょく が可能 かのう で、また大 おお きな群 む れ を作 つく ることでも知 し られる。そのため、ハトの密集 みっしゅう 地 ち では、糞 くそ 害 がい がしばしば問題 もんだい となっている。糞 くそ 害 がい などの対処 たいしょ 策 さく として、ハトそのものの生息 せいそく 数 すう の減少 げんしょう 、特 とく にエサやりが禁止 きんし される事例 じれい がある。例 たと えば、広島 ひろしま 平和 へいわ 記念 きねん 公園 こうえん では、1994年 ねん (平成 へいせい 6年 ねん )より鳩 ばと エサの販売 はんばい 中止 ちゅうし とエサやりの自粛 じしゅく を呼 よ びかけ、環境省 かんきょうしょう によると、その結果 けっか 、ハトの生息 せいそく 数 すう を五 ご 分 ぶん の一 いち に減少 げんしょう することに成功 せいこう した[50] 。また近年 きんねん [いつ? ] 、ムクドリ が何 なん 千 せん 何 なん 万 まん 羽 わ 単位 たんい で大通 おおどお りの街路 がいろ 樹 じゅ をねぐらにすることによる糞 くそ 害 がい も深刻 しんこく である。例 たと えば、JR 新松戸 しんまつど 駅 えき 周辺 しゅうへん のけやき 通 とお りではムクドリの糞 くそ 害 がい が深刻 しんこく で、初夏 しょか から晩秋 ばんしゅう にかけてのムクドリのシーズンでは周辺 しゅうへん の商店 しょうてん の客足 きゃくあし が遠 とお のくという[51] 。
公園 こうえん の銅像 どうぞう も糞 くそ 害 がい に悩 なや まされているものが多 おお い中 なか 、ハトやカラスが全 まった く寄 よ り付 つ かない銅像 どうぞう も存在 そんざい することに気 き が付 つ いた廣瀬 ひろせ 幸雄 ゆきお はその銅像 どうぞう の化学 かがく 成分 せいぶん を研究 けんきゅう し、ヒ素 ひそ の含有 がんゆう 量 りょう が多 おお いと鳥 とり を忌避 きひ する効果 こうか があることを突 つ き止 と めた。この研究 けんきゅう 業績 ぎょうせき に対 たい してイグノーベル賞 しょう の2003年 ねん 化学 かがく 賞 しょう が授与 じゅよ された。
自動車 じどうしゃ の塗装 とそう 面 めん に付着 ふちゃく した鳥 とり の糞 くそ は、塗装 とそう 表面 ひょうめん を溶 と かし、光沢 こうたく や色味 いろみ が失 うしな われる原因 げんいん となる。特 とく に、塗膜 とまく が硬化 こうか し切 き っていない新車 しんしゃ や、市中 しちゅう の板金 ばんきん 塗装 とそう 工場 こうじょう で施工 しこう されて間 あいだ もない再 さい 塗装 とそう 車 しゃ などは、鳥 とり の糞 くそ が付着 ふちゃく したら速 すみ やかに除去 じょきょ することが望 のぞ ましい。
関連 かんれん 書籍 しょせき
脚注 きゃくちゅう
注釈 ちゅうしゃく
^ 一説 いっせつ に、固 かた いものは「うんこ」、柔 やわ らかいものは「うんち」、さらに柔 やわ らかいものを「うんにょ」「うんにゃ」などと呼 よ ぶとされる。ほかにも「うんぴ」「うんび」などという語 かたり もある。村上 むらかみ 八 はち 千 せん 世 せい 「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご―うんこのえほん」(ISBN 978-4593593521 )。
^ ただし、貧血 ひんけつ などの治療 ちりょう で鉄剤 てつざい を服用 ふくよう している場合 ばあい 、吸収 きゅうしゅう されなかった鉄分 てつぶん が酸化 さんか されて便 びん に混 ま ざって排出 はいしゅつ されるため、黒 くろ っぽくなることがある。
^ 網代 あじろ 壁 かべ (あじろかべ)とは、枌板 そぎいた (へぎいた。竹 たけ 材 ざい を加工 かこう した薄手 うすで の板 いた )を主 おも 材 ざい とした網代 あじろ 編 あ みの壁 かべ 。
^ 「くそ」「くそっ」『日本 にっぽん 国語 こくご 大 だい 辞典 じてん 』小学館 しょうがくかん 、第 だい 2版 はん 、200〜2002年 ねん 。この意味 いみ での古 ふる い用例 ようれい としては18世紀 せいき 後半 こうはん の文献 ぶんけん を挙 あ げている。
^ 昭和 しょうわ 2年 ねん 刊行 かんこう の考古学 こうこがく 雑誌 ざっし で報告 ほうこく されている。
出典 しゅってん
^ 「うんち」と「うんこ」の定義 ていぎ に違 ちが い? 「確証 かくしょう のない情報 じょうほう 」だったと新潟 にいがた 県立 けんりつ 自然 しぜん 科学 かがく 館 かん が謝罪 しゃざい
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関連 かんれん 項目 こうもく
外部 がいぶ リンク