野村のむら萬まん斎とき

野村のむら 萬まん斎とき（のむら まんさい）は、狂言きょうげん方かた和泉いずみ流りゅう野村のむら万蔵まんぞう家かの名跡みょうせき。元もとは五ご世せい野村のむら万まん造みやつこの隠居いんきょ名めい。

• 初はつ世よ野村のむら萬まん斎とき - 五ご世せい野村のむら万まん造みやつこ（1863年ねん-1938年ねん）の隠居いんきょ名めい。晩年ばんねんに「萬まん斎とき」と改名かいめいし、死去しきょまで萬まん斎ときを名乗なのった。
• 二に世せい野村のむら萬まん斎とき（1966年ねん-　） - 本ほん項こうにて詳述しょうじゅつ。1994年ねんに襲名しゅうめい。

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のむら まんさい 野村のむら 萬まん斎とき （二に世せい）
本名ほんみょう	野村のむら 武司たけし（のむら たけし）
生年月日せいねんがっぴ	(1966-04-05) 1966年ねん4月がつ5日にち（58歳さい）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・東京とうきょう都と
身長しんちょう	174 cm
血液けつえき型がた	AB型がた
職業しょくぎょう	狂言きょうげん師し・俳優はいゆう
ジャンル	舞台ぶたい・映画えいが
活動かつどう期間きかん	1970年ねん -
活動かつどう内容ないよう	1970年ねん：狂言きょうげん初舞台はつぶたい 1985年ねん：『乱らん』 1994年ねん：『花はなの乱らん』 1997年ねん：『あぐり』 2000年ねん：『蒼天そうてんの夢ゆめ』 2001年ねん：『陰陽いんよう師し』 2003年ねん：『にほんごであそぼ』 2003年ねん：『陰陽いんよう師しII』 2012年ねん：『のぼうの城しろ』 2016年ねん：『シン・ゴジラ』 2019年ねん：『七ななつの会議かいぎ』
配偶はいぐう者しゃ	あり
著名ちょめいな家族かぞく	祖父そふ：六ろく世せい野村のむら万蔵まんぞう 父ちち：二に世せい野村のむら万作まんさく 母はは：阪本さかもと若葉わかば子こ 伯父おじ：七なな世せい野村のむら万蔵まんぞう（隠居いんきょ名めい：野村のむら萬よろず） 叔父おじ：野村のむら四郎しろう 叔父おじ：野村のむら万よろず之の介かい 従兄じゅうけい：八はち世せい野村のむら万蔵まんぞう 従兄じゅうけい：九きゅう世せい野村のむら万蔵まんぞう 従したがえ甥おい：野村のむら太一郎たいちろう 従したがえ甥おい：六ろく世せい野村のむら万まん之の丞すすむ 長女ちょうじょ：野村のむら彩也子さやこ（TBSアナウンサー） 長男ちょうなん：野村のむら裕ひろし基もと（狂言きょうげん師し）
事務所じむしょ	シス・カンパニー （狂言きょうげん・芸術げいじゅつ監督かんとく以外いがいの活動かつどう）
公式こうしきサイト	万作まんさくの会かい
主おもな作品さくひん
狂言きょうげん 『まちがいの狂言きょうげん』 『髭ひげ櫓ろ』 『敦あつし - 山月やまつき記き・名人めいじん伝でん - 』 ドラマ・映画えいが 『あぐり』 『陰陽いんよう師し』 『のぼうの城しろ』 『シン・ゴジラ』 『七ななつの会議かいぎ』
受賞じゅしょう 日本にっぽんアカデミー賞しょう 優秀ゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆう賞しょう 第だい23回かい『陰陽いんよう師し』 第だい36回かい『のぼうの城しろ』 ブルーリボン賞しょう 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう 第だい44回かい『陰陽いんよう師し』 その他たの賞しょう エランドール特別とくべつ賞しょう 橋田はしだ賞しょう新人しんじん賞しょう 日刊にっかんスポーツ・ドラマグランプリ助演じょえん男優だんゆう賞しょう ベストドレッサー賞しょう 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい演劇えんげき部門ぶもん新人しんじん賞しょう 読売よみうり演劇えんげき大賞たいしょう 芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん新人しんじん賞しょう 紀伊國屋きのくにや演劇えんげき賞しょう 朝日あさひ舞台ぶたい芸術げいじゅつ賞しょう モンブラン国際こくさい文化ぶんか賞しょう 松尾まつお芸能げいのう賞しょう大賞たいしょう

二に世せい野村のむら 萬まん斎とき（のむら まんさい、本名ほんみょう：野村のむら 武司たけし（のむら たけし）、1966年ねん〈昭和しょうわ41年ねん〉4月がつ5日にち - ）は、狂言きょうげん方ほう和泉いずみ流りゅうの能楽のうがく師し・俳優はいゆう・演出えんしゅつ家か。能楽のうがく狂言きょうげん方かた和泉いずみ流りゅう野村のむら万蔵まんぞう家か。二に世せい野村のむら万作まんさくと詩人しじん・阪本さかもと若葉わかば子この長男ちょうなん。

概要がいよう

人物じんぶつ

狂言きょうげん師し・二に世せい野村のむら万作まんさくの長男ちょうなんとして、東京とうきょう都とに生うまれる。

1970年ねん、3歳さいのときに『靱猿』の子こ猿さる役やくで初舞台はつぶたいを踏ふみ、4歳さいのときに『いろは』で初はつシテを務つとめた。

父ちちの万作まんさくは狂言きょうげん師しの道みちに進すすむことを強制きょうせいしたわけではないが、中学生ちゅうがくせいになると型かたにはめ込こまれる狂言きょうげんを窮屈きゅうくつに感かんじて、自由じゆうさを求もとめて部ぶ活動かつどうのバスケットボールやバンド活動かつどうに勤いそしむ。また、他たとは違ちがうと思おもわれたくないため、自分じぶんの家いえが狂言きょうげん師しの一族いちぞくであることを周囲しゅういには明あかさなかった。変声期へんせいきになると声こえが出でなくなり、より一層いっそう狂言きょうげんに身みが入はいらなくなった。高校こうこうに入はいり3年生ねんせいの17歳さいで演えんじた『三番叟さんばそう』で狂言きょうげんの面白おもしろさに目覚めざめ、狂言きょうげん師しの立場たちばを認識にんしきして受うけ入いれられた。

1989年ねんに東京芸術大学とうきょうげいじゅつだいがく音楽学部おんがくがくぶ邦楽ほうがく科か能楽のうがく専攻せんこうを卒業そつぎょうした。

「萬まん斎とき」襲名しゅうめい と名跡みょうせきの分割ぶんかつ相続そうぞく

1994年ねん、二に世せい「萬まん斎とき」を襲名しゅうめいした。

伯父おじ・初はつ世よ野村のむら萬よろず（本名ほんみょう：野村のむら太良たら）と父ちち・二に世せい野村のむら万作まんさく（本名ほんみょう：野村のむら二に朗ろう）の兄弟きょうだいは、六ろく世せい万蔵まんぞうの息子むすこで、六ろく世せいの没後ぼつご、万蔵まんぞう家かの名跡みょうせきを分配ぶんぱいすることになった。

長男ちょうなん・太良たら（萬まん）が次期じき当主とうしゅ名めいである「万まん之の丞すすむ」を経へて、野村のむら万蔵まんぞう家か（本家ほんけ）の当主とうしゅ名めいである「野村のむら万蔵まんぞう」を七なな世せいとして襲名しゅうめいした。そして、太良たらが万まん蔵ぞう家か当主とうしゅを退しりぞいたのち「野村のむら万蔵まんぞう」の名跡みょうせきは、既すでに次期じき当主とうしゅ名めいである「万まん之の丞すすむ」を襲名しゅうめいしていた太良たらの長男ちょうなん・耕こう介かい（萬まん斎ときの従兄じゅうけい）が八はち世せいとして引ひき継つぐ予定よていであった。

しかし、耕こう介かいは襲名しゅうめいを半年はんとし後ごに控ひかえた2004年ねん6月がつに父ちちの太良たら（萬まん）に先立さきだち死去しきょした。これを受うけ、太良たらの次男じなん・良介りょうすけ（萬まん斎ときの従兄じゅうけい）が兄あにに代かわり九きゅう世せいとして当主とうしゅ名めい・「万蔵まんぞう」を2005年ねん1月がつに襲名しゅうめいし、今日きょうに至いたる（八はち世せいは耕こう介かいに追贈ついぞうされた）。また、耕こう介かいが生前せいぜんに名乗なのった次期じき当主とうしゅが名乗なのる「万まん之の丞すすむ」の名跡みょうせきは耕こう介かいの甥おい（良介りょうすけの長男ちょうなん）・虎とら之の介かいが六ろく世せいとして襲名しゅうめいし、今日きょうにいたる。

そして、次男じなんである二に朗ろう（万作まんさく）は「二に世せい万まん作さく」の舞台ぶたい名めいを経へたのちに、五ご世せい万まん造づくり（六ろく世せい万まん蔵ぞうの父ちち）の隠居いんきょ名めい・萬まん斎ときを相続そうぞくすることになっていた。しかし、二に朗ろうは自身じしんの父ちち・六ろく世せい万まん蔵ぞうの本名ほんみょうでもあった「万作まんさく」という舞台ぶたい名めいに愛着あいちゃくを持もっていた事ことと、六ろく世せい万まん蔵ぞうの本名ほんみょうに過すぎなかった「万作まんさく」の舞台ぶたい名めいを一いち代だいで築きずきあげた自負じふから「萬まん斎とき」を二に朗ろう自身じしんでは名乗なのることはせず、息子むすこの武司たけしに「萬まん斎とき」の名前なまえを相続そうぞくさせることとした。それにより、1994年ねんに武司たけしが「萬まん斎とき」を二に世せいとして襲名しゅうめいすることとなった。

この分割ぶんかつ相続そうぞくにより、長男ちょうなん・太良たら（萬まん）の家系かけいが江戸えど時代じだいから代々だいだい続つづく当主とうしゅ名な・「万蔵まんぞう」と次期じき当主とうしゅ（跡取あととり）が名乗なのる「万まん之の丞すすむ」の名跡みょうせきを相続そうぞくすることとなった。そして、次男じなん・二に朗ろう（万作まんさく）の家系かけいが六ろく世せい万まん蔵ぞうの本名ほんみょう・「万作まんさく」の名前なまえと五ご世せい万まん造づくりの隠居いんきょ名めい・「萬まん斎とき」の名前なまえを相続そうぞくしていく形かたちとなった。

狂言きょうげん以外いがいの活動かつどう

幼少ようしょうより厳きびしい稽古けいこが必要ひつようとされる伝統でんとう芸能げいのうの世界せかいで育そだちながら、狂言きょうげん以外いがいでも、俳優はいゆうとしてドラマ・映画えいが・舞台ぶたいなどで幅広はばひろく活躍かつやくしており、端整たんせいな容姿ようしと気品きひんある物腰ものごし、独特どくとくの発声はっせいなどで存在そんざい感かんを示しめす。

NHKで1994年ねんの大河たいがドラマ『花はなの乱らん』や、1997年ねんの朝あさの連続れんぞくテレビ小説しょうせつ『あぐり』、2000年ねんのスペシャルドラマ『蒼天そうてんの夢ゆめ 松陰まつかげと晋作しんさく・新しん世紀せいきへの挑戦ちょうせん』などに出演しゅつえんし、知名度ちめいどを上あげた。その後ご、2001年ねんに映画えいが『陰陽いんよう師し』で主演しゅえんし、また2008年ねんに木曜もくよう時代じだい劇げき『鞍馬あんば天狗てんぐ』で主演しゅえんの鞍馬あんば天狗てんぐ（倉田くらた典のり膳ぜん）を演えんじた。

NHK Eテレの子供こども向むけ番組ばんぐみ『にほんごであそぼ』に、2003年ねんの放送ほうそう開始かいし時じよりレギュラー出演しゅつえんしている。

東京とうきょう2020 開会かいかい式しき・閉会へいかい式しき 4式典しきてん総合そうごうプランニングチームのチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターを務つとめることになっていたが、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだいを受うけた演出えんしゅつの見直みなおしにともない解散かいさんした。

また、著作ちょさくや舞台ぶたいイベントなどで狂言きょうげんの普及ふきゅうに努つとめるかたわら、日本にっぽん伝統でんとう芸能げいのうと現代げんだい劇げきとの融合ゆうごうを目指めざして『藪やぶの中なか』や『RASHOMON』、『敦あつし - 山月やまつき記き・名人めいじん伝でん - 』などを演出えんしゅつし、評価ひょうかを得えた。

父ちち万作まんさくが早稲田大学わせだだいがくの卒業生そつぎょうせいであり、自身じしんも早稲田大学わせだだいがく推薦すいせん校友こうゆうである。

親族しんぞく

父ちちの兄弟きょうだいは伯父おじ・野村のむら萬よろず（七なな世せい野村のむら万蔵まんぞう）。叔父おじ（四男よつお）・野村のむら四郎しろう（観世かんぜ流りゅうシテ方かた）、叔父おじ（五男いつお）・野村のむら万よろず之の介かい（狂言きょうげん方かた）がいる。また、伯父おじ・萬まんは2024年ねん現在げんざい、現役げんえき最さい高齢こうれいの狂言きょうげん師しである。

従兄じゅうけいに八はち世せい野村のむら万蔵まんぞう（五ご世せい万まん之の丞すすむ）と九きゅう世せい野村のむら万蔵まんぞうがいる。従したがえ甥おい（従兄じゅうけいの子こ）に野村のむら太一郎たいちろう、六ろく世せい野村のむら万まん之の丞すすむ、野村のむら拳けん之の介かい、野村のむら眞之まさゆき介かい（伯父おじ・萬まんの孫まご）。

母方ははかたの曾祖父そうそふは福井ふくい県知事けんちじ・鹿児島かごしま県知事けんちじなどを務つとめた阪本さかもと釤之助すけで戦国せんごく武将ぶしょう・永井ながい直ただし勝かちの子孫しそんにあたる。母方ははかたの祖父そふは詩人しじん・ドイツ文学ぶんがく者しゃの阪本さかもと越郎えつろう。越郎えつろうの兄あにに阪本さかもと瑞男みずお、異母弟いぼていに高見たかみ順じゅん、従兄じゅうけいに永井ながい荷風かふうがいる。

長男ちょうなん・裕ひろし基もとも狂言きょうげん師しの道みちを歩あゆみだしている。

長女ちょうじょ・彩也子さやこは2019年ねんに父ちち・萬まん斎とき、弟おとうと・裕ひろし基もととともにKUMONのCMでメディアデビューを果はたした。2020年ねん4月がつ1日にち付づけでTBSにアナウンサーとして入社にゅうしゃした。

略歴りゃくれき

• 1970年ねん：『靱猿』で初舞台はつぶたい。
• 1979年ねん：筑波大つくばだい附属ふぞく小しょうを卒業そつぎょう。
• 1981年ねん：『千歳ちとせ』を披く。
• 1982年ねん：筑波大つくばだい附属ふぞく中ちゅうを卒業そつぎょう。
• 1984年ねん：『三番叟さんばそう』を披く。
• 1985年ねん：黒澤くろさわ明あきら監督かんとく作品さくひん『乱らん』で、鶴丸つるまる役やく（「野村のむら武司たけし」として出演しゅつえん）。
• 1985年ねん：筑波大つくばだい附属ふぞく高だかを卒業そつぎょう。
• 1986年ねん：『奈須なす与市よいち語ご』を披く。
• 1987年ねん：『ござる乃座』主宰しゅさい（以後いご年ねん2回かい）。
• 1988年ねん：『釣つり狐きつね』を披く。
• 1989年ねん：東京芸術大学とうきょうげいじゅつだいがく音楽学部おんがくがくぶ邦楽ほうがく科か能楽のうがく専攻せんこう卒業そつぎょう。
• 1990年ねん：『ハムレット』主演しゅえん。
• 1994年ねん：曾祖父そうそふ・五ご世せい万まん造みやつこの隠居いんきょ名めい、萬まん斎ときを襲名しゅうめい。NHK大河たいがドラマ『花はなの乱らん』で、細川ほそかわ勝元かつもと役やく。文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ家か在外ざいがい研修けんしゅう制度せいどで渡わたり英すぐる。
• 1996年ねん：『花子はなこ』を披く。
• 1997年ねん：NHK朝あさの連続れんぞくテレビ小説しょうせつ 『あぐり』で、望月もちづきエイスケ役やく（吉行よしゆきエイスケがモデル）。
• 2000年ねん：司馬しば遼りょう太郎たろう原作げんさく『世よに棲すむ日日ひび』のNHKスペシャルドラマ『蒼天そうてんの夢ゆめ 松陰まつかげと晋作しんさく・新しん世紀せいきへの挑戦ちょうせん』で、高杉たかすぎ晋作しんさく役やく。
• 2001年ねん：『まちがいの狂言きょうげん』演出えんしゅつ・主演しゅえん（シェイクスピア『間あいだ違ちがいの喜劇きげき』の翻案ほんあん）。滝田たきた洋二郎ようじろう監督かんとく作品さくひん『陰陽いんよう師し』で、安倍晴明あべのせいめい役やく（映画えいが初はつ主演しゅえん）。
• 2002年ねん：世田谷せたがやパブリックシアター芸術げいじゅつ監督かんとくに就任しゅうにん。
• 2003年ねん：NHK子供こども番組ばんぐみ 『にほんごであそぼ』出演しゅつえん開始かいし。長男ちょうなん・野村のむら裕ひろし基もと、『靱猿』で初舞台はつぶたい。ジョナサン・ケント演出えんしゅつ『Hamlet』に主演しゅえんし、「男優だんゆうだけのハムレット」として日本にっぽん公演こうえんのほかロンドン公演こうえんを行おこなった。
• 2004年ねん：ギリシャ・アテネの古代こだい劇場げきじょうで上演じょうえんされた蜷川にながわ幸雄ゆきお演出えんしゅつのギリシャ悲劇ひげき『オイディプス王おう』に主演しゅえん。9月2日にち、重要じゅうよう無形むけい文化財ぶんかざい総合そうごう指定してい者しゃに認定にんてい（総合そうごう認定にんてい役割やくわり：狂言きょうげん方かた（和泉いずみ流りゅう））。
• 2007年ねん：世田谷せたがやパブリックシアター芸術げいじゅつ監督かんとく（2期き目め）
• 2008年ねん：東京大学とうきょうだいがく教養きょうよう学部がくぶ非常勤ひじょうきん講師こうし。
• 2009年ねん：明治大学めいじだいがく国際こくさい日本にっぽん学部がくぶ非常勤ひじょうきん講師こうし。
• 2010年ねん：『現代げんだい能楽のうがく集しゅうV〜「春はる独どく丸まる」「俊寛しゅんかんさん」「愛あいの鼓動こどう」』で、企画きかく・監修かんしゅう。
• 2011年ねん：文部もんぶ科学かがく省しょう日本にっぽんユネスコ国内こくない委員いいん会かい委員いいんに就任しゅうにん。
• 2016年ねん：映画えいが『シン・ゴジラ』にてモーションキャプチャによるゴジラ役やくを担当たんとう。公開こうかい当日とうじつまで出演しゅつえんはシークレットとなっていた。
• 2021年ねん：石川いしかわ県立けんりつ音楽おんがく堂どう邦楽ほうがく監督かんとくに就任しゅうにん。
• 2021年ねん：公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん全ぜん国公立こっこうりつ文化ぶんか施設しせつ協会きょうかい会長かいちょうに就任しゅうにん。テレビ朝日てれびあさひ木曜もくようドラマ『ドクターX ～外科げか医い・大門だいもん未知子みちこ～』シーズン7に蜂須賀はちすか隆太郎りゅうたろう役やくで出演しゅつえん。
• 2022年ねん：世田谷せたがやパブリックシアター芸術げいじゅつ監督かんとくを退任たいにん。
• 2023年ねん：全国ぜんこく共同きょうどう制作せいさくオペラ J.シュトラウスⅡ世せい「こうもり」演出えんしゅつ

受賞じゅしょう歴れき

1997年ねん

• 第だい15回かいザテレビジョンドラマアカデミー賞しょう 助演じょえん男優だんゆう賞しょう（『あぐり』）
• ベストドレッサー賞しょう 文化ぶんか部門ぶもん

1998年ねん

• エランドール賞しょう 特別とくべつ賞しょう
• 橋田はしだ賞しょう 新人しんじん賞しょう
• 日刊にっかんスポーツ・ドラマグランプリ 助演じょえん男優だんゆう賞しょう（『あぐり』）
• 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい演劇えんげき部門ぶもん新人しんじん賞しょう（『藪やぶの中なか』の演出えんしゅつ）
• 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい演劇えんげき部門ぶもん優秀ゆうしゅう賞しょう（『花子はなこ』の成果せいか）
• 読売よみうり演劇えんげき大賞たいしょう 優秀ゆうしゅう男優だんゆう賞しょう（『子午線しごせんの祀まつり』・『オイディプス王おう』）
• ブルーリボン賞しょう 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう（映画えいが『陰陽いんよう師し』の主演しゅえん）
• 第だい25回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう 新人しんじん俳優はいゆう賞しょう・優秀ゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆう賞しょう（映画えいが『陰陽いんよう師し』の主演しゅえん）
• 芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ科学かがく大臣だいじん新人しんじん賞しょう（古典こてん芸術げいじゅつ部門ぶもん 狂言きょうげん『髭ひげ櫓ろ』朗読ろうどく『弟子でし』）
• 紀伊國屋きのくにや演劇えんげき賞しょう（『敦あつし - 山月やまつき記き・名人めいじん伝でん - 』の演出えんしゅつ・構成こうせい）
• 朝日あさひ舞台ぶたい芸術げいじゅつ賞しょう（『敦あつし - 山月やまつき記き・名人めいじん伝でん - 』の演出えんしゅつ・構成こうせい・出演しゅつえん）
• モンブラン国際こくさい文化ぶんか賞しょう
• 第だい36回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう 優秀ゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆう賞しょう（映画えいが『のぼうの城しろ』の主演しゅえん）
• 2013年度ねんど ベスト・ファーザー イエローリボン賞しょう
• 第だい20回かい千田せんだ是也これや賞しょう（『子午線しごせんの祀まつり』の演出えんしゅつ）
• 2021年度ねんど 観世かんぜ寿夫としお記念きねん法政大学ほうせいだいがく能楽のうがく賞しょう
• 第だい43回かい松尾まつお芸能げいのう賞しょう大賞たいしょう

出演しゅつえん

テレビドラマ

• 大河たいがドラマ（NHK）
  • 花はなの乱らん（1994年ねん） - 細川ほそかわ勝元かつもと 役やく
  • どうする家康いえやす（2023年ねん）- 今川いまがわ義元よしもと 役やく
• 連続れんぞくテレビ小説しょうせつあぐり（1997年ねん4月がつ7日にち - 10月4日にち、NHK） - 望月もちづきエイスケ 役やく（吉行よしゆきエイスケがモデル）
• 蒼天そうてんの夢ゆめ 松陰まつかげと晋作しんさく・新しん世紀せいきへの挑戦ちょうせん（2000年ねん1月がつ3日にち、NHK） - 高杉たかすぎ晋作しんさく 役やく
• 鞍馬あんば天狗てんぐ（2008年ねん1月がつ17日にち - 3月6日にち、NHK） - 主演しゅえん・鞍馬あんば天狗てんぐ 役やく
• あの戦争せんそうは何なにだったのか 日米にちべい開戦かいせんと東條とうじょう英機ひでき（2008年ねん12月24日にち、TBSテレビ） - 昭和しょうわ天皇てんのう 役やく
• 負まけて、勝かつ 〜戦後せんごを創つくった男おとこ・吉田よしだ茂しげる〜（2012年ねん9月がつ8日にち - 10月6日にち、NHK） - 近衛このえ文麿ふみまろ 役やく
• オリエント急行きゅうこう殺人さつじん事件じけん（2015年ねん1月がつ11日にち・12日にち、フジテレビ） - 主演しゅえん・勝呂かつろ武たけし尊みこと 役やく（日本にっぽん版ばんエルキュール・ポアロ役やく）
• 黒くろ井戸いど殺ごろし（2018年ねん4月がつ14日にち、フジテレビ） - 主演しゅえん・勝呂かつろ武たけし尊みこと 役やく
• 死しとの約束やくそく（2021年ねん3月がつ6日にち、フジテレビ） - 主演しゅえん・勝呂かつろ武たけし尊みこと 役やく
• ドクターX〜外科げか医い・大門だいもん未知子みちこ〜 第だい7シリーズ（2021年ねん10月がつ14日にち - 12月16日にち、テレビ朝日てれびあさひ） - 蜂須賀はちすか隆太郎りゅうたろう 役やく
• アクターズ・ショート・フィルム3「虎とらの洞窟どうくつ」（2023年ねん2月がつ11日にち、WOWOWプライム） - 監督かんとく・脚本きゃくほん・出演しゅつえん
• アンチヒーロー（2024年ねん4月がつ14日にち - 、TBSテレビ） - 伊達だて原はら泰やすし輔 役やく

映画えいが

主演しゅえんは太字ふとじ

• 乱らん（1985年ねん、監督かんとく：黒澤くろさわ明あきら） - 鶴丸つるまる 役やく ※「野村のむら武司たけし」名義めいぎ
• 陰陽いんよう師し（2001年ねん、監督かんとく：滝田たきた洋二郎ようじろう） - 安倍晴明あべのせいめい 役やく
• 陰陽いんよう師しII （2003年ねん、監督かんとく：滝田たきた洋二郎ようじろう） - 安倍晴明あべのせいめい 役やく
• のぼうの城しろ（2012年ねん） - 成田なりた長親ながちか （のぼう様さま）役やく
• 風ふう立たちぬ（2013年ねん、製作せいさく：ジブリ） - カプローニ 役やく（声こえの出演しゅつえん）
• GAMBA ガンバと仲間なかまたち（2015年ねん、製作せいさく：白しろ組ぐみ） - ノロイ 役やく（声こえの出演しゅつえん）
• スキャナー 記憶きおくのカケラをよむ男おとこ（2016年ねん） - 仙石せんごく和彦かずひこ 役やく
• シン・ゴジラ（2016年ねん） - ゴジラ 役やく（モーションアクター）
• 花はな戦せんさ（2017年ねん） - 初代しょだい池坊いけのぼう専せん好このみ 役やく
• 七ななつの会議かいぎ（2019年ねん） - 八角やすみ民夫たみお 役やく
• リボルバー・リリー（2023年ねん） - 滝田たきた（洋裁ようさい店てん店主てんしゅ）役やく
• もしも徳川とくがわ家康いえやすが総理そうり大臣だいじんになったら（2024年ねん公開こうかい予定よてい） - 徳川とくがわ家康いえやす 役やく

舞台ぶたい（伝統でんとう狂言きょうげん以外いがい）

• 子午線しごせんの祀まつり（1999年ねん2月がつ3日にち - 20日はつか、新しん国立こくりつ劇場げきじょう） - 新しん中納言ちゅうなごん知ち盛もり 役やく
• まちがいの狂言きょうげん（2001年ねん、世田谷せたがやパブリックシアター／イギリス・グローブ座ざ公演こうえん） - 演出えんしゅつ・主演しゅえん（シェイクスピア『間あいだ違ちがいの喜劇きげき』の翻案ほんあん）
• オイディプス王おう（2002年ねん・2004年ねん、 - 主演しゅえん・オイディプス 役やく
• ジョナサン・ケント演出えんしゅつ「ハムレット〜Hamlet」（2003年ねん6月がつ7日にち - 7月がつ26日にち、世田谷せたがやパブリックシアター／ロンドン公演こうえん）主演しゅえん・ハムレット役やく
• 国くに盗人ぬすっと―W.シェイクスピア「リチャード三さん世せい」より（2009年ねん12月5日にち - 12日にち、世田谷せたがやパブリックシアター） - 演出えんしゅつ・主演しゅえん
• 敦あつし－山月やまつき記き・名人めいじん伝でん－（2005年ねん、2015年ねん6月がつ13日にち - 21日にち、世田谷せたがやパブリックシアター） - 演出えんしゅつ、主演しゅえん：「山月やまつき記き」李り徴ちょう／「名人めいじん伝でん」紀きの昌あきら 役やく
• わが魂たましいは輝かがやく水みずなり（2008年ねん5月がつ4日にち - 27日にち、Bunkamuraシアターコクーン） - 主演しゅえん・斎藤さいとう実みのる盛もり 役やく
• 蜷川にながわ幸雄ゆきお演出えんしゅつ「ファウストの悲劇ひげき」（2010年ねん7月がつ4日にち - 25日にち、Bunkamuraシアターコクーン） - 主演しゅえん・ファウスト博士はかせ 役やく
• 三谷幸喜みたにこうき作さく演出えんしゅつ「ベッジ・パードン bedge pardon」（2011年ねん、世田谷せたがやパブリックシアター） - 夏目なつめ漱石そうせき 役やく

ドキュメンタリー

• このあたりのもの〜禍わざわい（わざわい）の時とき、狂言きょうげん三さん代だいの見みつめる遠とおい未来みらい〜 （2020年ねん10月がつ、NHK BS8K・BS4K等ひとし）

教育きょういく番組ばんぐみ

• にほんごであそぼ（2003年ねん - 2022年ねん、NHK Eテレ）
• 100分ふんde名著めいちょ 伊勢物語いせものがたり（2020年ねん、NHK Eテレ） - 朗読ろうどく
• NHKアカデミア「野村のむら萬まん斎とき 現代げんだいに生いかす狂言きょうげんの技わざと心しん」（2024年ねん4月がつ3日にち・10日とおか、NHK Eテレ）

CM

• PARCO（1987年ねん）※「野村のむら武司たけし」名義めいぎ
• 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう（2011年ねん）「フィット10周年しゅうねん特別とくべつ仕様しよう車しゃ」篇へん、「ライフ特別とくべつ仕様しよう車しゃ」篇へん
• 公文こうぶん（2014年ねん2月がつ1日にち - ） - 2017年ねんより長男ちょうなんの野村のむら裕ひろし基もとと共演きょうえん、2019年ねんより長女ちょうじょの野村のむら彩也子さやこと3人にんで共演きょうえん
• ヤマサ醤油じょうゆ「鮮度せんどの一いち滴てき」 “マイしょうゆ”篇へん（2015年ねん9月がつ23日にち - ）
• ボス 『関せきが原はら篇へん』石田いしだ三成みつなり、『忠臣蔵ちゅうしんぐら篇へん』大石おおいし内蔵助くらのすけ。
• 日本にっぽんコカ・コーラ「綾あや鷹たか」（2019年ねん6月がつ - ）
• 花王かおう「ビオレガード」（2019年ねん - ）

ラジオ

• 野村のむら萬まん斎ときの少年しょうねん時代じだい〜初心しょしん忘るべからず（2023年ねん8月がつ27日にち、ニッポン放送にっぽんほうそう）※地上波ちじょうはラジオ初はつパーソナリティー
• 野村のむら萬まん斎ときの新春しんしゅん福袋ふくぶくろ（2024年ねん1月がつ1日にち、NHKラジオ第だい1）
• 野村のむら萬まん斎ときのラジオで福袋ふくぶくろ（2024年ねん5月がつ1日にち・2日にち、NHK-FM）

著作ちょさく物ぶつ

書籍しょせき

• 野村のむら萬まん斎とき『萬まん斎ときでござる』（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1999年ねん）
  • 朝日あさひ文庫ぶんこでも刊行かんこう。（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、2001年ねん）
• 野村のむら萬まん斎とき『狂言きょうげんサイボーグ』（日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ、2001年ねん）
• 小野おの幸恵ゆきえ『日本にっぽんの伝統でんとう芸能げいのうはおもしろい(3) 野村のむら萬まん斎ときの狂言きょうげん』（野村のむら萬まん斎とき監修かんしゅう、岩崎いわさき書店しょてん、2002年ねん）
• 野村のむら萬まん斎とき・土屋つちや恵めぐみ一郎いちろう『狂言きょうげん三人三様さんにんさんよう 第だい1回かい 野村のむら萬まん斎ときの巻まき』（岩波書店いわなみしょてん、2003年ねん）
• 『野村のむら萬まん斎とき What is 狂言きょうげん?』（網あみ本もと尚子しょうこ監修かんしゅう・解説かいせつ、檜ひのき書店しょてん、2003年ねん）
• 野村のむら萬まん斎とき『MANSAI◎解体かいたい新書しんしょ』（朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん、2008年ねん）

映像えいぞう資料しりょう

• 『万作まんさく・萬まん斎とき 狂言きょうげんの世界せかい』（NHKソフトウェア、2004年ねん）
  • 「狂言きょうげん師し 野村のむら萬まん斎とき 初舞台はつぶたいから襲名しゅうめいまで」（VHS版ばん、1995年ねん）
  • 「狂言きょうげん師し 野村のむら萬まん斎とき エイスケそしてニューヨーク」（VHS版ばん、1998年ねん）

外部がいぶリンク

• 万作まんさくの会かい 公式こうしきサイト
• 野村のむら萬まん斎とき 公式こうしきプロフィール - シス・カンパニー
• 野村のむら萬まん斎とき - KINENOTE
• 野村のむら萬まん斎とき - テレビドラマデータベース
• 野村のむら萬まん斎とき - NHK人物じんぶつ録ろく
• 野村のむら萬まん斎とき：出演しゅつえん配信はいしん番組ばんぐみ - TVer
• Mansai Nomura - TMDb
• Mansai Nomura - IMDb（英語えいご）