永井ながい英明ひであき

永井ながい 英明ひであき（ながい ひであき、1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）3月8日にち - 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）9月24日にち）は、日本にっぽんの将棋しょうぎアマ強豪きょうごう、近代きんだい将棋しょうぎ社しゃ社長しゃちょう。東京とうきょう都と目黒めぐろ区く出身しゅっしん。

中央大学ちゅうおうだいがく卒業そつぎょう。1946年ねん作家さっか・菊池きくち寛ひろしを顧問こもんに、若者わかものアマチュアの将棋しょうぎの会かい・青あお棋会を結成けっせい。この会かいには清水しみず孝たかし晏（将棋しょうぎ史し研究けんきゅう家か・『将棋しょうぎ世界せかい』編集へんしゅう長ちょうとなる）、田辺たなべ忠幸ただゆき（観戦かんせん記者きしゃ）、斎藤さいとう栄さかえ（作家さっか）、高校こうこう時代じだいの関根せきね茂しげる（のちプロ九きゅう段だん）らが参加さんかしていた。

1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）に雑誌ざっし「近代きんだい将棋しょうぎ」を創刊そうかん。

1981年ねんから1994年ねんまでNHK杯はいテレビ将棋しょうぎトーナメントの司会しかいを務つとめる。番組ばんぐみ司会しかいを務つとめて満まん10年ねんの1991年ねん3月がつに「感謝かんしゃ状じょう」と「名誉めいよNHK杯はい司会しかい者しゃ」の称号しょうごうが番組ばんぐみから贈おくられたことを「近代きんだい将棋しょうぎ 1991年ねん5月がつ号ごう」で明あかした。

大山おおやま康晴やすはるとは近代きんだい将棋しょうぎ創刊そうかんから大山おおやまの死去しきょに至いたるまで親交しんこうが深ふかく、「大山おおやま康晴やすはる名言めいげん集しゅう　平凡へいぼんは妙手みょうしゅにまさる」（佼成出版社こうせいしゅっぱんしゃ）という著書ちょしょもある。その他たの著書ちょしょに「将棋しょうぎを一いちから覚おぼえる本ほん　強つよくなる駒こまの動うごかし方かた」（新星しんせい出版しゅっぱん社しゃ）、「これが極秘ごくひの一手いってだ　NHK杯はい戦せんにみる投了とうりょう図ず100選せん」（北辰ほくしん社しゃ）など。

1994年ねん、第だい1回かい大山おおやま康晴やすはる賞しょうを受賞じゅしょう。

2007年ねん、「永井ながい英明ひであきの盤ばん寿ことぶきを祝いわう会かい」において、長年ながねんに渡わたる将棋しょうぎ普及ふきゅうへの功績こうせきに対たいし、日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいからアマ八はち段だんを贈呈ぞうていされた。

著書ちょしょ

• だから負まけるこの悪手あくしゅ : 逆ぎゃく発想はっそうの上達じょうたつ法ほう 永井ながい英明ひであき 著ちょ 二見ふたみ書房しょぼう 1986 (サラ・ブックス)
• 将棋しょうぎを一いちから覚おぼえる本ほん : 強つよくなる駒こまの動うごかし方かた 永井ながい英明ひであき 著ちょ 新星しんせい出版しゅっぱん社しゃ 1986
• 勝負しょうぶを決きめた一いち手て : NHK杯はい10年ねん100局きょくにみる 永井ながい英明ひであき 著ちょ 三さん一いち書房しょぼう 1991 (三さん一いち将棋しょうぎシリーズ)
• これが極秘ごくひの一手いってだ : NHK杯はい戦せんにみる投了とうりょう図ず100選せん 永井ながい英明ひであき 著ちょ 北辰ほくしん堂どう 1992 (王将おうしょうブックス)
• 平凡へいぼんは妙手みょうしゅにまさる : 大山おおやま康晴やすはる名言めいげん集しゅう 永井ながい英明ひであき 著ちょ 佼成出版社こうせいしゅっぱんしゃ 1993