Monthly Archives: July 2012

（抜粋ばっすい） 野球やきゅう取材しゅざいが終おわったある日ひ、炭鉱たんこう長屋ながやの一角いっかくでCO中毒ちゅうどく患者かんじゃの診察しんさつに専念せんねんする先生せんせいにお目めにかかった。「企業きぎょう犯罪はんざいが外そとに向むけられるのが公害こうがい、うち に向むけられるのが労働ろうどう災害さいがい。どちらも表裏一体ひょうりいったいの関係かんけいにあるのです」とその時とき、先生せんせいは言いった。水俣病みなまたびょうとCO中毒ちゅうどくとの関係かんけいを医学いがくのレベル以前いぜんに社会しゃかいの在ありよう から捉とらえ直なおすという視点してんに度肝どぎも（どぎも）をつかれたのを覚おぼえている。 ある日ひ、先生せんせいの診察しんさつにお伴ともしたことがあった。狭せまい長屋ながやのタタミの上うえには焼やけ焦こげの跡あとが残のこり、壁かべにはへこんだ箇所かしょがあった。「半身不随はんしんふずいや麻痺まひ、 難聴なんちょう、視神経ししんけい障害しょうがい、健忘症けんぼうしょう、不眠ふみん、記き銘めい障害しょうがい…。CO中毒ちゅうどくの後遺症こういしょうは多彩たさいだが、医学いがく書しょだけでは症状しょうじょうの細部さいぶは分わからない。焼やけ焦こげや壁かべの傷跡きずあとを見みれば、この患 者しゃの症状しょうじょうは一目瞭然いちもくりょうぜんです」。腰こしの手帳てちょうも実じつは物忘ものわすれに備そなえた「メモ帳ちょう」だったこともその時とき、先生せんせいに教おしえていただいた。 水俣病みなまたびょう研究けんきゅうからスタートした先生せんせいは、水銀すいぎんは胎盤たいばんを通とおさないという従来じゅうらいの定説ていせつを覆くつがえして「胎児たいじ性せい水俣病みなまたびょう」の存在そんざいを立証りっしょうした。その後ご、化学かがく工場こうじょうが林はやし 立だてする大牟田おおむた市しの有明海ありあけかいで水俣病みなまたびょうに酷似こくじした患者かんじゃが出でたことがあった。「水俣病みなまたびょうの疑うたがいが濃厚のうこうである」という先生せんせいの主張しゅちょうに対たいし、当時とうじの精神せいしん医い学会がっかいは「有明海ありあけかいに 流出りゅうしゅつしているのは無機むき水銀すいぎんで、水俣病みなまたびょうを引ひき起おこした有機ゆうき水銀すいぎんとは違ちがう」としてこれを却下きゃっかした。 1960年代ねんだい後半こうはん、カナダ・オンタリオ州しゅうの先住民せんじゅうみん居留きょりゅう区くで水俣病みなまたびょう症状しょうじょうを訴うったえる人ひとが続出ぞくしゅつした。先生せんせいが現地げんち検診けんしんした結果けっか、「上流じょうりゅうの化成かせいソーダ工場こうじょう から流ながれ出でた無機むき水銀すいぎんが河川かせんの中なかで有機ゆうき化かしたことによる発症はっしょうだ」と断定だんていされ、「カナダ水俣病みなまたびょう」と命名めいめいされた。「公害こうがいや労災ろうさいが起おきて差別さべつが生うまれるのではな い。差別さべつがある所ところに公害こうがいや労災ろうさいが起おきるのだ」と先生せんせいは口癖くちぐせのように言いっていた。水俣みなまた、三池みいけ、カナダ先住民せんじゅうみん…。先生せんせいの執念しゅうねんがそのことを次々つぎつぎに暴あばいていった。 その矛先ほこさきは大震災だいしんさい後ご、当然とうぜんのように福島ふくしま第だい1原発げんぱつの事故じこに向むけられた。 「原発げんぱつが本当ほんとうに安全あんぜんなのなら、わざわざ過疎かそ地ちに造つくらず、送電そうでんコストがかからない都会とかいの真まん中なかに造つくればいい。しかし水俣病みなまたびょうは都会とかいでは起おきず、原はら 発はつは大都市だいとしにはない。公害こうがいは社会しゃかい的てき、政治せいじ的てきに弱よわい人ひとたちに集中しゅうちゅうする」「放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを海うみに流ながせば拡散かくさんして薄うすまるから大丈夫だいじょうぶという学者がくしゃがいる。とんでもない。 海うみで薄うすまった毒どくが食物しょくもつ連鎖れんさで濃縮のうしゅくされ水俣病みなまたびょうが発生はっせいした。有機ゆうき水銀すいぎんと放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの違ちがいがあるとはいえ、都合つごうが良よすぎる。水俣病みなまたびょうから何なにを学まなんだのか」 （2012年ねん2月がつ3日にち 付づけ西日本にしにほん新聞しんぶん） 続つづきは水俣みなまた、三池みいけ、そして福島ふくしま…　「差別さべつがある所ところに公害こうがいや労災ろうさいが起おきる」【岩手いわて・花巻はなまき発はつ】

原発げんぱつ問題もんだいを積極せっきょく的てきに取とり上あげ、脱だつ原発げんぱつ派はの間あいだで話題わだいのラジオ番組ばんぐみ、毎日放送まいにちほうそう（大阪おおさか市し北きた区く）の「たね蒔（ま）きジャーナル」の打うち切きりが検討けんとうされている。３１日にちには聴取ちょうしゅ者しゃらが放送ほうそう局きょく前まえに集あつまり、存続そんぞくを求もとめた。 「たね蒔まきジャーナル」は２００９年ねん１０月がつに始はじまり、平日へいじつ午後ごご９～１０時じに放送ほうそう中ちゅうの報道ほうどう番組ばんぐみ。毎日放送まいにちほうそうのアナウンサーが司会しかいを務つとめ、様々さまざまなゲストと共ともに 時事じじ問題もんだいを幅広はばひろく取とり上あげてきた。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい後ごは原発げんぱつ報道ほうどうに力ちからを入いれ、危険きけん性せいを訴うったえる京都きょうと大学だいがく原子炉実験所げんしろじっけんしょの小出こいで裕章ひろあき助じょ教きょうの解説かいせつなどを伝つたえている。 今年ことし３月がつには一連いちれんの原発げんぱつ報道ほうどうが評価ひょうかされて、坂田さかた記念きねんジャーナリズム賞しょう特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうした。テレビの視聴しちょう率りつに当あたる聴取ちょうしゅ率りつも堅調けんちょうという。番組ばんぐみの内容ないようがネットを通つうじて広ひろまるなど、脱だつ原発げんぱつを掲かかげる人々ひとびとを中心ちゅうしんに支持しじされている。 続つづきは　脱だつ原発げんぱつ報道ほうどうのラジオ番組ばんぐみ打うち切きり検討けんとう　毎日放送まいにちほうそう（登録とうろくが必要ひつようです）

広島ひろしまで見みた”いまどきのデモ” http://news.rcc.ne.jp/?i=MTg1MTc=&#a http://megalodon.jp/2012-0730-2124-45/news.rcc.ne.jp/?i=MTg1MTc mms://stream.rcc.ne.jp/news/18517_L.wmv 森川もりかわ実希みき(40)さん 「ただ心しんの中なかで思おもったり家いえの中なかで情報じょうほうを入手にゅうしゅして そこで終おわらせてるのではなくて 外そとに出でて自分じぶんは反対はんたいしてるんだっていう 意思いし表示ひょうじをしてみようと思おもいました。 知しらないでいた方ほうが楽らくだったんですかね。 わざと知しらないようにしたわけではないんですけど 楽たのしいとか面白おもしろいと思おもえるものを選えらんで生いきてきた気きがします。 知しらなくても生いきていけるんですよね。 生いきていけるけど水面すいめん下かとか知しらない所ところでは どんどんどんどん悪わるい方ほうに向むかっていってる。 声こえを上あげることは何なにもおかしいことじゃない っていう人ひとが増ふえるっていうことなので デモに行いったことがない人達ひとたちが声こえを上あげ始はじめて デモっていうのは当あたり前まえのことなんだなっていうのが どんどん若わかい人達ひとたちに広ひろまっていってるのかなと思おもいます」 反はん原発げんぱつデモ＠TwitNoNukes中国ちゅうごく http://twitnonukescgk.blog.fc2.com https://twitter.com/twitnonukescgk 原発げんぱつ再さい稼働かどう反対はんたいのデモ http://news.rcc.ne.jp/?i=MTg1MDg=&#a http://megalodon.jp/2012-0730-2125-08/news.rcc.ne.jp/?i=MTg1MDg mms://stream.rcc.ne.jp/news/18508_L.wmv 「できることをやっていかないと、いつかは(原発げんぱつが)無なくなって欲ほしいと思おもうんで」（参加さんか者しゃ） 「原発げんぱつの事故じこ以来いらい、危機きき感かんを個人こじんが感かんじて参加さんかする人ひとが多おおくなっていると思おもう」（参加さんか者しゃ）

（抜粋ばっすい） 文科ぶんか省しょうや会計かいけい監査かんさ院いんからの天下あまくだり役員やくいんが所属しょぞくするこの法人ほうじんは、原子力げんしりょくムラの中心ちゅうしんとして研究けんきゅうを行おこなってきた。驚おどろくべきことに、この原子力げんしりょく研究けんきゅうにまで、復ふく 興きょう予算よさんが使つかわれていた。復興ふっこう特会とっかいから機構きこうへの拠出きょしゅつ総額そうがくは何なんと107億おく円えんに上のぼる。このうち、65億おく円えんは除染じょせんと廃はい炉ろの研究けんきゅうなどに使つかわれるが、残のこる42億おく円えんは、 現在げんざい進すすめられている「国際こくさい熱ねつ核かく実験じっけん炉ろ計画けいかく」（イーター計画けいかく）の研究けんきゅう開発かいはつ・設備せつび費用ひように使つかわれるのだ。イーター計画けいかくは、2019年ねんまでに50万まんkWの核かく融合ゆうごう出力しゅつりょくを長時間ちょうじかんにわたって実現じつげんし、「未来みらいの原子力げんしりょく」といわれる核かく融合ゆうごうエネルギーが実現じつげん可能かのうであることを実証じっしょうする計画けいかくである。機構きこうを所管しょかんする文科ぶんか省しょうの研究けんきゅう開発かいはつ戦略せんりゃく官かん付づけの担当たんとう者しゃは、復興ふっこう予算よさんが拠出きょしゅつされた理由りゆうをこう説明せつめいした。 「実験じっけんを行おこなっている日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうは、（被災ひさいした）青森あおもり県けんと茨城いばらき県けんにあります。同どう事業じぎょうのコンセプトは、この研究所けんきゅうじょを日本にっぽんと欧州おうしゅうが参画さんかくする 『世界せかい的てきな核かく融合ゆうごうの拠点きょてん施設しせつ』にして、イノベーションの力ちからで復興ふっこうに寄与きよしようというものです。世界せかい的てきな研究けんきゅう拠点きょてんができれば、被災ひさい地ちに活力かつりょくを与あたえるという趣おもむき 旨むねです」 全文ぜんぶんは復興ふっこう予算よさんから107億おく円えんが核かく融合ゆうごうエネルギー研究けんきゅうに拠出きょしゅつされてた