Monthly Archives: March 2015

　東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつで死傷ししょう事故じこが相次あいつぎ、一いち～二に月がつに二に週間しゅうかん以上いじょうも作業さぎょうが止とまった。この間あいだの作業さぎょう員いんへの休業きゅうぎょう補償ほしょうについて東電とうでんは当初とうしょ、待機たいき分ぶんなどは支払しはらわないとしていたが、不満ふまんを募つのらせた作業さぎょう員いんが労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょに駆かけ込こむ事態じたいも発生はっせい。東電とうでんは一転いってんして元請もとうけの請求せいきゅうに基もとづき、待機たいき分ぶんの賃金ちんぎんも支払しはらうことになった。　（片山かたやま夏子なつこ） 　東電とうでんは原発げんぱつ内ないの全すべての現場げんばで安全あんぜん性せいを点検てんけんする必要ひつようがあるとして、一いち月がつ二に十じゅう日にちから二に週間しゅうかんあまり、原子げんし炉ろへの注水ちゅうすいなどを除のぞく全すべての作業さぎょうをストップした。 　再発さいはつ防止ぼうしのために必要ひつような点検てんけんとはいえ、今回こんかいは事故じこを起おこした会社かいしゃ以外いがいの作業さぎょうも停止ていしした。作業さぎょうがいつ再開さいかいされるか分わからないため、作業さぎょう員いんらは宿舎しゅくしゃや自宅じたくで待機たいきとなり、実質じっしつ的てきに拘束こうそくされていた。 　作業さぎょう員いんらは、待機たいき分ぶんの休業きゅうぎょう補償ほしょうを払はらうよう雇用こよう会社かいしゃに要請ようせい。元請もとうけ各社かくしゃは下請したうけ作業さぎょう員いんらの休業きゅうぎょう補償ほしょう分ぶんを計算けいさんし、東電とうでんに支払しはらいを求もとめた。だが、東電とうでんは本紙ほんしの取材しゅざいに「現場げんばの安全あんぜん点検てんけんや事故じこの原因げんいんや対策たいさくを話はなし合あう会議かいぎへの出席しゅっせきに関かんしては支払しはらうが、他たは支払しはらわない」などと説明せつめいし、自宅じたく待機たいき分ぶんなどの休やすみは対象たいしょう外がいとの姿勢しせいを示しめしていた。 　労働ろうどう基準きじゅん法ほう上じょうは、雇用こよう会社かいしゃが休業きゅうぎょうさせた場合ばあい、原則げんそくとして賃金ちんぎんの六ろく割わりを補償ほしょうしなくてはならない。しかし今回こんかいは東電とうでんによる休業きゅうぎょう。東電とうでんからの支払しはらいがなければ、元請もとうけや下請したうけなど雇用こよう会社かいしゃが負担ふたんして支払しはらうしかない。 […] ＜福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつでの死傷ししょう事故じこ＞　昨年さくねん３月がつ、掘削くっさく作業さぎょう中ちゅうの作業さぎょう員いんが崩くずれた土砂どしゃに埋うまり死亡しぼうしたのを皮切かわきりに、前年ぜんねんに比くらべ３倍ばいのペースで死傷ししょう事故じこが急増きゅうぞうした。９月くがつ、タンク上部じょうぶから落下らっかしたパイプが当あたり骨折こっせつしたほか、高こう圧あつケーブルの接続せつぞく作業さぎょう中ちゅうに感電かんでん。１１月じゅういちがつにはタンク増設ぞうせつ工事こうじで３９０キロの鋼材こうざいが落下らっかし、３人にんが重軽傷じゅうけいしょうを負おった。今年ことし１月がつには、タンク設置せっち工事こうじで天てん板ばんから転落てんらくし死亡しぼう。福島ふくしま第だい二にや柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつでも死傷ししょう事故じこが起おき、東電とうでんは敷地しきち全体ぜんたいの作業さぎょうを止とめた。 もっと読よむ。

昨日きのう書かいた「原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの内部ないぶ文章ぶんしょうがランサーズ経由けいゆで漏洩ろうえい!?」。この問題もんだいはどうなるんだろう～　と思おもっていたら、朝日新聞あさひしんぶんの記事きじで以下いかのニュースが掲載けいさいされていた。 ・新人しんじん研修けんしゅう用ようの内部ないぶ資料しりょうがネット流出りゅうしゅつ　原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かい（ミラー） 新人しんじん研修けんしゅう用ようの内部ないぶ資料しりょうがネット流出りゅうしゅつ　原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かい 原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは３１日にち、新人しんじん職員しょくいんの研修けんしゅう用ようの内部ないぶ資料しりょうがインターネット上じょうに流出りゅうしゅつしたことを明あきらかにした。資料しりょうは、英訳えいやくを委託いたくした会社かいしゃに送おくったものとみられ、流出りゅうしゅつした経緯けいいを調しらべている。安全あんぜんや核かく物質ぶっしつ防護ぼうご上じょう問題もんだいのある情報じょうほうは含ふくまれていないという。 ３０ 日にちに外部がいぶから問とい合あわせで発覚はっかくした。規制きせい委いによると、流出りゅうしゅつしたのは研修けんしゅう資料しりょうの一部いちぶで、使用しよう済ずみ燃料ねんりょうの再さい処理しょり工場こうじょう（青森あおもり県けん六ケ所ろっかしょ村むら）などの施設しせつの概要がいようや安全あんぜん 規制きせいについて、基礎きそ的てきな事項じこうが書かかれていた。秘密ひみつの情報じょうほうは含ふくまれていないが、機密きみつの扱あつかいだった。ネット上じょうで仕事しごとを依頼いらいするサイトで見みつかったという。 毎日新聞まいにちしんぶんも報ほうじていた。 ・原子力げんしりょく規制きせい庁ちょう:内部ないぶ資料しりょうが流出りゅうしゅつ…ネット上じょうに新人しんじん研修けんしゅう資料しりょう（ミラー） 原子力げんしりょく規制きせい庁ちょう:内部ないぶ資料しりょうが流出りゅうしゅつ…ネット上じょうに新人しんじん研修けんしゅう資料しりょう 原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうの新しん年度ねんどの新人しんじん職員しょくいん研修けんしゅうに使つかう内部ないぶ資料しりょうが、インターネット上じょうに流出りゅうしゅつしたことが分わかった。規制きせい庁ちょうによると、資料しりょうを英訳えいやくするため外部がいぶ委託いたく先さきの東ひがし 京都きょうと内ないの会社かいしゃに送おくっており、規制きせい庁ちょうはこの会社かいしゃも含ふくめて流出りゅうしゅつ経緯けいいの調査ちょうさを始はじめた。３０日にち、外部がいぶから規制きせい庁ちょうに問とい合あわせがあり発覚はっかくした。 流出りゅうしゅつ したのは、六ケ所ろっかしょ再さい処理しょり工場こうじょう（青森あおもり県けん）など国内外こくないがいの再さい処理しょり施設しせつの概要がいようや安全あんぜん規制きせいなどをまとめたＡ４判ばん５０ページの日本語にほんごの資料しりょうで、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの名称めいしょう や作成さくせいした担当たんとう者しゃの名前なまえが入はいっている。「秘密ひみつ情報じょうほうは含ふくまれていないが外部がいぶに漏もれると事務じむに支障ししょうをきたすおそれがある」として、３段階だんかいある機密きみつ度どのうち２番ばん 目めの「機密きみつ性せい２」に指定していされている。 資料しりょうはインターネットの掲示板けいじばんで仕事しごとを依頼いらいするサイトで見みつかったという。２９日にち夜よるに「至急しきゅう３０日にち早はや 朝あさまで原子力げんしりょくパワーポイントスライド翻訳ほんやくの依頼いらい詳細しょうさい」というタイトルの匿名とくめいの書かき込こみがあり、「スライド上じょうの日本語にほんごの上うえに英語えいごを上書うわがきする」などと仕事しごとの 内容ないようを説明せつめいしていた。掲示板けいじばんの別べつの利用りよう者しゃが「原文げんぶんを一度いちど拝見はいけんしたい」と書かき込こむと、「承知しょうちしました」と返答へんとう。その後ご、誰だれでもデータを入手にゅうしゅできる別べつの無料むりょうサ イトに資料しりょうがアップされたらしい。 続つづきは原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいのデータはやっぱり流出りゅうしゅつしてはダメな奴やつでした

東京電力とうきょうでんりょくが福島ふくしま第だい１原発げんぱつの労働ろうどう環境かんきょう改善かいぜんのため、大熊おおくま町まち大川原おおがわら地区ちくに建設けんせつしていた「福島ふくしま給食きゅうしょくセンター」が完成かんせいし３１日にち、試験しけん的てきな調理ちょうりを始はじめた。同どう原発げんぱつ内ないに大型おおがた休憩きゅうけい所しょが完成かんせいする６月がつ上旬じょうじゅんに本格ほんかく稼働かどうし、１日にち約やく３千せん食しょくの食事しょくじを提供ていきょうする予定よてい。 （略りゃく） センターは原発げんぱつの南西なんせい９キロの居住きょじゅう制限せいげん区域くいきにあり、調理ちょうり後ご約やく３０分ふんで原発げんぱつに食事しょくじを届とどけることができる。従したがえ 業ぎょう員いん１０４人にんのうち９１人にんは県内けんない出身しゅっしん者しゃ。調理ちょうりには原則げんそくとして県けん産さん食材しょくざいを使つかう。 全文ぜんぶんは大熊おおくまに東電とうでんの給食きゅうしょくセンターが完成かんせい　労働ろうどう環境かんきょう改善かいぜんへ

３１日にち午前ごぜん、柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつ５号機ごうきのタービン建屋たきのやで、点検てんけん作業さぎょう中ちゅうに炎ほのおや煙けむりがあがる火事かじがあった。作業さぎょう員いん１人にんが手てにやけどを負おい、東京電力とうきょうでんりょくが火事かじの原因げんいんを調しらべている。 東京電力とうきょうでんりょくによると、３１日にち午前ごぜん１０時じ２５分ふんごろ、５号機ごうきのタービン建屋たきのや２階かいで、漏電ろうでんがあった際さいに電気でんきを遮断しゃだんする機器ききの点検てんけん作業さぎょうを行おこなっていたところ、火花ひばなが 出でて炎ほのおと煙けむりが発生はっせいした。作業さぎょう員いんが初期しょき消火しょうかを行おこなうとともに、東京電力とうきょうでんりょくは消防しょうぼうに通報つうほうし、午前ごぜん１１時じ１５分ふん、消防しょうぼうが火ひが消けし止とめられたことを確認かくにんした。 この火事かじで、定期ていき検査けんさの作業さぎょう用ようの分ぶん電でん盤ばんが焼やけた。また、作業さぎょう員いん１人にんが左手ひだりてにやけどを負おった。 続つづきは柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつで火事かじ　作業さぎょう員いん１人にんケガ （新潟にいがた県けん）

昨夜さくや、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの構内こうないで側溝そっこうのケーブルを焼やくボヤがあった。 東京電力とうきょうでんりょくは、原子げんし炉ろの冷却れいきゃくなどに影響えいきょうは無ないとしている。 昨夜さくや８時半じはん過すぎ、第だい一いち原発げんぱつ構内こうないの側溝そっこうから煙けむりが出でているのをパトロール中ちゅうの作業さぎょう員いんが見みつけた。 消火しょうか器きによって、煙けむりは間まもなく収おさまった。 その後ご、側溝そっこうを調しらべたところ、電源でんげんケーブルや水みずを流ながすホース９本ほんが、５メートルほどにわたって焼やけて損傷そんしょうしていたという。 東京電力とうきょうでんりょくは、周辺しゅうへんの放射線ほうしゃせんの値ねなどに変化へんかは無なく、今後こんごの作業さぎょうへの影響えいきょうもないとしている。 続つづきは福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつで　側溝そっこうのケーブル焼やく火事かじ （福島ふくしま県けん）

ことし５月がつの電気でんき料金りょうきんは、太陽光たいようこう発電はつでんなど再生さいせい可能かのうエネルギーの普及ふきゅうを促うながす制度せいどで負担ふたんが増ふえることから値上ねあげされることになりました。 電気でんきとガスの料金りょうきんは、毎月まいつき、燃料ねんりょうや原料げんりょうの輸入ゆにゅう価格かかくなどに応おうじて料金りょうきんが見直みなおされます。今回こんかい、電力でんりょく各社かくしゃは原油げんゆなどの輸入ゆにゅう価格かかくが下さがったものの、太陽光たいようこう発電はつでんなど再生さいせい可能かのうエネルギーの普及ふきゅうを促うながす制度せいどによって電気でんき料金りょうきんに上乗うわのせされる負担ふたん額がくが増ふえることから、値上ねあげすることになりました。 前まえの月つきの４月がつと比くらべた値上ねあげ幅はばは、電気でんきの使用しよう量りょうが平均へいきん的てきな家庭かていの場合ばあい、北海道電力ほっかいどうでんりょくが１２円えん、東北電力とうほくでんりょくが１０６円えん、東京電力とうきょうでんりょくが１８円えん、中部電力ちゅうぶでんりょくが１０５円えんとなります。さらに北陸電力ほくりくでんりょくが１５６円えん、関西電力かんさいでんりょくが６９円えん、中国電力ちゅうごくでんりょくが１１２円えん、四国電力しこくでんりょくが１２９円えん、九州電力きゅうしゅうでんりょくが１２０円えん、沖縄電力おきなわでんりょくが５４円えんとなっています。 もっと読よむ。

テキサス州しゅうにある人口じんこう4万まん7000人にんの小しょう都市としジョージタウン（Georgetown）が来年らいねん中ちゅうにも、再生さいせい可能かのうエネルギーによる発電はつでんが100％を達成たっせいする見通みとおしとなった。 これはジョージタウンと再生さいせいエネルギー電力でんりょく大手おおてのSunEdisonとの間あいだで、同社どうしゃが建設けんせつを進すすめている出力しゅつりょく150MWのメガソーラー発電はつでん所しょからの電力でんりょく供給きょうきゅう契約けいやくが結むすばれたことを受うけてのもので、実際じっさいにSunEdisonからの電力でんりょく供給きょうきゅうが開始かいしとなる2016年ねんからは、ジョージタウンの電力でんりょく需要じゅようは100％再生さいせい可能かのうエネルギーで賄まかなうこととなる。 […] テキサス州しゅう、ニューメキシコ州しゅう、ネバダ州しゅうの3州しゅうに関かんしては、日照ひでり量りょうの観点かんてんから太陽光たいようこう発電はつでんに適てきしているということもあり、多おおくの企業きぎょうがこの3州しゅうに大だい規模きぼなメガソーラー発電はつでん所しょを進すすめている。 もっと読よむ。

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこ後ご、市町村しちょうそんが実施じっしした除染じょせん費用ひようとして国くにが二に月がつ末まつまでに東京電力とうきょうでんりょくに請求せいきゅうした七なな百ひゃく六ろく十じゅう一いち億おく円えんのう ち、東電とうでん側がわが約やく２％しか応おうじず、残のこる七なな百ひゃく四よん十じゅう六ろく億おく円えんの支払しはらいを事実じじつ上じょう拒否きょひしていることが、環境省かんきょうしょうへの取材しゅざいで分わかった。一方いっぽう、国くに直轄ちょっかつ除染じょせん分ぶんは基本きほん的てきに応おうじて おり、対応たいおうが大おおきく分わかれていることが浮うき彫ぼりとなった。 　除染じょせん関連かんれん費用ひようは国くにがいったん立たて替かえ払ばらいした後のち、東電とうでんに請求せいきゅうする仕組しくみ。東電とうでんの支払しはらいが遅おくれれば、利息りそく分ぶんは税金ぜいきんで賄まかなわれるため国民こくみん負担ふたんの増加ぞうかにつながる。 　東電とうでん広報こうほう部ぶは市町村しちょうそん除染じょせんへの不払ふばらいについて「法的ほうてきに支払しはらい義務ぎむのある除染じょせん作業さぎょうかどうか確認かくにんに時間じかんがかかっている」と弁明べんめい。一方いっぽう、環境省かんきょうしょうは「全すべて法律ほうりつに基もとづき東電とうでんに請求せいきゅうしており、引ひき続つづき全額ぜんがく支払しはらいを求もとめていく」と反発はんぱつしている。 　除染じょせん関連かんれん費用ひようは二に〇一いち一いち年ねん八はち月がつに成立せいりつした特別とくべつ措置そち法ほうにより、東電とうでんが負担ふたんすると規定きてい。政府せいふは一いち四よん年度ねんどまでに約やく一いち・四よん兆ちょう円えん（うち市町村しちょうそん分ぶんは約やく六ろく千せん三さん百ひゃく億おく円えん）を計上けいじょうした。 　環境省かんきょうしょうは金額きんがくが確定かくていし書類しょるいがそろった除染じょせん事業じぎょうについて、一いち二に年ねん十じゅう一いち月がつから定期ていき的てきに東電とうでんに請求せいきゅうしている。今年ことし二に月がつ末まつまでに市町村しちょうそん分ぶんとして七なな百ひゃく六ろく十じゅう一いち 億おく円えんを求もとめたが、東電とうでんは最初さいしょの請求せいきゅう分ぶんの一部いちぶである十じゅう五ご億おく円えんに応おうじた後のちは支払しはらっていない。一方いっぽう、国くに直轄ちょっかつ分ぶんとして請求せいきゅうした九きゅう百ひゃく二に十じゅう五ご億おく円えんについては約やく８６％の 七なな百ひゃく九きゅう十じゅう九きゅう億おく円えんを支払しはらっている。 続つづきは東電とうでん、除染じょせん費用ひよう払はらわず　市町村しちょうそん実施じっし分ぶん２％のみ