Monthly Archives: February 2013

　福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ周辺しゅうへんの除染じょせんで働はたらいた４０～５０代だいの男性だんせい３人にんが２８日にち、国会こっかい内ないで記者きしゃ会見かいけんし、「手抜てぬき除染じょせん」を指示しじされた状況じょうきょうを語かたった。作業さぎょう員いんが公おおやけの場ばで「手抜てぬき」を告白こくはくするのは初はじめてだ。 　３人にんは昨年さくねん１１月がつ、福島ふくしま県けん田村たむら市しの山林さんりんの川かわ沿ぞいの斜面しゃめんで下請したうけ会社かいしゃの班長はんちょうから指示しじされ、本来ほんらいは回収かいしゅうしなければならない枝えだや葉はを川かわに流ながした。４０代だい男性だんせいは「『いいのかな』と思おもいながら枝葉えだはを川かわに落おとしました。断ことわるとクビになるかもしれないし。目めの前まえで班長はんちょう自身じしんもやっていました」と証言しょうげん。５０代だい男性だんせいは「指示しじを受うけ、まずいんじゃないか、と同僚どうりょうと顔かおを見合みあわせました。工期こうきが迫せまり、早はやくやらないとならないから回収かいしゅうせずに流ながせ、ということです」と語かたった。 続つづきは　手抜てぬき除染じょせん「断ことわればクビになるかと」　作業さぎょう員いんら会見かいけん

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの復旧ふっきゅう作業さぎょうに当あたっていた５０代だいの男性だんせい作業さぎょう員いんが、体調たいちょう不良ふりょうを訴うったえて病院びょういんに運はこばれ、２７日にち夜よる、死亡しぼうしました。 東京電力とうきょうでんりょくは、「診断しんだん書しょを確認かくにんしていないため、男性だんせいの死因しいんは公表こうひょうできない」としています。 […] この男性だんせいは、おととし６月がつから福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの復旧ふっきゅう作業さぎょうに当あたっていて、これまでの被ひばく量りょうは、作業さぎょう員いんの通常つうじょう時じの年間ねんかん限度げんどとなっている５０ミリシーベルトより低ひくい、２５ミリシーベルト余あまりだということです。 東京電力とうきょうでんりょくは、「診断しんだん書しょを確認かくにんしていないため、男性だんせいの死因しいんは公表こうひょうできない」としています。 福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつでは事故じこのあと、これまでに男性だんせい作業さぎょう員いん５人にんが心筋梗塞しんきんこうそくなどで亡なくなっています。 続つづきは　福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの男性だんせい作業さぎょう員いん死亡しぼう

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの専用せんようの港みなとで、魚さかなが外そとに出でるのを防ふせぐ網あみにかかったアイナメから、これまでで最さい 大だいとなる１キログラム当あたり５１万まんベクレルの放射ほうしゃ性せいセシウムが検出けんしゅつされ、東京電力とうきょうでんりょくは、魚さかなが港みなとの外そとに出でるのを防ふせぐ対策たいさくを強化きょうかするとともに、港みなとの中なかで魚さかなの駆除くじょ を進すすめることにしています。 東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつに面めんした専用せんようの港みなとで捕獲ほかくされた魚介ぎょかい類るいからは、非常ひじょうに高たかい濃度のうどの放射ほうしゃ性せいセシウムが検出けんしゅつされるケースが相次あいつぎ、東京電力とうきょうでんりょくは今月こんげつ８日にち、魚さかなが港みなとの外そとに出でるのを防ふせぐ網あみを設置せっちしました。 東京電力とうきょうでんりょくが今月こんげつ１７日にちに網あみを引ひき上あげて、かかった魚さかなを調しらべたところ、アイナメ１匹ひきから１キログラム当あたり５１万まんベクレルの放射ほうしゃ性せいセシウムが検出けんしゅつされました。 この値ねは、魚さかなから検出けんしゅつされたものとしては最大さいだいで、国くにの食品しょくひん基準きじゅんの５１００倍ばいに当あたります。 また、網あみが設置せっちされる前まえの去年きょねん１２月がつに捕獲ほかくされたムラソイ１匹ひきから検出けんしゅつされた、これまでの最大さいだい値ち、１キログラム当あたり２５万まん４０００ベクレルのおよそ２倍ばいになります。 東京電力とうきょうでんりょくは、魚さかなが港みなとの外そとに出でるのを防ふせぐ対策たいさくをさらに強化きょうかするとともに、港みなとの中なかで魚さかなの駆除くじょを進すすめることにしています。 続つづきは魚さかなから５１万まんベクレルの放射ほうしゃ性せいセシウム  

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつで事故じこ後ごに働はたらいた約やく２万まん１千せん人にんが浴あびた放射線ほうしゃせん量りょうについて、東京電力とうきょうでんりょくが全国ぜんこくの原発げんぱつ作業さぎょう員いんの被曝ひばく（ひばく）記録きろくを一元いちげん的てきに管理かんりする公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん「放射線ほうしゃせん影響えいきょう協会きょうかい」（放ひ影かげ協きょう）にまったく提出ていしゅつしていないことがわかった。東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいによる事故じこから２年ねん近ちかくたった今いまも、ずさんな被曝ひばく管理かんりは続つづいている。 原発げんぱつ作業さぎょう員いんは電力でんりょく会社かいしゃを頂点ちょうてんに下請したうけが連つらなる多重たじゅう請負うけおい構造こうぞうの中なかで働はたらいている。会社かいしゃを転々てんてんとする人ひとも多おおく、一元いちげん管理かんりを徹底てっていしなければ被曝ひばく限度げんどを超こえて働はたらき続つづける人ひとが続出ぞくしゅつしかねない。 被曝ひばく線量せんりょうは一人ひとりひとりが持もつ放射線ほうしゃせん管理かんり手帳てちょうに元請もとうけや下請したうけが記入きにゅうするとともに、電力でんりょく各社かくしゃから放ひ影かげ協きょうの放射線ほうしゃせん従事じゅうじ者しゃ中央ちゅうおう登録とうろくセンターに電子でんしデータで送おくられて一元いちげん管理かんりされる。各社かくしゃは新あらたな作業さぎょう員いんが原発げんぱつに入はいる際さいに手帳てちょうで被曝ひばく線量せんりょうをチェックし、手帳てちょうの中身なかみを確認かくにんする場合ばあいはセンターに照会しょうかいする。年間ねんかんの照会しょうかい件数けんすうは６万まん～９万まん件けんに上のぼる。 各社かくしゃは毎年まいとし５～６月がつに前年度ぜんねんど分ぶんの記録きろくを提出ていしゅつするが、東電とうでんは２０１１年ねん６月がつごろ、１０年度ねんど分ぶんの提出ていしゅつが遅おくれると説明せつめい。１２年ねんも１１年度ねんど分ぶんを提出ていしゅつしなかった。 １２年ねん７月がつごろに１１年ねん３月がつ１１日にちの事故じこの前まえの記録きろくは提出ていしゅつしたが、１０年度ねんどの事故じこ後ごと１１年度ねんどの計けい約やく２万まん１千せん人にん分ぶんは今いまなお提出ていしゅつしていない。このうち８割わりを 超こえる１万まん７６００人にんは下請したうけを含ふくむ協力きょうりょく企業きぎょうの作業さぎょう員いんだという。 東電とうでんは、コンピューターシステムが津波つなみで被害ひがいを受うけてデータを取とり出だす作業さぎょうに入はいるまで数カ月すうかげつかかったうえ、事故じこ後ごの記録きろくは当初とうしょは紙かみで管理かんりしていたため電子でんしデータにするのに手間取てまどったなどと説明せつめい。厚生こうせい労働省ろうどうしょうは早急そうきゅうに提出ていしゅつするよう再三さいさん指導しどうしてきたが、対応たいおうは遅おくれた。 続つづきは　東電とうでん、原発げんぱつ作業さぎょう員いんの被曝ひばく記録きろくを提出ていしゅつせず　２万まん人にん分ぶん　（無料むりょう登録とうろくが必要ひつようです） 当とうサイト内ない関連かんれん記事きじ【署名しょめい活動かつどう】福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい　請願せいがん書しょ　via SVCF

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこ原因げんいんを検証けんしょうした国会こっかい事故じこ調査ちょうさ委員いいん会かいが集あつめた資料しりょうが、国会図書館こっかいとしょかんの倉庫そうこに放置ほうちされていることがわかった。資料しりょうの扱あつかいが決きまっていないためで、その量りょうは段だんボール箱ばこで約やく６０個こ。脱だつ原発げんぱつの議員ぎいん連盟れんめいは「国民こくみんの財産ざいさんだ」と公開こうかいを求もとめている。 国会こっかい事故じこ調ちょうは２０１１年ねん１２月じゅうにがつに発足ほっそく。１２年ねん７月がつに調査ちょうさ報告ほうこく書しょを発表はっぴょうして解散かいさんした。政府せいふ関係かんけい者しゃへのき取きとり調査ちょうさなどの資料しりょうは、事故じこ調ちょう解散かいさん前まえに公開こうかいと非ひ公おおやけ 開ひらきに分類ぶんるいしたが、上部じょうぶ機関きかんで国会こっかい議員ぎいんで構成こうせいされる「両院りょういん合同ごうどう特別とくべつ協議きょうぎ会かい」が公開こうかいルールを決きめていなかった。このため、国民こくみんが希望きぼうしても「公開こうかいできない状じょう 況きょう」（国会図書館こっかいとしょかん）という。 続つづきは　国会こっかい事故じこ調ちょう資料しりょう、倉庫そうこに放置ほうち　原発げんぱつ事故じこ、公開こうかいルールなく

原発げんぱつ事故じこで避難ひなんを強しいられ、１１年ねん７月がつに自殺じさつした五十崎いかざき（いそざき）喜一きいちさん（当時とうじ６７歳さい）の妻つま栄子えいこさん（６３）が「避難ひなん生活せいかつでうつ病びょうを発症はっしょうし自殺じさつ した」として東京電力とうきょうでんりょくに約やく７６００万まん円えんの損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめた訴訟そしょうの第だい１回かい口頭こうとう弁論べんろんが２６日にち、福島ふくしま地裁ちさいであった。東電とうでん側がわは「避難ひなん生活せいかつと自殺じさつの因果いんが関係かんけいが認みとめら れない」と述のべるにとどまった。五十崎いかざきさんは記者きしゃ会見かいけんで「誠実せいじつに対応たいおうして、早はやく救済きゅうさいしてほしい」と訴うったえた。 […] 東電とうでん側がわは、原発げんぱつ事故じこと喜一きいちさんのうつ病びょう発症はっしょうとの因果いんが関係かんけいを不明ふめいとし、「因果いんが関係かんけいに関かんする精神せいしん科か医いの意見いけん書しょがない限かぎり、反論はんろんできない」と主張しゅちょうした。 また、妻つまが避難ひなん生活せいかつの影響えいきょうで自殺じさつしたとして、東電とうでんに損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめている渡辺わたなべ幹夫みきおさん（６２）の第だい３回かい 口頭こうとう弁論べんろんでも、東電とうでん側がわは「精神せいしん科か医いの意見いけん書しょがない」との主張しゅちょうを繰くり返かえした。第だい１回かい公判こうはんから約やく５カ月かげつ、審理しんりは遅々ちちとして進すすんでいない。弁護べんご側がわの広田ひろた次男つぐお弁護べんご 士しは「東電とうでんは消極しょうきょく的てきな対応たいおうに終始しゅうしして、裁判さいばんを引ひき延のばしている」と法廷ほうていで苦言くげんを呈ていした。 全文ぜんぶんは　原発げんぱつ事故じこ後ごうつ病びょう自殺じさつ　損賠そんばい訴訟そしょう　東電とうでん「因果いんが関係かんけいが不明ふめい」−−第だい１回かい弁論べんろん　／福島ふくしま