Monthly Archives: November 2017

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこによる健康けんこう影響えいきょうを調しらべる福島ふくしま県けんの「県民けんみん健康けんこう調査ちょうさ」の甲状腺こうじょうせん検査けんさ評価ひょうか部会ぶかいが３０日にち、福島ふくしま市内しないで開ひらかれた。県内けんないの全すべての子こどもを対象たいしょうに行いっている検査けんさのうち２０１４年度ねんどから始はじまった２巡じゅん目めで、がんやがんの疑うたがいと診断しんだんされた患者かんじゃの地域ちいき別べつ割合わりあいは、事故じこの避難ひなん区域くいきに指定していされた県けん沿岸えんがん部ぶなどの１３市町村しちょうそんが最もっとも高たかいとの分析ぶんせき結果けっかが報告ほうこくされた。 検査けんさ主体しゅたいの福島ふくしま県立けんりつ医大いだいの担当たんとう者しゃは、事故じことの因果いんが関係かんけいについて現状げんじょうでの評価ひょうかは難むずかしいとの認識にんしきを示しめした。 （略りゃく） 事故じこの影響えいきょうの有無うむを判断はんだんするには、２巡じゅん目めの評価ひょうかが必要ひつようとされる。 全文ぜんぶんは福島ふくしま県けん避難ひなん区域くいきでがん確率かくりつ高たかい？ 子こどもの甲状腺こうじょうせん検査けんさ

日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうの高速こうそく増殖ぞうしょく原型げんけい炉ろもんじゅ（福井ふくい県けん敦賀つるが市し）の廃はい炉ろを巡めぐり、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの更さら田でん豊志とよし委員いいん長ちょうは２９日にちの定例ていれい会見かいけんで、「１次じ系けいナトリウムの取とり出だしは難むずかしい」との認識にんしきを示しめした。もんじゅの設計せっけい段階だんかいでは、炉心ろしんからの全量ぜんりょう抜ぬき取とりを想定そうていしておらず、約やく５年ねん半はんかかる燃料ねんりょう取とり出だし後ごの検討けんとう項目こうもくの一ひとつとなっている。 もんじゅは燃料ねんりょうの冷却れいきゃく材ざいに液体えきたいナトリウムを使用しようしており、１次じ系けいには約やく７６０トンが存在そんざいする。水みずや空気くうきと激はげしく反応はんのうするため、取とり扱あつかいが難むずかしい。 原子力げんしりょく機構きこうによると、もんじゅは運転うんてん時じ、炉心ろしんに常つねに燃料ねんりょうを置おいておく仕様しようであるため、配管はいかん破断はだん時じにも燃料ねんりょうが露出ろしゅつしないよう、炉心ろしんのナトリウム液えき位いは常つねに燃料ねんりょうの上うえにくる設計せっけいとなっている。このため、通常つうじょう点検てんけん時じの抜ぬき取とり方法ほうほうでは、数すう百ひゃくトン程度ていどが炉心ろしんに残のこったままになるという。さらに１次じ系けい全体ぜんたいには液えき漏もれ対策たいさくの保護ほご容器ようきがかぶせられており、改造かいぞうも容易よういではない。 ただ原子力げんしりょく機構きこうは「燃料ねんりょうを全すべて取とり出だした後のちのナトリウム抜ぬき取とりは、原子げんし炉ろ容器ようきの底部ていぶまで差さし込こんであるメンテナンス冷却れいきゃく系けいの入いり口くち配管はいかんを活用かつようすることなどで技術ぎじゅつ的てきに可能かのう」としており、今後こんご詳細しょうさいに検討けんとうして決定けっていしていく方針ほうしん。 会見かいけんで更さら田た委員いいん長ちょうは「（廃はい炉ろが先行せんこうする）フランスでもかなり苦労くろうしている」とした上うえで、「まずは原子力げんしりょく機構きこうが真剣しんけんに技術ぎじゅつ開発かいはつ、検討けんとうを進すすめているか確認かくにんする」と語かたった。ただ一方いっぽうで、「その前まえの燃料ねんりょう取とり出だしを進すすめないことにはどうしようもない」と述のべ、まずは最初さいしょの５年ねん半はんで燃料ねんりょう取とり出だしをしっかり終おわらせるべきだとした。 続つづきは規制きせい委員いいん長ちょう「取とり出だしは難むずかしい」 もんじゅ１次じ系けいナトリウム 

　東京電力とうきょうでんりょくは３０日にち、今年ことし７月がつに福島ふくしま第だい１原発げんぱつ３号機ごうきの原子げんし炉ろ格納かくのう容器ようき内ないで実施じっしした水中すいちゅうロボット調査ちょうさによる映像えいぞうの分析ぶんせき結果けっかを公表こうひょうした。原子げんし炉ろ圧力あつりょく容器ようき内ないにあったチューブ状じょうの装置そうちが圧力あつりょく容器ようきの真下ましたに落下らっかしている状況じょうきょうを確認かくにん。圧力あつりょく容器ようきの底部ていぶが大だい規模きぼに損傷そんしょうしている可能かのう性せいがあるという。 （略りゃく） 圧力あつりょく容器ようき底部ていぶが中心ちゅうしん部ぶだけでなく周囲しゅういも損傷そんしょうし、冷却れいきゃくのため注入ちゅうにゅうしている水みずが滴したたり、水面すいめんを揺ゆらしているとみられる。 落下らっかが確認かくにんされた装置そうちは、原子げんし炉ろの出力しゅつりょくをコントロールする制御せいぎょ棒ぼうを挿入そうにゅうするためのもので、圧力あつりょく容器ようき内ないにある。 全文ぜんぶんは原子げんし炉ろ圧力あつりょく容器ようき内ない装置そうちの落下らっか確認かくにん　福島ふくしま第だい１原発げんぱつ３号機ごうき、水中すいちゅう調査ちょうさ