Monthly Archives: August 2019

史上しじょう最悪さいあくといわれる原発げんぱつ事故じこの真実しんじつに迫せまる実録じつろくドラマ「チェルノブイリ」の第だい1話わが、9月25日にちに映画えいが専門せんもんサービス「BS10スターチャンネル」で無料むりょう放送ほうそうされることが明あきらかになった。 (略りゃく） 原子力げんしりょく発電はつでん所しょの爆発ばくはつ事故じこという前代未聞ぜんだいみもんの事態じたいに直面ちょくめんし、さらなる事故じこと被害ひがい拡大かくだいの阻止そしに向むけて対応たいおうに追おわれる科学かがく者しゃたちの緊迫きんぱく感かんや、冷戦れいせん下かにおける旧きゅうソ連それん政府せいふの隠いんぺい工作こうさく、そして大量たいりょうの放射線ほうしゃせんを浴あびた消防しょうぼう士しらの深刻しんこくな被害ひがい状況じょうきょうなどが赤裸々せきららに描えがきだされる。 今年ことし5月がつにアメリカ、イギリスで放送ほうそう・配信はいしんされると話題わだいを呼よび、原子力げんしりょく発電はつでんを利用りよう中ちゅうの諸しょ外国がいこくからも注目ちゅうもくされ、放送ほうそう国こく以外いがいにも反響はんきょうが拡大かくだい。再現さいげん度どの高たかさに驚嘆きょうたんする声こえのほか、事故じこや被曝ひばく被害ひがいの描写びょうしゃをめぐって世界せかい各地かくちで反論はんろんや議論ぎろんが巻まき起おこった。また、現在げんざいも立入禁止たちいりきんし区域くいきとなっているチェルノブイリ事故じこ現場げんばの見学けんがくツアー参加さんか者しゃが放送ほうそう後ごに急増きゅうぞうするなど、一大いちだい現象げんしょうとなっている。（編集へんしゅう部ぶ・大内おおうち啓あきら輔） 全文ぜんぶんは史上しじょう最悪さいあくの原発げんぱつ事故じこの真実しんじつ…「チェルノブイリ」第だい1話わが無料むりょう放送ほうそう

長崎ながさき県けん佐世保させぼ市しで４日にちに開ひらかれた「原爆げんばく写真しゃしん展てん」の後援こうえん依頼いらいを市し教育きょういく委員いいん会かいが断ことわった問題もんだいで、同市どうしの朝長あさおさ則男のりお市長しちょうは２７日にちの定例ていれい会見かいけんで「（写真しゃしん展てんに付随ふずいして核かく廃絶はいぜつを求もとめる）署名しょめい活動かつどうをするのが好このましくない」と述のべ、市し教委きょういの判断はんだんを支持しじする考かんがえを示しめした。 写真しゃしん展てんの会場かいじょうでは、核兵器かくへいき廃絶はいぜつの署名しょめい活動かつどうが計画けいかくされていた。会見かいけんでは、市し教委きょういの担当たんとう者しゃが、改あらためて「原爆げんばく展てんや平和へいわは否定ひていしないが、一ひとつの考かんがえ方かたへの同意どういや反対はんたいを求もとめる署名しょめい活動かつどうは応援おうえんできない」と説明せつめいした。 これに続つづき、朝長あさおさ市長しちょうは「核かく廃絶はいぜつは理想りそう的てきだが、核かくの傘かさの中なかにいて抑止よくし力りょくを利きかせるのが現実げんじつ」と発言はつげんし、核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやくの署名しょめい・批准ひじゅんをしていない日本にっぽん政府せいふを支持しじする考かんがえを示しめした。また、すべての国くにに条約じょうやくへの参加さんかを求もとめるヒバクシャ国際こくさい署名しょめいについて「署名しょめいするつもりはない」と述のべた。 （原口はらぐち晋すすむ也） 続つづきは佐世保させぼ市長しちょう、核かく廃絶はいぜつの署名しょめい「好このましくない」　原爆げんばく展てん巡めぐり

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつで長年ながねん働はたらいていた遠藤えんどう浩幸ひろゆきさんが、避難ひなん先さきの鹿児島かごしま市しで太陽光たいようこう発電はつでんに挑戦ちょうせんしたものの、完成かんせい間近まぢかで急死きゅうしした。５０歳さいだった。妻つまの緒いとぐち美び（ちよみ）さん（４７）ら家族かぞくは「原発げんぱつを使つかわず暮くらせる世よの中なかになれば」との思おもいを継つぎ、故郷こきょうから１千せんキロ以上いじょう離はなれた地ちで発電はつでん設備せつびを動うごかしている。 浩幸ひろゆきさんは福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつがある福島ふくしま県けん双葉ふたば町まちで生うまれ育そだち、２０歳さいのころから第だい一いち原発げんぱつなどで保全ほぜんや補修ほしゅう、営業えいぎょうとして働はたらいてきた。町まちの多おおくの人ひとが原発げんぱつで働はたらき、緒いとぐち美よしさんも原発げんぱつ構内こうないで働はたらいたことがある。 ２０１１年ねん３月がつ１４日にち、浩幸ひろゆきさんは３号機ごうきの爆発ばくはつを避難ひなん所しょのテレビで目撃もくげき。緒いとぐち美よしさんと中学生ちゅうがくせいの長男ちょうなん長女ちょうじょ、１歳さい３カ月かげつの次男じなんを、緒いとぐち美よしさんの親族しんぞくがいる鹿児島かごしま市しに避難ひなんさせた。浩幸ひろゆきさんは「現場げんばを知しっている者ものでなければ作業さぎょうできない」と３月がつ末まつに福島ふくしまに戻もどり、作業さぎょうについた。 １分ふんで２ミリシーベルトを浴あびる高こう線量せんりょうの現場げんば。懐中かいちゅう電灯でんとうの光ひかりでネジを１本ほん締しめては戻もどらなければならず、線量せんりょう計けいのアラームが鳴なり続つづけた。数カ月すうかげつで「線量せんりょうがいっぱいになった（被曝ひばく（ひばく）限度げんどを超こえた）」と家族かぞくの元もとに戻もどってきた。 自宅じたくは第だい一いち原発げんぱつから約やく２キロ。「福島ふくしまは原発げんぱつに占拠せんきょされた。原発げんぱつはいらないと実感じっかんした」。鹿児島かごしま市内しないで会社かいしゃを立たち上あげ、土地とちを確保かくほし、緒いとぐち美よしさんと長男ちょうなん、浩幸ひろゆきさんの両親りょうしんの５人にんで太陽光たいようこう発電はつでんの設備せつびを造つくり始はじめた。 １６年ねん５月がつ１２日にち、発電はつでん出力しゅつりょくは約やく３３０キロワットで、後のちはパネルをはめるだけという時ときだった。浩幸ひろゆきさんは家いえで突然とつぜん「頭あたまが痛いたい」と言いい、救急きゅうきゅう車しゃで運はこばれて帰かえらぬ人ひととなった。脳出血のうしゅっけつだった。次男じなんはまだ６歳さい。緒いとぐち美よしさんは「何なにからやっていいか、わからなかった」が、会社かいしゃを受うけ継つぎ、義父ぎふ母ははらとその年としの秋あき、発電はつでん設備せつびを完成かんせいさせた。 （略りゃく） 双葉ふたば町まちの家いえは中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつの予定よてい地ちになり、環境省かんきょうしょうが取とり壊こわすことになっている。今春こんしゅん、向むかいに住すんでいた義父ぎふ母ははから「解体かいたいの連絡れんらくがきた」と聞きき、緒いとぐち美よしさんは長男ちょうなんと長女ちょうじょに「取とり壊こわしはそのうちだから、行いこう」と声こえをかけた。 （略りゃく） 浩幸ひろゆきさんの死しをきっかけに、遠藤えんどう家かの墓はかは鹿児島かごしま市しに造つくった太陽光たいようこう発電はつでん設備せつびの近ちかくに移うつした。「追憶ついおく　東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいに伴ともなう原発げんぱつ事故じこにより故郷こきょう・双葉ふたば町まちを追おわれ此処ここらに移住いじゅうする」。墓はかにはそう記しるされている。（青木あおき美希みき） 全文ぜんぶんは「原発げんぱつは不要ふよう」元もと作業さぎょう員いんは太陽光たいようこうに挑いどんだ　志こころざし半なかばで急死きゅうし

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこに伴ともなう健康けんこう影響えいきょうを調しらべる県民けんみん健康けんこう調査ちょうさ検討けんとう委員いいん会かいの星ほし北斗ほくと前ぜん座長ざちょう（県けん医師いし会かい副ふく会長かいちょう）は二に十じゅう六ろく日にち、県庁けんちょうで内堀うちぼり雅雄まさお知事ちじと懇談こんだんした。八はち年間ねんかんの調査ちょうさで得えられたデータを県民けんみんの健康けんこうづくり施策しさくに生いかすよう提案ていあんした。 星ほし氏しは「甲状腺こうじょうせんがんと放射線ほうしゃせん被ひばくの関連かんれんは認みとめられない」とする甲状腺こうじょうせん検査けんさ二に巡じゅん目めへの評価ひょうかや、調査ちょうさを通つうじて把握はあくした県民けんみんの健康けんこう指標しひょうの推移すいいに触ふれた上うえで「いろいろなことが少すこしずつ分わかってきた一方いっぽう、県民けんみんの中なかには子育こそだてに関かんする漠然ばくぜんとした不安ふあんがある」と調査ちょうさの現状げんじょうを説明せつめいした。 また、「甲状腺こうじょうせん検査けんさだけが注目ちゅうもくを浴あびる状況じょうきょうは好このましくない」との見解けんかいを示しめし、今後こんごの県民けんみん健康けんこう調査ちょうさが担になうべき役割やくわりとして「調査ちょうさで得えられた知見ちけんを県民けんみんに還元かんげんする役割やくわりを果はたしていく必要ひつようがある」と述のべた。 続つづきは「８年ねんのデータ施策しさくに」　福島ふくしま県民けんみん健康けんこう調査ちょうさ検討けんとう委い星ほし前ぜん座長ざちょう　知事ちじと懇談こんだん