Monthly Archives: January 2015

経済けいざい産業さんぎょう省しょうは三さん十じゅう日にち、将来しょうらい的てきな原発げんぱつや再生さいせい可能かのうエネルギーなどの構成こうせい比率ひりつを話はなし合あう総合そうごう資源しげんエネルギー調査ちょうさ会かいの「長期ちょうきエネルギー需給じゅきゅう見通みとおし小しょう委員いいん会かい」の初はつ会合かいごうを開ひらいた。原発げんぱつは運転うんてん開始かいしから四よん十じゅう年ねんで廃はい炉ろにする決きまりだが、経けい産さん省しょうは六ろく十じゅう年ねんまで延のばせる特例とくれいの利用りようを前提ぜんていにする。現在げんざいはゼロで、将来しょうらいも原則げんそく通どおりなら最大さいだいでも１５％未満みまんにとどまるはずの原発げんぱつ比率ひりつを２０％前後ぜんこうまで高たかめるとみられ、「原発げんぱつへの依存いぞん度どを可能かのうな限かぎり引ひき下さげる」としたエネルギー基本きほん計画けいかくに逆行ぎゃっこうする。　（吉田よしだ通夫みちお） 　原発げんぱつの寿命じゅみょうを特例とくれいで延のばす手法しゅほうにも安全あんぜんを懸念けねんする国民こくみんの声こえが強つよまる可能かのう性せいがある。政府せいふが昨年さくねん四よん月がつにまとめた同どう計画けいかくでは原発げんぱつの目標もくひょう数値すうちは明記めいきしておらず、小しょう委員いいん会かいは夏なつまでに二に〇三さん〇年度ねんどに目指めざす原発げんぱつや再生さいせい可能かのうエネルギーなどの構成こうせい比率ひりつをまとめる。 　政府せいふは東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこで、同どう原発げんぱつ１号機ごうきが四よん十じゅう年ねんを超こえ老朽ろうきゅう化かしていたことなどを重視じゅうし、一いち二に年ねんの法律ほうりつ改正かいせいで運転うんてん期間きかんを四よん十じゅう年ねんに区切くぎった。経けい産さん省しょうは「現時点げんじてんで原発げんぱつの新しん増設ぞうせつは想定そうていしていない」としており、多おおくの原発げんぱつが再さい稼働かどうしたとしても時間じかんがたてば自然しぜんに原発げんぱつは減へる。同省どうしょう試算しさんでは、火力かりょくなども含ふくめた総そう発電はつでん量りょうが一定いっていと仮定かていすると、原発げんぱつの占しめる割合わりあいは二に八はち年度ねんどに約やく１５％と〇九きゅう年度ねんどの半分はんぶんになり、三さん〇年度ねんどはさらに下さがる見通みとおし。 　しかし、原発げんぱつは原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの特別とくべつ点検てんけんに通とおれば最長さいちょう六ろく十じゅう年ねんまで運転うんてんを延のばせる。安倍あべ政権せいけんは原発げんぱつの維持いじ推進すいしんを目指めざしており、経けい産さん省しょうは原発げんぱつの割合わりあいを引ひき上あげるため「延長えんちょう特例とくれいを利用りようする想定そうていを置おく」（同省どうしょう関係かんけい者しゃ）方針ほうしんだ。 　三さん十じゅう日にちの初はつ会合かいごうでも、経けい産さん省しょうが配くばった資料しりょうは「天然てんねんガスなど化石かせき燃料ねんりょうへの依存いぞん度どが急上昇きゅうじょうしょうしている」など原発げんぱつの必要ひつよう性せいを示唆しさする内容ないようがほとんど。一方いっぽう、再生さいせいエネルギー計画けいかくで２１％以上いじょうを目指めざすとした再生さいせいエネについては「増ふやすと電気でんき料金りょうきんも上あがる」と後うしろ向むきの説明せつめいに終始しゅうしした。 もっと読よむ。

日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう（原子力げんしりょく機構きこう）の施設しせつの現況げんきょうや今後こんごの事業じぎょう展開てんかいなどを報告ほうこくする「第だい十じゅう回かい東海とうかいフォーラム」が二に十じゅう九きゅう日にち、東海とうかい村むらで行おこなわれ、昨年さくねん十じゅう月がつ、明あきらかにした東海とうかい再さい処理しょり施設しせつ（東海とうかい村むら）の廃止はいし措置そちについて説明せつめい、「二に十じゅう年ねん足たらずで（廃止はいしに）けりをつけたい」とした。 　原子力げんしりょく機構きこうは、原発げんぱつの使用しよう済ずみ核かく燃料ねんりょうを再さい処理しょりする停止ていし中ちゅうの東海とうかい再さい処理しょり施設しせつについて、再さい処理しょり施設しせつなどの新しん規制きせい基準きじゅんに対応たいおうするには一いち千せん億おく円えん以上いじょうの費用ひようがかかると見込みこまれることから運転うんてん再開さいかいを断念だんねんした。 　廃止はいしの決定けっていに先立さきだち昨年さくねん四よん月がつ、施設しせつ内ないで保管ほかんしているプルトニウム溶液ようえき約やく二に・八はち立方りっぽうメートルを混合こんごう酸化さんか物ぶつ（ＭＯＸ）粉末ふんまつに転換てんかんして安定あんてい化かさせる作業さぎょう を始はじめたが、配管はいかんに穴あなが見みつかり作業さぎょうを休止きゅうし。高こう放射ほうしゃ性せい廃液はいえき約やく四よん百ひゃく十じゅう四よん立方りっぽうメートルのガラス固化こかは機器ききの補修ほしゅう中ちゅうで着手ちゃくしゅできていないことを報告ほうこくした。 続つづきは 「２０年ねん足たらずでけり」　東海とうかい再さい処理しょり施設しせつの廃止はいし措置そち

２０１１年ねんの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいと、福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこのために県内けんないに避難ひなんした人々ひとびとへの支援しえんを継続けいぞく・拡充かくじゅうしようと、琉球大学りゅうきゅうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅの矢やヶ崎さき克かつ馬ばさん（７１）と支ささえ 援者らは、１月がつから避難ひなん者しゃの要望ようぼうを把握はあくするアンケートを実施じっししている。矢やヶ崎さきさんらは多おおくの避難ひなん者しゃにアンケートへの協力きょうりょくを呼よび掛かけており、アンケートを踏 まえ、ことし夏なつごろにも県けんなどに現在げんざいの支援しえん継続けいぞくや拡充かくじゅうを要請ようせいする考かんがえだ。 ことし３月がつで震災しんさいから４年ねんとなるが、矢やヶ崎さきさんは「避難ひなん生活せいかつの困難こんなんは時間じかんがたてば和やわらぐものではない。長引ながびくほどに増ましてくる」と指摘してき。支援しえん者しゃらと共ともにことし１月がつに避難ひなん者しゃ支援しえん・アンケート委員いいん会かいを立たち上あげ、避難ひなん者しゃが集あつまるイベントでアンケートを配布はいふしている。 矢やヶ崎さきさんらは、県けんや市町村しちょうそんに対たいし住宅じゅうたく支援しえんやニライカナイカードなど現在げんざい実施じっししている支援しえんの継続けいぞく、災害さいがい救助きゅうじょ法ほうが適用てきようされない地域ちいきから原発げんぱつ事故じこをきっかけ に移うつり住すんだ人々ひとびとへの支援しえんも求もとめる考かんがえ。「アンケートを活用かつようし避難ひなん者しゃの生せいの声こえを伝つたえたい」とアンケートを基もとにより避難ひなん者しゃの実態じったいに即そくした支援しえん策さくも要望ようぼうすると している。 （略りゃく） アンケートには返送へんそう用よう封筒ふうとうが付ついており、回答かいとう者しゃに料金りょうきん負担ふたんはない。締しめ切きりは５月がつ３１日にち。問とい合あわせはメールｙａｇａｓａｋｉ８８８＠ｇｍａｉｌ．ｃｏｍ 全文ぜんぶんは震災しんさい・原発げんぱつ 県内けんない避難ひなん者しゃを調査ちょうさ　矢やヶ崎さき琉大名誉めいよ教授きょうじゅら

　原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは３０日にち、中部電力ちゅうぶでんりょく浜岡原発はまおかげんぱつ（静岡しずおか県けん）で人ひとの侵入しんにゅうを検知けんちする装置そうちを設置せっちしていない規定きてい違反いはんがあったとして、中部ちゅうぶ電でんに文書ぶんしょで注意ちゅういし、再発さいはつ防止ぼうしを求もとめた。 　核かく物質ぶっしつ防護ぼうご規定きていはテロ対策たいさくや核かく物質ぶっしつの盗難とうなん防止ぼうし策さくを定さだめている。中部ちゅうぶ電でんは昨年さくねん３月がつまでに、３〜５号機ごうきの原子げんし炉ろ建屋たきのや内ないにある核かく燃料ねんりょうを冷却れいきゃくするための設備せつびの周まわりに、侵入しんにゅう者しゃの有無うむを検知けんちする装置そうちを設置せっちすることになっていた。 　しかし、同年どうねん４月がつの原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうによる検査けんさで未み設置せっちであることが判明はんめいした。浜岡原発はまおかげんぱつは停止ていし中ちゅうなため、担当たんとう者しゃが施設しせつの再さい稼働かどうまでに実施じっしすればよいと誤認ごにんしていたという。 もっと読よむ。

福島ふくしま県けんでは放射線ほうしゃせんを心配しんぱいするなど原発げんぱつ事故じこによる影響えいきょうで、子こどもや母親ははおやなど今いまもおよそ４万まん６０００人にんが県けん外がいで避難ひなんを続つづけています。 県けん外がいに避難ひなんした住民じゅうみんの中なかには、家族かぞく関係かんけいの維持いじや経済けいざい的てきな理由りゆうなどで避難ひなん先さきから福島ふくしまに戻もどる人ひとも増ふえていますが、母親ははおやの支援しえんを続つづけるＮＰＯの「ビーンズふくしま」には、避難ひなんを続つづける母親ははおやをはじめ、避難ひなん先さきから戻もどった母親ははおやなどから福島ふくしまにとどまった母親ははおやなどとの間あいだで放射線ほうしゃせんについての考かんがえ方かたの違ちがいから本音ほんねが話はなせず、溝みぞが深ふかまっているという悩なやみの声こえが相次あいついで寄よせられています。 このためＮＰＯは、原発げんぱつ事故じこの影響えいきょうに悩なやむ母親ははおやたちの交流こうりゅうを図はかるために、ことし３月がつに福島ふくしま市内しないの住宅じゅうたくに新あらたに交流こうりゅう施設しせつを設もうけることになりました。 施設しせつは常設じょうせつで、ＮＰＯは、立場たちばの異ことなる母親ははおやたちが自由じゆうに集あつまり、本音ほんねで話はなしをして悩なやみを打うち明あけ合あうことで、互たがいの考かんがえを理解りかいする場ばにしていきたいとしています。 ＮＰＯによりますと、こうした母親ははおやたちを対象たいしょうにした交流こうりゅう施設しせつはこれまでに例れいがないということです。 全文ぜんぶんを読よむ。

東京電力とうきょうでんりょくが３０日にち発表はっぴょうした２０１４年ねん４～１２月がつ期き連結れんけつ決算けっさんは、経常けいじょう利益りえきが前年ぜんねん同期どうき比ひ２０．０％増ぞうの２２７０億おく円えんとなった。燃料ねんりょう費ひの圧縮あっしゅくや発電はつでん設備せつびの修繕しゅうぜん費ひ 抑制よくせいで、２年ねん連続れんぞくの黒字くろじを確保かくほした。国くにから交付こうふされる福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこの賠償ばいしょう資金しきんの利益りえき計上けいじょうの大幅おおはば減少げんしょうで、純じゅん利益りえきは７６．７％減げんの１８００億おく円えんに縮小しゅくしょうし た。 続つづきは東電とうでん、経常けいじょう益えき２割わり増ぞう＝燃料ねんりょう費ひ圧縮あっしゅくで－４～１２月がつ期き