Tag Archives: 汚染おせん処理しょり水すい

原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの更さら田でん豊志とよし（ふけたとよし）委員いいん長ちょうは１６日にちの記者きしゃ会見かいけんで、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの「処理しょり水すい」について、政府せいふ方針ほうしんに従したがって薄うすめれば、海洋かいよう放出ほうしゅつの直前ちょくぜんに放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの濃度のうどを測定そくていする必要ひつようはないとする見解けんかいを示しめした。 処理しょり水すいは、トリチウムを除のぞく大半たいはんの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを特殊とくしゅな装置そうちで除去じょきょしている。政府せいふは処理しょり水すいを海水かいすいで１００倍ばい以上いじょうに薄うすめた上うえで、２０２３年ねん以降いこうに海洋かいよう放出ほうしゅつする方針ほうしんを示しめしている。 　放出ほうしゅつ前まえの処理しょり水すいのトリチウム濃度のうどは、国くにが定さだめる排出はいしゅつ基準きじゅんの４０分ぶんの１程度ていどに抑おさえるとしているが、濃度のうどを厳密げんみつに測はかるには、薄うすめた処理しょり水すいを再さい濃縮のうしゅくする必要ひつようがある。更さら田た委員いいん長ちょうは、希釈きしゃく前まえの濃度のうどを正確せいかくに測はかってから希釈きしゃくすれば、基準きじゅんを満みたしている証拠しょうことなり、「科学かがく的てきには、希釈きしゃく後ごの測定そくていは不要ふようだ」と語かたった。 また中国ちゅうごく広東かんとん省しょうの原発げんぱつで起おきたとされる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの排出はいしゅつについて、更さら田た委員いいん長ちょうは日本にっぽん国内こくないで監視かんししている放射線ほうしゃせん量りょうに変化へんかはないとして、現状げんじょうでは「日本にっぽんに影響えいきょうが及およぶ可能かのう性せいは極きわめて小ちいさいと思おもう」と述のべた。[…] 全文ぜんぶん

[…] 韓国かんこく大学生だいがくせい進歩しんぽ連合れんごうは20日はつか午後ごご1時じごろ、ソウル・チョンノク（鍾路区く）の日本にっぽん大使館たいしかん前まえで、日本にっぽん政府せいふの原発げんぱつ処理しょり水すい放出ほうしゅつ決定けっていを糾弾きゅうだんし、韓国かんこく政府せいふの積極せっきょく的てきな抗議こうぎを求もとめるため、坊主ぼうず頭あたまにした。 　同日どうじつの団体だんたい剃髪ていはつ式しきには当初とうしょ、32人にんの大学生だいがくせいが参加さんかするとされていたが、現場げんばで2人ふたりが追加ついかで参加さんかし、計けい34人にんが剃髪ていはつした。団体だんたい剃髪ていはつ式しきは4人にんずつ一いち列れつに座すわり、断髪だんぱつする方式ほうしきで行おこなわれた。丸刈まるがりの参加さんか者しゃの中なかには髪かみの毛けが胸元むなもとまであるロングヘアの女性じょせい参加さんか者しゃもいた。大学生だいがくせいらは悲壮ひそうな表情ひょうじょうで淡々たんたんと剃髪ていはつ式しきに臨のぞんだ。 　現場げんばには100人にん余あまりの取材しゅざい陣じんとユーチューバーらが集あつまり、団体だんたい剃髪ていはつ式しきに対たいする関心かんしんを示しめした。 全文ぜんぶん

2021/04/10 原発げんぱつ事故じこ後ごに大量たいりょう発生はっせいしている〝汚染おせん水すい〟の海洋かいよう放出ほうしゅつに「NO」と言いっているのは浜はま通どおりの漁業ぎょぎょう者しゃだけでは無ない。東北新幹線とうほくしんかんせんが通とおる中通なかどおりでも反対はんたいの声こえがあがっている。地元じもとメディアでは連日れんじつ「風評ふうひょう」の二に文字もじが報ほうじられているが、二本松にほんまつ市しのコンビニ経営けいえい者しゃは「薄うすめたって放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつはある。実害じつがいだ」と怒おこる。「結論けつろんありき。時間じかん延のばしを図はかって来きただけだろう」と怒おこる男性だんせいも。13日にちにも閣僚かくりょう会議かいぎで海洋かいよう放出ほうしゅつが正式せいしき決定けっていされるとの報道ほうどうが相次あいついでいるが、ギリギリまで抗議こうぎ行動こうどうが展開てんかいされる予定よていで、当事とうじ者しゃ無視むしの強行きょうこうに県民けんみんの怒いかりはさらに高たかまりそうだ。 原発げんぱつ事故じこ後ごに大量たいりょう発生はっせいしている〝汚染おせん水すい〟の海洋かいよう放出ほうしゅつに「NO」と言いっているのは浜はま通どおりの漁業ぎょぎょう者しゃだけでは無ない。東北新幹線とうほくしんかんせんが通とおる中通なかどおりでも反対はんたいの声こえがあがっている。地元じもとメディアでは連日れんじつ「風評ふうひょう」の二に文字もじが報ほうじられているが、二本松にほんまつ市しのコンビニ経営けいえい者しゃは「薄うすめたって放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつはある。実害じつがいだ」と怒おこる。「結論けつろんありき。時間じかん延のばしを図はかって来きただけだろう」と怒おこる男性だんせいも。13日にちにも閣僚かくりょう会議かいぎで海洋かいよう放出ほうしゅつが正式せいしき決定けっていされるとの報道ほうどうが相次あいついでいるが、ギリギリまで抗議こうぎ行動こうどうが展開てんかいされる予定よていで、当事とうじ者しゃ無視むしの強行きょうこうに県民けんみんの怒いかりはさらに高たかまりそうだ。 【「薄うすめても放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつある」】　「まず『風評ふうひょう』という言葉ことばが、これが違ちがうんじゃないでしょうか。『実害じつがい』ですから。山やまにも畑はたけにも、放射能ほうしゃのうはまだ実際じっさいに存在そんざいしています。今回こんかいも『汚染おせん水すいを海うみに流ながしたら風評ふうひょうが広ひろまる』と言いうけれど、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが含ふくまれる水みずを海うみに流ながすのは事実じじつでしょう。『風評ふうひょう』でも何なんでもありませんよ。なぜそれを『風評ふうひょう』なんて言いってしらばっくれているのか。おかしいと思おもいます。『風評ふうひょう』じゃないです。放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが含ふくまれる水みずを流ながすんです。薄うすめたって放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつはあるんです」　二本松にほんまつ市し針道はりみちでコンビニエンスストアを経営けいえいする服部はっとり浩幸ひろゆきさん＝「『生業せいぎょうを返かえせ、地域ちいきを返かえせ！』福島ふくしま原発げんぱつ訴訟そしょう」（生業せいぎょう訴訟そしょう）原告げんこく団だん事務じむ局長きょくちょう＝は、そう語気ごきを強つよめた。　政府せいふの避難ひなん指示しじが出だされなかった中通なかどおりでは、早はやくから「ここで生いきていくしか無ない」との声こえが多おおく聞きかれた。避難ひなんしたくても出来できない人ひとが少すくなくなかった。いつしか被曝ひばくリスクは「風評ふうひょう被害ひがい」という言葉ことばにかき消けされた。汚染おせんや被曝ひばくリスクを口くちにすると、復興ふっこうの足あしを引ひっ張ぱるかのような言いわれ方かたをされる事こともあった。実害じつがいに光ひかりが当あたらず「風評ふうひょう」ばかりが叫さけばれる構図こうずは、汚染おせん水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつ問題もんだいでも同おなじだと服部はっとりさんは言いう。　「日々ひびの生活せいかつでは、放射能ほうしゃのうばかり気きにしているわけにもいきません。個々人ここじんが判断はんだんしてどこかで折おり合あいを付つけながら、妥協だきょう点てんを探さがしながら生いきていかなくちゃいけません。それが現実げんじつです。そのためには正確せいかくな情報じょうほう、開ひらかれた情報じょうほうが不可欠ふかけつです。綿密めんみつな調査ちょうさを継続けいぞくし、データを公表こうひょうする。それがあって初はじめて判断はんだん出来できます。そもそも放射線ほうしゃせんというのは、浴あびなければ浴あびないに越こした事ことは無ないんです。微量びりょうであっても、浴あびなくて済すむのなら浴あびない方ほうが良よいんです。汚染おせん水すいだって同おなじです。海うみに流ながさなくて済すむのなら1ベクレルでも流ながさない方ほうが良よいに決きまってる。どうしても海うみに流ながさなければならないのなら、世界中せかいじゅうの魚さかなや微生物びせいぶつの許可きょかを得えてからやれと言いいたいくらいですよ」 【「住民じゅうみん投票とうひょうなら反対はんたい多数たすう」】　「例たとえば花見はなみ。桜さくらの名所めいしょを記しるした地図ちずに最新さいしんの放射線ほうしゃせん量りょうを示しめせば、『ここは高たかいから、幼おさない子こどもを連つれていくのはやめておこうか』とか『このくらいだったら大丈夫だいじょうぶかな』などと判断はんだん出来できます。それが本来ほんらいのあるべき姿すがただと思おもいます。でも、それが無ないんです。そこが全部ぜんぶ無視むしされてしまって、全すべて元通もとどおりになりましたというような…。逆ぎゃくに、こういう事ことを言いうと『』風評ふうひょう加害かがい者しゃ』のような言いわれ方かたすらされてしまう部分ぶぶんもありますよね」　そう語かたる服部はっとりさんも、経営けいえい者しゃとして忙いそがしい毎日まいにちを送おくる。「浜はま通どおりの人ひとたちはその辺あたりは切実せつじつだと思おもうんだけど、私わたしのように中通なかどおりに住すむ人ひとの関心かんしんは低ひくいと思おもう。どこか他人事たにんごとのようなところがあるんじゃないかな。話題わだいに上のぼる事ことも少すくない。原発げんぱつ事故じこそのものがそういう感かんじだけどね」。汚染おせん水すいが海洋かいよう放出ほうしゅつされた場合ばあいに直接的ちょくせつてきな影響えいきょうを受うける浜はま通どおりとは、どうしても温度おんど差さがあるという。　「私わたしもコンビニを始はじめて丸まる3年ねんになるんだけど、毎日まいにちの仕事しごとに忙殺ぼうさつされていると、もうね、それで手一杯ていっぱい。仕事しごと以外いがいの事ことを考かんがえる余裕よゆうは無ないな。テレビや新聞しんぶんで見聞みききしたとしても、より自分じぶんにとって重要じゅうような話題わだい…消費しょうひ税ぜいだとか感染かんせん症しょうの支援しえん策さくだとか、そっちに意識いしきが行おこなってしまう。それはどこの家庭かていも同おなじだと思おもう。景気けいきなんか良よくなっていないし、感染かんせん症しょうで追おい打うちをかけられてる。その中なかでも何なにとか食くって行いかなくちゃならない。子こどもを育そだてなきゃいけない。それに忙殺ぼうさつされるわけですよ」　一方いっぽうで「もし住民じゅうみん投票とうひょうで決きめましょうという事ことになったら、反対はんたいが多数たすうを占しめると思おもいます。そのくらいやっても良よいと思おもいますけどね」とも。だがこれまで、そのような機運きうんは高たかまらなかった。　「日本人にっぽんじんが変かわらなきゃいけない時期じきなんですよ」と服部はっとりさん。そもそも、汚染おせん水すいは福島ふくしまだけの問題もんだいでは無ない。福島ふくしま県民けんみんだけが考かんがえるべき問題もんだいでは無ないのだ。 […] 全文ぜんぶん

この動画どうがは【拡散かくさん希望きぼう】でお願ねがいいたします！ 福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつのトリチウムを含ふくんだ処理しょり水すいについて、菅かん政権せいけんは海洋かいよう放出ほうしゅつを決定けっていしました。 政府せいふはこれまで「トリチウムを除去じょきょすることはできない」と言いってきましたが、それは嘘うそです！ 　 ところで、皆みなさんはご存知ぞんじでしょうか？ 処理しょり水すいの放出ほうしゅつに際さいしては、大量たいりょうの海水かいすいで薄うすめるために、最大さいだいで30年ねん掛かかると言いわれていることを！ 菅かん政権せいけんは、大量たいりょうの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを大量たいりょうの海水かいすいで薄うすめるといった極きわめてアナログチックな方法ほうほうを、これから30年ねんもかけてやろうとしているのです。 つくづく、バカな政府せいふだと思おもいます。 　 しかも！実じつは、トリチウムを除去じょきょする方法ほうほうはあります。 この技術ぎじゅつはとっくの昔むかしに確立かくりつされています。 この動画どうがでは、トリチウム除去じょきょについて詳くわしく解説かいせつしています。 そして、この技術ぎじゅつを使つかえば、計算けいさん上じょうでは4年ねん半はんで処理しょり水すいを全すべて処分しょぶんすることができるのです。 ◆タイムコード 　0:00​​​​　オープニング Introduction 約束やくそくを反故ほごにして海洋かいよう放出ほうしゅつを決定けっていした菅かん政権せいけん！ 　1:33​​​​　本編ほんぺん① トリチウム除去じょきょの技術ぎじゅつはとっくに確立かくりつされていた！！ 　4:24​​​​　本編ほんぺん② 結局けっきょく､「海洋かいよう放出ほうしゅつありき」から抜ぬけ出だせない！ 　7:34​​​​　本編ほんぺん③ 30年ねんもかけて海洋かいよう放出ほうしゅつするバカな日本にっぽん政府せいふ！ 　10:32​　エンディング Ending 処理しょり水すい問題もんだいは始はじまったばかりだ！ ◆関連かんれん資料しりょう 　2021年ねん4月がつ13日にち 共同通信きょうどうつうしん『原発げんぱつ処理しょり水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつを正式せいしき決定けってい　2年ねん後ご、大幅おおはば希釈きしゃくし着手ちゃくしゅ』 　https://this.kiji.is/754478486669377536​ 　2016年ねん6月がつ22日にち SPUTNIK『ロシア　福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの汚染おせん水すいを最大限さいだいげん効果こうか的てきに浄化じょうかする装置そうちを日本にっぽんに提案ていあん』 　https://jp.sputniknews.com/opinion/20…​ 　ロスアトム 日本にっぽん法人ほうじん ＨＰ 　https://rosatom-japan.com/​ 　ロスラオ　プレゼンテーション資料しりょう 　https://ndf-forum.com/pdf/document_01…​ 　2020年ねん7月がつ13日にち … Continue reading →

「[…] しかし 今回こんかいのことに対たいして、利害りがい当事とうじ国こくである中国ちゅうごくがすぐさま反発はんぱつした。中国ちゅうごくの官営かんえい英字えいじ紙し“グローバルタイムズ”は「日本にっぽんの原発げんぱつ汚染おせん水すいの放流ほうりゅうは、極きわめて無責任むせきにんな行動こうどうだ」とし「しかし ほとんどの西欧せいおうのメディアは、数すう億おく人にんの健康けんこうに影響えいきょうを及およぼす日本にっぽんの決定けっていに沈黙ちんもくしている」と指摘してきした。また 中国ちゅうごくの専門せんもん家かたちからの引用いんようで「日本にっぽん政府せいふの決定けっていにより 各国かっこくにより日本にっぽん産さん海産物かいさんぶつの輸入ゆにゅうが中断ちゅうだんされ、外国がいこく人じんの日本にっぽん訪問ほうもんが減少げんしょうするだけでなく、中国ちゅうごく経済けいざいにもダメージを与あたえるだろう」と警告けいこくした。 一方いっぽう 周辺しゅうへん国こくと共ともに日本にっぽんに訴訟そしょうを起おこす可能かのう性せいも提起ていきされた。広東かんとん海洋かいよう大学だいがくの朱しゅ堅けん眞ま 元もと副ふく総長そうちょうは「中国ちゅうごくは周辺しゅうへん国こくたちと力ちからを合あわせて 日本にっぽん政府せいふを相手あいてに訴訟そしょうを起おこし、決定けっていの撤回てっかいや賠償ばいしょうを要求ようきゅうする可能かのう性せいがある」と言及げんきゅうした。また「海洋かいようは自浄じじょう能力のうりょくを備そなえているが、今回こんかいの日本にっぽんによる原発げんぱつ汚染おせん水すいの放流ほうりゅうは全まったく異ことなる」とし「結局けっきょく 東シナ海ひがししなかいをはじめとした海洋かいようと周辺しゅうへん国こくたちに、否定ひてい的てきな影響えいきょうを及およぼす」と懸念けねんした。 韓国かんこく政府せいふもやはり日本にっぽんの決定けっていを非難ひなんし「周辺しゅうへん国こくの安全あんぜんと海洋かいよう環境かんきょうに危険きけんを招まねくだけでなく、日本にっぽんの最さい隣接りんせつ国こくであるわが国くにと十分じゅうぶんな協議きょうぎおよび了解りょうかいなしに行おこなわれた一方いっぽう的てきな措置そちだ」と伝つたえている。 全文ぜんぶん

　【ソウル時事じじ】韓国かんこくの文ぶん在ざい寅とら大統領だいとうりょうは14日にち、日本にっぽん政府せいふが原発げんぱつ処理しょり水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつ方針ほうしんを決定けっていしたことを受うけ、放出ほうしゅつ差さし止とめに向むけた暫定ざんてい措置そちも含ふくめ、国際こくさい海洋かいよう法ほう裁判所さいばんしょ（ドイツ・ハンブルク）への提訴ていそを検討けんとうするよう指示しじした。 大統領だいとうりょう府ふが内部ないぶ会議かいぎでの発言はつげんを公表こうひょうした。 　 この後のち、2月がつに着任ちゃくにんした相あい星ほし孝一こういち駐韓ちゅうかん大使たいしから信任しんにん状じょうを受うけ取とった席せきで文ぶん大統領だいとうりょうは「地理ちり的てきに最もっとも近ちかく海うみを共有きょうゆうしている韓国かんこくの懸念けねんは非常ひじょうに大おおきい」と表明ひょうめいし、「本国ほんごくにしっかり伝達でんたつしてほしい」と述のべた。[…] 大統領だいとうりょうへの信任しんにん状じょう提出ていしゅつの場ばでは儀礼ぎれい的てきな発言はつげんが普通ふつうで、今回こんかいはドミニカ共和国どみにかきょうわこく、ラトビアの新任しんにん大使たいしも同席どうせきしていた。大統領だいとうりょう府ふ関係かんけい者しゃは文ぶん大統領だいとうりょうの発言はつげんについて「こうした場ばでの発言はつげんとしては極きわめて異例いれいだ」と語かたった。　 全文ぜんぶん

海洋かいよう放出ほうしゅつ反対はんたいの声こえが止とまらない。12日にち夜よるには、福島ふくしま県内けんないの10代から30代だいの若者わかもの有志ゆうしでつくる「DAPPE」（Democracy Action to Protect Peace and Equality＝平和へいわと平等びょうどうを守まもる民主みんしゅ主義しゅぎアクション）がJR福島ふくしま駅前えきまえで緊急きんきゅう街宣がいせんを行おこない、〝原発げんぱつ汚染おせん水すい〟を海うみに流ながさないよう訴うったえた。いよいよ13日にち12時半じはん、梶山かじやま弘志ひろし経けい産さん大臣だいじんが福島ふくしま県庁けんちょうを訪おとずれ、内堀うちぼり雅雄まさお知事ちじに海洋かいよう放出ほうしゅつ決定けっていを伝つたえるもよう。放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつによる海洋かいよう汚染おせんはもはや福島ふくしまだけの問題もんだいでは無ない。当日とうじつは党派とうはや団体だんたいの垣根かきねを越こえて市民しみんが福島ふくしま県庁けんちょうに集あつまり、反対はんたいの声こえを直接ちょくせつ、梶山かじやま大臣だいじんにぶつける。 【「海洋かいよう水すいは地球ちきゅう規模きぼで循環じゅんかん」】　専門せんもん的てきな立場たちばから汚染おせん水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつに反対はんたいしているのは柴崎しばざき直明なおあきさん（福島大学ふくしまだいがく共生きょうせいシステム理工りこう学がく類るい教授きょうじゅ）。「安易あんいな海洋かいよう放出ほうしゅつは許ゆるされるわけでは無ないと思おもいます。やはり抜本ばっぽん的てきな地下水ちかすい流入りゅうにゅう対策たいさくをやってくださいと言いいたいです。それを真面目まじめにやらずに水みずがたまったから海洋かいよう放出ほうしゅつするというのは、あまりにも安易あんいな考かんがえ方かただと思おもいます」とマイクを握にぎった。　「私わたしの専せん門もんは地下水ちかすいや地質ちしつ学がくです。福島ふくしま県けんの『原子力げんしりょく発電はつでん所しょの廃はい炉ろに関かんする安全あんぜん監視かんし協議きょうぎ会かい』専門せんもん委員いいんを2013年ねんから務つとめています。主おもに地下水ちかすいに関係かんけいして廃はい炉ろ作業さぎょうが安全あんぜんに進すすめられるかどうかという事ことで委員いいんに加くわわっていますが、ご存ぞんじのように2013年ねんから汚染おせん水すいの問題もんだいが顕在けんざい化かして、東電とうでんや国くにの対応たいおうが後手ごて後手ごてに回まわって今いまに至いたっているというのが率直そっちょくな感想かんそうです」　「今いまでも地下水ちかすいの流入りゅうにゅうは続つづいています。当初とうしょの400トンとか500トンとか言いっていた量りょうからは減へりましたが、それでも10年ねん経たっても140トンも建屋たきのやに入はいっている。しかも、あくまで平均へいきん値ちです。7月のように雨あめが降ふれば、一いち週間しゅうかんの平均へいきん値ちで1日にちあたり300トンを超こえます。今年ことしも梅雨つゆや台風たいふうのシーズンになったら、どれだけ汚染おせん水すいが増ふえるのか…」　「そもそも地下水ちかすいの流入りゅうにゅうを止とめられないところに根本こんぽん的てきな問題もんだいがあるのです。東電とうでんや国くにが汚染おせん水すい対策たいさくを考かんがえる時ときに、地下ちか地盤じばんや地下水ちかすいの様子ようすをきちんと把握はあくしていなかった。調査ちょうさもしないままゼネコンの意向いこうも受うけて、300億おく円えん以上いじょうもかけて凍土とうど壁かべを造つくった。それなのに、今いまでも1日にちあたり平均へいきん200トンもの水みずがあの凍土とうど壁かべを通過つうかしているというデータを東電とうでん自みずからが出だしています。抜本ばっぽん的てきな地下水ちかすい対策たいさくはやっていません。雨水あまみず流入りゅうにゅう対策たいさくばかりをやっていて、雨あめが降ふらなくても入はいり込こむ地下水ちかすい流入りゅうにゅう対策たいさくは何なにもやっていないというのが実情じつじょうです」　1年生ねんせい160人にんを相手あいてに「地球ちきゅう科学かがく」という授業じゅぎょうをしてきたばかりという柴崎しばざき教授きょうじゅ。「福島ふくしま県けん沖おきは親潮おやしおと黒潮くろしおがぶつかるところで、大変たいへん良好りょうこうな漁場ぎょじょうです。ところが汚染おせん水すいが放出ほうしゅつされるとその後ごの潮しおの動うごきが大変たいへん複雑ふくざつになる」と懸念けねんを口くちにした。　「海洋かいようの水みずというのは何なにも太平洋たいへいようの中なかだけ、日本にっぽん近海きんかいだけにとどまっている事ことは無なくて、地球ちきゅう規模きぼでの海洋かいよう水すいの大だい循環じゅんかんが分わかって来きています。2000年ねんくらいで地球ちきゅうをぐるっとひと回まわりするのです。放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつだけでは無なく、マイクロプラスチックなど人類じんるいが出だしたごみが遠とおく離はなれた海うみ、海洋かいようの底そこにも沈しずんでいるのが続々ぞくぞくと見みつかっています。安易あんいな海洋かいよう放出ほうしゅつは許ゆるされるわけでは無ないと思おもいます」 […] 【「原発げんぱつ構内こうないにタンク敷地しきちある」】　「最大さいだいの風評ふうひょう被害ひがい対策たいさくは、汚染おせん水すいを海うみに流ながさない事ことです。私わたしたちは汚染おせん水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつに断固だんこ抗議こうぎ・反対はんたい致いたします」　福島ふくしま県けん農民のうみん連れん事務じむ局長きょくちょうの佐々木ささき健けん洋ひろしさんは語気ごきを強つよめた。　「福島ふくしま県けんの農業のうぎょう被害ひがいは『風評ふうひょう被害ひがい』と言いわれていますが、私わたしたちは原発げんぱつ事故じこによる『実害じつがい』だと考かんがえています。残念ざんねんながら福島ふくしま県けんの農地のうちは放射能ほうしゃのうで汚染おせんされました。現在げんざい、流通りゅうつうしている農産物のうさんぶつは検査けんさで基準きじゅん値ち以下いかであり検出けんしゅつ限界げんかい未満みまんであり、安心あんしんして食たべていただく事ことが出来できます。ただそれでも、汚染おせんされた農地のうちでつくられた農産物のうさんぶつを避さけたいという気持きもちも理解りかい出来できます。そういう消費しょうひ者しゃだって被害ひがい者しゃの1人ひとりです。原発げんぱつ事故じこ以降いこう、他た県けんの農産物のうさんぶつに切きり換かえられたスーパーの陳列ちんれつ棚だなをもう一度いちど取とり戻もどすには大変たいへんな努力どりょくが要いります。その努力どりょくを続つづけてきた10年ねんであるとも言いえます」　「東電とうでんは来秋らいしゅうまでに汚染おせん水すいを保管ほかんしているタンクが満杯まんぱいになり、それが廃はい炉ろ作業さぎょうに支障ししょうをきたすとしています。本当ほんとうにそうでしょうか。原発げんぱつ構内こうない北側きたがわには広大こうだいな用地ようちがあり、ここに原油げんゆなどを入いれる大型おおがたタンクを設置せっちすれば50年ねん近ちかく保管ほかんする事ことが出来できます。長期間ちょうきかん保管ほかんする事ことによって放射能ほうしゃのうの減衰げんすいも期待きたい出来できます。政府せいふは以前いぜんから言いっていました。『世界せかいの英知えいちを結集けっしゅうするべきである』。まさにそれが求もとめられているのではないでしょうか。不祥事ふしょうじを続つづける東電とうでんの言いう事ことを唯々いい諾々だくだくと聞きき、海洋かいよう放出ほうしゅつを認みとめる事ことは出来できません。海洋かいよう放出ほうしゅつ以外いがいの選択肢せんたくしもあるのです」　武藤むとう類子るいこさん（ひだんれん共同きょうどう代表だいひょう）も「原発げんぱつ事故じこを起おこした東電とうでんや国くにが汚染おせん水すいが完全かんぜんに安全あんぜんになるまで保管ほかん・管理かんりすべき。なぜ海うみに流ながすのか。許ゆるしがたい」と訴うったえた。　「汚染おせん水すいはなぜ生うまれたのでしょうか。原発げんぱつ事故じこが起おきたからなのです。菅かん総理そうりは『福島ふくしまの復興ふっこうのために避さけて通とおれない』と言いいました。しかし、私わたしたちが望のぞんでいる『復興ふっこう』というのは、多おおくの県民けんみん、多おおくの被害ひがい者しゃの声こえを無視むししてふるさとの海うみに放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつをさらに流ながす事ことなのでしょうか。10年間ねんかんかけて必死ひっしの努力どりょくで再開さいかいを目指めざしてきた漁業ぎょぎょう者しゃたちの声こえを無視むしして、さらに海うみを汚けがそうとする。それが本当ほんとうに『復興ふっこう』なのでしょうか。信しんじがたいです」　「薄うすめて海うみに流ながすと言いっていますが、年間ねんかん22兆ちょうベクレルの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを40年間ねんかんも流ながすのです。それは運転うんてん中ちゅうの原発げんぱつから流ながされる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの20倍ばいです。海うみは私わたしたちだけのものではありません。世界せかいにつがなっています。原発げんぱつ事故じこによって大量たいりょうの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつが既すでに海うみに流ながれています。それは『テラ』の単位たんいなのです。これ以上いじょう、大切たいせつな海うみを汚よごしてはいけません」 […] 全文ぜんぶん

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつで発生はっせいした汚染おせん水すいを浄化じょうか処理しょりした後のちの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつトリチウムを含ふくむ水みずについて、政府せいふは海うみへ放出ほうしゅつ処分しょぶんする方針ほうしんを固かためた。関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかった。１３日にちにも関係かんけい閣僚かくりょう会議かいぎを開ひらき、正式せいしき決定けっていする。漁業ぎょぎょうなど水産すいさん業者ぎょうしゃを中心ちゅうしんに「風評ふうひょう被害ひがいが避さけられない」と放出ほうしゅつへの反対はんたいがある中なか、事故じこ発生はっせいから１０年ねんで汚染おせん水すい対策たいさくは新あらたな段階だんかいに入はいることになる。（小川おがわ慎一しんいち）【関連かんれん記事きじ】「政府せいふは押おし切きるのか」原発げんぱつ汚染おせん処理しょり水すいの海洋かいよう放出ほうしゅつに福島ふくしまの漁業ぎょぎょう関係かんけい者しゃが憤慨ふんがい　政府せいふは懸念けねんが強つよい風評ふうひょう被害ひがい対策たいさくについて検討けんとうを進すすめており、被害ひがい補償ほしょうの具体ぐたい化かが課題かだいとなっている。　菅かん義よし偉えら首相しゅしょうは７日にち、全国ぜんこく漁業ぎょぎょう協同きょうどう組合くみあい連合れんごう会かい（全漁連ぜんぎょれん）の岸きし宏ひろし会長かいちょうらと官邸かんていで面会めんかいし、処理しょり水すいの処分しょぶんに理解りかいを求もとめ、「近日きんじつ中ちゅうに判断はんだんする」と表明ひょうめいしていた。　一方いっぽう、岸きし会長かいちょうは「絶対ぜったい反対はんたいの考かんがえはいささかも変かわらない」と、改あらためて海洋かいよう放出ほうしゅつ反対はんたいの考かんがえを明言めいげん。水産すいさん業者ぎょうしゃらが懸念けねんする風評ふうひょう被害ひがいの対策たいさくについて「首相しゅしょうから聞きいていない」と憤いきどおった。　面会めんかいに同席どうせきした汚染おせん水すい対策たいさくを所管しょかんする梶山かじやま弘志ひろし経済けいざい産業さんぎょう相しょうは７日にちの記者きしゃ会見かいけんで、「ご理解りかいが得えられるよう最善さいぜんの努力どりょくを尽つくしたい」と述のべた。 […] 全文ぜんぶん