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長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃ救済きゅうさいは 「地域ちいきがいでもくろあめ」 けん報告ほうこくしょ via朝日新聞あさひしんぶん

かくといのちをかんがえる 岡田おかだ真実まなみ田井中たいなかみやびじん2022ねん8がつ5にち 1030ふん  長崎ながさきけん長崎ながさきは7がつ原爆げんばく投下とうか長崎ながさきでもったという「くろあめ」について、「くにみとめる被爆ひばく地域ちいきがいあめった」とする報告ほうこくしょ厚生こうせい労働省ろうどうしょう提出ていしゅつした。原爆げんばくいながら、郊外こうがいにいたため被爆ひばくしゃみとめられない「被爆ひばく体験たいけんしゃ」の問題もんだい解決かいけつにつながるか、注目ちゅうもくされている。  報告ほうこくしょがまとめられたきっかけは、2021ねん7がつの「くろあめ」をめぐる広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつにさかのぼる。判決はんけつでは、援護えんご対象たいしょう区域くいきがい放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくくろあめびた住民じゅうみんら84にん被爆ひばくしゃ認定にんていするようめいじた。  判決はんけつのポイントは、「原爆げんばく放射能ほうしゃのうによる健康けんこう被害ひがい可能かのうせい否定ひていできなければ被爆ひばくしゃにあたる」としたことだった。「被爆ひばくしゃ認定にんていには、放射能ほうしゃのう影響えいきょうけた『科学かがくてき証拠しょうこ』が必要ひつようだ」とするくにがわ主張しゅちょう退しりぞけられた。  かんよしえら首相しゅしょう当時とうじ)は、判決はんけつやく2週間しゅうかん上告じょうこく断念だんねん表明ひょうめいする「談話だんわ」をした。「判決はんけつには過去かこ裁判さいばんれい整合せいごうしないてんがあり、政府せいふとしては本来ほんらいれがたい」としながらも、「原告げんこくと『おなじような事情じじょう』のひとたちを被爆ひばくしゃみとめ、早急そうきゅう救済きゅうさい検討けんとうする」とした。  長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃらは、高裁こうさい判決はんけつ首相しゅしょう談話だんわひかりいだしていた。長崎ながさきでも、くに援護えんご対象たいしょうとする被爆ひばく地域ちいきがい放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくんだはいあめびたという証言しょうげんがあった。  長崎ながさきけん長崎ながさき一連いちれんながれを歓迎かんげいした。長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃも、くろあめびた広島ひろしまひと同様どうよう事情じじょうにある――。けん長崎ながさきは、広島ひろしまけん広島ひろしまとともに、くに協議きょうぎはじめた。  厚労省こうろうしょう昨年さくねん12がつくろあめったひと被爆ひばくしゃみとめするあたらしい審査しんさ指針案ししんあん提示ていじ被爆ひばくしゃみとめるには、「広島ひろしま原告げんこくおなじような場所ばしょ時間じかんたいくろあめびた可能かのうせいがあること」などが必要ひつようとし、長崎ながさき対象たいしょうふくまれなかった。 どうして長崎ながさき対象たいしょうがいになったのか。くにげたおも理由りゆうは、①長崎ながさき被爆ひばく地域ちいきがいではくろあめったとする客観きゃっかんてき記録きろくがない②長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃ被爆ひばくしゃ健康けんこう手帳てちょう交付こうふもとめた過去かこ訴訟そしょう敗訴はいそし、最高裁さいこうさい判決はんけつ確定かくていしている――のふたつだ。  長崎ながさきけん長崎ながさきは「広島ひろしま限定げんていされるあんれられない」とし、今年ことし1がつから、厚労省こうろうしょうあらたな枠組わくぐみによる個別こべつ協議きょうぎ開始かいし。さらに、けんは2がつ専門せんもん会議かいぎ設置せっちし、くに指摘してきしたふたつの理由りゆう検証けんしょうはじめた。放射線ほうしゃせん医学いがく気象きしょう専門せんもん過去かこ被爆ひばく体験たいけんしゃ訴訟そしょうかかわっていない弁護士べんごしら4にん委員いいんえらんだ。 7月にまとめられた報告ほうこくしょは、くに長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃ援護えんご対象たいしょうとしなかったふたつの理由りゆうこうから否定ひていするものになった。  まず、①について、長崎ながさきなどが1999年度ねんど実施じっしした証言しょうげん調査ちょうさ証言しょうげんしゅうさい検証けんしょうした。  調査ちょうさは、被爆ひばく地域ちいきがい居住きょじゅうしていた8700にん対象たいしょう実施じっし原爆げんばく投下とうかから50ねん以上いじょうった調査ちょうさで、くろあめかんする具体ぐたいてき質問しつもんがなかったにもかかわらず、自由じゆう記述きじゅつらんあめかんする証言しょうげんが129けんあった。  専門せんもん会議かいぎは、この129けん降雨こうう体験たいけんひとつずつ分析ぶんせきあめについて証言しょうげんしたひと特定とくてい地域ちいき集中しゅうちゅうしていたことなどから、地域ちいきごとに偶然ぐうぜんではないており、「地域ちいき実際じっさい降雨こううがあったことをしめしていると解釈かいしゃくできる」と評価ひょうかした。また、過去かこ気象きしょう観測かんそくかんする文献ぶんけんや、気象きしょうシミュレーション分析ぶんせきとも矛盾むじゅんがないことから、証言しょうげんしゅうを「客観きゃっかんてき記録きろくである」と結論けつろんづけた。  ②の主張しゅちょうについてはどうか。2017ねん最高裁さいこうさい判決はんけつでは、「ばく心地ごこちからやく5キロの範囲はんいにいなかったひとは、ただちに原爆げんばく放射線ほうしゃせんにより健康けんこう被害ひがいしょうじる可能かのうせいがあるといえない」としている。  報告ほうこくしょでは、原審げんしん事実じじつ認定にんてい是認ぜにんしただけで、最高裁さいこうさい法的ほうてき判断はんだんしめしたものではないと主張しゅちょう。「判例はんれい該当がいとうせず拘束こうそくりょくをもたない」とした。また、「くろあめったこと」が健康けんこう被害ひがいあたえる可能かのうせいがあるかどうかについては判断はんだんしていないと主張しゅちょう。「過去かこ被爆ひばく体験たいけんしゃ訴訟そしょう判決はんけつ矛盾むじゅんしない」と結論けつろんづけた。  さらに、報告ほうこくしょは、あめよりも降灰こうかい証言しょうげんおおかったことにれ、「はいふくあめであっても、はいそのものであっても、放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくんでいたことにちがいはない。あめけずにあつかうよう検討けんとうする必要ひつようがある」と、よりひろ範囲はんい被爆ひばくをとらえる可能かのうせい示唆しさした。      ◇  長崎ながさきけん原爆げんばく被爆ひばくしゃ援護えんご担当たんとうしゃは、「わたしたちの主張しゅちょう裏付うらづけられた」と評価ひょうかする。報告ほうこくしょ提出ていしゅつした長崎ながさき田上たうえ富久ふく市長しちょうは、記者きしゃ会見かいけんで、「被爆ひばく体験たいけんしゃ高齢こうれい時間じかんがない。広島ひろしま長崎ながさき一緒いっしょ結論けつろんになるよう説明せつめいしていきたい」とはなした。  長崎ながさき被爆ひばく地域ちいき拡大かくだい協議きょうぎかい専門せんもん部会ぶかい大矢おおや正人まさと長崎総合科学大ながさきそうごうかがくだい名誉めいよ教授きょうじゅは「今回こんかいけん報告ほうこくしょは、広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつもとづいた非常ひじょう説得せっとくりょくのある内容ないようであり、くには、けん被爆ひばく体験たいけんしゃ被爆ひばくしゃ健康けんこう手帳てちょう一刻いっこくはや交付こうふできるようにすべきだ」とはなす。  大矢おおや名誉めいよ教授きょうじゅによれば、今回こんかい報告ほうこくしょばく心地ごこちから12キロ以内いないかぎって検証けんしょうしているが、戦後せんごまもなく米国べいこくのマンハッタン調査ちょうさだんなどがおこなった残留ざんりゅう放射線ほうしゃせんりょう測定そくていは、ばく心地ごこちからひがしやく50キロはなれた島原半島しまばらはんとうまで放射ほうしゃせい降下こうかぶつひろがっていたことをしめしていた。  さらに、06ねん日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう研究けんきゅうによれば、長崎ながさき原爆げんばく由来ゆらいのプルトニウムは島原半島しまばらはんとうえて熊本くまもとけん阿蘇あそまでひろがっており、今後こんご被爆ひばく地域ちいき根本こんぽんてき見直みなおしをせまられる可能かのうせいしめす。  「被爆ひばく体験たいけんしゃ」の岩永いわなが千代子ちよこさん(86)は「これ以上いじょうない報告ほうこくしょ本当ほんとう勇気ゆうきをもらった」と評価ひょうかする。  岩永いわながさんら被爆ひばく体験たいけんしゃは07ねん被爆ひばくしゃ認定にんていもとめて提訴ていそやく400にん原告げんこくのうち、これまでに70にん以上いじょうくなったという。2敗訴はいそしたが、44にんさい提訴ていそして被告ひこくけん長崎ながさき係争けいそうちゅうだ。  しかし、今回こんかい報告ほうこくしょけて7がつ28にち、「もはや、原告げんこくばく心地ごこちから12キロ以内いないほうがすべて被爆ひばくしゃであるということは、原告げんこく被告ひこくともに、証拠しょうこもとづく共通きょうつう認識にんしきったあらそいようのない事実じじつ」として、和解わかいすすめて早期そうき救済きゅうさいはかるようもとめる上申じょうしんしょ長崎ながさき地裁ちさい提出ていしゅつした。  長崎ながさき原爆げんばくの9にち平和へいわ祈念きねん式典しきてん参列さんれつするため、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょう長崎ながさき訪問ほうもんする。そのつぎにつながる発言はつげんがあるかどうか。関係かんけいしゃ注視ちゅうししている。岩永いわながさんは「広島ひろしま裁判さいばん結果けっか長崎ながさきにも適用てきようしてほしい。民主みんしゅ国家こっかとして同等どうとうあつかってほしい」とうったえる。 原文げんぶん

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長崎ながさきにもくろあめったとする客観きゃっかんてき資料しりょう」にかんする意見いけんしょ via 長崎ながさきけん保険ほけん協会きょうかい

12月23にち厚労省こうろうしょう広島ひろしまけん長崎ながさきけんの5しゃ協議きょうぎ長崎ながさき被爆ひばく認定にんてい対象たいしょうふくめないという骨子こっしあんしめされたさい厚生こうせい労働省ろうどうしょうはその理由りゆうを「客観きゃっかんてき資料しりょうがない」とべました。裁判さいばん資料しりょう査読さどくいた論文ろんぶんだけが客観きゃっかんてき資料しりょうではありません。それを証明しょうめいするためにほん意見いけんしょ作成さくせいしました。資料しりょうとともにごらんください。 「長崎ながさきにもくろあめったとする客観きゃっかんてき資料しりょう」にかんする意見いけんしょ ・  りょう 全文ぜんぶん

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広島ひろしま分断ぶんだんする内容ないようだ」 長崎ながさき市長しちょういかりあらわ くろあめ救済きゅうさい拡大かくだい via 毎日新聞まいにちしんぶん

広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうか直後ちょくごった「くろあめ被害ひがい救済きゅうさい拡大かくだいめぐり、くにしめした被爆ひばくしゃ認定にんてい指針ししん改定かいてい骨子こっしあん長崎ながさきの「被爆ひばく体験たいけんしゃ」がふくまれなかったことをけ、長崎ながさき田上たうえ富久ふく市長しちょうは28にち定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで「広島ひろしま長崎ながさき分断ぶんだんする内容ないよう非常ひじょういきどおりをかんじる」といかりをあらわにした。  骨子こっしあん厚生こうせい労働省ろうどうしょう広島ひろしまけん長崎ながさきけんとの5しゃ協議きょうぎ提示ていじ広島ひろしまくろあめい、7がつ広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつ被爆ひばくしゃみとめられた原告げんこく84にんと「おなじような事情じじょうにあったひと」の救済きゅうさい方針ほうしんしめ一方いっぽう長崎ながさき今回こんかい救済きゅうさい対象たいしょうとしない方針ほうしんしめした。広島ひろしまけん合意ごういした一方いっぽう長崎ながさきけんは「れられない」と反発はんぱつ厚労省こうろうしょう別途べっと長崎ながさき協議きょうぎ継続けいぞくする方針ほうしんだ。 田上たうえ市長しちょうは「長崎ながさきにもくろあめなどがった事実じじつあきらかで、広島ひろしまおな事情じじょうたるとうったつづけたのにれられなかった」とべ、骨子こっしあん長崎ながさき明記めいきするよう、中村なかむらほうどう知事ちじとともに直接ちょくせつ厚労省こうろうしょう要望ようぼうするかんがえをしめした。  また、中村なかむら知事ちじも28にち定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで「(救済きゅうさい対象たいしょうを)広島ひろしま限定げんていするような骨子こっしあんけいれがたい」と批判ひはんけんが1999年度ねんど被爆ひばく指定してい地域ちいき実施じっしした証言しょうげん調査ちょうさで、129にんが「くろあめびた」と回答かいとうしたことをげて「くろあめびたというのは客観きゃっかんてき事実じじつもとづく証言しょうげんだ」とべた。urn:uuid:1b4aefea-6271-582c-ed4d-582c62711b4a  一方いっぽうけん保険ほけん協会きょうかい本田ほんだ孝也たかや会長かいちょう)は28にち、5しゃ協議きょうぎ厚労省こうろうしょうが「長崎ながさきくろあめったことをしめ客観きゃっかんてき資料しりょうがない」との見解けんかいしめしたことに反論はんろんする意見いけんしょ厚労省こうろうしょう郵送ゆうそうした。  意見いけんしょは、けん保険ほけん協会きょうかいによる住民じゅうみんへのききと調査ちょうさや、長崎ながさき昭和しょうわ50年代ねんだい作成さくせいした被爆ひばく地域ちいきに「くろあめ降雨こうう地帯ちたい」がしるされていたことなどを根拠こんきょに、「(被爆ひばく指定してい地域ちいきで)くろあめったことをしめ客観きゃっかんてき資料しりょう複数ふくすう存在そんざいする」と主張しゅちょう長崎ながさき救済きゅうさい対象たいしょうから除外じょがいしたのは「結論けつろんありきの議論ぎろんだ」と批判ひはんした。【中山なかやまあつしたか田中たなかいん原文げんぶん

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くろあめしん指針案ししんあん事実じじつじょう確定かくてい 長崎ながさきけんれられない」 via 朝日新聞あさひしんぶん

 広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうかった「くろあめ」にったひと被爆ひばくしゃみとめる厚生こうせい労働省ろうどうしょうあたらしい審査しんさ指針案ししんあん事実じじつじょう確定かくていした。同省どうしょうは27にち広島ひろしまけん広島ひろしまあん同意どういしたことをあきらかにした。一方いっぽう長崎ながさきけん長崎ながさき同日どうじつ、「広島ひろしま限定げんていされるあんれられるものではない」と回答かいとうした。 しん指針案ししんあん被爆ひばくしゃみとめる要件ようけんを「くろあめった(否定ひていできない場合ばあいふくむ)」「がんや白内障はくないしょうなど11類型るいけい病気びょうきにかかっている」の2項目こうもくとした。広島ひろしまけんは、今年ことし7がつ広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつ否定ひていした病気びょうき要件ようけんもうけられることに不満ふまんしめしつつ、れる意向いこう同省どうしょうつたえた。  長崎ながさきでは原爆げんばく投下とうか当時とうじ郊外こうがいにいたため、被爆ひばくしゃみとめられない「被爆ひばく体験たいけんしゃ」が救済きゅうさいうったえてきた。  長崎ながさきけんは、くにみとめている被爆ひばく地域ちいきそとでも、くろあめ放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくはいったとの証言しょうげんやく2せんけんあるとして、長崎ながさき被爆ひばく体験たいけんしゃ指針ししん対象たいしょうふくめるようもとめていた。ただ、厚労省こうろうしょうは「客観きゃっかんてき資料しりょうがない」として対象たいしょうがいとした。 […] 全文ぜんぶん

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くろあめ区域くいきがい住民じゅうみん救済きゅうさい骨子こっしあん地元じもと表明ひょうめい via 読売新聞よみうりしんぶんオンライン

広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうかった「くろあめ」をめぐり、くに援護えんご対象たいしょう区域くいきがい住民じゅうみんらを救済きゅうさいするためにくにしめした指針ししん改定かいてい骨子こっしあんについて、広島ひろしまけん広島ひろしまは24にち、「事実じじつじょうおおくのひと救済きゅうさいされる」として、れることを表明ひょうめいした。骨子こっしあんは、くろあめったことの確認かくにん疾病しっぺい範囲はんいといった被爆ひばくしゃ認定にんてい要件ようけんおおきく緩和かんわしており、正式せいしき決定けっていされれば対象たいしょうは1まんにん以上いじょうとなる可能かのうせいもある。  くろあめめぐ集団しゅうだん訴訟そしょうで、広島ひろしま高裁こうさいは7がつ区域くいきがいにいた住民じゅうみんら84にん原告げんこく全員ぜんいん被爆ひばくしゃみとめた。くに原告げんこくと「同様どうよう事情じじょう」にあったひと救済きゅうさいについて、広島ひろしま長崎ながさきの4けん協議きょうぎすすめ、27にち期限きげん長崎ながさき回答かいとうって最終さいしゅう判断はんだんする。  くに骨子こっしあんは、「同様どうよう事情じじょう」として、▽くろあめった▽がんなど11の疾病しっぺいくわえ、白内障はくないしょう手術しゅじゅつれきがあるひと――と定義ていぎくろあめったことは本人ほんにん証言しょうげんなどから否定ひていできない場合ばあいみとめ、疾病しっぺいについても、当初とうしょまれていなかった白内障はくないしょう手術しゅじゅつれき追加ついかした。  広島ひろしまによると、原告げんこくらがいた区域くいき生存せいぞんしゃ昨年さくねん時点じてんやくまん3000にん厚生こうせい労働省ろうどうしょう研究けんきゅうはん調査ちょうさでは、80さいだい以上いじょうでは白内障はくないしょううたがわれる症状しょうじょうが100%にのぼるという報告ほうこくもあり、今回こんかい骨子こっしあん沿えばおおくのひと救済きゅうさいされる見通みとおしだ。 (りゃくこく来年らいねんがつ認定にんてい開始かいし目指めざし、来年度らいねんど予算よさんあんで、救済きゅうさい対象たいしょうとなる可能かのうせいがある住民じゅうみんら1まんすうせんにんへの健康けんこう管理かんり手当てあて給付きゅうふなどを想定そうていして、総額そうがく78おくえん計上けいじょうした。長崎ながさきについてはくには「広島ひろしま同様どうようあつかうことはむずかしい」として、協議きょうぎ継続けいぞく意向いこうしめしている。 全文ぜんぶんは「くろあめ区域くいきがい住民じゅうみん救済きゅうさい骨子こっしあん地元じもと表明ひょうめい

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社説しゃせつ)「くろあめ救済きゅうさい いますぐ被爆ひばくしゃみとめよ via 朝日新聞あさひしんぶん

 広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうか放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくむ「くろあめ」にったひと被爆ひばくしゃである――。その明快めいかい確定かくていした司法しほう判断はんだんしたがい、認定にんてい作業さぎょういそぐのが政府せいふ責務せきむだ。だが現状げんじょうをみると、全面ぜんめん救済きゅうさいする意思いしがあるのか、疑念ぎねんすらいだかざるをえない。  厚生こうせい労働省ろうどうしょうはおととい、被爆ひばくしゃ健康けんこう手帳てちょう交付こうふするあらたな審査しんさ指針ししんをつくるとして、広島ひろしま長崎ながさき被爆ひばく自治体じちたいはつ会合かいごうひらいた。くろあめをめぐる広島ひろしま地裁ちさい高裁こうさいでの集団しゅうだん訴訟そしょうくにがわつづけて敗訴はいそし、当時とうじかん首相しゅしょう上告じょうこく断念だんねんめてから4カ月かげつ。ようやく協議きょうぎはじまった。  ところが厚労省こうろうしょうは、指針ししんのたたきだいすらしめさなかった。会合かいごうでは原告げんこく84にんについて、くろあめびたことや、がんなど特定とくていの11疾病しっぺい発症はっしょうしているといった共通きょうつうてん列挙れっきょ。そのうえで自治体じちたいがわ意見いけんき、やくあいだ会議かいぎわった。  かんぜん首相しゅしょう上告じょうこく断念だんねんさい原告げんこくと「おなじような事情じじょう」にあるひと救済きゅうさいできるよう早急そうきゅう対応たいおう検討けんとうすると表明ひょうめいした。原告げんこく共通きょうつうてんしめしたことについて、厚労省こうろうしょうは「指針ししん原案げんあんではない」とうが、対象たいしょうかぎろうとする姿勢しせいけてえる。  政府せいふれた今年ことしがつ広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつを、いまいちおもこすべきだ。  いちしん広島ひろしま地裁ちさいつづいて原告げんこく全員ぜんいん被爆ひばくしゃみとめた高裁こうさい判決はんけつは、推定すいてい困難こんなん降雨こうう地域ちいき地理ちりてき線引せんひきによらず、個々ここくろあめ体験たいけんらして、放射能ほうしゃのうによる健康けんこう被害ひがい否定ひていできなければ被爆ひばくしゃにあたると判断はんだん特定とくてい11疾病しっぺい発症はっしょう前提ぜんていとしたいちしん判決はんけつから、さらに条件じょうけんゆるめた。この基準きじゅん沿い、疾病しっぺい有無うむなどにこだわらず救済きゅうさいいそぐのが当然とうぜん対応たいおうである。  判決はんけつ確定かくてい原告げんこく広島ひろしまけんによる審査しんさをへて全員ぜんいん被爆ひばくしゃ認定にんていされ、手帳てちょうった。いずれも「原爆げんばく放射能ほうしゃのう影響えいきょうけるような事情じじょうにあったもの」という以前いぜんからの認定にんてい要件ようけんひとつにあてはまるとされ、医療いりょう免除めんじょなどの援護えんごけられることになった。  広島ひろしまけんにはすでにけい1100けんえる申請しんせいせられている。平均へいきん年齢ねんれいが80さいえるであろうひとたちだけに、一刻いっこく猶予ゆうよもないとこころして、原告げんこく同様どうよう認定にんていすすめるべきだ。「今年度こんねんどちゅうしん指針ししんをまとめ、来年度らいねんどからの運用うんようをめざす」という厚労省こうろうしょう方針ほうしんではおそい。  長崎ながさき原爆げんばくをめぐっても、被爆ひばく影響えいきょうおよんだ範囲はんい同様どうよう判然はんぜんとせず、放射ほうしゃせい物質ぶっしつふくはいびたなどとうったえるひとたちがおおくいる。あわせて救済きゅうさいさくさねばならない。 言文げんぶん

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くろあめ訴訟そしょう原告げんこく手帳てちょう交付こうふ 広島ひろしまなど via 朝日新聞あさひしんぶん

 原爆げんばく投下とうかの「くろあめ」をめぐり原告げんこく84にん全員ぜんいん被爆ひばくしゃみとめた広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつ確定かくていけ、広島ひろしまは2にち市内しないむ53にんたいして被爆ひばくしゃ健康けんこう手帳てちょう交付こうふはじめた。そのの31にん広島ひろしまけん安芸あき高田たかだ安芸あき太田おおたまち府中ふちゅうまちの3市町しちょうでも交付こうふはじまった。  この広島ひろしま市役所しやくしょ会議かいぎしつには70~90だいの10にんおとずれた。職員しょくいんから1にんずつ手帳てちょう手渡てわたされ、医療いりょう自己じこ負担ふたんがなくなることや、とし2かい無料むりょうけられる健康けんこう診断しんだんなどについて説明せつめいけた。原告げんこく団長だんちょう高野たかの正明まさあきさん(83)は両手りょうて手帳てちょうち、「長年ながねん希望きぼうだった」とよろこんだ。そのうえで「訴訟そしょう過程かていくなったひとおおく、手帳てちょうおもみをかんじる」などとかたった。 […] 「みんなをすくってほしい」 […] 同区どうく遠藤えんどうフデさん(83)は、おっとさかえさん(90)とともに車椅子くるまいす手帳てちょうった。「ずっと本当ほんとうのことをってきたのにしんじてもらえなかった。手帳てちょうをもらえてうれしい」。あの一緒いっしょにいてくろあめびた友人ゆうじん原告げんこくれていない。「時間じかん経済けいざいてき事情じじょうもあって、裁判さいばんをしていないひとはいっぱいいる。みんなをすくってほしい」  おな佐伯さいき庄野しょうの喜信よしのぶさん(76)は生後せいご11カ月かげつとき母親ははおや背中せなかくろあめびたという。小学校しょうがっこう同級生どうきゅうせい3にん原告げんこくくわわったが、うち1にんはがんをわずら入院にゅういんしている。「友人ゆうじんきているあいだ交付こうふまってよかったが、すでにくなったひともいる。もっとはや決断けつだんしてほしかった」とはなした。  7がつ27にちされた首相しゅしょう談話だんわは、今回こんかい訴訟そしょう原告げんこくでなくても「救済きゅうさいできるよう、早急そうきゅう対応たいおう検討けんとうする」としている。広島ひろしまによると、「(原告げんこくと)おなじようにくろあめびたが申請しんせいできるか」「わたし地域ちいき援護えんご対象たいしょう区域くいきはいっているか」といったわせが2にちまでに68けんせられているという。(比嘉ひか太一たいち比嘉ひかてん玖) 全文ぜんぶん

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降雨こうう域外いきがいで「くろあめった」 4にんしん証言しょうげん ばく心地ごこち西側にしがわ30キロで via 毎日新聞まいにちしんぶん

小山こやま美砂みさ 広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうかった「くろあめ」をめぐり、降雨こうう確認かくにんされていなかったばく心地ごこち西側にしがわやく30キロの地域ちいきで、あらたに4にんが「くろあめった」と毎日新聞まいにちしんぶん取材しゅざい証言しょうげんした。過去かこ3かい実施じっしされた専門せんもんらによる調査ちょうさのいずれでも「降雨こうう域外いきがい」とされていた地域ちいき降雨こうう域外いきがい証言しょうげんは、くろあめ被害ひがいしゃ支援しえん団体だんたい広島ひろしまけんもこれまで確認かくにんしておらず、あきらかになるのははじめてとみられる。 くには、くろあめめぐ広島ひろしま高裁こうさい判決はんけつ(7がつ)をけて現行げんこう援護えんご対象たいしょう区域くいきがいあめった住民じゅうみんへの救済きゅうさい検討けんとうするとしており、証言しょうげんしゃ救済きゅうさい対象たいしょうになる可能かのうせいがある。しん証言しょうげんは、被爆ひばくしゃ認定にんてい審査しんさ指針ししん改定かいてい議論ぎろんにも影響えいきょうあたえそうだ。 (りゃく) 4にんによると原爆げんばく投下とうかされた午前ごぜん815ふん校庭こうてい朝礼ちょうれいちゅう広島ひろしま方向ほうこうからつよひかりし、ばくおんとともに校舎こうしゃのガラスがれた。うち3にんは、げた紙片しへんなどがったのち午後ごご3ぎからくろあめはじめたと証言しょうげんする。4にんのうちすくなくとも2人ふたり被爆ひばくしゃ支給しきゅうされる健康けんこう管理かんり手当てあて対象たいしょう疾病しっぺいとなる、がんなどをわずらっている。1人ひとりのぞいろおぼえていないが、けたかみやすすが多数たすうったと証言しょうげんした。 前立腺ぜんりつせんがんとのう梗塞こうそく(こうそく)をわずらい、ひだり半身不随はんしんふずい河野こうのひろしさん(84)=広島ひろしまひがし=は当時とうじ8さいあね(88)とともに「下校げこう途中とちゅうからけた新聞紙しんぶんしなどがり、ぼたんゆきのようだった」とかたった。病名びょうめい明確めいかくではないが甲状腺こうじょうせんわずら宮本みやもとサチ子さちこさん(82、当時とうじ6さい)=同市どうしなか=は、時刻じこくさだかでないとしたうえで「着物きものはしれやかみくずをひろって、友人ゆうじんおおきさをくらべてあそんだ」と証言しょうげん。そのうちの一人ひとり肝臓かんぞうがんをわずらい60だいくなったという。住田すみた康雄やすおさん(85、どう9さい)=同市どうし安佐南あさみなみ=は「のひらくらいおおきな紙片しへんに、ばく心地ごこちちかくの病院びょういんめいかれていた。4にんぐらいでんぼであそんでいたときくろあめはじめ、びしょぬれになった」とかたった。  4にんはいずれも、戦後せんごなが差別さべつなどで被爆ひばくについてはなしづらい雰囲気ふんいきがあり、自身じしん生活せいかつわれていたが、2020ねん7がつくろあめ訴訟そしょう地裁ちさい判決はんけつ 全文ぜんぶん降雨こうう域外いきがいで「くろあめった」 4にんしん証言しょうげん ばく心地ごこち西側にしがわ30キロで

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くろあめ訴訟そしょう上告じょうこく断念だんねん首相しゅしょう表明ひょうめい 「被爆ひばくしゃ手帳てちょう交付こうふ」via 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん

かんよしえら首相しゅしょうは26にち広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうか直後ちょくごった「くろあめ訴訟そしょうかんし、上告じょうこく断念だんねんすると表明ひょうめいした。「わたし自身じしん熟慮じゅくりょしてきた。84にん原告げんこくについては被爆ひばくしゃ援護えんごほうもとづき、その理念りねんかえるなかで救済きゅうさいすべきだとかんがえた」とべた。首相しゅしょう官邸かんてい記者きしゃだんかたった。 広島ひろしま高裁こうさいは14にち判決はんけつで、くろあめびながらくに援護えんごけられないのは違法いほうだとうったえた住民じゅうみん84にん(うち14にん死亡しぼう全員ぜんいん被爆ひばくしゃ認定にんていしたいちしん広島ひろしま地裁ちさい判決はんけつ支持しじくにけんがわ控訴こうそ棄却ききゃくしていた。 首相しゅしょう原告げんこくに「ただちに被爆ひばくしゃ手帳てちょうを(原告げんこくに)交付こうふしたい」と説明せつめいした。原告げんこく以外いがいおなじような事情じじょうひと救済きゅうさい検討けんとうする意向いこうしめした。 一方いっぽうで「くにとしてれがたい部分ぶぶんもある。談話だんわというかたち整理せいりしたい」ともはなし、上川かみかわ陽子ようこ法相ほうしょう田村たむらけんひさ厚生こうせい労働ろうどうしょう対応たいおう指示しじした。ちか首相しゅしょう談話だんわ閣議かくぎ決定けっていする。被爆ひばく認定にんてい方法ほうほう救済きゅうさい対象たいしょうをどこまでひろげるかなどが焦点しょうてんとなる。 つづきはくろあめ訴訟そしょう上告じょうこく断念だんねん首相しゅしょう表明ひょうめい 「被爆ひばくしゃ手帳てちょう交付こうふ

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くろあめしん原告げんこく全面ぜんめん勝訴しょうそ広島ひろしま高裁こうさい対象たいしょうひろげる判断はんだんvia OurPlanet-TV

広島ひろしまへの原爆げんばく投下とうかった「くろあめ」をび、放射ほうしゃせい物質ぶっしつによる内部ないぶ被曝ひばくをしたとして、住民じゅうみん84にんが「被爆ひばくしゃ健康けんこう手帳てちょう」の交付こうふもとめていわゆる「くろあめ訴訟そしょう」の控訴こうそしんで、広島ひろしま高裁こうさいいちしん支持しじし、くにがわ控訴こうそ棄却ききゃくした。 高裁こうさいは、被曝ひばくした線量せんりょうにかかわらず、あめった地域ちいきのいずれかにいたことが証明しょうめいできれば、病気びょうき発症はっしょうまえでも被爆ひばくしゃ認定にんていすべきだと指摘してき。1しん判決はんけつよりも救済きゅうさい対象たいしょうひろげる判断はんだん基準きじゅんしめした。広島ひろしまくろあめをめぐる高裁こうさい判決はんけつはじめて。 判決はんけつ骨子こっしはこちら 弁護べんごだん声明せいめいはこちら  報告ほうこく集会しゅうかい記者きしゃ会見かいけん動画どうが

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