Daily Archives: 2014/06/19

6月17日にち（火ひ）午後ごご10時じ過すぎ、福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たいの呼よびかけ人にんで前ぜん理事りじ長ちょうの山田やまだ恭きょう暉あきら氏しが食道しょくどうがんのため埼玉さいたま県けん狭山さやま市しの埼玉さいたま石せき心しん会かい病院びょういんで死去しきょ、７５歳さい。東京とうきょう都と出身しゅっしん。 「公おおやけ 益えき社団しゃだん法人ほうじん 福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい」は、東電とうでん福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこの収束しゅうそく作業さぎょうに当あたる若わかい世代せだいの放射能ほうしゃのう被曝ひばくを軽減けいげんするため、比較的ひかくてき被曝ひばくの害がいの少すくない退役たいえき技術ぎじゅつ者しゃ・技能ぎのう者しゃを中心ちゅうしんとす る高齢こうれい者しゃが、長年ながねん培つちかった経験けいけんと能力のうりょくを活用かつようし、現場げんばにおもむいて行動こうどうすることを目的もくてきとして、2011年ねん4月がつに「福島ふくしま原発げんぱつ暴発ぼうはつ阻止そし行動こうどうプロジェクト」として発はつ 足あし。以後いご「一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん 福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい」と改名かいめいし、さらに2012年ねん4月がつより「公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん」の認定にんていを受うけ活動かつどうを続つづけてきた。 山田やまだ氏しは、 １９６２年ねんに東京とうきょう大だい工学部こうがくぶを卒業そつぎょう後ご、住友金属工業すみともきんぞくこうぎょうに入社にゅうしゃ。原発げんぱつのプランと建設けんせつなどに関かかわった経験けいけんを持もつ。８９年ねんに退社たいしゃし、2011年ねん3月がつの東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい 一いち原発げんぱつ事故じこ直後ちょくご、「若わかい作業さぎょう員いんの被爆ひばくを減へらしたい」と呼よび掛かけ、引退いんたいしたシニアの技術ぎじゅつ者しゃらによる「福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい」を結成けっせいし原発げんぱつ構内こうないでの作業さぎょうに従事じゅうじするこ とを申もうし出でていた。 8bitNews（ http://8bitnews.org/?p=2729 )では、2012年ねん8月がつ、山田やまだ氏しらが当時とうじ原発げんぱつ事故じこの実情じつじょうを訴うったえるため、米国べいこく各地かくちを講演こうえんして回まわった際さいにロサンゼルスでインタビュー取材しゅざいを行おこなった。当時とうじの記事きじとインタビュー動画どうがをあらためて紹介しょうかいしたい。 続つづきとビデオは「若わかい作業さぎょう員いんの被曝ひばくを減へらしたい」山田やまだ恭きょう暉あきら氏し死去しきょ＝福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい前ぜん理事りじ長ちょう 当とうサイト既出きしゅつ関連かんれん記事きじ： 病床びょうしょうで「あとを頼たのむ」＝強つよい信念しんねん、卓越たくえつした行動こうどう力りょく―評伝ひょうでん・山田やまだ恭きょう暉あきら前ぜん隊長たいちょうvia excite.ニュース 山田やまだ恭きょう暉あきら氏し死去しきょ＝福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい前ぜん理事りじ長ちょう　via 時事じじ通どおりドットコム

中国電力ちゅうごくでんりょくは、国くにの安全あんぜん審査しんさが行おこなわれている島根しまね県けんにある島根原子力発電所しまねげんしりょくはつでんしょ２号機ごうきの審査しんさ状じょう況きょうや安全あんぜん対策たいさくについて、１９日にち夜よる、原発げんぱつから３０キロ圏内けんないに位置いちする隣となりの鳥取とっとり県けん米子よなご市しで住民じゅうみん説明せつめい会かいを開ひらきました。 １９日にち夜よるは、島根しまね原発げんぱつからおよそ２５キロ離はなれた米子よなご市内しないの公民館こうみんかんに住民じゅうみんおよそ６０人にんが集あつまり、中国電力ちゅうごくでんりょくの説明せつめいを受うけました。 この中なかで、中国電力ちゅうごくでんりょくは、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの放出ほうしゅつを抑おさえながら原子げんし炉ろの格納かくのう容器ようきの圧力あつりょくを下さげる「フィルターベント」を設置せっちするなどの安全あんぜん対策たいさくや、原発げんぱつ周辺しゅうへんで断層だんそう調査ちょうさを行おこなっていることを説明せつめいしました。 これに対たいし、住民じゅうみんからは、福島ふくしまの事故じこを教訓きょうくんに水素すいそ爆発ばくはつの対策たいさくに万全ばんぜんを期きしてほしいとか、原子力げんしりょくに頼たよらず再生さいせい可能かのうエネルギーをもっと活用かつようしてほしいなどと意見いけんが出でました。 […] 地元じもとの自治じち連合れんごう会かいの田邉たなべ忠雄ただお会長かいちょうは「中国電力ちゅうごくでんりょくの説明せつめいは初はじめてだったが、とにかく再さい稼働かどうが見みえ隠かくれした説明せつめいで、かえって不安ふあんが募つのった。もし再さい稼働かどうとなった場合ばあいは、改あらためて説明せつめいを求もとめたい」と話はなしていました。 もっと読よむ。

石原いしはら伸晃のぶあき環境かんきょう相しょうが東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこの除染じょせんに伴ともなう中なか間あいだ貯蔵ちょぞう施設しせつを巡めぐる被災ひさい地ちとの交渉こうしょうについて「最後さいごは金目かねめ（かねめ）でしょ」と発言はつげんした問題もんだいで、参院さんいん環境かんきょう委員いいん会かいは１９日にち、集中しゅうちゅう審議しんぎを開ひらいた。石原いしはら氏しは「住民じゅうみんに誤解ごかいを与あたえたということであればおわびしたい。金かねで解決かいけつできるとは全まったく考かんがえておらず、撤回てっかいさせていただきたい」と陳謝ちんしゃし、発言はつげんを撤回てっかいした。また、国会こっかい閉会へいかい後ごに福島ふくしま県けんを訪おとずれ、謝罪しゃざいすることも明言めいげんした。 　石原いしはら氏しは発言はつげんの趣旨しゅしについて「地元じもとの要望ようぼうに応こたえるために予算よさんを確保かくほしなければならないということをストレートに言いえばよかった。品位ひんいを欠かく発言はつげんだった」と釈明しゃくめいした。進退しんたいについては「職務しょくむをしっかり丁寧ていねいに全まっとうしたい」と述のべ、辞任じにんを否定ひていした。 続つづきは　石原いしはら環境かんきょう相しょう:「金目かねめ」発言はつげんを撤回てっかい…福島ふくしまで謝罪しゃざいの意向いこう

石原いしはら伸晃のぶあき環境かんきょう相しょうは１７日にち、東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ事故じこの除染じょせんで出でた汚染おせん土どなどを保管ほかんする中なか間あいだ貯蔵ちょぞう施設しせつの建設けんせつをめぐって「最後さいごは金目かねめでしょ」と発言はつげんした問題もんだいについて、「私わたしの品位ひんいを欠かく発言はつげんで不快ふかいな思おもいをした方々かたがたには、心しんからおわびを申もうし上あげたい」と謝罪しゃざいした。一方いっぽうで、「正式せいしきな会見かいけんではなく、正確せいかくには覚おぼえていない」として、発言はつげんを撤回てっかいする考かんがえは否定ひていした。 続つづきは　石原いしはら氏し「おわび申もうし上あげたい」　金目かねめ発言はつげん、撤回てっかいはせず

オレゴン州立しゅうりつ大学だいがくの調査ちょうさによると、２０１１年ねんに福島ふくしま第だい１原子力げんしりょく発電はつでん所しょで事故じこが発生はっせいしたあと、オレゴン州しゅう沖おきで捕獲ほかくされたビンナガマグロに含ふくまれる放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの量りょうが３倍ばいに増ふえた。   学者がくしゃたちは、ビンナガマグロに含ふくまれるセシウムは深刻しんこくに懸念けねんする量りょうではないとしているが、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの濃度のうどが最もっとも高たかい海水かいすいはまだ米国べいこく沿岸えんがん部ぶに到達とうたつしていないため、今後こんご状況じょうきょうは悪化あっかするとの見方みかたを示しめしている。 続つづきは: 　福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこの後のち、米国べいこく沿岸えんがん部ぶの放射ほうしゃ性せい物資ぶっしの量りょうが上昇じょうしょう

東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい１原発げんぱつ事故じこの収束しゅうそく作業さぎょうを志願しがんする「福島ふくしま原発げんぱつ行動こうどう隊たい」の初代しょだい理事りじ長ちょう、山田やまだ恭きょう暉あきらさん（７５）が１７日にち、志こころざし半なかばで他界たかいした。厳きびしい作業さぎょうが続つづく第だい１原発げんぱつの状況じょうきょうや、現場げんば入いりが果はたせていない行動こうどう隊たいの今後こんごを、最期さいごまで気きに掛かけていたという。 　山田やまださんは２００７年ねん、悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅを発病はつびょう、医師いしから「３カ月かげつ先さきの約束やくそくはしないように」と言いい渡わたされた。突然とつぜんの宣告せんこくに動揺どうようし、朝あさからアルコールに浸ひたる日々ひび。内臓ないぞうを壊こわしもした。それでも、自分じぶん自身じしんを静しずかに見みつめるうち「自分じぶんの手柄てがらだとか周まわりの評価ひょうかだとか、そういうことは全まったく気きにならなくなった」。 　原発げんぱつ事故じこが起おきたのはそんな時ときだった。「これは大量たいりょうの被ひばく要員よういんが要いる。老人ろうじんの出番でばんだ」。東大とうだい工学部こうがくぶで学まなんだエンジニアの山田やまださんには、事態じたいの深刻しんこくさがすぐに分わかった。早速さっそく、手紙てがみやメール２５００通つうを友人ゆうじん・知人ちじんに送おくり、「若年じゃくねん作業さぎょう員いんの被ひばくをわれわれの世代せだいが肩代かたがわりしよう」と訴うったえた。 […] 行動こうどう力りょくも卓越たくえつしていた。１２年ねん夏なつには米国べいこくに渡わたって１カ月かげつ間あいだ滞在たいざい。議会ぎかい関係かんけい者しゃやマスコミに、行動こうどう隊たいの意義いぎを説明せつめいして回まわった。行動こうどう隊たいを紹介しょうかいする本ほんを出版しゅっぱん、署名しょめい活動かつどうも展開てんかいするなど目標もくひょう実現じつげんへと労ろうを惜おしまなかった。 　亡なくなる前々まえまえ日びの１５日にち。大学だいがく時代じだいからの友人ゆうじんで、今年ことし３月がつに理事りじ長ちょうを引ひき継ついだ塩谷しおや亘弘のぶひろさんが病院びょういんに見舞みまうと、それまで意識いしきが混濁こんだくしていた山田やまださんは目めを開あけ、「何なにもできなくて申もうし訳わけない。あとを頼たのむ…」と声こえを絞しぼり出だした。 　行動こうどう隊たいは今いまも、以前いぜんと変かわらず現場げんば入いりを目指めざして活動かつどうを続つづける。創設そうせつ者しゃのリーダー不在ふざいでも、揺ゆるがない組織そしきをつくり上あげたところにも、山田やまださんの類るいいまれな資質ししつが見みて取とれる。（時事通信じじつうしん編集へんしゅう委員いいん・芳賀はが隆夫たかお）。　 全文ぜんぶんを読よむ。